JP7192700B2 - 車載センサ洗浄装置及び車載センサ洗浄システム - Google Patents

車載センサ洗浄装置及び車載センサ洗浄システム Download PDF

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Description

本発明は、車載センサを洗浄する車載センサ洗浄装置、及び該車載センサ洗浄装置を備えた車載センサ洗浄システムに関する。
下記特許文献1に記載された車両用バックモニタ装置では、車両の後方に据え付けたカメラの一部に写った車両の実画像と、予め記憶されている基準画像とを比較し、画像の変化の有無を検出して、カメラへの付着物の有無を判定する。付着物が有ると判定した場合、例えばワイパなどの付着物除去装置を作動させ、付着物を除去する。
下記特許文献2に記載されたカメラ付着物検出装置では、車外側を向いて車両周囲を撮像するカメラで撮像した画像データと、画像記憶部に予め記憶されている画像データとを比較し、画像の変化の有無を検出して、カメラの付着物の有無を判定する。付着物が有ると判定した場合、カメラにエアを噴射し、付着物の除去を試みる。
特開2008-265727号公報 特開2014-68328号公報
上記各先行技術では、車載カメラであるイメージセンサの撮像データを画像解析する制御装置が必要となるため、構成が複雑になる。
本発明は上記事実を考慮し、構成が簡素な車載センサ洗浄装置及び車載センサ洗浄システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の車載センサ洗浄装置は、車両の周辺情報を検出する車載センサの検出面に付着した付着物を除去する付着物除去部と、前記車両のワイパ装置が作動された場合に前記付着物除去部を作動させる制御部と、を備えている。
第1の態様の車載センサ洗浄装置によれば、付着物除去部は、車両の周辺情報を検出する車載センサの検出面に付着した付着物を除去する。この付着物除去部は、車両のワイパ装置が作動された場合に制御部によって作動される。つまり、この制御部は、ワイパ装置が作動された場合、雨滴や霧等の付着物が上記車載センサの検出面に付着している蓋然性が高いと判定し、付着物除去部を作動させる。これにより、イメージセンサの撮像データを用いた画像解析により上記付着物の有無を判定する構成と比較して、構成が簡素になる。
本発明の第2の態様の車載センサ洗浄装置は、第1の態様において、前記制御部は、前記ワイパ装置が連続払拭モード及び間欠払拭モードの何れかのモードで作動された場合、前記付着物除去部を間欠作動させる。
第2の態様の車載センサ洗浄装置によれば、ワイパ装置が連続払拭モード及び間欠払拭モードの何れかのモードで作動された場合、制御部は、付着物除去部を間欠作動(間欠的に作動)させる。これにより、例えば付着物除去部が連続で作動される場合と比較して、消費電力を抑えることができる。
本発明の第3の態様の車載センサ洗浄装置は、第2の態様において、前記制御部は、前記何れかのモードの払拭周期に合わせた周期で前記付着物除去部を間欠作動させる。
第3の態様の車載センサ洗浄装置によれば、ワイパ装置が連続払拭モード及び間欠払拭モードの何れかのモードで作動された場合、制御部は、当該何れかのモードの払拭周期に合わせた周期で付着物除去部を間欠作動させる。これにより、付着物除去部とワイパ装置との作動音の発生タイミングを合わせることができるので、付着物除去部の作動音によって車両の乗員に違和感を与えに難くなる。
本発明の第4の態様の車載センサ洗浄装置は、第2の態様において、前記ワイパ装置は、前記間欠払拭モードの払拭周期を設定変更可能とされており、前記制御部は、前記間欠払拭モードの払拭周期とは独立して前記間欠作動の周期を設定変更可能とされている。
第4の態様の車載センサ洗浄装置によれば、制御部は、付着物除去部の間欠作動の周期を、ワイパ装置の間欠払拭モードの払拭周期とは独立して設定変更可能(調節可能)とされている。これにより、例えば車載センサの検出面に雨滴等が付着する頻度に応じて、付着物除去部の間欠作動の周期を任意に設定変更することができる。
本発明の第5の態様の車載センサ洗浄装置は、第3の態様において、前記制御部は、前記何れかのモードが前記連続払拭モードである場合、当該連続払拭モードにおける高速払拭モードと低速払拭モードとで、前記間欠作動の休止時間を異ならせる。
第5の態様の車載センサ洗浄装置によれば、ワイパ装置が連続払拭モードで作動された場合、制御部は、連続払拭モードの払拭周期に基づいた周期で付着物除去部を間欠作動させる。この場合、制御部は、連続払拭モードにおける高速払拭モードと低速払拭モードとで、付着物除去部の間欠作動の休止時間を異ならせる。これにより、車載センサの検出面に付着物が付着している蓋然性の異なるワイパ装置の高速払拭モードと低速払拭モードとで、付着物除去部の間欠作動の周期を、上記高速払拭モードと低速払拭モードとの各払拭周期に基づいて簡単に制御できる。
