JP2015101291A - 車両評価システム及び車両評価方法 - Google Patents

車両評価システム及び車両評価方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015101291A
JP2015101291A JP2013245210A JP2013245210A JP2015101291A JP 2015101291 A JP2015101291 A JP 2015101291A JP 2013245210 A JP2013245210 A JP 2013245210A JP 2013245210 A JP2013245210 A JP 2013245210A JP 2015101291 A JP2015101291 A JP 2015101291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
data
evaluation
recording medium
operation data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013245210A
Other languages
English (en)
Inventor
圭太 西野
Keita Nishino
圭太 西野
勇 筒井
Isamu Tsutsui
勇 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
JX Nippon Oil and Energy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JX Nippon Oil and Energy Corp filed Critical JX Nippon Oil and Energy Corp
Priority to JP2013245210A priority Critical patent/JP2015101291A/ja
Publication of JP2015101291A publication Critical patent/JP2015101291A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】車両の運転状況に基づいて、適切な評価を行うことのできるシステム又はその方法を提供することを目的とする。【解決手段】車両に設置された一又は複数のセンサが検知した車両の車両動作データが記録された車載機から当該車両動作データを読み出す通信機と、通信機が読み出した車両の車両動作データを解析して車両動作解析データとして記録する第1の記録媒体と、車両の運転データであって予め設定された標準運転データが記録されている第2の記録媒体と、第1の記録媒体から車両動作解析データを読み出し、第2の記録媒体から標準運転データを読み出して比較評価し、車両の品質について評価を行う比較評価部と、を有する車両評価システムが提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の運転状況等から当該車両の品質を評価して提供するシステム又は提供する方法に関する。
中古車として取引される車両の価値評価は、年式、走行距離、外観などによって評価がなされ、これに加え車両の車検証や整備記録を参照するのが取引の実体である。したがって、取引の対象となる車両の善し悪しは、どちらかというと主観的、直感的に判断される場合が多い。
自己が保有する車両の譲渡を申し出て取引を行おうとする者にとっても、現在所有している車両が取引市場においてどの程度の評価額が与えられ取引されるものであるかを知るには、同年式の同車種がどの程度の価格で実際に取引されているのか、相場を調べることによって知るしかなく、客観的な評価基準から車両の価値を知ることができないのが実情である。
実際に運転されてきた車両の現状評価は、外観の善し悪しや走行距離の大小によって一義的に決まるものではなく、機械装置である以上はその運転のされ方によっても大きく変化し得るものである。
これに対して、車両の運行状況を示す車両運行情報を収集しデータロガーに蓄積した車載端末から、通信ネットワークを介して運転評価サーバに当該運行情報を転送し、その情報に基づいて運転評価を行うシステムが開示されている(特許文献1参照)。特許文献1によれば、運転評価サーバは、車載端末から送信されてきた車両運行情報に基づいて、当該車両の運転に関する優良性を定量的に評価するための1ないし複数の項目からなる運転評価データを算出し、運転評価データを構成する各項目について、他車両との相対的価値を評価した偏差値と該偏差値の履歴とを算出している。すなわち、特許文献1に記載された運転評価システムは運転評価データから偏差値を求め、これに基づいて運転の善し悪しを判断している。
特開2007−213324号公報
一定期間運用されてきた車両、例えば中古車として取引される車両は、外観や走行距離などの通常考慮されるいくつかの指標や、個人の独自の判断基準によって取引価格が査定されることになるが、いわゆる「隠れたる瑕疵」的なものまでを判断することができない。しかしながら、この「隠れたる瑕疵」的なものの存在が、中古車取引の安定を阻害する要因となっている。このような一見わからない瑕疵が生ずる原因として、前の所有者の運転状況が乱暴であったことが原因として考えられる。仮に運転状況を申告するようにしても、これは個人の判断基準で大きく変わるものであり、結局は客観的な判断をすることができない。
そこで、運転評価を客観的に行うために特許文献1に記載された運転評価システムを用いたとしても、車両の運転状態を評価するために多くの運転者のデータを集め、それを母集団として標準偏差を求める必要があるために、データの収集に多大な時間と費用がかかってしまう。また、標準偏差から運転評価を行う方式では、相対的な評価しか得られず、評価対象となる車両の絶対評価をすることはできない。
主に自家用車として提供される車両は車種も豊富に揃えられており、同じシャーシに同じエンジンを搭載した車両でも、車種やグレードによって使用者の年齢層や性別が異なるので、それによって運転のし方が異なり、正確な車両の品質認定を行うことができないおそれがある。
また、新しく販売が開始された車両や、短期間しか販売されなかった車両、あるいは特別仕様の車両では、データの母集団が小さいので、統計処理により車両評価をするための母集団の数がおのずと小さくなり、正確な評価をすることができない。さらに、車両の使用される環境、すなわち車両の販売地域や使用地域によっても、車両の保管される環境や走行状態が異なるので、全国の運転者のデータを一様に母集団の中に入れてしまうと正確な評価ができないことが問題となる。
