JP7165497B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤに関する。
サイドウォール部の内径側端部に配置されたビードコアと、該ビードコアに連なってタイヤ径方向外側に延びるビードフィラーと、該ビードフィラーの側方においてタイヤ径方向外側へ延びるサイド補強層とを備えた空気入りタイヤが知られている(例えば特許文献1~3参照)。サイド補強層は、長手方向に引き揃えられた複数のスチールコードがゴム被覆して構成されており、スチールコードはタイヤ周方向に対して傾斜した方向に延びている。
サイド補強層によれば、主に、空気入りタイヤのサイドウォール部のタイヤ幅方向における剛性が増大し、例えばレーンチェンジ、旋回等、タイヤ幅方向に力が作用する場合のサイドウォール部の変形が抑制されるので操縦安定性が向上する。
特開2011-93395号公報 特開2003-182318号公報 特開2008-222072号公報
空気入りタイヤにサイド補強層を設けた場合、タイヤ幅方向における剛性が増大するのみならず、タイヤ径方向の剛性が向上する。この結果、空気入りタイヤの径方向弾性係数が増大するため接地圧の増大によりノイズ性能が悪化しやすく、さらに縦方向の振動吸収性が悪化するため乗心地性能が悪化しやすい。
特許文献1~3は、サイド補強層を設けることを開示しているものの、ノイズ性能の悪化及び乗心地性能の悪化について検討していない。すなわち、サイド補強層を設けて操縦安定性を向上させるに際して、ノイズ性能の悪化及び乗心地性能の悪化を抑制する観点で更に改良する余地がある。
本発明は、サイド補強層を設けて操縦安定性を向上させながら、ノイズ性能の悪化と乗心地性能の悪化とを抑制できる空気入りタイヤを提供することを課題とする。
本発明の一態様は、
サイドウォール部の内径側端部に配置されたビードコアと、
前記ビードコアに連なってタイヤ径方向外側に延びるビードフィラーと、
前記ビードフィラーの側方においてタイヤ径方向外側へ延びており、長手方向に引き揃えられた複数の補強コードがゴム被覆して構成された複数のサイド補強層と
を備え、
前記複数のサイド補強層は、第1補強コードを含む第1サイド補強層と、前記第1補強コードに比してタイヤ径方向に長い第2補強コードを含む第2サイド補強層とを少なくとも含み、
前記第2補強コードは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が前記第1補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度より小さく、
前記複数のサイド補強層は、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側に配置されており、
前記第1補強コードの外径側端部は、前記ビードフィラーの外径側端部に対してタイヤ径方向に10mm以上オフセットして位置している空気入りタイヤを提供する。
本明細書では、第1及び第2補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度とは、第1及び第2補強コードの内径側端部におけるタイヤ周方向に対する接線を基準線とし、該基準線に対する角度を意味するものとする。
本発明によれば、第2サイド補強層の第2補強コードをタイヤ周方向に沿わせて配設しやすいので、第2サイド補強層のうち第1サイド補強層よりタイヤ外径側に位置する部分の周方向弾性係数が増大する一方で、径方向弾性係数の増大が抑制される。
周方向弾性係数の増大によりタイヤ周方向における接地長が短くなり、この結果、接地領域に含まれるサイプ、スリット、横溝等を画定するエッジが低減するので、エッジに起因したノイズが低減する。さらに、径方向弾性係数の増大抑制により縦方向の振動吸収性を確保しやすく乗心地性能の悪化を抑制できる。
しかも、第2サイド補強層によりノイズ性能及び乗心地性能に影響を及ぼしやすい接地面に近い領域において周方向弾性係数が増大されると共に径方向弾性係数の増大が抑制されるので、操縦安定性を向上させながらも、ノイズ性能の悪化と乗心地性能の悪化をより効果的に抑制できる。
また、第1サイド補強層と第2サイド補強層とが重複する部分では、第1補強コードとこれに対して傾斜角度の異なる第2補強コードとによるタガ効果によりタイヤ幅方向における剛性が増大するので、操縦安定性が向上する。
