JPH0278534A - ダンボール製函方法、ダンボール製函機および開函機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、シート状のダンボールを空中で開函し、開
函されたダンボールを所定位置に停止してフラップを折
込み、シールして製函するＡ−１型ダンボールのダンボ
ール製函方法、ダンボール製函機および開函機構に関す
る。

〔従来の技術〕

−−−船釣に、ダンボールは 、］二部、底部（下部）にそれぞれ二対のフラップを持
ち、シート状に折り畳まれてストックされる、そして、
シート状のダンボールを筒状に開函し、底部の二対のフ
ラップを折込み、底部をシールして、ダンボールが製函
される。製函後のダンボールに、開放された上部から商
品が、箱詰めされ、その後、上部の二対のフラップが折
込まれ、ダンボールの上部を、シールして、箱詰めの商
品が出荷される。

ここで、製函までの工程はダンボール製函機によって１
箱詰め工程は箱詰め機によって、箱詰め後の工程は包装
機によってそれぞれ行なわれる。

ダンボールの各部の名称について述べると、二対のフラ
ップのうち、最初に折込まれて内方に位置する一対のフ
ラップは、内方フラップと言われる。他方、内方フラッ
プの折込み後、内方フラップを覆って折込まれる一対の
フラップは、外方フラップと言われる。また、内方フラ
ップに接する面はつま面、外方フラップに接する面は、
かゎ面と言われる。

通常、ダンボールの製函は以下のようにしてなされる。

（１）まず、第３８図（ａ）に示すように、シート状の
ダンボール１１２に側方から押力を加えると、筒状に変
形して開函される（第３８図（ｂ）参照）。

（２）ダンボールの底部となる下部の二対のフラップの
うち、上下に離反した一対のフラップＦｌ（内方フラッ
プ）の上フラップＦＩＵ　、下フラップＦＩＬを第３ｇ
図（ｅ）に示すように折込む、それから、左右に離間し
た一対のフラップＦ２（外方フラップ）の左フラップＦ
２Ｌ　、右フラップＦ２Ｒを第３８図（ｄ）に示すよう
に折込むと、底部が閉じられた筒型形状となる（第３８
図（ｅ）参照）。

（３）折込まれた一対の外方フラップを、粘着テープ、
ガムテープ、ステープル、ホットメルト等でシールして
、ダンボール底部がシーリングされる（第３８図（ｆ）
参照）。

このように、２シート状のダンボールは、開函、フラッ
プ折込み、シーリングの３工程を経て製函される。ここ
で、フラップを折込むと、折込まれたフラップが、復元
力によって、開き、型崩れする傾向にある。そのため、
シーリングは、折込み位置に一対の外方フラップを押え
て、型崩れを防ｌ二したまま行なわれる。また、外方フ
ラップの突合せ目を中央としてシーリングがなされない
と。

外観的に好ましくないとともに、十分な強度が確保でき
ない、従って、シーリングは、型崩れを防止して左右の
フラップを平行に維持したまま、外方フラップの突合せ
目を中央として行なうとよい〔従来技術の問題点〕 ダンホールノ形式ハ、　ＪＩＳ（ＪＡＰＡＦＩＥＳＥ　
ＩＮ［］ＵＣＴＯＲＩＡＬ　５ＴＡＮＤＡＲＤ）によっ
てＡ型（Ａ−１−Ａ５）　、　Ｂ型（Ｂ−１〜ＢＢ）　
、　Ｃ型（Ｃ−１−Ｃ−３）に分類され、特に、　Ａ−
１型のダンボールが広く利用されている。

つまり、Ａ−１型のダンボールでは、内方フラップ、外
方フラップの長さが、いずれも、ダンボールの幅留の半
分とされる（第３８図参照）、そのため、−４ｔの外方
フラップを折込むと、外方フラップの先端が互いに当接
して、突合され、突合せ面が中央に位置する。従って、
Ａ−１型のダンボールでは、外方フラップの突合せ目を
中央としてシーリングが行なえ、奇麗で十分な強度のシ
ールが可能となる。このような利点から、Ａ−１型のダ
ンボールが、広く利用されている。

また、同−型のダンボールにおいても、長さし、＃！誓
、深さＤの異なる種々のサイズのダンボールが南限され
ている。一般に、Ａ−Ｉ　Ｗダンボール川のダンボール
製函機が標準品とされ、他の型のダンボールのためのダ
ンボール製函機は、特注品とされている。しかし、Ａ−
１型ダンボール専用のダンボール製函機においても、種
々のサイズのＡ−１型ダンボールを製函しなければなら
ず、汎用性が要求される。

そして、間両、フラー、プ折込み、シーリングの各工程
において、ダンボールのサイズに合せて、開函機構、折
込み機構、シール機構をそれぞれ調整する必要がある。

しかしながら、Ａ−１型ダンボールのダンボール製函機
だけでなく、公知のダンボール製函機は、一般に、ダン
ボールをローラコンベヤ上で搬送して、間両、フラップ
折込み、シーリングを連続的に行なっている。このよう
な構成のダンボール製函機では、ダンボールサイドに合
せて、搬送方向でのガイド、開函機構、フラップ折込み
機構のセンターをぞれぞれ調整する必要があり、サイズ
変更に迅速に対応できない、そのため、高い製函効率が
得られないとともに、ダンボール製函機が複雑化し、ダ
ンボール製函機の小型軽鹸化が難しい、また、調整範囲
を広くして汎用性を高めると。

ダンボール製函機が大型化せざるを得す、汎用性の高い
小型軽量のダンボール製函機を得ることが難しい。

また、公知のダンボール製函機による製函方法では、フ
ラップ折込み工程でトラブルが頻発する傾向にある。つ
まり、第３８図（ｂ）、（Ｃ）かられかるように、もし
、外方フラップＦ２が少しでも閉じていると、外方フラ
ップに妨げられて、内方フラップＦｌが折込めない、外
方フラップＦ２が閉じた状態で、第１フラップを折込む
と、内方フラップは。

外方フラップに当接し、一対の外方フラップ間でブリッ
ジ形状になる。そのため、外方フラップＦ２が閉じるこ
とによるトラブルをブリッジと称している。そして、ブ
リッジが生じたとき、内方フラップＦ１を無理に折込む
と、内方フラップ、外方フラップがいずれも変形、破損
し、ダンボールは不良品となる。

そのため、ブリッジの発生によって、内方フラップＦｌ
にある程度の抵抗力が生じると、フラップ折込み工程を
直ちに中断するダンボール製函機も知られている。しか
し、このような中断は、フラー、プ折込み工程での作業
効率を著しく低下させ、高い製函効率が得られない。

また、センサー等によって外方フラー２プＦ２が妨害位
２１（閉じた位Ｗ１）にないことを確認したり、外方フ
ラップを強制的に押し広げた後、内方フラップＦｆを折
込むダンボール製函機も提供されている。しかし、この
構成では、フラップ折込み工程が迅速に行なえず、高い
製函効率が得られないとともに、ダンボール製函機が構
成的に複雑化する〔発明の目的〕 この発明は、ブリッジの発生を確実に防＋ｈ　して、フ
ラップ折込み工程が迅速、容易に行なえるＡ−１型ダン
ボールのダンボール製函方法およびそのためのダンボー
ル製函機の提供を第１の目的としている。

また、この発明は、サイズ変化に迅速に対応できる汎用
性の高い、Ａ−１ｙｌ！、ダンボールのダンボール製函
方法およびそのためのダンボール製函機の提供を第２の
目的としている。

さらに、この発明は、ブリッジの発生を確実に防ＩＩ−
シて開函する、ダンボール製函機の間両機構の提供を別
の目的としている。

〔発明の概略〕

Ｌ記第１の目的を達成、するために、この発明によれば
、ダンボールをストックステージから折込みステージに
持上げて搬送中に、ダンボールを空中で開函することを
特徴としている。

つまり、この発明のダンボール製函方法によれば、ダン
ボールを吸着盤によって吸着して、ストックステージか
ら持上げて搬送中に、内方フラップの上フラップを折込
んで、ダンボールを空中で開函している。

このように、ストックステージから持上げて搬送中に、
内方フラップの上フラップを折込むと、とフラップは、
一対の外方フラップの間に直ちに入り込む、そのため、
一対の外方フラップは、閉じた状態とならず、上フラッ
プは勿論、下フラップもブリッジとならない、そして、
折込まれた上フラップは、下方に位置する外方フラップ
のフラップ、たとえば、左フラップを押圧する。そのた
め、ダンボールが持上げられるにつれて、左フラー、プ
は立上り、右フラップも、左フラップと同期して立上り
、ダンボールは徐々に開函される。

そして、また、この発明のダンボール製函方法によれ゛
ば、ダンボールの底部縁を基準線Ｙｏに整列させるとと
もに、ストックステージの基準＆１ｉＸｏ。

フラップ折込みステージの基準線Ｘｒｃ　、シーリング
ステージの基準線Ｘｏにダンボールのっま而をそれぞれ
センタリングして、各ステージでのダンボールの位置を
一義的（固定的）に設定している。

