JP2021060838A - 情報処理装置、カード、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、カード、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自動車を的確に評価する情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置10は、自動車を識別する自動車識別子を含む自動車情報を有する受付情報を受け付ける受付部102と、自動車識別子を用いて、サーバ装置30から、自動車識別子で識別される自動車に関する自動車関連情報を有する登録情報を取得する登録情報取得部1041と、登録情報が有する自動車関連情報を少なくとも用いて、自動車識別子で識別される自動車に対する評価を行い、評価結果を取得する評価部1042と、評価結果を用いて処理を行う評価結果利用処理部1043とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、自動車を評価し、評価結果を用いて販売等の処理を行う情報処理装置等に関するものである。
従来、中古車両について、過去の事故等のデータを含む整備状況データがデータベースに記憶されており、当該整備情況データを基に評価を行う評価装置が存在した(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−259573号公報
しかし、事故のデータのような、評価を下げる要因となるデータは、積極的には提供されず、データベースに記憶されていない可能性があるため、上記従来の評価装置では、自動車を的確に評価できない場合があった。
また、的確な評価結果が得られなければ、自動車の販売や販売の仲介等の処理を適正に行うこともできない。
本第一の発明の情報処理装置は、自動車を識別する自動車識別子を含む自動車情報を有する受付情報を受け付ける受付部と、自動車識別子を用いて、サーバ装置から、自動車識別子で識別される自動車に関する自動車関連情報を有する登録情報を取得する登録情報取得部と、登録情報が有する自動車関連情報を少なくとも用いて、自動車識別子で識別される自動車に対する評価を行い、評価結果を取得する評価部と、評価結果を用いて処理を行う評価結果利用処理部とを具備する情報処理装置である。
かかる構成により、自動車関連情報を少なくとも用いることによって、自動車を的確に評価できる。また、的確な評価結果を用いることで、例えば、自動車の販売、販売の仲介などの処理を適正に行える。
また、本第二の発明の情報処理装置は、第一の発明に対して、評価部は、登録情報の一部または全部を用いて、自動車識別子で識別される自動車の危険度合いを示す危険度を取得し、危険度を含む評価結果を取得する情報処理装置である。
かかる構成により、自動車の危険度を含む評価結果を用いることで、販売等の処理をより適正に行える。
また、本第三の発明の情報処理装置は、第一または第二の発明に対して、自動車関連情報は、車検証が再交付か否かを判断できる再交付関連情報を有し、評価部は、再交付関連情報を用いて、評価結果を取得する情報処理装置である。
かかる構成により、車検証の再交付の有無を考慮した評価結果を用いることで、販売等の処理をより適正に行える。
また、本第四の発明の情報処理装置は、第一から第三いずれか1つの発明に対して、自動車関連情報は、自動車に抵当権が設定されているか否かを判断できる抵当権関連情報を有し、評価部は、抵当権関連情報を用いて、評価結果を取得する情報処理装置である。
かかる構成により、抵当権の設定の有無を考慮した評価結果を用いることで、販売等の処理をより適正に行える。
また、本第五の発明の情報処理装置は、第一から第四いずれか1つの発明に対して、受付情報は、ユーザに関するユーザ情報をさらに有し、登録情報は、自動車識別子で識別される自動車のユーザに関するユーザ関連情報をさらに有し、評価部は、ユーザ情報とユーザ関連情報とを比較し、ユーザ情報に対応する人物とユーザ関連情報に対応する人物とが予め決められた関係にあるか否かを判断し、判断結果に対応する評価結果を取得する情報処理装置である。
かかる構成により、受け付けられたユーザ情報に対応する人物と、登録されているユーザ関連情報に対応する人物との関係を考慮した評価結果を用いることで、販売等の処理をより適正に行える。
また、本第六の発明の情報処理装置は、第一から第五いずれか1つの発明に対して、自動車関連情報は、事故歴に関する事故歴関連情報を有し、評価部は、事故歴関連情報を用いて、評価結果を取得する情報処理装置である。
かかる構成により、事故歴を考慮した評価結果を用いることで、販売等の処理をより適正に行える。
また、本第七の発明の情報処理装置は、第一から第六いずれか1つの発明に対して、自動車情報は、自動車のサイズを特定するサイズ情報、自動車の強度を特定する強度情報のうちの1以上の情報を有し、評価部は、サイズ情報、強度情報のうちの1以上の情報を用いて、評価結果を取得する情報処理装置である。
