JP2001079962A - 包装箱の製函装置 - Google Patents

包装箱の製函装置

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JP2001079962A
JP2001079962A JP25949599A JP25949599A JP2001079962A JP 2001079962 A JP2001079962 A JP 2001079962A JP 25949599 A JP25949599 A JP 25949599A JP 25949599 A JP25949599 A JP 25949599A JP 2001079962 A JP2001079962 A JP 2001079962A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形精度の良好な包装箱の成形を行なう。 【解決手段】 成形位置の上方に、カートンブランク1
2の底板に連設する各側面フラップとの折罫位置に合致
する補助折曲げ部材21を備えるマンドレル19が配設
される。補助折曲げ部材21の下端をカートンブランク
12の底板に当接した状態でマンドレル内に負圧を形成
することで、該ブランク12を吸着保持する。マンドレ
ル19の内部に、エアシリンダ26により補助折曲げ部
材21の下端位置より上方の戻り位置と、下端位置より
下方の押出し位置との間を移動する突き押し部材27が
配設される。突き押し部材27を戻り位置に臨ませた状
態でマンドレル19にカートンブランク12の底板を吸
着保持することで、突き押し部材27に当接する底板
は、各側面フラップとの折曲げ基部の内側が上側に変形
する状態で保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シート状に展開
されたカートンブランクを箱型に成形する製函装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状に展開されたカートンブ
ランクを箱型に成形する製函装置として、上方の待機位
置と下方の折曲げ位置との間を往復動するマンドレル
と、複数のガイド部材とを設けて、カートンブランクの
底板をマンドレルで下方に押圧しながら、該底板に連設
される各側面フラップを複数のガイド部材で夫々折曲げ
ることで、箱型に成形する装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記カートンブランク
の底板に連設される各側面フラップの大きさや側面フラ
ップに連設される上面フラップの有無等からなる各フラ
ップ形状の差異等により、マンドレルとガイド部材との
成形抵抗が相違し、成形時にカートンブランクが位置ず
れを起こして成形不良となる問題があった。また、成形
後の包装箱に対してマンドレルを下方から上方へ移動し
て抜き取る際に、該箱がマンドレルに連れて上がるのを
防止するため、包装箱を上部開口に向かうにつれて僅か
に外開き状となるように成形して、該箱からのマンドレ
ルの抜き抵抗を少なくしていたが、深さのある包装箱で
は成形精度が劣化するので成形が困難となる欠点が指摘
される。
【0004】更に、成形後の包装箱は、展開されたカー
トンブランクに予め付された折罫を基準として、マンド
レルと複数のガイド部材とにより各側面フラップを折曲
げて箱型に成形されるだけであったので、底板に連設す
る各側面フラップと底板との折曲げ基部の折曲げが確実
に行なわれず、丸みを帯びた仕上り形状になってしまう
難点があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたものであって、成形精度の良好な包装
箱の成形を行なうことができる包装箱の製函装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、初期
の目的を達成するため、本発明に係る包装箱の製函装置
は、シート状に展開されたカートンブランクを箱型に成
形する製函装置であって、前記カートンブランクの底板
に連設する各側面フラップとの折罫位置に合致する補助
折曲げ部材と、前記カートンブランクの底板に連設する
各側面フラップを、前記補助折曲げ部材と協働して折曲
げて箱状に成形する複数の折曲げガイド部材と、前記補
