JP7156657B2 - ケーブル支持ユニット - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態によるケーブル支持ユニットの最小構成を示す平面図である。図2は、図1のケーブル支持ユニットを反転させた状態を示す平面図である。
図1に示すように、ケーブル支持ユニット1は、固定して設けられたアーム保持部材2と、ケーブルCを保持するケーブルアーム3と、を少なくとも備えていればよい。
ケーブルアーム3は、一端3aがアーム保持部材2に連結され、他端3bが移動可能な筐体4側に連結されている。ケーブルアーム3は、筐体4の移動にともなって開閉する。
アーム保持部材2は、図1中に2点鎖線で示すように、ケーブルアーム3が閉状態であるときに、ケーブルアーム3の鉛直下方に位置する。
また、ケーブルアーム3が閉状態のときに、鉛直下方にアーム保持部材2が位置している。これにより、ケーブルアーム3で支持するケーブルCが垂れ下がっても、垂れ下がったケーブルCをアーム保持部材2で支持することができる。したがって、垂れ下がったケーブルCが、下方の他の筐体に設けられたケーブルアーム等に干渉するのを抑えることができる。
図3は、本実施形態によるケーブル支持ユニットの最小構成を示す図である。
この図が示すように、ケーブル支持ユニット11は、ケーブル保持部材12を、少なくとも備えていればよい。
ケーブル保持部材12は、固定して設けられている。ケーブル保持部材12は、筐体14に接続されるケーブルCを保持可能である。筐体14は、ケーブル保持部材12に対して水平方向一方の側に設けられる。
図4は、本実施形態によるケーブル支持ユニットを備えたサーバの平面図である。図5は、本実施形態によるケーブル支持ユニットを備えたサーバの筐体を斜め後方から見た斜視図である。図6は、本実施形態によるケーブル支持ユニットの構成を示す斜視展開図である。図7は、本実施形態によるケーブル支持ユニットのケーブルアームを開状態とした平面図である。
図4に示すように、サーバ装置200は、ラック210と、ラック210内に収容されたサーバ100と、を備える。サーバ装置200は、ラック210内に、上下方向に複数のサーバ100を収容している。
筐体101は、スライドレール120を介し、ラック210に支持される。スライドレール120は、筐体101を、ラック210の前後方向に沿って移動可能に支持する。すなわち、筐体101は、ラック210の前後方向を移動方向D1とする。スライドレール120は、二本一対で、筐体101の移動方向D1に交差する幅方向D2の両側に配置される。
スライドレール120は、ラック210に固定される固定レール121と、固定レール121に対して前後方向にスライド移動可能に設けられる移動レール122と、を有する。移動レール122は、筐体101の側面に固定される。これにより、スライドレール120は、固定レール121に対して移動レール122が前後方向にスライド移動することで、筐体101を移動方向D1(前後方向)に移動させる。
筐体101は、背面101bの後方に、ケーブルCを支持するケーブル支持ユニット30を備える。
アーム保持部材40は、その上下面を貫通する複数の貫通孔41を有している。
図6に示すように、第一アーム51は、断面コ字状で、鉛直面内に位置するプレート部51aと、プレート部51aの上下端部において、プレート部51aの表面に直交して延出するリブ部51bと、を一体に有している。第一アーム51は、プレート部51aに、その表裏を貫通する貫通孔51hを複数備える。
第一アーム51は、一端に、ピン51pを介して鉛直軸周りに回動自在に連結された端部ブラケット51eを備える。端部ブラケット51eは、第一マウント部材54にネジにより固定される。このようにして、第一アーム51は、一端が、第一マウント部材54に回動自在に連結される。
第二アーム52は、一端に、ピン52pを介して鉛直軸周りに回動自在に連結された端部ブラケット52eを備える。端部ブラケット52eは、第二マウント部材55にネジにより固定される。このようにして、第二アーム52は、一端が、第二マウント部材55に回動自在に連結される。
連結部材53は、第一アーム51の他端がピン51qを介して鉛直軸周りに回動自在に連結される。連結部材53は、第二アーム52の他端がピン52qを介して鉛直軸周りに回動自在に連結される。これにより、連結部材53は、第一アーム51と第二アーム52とを回転可能に連結する。
このような第一マウント部材54は、幅方向D2の両側の固定レール121の後端部121bに対し、選択的に装着可能である。すなわち、第一マウント部材54は、アーム保持部材40に対し、幅方向D2のいずれか一方の側で選択的に装着可能とされる。