また、ダンボールの底部縁は、＊送方向と平行な基準線
Ｙｏに整列して、ストックされるとともに、フラップ折
込みステージ、シーリングステージにおいても、基準線
Ｘｏに整列される。搬送方向と直交する方向に、所定距
離離反して、ストックステージの基準線Ｘｏ、フラップ
折込みステージの基準線Ｘｆｃ　、シーリングステージ
の基準線Ｘｏが固定的に設定される。そして、ダンボー
ルのつま面が、ストックステージ、フラップ折込みステ
ージ。

シーリングステージで、基準線Ｘｏ、　Ｘｒｃ　、　Ｘ
ｏにセンタリングされている。

この方法では、ダンボールの底部縁を基準線Ｘｏに整列
してストックするとともに、ダンボールのつま面をスト
ックステージの１＆準線Ｙｏにセンタリングするように
、ダンボールを調整してストックステージに配設すれば
足り、他の調整はなんら必要ない、そして、フラップ折
込みステージ、シーリングステージで、ダンボールをス
トックステージから、基準線Ｘａ、　Ｘｆｃ　、　Ｘｏ
相Ｗの間隔だけ移動させれば、ダンボール製函機の大小
に拘らず、−定のフラップ折込み工程、シーリング工程
が常に行なえる。

〔実施例〕

以下、図面を参照しながらこの発明の実施例について詳
細に説明する。

まず、ＡＩ型ダンボールのダンボール製函機！０の構成
を概略的に述べながらこの発明のダンボール製函方法を
説明する。

第１図、第２図に示すように、ダンボール１２はシート
状に折り畳まれた状態で、ストー／カー１４にＪＡ　Ｈ
される。そして、このストックステージで。

Ｘ軸方向（横方向、左右方向）、Ｙ軸方向（奥行方向）
でのダンボール１２の位置決めが行なわれるスト″ツカ
−１４は、Ｘ軸方向にスライド可能な位置決め部材１Ｂ
と、Ｙ軸方向にスライド可能な位置決め部材１８とを具
備し、この位置決め部材１８．１８を調整して、Ｘ軸、
Ｙ軸方向での位置決めが行なわれる。予め設定されたス
トックステージのＸ軸方向の基準線Ｘｏに、ダンボール
１２のつま面１２＆がセンタリングされるように、ダン
ボール１２のＸ軸方向の位置が調整される。つまり、第
３図に示すように、ダンボールの幅をＷとすれば、Ｘ軸
方向の位置決め部材１６は、基準線ＸｏのＷ／２だけ左
方位置に調整される。また、　Ｘｏと直交するＹ軸方向
の基準線Ｙｏが予め設定され、この基準線Ｙｏにつま面
１２Ａの底部の縁（下部縁）　１３を整列させてＹ軸方
向の位置決めがなされる。そのため１位置決め部材１８
は、ダンボール１２のフラップ長さ相当分（ｗ／２）だ
け、基準線Ｙｏから手前の位置に調整される。

参照符合１２Ｂは、ダンボールのかわ面を示す。

このように、対象となるダンボール１２のサイズに合せ
て１位置決め部材１ＢをセンターＸｃから冒／２だけ左
方に１位置決め部材１８をフラップ長さ相当分だけ基準
線Ｙｏから手前に、それぞれスライドされる。この発明
の製函方法では、後に明白となるように１位置決め部材
ｔｏ、ｔｏのこの調整以外の調整が不要となり、ダンボ
ール１２のサイズ変更に容易に対応できる。そして、多
数のダンボール！２が、位置決め部材ＩＪ１８に当接さ
れた状態でスト−２カー１４上にＪａ載される。

ここで、スト７カー１４の上方に、開面機構２８のバキ
ューム式吸着盤２０が待機しており、吸着盤２０は、ダ
ンボールのっま面１２Ａを吸着して持上げ。

ストックステージから次のフラップ折曲げステージまで
搬送する。

吸着盤２０は、旋回アーム２２の先端の支持ブロック２
３の下面に設けられ、旋回アームは、旋回可能に構成さ
れ、支柱２４に昇降自在に取付けられている。また、Ｌ
下に離反した一対のフラップ（内方フラップ）　Ｆｌの
上フラー、プＦｌｕを折込むための折込み部材２６が、
支持ブロック２３に組込まれ、吸着盤２０．折込み部材
等から開面機構２８が構成されている。

上、を構成において、第１図に実線で示すように、旋回
アーム２２を下降させ、吸Ｍ盤２０が最ト位のダンボー
ル１２を吸着する。それから２旋回アーム２２は、−点
鎖線に示すように、上昇され、たとえば１時計方向に旋
回されて、ダンボール１２を次のフラップ折込みステー
ジに搬送する。

この発明では、旋回アーム２２を上昇させて、ダンボー
ル１２を持上げる間に、ダンボールを開函させることに
大きな特徴がある。つまり、旋回アーム２２の上昇に連
動して、折込み部材２Ｂが作動され、折込み部材２６が
下方に回動されて、内方フラップの上フラップＦｌｕが
折込まれる。この上フラップＦｌｕの折込みによって、
−点鎖線で示すように、ダンボール１２は強制的に開函
される。

第２図かられかるように、ストックステージの基準線Ｘ
ｏ、フラップ折込みステージの基準線Ｘｆｃは、Ｘ軸方
向に所定距離Ｌ１だけ離反され、この距離Ｌｌに該当す
る距離だけ、ダンボールは搬送される。つまり、ダンボ
ールのっま面１２Ａがフラップ折曲みステージの基準線
Ｘｆｃ上にセンタリングされるまで、旋回アーム２２が
、旋回され、それから、下降されて、ダンボール１２を
フラップ折込みステージに搬送する（第２図、第４図参
照）。

フラップ折込みステージで、内方フラップの下フラップ
Ｆｌｕ　、外方フラップの左右のフラップＦ２Ｌ　、Ｆ
２Ｒが、フラップ折込み機構３０（詳細は後述する）に
よって折込まれる。ダンボール１２がセンタリングされ
て、フラップ折込みステージに搬送されると、まず、下
面に隠れていた折込み部材が上昇して内方フラップの下
フラップＦＩＬを折込む（第５図参照）、それから、折
込み部材１３４，１３５が回動されて、左右に離反した
外方フラップＦ２の左右のフラップＦ２Ｒ，Ｆ２Ｌが折
込まれる（第６図参照）、なお、折込み部材１３４，１
３５の回動を妨げないように、折込み部材１３４，１３
５が回動しはじめると、折込み部材３２は下降され、初
期位置に戻されるＬ記のように、ダンボール１２の持上
げ中に上フラップＦｌｕを折込むことによって、ダンボ
ール１２を開函すると、第３図に二点鎖線で示すように
、左右の″フラップＦ２Ｒ，Ｆ２Ｌは、上フラップＦｌ
ｕに押されて広げられる。つまり、左右のフラップＦ２
Ｒ。

Ｆ２Ｌは押し広げられて、下フラップＦＩＬの折込みを
妨げるような閉じた位置にない、そのため、下フラップ
ＦＩＬの折込みは、左右のフラー２プＦ２Ｒ、Ｆ２Ｌに
妨げられることなく、迅速、容易に行なえるまた、第２
図かられかるように、フラップ折込みステージの基準線
Ｘｆｃ　、シーリングステージの基準線Ｘｓｃは、Ｘ軸
方向に所定圧＃　Ｌ２＃反して予め設定されている。そ
のため、ダンボール１２をＸ軸方向に所定圧＃Ｌ２だけ
搬送すれば、ダンボールは、フラップ折込みステージか
らシーリングステージに搬送され、基準線Ｘｓｃに自動
的にセンタリングされる。

シーリングセンターＳｃへの搬送中も、折込み部材１３
４，１３５は作動位置（折込み位１２ｔ）に維持され、
ガイドとして作用する。そのため、搬送中でのダンボー
ル１２の型崩れが防止される。搬送の後半部では、折込
み部材１３４，１３５はダンボール１２から離反される
。そのため、搬送路に沿って、ガイド１５４が適当に配
設され、ダンボール１２の型崩れは、折込み部材１３４
，１３５からガイドに受は継がれて、引続き防止される
（第９図参照）。

そして、ダンボール１２が所定距離し２だけ搬送される
と、シーリング機構４０（第９図参照）によって、ダン
ボール１２がシーリングされる。シーリング機構４０と
して、　５ＩＡＴ社（■↑ＡＬＹ）の公知のシーリング
機構が使用される。シーリング機構４０は、第９図に示
すように、たとえば、粘着テープの巻装されたテープリ
ール４４を備えて構成され、テープリールを回転しなが
ら上昇させ、外方フラップの突合せ［１に沿って、粘着
テープをダンボール１２の底部を貼着して、ダンボール
がシーリングされる、開函１．フラップ折込み、シーリ
ングの各工程を経て、製函されたダンボール１２を第８
図に示す。

