JP7156268B2 - 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents
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Description
近年、車両の走行距離や、運転特性といった運転者の運転情報を取得して分析し、この運転者が安全運転を行っているか否かを判定して、この判定結果に基づいて運転者ごとに保険料を算定するテレマティクス保険が普及しつつある。
なお、このような運転情報の収集に基づく保険料算出処理構成については、例えば特許文献1(特開2016-147600号公報)に記載がある。
具体的には、例えば、急ブレーキや急発進、急ハンドルが多用されている場合、危険な運転が多いと判定されてしまい、保険料が高く設定される。
しかし、例えば、危険を避けるために急ブレーキを利用することはよくあることであり、単に急ブレーキの多さによって保険料が高く設定されてしまうというのは問題であるという意見も多い。
自動車の運転者の運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記運転者に回答させた運転に関する自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する保険料算出部を有し、
前記保険料算出部は、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が低いほど保険料を基準保険料より高く設定した保険料算出処理を実行する情報処理装置にある。
自動車に装着され、自動車の運転者の運転行動データを取得する運転行動データ取得装置と、
前記運転行動データ取得装置の取得した運転行動データを受信して自動車保険の保険料を算出する保険料算出装置と、
前記運転者の運転に関する認識度を確認する自己認識テストを出力して、運転者に回答を入力させて前記保険料算出装置に送信する自己認識テスト実行装置を有し、
前記保険料算出装置は、
前記運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する構成であり、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を安く設定し、相関が低いほど保険料を高く設定した保険料算出処理を実行する情報処理システムにある。
自動車に装着され、自動車の運転者の運転行動データを取得する運転行動データ取得装置と、
前記運転行動データ取得装置の取得した運転行動データを受信して自動車保険の保険料を算出する保険料算出装置を有し、
前記保険料算出装置は、
前記運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記運転者の運転に関する認識度を確認する自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する構成であり、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を安く設定し、相関が低いほど保険料を高く設定した保険料算出処理を実行する情報処理システムにある。
情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
前記情報処理装置は、自動車の運転者の運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記運転者に回答させた運転に関する自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する保険料算出部を有し、
前記保険料算出部は、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を安く設定し、相関が低いほど保険料を高く設定した保険料算出処理を実行する情報処理方法にある。
情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
前記情報処理装置は、自動車の運転者の運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記運転者に回答させた運転に関する自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する保険料算出部を有し、
前記プログラムは、前記保険料算出部に、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を安く設定し、相関が低いほど保険料を高く設定した保険料算出処理を実行させるプログラムにある。
具体的には、例えば、運転者の運転行動データを取得する運転行動データ取得装置と、運転行動データを受信して自動車保険の保険料を算出する保険料算出装置と、運転者の運転に関する認識度を確認する自己認識テストに対する運転者の回答を保険料算出装置に送信する自己認識テスト実行装置を有し、保険料算出装置は、運転行動データに基づく運転行動スコアと、自己認識テストのテスト結果を入力し、運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を基準保険料より安く、相関が低いほど保険料を基準保険料より高く設定した保険料算出処理を実行する。
本構成により、運転者の運転行動データのみならず、運転者の運転に関する認識度を考慮して自動車保険の保険料を算出する構成が実現される。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
1.テレマティクス保険の概要について
