本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になる。しかし、本発明は、以下に開示の実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態に具現することができる。ただし、本実施形態は、本発明の開示を完全にして、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇によって定義されるだけである。全明細書における同じ参照符号は、同じ構成要素を指す。
本発明の全体における「第1、第2、…」の表現は、構成要素を区分するためのものであって、構成要素間の優先順位又は重要度などとは関係ない。図面に表された上(U)、下(D)、左(Le)、右(Ri)、前(F)及び後(R)の方向表示は、発明の説明の便宜のためであり、発明の範囲を制限するものではない。よって、基準が変更されると、上記方向も異なって設定されうる。
以下では、添付の図面を参照して、本発明のスチームジェネレータについて具体的に考察する。ただし、本発明によるスチームジェネレータが装着されうる一実施形態による空気調和機の室内機の構成と、前記室内機の内部に装着され、スチームジェネレータに連関して作動する加湿アセンブリの構成を説明しながら、本発明によるスチームジェネレータの具体的な構成と配置及び、それによる特徴を共に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による空気調和機の室内機の斜視図である。図2は、図1の一部分解斜視図である。図3は、図1におけるドアアセンブリが分離された室内機の斜視図である。
本実施形態による空気調和機は、室内機と冷媒配管を介して前記室内機と連結された冷媒を循環させる室外機(未図示)を含む。
前記室外機は、冷媒を圧縮する圧縮機(未図示)と、前記圧縮機から冷媒を供給されて凝縮させる室外熱交換器(未図示)と、前記室外熱交換器に空気を供給する室外ファン(未図示)と、前記室内機から吐出された冷媒を供給された後、気体冷媒のみを前記圧縮機に提供するアキュムレータ(未図示)とを含む。
前記室外機は、室内機を冷房モード又は暖房モードで作動させるために、四方弁(未図示)をさらに含んでいてもよい。冷房モードで作動されるとき、前記室内機101では、冷媒が蒸発して室内空気を冷却させる。暖房モードで作動されるとき、前記室内機では、冷媒が凝縮して室内空気を加熱させる。
<<室内機の構成>>
前記室内機は、前面が開口され、後面に吸入口101が形成されたキャビネットアセンブリ100と、前記キャビネットアセンブリ100に組み立てられ、前記キャビネットアセンブリ100の前面をカバーし、前記キャビネットアセンブリ100の前面を開閉するドアアセンブリ200と、前記キャビネットアセンブリ100の内部空間(S)に配置され、前記内部空間(S)の空気を室内に吐出させるファンアセンブリと、前記ファンアセンブリ及びキャビネットアセンブリ100との間に配置され、吸入された室内空気と冷媒を熱交換させる熱交換アセンブリと、前記キャビネットアセンブリ100に配置され、室内に水分を提供する加湿アセンブリ2000とを含む。
前記室内機は、前記キャビネットアセンブリ100に対して背面に配置された吸入口101と、前記キャビネットアセンブリ100に対して側面に配置された側面吐出口301、302と、前記キャビネットアセンブリ100に対して正面に配置された正面吐出口201とを含む。
前記吸入口101は、前記キャビネットアセンブリ100の背面に配置される。
前記側面吐出口301、302は、前記キャビネットアセンブリ100に対して左側及び右側にそれぞれ配置される。本実施形態において、キャビネットアセンブリ100の正面視、左側に配置された側面吐出口を第1の側面吐出口301と定義し、右側に配置された側面吐出口を第2の側面吐出口302と定義する。
前記正面吐出口201は、前記ドアアセンブリ200に配置され、前記ドアアセンブリ200は、正面吐出口201を自動で開閉させるドアカバーアセンブリ1200をさらに含む。
前記ドアカバーアセンブリ1200は、前記正面吐出口201を開放させた後、前記ドアアセンブリ200に沿って下側に移動されうる。前記ドアカバーアセンブリ1200は、ドアアセンブリ200に対して上下方向に移動可能である。
前記ドアカバーアセンブリ1200が下側に移動された後、遠距離ファンアセンブリ400が前記ドアアセンブリ200を貫通して前方に移動されうる。
前記ファンアセンブリ400は、近距離ファンアセンブリ及び遠距離ファンアセンブリ400から構成される。前記近距離ファンアセンブリ及び遠距離ファンアセンブリ400の後方に前記熱交換アセンブリ500が配置される。
前記熱交換アセンブリ500は、キャビネットアセンブリ100の内側に配置され、前記吸入口101の内側に位置し、前記熱交換アセンブリ500は、前記吸入口101をカバーして、垂直に配置される。
前記熱交換アセンブリ500の前方に前記近距離ファンアセンブリ及び遠距離ファンアセンブリ400が配置される。前記吸入口101に吸入された空気は、前記熱交換アセンブリ500を通した後、前記近距離ファンアセンブリ及び遠距離ファンアセンブリ400に流動される。
前記熱交換アセンブリ500は、前記近距離ファンアセンブリ及び遠距離ファンアセンブリ400の高さに対応する長さで製作される。
前記近距離ファンアセンブリ及び遠距離ファンアセンブリ400は、上下方向に積層されうる。本実施形態において、前記近距離ファンアセンブリの上側に遠距離ファンアセンブリ400が配置される。前記遠距離ファンアセンブリ400を上側に位置させて、吐出空気を室内の遠い所まで流動させることができる。
前記近距離ファンアセンブリは、前記キャビネットアセンブリ100に対して側方向に空気を吐出させる。前記近距離ファンアセンブリは、使用者に間接風を提供することができる。前記近距離ファンアセンブリは、キャビネットアセンブリ100の左側及び右側に同時に空気を吐出する。
前記遠距離ファンアセンブリ400は、近距離ファンアセンブリの上側に位置され、前記キャビネットアセンブリ100の内部の上側に配置される。
前記遠距離ファンアセンブリ400は、キャビネットアセンブリ100に対して前方方向に空気を吐出させる。前記遠距離ファンアセンブリは、使用者に直接風を提供する。また、前記遠距離ファンアセンブリは、室内空間の遠い所に空気を吐出させて、室内空気の循環を向上させる。
本実施形態における前記遠距離ファンアセンブリ400は、作動時のみに使用者に露出する。前記遠距離ファンアセンブリ400が作動されるとき、前記遠距離ファンアセンブリ400は、ドアアセンブリ200を貫通して使用者に露出する。前記遠距離ファンアセンブリ400が作動されないとき、前記遠距離ファンアセンブリ400は、キャビネットアセンブリ100の内部に隠匿される。
特に、前記遠距離ファンアセンブリ400は、空気の吐出方向を制御することができる。前記遠距離ファンアセンブリ400は、キャビネットアセンブリ100の正面を基準に上側、下側、左側、右側又は対角線の方向に空気を吐出することができる。
前記ドアアセンブリ200は、前記キャビネットアセンブリ100の前方に位置され、前記キャビネットアセンブリ100と組み立てられる。
前記ドアアセンブリ200は、キャビネットアセンブリ200に対して左右方向にスライド移動可能であり、前記キャビネットアセンブリ200の前面のうち一部を外部に露出させることができる。
前記ドアアセンブリ200は、左側又は右側方向のいずれか一方向に移動されて、内部空間(S)を開放させることができる。また、前記ドアアセンブリ200は、左側又は右側方向のいずれか一方向に移動されて、前記内部空間(S)のうち一部のみを開放させることができる。
前記加湿アセンブリ2000は、前記キャビネットアセンブリ100の内部空間(S)に水分を提供し、提供された水分は、前記近距離ファンアセンブリを介して室内に吐出されうる。前記加湿アセンブリ2000は、分離可能な水タンク2100を含む。
本実施形態における前記加湿アセンブリ2000は、前記キャビネットアセンブリ100の内部の下側に配置される。前記加湿アセンブリ2000が配置された空間と前記熱交換アセンブリ500が配置された空間とは、区画される。
前記加湿アセンブリ2000は、フィルターアセンブリ600を介して濾過した空気及び殺菌されたスチームを用いて加湿を行い、これにより、細菌又はカビのような有害物質が水タンクと接触することを遮断する。
<<キャビネットアセンブリの構成>>
前記キャビネットアセンブリ100は、前記スチームジェネレータ2300は、前記水供給アセンブリ2200から水を供給されてスチームを生成する。前記スチームジェネレータ2300は、水を加熱してスチームを生成させるため、殺菌されたスチームを提供することができる。面に安着するベース130と、前記ベース130の上側に配置され、前面121、上側面125及び下側面126が開口され、左側面123、右側面124及び背面122の閉鎖したロアキャビネット120と、前記ロアキャビネット120の上側に配置され、吸入口101の形成された背面116、前面111及び下側面116が開口され、左側面113、右側面114及び上側面115の閉鎖したアッパキャビネット110とを含む。
前記アッパキャビネット110の内部を第1の内部空間(S1)と定義し、前記ロアキャビネット120の内部を第2の内部空間(S2)と定義する。前記第1の内部空間(S1)及び第2の内部空間(S2)は、前記キャビネットアセンブリ100の内部空間(S)を構成する。
前記アッパキャビネット110の内側に近距離ファンアセンブリ300、遠距離ファンアセンブリ400及び熱交換アセンブリ500が配置される。
前記ロアキャビネット120の内側に加湿アセンブリ2000が配置される。
前記アッパキャビネット110及びロアキャビネット120との間に熱交換アセンブリ500を支持するドレンパン140が配置される。本実施形態における前記ドレンパン140は、前記アッパキャビネット110の下側面116のうち一部を閉鎖する。
キャビネットアセンブリ100の組み立て時、前記アッパキャビネット110の底面116は、加湿アセンブリ2000及びドレンパン140によって遮蔽され、前記アッパキャビネット110の内部空気は、ロアキャビネット120側に流動が遮断される。
前記キャビネットアセンブリ100の前方にドアアセンブリ200が配置され、前記ドアアセンブリ200は、前記キャビネットアセンブリ100に対して左右方向にスライド移動されうる。
前記ドアアセンブリ200の移動時、前記キャビネットアセンブリ100の左側又は右側のうち一部が外部に露出し得る。
アッパキャビネット110の前方側縁に吐出グリル150が配置される。前記吐出グリル340は、ドアアセンブリ200の後方側に位置される。
前記吐出グリル150は、前記アッパキャビネット110と一体に製作されうる。本実施形態における前記吐出グリル150は、射出成形により別途製作された後、アッパキャビネット110に組み立てられる。
前記左側面113の前方に配置された吐出グリルを左側吐出グリル151と定義し、右側面114の前方に配置された吐出グリルを右側吐出グリル152と定義する。
前記左側吐出グリル151及び右側吐出グリル152にそれぞれ側面吐出口301、302が形成される。前記側面吐出口301、302は、前記左側吐出グリル151及び右側吐出グリル152をそれぞれ貫通して形成される。
本実施形態において、前記アッパキャビネット110及びロアキャビネット120の前方にカバー160が配置され、前記キャビネット100の内部空気がドアアセンブリ200と直接接触することを遮断する。
ドアアセンブリ200に冷たい空気が直接接触する場合、結露が発生し得るし、ドアアセンブリ200を構成する電気回路に否定的な影響を及ぼす問題がある。
そのため、前記アッパキャビネット110及びロアキャビネット120の前方にカバー160を配置し、カバー160を介してキャビネット100の内部空気は、正面吐出口201又は側面吐出口301、302のみに流動されるようにすることができる。
前記カバー160は、前記アッパキャビネット110の前面をカバーするアッパカバー162と、前記ロアキャビネット120の前面をカバーするロアカバー164と、前記遠距離ファンアセンブリ400の前面をカバーする遠距離ファンカバー166とを含む。
前記遠距離ファンカバー166は、前記アッパカバー162と一体に製作されうる。本実施形態において、前記遠距離ファンカバー166及びアッパカバー162を別途製作した後に組み立てられる。
前記遠距離ファンカバー166は、遠距離ファンアセンブリ400の前方に位置され、前記アッパカバー162の上側に位置される。前記遠距離ファンカバー166及びアッパカバー162の前面は、連続した平面を形成する。
前記遠距離ファンカバー166は、前後方向に開口されたファンカバー吐出口161が形成される。前記ファンカバー吐出口161は、正面吐出口201と連通され、前記正面吐出口201の後方に位置される。前記遠距離ファンアセンブリ400の吐出グリル450は、前記ファンカバー吐出口161及び正面吐出口201を貫通して、ドアアセンブリ200の前方に移動されうる。
前記ファンカバー吐出口161の前方にドアアセンブリ200が配置され、後述するパネル吐出口1101の後方に前記ファンカバー吐出口161が位置される。前記遠距離ファンアセンブリ400の前方移動時、前記吐出グリル450は、ファンカバー吐出口161、パネル吐出口1101及び正面吐出口201を順に通す。
つまり、前記正面吐出口201の後方に前記パネル吐出口1101が位置され、前記パネル吐出口1101の後方に前記ファンカバー吐出口161が位置される。
前記遠距離ファンカバー166は、アッパキャビネット110の前方上側に結合し、前記アッパカバー162は、前記アッパキャビネット110の前方下側に結合する。
前記ロアカバー164は、アッパカバー162の下側に位置され、前記ロアキャビネット120又は加湿アセンブリ2000に組み立てられてもよい。組み立て後、前記ロアカバー164及びアッパカバー162の前面は、連続した面を形成する。
前記ロアカバー164は、前後方向に開口された水タンク開口部167が形成される。前記水タンク開口部167を介して前記水タンク2100が分離又は装着されうる。
前記ロアカバー164は、ドレンパン140の前方下側に位置される。前記ロアキャビネット120の前面全体をカバーしなくても、アッパキャビネット110の内部空気の漏れが発生しないため、前記ロアキャビネット120の前面全体をカバーしなくても構わない。
前記加湿アセンブリ2000の修理、サービス及び入れ替えのために、前記ロアキャビネット120の前面一部は、開放されることが好ましい。本実施形態において、前記ロアキャビネット120の前面のうち一部は、前記ロアカバー164によって遮蔽されない開放面169が形成される。
前記ドアアセンブリ200の1段開放時、水筒開口部167の形成された前記ロアカバー164のみ使用者に露出し、2段開放時、前記開放面169も使用者に露出する。
前記ドアアセンブリ200は、ドアスライドモジュール1300の作動によって左右方向にスライド移動される。ドアアセンブリ200のスライド移動によって、水タンク開口部167の全体を露出させた状態を1段開放と定義し、前記開放面169を露出させた状態を2段開放と定義する。
前記1段開放時、キャビネットアセンブリ100の露出する前面を第1開放面(OP1)と定義し、前記2段開放時、キャビネットアセンブリの露出する前面を第2開放面(OP2)と定義する。
<<近距離ファンアセンブリの構成>>
前記近距離ファンアセンブリは、前記キャビネットアセンブリ100に対して側方向に空気を吐出させるための構成である。前記近距離ファンアセンブリは、使用者に間接風を提供する。
前記近距離ファンアセンブリは、前記熱交換アセンブリ500の前方に配置される。
<<遠距離ファンアセンブリの構成>>
前記遠距離ファンアセンブリ400は、前記キャビネットアセンブリ100に対して前方に空気を吐出させるための構成である。前記遠距離ファンアセンブリ400は、使用者に直接風を提供する。
前記遠距離ファンアセンブリ400は、前記熱交換アセンブリ500の前方に配置される。前記遠距離ファンアセンブリ400は、前記近距離ファンアセンブリの上側に積層される。
前記遠距離ファンアセンブリ400は、前記ドアアセンブリ200に形成された正面吐出口201に空気を吐出させる。前記遠距離ファンアセンブリ400のステアリンググリル450は、上、下、左、右又は対角線の方向に回転可能な構造を提供する。前記遠距離ファンアセンブリ400は、室内空間の遠い方に空気を吐出して、室内空気の循環を向上させることができる。
図4は、図1のロアキャビネットに組み立てられた加湿アセンブリ及び水タンクの斜視図である。図5は、本発明の一実施形態による加湿アセンブリの後方側斜視図である。図6は、本発明の一実施形態による水タンク及び水供給アセンブリの分解斜視図である。図7は、図6の下側から見た分解斜視図である。図8は、図6の左側断面図である。図9は、図6の正断面図である。図10は、図6に示された水タンクの斜視図である。図11は、本発明の一実施形態による水タンク及び水供給アセンブリの断面図である。図12は、図11の拡大図である。
<<<加湿アセンブリの構成>>>
前記加湿アセンブリ2000は、前記ファンアセンブリ400の吐出流路上に水分を提供し、提供された水分は、室内に吐出されうる。制御部の操作信号によって前記加湿アセンブリ2000は、選択的に作動することができる。
本実施形態において、前記加湿アセンブリ2000から供給された水分は、側面吐出口301、302に直接供給されうる。前記加湿アセンブリ2000から供給される水分は、霧化した状態であるかスチーム状態であってもよい。本実施形態における加湿アセンブリ2000は、水タンク2100の水をスチームに変換させて吐出流路に供給する。
本実施形態における前記加湿アセンブリ2000は、前記キャビネットアセンブリ100の内部下側に配置され、具体的には、ロアキャビネット120の内部に位置される。
前記加湿アセンブリ2000は、ベース110に設置され、前記ロアキャビネット120を介して囲まれる。前記加湿アセンブリ2000の上側にドレンパン140が位置され、前記加湿アセンブリ2000で生成されたスチームは、スチームガイド2400を介して側面吐出口301、302に直接流動される。つまり、前記加湿アセンブリ2000の設置された空間とアッパキャビネット110の内部空間とは、区画される。
