JP7175785B2 - 遮音カバー取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の遮音カバー取付構造に関する。
従来、内燃機関の遮音カバー取付構造としては、内燃機関の側面に配置されたタイミングトレーンケースに遮音カバーを取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この遮音カバー取付構造は、クランクプーリの上方でタイミングトレーンケースと遮音カバーとの間に吸音材を挟み込み、遮音カバーをタイミングトレーンケースに対して2箇所の締結部にて固定している。
このような遮音カバー取付構造によれば、遮音カバーが3箇所以上でカバーケースに固定されたものよりも遮音カバーの取付工程が簡素化される。
特開平8-296452号公報
しかしながら、従来の遮音カバー取付構造(例えば、特許文献1参照)は、不測に2箇所の締結部のうちの一方の締結が解かれた場合を想定すると、遮音カバーは内燃機関の振動により他方の締結部を中心として下方に回動する恐れがある。
そして、このように他方の締結部周りに遮音カバーが回動すると、この遮音カバーはその下方で回転するクランクプーリに干渉する。
本発明の課題は、2箇所の締結部のうちの一方の締結が解かれた場合であっても、従来と異なって遮音カバーの下方への回動をより確実に防止することができる遮音カバー取付構造を提供することにある。
前記課題を解決した本発明の遮音カバー取付構造は、内燃機関の側面に対する2箇所のみの締結部を有する遮音カバーと、前記2箇所のうちの一方の前記締結部の下方で前記内燃機関の側面から突出するように形成される突起と、を備え、前記遮音カバーは、タイミングトレーンケースから突出する回転体の上方で前記タイミングトレーンケースに取り付けられるとともに、前記遮音カバーと前記回転体との間に設けられる前記突起を逃げる切欠き部を有しており、前記突起は、2箇所の前記締結部のうち、一方の前記締結部を中心とした前記遮音カバーの下周り回動方向の下縁部であり、かつ他方の前記締結部を中心とした前記遮音カバーの下周り回動方向の下縁部に隣り合うように形成されていることを特徴とする。
本発明の遮音カバー取付構造によれば、2箇所の締結部のうちの一方の締結が解かれた場合であっても、従来と異なって遮音カバーの下方への回動をより確実に防止することができる。
本発明の実施形態に係る遮音カバー取付構造を有する内燃機関の部分右側面図である。 (a)は遮音カバーの表面図、(b)は遮音カバーの裏面図、(c)は(a)におけるIIc-IIc部分断面図である。 図1のIII-III断面図である。 図1の矢示IV方向から見た遮音カバー取付構造の部分斜視図である。 (a)は、2箇所の締結部のうちの一方の締結が解かれた場合を想定した遮音カバー取付構造の動作説明図、(b)は、2箇所の締結部のうちの他方の締結が解かれた場合を想定した遮音カバー取付構造の動作説明図である。 他の実施形態に係る遮音カバー取付構造を有する内燃機関の部分右側面図である。 遮音カバーの変形例を示す図3(c)に対応する部分断面図である。
次に、本発明を実施するための形態(本実施形態)に係る遮音カバー取付構造について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下では、本実施形態の遮音カバー取付構造について、内燃機関としての4気筒ガソリンエンジンに適用したものを例にとって説明するが、本発明は全ての内燃機関について適用することができこれに限定されるものではない。
ここでは、まず内燃機関の概略について説明した後に遮音カバー取付構造について詳細に説明する。
≪内燃機関≫
図1は、本実施形態に係る遮音カバー取付構造1を有する内燃機関2の部分右側面図である。なお、図1中、矢示した前後上下の方向は、この内燃機関2を車両に搭載した際の前後上下方向に一致させている。また、図示しないが、図1の紙面手前側が車幅方向の右側であり、図1の紙面奥側が車幅方向の左側である。
