JP2007141317A - 光集積ユニット、光ピックアップ装置およびセラミック基板 - Google Patents

光集積ユニット、光ピックアップ装置およびセラミック基板 Download PDF

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知之 三宅
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Abstract

【課題】放熱性に優れた光集積ユニット、光ピックアップ装置およびそれらに用いるセラミック基板を提供する。
【解決手段】光集積ユニットは、部品配置用パターンおよび接続用パターン62が設けられた基板1と、部品配置用パターンに搭載された受発光素子と、基板1に搭載された部品を保護するキャップ3とを備えている。キャップ3は一対の突出部3a,3bを有し、突出部は基板1の切り欠き部2a,2bに挿入されて基板1を挟み込んでいる。
【選択図】図1

Description

この発明は、光ディスクなどの情報記録媒体に対し光学的に情報を記録または再生する光ディスク装置に搭載される、光集積ユニットおよびそれを備えた光ピックアップ装置、ならびにそれらに用いられるセラミック基板に関する。
特許文献1(特開2002−232059号公報)には従来の光集積ユニットおよびそれを用いた光ピックアップ装置が開示されている。図11ないし図13を用いて従来の光集積ユニットについて説明する。図11は、従来の光集積ユニットの主要部の構造を示す斜視図であり、図12は、従来の光集積ユニットの構造を示す斜視図であり、図13は、従来の光ピックアップ装置の構造を示す断面図である。
従来の光集積ユニットは、主にアイランド部101と樹脂部105とリード106を備える。アイランド部101は、フランジ部132とブロック部107とを有している。アイランド部101は金属で構成されており、フランジ部132およびブロック部107は冷間鍛造等で一体成型されている。
フランジ部132は基準面102を有している。基準面102は、光集積ユニットに搭載する光源や受光素子の位置決め用あるいは光ピックアップ装置に光集積ユニットを組込む際の位置基準の役割をなす。
樹脂部105の図11における上側には、受光部取付面122が設けられている。受光部取付面122には受光部として受光素子104が載置されている。ブロック部107は、アイランド部101から上方に突出するように設けられており、ブロック部107の側面にはサブマウント121が設けられている。サブマウント121には、光源であるレーザチップ103が固定されており、サブマウント121はレーザチップ103の放熱を促進する役割を兼ねている。サブマウント121は、図示しないモニタ用受光素子を有している。
光集積ユニットには、他部品と接続可能なようにリード106が設けられており、リード106は樹脂部105に保持されている。リード106の下端は樹脂部105から一部が露出している。一方、リード106の上端は、樹脂部105から突出している。さらにリード106の上部の側面は樹脂部105から露出している。リード106の樹脂部105から突出した上端または露出した側面は、レーザチップ103や受光素子104にワイヤボンディングによって電気的に接続される。
レーザチップ103や受光素子104、およびワイヤボンディングに用いるリード線等を保護するため、通常は図12に示すような保護部材であるキャップ111を装着する。装着に際しては、アイランド部101の2つのフランジ部132の間に形成された凹部にキャップ111の突出部131を挿入する。キャップ111はフランジ部132の一部に抵抗溶接されて固定される。
図12に示すように、キャップ111の上にはホログラム素子112などの光学素子が、位置調整しながら取り付けられて、光集積ユニット100が構成されている。キャップ111には、ホログラム素子112と重なる位置に開口部が設けられており、レーザチップ103から上方へ発射されたレーザ光は、この開口部およびホログラム素子112を通過して上方に出射される。
この従来の光集積ユニット100は、図13に示すような光ピックアップ装置のハウジング141に取り付けられる。
特開2002−232059号公報
近年の光ディスク装置の高速化に対応するため、光源となる半導体レーザに要求される光出力が増大している。それに伴って半導体レーザからの発熱量も増大している。一方、光ディスク装置の小型化、薄型化に伴って光ピックアップ装置およびそれに搭載される光集積ユニットも小型化、薄型化されており、その結果、光ピックアップ装置や光集積ユニットに使われる金属部分が少なくなっている。そのため、少ない金属部分に如何に効率よく放熱するかが重要な課題となっている。
