JP7174200B1 - 箱体折り畳みシステム - Google Patents

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Abstract

容易に箱体のサイズを変更できる本開示の一態様に係る空箱体折り畳みシステムは、互いに連接される複数のパネルを有する箱シートから形成される箱体を折り畳む箱体折り畳みシステムであって、前記箱シートを吸着する作業ヘッドを有し、前記箱体を移動するロボットと、前記ロボットが移動する前記箱体に当接することにより前記パネルの相対角度を変更する折り畳み補助部材と、を備える。

Description

本発明は、箱体折り畳みシステムに関する。
多様な物品が、箱体に収容されて輸送されている。かかる輸送用の箱体としては、1枚の段ボールシートから形成され、四角筒状の胴部と、胴部から延出し、胴部を封止する蓋体及び底体を形成する複数のフラップとを有する段ボール箱が広く利用されている。通常、段ボール箱等の箱体は、物品を取り出した後にできるだけ空間を占有しないよう平坦に折り畳まれる。
多数の箱体から順次物品を取り出して製造設備等に供給する作業が必要とされる場合、箱体からの物品の取り出し及び箱体の折り畳みを自動で行うことが検討され得る。先端に吸引カップを有する揺動片によって段ボール箱のフラップを開放し、ガイドによりフラップを開放状態に保持しつつ物品を取り出し、最終的に胴部を吸着する揺動片により段ボール箱を折り畳む装置も提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平5-254525号公報
段ボールシートを吸着して揺動する揺動片によってフラップの開放及び箱体の折り畳みを行う場合、それぞれの動作に合わせて適切な長さの揺動片を適切な位置に配置することが必要である。このため、箱体のサイズを変更する場合には、揺動片の長さ及び配置を調整する作業を行う必要がある。このため、容易に箱体のサイズを変更できるシステムが望まれる。
本開示の一態様に係る空箱体折り畳みシステムは、互いに連接される複数のパネルを有する箱シートから形成される箱体を折り畳む箱体折り畳みシステムであって、前記箱シートを吸着する作業ヘッドを有し、前記箱体を移動するロボットと、前記ロボットが移動する前記箱体に当接することにより前記パネルの相対角度を変更する折り畳み補助部材と、を備える。
本開示によれば、容易に箱体のサイズを変更できる。
本開示の第1実施形態に係る箱体折り畳みシステムの構成を示す模式図である。 図1の箱体折り畳みシステムによる箱体の折り畳み手順を示すフローチャートである。 図1の箱体折り畳みシステムによる下フラップの開放動作の一場面を説明する模式断面図である。 図1の箱体折り畳みシステムによる下フラップの開放動作の図3の次の場面を説明する模式断面図である。 図1の箱体折り畳みシステムによる下フラップの開放動作の図4の次の場面を説明する模式断面図である。 図1の箱体折り畳みシステムによる下フラップの開放動作の図5の次の場面を説明する模式断面図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本開示の第1実施形態に係る箱体折り畳みシステム1の構成を示す模式図である。
箱体折り畳みシステム1は、互いに連接される複数のパネルを有する箱シートSから形成される箱体Bを扁平に折り畳むシステムである。箱シートSとしては、例えばJIS-Z1507のコード番号02に規定される溝切り形段ボール箱等、典型的には0201式(旧A-1式)段ボール箱が想定される。
0201式の箱シートSは、側方に交互に連接されて四角筒状部を形成する一対の長さ面パネルP1及び一対の幅面パネルP2と、一対の長さ面パネルのP1上縁及び下縁からそれぞれ延出する二対の外フラップ(上外フラップP3及び下外フラップP4)と、一対の幅面パネルP2の上縁及び下縁からそれぞれ延出する二対の内フラップ(上内フラップP5及び下内フラップP6)と、を含む複数のパネルを有する。0201式の箱シートSは、上フラップP3,P5を組み合わせて四角筒状部の下端を封止する蓋体を形成し、下フラップP4,P6を組み合わせて四角筒状部の上端を封止する底体を形成することにより封函される箱体Bに組み立てられる。なお、箱シートの方向を示す「側方」、「上」、「下」等の用語は、説明のために一般的な箱体Bの使用時の向きを便宜的に用いるだけであって、箱体折り畳みシステム1における箱体Bの向きを限定するものではない。