さらに、歪みの集中しやすい、第1補強コードの外径側端部及びビードフィラーの外径側端部がタイヤ径方向に位置を異にして配置されているので、サイドウォール部の変形時における歪みがタイヤ径方向に分散される。歪みの集中を抑制することにより空気入りタイヤの耐久性を確保しやすい。
本発明の更なる他の態様は、
サイドウォール部の内径側端部に配置されたビードコアと、
前記ビードコアに連なってタイヤ径方向外側に延びるビードフィラーと、
前記ビードフィラーの側方においてタイヤ径方向外側へ延びており、長手方向に引き揃えられた複数の補強コードがゴム被覆して構成された複数のサイド補強層と
を備え、
前記複数のサイド補強層は、第1補強コードを含む第1サイド補強層と、前記第1補強コードに比してタイヤ径方向に長い第2補強コードを含む第2サイド補強層とを少なくとも含み、
前記第2補強コードは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が前記第1補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度より小さく、
前記複数のサイド補強層は、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側に配置されており、
前記第2補強コードの外径側端部は、前記ビードフィラーの外径側端部及び前記第1補強コードの外径側端部に対してタイヤ径方向に10mm以上オフセットして位置している空気入りタイヤを提供する
態様によれば、歪みの集中しやすい、第1補強コードの外径側端部、第2補強コードの外径側端部及びビードフィラーの外径側端部がタイヤ径方向に位置を異にして配置されているので、サイドウォール部の変形時における歪みがタイヤ径方向に分散される。歪みの集中を抑制することにより空気入りタイヤの耐久性を確保しやすい。
本発明の更なる他の態様は、
サイドウォール部の内径側端部に配置されたビードコアと、
前記ビードコアに連なってタイヤ径方向外側に延びるビードフィラーと、
前記ビードフィラーの側方においてタイヤ径方向外側へ延びており、長手方向に引き揃えられた複数の補強コードがゴム被覆して構成された複数のサイド補強層と
を備え、
前記複数のサイド補強層は、第1補強コードを含む第1サイド補強層と、前記第1補強コードに比してタイヤ径方向に長い第2補強コードを含む第2サイド補強層とを少なくとも含み、
前記第2補強コードは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が前記第1補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度より小さく、
前記複数のサイド補強層は、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側に配置されており、
前記第1補強コードは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が20度以上30度以下である空気入りタイヤを提供する
態様によれば、第1補強コードは、タイヤ径方向成分を適度に有するように構成されるので、径方向弾性係数を向上させやすく操縦安定性が向上する。傾斜角度が20度より小さいとタイヤ径方向成分が小さくなるため操縦安定性の向上代が不足する。傾斜角度が30度より大きいとタイヤ径方向成分が過度に大きくなるため乗り心地性能が悪化する。
本発明の更なる他の態様は、
サイドウォール部の内径側端部に配置されたビードコアと、
前記ビードコアに連なってタイヤ径方向外側に延びるビードフィラーと、
前記ビードフィラーの側方においてタイヤ径方向外側へ延びており、長手方向に引き揃えられた複数の補強コードがゴム被覆して構成された複数のサイド補強層と
を備え、
前記複数のサイド補強層は、第1補強コードを含む第1サイド補強層と、前記第1補強コードに比してタイヤ径方向に長い第2補強コードを含む第2サイド補強層とを少なくとも含み、
前記第2補強コードは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が前記第1補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度より小さく、
