JP7165895B2 - 照明器具用アダプタ、及び、照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、天井に設けられた引掛シーリングボディに照明器具を接続するための照明器具用アダプタ、及び、これを備える照明器具に関する。
従来、天井に設けられた引掛シーリングボディに照明器具を電気的及び機械的に接続するための照明器具用アダプタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-154889号公報
照明器具用アダプタと引掛シーリングボディとが完全に取り付けられた状態において、引掛シーリングボディに設けられた挿通孔に照明器具用アダプタから突出する突起が挿入されてロックがかかる機構が知られている。様々な形状の引掛シーリングボディが知られているが、このような突起は、どのような形状の引掛シーリングボディに対しても干渉せずにロック機構として機能する必要がある。
本発明は、ロック機構として機能する突起であって、引掛シーリングボディとの干渉が抑制された突起を備える照明器具用アダプタ、及び、これを備える照明器具を提供する。
本発明の一態様に係る照明器具用アダプタは、引掛シーリングボディと照明器具の器具本体とを接続するための照明器具用アダプタであって、基準面を有し、前記基準面が前記引掛シーリングボディに対向した状態で前記引掛シーリングボディに対して一方から他方に向かう所定方向に回動されることにより、前記引掛シーリングボディに取り付けられる筐体と、前記筐体の前記基準面側に設けられた開口から突出し、前記引掛シーリングボディに設けられた挿通孔に挿通されることにより、前記引掛シーリングボディに対する前記照明器具用アダプタの回動を規制する突起とを備え、前記基準面は、前記照明器具用アダプタが前記引掛シーリングボディに取り付けられた状態で前記引掛シーリングボディに接触し、前記突起は、第一突起部と、前記第一突起部よりも外周側に位置する第二突起部とを含み、前記第二突起部は、前記第一突起部よりも前記所定方向の前記他方側に突出している。
本発明の一態様に係る照明装置は、前記照明器具用アダプタと、前記器具本体とを備える。
本発明によれば、ロック機構として機能する突起であって、引掛シーリングボディとの干渉が抑制された突起を備える照明器具用アダプタ、及び、これを備える照明器具が実現される。
図1は、実施の形態に係る照明器具の分解斜視図である。 図2は、実施の形態に係る照明器具用アダプタを下方から見た外観斜視図である。 図3は、実施の形態に係る照明器具用アダプタを上方から見た外観斜視図である。 図4は、実施の形態に係る照明器具用アダプタを上方から見た分解斜視図である。 図5は、実施の形態に係る照明器具用アダプタを下方から見た分解斜視図である。 図6は、ロック解除ボタンが押し込まれた状態の照明器具用アダプタの外観斜視図である。 図7は、角型引掛シーリングボディの挿通孔に第一端子及び第二端子が挿通された状態を示す図である。 図8は、実施の形態に係る照明器具用アダプタの不完全な取り付け状態を示す図である。 図9は、突起の外観斜視図である。 図10は、突起の平面図及び側面図である。 図11は、完全な取り付け状態における挿通孔と突起との位置関係を示す図である。 図12は、ロック解除ボタンを押さずに照明器具用アダプタを角型引掛シーリングボディに取り付けるときに必要な力の大きさを示す図である。 図13は、変形例1に係る突起の平面図及び側面図である。 図14は、変形例3に係る突起の平面図及び側面図である。 図15は、変形例3に係る突起の平面図及び側面図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。また、下記の実施の形態において、「ほぼ」または「略」の表現には、製造誤差や寸法公差等を含むという意味もある。また、下記の実施の形態おいて、平行または直交などの用語は厳密な意味ではなく、実質的に平行または直交していることを意味する。
また、以下の実施の形態で説明に用いられる図面においては座標軸が示される場合がある。Z軸方向は、照明器具の高さ方向として説明される。Z軸+側は、上側(上方)と表現され、Z軸-側は、下側(下方)と表現される場合がある。また、X軸方向及びY軸方向は、Z軸方向に垂直な平面上において、互いに直交する方向である。以下の実施の形態において、平面視とは、Z軸方向から見ることを意味する。
(実施の形態)
以下、実施の形態に係る照明器具について説明する。図1は、実施の形態に係る照明器具の分解斜視図である。図2は、図1の領域IIの拡大図であって、実施の形態に係る照明器具用アダプタを下方から見た外観斜視図である。図3は、実施の形態に係る照明器具用アダプタを上方から見た外観斜視図である。また、図1~図3には、天井などの構造物に設けられる引掛シーリングボディ200も図示されている。
図1~図3に示されるように、照明器具300は、照明器具用アダプタ100と、器具本体310と、光源ユニット320a及び320bと、コネクタ330と、蓋340と、グローブ350とを備える。器具本体310には、取り付け孔360が設けられている。
器具本体310には、光源ユニット320a及び光源ユニット320bと、光源ユニット320a及び光源ユニット320bに電気的に接続されたコネクタ330とが設けられている。また、器具本体310の中央部分には、円形の取り付け孔360が設けられている。
光源ユニット320a及び光源ユニット320bは、それぞれが内部に複数のLEDを有する光源であり、例えば、グローブ350(下方)に向けて光を発する。
コネクタ330は、照明器具用アダプタ100に接続されるコネクタである。コネクタ330が照明器具用アダプタ100に接続されることにより、照明器具用アダプタ100と、器具本体310とは電気的に接続される。
グローブ350は、透光性を有する光学部材であり、グローブ350の平面視形状は、角丸矩形状である。グローブ350は、器具本体310の下面を覆うように器具本体310に取り付けられる。グローブ350の平面視形状は、円形であってもよい。
