JP7165036B2 - 高所作業車用バスケット - Google Patents

高所作業車用バスケット Download PDF

Info

Publication number
JP7165036B2
JP7165036B2 JP2018224707A JP2018224707A JP7165036B2 JP 7165036 B2 JP7165036 B2 JP 7165036B2 JP 2018224707 A JP2018224707 A JP 2018224707A JP 2018224707 A JP2018224707 A JP 2018224707A JP 7165036 B2 JP7165036 B2 JP 7165036B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
entrance
slope
exit
door
pedestal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018224707A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019163161A (ja
Inventor
真哉 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morita Holdings Corp
Original Assignee
Morita Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morita Holdings Corp filed Critical Morita Holdings Corp
Publication of JP2019163161A publication Critical patent/JP2019163161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7165036B2 publication Critical patent/JP7165036B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

本発明は、特に消防車による消火及び救助作業を支援する高所作業車用バスケットに関する。
特許文献1は、円滑な乗降を行える高所作業車用バスケットを提案している。
特開2014-24668号公報
しかし、特許文献1における高所作業車用バスケットにおいても車椅子を搭乗させるのは困難である。
なお、消火や救助作業を行うにあたって、例えば排煙に用いる送排風機などの車輪付資器材が用いられることがあり、このような車輪付資器材を搭乗させることができれば、消火及び救助作業を迅速に効果的に行うことができる。
そこで本発明は、車椅子又は車輪付資器材を搭乗することができる高所作業車用バスケットを提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の高所作業車用バスケットは、作業者H1が搭乗する台座10と、前記台座10の周囲に配置される周囲フレーム20と、前記台座10の周囲で前記周囲フレーム20の間に形成される乗降口30とを備えた高所作業車用バスケットであって、前記乗降口30の少なくとも一部に、スロープ40を設け、前記スロープ40は、下端41を支点として回動動作を行い、前記スロープ40が、前記回動動作によって、前記乗降口30の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、前記乗降口30の少なくとも一部を開放して車椅子H2又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態とになり、前記スロープ40が、第1スロープ40Aと第2スロープ40Bとで構成され、前記第1スロープ40Aと前記第2スロープ40Bとは、それぞれ独立して前記回動動作を行うことを特徴とする
求項記載の本発明は、請求項に記載の高所作業車用バスケットにおいて、前記第2スロープ40Bが前記第1スロープ40Aに対して離間可能に移動することを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項1又は請求項に記載の高所作業車用バスケットにおいて、前記乗降口30には、第1乗降口扉50と第2乗降口扉60を有し、前記スロープ閉状態では、前記スロープ40は前記第1乗降口扉50の少なくとも一部を覆うことを特徴とする。
請求項記載の本発明の高所作業車用バスケット作業者H1が搭乗する台座10と、前記台座10の周囲に配置される周囲フレーム20と、前記台座10の周囲で前記周囲フレーム20の間に形成される乗降口30とを備えた高所作業車用バスケットであって、前記乗降口30の少なくとも一部に、スロープ40を設け、前記スロープ40は、下端41を支点として回動動作を行い、前記スロープ40が、前記回動動作によって、前記乗降口30の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、前記乗降口30の少なくとも一部を開放して車椅子H2又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態とになり、前記乗降口30には、第1乗降口扉50と第2乗降口扉60を有し、前記スロープ閉状態では、前記スロープ40は前記第1乗降口扉50の少なくとも一部を覆い、前記乗降口30として、前記第1乗降口扉50で覆われる第1乗降口31と、前記第2乗降口扉60で覆われる第2乗降口32とが形成され、前記乗降口30の一方の側縁に支柱21が配置され、前記第1乗降口扉50が、前記支柱21に一端を回動自在に設けた第1横方向部材51と、前記第1横方向部材51の他端に回動自在に設けた第1縦方向部材52とを有し、前記第1縦方向部材52を前記乗降口30に位置させることで前記第1乗降口扉50が前記第1乗降口31を覆う第1乗降口閉状態となり、前記第1縦方向部材52を前記乗降口30より上方に移動させることで前記第1乗降口扉50が前記第1乗降口31を開放する第1乗降口開状態となることを特徴とする。
請求項記載の本発明の高所作業車用バスケット作業者H1が搭乗する台座10と、前記台座10の周囲に配置される周囲フレーム20と、前記台座10の周囲で前記周囲フレーム20の間に形成される乗降口30とを備えた高所作業車用バスケットであって、前記乗降口30の少なくとも一部に、スロープ40を設け、前記スロープ40は、下端41を支点として回動動作を行い、前記スロープ40が、前記回動動作によって、前記乗降口30の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、前記乗降口30の少なくとも一部を開放して車椅子H2又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態とになり、前記乗降口30には、第1乗降口扉50と第2乗降口扉60を有し、前記スロープ閉状態では、前記スロープ40は前記第1乗降口扉50の少なくとも一部を覆い、前記乗降口30として、前記第1乗降口扉50で覆われる第1乗降口31と、前記第2乗降口扉60で覆われる第2乗降口32とが形成され、前記第2乗降口扉60が、下端63を支点として回動動作を行い、前記第2乗降口扉60が、前記回動動作によって、前記第2乗降口32を覆う第2乗降口閉状態と、前記第2乗降口32を開放して前記作業者H1が歩行できる第2乗降口開状態とになることを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項に記載の高所作業車用バスケットにおいて、前記第2乗降口扉60が前記スロープ40に対して離間可能に移動することを特徴とする。