2.運転者の自己認識テスト結果を適用した保険料算出を行う構成例について
3.運転行動データ、および自己認識テスト結果の取得と保険料算出処理のシーケンスについて
4.運転者の運転行動に応じた自己認識テストの例について
5.情報処理装置の構成例について
6.本開示の構成のまとめ
まず、図1を参照してテレマティクス保険の概要について説明する。
先に説明したように、テレマティクス保険には、走行距離のみに連動する走行距離連動型(PAYD:Pay As You Drive)のタイプと、運転者(ドライバ)の運転特性、例えば急ブレーキや急発進等の頻度等の運転特性を考慮して保険料を算出する運転行動連動型(PHYD:Pay How You Drive)のタイプの2種類がある。
保険料算出処理の概要について、図1以下を参照して説明する。
図1には、車両10と、保険会社20を示している。
車両10には、保険料算出対象者としての運転者(ドライバ)11が乗車して運転を行っている。
車両10に備えられた運転行動データ取得装置の取得したデータは、例えば車両の通信部を介して保険会社20の情報処理装置21に送信される。
あるいは、運転者(ドライバ)11が、車両10の記憶部に格納されたデータを記録したメディアを保険会社20に提出する構成としてもよい。
例えば、保険料算出期間を1か月とした場合、その算出期間1か月の間、危険な運転履歴が少ないと判定されれば、保険料が安くなり、危険な運転履歴が多いと判定されれば、保険料が高くなる設定である。
具体的には、例えば図2に示すような設定で保険料が決定される。
図2に示すグラフは横軸が運転危険レベルであり、左側は危険レベルが低く、右側ほど危険レベルが高い設定である。
縦軸は、算出される保険料であり、上にいくほど高い保険料となる。
このような判定がなされると算出保険料が高く設定されるる
例えば、急ブレーキや急発進、急ハンドルが多用されている場合、危険な運転が多いと判定されてしまい、保険料が高く設定される。
しかし、前述したように、例えば、危険を避けるために急ブレーキを利用することはよくあることであり、急ブレーキの多さによって保険料が高く設定されてしまうというのは問題であるという意見も多い。
次に、車両に備え付けられたセンサ等によって取得される運転特性データのみならず、運転者(ドライバ)の自分の運転に対する認識度を解析して、解析結果に基づいて保険料を算出する本開示の構成例について説明する。
図3に示す実施例は、以下の3つの情報処理装置によって構成される。
(a)運転行動データ取得装置(車両情報処理装置)110、
(b)保険料算出装置(保険会社情報処理装置)120、
(c)自己認識テスト実行装置(ユーザ情報処理装置(スマホ等))130、
保険料は、運転行動データのみならず、運転者(ドライバ)の自分の運転に対する認識度を考慮して算出する。
保険料算出装置(保険会社情報処理装置)120は、運転者(ドライバ)の認識度を判定するための自己認識テストを作成して運転者(ドライバ)に提供する。
自己認識テスト実行装置(ユーザ情報処理装置)130としては、例えばスマホ等の携帯通信端末を利用可能である。
例えば図4に示すように、スマホを利用した自己認識テスト実行装置a,130aや、車両に備え付けられたタッチパネル型のディスプレイ等、表示部と入力部を兼ね備えた車両搭載UIを、自己認識テスト実行装置b,130bとして利用可能である。
運転行動データ取得装置(車両情報処理装置)110は、制御部111、センサ112、カメラ113、位置情報取得部(GPS)114、運転行動データ取得部115、通信部116を有する。
具体的には、走行距離、走行時間、走行速度等の走行情報、さらに、アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作情報等である。
なお、図には、センサとして、1つのセンサ112を示しているが、センサ112は、走行情報の他、アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作情報等を検出する複数のセンサを含む。
なお、制御部111は、運転行動データ取得装置(車両情報処理装置)110の各構成要素の実行する処理の統括的な制御を行う。例えば図示しない記憶部に格納された処理プログラムに従った処理制御を実行する。
図5に示す例は、取得期間と、運転行動データ種類と、取得データとの対応データである。
取得期間は、20161001~20161005の5日間であり、この絵日間の運転行動データが、車両内部の記憶部に格納され、その後、通信部116を介して保険料算出装置120に送信される。
(1)走行距離
(2)走行速度
(3)急発進回数
(4)急ブレーキ回数
(5)急ハンドル回数
(6)時間帯別走行距離
なお、図に示す例は一例であり、この他にも様々なデータが取得可能である。
(2)走行速度は、データ取得期間における走行速度を時系列に取得したデータである。
(3)急発進回数は、例えば、データ取得期間において、発進時の速度変化が、予め規定されたしきい値より大きかった発進処理が行われた回数である。
(4)急ブレーキ回数は、例えば、データ取得期間において、停止時の速度変化が、予め規定されたしきい値より大きかった停止処理が行われた回数である。
(5)急ハンドル回数は、例えば、データ取得期間において、ハンドル操作が予め規定されたしきい値より高速で操作された回数である。
(6)時間帯別走行距離は、朝、昼、夕方、夜の各時間帯別の走行距離データである。
保険料算出装置(保険会社情報処理装置)120は、制御部121、通信部122、運転行動データ記憶部123、運転行動スコア算出部124、運転行動スコア記憶部125、自己認識テスト生成部126、テスト結果データ記憶部127、保険料算出部128、保険料算出部128、保険料情報記憶部129を有する。
