JP2011012852A - 加湿器 - Google Patents

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Yoshio Muto
好夫 武藤
Toshinari Minami
俊成 南
Fumiaki Sato
文明 佐藤
Tadashi Yamaguchi
正 山口
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Abstract

【課題】給水タンクから水槽内へ供給された水を電気ヒータによって加熱蒸発させ、蒸発水によって周囲の空気を加湿する加湿器において、加湿水槽の異常過熱や、送風ファンがロックした場合等の保護技術として、異常時には速やかに運転を停止すると共に、再運転する場合の運転再開手段を簡素化し、加湿器のコスト低廉を図る技術を提供するものである。
【解決手段】ON−OFF切り替え動作の運転スイッチと、運転の継続に支障となる運転異常の状態を検知する異常検知センサと、前記異常検知センサで運転異常を検知したときには前記送風ファンと前記電気ヒータとを非通電状態に保持する保持回路を設け、前記保持回路による前記送風ファンと前記電気ヒータの非通電状態の保持は、前記運転スイッチを一旦OFFすることにより解除されること。
【選択図】図4

Description

本発明は、給水タンクから水槽内へ供給された水を電気ヒータによって加熱蒸発させ、蒸発水によって周囲の空気を加湿する加湿器に関し、特に加湿運転中における異常時の制御技術に関する。
給水タンクの水を加湿水槽内へ供給し、加湿水槽内の水を電気ヒータによって加熱して水蒸気を発生させ、この水蒸気に送風ファンによって吸い込み口から取り入れた空気と共に吹き出し口から送出して加湿を行う加湿器は、例えば、特許文献1等にて公知である。
また、湿度センサと室温センサの検出値と設定湿度に基づき加湿量を自動設定し、送風ファンの回転数を加湿量に応じて自動制御し、ヒータ温度サーモが過加熱を検知したとき水蒸気発生用ヒータへの通電をOFFし、所定の条件下にて送風ファンの運転制御と過加熱表示を行なうよう制御し、これらの制御をマイクロコンピュータ方式によって行なう加湿器として、特許文献2がある。
特開2001−235191号公報 特開2001−59638号公報
従来は、加湿器を家庭用に普及させたるため、小型化へシフトさせているが、加湿器筐体内スペースが小さくなり、またコストを下げるために、加湿器の転倒を検出する転倒検知センサが省略される場合がある。転倒して加熱水槽内の水がこぼれて空となっても、水蒸気発生用ヒータへの通電が継続され続けることになる。ヒータ温度サーモの働きにより所定温度にてON−OFF運転を繰り返すことになるが、空焚き状態であり危険である。
本願発明は、継続される空焚き状態を防止し、安全性を高めようとするものである。また、マイクロコンピュータを使用することなく、簡単な回路構成にて加湿器の安全性を高めるものである。
第1発明は、給水タンクの水を加湿水槽内へ供給し、加湿水槽内の水を電気ヒータによって加熱して水蒸気を発生させ、送風ファンによって吸い込み口から取り入れた空気と共に前記水蒸気を吹き出し口から送出する加湿器において、ON−OFF切り替え動作の運転スイッチと、運転の継続に支障となる運転異常の状態を検知する異常検知センサと、前記異常検知センサで運転異常を検知したときには前記送風ファンと前記電気ヒータとを非通電状態に保持する保持回路を設け、前記保持回路による前記送風ファンと前記電気ヒータの非通電状態の保持は、前記運転スイッチを一旦OFFすることにより解除されることを特徴とする加湿器。
第2発明は、給水タンクの水を加湿水槽内へ供給し、加湿水槽内の水を電気ヒータによって加熱して水蒸気を発生させ、送風ファンによって吸い込み口から取り入れた空気と共に前記水蒸気を吹き出し口から送出する加湿器において、加湿運転のON−OFF動作を行う運転スイッチと、前記加湿水槽内の水位を検知する水位センサと、前記加湿水槽の異常温度によって前記加湿器の電源をOFFする過昇温度防止サーモと、前記前記電気ヒータ及び前記送風ファンの通電制御部とを備え、前記水位センサが加湿水槽内の水無しを検知したとき、前記送風ファンと前記電気ヒータを非通電状態に保持する保持回路を設け、前記保持回路による前記送風ファンと前記電気ヒータの非通電状態の保持は、前記運転スイッチを一旦OFFすることにより解除されることを特徴とする加湿器。
第3発明は、給水タンクの水を加湿水槽内へ供給し、加湿水槽内の水を電気ヒータによって加熱して水蒸気を発生させ、送風ファンによって吸い込み口から取り入れた空気と共に前記水蒸気を吹き出し口から送出する加湿器において、加湿運転のON−OFF動作を行う運転スイッチと、前記加湿水槽内の水位を検知する水位センサと、前記加湿水槽の異常温度によって前記加湿器の電源ラインをOFFする過昇温度防止サーモと、前記前記電気ヒータ及び前記送風ファンの通電制御部とを備え、前記過昇温度防止サーモが前記加湿器の電源をOFFした後ONに復帰しても、前記送風ファンと前記電気ヒータを非通電状態に保持する保持回路を設け、前記保持回路による前記送風ファンと前記電気ヒータの非通電状態の保持は、前記運転スイッチを一旦OFFすることにより解除されることを特徴とする加湿器。