請求項記載の本発明は、請求項に記載の高所作業車用バスケットにおいて、前記乗降口30の他方の側縁を回動支点71とする手摺りバー70を備え、前記手摺りバー70の移動端72を前記第1縦方向部材52と係合させることで前記乗降口30を覆う乗降口閉状態となることを特徴とする
求項記載の本発明の高所作業車用バスケット作業者H1が搭乗する台座10と、前記台座10の周囲に配置される周囲フレーム20と、前記台座10の周囲で前記周囲フレーム20の間に形成される乗降口30とを備えた高所作業車用バスケットであって、前記乗降口30の少なくとも一部に、スロープ40を設け、前記スロープ40は、下端41を支点として回動動作を行い、前記スロープ40が、前記回動動作によって、前記乗降口30の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、前記乗降口30の少なくとも一部を開放して車椅子H2又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態とになり、前記乗降口30には、第1乗降口扉50と第2乗降口扉60を有し、前記第1乗降口扉50を前記台座10の側方に配置し、前記第2乗降口扉60を前記台座10の前方に配置し、前記スロープ閉状態では、前記スロープ40は前記第1乗降口扉50を覆うことを特徴とする。
請求項9記載の本発明の高所作業車用バスケット作業者H1が搭乗する台座10と、前記台座10の周囲に配置される周囲フレーム20と、前記台座10の周囲で前記周囲フレーム20の間に形成される乗降口30とを備えた高所作業車用バスケットであって、前記乗降口30の少なくとも一部に、スロープ40を設け、前記スロープ40は、下端41を支点として回動動作を行い、前記スロープ40が、前記回動動作によって、前記乗降口30の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、前記乗降口30の少なくとも一部を開放して車椅子H2又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態とになり、前記乗降口30には、第1乗降口扉50と第2乗降口扉60と第3乗降口扉100とを有し、前記第1乗降口扉50を前記台座10の一方の側方に配置し、前記第2乗降口扉60を前記台座10の前方に配置し、前記第3乗降口扉100を前記台座10の他方の側方に配置し、前記スロープ閉状態では、前記スロープ40は前記第1乗降口扉50を覆うことを特徴とする。
請求項10記載の本発明は、請求項8又は請求項9に記載の高所作業車用バスケットにおいて、前記スロープ40が、台座側スロープ40Cと延長用スロープ40Dとで構成され、前記台座側スロープ40Cは、前記台座10に対して前記回動動作を行い、前記延長用スロープ40Dは、前記台座側スロープ40Cに対して動作し、前記スロープ閉状態では、前記延長用スロープ40Dを前記台座側スロープ40Cに重ねることができ、前記スロープ開状態では、前記延長用スロープ40Dを前記台座側スロープ40Cから展開して用いることができることを特徴とする。
請求項11記載の本発明は、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の高所作業車用バスケットにおいて、前記乗降口30として、前記第1乗降口扉50で覆われる第1乗降口31と、前記第2乗降口扉60で覆われる第2乗降口32とが形成され、前記第1乗降口31の一方の側縁に支柱21が配置され、前記第1乗降口扉50が、前記支柱21に一端を回動自在に設けた第1横方向部材51と、前記第1横方向部材51の他端に回動自在に設けた第1縦方向部材52とを有し、前記第1縦方向部材52を前記第1乗降口31に位置させることで前記第1乗降口扉50が前記第1乗降口31を覆う第1乗降口閉状態となり、前記第1縦方向部材52を前記第1乗降口31より上方に移動させることで前記第1乗降口扉50が前記第1乗降口31を開放する第1乗降口開状態となることを特徴とする。
請求項12記載の本発明の高所作業車用バスケット作業者H1が搭乗する台座10と、前記台座10の周囲に配置される周囲フレーム20と、前記台座10の周囲で前記周囲フレーム20の間に形成される乗降口30とを備えた高所作業車用バスケットであって、前記乗降口30の少なくとも一部に、スロープ40を設け、前記スロープ40は、下端41を支点として回動動作を行い、前記スロープ40が、前記回動動作によって、前記乗降口30の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、前記乗降口30の少なくとも一部を開放して車椅子H2又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態とになり、前記台座10に搭乗させた前記車椅子H2又は前記車輪付資器材の移動を抑制する固定ベルトを装着するベルト固定用レール120を備え、前記ベルト固定用レール120として、複数の前記固定ベルトを装着できる第1ベルト固定用レール121と、前記第1ベルト固定用レール121よりも短い第2ベルト固定用レール122とを前記台座10に設け、バスケット前方の一側方に操作盤90を配置し、前記バスケット前方の他側方に、又は/及び前記操作盤90を配置しない側のバスケット側方に前記乗降口30を配置し、前記第1ベルト固定用レール121を、前記乗降口30に対向する位置に配置し、前記第2ベルト固定用レール122を、前記操作盤90に対向する位置であってバスケット後方に配置したことを特徴とする。
本発明の高所作業車用バスケットによれば、乗降口の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、乗降口の少なくとも一部を開放して車椅子又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態とになるスロープを設けることで車椅子や車輪付資器材を搭乗することができる。
本発明の一実施例による高所作業車用バスケットの外観斜視図 第2乗降口開状態を示す本実施例による高所作業車用バスケットの外観斜視図 第1乗降口開状態及び第2乗降口開状態を示す本実施例による高所作業車用バスケットの外観斜視図 本実施例による高所作業車用バスケットの外観要部斜視図 本実施例による高所作業車用バスケットの外観斜視図 第2乗降口開状態を示す本実施例による高所作業車用バスケットの外観斜視図 第1乗降口開状態及び第2乗降口閉状態を示す本実施例による高所作業車用バスケットの外観斜視図 第1乗降口の開動作途中状態を示す本実施例による高所作業車用バスケットの要部外観斜視図 第1乗降口開状態を示す本実施例による高所作業車用バスケットの外観斜視図 図7の状態における第1乗降口扉を示す平面図及び側面図 実施例による高所作業車用バスケットの異なる使用態様を示す外観要部斜視図 本実施例による高所作業車用バスケットの第3乗降口扉を閉じた状態を示す外観斜視図 本実施例による高所作業車用バスケットの第3乗降口扉を開いた状態を示す外観斜視図 本実施例による高所作業車用バスケットに車椅子を搭乗させた状態、及び搭乗させた車椅子の固定に用いるベルト固定用レールを示す図 本実施例による高所作業車用バスケットを搭載する梯子車のバスケット乗降時の状態の一例を示す上面図及び側断面図
