JP7176842B2 - 光電気混載基板 - Google Patents

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Description

本発明は、光電気混載基板に関する。
従来、光電気混載基板は、電気基板と、それに実装されるLDなどの光学素子と、電気基板に配置され、光学素子と光学的に接続される光導波路とを備えている。
例えば、光デバイスと、それに接触する導電膜と、導電膜に接触する貫通ビアと、それに接触する放熱体とを備える光電気集積回路が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の光電気集積回路では、光デバイスの裏面のごく一部が、導電膜と接触することにより、光デバイスから生じる熱を、光デバイスの裏面から、導電膜および貫通ビアを介して、放熱体に逃がしている。
特許文献1では、この構成により、熱に起因する光デバイスの光学性能の低下を抑制している。
特開2015-184588号公報
しかるに、光デバイスの熱をより一層効率的に逃がして、光デバイスの性能低下のより一層の抑制が求められる。
本発明は、光学素子の熱を効率的に逃がすことが、光学性能の低下を抑制できる光電気混載基板を提供する。
本発明(1)は、金属層と、前記金属層の厚み方向一方面に配置される絶縁層と、前記絶縁層の厚み方向一方面に部分的に配置される導体層とを備える電気回路基板と、前記金属層の前記厚み方向一方側に配置され、前記導体層と電気的に接続される光学素子と、前記金属層の前記厚み方向一方側に配置され、前記光学素子と光学的に接続される光導波路とを備え、前記電気回路基板は、さらに、前記金属層の前記厚み方向一方側において、前記光学素子の前記厚み方向他方面において10%以上の面積割合を占める部分に接触する熱伝導パッドを備える、光電気混載基板を含む。
この光電気混載基板によれば、光学素子の厚み方向他方面において10%以上の面積割合を占める部分が、熱伝導パッドに接触するので、光学素子で発生する熱を、熱伝導パッドに十分に伝導させることができる。そのため、かかる熱を、金属層に逃がすことができる。
その結果、光学素子において、発生する熱に起因する光学性能の低下を十分に抑制することができる。
本発明(2)は、前記熱伝導パッドおよび前記金属層に接触する熱伝導部材をさらに備える、(1)に記載の光電気混載基板を含む。
熱伝導パッドに伝導された熱を、熱伝導部材を介して、金属層に効率的に逃がすことができる。
本発明(3)は、複数の前記光学素子および複数の前記熱伝導パッドを備え、複数の前記光学素子のそれぞれは、複数の前記熱伝導パッドのそれぞれと1対1対応で接触している、(2)に記載の光電気混載基板を含む。
この光電気混載基板では、複数の光学素子のそれぞれで発生する熱を、それと1対1対応で接触する複数の熱伝導パッドのそれぞれによって、確実に伝導させることができる。
本発明(4)は、複数の前記熱伝導部材を備え、複数の前記熱伝導部材のそれぞれは、複数の前記熱伝導パッドのそれぞれと1対1対応で接触している、(3)に記載の光電気混載基板を含む。
さらに、この光電気混載基板では、複数の熱伝導パッドのそれぞれに伝導した熱を、複数の熱伝導部材のそれぞれによって、金属層に確実に逃がすことができる。
本発明(5)は、複数の前記光学素子を備え、複数の前記光学素子は、共通の前記熱伝導パッドと接触している、(2)に記載の光電気混載基板を含む。
この光電気混載基板では、複数の光学素子で発生する熱を、共通の熱伝導パッドでまとめて伝導させることができる。そのため、構成を簡単にすることができる。
本発明(6)は、前記共通の熱伝導パッドが、1つの前記熱伝導部材と接触している、(5)に記載の光電気混載基板を含む。
この光電気混載基板では、さらに、共通の熱伝導パッドに逃げた熱を、1つの熱伝導部材に確実に放熱させることができる。
本発明(7)は、前記絶縁層が、前記厚み方向を貫通する貫通孔を有し、前記熱伝導部材が、前記貫通孔に充填されている、(2)~(6)のいずれか一項に記載の光電気混載基板を含む。
この光電気混載基板では、熱伝導部材が、貫通孔に充填されているので、熱伝導部材によって、厚み方向に確実に熱を伝導させることができる。
本発明(8)は、前記熱伝導部材は、前記厚み方向に投影したときに、前記光学素子の少なくと一部と重複する、(7)に記載の光電気混載基板を含む。
この光電気混載基板では、熱伝導部材は、厚み方向に投影したときに、光学素子の少なくと一部と重複するので、光学素子で発生する熱を、熱伝導パッドを介して、熱伝導部材に効率的に伝導させることができる。
本発明(9)は、前記熱伝導部材は、前記厚み方向に投影したときに、前記光学素子を含む、(8)に記載の光電気混載基板を含む。
さらに、この光電気混載基板では、熱伝導部材は、厚み方向に投影したときに、光学素子を含むので、光学素子で発生する熱を、熱伝導パッドを介して、熱伝導部材により一層効率的に伝導させることができる。
