JP7183658B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置。 - Google Patents
電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置。 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7183658B2 JP7183658B2 JP2018177636A JP2018177636A JP7183658B2 JP 7183658 B2 JP7183658 B2 JP 7183658B2 JP 2018177636 A JP2018177636 A JP 2018177636A JP 2018177636 A JP2018177636 A JP 2018177636A JP 7183658 B2 JP7183658 B2 JP 7183658B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- charge
- general formula
- electrophotographic photoreceptor
- diallyl phthalate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Description
電子写真感光体としては、アルミニウムなどの導電性を有する基体上に、電荷を発生する電荷発生層と、電荷を輸送する電荷輸送層を積層する機能分離型の感光体、又は、電荷を発生する機能と電荷を輸送する機能を同一の層が果たす単層感光体が知られている。
前記導電性基体上に設けられ、ジアリルフタレート化合物を重合した樹脂を含む結着樹脂及び電荷輸送性材料を含む下引層と、
前記下引層上に設けられた感光層と、
を備える電子写真感光体。
一般式(2)中、R21、R22、R23、R24、R25、R26、R27及びR28は、各々独立に、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、アリール基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキル基、アリールオキシカルボニルアルキル基又はハロゲン原子を表す。R21とR22、R22とR23及びR23とR24は、各々独立に、互いに連結して環を形成してもよい。R25とR26、R26とR27及びR27とR28は、各々独立に、互いに連結して環を形成してもよい。)
前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
トナーを含む現像剤により、前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
を備える画像形成装置。
本実施形態に係る電子写真感光体は、導電性基体と、前記導電性基体上に設けられ、ジアリルフタレート化合物を重合した樹脂を含む結着樹脂及び電荷輸送性材料を含む下引層と、前記下引層上に設けられた感光層と、を備える。
図1に示す電子写真感光体7Aは、いわゆる機能分離型感光体(又は積層型感光体)であり、導電性基体4上に下引層1が設けられ、その上に電荷発生層2、及び電荷輸送層3が順次形成された構造を有するものである。電子写真感光体7Aにおいては、電荷発生層2及び電荷輸送層3により感光層5が構成される。本実施形態に係る電子写真感光体は、その他の層、例えば、保護層を含んで構成してもよい。
(ジアリルフタレート化合物を重合した樹脂を含む結着樹脂)
結着樹脂は、ジアリルフタレート化合物を重合した樹脂を含む。
ジアリルフタレート化合物が、ジアリルイソフタレート化合物を含むと、ジアリルイソフタレート化合物を重合し結着樹脂とする際に、分子内架橋が抑制される傾向にある。そのため、分子間で重合した結着樹脂が優先的に生じ易くなり、ジアリルフタレート化合物の溶液中に分散させた電荷輸送性材料の分散性が高いまま、下引層が形成される傾向にある。その結果、電荷輸送効率が向上し、繰り返し画像を形成したときの残留電位の上昇が抑制される傾向にある。
ジアリルフタレート化合物が、ジアリルフタレート化合物の単量体とプレポリマーとを含むと、結着樹脂の硬化度、有機溶剤への溶解性、電荷発生層の膜厚などの制御が容易となる傾向にある。
プレポリマーの重合平均分子量が200,000以下であると、電荷輸送性材料の分散性を保ちながら下引層における膜強度を向上させる傾向にある。
結着樹脂がジアリルフタレート化合物と(メタ)アクリル単量体とを重合した結着樹脂であると、下引層における膜強度が向上する傾向にある。下引層の膜強度が高いと、例えば、トナー中に炭素繊維等の針状の異物が含まれる場合、この針状の異物が混入し電子写真感光体に傷が生じたとしても、下引層に傷が生じ難くなる傾向にある。その結果、漏れ電流の発生が抑制される傾向にある。
ジアリルフタレート化合物を重合させ硬化させる際の雰囲気は、特に制限されず、大気雰囲気下であってもよく、窒素雰囲気下であってもよい。
ジアリルフタレート化合物を重合させ硬化させる際の温度が、室温以上であると硬化速度が低下することを抑制し、効率よく硬化膜が形成される傾向にある。一方、ジアリルフタレート化合物を重合させ硬化させる際の温度が、300℃以下であると、電荷輸送性材料が酸化分解したり着色したりすることが抑制される傾向にある。
重合開始剤の配合量がジアリルフタレート化合物の配合量の1/100以上であると、未反応のジアリルフタレート化合物の残存が抑制される傾向にある。一方、重合開始剤の配合量がジアリルフタレート化合物の配合量の1/1以下であると、電荷輸送性材料が分解したり、過剰の重合開始剤が結着樹脂中に残留に起因する電気特性の低下が抑制されたり、する傾向にある。
(1)電子写真感光体における下引層の外周面上に形成された層(感光層等)をカッター等により除去又は溶剤等により溶解することで除去する。
(2)下引層を切り取り、溶剤等により溶解又はろ過することで電荷輸送材料を除去し、ジアリルフタレート化合物を重合した樹脂を、単離する。