このように従来の技術によれば、運転されてきた車両ないし運用中の車両の状態や査定額を適切に評価することは困難であり、また中古者の需用者に適切な情報を提供することが困難であった。
本発明は、このような状況に鑑み、運用されてきた車両、例えば中古車両として取引の対象となる車両の評価を適切に行うことのできる車両評価システムないし評価方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態によると、車両に設置された一又は複数のセンサが検知した車両の車両動作データが記録された車載機から当該車両動作データを読み出す通信機と、通信機が読み出した車両の車両動作データを解析して車両動作解析データとして記録する第1の記録媒体と、車両の運転データであって予め設定された標準運転データが記録されている第2の記録媒体と、第1の記録媒体から車両動作解析データを読み出し、第2の記録媒体から標準運転データを読み出して比較評価し、車両の品質について評価を行う比較評価部と、を有する車両評価システムが提供される。
車両の車両動作データは、車両から直接に得られる一時的な電子的情報である。車両動作データは、運転者の操作に基づく車両の動作を車両に設置したセンサによって検知した情報であってもよいし、エンジン電子制御装置の信号から取得される情報であってもよい。車両動作解析データは、車両動作データを解析し、様々な形式で存在する車両動作データを標準運転データと比較できるようにしたものであり、必要に応じて計算や推定などの解析を用いることによって具体的な挙動にしたものである。仮に車両動作データが直接的に標準運転データと比較できるものであれば、これを直接、車両動作解析データとして使用することもよい。この車両動作解析データは車両内の車載器内で作成するのも、サーバ側で作成するのも任意である。
標準運転データは、車両の車種ごとに第2の記録媒体に記録されていてもよい。比較評価部は、車両の車両動作解析データと標準運転データとを対比して、標準運転データに基づき定められる設定範囲から逸脱する回数を計数し、当該逸脱回数に基づき判定するようにしてもよい。
本発明の一実施形態によると、車両の運行時に当該車両の挙動のデータを車両動作データとして検出し、車両動作データを車載機に記録しておき、車載機に蓄積された該データを読み出し、読み出された車両の車両動作データを管理サーバに送信し、管理サーバが受信した車両の車両動作データを解析して車両動作解析データとして第1の記録媒体に記録し、第1の記録媒体から車両の車両動作解析データと、第2の記録媒体から予め設定された車両に対応する標準運転データとを読み出し、車両の車両動作解析データと標準運転データとを比較評価して車両の品質についての評価情報を求め、評価情報を提供する車両評価方法が提供される。
車両の車両動作データは、運転者の操作に基づく車両の動作を車両に設置したセンサによって検知するようにしてもよい。車両動作データは、エンジン電子制御装置の信号から取得してもよい。標準運転データは、車両の車種ごとに第2の記録媒体に記録するようにしてもよい。比較評価部は、車両の車両動作解析データと標準運転データとを対比して、標準運転データに基づき定められる設定範囲から逸脱する回数を計数し、当該逸脱回数に基づき判定するようにしてもよい。
本発明の一実施形態によれば、車両の車両動作解析データと、当該車両の標準運転データとを対比して、運転されていた車両の運転状況に基づいて、車両の評価を適切に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る運転評価システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る車両に設置された車載機と通信可能な位置又は範囲に配置されている通信機の配置を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る車載機の構成を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る車載機のデータ記録部に記録される車両動作データの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る車両評価システムに含まれる各部の機能を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る第1の記録媒体に記録される車両動作解析データの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る第2の記録媒体に記録される標準運転データの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る車両評価システムによる車両情報を車載機から読み取って第1の記録媒体に記録する処理を示す通信フローを示す図である。 本発明の一実施形態に係る第1の記録媒体に記録された車両動作解析データと第2の記録媒体に記録された標準運転データを読み出して比較評価して、対象となる車両の評価を行う方法の一例をフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る車両評価の結果の一例を示す図表である。 本発明の一実施形態に係るデータ解析部の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る運転評価システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
[車両評価システムの構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る車両評価システムの構成を示す。車両評価システムは、主サーバサイト102に管理サーバ108が備えられている。車両への給油等を提供するサービスサイト104には店舗サーバ114が備えられている。管理サーバ108と店舗サーバ104とはインターネット若しくは電話回線などの電気通信回線によって接続されている。