かかる構成により、サイズまたは強度のうち1以上を考慮した評価結果を用いることで、販売等の処理をより適正に行える。
また、本第八の発明の情報処理装置は、第一から第七いずれか1つの発明に対して、受付部は、自動車情報とユーザ情報とが記録されたカードから受付情報を受信する情報処理装置である。
かかる構成により、ユーザによる自動車情報とユーザ情報の入力の手間が省ける。
また、本第九の発明の情報処理装置は、第八の発明に対して、カードには、2以上の自動車の自動車情報とユーザ情報とが記録されており、受付部は、ユーザにより選択された自動車の一の自動車情報とユーザ情報とを含む受付情報をカードから受信する情報処理装置である。
かかる構成により、一のカードに2以上の自動車の自動車情報とユーザ情報が記録されることで、一のユーザが持つカードの枚数を削減できる。
また、本第十の発明の情報処理装置は、第一から第九いずれか1つの発明に対して、評価結果利用処理部は、評価結果を用いて、自動車の販売の仲介を行うための仲介処理を行う情報処理装置である。
かかる構成により、的確な評価結果を用いることで、自動車の販売の仲介を適正に行える。
また、本第十一の発明のカードは、1または2以上の自動車の自動車情報と、ユーザ情報とが記録されているカードである。
かかる構成により、一のカードに1以上の自動車の自動車情報とユーザ情報が記録されることで、一のユーザが持つカードの枚数を削減できる。
また、本第十二の発明のカードは、第十一の発明に対して、自動車の運転を許可するための条件である許可情報を含む運転免許情報が表出したカードである。
かかる構成により、一のカードが運転免許証を兼ねることで、一のユーザが持つカードの枚数を一層削減できる。
また、本第十三の発明のカードは、第十一または第十二の発明に対して、事故歴関連情報を含む追記情報を受け付けるカード受付部と、追記情報を自動車情報を構成する情報としてカード内の記録媒体に蓄積するカード蓄積部とを具備するカードである。
かかる構成により、カードに事故歴を追記することで、サーバ装置に事故歴関連情報が登録されなくても、事故歴を考慮した評価結果を取得できる。
また、本第十四の発明のカードは、第十一から第十三いずれか1つの発明に対して、記録媒体に格納されている自動車情報とユーザ情報とを、情報処理装置に送信するカード送信部と、カード送信部における送信処理に応じて、自動車情報に対応付けて、自動車情報に対応する自動車が商談中であることを示す商談情報を付加するカード商談情報付加部とをさらに具備するカードである。
かかる構成により、送信済みの自動者情報に商談情報を付加することで、商談中か否かの判別をカード内で行える。
また、本第十五の発明のカードは、第十四の発明に対して、カード送信部は、商談情報が付加されている自動車の自動車情報は送信しないカードである。
かかる構成により、商談中でない自動車のみが販売等の対象となり、商談中の自動車は販売等の対象とならないようにできる。
本発明によれば、自動車を的確に評価できる。また、的確な評価結果を用いることで、例えば、自動車の販売、販売の仲介などの処理を適正に行える。
実施の形態1における情報の概念図 同情報システムのブロック図 同情報システムの動作について説明するフローチャート 同移動体管理情報のデータ構造図 同評価情報の出力例を示す図 同寸法差異表出図の出力例を示す図 実施の形態2における情報システムのブロック図 同情報処理装置の動作を説明するフローチャート 同端末装置の動作を説明するフローチャート 同サーバ装置の動作を説明するフローチャート 同ユーザ端末の動作を説明するフローチャート 同販売自動車情報のデータ構造図 同登録情報のデータ構造図 同販売自動車情報の出力例を示す図 同カードのブロック図 同カードの動作を説明するフローチャート 同スタンドアロンである情報処理装置のブロック図 同スタンドアロンである情報処理装置の動作を説明するフローチャート 各実施の形態におけるコンピュータシステムの外観図 同コンピュータシステムの内部構成の一例を示す図
以下、情報処理装置等の2つの実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
実施の形態1では、自動車等の移動体のサイズまたは強度のうち1以上の情報を用いて、評価結果を取得する移動体評価装置を備える情報システムAについて説明する。
実施の形態2では、自動車関連情報とユーザ関連情報の少なくとも一方を用いることによって、自動車を的確に評価できる情報処理装置を備える情報システムBについて説明する。また、的確な評価結果を用いることで、例えば、自動車の販売、販売の仲介などの処理を適正に行える情報処理装置を備える情報システムBについて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、移動体評価装置1、1または2以上の端末装置2、1または2以上の距離画像センサ3、および1または2以上の強度センサ4を備える。移動体評価装置1は、例えば、LANやインターネット等のネットワーク、無線または有線の通信回線などを介して、1以上の端末装置2、1以上の強度センサ4、および1以上の距離画像センサ3の各々と通信可能に接続される。