本発明(10)は、前記熱伝導パッドが、前記金属層と接触していることを特徴とする、(1)~(9)のいずれか一項に記載の光電気混載基板を含む。
この光電気混載基板では、熱伝導パッドが金属層と直接接触しているので、熱伝導パッドに伝導された熱を効率的に金属層に逃がすことができる。
本発明(11)は、前記金属層は、前記厚み方向に投影したときに、前記光導波路と重複していない、(1)~(1)のいずれか一項に記載の光電気混載基板を含む。
この光電気混載基板では、金属層は、厚み方向に投影したときに、光導波路と重複していないので、金属層に伝導された熱の影響を、光導波路が受けることを抑制することができる。
本発明(12)は、前記熱伝導パッドは、前記厚み方向に直交する方向に延びる平坦部を有する、(1)~(11)のいずれか一項に記載の光電気混載基板を含む。
この光電気混載基板では、熱伝導パッドは、厚み方向に直交する方向に延びる平坦部を有するので、光学素子で発生する熱を、広い面積で、熱伝導パッドに確実に伝導させることができる。
本発明(13)は、前記光学素子は、前記厚み方向に直交する方向において光を発光できる側面発光素子、および、受光できる側面受光素子の少なくともいずれか一方を含み、前記光学素子は、前記方向において、前記光導波路と対向配置されている、(1)~(12)のいずれか一項に記載の光電気混載基板を含む。
この光電気混載基板では、側面発光素子および側面受光素子の少なくともいずれか一方が、厚み方向に直交する方向において、光を、光導波路に入射および光導波路から受光の少なくともいずれか一方を、確実に実施することができる。
本発明(14)は、前記光学素子は、前記厚み方向一方面に配置される電極を備える、(1)~(13)のいずれか一項に記載の光電気混載基板を含む。
この光電気混載基板では、光学素子は、厚み方向一方面に配置される電極を備えるので、光学素子の厚み方向他方面に電極を備える場合に比べて、光学素子の厚み方向他方面を有効に熱伝導に供することができる。
本発明の光電気混載基板によれば、光学素子において、発生する熱に起因する光学性能の低下を十分に抑制することができる。
図1Aおよび図1Bは、本発明の光電気混載基板の第1実施形態を示し、図1Aが、平面図、図1Bが、断面図を示す。 図2Aおよび図2Bは、図1Aおよび図1Bに示す光電気混載基板の変形例(熱伝導部材が、光学素子より小さい態様)における熱伝導パッドを示し、図2Aが、平面図、図2Bが、断面図を示す。 図3Aおよび図3Bは、図1Aおよび図1Bに示す光電気混載基板の変形例(熱伝導部材が、光学素子とずれる態様)における熱伝導パッドを示し、図3Aが、平面図、図3Bが、断面図を示す。 図4は、図1Aに示す光電気混載基板の変形例(熱伝導部材が複数ある態様)における熱伝導パッドの平面図を示す。 図5Aおよび図5Bは、図1Aおよび図1Bに示す光電気混載基板の変形例(複数の光学素子が、共通の熱伝導パッドに接触する態様)における熱伝導パッドを示し、図5Aが、平面図、図5Bが、断面図を示す。 図6Aおよび図6Bは、図1Aおよび図1Bに示す光電気混載基板の変形例(熱伝導パッドが、光学素子より小さい熱伝導部材に接触する態様)における熱伝導パッドを示し、図6Aが、平面図、図6Bが、断面図を示す。 図7は、図1Aに示す光電気混載基板の変形例(金属層が金属開口部を有する態様)における熱伝導パッドの底面図を示す。 図8Aおよび図8Bは、図1Aおよび図1Bに示す光電気混載基板の変形例(金属層が絶縁層に部分的に配置される態様)を示し、図8Aが、底面図、図8Bが、断面図を示す。 図9Aおよび図9Bは、図1Aおよび図1Bに示す光電気混載基板の変形例(金属層が2層設けられる態様)を示し、図9Aが、底面図、図9Bが、断面図を示す。 図10Aおよび図10Bは、図1Aおよび図1Bに示す光電気混載基板の変形例(金属層が2層設けられる態様)を示し、図10Aが、底面図、図10Bが、断面図を示す。 図11は、図1Aに示す光電気混載基板の変形例(熱伝導パッドがパッド開口部を有する態様)における熱伝導パッドの平面図を示す。 図4は、図1Aに示す光電気混載基板の変形例(貫通孔がない態様)における熱伝導部材の断面図を示す。 図13は、図1Aに示す光電気混載基板の変形例(貫通孔がない態様)における熱伝導部材の断面図を示す。 図14は、図1Aおよび図1Bに示す光電気混載基板の変形例(絶縁層が絶縁開口部を有する態様)の断面図を示す。 図15は、本発明の光電気混載基板の第2実施形態の断面図を示す。 図16は、図15に示す光電気混載基板の変形例(金属層が2層設けられる態様)を示す。 図17は、図15に示す光電気混載基板の変形例(絶縁層の下面が部分的に露出する態様)を示す。
<第1実施形態>
本発明の光電気混載基板の第1実施形態を、図1Aおよび図1Bを参照して説明する。なお、図1Aにおいて、保護層14(後述)は、熱伝導パッド8(後述)および導体層13の相対配置を明確に示すために、省略している。