管理サーバ108と店舗サーバ114とは、演算処理装置(CPU)などで構成される演算処理回路、メモリなどを含みサーバとして機能し得るものである。管理サーバ108及び店舗サーバ114は、それぞれ記録媒体に記録されたプログラムをCPUが実行して、車両の評価を記録媒体に記録されたデータに基づいて行う。管理サーバ108及び店舗サーバ114において実行されるプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で提供されてもよい。また、各プログラムは、電気通信回線によってダウンロードされてもよい。
(管理サーバ)
主サーバサイト102における管理サーバ108はサービスサーバ112と接続されている。管理者端末110は管理サーバ108と接続され、車両の評価に必要な情報を管理サーバ108に提供する。サービスサーバ112はユーザ端末122と電気通信回線により接続されており、ユーザからのリクエストに応じて管理サーバ108と車両に関する情報を含む各種情報及び命令の送受信を行う。
管理サーバ108が扱うデータは、評価対象となる車両のデータベースへの登録情報と当該車両の車両動作データから解析された車両動作解析データを含む。車両動作データは、登録車両に設置された車載機が、当該車両のエンジン電子制御装置(ECU:Engine Control Unit)から取得したデータであった場合、管理サーバ108はこのデータを解析して車両の動作を推定する。車両動作データは、サービスサイト104において車両124の車載機126から取得され、店舗サーバ114を経由して管理サーバ108に送信される。車両の登録情報には、ユーザ名、車種、車両識別情報などを含む。管理サーバ108は、車両の登録情報と車両動作解析データとを関連付けて記録する。車両の登録情報と車両動作解析データとの関連付けは、例えば車両識別情報を用いて行うことができる。車両の登録情報に関連付けられた車両動作解析データは、管理サーバ108の記録媒体に記録される。
なお、図1では、主サーバサイト102に管理サーバ108とサービスサーバ112が分離された構成を示しているが、本発明の一実施形態はこれに限定されず、これらの機能を一体化した情報処理装置、またはこれらの機構のさらに細分化したシステムとして構築してもよい。
(管理者端末)
管理者端末110は、管理権限のある者が操作を行う端末であり、例えば、車種ごとの標準運転データの入力又は当該データの更新を行う。管理者端末110はファイアウォールなどによってユーザ端末とは直接的に接続されていない構成が好ましく、標準運転データが改ざんされないように留意されていることが好ましい。なお、標準運転データとは、運転評価のために管理者によって適宜設定されるデータであり、この詳細については後述する。
(サービスサーバ)
主サーバサイト102に置かれるサービスサーバ112は、ユーザ端末122と電気通信回線によって接続されている。ユーザ端末122から車両の評価に関するリクエストがあったとき、サービスサーバ112は、管理サーバ108から該当車両の車両動作解析データと、標準運転データの提供を受け、運転評価を行い、その結果をユーザに提供する。
また、サービスサーバ112は、ユーザ端末122から車両の登録情報についての変更や更新についての情報が与えられると、これを管理サーバ108に送信し、必要な情報の更新を行う。
(ユーザ端末)
ユーザサイト106にあるユーザ端末122は、携帯電話、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等の電子装置であり、電気通信回線に接続してサービスサーバ112若しくは管理サーバ108など他の装置と直接又は間接的に通信を行い、車両に評価に関する各種情報の受信又はリクエストを送信することができる。
なお、ユーザサイト106に属する者としては、例えば、車両を管理サーバ108に登録しているユーザであり、それ以外にも中古車両の取引者、レンタル車両の提供者等の事業者も含まれる。その他の事例としては、中古自動車を仲介する事業者が、自己の登録ユーザに対して中古者情報を提供するときに、当該事業者又は当該事業者のサイトを経由したユーザの端末がユーザ端末106となることもできる。
(店舗サーバ)
店舗サーバ114はサービスサイト104に設置されている。車両124の利用者は、サービスサイト104へ、ガソリンなどの燃料を補充するために訪れる(若しくは車両に搭載された蓄電池を充電するために訪れる)。店舗サーバ114は、サービスサイト104に設置された通信機116と信号の送受信が可能なように接続されている。通信機116は、車両124が給油(若しくは充電等)をするときに、車両124に搭載された車載機126と通信を行う。通信機116はこの通信によって、車載機126に記録されている車両識別情報と共に当該車両の車両動作データを読み取る。通信機116によって読み取られた車両動作データは、店舗サーバ114に送信される。店舗サーバ114は、受信した車両動作データを記録し、あるいは記録しなくとも、通信機116から受信した車両識別情報と車両動作データとを電気通信回線を経由して管理サーバ108へ送信する。
なお、サービスサイト104は、車両に燃料を供給する給油所(ガソリンスタンド)、電気自動車であれば充電所、車両の整備場であるが、それ以外にも車両の運転者にサービスを行う店舗、駐車スペースのある小売店舗であってもよい。
(店舗端末)
店舗端末118はサービスサイト104に設置された端末であり、車載機126に記録されない車両の情報を、店舗サーバ114に入力することができる。例えば、車両のメンテナンス情報などを店舗サーバ114に入力することができる。
(通信機)
サービスサイト104に設置される通信機116は、図2で示すように、給油機120の前に停車した車両124の車載機126と通信可能な位置又は範囲に配置されている。サービスサイト104には複数の給油機120が配置されているのが通常であるが、そのような場合に通信機116が他の車両の車載機と混信しないように、または通信機同士が相互に干渉しないように、通信機116の通信範囲が制御されていることが好ましい。すなわち、通信機116の通信範囲は、少なくとも車両124の停車領域(給油可能範囲)を含むように設定されていることが好ましく、通信機116は停車領域に停車中の車両124に設置された車載機126と選択的に通信を確立するように構成されていることが望まれる。また、通信機116の通信範囲は、サービスサイト104の範囲外には存在しないようにしておくことが望ましい。さらに走行中の車両または停車中であってもイグニッションオフになっていない車両に設置されている通信機とは通信を確立しないようにすることが好ましい。サービスサイト104に設置される給油機120は、停車中の車両124に対して給油をすると共に、給油量を示す供給量情報を店舗サーバ114に出力するようにしてもよい。