前記加湿アセンブリ2000は、前記キャビネットアセンブリ100に配置され、水が貯蔵される水タンク2100と、前記キャビネットアセンブリ100に配置され、前記水タンク2100に貯蔵された水を供給されて、内部に貯蔵された水をスチームに変換させて加湿空気を生成するスチームジェネレータ2300と、前記キャビネットアセンブリ100に配置され、前記スチームジェネレータ2300と結合して、前記フィルターアセンブリ600を通した濾過空気を前記スチームジェネレータ2300に供給する加湿ファン2500と、前記キャビネットアセンブリ100に配置され、前記スチームジェネレータ2300で生成された加湿空気を独立した流路を介して前記キャビネットアセンブリ100の側面吐出口301、302に案内するスチームガイド2400と、前記キャビネットアセンブリ100に配置され、前記水タンク2100が分離可能に据え置きされて、前記水タンク2100の水を前記スチームジェネレータ2300に提供する水供給アセンブリ2200と、前記水供給アセンブリ2200及びスチームジェネレータ2300に連結され、前記水供給アセンブリ2200及びスチームジェネレータ2300の水を外部に排水するドレンアセンブリ2700、とを含む。
本実施形態による加湿ファン2500は、ターボファンを用いることができる。加湿ファン2500によって流動する空気は、スチームジェネレータ2300の空気吸入部2318を介してスチームジェネレータ2300の内部空間に流入し、スチームジェネレータ2300のスチーム吐出部2316を介して外部に吐出されうる。スチーム吐出部2316で連結される吐出流路は、スチームガイド2400の内部で形成されて、上側に長い流路を形成する。また、スチームガイド2400の内部で形成される吐出流路は、スチームジェネレータ2300の内部空間に比べて流路面積が減って、吐出流路で一定流速以上の空気の流動を形成するためには大きな圧力が必要である。本実施形態による加湿ファン2500は、吐出流路で定圧性能を維持できるターボファンを用いることができる。
<<水タンクの構成>>
前記水タンク2100は、ドアアセンブリ200の1段開放時は外部に露出し、ドアアセンブリ200が開放されない時には外部に露出しない。
前記ドアアセンブリ200は、ドアスライドモジュール1300の作動によって左右方向にスライド移動される。ドアアセンブリ200のスライド移動によって、水タンク開口部167の全体を露出させた状態を1段開放と定義し、前記開放面169を露出させた状態を2段開放と定義する。
前記1段開放時、キャビネットアセンブリ100の露出する前面を第1開放面(OP1)と定義し、前記2段開放時、キャビネットアセンブリの露出する前面を第2開放面(OP2)と定義する。
本実施形態において、前記水タンク2100の前面のうち少なくとも一部は、内部の水が見られる材質で形成される。前記水タンク2100は、前記第1開放面(OP1)に位置され、より具体的には、前記水タンク開口部167に位置される。前記水タンク2100は、前記水タンク開口部167を介して前記ロアキャビネット120の内部に挿入される。
前記水タンク2100は、水供給アセンブリ2200に据え置きされるタンクロアボディー2110と、上側及び下側が開口され、前記タンクロアボディー2110の上側に結合し、前記タンクロアボディー2110によって下側面が閉鎖され、内部に水が貯蔵されるタンクミドルボディー2120と、上側及び下側が開口されて水タンク開口部2101が形成され、前記タンクミドルボディー2120の上側に結合するタンクアッパボディー2130と、前記タンクアッパボディー2130に回転可能に組み立てられる水タンクハンドル2140と、前記タンクロアボディー2110に組み立てられ、内部に貯蔵された水を前記水供給アセンブリ2200に選択的に供給する水タンク弁2150とを含む。
前記タンクロアボディー2110は、水タンク2100の底を提供する。前記タンクロアボディー2110は、上下方向に貫通した弁孔2111が形成され、前記弁孔2111に前記水タンク弁2150が組み立てられる。前記弁孔2111は、前記水タンク2100の側面視、後方側に位置される。
前記弁孔2111の中心から水タンクの前面(本実施形態で後述するタンクフロントウォール)までの距離をT1と定義し、前記弁孔2111の中心から水タンクの背面(本実施形態で後述する第1のリアウォール)までの距離をT2と定義する。ここで、前記T1が前記T2より長く形成される。前記弁孔2111を水タンク2100の後方側に位置させることで、ティルティングアセンブリの作動時、水タンク弁2150の漏水を最小化することができる。
ティルティングアセンブリの作動時、水タンク2100が水供給アセンブリ2200と迅速に離隔されることで、水タンク弁2150が速かに閉鎖される。前記水タンク2100は、前方側を、下端を基準に前方にティルティングされるため、水タンク弁2150が後方側に位置されることが好ましい。
本実施形態における前記タンクロアボディー2110は、上面視、長方形状である。タンクロアボディー2110は、全体的に直方体状に形成され、下側が開口される。
前記タンクロアボディー2110は、内部にロアボディー空間2112が形成され、前記ロアボディー空間2112は、下側に向かって開口される。前記ロアボディー空間2112に前記水供給アセンブリ2200の一部構成が挿入されうる。
前記タンクロアボディー2110は、前記水供給アセンブリ2200に分離可能に据え置きされる。タンクロアボディー2110は、前面、左側面、右側面、上側面が閉鎖される。
前記タンクミドルボディー2120は、上側の開口したミドルボディーアッパ開口部2121と、下側の開口したミドルボディーロア開口部2122とを含む。
前記タンクミドルボディー2120は、前面、左側面、右側面及び背面が閉鎖され、上側面及び下側面のみ開口される。前記タンクミドルボディー2120は、タンクフロントウォール2123、タンクレフトウォール2124、タンクライトウォール2125及びタンクリアウォール2126を含む。
タンクフロントウォール2123、タンクレフトウォール2124及びタンクライトウォール2125は、上下方向に垂直に配置される。前記タンクリアウォール2126は、垂直に配置されるものの、前後方向に屈曲が形成される。
タンクリアウォール2126は、タンクロアボディー2110に結合し、タンクロアボディー2110の背面と連続した面を形成する第1のリアウォール2126aと、前記タンクアッパボディー2130と結合し、前記タンクアッパボディー2130と連続した面を形成して、前記第1のリアウォール2126aより前方側に位置される第2のリアウォール2126bと、前記第1のリアウォール2126a及び第2のリアウォール2126bを連結するコネクトウォール2126cとを含む。
前記コネクトウォール2126cは、上下方向に対して傾斜して形成される。前記コネクトウォール2126cは、前方側が高く、後方側が低く配置される。
前記第1のリアウォール2126aは、前記コネクトウォール2126cに対して後方側に位置され、前記第2のリアウォール2126bは、前記コネクトウォール2126cに対して前方側に位置される。前後方向に対して前記第1のリアウォール2126aと第2のリアウォール2126bは、T3ほどの距離差を形成する。
そのため、前記第1のリアウォール2126aを含む前記タンクミドルボディー2120の平断面積が、前記第2のリアウォール2126bを含む前記タンクミドルボディー2120の平断面積より大きく形成される。かかる構造により水タンク2100に水が貯蔵された場合、前記水タンク2100の重心をより後方側に形成させることができる。
これは、ティルティングアセンブリによって水タンク2100が前方に傾いたとき、前記水タンク2100が前方に偏って倒れることを防止することができる。
前記タンクアッパボディー2130は、タンクミドルボディー2120の上側端に結合する。前記タンクアッパボディー2130は、上面視、長方形に形成される。
前記タンクアッパボディー2130は、上下方向に開口される。前記タンクアッパボディー2130は、ミドルボディーアッパ開口部2121と連通するアッパボディー開口部2131を形成する。前記アッパボディー開口部2131の下側に前記ミドルボディー開口部2121が配置される。
前記タンクアッパボディー2130に前記水タンクハンドル2140が回転可能に組み立てられる。
前記水タンクハンドル2140は、前記タンクアッパボディー2130の内側に配置され、ロアキャビネット120に収納されたとき、使用者に隠される。
このために、前記タンクアッパボディー2130の内側には、前記水タンクハンドル2140が設置されるハンドル設置溝2132が形成されうる。
前記ハンドル設置溝2132は、タンクアッパボディー2130の前方側に形成される。
上面視、前記ハンドル設置溝2132は、タンクアッパボディー2130の厚さ内に配置され、タンクアッパボディー2130の上側面から下側に凹に形成される。
本実施形態における前記ハンドル設置溝2132は、前記タンクアッパボディー2130の外側に形成される。本実施形態と違って、前記ハンドル設置溝2132がタンクアッパボディー2130の内側に配置されても構わない。
前記水タンクハンドル2140は、「[」字に形成されたハンドルボディー2142と、前記ハンドルボディー2142及びタンクアッパボディー2130を回転可能に結合させるハンドル軸2144と、前記ハンドルボディー2142又はハンドル軸2144のいずれかに配置され、前記タンクアッパボディー2130に支持されるハンドル弾性部材(未図示)を含む。
前記ハンドル弾性部材は、前記ハンドルボディー2142の前方側端を上昇させる方向に弾性力を提供する。本実施形態における前記ハンドル弾性部材は、トーションばねを用いることができる。
前記水タンク2100が前方にティルティングされると、前記ハンドル弾性部材によって水タンクハンドル2140がハンドル設置溝2132の外に回転される。
前記水タンク2100が水タンク開口部167の中に挿入されると、前記水タンクハンドル2140がロアカバー164との干渉によって前記ハンドル設置溝2132に収納される。
前記タンクロアボディー2110は、前記ミドルボディーロア開口部2122に密着し、前記ミドルボディーロア開口部2122を密閉させるロアボディートップウォール2113と、前記ロアボディートップウォール2113から下側に延びて、前記水供給アセンブリ2200に安着するロアボディーサイドウォール2114と、前記ロアボディートップウォール2113から下側に突出して、前記ロアボディートップウォール2113を上下方向に貫通する弁孔2111を形成させる弁設置部2115とを含む。
前記ロアボディートップウォール2113は、タンクロアボディー2110の上側面を形成し、前記ミドルボディーロア開口部2122を遮蔽する。本実施形態におけるロアボディートップウォール2113及びミドルボディー2120は、水が漏れることを防止するために超音波溶接されて、前記ミドルボディー2120の底面を密閉させる。
前記弁設置部2115は、前記ロアボディートップウォール2113を上下方向に貫通する弁孔2111を形成させる。前記弁設置部2115は、円筒状に形成される。
前記水タンク弁2150は、前記弁設置部2115に組み立てられる。水タンク弁2150は、前記弁設置部2115に組み立てられた状態で、上下方向に所定距離移動されうるし、これにより、前記弁孔2111を開放させることができる。
前記水タンク弁2150は、機能的にチェック弁の機能を有し、構造的には本実施形態の構造に最適化する。
前記弁設置部2115は、上下ロアボディートップウォール2113から下側に長く延びた円筒状の延長設置部2116と、前記延長設置部2116の内部に配置され、前記水タンク弁2150が組み立てられる組立設置部2117とを含む。
前記延長設置部2116は、円筒状に形成され、上側及び下側が開口される。前記組立設置部2117は、前記延長設置部2116の内部を横切って形成される。本実施形態における前記組立設置部2117は、水平方向に形成される。
前記組立設置部2117は、前記弁孔2111を上側及び下側に区画する。
前記組立設置部2117の上側をアッパ弁孔2111aと定義し、組立設置部2117の下側をロア弁孔2111bと定義する。
前記タンクロアボディー2110は、前記組立設置部2117を上下方向に貫通し、前記水タンク弁2150が組み立てられる組立孔2117aと、前記組立設置部2117を上下方向に貫通し、前記アッパ弁孔2111a及びロア弁孔2111bを連通させる設置部孔2118をさらに含む。
前記タンクロアボディー2110は、前記組立設置部2117を上下方向に貫通し、前記水タンク弁2150が組み立てられる組立孔2117aと、前記組立設置部2117を上下方向に貫通し、前記アッパ弁孔2111a及びロア弁孔2111bを連通させる設置部孔2118をさらに含む。
前記組立孔2117a及び設置部孔2118は、いずれも弁設置部2115の内部に位置される。
前記組立孔2117aは、弁設置部2115の中心に配置され、前記設置部孔2118は、前記組立孔2117aより外側に配置される。前記設置部孔2118は、前記延長設置部2116及び組立孔2117aとの間に配置される。
前記組立孔2117aは、水タンク弁2150が組み立てられるため、水の円滑な流動を期待することができない。前記水タンク2100の水は、前記設置部孔2118を介して水供給アセンブリ2200に流動される。
<水タンク弁の構成>
前記水タンク弁2150は、タンクロアボディー2110の弁設置部2115と上下方向に移動可能に組み立てられる弁コア2152と、弾性材質で形成され、前記弁コア2152と組み立てられて、前記弁コア2152の上下移動時、前記弁孔2111を選択的に開閉させるダイヤフラム2154とを含む。
上面視、前記ダイヤフラム2154は、円形に形成され、前記弁孔2111の直径より大きい。ダイヤフラム2154の上端は、弁孔2111の上側に位置され、下端は、前記弁孔2111の内部に位置される。
本実施形態における前記ダイヤフラム2154は、下側に凹むボウル(bowl)状である。前記弁コア2152は、ダイヤフラム2154の中心を上下方向に貫通する。
前記ダイヤフラム2154は、中心側から外方に復元しようとする弾性力を提供する。
前記水タンク2100に設置された水タンク弁2150が水供給アセンブリ2200に据え置きされるとき、前記弁コア2152の下端が後述する弁サポータ2250と接触する。
前記弁コア2152が前記弁サポータ2250に接触して支持されると、前記ダイヤフラム2154を含んだ水タンク弁2150が前記弁サポータ2250に位置され、前記水タンク弁2150を除いた水タンク2100の他構成は、下側に移動される。
そのため、前記水タンク弁2150が弁サポータ2250に支持されると、ダイヤフラム2154が前記弁孔2111を開放させる。一方、水タンク2100が水供給アセンブリ2200から分離されると、水の圧力によって前記ダイヤフラム2154が弁孔2111を閉鎖させる。
<<水供給アセンブリの構成>>
前記水供給アセンブリ2200は、水タンク2100の水をスチームジェネレータ2300に供給する。前記水供給アセンブリ2200は、水タンク2100が据え置きされる時のみに、水タンク2100の水タンク弁2150を開放させて、スチームジェネレータ2300に水を供給する。
水供給アセンブリ2200は、水タンク2100を支持し、前記水タンク2100からスチームジェネレータ2300に流動される流路を提供する。また、前記水供給アセンブリ2200は、前記スチームジェネレータ2300に貯蔵された水の水位に応じて前記水タンク弁2150を開閉させることができる。本実施形態における前記水タンク弁2150の開閉は、電気的信号によって作動する代わりに、機構的な配置によって具現する。水タンク弁2150の開閉を電動式に具現する場合、これによる電気配線が湿気又は水に露出し得て、これによる誤作動及び安全性が問題となる。
本実施形態では、前記水タンク弁2150の開閉を機構的な結合関係によって具現するため、水と接触する部位の電気の使用を最小化することができ、これにより、誤作動及び安全事故を予防することができる。
前記水供給アセンブリ2200は、キャビネットアセンブリ100(本実施形態におけるベース)に配置され、前記水タンク2100から供給された水をサプライチャンバ2211に一時貯蔵し、前記サプライチャンバ2211に貯蔵された水を前記スチームジェネレータ2300に供給するサプライチャンバハウジング2210と、前記サプライチャンバハウジング2210のサプライチャンバ2211に配置され、前記サプライチャンバ2211に貯蔵された水の水位に応じて上下方向に移動されるサプライフロータ2220と、前記サプライチャンバハウジング2210の上側に配置され、前記サプライチャンバ2211の上側をカバーし、前記水タンク2100から供給された水を前記サプライチャンバ2211に案内するサプライ流路2231のうち一部が形成され、前記水タンク2100のティルティング時、前記水タンク2100を支持してティルティング角を提供するサプライサポートボディー2230と、前記サプライサポートボディー2230に配置され、前記水タンク2100に据え置き時、前記水タンク2100の水タンク弁2150と接触して、前記水タンク弁2150を開放させ、前記水タンク弁2150から吐出された水を前記サプライチャンバ2111に案内する前記サプライ流路2231のうち一部を提供する弁サポータ2250と、前記水タンク2100が分離可能に据え置きされ、前記水タンク2100及びサプライサポートボディー2230との間に配置され、前記水タンクのティルティング時、前記サプライサポートボディー2230と相対回転可能であり、前記水タンクの水供給部弁が貫通するように配置されて、前記水タンクの水を前記サプライチャンバ2111に提供するサプライティルティングカバー2260と、前記サプライティルティングカバー2260及びサプライサポートボディー2230との間に配置され、前記サプライティルティングカバー2260及びサプライサポートボディー2230を連結し、前記弁サポータ2250が内部に配置され、前記サプライティルティングカバー2260から供給された水を、前記サプライサポートボディー2230のサプライ流路2231を介して前記サプライチャンバ2211に案内する水ベローズ2240を含む。
前記水タンク2100の下側に前記水タンク弁2150が配置され、前記水タンク弁2150の下側に弁サポータ2250及びサプライサポートボディー2230が配置され、前記弁サポータ2250の下側に前記サプライフロータ2220が配置されて、前記サプライチャンバ2211の高さ内で前記サプライフロータ2220が上下方向に移動される。
前記水タンク2100の水は、前記水タンク弁2150、水ベローズ2240及びサプライ流路2231を経てサプライチャンバ2211に流動される。前記サプライチャンバ2211は、供給された水を一時貯蔵し、水は、自重による位置エネルギーによって前記スチームジェネレータ2300に流動させる。
<サプライチャンバハウジングの構成>
前記サプライチャンバハウジング2210は、キャビネットアセンブリ100のベース130の上側面に設置される。サプライチャンバハウジング2210は、水タンクから供給された水を一時貯蔵し、貯蔵された水をスチームジェネレータ2300に提供する。前記サプライチャンバハウジング2210は、サプライフロータ2220の設置空間を提供し、サプライフロータ2220は、前記サプライチャンバハウジング2210内で上下方向に移動されうる。