通信部122は、運転行動データ取得装置(車両情報処理装置)110の通信部116を介して送信される運転行動データを受信し、運転行動スコア記憶部125に格納する。
前述したように、運転行動データ取得装置(車両情報処理装置)110の通信部116を介して送信される運転行動データには、運転行動データ取得装置(車両情報処理装置)110や運転者の識別子(ID)が付与されており、制御部121は、これらの付与データに基づいて、ユーザ(運転者)対応の運転行動データを運転行動データ記憶部123に格納する。
運転行動スコア算出部124の算出した運転行動スコアは、運転行動スコア記憶部125に格納される。
運転行動スコア算出部124の算出する運転行動スコアは、所定のデータ取得期間において取得した運転行動データに基づいて算出される。
図6に示す例では、データ取得期間は20161001~20161005の5日間である。
このデータ取得期間において取得した運転行動データに基づいて、図6に示すような運転行動スコアを算出する。
(1)安定度
(2)主な走行時間帯
(3)平均走行速度
(4)急ブレーキ回数
(5)急発進回数
(6)急ハンドル回数
なお、このスコア設定例は一例であり、この他の設定も可能である。
この評価値は、運転行動データ取得装置110の取得した運転行動データを総合的に勘案して算出される。
(3)平均走行速度は、運転行動データ取得装置110の取得した運転行動データに基づいて判定された平均走行速度である。
次に、図3に戻り、保険料算出装置120の構成と処理についての説明を続ける。
自己認識テスト生成部126は、運転行動スコア記憶部125に格納された運転行動スコア算出部124の算出した運転行動スコアを取得して、自己認識テストを生成する。
Q1.走行距離はどのぐらいの距離ですか。
Q2.走行時間帯は、主にどの時間帯ですか。
Q3.安全運転レベルはどのレベル(A(高)~D(低))だと認識していますか。
Q4.急ブレーキが多かったと思いますか。
Q5.急ハンドルが多かったと思いますか。
自己認識テストには、例えば、このような様々な質問が含まれる。
自己認識テスト実行装置130から送信されたテスト結果は、テスト結果データ記憶部127に格納される。
図8には、保険料算出部128の実行する処理ステップS01~S03を示している。
これらの各処理ステップについて説明する。
まず、保険料算出部128は、ステップS01において、運転行動スコア記憶部125に格納された運転行動スコアと、テスト結果データ記憶部127に格納された自己認識テスト結果データを取得する。
これらのデータは、同一の保険契約対象者である同一運転者の同一期間の運転に関する運転行動スコアと、自己認識テスト結果データである。
次に、保険料算出部128は、ステップS02において、運転行動スコア記憶部125から取得した運転行動スコアと、テスト結果データ記憶部127から取得した自己認識テスト結果データ、これら2つのデータの相関(一致度)を示す相関値(0~1)を算出する。
この相関値は、2つのデータの一致度が高いほど1に近く、一致度が低いほど0に近い設定を持つ値である。
図9には、相関値算出処理の一例を示すグラフを示している。
図9に示すグラフの横軸は、運転行動スコア記憶部125から取得した運転行動スコアと、テスト結果データ記憶部127から取得した自己認識テスト結果データの各対応項目のデータの一致率を示している。全項目が不一致の場合は一致率=0%であり、全項目が一致する場合は一致率=100%である。
縦軸は、相関値(0.0~1.0)を示している。
データの一致率=0%の場合は、相関値=0.0であり、データの一致率=100%の場合は、相関値=1.0となる。
ステップS02において、運転行動スコア記憶部125から取得した運転行動スコアと、テスト結果データ記憶部127から取得した自己認識テスト結果データの相関値(0~1)算出処理が終了すると、次のステップS03に進む。
保険料算出部128は、ステップS03において、ステップS02で算出した相関値(0~1)を適用して保険料を算出し、算出した保険料を保険料情報記憶部129に格納する。
図10のグラフは、横軸が、運転行動スコアと自己認識テスト結果データの相関値(0~1)であり、縦軸が算出される保険料である。
一方、運転行動スコアと自己認識テスト結果データの相関値が高い(一致度が高い)場合、保険料は低く設定される。例えば規定の基準保険料より安く設定される。
相関値と保険料の対応は基本的には、このように相関値が高いと保険料が安く設定される傾向となる。
図11は、運転行動スコアと、自己認識テスト結果と対応関係と保険料の設定例を示している。
図11に示す例は、運転行動スコアと、自己認識テスト結果との対応関係を4つ(A,B,C,D)に区分している。
運転行動スコアに基づいて、その運転者が危険な運転をしていると判定される区分が、区分(C),(D)である。
一方、自己認識テスト結果に基づいて、運転者が安全な運転をしていると認識している区分が、区分(A),(C)である。
自己認識テスト結果に基づいて、運転者が危険な運転をしていると認識している区分が、区分(B),(D)である。
区分(A)=運転行動スコアに基づいて、その運転者が安全な運転をしていると判定され、かつ、自己認識テスト結果に基づいて、運転者が安全な運転をしていると認識している。
この区分(A)は、実際に安全運転が行われており、かつ運転者も安全運転を行っていると認識している区分である。この区分(A)は、運転行動と運転者の認識が一致し、相関値が高い区分に相当する。
この場合、最も評価値が高く、保険料は最も低く設定される。
この区分(B)は、実際に安全運転が行われているが、運転者は安全運転を行っていると認識していない区分である。この区分(B)は、運転行動と運転者の認識が一致しておらず、相関値が低い区分に相当する。