従来の光集積ユニット100では、レーザチップ103で発生した熱は、サブマウント121を介してアイランド部101のブロック部107に伝導し、ブロック部107に連続するフランジ部132に伝導する。その熱の一部はフランジ部132で放熱される。しかし、光集積ユニット100の小型化、薄型化が求められていることから、フランジ部132をそれほど大きくすることはできない。そのため、フランジ部132のみの放熱量では十分でない。
そこでフランジ部132からキャップ111に熱を伝導し、キャップ111を介して放熱することが必要となる。
アイランド部101において最も高温となり得るブロック部107の比較的近傍には、キャップ111の側面が位置している。キャップ111の側面は、アイランド部101から光集積ユニットの厚さ方向(短辺方向)に位置するので、アイランド部101から幅方向(長辺方向)に位置するフランジ部より距離が短い。
したがって、ブロック部107からの熱をキャップ111の側面に直接放熱することができれば効果的である。しかしながら、ブロック部107とキャップ111との間には樹脂部105が介在しているため、樹脂部105に熱の溜まりが生じレーザチップ103の近傍での放熱効率が極めて悪くなる。
放熱効率が悪い場合、レーザチップ103の動作電流の増加による消費電流の増加、さらにはレーザチップ103の寿命の低下などの問題が発生する。
また、従来の光集積ユニットにおいては、図11および12における上下方向(光ピックアップ装置の長さ方向)にリード106が延在しているため、光集積ユニットや光ピックアップ装置の小型化を妨げるという課題があった。
したがって、この発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、放熱性に優れた光集積ユニット、光ピックアップ装置およびそれらに用いるセラミック基板を提供することを目的とする。
この発明に基づいた光集積ユニットに従えば、部品配置用パターンおよび接続用パターンが設けられた基板と、上記部品配置用パターンに搭載された受発光素子と、上記基板に搭載された部品を保護する保護部材とを備えた光集積ユニットであって、上記保護部材は突出部を有し、上記突出部が基板の一部を挟み込んでいる。
上記光集積ユニットにおいて好ましくは、上記基板は空隙部を有し、上記突出部を上記空隙部に挿入している。
上記空隙部は、上記基板の側面に形成された切り欠き部であってもよい。また、上記空隙部は、上記基板に形成された孔部であってもよい。そのとき、上記基板の厚さは、上記突出部の突出長さより大きいことが好ましい。
上記光集積ユニットにおいて、上記突出部と上記基板は嵌合状態で連結されていてもよい。
また、上記光集積ユニットにおいて、上記基板上に搭載される上記受発光素子のうち最も発熱量の大きい部品は、上記保護部材に接触しているか、または、上記保護部材の近傍に位置していてもよい。また、上記基板上に搭載される上記受発光素子のうち最も発熱量の大きい部品は、上記保護部材に接触していると共に、上記保護部材は上記部品を取り囲んでいてもよい。さらに、上記保護部材は、接地されていてもよい。
上記光集積ユニットにおいて、上記基板はセラミック積層型基板であってもよい。その場合、上記積層型基板を構成する各層のうちの少なくとも1層には、部品実装面に設けられた上記接続用パターンの面積より大きな面積を有する導電性領域を設けても良い。
また、上記積層型基板を構成する各層のうちの少なくとも1層には導電性領域が設けられ、上記導電性領域の少なくとも一部は基板の側面に露出しており、上記保護部材の上記突出部は、上記基板の側面において上記導電性領域の上記露出部分に接触していてもよい。
上記光集積ユニットにおいて、上記基板の上記部品配置用パターンが上記接続用パターンの一部と導通していてもよい。また、上記部品配置用パターンまたは上記接続用パターンの一部が、上記基板表面において上記保護部材と接触していてもよい。
本発明に係る光集積ユニット、光ピックアップ装置およびそれらに用いられるセラミック基板によると、放熱性に優れた光ピックアップ装置を構成することができる。
