JP2005026333A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

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康弘 岩村
Masaharu Honda
正治 本多
Shoji Watanabe
将司 渡邉
Tetsuo Inoue
哲郎 井上
Hajime Shimizu
源 清水
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】特に放熱性が良好であり、熱抵抗が小さく、半導体レーザ素子を冷却するための電子冷却素子を必要としない構造の半導体レーザ装置を提供すること。
【解決手段】半導体レーザ素子22と一方のリード11bを結ぶボンディングワイヤ26及び半導体レーザ素子22のサブマウント23とヘッダー14を結ぶボンディングワイヤ27を各々複数本設ける。
このような構成となすと、ボンディングワイヤ一本あたりの電流値が少なくなり、熱抵抗が低下し、さらに放熱性がよくなるので、半導体レーザ素子22の温度上昇が抑えられ、半導体レーザ素子22の長寿命化が達成でき、受光素子17の温度もあまり上がらないですむので、その受光特性(モニタ電流値)が安定するため、正確な出力制御ができるようになる。加えて、マルチモード化のための高周波重畳がかかりやすくなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体レーザ装置に関し、特に放熱性が良好であり、熱抵抗が小さく、半導体レーザ素子を冷却するための電子冷却素子を必要としない構造の半導体レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体レーザ装置は、CD、DVD等の読み取り及び書き込み、レーザビームプリンタ、レベルメータ、計測機器等やバーコードスキャナ、レーザポインタなどに使用され、その用途を拡大しつつある。
【0003】
従来の半導体レーザ装置40としては、例えば図3の一部切欠斜視図に示す如く、ステム41上にヒートシンク42と、光出力モニタ用の受光素子43と、半導体レーザ素子45とを載置したものが知られており、前記半導体レーザ素子からの光の一部は光ガイド(図示せず)を介して受光素子43に入射され、該受光素子43の出力に応じて該半導体レーザ素子の光出力制御を行うようになされている。この半導体レーザ素子45は、ヒートシンク42に直接あるいはサブマウント44を介してヒートシンク42に結合されている。なお、この半導体レーザ素子45は、モノリシックな基体に発光部46を有し、図面上、上方に光ビームを放出するようになされている。
【0004】
半導体レーザ装置40は、リード47、48、49を有し、そのうちの2本のリード47及び48はベース50に絶縁ガラス51、52により絶縁された状態で貫通されており、残りの1本のリード49はベース50下面に垂直に形成されている。
【0005】
半導体レーザ素子45及び受光素子43は、リード47、48とそれぞれボンディングワイヤ53及び54によって接続されている。金属製のキャップ56は、上部中央に光の通過孔55が設けられており、下端面がステム41の周縁に固着されている。また、この金属製のキャップの透過孔55には図示しないガラス等の透光部材がはめ込まれている。このような従来の半導体レーザ装置においては、リードと半導体レーザ素子、受光素子の電極等、或いは、半導体レーザ素子が取り付けられているサブマウント等との電気的接続は1本のボンディングワイヤにより行われているのが普通であった。(例えば特許文献1参照)。
【0006】
ところで、半導体レーザ素子は、幅が数μmから10μm程度の狭いストライプ状の領域に大きな電流密度で順方向の注入電流が集中するような構造となっており、この領域において電子と正孔が再結合して光となり、この光は半導体レーザ素子の鏡面状になった端面の間を往復し、励振増幅されて半導体レーザ素子の外部に放射される。しかしながら、その光への変換効率は低く、電気エネルギーの大半が熱となり、しかも温度変化によって発振波長が変化する発振波長の温度シフト性のため、放熱が重要な問題となっていた。
【0007】
