JP2018043786A - 箱解体用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動モータ等の外部からの動力を一切使用しないシンプルな構成となっており、よって、メンテナンスの手間を省くことができるとともに占有空間を省スペース化することができる箱解体用治具を提供する。【解決手段】箱解体用治具1は、ベース部10と、段ボール箱を挟持するための挟持部30を備えており、当該挟持部30は水平方向に延びる軸50を中心としてベース部10に対して回転可能となっている。挟持部30により挟持されている段ボール箱は、挟持部30が軸50を中心として所定の待機位置から回転したときに、その上下が反転させられるようになっている。【選択図】図1

Description

本発明は、段ボール箱の解体作業を行う際に用いられる箱解体用治具に関する。なお、解体作業とは、内容物を取り出した後の段ボール箱を、略四角柱形状である状態から、略平板状に折り畳まれた状態とする作業のことをいう。
従来から、段ボール箱の開梱、内容物の取出しおよび空箱の解体を自動または手動により行う装置として、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されているものが用いられている。特許文献1に開示される装置は、段ボール箱の開梱等を自動で行うものであって、揺動支持台上で段ボール箱の側壁を吸引カップにより保持し、フラップ開放装置により上側フラップを開き、揺動支持台による支持を解除して物品の自重により段ボール箱の下側フラップを開くことにより物品を落下させ、その後に側壁吸引カップを揺動させて段ボール箱を折畳むようになっている。また、特許文献2に開示される装置は、段ボール箱の開梱等を手動で行うものであって、載置台上で段ボール箱および切断部を手動で移動させることにより、段ボール箱のテープを切断するようになっている。
特開平5−254525号公報 特開2016−55874号公報
ここで、特許文献1に開示される装置は、複数の搬送装置や駆動装置から構成されており、設備コストが高くなるとともに広い設置スペースを必要とするものであり、工場内のスペースを広く占有してしまうという問題がある。また、特許文献2に開示される装置では、段ボール箱の上面および底面を封止している各々のテープが同時に切断されるようになっており、段ボール箱を装置から取り出す際に内容物が段ボール箱の底側から落ちないようにするためには、空箱の解体作業を妨げるような変更を装置に加える必要があるという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、駆動モータ等の外部からの動力を一切使用しないシンプルな構成であるためメンテナンスの手間を省くことができるとともに占有空間を省スペース化することができる箱解体用治具を提供することを目的とする。
本発明の箱解体用治具は、少なくとも一面がテープにより封止された略四角柱形状の段ボール箱の解体を行うための箱解体用治具であって、ベース部と、前記ベース部に設けられ、段ボール箱を挟持するための挟持部と、を備え、前記挟持部は水平方向に延びる回転軸を中心として前記ベース部に対して回転可能となっており、前記挟持部が前記回転軸を中心として所定の待機位置から回転したときに当該挟持部により挟持されている段ボール箱の上下が反転させられるようになっていること特徴とする。
このような箱解体用治具によれば、段ボール箱が挟持される挟持部が、水平方向に延びる回転軸を中心としてベース部に対して回転可能となっており、当該挟持部が回転軸を中心として所定の待機位置から回転したときに、挟持部により挟持されている段ボール箱の上下が反転させられるようになっているため、駆動モータ等の外部からの動力を一切使用しないシンプルな構成とすることができ、よってメンテナンスの手間を省くことができるとともに占有空間を省スペース化することができる。
本発明の箱解体用治具においては、前記ベース部には、テープを切断するための切断部が更に設けられていてもよい。
本発明の箱解体用治具は、前記挟持部が前記待機位置に位置しているときに当該挟持部により挟持されるべき段ボール箱が載置される載置部を更に備えていてもよい。
この場合、前記載置部は、段ボール箱が水平面に対して傾斜した状態で載置されるような構成となっていてもよい。
本発明の箱解体用治具においては、前記挟持部は、一対の挟持部材を有しており、段ボール箱は一対の前記挟持部材により挟持されるようになっていてもよい。
この場合は、各前記挟持部材が高摩擦部材から構成されていてもよい。
また、前記挟持部は、一方の前記挟持部材を他方の前記挟持部材に向かって押圧する押圧部材を更に有していてもよい。