以下、この発明に基づいた各実施の形態における光集積ユニット、光ピックアップ装置およびそれらに用いられるセラミック基板の構造について、図を参照しながら説明する。なお、各実施の形態において、同一または相当箇所については同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さないこととする。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態の光集積ユニットの主要部の構造を示す分解斜視図である。図1に示すように、光集積ユニットは、セラミック基板1を有している。セラミック基板1の部品実装面には、光源である半導体レーザ30、半導体レーザ30からの光を図示しない光記録媒体に向けて反射する反射ミラー40、反射ミラー40の反射面を一部透過した光を検出する前方モニタ用の光検出器50、光記録媒体からの反射光を受光する光検出器51,52が実装されている。なお以下の説明においては、基板がセラミック基板である場合について説明するが、基板の材質は必ずしもこれに限定されるものではない。
半導体レーザ30や光検出器50,51,52などの受発光素子は、セラミック基板1上の電極パッドに図示しない接続線でワイヤボンディングされている。半導体レーザ30、反射ミラー40、光検出器50,51,52およびワイヤボンディングされた接続線は、保護部材であるキャップ3で覆われる。キャップ3は金属で構成され、平面視略長方形である。
略長方形に構成されたセラミック基板1は、その対向する長辺に沿って切り欠き部2a,2bを有している。キャップ3は、その下部の切り欠き部2a,2bに対応する位置に突出部3a,3bを有している。突出部3a,3bはキャップ3の長辺でセラミック基板1に接する側に設けられている。切り欠き部2a,2bにおけるセラミック基板1の厚みは、キャップ3の突出部3a,3bの突出長さよりも大きく構成されている。
突出部3a,3bは、セラミック基板1の切り欠き部2a,2bにそれぞれ挿入される。このとき突出部3a,3bの内側面は、切り欠き部2a,2bに位置するセラミック基板1の側面に接触する。このように、本実施の形態においては、セラミック基板1とキャップ3の突出部3a、3bとが直接接触しており、従来技術のような熱伝導性の悪い樹脂部が両者の間に介在しないため、セラミック基板1の内部の熱を切り欠き部2a,2bから突出部3a,3bに効率よく伝達することができる。
本実施の形態では、一対の突出部3a,3bを対向するように設けているが、突出部の構成はこれに限定されるものではない。たとえば、セラミック基板1の一方の側に位置する切り欠き部2aの中央部に位置するひとつの突出部を設け、セラミック基板1の他方の側に位置する切り欠き部2bの両端部に位置する二つの突出部を設けて、これら3つの突出部によりセラミック基板1を挟むようにしてもよい。
このとき、両者の間の熱伝達をより良好にするため、突出部3a,3bと切り欠き部2a,2bとは嵌合状態で装着され、互いに与圧を与える構成であることが好ましい。さらに、熱伝導性の良い接着剤を、突出部3a,3bとセラミック基板1との間に挟み込むことで、両者の結合力と熱伝導性をさらに向上させてもよい。
セラミック基板1には、半導体レーザ30がサブマウント31を台座にして装着されている。記録再生時の半導体レーザ30で生じた熱はサブマウント31を介してセラミック基板1に伝導される。したがって、セラミック基板1において半導体レーザ30の近傍の部分Hが最も高温になりやすい。
この部分Hに最も近い切り欠き部2aと、切り欠き部2aに対し短辺方向に反対側の切り欠き部2bとに、それぞれキャップ3の突出部3a,3bが挿入され、セラミック基板1に直接接触していることにより、半導体レーザ30の熱を効率よくキャップ3に伝達することが可能となる。
また、本実施の形態では、最も多くの熱を発生する半導体レーザ30を、キャップ3の突出部3a,3bおよび切り欠き部2a,2bに挟まれる領域に配置している。これにより二つの突出部3a,3bを介して半導体レーザ30の熱を放出することができ、放熱効率が向上する。
本実施の形態では、セラミック基板1の中央部寄りに半導体レーザ30およびサブマウント31を配置しているが、セラミック基板1の端部に半導体レーザ30のサブマウント31を配置して、半導体レーザ30のサブマウント31がキャップ3の内側面に接触するようにしてもよい。この場合には、半導体レーザ30の熱をサブマウント31を介してキャップ3に伝達することができるので放熱効率がさらに向上する。また、半導体レーザ30のサブマウント31とキャップ3とが接触し導通することが不都合な場合には、キャップ3の近傍、すなわち、キャップ3と半導体レーザ30とは導通しないが、半導体レーザ30の熱がキャップ3に伝わる程度の距離にサブマウント31が位置するように、半導体レーザ30およびサブマウント31を配置しても良い。