に記のように、ストックステージ、フラー、プ折込みス
テージ、シーリングステージの基準線Ｘｏ、Ｘｆｃ　、
　Ｘｓｃは、所定距離し！、Ｌ２１９反して設定されて
いる。また、ダンボールの下部縁１３は、ストックステ
ージ、フラップ折込みステージ、シーリングステージに
おいて、Ｙ軸方向の基準線Ｙｏにいずれも整列される。

そのため、ダンボール１２をストックステージから所定
距離Ｌ１だけ移動させれば。

ダンボール１２は、フラップ折込みステージの基準線Ｘ
ｆｃに常にセンタリングされる。そして、センタリング
した状態で、内方フラップの下フラップＦ１υ、外方フ
ラップの左右フラップＦＬ、Ｆ２Ｒの折込みが行なわれ
る。従って、ダンボール１２にサイズ変更があっても、
フラップ折込み機構３０の調整は不要となる。

また・ダンボール１２をフラップ折込みステージから所
定圧１１Ｌ２だけ移動させれば、ダンボール１２は、シ
ーリングステージの基準線Ｘｓｃに常にセンタリングさ
れる。そのため、シーリング機構４ｏによるシーリング
が、一定位訛で常に行なえ、ダンボールサイズの変更に
対しても、シーリング機構を調整する必要がない。

上記のように、ストックステージで、ダンボールサイズ
に応じて、Ｘ軸、Ｙ軸方向の位置決め部材１８．１８を
調整すれば足り、それ以外の調整が不要とされる。その
ため、ダンボールサイズに対応した調整が迅速、容易に
行なえ、高い製函効率が確保できる。また、大きいサイ
ズのダンボールから小さいサイズのダンボールまで、広
範囲のサイズのダンボールが製函でき、高い汎用性が確
保でき、小型軽に化のダンボール製函機１０が得られる
ダンボール製函機１０の詳細な構成を述べると、第９図
に示すように、ダンボール製函機は、開函機構２８と、
フラップ折込み機構３０と、シーリング機構４０とを具
備して構成される。

開函機構２８は、第１図、第７図を見るとわかるように
、吸着＠２０と、折込み部材２６とを備えて構成される
。上記のように、吸着盤２０．折込み部材２８は支持ブ
ロック２３に取付けられ、支持ブロックは旋回アーム２
２の先端に回動可能に取付けられている。そして、旋回
７−ム２２は、旋回自在に構成され、支柱２４に昇降可
能に取付けられている。第１０図、第１１図に示すよう
に、支持ブロック２３は。

一体ｄ底板５０．断面略Ｈ形の壁板５１と、壁板頂部に
ポル）＋ｈめされた断面コ形の枢支部材５２と備えてい
る。

実施例では、３個の吸着！２０（２０−１〜２Ｏ−３）
　カ、底板５０の下面に設けられ、吸着盤２ｏ−！は、
ストツクステージの基準線Ｘｏに整列され、吸着盤２０
−２．２０−３は、基準線Ｘｏに対して対称に配設され
ている。吸着盤２０−１〜２０−３のシャフト５４は、
底板５０を貫いてＬ方に延び、底板上の支持片５６にシ
ャフトが軸支されている。シャフトの上端５４Ａは、支
持片５８からの抜は落ちを防止するように１部分的に大
径に形成されてストッパとして機能している。

また、ワッシャ５８が、シャフト５４の中間部に配設さ
れ、圧縮ばね、たとえば、圧縮コイルばね６０が、ワッ
シャ５８．底板５０の底面間でシャフトに巻装されてい
る。吸７７Ｉｇ１２０は、シャフトの下端に取付けられ
、導管６２を介してバキューム（負圧）を作用させるこ
とによって、吸着力が吸着盤に生じて、ダンボールを吸
着する。なお、吸着ｇ１２Ｇのシャフト５４の昇降を検
出して、吸着ｇ１２０の昇降速度を制御するための、セ
ンサー、たとえば、近接スイッチ６３が、吸着盤２０−
２のシャフト５４に隣接して支持片５６上に配設されて
いる。

吸着盤２０は、通常、１〜３個配設され、実施例のよう
に、吸着盤２０が３個の場合、吸着盤は、三角形の頂点
にそれぞれ配設される。また、吸着盤が１個の場合、吸
着盤は、ストックステージの基僧線Ｘｓｃ　ｈに配設さ
れ、２個の場合、２個の吸着盤をいずれも基準線ｘｓｃ
ｋに並ｔするか、基準線Ｘｓｃの回りに対称に１個ずつ
配設するとよい。

折込み部材２６は、実施例では、プレートとして具体化
されているが、これに限定されず、たとえば、折込み爪
としてもよい、折込み部材２６は、吸着ｌＢ２Ｏによっ
て吸着・されたダンボール１２が、持にげられたとき、
下方に回動して、内方フラーＩプの１；フラップＦｉｌ
ｌを折込むように、支持ブロック２３に取付けられる。

実施例では、空圧式９０’アクチュエータ６４が、ブラ
ケット６６によって壁板５１に固定され、この９０°ア
クチユエータのシャフト６５に、折込み部材２Ｂが、ス
リット付取付は部材６Ｂによって固定されている。なお
、９０°アクチユエータ６４の取付は空間を確保するよ
うに、折込み部材２６のト端が切欠かれている。空圧式
８０°アクチユエータ６４は、周知のように、高圧空気
を供給することによって、シャフトＢ５を３０°回動さ
せるため。

シャフトに固定された折込み部材２６もシャフトととも
に３０°回動する。ここで、第９図に示すように、折込
み部材２６は、初期位置で、水平位置から僅かな角度θ
下方にずれてシャフト６５に取付けられる。折込み部材
２６をずらして取付ければ、折込まれたとき、折込み部
材の先端がダンボールの内方に入り込むため、上フラッ
プＦｌｕの折込みが確実に行なえる。この角度θは、た
とえば、５〜１００もあればよい。

第１図、第９図、第１１図、第１２図に示すように、旋
回アーム２２は、２本の平行バー７０にシリンダ機構７
２を組合せることによって、旋回自在に構成できる。つ
まり、２本の平行バー７０の両端が、支柱２４のスライ
ダ７４および支持ブロックの枢支部材５２に枢支される
。そして、シリンダ機構７２のピストンの先端、シリン
ダの基端を２木の平行バー７０のそれぞれに枢支して、
ピストンシリンダが平行バー間に架設される。このよう
な構成において。

シリンダ機構７２を空圧式とすれば、高圧空気を供給し
て、ピストンを伸縮させれば、ピストンの伸縮に応じて
、旋回アーム２２は、支柱２４の回りを旋回される。な
お、この発明におけるシリンダ機構は空圧式に統一され
ている。

また、エンドレスチェーン７６が、第１１図、第１２図
かられかるように、垂直面で、支柱２４に巻装され、エ
ンドレスチェーンの各端が、スライダ７４に連結してい
る。エンドレスチェーン７６は、支柱２４の１一端に固
定されたモータ７８によって駆動され、カバー８０によ
って遮蔽されている。このような構成では、モータ７日
を起動して、エンドレスチェーン７６を駆動することに
よって、旋回アーム２２はスライダ７４とともに昇降さ
れる。

上記構成の開函機構２８の動作を説明すると、初期位置
において、吸着盤２０はダンボールのつま面１２Ａの上
方に待機している。まず、モータ７８を起動しぞ、エン
ドレスチェーン７Ｂを駆動し、スライダ７４を下降させ
ると、旋回アーム２２とともに、吸着盤２０は下降し、
ダンボールのつま面１２Ａに当接する。旋回アーム２２
の下降速度を示す第１３図かられかるように、吸着盤２
０は高速で下降を開始する（下降開始時開−ＴＯ）が、
その直後（時刻Ｔ２）に減速する。Ｔ１゛時間経過して
、吸着盤２０が、第１４図（Ａ）に示すように、ダンボ
ールのつま面１２Ａに当接した後、吸着盤が更に下降す
ると、吸着盤のシャフト５４の先端５４Ａが支持片５６
の上面から離反して上昇する。すると、近接スイッチ８
３（第１１図参照）が、シャフト先端５４Ａの上昇開始
を検出して、ダンボール１２への吸着盤２０の当接を認
識する、近接スイッチ６３がシャフト先端５４Ａの移動
を検出すると、スライダ７４にブレーキが作用する（時
刻Ｔ２）、ブレーキの作動後、スライダ７４は、旋回ア
ーム２２とともに、距離Ｙｌさらに下降して完全に停止
上する。この距離Ｙｌは、たとえば、４０ｍｍ程度とさ
れ、ブレーキの作動後の旋回アーム２２の下降は、シャ
フト５４に巻装された圧縮ばね６０の収縮によって確保
される。つまり、圧縮ばね６０は距ｆｉＹ１相当分だけ
収縮し、圧縮ばねの収縮によって生じた偏倚力のもとで
、吸着ｇ１２０は、ダンボール１２に強力に押圧、密着
される（第１４図（Ｂ）参照）。