図1を参照すると、通信機116は、有線又は無線により店舗サーバ114と接続され、車載機126に記録される車両動作データの読出を行う。例えば、車載機126は、車両124のイグニッションオフを検知すると、通信可能な通信機116へ接続を要求する。通信機116は、車載機126から接続要求があると、接続を確立し、店舗サーバ114と連絡をとり、店舗サーバ114の命令に従って、車載機126から車両動作データの読出を行う。これとは逆に、通信機116が車載機126に接続要求を出し、車両124のイグニッションがオフになったとき、この接続要求に呼応するようにされていてもよい。
サービスサイト104に置かれた店舗サーバ114は、通信機116を介して車両124に設置された車載機126から車両動作データを読み取り、これを管理サーバ108に送信する。管理サーバ108は取得した車両動作データを解析し、車両動作解析データとして記録媒体に逐次記録して、この情報に基づいて該当車両の運転され方の評価を行う。
[車載機の構成]
(車載機)
図3は車載機126とエンジン電子制御装置134の構成を示す。車載機126において、インタフェース127はエンジン電子制御装置134から信号を取得するためのインタフェースであり、例えばOBD−IIインタフェースである。エンジン電子制御装置134から取得する信号は、各種センサ信号及び制御信号であり、これらの信号がデジタル信号として取得される。CPU128は、インタフェース127から入力されたデジタル信号をメモリ130に記録する。
スタータスイッチ判定部129は、インタフェース127の信号を受けて車両のスタータスイッチのオン/オフを判定する。通信制御部132は、スタータスイッチ判定部129の判定信号を受けて通信回路132に対して通信接続先(アクセスポイント)の探索開始の指示を出す。通信回路132は、例えば、図1で示す通信機116と通信を確立するが、この通信方式は無線通信若しくは赤外線などを利用した光通信であればよい。
エンジン電子制御装置134は、車両124の主としてエンジンを制御する装置であり、点火タイミングや燃料噴射量、スロットルバルブの開閉、バルブタイミングなどの制御を行う。さらにエンジン電子制御装置134には、機能が拡張されて、トランスミッションや制装置(ABS制御)などを行う機能が付加されていてもよい。エンジン電子制御装置134は、加速度センサなど車両の各部に取り付けられた各種のセンサ136から信号な入力される入力回路137と、センサ信号が入力されてエンジン等の動作を制御するプログラムを実行するCPU138、CPU138の命令をエンジンEUC142等に出力する出力回路140を含んでいる。CPU138が実行するプログラムはメモリ(ROM)139に記録されており、COU138は起動時にメモリ139からプログラムを読み出して、エンジン等の制御を実行する。
車載機126はエンジン電子制御装置134から取得したデータをメモリ130に記録するだけであり、この段階では車両の運転がどのようになされているかの解析は行わない。このように、データの蓄積だけを行うようにすることで、車載機126の構成は簡便なもので済むことになる。
データ記録部130に記録される車両動作データは、図4に示すように、エンジン電子制御装置134から読み取った加速度、車輪回転、エンジン回転、舵角、ブレーキ等のデータであり、これに加えて、日付、時刻等を表すデータが付加されていてもよい。
通信部132は、サービスサイト104に設置される通信機116と通信する。通信機116からデータ読み出しの命令が与えられると、データ記録部130から読み出されたデータを通信機116へ送信する。車載機126のデータ記録部130へはエンジン電子制御装置134から読み取ったデータが逐次記録されていくので、データ記録部130から読み出されたデータがサーバ側で正常に記録されたことが確認された後は、データ記録部130をリセットして当該データを消去してもよい。
[車両評価システムの機能構成]
図5は、本発明の一実施形態に係る車両評価システムに含まれる各部の機能を示すブロック図である。図1で示すように車両評価システムは、主サーバサイト102の管理サーバ108によって構成される。管理サーバ108は、車両の動作を解析したデータを記録する第1の記録媒体152と、運転状況の評価を行うデータが記録された第2の記録媒体154を有している。
(取得部)
図5において管理サーバ108は、車両動作データが入力される取得部144を有する。車両動作データは店舗サーバ114から送信され、取得部144へ入力される。また、取得部144は、管理者端末110から標準運転データが入力される。
(データ解析部)
取得部144が取得した車両動作データは、その得られた経路によって異なる記号や数値データであるので、データ解析部146はこのデータを解析して運転の挙動を求める。車両動作データの解析手法は、データの得られた経路、例えば、動作センサによるものか、ECUの信号によるものか等によって異なる。
図11に、データ解析部146の一例を示す。データ解析部146は、データの解析を行うCPU162、データを解析するプログラムが記録されたメモリ164、デジタル形式のデータとして入力される車両動作データを一時的に記憶する入力バッファ160、解析された車両動作解析データを一時的に記憶する出力バッファ166を有している。そしてCPUに付随して信号を具体的な意味にする信号ごとの解釈用データベースと車両ごとのデータが記録されているデータベースが接続されている。ここで「信号を解釈する」とは、データそのものの解読(復元・解凍)のみならず、運転者の運転状況を解読することも含む。
メモリ164は不揮発性メモリであり、エンジン電子制御装置のコマンドを解釈するECUコマンドコードプログラム、エンジン電子制御装置で扱われるデータの内容を解釈するECUデータ解釈プログラム、運転評価解析プログラムなどが記憶されている。CPU162は、車両動作データを解析するとき、ECUコマンドコードプログラム及びECUデータ解釈プログラムによってデータを翻訳する。そして、車両の動作解析アルゴリズムがプログラムされている運転評価解析プログラムを実行して車両の挙動を解析する。