箱体折り畳みシステム1は、箱体Bを移動するロボット10と、ロボット10が移動する箱体Bに当接することにより外フラップP3,P4及び内フラップP5,P6のいずれかを開放する開放補助部材20と、ロボット10と協動して箱体Bの中に配置される緩衝パッドCを取り出すパッド取り出し装置30と、ロボット10が移動する箱体Bに当接することによりパネルの相対角度(特に幅面パネルP2と内フラップP5,P6との相対角度)を変更する折り畳み補助部材40と、ロボット10及びパッド取り出し装置30を制御する制御装置50と、を備える。
ロボット10は、末端に箱シートSを吸着する作業ヘッド11を有し、作業ヘッド11の位置及び向きを変更することにより、箱シートS(組み立て状態の箱体Bを含む)を移動できるよう構成される。ロボット10としては、典型的には垂直多関節ロボットを用いることができるが、他の形式のロボットを用いてもよい。
作業ヘッド11は、複数の吸着パッド12により箱シートSを吸着するよう構成され得る。作業ヘッド11は、箱シートSの隣接する2つのパネル(長さ面パネルP1と下外フラップP4、又は長さ面パネルP1と幅面パネルP2)を同時に略同一平面状に保持できるよう十分な大きさ及び吸引力を有するよう設計される。
また、作業ヘッド11は、フラップP3~P6を開放可能にするために、外フラップP3,P4を封函状態に係止するテープを切断するカッタ13と、テープを切断する位置(外フラップP3,P4の外縁)を確認するセンサ14とを有してもよい。
開放補助部材20は、長さ面パネルP1及び幅面パネルP2の横方向幅よりも小さい幅を有し、ロボット10が保持する箱体Bに挿入可能に形成される。また、開放補助部材20は、フラップP3~P6の延出長さよりも大きい長さを有することが好ましい。開放補助部材20は、上向きに突出するよう配設される。本実施形態において、開放補助部材20は、箱体Bが供給されるテーブル21の端部に不動に固定されている。本実施形態では、テーブル21には、蓋体(上フラップP3,P5)が開封され、内部の物品が取り出された箱体Bが供給される。
パッド取り出し装置30は、箱体Bの中に挿入され、緩衝パッドCを吸着する吸着部31と、先端に吸着部31を支持する支持部32と、緩衝パッドCの有無を判定するパッド確認部33と、を有する。本実施形態において、支持部32は吸着部31を箱体Bへの挿入方向(上下方向)に移動可能に支持し、パッド確認部33は吸着部31の支持部32に対する移動を検出するセンサを有する。具体的には、吸着部31は自重により緩衝パッドCを箱体Bから抜き出し可能な重量を有し、パッド確認部33は吸着部31が降下した位置にあることを検出する近接スイッチ等を有する。この構成によれば、パッド取り出し装置30には、ロボット10により上下を反対にして保持される箱体Bが嵌装される。緩衝パッドCが存在しない場合、吸着部31が箱体Bの底部を吸着し、ロボット10が箱体Bを持ち上げたときに吸着部31が箱体Bと共に持ち上げられる。このため、パッド確認部33が吸着部31の移動を検出した場合には、緩衝パッドCが存在しないと判断できる。また、本実施形態において、パッド取り出し装置30は、ロボット10が箱体Bの底を封止する下外フラップP4を係止するテープを切断する際に、箱体Bを保持するためにも用いられる。
折り畳み補助部材40は、略水平に片持状態で支持される棒状体であることが好ましい。本実施形態において、折り畳み補助部材40は支柱41に支持されているが、建物や他の構造体に保持されてもよい。折り畳み補助部材40は、パイプ又は棒材によって形成され得る。折り畳み補助部材40の径は、多様な向きの箱体Bに挿入できるよう、剛性を担保できる範囲内でできるだけ小さいことが好ましい。また、折り畳み補助部材40の長さは、図1に想像線で示すように箱シートSを内側から支持できるよう、折り畳み状態の箱シートSの高さ(長さ面パネルP1の高さと上下の外フラップP3,P4の延出長さとの合計)以上であることが好ましい。また、折り畳み補助部材40は、箱シートSを床面に当接させずに指示できるよう、1枚の長さ面パネルP1と1枚の幅面パネルP2との横方向の合計長さより高い位置に保持されることが好ましい。