旋回アーム２２が時刻〒２で停止した後、吸着盤の導管
６２を介してバキュームが作用し、吸着盤２０がダンボ
ールを吸着する。圧縮ばねの偏倚力のもとで、吸着盤２
０はダンボール１２に強力に抑圧、密着されているため
、バキュームの漏出する虞れがなく、吸着盤はダンボー
ルを確実に吸着できる。

その後、時刻〒３に、スライダ７４のブレーキが解除さ
れ、スライダ、旋回アーム２２は上昇を開始する。ここ
で、圧縮ばね６０が距ｆｌｌｌＹｌ相当分だけ収縮して
いるため、吸着盤２０は旋回アーム２２の上昇と同時に
移動せず、旋回アームが距離Ｙｌｌ、た後、吸着盤は上
昇を開始し、旋回アームとともに上昇する（時刻Ｔ３’
）。

吸着盤２０が上昇を開始する前に、折込み部材２Ｂが内
方フラップの上フラップＦｌｕを押圧するように、８０
°アクチユエータ６４が作動され、折込み部材を回゛動
させる。そのため、時刻Ｔ３’　で、旋回アーム２２と
ともに、吸着盤２０が上昇すると、直ちに、折込み部材
２８は内方フラップの上フラップＦｌｕを折込み始める
。

折込み部材２Ｂによる内方フラップの上フラップＦｌｕ
の折込みの詳細を第１５図に示す、第１５図（Ａ）に−
点鎖線で示すように、吸着９２０の上昇前に上フラップ
Ｆｌｕを押圧している。そして、折込み部材２Ｂに押圧
された上フラップＦｌｕの左端Ｆｌｕ−Ｌは、下方に位
置する外方フラップのフラップ（左フラップＦ２Ｌ）を
さらに押す、そのため、第１５図（Ｂ）〜（Ｄ）に示す
ように、吸着盤２０の上昇に伴ってダンボール１２が持
りげられにつれて、上フラップＦＩＵの左端Ｆｌｕ−Ｌ
に押されて、左フラップＦ２Ｌは押広げられ、徐々に立
ち上る。そして、左フラップＦ２Ｌとともに、外方フラ
ップの右フラップＦ２Ｒも立ち上り、最上位のダンボー
ル１２が次のダンボールから離反して持ち上げられると
、ダンボールは完全に開面される（第１４図（Ｄ）、第
１５図（Ｅ）参照）、ダンボールの開函中、旋回アーム
２２は低速で上昇されるが、　ダンボールが完全に開面
されると、高速で上昇しはじめる。つまり、第１３図に
示すように、時刻Ｔ４から、旋回アーム２２は高速で上
昇し、時刻Ｔ５で所定位置に達し停止する。

旋回アーム２２が所定位置まで上昇して、ダンボール１
２が開面された状態を、第１図に一点鎖線で示す、それ
から、ピストン機構７２のピストンが伸ばされると、旋
回アーム２２は、二点鎖線で示すように旋回されて、フ
ラップ折込みステージに空中搬送がされる。そして、ダ
ンボール１２をフラップ折込みステージ上空まで搬送す
ると、スライダ７４は所定位とまで下降し、吸着盤２０
へのバキュームの供給が断たれて、ダンボール１２は、
吸着盤２０から離反され、所定のフラップ折込みステー
ジにとかれる（第２図、第３図参照）、ダンボール１２
をフラップ折込みステージに搬送した後、旋回アーム２
２は、上昇し旋回して、次のダンボールの上方の初期位
置に戻される。

この発明では、ダンボール１２の持上げと同時に、上フ
ラップＦｌｕを折込むため、外方フラップの左右ガフラ
ップＦ２Ｌ、Ｆ２Ｒは、上フラップＦｌｕに押し広げら
れる。そのため、第３図からよくわかるように、外方フ
ラップの左右のフラップＦ２Ｌ　、Ｆ２Ｒは、内方フラ
ップの折込みを防止する閉じた位置に留まることはない
。

無論、センサー等を利用したり、外方フラップＦ２を強
制的に押し広げてから内方フラップＦ１を降り込む必要
もない、そのため、ダンボール製函機１０が構成的に簡
素化でき、小型軽量化される。

また、圧縮ばね６０の伸びによって、旋回アーム２２の
上昇と同時でなく、吸着ｇ１２０は旋回アームより遅れ
て上昇しはじめる。そして、旋回アーム２２の■；昇開
始とともに、圧縮ばね６０が徐々に伸び、吸着盤からダ
ンボール１２に伝達される押力が徐々に減少する。その
ため、吸着盤２０が上昇しはじめても、最上位のダンポ
ーノｊ；１２は、急激に持上げられず、ふんわりと持上
げられる。そして、互いに接触していた最上位のダンボ
ールの下面と、次のダンボールの上面との間に空気が徐
々に侵入し、十分な空気層が、最上位のダンボールの下
面と、次のダンボールの上面との間に形成される。従っ
て、最上位のダンボールは次のダンボールから徐々に円
滑に離反され、次のダンボールを伴って持上げられるこ
とがない。

上記のように、圧縮ばねＢＯの存在によって、ダンボー
ル１２の持上げにタイムラグを設定され、ダンボールが
一枚ずつの確実に持上げられる。そのため、ストックス
テージでのダンボール１２の位置ずれが防Ｉトされ、作
業の中断のない開面が可能となり、高い製函効率が確保
できる。

なお、ストックステージにおいても、また、ストックス
テージの基準線ｘＯからＸ軸方向に所定圧ｆ４Ｌ１＠反
した、フラップ折込みステージの基準線Ｘｆｃに、ダン
ボールのつま面１２Ａがセンタリングされるだけでなく
、ダンボールのつま面の下部縁が、基準線Ｘｏに整列さ
れるように、旋回アーム２２の旋回角度が予め設定され
ている。

なお、吸：Ｒ盤２０に吸着されたダンボール１２が。

旋回アーム２２の旋回中、吸着盤の回りに回転モーメン
トが生じるため、もし、ダンボールが吸着されたま″ま
ねじれると、ダンボール１２は、フラップ折込みステー
ジでの正確な位置決めができない。

ダンボールのねじれは、複数の吸着盤を使用すれことに
よって防止でき、特に、実施例のように、３個の吸着盤
２０によって３点で吸着した構成では、ダンボールのね
じれが確実に防止される。なお、吸着盤２０の径を大き
くすれば、１個の吸着盤でもダンボール１２のねじれの
発生が防止できる。

フラップ折込みステージに設けられたフラップ折込み機
構３０は、吸着ｇ１８２と、内方フラップフラップ折込
み機構８４と、外方フラップフラップ折込み機構８Ｂと
を備えて構成されている。

吸着盤８２は、開函機構の吸着盤２０と同様にバキュー
ム式に形成され、フラップ折込みステージに搬送された
ダンボール１２は、フラップ折込み機構の吸着盤８２上
に載せられる。第１８図に示すように、フラップ折込み
機構の吸着盤８２は上方に面して２個設けられ、ダンボ
ール１２がフラップ折込み機構の吸着盤８２上に載せら
れると、バキュームが吸着盤８２に供給されて、吸着盤
８２がダンボール１２の裏面サイドのつま面を吸着する
。このように、フラップ折込み機構の吸着盤８２に吸着
されることによって、ダンボール１２は、フラップ折込
みステージで固定される。フラップ折込み機構の吸着盤
８２は、フラップ折込みステージからシーリングステー
ジへの搬送１段としても機能している。

第１６図に加えて第１７図（Ａ）、（Ｂ）を見るとわか
るように、吸着盤８２の支持片８８は１箱型のスライダ
９（ｌに固定されている。スライダ８０は、ロッドレス
シリンダ機構３２に連結され、ガイド９４上をスライド
ＯＴｆ敵に構成されている。

また、ダンボール１２に振れを生じることなく、フラッ
プ折込みステージに位置決めするように、振れ防１ヒ機
構９６を設けるとよい、振れ防止機構８６は、第１６図
、第１７図（Ａ）、（Ｂ）に示すように、左右のガイド
９８．９９を備えて構成される。ガイド８８．８３は、
薄い鋼板から形成され、ガイドの各上端１００は、ダン
ボール１２を内方にガイドするように、外方に折曲され
ている。

ガイド９８，９９は、フラップ折込みステージの基準線
Ｘｆｃに対して対称に位置する必要がある。そのため、
ガイド９８，９９を支持するスライダＩＱ２，１０３は
、相反する方向にねじの切られたドライブシャフト１０
４にスライド可能に設けられている。ここで、ダンボー
ル１２がフラップ折込みステージからシーリングステー
ジに搬送するとき、左サイドのガイド９９が障害となる
。そのため、右サイドのガイド９８が、常時直立にして
いるに対して、左サイドのガイド９９は、ダンボール１
２の搬送路から除かれるように、回動可能に設けられる
。つまり。