本発明の第6の態様の車載センサ洗浄装置は、第2~第5の態様の何れか1つの態様において、前記間欠作動では、作動時間が休止時間よりも短く設定される。
第6の態様の車載センサ洗浄装置によれば、制御部が付着物除去部を間欠作動させる場合、作動時間が休止時間よりも短く設定される。これにより、作動時間が休止時間よりも長く設定される場合と比較して、例えば消費電力や作動音を抑えることができる。
本発明の第7の態様の車載センサ洗浄装置は、第1~第6の態様の何れか1つの態様において、前記制御部は、前記ワイパ装置がミストモードで作動された場合、前記ワイパ装置のワイパが一往復の払拭動作をする度に前記付着物除去部を一定時間作動させる。
第7の態様の車載センサ洗浄装置では、例えば車両の周辺に霧が発生し、ワイパ装置がミストモードで作動された場合、ワイパ装置のワイパが一往復の払拭動作をする度に、制御部が付着物除去部を一定時間作動させる。これにより、車載センサの検出面に付着した霧を除去することができる。
本発明の第8の態様の車載センサ洗浄装置は、第1の態様において、前記制御部は、前記ワイパ装置のワイパが一往復の払拭動作をする度に、もしくはその2以上の整数倍のワイパの往復払拭動作の度に前記付着物除去部を一定時間作動させる。
第8の態様の車載センサ洗浄装置によれば、ワイパ装置が作動された場合、ワイパ装置のワイパが一往復の払拭動作をする度に、もしくはその2以上の整数倍のワイパの往復払拭動作の度に制御部が付着物除去部を一定時間作動させる。つまり、付着物除去部の作動を、ワイパの上記払拭動作の回数に基づいて実行されるので、ワイパの上記払拭動作に応じて付着物除去部を作動させればよく、制御部の制御が簡素になる。
本発明の第9の態様の車載センサ洗浄装置は、第1~第8の態様の何れか1つの態様において、前記付着物除去部は、前記車載センサの前記検出面に向けてエアを噴射するエア噴射装置である。
第9の態様の車載センサ洗浄装置によれば、車両のワイパ装置が作動された場合、制御部によってエア噴射装置が作動され、車載センサの検出面に向けてエアが噴射される。これにより、上記検出面に付着した雨滴等の付着物を、タンクなどに貯留する必要なく十分に大気中から取り入れることのできるエアによって吹き飛ばすことができる。
本発明の第10の態様の車載センサ洗浄システムは、前記車載センサによって周辺情報を検出する車両の払拭面を払拭するワイパ装置と、前記ワイパ装置が作動された場合、前記制御部が前記付着物除去部を作動させる請求項1~請求項9の何れか1項に記載の車載センサ洗浄装置と、を備えている。
第10の態様の車載センサ洗浄システムでは、車載センサによって周辺情報を検出する車両の払拭面がワイパ装置によって払拭される。このワイパ装置が作動された場合、車載センサ洗浄装置の制御部が付着物除去部を作動させる。この車載センサ洗浄装置は、請求項1~請求項9の何れか1項に記載されたものであるため、前述した作用効果が得られる。
本発明の第1実施形態に係る車載センサ洗浄システムの概略構成を示す構成図である。 同車載センサ洗浄システムが備えるワイパ装置とその周辺の構成を示す正面図である。 同車載センサ洗浄システムの制御系統を示すブロック図である。 同車載センサ洗浄システムが備える車載センサ洗浄装置の制御部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。 図4に示される「A作動」が実行された場合のワイパモータ及びエアポンプの作動タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 図4に示される「B作動」が実行された場合のワイパモータ及びエアポンプの作動タイミングの第一例を示すタイミングチャートである。 図4に示される「B作動」が実行された場合のワイパモータ及びエアポンプの作動タイミングの第二例を示すタイミングチャートである。 図4に示される「B作動」が実行された場合のワイパモータ及びエアポンプの作動タイミングの第三例を示すタイミングチャートである。 図4に示される「C作動」が実行された場合のワイパモータ及びエアポンプの作動タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 図4に示される「D作動」が実行された場合のワイパモータ及びエアポンプの作動タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る車載センサ洗浄システムが備える車載センサ洗浄装置の制御部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態におけるワイパモータ及びエアポンプの作動タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
<第1の実施の形態>
以下、図1~図7Bを用いて、本発明の第1実施形態に係る車載センサ洗浄装置11及び車載センサ洗浄システム10について説明する。