本発明の箱解体用治具によれば、駆動モータ等の外部からの動力を一切使用しないシンプルな構成とすることができ、よってメンテナンスの手間を省くことができるとともに占有空間を省スペース化することができる。
本発明の実施の形態による箱解体用治具の構成を概略的に示す正面図である。 図1に示す箱解体用治具の上面図である。 (a)(b)は、それぞれ、図1に示す箱解体用治具に設けられた押圧部材により段ボール箱が折り畳まれる際の押圧部材の動作を示す上面図である。 図1に示す箱解体用治具により段ボール箱の解体を行う動作を示す側面図である。 図4に示す状態から引き続く、図1に示す箱解体用治具により段ボール箱を解体する動作を示す側面図である。 図5に示す状態から引き続く、図1に示す箱解体用治具により段ボール箱を解体する動作を示す側面図である。 図6に示す状態から引き続く、図1に示す箱解体用治具により段ボール箱を解体する動作を示す側面図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図7は、本実施の形態による箱解体用治具を示す図である。このうち、図1は、本実施の形態による箱解体用治具の正面図であり、図2は、図1に示す箱解体用治具の構成を概略的に示す上面図である。また、図3(a)(b)は、それぞれ、図1に示す箱解体用治具に設けられた押圧部材により段ボール箱が折り畳まれる際の押圧部材の動作を示す上面図である。また、図4乃至図7は、図1に示す箱解体用治具により段ボール箱を解体する動作を順に示す側面図である。なお、図1乃至図7において、解体されるべき段ボール箱を参照符号Cで示しており、図5乃至図7において、段ボール箱のフラップを参照符号Fで示している。また、図5において、段ボール箱の内容物を参照符号Iで示している。
図1および図2に示すように、本実施の形態による箱解体用治具1は、ベース部10と、少なくとも一面がテープにより封止された略四角柱形状の段ボール箱を載置するための載置部20と、段ボール箱を挟持するための挟持部30と、段ボール箱を封止しているテープを切断するための切断部40とを備えている。また、ベース部10には、水平方向に延びる軸を中心として、挟持部30を図1に示す待機位置から図6に示す折り畳み位置まで回転可能とする軸部材50が設けられている。すなわち、挟持部30は、軸部材50を中心としてベース部10に対して図1に示す待機位置と図6に示す折り畳み位置との間で回転可能となっている。また、挟持部30により挟持された段ボール箱は、当該挟持部30が待機位置から折り畳み位置まで回転したときに、その上下が反転するようになっている。そして、このような箱解体用治具1を用いて段ボール箱を解体するにあたり、作業者は、段ボール箱を載置部20へ載置し、挟持部30により挟持させた後に、切断部40を用いて当該段ボール箱の上面を封止しているテープを切断し、内容物を取り出す。その後、挟持部30を軸部材50を中心として待機位置から折り畳み位置まで回転させ、段ボール箱の上下を反転させることにより、別のテープにより封止されている面を上方へ向け、再び切断部40によりこの別のテープを切断し、作業者の手および挟持部30を用いて段ボール箱を折り畳む。このような箱解体用治具1の詳細について以下に説明する。
図1および図2に示すように、ベース部10は、図2における左右方向に延びる一対のパイプと、この左右一対のパイプを接続するための、図2における上下方向に延びるパイプとを有しており、これらのパイプによりベース部の底部分が構成されている。また、図1に示すように、図2における左右方向に延びる各パイプの両端近傍の位置および中間近傍の位置には、鉛直方向上方に延びるよう3本のパイプがそれぞれ接続されている。
また、図1に示すように、載置部20は、ベース部10に設けられており、挟持部30により挟持されるべき段ボール箱が載置されるようになっている。ここで、載置部20は、載置された段ボール箱の自重を利用して当該段ボール箱の位置決めを行うことができるよう、その載置面が、挟持部30の回転中心である軸部材50に向かって傾斜した状態(すなわち、図1における斜め下方に向かって傾斜した状態)となるよう構成されている。また、この位置決めは、段ボール箱が、挟持部30により挟持されたときの回転中心(すなわち、軸部材50)に近づくように行われるようになっている。このことにより、段ボール箱の位置決めを容易に行うことができるようになる。さらに、この位置決めが、挟持部30により挟持されたときの回転中心である軸部材50に近づくよう行われるようになっているため、挟持部30により挟持された段ボール箱を回転させる際に必要な力は、軸部材50から離れた位置において挟持部30により挟持された段ボール箱を回転させる際に必要な力と比較して小さくなるため、段ボール箱を解体する際の作業負荷を軽減することができる。