助折曲げ部材と折曲げガイド部材とによりカートンブラ
ンクの底板に連設する各側面フラップを折曲げる際に、
その折曲げ基部の外側が90度よりも多く折曲げられる
ように底板を変形状態で吸着保持する吸着手段とから構
成したことを特徴とする。
【0007】前記の目的を達成するため、本願の別の発
明に係る包装箱の製函装置は、シート状に展開されたカ
ートンブランクを箱型に成形する製函装置であって、前
記カートンブランクの底板に対応する大きさに設定され
て、該底板に連設する各側面フラップとの折罫位置に合
致する位置に設けられた補助折曲げ部材を備え、カート
ンブランクが位置決めされる成形位置より上方の待機位
置と下方の折曲げ位置との間を移動するマンドレルと、
前記マンドレルにおける各補助折曲げ部材の内側におい
て、該補助折曲げ部材の下端位置より上方位置で前記カ
ートンブランクにおける底板の上面を吸着する吸着手段
と、前記成形位置の下方に配設され、前記マンドレルが
待機位置から折曲げ位置に向けて下降する際に、前記カ
ートンブランクの底板に連設する各側面フラップを、前
記各補助折曲げ部材と協働して折曲げて箱状に成形する
複数の折曲げガイド部材と、前記マンドレルの内部に、
戻り位置と押出し位置との間を移動可能に配設され、戻
り位置から押出し位置に移動することで、折曲げ成形後
の包装箱を該マンドレルから押出す突き押し部材とから
構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の請求項1に係る製函装置では、補助折
曲げ部材の下端で、カートンブランクにおける底板に連
設する各側面フラップとの折罫位置を支持した状態で、
複数の折曲げガイド部材と協働してカートンブランクの
底板に連設する各側面フラップが折曲げられて箱状に成
形される。この各側面フラップの折曲げに際し、その折
曲げ基部の外側が90度よりも多く折曲げられるよう
に、カートンブランクの底板は吸着手段により変形状態
で吸着保持される。従って、底板と各側面フラップとの
折曲げ基部に確実な折癖が付与される。
【0009】本発明の請求項2に係る製函装置では、成
形位置に位置決めされたカートンブランクに対し、その
上方の待機位置に臨むマンドレルが下降することで、該
ブランクの底板に連設する各側面フラップとの折罫位置
に合致する位置に補助折曲げ部材の下端が当接する。ま
たカートンブランクは、その底板が吸着手段により吸着
保持される。前記マンドレルが折曲げ位置まで下降する
ことで、底板に連設する各側面フラップは、各補助折曲
げ部材と対応する折曲げガイド部材との協働により夫々
折曲げられて箱型に成形される。このとき、カートンブ
ランクの底板は吸着手段により保持されているから、該
ブランクが位置ずれすることなく各側面フラップは正確
に折曲げられる。そして、折曲げ成形後の包装箱は、マ
ンドレルに内装した突き押し部材を作動することで確実
に押出される。
【0010】また、前記マンドレルにおける各補助折曲
げ部材の下端で、カートンブランクにおける底板に連設
する各側面フラップとの折罫位置を支持した状態で、該
補助折曲げ部材の下端位置より上方位置で底板の上面を
吸着手段で吸着することで、該底板は、各側面フラップ
との折罫位置より内側が上側に変形する状態に保持され
る。従って、折曲げ成形時における底板と各側面フラッ
プとの外側の折曲げ角度を90度よりも多くすることが
でき、確実な折癖が付与される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る包装箱の製函
装置について、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照
しながら、以下詳細に説明する。なお説明の便宜上、前
後とは、カートンブランクの移送方向に対応し、その下
流側を前、上流側を後と指称すると共に、移送方向と交
差する方向を上流側から視て左右と指称するものとす
る。
【0012】図1に示す如く、実施例に係る製函装置1
0は、機枠11の上部に、シート状に展開された複数の
カートンブランク12を貯留すると共に移送するシート
ホッパー13と、カートンブランク群の前端側(移送方
向下流側)からカートンブランク12を1枚づつ取出す
取出し装置14とが配設されている。この取出し装置1