本発明の第1の実施の形態による高所作業車用バスケットは、乗降口の少なくとも一部に、スロープを設け、スロープは、下端を支点として回動動作を行い、スロープが、回動動作によって、乗降口の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、乗降口の少なくとも一部を開放して車椅子又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態とになるものである。本実施の形態によれば、車椅子や車輪付資器材を搭乗することができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による高所作業車用バスケットにおいて、スロープが、第1スロープと第2スロープとで構成され、第1スロープと第2スロープとは、それぞれ独立して回動動作を行うものである。本実施の形態によれば、第1スロープと第2スロープとのそれぞれの上端の接地高さが異なっても、がたつきを生じることなく安定したスロープ開状態とすることができる。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態による高所作業車用バスケットにおいて、第2スロープが第1スロープに対して離間可能に移動するものである。本実施の形態によれば、車幅の異なる車椅子に対応できる。
本発明の第4の実施の形態は、第1から第3の実施の形態による高所作業車用バスケットにおいて、乗降口には、第1乗降口扉と第2乗降口扉を有し、スロープ閉状態では、スロープは第1乗降口扉の少なくとも一部を覆うものである。本実施の形態によれば、スロープ閉状態では、スロープは第2乗降口扉を覆わないため、スロープ閉状態で第2乗降口扉を利用できる。
本発明の第5の実施の形態は、第4の実施の形態による高所作業車用バスケットにおいて、乗降口として、第1乗降口扉で覆われる第1乗降口と、第2乗降口扉で覆われる第2乗降口とが形成され、乗降口の一方の側縁に支柱が配置され、第1乗降口扉が、支柱に一端を回動自在に設けた第1横方向部材と、第1横方向部材の他端に回動自在に設けた第1縦方向部材とを有し、第1縦方向部材を乗降口に位置させることで第1乗降口扉が第1乗降口を覆う第1乗降口閉状態となり、第1縦方向部材を乗降口より上方に移動させることで第1乗降口扉が第1乗降口を開放する第1乗降口開状態となるものである。本実施の形態によれば、第1乗降口扉が上方への移動により第1乗降口開状態となるため、第1乗降口扉が車椅子や車輪付資器材の乗降に支障を与えることが少ない。
本発明の第6の実施の形態は、第4の実施の形態による高所作業車用バスケットにおいて、乗降口として、第1乗降口扉で覆われる第1乗降口と、第2乗降口扉で覆われる第2乗降口とが形成され、第2乗降口扉が、下端を支点として回動動作を行い、第2乗降口扉が、回動動作によって、第2乗降口を覆う第2乗降口閉状態と、第2乗降口を開放して作業者が歩行できる第2乗降口開状態とになるものである。本実施の形態によれば、車椅子や車輪付資器材の乗降の必要が無いときには第2乗降口扉によって作業者が乗降を行える。
本発明の第7の実施の形態は、第6の実施の形態による高所作業車用バスケットにおいて、第2乗降口扉がスロープに対して離間可能に移動するものである。本実施の形態によれば、第2乗降口扉をスロープに対して離間させることができるので、車椅子や車輪付資器材の乗降に必要な空間を確保できる。
本発明の第8の実施の形態は、第5の実施の形態による高所作業車用バスケットにおいて、乗降口の他方の側縁を回動支点とする手摺りバーを備え、手摺りバーの移動端を第1縦方向部材と係合させることで乗降口を覆う乗降口閉状態となるものである。本実施の形態によれば、手摺りバーによって第1乗降口扉の動作を規制でき、乗降口を確実に閉状態とすることができる。
本発明の第9の実施の形態は、第1の実施の形態による高所作業車用バスケットにおいて、スロープが、台座側スロープと延長用スロープとで構成され、台座側スロープは、台座に対して回動動作を行い、延長用スロープは、台座側スロープに対して動作し、スロープ閉状態では、延長用スロープを台座側スロープに重ねることができ、スロープ開状態では、延長用スロープを台座側スロープから展開して用いることができるものである。本実施の形態によれば、スロープ閉状態ではスロープの高さを低くすることができ、スロープ開状態では、スロープを長くしてスロープの傾斜を小さくすることで車椅子や車輪付資器材を乗降させやすい。
本発明の第10の実施の形態は、第1又は第9の実施の形態による高所作業車用バスケットにおいて、乗降口には、第1乗降口扉と第2乗降口扉を有し、第1乗降口扉を台座の側方に配置し、第2乗降口扉を台座の前方に配置し、スロープ閉状態では、スロープは第1乗降口扉を覆うものである。本実施の形態によれば、スロープ閉状態では、スロープは第2乗降口扉を覆わないため、スロープ閉状態で第2乗降口扉を利用できる。
本発明の第11の実施の形態は、第1又は第9の実施の形態による高所作業車用バスケットにおいて、乗降口には、第1乗降口扉と第2乗降口扉と第3乗降口扉とを有し、第1乗降口扉を台座の一方の側方に配置し、第2乗降口扉を台座の前方に配置し、第3乗降口扉を台座の他方の側方に配置し、スロープ閉状態では、スロープは第1乗降口扉を覆うものである。本実施の形態によれば、スロープ閉状態では、スロープは第2乗降口扉及び第3乗降口扉を覆わないため、スロープ閉状態で第2乗降口扉及び第3乗降口扉を利用できる。特に、車椅子や車輪付資器材を台座に載せた状態で第1乗降口扉及び第2乗降口扉を利用できない場合であっても、第3乗降口を利用して乗降することができる。
本発明の第12の実施の形態は、第10又は第11の実施の形態による高所作業車用バスケットにおいて、乗降口として、第1乗降口扉で覆われる第1乗降口と、第2乗降口扉で覆われる第2乗降口とが形成され、第1乗降口の一方の側縁に支柱が配置され、第1乗降口扉が、支柱に一端を回動自在に設けた第1横方向部材と、第1横方向部材の他端に回動自在に設けた第1縦方向部材とを有し、第1縦方向部材を第1乗降口に位置させることで第1乗降口扉が第1乗降口を覆う第1乗降口閉状態となり、第1縦方向部材を第1乗降口より上方に移動させることで第1乗降口扉が第1乗降口を開放する第1乗降口開状態となるものである。本実施の形態によれば、第1乗降口扉が上方への移動により第1乗降口開状態となるため、第1乗降口扉が車椅子や車輪付資器材の乗降に支障を与えることが少ない。
本発明の第13の実施の形態は、第1から第12の実施の形態による高所作業車用バスケットにおいて、台座に搭乗させた車椅子又は車輪付資器材の移動を抑制する固定ベルトを装着するベルト固定用レールを備え、ベルト固定用レールとして、複数の固定ベルトを装着できる第1ベルト固定用レールと、第1ベルト固定用レールよりも短い第2ベルト固定用レールとを台座に設け、バスケット前方の一側方に操作盤を配置し、バスケット前方の他側方に、又は/及び操作盤を配置しない側のバスケット側方に乗降口を配置し、第1ベルト固定用レールを、乗降口に対向する位置に配置し、第2ベルト固定用レールを、操作盤に対向する位置であってバスケット後方に配置したものである。本実施の形態によれば、台座に搭乗させた車椅子又は車輪付資器材の固定作業が容易であるとともに、作業者の作業に支障を与えにくい。