図1に示すように、本実施形態での内燃機関2は、右側面にタイミングトレーンケース3(チェーンケースとも称する)を有している。具体的には、タイミングトレーンケース3は、4つのシリンダボアが横並びに配置されるシリンダブロック(図示を省略)と、このシリンダブロックの下方でシリンダブロックと一体に形成されてクランク室を形成するクランクケース(図示を省略)との右側面を覆うように配置されている。そして、クランクケースには、シリンダ列方向に延びるクランクシャフト4が設けられている。
タイミングトレーンケース3の内側には、タイミングチェーン、タイミングベルト又はタイミングギヤなどの動力伝達手段によってクランクシャフト4の回転を動弁機構に伝達するタイミングトレーン機構(図示を省略)が設けられている。
前記のクランクケース側から延びてタイミングトレーンケース3を貫いたクランクシャフト4は、タイミングトレーンケース3の外側に配置された回転体5(クランクプーリ)に連結されている。
この回転体5としてのクランクプーリは、巻き掛けられたプーリ(図示を省略)を介して補機を駆動する。
なお、図1中、符号6はオイルパンである。
≪遮音カバー取付構造≫
本実施形態の遮音カバー取付構造1は、図1に示すように、タイミングトレーンケース3に対する2箇所の締結部17a,17bを有する遮音カバー10と、タイミングトレーンケース3から突出する突起20と、を備えている。
<遮音カバー>
図1に示すように、本実施形態での遮音カバー10は、回転体5(クランクプーリ)の上方で、締結部17a,17bを介してタイミングトレーンケース3に取り付けられている。
この遮音カバー10は、後記するように、2部材が重ね合わせられて接合された略板体で形成されている。
遮音カバー10は、この遮音カバー10の平面視、つまり図1の内燃機関2の右側面視で、上縁13aと、下縁13bと、前縁13cと、後縁13dとを有して形成されている。
上縁13aは、タイミングトレーンケース3の側面上で、前後方向に沿って延びるように形成されている。
下縁13bは、回転体5(クランクプーリ)の外周に沿って円弧状に延びるように形成されている。この下縁13bは、回転体5と干渉しないように僅かなクリアランスを有して回転体5の外周に沿うように形成されている。
なお、下縁13bは、特許請求の範囲にいう「回転体の外周に沿うように形成される隣接縁部」に相当する。
前縁13cは、上縁13aと下縁13bの前端部同士を繋ぐように上下方向に延びている。
後縁13dは、下縁13bの後端部から後方斜め上側に向けてタイミングトレーンケース3の側面上で延びる途中で角部14aを形成するように前方斜め上側に向けて延びて上縁13aの後端部に接続されている。なお、本実施形態での角部14aの内角は、略90°となるように設定されている。ただし、この角部14aの内角はこの角度に限定されるものではない。
図2(a)は遮音カバー10の表面図、図2(b)は遮音カバー10の裏面図、図2(c)は(a)におけるIIc-IIc部分断面図である。なお、図2(a)及び図2(b)中、遮音カバー10の吸音部材12には、作図の便宜上、網掛けを付している。
図2(a)及び図2(c)に示すように、遮音カバー10は、カバー部材11と、吸音部材12との2部材で形成されている。
本実施形態でのカバー部材11としては、所定の剛性を有していれば特に制限はなく、例えば、成形が可能な合成樹脂、金属などを挙げることができる。なお、本実施形態でのカバー部材11は、ポリアミド樹脂とガラス強化繊維とを含む複合樹脂材料からなるものを想定している。
本実施形態での吸音部材12としては、所定の吸音効果を有していれば特に制限はなく、例えば、多孔性の合成樹脂、多孔性の合成ゴムなどを挙げることができる。なお、本実施形態での吸音部材12は、発泡ポリウレタン樹脂などの弾性発泡合成樹脂材料からなるものを想定している。
図2(a)に示すように、遮音カバー10は、吸音部材12で形成される周縁を除いて、その表面(遮音カバー10の右側面)がカバー部材11で覆われている。
また、図2(b)に示すように、遮音カバー10は、その裏面(遮音カバー10の左側面)が、後記する締結部17a,17bを除いて、吸音部材12で覆われている。
また、図2(c)に示すように、カバー部材11は、その周縁が吸音部材12側に屈曲して形成される折曲げ部11bを有している。そして、吸音部材12は、その周縁で折曲げ部11bを埋め込んでいる。