前記サプライチャンバハウジング2210は、前記キャビネットアセンブリ100のベース130の上側に設置されるチャンバハウジングボディー2212と、前記チャンバハウジングボディー2212の内側に配置され、上側方向に開口され、下側に凹に形成され、水を一時貯蔵するサプライチャンバ2211と、前記チャンバハウジングボディー2212又はサプライフロータ2220のうち少なくともいずれかに配置されて、前記サプライフロータ2220の底面2220aを前記サプライチャンバ2211の底面2211aから離隔させるリブ2215と、前記チャンバハウジングボディー2212に配置され、前記サプライチャンバ2211と連通されて、前記チャンバハウジング2212に貯蔵された水を、前記スチームジェネレータ2300に水を提供するチャンバハウジングパイプ2214とを含む。
前記サプライチャンバ2211は、上側に開口する。サプライチャンバ2211の開放された上側面をチャンバ開口面2213と定義する。前記サプライチャンバ2211の内部に前記サプライフロータ2220が配置される。本実施形態における前記サプライチャンバ2211は、円筒状に形成される。前記サプライフロータ2220は、サプライチャンバ2211の形状に対応して平断面が円形に形成される。
前記サプライチャンバ2211の平断面の形状は、サプライフロータ2220の平断面の形状に対応することが、サプライフロータ2220の移動に好ましい。前記サプライチャンバ2211の平断面の形状は、自由に形成されうるが、前記角張った形態に形成される場合、サプライフロータ2220の上下移動時、引っ掛かりを発生させることができ、設置体積を増加させることができる。
前記サプライチャンバ2211の底面2211aは、傾斜して形成される。前記底面2211aは、前記チャンバハウジングパイプ2214に向かって傾斜して形成されうる。
前記リブ2215は、本実施形態におけるチャンバハウジングボディー2212に形成される。前記リブ2215は、サプライチャンバ2211の底面2211aから上側に突出する。前記リブ2215は、前記サプライフロータ2220の底面2220aと前記サプライチャンバ2211の底面2211aを離隔させる。
前記リブ2215がない場合、前記サプライチャンバ2211に水が満たしても、水の表面張力によって前記サプライフロータ2220の底面2220a及び前記サプライチャンバ2211の底面2211aが密着し得る。前記密着によって、前記サプライフロータ2220が水位に応じて上下に移動されないことがある。
前記リブ2215は、前記密着によるサプライフロータ2220の誤作動を防止することができる。
また、前記サプライフロータ2220の側面2220bが、前記サプライチャンバ2211の内壁2211bに固定することを防止するために、前記サプライフロータ2220の側面2220b及びサプライチャンバ2211の内壁2211bは、1mm以上の裕隔が確保されなければならない。
前記チャンバハウジングパイプ2214は、サプライチャンバ2211の内部と連通される。前記チャンバハウジングパイプ2214の内側端2214aは、前記サプライチャンバ2211と連通し、外側端2214bは、前記サプライチャンバ2211の外に突出する。
前記サプライチャンバ2211の底面2211aは、前記チャンバハウジングパイプ2214の内側端2214aと同様であるか高く形成され、これにより、前記サプライチャンバ2211の水が残留することを防止する。
前記チャンバハウジングパイプ2214の外側端2214bは、前記サプライチャンバ2211の底面より下側に配置され、サプライチャンバ2211に貯蔵された水は、自重によって前記チャンバハウジングパイプ2214に流動される。
前記チャンバハウジングパイプ2214の外側端2214bは、前記サプライチャンバ2211の底面2211aより低く配置される。
本実施形態におけるチャンバハウジングパイプ2214の内側端2214aの高さ内で前記サプライチャンバ2211の底面2211aが位置される。
前記チャンバハウジングパイプ2214の内側端2214aが前記サプライチャンバ2211の底面より高い場合、サプライチャンバ2211の内部に残留する水が発生し得るし、これによる細菌又はカビの繁殖を引き起こし得る。前記チャンバハウジングパイプ2214の内側端2214aは、前記サプライチャンバ2211の底面と同様であるか低く形成されることが好ましい。
前記加湿アセンブリ2000を使用しないとき(例えば、湿度の高い夏や水タンクに貯蔵期間が長くなるとき)、水タンク2100を始めた前記加湿アセンブリ2000に、あらゆる水は、内部に残留せずに外部に排水される。
このために本実施形態では、前記水タンク2100から供給された水が流動する過程で残留せずに、自重によって移動されうる構造を提供する。
前記チャンバハウジングパイプ2214の外側端2214bは、スチームジェネレータ2300と連結され、スチームジェネレータ2300に水を供給する。本実施形態における前記水タンク2100の水は、位置エネルギーによって前記スチームジェネレータ2300に流動される。
<弁サポータの構成>
前記弁サポータ2250は、水タンク弁2150の下側に配置される。前記弁サポータ2250は、前記水タンク2100が水供給アセンブリ2200に据え置きされるとき、前記水タンク弁2150と干渉して、前記水タンク弁2150を開放させる。
前記弁サポータ2250は、上側が尖った形状に形成され、前記水タンク弁2150の弁コア2152を支持する。
前記水タンク2100が水供給アセンブリ2200に据え置きされると、前記弁サポータ2250が前記弁コア2152と干渉して、前記水タンク弁2150を上側に押し上げ、かかる過程を通じて弁孔2111が開放される。
前記弁孔2111が開放されると、前記水タンク2100の水が前記サプライサポートボディー2230に流動される。
前記弁サポータ2250は、別途製作されても構わないが、本実施形態では、射出成形を介してサプライサポートボディー2230と一体に製作される。前記水タンク弁2150との接触のために、前記弁サポータ2250は、前記サプライサポートボディー2230から上側に露出しなければならない。
前記弁サポータ2250は、様々な形態に形成されうる。本実施形態における前記弁サポータ2250は、第1の弁サポータ2252及び第2の弁サポータ2254を含む。前記第1の弁サポータ2252及び第2の弁サポータ2254は、互いに離隔して弁サポータギャップ2256を形成する。前記弁サポータギャップ2256の間に水が流動されうる。
前記第1の弁サポータ2252及び第2の弁サポータ2254は、垂直に配置され、前記弁サポータギャップ2256も上下方向に配置される。前記弁サポータギャップ2256の上側に弁コア2152が配置される。
前記第1の弁サポータ2252及び第2の弁サポータ2254が離隔して配置されるため、前記第1の弁サポータ2252及び第2の弁サポータ2254が弁コア2152の下端を支持しても、前記水タンク2100に排出された水が前記弁サポータギャップ2256に流入することができる。
前記弁サポータギャップ2256の下端は、開口される。弁サポータギャップ2256の上側は、前記サプライサポートボディー2230の上側に向かって開口され、前記弁サポータギャップ2256の下側は、前記サプライサポートボディー2230の下側に向かって開口される。
本実施形態における前記弁サポータ2250が、前記サプライサポートボディー2230と一体に製作されるため、前記弁サポータギャップ2256の下側は、サプライチャンバ2211と連通したミドル孔2258が形成される。ミドル孔2258は、サプライ流路2231の一部を形成する。
本実施形態における前記ミドル孔2258が弁サポータギャップ2256の下側に形成されるが、本実施形態と違って、前記ミドル孔2258は、前記サプライサポートボディー2230に形成されても構わない。前記ミドル孔2258は、前記サプライサポートボディー2230を上下方向に貫通するように形成される。
前記ミドル孔2258は、水ベローズ2240の内部空間及びサプライチャンバ2211を連通させる。
前記弁サポータ2250は、水ベローズ2240の内部に位置される。そのため、前記弁孔2111を介して排出された水は、前記水ベローズ2240に貯蔵され、前記ミドル孔2258を介してサプライチャンバ2111に流動される。
前記ミドル孔2258は、前記水ベローズ2240の内側に位置されることが好ましい。前記ミドル孔2258が前記水ベローズ2240の外に配置される場合、前記水タンク2100から排出された水をミドル孔2258に案内する別途構成が配置されるか、排出された水が他所に流動されることを遮断するための構成がサプライサポートボディー2230に配置されなければならない。
前記水タンク弁2150及び弁サポータ2250の接触部分(弁コアの下端及び弁サポータの上端)は、前記水ベローズ2240の内部に位置されることが好ましい。
前記水ベローズ2240は、前記サプライチャンバ2211のように、水タンク2100から排出された水を一時貯蔵する空間を提供する。これに関する構成は、水ベローズ2240の構成においてより詳細に説明する。
<サプライサポートボディーの構成>
前記サプライサポートボディー2230は、前記サプライチャンバハウジング2210の上側に配置されて、前記サプライチャンバ2211の上側をカバーする。特に、前記サプライチャンバ2211が上側面を密閉し、前記サプライチャンバ2211の内部の水が、前記サプライチャンバハウジング2210の外に漏水することを防止する。
そして、前記サプライサポートボディー2230は、前記水タンク2100から供給された水を、前記サプライチャンバ2211に案内するサプライ流路2231のうち一部が形成され、本実施形態では、前記弁サポータ2250のミドル孔2258がこれに代わる。
そして、前記サプライサポートボディー2230は、前記水タンク2100を支持し、前記水タンク2100のティルティング時に回転された水タンク2100を支持する。
前記サプライサポートボディー2230は、前記サプライチャンバハウジング2210の上側に配置され、前記サプライチャンバ2211の上側をカバーするサプライボディープレート2232と、前記サプライボディープレート2232を上下方向に貫通し、前記水タンク2100で前記サプライチャンバ2211を連結するサプライ流路2231のうち一部を形成するミドル孔2258と、前記サプライボディープレート2232の下側に突出し、前記ミドル孔2258と連通されて、前記サプライフロータ2220の上側一部が挿入され、前記サプライフロータ2220の移動方向を案内するフロータガイド2234と、前記サプライボディープレート2232から上側に突出し、前記水タンク2100の底面と所定のティルティング角を形成し、前記水タンク2100のティルティング時、前記水タンク2100を支持するティルティングサポータ2236とを含む。
前記サプライボディープレート2232は、前記サプライチャンバハウジング2210の上側に配置され、前記サプライチャンバ2211の上側面を形成するチャンバ開口面2213をカバーし、前記サプライチャンバ2211のチャンバ開口面2213を密閉させる。
前記サプライボディープレート2232がサプライチャンバ2211を効果的に密閉させるために、前記サプライボディープレート2232から下側に突出したシーリングリブ2231がさらに形成される。
前記シーリングリブ2231は、前記サプライチャンバ2211のチャンバ開口面2213に対応する形状に形成される。前記シーリングリブ2231及びサプライチャンバハウジング2210との間にシーリングのためのサプライチャンバガスケット2233がさらに配置される。
上面視、前記サプライチャンバガスケット2233は、前記チャンバ開口面2213の縁の形状に対応する。サプライチャンバガスケット2233は、弾性材質で形成され、前記サプライチャンバハウジング2210及びサプライサポートボディー2230との間に配置される。
前記ミドル孔2258は、サプライボディープレート2232を上下方向に貫通し、前記水タンク2100で前記サプライチャンバ2211を連結する。前記ミドル孔2258は、サプライ流路2231のうち一部を形成し、前記水タンク2100から排出した水をサプライサポートボディー2230の下側に流動させる。
本実施形態における前記ミドル孔2258は、弁サポータ2250に配置される。本実施形態と違って、前記サプライボディープレート2232を貫通する別のミドル孔を配置することができる。この場合、前記ミドル孔2258は、前記水ベローズ2240の内部に位置される。つまり、本実施形態と違って、前記水ベローズ2240の内部に弁サポータ250のミドル孔2258と別のミドル孔が配置されうる。
前記フロータガイド2234は、前記サプライボディープレート2232の底面から下側に突出する。フロータガイド2234は、前記ミドル孔2258と連通する。本実施形態における前記フロータガイド2234は、前記ミドル孔2258の下側に位置され、前記ミドル孔2258を通した水を前記フロータガイド2234の内部に案内する。
前記フロータガイド2234は、下側が開口した形態であり、開口した下側面を介して前記サプライフロータ2220の上側一部が挿入されうる。前記フロータガイド2234は、前記サプライフロータ2220の移動方向を案内する。
前記フロータガイド2234は、前記サプライフロータ2220の挿入されるフロータガイド内部空間2234Sが形成される。前記フロータガイド内部空間2234Sの上側に前記ミドル孔2258が配置され、前記ミドル孔2258の上側に弁サポータギャップ2256が配置される。
前記弁サポータギャップ2256、ミドル孔2258及びフロータガイド内部空間2234Sを一列配置して、水の移動距離を最短距離に形成することができる。前記ミドル孔2258は、後述するサプライフロータ2220の昇降時に閉鎖され、下降時に開放される。つまり、サプライフロータ2220は、スチームハウジング2310の内部に貯蔵される水の設定水位以内に供給されるように調節することができる。ここで設定水位とは、図20での最高水位(WH)を意味し得る。
前記サプライフロータ2220を介してミドル孔2258の開閉は、前記水タンク弁2150の開閉と別に行われる。
前記ティルティングサポータ2236は、サプライボディープレート2232から上側に突出した構造物である。本実施形態における前記ティルティングサポータ2236は、射出成形を介してサプライサポートボディー2230と一体に製作される。本実施形態と違って、前記ティルティングサポータ2236は、別途製作された後、前記サプライサポートボディー2230に組み立てられる。
前記ティルティングサポータ2236は、前記水タンク2100を支持するための構造物であるため、前記水タンク2100の下部に配置される。
前記ティルティングサポータ2236は、前記水タンク2100がティルティングされる前、前記水タンク2100を垂直に支持する第1のサポータ部2236aと、前記水タンク2100がティルティングされた後、前記水タンク2100を傾斜して支持する第2のサポータ部2236bとを含む。
前記第1のサポータ部2236aは、前記サプライボディープレート2232の上側に突出して、前後方向に長く延びる。前記第1のサポータ部2236aの上側端は、水平に配置される。本実施形態における前記第1のサポータ部2236aは、前記弁サポータ2250の上側端より高く位置される。
前記第2のサポータ部2236bは、前記サプライボディープレート2232の上側に突出して、前後方向に配置される。前記第2のサポータ部2236bの上側端を傾斜して配置される。前記第2のサポータ部2236bは、水タンク2100のティルティング方向に傾斜して配置される。
本実施形態における前記水タンク2100は、前方にティルティングされるため、前記第2のサポータ部2236bは、後方が高くて前方が低いティルティング傾斜面2237を提供する。前記ティルティング傾斜面2237は、第2のサポータ2236bの上側面に形成される。前記ティルティング傾斜面2237は、後方から前方下側に向かって傾斜して形成される。
前記ティルティング傾斜面2237は、前記水タンク2100の底面と所定のティルティング角を形成する。前記ティルティング傾斜面2237は、10度以上かつ45度以下に形成されうる。前記水タンク2100が前記ティルティング傾斜面2237に支持されるとき、前記水タンク2100は、転倒してはならない。また、前記水タンク2100が前記ティルティング傾斜面2237に支持されるとき、水タンクハンドル2140が使用者に露出し、上側に回転して展開されなければならない。
<サプライティルティングカバーの構成>
前記サプライティルティングカバー2260は、水タンク2100の下側に配置されて、前記水タンク2100が分離可能に据え置きされる。本実施形態における前記サプライティルティングカバー2260は、前記水タンク2100及びサプライサポートボディー2230との間に配置される。
前記水タンクのティルティング時、前記サプライティルティングカバー2260は、前記サプライサポートボディー2230に支持された状態で、前記サプライサポートボディー2230と相対回転される。
前記サプライティルティングカバー2260は、前記水タンクの水供給弁が貫通するように配置され、前記水タンク弁2150は、前記サプライティルティングカバー2260を貫通して、弁サポート2250と接触する。
本実施形態における前記サプライティルティングカバー2260は、水タンク2100の下部を構成するタンクロアボディー2110に分離可能に挿入されうる。
前記サプライティルティングカバー2260は、下側が開口し、上面及び側面を閉鎖する。
前記サプライティルティングカバー2260は、水タンク2100の下部が分離可能に据え置きされ、前記サプライサポートボディー2230にティルティング可能に据え置きされ、前記ティルティングアセンブリの作動によってティルティングされるティルティングカバーボディー2262と、前記ティルティングカバーボディー2262を上下方向に貫通し、前記水タンク2100の弁孔2111と連通される弁挿入孔2261と、前記ティルティングカバーボディー2262から下側に延びたティルティングカバーサイドウォール2264とを含む。
前記ティルティングカバーボディー2262は、大体に水平に配置される。前記ティルティングカバーボディー2262に前記弁挿入孔2261が形成される。前記弁挿入孔2261は、前記ティルティングカバーボディー2262を上下方向に貫通して、前記弁孔2111の水を提供される。前記弁孔2111の下側に前記弁挿入孔2261が配置される。