制御装置50は、例えばメモリ、プロセッサ、入出力インターフェイス等を有し、適切な制御プログラムを実行する1又は複数のコンピュータ装置よって構成され得る。また、制御装置50は、その一部が物理回路によって構成されてもよい。制御装置50は、箱体折り畳みシステム1により図2に示す箱体Bの折り畳み処理を行うことができるよう、ロボット10及びパッド取り出し装置30を制御する。
箱体Bの折り畳み処理は、作業ヘッド11により箱体Bの底面を吸着する工程(S01:底面吸着工程)と、開放補助部材20で上フラップP3,P5を開放するよう箱体Bを移動させる工程(S02:上フラップ開放工程)と、箱体Bをパッド取り出し装置30に配置する工程(S03:パッド取り出し装置配置工程)と、パッド取り出し装置30の吸着部31により緩衝パッドCを吸着工程する工程(S04:緩衝パッド吸着工程)と、ロボット10により箱体Bを持ち上げる工程(S05箱体持ち上げ工程)と、緩衝パッドCの有無を判定する工程(S06:緩衝パット有無判定工程)と、緩衝パッドCがない場合に吸着部31による吸着を停止する工程(S07:吸着停止工程)と、ロボット10により箱体Bの下外フラップP4を係止するテープを切断する工程(S08:テープ切断工程)と、作業ヘッド11により箱体Bの一方の上外フラップP3と隣接する長さ面パネルP1とを箱体Bの側面側から吸着する工程(S09:側面吸着工程)と、折り畳み補助部材40で下内フラップP6を開放するよう箱体Bを移動させる工程と(S10:下フラップ開放工程)と、作業ヘッド11から箱体Bを解放することにより箱シートSを折り畳んで状態で折り畳み補助部材40に支持させる工程(S11:箱体解放工程)と、作業ヘッド11により長さ面パネルP1及び幅面パネルP2を吸着して箱シートSを折り畳み補助部材40から抜き取る工程(S12:箱シート抜き取り工程)と、を備える。
S01の底面吸着工程では、箱体Bのテープで封止されている底面を作業ヘッド11により吸着する。一度作業ヘッド11により箱体Bの側面を吸着して箱体Bを横倒しにしてから箱体Bの底面を吸着してもよい。
S02の上フラップ開放工程では、ロボット10により箱体Bを移動させることにより、上フラップP3,P5を1枚ずつ開放補助部材20に当接させて外側に回動させる。これにより、上フラップP3,P5がそれぞれ外側に開いた状態で保持されるような折り癖を付ける。つまり、ロボット10は、上フラップP3,P5の間に開放補助部材20を挿入し、上フラップP3,P5のいずれかに開放補助部材20を当接させ、箱体Bをその四角筒状部が開放補助部材20と平面視で重複しない位置まで移動させる。さらに、ロボット10は、箱体Bを下方に移動させることで、上フラップP3,P5を大きく外側に回動させることが好ましい。
S03のパッド取り出し装置配置工程では、ロボット10により箱体Bをパッド取り出し装置30に嵌装する。これにより、パッド取り出し装置30の吸着部31が箱体Bの底体(下フラップP4,P6)を緩衝パッドCを介して内側から支持する状態となる。
S04の緩衝パッド吸着工程では、吸着部31による吸引を開始することで、箱体Bの内部に存在する緩衝パッドCを吸着する。緩衝パッドCが存在しない場合、吸着部31は、箱体Bの底体を吸着する。
S05の箱体持ち上げ工程では、ロボット10により箱体Bを少しだけ持ち上げる。箱体Bの中に緩衝パッドCが存在する場合、ロボット10が箱体Bを持ち上げることにより、吸着部31が自重により吸着している緩衝パッドCと共にその場に留まり、箱体Bの底体から緩衝パッドCを離間させる。一方、箱体Bの中に緩衝パッドCが存在しない場合、ロボット10は、箱体Bと共にその底体を吸着している吸着部31をも持ち上げる。
S06の緩衝パット有無判定工程では、箱体持ち上げ工程におけるパッド確認部33による吸着部31の検知結果に基づいて、S07の吸着停止工程を行うか否かを決定する。
S07の吸着停止工程では、吸着部31の吸引を停止することにより、吸着部31から箱体Bの底体内面を解放する。
S08のテープ切断工程では、作業ヘッド11から箱体Bを解放し、作業ヘッド11のカッタ13を用いて、下外フラップP4ひいては下内フラップP6の開放を可能にするよう箱体Bの底面に貼着されているテープを切断する。