(3)下引層から単離したジアリルフタレート化合物を重合した樹脂を、乳鉢等で細かく砕き、その一定量を量りとり、円筒ろ紙中に入れる。次に、前記ジアリルフタレート化合物を重合した樹脂を含む円筒ろ紙を、ソックスレー抽出器に入れ、アセトンで2時間還流し、前記樹脂を抽出する。その後、円筒ろ紙を減圧乾燥し、更に、大気中で1時間静置乾燥する。そして、前記樹脂を含む円筒ろ紙の重さを量り、前記重さから、ろ紙の重量差し引いた値を、ジアリルフタレート化合物を重合した樹脂の抽出減量とする。
その他の樹脂としては、例えば、ビスフェノールAタイプ、ビスフェノールZタイプ等のポリカーボネート樹脂、オレフィン樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、スチレン-ブタジエン共重合体樹脂、塩化ビニリデン-アクリルニトリル共重合体樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル-無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン-アルキド樹脂、フェノール-ホルムアルデヒド樹脂、スチレン-アルキッド樹脂、ポリ-N-ビニルカルバゾール等が挙げられる。これらの結着樹脂は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。この場合、前ジアリルフタレート化合物を重合した樹脂の含有量は、下引層における結着樹脂の総量に対して、90質量%以上(より好ましくは95%以上)であることが、本実施形態の効果を達成する上で好ましい。
下引層は、電荷輸送性材料を含む。
電荷輸送性材料としては、電子輸送性材料及び正孔輸送性材料が挙げられる。
これらの電子輸送材料は、1種を単独で又は2種以上で用いられるが、これらに限定されるものではない。
これらの正孔輸送材料は、1種を単独で又は2種以上で用いられるが、これらに限定されるものではない。
アルキル基中の水素原子を置換するアルコキシ基としては、一般式(1)中のR11~R18で表される無置換のアルコキシ基と同様の基が挙げられる。
分岐状のアルコキシ基として具体的には、イソプロポキシ基、イソブトキシ基、sec-ブトキシ基、tert-ブトキシ基、イソペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、tert-ペンチルオキシ基、イソヘキシルオキシ基、sec-ヘキシルオキシ基、tert-ヘキシルオキシ基、イソヘプチルオキシ基、sec-ヘプチルオキシ基、tert-ヘプチルオキシ基、イソオクチルオキシ基、sec-オクチルオキシ基、tert-オクチルオキシ基、イソノニルオキシ基、sec-ノニルオキシ基、tert-ノニルオキシ基、イソデシルオキシ基、sec-デシルオキシ基、tert-デシルオキシ基等が挙げられる。
アルコキシ基中の水素原子を置換するアリール基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアリール基と同様の基が挙げられる。
アルコキシ基中の水素原子を置換するアルコキシカルボニル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアルコキシカルボニル基と同様の基が挙げられる。
アルコキシ基中の水素原子を置換するアリールオキシカルボニル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアリールオキシカルボニル基と同様の基が挙げられる。
アラルキル基中の水素原子を置換するアルコキシ基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアルコキシ基と同様の基が挙げられる。
アラルキル基中の水素原子を置換するアルコキシカルボニル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアルコキシカルボニル基と同様の基が挙げられる。
アラルキル基中の水素原子を置換するアリールオキシカルボニル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアリールオキシカルボニル基と同様の基が挙げられる。
アリール基中の水素原子を置換するアルキル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアルキル基と同様の基が挙げられる。
アリール基中の水素原子を置換するアルコキシ基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアルコキシ基と同様の基が挙げられる。
アリール基中の水素原子を置換するアルコキシカルボニル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアルコキシカルボニル基と同様の基が挙げられる。
アリール基中の水素原子を置換するアリールオキシカルボニル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアリールオキシカルボニル基と同様の基が挙げられる。
アリールオキシ基中の水素原子を置換するアルキル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアルキル基と同様の基が挙げられる。
アリールオキシ基中の水素原子を置換するアルコキシカルボニル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアルコキシカルボニル基と同様の基が挙げられる。
アリールオキシ基中の水素原子を置換するアリールオキシカルボニル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアリールオキシカルボニル基と同様の基が挙げられる。
アルコキシカルボニル基中の水素原子を置換するアリール基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアリール基と同様の基が挙げられる。