キャップ3は、グランド配線に接続するようにしてもよい。この場合には、グランド配線を介してキャップ3に伝わった熱を放出することができる。
図2は、部品を実装した変形例のセラミック基板の構造を示す平面図である。図2に示すように、切り欠き部2a,2bに代えて、突出部3a,3bを挿入する空隙部をスロット状の孔部71a,71bで構成しても良い。この場合には、突出部3a,3bとセラミック基板1との接触面積が増加し、両者間の熱伝達をより良好にすることができる。ここではスロット状の孔部71を設けた場合について説明したが、孔部の形状はこれに限定されるものではない。
図3は、光学素子を装着した光集積ユニットの構造を示す斜視図である。上述のようにセラミック基板1にキャップ3を装着した後、図3に示すようなホログラム等で構成される光学素子5をキャップ3上に設置することで光集積ユニット10が完成する。光学素子5は搭載されたホログラムにより図示しない光記録媒体からの反射光を光検出器51,52に向けて回折するものである。
図4は、光集積ユニットの側面図である。上述のように、キャップ3の突出部3a,3bの突出長さは、切り欠き部2a,2bにおけるセラミック基板1の厚みよりも短くしている。したがって、図4に示すように、キャップ3の突出部3a,3bはセラミック基板1よりも突出することがない。これにより、光集積ユニット10をより薄型に構成することができる。
図5は、部品を実装したセラミック基板の上面の構造を示す平面図である。図5において、二点鎖線はキャップ3の外形を示している。ここでは、キャップ3のコーナー部3cを円弧状に形成した場合を示している。図5に示すように、キャップ3の突出部3a,3bは、切り欠き部2a,2bにそれぞれ挿入されている。
セラミック基板1の短辺には、半円状の窪み部6が設けられ、セラミック基板1の角部には扇形の窪み部7が設けられている。これらは、図1および図3では記載を省略している。この窪み部6は、光集積ユニット10を光ピックアップ装置に搭載する際の位置決め用の窪みである。また、窪み部7は、セラミック基板1を製造する際の位置決め用の窪みである。
続いて、本実施の形態のセラミック基板の構造についてより詳しく説明する。図6は、セラミック基板の構造を示し、(a)は部品配置面、(b)は側面、(c)は電気接続面を示す図である。セラミック基板1の部品配置面には、図6(a)に示すように、複数の部品配置用パターン61と、それらを挟むように両側に配列された複数の接続用パターン62とが設けられている。部品配置用パターン61は、セラミック基板1上に配置する部品の位置を示すものであり、接続用パターン62は、部品配置用パターン61に配置された部品への配線を接続する電極を構成するものである。
図6(c)に示すように、セラミック基板1の裏面には、複数の接続用電極63が配列されている。部品配置面に設けられた接続用パターン62と電気接続面に設けられた接続用電極63とは、図示しない配線パターンやスルーホールなどを介して適宜接続されている。接続用電極63には、外部からの配線が接続され、光集積ユニット10への電源の供給、光集積ユニット10からの信号の出力などが行なわれる。
接続用電極63の面積は、導通する各接続用パターン62の面積より大きくなるように形成されている。部品配置面においては、接続用パターン62の面積は実装密度の関係から自ずと制限されるが、電気接続面においては面積に余裕があるので、その面積を拡大することができる。このように、導通する接続用電極63の面積を拡大することで、放熱を促進するのに有効な金属の面積を大きくすることができる。これにより実装された部品で発生した熱の放出を促進することができる。
また、本実施の形態の光集積ユニットにおいては、外部接続用の接続用電極63をセラミック基板1の裏面に設けているので、従来の光ピックアップにおいて用いられていた高さ方向に延びる外部に突出したリード端子が不要となる。これにより、光集積ユニット10を小型化することができる。
(実施の形態2)
図7は、本実施の形態のセラミック基板の構造を示す平面図である。図7に示す実施の形態においては、部品配置用パターン61の一部と、接続用パターン62の一部とを接続部62aにより接続している。