図8に示すように、ケーブルアーム50は、閉状態のまま、ピン51p、52qを中心として、連結部材53が前後方向の後方に移動するように、回動可能となっている。このようにケーブルアーム50を閉状態のまま後方に回動させることで、筐体101の背面101bに作業者がアクセス可能となり、背面101bへのケーブルCの挿抜作業等を行うことができる。
図5に示すように、第一ストッパ部材61は、ケーブルアーム50が閉状態の場合に、ケーブルアーム50をアーム保持部材40上に収容した状態に維持する。具体的には、第一ストッパ部材61は、ケーブルアーム50が閉状態のまま後方に回動(変位)するのを拘束する。
図5、図8、図9に示すように、第一ストッパ部材61は、アーム保持部材40の後方に位置している。第一ストッパ部材61は、幅方向D2に延びている。第一ストッパ部材61は、幅方向D2の両端が、固定レール121の後端部121bに、ステー61sを介して連結されている。第一ストッパ部材61は、幅方向D2両側のステー61sに、幅方向D2に延びる軸周りに回動可能に支持されている。
第一ストッパ部材61は、突起61tを有している。突起61tは、第一ストッパ部材61を回動させることで、アーム保持部材40の後方で、上下方向に出没する。図5に示すように、第一ストッパ部材61は、突起61tをアーム保持部材40より上方に突出させた状態で、ケーブルアーム50の後方への回動を拘束する。図9に示すように、第一ストッパ部材61は、突起61tをアーム保持部材40より下方に退避させることで、ケーブルアーム50の後方への変位の拘束を解除し、後方への回動を可能とする。
図10に示すように、第二ストッパ部材62は、筐体101がアーム保持部材40側に接近して配置された状態で、ケーブルアーム50が筐体101に接近する方向に変位するのを拘束する。具体的には、第二ストッパ部材62は、ケーブルアーム50が閉状態のまま前方に回動(変位)するのを拘束する。
第二ストッパ部材62は、ケーブルアーム50の第二アーム52の端部ブラケット52eに形成されている。第二ストッパ部材62は、端部ブラケット52eの上端から下方に延出している。第二ストッパ部材62は、閉状態のケーブルアーム50の上側のリブ部52bに突き当たることで、第二アーム52がピン52pを中心として前方に回動するのを拘束する。
また、図11に示すように、ケーブルアーム50は、開状態のときに、第一アーム51と第二アーム52の開き角を規制する第三ストッパ部材63を備える。第三ストッパ部材63は、連結部材53のリブ部53bに形成されている。第三ストッパ部材63は、第一アーム51、第二アーム52が予め定めた規定角度まで開いたときに、第一アーム51、第二アーム52に突き当たる規制面63fを有している。
図12に示すように、上記ケーブルアーム50は、アーム本体57と、第一マウント部材54と、第二マウント部材55とを、図5で示した状態とは幅方向D2の反対側で装着されている。これには、第一マウント部材54を、幅方向D2の反対側でスライドレール120の固定レール121の後端部121bに取り付ける。第二マウント部材55は、幅方向D2の反対側で、筐体101の背面101bに取り付ける。アーム本体57は、図5とは幅方向D2で反転させ、第一マウント部材54と第二マウント55とに連結する。
ここで、アーム保持部材40は、ケーブルアーム50が、幅方向D2で反転された場合であっても、ケーブルアーム50を支持可能な寸法を有する。これにより、閉状態のケーブルアーム50の全体が、アーム保持部材40の鉛直上方に配置される。この状態で、平面視において、ケーブルアーム50は、アーム保持部材40と重なる。すなわち、アーム保持部材40は、アーム保持部材40上に、閉状態のケーブルアーム50が収容される。
また、ケーブルアーム50が閉状態のときに、鉛直下方にアーム保持部材40が位置している。これにより、ケーブルアーム50で支持するケーブルCが垂れ下がっても、垂れ下がったケーブルCをアーム保持部材40で支持することができる。したがって、垂れ下がったケーブルCが、下方の他の筐体101に設けられたケーブルアーム50等に干渉するのを抑えることができる。
図13は、本実施形態におけるケーブル支持ユニットを示す斜視図である。図14は、本実施形態において、ケーブルアームを閉状態のまま後方に回動させた状態を示す平面図である。
図13に示すように、ケーブル支持ユニット30Bは、上下に複数のケーブルアーム50A,50Bを積み重ねて備えることもできる。
この変形例におけるケーブル支持ユニット30Bは、アーム保持部材40の上方に、複数のケーブルアーム50A,50Bが上下方向D3に間隔をあけて配置されている。
下段側のケーブルアーム50Bは、第一ストッパ部材61によって、ケーブルアーム50Bが閉状態のときに、後方への回動が規制されている。このように、後方への回動が規制された下段側のケーブルアーム50Bに設けられたストッパピン66により、上段側のケーブルアーム50Aは、ケーブルアーム50Aが閉状態のときに後方への回動が規制される。