(構成)
図1に示されるように、本実施形態に係る車載センサ洗浄システム10は、ワイパ装置18と、リヤワイパ装置40と、車載センサ洗浄装置11とを備えている。車載センサ洗浄装置11は、付着物除去部としての第1及び第2のエア噴射装置44A、44Bと、制御部としての制御ECU52とによって構成されている。この車両センサ洗浄システム10が搭載された車両12は、一例として、自動運転制御システムを搭載した自動走行車両もしくは運転支援システムを搭載した車両とされており、複数の車載センサである第1~第6のセンサ14A、14B、14C、14D、14E、14Fを備えている。なお、図1の矢印FRは、車両12の前方向を示している。
ワイパ装置18は、図2に示されるように、車両12のフロントウインドシールド16を払拭するためのフロントワイパ装置であり、本発明における「ワイパ装置」に相当する。このワイパ装置18は、一例として、左右一対のワイパ20と、ワイパモータ(フロントワイパモータ)26と、リンク機構28とを備えている。左右のワイパ20は、左右一対のワイパアーム22と、左右のワイパアーム22の先端部に連結された左右一対のワイパブレード24とによって構成されている。
ワイパモータ26は、一例として、出力軸を軸線回りの一方に回転させるタイプのワイパモータとされている。このワイパモータ26の出力軸には、リンク機構28の構成部材であるクランクアーム30の一端部が固定されている。リンク機構28は、左右のワイパアーム22の基端部がそれぞれ固定された左右一対のピボット軸32と、左右のピボット軸32に一端部が固定された左右一対のピボットレバー34と、一方のピボットレバー34とクランクアーム30との間に架け渡された第1リンクロッド36と、左右のピボットレバー34の他端部間に架け渡された第2リンクロッド38とを有している。
このワイパ装置18では、クランクアーム30がワイパモータ26の出力軸と一体で出力軸の軸線回り一方へ回転されると、クランクアーム30の回転駆動力が第1リンクロッド36を介して一方のピボットレバー34に伝達される。このピボットレバー34の回転駆動力は、第2リンクロッド38を介して他方のピボットレバー34に伝達され、左右のピボットレバー34が左右のピボット軸32と一体で左右のピボット軸32の軸線回りに往復回転される。これにより、左右のワイパ20がフロントウインドシールド16上で同方向に連動して往復揺動し、左右のワイパブレード24がフロントウインドシールド16を払拭する。この場合、左右のワイパブレード24は、図2に示される下反転位置(第1反転位置)P1と上反転位置(第2反転位置)P2との間を往復する。
以下の説明では、下反転位置P1から上反転位置P2への各ワイパブレード24(各ワイパ20)の払拭動作(図2の矢印A参照)を「オープン動作」と称し、上反転位置P2から下反転位置P1への各ワイパブレード24(各ワイパ20)の払拭動作(図2の矢印B参照)を「クローズ動作」と称する。なお、ワイパ装置18は、左右一対のワイパモータを備えたものでもよい。その場合、左右のワイパモータは、各出力軸を軸線回りに往復回転させるタイプのワイパモータとされ、それらのワイパモータの各出力軸に各ワイパアーム22の基端部がそれぞれ固定される構成になる。
リヤワイパ装置40(図1以外では図示省略)は、車両12の図示しないリヤウインドシールドを払拭するためのものであり、リヤワイパモータ42と、図示しないリヤワイパとを備えている。リヤワイパモータ42は、一例として、図示しない出力軸を軸線回りに往復回転させるタイプのワイパモータとされている。リヤワイパは、ワイパアームと、該ワイパアームの先端部に連結されたワイパブレードとによって構成されており、ワイパアームの基端部がリヤワイパモータ42の出力軸に固定されている。この出力軸の往復回転によってリヤワイパがリヤウインドシールド上で往復揺動し、リヤワイパのワイパブレードがリヤウインドシールドを払拭する。
第1~第6のセンサ14A、14B、14C、14D、14E、14F(以下、「各センサ14」又は単に「センサ14」と称する場合がある)は、車両12の周辺情報を検出するものであり、車両12に搭載された図示しない自動運転制御システムの構成要素とされている。第1のセンサ14は、車両12の前端部に配設されており、第2のセンサ14及び第3のセンサ14は、車両12の前部の左右両端部に配置されており、第4のセンサ14及び第5のセンサ14は、車両12の後部の左右両端部に配設されており、第6のセンサ14は、車両12の後端部に配設されている。これらのセンサ14は、イメージセンサ(カメラ)、レーダー、又はライダー(LIDAR:Laser Imaging Detection and Ranging)であり、検出面を車外に配置もしくは車外に露出して配置されている。上記の自動運転制御システムでは、車両12の自動運転を制御する自動運転制御ECUが、上記各センサ14からの出力に基づいて車両12の周辺の状況を検知する。