前記複数のサイド補強層は、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側に配置されており、
前記第2補強コードは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が15度以上25度以下である空気入りタイヤを提供する
態様によれば、第2補強コードは、タイヤ周方向成分を適度に有するように構成されるので、周方向弾性係数を向上させやすくノイズ低減と乗り心地の悪化抑制とが好適に実現される。傾斜角度が15度より小さいとタイヤ周方向成分が過度に増大するため操縦安定性の向上代が不足する。傾斜角度が25度より大きいとタイヤ周方向成分が小さくなるためノイズ低減と乗り心地悪化抑制とが不足する。
本発明の更なる他の態様は、
サイドウォール部の内径側端部に配置されたビードコアと、
前記ビードコアに連なってタイヤ径方向外側に延びるビードフィラーと、
前記ビードフィラーの側方においてタイヤ径方向外側へ延びており、長手方向に引き揃えられた複数の補強コードがゴム被覆して構成された複数のサイド補強層と
を備え、
前記複数のサイド補強層は、第1補強コードを含む第1サイド補強層と、前記第1補強コードに比してタイヤ径方向に長い第2補強コードを含む第2サイド補強層とを少なくとも含み、
前記第2補強コードは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が前記第1補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度より小さく、
前記複数のサイド補強層は、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側に配置されており、
前記第2サイド補強層における前記第2補強コードの配設密度は、前記第1サイド補強層における前記第1補強コードの配設密度より小さい空気入りタイヤを提供する
本明細書では、コード配設密度とは、単位周方向長さ当たりの補強コードの占める割合を意味する。すなわち、補強コードの配設本数(エンド数とも称する)が多いほど又はコードの線径が太いほど配設密度は高くなり、逆に補強コードの配設本数が少ないほど又はコードの線径が細いほど配設密度は低くなる。
態様によれば、複数のサイド補強層のうち、第1サイド補強層及び第2サイド補強層がタイヤ径方向に重複して位置する内径側部分において、過度に剛性が高くなることが抑制されるので、乗り心地の悪化を抑制できる。
本発明によれば、空気入りタイヤにおいて、サイド補強層を設けることにより操縦安定性を向上させながら、ノイズ性能の悪化と乗心地性能の悪化とを抑制できる。
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの子午線半断面図。 サイドウォール部の一部を透過して、補強コードの配置を示す空気入りタイヤの側面図。 図2の部分拡大図。 変形例に係る図3と同様の部分拡大図。 他の変形例に係る図3と同様の部分拡大図。 変形例に係る図1と同様の子午線半断面図。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは相違している。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ1の子午線半断面図であり、タイヤ赤道線CLに対してタイヤ幅方向の一方側のみが示されている。空気入りタイヤ1は、トレッド部10と、トレッド部10のタイヤ幅方向端部からタイヤ径方向内側に延びる一対のサイドウォール部20と、一対のサイドウォール部20それぞれのタイヤ径方向内側の端部に位置する一対のビード部30とを備える。
一対のビード部30の間には、トレッド部10及びサイドウォール部20のタイヤ内面側にわたってカーカスプライ4が掛け渡されている。トレッド部10とカーカスプライ4との間には、複数層のベルト層7及びベルト補強層8がタイヤ径方向内側から順にタイヤ周方向に巻き付けられている。カーカスプライ4のタイヤ内面側には、インナーライナー3が配置されている。
ビード部30は、ビードコア31と、これに連接されてタイヤ径方向外側に延びるビードフィラー32とを備えている。ビードコア31は、複数本のビードワイヤを束ねて環状に構成したものである。ビードコア31はタイヤ径方向外側の端面に、外径側端面31aを有している。ビードフィラー32は、断面三角形状のゴム材料を、ビードコア31の外径側端面31aに沿って環状に構成したものである。
