JP7172827B2 - 温度環境調整システム、温度嗜好推定システム及び温度嗜好推定プログラム - Google Patents

温度環境調整システム、温度嗜好推定システム及び温度嗜好推定プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7172827B2
JP7172827B2 JP2019078686A JP2019078686A JP7172827B2 JP 7172827 B2 JP7172827 B2 JP 7172827B2 JP 2019078686 A JP2019078686 A JP 2019078686A JP 2019078686 A JP2019078686 A JP 2019078686A JP 7172827 B2 JP7172827 B2 JP 7172827B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
user
vehicle
preference
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019078686A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020175749A (ja
Inventor
欣洋 佐伯
弘幸 坂大
智也 山口
謙一 柳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2019078686A priority Critical patent/JP7172827B2/ja
Priority to DE102020107178.7A priority patent/DE102020107178A1/de
Priority to US16/820,975 priority patent/US11318812B2/en
Priority to CN202010294859.3A priority patent/CN111823811B/zh
Publication of JP2020175749A publication Critical patent/JP2020175749A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7172827B2 publication Critical patent/JP7172827B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00735Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models
    • B60H1/00742Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models by detection of the vehicle occupants' presence; by detection of conditions relating to the body of occupants, e.g. using radiant heat detectors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00271HVAC devices specially adapted for particular vehicle parts or components and being connected to the vehicle HVAC unit
    • B60H1/00285HVAC devices specially adapted for particular vehicle parts or components and being connected to the vehicle HVAC unit for vehicle seats
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00271HVAC devices specially adapted for particular vehicle parts or components and being connected to the vehicle HVAC unit
    • B60H1/00292HVAC devices specially adapted for particular vehicle parts or components and being connected to the vehicle HVAC unit for steering wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/0065Control members, e.g. levers or knobs
    • B60H1/00657Remote control devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00878Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being temperature regulating devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00971Control systems or circuits characterised by including features for locking or memorising of control modes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00271HVAC devices specially adapted for particular vehicle parts or components and being connected to the vehicle HVAC unit
    • B60H2001/003Component temperature regulation using an air flow

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両に適用される温度環境調整システム、温度嗜好推定システム及び温度嗜好推定プログラムに関する。
特許文献1に記載の車両の空調制御装置において、直接的温感情報検出手段は、乗員の皮膚温を検出する。直接的温感情報検出手段が検出した皮膚温を初期値として、間接的温感情報検出手段は乗員の皮膚温変化を検出する。温感推定手段は、間接的温感情報検出手段が検出した皮膚温変化を基に、温度に対する乗員の感じ方を示す指標である温感を推定する。また、制御量決定手段は、温感推定手段が推定した温感と予め記憶された温感制御のパターンにおける温感との偏差を求める。そして、制御量決定手段が算出した偏差を解消するように、空調制御手段が空調ユニットからの出力を制御する。
特開平5-193338号公報
特許文献1に記載の車両の空調制御装置では、間接的温感情報検出手段が検出する皮膚温変化が同一であれば、同様に空調ユニットの出力が制御される。しかしながら、皮膚温変化が同一であったとしても、ユーザ毎に温度の感じ方は異なるはずである。しかし、特許文献1の空調制御装置のような従来の空調制御装置では、ユーザの空調の好みを把握することができない。