照明器具用アダプタ100は、引掛シーリングボディ200と照明器具300の器具本体310とを接続するためのアダプタである。照明器具用アダプタ100は、筐体110を備え、筐体110の第一面111aからは、断面L字状の、第一端子121及び第二端子122が突出している。第一端子121が挿通孔211に挿通され、かつ、第二端子122が挿通孔212に挿通された状態で照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に対して取り付け方向に回動されることで、照明器具用アダプタ100は、引掛シーリングボディ200に取り付けられる。言い換えれば、照明器具用アダプタ100は、引掛シーリングボディ200に機械的及び電気的に接続される。
なお、照明器具用アダプタ100が回動されて第一端子121が挿通孔211の終端に達し、かつ、第二端子122が挿通孔212の終端に達すると、引掛シーリングボディ200側に向けて付勢された突起181の位置が、挿通孔212の位置に重なり、突起181は、筐体110の第一面111aから突出して挿通孔212に挿通される。この状態では、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200に対する回動が規制される。つまり、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200に対する回動がロックされる。
また、筐体110の側壁からは第一係止部材131及び第二係止部材132が突出しており、第一係止部材131及び第二係止部材132は、筐体110に収容された弾性部材(図1~図3で図示せず)により、筐体110の内側から外側に向かって付勢されている。
ユーザは、取り付け孔360に照明器具用アダプタ100の筐体110が挿入されるように器具本体310を押し上げる。このとき、取り付け孔360の内周面と、第一係止部材131及び第二係止部材132の端部の傾斜面とが当接し、第一係止部材131及び第二係止部材132が、弾性部材の付勢力に抗して筐体110の内側に向けて押し込まれる。
第一係止部材131及び第二係止部材132が取り付け孔360を通過すると、取り付け孔360の内周面と、第一係止部材131及び第二係止部材132の端部の傾斜面との当接が解消される。この結果、第一係止部材131及び第二係止部材132が、筐体110内の弾性部材により与えられる付勢力によって筐体110の外側に突出する。そうすると、器具本体310の取り付け孔360の周縁部分が、第一係止部材131及び第二係止部材132に係止する。
その後、ユーザは、照明器具用アダプタ100の筐体110の下面側に設けられたコネクタ挿入口150にコネクタ330を接続し、取り付け孔360を下面側から覆う蓋340と、グローブ350とを装着する。これにより、引掛シーリングボディ200への照明器具300の機械的及び電気的な取り付けが完了する。
また、照明器具300の取り外し方法は、以下の通りである。ユーザは、まず、グローブ350と、蓋340とを外し、その後、コネクタ挿入口150からコネクタ330を取り外す。
次に、ユーザは、第一レバー161及び第二レバー162を、それぞれ筐体110の中央部分から外側に向けて引く。そうすると、第一係止部材131及び第二係止部材132は、筐体110の内側に移動する。これにより、ユーザは、器具本体310を照明器具用アダプタ100から取り外すことができる。
また、ユーザは、ロック解除ボタンを押すことで、突起181を挿通孔212から引き抜き、ロックを解除することができる。ユーザは、ロック解除ボタン140を押したまま、照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200に対して取り外し方向に向けて回動させれば、照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200から取り外すことができる。
[照明器具用アダプタの構造]
次に、照明器具用アダプタ100の構造について、図1~図3に加えて図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、照明器具用アダプタ100を上方から見た分解斜視図である。図5は、照明器具用アダプタ100を下方から見た分解斜視図である。なお、図4及び図5では、部材同士を固定するねじについては、図示が省略される。
照明器具用アダプタ100は、筐体110と、第一端子121と、第二端子122と、第三端子123と、第一係止部材131と、第二係止部材132と、ロック解除ボタン140と、第一レバー161と、第二レバー162と、弾性部材170と、ロック部180とを備える。
筐体110は、照明器具用アダプタ100が備える各構成要素を収容する略扁平円筒状の部材である。筐体110は、引掛シーリングボディ200に対向する第一面111a、及び、第一面111aと反対側の第二面112aを有する。筐体110は、具体的には、第一面111a側の本体部111と、第二面112a側のカバー112とを有する。
本体部111は、第二面112a側が開口した略有底円筒状(扁平状)の部材である。本体部111は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料により形成され、カバー112とともに照明器具用アダプタ100の筐体110を構成する。
本体部111の引掛シーリングボディ200に対向する部分には、端子挿通孔111a1、端子挿通孔111a2、及び、端子挿通孔111a3が設けられる。端子挿通孔111a1からは第一端子121の一方の端部121aが突出し、端子挿通孔111a2からは第二端子122の一方の端部122aが突出し、端子挿通孔111a3からは第三端子123の一方の端部123aが突出する。