以下本発明の一実施例による高所作業車用バスケットを説明する。
図1は、本実施例による高所作業車用バスケットの外観斜視図である。
本実施例による高所作業車用バスケットは、作業者H1(図14参照)が搭乗する台座10と、台座10の周囲に配置される周囲フレーム20と、台座10の周囲で周囲フレーム20の間に形成される乗降口30とを備えている。
本実施例による高所作業車用バスケットは、乗降口30の少なくとも一部に、スロープ40を設けている。スロープ40は、第1スロープ40Aと第2スロープ40Bとで構成されている。
乗降口30には、第1乗降口扉50と第2乗降口扉60を有している。
乗降口30として、第1乗降口扉50で覆われる第1乗降口31と、第2乗降口扉60で覆われる第2乗降口32とが形成される。
乗降口30の一方の側縁には支柱21が配置されている。支柱21は周囲フレーム20の一部を構成している。
第1乗降口扉50は、支柱21に一端を回動自在に設けた複数の第1横方向部材51と、これらの第1横方向部材51の他端に回動自在に設けた第1縦方向部材52とを有している。
第2乗降口扉60は、複数の第2横方向部材61と、これらの第2横方向部材61の端部を連結した一対の第2縦方向部材62とを有している。
第2乗降口32には、第2乗降口扉60の上方に手摺りバー70を備えている。手摺りバー70は、乗降口30の他方の側縁を回動支点71としている。
図1に示すように、手摺りバー70の移動端72を第1縦方向部材52に係合させることで乗降口30を覆う乗降口閉状態となる。
このように、手摺りバー70によって第1乗降口扉50の動作を規制でき、乗降口30を確実に閉状態とすることができる。
図2は、第2乗降口開状態を示す本実施例による高所作業車用バスケットの外観斜視図である。
第2乗降口扉60は、下端63を支点として回動動作を行う。
第2乗降口扉60は、回動動作によって、図1に示すように第2乗降口32を覆う第2乗降口閉状態と、図2に示すように第2乗降口32を開放して作業者H1が歩行できる第2乗降口開状態とになる。
乗降口30の下方には軸81を備え、第2乗降口扉60の下端63には軸81を受ける軸受が設けられている。
スロープ40は、スロープ閉状態では、第1乗降口扉50の少なくとも一部を覆い、第2乗降口扉60を覆わない。このように、スロープ閉状態では、スロープ40は第2乗降口扉60を覆わないため、スロープ閉状態で第2乗降口扉60を利用できる。
手摺りバー70は、移動端72と第1縦方向部材52との係合を解除し、回動支点71を中心にして移動端72を第2乗降口32の上方に移動する。移動端72と第1縦方向部材52との係合を解除することで、第1乗降口扉50は移動可能な状態となる。また、第2乗降口扉60が第2乗降口開状態であれば、移動端72を第2乗降口32の上方に移動することで、第2乗降口32は全開状態となる。
このように、車椅子H2(図14参照)又は車輪付資器材の乗降の必要が無いときには第2乗降口扉60によって作業者H1が乗降を行える。
図3は、第1乗降口開状態及び第2乗降口開状態を示す本実施例による高所作業車用バスケットの外観斜視図である。
スロープ40は、下端41を支点として回動動作を行う。第1スロープ40Aと第2スロープ40Bとは、それぞれ独立して回動動作を行うことができる。
第1スロープ40Aと第2スロープ40Bとがそれぞれ独立して回動動作を行うことができるため、第1スロープ40Aと第2スロープ40Bとのそれぞれの上端42の接地高さが異なっても、がたつきを生じることなく安定したスロープ開状態とすることができる。
スロープ40は、回動動作によって、図1に示すように乗降口30の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、図3に示すように乗降口30の少なくとも一部を開放して車椅子H2又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態とになる。
図3では、更に、第2スロープ40Bが第1スロープ40Aに対して離間する方向に移動した状態を示している。
スロープ40の下端41には軸81を受ける軸受が設けられている。
軸81には、ストッパー82を設けてあり、第1スロープ40Aは軸81に沿って摺動することが規制され、第2スロープ40Bは、ストッパー82と第2乗降口扉60との間で軸81に沿って摺動する。
第2乗降口扉60は、第2スロープ40Bと同様に軸81に沿って摺動し、スロープ40に対して離間可能に移動することができる。
第2乗降口扉60をスロープ40に対して離間させることができるので、第2スロープ40Bを第1スロープ40Aに対して離間することができ、車椅子H2や車輪付資器材の乗降に必要な空間を確保でき、車幅の異なる車椅子H2や車輪付資器材に対応できる。
第1乗降口扉50は、図1に示すように第1縦方向部材52を乗降口30に位置させることで第1乗降口31を覆う第1乗降口閉状態となり、図3に示すように第1縦方向部材52を乗降口30より上方に移動させることで第1乗降口31を開放する第1乗降口開状態となる。
このように、第1乗降口扉50が上方への移動により第1乗降口開状態となるため、第1乗降口扉50が車椅子H2や車輪付資器材の乗降に支障を与えることが少ない。
図4は、本実施例による高所作業車用バスケットの外観要部斜視図である。
第1乗降口扉50は、図4(a)に示すように第1縦方向部材52の上端を手摺りバー70の移動端72に係合させるとともに、図4(b)に示すように第1縦方向部材52の下端を固定具53で固定している。第1乗降口扉50を第1乗降口開状態とするには、固定具53を解除する。
図4(a)に示すように、第1乗降口扉50は、第1横方向部材51に止め具54を設けている。スロープ40は、スロープ閉状態では止め具54によって規制される。スロープ40をスロープ開状態とするには、止め具54を解除する。
本実施例による高所作業車用バスケットは、前方の一側方に操作盤90を配置し、操作盤90を除く前方位置を乗降口30とし、第1乗降口31を前方の他側方に配置し、第2乗降口32を前方の中央に配置している。更に、軸81を乗降口30の下方だけでなく操作盤90の下方にも延出して設けている。
従って、図3に示すように、第2乗降口扉60を操作盤90の下方に移動させることができ、第1スロープ40Aに対する第2スロープ40Bの移動距離を大きくできるため、限られた横幅のバスケットにおいても、車幅の広い車椅子H2や車輪付資器材に対応することができる。
以下本発明の他の実施例による高所作業車用バスケットを説明する。
図5は、本実施例による高所作業車用バスケットの外観斜視図である。
本実施例による高所作業車用バスケットは、作業者H1が搭乗する台座10と、台座10の周囲に配置される周囲フレーム20と、台座10の周囲で周囲フレーム20の間に形成される乗降口30とを備えている。