前記ティルティングカバーボディー2262の下側面に前記ティルティング傾斜面2237の上側端2237aが支持される。前記サプライティルティングカバー2260は、前記ティルティング傾斜面2237の上側端2237aに支持された状態で、前方にティルティングされうる。
前記水タンク2100が水供給アセンブリ2200に据え置きされるとき、前記水タンク2100の弁設置部2115が前記弁挿入孔2261を貫通し、前記ティルティングカバーボディー2262を貫通して下側に突出する。前記弁設置部2115で水タンク部弁2150及び弁サポータ2250が互いに干渉し得る。
そして、前記弁挿入孔2261の周りに前記水ベローズ2240を前記ティルティングカバーボディー2262に固定するための構成が配置される。
<水ベローズの構成>
前記水ベローズ2240は、弾性材質で形成される。前記水ベローズ2240は、前記サプライティルティングカバー2260及びサプライサポートボディー2230に固定し、前記水タンクから排出された水を前記サプライサポートボディー2230に提供する。
前記水ベローズ2240は、水タンク2100から排出された水が漏水することを防止する。前記水タンク2100のティルティング時、前記水ベローズ2240が弾性変形して増える。前記水ベローズ2240は、水タンクのティルティング時も、前記サプライティルティングカバー2260及びサプライサポートボディー2230との間を連結する。
本実施形態における前記水ベローズ2240は、ジャバラ管上に形成される。
前記水ベローズ2240の上端は、前記サプライティルティングカバー2260に固定し、下端は、サプライサポートボディー2230に固定する。
本実施形態において、前記水ベローズ2240の上端を前記サプライティルティングカバー2260に固定するためのベローズキャップ2242がさらに配置される。
前記水ベローズ2240の上端は、前記弁挿入孔2261を介して前記サプライティルティングカバー2260の上側に突出する。
前記ベローズキャップ2242は、前記サプライティルティングカバー2260の上側に配置され、前記水ベローズ2240の上端を前記サプライティルティングカバー2260の上側面に加圧する。前記ベローズキャップ2242は、締結又は無理に差し込みして、前記サプライティルティングカバー2260に固定し得る。
本実施形態における前記ベローズキャップ2242は、締結を介して前記サプライティルティングカバー2260に固定する。これは、水ベローズ2240の損傷又は破損時、入れ替えを容易にする。
<サプライフロータの構成>
前記サプライフロータ2220は、サプライチャンバ2211に配置されて、前記サプライチャンバ2211の水位に応じて上下方向に移動される。
前記サプライフロータ2220は、水タンクの水がいずれもスチームジェネレータ2300に移動されることを防止する。前記サプライフロータ2220は、水位に応じて上下方向に移動されながら、前記スチームジェネレータ2300に流動される水の量を調節する。
前記サプライフロータ2220の浮力は、前記水タンク2100で加えられる圧力より3倍以上であることが好ましい。
サプライチャンバ2211の水位が基準値以上に上昇したとき、前記サプライフロータ2220は、弁孔2258を閉鎖する。前記弁孔2258が閉鎖されると、前記サプライチャンバ2211に水が供給されないで、前記サプライチャンバ2211内の水は、チャンバハウジングパイプ2214を介してスチームジェネレータ2300に移動される。
前記サプライチャンバ2211における前記スチームジェネレータ2300に水が移動されただけサプライチャンバ2211内の水位が低くなり、前記サプライフロータ2220の高さが低くなり、前記弁孔2258が開放されうる。
前記サプライフロータ2220は、水より比重の低い材質で形成されたフロータボディー2222と、前記フロータボディー2222に形成され、上側から下側に凹に形成され、前記サプライサポートボディー2230のフロータガイド2234が挿入されるガイド挿入溝2225と、前記フロータボディー2222に形成され、前記ガイド挿入溝2225を形成させるサポートボディー挿入部2224と、前記フロータボディー2222に配置され、前記サプライ流路2231の一部を形成する前記弁孔2258を開閉させるフロータ弁2270とを含む。
前記サポートボディー挿入部2224は、上側から下側に凹に形成され、前記フロータガイド2234が挿入される。サプライチャンバ2211の水位に応じる前記サプライフロータ2220の上昇又は下降時、前記サポートボディー挿入部2224は、フロータガイド2234に沿って上昇又は下降する。
前記サポートボディー挿入部2224及びフロータガイド2234は、互いに対応する形状に形成される。本実施形態におけるフロータガイド2234が円筒状に形成されるため、サポートボディー挿入部2224も円筒状に形成される。
前記サポートボディー挿入部2224及びフロータガイド2234は、上下方向に形成され、側方向には互いに引っ掛かりを形成する。前記サプライフロータ2220が最下側に移動されても、前記サポートボディー挿入部2224及びフロータガイド2234は、側方向に対して互いに引っ掛かりを提供する。
前記サポートボディー挿入部2224及びフロータガイド2234のうち少なくとも一部は、同じ高さ内に位置される。サポートボディー挿入部2224及びフロータガイド2234は、水平方向に少なくとも一部がオーバーラップされる。
本実施形態における前記サポートボディー挿入部2224の直径が、前記フロータガイド2234の直径より小さく形成される。そのため、前記サポートボディー挿入部2224は、フロータガイド2234の内部に位置される。これは、フロータ弁2270の設置構造のためのものである。
前記フロータ弁2270は、前記フロータボディー2222に配置されたフロータ弁コア2272と、前記フロータ弁コア2272の上側に結合され、前記ミドル孔2258を開閉させるフロータ弁ストッパー2278とを含む。
前記フロータ弁コア2272は、前記フロータボディー2222に組み立てられる。本実施形態における前記フロータ弁コア2272は、前記フロータボディー2222を上下方向に貫通するように配置され、前記フロータボディー2222は、前記フロータ弁コア2272の貫通するコア孔2223が形成される。
前記コア孔2223は、前記サポートボディー挿入部2224の内側に配置される。
前記サポートボディー挿入部2224を基準に、内側にコア孔2223が形成され、外側にガイド挿入溝2225が形成される。前記コア孔2223及びガイド挿入溝2225は、いずれも上下方向に延びて形成される。
前記サポートボディー挿入部2224は、前記フロータボディー2222の内部に配置され、前記フロータボディー2222と離隔して配置され、内側に前記コア孔2223を形成させ、外側に前記ガイド挿入溝2225を形成させるサポートボディーインナウォール2224aと、前記サポートボディーインナウォール2224a及びフロータボディー2222を連結し、上側に前記ガイド挿入溝2225を形成させるサポートボディーバトムウォール2224bとを含む。
前記サポートボディーインナウォール2224aは、上下方向に長い円筒状に形成される。前記サポートボディーバトムウォール2224bは、上面視、リング状に形成される。
前記サポートボディーバトムウォール2224bの内側端は、フロータボディー2222と連結され、前記サポートボディーバトムウォール2224bの外側端は、サポートボディーインナウォール2224aと連結される。
本実施形態における前記フロータボディー2222及びサポートボディー挿入部2224は、射出成形を介して一体に製作される。本実施形態と違って、サポートボディー挿入部2224を別途製作した後、フロータボディー2222の内部に組み立てることもできる。
前記フロータ弁コア2272は、前記コア孔2223を上下方向に貫通するように配置される。前記フロータ弁コア2272の上端は、サポートボディーインナウォール2224aの上端より上側に突出し、フロータ弁コア2272の下端は、サポートボディーインナウォール2224aの下端より下側に突出する。
前記フロータ弁コア2272の下端に半径方向の外側に突出し、前記サポートボディーバトムウォール2224bの下端に支持されるコア支持端2273が形成される。前記コア支持端2273は、サポートボディーバトムウォール2224bより低く位置される。
前記フロータボディー2222の底面から上側に凹に形成されたフロータボディー溝2226が形成される。前記フロータボディー溝2226は、コア孔2223と連通され、コア孔2223の下側に形成される。前記フロータボディー溝2226は、サポートボディーバトムウォール2224bより低く位置される。
前記コア支持端2273は、前記フロータボディー溝2226に挿入され、コア支持端2273は、前記フロータボディー2222の底面の下側に突出せずに、前記フロータボディー溝2226に隠匿される。
前記フロータ弁コア2272の上端にフロータ弁ストッパー2278が組み立てられる。前記フロータ弁ストッパー2278は、フロータ弁コア2272に組み立てられた状態で、サポートボディーインナウォール2224aの上端に支持される。
前記フロータ弁ストッパー2278は、上側の尖った三角錐状であり、尖った先端2279が前記弁孔2258に挿入されうる。前記先端2279は、前記フロータボディー2222の上側端よりさらに上側に突出する。
本実施形態において、前記水タンク2100からサプライチャンバ2111に流動される水は、2回の断続過程を経る。
先ず、前記水タンク弁2150が弁孔2111を開閉して、水の流動を断続する。次に、フロータ弁2270がミドル孔2258を開閉して、水の流動を断続する。
前記水タンク2100から排出された水が2回の開閉過程を経てサプライチャンバ2111に流動されるため、水の過供給を防止することができる。具体的には、前記サプライフロータ2220がさらに水の供給を制御するため、スチームジェネレータ2300に水が過供給されることを遮断することができる。
本実施形態と違って、サプライチャンバ2211の内部に水の水位を感知する水位センサーを配置し、チャンバハウジングパイプ2214に開閉弁を配置して、スチームジェネレータ2300に提供される水の供給量を調節することもできる。かかる構造は、水位センサー及び開閉弁をさらに必要とするため、製作コストが上昇し、電気信号を介して制御するため、さらなるケーブルの結線構造を要する。
本実施形態では、前記スチームジェネレータ2300に提供される水の供給量をサプライチャンバ2211の水位に応じて上昇又は下降するサプライフロータ2220を介して制御するため、スチームジェネレータ2300の内部の水位調節及び水供給量を機構的に具現することができる。
図13は、図3に示されたロアキャビネットの内部が示された正面図である。図14は、図13に示された水供給アセンブリ及びスチームジェネレータが示された断面図である。図15は、図14の斜視図である。図16は、本発明の一実施形態による排水アセンブリが示された平面図である。図17は、図16に示された排水アセンブリの正断面図である。図18は、図16に示された排水アセンブリの右側面図である。図19は、図5に示されたスチームジェネレータの分解斜視図である。図20は、図19に示されたスチームジェネレータの水位が表示された例示図である。図21は、室内機が傾いたとき、スチームジェネレータの内部の水位が表示された例示図である。図22は、本発明の一実施形態による水パイプの管径、配置及びドレンポンプに印加される電圧による排水速度を示したグラフである。図23は、本発明の一実施形態による水パイプの管径及び配置によるスチームジェネレータの内部、給水流路及び排水流路の温度変化を示したグラフである。図24は、本発明の一実施形態によるドレンポンプの作動周期によるスケールの発生及びスチームヒータの温度と、洗濯機でのスケールの発生及びスチームヒータ温度を比較して示したグラフである。図25は、本発明の一実施形態によるドレンポンプの作動周期によるヒータの内部温度及び熱伝逹率と、洗濯機でのヒータの内部温度及び熱伝逹率を比較して示したグラフである。
<<スチームジェネレータの構成>>
前記スチームジェネレータ2300は、前記水供給アセンブリ2200から水を供給されてスチームを生成する。前記スチームジェネレータ2300は、水を加熱してスチームを生成させるため、殺菌済みスチームを提供することができる。
前記スチームジェネレータ2300は、外形を形成し、内部に水が貯蔵される空間を形成するスチームハウジング2310と、前記スチームハウジング2310の内部に配置され、印加された電源によって熱を発生させるスチームヒータ2320と、前記スチームハウジング2310の周面のうち一側に配置され、外部からスチームハウジング2310の内部に水が流入するか、スチームハウジング2310の内部の水が外部に流出する連通孔2314aが形成される水パイプ2314と、空気吸入部2314と一定間隔離隔した前記スチームハウジング2310の上部面に配置され、スチームハウジング2310の内部で生成されたスチームと空気吸入部2314を介して流入した空気を外部に吐出するスチーム吐出口2316aが形成されたスチーム吐出部2316と、前記スチームハウジング2310に配置され、前記加湿ファン2500と連結され、前記加湿ファン2500から前記キャビネットアセンブリ100の内部の濾過空気を供給される空気吸入部2318とを含む。
前記スチームジェネレータ2300は、前記スチームハウジング2310の内部の最低水位(WL)を感知する第1の水位センサー2360と、前記スチームハウジング2310の内部の最高水位(WH)を感知する第2の水位センサー2370と、前記スチームハウジング2310の内部の過熱を防止するサーミスタ2380をさらに含む。
前記スチームハウジング2310は、外部と密閉した構造である。前記水パイプ2314、スチーム吐出部2316、空気吸入部2318は、外部と連通される。前記スチームハウジング2310は、ベース130に設置される。
前記スチームハウジング2310は、スチームヒータ2320によって加熱された水を貯蔵するため、耐熱材質で形成されることが好ましい。本実施形態における前記スチームハウジング2310は、SPS材質又はPPS材質で形成されうる。前記スチームハウジング2310は、アッパスチームハウジング2340及びロアスチームハウジング2350を含む。
前記アッパスチームハウジング2340は、下側が開放された形態であり、下側から上側に凹に形成される。前記ロアスチームハウジング2350は、上側が開放された形態であり、下側から下側に凹に形成される。アッパスチームハウジング2340とロアスチームハウジング2350は、超音波融着によって結合し得る。
本実施形態における前記水パイプ2314は、ロアスチームハウジング2350に配置され、前記スチーム吐出部2316及び空気吸入部2318は、前記アッパスチームハウジング2340に配置される。
前記水パイプ2314は、水供給アセンブリ2200のチャンバハウジングパイプ2214より低く配置される。前記水パイプ2314及びチャンバハウジングパイプ2214の高低差によって、前記チャンバハウジングパイプ2214の水が自重によって前記水パイプ2314に流動される。
水パイプ2314は、スチームハウジング2310の内部で加熱された水が、水パイプ2314を介して逆流しないようにスチームハウジング2310の周面の一側に配置される。
図16、図18、図19、図22、図23を参照すれば、本実施形態による水パイプ2314は、水供給アセンブリ2200とドレンアセンブリ2700に向かうスチームハウジング2310の周面の後方に配置される。
図22の場合、水パイプ2314がスチームハウジング2310の一側に配置される位置、ドレンポンプ2710に入力される電圧及び、水パイプ2314の管径を異にするときに把握される排水速度を示したグラフである。前記における水パイプ2314の配置は、スチームハウジング2310の前後方向を基準に、空気吸入部2318が配置される後方(Back)、スチーム吐出部2316が配置される前方(Front)及び、前方と後方との間に形成される中央(Center)の配置が基準となる。ただし、水パイプ2314は、スチームハウジング2310の内部の水が排水される部分であって、スチームハウジング2310の周面の下端部に配置される。
上記表1は、図22のグラフで把握されるデータを整理した表である。
図22と上記表1を参照すれば、水パイプ2314は、スチームハウジング2310の後方に配置されるとき、スチームハウジング2310の内部の水が排水される速度が早くなることを把握することができる。これは、スチームハウジング2310の後方に空気吸入部2318が形成され、スチームハウジング2310の内部の水を下側に圧力を加える構造なのが影響を及ぼすことができる。また、ドレンポンプ2710がスチームハウジング2310の後方に配置される構造なのが影響を及ぼすことができる。
また、図22と上記表1を参照すれば、水パイプ2314は、ドレンポンプ2710に入力される電圧が大きくなるほど、スチームハウジング2310の内部の水が排水される速度が早くなることを把握することができる。ただし、水パイプ2314の管径は、排水速度に大きな影響を及ぼさないことを把握することができる。
本実施形態による水パイプ2314は、水供給アセンブリ2200よりドレンアセンブリ2700に隣接したスチームハウジング2310の周面の一側に配置される。よって、水供給アセンブリ2200と連結される第1の連結管2731がドレンアセンブリ2700と連結される第3の連結管2733より長く形成される。
本実施形態における前記第1の水位センサー2360、第2の水位センサー2370及びサーミスタ2380は、前記アッパスチームハウジング2340に配置される。このために、前記アッパスチームハウジング2340には、前記第1の水位センサー2360が設置される第1の水位センサー設置部2342と、前記第2の水位センサー2370が設置される第2の水位センサー設置部2344と、前記サーミスタ2380が設置されるサーミスタ設置部2346とが形成される。
第1の水位センサー2360、第2の水位センサー2370及びサーミスタ2380は、スチームハウジング2310の上部面からスチームハウジング2310の内部に突出するように配置される。第1の水位センサー2360、第2の水位センサー2370及びサーミスタ2380は、空気吸入部2318の周りに配置されうる。第1の水位センサー2360、第2の水位センサー2370及びサーミスタ2380は、空気吸入部2318とスチーム吐出部2316との間に配置されうる。