ビード部30の周囲には、チェーファー層5が配置されている。チェーファー層5は、カーカスプライ4の外面側(ビード部30とは反対側)に隣接して配置されており、カーカスプライ4と共に、ビード部30の周囲においてタイヤ幅方向内側から外側へ折り返されてタイヤ径方向の外径側へ巻き上げられている。
また、ビード部30には、巻き上げられたカーカスプライ4とビードフィラー32との間に第1サイド補強層40と第2サイド補強層50とが配置されている。第1及び第2サイド補強層40,50は厚みが薄いので、図1では便宜上1つの部材としてハッチングを付して示されている。本実施形態では、タイヤ幅方向の外側に向かって、ビードフィラー32,第2サイド補強層50、及び第1サイド補強層40の順で配置されている。
第1及び第2サイド補強層40,50はそれぞれ、長手方向に引き揃えられたスチール製の第1補強コード41及び第2補強コード51(図2参照)がゴム被覆されたものである。複数の第1補強コード41及び複数の第1補強コード51はそれぞれ、タイヤ周方向に間隔をあけて配置されている。
第1及び第2サイド補強層40,50はそれぞれ、タイヤ径方向において、ビードコア31とタイヤ最大幅位置W0との間に配置されている。本実施形態では、第1及び第2サイド補強層40,50はそれぞれ、ビードコア31よりタイヤ外径側に配置されているが、ビードコア31の外径側端面31aに連なってタイヤ径方向外側へ延びるように配置してもよい。
図2は空気入りタイヤ1を路面Gに接地させた接地状態を示す側面図であり、サイドウォール部20を一部透過させて第1及び第2補強コード41,51を示している。図3は、図2において透過して示された部分が拡大して示されている。
図3に示すように、第1及び第2サイド補強層40,50は、略同じ径方向位置からタイヤ径方向外側に延びている。第2サイド補強層50は、第1サイド補強層40よりタイヤ径方向に長尺に構成されている。換言すれば、第2サイド補強層50に含まれる第2補強コード51は、第1サイド補強層40に含まれる第1補強コード41よりも長い。すなわち、ビードフィラー32の側方には、第1及び第2サイド補強層40,50が重複して構成された複層領域A1と、このタイヤ径方向外側に位置する第2サイド補強層50のみで構成された単層領域A2とが構成される。
第1及び第2補強コード41,51はそれぞれ、タイヤ幅方向から見て、タイヤ径方向外側へ向かってタイヤ周方向のR側(図中右側)へ傾斜した方向に直線状に延びている。第2補強コード51の傾斜角度θ2は、第1補強コード41の傾斜角度θ1より小さい。
ここで、本明細書では、第1補強コード41の傾斜角度θ1とは、第1補強コード41の内径側端部に位置する第1コード内端部41aにおけるタイヤ周方向に対する接線を第1基準線SL1として、第1基準線SL1に対する角度を意味している。同様に、第2補強コード51の傾斜角度θ2とは、第2補強コード51の内径側端部に位置する第2コード内端部51aにおけるタイヤ周方向に対する接線を第2基準線SL2として、第2基準線SL2に対する角度を意味している。
第1補強コード41の傾斜角度θ1は、20度以上30度以下の角度範囲に設定されている。第2補強コード51の傾斜角度θ2は、15度以上25度以下の角度範囲であって、好ましくは傾斜角度θ1より2度以上小さく設定されている。
すなわち、複層領域A1では、タイヤ側面視で第1補強コード41と第2補強コード51とが交差するように構成され、所謂タガ効果により、タイヤ径方向及びタイヤ幅方向における剛性が高められている。
一方、単層領域A2では、第2補強コード51のみが延びている。第2補強コード51は、傾斜角度θ2が小さく、タイヤ径方向に延びる成分よりタイヤ周方向に延びる成分をより多く有している。このため、単層領域A2では、タイヤ周方向における弾性係数(周方向弾性係数)が相対的に大きくなる一方で、タイヤ径方向における弾性係数(径方向弾性係数)が相対的に小さくなる。
この結果、図2に示すように、空気入りタイヤ1は、周方向弾性係数の増大により路面Gとの接地部における屈曲が小さくなり、接地長GLが短くなる。なお、図2には参考として第1及び第2サイド補強層40,50を備えていない空気入りタイヤ100が二点鎖線により示されており、この場合の接地長GL0は空気入りタイヤ1の接地長GLよりも長い。