ガイド９９のスライダ１０３に、９０°アクチユエータ
１０Ｂを設け、ガイド９８は３０°アクチユエータのシ
ャフトに固定されている。ガイド９９が直立したとき、
ガイド９８，９９が基準線Ｘｆｃに対して対称に位置す
るように、スライダ１０２，１０３はドライブシャフト
１０４に取付けられる。

なお、参照符合ｌＯ８は、ドライブシャフト１０４と平
行なガイドシャフト、＋１０は、ドライブシャフト１０
４、ガイドシャフト１０８のブラケットで、ダンボール
製函機のフレーム１１に固定されているガイド８Ｂ、９
９は、対象とするダンボール１２の幅−に応じて、予め
調整される。つまり、ドライブシャフト１０４のハンド
ル１１２を回動して、ガイド９８．９９の間隔を、ダン
ボール１２の幅賀より数層■大きく調整する。ハンドル
＋１２を設けず、ストックステージにおけるＸ軸方向の
位置決め部材１日の調整に連動して、ドライブシャフト
１０４を回動可能とするとよい、この構成では、Ｘ軸方
向の位と決め部材１８の調整によって、ガイド９Ｂ、９
９の位置が自動的に調整され、ガイド９８，９９の調整
が迅速、容易に行なえる。

ダンボール１２をストックステージからフラップ折込み
ステージに搬送する前に、ガイド９９の９０゜アクチュ
エータ＋０８が作動して、ガイド９９を直立させる。フ
ラップ折込みステージでの折込み工程中、ガイド９８は
直立し続け、折込み工程の終了後、シーリングステージ
にダンボールを搬送する前に、９０°アクチユエータ１
０６を作動させて、ガイド８９は倒される。

第″１８図、第１８図に示すように、内方フラップフラ
ップ折込み機構８４は、揺動可能な折込み部材１１４と
、折込み部材の熔着されたシャフト１１６とを備え、シ
ャフトは昇降可能に構成されている。つまり、ブラケッ
）、１１８がダンボール製函機１０のフレーム１１に固
定され、切欠き１１９がブラケット１１８の上端中央に
形成されている。支持片１２０がブラケット１１８の上
下端にそれぞれ固定され、一対のシャフト１２２が、左
右に離反して、上下の支持片間に眞直に設けられている
。そして、スライダ１２３が、シャフト１２２間に架設
されている。また、シリンダ機構１２４が下方の支持片
＋２０の下面に直立して固定され、シリンダ機構のピス
トン１２６の先端がスライダ１２３に固定されている。

そして、−ｈ記のシャフト１１Ｂが、スライダ１２４に
横設されている。さらに、ブラケッ）１１８に支持され
て、別のシャフト１２８が横設されている。また１作動
プレート１２９が、シャツ）　１１Ｂに熔着されて、シ
ャフトの下方に延びている。

第１８図からよくわかるように、ブラケットの切欠き１
１９の縁１１９Ａ　　に当接可能な形状に、折込み部材
１１４は形成されている。そして、ねじりばね１３０が
シャツ）　１ｌｆｌに巻装され、ねじりばねの右端１３
０Ｒはスライダに設けられた係＋ｈ孔１３１に挿通され
、ねじりばねの左端＋３ＯＬは作動プレート１２９の右
端に設けられて切欠き＋３２の縁１３２Ａに押圧されて
いる。このようにねじりばね１３０を配設しているため
、ねじりばねの偏倚力は、第１９図において、矢視のよ
うに作用し、折込み部材１１４１作動プレート１２９を
反時計方向に回動させる。ここで、初期位置では、折込
み部材１１４が切欠きの縁１１９Ａに押圧され、作動片
１２９がシャフトの下方に位置するような位置関係に、
折込み部材、作動プレートの位置が設定され、そのため
に、折込み部材の上端は下方に折曲されている。

」二足構成の内方フラップ折込み機構８４は、以下のよ
うに作動する。

内方フラップ折込み機構８４は、第１８図に示す初期位
置で待機している。この初期位置では、内方フラップ折
込み機構８４は、ダンボールの下面１２ｃの下劣に位こ
している（第２０図（Ａ）参照）、第２１図かられかる
ように、折込みステージにおいても、開函機構の吸着盤
２０は、ダンボールの上面のつま面１２Ａを吸着し続け
、また、折込み部材２６は作動位置に留まり、内方フラ
ップの上フラップＦｌｕを折込み位置に維持する。

ところで、毛足のように、ダンボール１２の持上げと同
時に２上フラップＦｌｕを折込むため、第２１図かられ
かるように、外方フラップの左右のフラップＦ２Ｌ、Ｆ
２Ｒは、上フラップＦｌｕに押し広げられる。そのため
、外方フラップの左右のフラップＦ２Ｌ、Ｆ２Ｒは、内
方フラップの下方フラー２プＦＩＬの折込みを防止する
閉じた位置に留まることはない。

シリンダ機構１２４が作動し、ピストン１２６が伸びる
と、スライダ１２３が、シャフト１１Ｂを伴って上昇す
る。ねじりばね１３０の偏倚力がシャフト１１６に作用
しているため、シャツ）ｌｉｅの上昇につれて、第２０
図において、折込み部材１１４１作動プレート１２８は
反時計方向に揺動する。しかし１作動プレート１２９が
シャフト１２８に当接して、作動片の上昇が妨げられる
と（第２０図（Ｂ）参照）、それ以後、シャフト１１６
が上昇するにつれて、折込み部材１１４は、第２０図（
Ｂ）、（Ｃ）に示すように、時計方向に揺動する。第２
０図（Ａ）、（Ｂ）に示す位置では、第２１図（Ａ）、
（Ｂ）に示すように、折込み部材１１４は、なおも遮蔽
され、内方フラップの下フラップＦｌｕを押圧しない、
しかし、折込み部材＋１４が時計方向に揺動すると、第
２０図（Ｃ）、第２１図（Ｃ）かられかるように、折込
み部材１１４は姿をあられし、ｒフラップＦＩＵを押圧
して折込みはじめる。

外方フラップの左右のフラップＦ２Ｌ　、Ｆ２Ｒが予め
押し広げられて、閉じた位置にないため、下フラップＦ
ｌｕは、折込みブリッジを生じることなく、円滑に折込
まれる。（第２０図（Ｄ）、第２１図（Ｄ）参照）。

ラバー１２７をシャツ）　１２Ｂに巻装すれば、作動プ
レート１２９がシャフト１２日に弾性的に押圧されるた
め、折込み部材１１４は下フラップＦＩＵを柔軟に抑圧
できる。そのため、たとえ、Ｙ軸方向での位置ずれがあ
ったとしても、下フラップＦＩＵの折込み応（柔軟性の
もとで確実に行なえる。　下フラップＦＩＵが折込まれ
た後、外方フラップ折込み機構８Ｂが作動する。外方フ
ラー２プ折込み機構８６は、第２２図に示すように、左
右の折込み部材１３４，１３５を備えて構成される。折
込み部材１３４ｊ３５は、シャフト１３６の上端に固定
され、シャフト１３６は支持片１３８に軸支されている
。そして、支持片１３８は、ブラケット１４０を介して
、ダンボール製函機のフレーム１１に固定されている（
第２３図（Ａ）参照）、また、シャツ）　１３Ｂの各下
端にかさ歯車目２が固定され、これらのかさ歯車に噛合
する歯車ｉ４４を持つシャフト１４ｆｌがブラケーｙ　
ト１４０に軸支されている。シリンダ機構１４８の基端
１４８Ａが、ダンボール製函機のフレームに枢支され、
ピストン１５０の先端が、屈曲した連結片１５２を介し
てにシャツ）　１４Ｂに連結されている。ここで、連結
片１５２はシャフト１４６に回動可能に取付けられる。

上記構成の外方フラップ折込み機構８Ｂの初期位置では
、第２２図、第２３図（Ａ）に示すように、折込み部材
１３４，１３５は、外方フラップの左右のフラップＦ２
Ｌ　、Ｆ２Ｒから離反して位置している。しかし、シリ
ンダ機構１４８を作動してピストン１５０を伸ばすと、
シャフト１４ｆｉが回動され、シャフト１４６の回動は
、かさ歯車１４２，１４４の噛合によって、シャツ）　
１３Ｂに伝達されて、シャフト１３Ｂを回動させる。す
ると、シャフト１３６に固定された折込み部材１３４，
１３５は、第２３図（Ｂ）に示すように、左フラップＦ
２シ、右フラップＦ２Ｒを押圧しながら、いずれも、内
方に回動されて、左フラップＦ２Ｌ　、右フラップＦ２
Ｒを折込む。