また、本体部111の引掛シーリングボディ200に対向する部分には、開口111bが設けられる。開口111bからはロック部180が有する突起181が突出する。
本体部111の引掛シーリングボディ200に対向する部分には、引掛シーリングボディ200に対向する基準面111dが設けられる。基準面111dは、筐体110が引掛シーリングボディ200に取り付けられたときに引掛シーリングボディ200に接触する接触面である。基準面111dの平面視形状は、角丸の矩形枠状である。
本体部111の側壁部には、第一開口111c1及び第二開口111c2が設けられる。第一開口111c1からは、第一係止部材131が本体部111の外側に向けて突出している。第二開口111c2からは、第二係止部材132が本体部111の外側に向けて突出している。
本体部111の内側には、コネクタ挿入口150が設けられている。コネクタ挿入口150は、本体部111のうち引掛シーリングボディ200に対向する部分の内面から、第二面112a側に向けて筒状に延出した部分である。コネクタ挿入口150は、カバー112の中央に設けられた開口112bを通じて筐体110から外部に露出し、器具本体310のコネクタ330が抜き挿し自在に接続される。コネクタ挿入口150の平面視形状は、略T状であり、コネクタ333もこれに対応した形状となる。コネクタ挿入口150は、筐体110の第二面112a側に設けられた凹部の一例である。
カバー112は、本体部111の下面側を覆う樹脂製で板状の部材である。カバー112は、筐体110の下面(接続面)を構成し、カバー112の中央には、開口112bが設けられる。当該開口112bからは、コネクタ挿入口150並びに第一レバー161の第一被操作部161a及び第二レバー162の第二被操作部162aが外部に露出する。
第一端子121、第二端子122、及び第三端子123は、金属製の板状の部材である。第一端子121、第二端子122、及び、第三端子123は、本体部111の内側にネジによって固定される。第一端子121の一方の端部121aは、筐体110に設けられた端子挿通孔111a1から突出する。第一端子121の他方の端部121bは、コネクタ挿入口150内に配置される。同様に、第二端子122の一方の端部122aは、筐体110に設けられた端子挿通孔111a2から突出する。第二端子122の他方の端部122bは、コネクタ挿入口150内に配置される。第三端子123の一方の端部123aは、筐体110に設けられた端子挿通孔111a3から突出し、第三端子123の他方の端部123bは、コネクタ挿入口150内に配置される。
第一端子121及び第二端子122は、照明器具300が引掛シーリングボディ200から電力供給を受けるための一対の端子である。第一端子121の一方の端部121aが挿通孔211に挿通され、かつ、第二端子122の一方の端部122aが挿通孔212に挿通されることにより、第一端子121及び第二端子122は、引掛シーリングボディ200内の一対の給電用端子に電気的に接続される。照明器具300は、例えば、引掛シーリングボディ200から交流電力の供給を受けるが、直流電力の供給を受けてもよい。
また、第一端子121の一方の端部121a、及び、第二端子122の一方の端部122aのそれぞれは、L字状に折り曲げられている。第一端子121の一方の端部121aが挿通孔211に挿通され、かつ、第二端子122の一方の端部122aが挿通孔212に挿通された状態で照明器具用アダプタ100が回動されると、照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に引っ掛かる。つまり、第一端子121及び第二端子122は、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200への機械的な接続にも用いられる。
第一端子121の他方の端部121b、第二端子122の他方の端部122b、及び、第三端子123の他方の端部123bは、コネクタ330がコネクタ挿入口150に接続された状態において、コネクタ330内の金属端子と接続される。
第一係止部材131及び第二係止部材132は、照明器具用アダプタ100が器具本体310を保持するための樹脂製の部材である。言い換えれば、第一係止部材131及び第二係止部材132は、器具本体310を照明器具用アダプタ100に係止させるための部材である。
第一係止部材131は、弾性部材170によって筐体110の内側から外部に向けて付勢されており、第一開口111c1から筐体110の外側に向けて突出している。第二係止部材132は、弾性部材170によって筐体110の内側から外部に向けて付勢されており、第二開口111c2から筐体110の外側に向けて突出している。弾性部材170は、具体的には、ねじりばねであるが、その他の弾性部材であってもよい。
第一係止部材131は、第一レバー161が操作されることにより、Y軸方向に沿って移動する。第二係止部材132は、第二レバー162が操作されることにより、Y軸方向に沿って移動する。
第一レバー161及び第二レバー162は、器具本体310を照明器具用アダプタ100から取り外すために操作される樹脂製の部材である。
第一レバー161は、第一係止部材131をY軸方向に沿って移動させるための部材である。第一レバー161は、第一被操作部161a及び第一連結部161bを有する。
第一被操作部161aは、カバー112に設けられた開口112bから突出し、ユーザによって操作される。開口112bは、筐体110の第二面112a側に設けられた第三開口の一例である。
第一連結部161bは、第一被操作部161a及び第一係止部材131を連結する。第一連結部161bは、第一係止部材131の凹部131aに配置され、これにより第一レバー161と第一係止部材131とは係合する。つまり、第一被操作部161a及び第一係止部材131が連結される。第一被操作部161aが筐体110の中央部分から外側に向けて引っ張られることで第一係止部材131は、弾性部材170の弾性力に抗して筐体110の内側に移動する。