光電気混載基板1は、電気(電気エネルギー)を光(光エネルギー)に変換して、それを外部に出射する光電気デバイスである。光電気混載基板1は、所定の厚み(上下方向長さ)を有し、光の出射方向に延びる略矩形シート(板)形状を有する。なお、光の出射方向は、光電気混載基板1が光を出社する方向であって、後述する発光素子16から光学素子3に対して光を出射する方向、あるいは、光学素子3における光の出射方向、さらには、間隔を隔てる2つの側面(先面および後面)が対向する方向を意味する。
光電気混載基板1は、電気回路基板2と、光学素子3と、光導波路4と、コリメータ35とを備える。
電気回路基板2は、光学素子3に対して電気を入出力する基板である。電気回路基板2の平面視形状は、光電気混載基板1のそれと同一である。電気回路基板2は、絶縁層5と、熱伝導部材9と、熱伝導パッド8と、導体層13と、保護層14と、金属層7とを備える。
絶縁層5は、電気回路基板2の平面視形状を形成しており、具体的には、光の出射方向に延びる略シート形状を有する。絶縁層5の材料としては、例えば、ポリイミド樹脂、ポリエーテルニトリル樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの絶縁性を有する樹脂が挙げられ、好ましくは、ポリイミド樹脂が挙げられる。絶縁層5の厚みは、例えば、2μm以上、好ましくは、5μm以上であり、また、例えば、20μm以下、好ましくは、15μm以下である。
また、絶縁層5は、厚み方向を貫通する貫通孔10を有する。貫通孔10は、後で説明する複数の熱伝導部材9に対応して複数形成されている。複数の貫通孔10のそれぞれは、平面視略円形状(あるいは楕円形状)を有する。
熱伝導部材9は、後述する熱伝導パッド8および金属層7に接触して、熱伝導パッド8の熱を金属層7に伝導する。熱伝導部材9は、貫通孔10に充填されている。具体的には、熱伝導部材9は、貫通孔10に充填される下部11と、下部11の上端縁に連続する上部12とを有する。
下部11の下面は、絶縁層5の下面と面一である。
上部12は、面方向に投影したときに、絶縁層5の上面からわずかに突出している。また、上部12の周端部は、厚み方向に投影したときに、下部11から面方向外側に突出する形状を有する。これにより、熱伝導部材9は、断面略T字形状を有する。複数の熱伝導部材9のそれぞれの上部12は、複数の熱伝導パッド8(後述)のそれぞれと接触している。
熱伝導部材9の材料としては、例えば、金属、熱伝導性樹脂組成物(熱伝導性ポリマーなど)、熱伝導性無機化合物(窒化物など)などが挙げられ、好ましくは、金属が挙げられる。金属としては、例えば、銅、アルミニウムなどが挙げられる。
熱伝導部材9の寸法は、貫通孔10に対応しており、また、上部12の突出長さは、例えば、2μm以上、好ましくは、5μm以上であり、また、例えば、20μm以下、好ましくは、15μm以下である。
熱伝導パッド8は、光学素子3で発生する熱を、熱伝導部材9を介して金属層7に放熱する放熱パッドである。熱伝導パッド8は、出射方向および幅方向(出射方向および厚み方向に直交する方向)に間隔を隔てて複数配置されている。複数の熱伝導パッド8のそれぞれは、厚み方向に投影したときに、複数の熱伝導部材9のそれぞれと重複しており、具体的には、複数の熱伝導部材9のそれぞれを完全に含んでいる。複数の熱伝導パッド8のそれぞれは、平面視略矩形状を有する。
熱伝導パッド8は、断面視において下側に向かって開く略ハット形状を有しており、具体的には、中央部が、面方向(出射方向および幅方向に沿う方向、または、厚み方向に直交する方向)に沿う略円板形状を有し、周端部が、中央部の周端縁から下側に落ち込み、その後、外側に広がる断面略L字形状を有する。
中央部は、平坦部19である。
周端部は、上部12の周側面および絶縁層5の上面に接触している。
複数の熱伝導パッド8に対応して、熱伝導部材9が設けられている。具体的には、複数の熱伝導パッド8のそれぞれと、複数の熱伝導部材9とは、1対1対応で設けられている。
導体層13は、後述する光学素子3と電気的に接続される導体パターンを有する。導体層13は、絶縁層5の上面(厚み方向一方面の一例)に部分的に配置されている。導体層13は、熱伝導パッド8の出射方向上流側に間隔を隔てて配置されている。導体層13は、端子15と、端子15に連続する配線(図示せず)とを一体的に備える。導体層13の材料としては、銅、ニッケル、金、はんだなどの金属が挙げられ、好ましくは、銅が挙げられる。また、導体層13の材料は、熱伝導部材9の材料と同一であってもよい。導体層13の厚みは、例えば、2μm以上、好ましくは、5μm以上であり、また、例えば、20μm以下、好ましくは、15μm以下である。
保護層14は、導体層13を保護する膜である。保護層14は、導体層13の上面および周側面を被覆している。保護層14の材料および厚みは、熱伝導パッド8のそれらと同一であってもよい。
