JP7183747B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤに関し、詳しくは、トレッド部に、サイプが設けられたブロックを有するタイヤに関する。
下記特許文献1には、氷雪路を走行するのに適したタイヤとして、ミドルブロックに鉤状ミドルサイプが設けられたタイヤが提案されている。
特開2018-114846号公報
一般に、ブロックに設けられたサイプは、そのエッジ成分によって氷雪路での摩擦力を提供する一方、前記ブロックの剛性(例えば、せん断剛性や軸方向剛性)を低下させ、ひいては前記ブロックの耐摩耗性を低下させる傾向がある。したがって、サイプが設けられたブロックを有するタイヤについては、耐摩耗性を低下させずに氷雪上性能を向上させることが求められていた。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、耐摩耗性を低下させずに優れた氷雪上性能を発揮し得るタイヤを提供することを主たる課題としている。
本発明は、トレッド部を含むタイヤであって、前記トレッド部は、少なくとも1つの第1ブロックを含み、前記第1ブロックは、踏面の両側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジ及び第2縦エッジと、前記第1縦エッジから延びかつ前記第1ブロック内で途切れる第1サイプと、前記第2縦エッジから延びかつ前記第1ブロック内で途切れる第2サイプと、前記第1縦エッジから前記第2縦エッジまで延びる第3サイプとを含み、前記第3サイプは、前記第1縦エッジからタイヤ軸方向に延びる第1部分と、前記第2縦エッジからタイヤ軸方向に延びる第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間でタイヤ周方向に対して5°以下の角度で延びる第3部分とを含む。
本発明のタイヤにおいて、前記第3部分は、タイヤ周方向と平行に延びているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第3部分の深さは、前記第1部分の深さ及び前記第2部分の深さよりも小さいのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1縦エッジは、前記第1サイプ及び前記第3サイプに区分された3つのエッジ片を含み、前記第1縦エッジの前記3つのエッジ片のそれぞれは、タイヤ周方向の長さが前記第1縦エッジのタイヤ周方向の長さの0.20~0.40倍であるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第2縦エッジは、前記第2サイプ及び前記第3サイプに区分された3つのエッジ片を含み、前記第2縦エッジの前記3つのエッジ片のそれぞれは、タイヤ周方向の長さが前記第2縦エッジのタイヤ周方向の長さの0.20~0.40倍であるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1サイプは、前記第3サイプのタイヤ周方向の一方側に配され、前記第2サイプは、前記第3サイプのタイヤ周方向の他方側に配されているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記トレッド部は、タイヤ赤道とトレッド端との間でタイヤ周方向に並んだ複数の前記第1ブロックと、前記複数の第1ブロックを区分する複数の横溝とを含み、前記横溝の少なくとも1本は、タイヤ赤道側の端部で底面が隆起したタイバーを有しているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記第1ブロックの踏面から前記タイバーの外面までの深さは、前記横溝の最大の深さの0.60~0.80倍であるのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記トレッド部は、タイヤ周方向で隣り合う2つの前記第1ブロックと、前記2つの第1ブロックの間の横溝と、前記2つの第1ブロックのタイヤ軸方向の一方側に隣り合う陸部とを含み、前記陸部は、前記2つの第1ブロック側の側壁に凹部を有し、前記凹部は、前記横溝をその長さ方向に延長した領域と重複するのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、車両への装着の位置が指定され、前記トレッド部は、車両装着時に車両外側に位置する第1トレッド端を含み、前記第1ブロックは、タイヤ赤道と前記第1トレッド端との間に設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤのトレッド部は、少なくとも1つの第1ブロックを含む。前記第1ブロックは、踏面の両側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジ及び第2縦エッジと、前記第1縦エッジから延びかつ前記第1ブロック内で途切れる第1サイプと、前記第2縦エッジから延びかつ前記第1ブロック内で途切れる第2サイプと、前記第1縦エッジから前記第2縦エッジまで延びる第3サイプとを含む。