折込み部材１３４，１３５は、次のシーリングステージ
にダンボール１２を搬送する際のガイドとしても利用さ
れる。折込み部材１３４，１３５が、左フラップＦ２Ｌ
　、右フラップＦ２Ｒを基準線Ｙｏまで折込むと、シー
リングステージにダンボール１２を搬送するとき、左フ
ラップＦ２Ｌ　、右フラップＦ２Ｒと、折込み部材１１
４，１３５との間に搬送を妨げる大きな抵抗力が生じる
とともに、ダンボール１２を倒そうとする弾性力が、左
フラップＦ２Ｌ　、右フラップＦ２Ｈに生じる。そのた
め、第２４図に示すように、左フラップＦ２Ｌ　、″右
フラップＦ２Ｒは基準線Ｙｏまで折込まれない、また、
折込み部材１３４は、折込みステージの基準線Ｘｆｃを
越えて右方に伸びるとともに、先端１３４Ａを外方に折
曲して形成されている。このような形状に折込み部材１
３４を形成すれば、シーリングステージへダンボール１
２を搬送するとき、左サイドの折込み部材＋３４の先端
への右フラップＦ２Ｒの謁接が防ＩＦされる。そのため
、右フラップＦ２Ｒを破損することなく、ダンボール１
２が円滑に搬送される。

第２３図（Ａ）、（Ｂ）を比較するとよくわかるように
、上方フラップＦｌｕの折込み部材２Ｂ、下方フラップ
ＦＩＬの折込み部材１１４は、外方フラップ折込み機構
８６の折込み部材１３４　、１３５の回動開始後、折込
み位置からいずれも除去される。つまり、外方フラップ
折込み機構８６の折込み部材１３４，１３５が回動し、
外方フラップの左右のフラー２プＦ２Ｌ　、Ｆ２Ｒがあ
る程度折込まれると、開面機構の吸着盤２０へのバキュ
ームの供給が断たれ、吸Ｒ盤２０はダンボールのつま面
１２Ａから離反される。折込み部材２８を作動位置に維
持したまま、旋回アーム２２が上昇されるため、折込み
部材２６はダンボール１２から円滑に抜き出される。そ
して、その後、８０°アクチユエータ６４を作動し、折
込み部材２Ｂを初期位置に戻しながら、旋回アーム２２
自体も、ストッカー１４の上方の初期位置に戻され１次
の開函工程が開始される。

また、折込み部材２６がダンボール１２からの抜き出さ
れるとほぼ同時に、シリンダ機構１２４を作動し、ピス
トン１２Ｂを後退（降下）させる、すると、折込み部材
１１４は、降下しながら、ダンボール１２から抜き出さ
れる。ここで、折込み部材１１４は、ねじりばね１３０
の偏倚力によって、回動される傾向にある。しかし、作
動プレート１２９がシャフト１２８に当接して、折込み
部材１１４がダンボール１２から完全に抜き出される以
前での折込み部材１１４０回動を防＋ｈするように、構
成されている。折込み部材１１４がダンボール１２から
完全に抜き出された後、折込み部材１１４は、回動を開
始し、ピストン１２６．折込み部材１１４は、第１３図
に示す初期位置に゛復帰して、次の折込み工程のために
待機する。

フラップ折込みステージで、内方フラップの下フラップ
Ｆｌｕ　、外方フラップの左右のフラップＦ２Ｌ、Ｆ２
Ｒの折込みが終了すると、ロッドレスシリンダ機構８２
（第１６図参照）が作動され、スライダ８０がガイド９
４を左に距離Ｌ２スライドされる。すると、スライダ９
０Ｊ１の吸着＠８２に吸着されたダンボール１２は、シ
ーリングステージの基準線Ｙｓｃにセンタリングされる
。なお、ダンボール１２が、ガイドを兼ねた折込み部材
１３４　、１３５のガイドから開放される以前に、フレ
ームｌｌ上のガイド１５４が引続いてダンボールをガイ
ドする（第９図参照）、そして、シーリングステージで
は、ガイド１５８，１５７がダンボール１２をガイドす
る この発明では、シーリングステージにダンボール１２を
固定し、シーリング機構４０を移動させてシーリングを
行なっている。そのため、シーリングの開始に先立って
、ダンボール１２がシーリングステージに固定される。

なお、折込みステージから距離Ｌ２だけ平行移動される
ことにより、ダンボール１２は、シーリングステージの
基準線Ｙｓｃに自動的にセンタリングされる。

ダンボール１２の固定は、シーリングステージに配設さ
れた固定機構１６０を利用して行なわれる。

固定機構１８０は、ダンボールのつま面＋２Ａを押し、
吸着盤８２との間でダンボールを上下方向に固定する第
１の抑圧手段１６２と、ダンボールを背後から押し、手
前の上記ガイド１５８，１５７との間でダンボールを前
後方向に固定する第２の押圧手段１６４とを備えて構成
されている。

第２５図、第２６図に示すように、第１の押圧手段１８
２は、ダンボール製函機のフレーム１１の上面に重直に
固定されたシリンダ機構１６６と、シリンダ機構のピス
トン１８８の前進によって、ダンボールのつま面１２Ａ
を押圧する上面押圧板１７０とを備えている。ピストン
１８８はスライダ１７２に固定され、このスライダは、
ロッド１７４を介して別のスライダ１７Ｂに連結され、
上面押圧板１７０がスライダ１７Ｂ　（７）下面に取付
けられている。また、一対のガイドバー１７８が、シリ
ンダ機構１８Ｂの両サイドで、フレーム１１上の支持部
材！７９に支持され、抜は落ち防止のために、ストッパ
１７８ａがガイドバー１７８の上端に設けられている。

また、スライダ１７２と、フレーム１１との間で、たと
えば、圧縮コイルばねのような、圧縮ばね１８０がガイ
ドバー１７８に巻装されている・ 他方、第２５図、第２７図に示すように、第２の押圧手
段１６４は、ダンボール製函機のフレーム１１の下面に
設けられたシリンダ機構１８２と、シリンダ機構のピス
トン１８４の前進によって、ダンボールの背面を押圧す
る背面押圧板１８８とを備えている、一対のガイドバー
１８７が支持片１８８によって、フレーム１１の下面に
設けられ、スライダ１９０がガイド／＜　−１８７に取
付けられ、スライダ１９０はロックレバ−１９２によっ
て所定位置にロックされる。

そして、上記シリンダ機構１８２は、スライダ１９０に
横設され、水平に伸縮するピストン１８４の先端に、連
結片１９３が固定され、この連結片に固定された一対の
型鋼１９４に、背面押圧板１８Ｂが取付けられている。

ここで、前面が垂直に位置するように、背面押圧板１８
Ｂは取付けられている。

上記構成の固定機構ｌＢＯは以下のように作動する。シ
ーリングステージに搬送されて、基準線ＸｓＣにセンタ
リングされたダンボール１２は、第２８図（Ａ）かられ
かるように、第１押圧手段の上面押圧板１７０．第２押
圧手段の背面押圧板１８１１１から離反して位置してい
る。しかし、第２９図（Ａ）かられかるように、ダンボ
ールの左右のフラップＦ２Ｌ　、Ｆ２Ｒは、前面のガイ
ド１３Ｂ　、　１３７に部分的に押圧されている。

まず、シリンダ機構ＩＢ６を作動し、ピストン１６Ｂを
前進させて、上面押圧板１７０が下降され、ダンボール
のつま面１２Ａに押圧される。ここで、ト面押圧板１７
０は、圧縮ばね１８０の偏倚力のもとで、つま面１２Ａ
を押すため、つま面を軽く抑圧できる。そのため、ダン
ボール１２は、型崩れすることなく、を面押圧板１７０
、下方の吸着盤８２間に軽く挟持され、上下方向に固定
される（第２８図（Ｂ）、第２８図（Ｂ）参照）、なお
、上面押圧板１７０は下方の吸着盤８２と整列した位置
に設けられる。上下方向にダンボール１２を固定した後
、シリンダ機構１８２を作動し、ピストン１８４を前進
させると、ピストン１８４とともに、背面押圧板１８Ｂ
も前進する。背面押圧板１８Ｂは、ダンボールの背面の
ほぼ全面に接触し、押圧するように、大きく形成される
。ダンボールの背面に接触し押圧した後も、背面押圧板
１８６は、ダンボールの前面をガイド１３８，１３７に
完全に押圧するまで前進する。そして、ダンボール１２
を背面押圧板１８６、ガイド１３Ｂ、１３７に挟持し、
ダンボールを前後方向に固定すると、背面押圧板は停止
される。すると、第２８図（Ｃ）、第２８図（Ｃ）に示
すように、左右のフラップＦ２Ｌ　、Ｆ２Ｒは、完全に
折込まれて突合せられ、その突合せ目Ｆ′が、ダンボー
ルの前面中央に形成される。上記のようへ翫 に、上下方向でダンボール１２を固定した後、前樵方向
に固定すると、ダンボールの型崩れが十分に防１Ｆでき
る。

そして、この突合せ目Ｆ′に沿って、シーリングが行な
われる。シーリングは、５ＩＡＴ社のシーリング機構４
０を利用して行なわれ、シーリング機構を突合せ目Ｆ゛
に沿って上昇させることにより、たとえば、粘着テープ
が突合せ目Ｆ“に沿って貼付される。

