JP7194435B2 - 仮設足場の構造及びこれに用いる連結金具 - Google Patents
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Description
支柱パイプ82として、従来の仮設足場用の部材をそのまま使用しているので、掛止金具80の上に長尺のパイプや差し込み管(支柱を継ぎ足すための連結パイプで支柱パイプに固定されている)が存在し、これが作業床から上方に突出して、作業の邪魔になる。また、この作業床の上に空間を設け、更にその上に作業床を追加する場合があり、このような場合、従来工法では、支柱パイプの交換を行い、交換した支柱パイプの上に、連結金具を介して掛止金具80を有する別の支柱パイプを取り付けていたので、作業に手間がかかるという問題がある。ここで、従来の支柱パイプ82の上に連結金具を介して、別の支柱パイプを取り付けることも可能であるが、支柱パイプ82は単にパイプであるので連結金具が固定され難いという問題がある。
前記支柱パイプの先端高さは前記楔機構付きの水平パイプの上端高さと±2cmの誤差範囲で同一となって、前記第1、第2の差し込み部はそれぞれ弾性部材によって外側に付勢される対向配置された突出ピンを備えたロック機構を有し、前記第1、第2の差し込み部を前記支柱パイプ及び前記延長支柱パイプに完全装着した場合には、前記支柱パイプ及び前記延長支柱パイプの途中位置に対向して設けられた掛止孔に前記突出ピンが嵌入し、前記支柱パイプ及び前記延長支柱パイプから、前記第1、第2の差し込み部が抜けないこと及び前記支柱パイプに設けられた前記掛止孔は、対向して設けられた前記掛止金具の上端位置と下端位置の間で、前記掛止金具を避けて形成されていることを特徴としている。
そして、この支持パイプを延長する場合は、支柱パイプの先端部及び延長支柱パイプの基端部にそれぞれ嵌入する第1、第2の差し込み部を両側に有し、中間部は支柱パイプの直径と同径となった連結金具を用いるが、連結金具の第1、第2の差し込み部はそれぞれ弾性部材によって外側に付勢される対向配置された突出ピンを備え、第1、第2の差し込み部を支柱パイプ及び延長支柱パイプに完全装着した場合には支柱パイプ及び延長支柱パイプの途中位置に対向して設けられた掛止孔に突出ピンが嵌入するので、支柱パイプ及び延長支柱パイプから、連結金具の第1、第2の差し込み部が容易に抜けない。
図1、図2に示すように、仮設足場の構造10は、先側外周面に平面視してコ字状の掛止金具11が前後及び左右に対向してかつ上下に設けられた仮設足場に使用する支柱パイプ12と、支柱パイプ12の先側に取付けられ支柱パイプ12の直径と同径の延長支柱パイプ13と、支柱パイプ12の先端部及び延長支柱パイプ13の基端部にそれぞれ嵌入する第1、第2の差し込み部14、15を両側に有し、中間部16は支柱パイプ12の直径と同径となった連結金具17と、掛止金具11に装着される楔機構付き水平パイプ18とを有している。
第1、第2の差し込み部14、15の差し込み端部は絞り加工によって、略円錐台状に縮径し、円滑に支柱パイプ12、又は延長支柱パイプ13に挿入でき、縮径部の内側に操作部材27、28の端部が当接している。
なお、これらのロック機構の基本的構造については、出願人が先に開示した特開2010-261296号公報に詳細に記載されている。
この、ロック機構35は、帯状板材36を折り曲げて形成され、第1のパイプ(例えば、支柱パイプ12)と第1のパイプ内に装着した第2のパイプ(例えば、第1の差し込み部14)を、第1のパイプ及び第2のパイプの180度位置に設けられた貫通孔(掛止孔23、丸孔19)を突出片36a、36b(突出ピン21、22に対応)を介して連結するパイプ連結具である。
この実施の形態においては、支柱パイプ12、その上に接合される連結金具17、及び更にその上に連接される延長支柱パイプ13を備えている。支柱パイプ12の上位置には、前後左右にそれぞれ対となる掛止金具11が上下に設けられて、楔機構付き水平パイプ18が連結されている。この支柱パイプ12の先端部12aの(上端)高さ位置は水平パイプ18の上端高さと±2cm以内(好ましくは±1cm)の誤差範囲で一致している。
前記第1、第2の実施の形態においては、パイプのロック機構に図4に示す機械的機構を使用したが、図5、図6に示すように板状のロック機構を使用することもできる。
Claims (3)
- 先側外周面に平面視してコ字状の掛止金具が対向して設けられた仮設足場に使用する支柱パイプと、該支柱パイプの先側に取付けられ前記支柱パイプの直径と同径の延長支柱パイプと、前記支柱パイプの先端部及び前記延長支柱パイプの基端部にそれぞれ嵌入する第1、第2の差し込み部を両側に有し、中間部は前記支柱パイプの直径と同径となった連結金具と、前記掛止金具に装着される楔機構付き水平パイプとを有する仮設足場の構造であって、
前記支柱パイプの先端高さは前記楔機構付きの水平パイプの上端高さと±2cmの誤差範囲で同一となって、前記第1、第2の差し込み部はそれぞれ弾性部材によって外側に付勢される対向配置された突出ピンを備えたロック機構を有し、前記第1、第2の差し込み部を前記支柱パイプ及び前記延長支柱パイプに完全装着した場合には、前記支柱パイプ及び前記延長支柱パイプの途中位置に対向して設けられた掛止孔に前記突出ピンが嵌入し、前記支柱パイプ及び前記延長支柱パイプから、前記第1、第2の差し込み部が抜けないこと及び前記支柱パイプに設けられた前記掛止孔は、対向して設けられた前記掛止金具の上端位置と下端位置の間で、前記掛止金具を避けて形成されていることを特徴とする仮設足場の構造。 - 請求項1記載の仮設足場の構造において、前記支柱パイプは、前記コ字状の掛止金具が設けられた短尺の補助支柱パイプとその下部に前記連結金具と同一構造の別の連結金具を介して連結される下部支柱パイプを有していることを特徴とする仮設足場の構造。
- 請求項1又は2記載の仮設足場の構造に使用する連結金具であって、前記対向配置された突出ピンは、それぞれ一円周方向に又は両円周方向に傾斜する斜面を有し、前記延長支柱パイプ又は前記連結金具を回動させることにより前記突出ピンが前記掛止孔から外れることを特徴とする連結金具。
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