上記課題を解決するため、本発明は、車両の室内温度環境を調整する車内温度コンディショナと、ユーザによる車両の操作に関する情報である操作情報を基に、ユーザの車内温度環境に対する感じ方の指標である温感を推定する温感推定部と、前記温感の時間推移を基に、ユーザの温度嗜好を推定する嗜好推定部と、前記温度嗜好を記憶する嗜好記憶部と、前記車内温度コンディショナを制御する制御部と、を備えた温度環境調整システムであって、前記制御部は、前記嗜好記憶部に記憶されている前記温度嗜好に基づいて前記車内温度コンディショナを制御する。
上記構成によれば、車両の室内温度環境に関するユーザの温度嗜好を把握し、それを記憶しておくことができる。そして、上記構成によれば記憶されている温度嗜好に基づいて車内温度コンディショナが制御される。そのため、ユーザごとに温度嗜好に違いがあっても、嗜好記憶部に嗜好が記憶されているユーザにとって快適な車内温度環境が実現される。
上記温度環境調整システムにおいて、ユーザを特定するためのユーザ特定情報を取得するとともに当該ユーザ特定情報に基づいてユーザを特定するユーザ特定部を備え、前記嗜好記憶部は、前記温度嗜好を前記ユーザ特定情報と紐づけて記憶し、前記制御部は、前記ユーザ特定部がユーザを特定した場合には、その特定したユーザのユーザ特定情報に紐付けられている温度嗜好に基づいて前記車内温度コンディショナを制御してもよい。
上記構成によれば、特定したユーザの温度嗜好の情報に併せて、車内温度コンディショナを制御できる。そのため、車両のユーザが変更されても、ユーザ毎の温度嗜好に応じて車内温度環境を調整できる。
上記温度環境調整システムにおいて、前記嗜好記憶部を備えるサーバと前記車両に搭載された通信モジュールとが外部通信回線網によって接続されており、前記制御部は、前記ユーザ特定部がユーザを特定した場合には、前記通信モジュールを用いて前記サーバから特定したユーザに紐付けられている温度嗜好を受信し、当該温度嗜好に基づいて前記車内温度コンディショナを制御してもよい。
上記構成では、ユーザが車両を乗り換えた場合であっても、そのユーザの温度嗜好を車両がサーバから受信できる。そのため、ユーザが車両を乗り換えた場合であっても、ユーザの温度嗜好に合わせて車内温度コンディショナを制御できる。
上記温度環境調整システムにおいて、前記嗜好推定部は、推定した温感の時間に対する変化と、車内温度環境の調整を開始してから規定時間後に推定した温感と、に基づいて、ユーザの温度嗜好を推定してもよい。
上記構成によれば、車内温度環境の調整を開始してから規定時間後の常態化した温度の嗜好のみではなく、車内温度環境の調整を開始してから常態化するまでの情報に基づいても、温度嗜好が分類される。したがって、例えば暑がりか寒がりかといった情報だけでなく、車内温度環境の変化の仕方といった好みについても、温度嗜好に反映させることができる。
上記課題を解決するため、本発明である温度嗜好推定システムは、ユーザによる車両の操作に関する情報である操作情報を基に、ユーザの車内温度環境に対する感じ方の指標である温感を推定する温感推定部と、前記温感の時間推移を基に、ユーザの温度嗜好を推定する嗜好推定部と、前記温度嗜好を記憶する嗜好記憶部と、を備えている。
上記課題を解決するため、本発明である温度嗜好推定プログラムは、コンピュータに、ユーザによる車両の操作に関する情報である操作情報を基に、ユーザの車内温度環境に対する感じ方の指標である温感を推定する温感推定処理と、前記温感の時間推移を基に、ユーザの温度嗜好を推定する嗜好推定処理と、前記温度嗜好を記憶する嗜好記憶処理と、を実行させる。
上記の各構成によれば、車両の室内温度環境に関するユーザの温度嗜好を把握し、それを記憶しておくことができる。
温度環境調整システムの概略図。 温度嗜好の推定処理を示すフローチャート。 温感推定の処理の説明図。 温度嗜好の推定処理の説明図。 温度環境調整制御の処理を示すフローチャート。
以下、温度環境調整システムが適用された車両の一実施形態について、図面を参照して説明する。
先ず、温度環境調整システムの全体構成について説明する。
図1に示すように、この実施形態の温度環境調整システムは、車両100と、車両100のユーザの携帯操作端末200と、データを集約して記憶するサーバ300と、で構成されている。車両100及び携帯操作端末200は、近距離無線通信によって、互いに情報通信ができるようになっている。また、車両100及びサーバ300は、外部通信回線網を介して、互いに情報通信ができるようになっている。
車両100には、車両100の室内温度環境を調整する車内温度コンディショナ110が備わっている。また、車両100には、車内温度コンディショナ110の動作を制御するコンディショナECU120が備わっている。
車内温度コンディショナ110には、車両100の室内温度を調整する空調機構111が備わっている。空調機構111は、車両100の室内に暖気又は冷気を送風することで、室内温度を調整する。
車内温度コンディショナ110には、ステアリングホイールを加熱するステアリングヒータ112が備わっている。ステアリングヒータ112は、ステアリングホイールに内蔵されている電熱線に通電することで、ステアリングホイールを加熱する。
車内温度コンディショナ110には、シートベンチレーション機構113が備わっている。シートベンチレーション機構113は、ユーザが座るシートからユーザに送風をすることで、シートとユーザの身体との間の空気を換気する。
車内温度コンディショナ110には、ユーザが座るシートを加熱するシートヒータ114が備わっている。シートヒータ114は、シートに内蔵されている電熱線に通電することでシートを加熱する。
車内温度コンディショナ110のコンディショナECU120には、温度環境調整システムを搭載した車両の各種センサからの信号が入力される。
コンディショナECU120には、操作パネル131の空調温度設定スイッチから、ユーザによって設定された車両100の室内の目標温度を示す信号が入力される。また、コンディショナECU120には、操作パネル131におけるステアリングヒータ112の電源スイッチから、ステアリングヒータ112をオンにするかオフにするかを示す信号が入力される。コンディショナECU120には、操作パネル131におけるシートベンチレーション機構113の電源スイッチから、シートベンチレーション機構113をオンにするかオフにするかを示す信号が入力される。コンディショナECU120には、操作パネル131におけるシートヒータ114の電源スイッチから、シートヒータ114をオンにするかオフにするかを示す信号が入力される。なお、操作パネル131は、インストルメントパネル等に取り付けられたスイッチやボタン類、タッチパネル等で構成されている。なお、図1では、操作パネル131を簡略化して図示している。この実施形態では、操作パネル131からの信号は、ユーザによる車両100の操作に関する情報である操作情報として機能している。
コンディショナECU120には、心拍センサ132から、ユーザの心拍を示す信号が入力される。心拍センサ132は、電位式のセンサであり、ステアリングホイールに取り付けられている電極から心筋収縮時に発生するパルス状の電圧を検出する。そして、このパルス状の電圧に基づいて、ユーザの心拍を検出する。ユーザの心拍は、ユーザの生体情報として機能している。
コンディショナECU120には、サーモカメラ133から、車内の温度分布を示す画像が入力される。サーモカメラ133は、赤外線カメラであり、車内のユーザの顔近辺の温度分布を、非接触にて撮影する。コンディショナECU120は、サーモカメラ133が撮影した車内の温度分布を示す画像から、ユーザの皮膚温度を算出している。ユーザの皮膚温度は、ユーザの生体情報として機能している。
コンディショナECU120には、外気温センサ134から、車両100の室外の温度である外気温を示す信号が入力される。外気温は、車両100の外部環境に関する情報である車両環境情報として機能している。