S09の側面吸着工程では、先ず、作業ヘッド11をその一部が1枚の下外フラップP4上に位置し、残部が箱体Bの外側に突出するよう配置する。この状態で、作業ヘッド11より下外フラップP4を吸着し、吸着した下外フラップP4をその基端縁を中心に揺動させて開放するよう、作業ヘッド11を90度の円弧を描くよう移動させる。これにより、作業ヘッド11の残部が下外フラップP4に隣接する長さ面パネルP1を吸着可能となる。結果として、作業ヘッド11は、下外フラップP4と長さ面パネルP1とを同一の仮想平面上で吸着保持する。この状態で、作業ヘッド11を鉛直に移動させることで、緩衝パッドCを残して箱体Bをパッド取り出し装置30から脱離させることができる。
S10の下フラップ開放工程では、作業ヘッド11が長さ面パネルP1及び連接された外フラップP4を同一平面上で吸着してもう一方の長さ面パネルP1を下側に配置する姿勢で箱体Bを移動させることによって、下内フラップP6を折り畳み補助部材40に当接させることより開放する。
具体的には、先ず、図3に示すように、ロボット10により、幅面パネルP2が折り畳み補助部材40に対して傾斜するよう箱体Bを保持し、折り畳み補助部材40の長手方向に箱体Bを移動させることにより折り畳み補助部材40の先端部を箱体Bの中に挿入する。このとき、折り畳み補助部材40の先端側に位置する下内フラップP6を箱体Bの内側に押し込まないようにする。このため、折り畳み補助部材40の基端側に位置する下内フラップP6を僅かに箱体Bの内側に押し込むことになってもよい。
続いて、図4に示すように、ロボット10により、幅面パネルP2に沿う方向に箱体Bを引き抜くことで、折り畳み補助部材40の先端側に位置する下内フラップP6を開放することができる。さらに、ロボット10により、折り畳み補助部材40の先端側に位置する下内フラップP6が折り畳み補助部材40から離間しない範囲で、長さ面パネルP1の下縁に沿う方向の成分を有する軌跡で箱体Bを移動させることによって、図5に示すように、下内フラップP6を箱体Bの外側に大きく開放させて開放状態に折り癖をつける。
さらに、ロボット10により、箱体Bの傾斜及び箱体Bの移動の軌跡を折り畳み補助部材40に対して反転して同様に箱体Bを移動させることにより、図6に示すように、反対側の下内フラップP6も開放状態に折り癖を付けることができる。これにより、箱体Bは、全てのフラップP3~P6が四角筒状部の外側に配置され、長さ面パネルP1に一方の幅面パネルP2を重ね合わせるよう容易に折り畳み得る状態となる。
なお、作業ヘッド11で吸着していない下外フラップP4は、自重により開放され得るが、下外フラップP4の折り癖が強い場合には、下内フラップP6を開放する前に作業ヘッド11で吸着していない下外フラップP4を折り畳み補助部材40に当接させて開放するよう箱体Bを移動させてもよい。
S11の箱体解放工程では、折り畳み補助部材40に前記長さ面パネルP1と幅面パネルP2との境界において箱シートSを支持させるよう、作業ヘッド11から箱体を解放する。つまり、折り畳み補助部材40に箱体Bを預けることで、箱体Bの自重により箱体Bが折り畳まれ、折り畳まれた箱シートSが折り畳み補助部材40から垂下される。
S12の箱シート抜き取り工程では、ロボット10により、折り畳み補助部材40が支持する箱シートSの一方の面側の長さ面パネルP1及び隣接する幅面パネルP2を作業ヘッド11により略同一平面上に保持しつつ、折り畳み補助部材40から箱シートSを抜き取る。折り畳み補助部材40から垂下される箱シートSは、折り畳み補助部材40の太さに起因して、僅かに内腔を残す不完全な折り畳み状態となり得る。この状態で長さ面パネルP1及び幅面パネルP2を同一平面上に保持することが困難である場合、先ず、長さ面パネルP1及び幅面パネルP2のうち上側に位置する方に合わせて作業ヘッド11を傾斜させ、上側の長さ面パネルP1又は幅面パネルP2だけを保持し、箱シートSを水平方向に折り畳み補助部材40から抜き取ってから、又は箱シートSを鉛直方向に持ち上げて折り畳み補助部材40を箱シートSの上下方向中央部に配置してから、吸着面が鉛直になるよう作業ヘッド11を回動させて、長さ面パネルP1及び幅面パネルP2を同一平面上に吸着する状態としてもよい。
作業ヘッド11により長さ面パネルP1及び幅面パネルP2を同一平面上に吸着する状態では、吸着面が水平になるよう作業ヘッド11回動しても箱シートSを略折り畳み状態に保持することができるため、ロボット10により折り畳んだ箱シートSを所定の場所に順番に積み重ねることもできる。