この場合、評価値は(A)より低下し、保険料は(A)より高い(中)に設定される。
この区分(C)は、実際に危険な運転が行われており、さらに、運転者は安全運転を行っていると認識している区分である。この区分(C)は、運転行動と運転者の認識が一致しておらず、相関値が低い区分に相当する。
この場合、評価値は最低評価となり、保険料は最も高く設定される。
この区分(D)は、実際に危険な運転が行われており、さらに、運転者は危険な運転を行っていると認識している区分である。この区分(D)は、運転行動と運転者の認識が一致しており、相関値が高い区分に相当する。
この場合、評価値は低いが、区分(C)よりは評価が高くなり、保険料は(C)よりは安く設定される。
図12のグラフは、横軸が、運転行動スコアと自己認識テスト結果データの相関値(0~1)であり、縦軸が算出される保険料である。
運転行動スコアに基づいて、運転者が安全運転を実行していると判定された場合は、図に示す下側のラインL1に沿って保険料が設定される。
一方、運転行動スコアに基づいて、運転者が危険な運転を実行していると判定された場合は、図に示す上側のラインL2に沿って保険料が設定される。
(1)運転行動スコアに基づいて判定される運転者の運転状況と、
(2)運転行動スコアと自己認識テスト結果との相関値、
これらの各要素を考慮して決定される。
この算出保険料が、保険契約者である運転者(ドライバ)に提示される。
自己認識テスト実行装置(ユーザ情報処理装置)130は、保険料算出装置(保険会社情報処理装置)120の作成した自己認識テストを受信し、表示してユーザ(運転者(ドライバ))に実行させる情報処理装置である。
図3に示すように、自己認識テスト実行装置(ユーザ情報処理装置)130は、制御部131、通信部132、メモリ133、UI(ユーザインタフェース)134を有する。
通信部132は、保険料算出装置120との通信を実行し、自己認識テストの受信回答結果の送信処理等を行う。
メモリ133には、自己認識テスト、回答データ、処理プログラム等が格納される。
UI(ユーザインタフェース)134は、自己認識テストの表示部、および回答の入力部等として利用されるUIである。
次に、運転行動データの取得、自己認識テストの実行、さらに、これらのデータを利用した保険料算出処理のシーケンスについて、図13~図15のシーケンス図を参照して説明する。
自己認識テスト実行装置140、
運転行動データ取得装置110、
保険料算出装置120、
これらの3つの情報処理装置を示している。
制御部121と通信部122、
運転行動スコア計算部124、
自己認識テスト生成部126、
保険料算出部128、
なお、自己認識テスト実行装置140、運転行動データ取得装置110、保険料算出装置120、これらの3つの情報処理装置間のデータ送受信は、それぞれ各装置の通信部を利用して実行される。
図13に示す各ステップの処理について、順次、説明する。
まず、ステップS101において、運転行動データ取得装置110が、自動車に取り付けられたセンサやカメラ、GPS等の様々な機器の取得した運転行動データを保険料算出装置120に送信する。
例えば先に図5を参照して説明したように、以下の運転行動データを取得して保険料算出装置120に送信する。
(1)走行距離
(2)走行速度
(3)急発進回数
(4)急ブレーキ回数
(5)急ハンドル回数
(6)時間帯別走行距離
なお、これらの運転行動データの例は一例であり、この他にも様々なデータの取得、および送信構成が可能である。
ステップS101において運転行動データ取得装置110から、保険料算出装置120に送信された運転行動データは、ステップS102において、保険料算出装置120の通信部122によって受信された後、制御部121の制御の下、運転行動データ記憶部123に格納される。
次のステップS103~S105の処理は、保険料算出装置120の運転行動スコア計算部124の実行する処理である。
先に説明したように、運転行動スコアは、運転者(ドライバ)の運転評価値や運転特性をまとめたデータである。
運転行動スコア算出部124の算出した運転行動スコアは、運転行動スコア記憶部125に格納される。
(1)安定度
(2)主な走行時間帯
(3)平均走行速度
(4)急ブレーキ回数
(5)急発進回数
(6)急ハンドル回数
なお、このスコア設定例は一例であり、この他の設定も可能である。
運転行動スコア算出部124の算出した運転行動スコアは、運転行動スコア記憶部125に格納される。
次に、図14を参照してステップS111~S116の処理について説明する。
ステップS111~S112の処理は、主に保険料算出装置120の自己認識テスト生成部126において実行される。
なお、生成する自己認識テストは、質問項目が共通する1つのテストとしてもよいが、取得された運転行動データに応じて選択された質問によって構成されるテストとすることが好ましい。
このような運転行動に応じた質問項目を含むテストの具体例については後述する。
次に、保険料算出装置120の制御部121は、ステップS113~S114において、自己認識テスト生成部126の生成した自己認識テストを取得し、通信部122を介して自己認識テスト実行装置140に送信する。
送信先の自己認識テスト実行装置140は、保険料算出対象者となる保険契約者である運転者の保持する例えばスマートホン等の装置である。
次のステップS115~S116の処理は、自己認識テスト実行装置140の実行する処理である。
ステップS115において、運転者の保持する例えばスマートホン等の自己認識テスト実行装置140は、保険料算出装置120から受信した自己認識テストを表示部等のUI(ユーザインタフェース)に表示して、運転者(ドライバ)が回答を入力する。