第二レバー162は、第二係止部材132をY軸方向に沿って移動させるための部材である。第二レバー162は、第二被操作部162a及び第二連結部162bを有する。
第二被操作部162aは、カバー112に設けられた開口112bから突出し、ユーザによって操作される。開口112bは、筐体110の第二面112a側に設けられた第四開口の一例である。
第二連結部162bは、第二被操作部162a及び第二係止部材132を連結する。第二連結部162bは、第二係止部材132の凹部132aに配置され、これにより第二レバー162と第二係止部材132とは係合する。つまり、第二被操作部162a及び第二係止部材132が連結される。第二被操作部162aが筐体110の中央部分から筐体110の外側に向けて引っ張られることで第二係止部材132は、弾性部材170の弾性力に抗して筐体110の内側に移動する。
このように、ユーザは、第一被操作部161a及び第二被操作部162aのそれぞれを筐体110の中央部分から外側に向けて引くことで、第一係止部材131及び第二係止部材132を筐体110内に移動させ、器具本体310を照明器具用アダプタ100から取り外すことができる。
ロック部180は、照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に正常に取り付けられた状態を維持するために、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200に対する移動を規制するための部材である。ロック部180は、突起181と、コイルばね(図示せず)が挿入されるバネ用穴182と、溝部183とを備える。ロック部180は、樹脂材料によって形成される。
バネ用穴182に挿入されたコイルばねは、一端がバネ用穴182内の底部に当接し、他端がカバー112の内側の面に当接する。これにより、ロック部180は、第二面112a側から第一面111a側に向けて付勢される。照明器具用アダプタ100が回動されて第一端子121が挿通孔211の終端に達し、かつ、第二端子122が挿通孔212の終端に達すると、突起181の位置が、挿通孔212の位置に重なり、突起181は、コイルばね190の付勢力(弾性力)により、筐体110の第一面111aから突出して挿通孔212に挿通される。この状態では、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200に対する回動が規制される。つまり、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200に対する回動がロックされる。
このように、突起181は、筐体110の第一面111a側に設けられた開口111bから突出し、引掛シーリングボディ200に設けられた挿通孔212に挿通されることにより、引掛シーリングボディ200に対する照明器具用アダプタ100の移動を規制する。
ロック解除ボタン140は、突起181を挿通孔212から引き抜くために押下される、筐体110の側壁に設けられたボタンである。ロック解除ボタン140は、一部が筐体110の側壁に設けられた切り欠き部を通じて筐体110の外側に位置する樹脂製の部材である。
ロック解除ボタン140の凸部141は、ロック部180の溝部183内に位置する。溝部183は、凸部141の移動方向であるX軸方向において傾斜した溝を形成しており、ユーザがロック解除ボタン140を筐体110の内側に押し込むと、ロック解除ボタン140の凸部141が溝部183の内壁を押すことによって、ロック部180が第二面112a側に移動される。図6は、ロック解除ボタン140が押し込まれた状態の照明器具用アダプタ100の外観斜視図である。
この結果、コイルばねの付勢力(弾性力)に抗して突起181が挿通孔212から引き抜かれる。これにより、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200に対する回動の規制が解除される。ユーザは、ロック解除ボタン140を押しながら照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200に対して回動させることにより、引掛シーリングボディ200から照明器具用アダプタ100を取り外すことができる。
[不完全な取り付け状態]
ところで、照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200に取り付けるときには、第一端子121及び第二端子122が挿通孔に挿通されてから回動が完了して第一端子121及び第二端子122のそれぞれが挿通孔の終端に達するまでの間、突起181は常に引掛シーリングボディ200に押さえられる。つまり、突起181は、取り付け作業の開始後は、照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に完全に取り付けられて初めて筐体110から突出することができる。言い換えれば、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200に対する回動量が十分でなく、照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に完全に取り付けられていない状態(以下、不完全な取り付け状態とも記載される)においては、突起181は、突出せず、これに連動してロック解除ボタン140も筐体110の内側に位置したままとなる(図6に図示)。
これを利用し、照明器具用アダプタ100は、ロック解除ボタン140に設けられた規制部142(図4及び図5に図示)により、不完全な取り付け状態における器具本体310の照明器具用アダプタ100への取り付けを抑制している。具体的には、ロック解除ボタン140が内側に位置している間は、ロック解除ボタン140に設けられた規制部142が第一係止部材131及び第二係止部材132の間に入り込み、第一係止部材131及び第二係止部材132の筐体110の内側への移動が規制される。つまり、不完全な取り付け状態においては器具本体310を照明器具用アダプタ100に取り付けることができない。したがって、不完全な取り付け状態のまま器具本体310が照明器具用アダプタ100に取り付けられた結果、器具本体310が照明器具用アダプタ100ごと脱落してしまうことが抑制される。