本実施例による高所作業車用バスケットは、乗降口30の少なくとも一部に、スロープ40を設けている。スロープ40は、台座側スロープ40Cと延長用スロープ40Dとで構成され、踏み板には、滑りを生じないように、鉄製、ステンレス製、又はアルミ製のエキスパンドメタルを用いている。アルミ製のエキスパンドメタルが最も適している。
乗降口30には、第1乗降口扉50と第2乗降口扉60を有している。
乗降口30として、第1乗降口扉50で覆われる第1乗降口31と、第2乗降口扉60で覆われる第2乗降口32とが形成される。
乗降口30(第1乗降口31)の一方の側縁には支柱21が配置されている。支柱21は周囲フレーム20の一部を構成している。
第2乗降口扉60は、複数の第2横方向部材61と、これらの第2横方向部材61の端部を連結した一対の第2縦方向部材62とを有している。
第2乗降口32には、第2乗降口扉60の上方に手摺りバー70を備えている。手摺りバー70は、乗降口30(第2乗降口32)の他方の側縁を回動支点71としている。
このように、手摺りバー70によって第1乗降口扉50の動作を規制でき、乗降口30を確実に閉状態とすることができる。
なお、第1乗降口扉50は、スロープ閉状態にあるスロープ40の側端を固定する固定具53と、スロープ閉状態にあるスロープ40の上端を固定する止め具54とを備えている。スロープ40をスロープ開状態とするには、固定具53及び止め具54を解除する。
図6は、第2乗降口開状態を示す本実施例による高所作業車用バスケットの外観斜視図である。
第2乗降口扉60は、下端63を支点として回動動作を行う。
第2乗降口扉60は、回動動作によって、図1に示すように第2乗降口32を覆う第2乗降口閉状態と、図6に示すように第2乗降口32を開放して作業者H1が歩行できる第2乗降口開状態とになる。
第2乗降口扉60の下端63には軸受が設けられている。
スロープ40は、スロープ閉状態では、第1乗降口扉50の少なくとも一部を覆い、第2乗降口扉60を覆わない。このように、スロープ閉状態では、スロープ40は第2乗降口扉60を覆わないため、スロープ閉状態で第2乗降口扉60を利用できる。
手摺りバー70は、回動支点71を中心にして移動端72を第2乗降口32の上方に移動する。第2乗降口扉60が第2乗降口開状態であれば、移動端72を第2乗降口32の上方に移動することで、第2乗降口32は全開状態となる。
このように、車椅子H2又は車輪付資器材の乗降の必要が無いときには第2乗降口扉60によって作業者H1が乗降を行える。
図7は、第1乗降口開状態及び第2乗降口閉状態を示す本実施例による高所作業車用バスケットの外観斜視図である。
台座側スロープ40Cは、台座10に対して下端41を支点として回動動作を行う。延長用スロープ40Dは、台座側スロープ40Cに対して動作する。延長用スロープ40Dは、スロープ閉状態では、台座側スロープ40Cに重ねることができ、スロープ開状態では、台座側スロープ40Cから展開して用いることができる。なお、本実施例では、延長用スロープ40Dは、台座側スロープ40Cに対して回動動作することで台座側スロープ40Cから展開させているが、台座側スロープ40Cに対して摺動動作することで台座側スロープ40Cから展開させてもよい。
このように、スロープ閉状態では、延長用スロープ40Dを、台座側スロープ40Cに重ねることでスロープ40の高さを低くすることができ、スロープ開状態では、延長用スロープ40Dを、台座側スロープ40Cから展開することでスロープ40を長くできるため、スロープ40の傾斜を小さくでき、車椅子H2や車輪付資器材を乗降させやすい。
スロープ40は、下端41を支点として回動動作させることで、図5に示すように乗降口30の少なくとも一部、すなわち第1乗降口31を覆うスロープ閉状態と、図7に示すように乗降口30の少なくとも一部、すなわち第1乗降口31を開放して車椅子H2又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態とになる。
図7では、延長用スロープ40Dを、台座側スロープ40Cから展開した状態を示しているが、延長用スロープ40Dを台座側スロープ40Cから展開させずに用いることもできる。
第1乗降口扉50は、支柱21に一端を回動自在に設けた複数の第1横方向部材51と、これらの第1横方向部材51の他端に回動自在に設けた第1縦方向部材52とを有している。
図7に示すように、手摺りバー70の移動端72を第1縦方向部材52に係合させることで第1乗降口31、及び第2乗降口32を覆う乗降口閉状態となる。なお、移動端72と第1縦方向部材52との係合を解除することで、第1乗降口扉50は移動可能な状態となる。
図8は、第1乗降口の開動作途中状態を示す本実施例による高所作業車用バスケットの要部外観斜視図、図9は、第1乗降口開状態を示す本実施例による高所作業車用バスケットの外観斜視図である。
第1横方向部材51の一端側回動支点51aは支柱21に回動自在に設け、第1横方向部材51の他端側回動支点51bは第1縦方向部材52に回動自在に設けている。
第1乗降口扉50は、図7に示すように第1縦方向部材52を乗降口30に位置させることで第1乗降口31を覆う第1乗降口閉状態となり、図8に示すように第1縦方向部材52を、台座10に設けた係合部11との係合を解除して台座10から離間させ、図9に示すように乗降口30より上方に移動させることで第1乗降口31を開放する第1乗降口開状態となる。
このように、第1乗降口扉50が上方への移動により第1乗降口開状態となるため、第1乗降口扉50が車椅子H2や車輪付資器材の乗降に支障を与えることが少ない。
なお、支柱21は、第1乗降口31の一方の側縁に位置させて固定される支柱固定部21aと、第1横方向部材51の一端側回動支点51aを取り付ける支柱本体部21bと、支柱本体部21bを支柱固定部21aよりも内方に配置させる支柱連接部21cとで構成されている。
図10は、図7の状態における第1乗降口扉を示す平面図及び側面図である。
一端側回動支点51aは、支柱21よりもバスケットの後方側に配置し、図10(a)に示すように、第1横方向部材51は一端側回動支点51a側に屈曲部51cを形成することで、第1横方向部材51を台座10の側縁に沿わせている。
図10に示すように、一端側回動支点51aを支柱21よりもバスケットの後方側に配置することで第1乗降口31の間口を広くすることができる。
図11は、本実施例による高所作業車用バスケットの異なる使用態様を示す外観要部斜視図である。
図11では、図6に示すように第2乗降口32を開放して作業者H1が歩行できる第2乗降口開状態とし、第2乗降口扉60の上方に、持ち運び用スロープ110を設置した状態を示している。
このように、持ち運び用スロープ110を第2乗降口扉60の上方に設置することで、バスケットの前方からも、車椅子H2や車輪付資器材を乗降することができる。
図12及び図13は、本実施例による高所作業車用バスケットの第3乗降口扉を示す外観斜視図であり、図12は、第3乗降口扉を閉じた状態を示し、図13は第3乗降口扉を開いた状態を示している。
図に示すように、本実施例による高所作業車用バスケットは、第3乗降口扉100で覆われる第3乗降口33を設けている。
第3乗降口33は、台座10の他方の側方に設けられており、第3乗降口33には第3乗降口扉100と第3乗降口用手摺りバー73とが配置されている。
第3乗降口33の一方の側縁には支柱22が配置され、第3乗降口扉100と第3乗降口用手摺りバー73とは、支柱22に回動自在に設けている。