車両の動作解析の例としては、ECUの信号からは、データを解釈するとエンジンの回転数と使用ギアとその時間に関するデータを得ることができる。このデータとデータ解析部が有する当該車両の車輪の大きさのデータを組み合わせれば走行距離を知ることができる。またエンジンの回転数と車輪の回転数とABS制御信号から急制動があったことを解析することができる。すなわち、ECUの信号からは、間接的に自動車の動きが示され、信号の意味を解釈することとデータ解析部の有する車両別のデータを組み合わせることによって自動車の動きが推定できる。ECUからの信号は、車両を動かすための信号であるので、一般的にこのように信号が何を意味しているのかの解釈が必要である。また車種やメーカーごとに信号の形式・コードが異なる場合には、データ解析部には、それに合わせた解釈のためのデータをためたデータベースが存在する。ECUから得られる信号を感知し、得られる情報は、エンジン関連に限らず、パワーステアリングの強度、ブレーキの制御、ハイブリッド車の電気の使用なども含まれる。もちろん同じ信号が得られる機関であれば、ECUとは別の名称がついているものも含まれる。
これだけでも十分に本発明の効果を奏すると考えられるが、ECUの信号とは別に設置されている加速度センサの信号(横方向の加速度)と、車輪の回転数から急ハンドルを切ったことを解析することが可能である。
あるいは車両に設けられたセンサの信号と車両の挙動とは一定の相関があるので、これらを解析するアルゴリズムが組み込まれた運転評価解析プログラムを実行することによって、車両動作データから、車両の挙動が解析された車両動作解析データを得ることができる。
また、加速度センサの信号(横方向の加速度)と、車輪の回転数から急ハンドルの挙動が解るように、各種センサの信号の組み合わせと、そのときに考えられる車両の挙動をパターン化したデータを記録してデータベース化しておき、車両動作データの信号とこのデータベースに記録された挙動パターンを対比して、具体的な車両の挙動を解釈することなく直に車両動作解析データを生成するようにしてもよい。
(登録部)
第1の登録部140は、データ解析部146によって作成された車両動作解析データを第1の記録媒体152に記録する。図6で示すように、第1の記録媒体152に記録される車両動作解析データは、車両の挙動を示すデータの記録が含まれている。これに加え、その解析の根拠となった車両動作データが含まれていてもよい。
第2の登録部154は、管理者端末110から入力された標準運転データを第2の記録媒体154へ記録する。標準運転データは車種ごとに作成される。標準運転データは適宜変更されるものであってもよく、管理者端末110によって更新される。
(第1の記録媒体)
第1の記録媒体152へは、前述のように車両動作データから解析された車両の挙動(車両の動作状態)が記録された車両動作解析データを記録する。例えば、ある車両について見ると、車両動作データは任意のタイミングで送られてくるので、その車両動作データから解析された車両動作解析データは、同じ登録車ごとに時系列で記録される。図6は、その一例を示し、ユーザ名、車名、車両識別情報などの個体識別情報と、車両の挙動など運転された状況を直接又は間接的に示すデータが含まれている。
(第2の記録媒体)
図7は、第2の記録媒体154に記録される標準運転データの一例を示す。標準運転データには車両の運転が丁寧であるか、無謀な運転が多いかを判断する複数の動作モードと、当該動作モードが検知されたときに許容される水準のデータが含まれている。水準の設定は任意であるが、図7では許容範囲を示す第1水準と、運転が無謀であると判断する第2水準を設けている。例えば、「急発進」を例にすると、許容範囲である第1水準は検出回数が2回/月であり、無謀運転が多いと判断する第2水準が5回/月と設定されている。評価項目となる動作モードの種類は任意であり、急減速、急ハンドル、ABS作動回数、シートベルト着用率などを運転評価の指標として用い、標準運転データとして用いることができる。
この標準運転データは、車種別に様々な運転者が運転する際のデータを集め、解析した結果により、管理者が独自の判断で標準値を定めることができる。また、標準運転データは車両の燃費などを計測する際に運転するテストドライバーが運転したときの運転データから定めてもよい。標準運転データは、例えば「荒っぽい運転」や「乱暴な運転」と、「普通の運転」又は「おとなしい運転」とを判別できるものであればよく、統計的にデータを分析して定められたものである必要はない。すなわち、標準運転データは、標準範囲と著しく逸脱した運転状況を、車両動作解析データから判別するために用いる。例えば、急発進の回数が著しく多い運転、エンジンの回転数が異常に高い期間が繰り返される運転などが判別できるものであればよい。
第2の記録媒体154にはさまざまな車両に対する標準運転データが記録されており、車種別、或いは同じ車種であっても排気量に違いのあるグレードごとに分類されて記録されている。若しくは、標準運転データは、車種等に関係なく共通する標準運転データが含まれていてもよい。
(データ読出部)
データ読出部156は、第1の記録媒体152に記録された車両動作解析データを読み出す。第1の記録媒体152から読み出すデータは、評価対象の車両に関する車両動作解析データである。対象車両の選択は、例えばユーザ端末122からのリクエストによって行われてもよい。第1の記録媒体152から読み出される車両動作解析データは、記録されている全期間のデータであってもよいし、特定期間のデータであってもよい。また、データ読出部156は、第2の記録媒体154から標準運転データを読み出す。第2の記録媒体154から読み出される標準運転データは、第1の記録媒体152から読み出される車両動作解析データに対応する車種のものである。
(車両評価部)
車両評価部158は、データ読出部156において読み出された車両動作解析データと標準運転データを用いて車両の評価を行う。評価は車両動作解析データとして記録されている車両の挙動を示す急加速、急減速、急ハンドル等の情報を参照し、標準運転データと対比する。
例えば、急加速、急減速、急ハンドルの回数が、標準運転データで規定するように標準範囲から逸脱する回数が多い場合、車体にかかる負荷が大きくなるので、車両の査定は下がるものとなる。一方、急加速、急減速、急ハンドルの回数が低い車両であれば、車両の傷みは少ないものと予想される。
また、エンジン回転数、ABS作動回数などの単体のデータから車両の評価を行うこともできる。一定期間において、エンジン回転数の高い車両は、それだけエンジンに負荷をかけているので、エンジンの劣化が進んでいるものといえる。ABS作動回数が多い車両は、加速度を検知するまでもなく車体に負荷がかかっているので、車体の痛み具体も大きいものと評価が可能である。