アリールオキシカルボニル基の水素原子を置換するアルキル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアルキル基と同様の基が挙げられる。
アルコキシカルボニルアルキル基の水素原子を置換するアリール基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアリール基と同様の基が挙げられる。
アリールオキシカルボニルアルキル基の水素原子を置換するアルキル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表される無置換のアルキル基と同様の基が挙げられる。
一般式(2)中、R21~R28で表されるアルコキシ基としては、一般式(1)中、R11~R18で表されるアルコキシ基と同様の基が挙げられる。
一般式(2)中、R21~R28で表されるアラルキル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表されるアラルキル基と同様の基が挙げられる。
一般式(2)中、R21~R28で表されるアリール基としては、一般式(1)中、R11~R18で表されるアリール基と同様の基が挙げられる。
一般式(2)中、R21~R28で表されるアリールオキシ基としては、一般式(1)中、R11~R18で表されるアリールオキシ基と同様の基が挙げられる。
一般式(2)中、R21~R28で表されるアルコキシカルボニル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表されるアルコキシカルボニル基と同様の基が挙げられる。
一般式(2)中、R21~R28で表されるアリールオキシカルボニル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表されるアリールオキシカルボニル基と同様の基が挙げられる。
一般式(2)中、R21~R28で表されるアルコキシカルボニルアルキル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表されるアルコキシカルボニルアルキル基と同様の基が挙げられる。
一般式(2)中、R21~R28で表されるアリールオキシカルボニルアルキル基としては、一般式(1)中、R11~R18で表されるアリールオキシカルボニルアルキル基と同様の基が挙げられる。
一般式(2)中、R21~R28で表されるハロゲン原子としては、一般式(1)中、R11~R18で表されるハロゲン原子と同様の原子が挙げられる。
下引層は、無機粒子を更に含んでもよい。
体積平均粒子径は、レーザー回析式粒度分布測定装置(LA-700:堀場製作所製)を用いて測定する。測定法としては、界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムの5%水溶液50ml中に測定試料を2g加え、超音波分散機(1,000Hz)にて2分間分散して、試料を作製し、測定する。得られたチャンネルごとの体積平均粒子径を、体積平均粒子径の小さい方から累積し、累積50%になったところを体積平均粒子径とする。
シランカップリング剤としては、例えば、ビニルトリメトキシシラン、3-メタクリルオキシプロピル-トリス(2-メトキシエトキシ)シラン、2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3-クロロプロピルトリメトキシシラン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
特に、電子受容性化合物としては、アントラキノン構造を有する化合物が好ましい。アントラキノン構造を有する化合物としては、例えば、ヒドロキシアントラキノン化合物等が好ましく、具体的には、例えば、アントラキノン、アリザリン、キニザリン、アントラルフィン、プルプリン等が好ましい。
添加剤としては、例えば、結着樹脂粒子を添加してもよい。結着樹脂粒子としては、シリコーン結着樹脂粒子、架橋型ポリメタクリル酸メチル(PMMA)結着樹脂粒子等の公知の材料が挙げられる。
以下、下引層におけるその他の特性について説明する。
交流インピーダンス法による体積抵抗率の測定には、電源としてSI1287 electrochemical interface(東陽テクニカ製)、電流計としてSI1260 inpedance/gain phase analyzer(東陽テクニカ製)、電流アンプとして1296 dielectric interface(東陽テクニカ製)を用いる。
交流インピーダンス測定試料におけるアルミニウム基材を陰極、金電極を陽極として、1Vp-pの交流電圧を周波数1MHzから1mHzまでの範囲で高周波側から印加し、各試料の交流インピーダンスを測定し、この測定より得られたCole-ColeプロットのグラフをRC並列の等価回路にフィッティングすることで体積抵抗率を算出する。
下引層の表面粗さ(十点平均粗さ)は、モアレ像抑制のために、使用される露光用レーザ波長λの1/(4n)(nは上層の屈折率)から1/2までに調整されていることがよい。
導電性基体としては、例えば、金属(アルミニウム、銅、亜鉛、クロム、ニッケル、モリブデン、バナジウム、インジウム、金、白金等)又は合金(ステンレス鋼等)を含む金属板、金属ドラム及び金属ベルト等が挙げられる。また、導電性基体としては、例えば、導電性化合物(例えば導電性ポリマー、酸化インジウム等)、金属(例えばアルミニウム、パラジウム、金等)又は合金を塗布、蒸着又はラミネートした紙、樹脂フィルム、ベルト等も挙げられる。ここで、「導電性」とは体積抵抗率が1013(Ω/cm)未満であることをいう。
酸性処理液による処理は、例えば、以下のようにして実施される。先ず、リン酸、クロム酸及びフッ酸を含む酸性処理液を調製する。酸性処理液におけるリン酸、クロム酸及びフッ酸の配合割合は、例えば、リン酸が10質量%以上11質量%以下の範囲、クロム酸が3質量%以上5質量%以下の範囲、フッ酸が0.5質量%以上2質量%以下の範囲であって、これらの酸全体の濃度は13.5質量%以上18質量%以下の範囲がよい。処理温度は例えば42℃以上48℃以下が好ましい。被膜の膜厚は、0.3μm以上15μm以下が好ましい。