ところが、図7に示されるように、角型引掛シーリングボディに照明器具用アダプタ100を取り付けるときには、第一端子121及び第二端子122が挿通孔に挿通された時点では、突起181を押さえつける構造体が存在しない。図7は、角型引掛シーリングボディ250の挿通孔に第一端子121及び第二端子122が挿通された状態を示す図である。そして、図8に示されるように、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200に対する回動量が不十分な、不完全な取り付け状態においても、突起181を押さえつける構造物が存在せず、規制部142が機能しない場合がある。図8は、照明器具用アダプタ100の不完全な取り付け状態を示す図である。
このように、照明器具用アダプタ100と角型引掛シーリングボディ250とを組み合わせる構成においては、不完全な取り付け状態においても器具本体310を照明器具用アダプタ100に取り付けることができてしまう場合がある。
[突起の形状]
そこで、発明者は、照明器具用アダプタ100と角型引掛シーリングボディ250とを組み合わせる構成において、なるべく早い段階で突起181が押さえつけられるような突起181の形状を見出した。図9は、突起181の外観斜視図である。図10は、突起181の平面図及び側面図である。なお、以下では、上記実施の形態の取り付け方向は、一方から他方へ向かう所定方向として説明される。
突起181は、第一突起部184と、第一突起部184よりも外周側に位置する第二突起部185とを含む。
第一突起部184は、第二突起部185を補強する部分である。第一突起部184によれば、ロック解除ボタン140を押さずに無理に照明器具用アダプタ100を角型引掛シーリングボディ250から外そうとする力などで第二突起部185が破損及び変形してしまうことが抑制される。第一突起部184は、傾斜面184aを含み、傾斜面184aは、所定方向の他方側に向かうほど本体部186の高さが低くなるように傾斜している。
第二突起部185は、早い段階で突起181が押さえつけられるように、第一突起部184よりも所定方向の他方側に突出している。このような突起181の形状によれば、図11に示されるように突起181の形状(太線で縁取りされた形状)が挿通孔212の形状と対応する。図11は、完全な取り付け状態における挿通孔212と突起181との位置関係を示す図である。このように、突起181の形状が挿通孔212の形状と対応していれば、挿通孔212と突起181との干渉を抑制しつつ突起181を所定方向の他端側に延長することができ、早い段階で突起181が押さえつけられるような構造を実現できる。
また、第一突起部184の径方向における幅W1は、第二突起部185の径方向における幅W2以上である。第二突起部185よりも第一突起部184を厚く形成することで第二突起部185を確実に補強し、破損、変形をさらに抑制できる。
加えて、第一突起部184の径方向における幅W1と第二突起部185の径方向における幅W2とを足した幅は、挿通孔212の径方向における幅W3未満である。これにより、挿通孔212と突起181との干渉をさらに抑制することができる。
さらに、第二突起部185の径方向における幅W2は、挿通孔212の径方向における幅W4未満である。これにより、挿通孔212と突起181との干渉をさらに抑制することができる。
第二突起部185は、より具体的には、本体部186と、本体部186よりも所定方向の他方側に位置する端部187とを含む。
本体部186の上面186aは、所定方向の他方側に向かうほど本体部186の高さが低くなるように傾斜している。
端部187は、傾斜面187aを含み、傾斜面187aは、所定方向の他方側に向かうほど端部187の高さが低くなるように傾斜している。このような傾斜面187aによれば、ロック解除ボタン140を押さずに照明器具用アダプタ100を角型引掛シーリングボディ250に対して回動させるだけで突起181を押し下げることができる。
なお、端部187は、端部187の上端から下端にわたる単一の傾斜面187aを一つだけ有しているが、多段階の傾斜面を有していてもよい。つまり、端部187は、傾斜面を複数含んでもよい。端部187は、傾斜面を少なくとも1つ含んでいればよい。
傾斜面187aの傾斜角度(つまり、基準面111dに対する角度)については検討の余地がある。図12は、ロック解除ボタン140を押さずに照明器具用アダプタ100を角型引掛シーリングボディ250に取り付けるときに必要な力(以下、嵌合トルクとも記載される)の大きさを示す図である。
突起181が押し下げられるタイミングは、傾斜角度が大きいほど早くなるが、傾斜角度が大きすぎると、嵌合トルクが増大する。図12に示されるように、嵌合トルクは、傾斜面187aの傾斜角度が65°以下であるときには、0.9[N・m]であるが、傾斜角度が65°を超えると急激に大きくなる。つまり、傾斜面187aの傾斜角度が65°以下であれば、嵌合トルクの増大を抑制することができる。
なお、図9に示されるように、傾斜面187aは、内周側の基準面111dに対する傾斜角θ1が、外周側の基準面111dに対する傾斜角θ2よりも小さい。このような構成によれば、端部187の内周側を所定方向の一端側に位置させることができるので、挿通孔212と突起181との干渉をさらに抑制することができる。また、複数回の着脱により、端部187の内周側が削れてしまったとしても端部187の外周側が残るため、突起181が押し下げられるタイミングが極端に遅くなってしまうことが抑制される。θ1は、例えば、55°±1°であり、θ2は、例えば、59°±1°である。