4によりカートンブランク12が取出される取出し位置
には、断面L字状に形成された一対のガイドレール1
5,15が、左右方向に所定間隔離間して配設され、取
出し装置14により取出されたカートンブランク12
は、両ガイドレール15,15の垂直部15c,15c間
に載置される。また一対のガイドレール15,15は、
後述する成形位置まで延在し、カートンブランク12は
取出し位置から成形位置までガイドレール15,15で
案内されつつ水平に移送されるようになっている。
【0013】前記シートホッパー13に貯留されるカー
トンブランク12は、図7に示す如く、底板12aの前
後に折罫K,Kを介して前側面フラップ12bと後側面
フラップ12cとが連設されると共に、前側面フラップ
12bおよび後側面フラップ12cの左右には折罫K,
Kを介して糊代フラップ12d,12dが夫々連設され
ている。また底板12aの左右に折罫K,Kを介して左
右の側面フラップ12e,12eが連設されると共に、
前記後側面フラップ12cの後縁には折罫Kを介して上
面フラップ12fが連設される。更に、上面フラップ1
2fの後縁に折罫Kを介して折込みフラップ12gが連
設されると共に、上面フラップ12fの左右に折罫K,
Kを介して左右の側面フラップ12h,12hが連設さ
れている。そして実施例では、カートンブランク12は
前側面フラップ12bが下側となる起立した姿勢でシー
トホッパー13に整列貯留され、このカートンブランク
12が、前記取出し装置14により前側面フラップ12
bが前側(成形位置側)に向く姿勢で両ガイドレール1
5,15上に水平に載置されるようになっている。な
お、両ガイドレール15,15における水平部15a,1
5aの内側の離間寸法は、図3に示す如く、カートンブ
ランク12における底板12aの左右方向長さ寸法より
大きく設定され、ガイドレール15,15の水平部15
a,15aに左右の側面フラップ12e,12e,12h,
12hや各糊代フラップ12d,12dが載置されると
共に、後述するマンドレル19による底板12aの下方
への移動を許容するよう構成してある。
【0014】前記ガイドレール15,15の配設位置を
挟んで成形位置とは反対側に、両レール15,15の間
を水平に進退移動するプッシャー16が配設され、該プ
ッシャー16を図示しない駆動手段により前進移動する
ことで、両ガイドレール15,15の取出し位置に載置
されているカートンブランク12を成形位置まで移送す
るよう構成される。
【0015】前記取出し位置と成形位置との間には、前
記ガイドレール15,15に沿って移送されるカートン
ブランク12における左右の側面フラップ12e,12
eと対応する上方位置に、糊付装置17が夫々配設され
ており、該装置17の下方を指向する糊塗布ノズル17
aによりホットメルト等の糊を、底板12aに連設され
る左右の側面フラップ12e,12eに塗布するよう構
成される。なお実施例では、左右の側面フラップ12
e,12eに、前後の側面フラップ12b,12cに連設
される各糊代フラップ12d,12dを糊付けし得るよ
うに、該左右の側面フラップ12e,12eの前後方向
に離間する2個所に糊を塗布するよう糊付装置17,1
7が作動制御される。
【0016】前記成形位置には、前記機枠11に取付け
られた保持部材18が水平に臨み、該保持部材18に前
記ガイドレール15,15が固定されている。この保持
部材18には、図3に示す如く、前記カートンブランク
12における底板12a,前後の側面フラップ12b,1
2c、左右の側面フラップ12e,12eおよび糊代フ
ラップ12d,12dで形成される略四角形のシート部
の通過を許容する開口部18aが開設され、該開口部1
8aにおける両ガイドレール15,15の間に臨む位置
を後述するマンドレル19が昇降移動するよう構成され
る。また成形位置に臨むガイドレール15,15の水平
部15a,15aには、図3に示す如く、前記カートン
ブランク12の底板12aに連設される左右の側面フラ
ップ12e,12eの前後寸法よりも長く、かつ前後の
側面フラップ12b,12cに連設される各糊代フラッ
プ12d,12dの略半分程度が水平部15a,15aで
支持される寸法の切欠部15b,15bが形成される。
【0017】成形位置の上方に、該位置に到来して位置