(電荷発生層)
電荷発生層は、例えば、電荷発生材料と結着樹脂とを含む層である。また、電荷発生層は、電荷発生材料の蒸着層であってもよい。電荷発生材料の蒸着層は、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro-Luminescence)イメージアレー等の非干渉性光源を用いる場合に好適である。
なお、n-型の判定は、通常使用されるタイムオブフライト法を用い、流れる光電流の極性によって判定され、正孔よりも電子をキャリアとして流しやすいものをn-型とする。
結着樹脂としては、例えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアリレート樹脂(ビスフェノール類と芳香族2価カルボン酸の重縮合体等)、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、ポリビニルピリジン樹脂、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂等が挙げられる。ここで、「絶縁性」とは、体積抵抗率が1013Ωcm以上であることをいう。
これらの結着樹脂は1種を単独で又は2種以上を混合して用いられる。
なお、この分散の際、電荷発生層形成用塗布液中の電荷発生材料の平均粒径を0.5μm以下、好ましくは0.3μm以下、更に好ましくは0.15μm以下にすることが有効である。
電荷輸送層は、例えば、電荷輸送材料と結着樹脂とを含む層である。電荷輸送層は、高分子電荷輸送材料を含む層であってもよい。
上記各基の置換基としては、ハロゲン原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、炭素数1以上5以下のアルコキシ基が挙げられる。また、上記各基の置換基としては、炭素数1以上3以下のアルキル基で置換された置換アミノ基も挙げられる。
上記各基の置換基としては、ハロゲン原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、炭素数1以上5以下のアルコキシ基が挙げられる。また、上記各基の置換基としては、炭素数1以上3以下のアルキル基で置換された置換アミノ基も挙げられる。
なお、電荷輸送材料と結着樹脂との配合比は、質量比で10:1から1:5までが好ましい。
保護層は、必要に応じて感光層上に設けられる。保護層は、例えば、帯電時の感光層の化学的変化を防止したり、感光層の機械的強度をさらに改善する目的で設けられる。
そのため、保護層は、硬化膜(架橋膜)で構成された層を適用することがよい。これら層としては、例えば、下記1)又は2)に示す層が挙げられる。
2)非反応性の電荷輸送材料と、電荷輸送性骨格を有さず、反応性基を有する反応性基含有非電荷輸送材料と、を含む組成物の硬化膜で構成された層(つまり、非反応性の電荷輸送材料と、当該反応性基含有非電荷輸送材料の重合体又は架橋体と、を含む層)
なお、保護層形成用塗布液は、無溶剤の塗布液であってもよい。
単層型感光層(電荷発生/電荷輸送層)は、例えば、電荷発生材料と電荷輸送材料と、必要に応じて、結着樹脂及びその他周知の添加剤と、を含む層である。なお、これら材料は、電荷発生層及び電荷輸送層で説明した材料と同様である。
そして、単層型感光層中、電荷発生材料の含有量は、全固形分に対して10質量%以上85質量%以下がよく、好ましくは20質量%以上50質量%以下である。また、単層型感光層中、電荷輸送材料の含有量は、全固形分に対して5質量%以上50質量%以下がよい。
単層型感光層の形成方法は、電荷発生層や電荷輸送層の形成方法と同様である。
単層型感光層の膜厚は、例えば、5μm以上50μm以下がよく、好ましくは10μm以上40μm以下である。
本実施形態に係る画像形成装置は、電子写真感光体と、電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、帯電した電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、トナーを含む現像剤により電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、トナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、を備える。そして、電子写真感光体として、上記本実施形態に係る電子写真感光体が適用される。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図2に示すように、電子写真感光体7を備えるプロセスカートリッジ300と、露光装置9(静電潜像形成手段の一例)と、転写装置40(一次転写装置)と、中間転写体50とを備える。なお、画像形成装置100において、露光装置9はプロセスカートリッジ300の開口部から電子写真感光体7に露光し得る位置に配置されており、転写装置40は中間転写体50を介して電子写真感光体7に対向する位置に配置されており、中間転写体50はその一部が電子写真感光体7に接触して配置されている。図示しないが、中間転写体50に転写されたトナー像を記録媒体(例えば用紙)に転写する二次転写装置も有している。なお、中間転写体50、転写装置40(一次転写装置)及び二次転写装置(不図示)が転写手段の一例に相当する。
帯電装置8としては、例えば、導電性又は半導電性の帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電フィルム、帯電ゴムブレード、帯電チューブ等を用いた接触型帯電器が使用される。また、非接触方式のローラ帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン帯電器やコロトロン帯電器等のそれ自体公知の帯電器等も使用される。