部品配置用パターン61を接続する接続用パターン62として、グランド配線に接続される接続用パターン62を選択することで、部品配置用パターン61、接続部62a、接続用パターン62およびグランド配線を介して、部品配置用パターン61に搭載された部品の熱を放熱することができる。これにより、放熱効率がさらに向上する。
(実施の形態3)
図8は、本実施の形態のセラミック基板の構造を示す側面図である。図9は、セラミック基板にキャップを取り付けた状態を示す側面図である。図8に示す実施の形態においては、セラミック基板1を、複数層のセラミック層を積層した多層セラミック基板により構成している。各層を構成するセラミック板としては、たとえば0.4mm程度の厚さのセラミック板を用いることができる。
また、セラミック基板1の中間層に金属膜からなる導電性領域を形成している。そして、その一部を図8に斜線で示すように、切り欠き部2a,2bに対応する位置で、セラミック基板1の側面に露出させている。この導電性領域の露出部81は、図9に示すように、キャップ3の突出部3a,3bの内側面と接触する。このように構成することで、セラミック基板1の熱をさらに効率よくキャップ3に伝達することができる。
(実施の形態4)
図10は、本実施の形態のセラミック基板の構造を示す平面図である。図10に示す本実施の形態のセラミック基板においては、部品配置用パターン61と、接続用パターン62とを接続部62aで接続し、さらに接続用パターン62を外側に向かって延長している。接続用パターン62から延長された延長部62bは、図10に二点鎖線で示すキャップ3の先端面に接触する。
このように構成することで、部品配置用パターン61に搭載された部品で発生した熱を、部品配置用パターン61、接続部62a、接続用パターン62、延長部62b、キャップ3の順に伝達することができる。これにより、部品で発生した熱を効率よく放出することができる。
ここでは、部品配置用パターン61と接続用パターン62と順に接続し、接続用パターン62からキャップ3に到達する延長部62bを形成するようにしたが、部品配置用パターン61から直接キャップ3に到達するパターンを設けるようにしてもよい。また、延長部62bを設けた接続用パターン62と部品配置用パターン61との間を接続しないようにしてもよい。
なお、キャップ3に接触する延長部62bが設けられた接続用パターン62はグランドに接続されたものを用いることが好ましい。
以上説明したように、本実施の形態に係る光集積ユニットによれば、半導体レーザ30などの発熱の大きい部品の近傍に切り欠き部2a,2bを設け、該切り欠き部2a,2bにキャップ3の突出部3a,3bを挿入することにより、小型化、薄型化が必要な光集積ユニットにおいて効率よくキャップ3への放熱が可能となる。これにより、半導体レーザ等の発熱部品の長寿命化を図ることができる。
上述の光集積ユニットは、図13で示したハウジングと同様のハウジングに取り付けられて、光ピックアップ装置を構成することができる。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるのではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
この発明に基づいた実施の形態1における光集積ユニットの主要部の構造を示す分解斜視図である。 この発明に基づいた実施の形態1における部品を実装した変形例のセラミック基板の構造を示す平面図である。 この発明に基づいた実施の形態1における光学素子を装着した光集積ユニットの構造を示す斜視図である。 この発明に基づいた実施の形態1における光集積ユニットの側面図である。 この発明に基づいた実施の形態1における部品を実装したセラミック基板の上面の構造を示す平面図である。 この発明に基づいた実施の形態1におけるセラミック基板の構造を示し、(a)は部品配置面、(b)は側面、(c)は電気接続面を示す図である。 この発明に基づいた実施の形態2におけるセラミック基板の構造を示す平面図である。 この発明に基づいた実施の形態3におけるセラミック基板の構造を示す側面図である。 この発明に基づいた実施の形態3におけるセラミック基板にキャップを取り付けた状態を示す側面図である。 この発明に基づいた実施の形態4におけるセラミック基板の構造を示す平面図である。 従来の光集積ユニットの主要部の構造を示す斜視図である。 従来の光集積ユニットの構造を示す斜視図である。 従来の光ピックアップ装置の構造を示す断面図である。
符号の説明