第4発明は、給水タンクの水を加湿水槽内へ供給し、加湿水槽内の水を電気ヒータによって加熱して水蒸気を発生させ、送風ファンによって吸い込み口から取り入れた空気と共に前記水蒸気を吹き出し口から送出する加湿器において、加湿運転のON−OFF動作を行う運転スイッチと、前記加湿水槽内の水位を検知する水位センサと、前記加湿水槽の異常温度によって前記加湿器の電源ラインをOFFする過昇温度防止サーモと、前記前記電気ヒータ及び前記送風ファンの通電制御部とを備え、前記送風ファンの異常を検知したとき、前記送風ファンと前記電気ヒータを非通電状態に保持する保持回路を設け、前記保持回路による前記送風ファンと前記電気ヒータの非通電状態の保持は、前記運転スイッチを一旦OFFすることにより解除されることを特徴とする加湿器。
第5発明は、給水タンクの水を加湿水槽内へ供給し、加湿水槽内の水を電気ヒータによって加熱して水蒸気を発生させ、送風ファンによって吸い込み口から取り入れた空気と共に前記水蒸気を吹き出し口から送出して加湿器が設置された周囲の空気を加湿する加湿器において、加湿運転のON−OFF動作を行う運転スイッチを備え、前記運転スイッチON状態において前記加湿器の電源が遮断されたとき、前記送風ファンと前記電気ヒータを非通電状態に保持する保持回路を設け、前記保持回路による前記送風ファンと前記電気ヒータの非通電状態の保持は、前記運転スイッチを一旦OFFすることにより解除されることを特徴とする加湿器。
本発明では、加湿運転中の異常時には電気ヒータおよび送風ファンへの通電を停止し、再運転を行う場合は運転スイッチを一旦OFFしてからONする構成としたので、使用者の意図しない状況で異常原因が解除されても勝手に運転することがない安全な加湿器が提供できる。また、異常発生後の再運転を運転スイッチのOFF、ONにより行う構成にしたことで、再運転用のリセットスイッチ等を設ける必要もなく、安価で使い易く極めて安全性の高い加湿器を提供することができる。
本発明に係る加湿器の概略構成の正面斜視図である。 本発明に係る加湿器の概略構成を示す断面図である。 本発明に係る加湿器のコントロールパネルの説明図である。 本発明に係る加湿器の制御部の構成を説明する回路図である。
以下、本発明に係る加湿器1の実施例を図に基づき説明する。本発明に係る加湿器1は、加湿器1の筺体2内に、着脱自在な給水タンク3と、給水タンク3から供給される水を溜める加湿水槽4と、加湿水槽4内の水を加熱して水蒸気を発生させる電気ヒータ5と、筺体2内に外気を取り入れ前記水蒸気と共に筺体2外へ送出する送風ファン6と、加湿水槽4の異常温度によって加湿器1の電源をOFFする過昇温度防止サーモ7と、加湿水槽4内の水位を検知する水位センサ8と、加湿器1の運転制御用の制御部9等を備えている。
送風ファン6は、直流電動機で羽を回転させるものであり、端子abに印加される直流電力によって内蔵された制御回路により所定回転数で運転される。また、通常時は開放状態(高レベル)で、ロック状態や回路異常時に電流を吸い込む(低レベル)出力端子cを備えている。水位センサ8は、電極間の水の有無によって水位を検知する方式等、種々のものがあるが、実施例では、水位センサ8を安価に形成できるフロート式水位センサで構成している。
筺体2の側面等の一部には吸い込み口11が形成され、筺体2の上面等の一部には吹き出し口12が形成されている。加湿水槽4の上方へ向かって風洞10が配置され、風洞10の下端部には空気取り入れ口10Aが形成され、風洞10の上端部は吹き出し口12へ連通している。送風ファン6の運転によって、筺体2周辺の空気(外気)が吸い込み口11から取り入れられ、加湿水槽4の周囲を通り空気取り入れ口10Aから風洞10内へ流入し、加湿水槽4から蒸発した水蒸気と共に、吹き出し口12から筺体2の周辺へ送出する。加湿水槽4から蒸発した水蒸気は高温であるため、これをそのまま加湿器1の周辺へ送出すれば火傷などの危険があるが、風洞10内へ流入した前記外気によって水蒸気の温度が低下し、安全な温度状態で吹き出し口12から送出される。
また、筺体2の前面にはコントロールパネル16が設けられており、加湿器1の運転(ON)と停止(OFF)の切り替え動作を行う2回路接点を内蔵した運転スイッチ13がコントロールパネル16の裏側に取り付けられ、運転スイッチ13の手動操作部13Aがコントロールパネル16に表側から見える状態に設けられている。前記手動操作部13Aは、押すとその位置でロックしてON状態(2回路の接点A−C間を短絡)となり、もう一度押すと手前の位置に復帰してOFF状態(2回路の接点B−C間を短絡)するものである。また、加湿器1の運転状態で発光する運転表示用LED14と、フロート式水位センサ8が下限水位以下(水無し)を検出した状態で発光する給水表示用LED15が、コントロールパネル16に表側から見える状態に設けられている。
給水タンク3は、下面部に開閉弁18を備えており、開閉自在な筺体2上面に設けた開閉蓋17を開け、開閉弁18を下側にした状態で、給水タンク3を手で持ち上げ又は下ろすことで、筺体2内に出し入れ自在な構成である。給水タンク3を筺体2内の所定位置へ収容した状態で、開閉弁18のロッド18Bの下端が加湿水槽4の底に当たり、開閉弁18がバネ18Aに抗して押し上げられて、給水タンク3の水出口3Aが開き、給水タンク3内の水が加湿水槽4へ供給され、加湿水槽4の水位が一定水位(上限水位)に維持される。この状態から、給水タンク3を持ち上げることにより、ロッド18Bの押し上げが解除されるため、水バネ18Aによって開閉弁18が下降し、開閉弁18が給水タンク3の水出口3Aを閉じる。給水タンク3内への注水は、給水タンク3を筺体2から外部に取り出して前記開閉弁18と一体となっているキャップを上にして、該キャップを外して行う。