第1補強コード41のタイヤ外径側端部に位置する第1コード外端部41bは、ビードフィラー32のタイヤ外径側端部に位置するフィラー外端部32aに対してタイヤ径方向に10mm以上オフセットして位置している。すなわち、第1コード外端部41bとフィラー外端部32aとの間のタイヤ径方向における距離d1は10mm以上である。本実施形態では、第1コード外端部41bが、フィラー外端部32aよりタイヤ径方向内側に位置しているが、距離d1が10mm以上確保できるのであれば、第1コード外端部41bをフィラー外端部32aのタイヤ径方向外側に配置してもよい。
また、第2補強コード51のタイヤ外径側端部に位置する第2コード外端部51bは、フィラー外端部32aに対してタイヤ径方向に10mm以上オフセットして位置している。すなわち、第2コード外端部51bとフィラー外端部32aとの間のタイヤ径方向における距離d2は10mm以上である。本実施形態では、第2コード外端部51bがフィラー外端部32aよりタイヤ径方向外側に位置しているが、距離d2が10mm以上確保できるのであれば、第2コード外端部51bをフィラー外端部32aのタイヤ径方向内側に配置してもよい。
以上説明した空気入りタイヤ1によれば、以下の効果を奏する。
(1)ビードフィラー32の側方には、第1及び第2サイド補強層40,50が重複して構成された複層領域A1と、このタイヤ径方向外側に位置する第2サイド補強層50のみで構成された単層領域A2とが構成される。第2サイド補強層50に埋設された第2補強コード51は傾斜角度θ2が小さいので、第2補強コード51をタイヤ周方向に沿わせて配設しやすい。これにより、接地面により近接した単層領域A2において周方向弾性係数が増大する一方で、径方向弾性係数の増大が抑制される。
周方向弾性係数の増大によりタイヤ周方向における接地長GLが短くなり、この結果、接地領域に含まれるサイプ、スリット、横溝等を画定するエッジが低減するので、エッジに起因したノイズが低減する。さらに、径方向弾性係数の増大抑制により縦方向の振動吸収性を確保しやすく乗心地性能の悪化を抑制できる。
しかも、ノイズ性能及び乗心地性能に影響を及ぼしやすい接地面に近い単層領域A2において周方向弾性係数を増大させると共に径方向弾性係数の増大を抑制することにより、操縦安定性を向上させながらも、ノイズ性能の悪化と乗心地性能の悪化とをより効果的に抑制できる。
また、第1サイド補強層40と第2サイド補強層50とが重複する複層領域A1では、タイヤ側面視で第1補強コード41とこれに対して異なる傾斜角度で交差する第2補強コード51とによるタガ効果によりタイヤ径方向及びタイヤ幅方向における剛性が増大するので、操縦安定性が向上する。
(2)歪みの集中しやすい、第1コード外端部41b、フィラー外端部32a、及び第2コード外端部51bがタイヤ径方向に位置を異にして配置されているので、サイドウォール部20の変形時における歪みがタイヤ径方向に分散される。歪みの集中を抑制することにより空気入りタイヤ1の耐久性を確保しやすい。
(3)第1補強コード41は、傾斜角度θ1が20度以上30度以下の角度範囲に設定されており、すなわちタイヤ径方向成分を適度に有するように構成されるので、径方向弾性係数を向上させやすく操縦安定性が向上する。傾斜角度が20度より小さいとタイヤ径方向成分が小さくなるため操縦安定性の向上代が不足する。傾斜角度が30度より大きいとタイヤ径方向成分が過度に大きくなるため乗り心地性能が悪化する。
(4)第2補強コード51は、傾斜角度θ2が15度以上25度以下の角度範囲に設定されており、すなわちタイヤ周方向成分を適度に有するように構成されるので、周方向弾性係数を向上させやすくノイズ低減と乗り心地の悪化抑制とが好適に実現される。傾斜角度が15度より小さいとタイヤ周方向成分が過度に増大するため操縦安定性の向上代が不足する。傾斜角度が25度より大きいとタイヤ周方向成分が小さくなるためノイズ低減と乗り心地悪化抑制とが不足する。
(5)第1及び第2サイド補強層40,50は、タイヤ径方向においてタイヤ最大幅位置W0より内側に配置されているので、サイドウォール部20の変形時のタイヤ最大幅位置W0に位置するサイドウォール部20のタイヤ幅方向への変形を過度に妨げることがない。これによって、サイドウォール部20の変形代を確保しやすく、第1及び第2サイド補強層40,50を設けたことによる乗心地性能の悪化が抑制される。