また、照明器具用アダプタ100では、突起181の全体が筐体110内に押し込まれなくても、第一係止部材131及び第二係止部材132の筐体110の内側への移動が規制される。具体的には、突起181が端部187の高さhだけ押し込まれれば、ロック解除ボタン140が筐体110の内側へ移動し、規制部142によって第一係止部材131及び第二係止部材132の筐体110の内側への移動が規制される。具体的には、回動により、第一端子121及び第二端子122が角型引掛シーリングボディ250内部の一対の給電用端子に嵌合し始めたタイミングで、突起181が端部187の高さhだけ押し込まれる。高さhは、基準面111dを基準とした高さであり、言い換えれば、基準面111dから、端部187の傾斜面187aと上面186aの境界(傾斜面187aと上面186aの交線)までの距離である。端部187が複数の傾斜面を含むような場合には、高さhは、基準面111dから、最も所定方向の他方側に位置する傾斜面の上端までの距離である。
以上説明したように、照明器具用アダプタ100は、照明器具用アダプタ100を角型引掛シーリングボディ250に取り付ける際に、早い段階で突起181が押さえつけられるような構造を有している。突起181が押さえつけられることで、照明器具用アダプタ100及び角型引掛シーリングボディ250が不完全取り付け状態のまま、照明器具用アダプタ100に器具本体310が取り付けられることが抑制される。つまり、安全性の高い照明器具用アダプタ100が実現される。
[突起の形状の変形例1]
突起181の形状は、一例である。突起181の形状の変形例1について説明する。図13は、変形例1に係る突起の平面図及び側面図である。
図13に示される突起1181は、第一突起部1184と、第一突起部1184よりも外周側に位置する第二突起部1185とを含む。第二突起部1185は、第一突起部1184よりも所定方向の他方側に突出している。第一突起部1184の径方向における幅は、第二突起部1185の径方向における幅以上である。
第二突起部1185は、本体部1186と、本体部1186よりも所定方向の他方側に位置する端部1187とを含む。
本体部1186の上面1186aは、基準面111dと平行な平面である。端部1187は少なくとも1つの傾斜面1187aを含む。傾斜面1187aは、所定方向の他方側に向かうほど端部1187の高さが低くなるように傾斜している。傾斜面1187aは、内周側の基準面111dに対する傾斜角が、外周側の基準面111dに対する傾斜角よりも小さい。
このような突起1181も突起181と同様の効果を奏する。また、突起1181では、本体部1186の上面1186aが基準面111dと平行な平面になっており、これにより、照明器具用アダプタ100を角型引掛シーリングボディ250に取り付ける作業を途中で止めてしまった場合でも、照明器具用アダプタ100が自然に外れにくくなる。
なお、突起1181が照明器具用アダプタに採用される場合、突起1181が基準面111dから上面1186aまでの高さ(言い換えれば、基準面111dから)だけ押し込まれれば、ロック解除ボタン140が筐体110の内側へ移動し、規制部142によって第一係止部材131及び第二係止部材132の筐体110の内側への移動が規制される。
[突起の形状の変形例2]
図14は、変形例2に係る突起の平面図及び側面図である。図14に示される突起2181は、第一突起部2184と、第一突起部2184よりも外周側に位置する第二突起部2185とを含む。第二突起部2185は、第一突起部2184よりも所定方向の他方側に突出している。第一突起部2184の径方向における幅は、第二突起部2185の径方向における幅以上である。
第二突起部2185は、本体部2186と、本体部2186よりも所定方向の他方側に位置する端部2187とを含む。
本体部2186の上面2186aは、所定方向の一方側に向かうほど本体部186の高さが低くなるように傾斜している。端部2187は少なくとも1つの傾斜面2187aを含む。傾斜面2187aは、所定方向の他方側に向かうほど端部2187の高さが低くなるように傾斜している。傾斜面2187aは、内周側の基準面111dに対する傾斜角が、外周側の基準面111dに対する傾斜角よりも小さい。
このような突起2181も突起181と同様の効果を奏する。また、突起2181では、本体部2186の上面2186aが所定方向の一方側に向かうほど本体部186の高さが低くなるように傾斜している。つまり、突起2181の上端が先細りになっており、完全な取り付け状態において突起2181が挿通孔212に入りやすい効果が得られる。
[突起の形状の変形例3]
図15は、変形例3に係る突起の平面図及び側面図である。図15に示される突起3181は、第一突起部3184と、第一突起部3184よりも外周側に位置する第二突起部3185とを含む。第二突起部3185は、第一突起部3184よりも所定方向の他方側に突出している。第一突起部3184の径方向における幅は、第二突起部3185の径方向における幅以上である。
第二突起部3185の上面3185aは、基準面111dと平行な平面である。第二突起部3185の所定方向の他方側の端面3185bは、基準面111dに直交する平面である。
このような突起3181も突起181と同様の効果を奏する。このような突起3181を有する照明器具用アダプタ100は、角型引掛シーリングボディ250への取り付けに際して、ロック解除ボタン140を押さなければ照明器具用アダプタ100を角型引掛シーリングボディ250に取り付けることができない。このため、突起3181が突出したまま不完全な取り付け状態となってしまうことがほとんどなくなる。
[効果等]