コンディショナECU120には、自動制御スイッチ135から、車内温度コンディショナ110の動作を、全自動制御で行うか否かを設定する信号が入力される。コンディショナECU120は、自動制御スイッチ135がオンとなっている場合、車内温度コンディショナ110を全自動で制御する。すなわち、コンディショナECU120は、空調機構111が送風する風の温度や風量、ステアリングヒータ112、シートベンチレーション機構113、シートヒータ114のオン・オフを、ユーザの操作の有無に拘らず自動的に調整する。一方で、コンディショナECU120は、自動制御スイッチ135がオフとなっている場合、車内温度コンディショナ110を全自動では制御せず、ユーザによる操作パネル131等の操作に応じて制御する。なお、本実施形態における全自動制御とは、後述するユーザの温度嗜好を基に、車内温度コンディショナ110を制御することをいう。
車両100に搭載された通信モジュール130には、外部通信回線網を介してサーバ300と情報通信する外部通信部140が備わっている。本実施形態における外部通信回線網は、携帯電話の通信に使われる携帯電話通信回線網である。
車両100に搭載された通信モジュール130には、携帯操作端末200と近距離無線通信によって情報通信する近距離通信部150が備わっている。本実施形態における通信方式は、Bluetooth(登録商標)である。
車両100に搭載された通信モジュール130には、外部通信部140及び近距離通信部150による情報通信を制御する通信制御部160が備わっている。通信制御部160は、携帯操作端末200及びサーバ300との情報通信やコンディショナECU120との信号の送受信を制御したり種々の演算を実行したりする。
通信制御部160は、携帯操作端末200に対して、ユーザ特定情報を要求する。ユーザ特定情報は、ユーザを特定するための情報で、本実施形態では、携帯操作端末200の個体識別番号である。
通信制御部160は、生体情報、操作情報、車両環境情報を継続的に取得する。そして、通信制御部160は、サーバ300に対して、規定時間内に取得した生体情報、操作情報、車両環境情報を送信する。なお、規定時間は、本実施形態では、車内温度コンディショナ110の作動を開始してから、1時間と定められている。
携帯操作端末200は、本実施形態では、車両100のユーザが所有するスマートフォンなどの携帯電話である。携帯操作端末200には、近距離無線通信によって車両100と情報通信する携帯通信部210が備わっている。携帯通信部210は、車両100の近距離通信部150と同一規格の通信方式によって通信する。
携帯操作端末200には、後述する携帯制御部220からの出力を表示させる表示部230が備わっている。表示部230は、携帯制御部から出力された画像情報に基づいて、メッセージや操作アイコンを表示する。
携帯操作端末200には、後述する携帯制御部220に情報を入力するための操作部240が備わっている。操作部240が操作されると、携帯制御部220に操作信号が入力される。なお、本実施形態では、表示部230がタッチパネルになっており、表示部230が操作部240を兼ねている。
携帯操作端末200には、アプリケーションプログラムや各種のデータを記憶する携帯記憶部250が備わっている。操作部240や車両100から、携帯制御部220にアプリケーションプログラムを起動させる信号が入力されると、携帯記憶部250に記憶しているアプリケーションプログラムが実行される。
携帯操作端末200には、携帯通信部210による情報通信を制御したり種々の演算を実行したりする携帯制御部220が備わっている。
携帯制御部220は、車両100の通信制御部160からユーザ特定情報を要求されると、携帯記憶部250に記憶されている携帯操作端末200の個体識別番号を、携帯通信部210から車両100に送信するように制御する。
サーバ300には、外部通信回線網を介して車両100の通信モジュール130と情報通信するためのサーバ通信部310が備わっている。
サーバ300には、サーバ通信部310による情報通信を制御したり種々の演算を実行したりするサーバ制御部320が備わっている。サーバ制御部320は、後述する温感推定部330が温感を推定する際に、ユーザの生体情報、操作情報、車両環境情報を、車両100から取得するように、サーバ通信部310を制御する。
サーバ300には、ユーザの車内温度環境に対する感じ方の指標である温感を推定する温感推定部330が備わっている。温感推定部330は、ユーザの生体情報、操作情報、車両環境情報を基に、温感を推定する。
サーバ300には、各種の情報を記憶するサーバ記憶部360が備わっている。このサーバ記憶部360は、ユーザの情報を集約して管理するユーザ情報記憶部340と、ユーザの車内環境温度に対する嗜好である温度嗜好の情報を集約して管理する嗜好記憶部350とで構成されている。サーバ記憶部360には、ユーザの情報とユーザの温度嗜好の情報とを関連させる関連情報が記憶されている。すなわち、ユーザ情報記憶部340と嗜好記憶部350とによって、ユーザの情報と温度嗜好の情報とが紐づけられている。
サーバ300には、ユーザを特定するためのユーザ特定部380が備わっている。ユーザ特定部380は、ユーザ特定情報と、ユーザ情報記憶部340に記憶されているユーザの情報とを照らし合わせて、ユーザを特定する。なお、この実施形態では、ユーザ特定情報は、携帯操作端末200の個体識別番号である。
サーバ300には、ユーザの温度に対する嗜好である温度嗜好を推定する嗜好推定部370が備わっている。嗜好推定部370は、温感推定部330が推定した温感を基に、温度嗜好を推定する。
本実施形態においては、サーバ300の温感推定部330と、嗜好推定部370と、嗜好記憶部350と、が温度嗜好推定システムとして機能している。
なお、温感推定部330、嗜好記憶部350、嗜好推定部370、ユーザ特定部380による各処理は、サーバ制御部320に記憶されたプログラムを、コンピュータとしてのサーバ制御部320が実行することにより実現される。
次に、温度環境調整システム及び温度嗜好推定システムにおける温度嗜好の推定処理を、図2に従って説明する。なお、サーバ300は、常に、車両100の通信制御部160から生体情報、操作情報、車両環境情報が送信されるのを待機している。なお、上述したとおり、車両100において車内温度コンディショナ110の作動を開始してから規定時間が経過すると、その規定時間内において検出した生体情報、操作情報、車両環境情報がサーバ300に送信される。
温度嗜好の推定処理のステップS11において、サーバ300のサーバ制御部320は、生体情報、操作情報、車両環境情報を取得する。具体的には、サーバ制御部320は、車両100の通信モジュール130から、生体情報、操作情報、車両環境情報を示す信号を受信する。なお、サーバ通信部310が受信する上記の各情報は、予め定められている規定時間の間に検出されたものである。サーバ300のサーバ通信部310が生体情報、操作情報、車両環境情報を示す信号を取得すると、サーバ制御部320は、処理をステップS12に進める。
ステップS12において、サーバ300のサーバ制御部320は、取得した生体情報、操作情報、車両環境情報に基づいて、温感推定部330にユーザの温感を推定させる。具体的には、温感推定部330は、再帰ニューラルネットワークを構成している。入力層には、生体情報としてユーザの心拍及びユーザの皮膚温度、操作情報としてユーザによって設定された車両100の室内の目標温度、車両環境情報として外気温が入力される。温感推定部330では、再帰ニューラルネットワークの出力層に、温感が出力される。