加湿水槽4内の水全体を水蒸気発生温度まで加熱するのは不経済であり、また、加熱によって給水タンク3やフロート式水位センサ8が悪影響を受けないように考慮する必要がある。このため、加湿水槽4は、給水タンク3からの給水を受ける給水受け槽4Aと、給水受け槽4Aと隔壁4Dで区画した加熱槽4Bとで構成している。給水受け槽4Aと加熱槽4Bは、隔壁4Dに形成した通水部4Cで連通しており、給水受け槽4Aと加熱槽4Bの水位は、同じ水位に保たれる。給水受け槽4Aは、耐熱性の合成樹脂性であり、給水タンク3の下部の開閉弁18と水出口3Aは給水受け槽4Aに臨み、給水受け槽4Aには、加湿水槽4内の水位を検知するフロート式水位センサ8が配置されている。また、加熱槽4Bは、電気ヒータ5を内蔵するようにアルミニウム等の金属成形にて水受け皿状に構成しており、給水受け槽4Aから供給される水を電気ヒータ5によって加熱して水蒸気を発生させる。隔壁4Dに配置された給水受け槽4Aと加熱槽4Bの接続部は、両者間のシール性を確保しつつ、加熱槽4Bの熱が給水受け槽4Aへ伝導し難い状態に保つために、シリコンパッキンを介して接続されている。
過昇温度防止サーモ7が加熱槽4Bの異常温度を検知するように、加熱槽4Bの底部に取り付けられている。ここで異常温度とは、水蒸気を発生する必要上、加熱槽4B内で水が沸騰する温度以上で、周囲の構造物(側壁など)に熱的な影響ができるだけ少ない温度としており、具体的には100度より10度程度高い温度に設定されている。フロート式水位センサ8は、水位検知用リードスイッチRSを略垂直に配置した支柱8Bと、支柱8Bに沿って加湿水槽4内の水位によって上下動する磁石Mg内蔵のフロート8Aを備えている。この水位に応じて磁石Mg内蔵フロート8Aが上昇し、所定の上限水位以上にて磁石Mgによって水位検知用リードスイッチRSの接点が閉じる(ONする)。また、加湿水槽4内の水位の減少(低下)に伴いフロート8Aが降下し、所定の下限水位に減少(低下)したとき、水位検知用リードスイッチRSは磁石Mgの吸引から解除されて、水位検知用リードスイッチRSの接点が開く(OFFする)。ここで、所定の上限水位とは、加湿水槽4から溢れない程度の高さの水位であり、所定の下限水位とは加湿水槽4がほぼ空の状態となった水位である。水位検知用リードスイッチRSは、磁石Mgに上下動により所定の上限位置と所定の下限位置との間でヒステリシスをもってON―OFF動作する。
図4には本発明に係る加湿器1の運転制御用の制御部9を示している。21は電力会社から供給される100V交流電源の供給部であり、加湿器1の電源接続部22と着脱自在に接続される構成である。実施例では、加湿器1の電源接続部22と100V交流電源の供給部21とが、相互に磁石で吸着し合うマグネット式コンセント構成である。加湿器1の電源接続部22は筺体2に固定された状態であり、100V交流電源の供給部21は、プラグPLと電線DSで接続された持ち運び自由な接続コード方式である。
このため、家庭内の100V交流電源のコンセントCSへプラグPLを差し込み、且つ供給部21を電源接続部22に磁石の吸着にて接続することによって、加湿器1へ電源が供給される。電源接続部22を介して加湿器1の100V交流ライン21A、21Bへ供給された100V交流は、電力変換回路23によって整流され、制御部9の電源ラインとなる直流ライン23A(+ライン)と23B(アースライン)へ所定電圧の直流(実施例では12V直流)が供給される。
交流ライン21A、21Bのいずれか一方には、加湿器1の電源をOFFするように過電流を保護する電流ヒューズ29、温度ヒューズ28、過昇温度防止サーモ7が接続されている。温度ヒューズ28は、過昇温度防止サーモ7が万一接点を開かなかった場合に、筐体2内部の異常過熱時に溶断して回路電流を遮断する。過昇温度防止サーモ7、温度ヒューズ28、及び温度ヒューズ28の直列回路の下流の交流ライン21A、21B間には、電気ヒータ5と該電気ヒータ5への通電を制御するリレー26の接点26Aからなる直列回路が接続されている。また、直流ライン23A、23Bには、送風ファン6と、運転スイッチ13と、運転表示用LED14と、給水表示用LED15と、電気ヒータ5及び送風ファン6の通電制御を行う通電制御部24と、加湿運転途中で運転停止した場合にこの停止状態を保持する保持回路25が接続されている。なお、保持回路25はラッチ回路を構成する。
通電制御部24は、後述のように運転スイッチ13の状態で切り替わる入力によって出力が切り替わる比較部24Aを主体とし、比較部24Aの出力によってON−OFFするトランジスタTR2、TR3、TR4を含む。また、異常状態保持回路25は、後述のように異常時の信号を入力として出力が切り替わる比較部25Aを主体とし、この出力によってトランジスタTR2、TR3、TR4をON−OFFする。比較部24A及び比較部25Aは、一つにパッケージ化されており、これに直流ライン23A、23Bから共通に電源が印加されている。
加湿器1の運転を行なうために、正規量の水を入れた給水タンク3を、開閉弁18を下側にした状態に手で持って、筺体2内に挿入設置することにより、上記のように開閉弁18がバネ18Aに抗して押し上げられて、給水タンク3の水出口3Aが開き、給水タンク3内の水が加湿水槽4へ供給され、給水受け槽4A及び加熱槽4Bの水位が上昇し、加湿水槽4の水位が一定水位(上限水位)に維持される。この水位に応じて磁石Mg内蔵フロート8Aが上昇し、磁石Mgによって水位検知用リードスイッチRSの接点が閉じ(ONし)、フロート式水位センサ8がON状態である。