以上説明したように、照明器具用アダプタ100は、引掛シーリングボディ200(または角型引掛シーリングボディ250)と照明器具300の器具本体310とを接続するための照明器具用アダプタである。照明器具用アダプタ100は、基準面111dを有し、基準面111dが引掛シーリングボディ200に対向した状態で引掛シーリングボディ200に対して一方から他方に向かう所定方向に回動されることにより、引掛シーリングボディ200に取り付けられる筐体110と、筐体110の基準面111d側に設けられた開口111bから突出し、引掛シーリングボディ200に設けられた挿通孔212に挿通されることにより、引掛シーリングボディ200に対する照明器具用アダプタ100の回動を規制する突起181とを備える。基準面111dは、照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に取り付けられた状態で引掛シーリングボディ200に接触する。突起181は、第一突起部184と、第一突起部184よりも外周側に位置する第二突起部185とを含む。第二突起部185は、第一突起部184よりも所定方向の他方側に突出している。
このように第二突起部185が第一突起部184よりも所定方向の他方側に突出していれば、挿通孔212と突起181との干渉を抑制しつつ突起181を所定方向の他端側に延長することができ、早い段階で突起181が押さえつけられるような構造を実現できる。照明器具用アダプタ100が、突起181が押さえつけられることで器具本体310の取り付けができない機構を有していれば、照明器具用アダプタ100の安全性が向上される。
また、例えば、第二突起部185は、本体部186と、本体部186よりも所定方向の他方側に位置する端部187とを含む。端部187は少なくとも1つの傾斜面187aを含み、傾斜面187aは、所定方向の他方側に向かうほど端部187の高さが低くなるように傾斜している。
このような傾斜面187aによれば、ロック解除ボタン140を押さずに照明器具用アダプタ100を角型引掛シーリングボディ250に対して回動させるだけで突起181を押し下げることができる。
また、例えば、本体部186の上面186aは、少なくとも一部が所定方向の他方側に向かうほど本体部186の高さが低くなるように傾斜している。
このような上面186aによれば、ロック解除ボタン140を押さずに照明器具用アダプタ100を角型引掛シーリングボディ250に対して回動させるだけで突起181を押し下げることができる。
また、例えば、突起1181においては、本体部1186の上面1186aは、基準面111dと平行な平面である。
これにより、照明器具用アダプタ100を角型引掛シーリングボディ250に取り付ける作業を途中で止めてしまった場合でも、照明器具用アダプタ100が自然に外れにくくなる。
また、例えば、突起2181においては、本体部2186の上面2186aは、所定方向の一方側に向かうほど本体部2186の高さが低くなるように傾斜している。
これにより、突起2181の上端が先細りになるため、完全な取り付け状態において突起2181が挿通孔212に入りやすい効果が得られる。
また、例えば、照明器具用アダプタ100は、さらに、突起181を挿通孔から引き抜くために押下される、筐体110の側壁に設けられたロック解除ボタン140と、筐体110の側壁に設けられた第一開口111c1から突出し、器具本体310を照明器具用アダプタ100に係止させるための第一係止部材131と、筐体110の側壁に設けられた第二開口111c2から突出し、器具本体310を照明器具用アダプタ100に係止させるための第二係止部材132とを備える。突起181が端部187の高さだけ筐体110内に押し込まれると、ロック解除ボタン140が筐体110の内側へ移動し、第一係止部材131及び第二係止部材132の筐体110の内側への移動が規制される。
これにより、上述した早い段階で突起181が押さえつけられるような構造によって、照明器具用アダプタ100の安全性を向上することができる。
なお、端部187の高さは、基準面111dから、端部187に含まれる傾斜面のうち最も所定方向の他方側に位置する傾斜面の上端までの距離である。
また、例えば、傾斜面187aと基準面111dとがなす角度は、65°以下である。
これにより、嵌合トルクの増大を抑制することができる。
また、例えば、傾斜面187aは、内周側の基準面111dに対する傾斜角θ1が、外周側の基準面111dに対する傾斜角θ2よりも小さい。
このような構成によれば、端部187の内周側を所定方向の一端側に位置させることができるので、挿通孔212と突起181との干渉をさらに抑制することができる。また、複数回の着脱により、端部187の内周側が削れてしまったとしても端部187の外周側が残るため、突起181が押し下げられるタイミングが極端に遅くなってしまうことが抑制される。
また、例えば、挿通孔212は、第一挿通部と、径方向の幅が第一挿通部よりも狭い第二挿通部を含み、第一突起部184の径方向における幅W1と第二突起部185の径方向における幅W2とを足した幅は、第一挿通部の径方向の幅W3よりも狭い。
これにより、挿通孔212と突起181との干渉をさらに抑制することができる。
また、例えば、挿通孔212は、第一挿通部と、径方向の幅が第一挿通部よりも狭い第二挿通部を含み、第二突起部185の径方向における幅W2は、第二挿通部の径方向の幅W4よりも狭い。
これにより、挿通孔212と突起181との干渉をさらに抑制することができる。
また、例えば、第一突起部184の径方向における幅W1は、第二突起部185の径方向における幅W2以上である。これにより、挿通孔212と突起181との干渉をさらに抑制することができる。
また、例えば、突起3181においては、第二突起部3185の所定方向の他方側の端面3185bは、基準面111dに直交する平面である。
これにより、ロック解除ボタン140を押さなければ照明器具用アダプタ100を角型引掛シーリングボディ250に取り付けることができなくなるため、突起3181が突出したまま不完全な取り付け状態となってしまうことがほとんどなくなる。
また、例えば、突起181は、樹脂材料によって形成される。
これにより、突起181を上記形状に加工しやすい効果が得られる。