このような評価から、車両動作解析データに含まれる車両の挙動を抽出して、標準運転データから逸脱している回数を計数し、これを評価の指針とすることができる。例えば、急加速の回数について単位距離当たりの逸脱回数を評価して、その結果に応じて「荒っぽい運転」をしていたのか「おとなしい運転」をしていたのかを判定する。この判定は、運転の良否を2値で判断してもよいし、例えばA〜Eの5段階で評価するようにしてもよい。標準運転データは、前述のように複数の項目に分類されているので、項目ごとに評価値を決定し、例えば、急加速が多い、急ハンドルが多いといった傾向をレーダチャートのようにパターン化して表すようにしてもよい。
[車両評価システムの動作1]
図8は、本発明の一実施形態に係る車両評価システムによる車両情報を車載機126から読み取って第1の記録媒体152へ記録する処理の流れを示す。車両124のイグニッションオフが車載機126によって検知される(S101)と、車載機126は、通信機116に接続(通信の確立)の要求をする(S102)。実際には、車載機126は、通信機を介して接続の要求をするが、以下の説明では、通信機116の動作については省略している。なお、通信の確立の要求は、イグニッションオフの検知による場合に限られず、給油機により給油が車両へ給油されたときに行われるようにしてもよい。
通信機116は、車載機126から接続の要求を受けると、所定の条件を満たす(接続が許可されている)車載機126であることを条件に通信の接続を確立する(S105)。通信機116は、車載機126と通信を確立すると、店舗サーバ114に車載機126と通信を確立したことを通知する(S107)。
店舗サーバ114は、車載機126に識別コードを要求する(S111)。車載機126は通信機116を介して、店舗サーバ114からの要求に応答して、識別コードを送信する(S113)。店舗サーバ114が識別コードを受信すると、その識別コードが顧客に含まれているかを判定する処理を実行する(S114)。具体的には、店舗サーバ114は、データベースを参照して、その識別情報に対応する顧客が存在するかを判定する。識別コードが顧客に含まれている場合には、車載機126に車両情報の送信を要求する(S121)。
車載機126は、車両動作データの要求を受信すると、記録されている車両動作データを送信する(S123)。店舗サーバ114は、車両動作データを受信すると車両識別情報とを対応付けて、管理サーバ108に送信する(S125)。管理サーバ108は、車両識別情報に対応するデータ領域に車両動作データを登録する(S131)。
[車両評価システムの動作2]
図9は、第1の記録媒体152に記録された車両動作解析データと第2の記録媒体154に記録された標準運転データを読み出して比較評価して、車両の評価を行う方法の一例をフローチャートで示す。
第1の記録媒体152から車両の車両動作解析データを読み出し(S201)、これに対応する車両の標準運転データを第2の記録媒体154から読み出す(S202)。ここでは、評価項目が図7で示すようにm個(m>1)あり、このm個の評価項目について運転評価を行うものとする。
第1番目の評価項目について評価を行うためにn=1を設定する(S203)。全ての評価項目について比較評価が終了していないか否かの判定をし(S204)、終了していない場合(n≠m+1)は、第n番目の評価項目について評価を行うことを設定する(S205)。
車両動作解析データの中から第n番目の評価項目に対応する動作モードのデータを抽出する(S206)。例えば、車両動作解析データの中に該当する動作モードの数が何個あるかを計数する。また、標準運転データから第n番目の評価項目に対応する標準運転データを抽出する(S207)。そして、抽出された車両動作解析データと標準運転データを対比させ比較評価を行う(S208)。
例えば、第n番目の評価項目として「急発進」を設定した場合には、車両動作解析データの中から動作モードが「急発進」と記録されたデータの数を計数する。そして「急発進」の数が、標準運転データの第1水準として2回/月を満たす場合には、この評価項目については合格の判断をし、A,B,C等のランク付けまたはポイントを付与する。一方、第1水準を満たさない場合には、第2水準について判定し、この第2水準を超える場合には不合格の判定をする。不合格の場合にもランク付けないしポイントを付与する。
その後、そのポイントに応じた判定をする(S209)。この場合、第n番目の評価項目についてランク付けされた値、若しくはポイントに応じて項目ごとの判定を行う。そして、次に第n+1番目の判定を行うように設定する(S210)。
上記の作業を繰り返し、m個の評価項目について評価が終了したら総合評価を行う(S210)。総合評価では、例えば、評価の結果、不合格と判定した評価項目の割合が全体の50%を超える場合には「粗雑な運転」がなされた車両と判断して車両の評価を行う。また、不合格と判定されたものの割合が10%未満の場合には「優良」と判断して車両の評価も「優良」と評価をする。
なお、これ以外にも運転評価データの中から平均速度やシートベルト装着率などの項目を評価項目としてもよい。
[出力装置からの出力例]
車両評価システムによって評価された車両の評価結果は、図1で示すユーザサイト106のユーザ端末122に表示されるようにすることができる。ユーザ端末122は、携帯電話、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等の電子装置であり、その画面に表示され、またプリンタによって紙媒体に印刷されて出力されてもよい。
図10は車両評価の結果の一例を示す。この評価結果の一例は、車両の車両動作解析データとして記録されたデータの中から、平均速度、急ハンドル回数、急加速回数、急減速回数、ABS動作回数、を比較評価した結果を示す。
図10は、上記の比較評価結果から、急ハンドル回数、急加速回数、急減速回数、ABS動作回数から評価を行い、車両の運転評価を行う一例を示している。また、平均速度、シートベルト装着率を加味すると、車両の運転者が安全運転に努めていたか否かの指標として用いることができる。この結果より、車両の運転が丁寧であり、安全運転に努めている運転者の所有する車両は、車両として傷みの少ない車両であると評価され、総合評価でも高い評価結果が得られる。
このような比較評価は、ユーザサイト106からのリクエストに応じて1回の運転ごとに表示することができる。また、サービスサイト104で車両が給油をする際に、車両動作データは自動的に収集されることができるので、車両が使用されている期間に渡って継続して車両動作データを収集することができる。さらに、車両の車両動作解析データを評価した結果を基に、一定条件をクリアしたものについて合格を認める認定書を発行するようにしてもよい。