金属層7は、熱伝導部材9から伝導された熱を放熱する放熱層(ヒートシンク)である。金属層7は、絶縁層5の下面全面に配置されている。また、金属層7は、複数の熱伝導部材9の下面と接触している。金属層7の材料としては、例えば、ステンレス、42アロイ、アルミニウム、銅-ベリリウム、りん青銅、銅、銀、アルミニウムなどの金属が挙げられ、放熱性の観点から、好ましくは、ステンレス、アルミニウムが挙げられる。金属層7の厚みは、例えば、3μm以上、好ましくは、10μm以上であり、また、例えば、100μm以下、好ましくは、50μm以下である。
光学素子3は、金属層7の上側に配置されている。具体的には、光学素子3は、絶縁層5の上面に配置されている。より具体的には、光学素子3は、絶縁層5の上面における出射方向上流側端部において、複数整列配置されている。複数の光学素子3のそれぞれは、複数の熱伝導パッド8のそれぞれと1対1対応で接触している。複数の光学素子3のそれぞれは、厚み方向に投影したときに、複数の熱伝導部材9のそれぞれと重複している。具体的には、複数の光学素子3のそれぞれは、厚み方向に投影したときに、複数の熱伝導部材9に含まれている。
光学素子3は、発光素子16と、受光素子17とを独立して備える。
発光素子16は、電気を光に変換して、光を後述する光導波路4に向けて出射する発光デバイスである。具体的には、発光素子16としては、例えば、LD(レーザダイオード)、LED(発光ダイオード)などが挙げられる。また、発光素子16は、側面発光素子である。
発光素子16は、光電気混載基板1において出射方向上流側端部における領域に複数配置されている。複数の発光素子16は、幅方向に互いに間隔を隔てて配置されている。複数の発光素子16のそれぞれは、複数の熱伝導パッド8に接触している。具体的には、複数の発光素子16のそれぞれの下面25の全面(全部)は、熱伝導パッド8における平坦部19の上面に接触している。一方、複数の発光素子16の上面には、素子電極26が形成されている。複数の発光素子16のそれぞれは、例えば、赤色光、緑色光、青色光のそれぞれを出射する。
また、複数の発光素子16のそれぞれは、厚み方向に投影したときに、熱伝導部材9に完全に包含されている。つまり、発光素子16は、平面視において、熱伝導部材9より小さい。複数の発光素子16のそれぞれは、平面視略矩形状を有する。発光素子16は、出射方向下流側面に、発光側面20を有する。
受光素子17は、発光素子16が発光した光の一部を受光することにより、発光素子16の発光をモニタリングする受光デバイスである。具体的には、受光素子17としては、例えば、PD(フォトダイオード)などが挙げられる。受光素子17は、側面受光素子である。
受光素子17は、発光素子16の出射方向上流側(図1における紙面左側)に間隔を隔てて複数配置されている。つまり、受光素子17は、発光素子16が発光した光が進む方向の下流側に対向配置されている。複数の受光素子17は、幅方向に互いに間隔を隔てて配置されている。複数の受光素子17のそれぞれは、複数の熱伝導パッド8に接触している。具体的には、複数の受光素子17のそれぞれの下面25の全面(全部)は、熱伝導パッド8における平坦部19に接触している。一方、複数の受光素子17の上面には、素子電極26が形成されている。
また、複数の受光素子17のそれぞれは、厚み方向に投影したときに、熱伝導部材9に完全に包含されている。複数の受光素子17のそれぞれは、複数の発光素子16のそれぞれと同一矩形状を有する。受光素子17は、発光素子16に対向する(面する)側面に、受光側面21を有する。
光導波路4は、金属層7の上側に配置されている。具体的には、光導波路4は、絶縁層5の上面に配置されている。より具体的には、光導波路4は、絶縁層5の上面において、発光素子16の出射方向下流側に対向配置されている。光導波路4は、出射方向に延びる略矩形(あるいは直線形)シート形状を有する。光導波路4は、複数の発光素子16(光学素子3)と光学的に接続されている。また、光導波路4は、クラッド22と、クラッド22に埋設されるコア23とを備える。
クラッド22の下面は、絶縁層5の下面に接触している。クラッド22の材料としては、例えば、エポキシ樹脂などの透明性樹脂が挙げられる。
コア23は、複数(3つ)の発光素子16に対向する3つの入射面と、1つの出射面と、それらの途中に配置される光合流部とを備える。コア23では、発光素子16から出射される赤色光、緑色光、青色光が3つの入射面から入射され、それらが光合流部において合流されて合流光が合成され、1つの出射面から、合流光が出射される。コア23は、具体的には、出射方向に投影したときに、複数の入射面と、発光素子16の発光側面20とが重複(対向)するように、位置決めされている。コア23の材料としては、例えば、クラッド22と同様の材料の透明性樹脂が挙げられる。コア23の屈折率は、クラッド22の屈折率に対して、高い。