前記第1サイプ及び前記第2サイプは、前記第1ブロック内で途切れているため、前記第1ブロックの剛性低下を抑制し、そこでの耐摩耗性を維持しつつ、氷雪上性能を高める。前記第3サイプは、前記第1縦エッジから前記第2縦エッジまで延びているため、大きなエッジ長さを提供し、氷雪上性能をさらに高めることができる。
前記第3サイプは、前記第1縦エッジからタイヤ軸方向に延びる第1部分と、前記第2縦エッジからタイヤ軸方向に延びる第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間でタイヤ周方向に対して5°以下の角度で延びる第3部分とを含む。このような前記第3サイプは、前記第3部分のサイプ壁同士が接触したとき、その摩擦力によって、前記第1部分及び前記第2部分が開き難くなる。このような作用は、前記第1ブロックのタイヤ周方向の変形を効果的に抑制し、耐摩耗性をさらに高めることができる。
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。 図1の第1ミドル陸部、第2ミドル陸部及びクラウン陸部の拡大図である。 図2の第1ブロックの拡大図である。 図2のA-A線断面図である。 図1の第1ショルダー陸部の拡大図である。 図1の第2ショルダー陸部の拡大図である。 比較例のタイヤの第1ミドル陸部の拡大図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1は、本発明の一実施形態を示すタイヤ1のトレッド部2の展開図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして好適に使用される。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではなく、重荷重用の空気入りタイヤや、タイヤの内部に加圧された空気が充填されない非空気式タイヤに用いられても良い。
図1に示されるように、本発明のタイヤ1は、車両への装着の向きが指定されたトレッド部2を有する。トレッド部2は、タイヤ1の車両装着時に車両外側に位置する第1トレッド端Te1と、車両装着時に車両内側に位置する第2トレッド端Te2とを有する。車両への装着の向きは、例えば、サイドウォール部(図示省略)に、文字又は記号で表示される。
第1トレッド端Te1及び第2トレッド端Te2は、空気入りタイヤの場合、正規状態のタイヤ1に正規荷重が負荷されキャンバー角0°で平面に接地したときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。正規状態とは、タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも、無負荷の状態である。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、前記正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
トレッド部2は、第1トレッド端Te1と第2トレッド端Te2との間でタイヤ周方向に連続して延びる複数の主溝3と、主溝3に区分された複数の陸部4とを有する。
主溝3は、例えば、第1ショルダー主溝5、第2ショルダー主溝6、第1クラウン主溝7及び第2クラウン主溝8を含む。第1ショルダー主溝5は、第1トレッド端Te1とタイヤ赤道Cとの間に設けられている。第2ショルダー主溝6は、第2トレッド端Te2とタイヤ赤道Cとの間に設けられている。第1クラウン主溝7は、第1ショルダー主溝5とタイヤ赤道Cとの間に設けられている。第2クラウン主溝8は、第2ショルダー主溝6とタイヤ赤道Cとの間に設けられている。
タイヤ赤道Cから第1ショルダー主溝5又は第2ショルダー主溝6の溝中心線までのタイヤ軸方向の距離L1は、例えば、トレッド幅TWの0.20~0.35倍であるのが望ましい。タイヤ赤道Cから第1クラウン主溝7又は第2クラウン主溝8の溝中心線までのタイヤ軸方向の距離L2は、例えば、トレッド幅TWの0.05~0.15倍であるのが望ましい。なお、トレッド幅TWは、前記正規状態における第1トレッド端Te1から第2トレッド端Te2までのタイヤ軸方向の距離である。