以上のように、本発明の一実施形態によれば、車両の運転状況を車載機のメモリ内に取得し、これを用いて車両の評価を行うことで、客観的な基準に基づいて当該車両の査定を行うことができる。
[その他の実施形態]
以上、実施形態によって本発明の一態様を説明したが、本発明は例示されたものに限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置によって実現されてもよい。さらに、本発明は、実施形態で示す機能を実現するコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラム若しくは電気通信回線を通じて提供されるプログラムによって提供されてもよい。
102 主サーバ、104 サービスサイト、106 ユーザサイト、108 管理サーバ、110 管理者端末、112 サービスサーバ、114 店舗サーバ、116 通信機、118 店舗端末、122 ユーザ端末、124 車両、126 車載機、127 インタフェース、128 CPU、129 スタータ制御判定部、130 メモリ、131 通信制御部、132 通信回路、134 エンジン電子制御装置、136 センサ部、137 入力回路、138 CPU、139 メモリ、140 出力回路、142 制御出力部、144 取得部、146 データ解析部、148 第1の登録部、150 第2の登録部、152 第1の記録媒体、154 第2の記録媒体、156 読出部、158 車両評価部

Claims (12)

  1. 車両に設置された一又は複数のセンサが検知した前記車両の車両動作データが記録された車載機から当該車両動作データを読み出す通信機と、
    前記通信機が読み出した前記車両の車両動作データに基づいて両動作解析データとして記録する第1の記録媒体と、
    前記車両の運転データであって予め設定された標準運転データが記録されている第2の記録媒体と、
    前記第1の記録媒体から前記車両動作解析データを読み出し、前記第2の記録媒体から前記標準運転データを読み出して比較評価し、前記車両の品質について評価を行う比較評価部と、
    を有することを特徴とする車両評価システム。
  2. 前記車両の車両動作データは、運転者の操作に基づく車両の動作を前記車両に設置したセンサによって検知したデータであることを特徴とする請求項1に記載の車両評価システム。
  3. 前記車両動作データは、エンジン電子制御装置の信号から取得されることを特徴とする請求項1に記載の車両評価システム。
  4. 前記標準運転データは、車両の車種ごとに前記第2の記録媒体に記録されていることを特徴とする請求項1に記載の車両評価システム。
  5. 前記比較評価部は、前記車両の車両動作解析データと前記標準運転データとを対比して、前記標準運転データに基づき定められる設定範囲から逸脱する回数を計数し、当該逸脱回数に基づき判定することを特徴とする請求項1に記載の車両評価システム。
  6. 前記通信部が前記車両へエネルギー源を供給するサービスステーションに設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の車両評価システム。
  7. 車両の運行時に当該車両の挙動を車両動作データとして検出し、前記車両動作データを車載機に記録しておき、前記車載機に蓄積された前記車両の車両動作データを読み出し、
    読み出された前記車両の車両動作データを管理サーバに送信し、
    前記管理サーバが受信した前記車両の車両動作データを解析して車両動作解析データとして第1の記録媒体に記録し、
    前記第1の記録媒体から前記車両の車両動作解析データと、前記第2の記録媒体から予め設定された前記車両に対応する標準運転データとを読み出し、
    前記車両の車両動作解析データと前記標準運転データとを比較評価して前記車両の品質についての評価情報を求め、前記評価情報を提供すること
    を特徴とする車両評価方法。
  8. 前記車両の車両動作データは、運転者の操作に基づく車両の動作を前記車両に設置したセンサによって検知すること特徴とする請求項7に記載の車両評価方法。
  9. 前記車両動作データは、エンジン電子制御装置の信号から取得することを特徴とする請求項7に記載の車両評価方法。
  10. 前記標準運転データは、車両の車種ごとに前記第2の記録媒体に記録することを特徴とする請求項7に記載の車両評価方法。
  11. 前記比較評価部は、前記車両の車両動作解析データと前標準運転データとを対比して、前記標準運転データに基づき定められる設定範囲から逸脱する回数を計数し、当該逸脱回数に基づき判定することを特徴とする請求項7に記載の車両評価方法。
  12. 前記車両の車両動作データを前記車両へエネルギー源を供給するサービスステーションにおいて読み出すことを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか一項に記載の車両評価方法。
JP2013245210A 2013-11-27 2013-11-27 車両評価システム及び車両評価方法 Pending JP2015101291A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013245210A JP2015101291A (ja) 2013-11-27 2013-11-27 車両評価システム及び車両評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013245210A JP2015101291A (ja) 2013-11-27 2013-11-27 車両評価システム及び車両評価方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015101291A true JP2015101291A (ja) 2015-06-04

Family

ID=53377357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013245210A Pending JP2015101291A (ja) 2013-11-27 2013-11-27 車両評価システム及び車両評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015101291A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200057620A (ko) * 2018-11-16 2020-05-26 도요타지도샤가부시키가이샤 서버 장치 및 정보 제공 방법