移動体評価装置1は、例えば、情報システムAを運営する運営者のサーバである。運営者は、例えば、移動体を取り扱う移動体取扱業者である。移動体は、例えば、自動車であるが、バイクでもよいし、船舶や航空機等でもよく、その種類は問わない。また、移動体は、通常、中古車であるが、新車でもよい。
ただし、運営者は、例えば、移動体の検査を行う検査者でもよいし、移動体のユーザでもよく、その種類は問わない。また、移動体評価装置1は、例えば、クラウドサーバやASPサーバ等でもよく、そのタイプや所在は問わない。
端末装置2は、例えば、PCであるが、携帯端末でもよい。携帯端末とは、携帯可能な端末である。携帯端末は、例えば、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話機等であるが、ノートPCでもよく、その種類は問わない。
距離画像センサ3とは、移動体等の対象物の距離画像を撮影するセンサである。なお、距離画像センサ3等の画像センサは、例えば、カメラ、または撮像装置といってもよい。距離画像とは、距離情報を有する画像である。距離情報とは、距離に関する情報である。距離情報は、例えば、三次元位置情報(x,y,z)であるが、距離および方向の組(r,θ,φ)等でもよく、その表現形式は問わない。距離画像は、例えば、画素(x,y,z,輝度値)の集合であるが、画素(x,y,z,画素値)の集合等でもよく、その構造は問わない。なお、画素値は、RGBやYUV等であるが、その形式は問わない。
距離画像センサ3は、例えば、移動体の前後左右のいずれかに配置され、当該移動体の距離画像を撮影する。ただし、距離画像センサ3は、例えば、移動体の上下いずれかに配置されてもいし、移動体に対して斜めに配置されてもよく、移動体との位置関係は問わない。
詳しくは、例えば、4つの距離画像センサ3が、一の移動体の前後左右に配置され、当該移動体の前後左右4面からの4つの距離画像を撮影することは好適である。さらに、2つの距離画像センサ3が、移動体の上下に配置され、当該移動体の上下2面からの2つの距離画像をも撮影する(つまり、例えば、6つの距離画像センサ3で前後左右および上下から撮影する)ことは、より好適である。4以上の各距離画像センサ3は、撮影した距離画像を、距離画像センサ識別子と対に出力する。
距離画像センサ識別子とは、距離画像センサ3を識別する情報である。距離画像センサ識別子は、例えば、MACアドレスやIPドレス等であるが、IDでもよく、センサを識別し得る情報であれば何でもよい。なお、距離画像センサ識別子は、例えば、移動体に対する当該距離画像センサ3の位置を示す位置情報(“前”,“後”,“左”,“右”等)でも構わない。
ただし、一の距離画像センサ3が、一の移動体に対して、前後左右等の予め決められた4以上の位置に、予め決められた順序で移動され、4以上の面から4以上の距離画像を撮影してもよい。この場合、4以上の距離画像の順序を基に、撮影された位置を判別できる。または、移動体を乗せた台を回転させることで、一の距離画像センサ3で、前後左右を含む4以上の方向から撮影してもよい。
距離画像センサ3は、例えば、レーザー距離画像センサである。レーザー距離画像センサとは、レーザーを用いて距離画像を撮影するセンサである。レーザー距離画像センサは、具体的には、例えば、レーザーレーダー(ライダーともいう)であってもよい。
レーザーレーダーとは、電波の代わりにレーザーを用いるレーダーである、といってもよい。レーザーレーダーは、例えば、パルス状のレーザーをポリゴンミラー等で方向を変えながら移動体を含む空間に向けて発し、移動体からの反射光や散乱光を受光する。そして、レーザーレーダーは、例えば、各方向に発したレーザーの受光までの時間を基に、対象物の表面の2以上の各点までの距離を計測し、その計測結果に基づく三次元位置情報を有する2以上の画素で構成された距離画像を出力する。レーザーレーダーによれば、高い精度で広い範囲の距離画像を撮影できる。なお、レーザーレーダーは公知技術であり、詳細な説明は省略する。
ただし、レーダー方式以外のレーザー距離画像センサでも、高い精度で距離画像を撮影できる。また、かかるレーザー距離画像センサで、位置を変えて2以上の距離画像を撮影し、当該2以上の距離画像を結合することによって、高精度かつ広範囲の距離画像も取得できる。
ただし、距離画像センサ3は、レーザー距離画像センサとは限らず、レーザー以外の光(例えば、LED光など)を照射して距離画像を撮影するセンサでもよいし、自然光で距離画像を撮影するセンサでもよく、そのタイプは問わない。