この状態で、家庭内の100V交流電源のコンセントCSへプラグPLを差し込み、且つ供給部21を電源接続部22に磁石の吸着にて接続することによって、加湿器1が電源供給状態となる。この状態で、図4の回路において、過昇温度防止サーモ7は接点を閉じた状態(ON状態)であり、運転スイッチ13はOFF、即ち、その可動片13Kが点線状態で示すように固定接点B−Cを短絡した状態である。また、送風ファン6が正常に動作しているとき、送風ファン6の端子cの出力は低レベルであり、送風ファン6の内部回路やファンロック等の異常時、送風ファン6の端子cの出力が高レベルとなる。上記のようにフロート式水位センサ8がON状態であるため、抵抗31からアースライン23Bへと電流が流れ給水表示回路15Aの入力は低レベルとなってトランジスタTR1はOFFとなり、給水表示用LED15は非通電であり非発光状態である。
このように加湿器1は電源供給状態であるが運転スイッチ13のOFF状態において、フロート式水位センサ8がONした状態で、送風ファン6の端子cの出力は低レベルであることから、比較部25Aの入力aが他方の入力bよりも十分低い低レベルとなり、比較部25Aの出力cが高レベルとなる。このため、ダイオード27によって比較部24Aの出力によるトランジスタTR2、TR3、TR4の動作に影響を与えない。一方、運転スイッチ13の左側の固定接点Cを通して、比較部24Aの入力aが他方の入力bよりも高レベルであることから比較部24Aの出力cは低レベルである。よって、電気ヒータ5の制御回路25BのトランジスタTR2はOFFであり、リレー26のコイルへの通電を非通電とし、その接点26Aは開状態であり、電気ヒータ5は非通電状態である。また、比較部24Aの出力cが低レベルであるため、送風ファン6の制御回路24BのトランジスタTR3及びTR4はOFFであり、送風ファン6は非通電であり停止している。
この状態で、加湿器1の運転開始について説明する。加湿器1の運転開始前は、運転スイッチ13はOFF、即ち、運転スイッチ13の可動片13Kは点線状態で示すように、固定接点B−Cを短絡した状態である。この状態において、加湿器1の運転開始は、運転スイッチ13をONすることにより行なわれる。即ち、手動操作部13Aを押す操作によって運転スイッチ13の可動片13Kを実線状態で示すように、固定接点A−Cを短絡した状態に切り替えることにより、左側の固定接点A−Cを通して運転表示用LED14に通電されて発光する。また、運転スイッチ13の右側の固定接点Cが高レベルになるが、フロート式水位センサ8がONしており、送風ファン6の端子cの出力は低レベルであるため、比較部25Aの入力aは低レベルのままであり、比較部25Aの出力cが高レベルのままである。このため、比較部25Aの出力cが高レベル出力であっても、ダイオード27によって比較部24Aの出力によるトランジスタTR2、TR3、TR4の動作に影響を与えない。また、比較部24Aの入力aが左側の固定接点A−Cを通して低レベルとなるため、比較部24Aの出力cが高レベルとなって、電気ヒータ5の制御回路25BのトランジスタTR2はONし、リレー26のコイルへ通電し、その接点26Aは閉状態となり、電気ヒータ5は通電状態となる。また、比較部24Aの出力cが高レベルであるため、送風ファン6の制御回路24BのトランジスタTR3及びTR4はONし、送風ファン6は運転を開始(ON)し送風が開始される。なお、比較部24Aの高レベル出力cが抵抗35を介して比較部24Aの他方の入力bへフィードバックすることにより、比較部24Aの出力cを高レベルに維持する安定状態となる。
このように、電気ヒータ5への通電によって、加熱槽4Bの水が加熱され蒸発した水蒸気は、運転(ON)開始の送風ファン6によって、風洞10内へ流入した外気と共に風洞10内を通って吹き出し口12から筺体2の周辺へ送出される正規の運転状態となる。もし、加湿器1の運転を停止する場合は、手動操作部13Aの操作によって運転スイッチ13の可動片13Kを点線状態で示すように、固定接点B−Cを短絡した状態に切り替えることにより、比較部24Aの入力aが高レベルとなることで出力cが低レベルとなり、トランジスタTR2、TR3、TR4がOFFし、リレー26の接点26Aが開放することでヒータ5および送風ファン6が停止する。
このように、加湿器1が通常の運転状態にあるとき、運転異常が発生した場合について、以下に説明する。ここで、フロート式水位センサ8、送風ファン6の端子cの出力、過昇温度防止サーモ7を総称して異常検知センサとし、この異常検知センサで検知する状態を加湿運転の継続に支障となる運転異常が発生したと定義する。先ず、フロート式水位センサ8がOFFした場合について説明する。給水タンク3内の水が無くなり加湿水槽4内の水位が減少した場合、それに伴いフロート8Aが降下する。そして、所定の下限水位まで低下(減少)したとき、水位検知用リードスイッチRSは磁石Mgの吸引から解除されて接点が開く(OFF)、即ち、フロート式水位センサ8がOFFになると、抵抗31からアースライン23Bに電流が流れなくなるため給水表示回路15Aの入力が高レベルとなる。よって、トランジスタTR1がONして給水表示用LED15は通電され発光状態となる。この発光によって、加湿用水が不足状態であることを加湿器1の使用者に報知する。
また、このフロート式水位センサ8のOFFによって、抵抗31および運転スイッチ13の右側の固定接点A−Cから抵抗33を通して比較部25Aの入力aが入力bよりも高レベルとなり、比較部25Aの出力cが低レベルとなる。比較部25Aの低レベル出力cが抵抗32を介して比較部25Aの他方の入力bとなることによって出力cを安定的に低レベルに維持するラッチ状態となる。このため水位センサ8が再ONしても、その出力が高レベルに反転しないようにしているものである。これは回路の抵抗やコンデンサの定数によって設定される。そして、比較部25Aのラッチ状態の解除は、後述のように運転スイッチ13を一旦OFFしなければならない。