温感は、最も寒いと感じる1段階目の温感を「寒い」、最も暑いと感じる5段階目の温感を「暑い」とをし、その中間の3段階目の温感を「普通」とする指標である。なお、この実施形態では、「寒い」という温感を「1」、「暑い」という温感を「5」、「普通」という温感を「3」という数値で扱っており、「1」~「5」の間のいずれかの数値で出力される。
再帰ニューラルネットワークで構成されている温感推定部330は、予め試験によって標準と思われるユーザを模擬して、温感が出力される標準的なモデルとなっている。すなわち、温感推定部330によって推定される温感は、生体情報、操作情報、車両環境情報が入力されたときに、標準的なユーザが、「寒い」や「暑い」をどう感じるかについて示す指標である。
ここで、車両100の生体情報、操作情報、車両環境情報を、温感推定部330に入力することで、仮想的に、標準的なユーザが、車両100に乗った際に、その生体情報、操作情報、車両環境情報によって、「寒い」や「暑い」をどう感じるかについて測定できる。例えば、寒がりのユーザの車両100に、標準的なユーザが乗ったとすると、標準的なユーザは、車内温度コンディショナ110の設定温度が高いことで、「暑い」と感じる。換言すれば、車両100の生体情報、操作情報、車両環境情報に基づいて、温感推定部330が出力した温感が「暑い」の場合には、車両100のユーザの温感嗜好は「寒がり」と推定できる。つまり、ステップS12においては、温感推定部330に車両100の生体情報、操作情報、車両環境情報を入力することで、仮想的に、標準的なユーザが車両100に乗り込んで、温感を推定している。
また、温感推定部330は、規定時間、温感を繰り返し推定し続けることによって、規定時間内における温感の変化を算出できる。なお、車内温度環境が変化するためには相応の時間が必要であるところ、規定時間後の車内温度環境は、ユーザが所望する温度環境への変化が完了したと見込んでいる。温感推定部330が、規定時間分だけ温感を推定すると、サーバ制御部320は、処理をステップS13に進める。
ステップS13において、サーバ300のサーバ制御部320は、温感推定部330が推定した規定時間における温感の時間推移を基に、嗜好推定部370にユーザの温度嗜好を推定させる。具体的には、図3に示すように、車内の温度が低い場合に、ユーザが車両100に乗り込んで、イグニッションスイッチをオンにした場合を想定して説明する。このような場合に、イグニッションスイッチをオンにしたばかりの時間があまり経過していないときには、温感は、図3の破線で示すように、「寒い」と推定されている。そして、車内温度コンディショナ110が動作することで、時間が経過するごとに、車内温度が上昇するなどすると、温感は、「寒い」から徐々に「普通」に変化している。その後、温感は、徐々に収束して、一定の段階に収束する。ここで、嗜好推定部370は、先ず、規定時間内における温感に対して、次式(1)に基づいて、図3の実線で示すように近似式を作成する。
TF=-(A-1)×e-B×t+A …(1)
TF:温感
A:最終値
B:時定数
t:車内温度コンディショナ110を作動させてからの時間
ここで、最終値Aは、車内温度コンディショナ110を作動させてから規定時間経過したときに、収束した温感である。すなわち、車内温度環境の調整を開始してから規定時間後に推定した温感を示している。また、時定数Bは、車内温度コンディショナ110を作動させてから温感が変化する速度を示す。すなわち、推定した温感の時間に対する変化を示している。
嗜好推定部370が最終値Aと時定数Bとを定めると、嗜好記憶部350に記憶されている温度嗜好の分布に照らして、予め区分された温度嗜好を推定する。具体的には、図4に示すように、嗜好推定部370は、最終値Aと時定数Bとによって、予め5つに区分された温度嗜好のうち、今回の処理で得られた最終値Aと時定数Bとの場合、どの温度嗜好に該当するかを判断する。嗜好推定部370が温度嗜好を推定すると、サーバ制御部320は、処理をステップS14に進める。
なお、本実施形態では、最終値Aと時定数Bとによって予め5つの温度嗜好に区分けしている。温度嗜好の種類は、暑がり且つ即暖嗜好、暑がり、普通、寒がり、寒がり且つ即暖嗜好、の5つである。
図2に示すように、ステップS14において、サーバ300のサーバ制御部320は、嗜好推定部370が推定した温度嗜好を、嗜好記憶部350に記憶させる。なお、この実施形態では、同一のユーザについて既に温度嗜好が記憶されている場合には、古い方の温度嗜好を破棄して、新たな温度嗜好に更新する。その後、サーバ制御部320は、今回の温度嗜好推定処理を終了する。
次に、温度環境調整システムにおける車内温度調整の処理を、図5に従って説明する。
この車内温度調整の処理は、車両100のイグニッションスイッチがONとなったときに、車両100の通信制御部160は、本実施形態における車内温度調整の制御を開始する。
ステップS21において車両100の通信制御部160は、携帯操作端末200に対して、ユーザを特定するための情報であるユーザ特定情報を要求する。具体的には、通信制御部160は、近距離通信部150からユーザ特定情報としての携帯操作端末200の個体識別番号を要求する旨の信号を、携帯操作端末200の携帯通信部210に、近距離無線通信によって送信する。その後、車両100の処理は、一旦、待機される。
一方、携帯操作端末200の携帯制御部220は、携帯操作端末200の携帯通信部210が通信モジュール130の近距離通信部150からユーザ特定情報の要求する旨の信号を受信すると、ステップS22の処理を開始する。ステップS22において、携帯操作端末200の携帯制御部220は、車両100に対して、携帯操作端末200の個体識別番号を示す信号を送信する。具体的には、携帯制御部220は、携帯記憶部250に記憶している携帯操作端末200の個体識別番号を、携帯通信部210から、通信モジュール130の通信制御部160に、近距離無線通信によって送信する。その後、今回の車内温度調整に伴う携帯操作端末200の処理は終了する。
一方、車両100の通信制御部160は、通信モジュール130の近距離通信部150が携帯操作端末200の携帯通信部210からユーザ特定情報を示す信号を受信すると、ステップS23の処理を開始する。ステップS23において、通信モジュール130の通信制御部160は、サーバ300に対して、温感嗜好の情報を要求する。具体的には、通信制御部160は、受信したユーザ特定情報である携帯操作端末200の個体識別番号とともに、温感嗜好の情報を要求する旨を示す信号を、外部通信部140から、サーバ300のサーバ通信部310に送信する。その後、車両100の処理は、一旦、待機される。
一方、サーバ300のサーバ制御部320は、サーバ300のサーバ通信部310が車両100の外部通信部140から温感嗜好の情報の要求を示す信号を受信すると、ステップS24の処理を開始する。ステップS24において、サーバ300のサーバ制御部320は、ユーザ特定部380に、受信したユーザ特定情報である携帯操作端末200の個体識別番号と、ユーザ情報記憶部340に記憶したユーザ情報を照らし合わせて、ユーザを特定させる。その後、サーバ制御部320は、処理をステップS25に進める。
ステップS25において、サーバ300のサーバ制御部320は、ユーザ特定部380が特定したユーザに紐づけられている温度嗜好の情報を、嗜好記憶部350に記憶されている温度嗜好の情報から取得する。そして、サーバ制御部320は、特定したユーザの温度嗜好を示す信号を、サーバ通信部310から、車両100に送信する。その後、今回の車内温度調整に伴うサーバ300の処理は終了する。