また、切断部40は、ベース部10に設けられており、段ボール箱を封止しているテープを切断するための切断具44と、切断具44の吊り下げ保持および引き出しが可能となっているバランサー42とを有している。ここで、バランサー42は、例えば先端に工具等を接続することのできるワイヤーと、ワイヤーを巻き取りおよび巻出し可能なドラムと、当該ワイヤーを常に巻き取り方向に付勢するばね等を有するものである。そのため、バランサー42内部でワイヤーに与えられている巻き取り方向への付勢力に逆らって、切断具44が接続されたワイヤーを巻き出すことにより、巻き出したワイヤーの長さ分だけバランサー42から離れた場所において、切断具44により段ボール箱を封止しているテープを切断することができるようになっている。また、切断具44を使用しないときは、バランサー42の内部のばね等による巻き取り方向への付勢力によって、切断具44の接続されたワイヤーが巻き取られるようになっているため、切断具44は、バランサー42の近傍で吊り下げ保持されるようになっている。また、バランサー42のワイヤーは、その先端に接続される工具等を回転可能に保持することが可能となっている。そのため、作業者は、切断具44の向き等を自由に変更しながらテープの切断を行うことができるようになっている。このことにより、テープを切断するための切断具44をベース部10や挟持部30と一体のものとすることができ、さらに、使用時には切断具44の接続されたワイヤーをバランサー42の内部のドラムから巻き出して使用し、不使用時にはワイヤーをバランサー42の内部のドラムに巻き取らせることにより、箱解体用治具1の利便性を向上させることができるようになっている。
また、挟持部30は、ベース部10に設けられており、段ボール箱の側面を挟持するための一対の挟持部材32、34と、一方の挟持部材34を他方の挟持部材32に向かって押圧するばね部材35(押圧部材)とを有している。また、上述したように、挟持部30は、軸部材50を中心として、図1に示す待機位置から、図6に示す折り畳み位置まで回転するようになっている。このことにより、挟持部30により段ボール箱を挟持したまま、軸部材50を中心として当該段ボール箱を回転させることが可能となり、よって挟持部30を回転させる前後において段ボール箱の上下を反転させることができるようになっている。さらに、段ボール箱が挟持部30に挟持されている状態を保ったまま、当該段ボール箱の上面および下面を封止しているテープを切断部40により切断することができるようになっているため、箱解体用治具1の利便性を向上させることができるようになる。
また、図3(a)(b)に示すように、一方の挟持部材34は、伸縮可能なばね部材35と接続されており、当該ばね部材35の復元力によって、挟持部材34が、もう一方の挟持部材32に向かって押圧されるようになっている。なお、挟持部30に段ボールが挟持されているときには、挟持部材34と当接している段ボール箱の側面が、対向する段ボールの側面に向かって押圧されるようになっている。このことにより、挟持部30により段ボール箱を挟持することができるようになっており、軸部材50を中心として当該挟持部30を回転させたときに、段ボール箱が挟持部30から滑落することを防止することができるようになる。
また、ばね部材35の復元力により、挟持部材34を介して段ボール箱の側面に押圧力(以下、「挟持部材34による押圧力」と記す。)が加わることにより、上記の効果だけでなく、段ボール箱の解体を行う際にも有利な効果を得ることができるようになる。すなわち、図3(a)に示すような、挟持部30に挟持されている段ボール箱の上側フラップおよび下側フラップを開いた状態において、段ボール箱の角部の近傍に力(図3(a)における白抜きの矢印参照)を加えることにより、挟持部材34による押圧力を用いて、当該段ボール箱を図3(b)に示す状態となるよう変形させることができるようになっている(すなわち、挟持部材34により段ボール箱の解体作業の補助が行われるようになっている)。このことにより、段ボール箱の解体作業をより効率的に行うことができるようになる。
さらに、挟持部30が上記のような構成となっていることにより、多少(例えば、数cm程度)幅の異なる段ボール箱であっても、一対の挟持部材32、34により挟持させることができるため、様々な大きさの段ボール箱の解体を行うことができるようになり、よって箱解体用治具1の利便性を向上させることができるようになる。
また、段ボール箱の側面と接触する箇所を有する一対の挟持部材32および34は高摩擦部材から構成されている。このことにより、軸部材50を中心として、段ボール箱の挟持されている挟持部30を回転させたときに、当該挟持部30からの段ボール箱の滑落を防止することができるようになっている。