この発明では、ダンボール１２をシーリングステージの
基準線Ｘｓｃにセンタリングし、ダンボールを停ロニし
て、シーリングを行なっている。このように、ダンボー
ル１２を停＋ｈ　してシーリングが行なわれる構成では
、ステープルによるシーリングも容易に行なえる。

シーリングが完了すると、バキュームが抜かれて、吸着
盤８２は折込みステージの所定位ｒｉ（初期位置）に戻
され、次のダンボールを吸着する。シーリングされたダ
ンボール１２は、シーリングステージに一旦放置される
。しかし、吸着盤８２が次のダンボールを吸着して、シ
ーリングステージに搬送すると、シーリング済のダンボ
ール１２は、後続のダンボールに押され、ダンボール製
函ＪＩＩＯの左方に押出され、排出される。

第１６図、第１７図に示した振れ防止機構３Ｂと吸着ｑ
１８２とを一体に構成して、ユニット化してもよい、ユ
ニット化された振れ防止機構２９６を第３０図に示す、
なお、振れ防止機構９Ｂの対応する構成部材に２００を
加えて、この振れ防Ｌｌ：機構２９Ｂの構成部材を示す
、振れ防止機構２９Ｂの構成を概略的に述べると、振れ
防Ｉト機構２９６の本体２３７は、ダンボール製函機の
フレーム１１に固定され、ロッドレスシリンダ機構２８
６が、本体２３７上に取付けられている。また、スライ
ダ２９０が、ガイド２９４に支持されて、ロッドレスシ
リンダ機構２８６上に設けられ、ガイド２９８，２９９
がスライダ２９０上をスライド可能に配設されている。

そして、２個の吸着＠２８２が、水モ方向にスライド可
能にガイド２３８内に収納されている。

このような構成の振れ防止機構２９６において、まず、
ドライブシャフト３０４を回動し、ガイド２９８．２９
９をダンボールの＠讐に対応した位置に移動させる。そ
して、旋回アーム２２によって、ダンボール１２が折込
みステージに搬送され、ガイド２９８゜２８９間に′Ｆ
陣された後、２個の吸着盤２８２が前進し、ダンボール
のサイドに当接した後、バキュームを供給してダンボー
ルを吸着する。折込み工程の終了後、フラップ折込みス
テージからシーリングステージへの搬送は、ロッドレス
シリンダ２９８を作動し、スライダ２９０をガイド２９
４に沿ってスライドさせて、ダンボール１２は、折込み
ステージからシーリングステージへの搬送に搬送される
。

この構成では、吸着盤２８２がダンボール１２のサイド
を吸着しているため、シーリングステージにおいて、サ
イド方向へのダンボールの型用れが確実に防止できる。

表面に印刷の施されたダンボール１２が使用され、印刷
は、・通常、ダンボール１２の上下と一致される。しか
し、ダンボール１２の上下と、印刷の上下とが１８０°
異なる場合もある（いわゆる、天地逆のダンボール）、
このようなダンボールの製画は、旋回アーム２２先端の
吸着盤２０、折込み部材２Ｂを一体的に１８０°回動可
能に構成することによって容易に行なえる。

天地逆のダンボールの製函の可能な間両機構２２８を第
３１図に示す、この開面機構２２８では、１８００アク
チユエータ１９１１１が、旋回アーム２２先端の支持ブ
ロック２３に設けられ、吸′Ｒ盤２０、折込み部材２６
を一体化したユニット２２０が１８０°アクチユエ〜夕
のシャフト１８７に固定され、これらの構成で、開面機
構２２８は上記の開面機構２８と異なっている。

第３１図、第３２図（Ａ）に示すように、１８０　°ア
クチュエータのシャフト１９７が、ストックステージの
基準線Ｙｏに整列されるとともに、Ｘ軸方向の基準線Ｘ
ｏよりダンボールの深さＤの半分（口／２）離反するよ
うに、開面機構２２８が設定される。なお。

ダンボールのつま面＋２Ａ上に折込み部材２６が位置す
るように、ユニット２２０が、シャフト１９７に固定さ
れる。そして、第３２図（Ａ）からよくわかるように、
ダンボールのつま面１２Ａを基準線Ｙｏにセンタリング
するとともに、下部縁１３でなく、上部縁を基準線Ｘｏ
に整列して、ダンボール１２がストック上に積載される
。

上記のように開面機構２２８において、吸着盤２０がダ
ンボールを吸着した後、１８０°アクチユエータ１９Ｂ
を作動してシャフト１９７を１０００回動すると、シャ
フト＋９７に固定されたユニット２２０も１０００回動
される。シャフト１９７が基準１ｉＸｏよりダンボール
の深さＤの半分（Ｄ／２）　離反されているため、ユニ
ット２２０が１０００回動されると、第３２図（Ｂ）に
示すように、ダンボールの下部縁１３が基準線Ｘｏに整
列され、ダンボール１２は正規の位置に移される。ｌ：
、記と同様に、残る開函工程、および。

折込み工程、シーリング工程が、遂行される。

なお、キャリアーを兼ねるように、スト−２カー１４を
ＭＩｉ成するとよい、たとえば、第３３図、第３４図か
られかるように、昇降可能なキャスター４０８をストッ
カーの下面に設け、ペダル４１０を踏むことによって、
キャスター４０８を降下させれば、キャリアー兼用のス
ト−２カー１４が得られる。また、キャスター４０８を
固定する反面、脚部４１２を昇降可能とし、ペダルの踏
込みによって、脚部を上昇させる構成でもよい。

また、基準線Ｘｏ、Ｙｏの交点Ｚｏが、基準線Ｘｏ、Ｙ
。

と４５″で交差する直ｌｌＺ上を移動するように、Ｘ軸
方向、Ｙ軸方向の位置決め部材１８．１８を連動して移
動可使に設定するとよい、このように１位置決め部材１
８　、１８を設定すれば、１つのハンドル４１４によっ
て、位置決め部材１６．１８が移動でき、ダンボールサ
イズに対応した位置決め部材１８．１８の調整が迅速、
容易に行なえる。

また、回転自在な押圧ローラ４１Ｂをダンボールのかわ
面１２Ｂの右端部に載せて、押圧ローラの自重をダンボ
ール１２に抵抗力として付加すると、ダンボールのかわ
面全体が同時に持ち上げられず。

かわ面はつま面＋２Ａとの隣接部分から徐々に持ちトげ
られるやこのように、かわ而１２８をつま面１２Ａとの
隣接部分から徐々に持ち上げると、ダンボール１２が徐
々に立ち上がるため、ダンボールは、ブリッジを生じる
ことなく、円滑に開面される。

押圧ローラ４１Ｂのロッド４１７は、ストッカー１４の
後端に設けられた一対の垂直なガイドバー４１８にスラ
イダー４２０を合して、昇隣自在に取付けられる。ロッ
ド４１７の延出長を調整することによって、抑圧ローラ
４１６は、ダンボールサイズに対応して、調整される。

ダンボール１２が持上げられる毎に、押圧ローラ４１６
は自重で降下し、ダンボールの高さに応じた位ｔに移動
する。なお、ロッド４１７の位置は、ロックハンドル４
２２を操作して、固定される。

また、第３５図、第３Ｂ図に示すように、ストッカーを
ダンボールサイズ機のフレーム１１上でＹ軸方向に往復
動可滝に構成すれば、サイズの異なるダンボール１２−
１．１２−２が、連続的に製函でき、高い製鋼効率が確
保される。

つまり、このシャトルタイプ（往復動タイプ）のストッ
カー１４は、第３５図に示すように、２組の位置決め部
材Ｉｆｆ、＋８を備え、サイズの異なるダンボール１２
−１．１２−２が位置決め部材１８．１８を利用してス
トッカー１４に位置決めされる。たとえば、ダンボール
１２−１の下部縁１３が基準線Ｙｏに整列される。また
、−点鎖線に示す位置にスト７カー１４の前面の鉦１４
＾が後退したとき、下部縁１３が基準線Ｙ。

に整列されるように、他方のダンボール１２−２は配設
される。どちらのダンボール１２−１．１２−２が所定
の間両位置にあるかは、ス）　ｙカー１４の前面の縁１
４Ａ、背面の縁１４Ｂのち通過を、フレーム！　１−４
１のセンサー、たとえば、近接スイッチ４２４が探知す
ることによって、検出される。なお、押圧ローラ４１Ｂ
は、フレーム１１にけられ、ストッカー１４が移動する
とき、抑圧ローラはダンボール！２と衝突しない位置に
上昇され、ストッカーの移動完了後、ダンボール上に載
せられる。参照符合４２３は、キャスター４０８の走行
するレールである。

上記のように、この発明では、ダンボール１２の位とが
、ストッカー１４での位置決めによって一義的に設定さ
れるため、上記構成のシャトルタイプのストッカーが利
用でき、異なるサイズのダンボール１２の連続的な製函
が容易に行なえる。また、第３７図に示すような、ロー
タリータイプのストッカーを利用して、異なるサイズの
ダンボール１２の連続的な製函を行なってもよい。