露光装置9としては、例えば、電子写真感光体7表面に、半導体レーザ光、LED光、液晶シャッタ光等の光を、定められた像様に露光する光学系機器等が挙げられる。光源の波長は電子写真感光体の分光感度領域内とする。半導体レーザの波長としては、780nm付近に発振波長を有する近赤外が主流である。しかし、この波長に限定されず、600nm台の発振波長レーザや青色レーザとして400nm以上450nm以下に発振波長を有するレーザも利用してもよい。また、カラー画像形成のためにはマルチビームを出力し得るタイプの面発光型のレーザ光源も有効である。
現像装置11としては、例えば、現像剤を接触又は非接触させて現像する一般的な現像装置が挙げられる。現像装置11としては、上述の機能を有している限り特に制限はなく、目的に応じて選択される。例えば、一成分系現像剤又は二成分系現像剤をブラシ、ローラ等を用いて電子写真感光体7に付着させる機能を有する公知の現像器等が挙げられる。中でも現像剤を表面に保持した現像ローラを用いるものが好ましい。
クリーニング装置13は、クリーニングブレード131を備えるクリーニングブレード方式の装置が用いられる。
なお、クリーニングブレード方式以外にも、ファーブラシクリーニング方式、現像同時クリーニング方式を採用してもよい。
転写装置40としては、例えば、ベルト、ローラ、フィルム、ゴムブレード等を用いた接触型転写帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン転写帯電器やコロトロン転写帯電器等のそれ自体公知の転写帯電器が挙げられる。
中間転写体50としては、半導電性を付与したポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステル、ゴム等を含むベルト状のもの(中間転写ベルト)が使用される。また、中間転写体の形態としては、ベルト状以外にドラム状のものを用いてもよい。
図3に示す画像形成装置120は、プロセスカートリッジ300を4つ搭載したタンデム方式の多色画像形成装置である。画像形成装置120では、中間転写体50上に4つのプロセスカートリッジ300がそれぞれ並列に配置されており、1色に付き1つの電子写真感光体が使用される構成となっている。なお、画像形成装置120は、タンデム方式であること以外は、画像形成装置100と同様の構成を有している。
(下引層の作製)
電荷輸送性材料1-1を60質量部と、ジアリルフタレート化合物である単量体(M-DAP-A、ダイソーダップ100モノマー、株式会社大阪ソーダ製)20質量部と、ジアリルフタレート化合物であるプレポリマー(P-DAP-A、ダイソーイソダップ、株式会社大阪ソーダ製)20質量部と、を混合させ、1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて120分の分散を行い、分散液を得た。
得られた分散液に、重合開始剤としてt-ブチルパーオキシベンゾエート( パーブチルZ 、日本油脂製)を0.8質量部添加し、下引層形成用塗布液を得た。この塗布液を、浸漬塗布法にてアルミニウム基材上に浸漬塗布し、窒素雰囲気下、160℃で60分乾燥させた。その後、更にチャンバー内で100℃、12時間の乾燥硬化を行い、厚さ3μmの下引層を得た。
電荷発生物質としてのCukα特性X線を用いたX線回折スペクトルのブラッグ角度(2θ±0.2°)が少なくとも7.3゜、16.0゜、24.9゜、28.0゜の位置に回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン15質量部、結着樹脂としての塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体結着樹脂(VMCH、日本ユニカー社製)10質量部、及びn-酢酸ブチル200質量部からなる混合物を、直径1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて4時間攪拌して分散させた。得られた分散液にn-酢酸ブチル175質量部、メチルエチルケトン180質量部を添加し、攪拌して電荷発生層形成用の塗布液を得た。この電荷発生層形成用塗布液を下引層上に浸漬塗布した。その後、140℃、10分で乾燥を行い、膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
電荷輸送剤(HT-1)40質量部、電荷輸送剤(HT-2)8質量部、及びポリカーボネート結着樹脂(A)(粘度平均分子量:5万)52質量部を、テトラヒドロフラン800質量部に加えて溶解し、4フッ化エチレン結着樹脂(ダイキン工業製:ルブロンL5 平均粒子径300nm)8質量部を加え、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックス)を用いて5500rpmで2時間分散して、電荷輸送層形成用塗布液を得た。この塗布液を、前述の電荷発生層上に塗布した。その後、140℃、40分の乾燥を行い、膜厚27μmの電荷輸送層を形成した。これを電子写真感光体1とする。
下引層の作製において、電荷輸送性材料の種類及び含有量、結着樹脂の種類及び含有比を、表1に示す仕様とした以外は、実施例1と同様の操作を行い、電子写真感光体を得た。なお、電荷輸送性材料の具体的な構造を次に説明する。
実施例3における電荷輸送性材料1-6中、メトキシカルボニル基はR12及びR16に位置する。
実施例4における電荷輸送性材料1-7中、エトキシカルボニル基はR13及びR17に位置する。
実施例6における電荷輸送性材料2-3中、メチル基はR21及びR28に位置する。
実施例7における電荷輸送性材料2-8中、オクタオキシカルボニル基はR23及びR27に位置する。
下引層の厚みを10μmとする仕様とした以外は、実施例1と同様の操作を行い、電子写真感光体を得た。
実施例1において、下引層に無機粒子を更に含む仕様とした。また、実施例1における下引層の作製工程を下記の工程に変更した以外は、実施例1と同様の操作を行い、電子写真感光体を得た。
酸化亜鉛(テイカ社製、平均粒子径:70nm、比表面積値:15m2/g)100質量部を、トルエン600質量部と攪拌混合し、シランカップリング剤(ビニルトリメトキシシラン、信越シリコーン社製)1.2質量部を添加し、2時間攪拌した。その後、トルエンを減圧蒸留にて留去し、125℃で2時間焼き付けを行い、シランカップリング剤表面処理酸化亜鉛を得た。