なお、ばね部材35の復元力が大きすぎる場合には、挟持部材34による押圧力が大きくなるため、挟持部30からの段ボール箱の滑落を防ぐことができる。しかし、そもそも挟持部30に段ボール箱を挟持させることが難しくなってしまうため、箱解体用治具1を用いた段ボール箱の解体作業の効率等を低下させてしまう。その一方で、ばね部材35の復元力が小さすぎる場合には、挟持部30に段ボール箱を挟むことは容易に行えるものの、挟持部材34による押圧力が小さくなるため、挟持部30を軸部材50を中心として回転させたときに段ボール箱を持ち上げることができず、箱解体用治具1により段ボール箱の解体を行うことができなくなってしまう。このため、ばね部材35の復元力を適切な大きさに調整することが好ましい。
このように、箱解体用治具1は、段ボール箱を挟持するための挟持部材32および34を高摩擦部材から構成し、さらに、適切な復元力を有するばね部材35を用いることにより、利便性等を損なわずに、高い作業効率を実現することができるようになっている。
次に、このような構成からなる箱解体用治具1を用いた、段ボール箱の解体動作について図4乃至図7を用いて説明する。なお、解体作業を行う対象である段ボール箱は、上面および下面がテープにより封止されている段ボール箱のみでなく、一方の面(具体的には、載置部20に載置された時の上面)がすでに開梱された状態の段ボール箱であってもよく、また、内容物がすでに取り出されている段ボール箱であってもよい。
最初に、作業者は、載置部20に段ボール箱を載置し、位置決めを行った後に、当該段ボール箱を挟持部30により挟持させる。そして、バランサー42から切断具44を引き出し、当該切断具44によって段ボール箱の上面を封止しているテープを切断する(図4参照)。なお、切断具44は、バランサー42から巻き出して使用された後、巻き取り方向に常時加えられている付勢力により巻き取られ、吊り下げられた状態でバランサー42の近傍に保持される。また、挟持部30に段ボール箱を挟持させるタイミングは、切断部40によるテープの切断を行った後であってもよい。
そして、作業者は、テープにより封止されていた段ボール箱のフラップを手で開き、内容物(図5において参照符号Iで表示)を取り出す。次に、フラップが開かれた状態の段ボール箱を挟持している挟持部30を、軸部材50を中心として、図5に示す待機位置から図6に示す折り畳み位置まで(すなわち、図5における時計回り方向に)回転させる。このことにより、挟持部30により挟持された段ボール箱の上下を反転させることができ、テープにより封止されているもう一方の面が上方を向くようになる。
次に、段ボール箱の上下を反転させたことによって上方を向くようになった面を封止しているテープを、切断部40を用いて切断する(図6参照)。その後、テープが切断された面(すなわち、図6における上面)のフラップを開く。そして、段ボール箱の角部の近傍を、手前側(すなわち、図7における右方向)に引っ張ることにより、上述したようにばね部材35による復元力を用いて、段ボール箱を折り畳むことができる(図7参照)。このようにして、箱解体用治具1を利用した段ボール箱の解体動作が完了する。なお、段ボール箱の角部の近傍を手前側に引くだけでなく、奥側(すなわち、図7における左方向)に押した場合であっても、ばね部材35による復元力を用いて、段ボール箱を折り畳むことができる。
以上のような構成からなる箱解体用治具1によれば、挟持部30は水平方向に延びる軸部材50を中心としてベース部10に対して回転可能となっており、挟持部30が軸部材50を中心として所定の待機位置(すなわち、図1に示す位置)から回転したときに挟持部30により挟持されている段ボール箱の上下が反転させられるような構成となっている。このことにより、シンプルな構成を実現できるようになり、よって占有空間を省スペース化でき、また、メンテナンス等の手間を省くことができる。
また、本実施の形態の箱解体用治具1においては、上述したように、ベース部10には、テープを切断するための切断部40が設けられている。この場合には、別途カッター等の切断具を用意することなく、箱解体用治具1に設けられている切断部40により段ボール箱を封止しているテープを切断することができる。