なお、センサ14がイメージセンサである場合、センサ14に対して車外の光が入射する面がセンサ14の検出面となる。また、センサ14がミリ波レーダーやレーザーレーダーといったレーダー、又はライダーである場合、ミリ波、レーザー又は電磁波が出射及び入射する面がセンサ14の検出面となる。
第1のエア噴射装置44Aは、第1のエアポンプ46Aと、第1~第3のエアノズル48A、48B、48Cと、これらのエアノズル48A、48B、48Cと第1エアポンプ46Aとをそれぞれ繋いだ第1~第3のエアチューブ50A、50B、50Cとを備えている。第2のエア噴射装置44Bは、第2のエアポンプ46Bと、第4~第6のエアノズル48D、48E、48Fと、これらのエアノズル48D、48E、48Fと第2エアポンプ46Bとをそれぞれ繋いだ第4~第6のエアチューブ50D、50E、50Fとを備えている。
第1~第6のエアノズル48A、48B、48C、48D、48E、48F(以下、「各エアノズル48」又は単に「エアノズル48」と称する場合がある)は、第1~第6のセンサ14の検出面に向けた噴射口を有して各センサ14の近傍に配置されており、第1及び第2のエアポンプ46A、46B(以下、「各エアポンプ46」又は単に「エアポンプ46」と称する場合がある)が作動すると、各エアノズル48から各センサ14の検出面に向けてエアが噴射される。このエア噴射によって、各センサ14の検出面に付着した雨滴や霧等の付着物が除去される(吹き飛ばされる)あるいは付着を抑制する構成になっている。
制御ECU52は、図3に示されるように、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)54、RAM(Random Access Memory)56、ROM(Read Only Memory)58、及び外部の装置との通信を行う入出力インタフェース部(I/O)62を有しており、これらがバス64を介して相互に通信可能に接続された構成になっている。
CPU54は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU54は、ROM58から制御プログラム60を読み出し、RAM56を作業領域として制御プログラム60を実行する。このCPU54は、ROM58に記録されている制御プログラム60に従って、上記各構成要素の制御および各種の演算処理を行うように構成されている。
入出力インタフェース部62には、ワイパモータ26、リヤワイパモータ42、各センサ14、及び各エアポンプ46が電気的に接続されている。また、入出力インタフェース62には、ワイパスイッチ66が電気的に接続されている。なお、各エアポンプ46は、例えばCAN(Controller Area Network;図1参照)によって入出力インタフェース部62に接続されている。
ワイパスイッチ66は、車両12に搭載された図示しないバッテリからワイパモータ26及びリヤワイパモータ42に供給される電力をオン又はオフするスイッチである。このワイパスイッチ66は、ワイパ装置18をミストモード(MIST)で作動させるミストモード選択位置と、ワイパ装置18を間欠払拭モード(INT)で作動させる間欠払拭モード選択位置と、ワイパ装置18を低速払拭モード(LOW)で作動させる低速払拭モード選択位置と、ワイパ装置18を高速払拭モード(HIGH)で作動させる高速払拭モード選択位置と、ワイパ装置18の作動を停止させる停止選択位置とに切り替え可能とされている。これら各モードの選択位置への切り替えは運転者の意思により切り替えられるものであるが、車両に搭載された不図示の雨滴センサからの信号を入力して制御ECU52からの指令に基づく各モードの切り替えであってもよい。また、このワイパスイッチ66には、リヤワイパ装置40を作動させるリヤワイパ操作部が設けられている。
上記のミストモードは、ワイパスイッチ66に対してミストモード選択位置への運転者の操作力が作用している間だけオンになり、該操作力が解除されるとオフになる。このミストモードがオンになると、制御ECU52は、ワイパモータ26を一時的に作動させ、ワイパ20を一往復又は二往復(本実施形態では一往復)だけ払拭動作させるようになっている。
上記の間欠払拭モードは、ワイパ装置18を間欠作動させるモードである。この間欠払拭モードがオンになると、制御ECU52は、ワイパモータ26を所定の時間間隔をあけて(所定の休止時間を有して)間欠的に作動させ、ワイパ20を間欠的に往復払拭動作させるようになっている。この間欠払拭モードの払拭周期(間欠時間)は、ワイパスイッチ66に設けられた払拭周期調整部(例えばダイヤル)の操作によって運転者が設定変更可能(調節可能)とされている。
上記の低速払拭モード及び高速払拭モードは、ワイパ装置18を連続作動させる連続払拭モードである。具体的には、低速払拭モードがオンになると、制御ECU52は、ワイパモータ26を低速で連続回転させ、ワイパ20を低速で連続的に往復払拭動作させるようになっている。また、高速払拭モードがオンになると、制御ECU52は、ワイパモータ26を高速で連続回転させ、ワイパ20を高速で連続的に往復払拭動作させるようになっている。