比較部25Aの出力cが低レベルにラッチ状態となることによって、ダイオード27を介して比較部24Aの出力cの高レベルを吸い込むことで、トランジスタTR2、TR3、TR4がOFFし、リレー26の接点26Aが開放することでヒータ5および送風ファン6が停止して加湿器1は運転停止状態となる。
加湿器1の使用者は、空になった給水タンク3を取り出して正規量の水を注入した状態で、再び上記のように、開閉弁18を下側にした状態に手で持って、筺体2内に挿入設置することにより、開閉弁18がバネ18Aに抗して押し上げられて、給水タンク3の水出口3Aが開き、給水タンク3内の水が加湿水槽4へ供給され、給水受け槽4A及び加熱槽4Bの水位が上昇し、加湿水槽4の水位が一定水位(上限水位)に維持される。この水位に応じて磁石Mg内蔵フロート8Aが上昇し、磁石Mgによって水位検知用リードスイッチRSの接点が閉じ(ONし)、フロート式水位センサ8がON状態となる。
これによって、抵抗31からアースライン23Bへと電流が流れ、給水表示回路15Aの入力が低レベルとなってトランジスタTR1はOFFとなり、給水表示用LED15は非通電となって非発光状態となる。一方、フロート式水位センサ8がONし、また送風ファン6の端子cの出力は低レベルに復帰するが、比較部25Aの出力cが低レベルであることから、比較部25Aの入力aが入力bよりも高い高レベルを維持してラッチ状態を継続するため、電気ヒータ5および送風ファン6は停止を維持する。
ここでラッチ状態を解除して加湿器1の運転を再開する場合は、運転スイッチ13を一旦OFFした後にもう一度ONすることで行うが、先ず、運転スイッチ13の手動操作部13Aを押して一旦OFFした場合、運転スイッチ13の固定接点B−Cが短絡する。運転スイッチ13の右側の固定接点B−Cが短絡すると固定接点Cはアース23Bに接続され、抵抗33を介してコンデンサ34の充電が放電され比較部25Aの入力aが低レベルとなることで、その出力cが高レベルとなりラッチ状態が解除される。また、出力cが高レベルとなることで抵抗32を介して入力bの電圧レベルが上昇して安定する。本比較部25Aの出力cは高レベルであるため、ダイオード27によって比較部24Aの出力によるトランジスタTR2、TR3、TR4の動作に影響を与えない。
一方、運転スイッチ13の左側の固定接点B−Cが短絡することで左側の固定接点Cは電源23Aに接続され、運転表示用LED14が非通電となり非発光となる。また、比較部24Aの入力aが他方の入力bよりも高レベルとなり、その出力cが低レベルとなりトランジスタTR2、TR3、TR4がOFFし、リレー26の接点26Aが開放することでヒータ5および送風ファン6が停止して加湿器1は運転停止状態となる。この状態は、上記加湿器1の運転開始前の状態と同じである。
次に、加湿器1の運転を再開するために、もう一度運転スイッチ13の手動操作部13Aを押すことで固定接点A−Cが短絡する。上記同様に加湿器1の運転が再開する。即ち、運転スイッチ13のONによって、運転表示用LED14に通電されて発光する。一方、運転スイッチ13の右側の固定接点Cと抵抗33を介して接続されている比較部25Aの入力aは、水位センサ8がON状態であることと、送風ファン6の端子cの出力が低レベルであることから低レベルであり、比較部25Aの出力cは高レベルである。このため、ダイオード27によって比較部24Aの出力によるトランジスタTR2、TR3、TR4の動作に影響を与えない。また、運転スイッチ13の左側の固定接点Cと接続されている比較部24Aの入力aは、他方の入力bよりも低レベルとなり比較部24Aの出力cが高レベルとなるため、トランジスタTR2、TR3、TR4をONさせ、リレー26の接点26Aが閉成されヒータ5および送風ファン6が運転して加湿運転を行う。
次に、加湿器1が正規の運転状態にあるとき、送風ファン6の内部回路やファンロック等の異常が発生した場合について説明する。加湿器1が、送風ファン6の内部回路やファンロック等の異常が発生する前の正規の運転状態にあるときは、上記のように、フロート式水位センサ8がONし、送風ファン6の出力cは低レベルであるため、比較部25Aの入力aが他方の入力bよりも低レベルとなり、比較部25Aの出力cが高レベルとなって、トランジスタTR2、TR3、TR4の動作に影響を与えない。また、比較部24Aの出力cが高レベルであるため、電気ヒータ5と送風ファン6は通電状態であり、正規の加湿運転状態である。
この加湿運転状態において、送風ファン6は、端子abを通して正規の状態で運転されており、端子cの出力は低レベルである。しかし、送風ファン6がロック等の異常状態になると、端子cの出力は高レベルとなる。送風ファン6がロック等の異常になれば、送風ファン6の端子cの出力が高レベルとなり、フロート式水位センサ8がONしていても、比較部25Aの入力aが他方の入力bよりも高レベルとなり、それによって比較部25Aの出力cが低レベルとなり、上記同様に比較部25Aの出力cが低レベルとなることで入力bの電圧を更に低下させて維持される。このため、運転スイッチ13のOFF以外では解除しない安定的なラッチ状態となる。よって、ダイオード27を介して、電気ヒータ5の制御回路25BのトランジスタTR2はOFFとなり、リレー26のコイルへの通電を非通電とし、その接点26Aは開状態となり、電気ヒータ5は非通電状態となる。また、比較部25Aの出力cが低レベルであるため、送風ファン6の制御回路24BのトランジスタTR3及びTR4はOFFとなり、送風ファン6は非通電となって停止する。これは実質的に加湿器1が運転停止状態である。このように、送風ファン6の異常を検知したとき、比較部25Aはラッチ状態となる。