これにより遮音カバー10は、その周縁で折曲げ部11bを吸音部材12で覆う被覆層12aを有している。
図1に戻って、このような遮音カバー10における2箇所の締結部17a,17bは、後縁13dにおける角部14aと、上縁13aと前縁13cとの角部14bのそれぞれに形成されている。
つまり、締結部17a,17bのそれぞれは、遮音カバー10の前後方向の略両端部に形成されている。また、上縁13aと前縁13cとの角部14bに形成される締結部17bは、後縁13dにおける角部14aに形成される締結部17aよりも上方に位置している。
そして、カバー部材11には、締結部17a,17bに対応する部分に、後記するワッシャボルト31(図3参照)のボルト挿通孔11a(図3参照)が形成されている。
このような締結部17a,17bは、遮音カバー10をタイミングトレーンケース3に対してラバーフローティング締結を行う。
次に、このラバーフローティング締結構造について説明する。ただし、締結部17a,17bのそれぞれにおけるラバーフローティング締結構造は、互いに略同様に形成されている。したがって以下では、締結部17aのラバーフローティング締結構造についてのみ説明し、締結部17bのラバーフローティング締結構造についての説明は省略する。
図3は、図1のIII-III断面図である。
図3に示すように、ラバーフローティング締結構造30は、弾性部材を介して遮音カバー10をタイミングトレーンケース3に取り付けている。
図3中、符号31はワッシャボルトであり、符号32はカラー部材であり、符号33は弾性部材としてのラバー製筒部材である。
このラバーフローティング締結構造30においては、締結部17aに対応する位置でタイミングトレーンケース3にねじ部3aが設けられている。
そして、カラー部材32は、ねじ部3aに螺合するワッシャボルト31の軸部に挿通されている。これによりカラー部材32は、ワッシャボルト31の頭部とタイミングトレーンケース3との間に所定の間隔をあけている。
ラバー製筒部材33は、カラー部材32の径方向外側に挿通されている。また、ラバー製筒部材33は、その外周部でカバー部材11のボルト挿通孔11aの内周部を支持している。
このようなラバーフローティング締結構造30によれば、タイミングトレーンケース3側からワッシャボルト31に振動が入力された際に、弾性筒部としてのラバー製筒部材33がワッシャボルト31からカバー部材11への振動伝播を抑制する。
<突起>
次に、突起20(図1参照)について説明する。
図1に示すように、突起20は、締結部17bの下方で内燃機関2の側面、すなわちタイミングトレーンケース3から突出するように形成されている。
本実施形態での突起20は、円柱状に形成され、図1に示す側面視では、円形を呈している。
遮音カバー10は、このような突起20を逃げるように切欠き部16を有している。
具体的には、切欠き部16は、突起20の周面に沿う湾曲面にて形成されている。つまり、切欠き部16の周縁は、遮音カバー10の平面視で、円形の突起20に対してこれに沿う円弧形状を呈している。
そして、突起20の周面と、この円弧形状の切欠き部16の周縁との間には、僅かなクリアランスが形成されている。
図4は、図1の矢示IV方向から見た遮音カバー取付構造1の部分斜視図である。なお、図4中、カバー部材11の折曲げ部11bは、隠れ線(点線)で描いている。また、図4中、遮音カバー10の吸音部材12には、作図の便宜上、網掛けを付している。
図4に示すように、遮音カバー10の切欠き部16の周縁には、突起20の周面と隣り合うように対向面16aが形成されている。この対向面16aは、吸音部材12からなる被覆層12aで構成されている。
つまり、突起20は、遮音カバー10の周縁における吸音部材12を補強するように配置されたカバー部材11の折曲げ部11bと隣り合うように配置されている。
そして、図1に示すように、このような突起20と遮音カバー10の切欠き部16とは、遮音カバー10の下縁13b(隣接縁部)の延在方向両端部のうち一端部側(前側)にのみ形成されている。
<作用効果>
次に、本実施形態の遮音カバー取付構造1の奏する作用効果について説明する。