1 セラミック基板、2a,2b 切り欠き部、3 キャップ、3a,3b 突出部、5 光学素子、10 光集積ユニット、30 半導体レーザ、31 サブマウント、40 反射ミラー、50,51,52 光検出器、61 部品配置用パターン、62 接続用パターン、62a 接続部、62b 延長部、63 接続用電極、71a,71b 孔部、81 露出部。

Claims (18)

  1. 部品配置用パターンおよび接続用パターンが設けられた基板と、前記部品配置用パターンに搭載された受発光素子と、前記基板に搭載された部品を保護する保護部材とを備えた光集積ユニットであって、
    前記保護部材は突出部を有し、前記突出部が前記基板の一部を挟み込んでいる、光集積ユニット。
  2. 前記基板は空隙部を有し、前記突出部が前記空隙部に挿入されている、請求項1に記載の光集積ユニット。
  3. 前記空隙部は、前記基板の側面に形成された切り欠き部である、請求項2に記載の光集積ユニット。
  4. 前記空隙部は、前記基板に形成された孔部である、請求項2に記載の光集積ユニット。
  5. 前記基板の厚みは前記突出部の突出長さより大きい、請求項2から4のいずれかに記載の光集積ユニット。
  6. 前記突出部と前記基板は嵌合状態で連結されている、請求項1から5のいずれかに記載の光集積ユニット。
  7. 前記基板上に搭載される前記受発光素子のうち最も発熱量の大きい部品は、前記保護部材に接触しているか、または、前記保護部材の近傍に位置している、請求項1から6のいずれかに記載の光集積ユニット。
  8. 前記基板上に搭載される前記受発光素子のうち最も発熱量の大きい部品は、前記保護部材に接触すると共に、前記保護部材は前記部品を取り囲んでいる、請求項1から6のいずれかに記載の光集積ユニット。
  9. 前記保護部材は接地されている、請求項1から8のいずれかに記載の光集積ユニット。
  10. 前記基板は積層型基板である、請求項1から9のいずれかに記載の光集積ユニット。
  11. 前記積層型基板を構成する各層のうちの少なくとも1層には、部品実装面に設けられた前記接続用パターンの面積より大きな面積を有する導電性領域が設けられている、請求項10に記載の光集積ユニット。
  12. 前記積層型基板を構成する各層のうちの少なくとも1層には導電性領域が設けられ、
    前記導電性領域の少なくとも一部は前記基板の側面に露出しており、
    前記保護部材の前記突出部は、前記基板の側面において前記導電性領域の露出部分に接触している、請求項10または11に記載の光集積ユニット。
  13. 前記部品配置用パターンが前記接続用パターンの一部と導通している、請求項1から12のいずれかに記載の光集積ユニット。
  14. 前記部品配置用パターンまたは前記接続用パターンの一部が、前記基板表面において前記保護部材と接触している、請求項1から13のいずれかに記載の光集積ユニット。
  15. 請求項1から14のいずれかに記載の光集積ユニットを備えた光ピックアップ装置。
  16. 部品配置用パターンおよび接続用パターンが設けられ、前記部品配置用パターンに搭載される受発光素子を含む部品を保護する保護部材が取り付けられるセラミック基板であって、
    前記セラミック基板は積層型セラミック基板であり、
    前記積層型セラミック基板を構成する各層のうちの少なくとも1層には、部品実装面に設けられた前記接続用パターンの面積より大きな面積を有する導電性領域が設けられている、セラミック基板。
  17. 部品配置用パターンおよび接続用パターンが設けられ、前記部品配置用パターンに搭載される受発光素子を含む部品を保護する保護部材が取り付けられるセラミック基板であって、
    前記積層型セラミック基板を構成する各層のうちの少なくとも1層には導電性領域が設けられ、
    前記導電性領域の少なくとも一部は、その側面に露出している、セラミック基板。
  18. 部品配置用パターンおよび接続用パターンが設けられ、前記部品配置用パターンに搭載される受発光素子を含む部品を保護する保護部材が取り付けられるセラミック基板であって、
    前記部品配置用パターンが前記接続用パターンの一部と導通している、セラミック基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012044095A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Sumitomo Electric Ind Ltd 光モジュール
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