図13に示すように、第3乗降口扉100は、内開き、すなわち台座10側に開き、第3乗降口用手摺りバー73は、支柱22の上端を回動支点として移動端が第3乗降口33の上方に移動することで開状態となる。
本実施例による高所作業車用バスケットは、台座10の前方の一側方に操作盤90を配置し、台座10の前方の他側方に第2乗降口32を配置し、台座10の一方の側方に第1乗降口31を配置し、台座10の他方の側方に第3乗降口33を配置している。そして、第1乗降口31には第1乗降口扉50を配置し、第2乗降口32には第2乗降口扉60を配置し、第3乗降口33には第3乗降口扉100を配置している。
本実施例によれば、スロープ閉状態では、スロープ40は第2乗降口扉60及び第3乗降口扉100を覆わないため、スロープ閉状態で第2乗降口扉60及び第3乗降口扉100を利用できる。また、車椅子H2や車輪付資器材を台座10に載せた状態で第1乗降口扉50及び第2乗降口扉60を利用できない場合であっても、第3乗降口33を利用して乗降することができる。
図14は、本実施例による高所作業車用バスケットに車椅子を搭乗させた状態、及び搭乗させた車椅子の固定に用いるベルト固定用レールを示す図である。
図14(a)では、作業者H1、車椅子H2、及び補助者H3が台座10に搭乗した状態を示している。
図14(b)に示すように、本実施例による高所作業車用バスケットは、台座10に搭乗させた車椅子H2又は車輪付資器材の移動を抑制する固定ベルト(図示省略)を装着するベルト固定用レール120を備えている。このようなベルト固定用レール120としては、例えばSURFACE RAIL(Unwin社製)や、エアラインレール(オールセーフ株式会社製 AR-HA)を用いることができる。
ベルト固定用レール120は、台座10に設けており、複数の固定ベルトを装着できる第1ベルト固定用レール121と、第1ベルト固定用レール121よりも短い第2ベルト固定用レール122とからなる。第1ベルト固定用レール121を第2ベルト固定用レール122より長くすることで、2つの固定ベルトを取り付けることができ、第2ベルト固定用レール122に取り付ける固定ベルトと合わせて3つの固定ベルトを取り付けることができる。
第1ベルト固定用レール121は、第1乗降口31及び第2乗降口32に対向する位置に配置し、第2ベルト固定用レール122は、操作盤90に対向する位置であってバスケット後方に配置している。第1ベルト固定用レール121よりも短い第2ベルト固定用レール122を、操作盤90に対向する位置であってバスケット後方に配置することで、作業者H1の作業に支障を与えにくい。
第1ベルト固定用レール121及び第2ベルト固定用レール122は、バスケット前縁BFに平行に配置し、第1ベルト固定用レール121はバスケット前縁BFとバスケット後縁BBとの中央に配置し、第2ベルト固定用レール122は第1ベルト固定用レール121よりもバスケット後縁BBに配置する。
このようにベルト固定用レール120を配置することで、台座10に搭乗させた車椅子H2又は車輪付資器材の固定作業が容易であるとともに、作業者H1の作業に支障を与えにくい。
図15(a)は、本実施例による高所作業車用バスケットを搭載する梯子車のバスケット乗降時の状態の一例を示す上面図、図15(b)は図15(a)の側断面図である。
本実施例による梯子車は、運転席を有するキャビン1と荷台と梯子3とを備えている。
荷台には、ターンテーブルが配置される。ターンテーブルには、ターンテーブルによって旋回する旋回ポストを設けている。旋回ポストには固定梯子3Aの一端が固定されている。また、一般的には、固定梯子3Aに対して摺動する可動梯子3Bを複数備えている。固定梯子3Aと入れ子構造となっている最上段の可動梯子3Bの伸張方向の先端部には屈折中心3Cを設けている。屈折中心3Cは、屈折ピンで上下方向に揺動可能に屈折部(最先端の梯子)3Dが接続され、屈折部3Dは,バスケットアーム3Eを介して、本実施例による高所作業車用バスケットAを接続している。
図15に示すように、キャビン1の前方に高所作業車用バスケットAを降ろして乗降を行う場合には、車両前方に高所作業車用バスケットAを降ろせるだけのスペースがあれば、バスケット側面から車椅子H2の乗降が可能となることから、バスケット前方から乗降する場合に比較して、より狭い車両前方のスペースでも車椅子利用者の救助が可能となる。
本発明の高所作業車用バスケットは、火災現場やその他被災地での救助作業に適している。
1 キャビン
3 梯子
3A 固定梯子
3B 可動梯子
3C 屈折中心
3D 屈折部
3E バスケットアーム
10 台座
11 係合部
20 周囲フレーム
21 支柱
21a 支柱固定部
21b 支柱本体部
21c 支柱連接部
22 支柱
30 乗降口
31 第1乗降口
32 第2乗降口
33 第3乗降口
40 スロープ
40A 第1スロープ
40B 第2スロープ
40C 台座側スロープ
40D 延長用スロープ
41 下端
42 上端
50 第1乗降口扉
51 第1横方向部材
51a 一端側回動支点
51b 他端側回動支点
51c 屈曲部
52 第1縦方向部材
53 固定具
54 止め具
60 第2乗降口扉
61 第2横方向部材
62 第2縦方向部材
63 下端
70 手摺りバー
71 回動支点
72 移動端
73 第3乗降口用手摺りバー
81 軸
82 ストッパー
90 操作盤
100 第3乗降口扉
110 持ち運び用スロープ
120 ベルト固定用レール
121 第1ベルト固定用レール
122 第2ベルト固定用レール
A 高所作業車用バスケット
BB バスケット後縁
BF バスケット前縁
H1 作業者
H2 車椅子
H3 補助者

Claims (12)

  1. 作業者が搭乗する台座と、
    前記台座の周囲に配置される周囲フレームと、
    前記台座の周囲で前記周囲フレームの間に形成される乗降口と
    を備えた高所作業車用バスケットであって、
    前記乗降口の少なくとも一部に、スロープを設け、
    前記スロープは、下端を支点として回動動作を行い、
    前記スロープが、前記回動動作によって、
    前記乗降口の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、
    前記乗降口の少なくとも一部を開放して車椅子又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態と
    になり、
    前記スロープが、
    第1スロープと第2スロープとで構成され、
    前記第1スロープと前記第2スロープとは、それぞれ独立して前記回動動作を行う
    ことを特徴とする高所作業車用バスケット。
  2. 前記第2スロープが前記第1スロープに対して離間可能に移動する
    ことを特徴とする請求項に記載の高所作業車用バスケット。
  3. 前記乗降口には、第1乗降口扉と第2乗降口扉を有し、
    前記スロープ閉状態では、前記スロープは前記第1乗降口扉の少なくとも一部を覆う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の高所作業車用バスケット。
  4. 作業者が搭乗する台座と、
    前記台座の周囲に配置される周囲フレームと、