本実施形態の各主溝3は、例えば、タイヤ周方向に平行に直線状に延びている。各主溝3は、例えば、波状に延びるものでも良い。
各主溝3の溝幅W1は、例えば、トレッド幅TWの4.0%~8.0%であるのが望ましい。各主溝3の深さは、乗用車用の空気入りタイヤの場合、例えば、5~10mmであるのが望ましい。
陸部4は、第1ミドル陸部11、第2ミドル陸部12、第1ショルダー陸部13、第2ショルダー陸部14及びクラウン陸部15を含む。すなわち、本実施形態のトレッド部2は、上述の4本の主溝3及び5つの陸部4で構成された所謂5リブのパターンを有している。但し、本発明は、このような態様に限定されるものでない。
第1ミドル陸部11は、第1ショルダー主溝5と第1クラウン主溝7との間に区分されている。第2ミドル陸部12は、第2ショルダー主溝6と第2クラウン主溝8との間に区分されている。第1ショルダー陸部13は、第1ショルダー主溝5と第1トレッド端Te1との間に区分されている。第2ショルダー陸部14は、第2ショルダー主溝6と第2トレッド端Te2との間に区分されている。クラウン陸部15は、第1クラウン主溝7と第2クラウン主溝8との間に区分されている。
図2には、第1ミドル陸部11、第2ミドル陸部12及びクラウン陸部15の拡大図が示されている。図2に示されるように、第1ミドル陸部11のタイヤ軸方向の幅W2、第2ミドル陸部12のタイヤ軸方向の幅W3、及び、クラウン陸部15のタイヤ軸方向の幅W4は、それぞれ、トレッド幅TWの0.10~0.25倍であるのが望ましい。
第1ミドル陸部11は、少なくとも1つの第1ブロック16を含んでいる。本実施形態の第1ミドル陸部11は、例えば、複数の横溝(以下、第1ミドル横溝17という)に区分された複数の第1ブロック16を含んでいる。
図3には、第1ブロック16の拡大図が示されている。図3に示されるように、第1ブロック16は、踏面の両側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジ16a及び第2縦エッジ16bと、第1サイプ21、第2サイプ22及び第3サイプ23とを含んでいる。本明細書において、「サイプ」とは、幅が1.0mm以下の切れ込みとして定められる。サイプの深さは、例えば、主溝3の深さの0.30~0.70倍であるのが望ましい。
第1サイプ21は、第1縦エッジ16aから延びかつ第1ブロック16内で途切れている。第2サイプ22は、第2縦エッジ16bから延びかつ第1ブロック16内で途切れている。第3サイプ23は、第1縦エッジ16aから第2縦エッジ16bまで延びている。
第1サイプ21及び第2サイプ22は、第1ブロック16内で途切れているため、第1ブロック16の剛性低下を抑制し、そこでの耐摩耗性を維持しつつ、氷雪上性能を高める。第3サイプ23は、第1縦エッジ16aから第2縦エッジ16bまで延びているため、大きなエッジ長さを提供し、氷雪上性能をさらに高めることができる。
第3サイプ23は、第1部分26、第2部分27及び第3部分28を含んでいる。第1部分26は、第1縦エッジ16aからタイヤ軸方向に延びている。第2部分27は、第2縦エッジ16bからタイヤ軸方向に延びている。第3部分28は、第1部分26と第2部分27との間でタイヤ周方向に対して5°以下の角度で延びている。
このような第3サイプ23は、第3部分28のサイプ壁同士が接触したとき、その摩擦力によって、第1部分26及び第2部分27が開き難くなる。このような作用は、第1ブロックのタイヤ周方向の変形を効果的に抑制し、耐摩耗性を高めることができる。
本実施形態の第1ブロック16は、第1縦エッジ16aと第2縦エッジ16bとが平行に延びている。また、第1ブロック16は、第1縦エッジ16aと第2縦エッジ16bとの間を延びる2本の横エッジ16cが互いに平行に延びている。
第1サイプ21は、例えば、第3サイプ23のタイヤ周方向の一方側(図3では上側である。)に配されている。第1サイプ21は、例えば、タイヤ軸方向に対して第1方向(図3では右上がりである。)に傾斜している。第1サイプ21のタイヤ軸方向に対する角度は、例えば、20~30°である。
第1サイプ21のタイヤ軸方向の長さL3は、例えば、第1ブロック16のタイヤ軸方向の幅W5(第1ミドル陸部11の幅W2と同じである。)の0.20~0.35倍である。このような第1サイプ21は、耐摩耗性を維持しつつ優れた氷雪上性能を発揮し得る。なお、本明細書において、サイプの各長さは、サイプの中心線で測定されるものとする。
第2サイプ22は、例えば、第3サイプ23のタイヤ周方向の他方側(図3では下側である。)に配されている。第2サイプ22は、第1サイプ21と実質的に同じ構成を有している。このため、第2サイプ22には、上述の第1サイプ21の構成が適用され得る。