コリメータ35は、絶縁層5の上面において、光導波路4の出射方向下流側に配置されている。具体的には、コリメータ35は、光導波路4のコア23の出射面の出射方向下流側に対して、位置合わせされている。コリメータ35は、コア23の出射面から出射された合流光が平行光となるように、光学調整する。
なお、光電気混載基板1には、光学素子3の素子電極26と、導体層13の端子15とをワイヤボンディング接続するワイヤ24が設けられている。
この光電気混載基板1を製造するには、まず、金属層7を準備し、次いで、貫通孔10を有する絶縁層5を、金属層7の上面に形成し、続いて、熱伝導部材9を、その下部11が貫通孔10に充填されるように配置する。これとともに、導体層13をパターンニングする。その後、熱伝導パッド8と、保護層14とを、例えば、めっきなどにより、同時に形成する。
別途、光導波路4およびコリメータ35を、絶縁層5の上面に配置する。
別途、光学素子3を、下面25の全面が、熱伝導パッド8の平坦部19に接触するように、熱伝導パッド8に配置する。この際、発光素子16の発光側面20がコア23と出射方向に対向するように、発光素子16を熱伝導パッド8に配置する(位置決めする)。その後、ワイヤ24により、光学素子3と導体層13とを電気的に接続する。
この光電気混載基板1では、導体層13からの電気がワイヤ24を介して発光素子16に入力されると、発光素子16が作動して、光が発光素子16から光導波路4に向けて出射される。光導波路4では、合流光が合成され、コリメータ35において、平行光が生成される。その際、発光素子16の作動によって生じる熱は、下面25から熱伝導パッド8および熱伝導部材9を介して金属層7に逃がされる。
別途、受光素子17は、発光素子16において発光した光の一部を受光側面21で受光して、電気信号に変換する。これにより、発光素子16の発光をモニタリングする。その際、受光素子17における電気への変換動作によって生じる熱は、下面25から熱伝導パッド8および熱伝導部材9を介して金属層7に逃がされる。
そして、この光電気混載基板1によれば、光学素子3の下面25の全部が、熱伝導パッド8に接触するので、光学素子3で発生する熱を、熱伝導パッド8に十分に伝導させることができる。そのため、かかる熱を、金属層7に逃がすことができる。
その結果、光学素子3において、発生する熱に起因する光学性能の低下を十分に抑制することができる。
この光電気混載基板1では、複数の光学素子3のそれぞれで発生する熱を、それと1対1対応で接触する複数の熱伝導パッド8のそれぞれによって、確実に伝導させることができる。
さらに、この光電気混載基板1では、複数の熱伝導パッド8のそれぞれに伝導した熱を、複数の熱伝導部材9のそれぞれによって、金属層7に確実に逃がすことができる。
この光電気混載基板1では、熱伝導部材9が、貫通孔10に充填されているので、熱伝導部材9によって、厚み方向に確実に熱を伝導させることができる。
この光電気混載基板1では、熱伝導部材9は、厚み方向に投影したときに、光学素子3と重複するので、光学素子3で発生する熱を、熱伝導パッド8を介して、熱伝導部材9に効率的に伝導させることができる。
さらに、この光電気混載基板1では、熱伝導部材9は、厚み方向に投影したときに、光学素子3を含むので、光学素子3で発生する熱を、熱伝導パッド8を介して、熱伝導部材9により一層効率的に伝導させることができる。
この光電気混載基板1では、熱伝導パッド8は、面方向に延びる平坦部19を有するので、光学素子3で発生する熱を、広い面積で、熱伝導パッド8に確実に伝導させることができる。
この光電気混載基板1では、側面発光素子である発光素子16が、出射方向において、光を光導波路4に確実に入射することができる。
この光電気混載基板1では、光学素子3は、上面に配置される素子電極26を備えるので、光学素子3の下面25に電極を備える場合(図示せず)に比べて、光学素子3の下面25を有効に熱伝導に供することができる。
<変形例>
以下の各変形例において、上記した第1実施形態と同様の部材については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、各変形例は、適宜組み合わせることができる。さらに、各変形例は、特記する以外、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
図1Bに示すように、第1実施形態では、光学素子3の下面25の全部(100%)が、熱伝導パッド8の平坦部19に接触している。しかし、下面25における10%以上の面積を占める部分が接触してもよく、さらには、20%以上、さらには、30%以上、さらには、40%以上、さらには、50%以上、さらには、75%以上、さらには、90%以上、さらには、95%以上の面積を占める部分が接触してもよい。
一方、上記した接触部分の下面25に対する割合が上記した下限を下回ると、光学素子3の熱を熱伝導パッド8に効率的に逃がすことができない。