したがって、空気吸入部2318を介して流入した空気は、第1の水位センサー2360、第2の水位センサー2370及びサーミスタ2380の構造物によってスチームハウジング2310の内部に存在する水の上側に流動する面積が増加し得る。つまり、空気吸入部2318を介して流入した空気は、空気吸入部2318とスチーム吐出部2316との間に配置される第1の水位センサー2360、第2の水位センサー2370及びサーミスタ2380の構造物を迂回しながら流動することができる。これは、スチームハウジング2310の内部に存在する水の上側に流動する空気の流路が拡大する効果を有し得て、スチーム吐出部2316に吐出される空気の加湿力が増大し得る。前記アッパスチームハウジング2340に形成された空気吸入部2318及びスチーム吐出部2316は、高さが異なって形成される。前記スチーム吐出部2316及び空気吸入部2318は、高さの差(SH)を形成し、前記スチーム吐出部2316が空気吸入部2318より高さの差(SH)だけ高く配置される。
アッパスチームハウジング2340は、スチーム吐出部2316が形成される部分において、内部空間が上側に凸む陥没部2317を形成することができる。前記陷沒部2317が上側に形成される高さがスチーム吐出部2316及び空気吸入部2318は、高さの差(SH)を形成することができる。
第2の水位センサー2370は、アッパスチームハウジング2340の陷沒部2317が形成されたスチーム吐出部2316の一側に配置されうる。第2の水位センサー2370がスチームハウジング2310の内部空間の下側に突出した長さは、空気吸入部2318から上側に離隔したスチーム吐出部2316までの高さ(SH)と、第2の水位センサー2370が感知する最高水位(WH)から上側に離隔した空気吸入部2318までの高さ(AH)を足した長さに形成されうる。
つまり、陷沒部2317が上下に形成する長さによって第2の水位センサー2370が突出する長さを一定以上に確保することができるため、既存の水位センサーを活用して、スチームジェネレータ2300の内部に存在する水の水位を感知することができる。これは、アッパスチームハウジング2340の内部のスチームが、前記スチーム吐出部2316に容易に流動することができる構造を形成するためである。前記スチーム吐出部2316が空気吸入部2318より高く形成されると、密度の低いスチームがスチーム吐出部2316の下側の空間に容易に流動することができる。
本実施形態における前記第1の水位センサー2360は、スチームジェネレータ2300の低水位を感知するため、前記空気吸入部2318の周面に設置される。前記第2の水位センサー2370は、スチームジェネレータ2300の高水位を感知するため、前記スチーム吐出部2316の周りに設置される。
前記第1の水位センサー2360及び第2の水位センサー2370が高低差を形成するため、第1の水位センサー2360及び第2の水位センサー2370の電極の長さを最小化することができる。
前記第1の水位センサー2360は、第1-1の水位感知部2361及び第1-2の水位感知部2362を含む。前記第1-1の水位感知部2361及び第1-2の水位感知部2362の下端は、同じ高さに配置される。本実施形態における前記第1-1の水位感知部2361及び第1-2の水位感知部2362は、電極である。前記第1-1の水位感知部2361及び第1-2の水位感知部2362に水が触れると、制御部がこれを感知する。
第1の水位センサー2360は、スチームハウジング2310の内側におけるスチームヒータ2320の一側に配置される。本実施形態によるスチームハウジング2310には、スチームヒータ2320と第1の水位センサー2360との間に配置される隔壁2359が形成される。隔壁2359は、ロアスチームハウジング2350の底面2352aから上側に突出するように形成されうる。隔壁2359は、第1の水位センサー2360とスチームヒータ2320との間に配置される。よって、第1の水位センサー2360は、隔壁2359とロアスチームハウジング2350の周面との間に配置されて、スチームヒータ2320によって発生したバブルによって第1の水位センサー2360が誤作動することを防止することができる。
本実施形態における前記第1-1の水位感知部2361及び第1-2の水位感知部2362の下端は、スチームジェネレータ2300を駆動させるための最低水位(WL)である。つまり、前記第1-1の水位感知部2361及び第1-2の水位感知部2362の下端2361a、2362aである、第1の水位センサー2360が感知する最低水位(WL)は、スチームヒータが動作可能な最低水位と、スチームヒータ2320によって発生するバブルによる誤作動を防止できる水位を考慮して設定されうる。
前記第1-1の水位感知部2361及び第1-2の水位感知部2362の下端2361a、2362aより水位が低い場合、スチームヒータ2320の損傷が発生し得る。そのため、前記第1-1の水位感知部2361及び第1-2の水位感知部2362の下端2361a、2362aより水位が低くなれば、スチームヒータ2320に提供される電源を遮断する。
本実施形態における前記第2の水位センサー2370は、水が触れるとき、これを感知する電極が使用される。前記第2の水位センサー2370の下端2370aは、スチームジェネレータ2300の最高水位(WH)を感知する。前記スチームジェネレータ2300の水位が第2の水位センサー2370の下端2370aより高い場合、スチームヒータ2320の作動によって湯が沸いて溢れることがある。前記水位が第2の水位センサー2370の下端2370aに触れると、前記スチームヒータ2320の作動を停止させる。
前記最高水位(WH)は、室内機が傾くことを考慮した高さである。つまり、前記室内機がいずれか一方向に傾いたとき、前記スチームハウジング2310の内部の水位は、いずれか一方が高いことがある。本実施形態では、前記室内機がいずれか一方に3度傾き、スチームジェネレータ2300の最大作動時、前記スチームハウジング2310の外に水が溢れない高さを前記最高水位(WH)に設定する。前記最高水位(WH)が到逹したとき、前記スチームヒータ2320の作動を停止させ、前記ドレンアセンブリ2700を作動させて、前記スチームハウジング2310の内部の水を排水することができる。
前記スチームジェネレータ2300の適正水位は、前記第2の水位センサー2370の下端2370aより低く、前記第1-1の水位感知部2361及び第1-2の水位感知部2362の下端2361a、2362aより高く形成されなければならない。本実施形態では、これを適正水位と定義する。
空気吸入部2318は、第2の水位センサー2370が感知する最高水位(WH)より上側に設定間隔(AH)が離隔して形成することができる。空気吸入口2318aは、スチームハウジング2310の内部の最高水位(WH)を感知する第2の水位センサー2370の下端2370aより上側に離隔して配置される。前記設定間隔(AH)は、空気吸入部2318から流入する空気の流動によってスチームハウジング2310の内部に貯蔵された水が上下方向に震動できる高さを考慮した間隔であってもよい。空気吸入部2318から流入する空気の流動によってスチームハウジング2310の内部に貯蔵された水が上下方向に3mm以下に震動することができる。
前記サーミスタ2380の下端2380aは、前記適正水位内に配置される。前記サーミスタ2380は、前記スチームジェネレータ2300の内部温度が設定値以上に上昇する場合、これを感知して、前記スチームヒータ2320の作動を停止させる。
一定水準以上の加湿量を確保するためには、多量の空気がスチームハウジング2310の内部に流入して、スチーム吐出部2316に吐出されることが有利であるため、空気吸入部2318の面積は、広いほど有利である。また、加湿運転が終了した後、スチームハウジング2310の内部を早期に乾燥するためにでも、多量の空気がスチームハウジング2310の内部に流動するとき、乾燥時間が短縮するため、空気吸入部2318の面積は、広いほど有利である。
ただし、空気吸入部2318に形成される空気吸入口2318aの面積は、加湿ファン2500の大きさを考慮して設定されうる。空気吸入口2318aの面積は、加湿ファン2500を収容する加湿ファンハウジング2530の流路断面によって決定されうるし、具体的には、加湿インペラ2510の作動によって濾過空気をスチームジェネレータ2300に案内する第2の加湿ファンハウジング2560の面積を考慮して設定されうる。つまり、加湿ファン2500によってスチームジェネレータ2300に流動する空気の流速が設定水準を満たすためには、第2の加湿ファンハウジング2560を介して排出される空気の流速が維持されるように、空気吸入口2318aの面積が加湿ファン2500の大きさを考慮して設定されうる。
ただし、ベース130の内側に配置される加湿ファン2500は、加湿インペラ2510の大きさ及び加湿ファンハウジング2530の大きさが限定されうる。よって、空気吸入口2318aの面積も、加湿インペラ2510の大きさ又は第2の加湿ファンハウジング2560の面前を考慮して限定されうる。
一実施形態として、スチームジェネレータ2300の内部を乾燥するために、加湿ファン2500によって吐出される空気の流速が0.65CMM以上を形成するように、空気吸入口2318aの面積を形成するならば、ベース130の内側に配置される加湿インペラ2510の直径が120mmであるとき、空気吸入口2318aの面積は、4500mm2~4700mm2を形成することができる。
本実施形態における前記空気吸入部2318は、前記スチーム吐出部2316より広く形成される。本実施形態による空気吸入部2318に形成される空気吸入口2318aの面積は、前記スチーム吐出部2316に形成されるスチーム吐出口2316aの面積より大きく形成される。スチーム吐出口2316aの面積が空気吸入口2318aの面積より小さい場合、スチーム吐出口2316aを介して流動する加湿空気の流速を確保することができる。
加湿ファン2500によって流動する空気の流速は、空気吸入口2318aで流動する空気の流速に比べて、スチームハウジング2310を経てスチーム吐出口2316aを流動する空気の流速が相対的に遅く形成されうる。スチーム吐出口2316aの場合、加湿ファン2500と遠距離に形成され、空気吸入口2318aを通した空気は、流路断面積が急激に大きなスチームハウジング2310の内部を経てスチーム吐出口2316aに流動するため、空気吸入口2318aに比べて相対的に流速が遅く形成されうる。
このようなスチーム吐出口2316aを介して流動する空気の流速を空気吸入口2318aで流動する空気の流速に類似に形成するように、スチーム吐出口2316aの面積を空気吸入口2318aに比べて狭く形成することができる。
一実施形態において、スチームジェネレータ2300の内部を乾燥するために、加湿ファン2500によって吐出される空気の流速が0.65CMM以上を形成するように、空気吸入口2318aの面積を4600mm2に形成するとき、スチーム吐出部2316の面積を2300mm2~3067mm2に形成することができる。このとき、最高水位(WH)から空気吸入口2318aまでの高さ(AH)は、3mm以上に形成されうる。
スチーム吐出口2316aの面積は、空気吸入口2318aの面積より1/2~2/3の大きさで形成されうる。前記水パイプ2314は、前記スチームハウジング2310の内部と連通される。前記水パイプ2314を介して前記水供給アセンブリ2300の水が供給されうる。そして、スチームハウジング2310の内部における前記水パイプ2314を介して排出された水は、ドレンアセンブリ2700に流動されうる。
本実施形態によるスチームジェネレータ2300は、一つの水パイプ2314を水の供給及び排水に使用する特徴がある。一般に、スチームを生成する装置の場合、水を供給されるパイプと水を排出するパイプを共に備える。
前記水パイプ2314は、水平方向に配置される。前記水パイプ2314は、前記ロアスチームハウジング2350の内部及び外部を連通させる。前記水パイプ2314は、前記ロアスチームハウジング2350から前記水供給アセンブリ2300側に突出する。前記水パイプ2314の外側端は、前記ロアスチームハウジング2350の側面より側方向にさらに突出する。
前記水パイプ2314は、チャンバハウジングパイプ2214と連結され、左右方向に配置される。本実施形態における前記水パイプ2314は、内部の空いたパイプ状である。
図23の場合、水パイプ2314の管径と、水パイプ2314の配置を異にしながら、スチームヒータ2320でスチームジェネレータに貯蔵された水を加熱するとき、第1の連結管2731に形成される給水流路と、第3の連結管2733に形成される排水流路に存在する水の温度変化を示した図面である。前記における水パイプ2314の配置は、スチームハウジング2310の前後方向を基準に、空気吸入部2318が配置される後方(Back)、スチーム吐出部2316が配置される前方(Front)が基準となる。
図23を参照すれば、スチームヒータ2320でスチームジェネレータに貯蔵された水が加熱されるとき、第3の連結管2733に形成される排水流路に比べて、第1の連結管2731に形成される給水流路上の温度変化が大きく形成されうる。第1の連結管2731が上側に傾斜して形成され、上側に延びる流路を形成するに伴い、スチームジェネレータ2300の内部で加熱された水が上側に一部流動することができ、給水流路上の温度変化が生じ得る。
スチームヒータ2320でスチームジェネレータに貯蔵された水が加熱されるとき、給水流路又は排水流路上の温度が変更されることは、スチームジェネレータの加熱された水が給水流路又は排水流路に逆流することによるものである。よって、水パイプ2314の配置及び管径を調節して、スチームジェネレータ2300で加熱された水が給水流路や排水流路を介して逆流しない水パイプの管径や水パイプの配置を適用することが好ましい。
水パイプ2314は、管径が小さいほど、給水流路及び排水流路で温度変化が少し起こることを把握することができる。図23を参照すれば、水パイプ2314は、管径がΦ9であるときより管径がΦ7であるとき、給水流路及び排水流路で温度変化が少し起こることを把握することができる。管径が小さいほど、流路抵抗が大きく形成されるため、スチームジェネレータ2300から水パイプ2314に流動する水が少なく形成されて、給水流路又は排水流路上の温度変化が少し形成されうる。
水パイプ2314は、スチームハウジング2310の後方に配置されるとき、給水流路及び排水流路で温度変化が少し起こることを把握することができる。図23を参照すれば、水パイプ2314は、スチームハウジング2310の前方に配置されるときよりスチームハウジング2310の後方に配置されるとき、給水流路及び排水流路で温度変化が少し起こることを把握することができる。スチームジェネレータ2300で逆流する水は、上側に延びる給水流路に流動することができ、スチームハウジング2310の後方に配置されるとき、水供給アセンブリ2200との距離が遠くなるにつれて、給水流路を形成する第1の連結管2731の長さが長くなる。給水流路の長さが長いほど、給水流路上の流路抵抗が大きく形成されるため、スチームジェネレータ2300から水パイプ2314に流動する水が少なく形成されて、給水流路又は排水流路上の温度変化が少し形成されうる。また、本発明による水パイプ2314は、3方向パイプ2735を介して第1の連結管2731及び第3の連結管2733と同時に連結されることによって、水パイプ2314を介して逆流する水が供給流路の形成された第1の連結管2731に流動するようになるため、ドレンポンプ2710と連結される第3の連結管2733に逆流する水の移動が遮断されうる。つまり、3方向パイプ2735を介して、第1の連結管2731と第3の連結管2733及び水パイプ2314が連結されるため、排水流路が形成される第3の連結管2733で逆流を最小化して、排水流路上の温度変化を最小化することができる。また、水パイプ2314をスチームハウジング2310の後方に配置して、給水流路の形成された第1の連結管2731で逆流を最小化して、給水流路上の温度変化を最小化することができる。
前記水パイプ2314は、前記スチームハウジング2310の前後方向を基準に後方側に配置される。前記水パイプ2314は、ドレンアセンブリと近く配置されることが好ましい。前記水パイプ2314は、ドレンアセンブリ2700の温度上昇を抑制するのに効果的である。
水パイプ2314は、スチームジェネレータ2300の内部の水が水タンク2100の方向に逆流することを防止するように、水タンク2100又は水供給アセンブリ2200よりドレンアセンブリ2700に近く配置される。
水パイプ2314は、水連結管2730を介して水供給アセンブリ2200とドレンアセンブリ2700に連結される。図16を参照すれば、水連結管2730は、水供給アセンブリ2200と連結される第1の連結管2731、ドレンアセンブリ2700と連結される第3の連結管2733、水パイプ2314と連結される第2の連結管2732及び、第1の連結管2731、第2の連結管2732及び第3の連結管2733と連結される3方向パイプ2735とを含む。
スチームジェネレータ2300の内部の水が水タンク2100の方向に逆流することを防止するように、スチームジェネレータ2300と水供給アセンブリ2200とを連結する第1の連結管2731が、スチームジェネレータ2300とドレンアセンブリ2700とを連結する第3の連結管2733より流路抵抗が大きく形成する。
本実施形態による第1の連結管2731は、第3の連結管2733より流路抵抗が大きいように、第3の連結管2733より長く形成されうる。このとき、第1の連結管2731と第3の連結管2733は、互いに同様な管径を有し得る。本実施形態による第1の連結管2731の長さ(D1)は、第3の連結管2733の長さ(D2)の1.5倍~2.5倍の長さに形成されうる。第1の連結管2731が第3の連結管2733より流路抵抗が大きく形成されるように、第1の連結管2731の長さ(D1)は、第3の連結管2733の長さ(D2)より1.5倍より長く形成されることが好ましい。ただし、第1の連結管2731の長さが長くなり過ぎると、第1の連結管2731の内部に収容される水の量が多くなるため、第1の連結管2731の長さ(D1)が第3の連結管2733の長さ(D2)の2.5倍より短く形成されることが好ましい。
図18を参照すれば、第1の連結管2731と第3連結管2733は、水が流動する方向から下側に傾斜して配置されうる。第2の連結管2732は、地面と平行に配置されうる。第1の連結管2731と第3の連結管2733は、地面と所定の傾斜角(θ1、θ2)を有し、水の流動方向の下側に傾斜して形成されうる。
スチームジェネレータ2300で逆流する水や、水供給アセンブリ2200から供給される水に気泡又は空気が流入する場合、水連結管2730の内部に空気が配置されうる。この場合、水連結管2730の形成する流路が地面と水平である場合、空気が移動することができなくて、水連結管2730の内部の水の流動を妨げる要素に作用し得る。よって、本実施形態による第1の連結管2731と第3の連結管2733は、水の流動する方向から下側に傾斜して配置させて、水連結管2730の内部に流入した空気が水供給アセンブリ2200に流動可能にし、第1の連結管2731の流路抵抗を高くして、スチームジェネレータ2300に逆流した水の流動を制限することができる。