強度センサ4とは、移動体の強度を検知し、その検知結果に基づく強度情報を出力するセンサである。強度センサ4は、例えば、ひずみセンサ、応力センサ等で構成されるが、そのタイプは問わない。強度は、例えば、弾性率である。弾性率とは、変形し難さを示す値である。弾性率は、例えば、応力をひずみで除した値であるが、剛性率、ヤング率などでもよく、その種類は問わない。また、各種の強度の検知手法は公知であり、詳しい説明を省略する。
強度センサ4は、通常、移動体のボディーに取り付けられ、当該ボディーの強度を検知する。ただし、強度センサ4は、ボディー以外の部分に取り付けられてもよく、その取り付け部位は問わない。
詳しくは、例えば、1または2以上の強度センサ4が、移動体の1または2以上の部分に取り付けられる。1以上の強度センサ4が取り付けられた移動体は、例えば、路上で実走またはテストベンチ上でテスト走行し、その走行中の振動によって、ボディー等の部分に応力とひずみが生じる。1以上の各強度センサ4は、当該強度センサ4が取り付けられた部分の応力とひずみを基に強度を検知し、その検知結果である1以上の強度情報を、部分識別子と対に出力する。
部分とは、移動体の部品といってもよい。強度センサ4が取り付けられる部分は、通常、ボディーであるが、ボディー以外の部品(例えば、シャーシ、ドライブトレイン等)でもよい。または、強度センサ4が取り付けられる部分は、例えば、ボディーを構成する1または2以上の各要素でもよい。ボディーを構成する要素とは、例えば、左のドア、右のドア、ボンネット、トランクリッド等であるが、当該左右のドア等の要素が取り付けられる部材(以下、ボディー本体と記す場合がある)でもよく、その種類は問わない。
具体的には、例えば、4つの強度センサ4が、一の移動体の、例えば、左のドア、右のドア、ボンネット、およびトランクリッドに取り付けられてもよい。
なお、以下で「ボディー」とは、例えば、左ドア、右ドア、ボンネット、およびトランクリッド等で構成された「ボディー全体」を意味するが、これらの要素のうち1または2以上でもよい。また、ボディーの寸法とは、例えば、全長、または全幅のうち1以上であるが、高さや、後述するホイールベース、後述する最大径等でもよい。さらに、ボディーの強度とは、例えば、ボディーを構成する2以上の要素に対応する2以上の強度の代表値(具体的には、例えば、左ドアの強度、右ドアの強度、ボンネットの強度、およびトランクリッドの強度等の代表値)でもよい。なお、代表値は、例えば、平均値であるが、中央値または最頻値等でもよい(以下同様)。
または、例えば、一の移動体に一の強度センサ4のみを取り付ける場合、当該強度センサ4は、例えば、ボディーの一の要素(具体的には、例えば、左ドア、または右ドア、またはボンネット、またはトランクリッドのいずれか)に取り付けられるが、ボディー本体に取り付けられえもよいし、ボディー以外の部品に取り付けられても構わない。
このように、強度センサ4の数、および各強度センサ4が取り付けられる部分は問わない。また、例えば、一の部分に2以上の強度センサ4が取り付けられてもよく、その場合、移動体評価装置1において、2以上の強度センサ4から出力される2以上の強度情報を基に代表値が取得され、その代表値が当該一の部分の強度情報として取得されてもよい。
部分識別子とは、一の移動体の1または2以上の各部分を識別する情報である。部分識別子は、例えば、“ボディー”等の部品名、“左ドア”や“ボンネット”等のパーツ名等であるが、部品名等に紐づけられた強度センサ識別子やIDなどでも構わない。強度センサ識別子とは、強度センサ4を識別する情報である。強度センサ識別子は、例えば、MACアドレスやIPドレス等であるが、強度センサ4を識別し得る情報であれば何でもよい。
ただし、強度センサ4は、例えば、ユーザの手で、一の移動体の1以上の各部分に押し付けられ、当該部分の強度を検知し、検知結果に基づく強度情報を出力するセンサ(例えば、メカニカルフォースゲージ等)でもよく、そのタイプは問わない。この場合、ユーザは、出力された強度情報を、例えば、部分識別子と対に、キーボート等の入力デバイスを介して入力すればよい。
ただし、情報システムAは、距離画像センサ3に代えて、通常のイメージセンサ、または発光素子列および受光素子列の組を備えていてもよい(後述する変形例を参照)。また、情報システムAは、例えば、カメラを内蔵した又は外付けカメラが接続された一のPC、または一の携帯端末でも実現可能であり、そのハードウェア構成は問わない。
図2は、情報システムAのブロック図である。移動体評価装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、および出力部14を備える。格納部11は、移動体図格納部111を備える。処理部13は、初期寸法情報取得部131、実寸法情報取得部132、寸法差異情報取得部133、強度変化情報取得部134、評価部135、および図構成部136を備える。出力部14は、評価情報出力部141、および図出力部142を備える。