第3サイプ23の第1部分26は、例えば、タイヤ軸方向に対して第1サイプ21と同じ向きに傾斜している。第1部分26のタイヤ軸方向に対する角度は、例えば、20~30°である。より望ましい態様として、本実施形態の第1部分26は、第1サイプ21と平行に延びている。これにより、第1ブロック16の偏摩耗が抑制される。
第1部分26のタイヤ軸方向の長さL4は、例えば、第1サイプ21のタイヤ軸方向の長さL3よりも大きいのが望ましい。本実施形態の第1部分26の前記長さL4は、例えば、第1ブロック16のタイヤ軸方向の幅W5の0.40~0.55倍である。
第3サイプ23の第2部分27は、例えば、タイヤ軸方向に対して第2サイプ22と同じ向きに傾斜している。第2部分27のタイヤ軸方向に対する角度は、例えば、20~30°である。より望ましい態様として、本実施形態の第2部分27は、第2サイプ22と平行に延びている。
第2部分27のタイヤ軸方向の長さL5は、例えば、第2サイプ22のタイヤ軸方向の長さよりも大きい。より望ましい態様では、第2部分27のタイヤ軸方向の長さL5は、例えば、第1部分26のタイヤ軸方向の長さL4よりも大きい。本実施形態の第2部分27の前記長さL5は、例えば、第1ブロック16のタイヤ軸方向の幅W5の0.45~0.60倍である。第2部分27には、第1部分26よりも大きい接地圧が作用するため、上述のサイプの配置により、氷雪上性能をさらに高めることができる。
第3部分28は、例えば、第1ブロック16をタイヤ軸方向に3等分したときの中央の領域に配されているのが望ましい。第3部分28と第1ブロック16のタイヤ軸方向の中心位置とのタイヤ軸方向の距離は、例えば、第1ブロック16のタイヤ軸方向の幅W5の10%未満であるのが望ましい。また、第3部分28は、第1ブロック16の前記中心位置よりも僅かに第1トレッド端Te1側に位置しているのが望ましい。このような第3部分28は、第1ブロック16の偏摩耗を抑制しつつ、氷雪路においてタイヤ軸方向の摩擦力を提供できる。
第3部分28は、例えば、タイヤ周方向と平行に延びているのが望ましい。このような第3部分28は、氷雪路において、タイヤ軸方向に大きな摩擦力を提供できる。
耐摩耗性と氷雪上性能とをバランス良く高めるために、第3部分28のタイヤ周方向の長さL7は、例えば、第1縦エッジ16aのタイヤ周方向の長さL6の0.50倍以下が望ましく、具体的には0.25~0.40倍であるのが望ましい。
第3部分28の深さは、第1部分26の深さ及び第2部分27の深さよりも小さいのが望ましい。具体的には、第3部分28の深さは、第1部分26又は第2部分27の深さの0.40~0.60倍であるのが望ましい。このような第3部分28は、第1ブロック16の偏摩耗をさらに抑制できる。
第1縦エッジ16aは、第1サイプ21及び第3サイプ23に区分された3つのエッジ片29aを含んでいる。第1縦エッジ16aの3つのエッジ片29aのそれぞれは、例えば、タイヤ周方向の長さが第1縦エッジ16aのタイヤ周方向の長さL6の0.20~0.40倍である。これにより、各エッジ片29aの偏摩耗が抑制される。
同様に、第2縦エッジ16bは、第2サイプ22及び第3サイプ23に区分された3つのエッジ片29bを含んでいる。第2縦エッジ16bの3つのエッジ片29bのそれぞれは、例えば、タイヤ周方向の長さが第2縦エッジ16bのタイヤ周方向の長さの0.20~0.40倍である。
本発明において、上述の第1ブロック16は、第1ミドル陸部11に配されるものに限定されるものではなく、他の陸部に配されても良い。
図2に示されるように、第1ミドル横溝17は、例えば、タイヤ軸方向に対して前記第1方向に傾斜している。第1ミドル横溝17のタイヤ軸方向に対する角度θ1は、例えば、20~30°である。本実施形態の第1ミドル横溝17は、一定の溝幅で直線状に延びている。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではない。
第1ミドル横溝17は、例えば、タイヤ軸方向の端部で溝幅が拡大しているのが望ましい。このような第1ミドル横溝17は、氷雪上走行時、各主溝とともに溝内で雪を強く押し固め、大きな雪柱せん断力を発揮できる。
図4には、第1ミドル横溝17のA-A線断面図が示されている。図4に示されるように、第1ミドル横溝17の少なくとも1本は、タイヤ赤道C側の端部で底面が隆起したタイバー30を有しているのが望ましい。このようなタイバー30は、第1ミドル横溝17が過度に開くのを抑制し、優れた耐摩耗性及び氷雪上性能を発揮することができる。
第1ブロック16の踏面からタイバー30の外面までの深さd2は、第1ミドル横溝17の最大の深さd1の0.50~0.80倍であるのが望ましい。このようなタイバー30は、耐摩耗性と氷雪上性能とをバランス良く高めることができる。