このように、送風ファン6にファンロック等の異常が発生すると、その端子cの出力が高レベルとなることで比較部25Aの入力aを高レベルにして、送風ファン6およびヒータ5への通電を停止する。この状態は、運転ランプ14が点灯しているが加湿しない(蒸気が出ない)状態となる。送風ファン6の端子c出力が高レベルとなっても、抵抗38を介したフロート式水位センサ8がONしていることから、抵抗31からアースライン23Bへと電流が流れ、トランジスタTR1はOFFのままであり、給水ランプ15は消灯したままとなる。
加湿器1の使用者は、この状態(蒸気が出ない)による異常に気付き、運転スイッチ13をOFFすればよい。運転スイッチ13のOFFによって、上記のように、フロート式水位センサ8がOFFしたときと同様に、比較部25Aのラッチ状態を解除することができる。そして、ロックした送風ファン6を修理あるいは新規の送風ファン6と交換した後、再び運転スイッチ13をONすることによって、加湿器1の運転を開始することができる。
次に、加湿器1が正規の運転状態にあるとき、加湿器1の電源供給が遮断された場合について説明する。加湿器1の電源供給が遮断される場合として、過昇温度防止サーモ7が加熱槽4Bの異常温度を検知してOFFした場合と、コンセントCSからプラグPLが外れた場合と、供給部21が電源接続部22から外れた場合がある。
先ず、加湿器1が正規の運転状態にあるとき、過昇温度防止サーモ7が加熱槽4Bの異常温度を検知した場合について説明する。
前記加湿水槽4の異常加熱状態は、後述のように、加熱槽4Bの水が蒸発によって不足したときや、加湿器1が転倒して加熱槽4Bが空になったとき、或いは加熱槽4Bの内面にカルシウムなどの不純物が付着し水との熱伝導が低下して加熱槽4Bの温度が上昇したとき等において発生する。
過昇温度防止サーモ7は、OFF動作温度(例えば110℃)で接点が開き、ON作動温度(例えば70℃)で接点が閉じる動作をする自己復帰形のバイメタル式である。加熱槽4Bに正規量の水が溜まっているときは、加熱槽4Bの温度は、OFF動作温度(例えば110℃)まで上昇しないため、過昇温度防止サーモ7はON状態である。しかし、加熱槽4Bの水が蒸発によって不足したときや、加湿器1が転倒して加熱槽4Bが空になったとき、或いは加熱槽4Bの内面にカルシウムなどの不純物が付着し水との熱伝導が低下して加熱槽4Bの温度が上昇したとき等においては、加熱槽4Bの温度がOFF動作温度(例えば110℃)以上に上昇するため危険である。この危険防止のために、加熱槽4Bの温度が上昇して過昇温度防止サーモ7がOFF動作温度(例えば110℃)を検知したとき、加湿器1への電源供給を遮断する。
運転スイッチ13の可動片13Kが、実線状態で示すように固定接点A−Cを短絡した状態、即ち、加湿器1の運転中において、過昇温度防止サーモ7は、加熱槽4Bの異常温度(例えば110℃)を検知したときOFFし、加湿器1への電源供給を遮断する。この遮断によって、送風ファン6は非通電となって停止し、電気ヒータ5も非通電となる。そして、自然冷却によって加熱槽4Bの温度が低下し、過昇温度防止サーモ7がON作動温度(例えば70℃)を検知したとき、その接点が閉じてON状態に復帰し、加湿器1への電源供給状態となる。このとき、運転スイッチ13の可動片13Kは、実線状態で示すように、固定接点A−Cを短絡した状態である。
このように、過昇温度防止サーモ7がON状態に復帰したとき、フロート式水位センサ8はONであって、且つ、送風ファン6の端子cの出力が低レベルであるが、抵抗36を介してコンデンサ37が充電され、比較部25Aの入力bの電圧が上昇する。これと共に、運転スイッチ13の右側の固定接点Cから抵抗33を介してコンデンサ34が充電され、比較部25Aの入力aの電圧が上昇する。この場合、比較部25Aの入力bの電圧の上昇に比して、比較部25Aの入力aの電圧が短時間で上昇するように、コンデンサ34の充電時定数及びコンデンサ37の充電時定数を定めているため、比較部25Aの入力aが入力bよりも早く高レベルとなることにより、比較部25Aの出力cが低レベルとなる。この比較部25Aの低レベル出力cが低レベルとなることで入力bの電圧を更に低下させて維持されることで、運転スイッチ13のOFF以外では解除しない安定的なラッチ状態となる。
このように、比較部25Aの出力cが低レベルにラッチ状態となることによって、ダイオード27を介して、電気ヒータ5の制御回路25BのトランジスタTR2はOFFとなり、リレー26のコイルへの通電を非通電とし、その接点26Aは開状態となり、電気ヒータ5は非通電状態となる。また、比較部25Aの出力cが低レベルであるため、送風ファン6の制御回路24BのトランジスタTR3及びTR4はOFFとなり、送風ファン6は非通電となって停止する。実質的に加湿器1は運転停止状態である。
この状態で、比較部25Aのラッチ状態の解除は、前述のように運転スイッチ13を一旦OFFすることで、上記の加湿器1の運転開始前の状態と同じになる。
また、再運転を行う場合、前述のように運転スイッチ13をONすることで行う。
次に、加湿器1が正規の運転状態にあるとき、コンセントCSからプラグPLが外れた場合、または供給部21が電源接続部22から外れた場合について説明する。このいずれの場合も、上記のように、過昇温度防止サーモ7が加熱槽4Bの異常温度を検知した場合と同様である。