以上のように、箱体折り畳みシステム1は、ロボット10により箱体Bを移動させて下内フラップP6を折り畳み補助部材40に当接させて開放するため、箱体Bのサイズの違いに対する許容度が大きく、サイズの違いが大きい箱体Bの折り畳みを行う場合でもロボット10の動作プログラムの変更だけで対応できる範囲が大きい。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、前述した実施形態に記載された効果は、本発明から生じる好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、前述した実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
例として、本開示に係る箱体折り畳みシステムは、物品取り出しの際に箱体の底体(下フラップ)が開放されている箱体に適用され、折り畳み補助部材で上フラップを開放してもよい。また、本開示に係る箱体折り畳みシステムでは、折り畳み補助部材で上フラップと下フラップの両方を開放してもよい。したがって、本開示に係る箱体折り畳みシステムにおいて、解放補助部材は省略可能である。また、本開示に係る箱体折り畳みシステムにおいて、パッド取り出し装置も必須の構成ではなく、パッド取り出し装置以外の場所でテープの切断を行ってもよい。また、本開示に係る箱体折り畳みシステムにおいて、作業ヘッドはテープカッタを有さず、別途設けられるロボット等のテープ切断機構によりテープの切断を行ってもよい。また、本開示に係る箱体折り畳みシステムは、フラップを開放して折り畳み補助部材に箱シートを保持させるロボットとは異なるロボットが折り畳み補助部材から箱シートを抜き取るよう構成されてもよい。さらに、本開示に係る箱体折り畳みシステムでは、ロボットで他の作業、例えば箱体に収容された物品の取り出し又はその補助を行ってもよい。
1 箱体折り畳みシステム
10 ロボット
11 作業ヘッド
12 吸着パッド
13 カッタ
14 センサ
20 開放補助部材
21 テーブル
30 パッド取り出し装置
31 吸着部
32 支持部
33 パッド確認部
40 折り畳み補助部材
41 支柱
50 制御装置
B 箱体
C 緩衝パッド
P1 長さ面パネル
P2 幅面パネル
P3 上外フラップ
P4 下外フラップ
P5 上内フラップ
P6 下内フラップ
S 箱シート

Claims (6)

  1. 互いに連接される複数のパネルを有する箱シートから形成される箱体を折り畳む箱体折り畳みシステムであって、
    前記箱シートを吸着する作業ヘッドを有し、前記箱体を移動するロボットと、
    前記ロボットが移動する前記箱体に当接することにより前記複数のパネルの間の相対角度を変更する折り畳み補助部材と、
    を備える箱体折り畳みシステム。
  2. 前記折り畳み補助部材は、略水平に片持状態で支持される棒状体である、請求項1に記載の箱体折り畳みシステム。
  3. 前記複数のパネルは、側方に交互に連接されて四角筒状部を形成する一対の長さ面パネル及び一対の幅面パネルと、前記一対の長さ面パネルの上縁及び下縁からそれぞれ延出する二対の外フラップと、前記一対の幅面パネルの上縁及び下縁からそれぞれ延出する二対の内フラップと、を含み、
    前記ロボットは、
    前記作業ヘッドが前記長さ面パネル及び連接された前記外フラップを同一平面上で吸着してもう一方の前記長さ面パネルを下側に配置する姿勢で、前記折り畳み補助部材により前記内フラップを開放するよう前記箱体を移動し、
    続いて、前記折り畳み補助部材に前記長さ面パネルと前記幅面パネルとの境界において前記箱シートを支持させるよう、前記作業ヘッドから前記箱体を解放する、
    請求項2に記載の箱体折り畳みシステム。
  4. 前記ロボットは、前記折り畳み補助部材が支持する前記箱シートの一方の面側の前記長さ面パネル及び隣接する前記幅面パネルを前記作業ヘッドにより略同一平面上に保持する、請求項3に記載の箱体折り畳みシステム。
  5. 前記箱体の中に挿入され、前記箱体の中に配置される緩衝パッドを吸着する吸着部を有するパッド取り出し装置をさらに備える、請求項1から4のいずれかに記載の箱体折り畳みシステム。
  6. 前記パッド取り出し装置は、
    前記吸着部を前記箱体への挿入方向に移動可能に支持する支持部と、
    前記吸着部の前記支持部に対する移動を検知するパッド確認部と、
    を有する、請求項5に記載の箱体折り畳みシステム。
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