同様の観点から、タイバー30のタイヤ軸方向の長さL8は、第1ブロック16のタイヤ軸方向の幅W5(図2に示す)の0.10~0.30倍であるのが望ましい。
図2に示されるように、第2ミドル陸部12は、例えば、複数の第2ミドル横溝32に区分された複数の第2ブロック31を含んでいる。
第2ミドル横溝32は、例えば、第2クラウン主溝8と連通する第1溝部32aと、第2ショルダー主溝6に連なる第2溝部32bとを含んでいる。第1溝部32aと第2溝部32bとは、第2ミドル陸部12のタイヤ軸方向の中央部付近で、タイヤ周方向に位置ずれして連なっている。このような第2ミドル横溝32は、溝内で固い雪柱を生成でき、大きな雪柱せん断力を提供できる。
第1溝部32a及び第2溝部32bは、それぞれ、タイヤ軸方向に対して前記第1方向に傾斜している。第1溝部32a及び第2溝部32bのタイヤ軸方向に対する角度は、例えば、20~30°であるのが望ましい。
第2ブロック31には、例えば、第2クラウン主溝8から第2ショルダー主溝6まで延びる2本のミドルサイプ35が設けられている。ミドルサイプ35は、例えば、前記第1方向に傾斜して延びる2つの傾斜部分35aと、これらの間の縦部分35bとを含んでいる。これにより、ミドルサイプ35は、階段状に折れ曲がっている。このようなミドルサイプ35は、タイヤ軸方向にも摩擦力を提供し、氷雪路での旋回性を高めるのに役立つ。
2つのミドルサイプ35の縦部分35bは、互いにタイヤ軸方向に位置ずれしているのが望ましい。このようなミドルサイプ35は、第2ブロック31の偏摩耗を抑制できる。また、縦部分35bのタイヤ周方向の長さは、第3サイプ23の第3部分28のタイヤ周方向の長さよりも小さいのが望ましい。これにより、作用する接地圧の大きさが異なる第1ブロック16及び第2ブロック31の摩耗の進行が均一となる。
第2ブロック31は、例えば、両側に側壁に設けられた凹部36を含んでいる。この凹部36のタイヤ周方向の端部のそれぞれには、ミドルサイプ35が連通している。このような凹部36は、主溝とともに大きな雪柱を生成でき、かつ、雪柱が主溝に詰まるのを抑制できる。
クラウン陸部15には、複数の途切れ溝45及び複数のクラウンサイプ40が設けられている。途切れ溝45及びクラウンサイプ40は、例えば、タイヤ軸方向に対して前記第1方向とは逆向きの第2方向(図2では右下がりである。)に傾斜している。
途切れ溝45は、例えば、第2クラウン主溝8から延び、クラウン陸部15内で途切れている。途切れ溝45のタイヤ軸方向の長さL9は、例えば、クラウン陸部15のタイヤ軸方向の幅W4の0.30~0.45倍であるのが望ましい。
クラウンサイプ40は、第1クラウンサイプ41、第2クラウンサイプ42、第3クラウンサイプ43及び第4クラウンサイプ44を含んでいる。
第1クラウンサイプ41は、例えば、途切れ溝45の端から第1クラウン主溝7まで延びている。第1クラウンサイプ41は、例えば、第1クラウン主溝7に連通する緩傾斜部41aと、緩傾斜部41aと途切れ溝45との間を連通する急傾斜部41bとを有している。緩傾斜部41aのタイヤ軸方向に対する角度は、例えば、20~30°である。急傾斜部41bのタイヤ軸方向に対する角度は、緩傾斜部41aのタイヤ軸方向に対する角度よりも大きい。急傾斜部41bの前記角度は、例えば、70~80°であるのが望ましい。このような第1クラウンサイプ41は、氷雪路における旋回性能を高めるのに役立つ。
第2クラウンサイプ42は、例えば、第1クラウン主溝7から延びかつクラウン陸部15内で途切れている。本実施形態の第2クラウンサイプ42は、第1クラウンサイプ41の緩傾斜部41aと同じ構成を有している。したがって、第2クラウンサイプ42には、上述された緩傾斜部41aの構成を適用することができる。
第3クラウンサイプ43及び第4クラウンサイプ44は、それぞれ、第2クラウン主溝8から延びかつクラウン陸部15内で途切れている。第4クラウンサイプ44は、例えば、第3クラウンサイプ43よりも第2クラウン主溝8側で途切れているのが望ましい。このような第3クラウンサイプ43及び第4クラウンサイプ44は、クラウン陸部15の剛性を維持しつつ、氷雪上性能を高めることができる。
第3クラウンサイプ43と第4クラウンサイプ44との間のタイヤ周方向の距離は、第1クラウンサイプ41の緩傾斜部41aと第2クラウンサイプ42との間のタイヤ周方向の距離よりも小さいのが望ましい。
第2クラウンサイプ42、第3クラウンサイプ43及び第4クラウンサイプ44は、それぞれ、タイヤ軸方向に対して20~30°の角度で傾斜しているのが望ましい。本実施形態では、これらのサイプが互いに平行に設けられている。