決めされたカートンブランク12を押下げて、後述する
複数のガイド部材と協働して箱型に成形するマンドレル
19が配設されている。このマンドレル19は、図4お
よび図5に示す如く、矩形状の支持板20と、該支持板
20の4辺に沿って配設されて下方に所定長さで垂下す
る4枚の補助折曲げ部材21とから下方に開放する吸引
ボックスとして形成される。また、マンドレル19の外
形寸法はカートンブランク12の底板12aに対応する
大きさに設定されており、該底板12aに連設する各側
面フラップ12b,12c,12e,12eとの折罫位置
(折曲げ基部)に各補助折曲げ部材21が合致するように
なっている。
【0018】前記支持板20の上面に、ブロワや真空発
生器等の図示しない吸引源に接続する円筒状の支持部材
37が配設されると共に、該支持部材37の中空部とマ
ンドレル内とは、支持板20に開設した吸引口22を介
して連通するよう構成される。すなわち、前記各補助折
曲げ部材21の下端(マンドレル19の開口下端)をカー
トンブランク12の底板12aの対応位置に当接した状
態で、マンドレル内に生ずる負圧で該ブランク12を吸
着保持し得るよう構成される。このように実施例では、
マンドレル19自体が、カートンブランク12における
底板12aの上面を吸着する吸着手段として機能する。
なお、前記吸引口22は、図5に示す如く、支持板20
に配設される後述の略矩形状のエアシリンダ26の配設
位置に対して、その各面より外側まで延出して、該シリ
ンダ26が支持板20に配設されても塞がれることのな
い形状に形成してある。
【0019】前記成形位置を挟んで取出し位置とは反対
側に臨む機枠11には、図1および図2に示す如く、所
定長さのレール23が上下方向に延在するよう配設され
ると共に、該レール23にスライダ24が摺動自在に配
設され、図示しない駆動手段に連結する揺動レバー25
の揺動に伴い、スライダ24はレール23に沿って上下
方向に移動するよう構成される。このスライダ24に、
前記マンドレル19が支持部材37を介して配設されて
おり、スライダ24の上下動により、該マンドレル19
は前記カートンブランク12が位置決めされる成形位置
(保持部材18)より上方の待機位置(図6(a))と、下方
の折曲げ位置との間を昇降移動するようになっている。
【0020】前記マンドレル19の内部には、図4に示
す如く、前記支持板20の下面に垂設されたエアシリン
ダ26が臨み、該エアシリンダ26の下方を指向するピ
ストンロッド26aに、突き押し部材27が配設されて
いる。この突き押し部材27は、前記カートンブランク
12の底板12aに当接する押し面27aが、エアシリ
ンダ26の正逆付勢により、前記各補助折曲げ部材21
の下端位置より上方の戻り位置と、下端位置より下方の
押出し位置との間を移動するよう構成される。そして、
突き押し部材27を戻り位置に臨ませた状態で、マンド
レル19にカートンブランク12の底板12aを吸着保
持することで、図6(a)に示す如く、該突き押し部材2
7の押し面27aに底板12aが当接する状態で、該底
板12aとこれに連設される各側面フラップ12b,1
2c,12e,12eとの折曲げ基部(折罫位置)の内側が
上側に変形する状態で保持されるようになっている。
【0021】前記保持部材18の下面には、前記開口部
18a内に臨む4枚の糊代フラップ12dと対応する位
置に糊代用の折曲げガイド部材28が夫々垂設され(図
3参照)、前記マンドレル19により押下げられるカー
トンブランク12は、左右の側面フラップ12e,12
eの折曲げに先立ち、4つの糊代用の折曲げガイド部材
28により対応する4枚の糊代フラップ12dが内側に
夫々折曲げられるよう構成される。また保持部材18の
下方には、複数のステー29を介して取付板30が水平
に配設され、該取付板30には保持部材18の開口部1
8aと対応する開口部(図示せず)が開設されている。そ
して、取付板30の上面に、その開口部を挟む前後位置
に前折曲げガイド部材31と後折曲げガイド部材32と
が配設されると共に、左右位置に左折曲げガイド部材3
3と右折曲げガイド部材34とが配設される。すなわ
ち、前記マンドレル19が待機位置から折曲げ位置まで
下降することで、カートンブランク12の前後および左