即ち、運転スイッチ13の可動片13Kが、実線状態で示すように固定接点A−Cを短絡した状態、即ち、加湿器1の運転中において、コンセントCSからプラグPLが外れた場合、または供給部21が電源接続部22から外れた場合は、加湿器1への電源供給が遮断される。この遮断によって、送風ファン6は非通電となって停止し、電気ヒータ5も非通電となる。そして、再びコンセントCSへ外れたプラグPLを差込み、または外れた供給部21を電源接続部22へ接続することによって、加湿器1への電源供給状態となる。このとき、運転スイッチ13の可動片13Kは、実線状態で示すように、固定接点A−Cを短絡した状態である。
このようにして加湿器1への電源供給状態とすることによって、フロート式水位センサ8がONであって、且つ、送風ファン6の端子cの出力が低レベルであるが、抵抗36を介してコンデンサ37が充電され、比較部25Aの入力bの電圧が上昇する。これと共に、運転スイッチ13の右側の固定接点Cから抵抗33を介してコンデンサ34が充電され、比較部25Aの入力aの電圧が上昇する。この場合、比較部25Aの入力bの電圧の上昇に比して、比較部25Aの入力aの電圧が短時間で上昇するように、コンデンサ34の充電時定数及びコンデンサ37の充電時定数を定めている。このようにして、比較部25Aの入力aが入力bよりも高レベルとなることにより、比較部25Aの出力cが低レベルとなる。この比較部25Aの低レベル出力cが抵抗32を介して比較部25Aの他方の入力bとなることによって、比較部25Aは出力cを安定的に低レベルに維持するラッチ状態となる。
比較部25Aが低レベルにラッチ状態となることによって、ダイオード27を介して、電気ヒータ5の制御回路25BのトランジスタTR2はOFFとなり、リレー26のコイルへの通電を非通電とし、その接点26Aは開状態となり、電気ヒータ5は非通電状態となる。また、比較部25Aの出力cが低レベルであるため、送風ファン6の制御回路24BのトランジスタTR3及びTR4はOFFとなり、送風ファン6は非通電となって停止する。実質的に加湿器1は運転停止状態である。
この状態で、比較部25Aのラッチ状態の解除は、前述のように運転スイッチ13を一旦OFFしなければならない。ここでラッチ状態を解除して加湿器1の運転を再開する場合は、運転スイッチ13を一旦OFFした後、再度ONする。即ち、先ず、運転スイッチ13をOFF、即ち、手動操作部13Aの操作によって運転スイッチ13の可動片13Kを点線状態で示すように、固定接点B−Cを短絡した状態に切り替える。これによって、フロート式水位センサ8がONであり、且つ送風ファン6の出力cは低レベルであるが、抵抗33を介してコンデンサ34の充電が放電されることで電位が下がり比較部25Aの入力aが入力bよりも低レベルとなり、そのラッチ状態が解除される。これによって、ダイオード27によって比較部24Aの出力によるトランジスタTR2、TR3、TR4の動作に影響を与えない状態となる。また、運転表示用LED14が非通電となり非発光となる。
一方、運転スイッチ13の左側の固定接点Cを通して、比較部24Aの入力aが高レベルとなることによって、比較部24Aの出力cが低レベルとなり、電気ヒータ5の制御回路25BのトランジスタTR2はOFFであり、リレー26のコイルへの通電を非通電とし、その接点26Aは開状態であり、電気ヒータ5は非通電状態である。また、比較部24Aの出力cが低レベルであるため、送風ファン6の制御回路24BのトランジスタTR3及びTR4はOFFであり、送風ファン6は非通電であり停止している。この状態は、上記の加湿器1の運転開始前の状態と同じである。
このため、加湿器1の運転を開始する場合は、運転スイッチ13をON、即ち、手動操作部13Aの操作によって運転スイッチ13の可動片13Kを実線状態で示すように、固定接点A−Cを短絡した状態に切り替えることにより、上記同様に、運転表示用LED14に通電されて発光し、これと共に、比較部24Aの入力aが低レベルとなり比較部24Aの出力cが高レベルとなって、電気ヒータ5の制御回路25BのトランジスタTR2はONし、リレー26のコイルへ通電し、その接点26Aは閉状態となり、電気ヒータ5は通電状態となる。また、比較部24Aの出力cが高レベルであるため、送風ファン6の制御回路24BのトランジスタTR3及びTR4はONし、送風ファン6は運転を開始(ON)し送風が開始される。これによって、加湿器1の運転が再開することとなる。
上記のから明らかなように、給水タンク3の水を加湿水槽4内へ供給し、加湿水槽4内の水を電気ヒータ5によって加熱して水蒸気を発生させ、送風ファン6によって吸い込み口11から取り入れた空気と共に前記水蒸気を吹き出し口12から送出する加湿器1において、ON−OFF切り替え動作の運転スイッチ13と、加湿水槽4内の水位を検知する水位センサ8と、加湿水槽4の異常温度によって加湿器1の電源をOFFする過昇温度防止サーモ7とを備え、異常時を異常検知センサ(フロート式水位センサ8、送風ファン6の端子cの出力、過昇温度防止サーモの総称)で検知したときには送風ファン6と電気ヒータ5を非通電状態に保持する保持回路25を設け、この保持回路25による送風ファン6と電気ヒータ5の非通電状態の保持は、運転スイッチ13を一旦OFFすることにより解除される構成である。
本発明に係る加湿器は、上記実施例に示した構成に限定されず、種々の形態のものに適用できるものであり、本発明の技術範囲において種々の形態を包含するものである。
1・・・・・加湿器
2・・・・・筐体
3・・・・・給水タンク
3A・・・・水出口
4・・・・・加湿水槽
5・・・・・電気ヒータ
6・・・・・送風ファン
7・・・・・過昇温度防止サーモ
8・・・・・水位センサ
8A・・・・磁石Mg内蔵フロート