前記所定の傾斜角(θ1、θ2)は、流路抵抗とベース130の内部空間を考慮して、8度~12度に形成されうるし、第1の連結管2731が地面と形成する傾斜角(θ1)と、第3の連結管2733が地面と形成する傾斜角(θ2)は、前記所定の傾斜角範囲で互いに同様であるか相違するように形成されうる。前記ロアスチームハウジング2350に前記スチームヒータ2320が設置される。前記ロアスチームハウジング2350の背面に前記スチームヒータ2320が設置されるスチームヒータ設置部2352が配置される。本実施形態における前記スチームヒータ設置部2352は、前記ロアスチームハウジング2350を貫通するスチームヒータ設置孔2352aを含む。つまり、ロアスチームハウジング2350の後方面には、スチームヒータ2320が貫通するスチームヒータ設置孔2352aが形成される。前記スチームヒータ2320は、前記スチームヒータ設置部2352を貫通し、ヒータ部が前記ロアスチームハウジング2350の内部に配置される。
前記スチームヒータ2320は、並列に配置された第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322と、前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322とが結合し、前記スチームヒータ設置部2352に結合し、スチームハウジング2310の内部に配置される前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322をそれぞれ支持するヒータマウント2354と、前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322に提供される電源を遮断するヒューズ(未図示)とを含む。
本実施形態における前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322は、シースヒータ(sheath heater)が使用される。本実施形態によるスチームヒータ2320は、シースヒータを使用して、スチームハウジング2310の周面に形成されるスチームヒータ設置部2352を介して側面に設置される。本実施形態によるスチームヒータ2320は、スチームハウジング2310の内側底面から一定間隔離隔した位置に設置される。よって、底面に設置されるPTCヒータに比べて、水との接触面積が大きく形成されて、スチームハウジング2310の内部に貯蔵された水を早期に加熱することができる。
前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322は、それぞれ独立して作動することができる。例えば、第1のヒータ部2321のみに電源が印加されて発熱されうるし、前記第2のヒータ部2322のみに電源が印加されて発熱されうるし、前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322の両方に電源が印加されて発熱されうる。
第1のヒータ部2321と第2のヒータ部2322それぞれは、スチームハウジング2310に装着されるとき、スチームハウジング2310の内部に配置されて、スチームハウジング2310の内部に存在する水を加熱する発熱部2321b、2322bと、スチームハウジング2310の外部に配置されて、前記発熱部2321b、2322bに電源を印加する電源印加部2321c、2322cを含んでいてもよい。前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322は、いずれも「U」状に形成される。
前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322の各曲線部は、スチーム吐出部2316側に配置される。前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322は、同じ平面上に配置される。前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322の上側端2321a、2322aは、前記最低水位(WL)と同様であるか、前記最低水位(WL)より低く配置されうる。
本実施形態では、室内機が傾くことを考慮して、前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322の上側端2321、2322aが前記最低水位(WL)より低く配置される。
室内機のベース130は、地面と水平に設置されなければならないが、設置誤りによって前、後、左、右の方向のうち少なくともいずれか一方に傾いてもよい。前記室内機がいずれか一方に傾く場合も、前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322の上側端2321a、2322aは、水面の外に露出しないことが好ましい。
このために、前記第1のヒータ部2321の上側面2321a及び最低水位(WL)との間に安全水位(WS)が形成されうる。前記第2のヒータ部2322の上側面2322a及び最低水位(WL)との間に安全水位(WS)が形成されうる。
そのため、前記最低水位(WL)より安全水位(WS)だけ下側に前記第1のヒータ部2321の上側面2321a及び第2のヒータ部2322の上側面2322aが位置される。本実施形態における前記安全水位(WS)は、6mmと形成される。
前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322の発熱容量は、相違する。前記第1のヒータ部2321の長さが第2のヒータ部2322の長さがより短く形成される。前記第1のヒータ部2321は、前記第2のヒータ部2322の内側に配置される。
本実施形態における前記第1のヒータ部2321の容量は、440Wであり、前記第2のヒータ部2322の容量は、560Wである。前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322が共に作動するとき、1kWの最大出力を提供する。
互いに異なる容量を有する第1のヒータ部2321と第2のヒータ部2322は、独立して作動されて、外部に吐出される加湿量を調節することができる。つまり、第1のヒータ部2321のみを作動するときに比べて、第2のヒータ部2322のみを作動するときの加湿量が多くなり得る点から、第1のヒータ部2321と第2のヒータ部2322の作動を調節して、吐出される加湿量を調節することができる。また、さらに多い加湿量のために、第1のヒータ部2321と、第2のヒータ部2322を同時に作動することも可能である。
前記第1のヒータ部2321は、加湿運転されるときに作動される。加湿アセンブリ2000をスチーム殺菌するとき、前記第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322が同時に作動される。
前記スチームジェネレータ2300の正常作動時、前記スチームハウジング2310の内部温度は、105度内外に制御される。前記スチームジェネレータ2300が加熱されると、貯蔵された湯が沸いてバブルを発生させ、前記第2の水位センサー2370がこれを感知してスチームジェネレータ2300の過熱を遮断する。前記スチームジェネレータ2300の過熱時、前記第2の水位センサー2370は、140度内外で作動されうる。
前記第2の水位センサー2370で過熱を感知できない場合、前記サーミスタ2380がスチームジェネレータ2300の過熱を感知し、前記サーミスタ2380は、150~180度内外の温度範囲を感知する。本実施形態における前記サーミスタ2380は、167度以上を感知する。
前記サーミスタ2380による電源制御後も、前記スチームハウジング2310の内部温度(本実施形態における摂氏250度)が上昇すれば、前記ヒューズが前記スチームヒータ2320の電源を遮断する。
前記ヒータマウント2354は、前記スチームヒータ設置部2352を貫通して、前記ロアスチームハウジング2350に結合する。前記ヒータマウント2354は、前記スチームヒータ設置部2352を密閉させる。前記ヒータマウント2354及びスチームヒータ設置部2352との間に気密のためのガスケット(未図示)が配置されうる。前記水パイプ2314は、前記ヒータマウント2354側に配置される。ヒータマウント2354は、ヒータマウント2354に装着される第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322の端部それぞれをスチームハウジング2310の内部底面に一定間隔離隔して配置させる。ヒータマウント2354は、第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322の後方端部を固定させる。
本実施形態によるスチームジェネレータ2300は、スチームハウジング2310の内部に配置されるスチームヒータ2320の発熱部2321b、2322bの配置を固定するスチームヒータ固定部2356を含む。スチームヒータ固定部2356は、スチームハウジング2310の底面2352aに装着される。スチームヒータ固定部2356には、第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322の一部構成が挟まれる形態の固定孔2356aが形成される。よって、スチームヒータ固定部2356の固定孔2356aに第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322の一部構成が挿入されて、スチームヒータ2320の発熱部2321b、2322bの前方端部が固定し得る。
スチームヒータ固定部2356は、スチームハウジング2310の内部に配置される第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322の前方端部をスチームハウジング2310の底面2352aから一定間隔離隔して配置させることができる。
本実施形態によるスチームヒータ固定部2356は、第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322の「U」字状の曲線部を形成する前方端部を固定させることができる。
本実施形態によるスチームヒータ固定部2356とヒータマウント2354は、スチームハウジングの内部に配置される第1のヒータ部2321及び第2のヒータ部2322をスチームハウジング2310の底面2352aから一定間隔離隔して配置させることができる。
一方、前記サプライチャンバ2211の内部の水は、自重によって前記水パイプ2314に流入する。このために前記水パイプ2314は、前記チャンバハウジングパイプ2214より低く配置される。特に、前記水パイプ2314は、前記チャンバハウジングパイプ2214の外側端2214bと同様であるか低く配置される。
特に、前記水パイプ2314は、前記ロアスチームハウジング2350の最も下側に連結されうる。これは、前記スチームハウジング2310に貯蔵された水を排水するとき、前記スチームハウジング2310の内部に水が溜まることを防止するためである。前記ロアスチームハウジング2350の内部底面は、前記水パイプ2314で水を流動させる溝又は傾斜が形成されうる。
本実施形態における前記水パイプ2314には、別途弁が配置されない。
前記水パイプ2314及びチャンバハウジングパイプ2214が連通した構造であるため、前記サプライチャンバ2211の水位と前記スチームハウジング2310の水位は、同様に形成されうる。
具体的には、前記スチームハウジング2310の内部に十分な水が供給されると、前記サプライチャンバ2211の水位と前記スチームハウジング2310の水位が同様に形成され、前記水供給アセンブリ2200のサプライフロータ2220が水位上昇によって上昇し、前記サプライフロータ2220は、水が供給されるミドル孔2258を閉鎖させることができる。
本実施形態における前記チャンバハウジングパイプ2214は、前記スチームヒータ2320の高さ内に配置される。前記チャンバハウジングパイプ2214の外側端2214bは、前記スチームジェネレータ2300の最高水位(WH)より低く配置される。
前記スチームジェネレータ2300の最高水位(WH)は、弁孔2111より低く配置される。前記ミドル孔2258は、スチームジェネレータ2300の最高水位(WH)と同様であるか高く配置される。本実施形態における前記ミドル孔2258は、前記スチームヒータ2320の上端2321a、2322aと隔離距離(H)を形成する。
本実施形態では、前記サプライフロータ2220に配置されたフロータ弁ストッパー2278がフロータボディー2222より上側に突出するため、前記フロータボディー2222の最大上昇高さは、前記最高水位(WH)と同様であるか低くてもよい。
ただし、前記サプライフロータ2220の最大上昇時、前記ミドル孔2258が閉鎖され、前記スチームジェネレータ2300に提供される水の供給が遮断されることには変わりない。
前記スチーム吐出部2316は、前記アッパスチームハウジング2340の内部と連通される。前記スチーム吐出部2316は、前記アッパスチームハウジング2340を上下方向に貫通する。前記スチーム吐出部2316は、前記スチームガイド2400との連結のために、前記アッパスチームハウジング2340の上側面2340aから上側に突出したスチーム吐出部突出リブ2316bを含む。
スチーム吐出部突出リブ2316bは、スチーム吐出口2316aが形成する孔の縁の部分に沿って上側に突出して形成される。スチーム吐出部突出リブ2316bは、四角形のリング状を有し、スチームガイド2400の下側端部と連結されうる。
アッパスチームハウジング2340は、アッパスチームハウジング2340の上側面2340aから上側に突出して、スチーム吐出部2316と連結されるスチームガイド2400を支持する支持リブ2341a、2341bをさらに含む。本実施形態による支持リブ2341a、2341bから左右側に一定間隔離隔して配置されて、スチーム吐出部突出リブ2316bと支持リブ2341a、2341bとの間に配置されるスチームガイド2400を支持することができる。
スチーム吐出部2316とスチームガイド2400は、シーリングされるように結合されうるし、支持リブ2341a、2341bは、スチーム吐出部2316とスチームガイド2400との間のシーリング構造を支持することができる。
スチーム吐出部突出リブ2316bから一定間隔離隔して配置され、前記空気吸入部2318は、前記スチームハウジング2310に配置され、より詳細には、アッパスチームハウジング2340に配置される。前記空気吸入部2318は、アッパスチームハウジング2340の内部と連通し、前記加湿ファン2500から供給された空気が流入する。
前記空気吸入部2318は、前記加湿ファン2500との連結のために、前記アッパスチームハウジング2340の上側面2340aから上側に突出した空気吸入部突出リブ2318bを含む。空気吸入部突出リブ2318bは、空気吸入口2318aが形成する孔の縁部分に沿って上側に突出して形成される。空気吸入部突出リブ2318bは、四角形のリング状を有し、第2の加湿ファンハウジング2560の下側端部と連結されうる。
本実施形態における前記空気吸入部2318は、スチーム吐出部2316の後方に配置される。前記空気吸入部2318は、スチーム吐出部2316より加湿ファン2500に近く配置される。
前記空気吸入部2318は、前記加湿ファン2500と連結され、前記加湿ファン2500から濾過空気を供給される。前記空気吸入部2318は、フィルターアセンブリ600を通して濾過した空気を供給される。前記空気吸入部2318に供給された濾過空気は、スチームハウジング2310の内部に流入し、前記スチームハウジング2310の内部のスチームと共にスチーム吐出部2316に吐出される。
図16を参照すれば、スチームハウジング2310の中心を通って前後方向に延びる仮想の縦線(LC)と、スチームハウジング2310の中心を通って左右方向に延びる仮想の横線(LR)を基準に、空気吸入部2318、スチーム吐出部2316、第1の水位センサー2360、第2の水位センサー2370及びサーミスタ2380の配置及び大きさを説明する。図16を参照すれば、スチームハウジング2310は、上側視、縦線(LC)の左側に位置して、横線(LR)の後方に位置する第1領域(I)、縦線(LC)の右側に位置して、横線(LR)の後方に位置する第2領域(II)、縦線(LC)の左側に位置して、横線(LR)の前方に位置する第3領域(III)及び、縦線(LC)の右側に位置して、横線(LR)の前方に位置する第4領域(IV)とに区分することができる。
本実施形態による空気吸入部2318は、縦線(LC)と横線(LR)を基準に後方左側に主に配置される。空気吸入部2318は、主に第1領域(I)に配置される。本実施形態による空気吸入部2318は、第1領域(I)~第4領域(IV)の全領域で配置される。図16を参照すれば、本実施形態による空気吸入部2318は、縦線(LC)が横線(LR)の交差する中心に一部が掛かるように配置されうる。本実施形態による空気吸入部2318は、縦線(LC)と横線(LR)を基準に、後方左側に形成される領域の2/3以上の面積を占める大きさを有し得る。
本実施形態によるスチーム吐出部2316は、横線(LR)を基準に、スチームハウジング2310の前方に配置されうる。本実施形態によるスチーム吐出部2316は、第3領域(III)と第4領域(IV)の領域で配置される。スチーム吐出部2316は、主に第3領域(III)で配置される。図16を参照すれば、本実施形態によるスチーム吐出部2316は、縦線(LC)と横線(LR)を基準に前方左側に主に配置されうる。スチーム吐出部2316は、空気吸入部2318の前方に配置され、空気吸入部2318の空気吸入口2318aが形成する面積より小さい面積を有するスチーム吐出口2316aを形成することができる。
本実施形態による第1の水位センサー2360は、縦線(LC)を基準に右側に配置されうる。図16を参照すれば、第1の水位センサー2360は、縦線(LC)を基準に右側に配置され、横線(LR)上に配置されうる。
本実施形態による第2の水位センサー2370は、縦線(LC)と横線(LR)を基準に前方右側に配置されうる。第2の水位センサー2370は、スチーム吐出部2316の右側に配置されうる。
本実施形態によるサーミスタ2380は、スチームハウジング2310の内部過熱を防止するように、横線(LR)と縦線(LC)が交差する中心点に隣接して配置されうる。本実施形態によるサーミスタ2380は、空気吸入部2318とスチーム吐出部2316との間に配置されうる。本実施形態によるサーミスタ2380は、横線(LR)を基準に後方に配置されうる。