また、制御ECU52は、ワイパ装置18が上記何れかのモードで作動された場合、第1及び第2のエアポンプ46A、46Bを作動させる構成になっている。具体的には、ワイパ装置18がミストモードで作動された場合、制御ECU52は、ワイパ装置18のワイパ20が一往復の払拭動作をする度に、各エアポンプ46を一定時間作動させる。
また、ワイパ装置18が間欠払拭モード、低速払拭モード及び高速払拭モードの何れかのモードで作動された場合、制御ECU52は、各エアポンプ46を間欠作動させる。この間欠作動では、作動時間が休止時間よりも短く設定されている。また、高速払拭モードと低速払拭モードとにおいては、各エアポンプ46の間欠作動の作動時間が同じで、休止時間が異なる(本態様では低速払拭モードの休止時間が高速払拭モードよりも長くなる)ように設定されている。また、各エアポンプ46の間欠作動の周期は、間欠払拭モード、低速払拭モード及び高速払拭モードのうち、選択されたモードの払拭周期に合わせた周期とされている。なお、各エアポンプ46の間欠作動の周期は、選択されたモードの払拭周期に合わせた周期に限らず、選択されたモードの払拭周期に基づく周期としてもよい。
但し、この制御ECU52は、間欠払拭モードの払拭周期とは独立して、各エアポンプ46の間欠作動の周期を設定変更可能とされている。つまり、本実施形態では、間欠払拭モードの払拭周期と、各エアポンプ46の間欠作動の周期(間欠時間)とを異ならせることが可能とされている。具体的には、例えばワイパスイッチ66には、前述した払拭周期調整部とは別に、各エアポンプ46の間欠作動の周期を設定変更(調節)するための除去周期調整部(例えばダイヤル)が設けられている。この除去周期調整部が操作されることにより、制御ECU52は、各エアポンプ46の間欠作動の周期を設定変更するように構成されている。
次に、上記のように構成された制御ECU52で実行される具体的な処理の一例について、図4に示されるフローチャート及び図5~図7Bに示されるタイミングチャートを用いて説明する。この処理は、ワイパスイッチ66が、ミストモード選択位置、間欠払拭モード選択位置、低速払拭モード選択位置、又は高速払拭モード選択位置に操作されることで開始される。この処理が開始されると、先ずステップS1において、制御ECU52は、ワイパスイッチ66の操作により選択されたモード(動作モード)が、ミストモード(MIST)か否かを判断する。この判断が肯定された場合、ステップS2に移行し、この判断が否定された場合、ステップS4に移行する。
ステップS2に移行した場合、制御ECU52は、各エアポンプ46を「A作動」させる。この「A作動」では、例えば図5に示されるように、ワイパ20に一往復の払拭動作(ミスト動作)させるためのワイパモータ26の作動と同時に、エアポンプ46が一定時間T1だけ作動される。この場合、エアポンプ46の作動時間T1は、ワイパモータ26の作動時間t1よりも短く設定される。このステップS2での処理が完了すると、ステップS3に移行する。
ステップS3では、制御ECU52は、ワイパスイッチ(ワイパSW)66がオフになったか否かを判断する。この判断が肯定された場合、図4に示されるフローチャートの処理が終了され、この判断が否定された場合、前述したステップS1に戻る。
一方、ステップS1での判断が否定されてステップS4に移行した場合、制御ECU52は、ワイパスイッチ66の操作により選択された動作モードが、間欠払拭モード(INT)か否かを判断する。この判断が肯定された場合、ステップS5に移行し、この判断が否定された場合、ステップS6に移行する。
ステップS5に移行した場合、制御ECU52は、各エアポンプ46を「B作動」させる。この「B作動」では、例えば図6A~図6Cに示されるように、エアポンプ46が間欠作動される。この「B作動」でのエアポンプ46の間欠作動では、エアポンプ46の作動時間が一定の時間T1に設定される一方、エアポンプ46の休止時間が可変(一例として、T4、T4’及びT4”のうちの何れかに設定変更可能)とされている。この設定変更は、ワイパスイッチ66の除去周期調整部の操作で行われる。
図6Aは、ワイパモータ26の間欠作動に合わせてエアポンプ46が間欠作動される例であり、図6Bは、ワイパモータ26の3回の作動につき、エアポンプ46が2回作動される例であり、図6Cは、ワイパモータ26の3回の作動につき、エアポンプ46が4回作動される例である。なお、上記の休止時間T4、T4’、T4”は、例えば2秒~12秒の間で設定される。また、上記の休止時間T4、T4’、T4”は、何れも作動時間T1よりも長く設定される。このステップS5での処理が完了すると、前述したステップS3に移行する。