一方、車両100の通信制御部160は、通信モジュール130の外部通信部140がサーバ300のサーバ通信部310から特定したユーザの温度嗜好を示す信号を受信すると、ステップS26の処理を開始する。ステップS26において、通信モジュール130の通信制御部160は、コンディショナECU120に対して、特定したユーザの温度嗜好の情報を入力する。その後、コンディショナECU120は、処理をステップS27に進める。
ステップS27において、車内温度コンディショナ110のコンディショナECU120は、特定したユーザの温度嗜好の情報と、操作パネル131によって設定された室内の目標温度とに基づいて、車内温度コンディショナ110の制御量を算出する。具体的には、コンディショナECU120は、特定したユーザの温度嗜好と、室内の目標温度に基づいて、予め定められたコンディショナ制御マップから、車内温度コンディショナ110の制御量を算出する。その後、コンディショナECU120は、処理をステップS28に進める。
ステップS28において、コンディショナECU120は、車内温度コンディショナ110が自動制御で行われるか否かを判定する。具体的には、コンディショナECU120は、自動制御スイッチ135がオンとなっている場合には、車内温度コンディショナ110は自動制御で行われると判定する。一方で、コンディショナECU120は、自動制御スイッチ135がオフとなっている場合には、車内温度コンディショナ110は自動制御で行われないと判定する。ステップS28において、車内温度コンディショナ110は自動制御で行われないと判定された場合(S28:NO)、ステップS28の処理を繰り返す。一方で、ステップS28において、車内温度コンディショナ110は自動制御で行われると判定された場合(S28:YES)、コンディショナECU120は、処理をステップS29に進める。
ステップS29において、コンディショナECU120は、車内温度コンディショナ110は、算出した制御量の制御を行う。すなわち、コンディショナECU120は、特定したユーザの温度嗜好の情報と、操作パネル131によって設定された室内の目標温度とに基づいて、車内温度コンディショナ110を制御する。その後、コンディショナECU120は、今回の車内温度調整の処理を終了する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
先ず、ユーザが初めて車両100に乗り込んだ場合には、サーバ300には、そのユーザの温度嗜好は記憶されていない。したがって、ユーザが初めて車両100に乗り込んで、車内温度コンディショナ110の制御を行うとき、ユーザは手動によって、自分好みの車内温度コンディショナ110の制御を行っていると推定できる。そして、車両100においては、車内温度コンディショナ110による温度の調整が開始されてから規定時間(1時間)内において、生体情報、操作情報、車両環境情報が継続的に検出される。そして、規定時間が経過すると、車両100が各情報をサーバ300に送信し、サーバ300が受信した各情報に基づいて、ユーザの温度嗜好を推定する。このとき、ユーザの温度嗜好をサーバ300に記憶できる。
その後、ユーザが次に車両100に乗り込んで、車内温度コンディショナ110の全自動制御がされる場合には、サーバ300から、前回車両を運転したときの情報に応じて推定されたユーザの温度嗜好が受信される。そして、受信したユーザの温度嗜好に基づいて、車内温度コンディショナ110の制御が行われる。
なお、ユーザが、前回の車両100とは異なる別の車両に乗り込んだ場合であっても、その別の車両が、温度環境システムに関して上記実施形態の車両100と同一の構成を搭載していれば、サーバ300から、前回車両を運転したときの情報に応じて推測されたユーザの温度嗜好が受信される。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)本実施形態によれば、温度環境調整システムは、ユーザの車内環境温度に対する嗜好である温度嗜好を把握し、それを記憶しておくことができる。そして、記憶されている温度嗜好に基づいて、車内温度コンディショナ110が制御される。そのため、ユーザごとに温度嗜好に違いがあっても、ユーザにとって快適な車内温度環境が実現される。
(2)本実施形態によれば、温度環境調整システムは、イグニッションスイッチがオンになるたびに、ユーザの温度嗜好を推定する。すなわち、ユーザの温度嗜好はトリップごとに推定される。そして、車内温度コンディショナ110は、特定したユーザの最新の温度嗜好に基づいて制御される。そのため、季節の変化等によって、ユーザの温度嗜好が変化したとしても、その変化にあわせて車内温度コンディショナ110の制御も調整できる。
(3)本実施形態によれば、ユーザ特定部380が特定したユーザの温度嗜好に合わせて車内温度コンディショナ110を制御できる。そのため、車両100のユーザが変更されても、ユーザ毎の温度嗜好に応じて車内温度環境を調整できる。よって、例えば、1つの車両100を複数のユーザが使用している場合、各ユーザは、自分の携帯操作端末200によって、自分が特定されることで、自分の温度嗜好に基づいた車内温度環境に調整してもらえる。
(4)本実施形態によれば、ユーザが車両を乗り換えた場合であっても、そのユーザの温度嗜好を車両100がサーバ300から受信できる。そのため、ユーザが車両を乗り換えた場合であっても、ユーザの空調に合わせて車内温度コンディショナ110を制御できる。さらに、温度嗜好推定の処理は、ユーザがどの車両100を使用したときでも行われるため、例えば、ある車両100をしばらく使用していなくても、他の車両100によって温度嗜好が推定されていれば、ある車両100を使用したときも、ユーザの最新の温度嗜好に基づいて、車内温度コンディショナ110が制御される。よって、ユーザにとって、より快適な車内温度環境を実現できる。
(5)本実施形態によれば、車内温度環境の調整を開始してから規定時間後の常態化した温度の温度嗜好のみではなく、車内温度環境の調整を開始してから常態化するまでの情報に基づいても、温度嗜好が分類される。具体的には、温度嗜好は、温感推定の時間推移を基に得られた最終値A及び時定数Bによって推定される。したがって、例えば暑がりか寒がりかといった常態化した温度の温度嗜好のみではなく、速く車内温度環境を暖めたい即暖嗜好といった車内環境温度の変化の仕方の好みについても、温度嗜好に反映させることができる。
(6)本実施形態によれば、温度嗜好推定システムは、車両100の室内温度環境に関するユーザの温度嗜好を把握し、それを記憶しておくことができる。そのため、車両100のユーザの情報と紐づけた温度嗜好を収集することで、将来の車内温度コンディショナ開発に活用できる。例えば、複数のユーザの情報から、性別や体格を分類し、ある車種に、どのような分類のユーザの使用が多いかを把握することで、その車種の車内温度コンディショナには、分類されたユーザの温度嗜好を予め反映させることで、快適な車内温度環境を実現できる。
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ユーザ特定部380がユーザを特定するための情報は、本実施形態の例に限られない。例えば、携帯操作端末200の個体識別番号ではなく、電話番号や、アプリケーションの登録情報によって、ユーザを特定してもよい。他にも、車両100の電子キーが複数ある場合に、各ユーザがそれぞれ電子キーを所有していれば、各電子キーの識別番号等によって、ユーザを特定してもよい。
・ユーザ特定部380がユーザを特定するための情報を取得する手段は、本実施形態の例に限られない。例えば、ユーザが手動で携帯操作端末200の操作部240を操作して、自身のユーザIDやパスワードを入力するようにしてもよい。