第1クラウンサイプ41の緩傾斜部41a、第2クラウンサイプ42、第3クラウンサイプ43及び第4クラウンサイプ44は、それぞれ、タイヤ軸方向の長さがクラウン陸部15のタイヤ軸方向の幅の0.50倍以下であり、望ましくは0.20~0.45倍である。このような各サイプは、耐摩耗性と氷雪上性能とをバランス良く高めることができる。
クラウン陸部15は、その側壁に凹部46を含んでいる。クラウン陸部15の凹部46は、第1ブロック16が並んだ第1ミドル陸部11側の第1凹部46aと、第2ミドル陸部12側の第2凹部46bとを含んでいる。
第1凹部46aは、例えば、第1ミドル横溝17をその長さ方向に延長した領域と重複するのが望ましい。また、第1凹部46aの端と第3サイプ23の第2部分27とのタイヤ周方向の距離L12は、例えば、第1縦エッジ16aのタイヤ周方向の長さL6(図3に示す)の0.10~0.20倍である。このような第1凹部46aは、氷雪路走行時、第1ミドル横溝17及び第1クラウン主溝7とともに、固い雪柱を生成できる。
第1凹部46aのタイヤ周方向の長さは、例えば、第2サイプ22と第3サイプ23との間のエッジ片29bのタイヤ周方向の長さよりも大きいのが望ましい。また、第1凹部46aの前記長さは、第2縦エッジ16bのタイヤ周方向の長さよりも小さいのが望ましい。
本実施形態の第1凹部46aには、例えば、第1クラウンサイプ41及び第2クラウンサイプ42が連通している。第1クラウンサイプ41及び第2クラウンサイプ42は、例えば、第1凹部46aのタイヤ周方向の端部に連通している。これにより、第1凹部46aに固められた雪が排出され易くなり、優れた氷雪上性能が持続して発揮される。
第2凹部46bのタイヤ周方向の長さは、例えば、第1凹部46aのタイヤ周方向の長さよりも小さいのが望ましい。本実施形態では、第2凹部46bの前記長さは、第2ブロック31に設けられた凹部36のタイヤ周方向の長さと同じである。
第2凹部46bをタイヤ軸方向に延長した領域は、第2ブロック31に設けられた凹部36の少なくとも一部と重複するのが望ましい。本実施形態では、前記領域が、第2ブロック31に設けられた凹部36のタイヤ周方向の長さの50%以下と重複している。
図5には、第1ショルダー陸部13の拡大図が示されている。図5に示されるように、第1ショルダー陸部13のタイヤ軸方向の幅W6は、例えば、トレッド幅TWの0.15~0.25倍であるのが望ましい。
第1ショルダー陸部13には、例えば、ショルダー横溝50と、これに接続する第1接続サイプ51と、2本のサイプで構成された第1サイプ群52とが設けられている。ショルダー横溝50及び第1接続サイプ51と、第1サイプ群52とは、タイヤ周方向に交互に設けられている。
ショルダー横溝50は、例えば、第1トレッド端Te1から延びかつ第1ショルダー陸部13内で途切れている。ショルダー横溝50のタイヤ軸方向の長さL10は、例えば、第1ショルダー陸部13のタイヤ軸方向の幅W6の0.75~0.90倍である。このようなショルダー横溝50は、第1ショルダー陸部13の剛性を維持しつつ、氷雪上性能を高めることができる。
ショルダー横溝50は、例えば、タイヤ軸方向の内端部を含む領域において、前記第1方向に傾斜している部分を含んでいる。このようなショルダー横溝50は、氷雪路での旋回性を高めるのに役立つ。
第1接続サイプ51は、例えば、ショルダー横溝50の内端から第1ショルダー主溝5まで延びている。第1接続サイプ51は、ショルダー横溝50内に雪が詰まるのを抑制する。
第1サイプ群52は、例えば、第1ショルダー主溝5から延びかつ第1ショルダー陸部13内で途切れる内側部52aと、第1トレッド端Te1から延びかつ内側部52aの手前で途切れる外側部52bとを含んでいる。内側部52aと外側部52bとの離間距離は、例えば、1.0~3.0mmである。このような第1サイプ群52は、第1ショルダー陸部13の耐摩耗性を維持しつつ、氷雪上性能を高めることができる。
第1サイプ群52は、例えば、ジグザグ状に延びる部分を含んでいるのが望ましい。このような第1サイプ群52は、互いに向き合うサイプ壁同士が噛み合うように接触するため、第1ショルダー陸部13の剛性を維持し、耐摩耗性が低下するのを抑制できる。
図6には、第2ショルダー陸部14の拡大図が示されている。図6に示されるように、第2ショルダー陸部14のタイヤ軸方向の幅W7は、例えば、トレッド幅TWの0.15~0.25倍であるのが望ましい。