なお、本発明は、上記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
上記実施形態では、第1及び第2補強コード41,51は、直線状に延びているが、傾斜角度θ1及びθ2が上記角度範囲に設定されるのであれば湾曲して延びていてもよい。この場合、第2補強コード51は、タイヤ周方向に対する傾斜角度が、タイヤ径方向の外側へ向かって小さくなるように構成すればよい。
また、上記実施形態では、第1及び第2補強コード41,51は共に、タイヤ径方向外側へ向かってタイヤ周方向R側に傾斜しているがこれに限らない。例えば、図4に示すように、第2補強コード51を、第1補強コード41とは反対側、すなわちタイヤ径方向外側へ向かってタイヤ周方向L側へ傾斜させてもよい。これによって、タイヤ側面視において、第1及び第2補強コード41,51がより大きな角度差をもってより多くの交差点を介して交差することになるので、複層領域A1においてタガ効果をより発揮させやすい。
また、上記実施形態では、第1及び第2補強コード41,51のコード配設密度は同じに設定されているがこれに限らない。例えば、図5に示すように、第2補強コード51のエンド数(単位長さ当たりの補強コードの本数)を少なくことによりコード配設密度を第1補強コード41のコード配設密度よりも低くしてもよい。これにより、複層領域A1において過度に剛性が高くなることが抑制されるので、乗心地性能の悪化が抑制される。このほか、第2補強コード51の線径を小さくすることにより、第2補強コード51のコード配設密度を低くしてもよい。
また、上記実施形態では、第1及び第2サイド補強層40,50が、ビードフィラー32と巻き上げられたカーカスプライ4との間に配置されているがこれに限らない。本実施形態の他、第1及び第2サイド補強層40,50を(1)カーカスプライ4(巻き上げ前)のタイヤ内面側、(2)カーカスプライ4(巻き上げ前)とビードフィラー32との間、(3)カーカスプライ4(巻き上げ後)のタイヤ外面側に配置してもよい。
なお、第1及び第2サイド補強層40,50を、カーカスプライ4とビードフィラー32との間に配置したほうが図示しない成形ドラムに巻き付ける際の効率がよい。
また、カーカスプライ4は、ビード部30間に掛け渡された部分はコードの張力が高いため剛性が高い一方で、ビード部30の周りに巻き上げられた部分はコードの張力が相対的に低いため剛性が相対的に低くなる。このため、好ましくは、第1及び第2サイド補強層40,50をビードフィラー32のタイヤ幅方向外側すなわち巻き上げられたカーカスプライ4に隣接させて配置するほうがよく、これにより効果的に剛性を向上させやすい。
また、上記実施形態では、ビードフィラー32の側面に第2サイド補強層50を配置し、この反ビードフィラー32側に第1サイド補強層40を配置しているがこれに限らない。たとえば、第1サイド補強層40を、ビードフィラー32の側面に配置し、この更に反ビードフィラー32側に第2サイド補強層50を配置してもよい。
このほか、図6に示すように、第1サイド補強層40及び第2サイド補強層50を、ビードフィラー32のタイヤ幅方向の両側に振り分けて配置してもよい。
また、上記実施形態では、第1及び第2サイド補強層40,50の2層を配置したが、これに限らない。すなわち、サイド補強層が3層以上配置される場合にも本発明を適用できる。この場合でも、タイヤ径方向に長尺なサイド補強層ほど、ここに埋設される補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度を小さくするように構成すればよい。
以下の表1に示す比較例1,2及び実施例1の空気入りタイヤを対象に、操縦安定性及びノイズ性能について評価試験を行った。各空気入りタイヤは、タイヤサイズ295/40R20 106Yであり、サイド補強層の有無及び仕様が異なっている。以下に特に言及しない諸元は、各空気入りタイヤにおいて共通している。