本実施形態の遮音カバー取付構造1は、2箇所の締結部17a,17bのうちの一方の締結部17bの下方で内燃機関2の側面(タイミングトレーンケース3)から突出する突起20を有している。そして、遮音カバー10は、突起20を逃げる切欠き部16を有している。
ところで、従来の遮音カバー取付構造(例えば、特許文献1参照)においては、前記のように、不測に2箇所の締結部のうちの一方の締結が解かれた場合を想定すると、遮音カバーは内燃機関の振動により他方の締結部を中心として下方に回動してずれる恐れがあった。
これに対して本実施形態の遮音カバー取付構造1は、突起20によって遮音カバー10の下方へのずれを防止する。
図5(a)は、締結部17bの締結が解かれた場合を想定した遮音カバー取付構造1の動作説明図、(b)は、締結部17aの締結が解かれた場合を想定した遮音カバー取付構造1の動作説明図である。
図5(a)に示すように、締結部17b(仮想線(二点鎖線)にて示す)の締結が解かれて、遮音カバー10が締結部17aを中心として下周りに回動する場合を想定する。
しかしながら、本実施形態の遮音カバー取付構造1は、遮音カバー10の切欠き部16が突起20に当接する。つまり、遮音カバー取付構造1は、突起20がストッパとなって遮音カバー10の下周りへの回動R1を禁止する。
次に、図5(b)に示すように、締結部17a(仮想線(二点鎖線)にて示す)の締結が解かれて、遮音カバー10が締結部17bを中心として下周りに回動する場合を想定する。
しかしながら、本実施形態の遮音カバー取付構造1は、遮音カバー10の切欠き部16が突起20に当接する。つまり、遮音カバー取付構造1は、突起20がストッパとなって遮音カバー10の下周りへの回動R2を禁止する。
つまり、本実施形態の遮音カバー取付構造1は、従来の遮音カバー取付構造と異なって、2箇所の締結部17a,17bのうち、一方の締結部17aを中心とした遮音カバー10の下周り回動方向の下縁部であり、かつ他方の締結部17bを中心とした遮音カバー10の下周り回動方向の下縁部に隣り合うように突起20を有している。
これにより本実施形態の遮音カバー取付構造1は、前記のように、遮音カバー10の回動を禁止することで下方へのずれを防止する。これにより遮音カバー取付構造1は、回転体5(クランクプーリ)に対する遮音カバー10の干渉をより確実に回避することができる。
また、遮音カバー取付構造1においては、遮音カバー10は、回転体5(クランクプーリ)の外周に沿うように形成される下縁13b(隣接縁部)を有している。
このような遮音カバー取付構造1によれば、回転体5(クランクプーリ)を避けたタイミングトレーンケース3の広範囲で優れた遮音効果を発揮することができる。
また、遮音カバー10の切欠き部16は、遮音カバー10の下縁13b(隣接縁部の延在方向両端部のうち一端部側に形成されている。
このような遮音カバー取付構造1によれば、タイミングトレーンケース3の、より広範囲で優れた遮音効果を発揮することができる。
また、遮音カバー取付構造1においては、突起20は、遮音カバー10のカバー部材11と隣り合うように配置されている。
このような遮音カバー取付構造1によれば、突起20と対向する遮音カバー10の吸音部材12がカバー部材11にて補強されることで、遮音カバー10が突起20に当接した際に、より確実に遮音カバー10の下周りへの回動R2を禁止する。
また、遮音カバー取付構造1においては、切欠き部16は、突起20の周面に沿うように湾曲して形成されている。
このような遮音カバー取付構造1によれば、突起20周りのタイミングトレーンケース3においても遮音カバー10が遮音効果を発揮することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、遮音カバー10の切欠き部16は、突起20の周面に沿うように円弧形状になっているものについて説明した。しかしながら、切欠き部16の形状は、これに限定されるものではない。
次に参照する図6は、他の実施形態に係る遮音カバー取付構造1を有する内燃機関2の部分側面図である。
図6に示すように、遮音カバー取付構造1における切欠き部16は、遮音カバー取付構造1での円弧形状の切欠き部16(図1参照)と異なって、突起20の上方でこの突起20と対向するように延びる直線形状を呈している。