このため従来は、熱抵抗を低減するために半導体レーザ装置にアルミニウム等の放熱板をつけて使用したり、あるいは半導体レーザ装置の光出力の増大及び発振波長の安定化、及び長寿命化を図るために、半導体レーザ素子を冷却するペルチェ素子のような電子冷却素子を附設して定温制御を行っているものが知られている(例えば特許文献2参照)。
【0008】
この下記特許文献2に開示されている半導体レーザ装置60を図4を用いて説明すると、半導体レーザ素子61は、レンズ62によって光ファイバ63に光学的に結合された状態で光学系固定基板64に固定されている。また、この光学系固定基板64上には、半導体レーザ素子61の温度をモニタするためサーミスタ65が装着されている。この光学系固定基板64は、ペルチェ素子66の低温面に装着され、ペルチェ素子66の高温面はパッケージ67に載置されている。このパッケージ67は、断熱材68によってペルチェ素子66の高温面と接するパッケージ領域とペルチェ素子66の低温面と熱的につながっているパッケージ領域とを熱的に遮断している構造となっている。
【0009】
このような構造の半導体レーザ装置60においては、半導体レーザ素子61の温度変動はサーミスタ65によりモニタされ、サーミスタ65の抵抗値が一定となるように光学系固定基板64をペルチェ素子66により冷却することにより、半導体レーザ素子61の温度を一定に保っている。この時ペルチェ素子66により吸収された熱は、ペルチェ素子66の高温面と接するパッケージ67を通じて半導体レーザ装置60の外に排除されるようになっている。
【0010】
【特許文献1】
特開平2−125688号公報(特許請求の範囲、2頁、図5、図6)
【特許文献2】
特開平7−147462号公報(特許請求の範囲、図1)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このような上述の半導体レーザ装置は、ペルチェ素子のような電子冷却用の素子を備えているため、半導体レーザ素子を有効に冷却して定温制御することができるので、光出力及び発信周波数が長期間に亘って安定するという優れた効果を奏するものである。しかしながら、ペルチェ素子のような電子冷却用の素子を新たに設けることが必要であり、しかも、ペルチェ素子の制御手段を設けることが必要となるため、半導体レーザ装置の大型化及び大幅なコストの上昇が避けられないという問題点が存在している。そのため電子冷却素子を必要としない、より安価な構造の半導体レーザ装置の提供が望まれていた。
【0012】
本願の発明者は、前記の問題点を解消すべく種々検討を行った結果、半導体レーザ素子とリードあるいは半導体レーザ素子が取り付けられているサブマウントとの電気的接続を行うボンディングワイヤを、単一のものとせずに、複数本となすことにより構造的に熱抵抗を下げられることに着目し、放熱性が良好であり熱抵抗が小さい半導体レーザ装置を提供することができることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
【0013】
すなわち、本発明は、前記の問題点を解決することを課題とし、半導体レーザ装置において、特に放熱性が良好であり熱抵抗が小さく、半導体レーザ素子を冷却するための電子冷却素子を必要としない構造の半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明は、半導体レーザ素子を冷却するための特別な電子冷却素子を必要とせずに、長寿命で、安価な半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、以下の構成により達成することができる。すなわち本発明の第1の態様においては、少なくとも半導体レーザ素子と、該半導体レーザ素子が取り付けられたサブマウントと、該サブマウントが取り付けられたヘッダーとを有する半導体レーザ装置において、前記半導体レーザ素子とリードを結ぶボンディングワイヤ、及び前記半導体レーザ素子が取り付けられたサブマウントとヘッダーを結ぶボンディングワイヤのそれぞれを複数本ずつ設けた半導体レーザ装置が提供される。かかる構成によれば、半導体レーザ素子で発生した熱が複数本のボンディングワイヤの熱伝導によって取り除かれるので、放熱効果がよくなり、熱抵抗を下げることができるようになる。
【0016】
また、係る態様の半導体レーザ装置は、ステム型半導体レーザ装置やフレーム型半導体レーザ装置にも等しく適用可能である。