第2ショルダー陸部14には、例えば、ショルダー貫通溝56とショルダー途切れ溝57とがタイヤ周方向に交互に設けられている。ショルダー貫通溝56は、第2トレッド端Te2から第2ショルダー主溝6までの延びている。ショルダー途切れ溝57は、第2トレッド端Te2から延びかつ第2ショルダー陸部14内で途切れている。ショルダー途切れ溝57のタイヤ軸方向の長さL11は、例えば、第2ショルダー陸部14のタイヤ軸方向の幅W7の0.80~0.95倍である。ショルダー貫通溝56およびショルダー途切れ溝57は、耐摩耗性と氷雪上性能とをバランス良く高めるのに役立つ。
本実施形態の第2ショルダー陸部14には、ショルダー途切れ溝57の端部から第2ショルダー主溝6まで延びる第2接続サイプ58が設けられているのが望ましい。
ショルダー貫通溝56とショルダー途切れ溝57との間には、2本のサイプからなる第2サイプ群59が設けられている。第2サイプ群59は、例えば、第2ショルダー主溝6から延びかつ第2ショルダー陸部14内で途切れる内側部59aと、第2トレッド端Te2から延びかつ内側部59aの手前で途切れる外側部59bとを含んでいる。内側部59aと外側部59bとの離間距離は、例えば、1.0~3.0mmである。また、第2サイプ群59は、例えば、ジグザグ状に延びる部分を含んでいるのが望ましい。
第2ショルダー陸部14の主溝側の側壁には、凹部60が設けられているのが望ましい。第2ショルダー陸部14の凹部60は、第2ブロック31の第2ショルダー主溝6側の側壁に設けられた凹部36をタイヤ軸方向に延長した領域と重複するのが望ましい。本実施形態において、前記領域は、第2ショルダー陸部14の凹部60のタイヤ周方向の長さの50%以上と重複している。このような凹部60の配置は、氷雪路走行時、主溝ともに固いを雪柱を生成できる。
以上、本発明の一実施形態のタイヤが詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
図1の基本パターンを有するサイズ225/65R17のタイヤが試作された。比較例として、図7に示される第1ミドル陸部aを有するタイヤが試作された。図7に示されるように、比較例のタイヤにおいて、第1ミドル陸部aに配されたブロックbには、タイヤ軸方向に対して傾斜して直線状に延びるサイプcが2本設けられている。比較例のタイヤのパターンは、上述の事項を除き、図1で示されるものと実質的に同じである。各テストタイヤの氷雪上性能及び耐摩耗性がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
装着リム:17×6.5J
タイヤ内圧:前輪230kPa、後輪230kPa
テスト車両:排気量2000cc、四輪駆動車
タイヤ装着位置:全輪
<氷雪上性能>
氷雪路において、前記テスト車両を前記車両を8km/hから32km/hの速度まで加速させ、このときの加速に要した走行距離が計測された。結果は、比較例の前記走行距離を100とする指数で示されており、数値が小さいほど氷雪上性能が優れていることを示す。
<耐摩耗性>
摩耗エネルギー測定装置が用いられ、第1ミドル陸部の摩耗エネルギーが測定された。結果は、比較例の前記摩耗エネルギーを100とする指数であり、数値が小さい程、摩耗エネルギーが小さく、耐摩耗性が優れていることを示す。
テストの結果が表1に示される。
Figure 0007183747000001
Figure 0007183747000002
テストの結果、実施例のタイヤは、耐摩耗性を低下させずに優れた氷雪上性能を発揮していることが確認できた。
2 トレッド部
16 第1ブロック
16a 第1縦エッジ
16b 第2縦エッジ
21 第1サイプ
22 第2サイプ
23 第3サイプ
26 第1部分
27 第2部分
28 第3部分

Claims (8)

  1. トレッド部を含むタイヤであって、
    前記トレッド部は、少なくとも1つの第1ブロックを含み、
    前記第1ブロックは、
    踏面の両側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジ及び第2縦エッジと、
    前記第1縦エッジから延びかつ前記第1ブロック内で途切れる第1サイプと、
    前記第2縦エッジから延びかつ前記第1ブロック内で途切れる第2サイプと、
    前記第1縦エッジから前記第2縦エッジまで延びる第3サイプとを含み、
    前記第3サイプは、
    前記第1縦エッジからタイヤ軸方向に延びる第1部分と、
    前記第2縦エッジからタイヤ軸方向に延びる第2部分と、
    前記第1部分と前記第2部分との間でタイヤ周方向に対して5°以下の角度で延びる第3部分とを含み、
    前記第3部分の深さは、前記第1部分の深さ及び前記第2部分の深さよりも小さい、
    タイヤ。
  2. 車両への装着の位置が指定されたトレッド部を含むタイヤであって、