一方、ステップS4での判断が否定されてステップS6に移行した場合、制御ECU52は、ワイパスイッチ66の操作により選択された動作モードが、低速払拭モード(LOW)か否かを判断する。この判断が肯定された場合、ステップS7に移行し、この判断が否定された場合、すなわちワイパスイッチ66の操作により選択された動作モードが、高速払拭モード(HIGH)であると制御ECU52が判断した場合、ステップS8に移行する。
ステップS7に移行した場合、すなわち選択された動作モードが低速払拭モードであると制御ECU52が判断した場合、制御ECU52は、エアポンプ46を「C作動」させる。この「C作動」では、例えば図7Aに示されるように、ワイパモータ26が連続作動している間、エアポンプ46が一定の時間間隔で間欠作動される。この「C作動」におけるエアポンプ46の間欠作動では、エアポンプ46の作動時間T1が、エアポンプ46の休止時間T2よりも短く設定される。このステップS7での処理が完了すると、前述したステップS3に移行する。
一方、ステップS6での判断が否定されてステップS8に移行した場合、すなわち選択された動作モードが高速払拭モードであると制御ECU52が判断した場合、制御ECU52は、エアポンプ46を「D作動」させる。この「D作動」では、例えば図7Bに示されるように、ワイパモータ26が連続作動している間、エアポンプ46が一定の時間間隔で間欠作動される。この「D作動」におけるエアポンプ46の間欠作動では、エアポンプ46の作動時間T1が、エアポンプ46の休止時間T3よりも短く設定される。また、この休止時間T3は、前述した休止時間T2よりも短く設定される。このステップS8での処理が完了すると、前述したステップS3に移行する。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、車両12の周辺情報を検出する第1~第6のセンサ14A~14Fの検出面に付着した雨滴や霧等の付着物が、第1及び第2のエア噴射装置44A、44Bによって除去される。これらのエア噴射装置44A、44Bの各エアポンプ46は、車両12のワイパ装置18が作動された場合に制御ECU52によって作動される。つまり、この制御ECU52は、ワイパ装置18が作動された場合、雨滴や霧等の付着物が各センサ14の検出面に付着している蓋然性が高いと判定し、各エアポンプ46を作動させる。これにより、イメージセンサの撮像データを用いた画像解析により上記付着物の有無を判定する構成と比較して、構成が簡素になる。その結果、例えば低コスト化を図ることが可能となる。しかも、撮像データを用いた画像解析を必要としないためイメージセンサ以外の車載センサの洗浄用にも適用可能であり、適用対象となる車載センサの種類を増やすことができる。
また、本実施形態では、制御ECU52は、ワイパ装置18が間欠払拭モード、低速払拭モード及び高速払拭モードの何れかのモードで作動された場合、各エアポンプ46を間欠作動させる。これにより、例えば各エアポンプ46が連続で作動される場合と比較して、消費電力を抑えることができる。
また、本実施形態では、制御ECU52は、ワイパ装置18が連続払拭モード(低速払拭モード又は高速払拭モード)で作動された場合、連続払拭モードの払拭周期に合わせた周期で各エアポンプ46を間欠作動させる(図7A及び図7B参照)。これにより、ワイパ装置18のワイパモータ26の作動音と、各エアポンプ46の作動音との発生タイミングを合わせることができるので、各エアポンプ46の作動音によって車両12の乗員に違和感を与えに難くなる。
さらに、本実施形態では、制御ECU52は、ワイパ装置18の間欠払拭モードの払拭周期とは独立して、各エアポンプ46の間欠作動の周期を設定変更可能とされている(図6A~図6C参照)。これにより、例えば各センサ14の検出面に雨滴等が付着する頻度に応じて、各エアポンプ46の間欠作動の周期を任意に設定変更することができる。しかも、図6Aに示されるように、各エアポンプ46の間欠作動の周期と、間欠払拭モードの払拭周期とを合わせることもできる。これにより、間欠払拭モードにおけるワイパモータ26の作動音と、各エアポンプ46の作動音との発生タイミングを合わせることができるので、間欠払拭モードの際の各エアポンプ46の作動音によって車両12の乗員に違和感を与えに難くすることができる。
また、本実施形態では、前述したように、ワイパ装置18が連続払拭モードで作動された場合、制御ECU52は、連続払拭モードの払拭周期に基づいた周期で各エアポンプ46を間欠作動させる。この場合、制御ECU52は、連続払拭モードにおける高速払拭モードと低速払拭モードとで、各エアポンプ46の間欠作動の休止時間を異ならせる(図7AのT2及び図7BのT3参照)。これにより、各センサ14の検出面に付着物が付着している蓋然性の異なるワイパ装置18の高速払拭モードと低速払拭モードとで、各エアポンプ46の間欠作動の周期を、上記高速払拭モードと低速払拭モードとの各払拭周期に基づいて簡単に制御できる。