右の各側面フラップ12b,12c,12e,12eが、
前記各補助折曲げ部材21と対応の折曲げガイド部材3
1,32,33,34との協働により折曲げられる。また
このとき、各糊代フラップ12dの外側に、糊付けされ
た左右の側面フラップ12e,12eが重ね合わされ
て、カートンブランク12は、前記上面フラップ12f
と折込みフラップ12gとが後側面フラップ12cから
上方に延設状に成形された上面開口状の箱型に成形され
る。
【0022】前記取付板30の下方に所定高さだけ離間
する位置に、カートンブランク12の移送方向と交差す
る方向に走行する箱搬送コンベヤ35が配設され、折曲
げ成形後の包装箱36は、該コンベヤ35で次の箱詰め
工程に向けて移送されるよう構成される。なお取付板3
0には、成形後の包装箱36における上面フラップ12
fおよび折込みフラップ12gの通過を許容する切欠部
(図示せず)が開口部と連通するよう形成してある。
【0023】
【実施例の作用】次に、このように構成した実施例に係
る包装箱の製函装置の作用につき説明する。
【0024】前記製函装置10を稼働させると、シート
ホッパー13に貯留されているカートンブランク群にお
ける前端側のカートンブランク12が、取出し装置14
により取出され、一対のガイドレール15,15上の取
出し位置に載置される。このとき、カートンブランク1
2は、その前側面フラップ12bが前側に臨むように載
置される。次に、前記プッシャー16が前進移動を開始
し、カートンブランク12は取出し位置から成形位置に
向けて水平に移送される。そして、カートンブランク1
2の底板12aに連設される左右の側面フラップ12
e,12eが、前記糊付装置17,17の配設位置の下方
を通過するタイミングで、各糊付装置17が作動されて
糊塗布ノズル17aから糊が対応する側面フラップ12
e,12eの前後2個所に塗布される。
【0025】前記カートンブランク12が成形位置に到
来し、図3に示すように底板12aに連設される左右の
側面フラップ12e,12eが、ガイドレール15,15
の切欠部15b,15bと対応するよう位置決めされる
と、待機位置に臨むマンドレル19が下降を開始すると
共に、図示しない吸引源とマンドレル19とが連通され
て該マンドレル19に吸引作用が付与される。このマン
ドレル19の下降により、前記各補助折曲げ部材21の
下端が、カートンブランク12の底板12aとこれに連
設する各側面フラップ12b,12c,12e,12eと
の折罫位置に合致する上面に当接することでマンドレル
19内に負圧を生じ、該底板12aが吸着保持される。
このとき、マンドレル19に内装されている突き押し部
材27の押し面27aは、補助折曲げ部材21の下端位
置より上方の戻し位置に臨んでいるから、図6(a)に示
す如く、底板12aはその略中央が押し面27aに当接
した状態で、該底板12aに連設する各側面フラップ1
2b,12c,12e,12eとの折曲げ基部の内側が上
側に変形する状態で保持される。
【0026】この状態で、前記マンドレル19が更に下
降すると、前記カートンブランク12の糊代フラップ1
2d,12d,12d,12dが、前記糊代用の折曲げガ
イド部材28,28,28,28に対応的に当接して内側
に夫々折曲げられる。また、前記前後および左右の側面
フラップ12b,12c,12e,12eが、前記取付板
30に配設されている前後および左右の折曲げガイド部
材31,32,33,34に対応的に当接して内側に夫々
折曲げられる。このとき、カートンブランク12の底板
12aはマンドレル19に吸着保持されているから、該
ブランク12が位置ずれすることなく、各側面フラップ
12b,12c,12e,12eや各糊代フラップ1dの
正確な折曲げが達成される。また底板12aと各側面フ
ラップ12b,12c,12e,12eとの折曲げ基部
は、マンドレル19の内側上方に変形するよう保持され
ているから、各補助折曲げ部材21の下端に当接した状
態で上方に向けて折曲げられる各側面フラップ12b,
12c,12e,12eの折曲げ基部は、図6(b)に示す
如く、その外側が90度よりも多く折曲げられ、確実な
折癖が付与される。
【0027】そして、前記マンドレル19が折曲げ位置
まで下降したときには、前記カートンブランク12の底
板12aに連設されて糊付けされている左右の側面フラ