・ユーザ特定部380、ユーザ情報記憶部340及び嗜好記憶部350は、温度環境システムのどこに搭載されていてもよい。例えば、ユーザ特定部380、ユーザ情報記憶部340及び嗜好記憶部350は、車両100に搭載されていてもよい。この場合、車両100において、ユーザを特定して、特定したユーザの温度嗜好を把握できる。
・ユーザ特定部380は備わっていなくてもよい。例えば、車両100の使用するユーザが常に同じであるものとしてユーザの温度嗜好を推定するのであれば、ユーザを特定する必要はない。
・車両100と携帯操作端末200の通信方法である近距離無線通信は、本実施形態の例に限られない。例えば、NFC(Near Field Communication)通信や、RFID(Radio Frequency Identifier)通信でもよい。
・車両100と携帯操作端末200の通信方法は、近距離無線通信でなくてもよい。例えば、携帯操作端末200と車両100が外部通信回線網によって接続されており、ユーザが車両100に乗車する前に、車両100にユーザを特定するための情報を、外部通信回線網を介して送信してもよい。
・嗜好推定部370が最終値A及び時定数Bを算出するために用いた近似式は、本実施形態の例に限られない。図3の破線で示す推定した温感は、「寒い」から変化を始める場合もあれば、「暑い」や「普通」から変化を始める場合もある。この推定した温感に合わせて、適用する近似式を適宜変更してもよい。例えば、外気温が低くても、ユーザが運動後であるようなときに、推定される温感は、「寒い」よりも「暑い」側となりうる。このような場合に、適用する近似式に、切片が組み込まれていてもよい。また、本実施形態においては、外気温が低いときに車内環境を温める状況を想定した式を説明したが、外気温が高いときに車内環境を冷やす状況を想定すると、図3における近似式が、温感「普通」に対して、上下線対称の形となる。さらに、例えば、適用する近似式は、シグモイド関数のような他の関数であってもよい。
・温度嗜好を推定する際の温感の区分けは、本実施形態の例に限られない。具体的には、2~4つに区分けしてもよいし、6つ以上に区分けしてもよい。少なくとも、2つに区分けすればよい。
・嗜好記憶部350が新たな温度嗜好を記憶する際に、古い温度嗜好を破棄しなくてもよい。例えば、記憶してから1年間分の温度嗜好を蓄積すると、ユーザの温度嗜好が1年を通してどの程度変化するのかを把握することができる。この場合、車内温度コンディショナ110の制御に用いる温度嗜好は、最新の温度嗜好を用いてもよいし、季節が同じ1年前の温度嗜好を用いてもよい。
・規定時間は、本実施形態の例に限られない。1時間未満であっても、1時間より長くてもよい。少なくとも、車内温度環境が、車内温度コンディショナ110によって、ユーザにとって快適となるだけの時間より長ければよい。
・ユーザの生体情報は、本実施形態の例に限られない。例えば、ユーザが発汗する量である発汗量、ユーザがまばたきする回数であるまばたき数、ユーザの身長や肩幅等の体格、ユーザが着用している衣服の量である衣服量が生体情報であってもよい。少なくとも、ユーザの暑い・寒いなどの温感に関与する情報であればよい。
・操作情報は、本実施形態の例に限られない。例えば、上記実施形態で例示したものに代えて、又は加えて、車両100のパワーウィンドウの操作情報、空調機構111の風量調整ボタンの操作情報を採用してもよい。つまり、少なくとも、車両100の車内温度環境を左右する装置に関する操作情報であればよい。
・車内温度コンディショナ110の構成は、本実施形態の例に限らず、一部の装置が省略されていてもよいし、他の装置が追加されていてもよい。例えば、車内の換気をする換気機構があってもよい。また、車内温度コンディショナ110が、空調機構111、ステアリングヒータ112、シートベンチレーション機構113、シートヒータ114のうち、いずれか1つによって構成されていてもよい。
・操作パネル131の構成は、本実施形態の例に限られない。例えば、操作パネル131の構成は、車内温度コンディショナ110の構成によって適宜変更されてもよい。具体的には、シートベンチレーション機構113から送風される風量が調整できる場合、シートベンチレーションスイッチは、風量の強度を調整できるようなボタンとなっていてもよい。この場合、風量の強度を示す情報が、操作情報の1つとして機能する。
・車両環境情報は、本実施形態の例に限られない。例えば、降雨量を示す情報や、標高を示す情報であってもよい。少なくとも、車両100の外部環境に関する情報であればよい。
・温感推定部330は、温感を推定するにあたって、ユーザの生体情報、操作情報、車両環境情報のうち、少なくともいずれか1つを基に推定すればよく、すべての情報を基に温感を推定する必要はない。例えば、温感推定部330は、ユーザの生体情報のみから温感を推定してもよいし、操作情報と車両環境情報とから温感を推定してもよい。
・携帯操作端末200やサーバ300を備えずに温度環境調整システムを構成することも可能である。例えば、温感推定部330、嗜好記憶部350、嗜好推定部370、ユーザ特定部380が、車両100の通信制御部160に備わっていてもよい。
・温度嗜好推定システムのみであってもよい。つまり、温度嗜好を推定した場合に、その嗜好に基づいて車内温度コンディショナ110を制御しなくてもよい。この場合であっても、車両100の室内温度環境に関するユーザの温度嗜好を把握し、それを記憶しておくことができる。
・温度嗜好推定プログラムの記憶箇所は、本実施形態の例に限られない。例えば、サーバ300のサーバ制御部320、温感推定部330、嗜好推定部370により各処理を行う温度嗜好推定プログラムは、携帯操作端末200の携帯記憶部250や、車両100の通信制御部160の中に記憶されていてもよい。
100…車両、110…車内温度コンディショナ、111…空調機構、112…ステアリングヒータ、113…シートベンチレーション機構、114…シートヒータ、120…コンディショナECU、130…通信モジュール、131…操作パネル、132…心拍センサ、133…サーモカメラ、134…外気温センサ、135…自動制御スイッチ、140…外部通信部、150…近距離通信部、160…通信制御部、200…携帯操作端末、210…携帯通信部、220…携帯制御部、230…表示部、240…操作部、250…携帯記憶部、300…サーバ、310…サーバ通信部、320…サーバ制御部、330…温感推定部、340…ユーザ情報記憶部、350…嗜好記憶部、360…サーバ記憶部、370…嗜好推定部、380…ユーザ特定部、A…最終値、B…時定数。

Claims (7)

  1. 車両の室内温度環境を調整する車内温度コンディショナと、
    ーザによる車両の操作に関する情報である操作情報を基に、ユーザの車内温度環境に対する感じ方の指標である温感を推定する温感推定部と、
    前記温感の時間推移を基に、ユーザの温度嗜好を推定する嗜好推定部と、
    前記温度嗜好を記憶する嗜好記憶部と、
    前記車内温度コンディショナを制御する制御部と、
    を備えた温度環境調整システムであって、
    前記制御部は、前記嗜好記憶部に記憶されている前記温度嗜好に基づいて前記車内温度コンディショナを制御する
    温度環境調整システム。
  2. ユーザを特定するためのユーザ特定情報を取得するとともに当該ユーザ特定情報に基づいてユーザを特定するユーザ特定部を備え、
    前記嗜好記憶部は、前記温度嗜好を前記ユーザ特定情報と紐づけて記憶し、
    前記制御部は、前記ユーザ特定部がユーザを特定した場合には、その特定したユーザに紐付けられている温度嗜好に基づいて前記車内温度コンディショナを制御する
    請求項1に記載の温度環境調整システム。
  3. 前記嗜好記憶部を備えるサーバと前記車両に搭載された通信モジュールとが外部通信回線網によって接続されており、