先に説明した図7の自己認識テストの例には、以下の質問項目が含まれている。
Q1.走行距離はどのぐらいの距離ですか。
Q2.走行時間帯は、主にどの時間帯ですか。
Q3.安全運転レベルはどのレベル(A(高)~D(低))だと認識していますか。
Q4.急ブレーキが多かったと思いますか。
Q5.急ハンドルが多かったと思いますか。
自己認識テストには、例えば、このような様々な質問が含まれる。
次に、図15を参照してステップS121~S127の処理について説明する。
ステップS121において、自己認識テスト実行装置130から、テスト結果を受信した保険料算出装置120の制御部121は、受信した自己認識テスト結果をテスト結果データ記憶部127に格納する。
ステップS122~S124の処理は、主に保険料算出装置120の保険料算出部128の実行する処理である。
例えば、図12のグラフに示す曲線L1~L2の間の範囲が、実際に算出される保険料の例である。
具体的には、例えば、運転行動スコアに基づいて、運転者が安全運転を実行していると判定された場合は、図12に示す下側のラインL1に沿って保険料が設定される。
一方、運転行動スコアに基づいて、運転者が危険な運転を実行していると判定された場合は、図12に示す上側のラインL2に沿って保険料が設定される。
(1)運転行動スコアに基づいて判定される運転者の運転状況と、
(2)運転行動スコアと自己認識テスト結果との相関値、
これらの各要素を考慮して決定される。
このように、保険料算出部128は、ステップS123において、運転行動スコアと自己認識テスト結果との相関値を適用して保険料を算出し、算出した保険料を、ステップS124において、保険料情報記憶部129に格納する。
保険料算出装置120の制御部121は、ステップS125において、保険料算出部128が算出し、保険料情報記憶部129に格納した算出保険料データを取得し、ステップS126において、保険契約者側の装置に送信する。
なお、図13~図15を参照して説明した処理は、所定期間ごとに繰り返し、実行し、保険料は所定期間単位で更新されることになる。
例えば、1か月ごとに運転行動データの取得と、自己認識テストの結果取得を実行して、1か月ごとに保険料を更新する処理が可能である。
前述したように、保険料算出装置120の自己認識テスト生成部126は、運転行動データを取得したデータ取得期間内の運転状況を、運転者自身がどのように認識しているかを確認するためのテストである自己認識テストを生成する。
ここで、生成する自己認識テストは、質問項目が共通する1つのテストとしてもよいが、取得された運転行動データに応じて選択された質問によって構成されるテストとすることが好ましい。
このような運転行動に応じた質問項目を含むテストの具体例について、図16以下を参照して説明する。
(a1)保険契約対象者から取得された運転行動データ
(b1)上記(a1)の運転行動データに基づいて生成される自己認識テストの質問項目例
走行速度の履歴データである。
このデータは、図3に示す運転行動データ取得装置110が取得して、保険料算出装置120に送信される。
保険料算出装置120の運転行動スコア計算部124は、この運転行動データに基づく運転行動スコアを算出し、保険料算出装置120の自己認識テスト生成部126は、生成されたスコアに基づいて自己認識テストの質問項目を生成する。
自己認識テスト生成部126は、生成された運転行動スコアを参照して、運転者が、速度違反、急発進、急ブレーキを認識しているか否かを判定可能とした質問項目を含むテストを生成する。
Q1.一般道走行時の速度超過はなかった
Q2.急発進、急ブレーキは行わなかった
Q3.高速道走行時の速度超過はなかった
例えばこれらの質問項目を含む自己認識テストを生成して運転者に回答させる。
一方、上記質問項目Q1~Q3の答えがすべて「No」である場合、運転者が、速度超過、急発進、急ブレーキを行っていること認知していたことが確認できる。
この場合、保険料算出部128は、高い保険料の算出を行うことになる。
図17には、図16と同様、以下の各図を示している。
(a2)保険契約対象者から取得された運転行動データ
(b2)上記(a2)の運転行動データに基づいて生成される自己認識テストの質問項目例
このデータは、図3に示す運転行動データ取得装置110が取得して、保険料算出装置120に送信される。
保険料算出装置120の運転行動スコア計算部124は、この運転行動データに基づく運転行動スコアを算出し、保険料算出装置120の自己認識テスト生成部126は、生成されたスコアに基づいて自己認識テストの質問項目を生成する。
自己認識テスト生成部126は、生成された運転行動スコアを参照して、運転者が、各時間帯の運転特性を認識しているか否かを判定可能とした質問項目を含むテストを生成する。
Q1.朝、スピードを出しすぎる傾向はない
Q2.朝より夜の運転時間が長い
例えばこれらの質問項目を含む自己認識テストを生成して運転者に回答させる。
一方、上記質問項目Q1~Q2の答えがすべて「No」である場合、運転者は、意識して朝の運転で高速運転を行っており、また時間帯別の運転時間についても正確に把握していたことが確認できる。
この場合、保険料算出部128は、高い保険料の算出を行うことになる。
図18には、図16と同様、以下の各図を示している。
(a3)保険契約対象者から取得された運転行動データ
(b3)上記(a3)の運転行動データに基づいて生成される自己認識テストの質問項目例
このデータは、図3に示す運転行動データ取得装置110が取得して、保険料算出装置120に送信される。
なお、運転者の覚醒度は、例えば運転者の顔画像を撮影することで解析可能なデータである。