また、図1Bに示すように、第1実施形態では、熱伝導パッド8は、平坦部19および周端部を有する略ハット形状を有するが、図示しないが、例えば、平坦部19のみから形成することもできる。この場合には、平坦部19は、絶縁層5の上面に形成されておらず、熱伝導部材9の上部12の上面と、光学素子3の下面25との間に介在する。
また、図示しないが、別の受光素子17を、光導波路4の出射方向下流側に配置することもできる。この変形例では、光を、光導波路4から受光素子17に出射して、受光素子17が確実に光を受光することができる。
素子電極26は、光学素子3の下面25に形成されていてもよい。この場合には、光学素子3は、絶縁層5および導体層13に対してフリップチップ実装される。
好ましくは、図1Bに示すように、光学素子3の下面25を有効に熱伝導に供する観点から、素子電極26は、光学素子3の上面に配置される。
また、金属層7は、絶縁層5の下面に接触しているが、例えば、直接形成されず、図示しない接着層を介して絶縁層5の下側に配置されてもよい。
第1実施形態では、熱伝導部材9は、平面視において、光学素子3より大きい。しかし、図2Aおよび図2Bに示すように、熱伝導部材9は、平面視において、光学素子3より小さくてもよい。この変形例では、熱伝導部材9は、厚み方向に投影したときに、光学素子3に完全に包含される。
なお、熱伝導部材9は、上部12を有さず、貫通孔10に充填される下部11のみからなる。
図3Aおよび図3Bに示すように、熱伝導部材9は、厚み方向に投影したときに、光学素子3と重複しなくてもよい。熱伝導部材9は、厚み方向に投影したときに、光学素子3の出射方向上流側に間隔を隔てて配置されている。
あるいは、図示しないが、熱伝導部材9は、厚み方向に投影したときに、光学素子3とずれるように、熱伝導部材9の一部のみが、光学素子3が重複することもできる。
好ましくは、図1A~図2Bに示すように、熱伝導部材9は、厚み方向に投影したときに、光学素子3と重複する。この構成によれば、図3Aおよび図3Bの変形例に比べて、光学素子3で発生する熱を、熱伝導パッド8を介して、熱伝導部材9により一層効率的に伝導させることができる。
なお、熱伝導部材9の数は、特に限定されず、例えば、図4に示すように、1つの熱伝導パッド8および1つの光学素子3に対して、複数備えることもできる。
図5Aおよび図5Bに示すように、複数の光学素子3は、共通の熱伝導パッド8と接触することもできる。
熱伝導パッド8は、厚み方向に投影したときに、複数の光学素子3(発光素子16)を包含する形状および寸法を有する。そして、大きな1つの熱伝導パッド8に、複数の光学素子3のそれぞれの下面25の全部が接触している。
また、熱伝導部材9は、厚み方向に投影したときに、複数の光学素子3を包含する一方、熱伝導パッド8に包含される寸法を有する。つまり、熱伝導部材9は、熱伝導パッド8より小さい寸法を有しており、複数の光学素子3に共通する熱伝導パッド8の上面の中央部と接触している。
そして、この光電気混載基板1では、複数の光学素子3で発生する熱を、共通の熱伝導パッド8でまとめて伝導させることができる。そのため、構成を簡単にすることができる。
さらに、この光電気混載基板1では、共通の熱伝導パッド8に逃げた熱を、1つの熱伝導部材9に確実に放熱させることができる。
なお、熱伝導部材9の寸法は、特に限定されず、図6Aおよび図6Bに示すように、例えば、厚み方向に投影したときに、1つの光学素子3に含まれる寸法であってもよい。
図7に示すように、金属層7は、厚み方向に投影したときに、光導波路4と重複しなくてもよい。具体的には、金属層7は、絶縁層5の裏面に部分的に配置されており、光導波路4を避ける(よける)パターンを有する。詳しくは、金属層7は、厚み方向に投影したときに、光導波路4よりわずかに大きい底面視略矩形状の金属開口部27を有する。
しかるに、光導波路4に、金属層7の熱が絶縁層5を介して伝わると、光導波路4が樹脂からなるので、光導波路4が大きく伸長し易く、そのため、光導波路4の光学特性が変動し、その結果、光学性能が低下する場合がある。あるいは、金属層7の熱が絶縁層5に伝導するものの、光導波路4に実質的に伝導しない場合には、それらの熱膨張係数の相違に基づいて、光導波路4の光学特性が大きく変動する場合がある。
しかし、この光電気混載基板1では、金属層7は、厚み方向に投影したときに、光導波路4と重複していないので、金属層7に伝導された熱の影響を、光導波路4が受けることを抑制することができる。
なお、図8Aおよび図8Bに示すように、金属層7は、厚み方向に投影したときに、光導波路4と重複せず、かつ、金属開口部27も有さず、複数の光学素子3を包含する寸法を有する略矩形状に形成される。具体的には、金属層7は、複数の光学素子3が形成される領域には配置され、光導波路4が形成される領域には配置されていない。
金属層7は、単層あるいは複層であってもよい。
図9A~図10Bは、複層からなる金属層7の変形例を図示する。
図9Aおよび図9Bに示すように、金属層7は、第1金属層28と、第2金属層29とを、下側に向かって順に備える。