本実施形態による水パイプ2314は、横線(LR)と縦線(LC)を基準に、後方右側に配置されるスチームハウジング2310の周面に形成されうる。よって、水パイプ2314は、横線(LR)を基準に、前方側に配置される水供給アセンブリ2300と遠距離に配置され、横線(LR)を基準に、後方側に配置されるドレンアセンブリ2700と近距離に配置されうる。水パイプ2314は、空気吸入部2318が主に配置される領域である第1領域(I)と第2領域(II)の下側でスチームハウジング2310の周面に配置される。水パイプ2314は、水供給アセンブリ2300と遠距離に配置され、空気吸入部2318が主に配置される後方領域で配置されて、スチームハウジング2310に存在する水が水パイプ2314に逆流することを防止することができる。
前記スチームハウジング2310の内部に濾過空気ではない一般空気が流入する場合、前記スチームハウジング2310の内部は、カビなどが繁殖する可能性が非常に高い。
本実施形態では、前記スチームハウジング2310の内部に供給される空気が濾過空気に限定されるため、前記スチームジェネレータ2300が作動しないとき、内部が細菌又はカビなどで汚染することを最小化することができる。
本実施形態による前記スチームジェネレータ2300は、加湿ファン2500の空気の流動が内部に供給されて、スチームをスチームハウジング2310の外に押し出すため、スチームの流動圧力を極大化することができる。
本実施形態と違って、前記スチームハウジングの外で加湿ファンがスチームを吸い込む構造である場合、スチームハウジングの内部スチームが円滑に排出されないことがある。
スチームジェネレータ2300で生成されたスチームが速かに側面吐出口301、302に流動されない場合、スチームの移動過程で結露が発生し得る。
本実施形態は、加湿ファン2500がスチームジェネレータ2300の空気吸入側で空気を供給するため、スチームの流動過程で発生する結露を最小化することができる。また、本実施形態では、加湿ファン2500の空気がスチームハウジング2310の内部のスチームをスチームハウジング2310の外に押し出すため、十分な空気の流速を確保することができる。
特に、本実施形態の場合、スチームの流動過程で結露が発生しても、スチームを流動させる空気の流速が充分に確保されるため、凝縮水が空気の流速によって自然蒸発し得る。
図24は、本発明の一実施形態によるドレンポンプの作動周期によるスケールの発生及びスチームヒータの温度と、洗濯機でのスケールの発生及びスチームヒータ温度を比較して示したグラフである。図25は、本発明の一実施形態によるドレンポンプの作動周期によるヒータの内部温度及び熱伝逹率と、洗濯機でのヒータの内部温度及び熱伝逹率を比較して示したグラフである。
<ドレンアセンブリの構成>
前記ドレンアセンブリ2700は、ベース130に配置され、前記水供給アセンブリ2200及びスチームジェネレータ2300の水を排水するドレンポンプ2710と、前記ドレンポンプ2710に連結され、前記ドレンポンプ2710でポンピングされた水を前記室内機の外に案内するドレンホース2720と、前記水供給アセンブリ2200のチャンバハウジングパイプ2214、スチームジェネレータ2300の水パイプ2314及びドレンポンプ2710を連結して水を流動させる水連結管2730とを含む。
前記ドレンポンプ2710の構成は、当業者にとって一般的な装置であるため、作動に関する説明は省略する。前記ドレンポンプ2710は、水連結管2730と連結されるドレンインレット2714と、前記ドレンホース2720と連結されるドレンアウトレット2712とを含む。
前記ドレンインレット2714は、水平方向に配置され、本実施形態における前記スチームジェネレータ2300側に突出する。前記ドレンアウトレット2712は、上側に突出する。
本実施形態における水供給アセンブリ2200、スチームジェネレータ2300及びドレンポンプ2710での水は、水の自重によって移動されるため、前記ドレンポンプ2710の配置は、これを満たすために配置される。そのため、前記ドレンポンプ2710は、前記チャンバハウジングパイプ2214及び水パイプ2314より低く配置されることが好ましい。
前記水供給アセンブリ2200及びスチームジェネレータ2300の水も水の自重によって移動されるため、前記水パイプ2314は、チャンバハウジングパイプ2214より低く配置されることが好ましい。
かかる配列によって、この3つのうち前記チャンバハウジングパイプ2214が最も高く配置され、前記ドレンポンプ2710が最も低く配置され、前記水パイプ2314は、チャンバハウジングパイプ2214及びドレンポンプ2710との間の高さに配置される。
前記水供給アセンブリ2200、スチームジェネレータ2300及びドレンポンプ2710は、いずれもキャビネットアセンブリ100のベース130に配置される。上述した高さの差を形成させるために、前記ベース130は、高低差を形成する。
本実施形態における前記ベース130は、下側に凹むドレンポンプ設置部133が形成される。
前記ベース130は、平たく形成されたベーストップウォール131と、前記ベーストップウォール131から下側に凹に形成されたドレンポンプ設置部133を含む。
前記ベーストップウォール131が前記ドレンポンプ設置部133より高く位置される。
前記水連結管2730は、前記チャンバハウジングパイプ2214と連結される第1の連結管2731と、前記水パイプ2314と連結される第2の連結管2732と、前記ドレンインレット2714と連結される第3の連結管2733と、前記第1の連結管2731、第2の連結管2732及び第3の連結管2733と連結される3方向パイプ2735とを含む。
前記3方向パイプ2735は、T型パイプ又はY型パイプであってもよく、本実施形態では、設置空間を最小化するためにT型パイプが使用される。
前記第1の連結管2731の一側端は、前記チャンバハウジングパイプ2214と結合し、他側端は、前記3方向パイプ2735と結合する。本実施形態と違って、前記第1の連結管2731に弁が設置され、設置された弁が前記第1の連結管2731の流動を断続することができる。
前記第2の連結管2732の一側端は、前記水パイプ2314と結合し、他側端は、前記3方向パイプ2735と結合する。前記第3の連結管2733の内部にはメッシュフィルター(未図示)が設置されうる。スチームジェネレータ2300で発生したスケールがドレンポンプ2710に流動する場合、排水不良によるリスクをもたらし得るところ、メッシュフィルターは、0.8mm以上のスケール塊を濾し得る大きさに形成されうる。前記メッシュフィルターは、前記スチームジェネレータの作動によって発生するスケールを濾過し、スケールが前記ドレンポンプ2710に流入することを遮断する。
前記第3の連結管2733の一側端は、前記ドレンポンプ2710のドレンインレット2714と結合し、他側端は、前記3方向パイプ2735と結合する。
前記第1の連結管2731、第2の連結管2732及び第3の連結管2733の材質に特に制約はないが、本実施形態では、組み立てが容易であるように合成樹脂の材質で製作される。
ここで、前記第2の連結管2732は、高温水が流入し得るため、前記スチームジェネレータ2300の温度範囲をカバーできる耐熱材質(本実施形態では、EDPM)で形成されることが好ましい。少なくとも前記第2の連結管2732は、前記ヒータヒューズを作動する前までの温度(摂氏216度)に対して変形が発生しない材質で形成されることが好ましい。
好ましくは、前記水連結管2730の全体が前記ヒータヒューズの作動前までの温度(摂氏216度)に対して変形が発生しない材質で形成されることが好ましい。本実施形態によるヒータヒューズは、切れ温度を216℃と設定することができる。
前記スチームジェネレータ2300が作動すれば、正常な場合も、スチームジェネレータ2300の内部の水が100度以上に上昇し得る。このとき、水を供給されるパイプと水を排出するパイプとがそれぞれ備えられる場合、水を供給されるパイプは、水タンクと連結されるため、温度上昇が遅いが、ドレンポンプ2710と連結されるパイプには少量の水のみが貯蔵されるため、スチームジェネレータ2300の内部と類似の温度に上昇する問題点がある。
前記ドレンポンプと連結されるパイプの水温が上昇する場合、ドレンポンプが損傷されうる。
本実施形態では、これを防止するために、前記3方向パイプ2735でスチームジェネレータ2300の水と水供給アセンブリ2200の水を混合させることができ、混合した水によって前記第3の連結管2733の温度上昇を抑制させることができる。
前記第2の連結管2732側の水温が摂氏100度以上に上昇しても、前記第1の連結管2731側の水は、常温を形成するため、前記3方向パイプ2735で高温の水と常温の水とが混合して、水温の上昇を抑制する。
前記第1の連結管2731側の水は、前記水供給アセンブリ2200側から水を供給されるため、対流を介して温度上昇を抑制させることができる。
例えば、前記スチームジェネレータ2300の作動後、スチームハウジング2310の内部の水が高温である状態でドレンポンプ2710が作動する場合も、前記第2の連結管2732で排水された高温の水と前記第1の連結管2731で排水される常温の水とが、前記3方向パイプ2735で混合し、混合した水の温度は、少なくとも70度以下に下降し得る。
本実施形態では、前記水連結管2730を介して排水時、前記ドレンポンプ2710に流動される水温を30度~50度との間に形成させることができる。
本実施形態では、前記ドレンポンプ2710の作動時、前記スチームハウジング2310の内部に貯蔵された水のみならず、前記水タンク2100及び水供給アセンブリ2200に貯蔵された水も全部排水される特徴がある。
前記加湿アセンブリ2000で使用される水は、室内加湿のために使用されるため、時間が経過するにつれて細菌が繁殖するリスクがある。そのため、所定期間(24時間)使用されないとき、前記水タンク2100、水供給アセンブリ2200はもちろん、スチームハウジング2310に貯蔵された水も全部排水し、前記加湿アセンブリ2000の全体を乾燥させる制御を行うことができる。
前記加湿アセンブリ2000で使用される水は、スチームジェネレータ2300で加熱して使用されるため、水を加熱するスチームヒータ2320の表面にスケールが発生し得る。スチームヒータ2320の表面に積もったスケールは、スチームヒータ2320によって発生する熱をスチームハウジング2310の内部に貯蔵された水に熱伝逹されることを妨げる要素に作用し得る。よって、スチームヒータ2320の表面又はスチームハウジング2310の内部にスケールの発生を最小化するように、ドレンアセンブリ2700を周期的に作動させることが好ましい。つまり、上記のように、所定期間(1日)、加湿アセンブリ2000が使用されないとき、前記水タンク2100、水供給アセンブリ2200はもちろん、スチームハウジング2310に貯蔵された水も全部排水することが好ましい。
図24を参照すれば、本実施形態によるドレンアセンブリ2700の作動有無及び作動周期によってスチームヒータ2320がスチームハウジング2310の内部の水を加熱するためのスチームヒータ2320の温度が変わることを把握することができる。つまり、ドレンアセンブリ2700が3日に1回の周期で作動した場合、ドレンアセンブリが作動しない場合に比べて、スケールの発生量が顕著に減り、それによるスチームヒータ2320がスチームハウジング2310の内部の水を加熱するためのスチームヒータ2320の温度が減ることを把握することができる。
また、本実施形態による空気調和機を10年使用したとき、スケールの発生によるスチームヒータ2320の内部温度は、ドレンアセンブリを作動しなかったとき、207.6度に形成され、3日に1回の周期でドレンアセンブリ2700を作動した場合、スチームヒータ2320の内部温度は、192.4度に形成されることが分かる。また、図面には示していないが、同じ方式で1日に1回の周期でドレンアセンブリ2700を作動した場合、スチームヒータ2320の内部温度は、185.9度に形成されて、スチームヒータ2320の表面又はスチームハウジング2310の内部にスケールの発生を最小化するように、ドレンアセンブリ2700の作動周期を短く設定することが好ましいことが分かる。
本実施形態によるヒータヒューズは、切れ温度を216℃と設定して、ドレンアセンブリ2700が周期的に作動しない場合も、10年以上の空気調和機の使用にもヒータヒューズが切れずに、スチームヒータ2320が作動できる耐久性を有し得る。
図25を参照すれば、本実施形態によるドレンアセンブリ2700の作動有無及び作動周期によってスケールの発生有無が変わる。つまり、ドレンアセンブリ2700が3日に1回の周期で作動した場合、ドレンアセンブリが作動しない場合に比べて、スケールの発生量が顕著に減り、それによるスチームヒータ2320の熱伝逹率も増加して、スチームヒータ2320の内部温度が小さく維持できことを把握することができる。
また、本実施形態による空気調和機を10年使用したとき、スケールの発生による熱伝逹率の予測値は、ドレンアセンブリを作動しなかったとき、601Wと形成され、3日に1回の周期でドレンアセンブリ2700を作動した場合、熱伝逹率の予測値は、624Wと形成されることが分かる。また、図面に示していないが、同じ方式で1日に1回の周期でドレンアセンブリ2700を作動した場合、熱伝逹率の予測値は、631Wと形成されて、スチームヒータ2320の表面又はスチームハウジング2310の内部にスケールの発生を最小化するように、ドレンアセンブリ2700の作動周期を短く設定することが好ましいことが分かる。
前記ドレンポンプ2710が作動すれば、前記第3の連結管2733側の水が排水される。ドレンインレット2714と結合した前記第3の連結管2733の一側端が最も低く配置されるため、水の位置エネルギーによって前記水タンク2100及び水供給アセンブリ2200の水は、前記第1の連結管2731及び3方向パイプ2735を経て前記第3の連結管2733に流動される。
同様、水の位置エネルギーによって前記スチームハウジング2310の水は、前記第2の連結管2732及び3方向パイプ2735を経て前記第3の連結管2733に流動される。
このように、前記水連結管2730の構造は、スチームジェネレータ2300の温度上昇を抑制するだけでなく、加湿アセンブリ2000の全体排水を容易に具現することができる。
<<スチームガイドの構成>>
前記スチームガイド2400は、スチームジェネレータ2300のスチームを吐出流路に供給する。前記吐出流路は、遠距離ファンアセンブリ400によって流動される空気流路及び近距離ファンアセンブリによって流動される空気流路を含む。
本実施形態における前記吐出流路は、前記キャビネットアセンブリ100に配置され、前記フィルターアセンブリ600を通した空気が前記キャビネットアセンブリ100の外に吐出される前までと定義する。
本実施形態における前記スチームガイド2400は、スチームジェネレータ2300で生成されたスチームを前記側面吐出口301、302に案内する。前記スチームガイド2400は、前記キャビネットアセンブリ100の内部空気と分離された別途流路を提供する。前記スチームガイド2400は、管又はダクトの形態であってもよい。
前記スチームガイド2400は、スチームジェネレータ2300に結合し、前記スチームジェネレータ2300の加湿空気を提供されるメインスチームガイド2450と、前記メインスチームガイド2450に結合し、前記メインスチームガイド2450を介して供給された加湿空気のうち一部を第1の側面吐出口301に案内する第1の分岐ガイド2410と、前記メインスチームガイド2450に結合して、前記メインスチームガイド2450を介して供給された加湿空気のうちその他を第2の側面吐出口302に案内する第2の分岐ガイド2420と、前記第1の分岐ガイド2410と組み立てられ、前記第1の側面吐出口301に配置されて、前記第1の分岐ガイド2410を介して供給された加湿空気を前記第1の側面吐出口301に吐出させる第1のディフューザ2430と、前記第2の分岐ガイド2420と組み立てられ、前記第2の側面吐出口302に配置されて、前記第2の分岐ガイド2420を介して供給された加湿空気を前記第2の側面吐出口302に吐出させる第2のディフューザ2440とを含む。
本実施形態と違って、前記第1の分岐ガイド2410及び第2の分岐ガイド2420が、前記スチームジェネレータ2300に直接結合し得る。この場合、前記スチームジェネレータ2300には、第1の分岐ガイド2410及び第2の分岐ガイド2420が結合するそれぞれのスチーム吐出部が配置される。
また、本実施形態と違って、一つの分岐ガイドのみ配置され、前記一つの分岐ガイドが一つのディフューザに結合する構造を提供することができる。この場合、一つのディフューザは、第1の側面吐出口又は第2の側面吐出口のいずれかのみに配置されうる。
本実施形態における前記ディフューザは、側面吐出口に配置されるものの、前記正面吐出口に設置されてもよい。つまり、前記ディフューザの設置位置は、側面吐出口に制限されない。
本実施形態における前記メインスチームガイド2450は、ダクト状に形成される。前記メインスチームガイド2450は、下側から上側に空気を案内する。前記メインスチームガイド2450は、前記スチームジェネレータ2300から供給された空気(スチーム及び濾過空気が混合した空気)を前記第1の分岐ガイド2410及び第2の分岐ガイド2420に提供する。
前記スチームジェネレータ2300から供給された空気(スチーム及び濾過空気が混合した空気)は、前記メインスチームガイド2450における第1の分岐ガイド2410及び第2の分岐ガイド2420に分岐される。
前記メインスチームガイド2450の下端は、スチームハウジング2310のスチーム吐出部2316に結合する。前記メインスチームガイド2450の上端は、第1の分岐ガイド2410及び第2の分岐ガイド2420と結合する。
前記メインスチームガイド2450は、下側が開口される。前記メインスチームガイド2450の上側には、前記第1の分岐ガイド2410が組み立てられる第1のガイド結合部2451と、前記第2の分岐ガイド2420が組み立てられる第2のガイド結合部2452が配置される。
前記第1のガイド結合部2451及び第2のガイド結合部2452は、上下方向に貫通する。本実施形態における第1のガイド結合部2451及び第2のガイド結合部2452は、パイプ状に形成される。
前記第1の分岐ガイド2410は、前記第1のガイド結合部2451の平断面に対応するパイプ状に形成される。前記第2の分岐ガイド2420は、前記第2のガイド結合部2451の平断面に対応するパイプ状に形成される。
本実施形態における前記メインスチームガイド2450が、キャビネットアセンブリ100の正面視、一方(左側)に偏って配置されるため、第1の分岐ガイド2410及び第2の分岐ガイド2420は、長さが異なって形成される。