    前記台座の周囲で前記周囲フレームの間に形成される乗降口と
    を備えた高所作業車用バスケットであって、
    前記乗降口の少なくとも一部に、スロープを設け、
    前記スロープは、下端を支点として回動動作を行い、
    前記スロープが、前記回動動作によって、
    前記乗降口の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、
    前記乗降口の少なくとも一部を開放して車椅子又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態と
    になり、
    前記乗降口には、第1乗降口扉と第2乗降口扉を有し、
    前記スロープ閉状態では、前記スロープは前記第1乗降口扉の少なくとも一部を覆い、
    前記乗降口として、前記第1乗降口扉で覆われる第1乗降口と、前記第2乗降口扉で覆われる第2乗降口とが形成され、
    前記乗降口の一方の側縁に支柱が配置され、
    前記第1乗降口扉が、
    前記支柱に一端を回動自在に設けた第1横方向部材と、
    前記第1横方向部材の他端に回動自在に設けた第1縦方向部材と
    を有し、
    前記第1縦方向部材を前記乗降口に位置させることで前記第1乗降口扉が前記第1乗降口を覆う第1乗降口閉状態となり、
    前記第1縦方向部材を前記乗降口より上方に移動させることで前記第1乗降口扉が前記第1乗降口を開放する第1乗降口開状態となる
    ことを特徴とする高所作業車用バスケット。
  5. 作業者が搭乗する台座と、
    前記台座の周囲に配置される周囲フレームと、
    前記台座の周囲で前記周囲フレームの間に形成される乗降口と
    を備えた高所作業車用バスケットであって、
    前記乗降口の少なくとも一部に、スロープを設け、
    前記スロープは、下端を支点として回動動作を行い、
    前記スロープが、前記回動動作によって、
    前記乗降口の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、
    前記乗降口の少なくとも一部を開放して車椅子又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態と
    になり、
    前記乗降口には、第1乗降口扉と第2乗降口扉を有し、
    前記スロープ閉状態では、前記スロープは前記第1乗降口扉の少なくとも一部を覆い、
    前記乗降口として、前記第1乗降口扉で覆われる第1乗降口と、前記第2乗降口扉で覆われる第2乗降口とが形成され、
    前記第2乗降口扉が、下端を支点として回動動作を行い、
    前記第2乗降口扉が、前記回動動作によって、
    前記第2乗降口を覆う第2乗降口閉状態と、
    前記第2乗降口を開放して前記作業者が歩行できる第2乗降口開状態と
    になる
    ことを特徴とする高所作業車用バスケット。
  6. 前記第2乗降口扉が前記スロープに対して離間可能に移動する
    ことを特徴とする請求項に記載の高所作業車用バスケット。
  7. 前記乗降口の他方の側縁を回動支点とする手摺りバーを備え、
    前記手摺りバーの移動端を前記第1縦方向部材と係合させることで前記乗降口を覆う乗降口閉状態となる
    ことを特徴とする請求項に記載の高所作業車用バスケット。
  8. 作業者が搭乗する台座と、
    前記台座の周囲に配置される周囲フレームと、
    前記台座の周囲で前記周囲フレームの間に形成される乗降口と
    を備えた高所作業車用バスケットであって、
    前記乗降口の少なくとも一部に、スロープを設け、
    前記スロープは、下端を支点として回動動作を行い、
    前記スロープが、前記回動動作によって、
    前記乗降口の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、
    前記乗降口の少なくとも一部を開放して車椅子又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態と
    になり、
    前記乗降口には、第1乗降口扉と第2乗降口扉を有し、
    前記第1乗降口扉を前記台座の側方に配置し、
    前記第2乗降口扉を前記台座の前方に配置し、
    前記スロープ閉状態では、前記スロープは前記第1乗降口扉を覆う
    ことを特徴とする高所作業車用バスケット。
  9. 作業者が搭乗する台座と、
    前記台座の周囲に配置される周囲フレームと、
    前記台座の周囲で前記周囲フレームの間に形成される乗降口と
    を備えた高所作業車用バスケットであって、
    前記乗降口の少なくとも一部に、スロープを設け、
    前記スロープは、下端を支点として回動動作を行い、
    前記スロープが、前記回動動作によって、
    前記乗降口の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、
    前記乗降口の少なくとも一部を開放して車椅子又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態と
    になり、
    前記乗降口には、第1乗降口扉と第2乗降口扉と第3乗降口扉とを有し、
    前記第1乗降口扉を前記台座の一方の側方に配置し、
    前記第2乗降口扉を前記台座の前方に配置し、
    前記第3乗降口扉を前記台座の他方の側方に配置し、
    前記スロープ閉状態では、前記スロープは前記第1乗降口扉を覆う
    ことを特徴とする高所作業車用バスケット。
  10. 前記スロープが、
    台座側スロープと延長用スロープとで構成され、
    前記台座側スロープは、前記台座に対して前記回動動作を行い、
    前記延長用スロープは、前記台座側スロープに対して動作し、
    前記スロープ閉状態では、前記延長用スロープを前記台座側スロープに重ねることができ、
    前記スロープ開状態では、前記延長用スロープを前記台座側スロープから展開して用いることができる
    ことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の高所作業車用バスケット。
  11. 前記乗降口として、前記第1乗降口扉で覆われる第1乗降口と、前記第2乗降口扉で覆われる第2乗降口とが形成され、
    前記第1乗降口の一方の側縁に支柱が配置され、
    前記第1乗降口扉が、
    前記支柱に一端を回動自在に設けた第1横方向部材と、
    前記第1横方向部材の他端に回動自在に設けた第1縦方向部材と
    を有し、
    前記第1縦方向部材を前記第1乗降口に位置させることで前記第1乗降口扉が前記第1乗降口を覆う第1乗降口閉状態となり、
    前記第1縦方向部材を前記第1乗降口より上方に移動させることで前記第1乗降口扉が前記第1乗降口を開放する第1乗降口開状態となる
    ことを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の高所作業車用バスケット。
  12. 作業者が搭乗する台座と、
    前記台座の周囲に配置される周囲フレームと、
    前記台座の周囲で前記周囲フレームの間に形成される乗降口と