また、上段側のケーブルアーム50Aは、第二ストッパ部材62(図10参照)により、ケーブルアーム50Aが閉状態のときに、前方への回動が規制されている。このように、前方への回動が規制された上段側のケーブルアーム50Aに、下段側のケーブルアーム50Bに設けられたストッパピン66が突き当たることで、閉状態のケーブルアーム50Bが閉状態のときに前方への回動が規制される。
図15は、本実施形態によるケーブル支持ユニットを示す斜視図である。
この図が示すように、本実施形態におけるケーブル支持ユニット30Cは、上記第3、第4の実施形態で示したケーブルアーム50、50A、50Bを備えず、ケーブル保持部材として、アーム保持部材40のみを備えている。
すなわち、ケーブル支持ユニット30Cは、支持部材130の後端部130bに、アーム保持部材40が設けられている。支持部材130は、筐体101の幅方向D2の両側に配置されている。
筐体101は、ケーブル保持ユニット30Cに対して水平方向一方の側である前方に位置する。本実施形態において、筐体101は、支持部材130により、アーム保持部材40に対して接離する移動方向D1に移動不能に支持される。なお、筐体101は、上記第3、第4の実施形態と同様、スライドレール120で支持することで、移動方向D1に移動可能とすることもできる。筐体101をスライドレール120で支持する場合は、筐体101を移動方向D1に移動させずに運用するのが好ましい。
また、ケーブルアーム50の他端50bは、筐体101に接続したが、スライドレール120の筐体101側の端部に連結してもよい。
さらに、ケーブルアーム50を、第一マウント部材54、第二マウント部材55を用いて接続したが、ケーブルアーム50の一端50a、他端50bを、第一マウント部材54、第二マウント部材55を用いず、直接接続してもよい。
さらに、ケーブル支持ユニット30、30Bを構成する各部品の構成については、適宜変更してもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
2 アーム保持部材
3 ケーブルアーム
3a 一端
3b 他端
4 筐体
11 ケーブル支持ユニット
12 ケーブル保持部材
14 筐体
30、30B、30C ケーブル支持ユニット
40 アーム保持部材(ケーブル保持部材)
50、50A、50B ケーブルアーム
50a 一端
50b 他端
51 第一アーム
52 第二アーム
53 連結部材
54、54A、54B 第一マウント部材(マウント部材)
55、55A、55B 第二マウント部材
57 アーム本体
58 ケーブルカバー
61 第一ストッパ部材
62 第二ストッパ部材
66 ストッパピン
101 筐体
101b 背面
120 スライドレール
121b 端部
122a 端部
210 ラック
C ケーブル
D1 移動方向
D2 幅方向
D3 上下方向
Claims (13)
- 一の部材に固定して設けられたアーム保持部材と、
一端が前記アーム保持部材側に連結され、前記一の部材に対して移動可能な筐体に他端が連結されて、前記筐体の移動にともなって開閉し、ケーブルを保持するケーブルアームと、を備え、
前記アーム保持部材は、前記ケーブルアームが閉状態であるときに、前記ケーブルアームの鉛直下方に位置し、
前記アーム保持部材は、前記筐体の移動方向に交差する幅方向に延び、
前記ケーブルアームの前記一端は、前記アーム保持部材の前記幅方向の一方の端部に選択的に連結され、
前記アーム保持部材に対し、前記幅方向のいずれか一方の端部で選択的に装着可能とされたマウント部材を備え、
前記ケーブルアームの前記一端は、前記マウント部材に連結される、
ケーブル支持ユニット。 - 前記ケーブルアームは、
第一アーム、第二アーム、および前記第一アームと前記第二アームとを回転可能に連結する連結部材からなるアーム本体と、
前記アーム保持部材に対し、前記幅方向のいずれか一方の端部で選択的に装着可能とされ、前記第一アームが連結される連結する第一マウント部材と、
前記筐体に対し、前記幅方向のいずれか一方の端部で選択的に装着可能とされ、前記第二アームが連結される第二マウント部材と、を備える、
請求項1に記載のケーブル支持ユニット。 - 前記ケーブルアームが閉状態であるときに、前記ケーブルアームの全体が、前記アーム保持部材の鉛直上方に配置されている、
請求項1または2のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。 - 前記アーム保持部材は、前記筐体の前記移動方向において、閉状態の前記ケーブルアームと略同等の寸法を有している、
請求項1から3のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。 - 前記アーム保持部材は、閉状態の前記ケーブルアームが収容できる寸法を有している、
