JP7162455B2 - 筒状編地の編成方法 - Google Patents
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Description
互いに対向する少なくとも一組の針床、及びこれらの針床に編糸を給糸するヤーンフィーダーを有する横編機を用いて、前記針床上で隣接する第一筒部と第二筒部とを編幅方向に連結する筒状編地の編成方法において、
前記第一筒部と前記第二筒部とが互いに独立して前記針床に係止されている状態に対して、前記状態よりも筒径を小さくした前記第一筒部と前記第二筒部とをそれぞれ少なくとも1コース編成し、前記第一筒部と前記第二筒部との隣接箇所に段差領域を形成する工程Aと、
前記第一筒部の一部と、前記段差領域と、前記第二筒部の一部とにわたってコース方向に連続する編成を行い、その編成の際に前記段差領域では前記段差領域の全域にわたってゴム編みを行う工程Bと、
前記第一筒部と前記第二筒部とを一つにした一体筒部を編成する工程Cと、を備える。
前記工程Bの後で前記工程Cを行う前に、前記段差領域で少なくとも1回の袋編みを行う工程Dを備える形態を挙げることができる。
前記工程Dにおいて、徐々に筒径を小さくする複数回の袋編みを行う形態を挙げることができる。
前記工程Dにおいて、前記段差領域よりも編幅が小さい袋編みを複数回行い、各袋編みの編幅方向の位置を徐々に変える形態を挙げることができる。
前記工程Bの後で前記工程Cを行う前に、前記段差領域で、前後の編針に交互に編目を形成する編目列編成を2回以上行う工程Eを備え、
各編目列編成における編幅方向の編目の形成位置は互いに異なる形態を挙げることができる。
本実施形態では、手袋(筒状編地)10を編成する場合を例にして本発明の筒状編地の編成方法を説明する。手袋10の編成に使用する横編機は、対向する前針床(以下、FB)及び後針床(以下、BB)と、FB,BBの編針に編糸を給糸する複数のヤーンフィーダーとを備える手袋編機である。この手袋編機では、選針ドラムによって編針の選針が行われ、編針間で編目の移動を行うことはできない。この手袋編機には、股重ねを行うための複数の編目抑止杆が備わっている。
実施形態2では、実施形態1の編成に加えて段差領域3に追加の編成を行い、股部の近傍に孔が空き難くする筒状編地の編成方法を説明する。より具体的には、実施形態1の工程A,B(図2のS1,S2)を行った後、追加編成を行ってから、実施形態1の工程Cを行う。本実施形態2では、追加編成として3つ編成を例示する。
第一の追加編成の手順を図3に示す。図3(後述する図4,5も同様)の見方は図2と同じである。本例では、工程B(図2のS2)の後で工程C(図2のS3)を行う前に、段差領域3で少なくとも1回の袋編みを行う(工程D相当)。袋編みの回数は、編糸の太さなどに応じて適宜選択することができる。
第二の追加編成の手順を図4に示す。本例では、工程Dの別の手順として、前記段差領域よりも編幅が小さい袋編みを複数回行い、各袋編みの編幅方向の位置を徐々に変える。
第三の追加編成の手順を図5に示す。本例では、工程B(図2のS2)の後で工程C(図2のS3)を行う前に、段差領域3で、編幅方向の編目の形成位置が互いに異なる少なくとも2種類の編目列編成を行う(工程E相当)。
実施形態1,2で説明した筒状編地の編成方法は、選針機構を備え、異なる編針間で編目を移動させることができる汎用の横編機を用いて実施することもできる。本発明に係る筒状編地の編成方法では、編目の移動を行うことなく、第一筒部と第二筒部とを連結できるため、編目の移動に伴う編糸への負荷を低減できる。また、編目の移動のための横編機の動作、例えば針床のラッキングなどを省略できるので、筒状編地の生産性を向上させることができる。
11,12,13,14,15 指袋
16 三本胴 17 四本胴 18 五本胴
1 第一筒部
2 第二筒部
3 段差領域
4 一体筒部
Claims (5)
- 互いに対向する少なくとも一組の針床、及びこれらの針床に編糸を給糸するヤーンフィーダーを有する横編機を用いて、前記針床上で隣接する第一筒部と第二筒部とを編幅方向に連結する筒状編地の編成方法において、
前記第一筒部と前記第二筒部とが互いに独立して前記針床に係止されている状態に対して、前記状態よりも筒径を小さくした前記第一筒部と前記第二筒部とをそれぞれ少なくとも1コース編成し、前記針床上において、筒径が小さくなった前記第一筒部と、筒径が小さくなった前記第二筒部と、で挟まれる段差領域を形成する工程Aと、
前記第一筒部の一部と、前記段差領域と、前記第二筒部の一部とにわたってコース方向に連続する編成を行い、その編成の際に前記段差領域では前記段差領域の全域にわたってゴム編みを行う工程Bと、
前記第一筒部と前記第二筒部とを一つにした一体筒部を編成する工程Cと、を備える筒状編地の編成方法。 - 前記工程Bの後で前記工程Cを行う前に、前記段差領域で少なくとも1回の袋編みを行う工程Dを備える請求項1に記載の筒状編地の編成方法。
- 前記工程Dにおいて、徐々に筒径を小さくする複数回の袋編みを行う請求項2に記載の筒状編地の編成方法。
- 前記工程Dにおいて、前記段差領域よりも編幅が小さい袋編みを複数回行い、各袋編みの編幅方向の位置を徐々に変える請求項2に記載の筒状編地の編成方法。
- 前記工程Bの後で前記工程Cを行う前に、前記段差領域で、前後の編針に交互に編目を形成する編目列編成を2回以上行う工程Eを備え、
各編目列編成における編幅方向の編目の形成位置は互いに異なる請求項1に記載の筒状編地の編成方法。
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