    を備えた高所作業車用バスケットであって、
    前記乗降口の少なくとも一部に、スロープを設け、
    前記スロープは、下端を支点として回動動作を行い、
    前記スロープが、前記回動動作によって、
    前記乗降口の少なくとも一部を覆うスロープ閉状態と、
    前記乗降口の少なくとも一部を開放して車椅子又は車輪付資器材が走行できるスロープ開状態と
    になり、
    前記台座に搭乗させた前記車椅子又は前記車輪付資器材の移動を抑制する固定ベルトを装着するベルト固定用レールを備え、
    前記ベルト固定用レールとして、
    複数の前記固定ベルトを装着できる第1ベルト固定用レールと、
    前記第1ベルト固定用レールよりも短い第2ベルト固定用レールと
    を前記台座に設け、
    バスケット前方の一側方に操作盤を配置し、
    前記バスケット前方の他側方に、又は/及び前記操作盤を配置しない側のバスケット側方に前記乗降口を配置し、
    前記第1ベルト固定用レールを、前記乗降口に対向する位置に配置し、
    前記第2ベルト固定用レールを、前記操作盤に対向する位置であってバスケット後方に配置した
    ことを特徴とする高所作業車用バスケット。
JP2018224707A 2018-03-19 2018-11-30 高所作業車用バスケット Active JP7165036B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018050864 2018-03-19
JP2018050864 2018-03-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019163161A JP2019163161A (ja) 2019-09-26
JP7165036B2 true JP7165036B2 (ja) 2022-11-02

Family

ID=68064665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018224707A Active JP7165036B2 (ja) 2018-03-19 2018-11-30 高所作業車用バスケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7165036B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001212179A (ja) 2000-02-03 2001-08-07 Ankura Japan Kk 車椅子固定装置
JP2004290282A (ja) 2003-03-25 2004-10-21 Takeshi Maeshiro 自動車への車イスの乗り降り装置
JP2014024668A (ja) 2012-07-30 2014-02-06 Morita Holdings Corp 高所作業車のバスケット
US20170252583A1 (en) 2014-09-18 2017-09-07 Rosenbauer International Ag Rescue cage, and hoisting rescue vehicle equipped therewith

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0435349Y2 (ja) * 1984-09-27 1992-08-21
JPH07206395A (ja) * 1994-01-19 1995-08-08 Aichi Corp:Kk 高所作業車
DE102004058188A1 (de) * 2004-12-02 2006-06-08 Iveco Magirus Ag Rettungskorb

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001212179A (ja) 2000-02-03 2001-08-07 Ankura Japan Kk 車椅子固定装置
JP2004290282A (ja) 2003-03-25 2004-10-21 Takeshi Maeshiro 自動車への車イスの乗り降り装置
JP2014024668A (ja) 2012-07-30 2014-02-06 Morita Holdings Corp 高所作業車のバスケット
US20170252583A1 (en) 2014-09-18 2017-09-07 Rosenbauer International Ag Rescue cage, and hoisting rescue vehicle equipped therewith

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019163161A (ja) 2019-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018177089A (ja) 車両用乗降装置
EP3400924B1 (en) Foldable ramp for wheelchair acces to a passenger car rear door
JPH04230495A (ja) 航空機用階段
JPH06278973A (ja) エレベータのかご室天井装置
JP5237930B2 (ja) 軌条車両に備えられる避難装置及びその避難装置の軌条車両への固定方法
US20040118635A1 (en) Apparatus for evacuating people from a high building in emergency
JP7165036B2 (ja) 高所作業車用バスケット
KR102249325B1 (ko) 휴대가 용이한 차량용 휠체어 리프트
JP6262442B2 (ja) 車両用非常梯子
JP6262441B2 (ja) 車両用非常梯子
CN104843564A (zh) 电梯用轿厢地坎间附设装置
JPH0940381A (ja) 高所作業車用バケット
JP6932830B2 (ja) 搭乗橋アダプタ
JP6520591B2 (ja) クレーンに備えられたキャブガード
JP2007112346A (ja) スライド式ルーフキャリア
JP6523632B2 (ja) パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ及びその乗降通路形成方法
JP2007197966A (ja) 作業機械
JP2004283452A (ja) 梯子車
JP5081323B2 (ja) ボーディングブリッジ
JP6630795B1 (ja) 非常梯子の載置台および鉄道車両
JP4104623B2 (ja) 吊り下げ式作業床装置
JP5778943B2 (ja) 高所作業車
JP2007045572A (ja) 高所作業装置の作業台
KR102309816B1 (ko) 인명구조용 레더카
JP2023115933A (ja) 車載型トイレおよび仮設トイレ搭載車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7165036

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150