表面処理後の酸化亜鉛30質量部と、電荷輸送性材料1-1を40質量部と、ジアリルフタレート化合物である単量体(M-DAP-A、ダイソーダップ100モノマー、株式会社大阪ソーダ製)15質量部と、ジアリルフタレート化合物であるプレポリマー(P-DAP-A、ダイソーイソダップ、株式会社大阪ソーダ製)15質量部と、を混合させ、1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて120分の分散を行い、分散液を得た。
得られた分散液に、重合開始剤としてt-ブチルパーオキシベンゾエート(パーブチルZ 、日本油脂製)を0.8質量部添加し、下引層形成用塗布液を得た。この塗布液を、浸漬塗布法にてアルミニウム基材上に浸漬塗布し、窒素雰囲気下、160℃、60分乾燥させ、その後、更にチャンバー内で100℃、12時間の乾燥硬化を行い、厚さ10μmの下引層を得た。
下引層の作製において、結着樹脂の種類を表2に示す仕様とし、ジアリルフタレート化合物の代わりに下記の原料と溶媒を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、電子写真感光体を得た。
・結着樹脂としてポリアミド樹脂を形成するために使用した材料
:共重合ナイロン(製品番号CM8000、TORAY社製)
・溶媒:メタノール、60質量部
下引層の作製において、結着樹脂の種類を表2に示す仕様とし、ジアリルフタレート化合物の代わりに下記の原料と溶媒を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、電子写真感光体を得た。
・結着樹脂としてメラミン樹脂を形成するために使用した材料
:メラミン樹脂(MX-730、株式会社三和ケミカル製)
・溶媒:2-プロパノール、60質量部
下引層の作製において、結着樹脂の種類を表2に示す仕様とし、ジアリルフタレート化合物の代わりに下記の原料と溶媒を用いた。また、電荷輸送材料を含まない仕様とした以外は、実施例1と同様の操作を行い、電子写真感光体を得た。
・結着樹脂としてポリアミド樹脂を形成するために使用した材料
:共重合ナイロン(製品番号CM8000、TORAY社製)
・溶媒:メタノール、60質量部
下引層の作製において、結着樹脂の種類を表2に示す仕様とし、ジアリルフタレート化合物の代わりに下記の原料と溶媒を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、電子写真感光体を得た。
・結着樹脂として(メタ)アクリル樹脂を形成するために使用した材料
:メタクリル酸メチルポリマー(富士フイルム和光純薬社製)
・溶媒:メチルエチルケトン、60質量部
-帯電電位及び残留電位の評価-
得られた電子写真用感光体の電子写真特性を、レーザープリンタ改造スキャナー(XP-15改造機、富士ゼロックス製)を用いて、常温常湿(20℃、40%)環境下、グリッド印加電圧-700Vのスコロトロン帯電器で帯電し(A)、780nmの半導体レーザーを用いて、1秒後に10.0erg/cm2の光を照射して放電を行い、3秒後に50.0erg/cm2の赤色LED光を照射して除電を行なう(B)と言うプロセスによって、各部の電位を測定した。評価結果を表1及び表2に示す。
A: グリッド印加電圧との差が10V未満
B: グリッド印加電圧との差が20V未満
C: グリッド印加電圧との差が20V以上
A:20V未満
B:20V以上40V未満
C:40V以上80V未満
D:80V以上
得られた感光体を富士ゼロックス社製複写機「Docu Centre Color 500」に搭載し、20℃/40%RHの条件でチャートを連続10枚出力した。チャートは、画像濃度100%の黒色のベタ画像中に白抜きの文字「G」を有する領域と画像濃度40%のハーフトーン画像の領域と、をプリントしたチャートである。評価結果を表1及び表2に示す。
1枚目に出力した画像(初期画像)、10出力後の画像(10枚出力後画像)について、目視にて、Gの文字状の濃度変化を確認して行った。評価基準は以下の通りである。なお、許容範囲はA及びBである。
A:濃度変化なし
B:濃度変化若干あり実使用上問題ない
C:濃度変化あり実使用に耐えない
ハーフトーン画像濃度ムラの評価は、1枚目に出力した画像(初期画像)、10出力後の画像(10枚出力後画像)について、画像濃度40%のハーフトーン画像の領域におけるランダムな濃度変化を目視にて行った。評価基準は以下の通りである。なお、許容範囲はA及びBである。
A:濃度変化なし
B:濃度変化若干あり実使用上問題ない
C:濃度変化あり実使用に耐えない
直径0.1mmのピンホールを基材まで貫通させた感光体を、ドラムカートリッジに装着し、低温低湿(10℃、15%RH)環境下および高温高湿(28℃、85%RH)環境下で50%ハーフトーン画像を印刷し、感光体ピンホール部分の帯状の画像欠陥について、以下の基準で判定した。評価結果を表1及び表2に示す。なお、許容範囲はA~Cである。
A:直径1.0mm以下の色点
B:10mm以下の帯状の画像欠陥の発生
C:10mmより長く30mm以下の帯状の画像欠陥の発生
D:30mmより長く35mm以下の帯状の画像欠陥の発生
E:35mmより長い帯状の画像欠陥の発生
Claims (9)
- 導電性基体と、
前記導電性基体上に設けられ、ジアリルフタレート化合物を重合した樹脂を含む結着樹脂及び電荷輸送性材料を含む下引層と、
前記下引層上に設けられた感光層と、
を備え、
前記電荷輸送性材料は、
一般式(1)及び一般式(2)で表されるペリノン化合物の少なくとも1種を含む、電子写真感光体。
(一般式(1)中、R 11 、R 12 、R 13 、R 14 、R 15 、R 16 、R 17 及びR 18 は、各々独立に、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、アリール基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキル基、アリールオキシカルボニルアルキル基又はハロゲン原子を表す。R 11 とR 12 、R 12 とR 13 及びR 13 とR 14 は、各々独立に、互いに連結して環を形成してもよい。R 15 とR 16 、R 16 とR 17 及びR 17 とR 18 は、各々独立に、互いに連結して環を形成してもよい。