このような遮音カバー取付構造1によれば、切欠き部16を直線形状にすることで遮音カバー10の成形が容易になる。
また、前記実施形態では、カバー部材11の折曲げ部11bを吸音部材12内に埋め込む構成としたが、折曲げ部11bの形態はこれに限定されるものではない。
次に参照する図7は、遮音カバー10の変形例を示す部分断面図である。なお、図7中、突起20を仮想線(二点鎖線)で併記している。
図7に示すように、この変形例に係る遮音カバー10のカバー部材11は、折曲げ部11bが吸音部材12の外側に形成されている。
これによりカバー部材11の折曲げ部11bは、突起20の周面との間に吸音部材12を介在させずに、直接的に突起20の周面に対向している。
このような遮音カバー10を有する遮音カバー取付構造1によれば、折曲げ部11bが吸音部材12からなる被覆層12a(図2(c)参照)で覆われているものと比べて、切欠き部16の剛性をより高めることができる。このような遮音カバー取付構造1によれば、前記のように切欠き部16が突起20に当接した際に、切欠き部16の弾性変形を防止することができる。
また、前記実施形態では、本実施形態での突起20及び切欠き部16は、下縁13bの前側にのみ形成されているが(図1参照)、突起20及び切欠き部16は、図示を省略するが、下縁13bの後側にのみ形成することができる。
つまり、遮音カバー取付構造1は、2箇所の締結部17a,17bのうちの一方の締結部17aの下方で、タイミングトレーンケース3から突出する突起20を有する構成とすることもできる。
1 遮音カバー取付構造
2 内燃機関
3 タイミングトレーンケース
4 クランクシャフト
5 回転体
10 遮音カバー
11 カバー部材
11b 折曲げ部
12 吸音部材
12a 被覆層
13a 上縁
13b 下縁(隣接縁部)
13c 前縁
13d 後縁
14a 角部
14b 角部
16 切欠き部
16a 対向面
17a 締結部
17b 締結部
20 突起
30 ラバーフローティング締結構造
31 ワッシャボルト
32 カラー部材
33 ラバー製筒部材
R1 下周りへの回動
R2 下周りへの回動

Claims (5)

  1. 内燃機関の側面に対する2箇所のみの締結部を有する遮音カバーと、
    前記2箇所のうちの一方の前記締結部の下方で前記内燃機関の側面から突出するように形成される突起と、を備え、
    前記遮音カバーは、タイミングトレーンケースから突出する回転体の上方で前記タイミングトレーンケースに取り付けられるとともに、前記遮音カバーと前記回転体との間に設けられる前記突起を逃げる切欠き部を有しており、
    前記突起は、2箇所の前記締結部のうち、一方の前記締結部を中心とした前記遮音カバーの下周り回動方向の下縁部であり、かつ他方の前記締結部を中心とした前記遮音カバーの下周り回動方向の下縁部に隣り合うように形成されていることを特徴とする遮音カバー取付構造。
  2. 請求項1に記載の遮音カバー取付構造において、
    前記遮音カバーは、前記回転体の外周に沿うように形成される隣接縁部を有していることを特徴とする遮音カバー取付構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の遮音カバー取付構造において、
    前記遮音カバーは、合成樹脂又は金属で形成されるカバー部材と、吸音部材と、を有して形成され、
    前記突起は、前記遮音カバーのカバー部材と隣り合うように配置されていることを特徴とする遮音カバー取付構造。
  4. 請求項3に記載の遮音カバー取付構造において、
    前記突起は、前記カバー部材の折曲げ部と隣り合うように配置されていることを特徴とする遮音カバー取付構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の遮音カバー取付構造において、
    前記突起は、円柱状に形成され、
    前記切欠き部は、前記突起の周面に沿うように湾曲して形成されていることを特徴とする遮音カバー取付構造。
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