第1金属層28は、図8Aおよび図8Bに示す変形例で示す金属層7と同一構成を有する。第1金属層28は、複数の光学素子3が形成される領域に配置され、光導波路4が形成される領域に配置されていない。第1金属層28の材料は、好ましくは、ステンレスである。
図9Aおよび図9Bに示すように、第2金属層29は、第1金属層28の下面に部分的に配置されており、厚み方向に投影したときに、発光素子16と、それに対応する熱伝導パッド8および熱伝導部材9を含む形状を有する。具体的には、第2金属層29は、複数の発光素子16が形成される領域に配置されている。
第2金属層29の材料は、好ましくは、アルミニウムである。
また、図10Aおよび図10Bに示すように、第2金属層29は、厚み方向に投影したときに、光学素子3の幅方向両外側に間隔を隔てて配置されている。第2金属層29は、出射方向に投影したときに、光導波路4とずれ、つまり、発光素子16の光軸とずれており、具体的には、光導波路4の幅方向両外側に配置されている。
図11では、熱伝導パッド8は、絶縁層5の下面略全体にわたって配置されている。
但し、熱伝導パッド8は、パッド開口部30と、パッド切欠部31とを有する。
パッド開口部30は、厚み方向に投影したときに、光導波路4よりわずかに大きい略矩形状を有する。すなわち、パッド開口部30は、厚み方向に投影したときに、光導波路4と重複していない。
パッド切欠部31は、厚み方向に投影したときに、受光素子17を避けるように、出射方向上流側端部における幅方向中央部が切り欠かれた形状を有する。
第1実施形態では、熱伝導部材9は、貫通孔10に充填されている。
しかし、図12に示すように、熱伝導部材9は、絶縁層5の外側において、熱伝導パッド8の周端部と連続してもよい。
熱伝導部材9は、絶縁層5の周側面において、熱伝導パッド8の周端縁から下側に落ち込み、金属層7の上面の周端部に接触する。
この変形例では、絶縁層5は、貫通孔10を有さない(貫通孔10が不要である。)。
また、図13に示すように、熱伝導部材9を、絶縁層5と接触させず、絶縁層5の周端縁を回り込む熱伝導シート32(あるいは熱伝導テープ32)から構成することができる。
熱伝導シート32は、可撓性を有し、シート形状を有する。熱伝導シート32は、その一端部が、金属層7の下面に接触し、その他端部が、熱伝導パッド8の上面に接触する。熱伝導シート32の材料としては、例えば、熱伝導成分(BN、AlN)および樹脂などを含有する熱伝導性樹脂組成物などが挙げられる。
なお、この変形例では、絶縁層5の周端部は、金属層7の周端部に対して、外側に突出している。
また、図14に示すように、絶縁層5が絶縁開口部33を有することができる。
絶縁開口部33は、絶縁層5において、複数の光学素子3および熱伝導パッド8に対応する第1領域34と、光導波路4に対応する第2領域36とを分断するように、幅方向に延びるスリット形状を有する。絶縁開口部33は、絶縁層5の厚み方向を貫通する貫通孔でもある。絶縁開口部33は、金属層7の厚み方向一方面を露出している。また、絶縁開口部33は、絶縁層5の幅方向一方側端面から幅方向他方側端面にわたって延びる形状を有する。これによって、第1領域34および第2領域36は、互いに独立している。
図14に示す変形例では、光学素子3で発生する熱が第1領域34に部分的に伝導しても、第1領域34は、絶縁開口部33によって、第2領域36と分断されているので、熱を、第2領域36を介して光導波路4に伝導することを抑制できる。
<第2実施形態>
以下の第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、第2実施形態は、特記する以外、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
図1Bに示すように、第1実施形態では、熱伝導パッド8は、絶縁層5の上側に配置されている。しかし、図15に示すように、熱伝導パッド8が、絶縁層5の側方(出射方向上流側)であって、金属層7の厚み方向一方面に形成されていてもよい。
熱伝導パッド8は、平面視において、第1実施形態と同様のパターンで、金属層7の厚み方向一方面に直接配置されている。つまり、熱伝導パッド8は、金属層7の厚み方向一方面と直接接触している。
一方、絶縁層5は、金属層7の厚み方向一方面において、出射方向上流側端部における領域(具体的には、光学素子3が形成される領域)以外の全面に配置されている。つまり、絶縁層5の出射方向上流側端縁は、絶縁層5の出射方向上流側端縁に対して、出射方向下流側に間隔を隔てて配置されている。
第2実施形態では、熱伝導パッド8が金属層7と直接接触しているので、熱伝導パッド8に伝導された熱を効率的に金属層7に逃がすことができる。
<変形例>