覚醒度が低下している時間は、例えば居眠り等を行ってぼんやりしている可能性がある時間である。
保険料算出装置120の運転行動スコア計算部124は、この運転行動データに基づく運転行動スコアを算出し、保険料算出装置120の自己認識テスト生成部126は、生成されたスコアに基づいて自己認識テストの質問項目を生成する。
自己認識テスト生成部126は、生成された運転行動スコアを参照して、運転者が、覚醒度が低下した時間、すなわちぼんやりして運転を行っていた時間があることを認識しているか否かを判定可能とした質問項目を含むテストを生成する。
Q1.運転中、眠気を感じたことはない
Q2.運転時に疲れを感じたことはない
例えばこれらの質問項目を含む自己認識テストを生成して運転者に回答させる。
一方、上記質問項目Q1~Q2の答えがすべて「No」である場合、運転者は、運転中にぼんやりしたことを認識して把握していることが確認できる。
この場合、保険料算出部128は、高い保険料の算出を行うことになる。
このような処理を行うことで、事故の発生可能性を正確に反映した保険料算出が可能となる。
次に、図3を参照して説明した運転行動データ取得装置110、保険料算出装置120、自己認識テスト実行装置130の各情報処理装置として適用可能な情報処理装置のハードウェア構成例について、図19を参照して説明する。
なお、図19に示す構成要素中、運転行動検出部(センサ,カメラ,GPS等)321は、運転行動データ取得装置110固有の構成要素である。
以下、図19に示すハードウェアの構成について説明する。
CPU301は、入力部306から入力される指令や、運転行動検出部(センサ,カメラ,GPS等)321からの検出情報を入力し、各種の処理を実行し、処理結果を例えば出力部307に出力する。
以上、特定の実施例を参照しながら、本開示の実施例について詳解してきた。しかしながら、本開示の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本開示の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
(1) 自動車の運転者の運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記運転者に回答させた運転に関する自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する保険料算出部を有し、
前記保険料算出部は、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が低いほど保険料を基準保険料より高く設定した保険料算出処理を実行する情報処理装置。
前記運転者の運動行動スコアに基づいて前記運転者の運転が危険であると判定し、かつ、前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が低い場合、保険料を基準保険料より高く設定する保険料算出処理を実行する(1)に記載の情報処理装置。
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を基準保険料より安く設定した保険料算出処理を実行する(1)または(2)に記載の情報処理装置。
前記運転者の運動行動スコアに基づいて前記運転者の運転が安全であると判定し、かつ、前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高い場合、保険料を基準保険料より安く設定する保険料算出処理を実行する(1)~(3)いずれかに記載の情報処理装置。
前記自己認識テストを生成する自己認識テスト生成部を有し、
前記自己認識テスト生成部は、
前記運転行動スコアに基づいて、前記運転者の運転行動に応じた認識度を判定可能としたテストを生成する(1)~(4)いずれかに記載の情報処理装置。
前記運転行動データに基づく運転行動スコアを生成する運転行動スコア計算部を有し、
前記運動行動スコア計算部は、
前記運転行動データに基づく運転者の評価情報を含む運転行動スコアを生成する(1)~(5)いずれかに記載の情報処理装置。
自動車の走行速度、走行時間帯情報、急ブレーキ、または急発進、または急ハンドルの有無、少なくともこれらの情報中、複数の情報に基づくものである(1)~(6)いずれかに記載の情報処理装置。
自動車から送信される運転行動データを受信する通信部を有する(1)~(7)いずれかに記載の情報処理装置。
予め規定した期間内の運転行動データに基づく運転行動スコアと、
前記運転者に回答させた前記期間内の運転に関する自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する(1)~(8)いずれかに記載の情報処理装置。
予め規定した期間ごとに、新たな運転行動スコアと自己認識テストのテスト結果を利用した新たな保険料算出処理を実行して保険料更新を実行する(1)~(9)いずれかに記載の情報処理装置。
前記運転行動データ取得装置の取得した運転行動データを受信して自動車保険の保険料を算出する保険料算出装置と、
前記運転者の運転に関する認識度を確認する自己認識テストを出力して、運転者に回答を入力させて前記保険料算出装置に送信する自己認識テスト実行装置を有し、
前記保険料算出装置は、
前記運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する構成であり、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を安く設定し、相関が低いほど保険料を高く設定した保険料算出処理を実行する情報処理システム。