また、本実施の形態の箱解体用治具1においては、上述したように、挟持部30が待機位置にいるときに当該挟持部30により挟持されるべき段ボール箱が載置される載置部20が設けられており、当該載置部20には、段ボール箱が水平面に対して傾斜した状態で載置されるようになっている。この場合には、段ボール箱を載置部20に載置した後にこの段ボール箱を挟持部30により挟持させることができるため、箱解体用治具1の利便性を向上させることができる。さらに、載置部20が傾斜している場合には、自重を用いた段ボール箱の位置決めを行うことができるようになり、箱解体用治具1の利便性をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態の箱解体用治具1においては、上述したように、挟持部30は、一対の挟持部材32、34を有しており、段ボール箱は、当該一対の挟持部材32、34により挟持されるようになっている。この場合には、一対の挟持部材32、34により段ボール箱を挟持した状態で挟持部30を軸部材50を中心として回転させることができるようになる。また、これらの挟持部材32、34が高摩擦部材から構成されていることにより、挟持部30により段ボール箱を挟持し、回転させるときに、段ボール箱が滑落することを防止することができるようになっている。また、挟持部30は、段ボール箱のある側面を対向する他の側面に向かって押圧するばね部材35を更に有している。このようなばね部材35は、一方の挟持部材34を他方の挟持部材32に向かって押圧する押圧部材としての機能を有する。この場合には、段ボール箱が滑落することを更に防ぐことができるようになるだけでなく、例えば数cm幅の異なる段ボール箱であっても箱解体用治具1を用いてその解体を行うことができ、さらには押圧力によって段ボール箱を折り畳む動作を補助することができるようになっている。
なお、本実施の形態による箱解体用治具1は上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、本実施の形態による箱解体用治具1において、切断部40は、ベース部10に設けられていなくてもよい。この場合においても、例えば、持ち運びが可能であるカッター等の他の切断具を用いることにより、箱解体用治具1を用いた段ボール箱の解体作業を行うことができる。
また、切断具44は、バランサー42に釣り下げ保持されている必要はなく、ベース部10にトレイ等を設け、この設けられたトレイ等の載置部分に載置されるようになっていてもよい。この場合であっても、使用時にトレイ等から切断具44を取り出すことにより、箱解体用治具1を用いた段ボール箱の解体作業をおこなうことができるようになる。
また、載置部20や挟持部30には、ベース部10の下端からの高さを変更できる機構が設けられていてもよい。この場合には、載置部20等を適切な高さに設定することにより、異なる高さを有する段ボール箱であっても、一方の面のフラップが開かれた状態にある段ボール箱が、挟持部30により折り畳み位置まで回転させられたとき(図6参照)に、床面とフラップの下端縁とが接するようにすることができるため、箱解体用治具1の利便性を向上させることができる。
1 箱解体用治具
10 ベース部
20 載置部
30 挟持部
32、34 挟持部材
35 ばね部材(押圧部材)
40 切断部
42 バランサー
44 切断具
50 軸部材

Claims (7)

  1. 少なくとも一面がテープにより封止された略四角柱形状の段ボール箱の解体を行うための箱解体用治具であって、
    ベース部と、
    前記ベース部に設けられ、段ボール箱を挟持するための挟持部と、
    を備え、
    前記挟持部は水平方向に延びる回転軸を中心として前記ベース部に対して回転可能となっており、前記挟持部が前記回転軸を中心として所定の待機位置から回転したときに当該挟持部により挟持されている段ボール箱の上下が反転させられるようになっている、箱解体用治具。
  2. 前記ベース部には、テープを切断するための切断部が更に設けられている、請求項1記載の箱解体用治具。
  3. 前記挟持部が前記待機位置に位置しているときに当該挟持部により挟持されるべき段ボール箱が載置される載置部を更に備えた、請求項1または2記載の箱解体用治具。
  4. 前記載置部は、段ボール箱が水平面に対して傾斜した状態で載置されるような構成となっている、請求項3記載の箱解体用治具。
  5. 前記挟持部は、一対の挟持部材を有しており、段ボール箱は一対の前記挟持部材により挟持されるようになっている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の箱解体用治具。
  6. 各前記挟持部材が高摩擦部材から構成されている、請求項5記載の箱解体用治具。
  7. 前記挟持部は、一方の前記挟持部材を他方の前記挟持部材に向かって押圧する押圧部材を更に有している、請求項5または6記載の箱解体用治具。
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