ップ12e,12eが、既に折曲げられている糊代フラ
ップ12d,12dの外側に重ね合わされて貼着され、
前記上面フラップ12fと折込みフラップ12gとが後
側面フラップ12cから上方に延設状に成形された上面
開口状の箱型に成形される。
【0028】次に、前記吸引源とマンドレル19との連
通状態が遮断されてマンドレル19による底板12aの
吸着保持が解除されると共に、前記エアシリンダ26が
付勢されて突き押し部材27が戻し位置から押出し位置
まで移動する。これにより、折曲げ成形後の包装箱36
は、突き押し部材27の押し面27aが底板12aに当
接した状態で下方に押出されて、マンドレル19から抜
き取ることで、前記箱搬送コンベヤ35上に落下載置す
る。
【0029】実施例の製函装置10では、マンドレル1
9でカートンブランク12の底板12aを吸着保持した
状態で各側面フラップ12b,12c,12e,12eや
各糊代フラップ12dを折曲げるので、該ブランク12
が位置ずれして成形不良を生ずるのを好適に防止し得
る。また成形後の包装箱36は、マンドレル19に内装
した突き押し部材27により押出されるので、深さのあ
る包装箱であっても確実な抜き取りを行ない得る。すな
わち、包装箱36を、上部開口に向かうにつれて外開き
状となるよう成形する必要はなく、成形精度が向上する
利点がある。
【0030】また、カートンブランク12の底板12a
と各側面フラップ12b,12c,12e,12eとの折
曲げ基部は、その外側が90度よりも多く折曲げられる
から、確実な折癖が付与される。すなわち、成形後の包
装箱36の各折曲げ基部が丸みを帯びてふくらむのを抑
制し、角ばった仕上り形状とすることができる。
【0031】
【変更例】実施例ではマンドレル自体を吸着手段として
機能させているが、例えば別途吸着手段を設けるか、あ
るいはマンドレルに内装した突き押し部材に吸着カップ
等の吸着手段を取付ける等によりカートンブランクを吸
着保持して、フラップを折曲げる際の折曲げ基部におけ
外側の折曲げ角度が90度より多くなるようになってい
れば、実施例と同様の作用効果を奏する。
【0032】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の請求項1に
係る包装箱の製函装置によれば、カートンブランクにお
ける底板に連設する各側面フラップを補助折曲げ部材と
複数の折曲げガイド部材との協働作用下に折曲げるに際
し、その折曲げ基部の外側が90度よりも多く折曲げら
れるように、底板を吸着手段により変形状態で吸着保持
するよう構成したので、底板と各側面フラップとの折曲
げ基部に確実な折癖を付与することができる。従って、
成形後の包装箱の折曲げ基部のふくらみを最小限なもの
とすることができ、成形精度を向上し得る。
【0033】本発明の請求項2に係る包装箱の製函装置
によれば、マンドレルに吸着手段を設けたので、カート
ンブランクの各フラップ形状や上面フラップの有無等に
左右されることなく、その成形時にカートンブランクを
確実に保持でき、位置ズレによる成形不良を確実に防止
できる。またマンドレルに、成形後の包装箱を押出す突
き押し部材を内装したから、該包装箱をマンドレルから
確実かつ高速で抜き取ることができる。
【0034】更に、カートンブランクの底板と各側面フ
ラップとの折罫位置を上方から当接支持するマンドレル
の補助折曲げ部材の下端位置より上方位置で、該底板を
吸着手段で吸着保持するよう設定したので、カートンブ
ランクの成形時には折罫を基準にして底板とこれに連設
する各側面フラップとの外側の折曲げ角度を90度より
も多く折曲げた状態で成形でき、確実な折癖を付与する
ことができる。従って、成形後の包装箱の折曲げ基部の
ふくらみを最小限なものとし得る。
【0035】なお、請求項3の製函装置のように、吸着
手段をマンドレルで兼用する構成によれば、部品点数を
低減して製作コストを低廉に抑える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る製函装置を示す正面図である。
【図2】実施例に係る製函装置の側面図である。
【図3】実施例に係る製函装置における成形位置でのガ
イドレールを示す平面図である。
【図4】実施例に係る製函装置のマンドレルを示す縦断