前記運転者の運動行動スコアに基づいて前記運転者の運転が安全であると判定し、かつ、前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高い場合、保険料を他の場合より安く設定し、
前記運転者の運動行動スコアに基づいて前記運転者の運転が危険であると判定し、かつ、前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が低い場合、保険料を他の場合より高く設定する保険料算出処理を実行する(11)に記載の情報処理システム。
前記運転行動データ取得装置の取得した運転行動データを受信して自動車保険の保険料を算出する保険料算出装置を有し、
前記保険料算出装置は、
前記運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記運転者の運転に関する認識度を確認する自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する構成であり、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を安く設定し、相関が低いほど保険料を高く設定した保険料算出処理を実行する情報処理システム。
前記情報処理装置は、自動車の運転者の運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記運転者に回答させた運転に関する自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する保険料算出部を有し、
前記保険料算出部は、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を安く設定し、相関が低いほど保険料を高く設定した保険料算出処理を実行する情報処理方法。
前記情報処理装置は、自動車の運転者の運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記運転者に回答させた運転に関する自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する保険料算出部を有し、
前記プログラムは、前記保険料算出部に、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を安く設定し、相関が低いほど保険料を高く設定した保険料算出処理を実行させるプログラム。
具体的には、例えば、運転者の運転行動データを取得する運転行動データ取得装置と、運転行動データを受信して自動車保険の保険料を算出する保険料算出装置と、運転者の運転に関する認識度を確認する自己認識テストに対する運転者の回答を保険料算出装置に送信する自己認識テスト実行装置を有し、保険料算出装置は、運転行動データに基づく運転行動スコアと、自己認識テストのテスト結果を入力し、運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を基準保険料より安く、相関が低いほど保険料を基準保険料より高く設定した保険料算出処理を実行する。
本構成により、運転者の運転行動データのみならず、運転者の運転に関する認識度を考慮して自動車保険の保険料を算出する構成が実現される。
11 運転者(ドライバ)
20 保険会社
21 情報処理装置
110 運転行動データ取得装置
111 制御部
112 センサ
113 カメラ
114 位置情報取得部
115 運転行動データ取得部
116 通信部
120 保険料算出装置
121 制御部
122 通信部
123 運転行動データ記憶部
124 運転行動スコア計算部
125 運転行動スコア記憶部
126 自己認識テスト生成部
127 テスト結果データ記憶部
128 保険料算出部
129 保険料記憶部
130 自己認識テスト実行装置
131 制御部
132 通信部
133 メモリ
134 UI(ユーザインタフェース)
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 バス
305 入出力インタフェース
306 入力部
307 出力部
308 記憶部
309 通信部
310 ドライブ
311 リムーバブルメディア
321 運転行動検出部(センサ,カメラ,GPS等)
Claims (15)
- 自動車の運転者の運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記運転者に回答させた運転に関する自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する保険料算出部を有し、
前記保険料算出部は、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が低いほど保険料を基準保険料より高く設定した保険料算出処理を実行する情報処理装置。 - 前記保険料算出部は、
前記運転者の運転行動スコアに基づいて前記運転者の運転が危険であると判定し、かつ、前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が低い場合、保険料を基準保険料より高く設定する保険料算出処理を実行する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記保険料算出部は、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を基準保険料より安く設定した保険料算出処理を実行する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記保険料算出部は、