    前記制御部は、前記ユーザ特定部がユーザを特定した場合には、前記通信モジュールを用いて前記サーバから特定したユーザに紐付けられている温度嗜好を受信し、当該温度嗜好に基づいて前記車内温度コンディショナを制御する
    請求項2に記載の温度環境調整システム。
  4. 前記嗜好推定部は、推定した温感の時間に対する変化と、車内温度環境の調整を開始してから規定時間後に推定した温感と、に基づいて、ユーザの温度嗜好を推定する
    請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の温度環境調整システム。
  5. 前記温感推定部は、前記操作情報に加えて、ユーザの生体情報、及び前記車両の外部環境に関する情報である車両環境情報のうち少なくともいずれか1つを基に、ユーザの前記温感を推定する
    請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の温度環境調整システム。
  6. ーザによる車両の操作に関する情報である操作情報を基に、ユーザの車内温度環境に対する感じ方の指標である温感を推定する温感推定部と、
    前記温感の時間推移を基に、ユーザの温度嗜好を推定する嗜好推定部と、
    前記温度嗜好を記憶する嗜好記憶部と、を備える
    温度嗜好推定システム。
  7. コンピュータに、
    ーザによる車両の操作に関する情報である操作情報を基に、ユーザの車内温度環境に対する感じ方の指標である温感を推定する温感推定処理と、
    前記温感の時間推移を基に、ユーザの温度嗜好を推定する嗜好推定処理と、
    前記温度嗜好を記憶する嗜好記憶処理と、を実行させるための
    温度嗜好推定プログラム。
JP2019078686A 2019-04-17 2019-04-17 温度環境調整システム、温度嗜好推定システム及び温度嗜好推定プログラム Active JP7172827B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019078686A JP7172827B2 (ja) 2019-04-17 2019-04-17 温度環境調整システム、温度嗜好推定システム及び温度嗜好推定プログラム
DE102020107178.7A DE102020107178A1 (de) 2019-04-17 2020-03-16 Temperaturumgebungsregulierungssystem, Temperaturpräferenzermittlungssystem und nichtflüchtiges, computerlesbares Medium
US16/820,975 US11318812B2 (en) 2019-04-17 2020-03-17 Temperature environment regulating system, temperature preference estimating system, and non-transitory computer-readable medium
CN202010294859.3A CN111823811B (zh) 2019-04-17 2020-04-15 温度环境调整系统、温度嗜好推定系统及非暂时性计算机可读介质

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019078686A JP7172827B2 (ja) 2019-04-17 2019-04-17 温度環境調整システム、温度嗜好推定システム及び温度嗜好推定プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020175749A JP2020175749A (ja) 2020-10-29
JP7172827B2 true JP7172827B2 (ja) 2022-11-16

Family

ID=72660461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019078686A Active JP7172827B2 (ja) 2019-04-17 2019-04-17 温度環境調整システム、温度嗜好推定システム及び温度嗜好推定プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11318812B2 (ja)
JP (1) JP7172827B2 (ja)
CN (1) CN111823811B (ja)
DE (1) DE102020107178A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7036706B2 (ja) * 2018-12-12 2022-03-15 本田技研工業株式会社 車両用空調制御システム、車両用空調制御方法、およびプログラム
US20220371605A1 (en) * 2021-05-21 2022-11-24 At&T Intellectual Property I, L.P. Carrier transport vehicle personal sensor zone
CN114290873B (zh) * 2021-12-27 2024-01-12 重庆长安汽车股份有限公司 具有自动适应用户习惯的汽车空调控制方法、系统及车辆
CN115056690A (zh) * 2022-06-21 2022-09-16 一汽奔腾轿车有限公司 一种基于神经网络的汽车智能加热垫系统、方法、设备及存储介质

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025825A (ja) 2000-08-03 2003-01-29 Denso Corp 車両用空気調和装置
JP2010208598A (ja) 2009-03-12 2010-09-24 Calsonic Kansei Corp 車両用空調制御装置
JP2015206483A (ja) 2014-04-17 2015-11-19 日立アプライアンス株式会社 空気調和機
US20170158023A1 (en) 2015-12-07 2017-06-08 GM Global Technology Operations LLC Personalizing vehicular comfort settings for a specific user

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56112313A (en) * 1980-02-13 1981-09-04 Nissan Motor Co Ltd Air conditioner for vehicle
JPH05193338A (ja) 1991-10-16 1993-08-03 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 空調制御装置
JP3237157B2 (ja) * 1991-12-27 2001-12-10 株式会社デンソー 車両用空気調和制御装置
JP3758924B2 (ja) * 2000-01-31 2006-03-22 三菱自動車工業株式会社 車両用空調装置
JP2002127728A (ja) * 2000-10-26 2002-05-08 Denso Corp 車両用空調装置
JP2009046115A (ja) * 2007-07-20 2009-03-05 Denso It Laboratory Inc 車両用空調装置及び車両用空調装置の制御方法
JP2009120143A (ja) 2007-11-19 2009-06-04 Toyota Motor Corp 体温検出装置、車両用空調装置
DE112009004747B4 (de) * 2009-05-07 2014-07-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Wärmemanagementvorrichtung für ein fahrzeug
JP5854850B2 (ja) * 2012-01-12 2016-02-09 三菱電機株式会社 空気調和機及び空調制御システム
CN103471204B (zh) * 2013-08-29 2016-04-06 惠州华阳通用电子有限公司 舒适度可配置的汽车空调控制系统及控制方法
CN107000537B (zh) 2014-10-31 2021-03-12 金瑟姆股份有限公司 车辆小气候系统及其控制方法
JP6305636B2 (ja) * 2015-04-03 2018-04-04 三菱電機株式会社 空気調和システム
CN107284180A (zh) * 2016-04-12 2017-10-24 奥迪股份公司 用于车辆的自适应自动空调系统
JP6565837B2 (ja) 2016-09-01 2019-08-28 株式会社デンソー 車両用空調装置
US20190063776A1 (en) * 2017-08-22 2019-02-28 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Air conditioning control system, air conditioning control apparatus, and air conditioning control method
CN108407569B (zh) * 2018-03-02 2022-06-28 北京车和家信息技术有限公司 车载空调的控制方法、系统、计算机设备及车载空调系统
US20200031195A1 (en) * 2018-07-24 2020-01-30 Saic Innovation Center Llc Personalized adaptive hvac system control methods and devices
US11014428B2 (en) * 2018-08-22 2021-05-25 Ford Global Technologies, Llc Controlling climate in vehicle cabins
US10974567B2 (en) * 2018-09-20 2021-04-13 Ford Global Technologies, Llc Automatic adaptive climate controls
US20200324783A1 (en) * 2019-04-11 2020-10-15 Karma Automotive Llc Personalized seating zone system

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025825A (ja) 2000-08-03 2003-01-29 Denso Corp 車両用空気調和装置
JP2010208598A (ja) 2009-03-12 2010-09-24 Calsonic Kansei Corp 車両用空調制御装置
JP2015206483A (ja) 2014-04-17 2015-11-19 日立アプライアンス株式会社 空気調和機
US20170158023A1 (en) 2015-12-07 2017-06-08 GM Global Technology Operations LLC Personalizing vehicular comfort settings for a specific user

Also Published As

Publication number Publication date
US11318812B2 (en) 2022-05-03
CN111823811B (zh) 2024-04-30
US20200331320A1 (en) 2020-10-22
DE102020107178A1 (de) 2020-10-22
CN111823811A (zh) 2020-10-27
JP2020175749A (ja) 2020-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7172827B2 (ja) 温度環境調整システム、温度嗜好推定システム及び温度嗜好推定プログラム
JP7081020B2 (ja) 車両ミクロ気候システムと制御方法
JP6581128B2 (ja) 最適車両部品設定を決定するためのシステムおよび方法
US8280584B2 (en) Climate control system
JP5805343B1 (ja) 不快指数を用いて車両用空調を動的に制御する装置及び方法
US10759256B2 (en) Method and apparatus for setting a thermal comfort state
US20080297336A1 (en) Controlling vehicular electronics devices using physiological signals
JP6986932B2 (ja) 空気調和システムおよび空気調和機
US20210114433A1 (en) Motor vehicle thermal management system
JP4941342B2 (ja) 空調制御システム、車両用空調制御装置、車両用空調装置、空調制御方法
WO2006059489A1 (ja) コントロール装置、コントロール方法、コントロールプログラム、コントロールプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及びコントロールシステム
JP2008307998A (ja) 車両用ドライビングポジション制御装置
WO2006109476A1 (en) Command input system
JP2006057908A (ja) 空気調和機
CN111376676A (zh) 一种车辆空调控制方法及系统
JP2012196998A (ja) 車両の運転動作設定システム
KR101910920B1 (ko) 레버형 도어의 그립 패턴 인식을 통한 사용자 식별 방법 및 장치
JP2020082907A (ja) 車両の空調制御システム
KR101679019B1 (ko) 불쾌지수를 통한 차량용 공조 제어 장치 및 이의 제어 방법
JP2020083157A (ja) 車両用空調装置
US20230011191A1 (en) Method and system for regulating comfort in a vehicle passenger compartment
JP2024066578A (ja) 空調制御システム
JP2021175418A (ja) 眠気判定装置および眠気判定方法
WO2023096741A1 (en) Temperature-related drowsiness mitigation strategy
CN116215338A (zh) 通风控制方法、系统、设备和计算机程序产品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221017

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7172827

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151