以下の各変形例において、上記した第2実施形態と同様の部材については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、各変形例は、適宜組み合わせることができる。さらに、各変形例は、特記する以外、第2実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
図16に示すように、金属層7が、第1金属層28と、第2金属層29とを、下側に向かって順に備えることができる。
第2金属層29は、厚み方向に投影したときに、発光素子16に対応する熱伝導パッド8を含むパターンを有する。
図17に示すように、第1金属層28は、絶縁層5の厚み方向他方面を露出させることができる。第1金属層28の出射方向下流側端部は、絶縁層5の厚み方向他方面における出射方向上流側端部に接触している。
上記した各実施形態および各変形例は、適宜組み合わせることができる。
1 光電気混載基板
3 光学素子
4 光導波路
5 絶縁層
7 金属層
8 熱伝導パッド
9 熱伝導部材
10 貫通孔
16 発光素子(側面発光素子)
17 受光素子(側面受光素子)
19 平坦部
25 下面(厚み方向他方面の一例)
26 素子電極
32 熱伝導シート

Claims (10)

  1. 金属層と、前記金属層の厚み方向一方面に配置される絶縁層と、前記絶縁層の厚み方向一方面に部分的に配置される導体層とを備える電気回路基板と、
    前記金属層の前記厚み方向一方側に配置され、前記導体層と電気的に接続される光学素子と、
    前記金属層の前記厚み方向一方側に配置され、前記光学素子と光学的に接続される光導波路とを備え、
    前記電気回路基板は、さらに、
    前記金属層の前記厚み方向一方側において、前記光学素子の前記厚み方向他方面において10%以上の面積割合を占める部分に接触する熱伝導パッド
    を備え、
    前記熱伝導パッドは、前記光学素子の10%以上の面積割合を占める部分に接触し、
    前記熱伝導パッドおよび前記金属層に接触する熱伝導部材をさらに備え、
    前記熱伝導部材は、厚み方向の他方側部と、前記他方側部の厚み方向における一端縁に連続する厚み方向の一方側部とを有し、
    前記他方側部は、前記金属層に接触し、
    前記一方側部は、前記絶縁層の厚み方向一方面から突出し、
    前記一方側部の周端部は、厚み方向に投影したときに、前記他方側部から外側に突出する形状を有し、
    前記絶縁層が、前記厚み方向を貫通する貫通孔を有し、
    前記熱伝導部材の前記他方側部は、前記貫通孔に充填され、
    前記熱伝導パッドは、断面視において厚み方向の他方側に向かって開く形状を有し、
    前記熱伝導パッドの中央部は、前記厚み方向に直交する方向に延びる平坦部であり、
    前記熱伝導パッドの周端部は、前記中央部の周端縁から厚み方向他方側に落ち込む形状を有し、前記一方側部の周側面および前記絶縁層の厚み方向一方面に接触していることを特徴とする、光電気混載基板。
  2. 複数の前記光学素子および複数の前記熱伝導パッドを備え、
    複数の前記光学素子のそれぞれは、複数の前記熱伝導パッドのそれぞれと1対1対応で接触していることを特徴とする、請求項1に記載の光電気混載基板。
  3. 複数の前記熱伝導部材を備え、
    複数の前記熱伝導部材のそれぞれは、複数の前記熱伝導パッドのそれぞれと1対1対応で接触していることを特徴とする、請求項2に記載の光電気混載基板。
  4. 複数の前記光学素子を備え、
    複数の前記光学素子は、共通の前記熱伝導パッドと接触していることを特徴とする、請求項1に記載の光電気混載基板。
  5. 前記共通の熱伝導パッドが、1つの前記熱伝導部材と接触していることを特徴とする、請求項4に記載の光電気混載基板。
  6. 前記熱伝導部材は、前記厚み方向に投影したときに、前記光学素子の少なくとも一部と重複することを特徴とする、請求項5に記載の光電気混載基板。
  7. 前記熱伝導部材は、前記厚み方向に投影したときに、前記光学素子を含むことを特徴とする、請求項6に記載の光電気混載基板。
  8. 前記金属層は、前記厚み方向に投影したときに、前記光導波路と重複していないことを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の光電気混載基板。
  9. 前記光学素子は、前記厚み方向に直交する方向において光を発光できる側面発光素子、および、受光できる側面受光素子の少なくともいずれか一方を含み、
    前記光学素子は、前記方向において、前記光導波路と対向配置されていることを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の光電気混載基板。
  10. 前記光学素子は、前記厚み方向一方面に配置される電極を備えることを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載の光電気混載基板。
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