表1に示されるように、比較例1はサイド補強層を有していない。比較例2は第2サイド補強層を有しておらず、第1サイド補強層を有しており、これに埋設された第1補強コードが傾斜角度23度で直線状に延びている。実施例1は、上記実施形態で説明した第1及び第2サイド補強層40,50を有しており、第1補強コード41が傾斜角度23度で直線状に延びており、第2補強コード51が傾斜角度18度で直線状に延びている。なお、比較例2の第1サイド補強層は、実施例1の第2サイド補強層50とタイヤ径方向に同じ長さを有している。また、比較例2及び実施例1ともに、それぞれのサイド補強層に埋設された補強コードはタイヤ径方向外側へ向かってタイヤ周方向のR側へ傾斜している。
Figure 0007165497000001
操縦安定性及びノイズ性能は、各空気入りタイヤを250kPaの空気圧に設定し試験車両(SUV)に装着して評価した。操縦安定性は、旋回走行や制動、加速試験におけるドライバーによる官能評価を行った。ノイズ性能は、乾燥した評価路面でのドライバーによる官能評価を行った。いずれの評価においても、比較例1の場合を100として、比較例2及び実施例1を指数で示している。値が大きいほど各性能が優れていることを示す。
比較例2は、第1サイド補強層を有するため、操縦安定性が比較例1より優れているが、サイドウォール部の剛性増大による接地圧増大のためノイズ性能が悪化している。
実施例1は、第1及び第2サイド補強層40,50を有するため、操縦安定性が比較例1より優れているが、ノイズ性能が比較例1と同等である結果となった。これは、第2サイド補強層50に埋設された第2補強コード51は傾斜角度θ2が小さく設定されているため、接地面に近い単層領域A2において周方向弾性係数が増大すると共に径方向弾性係数が小さくなっている。この結果、周方向弾性係数の増大により接地長GLが短くなり、接地領域に含まれるエッジ成分が減少すると共に、径方向弾性係数が小さくなることにより縦方向の振動を吸収しやすく、ノイズが低減したと考えられる。
また、実施例1では、第1サイド補強層40と第2サイド補強層50とが重複した複層領域A1において第1補強コード41と第2補強コード51とによるタガ効果により効果的に剛性が向上しているので、第1サイド補強層40は、比較例2の第1サイド補強層よりもタイヤ径方向に短尺であるが、操縦安定性は比較例2と同様の結果になったと考えられる。
1 空気入りタイヤ
4 カーカスプライ
10 トレッド部
20 サイドウォール部
30 ビード部
31 ビードコア
32 ビードフィラー
40 第1サイド補強層
41 第1補強コード
50 第2サイド補強層
51 第2補強コード
G 路面
W0 タイヤ最大幅位置
θ1 第1補強コードの傾斜角度
θ2 第2補強コードの傾斜角度

Claims (5)

  1. サイドウォール部の内径側端部に配置されたビードコアと、
    前記ビードコアに連なってタイヤ径方向外側に延びるビードフィラーと、
    前記ビードフィラーの側方においてタイヤ径方向外側へ延びており、長手方向に引き揃えられた複数の補強コードがゴム被覆して構成された複数のサイド補強層と
    を備え、
    前記複数のサイド補強層は、第1補強コードを含む第1サイド補強層と、前記第1補強コードに比してタイヤ径方向に長い第2補強コードを含む第2サイド補強層とを少なくとも含み、
    前記第2補強コードは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が前記第1補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度より小さく、
    前記複数のサイド補強層は、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側に配置されており、
    前記第1補強コードの外径側端部は、前記ビードフィラーの外径側端部に対してタイヤ径方向に10mm以上オフセットして位置している空気入りタイヤ。
  2. サイドウォール部の内径側端部に配置されたビードコアと、
    前記ビードコアに連なってタイヤ径方向外側に延びるビードフィラーと、
    前記ビードフィラーの側方においてタイヤ径方向外側へ延びており、長手方向に引き揃えられた複数の補強コードがゴム被覆して構成された複数のサイド補強層と
    を備え、
    前記複数のサイド補強層は、第1補強コードを含む第1サイド補強層と、前記第1補強コードに比してタイヤ径方向に長い第2補強コードを含む第2サイド補強層とを少なくとも含み、