前記運転者の運転行動スコアに基づいて前記運転者の運転が安全であると判定し、かつ、前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高い場合、保険料を基準保険料より安く設定する保険料算出処理を実行する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、さらに、
前記自己認識テストを生成する自己認識テスト生成部を有し、
前記自己認識テスト生成部は、
前記運転行動スコアに基づいて、前記運転者の運転行動に応じた認識度を判定可能としたテストを生成する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、さらに、
前記運転行動データに基づく運転行動スコアを生成する運転行動スコア計算部を有し、
前記運転行動スコア計算部は、
前記運転行動データに基づく運転者の評価情報を含む運転行動スコアを生成する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記運転行動データは、
自動車の走行速度、走行時間帯情報、急ブレーキ、または急発進、または急ハンドルの有無、少なくともこれらの情報中、複数の情報に基づくものである請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、
自動車から送信される運転行動データを受信する通信部を有する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記保険料算出部は、
予め規定した期間内の運転行動データに基づく運転行動スコアと、
前記運転者に回答させた前記期間内の運転に関する自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記保険料算出部は、
予め規定した期間ごとに、新たな運転行動スコアと自己認識テストのテスト結果を利用した新たな保険料算出処理を実行して保険料更新を実行する請求項1に記載の情報処理装置。 - 自動車に装着され、自動車の運転者の運転行動データを取得する運転行動データ取得装置と、
前記運転行動データ取得装置の取得した運転行動データを受信して自動車保険の保険料を算出する保険料算出装置と、
前記運転者の運転に関する認識度を確認する自己認識テストを出力して、運転者に回答を入力させて前記保険料算出装置に送信する自己認識テスト実行装置を有し、
前記保険料算出装置は、
前記運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する構成であり、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を基準保険料より安く設定し、相関が低いほど保険料を基準保険料より高く設定した保険料算出処理を実行する情報処理システム。 - 前記保険料算出装置は、
前記運転者の運転行動スコアに基づいて前記運転者の運転が安全であると判定し、かつ、前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高い場合、保険料を基準保険料より安く設定し、
前記運転者の運転行動スコアに基づいて前記運転者の運転が危険であると判定し、かつ、前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が低い場合、保険料を基準保険料より高く設定する保険料算出処理を実行する請求項11に記載の情報処理システム。 - 自動車に装着され、自動車の運転者の運転行動データを取得する運転行動データ取得装置と、
前記運転行動データ取得装置の取得した運転行動データを受信して自動車保険の保険料を算出する保険料算出装置を有し、
前記保険料算出装置は、
前記運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記運転者の運転に関する認識度を確認する自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する構成であり、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を基準保険料より安く設定し、相関が低いほど保険料を基準保険料より高く設定した保険料算出処理を実行する情報処理システム。 - 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
前記情報処理装置は、自動車の運転者の運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記運転者に回答させた運転に関する自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する保険料算出部を有し、
前記保険料算出部は、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を基準保険料より安く設定し、相関が低いほど保険料を基準保険料より高く設定した保険料算出処理を実行する情報処理方法。 - 情報処理装置において情報処理を実行させるプログラムであり、
前記情報処理装置は、自動車の運転者の運転行動データに基づく運転行動スコアと、前記運転者に回答させた運転に関する自己認識テストのテスト結果を入力して自動車保険の保険料を算出する保険料算出部を有し、
前記プログラムは、前記保険料算出部に、
前記運転行動スコアと自己認識テスト結果の相関が高いほど保険料を基準保険料より安く設定し、相関が低いほど保険料を基準保険料より高く設定した保険料算出処理を実行させるプログラム。
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