また、照明器具300は、照明器具用アダプタ100と、器具本体310とを備える。
このような照明器具300は、照明器具用アダプタ100と同様の効果を奏する。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態で説明された照明器具は一例であり、照明器具の具体的態様については特に限定されない。照明器具は、照明器具用アダプタを用いて引掛シーリングボディに接続されるのであれば、どのような態様であってもよい。
また、引掛シーリングボディの具体的態様についても特に限定されない。引掛シーリングボディとしては、丸型フル引掛シーリング、フル引掛ローゼット、丸型引掛シーリング、角型引掛シーリング、引掛埋込ローゼット、及び、引掛露出ローゼットなどが用いられる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
100 照明器具用アダプタ
110 筐体
111b 開口
111c1 第一開口
111c2 第二開口
111d 基準面
121 第一端子
122 第二端子
131 第一係止部材
132 第二係止部材
140 ロック解除ボタン(ボタン)
181、1181、2181、3181 突起
184、1184、2184、3184 第一突起部
184a 傾斜面
185、1185、2185、3185 第二突起部
186、1186、2186 本体部
186a、1186a、2186a、3186a 上面
187、1187、2187 端部
187a、1187a、2187a 傾斜面
200 引掛シーリングボディ
212 挿通孔
250 角型引掛シーリングボディ
300 照明器具
310 器具本体
3185b 端面
W1、W2 幅
θ1、θ2 傾斜角

Claims (14)

  1. 引掛シーリングボディと照明器具の器具本体とを接続するための照明器具用アダプタであって、
    基準面を有し、前記基準面が前記引掛シーリングボディに対向した状態で前記引掛シーリングボディに対して一方から他方に向かう所定方向に回動されることにより、前記引掛シーリングボディに取り付けられる筐体と、
    前記筐体の前記基準面側に設けられた開口から突出し、前記引掛シーリングボディに設けられた挿通孔に挿通されることにより、前記引掛シーリングボディに対する前記照明器具用アダプタの回動を規制する突起とを備え、
    前記基準面は、前記照明器具用アダプタが前記引掛シーリングボディに取り付けられた状態で前記引掛シーリングボディに接触し、
    前記突起は、第一突起部と、前記第一突起部よりも外周側に位置する第二突起部とを含み、
    前記第二突起部は、前記第一突起部よりも前記所定方向の前記他方側に突出している
    照明器具用アダプタ。
  2. 前記挿通孔は、第一挿通部と、径方向の幅が前記第一挿通部よりも狭い第二挿通部を含み、
    前記第一突起部の径方向における幅と前記第二突起部の径方向における幅とを足した幅は、前記第一挿通部の径方向の幅よりも狭く、
    前記第二突起部の径方向における幅は、前記第二挿通部の径方向の幅よりも狭い
    請求項1に記載の照明器具用アダプタ。
  3. 前記第二突起部は、本体部と、前記本体部よりも前記所定方向の前記他方側に位置する端部とを含み、
    前記端部は少なくとも1つの傾斜面を含み、
    前記傾斜面は、前記所定方向の前記他方側に向かうほど前記端部の高さが低くなるように傾斜している
    請求項1または2に記載の照明器具用アダプタ。
  4. 前記本体部の上面は、少なくとも一部が前記所定方向の前記他方側に向かうほど前記本体部の高さが低くなるように傾斜している
    請求項3に記載の照明器具用アダプタ。
  5. 前記本体部の上面は、前記基準面と平行な平面である
    請求項3に記載の照明器具用アダプタ。
  6. 前記本体部の上面は、前記所定方向の前記一方側に向かうほど前記本体部の高さが低くなるように傾斜している
    請求項3に記載の照明器具用アダプタ。
  7. さらに、
    前記突起を前記挿通孔から引き抜くために押下される、前記筐体の側壁に設けられたボタンと、
    前記筐体の側壁に設けられた第一開口から突出し、前記器具本体を前記照明器具用アダプタに係止させるための第一係止部材と、
    前記筐体の側壁に設けられた第二開口から突出し、前記器具本体を前記照明器具用アダプタに係止させるための第二係止部材とを備え、
    前記突起が前記端部の高さだけ前記筐体内に押し込まれると、前記ボタンが前記筐体の内側へ移動し、前記第一係止部材及び前記第二係止部材の前記筐体の内側への移動が規制される
    請求項3~6のいずれか1項に記載の照明器具用アダプタ。
  8. 前記端部の高さは、前記基準面から、前記端部に含まれる傾斜面のうち最も前記所定方向の前記他方側に位置する傾斜面の上端までの距離である
    請求項7に記載の照明器具用アダプタ。
  9. 前記傾斜面と前記基準面とがなす角度は、65°以下である
    請求項3~8のいずれか1項に記載の照明器具用アダプタ。
  10. 前記傾斜面は、内周側の前記基準面に対する傾斜角が、外周側の前記基準面に対する傾斜角よりも小さい
    請求項3~9のいずれか1項に記載の照明器具用アダプタ。
  11. 前記第一突起部の径方向における幅は、前記第二突起部の径方向における幅以上である
    請求項2~9のいずれか1項に記載の照明器具用アダプタ。
  12. 前記第二突起部の前記所定方向の前記他方側の端面は、前記基準面に直交する平面である
    請求項1または2に記載の照明器具用アダプタ。
  13. 前記突起は、樹脂材料によって形成される
    請求項1~12のいずれか1項に記載の照明器具用アダプタ。
  14. 請求項1~13のいずれか1項に記載の照明器具用アダプタと、
    前記器具本体とを備える
    照明器具。
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