【0017】
さらに、本発明の第2の態様においては、少なくとも半導体レーザ素子と、該半導体レーザ素子が取り付けられたサブマウントと、該サブマウントが取り付けられたヘッダーとを有する半導体レーザ装置において、前記半導体レーザ素子とヘッダーを結ぶボンディングワイヤ、及び前記半導体レーザ素子が取り付けられているサブマウントとリードを結ぶボンディングワイヤのそれぞれを複数本ずつ設けた半導体レーザ装置が提供される。係る態様は、前記第1の実施態様の場合とは半導体レーザ素子の極性が逆の場合に適用されるものであって、係る場合にも、前記第1の実施態様と同様に、半導体レーザ素子で発生した熱が複数本のボンディングワイヤの熱伝導によって取り除かれるので、放熱効果がよくなり、熱抵抗を下げることができるようになる。
【0018】
又、係る態様の半導体レーザ装置も、ステム型半導体レーザ装置やフレーム型半導体レーザ装置にも等しく適用可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の半導体レーザ装置の実施例を詳細に説明する。ただし、以下に示す実施例は本発明の技術思想を具体化するための半導体レーザ装置の構造を例示するものであって、本発明をこの半導体レーザ装置に特定することを意図するものではなく、同種の課題を有する半導体レーザ装置にも等しく適用し得るものである。
【0020】
【実施例】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1にかかるステム型半導体レーザ装置10の要部分解斜視図である。このステム型半導体レーザ装置は、リード11a〜11cは直径が約0.45mmの銅等の金属材料からなり、ステム12に嵌合された金属ベース13に固設され、そのうちの一本11aはヒートシンクとして使用されるヘッダー14に接続されている。
【0021】
他のリード11b、11cは、ガラス等の絶縁部材により絶縁された状態で金属ベース13を貫通しており、内端面15又は16に金属細線による接続のための平面部が形成されている。リード11としては金又はアルミニウム等の電気伝導性及び熱伝導性が良好な金属材料を用いてもよい。
【0022】
受光素子17は、例えばP−I−N構造をなすシリコン系結晶に表面電極18と裏面電極20が設けられたものであり、表面電極18はP型拡散領域とオーミック接触して形成されている。この受光素子17の裏面電極20側は銀ペースト等の導電性接着剤によって金属ベース13の表面に固着されている。
【0023】
半導体レーザ素子22は、例えばストライプ状の活性層とその活性層を挟むクラッド層からなるInGaAlP、GaAlAs、InGaAsP等の発光層から形成されている。半導体レーザ素子22の両端は劈開されその上に反射膜が形成されている。この半導体レーザ素子22はヘッダー14にサブマウント23を介して、その光放射面24がヘッダーの端面の近くに位置するように、銀ペースト又ははんだで固着されている。ヘッダー14に固着された半導体レーザ素子22は、受光素子17の表面電極18の上方に位置している。
【0024】
サブマウント23は、例えばシリコン等からなり、表面電極と裏面電極を設けたものであり、導電性接着剤によってヘッダー14の表面上に固着されている。また、半導体レーザ素子22は、サブマウント23の表面電極と合金化することにより固定されている。
【0025】
そして、受光素子17の表面電極18とリード11cとの間には1本のコネクトワイヤ25が、半導体レーザ素子22の表面と他のリード11bとの間には複数本のコネクトワイヤ26が、また、サブマウント23とヘッダー14との間には複数本のボンディングワイヤ27が、それぞれ配線されている。
【0026】
なお、半導体レーザ素子22の後端近くから受光素子17のP型拡散領域一体を覆うように、例えばエポキシ樹脂からなる透光性樹脂による光導路を形成する場合もある。また、図1には図示を省略したが、ステム12には、上面に光の通過孔が設けられ、その通過孔がガラス等で閉がれている金属製キャップの下端面が、ステムの周縁に固着されている。
【0027】