WO2020250302A1 (ja) * 2019-06-11 2020-12-17 本田技研工業株式会社 車両状態評価システム、及び車両状態評価方法
JP2021060838A (ja) * 2019-10-08 2021-04-15 有限会社シャルム 情報処理装置、カード、情報処理方法、およびプログラム
JPWO2021192954A1 (ja) * 2020-03-25 2021-09-30
JP2022136622A (ja) * 2021-03-08 2022-09-21 本田技研工業株式会社 車両管理システム、及び、車両管理方法
CN115221151A (zh) * 2022-07-13 2022-10-21 小米汽车科技有限公司 车辆数据的传输方法、装置、车辆、存储介质及芯片

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200057620A (ko) * 2018-11-16 2020-05-26 도요타지도샤가부시키가이샤 서버 장치 및 정보 제공 방법
KR102357726B1 (ko) * 2018-11-16 2022-02-03 도요타지도샤가부시키가이샤 서버 장치 및 정보 제공 방법
WO2020250302A1 (ja) * 2019-06-11 2020-12-17 本田技研工業株式会社 車両状態評価システム、及び車両状態評価方法
JP2021060838A (ja) * 2019-10-08 2021-04-15 有限会社シャルム 情報処理装置、カード、情報処理方法、およびプログラム
JP7427219B2 (ja) 2019-10-08 2024-02-05 有限会社シャルム 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JPWO2021192954A1 (ja) * 2020-03-25 2021-09-30
JP7042980B2 (ja) 2020-03-25 2022-03-28 ボッシュ株式会社 イベントデータ処理装置及び車両の査定システム
JP2022136622A (ja) * 2021-03-08 2022-09-21 本田技研工業株式会社 車両管理システム、及び、車両管理方法
JP7328269B2 (ja) 2021-03-08 2023-08-16 本田技研工業株式会社 車両管理装置、及び、車両管理方法
CN115221151A (zh) * 2022-07-13 2022-10-21 小米汽车科技有限公司 车辆数据的传输方法、装置、车辆、存储介质及芯片
CN115221151B (zh) * 2022-07-13 2024-02-02 小米汽车科技有限公司 车辆数据的传输方法、装置、车辆、存储介质及芯片

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11830297B2 (en) Method for determining driving characteristics of a vehicle
JP5889761B2 (ja) サービス提供システム、情報提供装置、サービス提供方法及びプログラム
US20210035233A1 (en) Detecting transportation company trips in a vehicle based upon on-board audio signals
US9754424B2 (en) Vehicle monitoring system
JP2015101291A (ja) 車両評価システム及び車両評価方法
US11551486B1 (en) Vehicle monitoring system
US20140129080A1 (en) System and method for recording driving patterns and suggesting purchasable vehicles
JP6414807B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
EP1746537A2 (en) Monitoring system for determining and communicating a cost of insurance
EP2428944A1 (en) Driving management system and method
JP6344901B2 (ja) 情報処理方法及び情報処理装置
JP6418566B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP6358821B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP2012164210A (ja) カーシェアリングシステム、カーシェアリング方法およびカーシェアリングプログラム
JP7092005B2 (ja) サーバ装置および情報提供方法
CN107038598B (zh) 跟踪和报告车辆使用及关联燃料费用的车辆处理器和方法
JP2015152954A (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP7014136B2 (ja) サーバ装置および情報提供方法
JP4238661B2 (ja) 購入対象車の走行情報提供支援装置、及び購入対象車の走行情報提供支援プログラム
JP6317149B2 (ja) 評価サーバ
JP6778120B2 (ja) 情報処理サーバおよび情報処理システム
JP7014135B2 (ja) サーバ装置および情報提供方法
JP6380930B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
US20230145315A1 (en) Method for generating an operating time key performance indicator, and a management system
JP2005044055A (ja) 自動車の販売支援装置、及び自動車の販売支援プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170208