前記第1の分岐ガイド2410及び第2の分岐ガイド2420に均等な空気が供給されることが好ましい。本実施形態では、前記第1の分岐ガイド2410及び第2の分岐ガイド2420の管径を異なって製作して、前記第1の分岐ガイド2410及び第2の分岐ガイド2420の流量を均等に形成させることができる。
例えば、長さの短いスチームガイドの管径を小さくし、長さの長いスチームガイドの管径を大きくして、流量を均等に形成させることができる。
前記第1のディフューザ2430及び第2のディフューザ2440は、左右方向に対称する。
前記第1のディフューザ2430は、前記第1の分岐ガイド2410と組み立てられ、前記第1の側面吐出口301に配置される。前記第1のディフューザ2430は、前記第1の分岐ガイド2410を介してスチームと共に供給された空気を前記第1の側面吐出口301に吐出させる。
前記第1のディフューザ2430は、第1の側面吐出口301から吐出される空気にスチームが含まれた濾過空気を溜めて排出する。前記第1のディフューザ2430から吐出される空気の流速又は圧力が、近距離ファンアセンブリによって前記第1の側面吐出口301に吐出される空気の流速及び圧力より大きいとき、第1のディフューザ2430から吐出される空気は、近距離ファンアセンブリによって前記第1の側面吐出口301に吐出される空気に抵抗として作用して、第1の側面吐出口301に吐出される空気が室内空間を円滑に流動することができなくなる。よって、前記第1の側面吐出口301を介して吐出される空気の流速及び圧力は、前記第1のディフューザ2430から吐出される空気の流速又は圧力と同様であるか大きく形成される。
前記第1の側面吐出口301から吐出される空気は、前記第1のディフューザ2430から吐出されたスチームをさらに遠く拡散させることができる。前記第2のディフューザ2440も同様な原理で作動される。
前記側面吐出口301、302から吐出される空気の流速及び圧力が、ディフューザ2430、2440から吐出される空気の流速及び圧力より大きく形成されるため、スチームによる側面吐出口301、302の周りの結露を最小化することができる。
前記第2のディフューザ2440は、前記第2の分岐ガイド2420と組み立てられ、前記第2の側面吐出口302に配置される。前記第2のディフューザ2440は、前記第2の分岐ガイド2420を介してスチームと共に供給された空気を前記第2の側面吐出口302に吐出させる。
前記第1のディフューザ2430及び第2のディフューザ2440は、同様な構造であるため、第1のディフューザ2430を例にあげて説明する。
前記第1のディフューザ2430は、下側でスチームと共に供給された空気側面吐出口に吐出させる。
前記ディフューザ(本実施形態における第1のディフューザ及び第2のディフューザ)は、内部に空間が形成され、一側(本実施形態における下側)が開口されるディフューザハウジング2460と、前記ディフューザハウジング2460を貫通するように形成されるディフューザアウトレット2431、2441と、前記ディフューザハウジング2460の外側に配置され、前記ディフューザハウジング2460に配置され、前記スチームガイド2420、2430と組み立てられるディフューザインレット2433、2443とを含む。
説明の便宜のため、第1のディフューザ2430及び第2のディフューザ2440のディフューザアウトレットを区分する必要があるとき、第1のディフューザアウトレット2431及び第2のディフューザアウトレット2441と定義する。同様、第1のディフューザ2430及び第2のディフューザ2440のディフューザインレットを区分する必要があるとき、第1のディフューザインレット2433及び第2のディフューザインレット2443と定義する。
前記ディフューザアウトレット2431は、スリット状に形成される。前記ディフューザアウトレット2431は、上下方向に長く延びる。前記ディフューザアウトレット2431は、ディフューザハウジング2460の長さが方向に複数配置されうる。前記ディフューザアウトレット2431は、左側又は右側に向って配置される。
前記ディフューザアウトレット2431は、キャビネットアセンブリ100の側面吐出口301、302近くに配置される。
前記第1のディフューザアウトレット2431は、キャビネットアセンブリ100の左側に向かってに配置され、前記第2のディフューザアウトレット2441は、キャビネットアセンブリ100の右側に向かって配置される。
本実施形態におけるディフューザアウトレット2431は、側面吐出口301、302より前方に配置され、前記側面吐出口301、302から吐出される空気の流動によってより遠く加湿空気を流動させることができる。
前記ディフューザハウジング2460は、内部にディフューザ空間が形成される。前記ディフューザ空間は、前記ディフューザインレット2433及びディフューザアウトレット2431と連通される。前記ディフューザ空間は、上下方向に長く延びる。平断面視、前記ディフューザ空間の内側は、広くて、外側は、狭く形成される。
本実施形態におけるディフューザインレット2433は、パイプ状に形成される。
前記ディフューザインレット2433は、スチームガイド2420の内部に挿入される。前記ディフューザインレット2433がスチームガイド2420の内部に挿入されることは、ディフューザハウジング2460の内部で生成された凝縮水が外部に漏れることを防止するためである。
前記ディフューザハウジング2460の内部に置かれた凝縮水は、前記自重によって下側に流動され、ディフューザインレット2433を介してスチームガイド2420に移動された後、メインスチームガイド2450を経てスチームジェネレータ2300に回収されうる。
前記加湿ファン2500の作動時、流動される空気によってディフューザハウジング2460の内部の凝縮水は、自然蒸発し得る。前記加湿ファン2500が作動しない場合、ディフューザハウジング2460の内部に置かれた凝縮水は、スチームジェネレータ2300に回収されうるし、ドレンアセンブリ2700を介して外部に排出されうる。
本実施形態による加湿アセンブリ2000は、加湿を提供するとき、水分の到達距離を加湿ファン2500の出力のみに依存するものではない。水分をより遠く流動させるために、加湿ファン2500の出力のみに依存する場合、加湿ファン2500の容量を増加させるか、加湿ファン2500を高速に作動させなければならない。
本実施形態では、加湿アセンブリ2000を作動させるとき、近距離ファンアセンブリの空気の流動に水分を溜めてより遠く流動させることができる。この場合、出力容量の少ない加湿ファン2500を使用しても、室内の遠いところまで加湿を提供することができる。
前記ディフューザアウトレット2431が側面吐出口301、302の後方に配置されることより、前方に配置されることが加湿空気をより遠く流動させることができる。
<<加湿ファンの構成>>
前記加湿ファン2500は、フィルターアセンブリ600を通した濾過空気を吸入してスチームジェネレータ2300に供給し、前記スチームジェネレータ2300で生成されたスチームと共に濾過空気をスチームガイド2400に流動させる。
前記加湿ファン2500は、スチーム及び濾過空気(本実施形態では、加湿空気と言う。)をディフューザ2430、2440から吐出させる空気の流動を発生させる。
前記加湿ファン2500は、フィルターアセンブリ600を通した濾過空気を吸入し、前記吸入した濾過空気をスチームジェネレータ2300に案内する加湿ファンハウジング2530と、下側が前記加湿ファンハウジング2530に連結され、上側が前記フィルターアセンブリ600の前方に配置され、前記フィルターアセンブリ600を通した濾過空気を前記加湿ファンハウジング2530に提供するクリーン吸入ダクト2540と、前記加湿ファンハウジング2530の内部に配置され、前記加湿ファンハウジング2530の濾過空気を前記スチームジェネレータ2300に流動させる加湿インペラ2510と、前記加湿ファンハウジング2530に配置され、前記加湿インペラ2510を回転させる加湿モーター2520とを含む。
前記クリーン吸入ダクト2540は、フィルターアセンブリ600を通した濾過空気を前記加湿ファンハウジング2530に提供する。
前記フィルターアセンブリ600は、アッパキャビネット110に配置され、加湿ファン2500は、ロアキャビネット120に配置されるため、高さの差がある。つまり、フィルターアセンブリ600は、加湿ファン2500の上部に位置される。
特に、フィルターアセンブリ600を通した濾過空気は、近距離ファンアセンブリ300に流動され、ロアキャビネット120では濾過空気が流動しないか流動が難しい。具体的には、ロアキャビネット120には空気が吐出される部分がないため、人為的に空気を供給しない限り、前記ロアキャビネット120の内部に濾過空気が流動されるか循環されることはない。
さらに、アッパキャビネット110の下側には熱交換アセンブリを支持し、凝縮水を収集するドレンパン140が配置されるため、アッパキャビネット110の内部の濾過空気がロアキャビネット120に流動されるには制約が多い。
前記クリーン吸入ダクト2540の上側端は、アッパキャビネット110の内部に位置され、下端は、ロアキャビネット120の内部に位置される。つまり、前記クリーン吸入ダクト2540は、アッパキャビネット110の内部の濾過空気をロアキャビネット120の内部に流動させるための流路を提供する。
前記クリーン吸入ダクト2540は、熱交換アセンブリ又はフィルターアセンブリ600に向かって開口された第1のクリーンダクト開口面2541が形成される。
前記加湿ファンハウジング2530は、クリーン吸入ダクト2540と結合して、濾過空気が吸入し、内部に第1の吸入空間2551が形成された第1の加湿ファンハウジング2550と、前記第1の加湿ファンハウジング2550と結合して、前記第1の加湿ファンハウジング2550から濾過空気を提供され、内部に第2の吸入空間2561が形成され、内部に前記加湿インペラ2510が配置されて、前記加湿インペラ2510の作動によって濾過空気を前記スチームジェネレータ2300に案内する第2の加湿ファンハウジング2560と、前記第1の加湿ファンハウジング2550に形成され、前記第1の吸入空間2551と連通されて、一側(本実施形態における上側)に向かって開放された第1の吸入開口面2552と、前記第2の加湿ファンハウジング2560に形成され、前記第2の吸入空間2561と連通されて、他側(本実施形態における下側)に向かって開放された第2の吸入開口面2562と、前記第1の加湿ファンハウジング2550及び第2の加湿ファンハウジング2560を貫通し、前記第1の吸入空間2551及び第2の吸入空間2561を連通させる第1の吸入空間吐出部2553と、前記第2の加湿ファンハウジング2560に配置され、前記加湿モーター2520が設置されるモーター設置部2565、とを含む。
前記第1の加湿ファンハウジング2550は、上側に向かって第1の吸入開口面2552が形成される。前記クリーン吸入ダクト2540は、前記吸入開口面2552に連結される。一方、前記第2の加湿ファンハウジング2560は、下側に向かって第2の吸入開口面2562が形成される。
本実施形態における前記第1の吸入開口面2552の開口された方向と、前記第2の吸入開口面2562が開口された方向とは、逆である。
前記加湿モーター2520のモータ軸(未図示)は、前記第2の加湿ファンハウジング2560を貫通し、前記加湿インペラ2510に組み立てられる。
前記モーター設置部2565は、第2の加湿ファンハウジング2560から後方側に突出し、前記モーター設置部2565に加湿モーター2520が挿入して設置される。
第1の吸入空間2551が形成された第1の加湿ファンハウジング2550と、第2の吸入空間2561が形成された第2の加湿ファンハウジング2560とが、それぞれ製作された後に組み立てられてもよい。
本実施形態では、組立構造を単純化し、製作コストを節減するために、3つの部分を組み立てて加湿ファンハウジング2530を製作する。
前記加湿ファンハウジング2530は、前記第1の吸入空間2551の前方を囲むように形成され、前記第1の加湿ファンハウジング2550の一部を構成する第1の加湿ファンハウジング部2531と、前記第1の吸入空間2551の後方を囲むように形成され、前記第2の吸入空間2561の前方を囲むように形成され、前記第1の吸入空間吐出部2553が形成されて、前記第1の加湿ファンハウジング2550のその他及び前記第2の加湿ファンハウジング2560の一部を構成する第2の加湿ファンハウジング部2532と、前記第2の吸入空間2561の後方を囲むように形成され、前記モーター設置部2565が配置されて、前記第2の加湿ファンハウジング2560のその他を構成する第3ハウジング部2533、とを含む。
前記第2の加湿ファンハウジング部2532が、第1の加湿ファンハウジング2550及び第2の加湿ファンハウジング2560で共用して使用されるため、部品数を単純化して、製作費用を節減することができる。
前記第2の加湿ファンハウジング部2532に第1の吸入空間吐出部2553が形成される。前記第1の吸入空間吐出部2553は、前記第2の加湿ファンハウジング部2532を前後方向に貫通するように形成される。前記第1の吸入空間吐出部2553は、加湿インペラ2510側に突出し、円形に形成される。
前記第2の加湿ファンハウジング部2532は、前記第1の吸入空間吐出部2553を形成し、前記加湿インペラ2510側に突出するオリフィス部2534が形成される。
前記第2の加湿ファンハウジング部2532は、前方に第1の吸入空間2551が配置され、後方に第2の吸入空間2561が配置される。
前記加湿インペラ2510は、中央側に空気を吸入し、円周方向に空気を吐出する遠心ファンである。前記加湿インペラ2510から吐出された空気は、前記第2の加湿ファンハウジング2560を介してスチームジェネレータ2300に流動される。
前記加湿モーター2520の駆動による濾過空気の流動を考察すれば、次のとおりである。
前記加湿モーター2520の駆動時、前記加湿モーター2520と結合した加湿インペラ2510が回転される。前記加湿インペラ2510が回転されると、加湿ファンハウジング2530内で空気の流動が発生し、クリーン吸入ダクト2540を介して濾過空気が吸入される。
前記クリーン吸入ダクト2540を介して吸入された濾過空気は、第1の加湿ファンハウジング2550の第1の吸入空間2551及び第1の吸入空間吐出部2553を経て第2の加湿ファンハウジング2560に流動される。前記第2の加湿ファンハウジング2560に流動された空気は、加湿インペラ2510によって加圧され、前記第2の加湿ファンハウジング2560に沿って下側に流動された後、第2の吸入開口面2562を介してスチームジェネレータ2300の内部に流動される。
前記スチームジェネレータ2300の空気吸入部2318を介してスチームハウジング2310の内部に流動された濾過空気は、スチームジェネレータ2300で生成されたスチームと共にスチーム吐出部2316に吐出される。
前記スチーム吐出部2316から吐出された加湿空気は、メインスチームガイド2450における第1の分岐ガイド2410及び第2の分岐ガイド2420に分岐される。
前記第1の分岐ガイド2410に流動された加湿空気は、第1のディフューザ2440を介して第1の側面吐出口301に吐出され、前記第2の分岐ガイド2420で流動された加湿空気は、第2のディフューザ2450を介して第2の側面吐出口302に吐出される。
前記第1の側面吐出口301から吐出された加湿空気は、近距離ファンアセンブリ300を介して生成された風と共にキャビネットアセンブリ100の左側に拡散し、前記第2の側面吐出口302から吐出された加湿空気は、近距離ファンアセンブリ300を介して生成された風と共にキャビネットアセンブリ100の右側に拡散する。
図22は、本発明の第2実施形態によるスチームジェネレータ、水タンク及びドレンポンプの給水及び排水の連結構造が示された平面図である。
本実施形態による室内機は、前記サプライチャンバハウジング2210及びスチームジェネレータ2300を連結し、前記スチームジェネレータ2300の内部及びサプライチャンバ2211を連通させる水連結管2730’と、前記スチームジェネレータ2300及びドレンポンプ2710を連結し、前記スチームジェネレータ2300の内部及びドレンインレット2714を連結する排水連結管2740と、前記排水連結管2740と連結され、前記排水連結管2740を通す水の流動を断続する排水弁2750とを含む。
前記スチームジェネレータ2300は、第1の水パイプ2311及び第2の水パイプ2312を含む。
前記第1の水パイプ2311は、チャンバハウジングパイプ2214の側部に配置される。前記第2の水パイプ2312は、ドレンインレット2714の側部に配置される。前記第1の水パイプ2311は、前記第2の水パイプ2312より前方側に配置される。
前記第1の水パイプ2311及び第2の水パイプ2312は、同じ高さに配置されうる。前記第2の水パイプ2312が、前記第1の水パイプ2311より低く配置されることが排水に好ましい。
前記第1の水パイプ2311及び第2の水パイプ2312は、前記チャンバハウジングパイプ2214より低く配置され、前記ドレンインレット2714より高く配置される。
本実施形態では、前記ドレンポンプ2710の吸入側に排水弁2750がさらに配置される。前記排水弁2750は、排水連結管2740の水を断続する。
前記排水弁2750がない場合、前記スチームジェネレータ2300の作動時、加熱された高温の水がドレンポンプ2710に流入し、ドレンポンプ2710を損傷させることができる。
前記排水弁2750は、高温の水がドレンポンプ2710に流入することを遮断する。
前記排水弁2750は、排水連結管2740に配置されるか、前記ドレンインレット2714及び排水連結管2740との間に配置されうる。
本実施形態では、前記スチームジェネレータ2300に貯蔵された水を排水するとき、スチームジェネレータ2300の水温又はスチームジェネレータの内部温度を確認した後、前記ドレンポンプ2710を作動させることができる。水温を確認しない場合、スチームジェネレータ2300の作動後、水が冷える時間を考慮してドレンポンプ2710を作動させなければならない。
その他構成は、前記一実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
以上では、添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態に製造されることができ、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須特徴を変更しなくても、他の具体的な形態に実施することを理解することができる。よって、以上に述べた実施形態は、あらゆる面で例示的なものであり、限定的ではないと理解しなければならない。