また、本実施形態では、制御ECU52が各エアポンプ46を間欠作動させる場合、作動時間T1が休止時間T2、T3、T4、T4’又はT4”よりも短く設定される。これにより、各エアポンプ46作動時間が休止時間よりも長く設定される場合と比較して、例えば消費電力や作動音を抑えることができる。
また、本実施形態では、例えば車両12の周辺に霧が発生し、ワイパ装置18がミストモードで作動された場合、ワイパ装置18のワイパ20が一往復の払拭動作をする度に、制御ECU52が各エアポンプ46を一定時間T1だけ作動させる。これにより、各センサ14の検出面に付着した霧を除去することができる。
また、本実施形態では、車両12のワイパ装置18が作動された場合、制御ECU52によってエア噴射装置44A、44Bの各エアポンプ46が作動され、各センサ14の検出面に向けてエアが噴射される。これにより、各センサ14の検出面に付着した雨滴等の付着物を、タンクなどに貯留する必要なく十分に大気中から取り入れることのできるエアによって吹き飛ばす(除去する)ことができる。このように、各センサ14の検出面に向けてエアを噴射するエア噴射装置44A、44Bが付着物除去部とされているので、各センサ14の検出面に向けて洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置が付着物除去部とされる構成と比較して、例えば洗浄液の補充が不要となり、メンテナンスが容易になる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第1実施形態と基本的に同様の構成及び作用については、第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
図8には、本発明の第2実施形態に係る車載センサ洗浄システムが備える車載センサ洗浄装置の制御ECU52(制御部)が実行する処理の流れがフローチャートにて示されている。また、図9には、第2実施形態におけるワイパモータ26及びエアポンプ46の作動タイミングの一例がタイミングチャートにて示されている。
この実施形態は、第1実施形態と基本的に同様の構成とされているが、制御ECU52が実行する処理が第1実施形態とは異なっている。また、この実施形態では、制御ECU52は、各ワイパ20の揺動位置(払拭位置)を検知可能とされており、ワイパ20が一往復の払拭動作を開始する度に各エアポンプ46を一定時間作動させる構成になっている。具体的には、例えば制御ECU52には、ワイパモータ26の出力軸の回転位置を検出する回転位置検出センサが電気的に接続されており、当該回転位置検出センサの出力に基づいて制御ECU52が各ワイパ20の揺動位置を検知する構成になっている。
以下、この制御ECU52で実行される具体的な処理の一例について、図8に示されるフローチャート及び図9に示されるタイミングチャートを用いて説明する。この処理は、ワイパスイッチ66が、ミストモード選択位置、間欠払拭モード選択位置、低速払拭モード選択位置、又は高速払拭モード選択位置に操作されることで開始される。この処理が開始されると、先ずステップS10において、制御ECU52は、ワイパモータ26が作動したか(オンになったか)否かを判断する。この判断が肯定された場合、ステップS11に移行し、この判断が否定された場合、ステップS10の処理が繰り返される。
ステップS11に移行した場合、制御ECU52は、ワイパ20がオープン動作(図2の矢印A参照)を開始したか否かを判断する。この判断が肯定された場合、ステップS12に移行し、この判断が否定された場合、ステップS11の処理が繰り返される。
ステップS12に移行した場合、制御ECU52は、各エアポンプ46を一定時間T1だけ作動させる。このステップS12での処理が完了すると、ステップS13に移行する。ステップS13では、制御ECU52は、ワイパスイッチ(ワイパSW)66がオフになったか否かを判断する。この判断が肯定された場合、図8に示されるフローチャートの処理が終了され、この判断が否定された場合、前述したステップS1に戻る。
この実施形態においても、制御ECU52は、ワイパ装置18が作動された場合、雨滴や霧等の付着物が各センサ14の検出面に付着している蓋然性が高いと判定し、各エアポンプ46を作動させる。これにより、第1実施形態と同様に、撮像データを用いた画像解析を必要としないため構成が簡素になり且つ適用対象となる車載センサの種類を増やすことができる。しかも、この実施形態では、ワイパ装置18が作動された場合、ワイパ20が一往復の払拭動作をする度に、制御ECU52が各エアポンプ46を一定時間T1だけ作動させる。つまり、ワイパ20の一往復の払拭動作の回数と、各エアポンプ46の作動回数とが同じにされるので、ワイパ20の一往復の払拭動作に応じて各エアポンプ46を作動させればよく、制御ECU52の制御が簡素になる。
<実施形態の補足説明>