正面図である。
【図5】実施例に係る製函装置のマンドレルを示す底面
図である。
【図6】実施例に係るマンドレルとガイド部材とでのカ
ートンブランクの成形工程を示す説明図である。
【図7】カートンブランクの平面図である。
【符号の説明】
12 カートンブランク 12a 底板 12b 前側面フラップ 12c 後側面フラップ 12e 左右の側面フラップ 19 マンドレル(吸着手段) 21 補助折曲げ部材 27 突き押し部材 27a 押し面 28 糊代用の折曲げガイド部材 31 前折曲げガイド部材 32 後折曲げガイド部材 33 左折曲げガイド部材 34 右折曲げガイド部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状に展開されたカートンブランク
    (12)を箱型に成形する製函装置であって、 前記カートンブランク(12)の底板(12a)に連設する各側
    面フラップ(12b,12c,12e,12e)との折罫位置に合致する
    補助折曲げ部材(21)と、 前記カートンブランク(12)の底板(12a)に連設する各側
    面フラップ(12b,12c,12e,12e)を、前記補助折曲げ部材
    (21)と協働して折曲げて箱状に成形する複数の折曲げガ
    イド部材(28,31,32,33,34)と、 前記補助折曲げ部材(21)と折曲げガイド部材(28,31,32,
    33,34)とによりカートンブランク(12)の底板(12a)に連
    設する各側面フラップ(12b,12c,12e,12e)を折曲げる際
    に、その折曲げ基部の外側が90度よりも多く折曲げら
    れるように底板(12a)を変形状態で吸着保持する吸着手
    段(19)とから構成したことを特徴とする包装箱の製函装
    置。
  2. 【請求項2】 シート状に展開されたカートンブランク
    (12)を箱型に成形する製函装置であって、 前記カートンブランク(12)の底板(12a)に対応する大き
    さに設定されて、該底板(12a)に連設する各側面フラッ
    プ(12b,12c,12e,12e)との折罫位置に合致する位置に設
    けられた補助折曲げ部材(21)を備え、カートンブランク
    (12)が位置決めされる成形位置より上方の待機位置と下
    方の折曲げ位置との間を移動するマンドレル(19)と、 前記マンドレル(19)における各補助折曲げ部材(21)の内
    側において、該補助折曲げ部材(21)の下端位置より上方
    位置で前記カートンブランク(12)における底板(12a)の
    上面を吸着する吸着手段(19)と、 前記成形位置の下方に配設され、前記マンドレル(19)が
    待機位置から折曲げ位置に向けて下降する際に、前記カ
    ートンブランク(12)の底板(12a)に連設する各側面フラ
    ップ(12b,12c,12e,12e)を、前記各補助折曲げ部材(21)
    と協働して折曲げて箱状に成形する複数の折曲げガイド
    部材(28,31,32,33,34)と、 前記マンドレル(19)の内部に、戻り位置と押出し位置と
    の間を移動可能に配設され、戻り位置から押出し位置に
    移動することで、折曲げ成形後の包装箱(36)を該マンド
    レル(19)から押出す突き押し部材(27)とから構成したこ
    とを特徴とする包装箱の製函装置。
  3. 【請求項3】 前記マンドレル(19)が吸引ボックスとし
    て構成され、該マンドレル(19)に内装された前記突き押
    し部材(27)におけるカートンブランク(12)の底板(12a)
    に当接する押し面(27a)の戻り位置が、前記補助折曲げ
    部材(21)の下端位置より上方位置に設定され、前記カー
    トンブランク(12)の底板(12a)がマンドレル(19)に吸着
    された際には、該底板(12a)が突き押し部材(27)の押し
    面(27a)に当接して各側面フラップ(12b,12c,12e,12e)と
    の折罫位置より内側が上側に変形する状態に保持される
    請求項2記載の包装箱の製函装置。
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