本実施例の半導体レーザ装置10によれば、半導体レーザ素子22の表面とリード11bの内端平面部15との間、及び、サブマウント23とヘッダー14との間は、それぞれ複数本のボンディングワイヤ26、27によりそれらの間を結ぶように配線されているので、ボンディングワイヤ26、27はボンディングワイヤ一本あたりの電流値が少なくなり、熱抵抗が低下し、さらに放熱性がよくなるので、半導体レーザ素子22の温度上昇が抑えられ、半導体レーザ素子22の長寿命化が達成できる。また、半導体レーザ素子22の温度上昇が抑えられることにより、受光素子17の温度もあまり上がらないですみ、その受光特性(モニタ電流値)が安定するので正確な出力制御ができるようになる。加えて、例えば複数のボンディングワイヤ26、27のうちの一本が断線しても給電性が損なわれることがないので、半導体レーザ装置10の信頼性を高めることができるようになる。
【0028】
なお、ボンディングワイヤ25の本数は2本以上10本位までが好ましく、本数が増えれば放熱効果はよくなるが、接続部分の面積が増えるため半導体レーザ装置が大型化することになるので好ましくない。
(実施例2)
図2は、本発明にかかる他の実施例の半導体レーザ装置30の要部透視斜視図であり、フレーム型半導体レーザ装置に適用したものである。図1のステム型半導体レーザ装置10と共通の部分には同じ符号を付与して説明する。
【0029】
このフレーム型半導体レーザ装置30においては、リード11a〜11cは厚み0.2mm〜1.0mmの銅等の金属材料からなる。リード11aには、切り欠き32が形成され、また、ヘッダー33、端子部34、放熱フィン35が形成されている。リードとしては鉄に金メッキをしたもの又はアルミニウム等の電気伝導性及び熱伝導性の良好な材料を用いてもよい。他のリード11b、11cは望ましくは、端面36又は端面37に配線接続用の凹部又は凸部が形成されている。
【0030】
受光素子17は例えばP−I−N構造をなすシリコン系結晶に表面電極18と裏面電極が設けられたものである。表面電極18はP型拡散領域とオーミック接触して形成されている。受光素子17は銀ペースト等の導電性接着剤を介してリード11aのヘッダー33表面に固着されている。
【0031】
この半導体レーザ素子22は、例えばストライプ状の活性層とその活性層を挟むクラッド層からなるInGaAlP、GaAlAs、InGaAsP等の発光層から形成されている。半導体レーザ素子22の両端は劈開されその上に反射膜が形成されている。半導体レーザ素子22はその放射面24がヘッダー33の端面の近くに位置するように、且つ受光素子17の表面電極の上部位置にサブマウント23を介して銀ペースト又ははんだで固着されている。
【0032】
受光素子17の表面電極18とリード11cとの間にはボンディングワイヤ25が、半導体レーザ素子22の表面と他のリード11bとの間にはボンディングワイヤ26が、また、サブマウント23とヘッダー33のとこにはボンディングワイヤ27が、それぞれ配線されている。
【0033】
絶縁枠38は、ポリカーボネ−ト樹脂又はエポキシ樹脂等からなり、半導体レーザ素子22の放射面を露出するように、且つ複数のリード11a、11b、11cの各表面と裏面を挟むように、平面略コ字状の枠体としてトランスファモールドで成型されている。絶縁枠30はアルミナセラミック又は絶縁処理した金属材料で構成してもよい。
【0034】
サブマウント23は例えばシリコン等からなり表面電極と裏面電極を設けられたものであり、導電性接着剤によってヘッダー33の表面上に固着されている。半導体レーザ素子22は、サブマウント23の表面電極と合金化することにより固定されている。
【0035】
絶縁枠38の空所を満たす透光性樹脂(図示せず)は、例えばエポキシ樹脂からなり、半導体レーザ素子受光素子を一体に覆うように形成されている。
【0036】
ボンディングワイヤ26及び27は、それぞれ半導体レーザ素子22とリード11bとの間は複数のボンディングワイヤ26により、また、半導体レーザ素子22のサブマウント23表面とヘッダー33との間においては複数のボンディングワイヤ27により、それぞれ配線接続されている。
【0037】
上述のように、ボンディングワイヤ26及び27がそれぞれの間を複数の線で結線しているので熱抵抗が低下し、また、放熱性がよくなるので半導体レーザ素子22の温度上昇が少なくなるばかりか、受光素子17の温度もあまり上昇しなくなる。従って、受光素子17の受光特性(モニタ電流値)が安定するので正確な出力制御ができるようになる。加えて、ボンディングワイヤ26及び27のうちの一本が断線しても給電性を損なうことがないので装置の信頼性を高めることができる。