前記第2実施形態では、ワイパ20が一往復の払拭動作をする度に、制御ECU52が各エアポンプ46を一定時間T1だけ作動させる構成にしたが、これに限るものではない。すなわち、ワイパ20が一往復の整数倍(2以上)の払拭動作をする度に、制御ECU52が各エアポンプ46を一定時間T1だけ作動させるようにしてもよい。このとき、高速払拭モードと低速払拭モードとの場合でワイパ20の往復作動回数を異ならせる(高速払拭モードを低速払拭モードよりも少なくする)ように設定してもよい。
また、前記第2実施形態では、ステップS11において、ワイパ20がオープン動作をしたか否かが制御ECU52で判断される構成にしたが、これに限るものではない。すなわち、ステップS11において、ワイパ20がクローズ動作(図2の矢印B参照)をしたか否かが制御ECU52で判断される構成にしてもよい。
また、前記各実施形態では、センサ14の検出面に向けてエアを噴射するエア噴射装置44A、44Bが付着物除去部とされた構成にしたが、これに限らず、センサ14の検出面に向けて洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置が付着物除去部とされた構成にしてもよい。
また、前記各実施形態では、制御ECU52で行われる処理が、制御プログラム60を実行して行われるソフトウェア処理とされた場合について説明したが、これに限らず、ハードウェアで行う処理としてもよい。或いは、ソフトウェア及びハードウェアの双方を組み合わせた処理としてもよい。
また、前記各実施形態において、CPU54がソフトウェア(制御プログラム60)を読み込んで実行した処理を、CPU54以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、CPU54が実行した処理を、上記各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、前記各実施形態では、制御プログラム60がROM58に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が前記各実施形態に限定されないことは勿論である。
10・・・車載センサ洗浄システム、11・・・車載センサ洗浄装置、12・・・車両、14A~14F・・・センサ(車載センサ)、18・・・ワイパ装置、20・・・ワイパ、44A・・・第1エア噴射装置(付着物除去部)、44B・・・第2エア噴射装置(付着物除去部)、52・・・制御ECU

Claims (9)

  1. 車両の周辺情報を検出する車載センサの検出面に付着した付着物を除去する付着物除去部と、
    前記車両のワイパ装置が作動された場合に前記付着物除去部を作動させる制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記ワイパ装置がミストモードで作動された場合、前記ワイパ装置のワイパが一往復の払拭動作をする度に前記付着物除去部を一定時間作動させる車載センサ洗浄装置。
  2. 車両の周辺情報を検出する車載センサの検出面に付着した付着物を除去する付着物除去部と、
    前記車両のワイパ装置が作動された場合に前記付着物除去部を作動させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記ワイパ装置のワイパが一往復の払拭動作をする度に、もしくはその2以上の整数倍のワイパの往復払拭動作の度に前記付着物除去部を一定時間作動させる車載センサ洗浄装置。
  3. 前記制御部は、前記ワイパ装置が連続払拭モード及び間欠払拭モードの何れかのモードで作動された場合、前記付着物除去部を間欠作動させる請求項1に記載の車載センサ洗浄装置。
  4. 前記制御部は、前記何れかのモードの払拭周期に合わせた周期で前記付着物除去部を間欠作動させる請求項3に記載の車載センサ洗浄装置。
  5. 前記ワイパ装置は、前記間欠払拭モードの払拭周期を設定変更可能とされており、
    前記制御部は、前記間欠払拭モードの払拭周期とは独立して前記間欠作動の周期を設定変更可能とされている請求項3に記載の車載センサ洗浄装置。
  6. 前記制御部は、前記何れかのモードが前記連続払拭モードである場合、当該連続払拭モードにおける高速払拭モードと低速払拭モードとで、前記間欠作動の休止時間を異ならせる請求項4に記載の車載センサ洗浄装置。
  7. 前記間欠作動では、作動時間が休止時間よりも短く設定される請求項3~請求項6の何れか1項に記載の車載センサ洗浄装置。
  8. 前記付着物除去部は、前記車載センサの前記検出面に向けてエアを噴射するエア噴射装置である請求項1~請求項7の何れか1項に記載の車載センサ洗浄装置。
  9. 前記車載センサによって周辺情報を検出する車両の払拭面を払拭するワイパ装置と、
    前記ワイパ装置が作動された場合、前記制御部が前記付着物除去部を作動させる請求項1~請求項8の何れか1項に記載の車載センサ洗浄装置と、
    を備えた車載センサ洗浄システム。
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