    前記トレッド部は、車両装着時に車両外側に位置する第1トレッド端と、タイヤ赤道と前記第1トレッド端との間に設けられた少なくとも1つの第1ブロックを含み、
    前記第1ブロックは、
    踏面の両側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジ及び第2縦エッジと、
    前記第1縦エッジから延びかつ前記第1ブロック内で途切れる第1サイプと、
    前記第2縦エッジから延びかつ前記第1ブロック内で途切れる第2サイプと、
    前記第1縦エッジから前記第2縦エッジまで延びる第3サイプとを含み、
    前記第3サイプは、
    前記第1縦エッジからタイヤ軸方向に延びる第1部分と、
    前記第2縦エッジからタイヤ軸方向に延びる第2部分と、
    前記第1部分と前記第2部分との間でタイヤ周方向に対して5°以下の角度で延びる第3部分とを含む、
    タイヤ。
  3. トレッド部を含むタイヤであって、
    前記トレッド部は、タイヤ周方向で隣り合う2つの第1ブロックと、前記2つの第1ブロックの間の横溝と、前記2つの第1ブロックのタイヤ軸方向の一方側に隣り合う陸部とを含み、
    前記第1ブロックは、
    踏面の両側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジ及び第2縦エッジと、
    前記第1縦エッジから延びかつ前記第1ブロック内で途切れる第1サイプと、
    前記第2縦エッジから延びかつ前記第1ブロック内で途切れる第2サイプと、
    前記第1縦エッジから前記第2縦エッジまで延びる第3サイプとを含み、
    前記第3サイプは、
    前記第1縦エッジからタイヤ軸方向に延びる第1部分と、
    前記第2縦エッジからタイヤ軸方向に延びる第2部分と、
    前記第1部分と前記第2部分との間でタイヤ周方向に対して5°以下の角度で延びる第3部分とを含み、
    前記第1縦エッジは、前記第1サイプ及び前記第3サイプに区分された3つのエッジ片を含み、
    前記第1縦エッジの前記3つのエッジ片のそれぞれは、タイヤ周方向の長さが前記第1縦エッジのタイヤ周方向の長さの0.20~0.40倍であり、
    前記陸部は、前記2つの第1ブロック側の側壁に凹部を有し、
    前記凹部は、前記横溝をその長さ方向に延長した領域と重複する、
    タイヤ。
  4. トレッド部を含むタイヤであって、
    前記トレッド部は、タイヤ赤道とトレッド端との間でタイヤ周方向に並んだ複数の第1ブロックと、前記複数の第1ブロックを区分する複数の横溝とを含み、
    前記第1ブロックは、
    踏面の両側でタイヤ周方向に延びる第1縦エッジ及び第2縦エッジと、
    前記第1縦エッジから延びかつ前記第1ブロック内で途切れる第1サイプと、
    前記第2縦エッジから延びかつ前記第1ブロック内で途切れる第2サイプと、
    前記第1縦エッジから前記第2縦エッジまで延びる第3サイプとを含み、
    前記第3サイプは、
    前記第1縦エッジからタイヤ軸方向に延びる第1部分と、
    前記第2縦エッジからタイヤ軸方向に延びる第2部分と、
    前記第1部分と前記第2部分との間でタイヤ周方向に対して5°以下の角度で延びる第3部分とを含み、
    前記第1縦エッジは、前記第1サイプ及び前記第3サイプに区分された3つのエッジ片を含み、
    前記第1縦エッジの前記3つのエッジ片のそれぞれは、タイヤ周方向の長さが前記第1縦エッジのタイヤ周方向の長さの0.20~0.40倍であり、
    前記横溝の少なくとも1本は、タイヤ赤道側の端部で底面が隆起したタイバーを有している、
    タイヤ。
  5. 前記第1ブロックの踏面から前記タイバーの外面までの深さは、前記横溝の最大の深さの0.60~0.80倍である、請求項4記載のタイヤ。
  6. 前記第3部分は、タイヤ周方向と平行に延びている、請求項1ないし5のいずれかに記載のタイヤ。
  7. 前記第2縦エッジは、前記第2サイプ及び前記第3サイプに区分された3つのエッジ片を含み、
    前記第2縦エッジの前記3つのエッジ片のそれぞれは、タイヤ周方向の長さが前記第2縦エッジのタイヤ周方向の長さの0.20~0.40倍である、請求項1ないし6のいずれかに記載のタイヤ。
  8. 前記第1サイプは、前記第3サイプのタイヤ周方向の一方側に配され、
    前記第2サイプは、前記第3サイプのタイヤ周方向の他方側に配されている、請求項1ないし7のいずれかに記載のタイヤ。
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