    前記第2補強コードは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が前記第1補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度より小さく、
    前記複数のサイド補強層は、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側に配置されており、
    前記第2補強コードの外径側端部は、前記ビードフィラーの外径側端部及び前記第1補強コードの外径側端部に対してタイヤ径方向に10mm以上オフセットして位置している空気入りタイヤ。
  3. サイドウォール部の内径側端部に配置されたビードコアと、
    前記ビードコアに連なってタイヤ径方向外側に延びるビードフィラーと、
    前記ビードフィラーの側方においてタイヤ径方向外側へ延びており、長手方向に引き揃えられた複数の補強コードがゴム被覆して構成された複数のサイド補強層と
    を備え、
    前記複数のサイド補強層は、第1補強コードを含む第1サイド補強層と、前記第1補強コードに比してタイヤ径方向に長い第2補強コードを含む第2サイド補強層とを少なくとも含み、
    前記第2補強コードは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が前記第1補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度より小さく、
    前記複数のサイド補強層は、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側に配置されており、
    前記第1補強コードは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が20度以上30度以下である空気入りタイヤ。
  4. サイドウォール部の内径側端部に配置されたビードコアと、
    前記ビードコアに連なってタイヤ径方向外側に延びるビードフィラーと、
    前記ビードフィラーの側方においてタイヤ径方向外側へ延びており、長手方向に引き揃えられた複数の補強コードがゴム被覆して構成された複数のサイド補強層と
    を備え、
    前記複数のサイド補強層は、第1補強コードを含む第1サイド補強層と、前記第1補強コードに比してタイヤ径方向に長い第2補強コードを含む第2サイド補強層とを少なくとも含み、
    前記第2補強コードは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が前記第1補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度より小さく、
    前記複数のサイド補強層は、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側に配置されており、
    前記第2補強コードは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が15度以上25度以下である空気入りタイヤ。
  5. サイドウォール部の内径側端部に配置されたビードコアと、
    前記ビードコアに連なってタイヤ径方向外側に延びるビードフィラーと、
    前記ビードフィラーの側方においてタイヤ径方向外側へ延びており、長手方向に引き揃えられた複数の補強コードがゴム被覆して構成された複数のサイド補強層と
    を備え、
    前記複数のサイド補強層は、第1補強コードを含む第1サイド補強層と、前記第1補強コードに比してタイヤ径方向に長い第2補強コードを含む第2サイド補強層とを少なくとも含み、
    前記第2補強コードは、タイヤ周方向に対する傾斜角度が前記第1補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度より小さく、
    前記複数のサイド補強層は、タイヤ最大幅位置よりもタイヤ径方向内側に配置されており、
    前記第2サイド補強層における前記第2補強コードの配設密度は、前記第1サイド補強層における前記第1補強コードの配設密度より小さい空気入りタイヤ。
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