【0038】
なお、本発明の半導体レーザ装置10ないしは30は、上記実施例1及び実施例2とは、極性が逆になるように半導体レーザ素子を組み込んだ場合も、同様の効果が得られる。すなわち、この場合においては、半導体レーザ素子22とヘッダー14を結ぶボンディングワイヤを複数本とし、また、半導体レーザ素子が取り付けられているサブマウントと一方のリードを結ぶボンディングワイヤを複数本となるようにしてもよい。さらに、本発明は、半導体レーザ素子を複数個搭載した多ビーム放出型半導体レーザ装置などにも等しく適用できることは言うまでもない。
【0039】
さらに、半導体レーザ装置は通常シングルモードであるため、光ディスクドライバに用いる場合、ディスクからの戻り光対策として再生時にはマルチモード化する必要があるため、一般に高周波重畳によりマルチモード化が行われが、このとき半導体レーザ素子と高周波重畳とのマッチングを取る必要がある。この場合には、本発明のようにボンディングワイヤを複数本設けると、ワイヤ一本あたりの電流値が低くなり、それに伴い半導体レーザ素子のインダクタンスも低減するため、高周波重畳がかかりやすくなるという利点がある。
【0040】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の半導体レーザ装置によれば、特に冷却手段を設けなくても、放熱性がより良好になり、熱抵抗の低減が図られ、しかも、高周波重畳がかかりやすく、安価で長寿命の半導体レーザ素子が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るステム型半導体レーザ装置の要部分解斜視図である。
【図2】本発明の実施例2に係るフレーム型半導体レーザ装置の透視斜視図図である
【図3】従来のステム型半導体レーザ装置の一部切欠斜視図である。
【図4】従来例の冷却手段を有する半導体レーザ装置の構成を説明するための断面図である。
【符号の説明】
10,30 半導体レーザ装置
11a〜11c リード
12 ステム
13 金属ベース
14、33 ヘッダー
15、16、36、37 リードの内端面
17 受光素子
18 受光素子の表面電極
22 半導体レーザ素子
23 サブマウント
24 レーザ素子の光放射面
25〜27 ボンディングワイヤ
38 絶縁枠

Claims (5)

  1. 少なくとも半導体レーザ素子と、該半導体レーザ素子が取り付けられたサブマウントと、該サブマウントが取り付けられたヘッダーとを有する半導体レーザ装置において、前記半導体レーザ素子とリードを結ぶボンディングワイヤ、及び前記半導体レーザ素子が取り付けられたサブマウントとヘッダーを結ぶボンディングワイヤのそれぞれを複数本ずつ設けたことを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 少なくとも半導体レーザ素子と、該半導体レーザ素子が取り付けられたサブマウントと、該サブマウントが取り付けられたヘッダーとを有するステム型あるいはフレーム型構造の半導体レーザ装置において、前記半導体レーザ素子とリードを結ぶボンディングワイヤ、及び前記半導体レーザ素子が取り付けられたサブマウントとヘッダーを結ぶボンディングワイヤのそれぞれを複数本ずつ設けたことを特徴とする半導体レーザ装置。
  3. 少なくとも半導体レーザ素子と、該半導体レーザ素子が取り付けられたサブマウントと、該サブマウントが取り付けられたヘッダーとを有する半導体レーザ装置において、前記半導体レーザ素子とヘッダーを結ぶボンディングワイヤ、及び前記半導体レーザ素子が取り付けられているサブマウントとリードを結ぶボンディングワイヤのそれぞれを複数本ずつ設けたことを特徴とする半導体レーザ装置。
  4. 前記半導体レーザ装置がステム型半導体レーザ装置であることを特徴とする請求項3に記載の半導体レーザ装置。
  5. 前記半導体レーザ装置がフレーム型半導体レーザ装置であることを特徴とする請求項3に記載の半導体レーザ装置。
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