一般式(2)中、R 21 、R 22 、R 23 、R 24 、R 25 、R 26 、R 27 及びR 28 は、各々独立に、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、アラルキル基、アリール基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキル基、アリールオキシカルボニルアルキル基又はハロゲン原子を表す。R 21 とR 22 、R 22 とR 23 及びR 23 とR 24 は、各々独立に、互いに連結して環を形成してもよい。R 25 とR 26 、R 26 とR 27 及びR 27 とR 28 は、各々独立に、互いに連結して環を形成してもよい。) - 前記ジアリルフタレート化合物は、ジアリルイソフタレート化合物を含む、請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記ジアリルフタレート化合物は、前記ジアリルフタレート化合物の単量体とプレポリマーとを含む、請求項1又は請求項2に記載の電子写真感光体。
- 前記単量体と前記プレポリマーの質量比は1/99以上99/1以下である、請求項3に記載の電子写真感光体。
- 前記一般式(1)においてR11、R12、R13、R14、R15、R16、R17及びR18が、各々独立に、水素原子、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキル基又はアリールオキシカルボニルアルキル基を表し、前記一般式(2)においてR21、R22、R23、R24、R25、R26、R27及びR28が、各々独立に、水素原子、アルキル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキル基又はアリールオキシカルボニルアルキル基を表す、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記結着樹脂は、前記ジアリルフタレート化合物と(メタ)アクリル単量体とを重合した樹脂を含む結着樹脂である、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 前記下引層の全固形分量に対する前記電荷輸送性材料の含有量は、40質量%以上80質量%以下である、請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の電子写真感光体を備え、画像形成装置に着脱するプロセスカートリッジ。
- 請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
トナーを含む現像剤により、前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
を備える画像形成装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018177636A JP7183658B2 (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置。 |
US16/264,692 US10754266B2 (en) | 2018-09-21 | 2019-02-01 | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus |
CN201910175458.3A CN110941154A (zh) | 2018-09-21 | 2019-03-08 | 电子照相感光体、处理盒和图像形成设备 |
US16/926,762 US11215935B2 (en) | 2018-09-21 | 2020-07-12 | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus |
US16/926,754 US11169455B2 (en) | 2018-09-21 | 2020-07-12 | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018177636A JP7183658B2 (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置。 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020046642A JP2020046642A (ja) | 2020-03-26 |
JP7183658B2 true JP7183658B2 (ja) | 2022-12-06 |
Family
ID=69901424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018177636A Active JP7183658B2 (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7183658B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006178351A (ja) | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5646236A (en) * | 1979-09-20 | 1981-04-27 | Canon Inc | Electrophotographic receptor |
JPS5669640A (en) * | 1979-11-09 | 1981-06-11 | Canon Inc | Image retaining member |
JPH01200267A (ja) * | 1988-02-04 | 1989-08-11 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 電子写真感光体 |
JP3367318B2 (ja) * | 1996-02-01 | 2003-01-14 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体およびそれを用いた画像形成装置 |
-
2018
- 2018-09-21 JP JP2018177636A patent/JP7183658B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006178351A (ja) | 2004-12-24 | 2006-07-06 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020046642A (ja) | 2020-03-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7155588B2 (ja) | イミド化合物並びにこれを用いた電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP7314549B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP7167588B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP7183658B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置。 | |
JP2017181601A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
US11215935B2 (en) | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus | |
JP2019184701A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
US10890854B2 (en) | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, image forming apparatus, and imide compound | |
JP7225784B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP7135347B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP7187929B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP7135652B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2019184700A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、画像形成装置 | |
US20240012343A1 (en) | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus | |
JP7314550B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP7035747B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置。 | |
US20240027927A1 (en) | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus | |
US10303070B2 (en) | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus | |
JP7275788B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2019061146A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP2023115641A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2017161653A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2023115642A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2023130151A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2022175653A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210906 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220719 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220720 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220913 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221025 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221107 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7183658 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |