JP4941342B2 - 空調制御システム、車両用空調制御装置、車両用空調装置、空調制御方法 - Google Patents
空調制御システム、車両用空調制御装置、車両用空調装置、空調制御方法 Download PDFInfo
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Description
図1は、本実施形態の車両400に搭載された空調制御装置100と住居500に設置された住居用空調制御装置200とを有する空調制御システム300の概略を示す図である。住居用空調制御装置200は、室外温度、室内温度等の環境情報(以下、住居500の環境情報を環境情報Aという)を各種のセンサにより検出し、ユーザの体感傾向データを収集する。体感傾向データとは、いわゆる暑がり又は寒がりという体感傾向の個人差を示す情報である。
図3は、空調制御システム300の機能ブロック図を示す。住居用空調制御装置200は、例えば、コンピュータと各種のセンサにより実現される。コンピュータと各種のセンサは例えばLAN、ブルートゥース、ZIGBEE、ワイヤレスUSB、等で接続されている。コンピュータは、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェイス、ハードディスクドライブなどの不揮発メモリ、等を有し、CPUがプログラムを実行するか所定の演算回路により実現される、ユーザを識別するユーザ判定部14、ユーザ毎に体感傾向を判定するユーザ体感温度判定部15、及び、体感温度を決定する体感温度決定部23、を有する。
・室外温度<室内温度
体感温度=室内温度 + α×室外温度 … (1)−1
・室外温度>室内温度
体感温度=室内温度 − α×室外温度 … (1)−2
また、体感温度決定部23は湿度センサ18が検出した湿度に基づき体感温度を決定する。湿度が体感温度に与える影響は例えばミスナールの体感温度の算出式により見積もることができる。したがって、「室内温度−ミスナールの体感温度」が湿度に基づく室内温度の補正量βとなる。
体感温度=室内温度 − β …(2)
また、体感温度決定部23は、輻射センサ19が検出した輻射温度に基づき体感温度を決定する。輻射温度と体感温度には、例えば次のような関係が知られている。
体感温度*=(輻射温度+室内温度)/2
したがって、「室内温度−体感温度*」が輻射温度に基づく室内温度の補正量γとなる(「体感温度*」は最終的に算出する体感温度と区別するための識別子)。
体感温度=室内温度 − γ …(3)
また、体感温度決定部23は、赤外線センサ21が検出した着衣量に基づき体感温度を決定する。着衣量を例えば布地の厚みや枚数で特定することは困難なので、着衣量を例えば1〜3段階程度(数が大きいほど着衣量が多い)に区分し、着衣量が多いほど暑く感じると考え、区分された着衣量1〜3に応じて補正係数を次のように決定する。
着衣量1:補正係数−σ1
着衣量2:補正係数ゼロ
着衣量3:補正係数+σ2
体感温度 = 室内温度−σ1 or 室内温度+σ2 …(4)
また、体感温度決定部23は人感センサ22が検出した活動量に基づき体感温度を決定する。活動量は例えば1〜3段階程度(数が大きいほど活動量が大きい)に区分し、活動量が大きいほど体感温度に余裕がある(体感温度を低く感じやすい)と考え、区分された活動量1〜3に応じて補正係数を次のように決定する。
活動量1:補正係数+ε1
活動量2:補正係数ゼロ
活動量3:補正係数−ε2
体感温度 = 室内温度+ε1 or 室内温度−ε2 …(5)
また、体感温度は季節の影響を受けるので、体感温度決定部23は季節に応じて体感温度を決定する。一般的な傾向として、気温の高い季節では室内温度より体感温度は低くなり、気温の低い季節では、室内温度より体感温度が高くなる。したがって、季節毎に補正係数η1〜4、又は、1〜12月毎に補正係数η1〜η12を定めておき、これと室内温度に基づき体感温度を決定する。
体感温度 = 室内温度 + ηi(iは整数) …(6)
体感温度決定部23は、式(1)〜(6)を用いて体感温度を決定する。
空調制御装置100は、例えば空調制御部40により制御され、ユーザを識別するユーザ識別部32,空調を制御する空調制御部40、各種のセンサ、及び、モータ39と、CAN(controller area network)等の車内LANを介して接続されている。空調制御部40は、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェイス及び不揮発メモリを備えたコンピュータであって、例えばエアコンECU(Electronic Control Unit)として構成される。空調制御部40は、CPUがプログラムを実行するか又は所定の演算回路で実現される設定温度算出部30、を有する。
図7は、住居用空調制御装置200が車両400に環境情報A、快適設定温度及び体感傾向データを送信する手順を示すフローチャート図である。図7のフローチャート図は、例えば、住居用エアコン201のスイッチがオンに操作されるとスタートする。
図8は、空調制御装置100がユーザ毎に空調環境を提供する手順を示すフローチャート図である。図8のフローチャート図は例えばイグニッションがオンになるとスタートする。
本実施形態の空調制御システム300により得られる空調環境のパターンについて説明する。
図9(a)は、乗員が一人の場合に提供される空調環境の一例を示す。乗員(運転者)が一人なので、設定温度算出部30は運転者の設定温度を算出しその設定温度になるよう車両用エアコン101を制御する。
・着座位置(助手席)に設定温度による空調が可能な場合
設定温度算出部30はユーザDの設定温度を算出し、空調制御装置100はその設定温度になるよう車両用エアコン101を制御する。
・車両用エアコン101が一台のみの場合
ユーザDはユーザCよりも暑がりなので、暖房運転の場合はユーザCに空調風が当たらないように、空調制御装置100は助手席の風量及び風向きを制御する。また、冷房運転の場合は、空調制御装置100はユーザCに空調風が当たるように風量及び風向きが制御する。
・着座位置毎に独立した設定温度による空調が可能な場合
設定温度算出部30はユーザF、Gの設定温度を算出しその設定温度になるよう車両用エアコン101を制御する。
・車両用エアコン101が一台のみの場合
ユーザFはユーザEよりも寒がりなので、暖房運転の場合はユーザEに空調風が当たるよう、空調制御装置100は助手席の風量及び風向きを制御する。また、冷房運転の場合は、空調制御装置100はユーザEに空調風が当たらないように風量及び風向きが制御する。
101 車両用エアコン
200 住居用空調制御装置
201 住居用エアコン
300 空調制御システム
400 車両
500 住居
Claims (8)
- 住居用空調制御装置から取得した情報に基づき車両用空調制御装置が車室を空調する空調制御システムであって、
住居用空調制御装置は、空調に用いる住居内外の住居環境情報を検出する住居環境検出手段と、
住居環境情報に対応する空調設定情報を、住居環境情報と共に記憶する環境情報記憶手段と、
空調設定情報及び住居環境情報を車両に送信する送信手段と、を有し、
車両用空調制御装置は、空調設定情報及び住居環境情報を受信する受信手段と、
空調に用いる車両内外の車両環境情報を検出する車両環境情報検出手段と、
空調設定情報及び住居環境情報に基づき、車両環境情報に対応する車両用空調設定情報を決定する設定情報決定手段と、を有する、
ことを特徴とする空調制御システム。 - 住居用空調制御装置は、
住居環境情報に基づき、ユーザ毎に暑がり又は寒がり等の体感傾向を判定する体感傾向判定手段を有し、
車両用空調制御装置は、
運転者には車両用空調設定情報に応じた空調を提供し、
運転者以外の乗員には体感傾向に応じて風向又は風量を制御する、
ことを特徴とする請求項1記載の空調制御システム。 - 前記住居環境検出手段は、室内温度、室外温度、室内湿度、日射量及び着衣量を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の空調制御システム。
- 車両用空調制御装置は、
着座位置毎にユーザを識別する識別手段を有し、
前記設定情報決定手段は、ユーザの識別情報に対応づけられた空調設定情報及び住居環境情報に基づき、ユーザ毎に、車両環境情報に対応する車両用空調設定情報を決定する、
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の空調制御システム。 - 住居用空調制御装置から取得した情報に基づき車室を空調する車両用空調制御装置であって、
空調に用いる住居内外の住居環境情報、住居環境情報に対応する空調設定情報、を受信する受信手段と、
空調に用いる車両内外の車両環境情報を検出する車両環境情報検出手段と、
空調設定情報及び住居環境情報に基づき、車両環境情報に対応する車両用空調設定情報を決定する設定情報決定手段と、
を有することを特徴とする車両用空調制御装置。 - ユーザを識別する識別手段を有し、
前記設定情報決定手段は、ユーザの識別情報に対応づけられた空調設定情報及び住居環境情報に基づき、ユーザ毎に、車両環境情報に対応する車両用空調設定情報を決定する、
ことを特徴とする請求項5記載の車両用空調制御装置。 - 請求項5又は6記載の車両用空調制御装置と、
空調装置の風量を決定するブロアモータ、
空調風と熱交換するエバポレータ、
空調風を加熱するヒータ、
空調風の風向き又は風量を可変にする可動ドア、
を有する車両用空調装置。 - 住居用空調制御装置から取得した情報に基づく車両用空調制御装置の空調制御方法であって、
住居用空調制御装置が、空調に用いる住居内外の住居環境情報を検出するステップと、
住居環境情報に対応する空調設定情報を、住居環境情報と共に記憶するステップと、
空調設定情報及び住居環境情報を車両に送信するステップと、
車両用空調制御装置が、空調設定情報及び住居環境情報を受信するステップと、
空調に用いる車両内外の車両環境情報を検出するステップと、
空調設定情報及び住居環境情報に基づき、車両環境情報に対応する車両用空調設定情報を決定するステップと、
ことを特徴とする空調制御方法。
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