請求項1から4のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。 - 前記アーム保持部材は、前記ケーブルアームが前記幅方向の一方又は他方の端部に連結された場合であっても、前記ケーブルアームを支持可能な寸法を有する、
請求項1から5のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。 - 前記ケーブルアームが閉状態の場合に、前記ケーブルアームを前記アーム保持部材上に収容した状態に維持する第一ストッパ部材が設けられている、
請求項1から6のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。 - 前記第一ストッパ部材は、前記ケーブルアームの変位の拘束を解除可能である、
請求項7に記載のケーブル支持ユニット。 - 前記筐体が前記アーム保持部材側に接近して配置された状態で、前記ケーブルアームが前記アーム保持部材に対し前記筐体に接近する方向に変位するのを拘束する第二ストッパ部材が設けられている、
請求項1から8のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。 - 前記アーム保持部材の上方に、複数の前記ケーブルアームが上下方向に間隔をあけて配置されている、
請求項1から9のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。 - 複数の前記ケーブルアームのうちの一部は、前記幅方向の一方の端部で前記筐体側および前記アーム保持部材側に連結され、
複数の前記ケーブルアームのうちの残部は、前記幅方向の他方の側で前記筐体側および前記アーム保持部材側に連結されている、
請求項10に記載のケーブル支持ユニット。 - 前記ケーブルアームは、前記ケーブルの長さ方向の一部をカバーするケーブルカバーを備える、
請求項1から11のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。 - 前記ケーブルアームは、前記筐体の上下方向の上寄りに配置されている、
請求項1から12のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。
Priority Applications (1)
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JP2017175170A JP7156657B2 (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | ケーブル支持ユニット |
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JP2017175170A JP7156657B2 (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | ケーブル支持ユニット |
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JP2019053101A JP2019053101A (ja) | 2019-04-04 |
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ID=66014739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017175170A Active JP7156657B2 (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | ケーブル支持ユニット |
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Citations (2)
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JP2016213433A (ja) | 2015-05-05 | 2016-12-15 | 川湖科技股▲分▼有限公司 | ケーブルマネジメントデバイス |
-
2017
- 2017-09-12 JP JP2017175170A patent/JP7156657B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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JP2016213433A (ja) | 2015-05-05 | 2016-12-15 | 川湖科技股▲分▼有限公司 | ケーブルマネジメントデバイス |
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