上述した実施例は、この発明を説明するためのものであ
り、この発明を同等限定するものでなく、この発明の技
術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明
に包含されることはいうまでもない。

たとえば、ダンボール１２をストックステージからフラ
ップ折込みステージに旋回して搬送しているが、モ行移
動して搬送してもよい、旋回でなく、ｆ行移動してダン
ボール１２をストックステージからフラップ折込みステ
ージに搬送する構成では、搬送時でのねじれによる位置
ずれの発生が防止される。

〔発明の効果〕

上記のように、この発明では、ダンボールを吸ＪｒＷＩ
Ｉによって吸着して、ストックステージから持Ｅげ中に
、内方フラップの上フラップを折曲げて、ダンボールを
開面している。

このような方法では、外方フラップの左右のフラップは
、内方フラップの上フラップに押されて広げられ、下フ
ラップの折込みを妨げるような閉じた位とにない、その
ため、下フラップの折込みは、左右のフラップに妨げら
れることなく、迅速、容易に行なえる。

つまり、この発明の方法では、ブリッジの発生する余地
がなく、内方、外方フラップの変形、破損が生じない。

また、ブリッジに起因するフラップ折込み工程の中断も
ない。

更に、この発明の製函方法を実施するダンボール製函機
が簡素化して構成でき、小型、軽量化できる。

また、この発明の製函方法では、ダンボールのサイズに
応じて、スト７カーステージで位置決め部材を調整して
、ダンボールを調整すれば足り。

折込みステージ、シーリングステージでの調整は不要と
なる。そのため、ダンボール１２のサイズ変更に容易に
対応できる。

また、ストックステージ、折込みステージ、シーリング
ステージの基準線を所定距離相互に離反して設定してい
るため、ダンボールの位置を一旦設定すれば、ダンボー
ルを所定距離だけ移動すれば、ダンボールが、折込みス
テージ、シーリングステージで自動的にセンタリングさ
れ、折込み工程、シーリング工程が迅速、容易に行なえ
る。また、離反距離として、ダンボールの幅を考慮して
最小値が設定でき、ダンボールの搬送距離が僅かで足り
るため、Ｘ軸方向でのダンボール製函機の長さを小さく
でき、ダンボール製函機が小型化される。

このように、この発明の製函方法を実施するダンボール
製函機は、構成的に簡素化され、構成でき、小型、軽量
化できる。

【図面の簡単な説明】

ｆＪＳ１図は、この発明のダンボール製函方法によって
開函中のダンボールを示す概略作動図、第２図は、ダン
ボール製函方法を平面的に示す概略作動図、 第３図は、シート状に折り畳まれたダンボールの斜視図
、 第４図は、フラップ折込みステージでのダンポールガ正
面図、 第５図は、内方フラップの下フラップの折込み終了時で
のダンボールの正面図、 第６図は、外方フラップの左右のフラップの折込み終了
時でのダンボールの正面図、 第７図は、この発明のダンボール製函機の概略平面図、 第８図は、製函されたダンボールの斜視図、第９図は、
開函機構の側面図。 第１０図は、第９図の線Ｘ−Ｘに沿った平面図。 第１１図、第１２図は、ダンボール製函機の概略正面図
および概略右側面図、 第１３図は、旋回アームの昇降速度を示すグラフ第１４
図（＾）〜（Ｄ）は、開函機構による空中での開面工程
の、側面から見た状態図、 第１５図（Ａ）〜（Ｅ）は、開函機構による空中での製
函の斜視図的な状態図、 第１８図、第１７図（Ａ）、（Ｂ）は、フラップ折込み
ステージの吸着盤、振れ防止機構の斜視図、左側面図、
正面図、 第１８図、第１９図は、内方フラップ折込み機構の正面
図、左側面図、 第２０図（Ａ）〜（［１）は、内方フラップ折込み機構
による下フラップ折込み工程の、側面から見た状態図、 第２１図（Ａ）〜（Ｄ）は、内方フラップ折込み機構に
よる下フラップ折込み工程の、正面から見た状態図、 第２２図は、外方フラップ折込み機構の斜視図。 第２３図（Ａ）、（Ｂ）は、外方フラップ折込み機構に
よる左右のフラップの折込み工程の、正面から見た状態
図、 第２４図は、外方フラップ折込み機構による左右のフラ
ップの折込み工程完了時でのダンボールの平面図。 第２５図、第２８図は、シーリングステージでのダンボ
ールの固定機構の左側面図および概略的な正面図、 第２７図は、第２５図の線ｘｘ■−ＸＸ■に沿った、固
定機構の正面図、 第２８図（Ａ）〜（Ｃ）、第２９図（Ａ）〜（Ｃ）は、
固定機構によるシーリングステージでのダンボールの固
定工程の、左側面から見た状態図および斜視図的な状態
図、 第３０図は、ユニット化された吸着盤、振れ防＋ｈ機構
の斜視図、 第３１図、第３２図（Ａ）　、　（Ｂ）は、１８０°回
動可能に構成された開国機構の側面図および１８０°の
回動の前後での部分平面図。 第３３図、第３４図は、スト−、カーの平面図および正
面図、 第３５図、第３６図は、シャトルタイプのスト７カの平
面図および正面図、 第３７図は、ロータリータイプのストッカーの概略平面
図、 第３８図（ａ）〜（ｆ）は、公知の製函方法での一連の
作動図である。 １０：タンポール製函機、１２：ダンポール、目：スト
ッカー、１６．１８：位置決め部材、２０：吸着盤、２
２：旋回アーム、２４：支柱、２６：折込み部材、２８
：開国機構、３０：フラップ折込み機構、４０ニジ−リ
ング機構。 出願人　株式会社　テクニカルプロダクト（ほか１名）

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）ストックされたシート状のダンボールを開函し、
   ダンボール底部の内方、外方の二対のフラップをそれぞ
   れ折込み、粘着テープ等によってシーリングして、ダン
   ボールを製函するダンボール製函方法において、 ダンボールのつま面を吸着盤によって吸着してストック
   ステージからフラップ折込みステージにダンボールを持
   上げて搬送中に、内方フラップの上フラップを折込んで
   ダンボールを空中で開函することを特徴とするダンボー
   ル製函方法。
2. （２）ダンボールの底部縁を搬送方向と平行な基準線Ｙ
   ｏに整列させるとともに、ダンボールのつま面を搬送方
   向と直交する、ストックステージの基準線Ｘｏにセンタ
   リングして、ダンボールがストックされ、 フラップ折込みステージの基準線Ｘｆｃ、シーリングス
   テージの基準線Ｘｓｃが、ストックステージの基準線Ｘ
   ｏと平行で、基準線Ｘｏから所定距離それぞれ離反した
   位置に、設定され、 ダンボールの底部縁を基準線Ｙｏに整列し、ダンボール
   のつま面をフラップ折込みステージの基準線Ｘｆｃにセ
   ンタリングして、内方フラップの下フラップ、外方フラ
   ップの左右のフラップが折込まれ、 ダンボールのつま面をシーリングステージの基準線Ｘｓ
   ｃにセンタリングして、シーリングがなされる特許請求
   の範囲第１項記載のダンボール製函方法。
3. （３）ストックステージからフラップ折込みステージま
   で、吸着盤の取付けられた旋回アームを旋回してダンボ
   ールを搬送し、 フラップ折込みステージからシーリングステージまで、
   ダンボールを平行移動して搬送している特許請求の範囲
   第１項または第２項記載のダンボール製函方法。
4. （４）シーリングステージで、ダンボール上面に昇降可
   能な上面押圧板を接触させるとともに、前後に移動可能
   な背面押圧板をダンボール上部の内方フラップ、外方フ
   ラップの先端にほぼ全面的に当接させて、シーリングを
   行なっている特許請求の範囲第１項ないし第３のいずれ
   か記載のダンボール製函方法。
5. （５）ストックされたシート状のダンボールを開函機構
   によって開函し、ダンボール底部の内方、外方の二対の
   フラップをフラップ折込み機構でそれぞれ折込み、シー
   リング機構によって粘着テープ等で一対の外方フラップ
   をシーリングしてダンボールを製函するダンボール製函
   機において、開函機構が、 ダンボールのつま面を吸着してダンボールを持上げ可能
   なバキューム式吸着盤と、 吸着盤がダンボールを持上げるとき、回動されて、内方
   フラップの上フラップを押圧し、ダンボールが持上げら
   れるにつれて、上フラップを折込んでダンボールを空中
   で開函する折込み部材とを、備えていることを特徴とす
   ることをダンボール製函機。
6. （６）ストックされたシート状のダンボールのつま面を
   吸着してダンボールを持上げ可能なバキューム式吸着盤
   と、 吸着盤がダンボールを持上げるとき、回動されて、内方
   フラップの上フラップを押圧し、ダンボールが持上げら
   れるにつれて、上フラップを折込んでダンボールを空中
   で開函する折込み部材と、を備えている、ダンボール製
   函機の開函機構。