8B・・・・支柱
9・・・・・制御部
10・・・・風洞
11・・・・吸い込み口
12・・・・吹き出し口
13・・・・運転スイッチ
13A・・・手動操作部
13K・・・可動片
14・・・・運転表示用LED
15・・・・給水表示用LED
16・・・・コントロールパネル
17・・・・開閉蓋
18・・・・開閉弁
18A・・・バネ
18B・・・開閉弁のロッド
21・・・・100V交流電源の供給部
21A、21B・・・100V交流ライン
22・・・・電源接続部
23・・・・電力変換部
23A、23B・・・直流ライン
24・・・・通電制御部
24A・・・比較部
24B・・・送風ファンの制御回路
25・・・・保持回路
25A・・・比較部
25B・・・電気ヒータの制御回路
26・・・・リレー
Mg・・・・磁石
RS・・・・リードスイッチ
TR1、TR2、TR3、TR4・・・・トランジスタ

Claims (5)

  1. 給水タンクの水を加湿水槽内へ供給し、加湿水槽内の水を電気ヒータによって加熱して水蒸気を発生させ、送風ファンによって吸い込み口から取り入れた空気と共に前記水蒸気を吹き出し口から送出する加湿器において、ON−OFF切り替え動作の運転スイッチと、運転の継続に支障となる運転異常の状態を検知する異常検知センサと、前記異常検知センサで運転異常を検知したときには前記送風ファンと前記電気ヒータとを非通電状態に保持する保持回路を設け、前記保持回路による前記送風ファンと前記電気ヒータの非通電状態の保持は、前記運転スイッチを一旦OFFすることにより解除されることを特徴とする加湿器。
  2. 給水タンクの水を加湿水槽内へ供給し、加湿水槽内の水を電気ヒータによって加熱して水蒸気を発生させ、送風ファンによって吸い込み口から取り入れた空気と共に前記水蒸気を吹き出し口から送出する加湿器において、ON−OFF切り替え動作の運転スイッチと、前記加湿水槽内の水位を検知する水位センサと、前記加湿水槽の異常温度によって前記加湿器の電源をOFFする過昇温度防止サーモと、前記前記電気ヒータ及び前記送風ファンの通電制御部とを備え、前記水位センサが下位水位を検知したとき、前記送風ファンと前記電気ヒータを非通電状態に保持する保持回路を設け、前記保持回路による前記送風ファンと前記電気ヒータの非通電状態の保持は、前記運転スイッチを一旦OFFすることにより解除されることを特徴とする加湿器。
  3. 給水タンクの水を加湿水槽内へ供給し、加湿水槽内の水を電気ヒータによって加熱して水蒸気を発生させ、送風ファンによって吸い込み口から取り入れた空気と共に前記水蒸気を吹き出し口から送出する加湿器において、ON−OFF切り替え動作の運転スイッチと、前記加湿水槽内の水位を検知する水位センサと、前記加湿水槽の異常温度によって前記加湿器の電源ラインをOFFする過昇温度防止サーモと、前記前記電気ヒータ及び前記送風ファンの通電制御部とを備え、前記過昇温度防止サーモが前記加湿器の電源をOFFした後ONに復帰しても、前記送風ファンと前記電気ヒータを非通電状態に保持する保持回路を設け、前記保持回路による前記送風ファンと前記電気ヒータの非通電状態の保持は、前記運転スイッチを一旦OFFすることにより解除されることを特徴とする加湿器。
  4. 給水タンクの水を加湿水槽内へ供給し、加湿水槽内の水を電気ヒータによって加熱して水蒸気を発生させ、送風ファンによって吸い込み口から取り入れた空気と共に前記水蒸気を吹き出し口から送出する加湿器において、ON−OFF切り替え動作の運転スイッチと、前記加湿水槽内の水位を検知する水位センサと、前記加湿水槽の異常温度によって前記加湿器の電源ラインをOFFする過昇温度防止サーモと、前記前記電気ヒータ及び前記送風ファンの通電制御部とを備え、前記送風ファンの異常を検知したとき、前記送風ファンと前記電気ヒータを非通電状態に保持する保持回路を設け、前記保持回路による前記送風ファンと前記電気ヒータの非通電状態の保持は、前記運転スイッチを一旦OFFすることにより解除されることを特徴とする加湿器。
  5. 給水タンクの水を加湿水槽内へ供給し、加湿水槽内の水を電気ヒータによって加熱して水蒸気を発生させ、送風ファンによって吸い込み口から取り入れた空気と共に前記水蒸気を吹き出し口から送出する加湿器において、ON−OFF切り替え動作の運転スイッチを備え、前記運転スイッチON状態において前記加湿器の電源が遮断されたとき、前記送風ファンと前記電気ヒータを非通電状態に保持する保持回路を設け、前記保持回路による前記送風ファンと前記電気ヒータの非通電状態の保持は、前記運転スイッチを一旦OFFすることにより解除されることを特徴とする加湿器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012220058A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Corona Corp ミスト発生装置
CN108999984A (zh) * 2018-07-13 2018-12-14 佛山市顺德区德尔玛电器有限公司 一种加湿器的开阀结构及应用该结构的加湿器
CN115950018A (zh) * 2022-12-09 2023-04-11 珠海格力电器股份有限公司 一种加湿装置、方法及加湿器
JP7448612B2 (ja) 2018-03-16 2024-03-12 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド スチームジェネレータ

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