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末送信部23、端末受信部24、端末処理部25、および端末出力部26を備える。
移動体評価装置1を構成する格納部11は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、後述する移動体図である。なお、格納部11には、例えば、後述する初期強度情報、後述する初期寸法情報、後述する第一対応情報、後述する第二対応情報なども格納されてもよい。また、その他の情報については適時説明する。
移動体図格納部111は、移動体図が格納される。移動体図とは、一の移動体に関する図である。移動体図は、例えば、移動体の設計図、移動体のイラスト、移動体の写真等であるが、その形式は問わない。なお、移動体図は、例えば、1または2以上の初期寸法情報を有していてもよい。
移動体図格納部111には、例えば、後述する車種情報に対応付けて、1または2以上の移動体図が格納されてもよい。
受付部12は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、移動体情報である。なお、移動体情報については後述する。また、各種の情報には、例えば、後述する寸法差異表出図の出力指示等の指示も含まれる。
受付部12は、例えば、キーボードやタッチパネル等の入力デバイスを介して入力された移動体情報等の情報を受け付ける。
または、受付部12は、端末装置2から送信された移動体情報等の情報を受信してもよい。詳しくは、受付部12は、例えば、端末装置2から、端末識別子と対に、移動体情報等の情報を受信する。端末識別子とは、端末装置2を識別する情報である。端末識別子は、例えば、MACアドレスやIPアドレス等のアドレス、IDなどであるが、端末装置2のユーザを識別するユーザ識別子でもよく、端末装置2を識別し得る情報であれば何でもよい。ユーザ識別子とは、ユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、例えば、メールアドレス、電話番号、IDなどであるが、ユーザを識別し得る情報であれば何でもよい。ただし、情報システムAを構成する端末装置2の数が1つだけの場合、端末識別子は送受信されなくてもよい。また、受付部12は、例えば、ディスクや半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報を受け付けてもよく、受け付けの態様は問わない。
移動体情報とは、一の移動体に関する情報である。移動体情報は、通常、移動体識別子に対応付いている。なお、対応付くことは、移動体情報が移動体識別子を有する場合も含む。移動体識別子とは、移動体を識別する情報である。移動体識別子は、例えば、ナンバープレートの番号、車体番号などであるが、IDでもよく、移動体を識別し得る情報であれば何でもよい。また、移動体情報は、例えば、車種情報も有することは好適である。車種情報とは、移動体の種類を示す情報である。車種情報は、例えば、メーカー名、“カローラ○○”等の車種名などで構成されるが、“セダン”や“ワンボックス”等の分類名でもよい。
移動体情報は、通常、1以上の実寸法情報を含む。実寸法情報とは、移動体の実寸法に関する情報である。実寸法情報は、通常、一の移動体の1以上の各箇所の実寸法を示す情報である。実寸法情報は、通常、箇所識別子に対応付いている。箇所識別子とは、一の移動体の1以上の各箇所を識別する情報である。箇所識別子は、例えば、部品名、ID等であるが、箇所を識別し得る情報であれば何でもよい。
実寸法とは、実際に計測した寸法である。実寸法は、例えば、現時点での寸法といってもよい。箇所とは、部品、または部分といってもよい。つまり、強度が検知される部分と、実寸法が計測される箇所とは、通常、同じであるが、異なっていてもよい。
具体的には、移動体情報は、例えば、ボディー、左のドア、右のドア、ボンネット、およびトランクリッドの各々の実寸法情報を含んでいてもよい。なお、移動体情報に含まれる1以上の各実寸法情報は、例えば、後述する実寸法情報取得部132によって自動的に取得された情報であるが、ユーザによってキーボード等の入力デバイスを介して入力された情報でもよい。
すなわち、受付部12は、例えば、実寸法情報取得部132が取得した1以上の実寸法情報を含む移動体情報を受け付けることは好適である。ただし、受付部12は、ユーザによって入力された1以上の実寸法情報を含む移動体情報を受け付けてもよい。
また、移動体情報は、1以上の実寸法情報に加えて、例えば、1または2以上の強度変化情報をも有していてもよい。強度変化情報とは、移動体の強度の変化に関する情報である。強度変化情報は、通常、一の移動体の1以上の各部分の強度の時間的な変化に関する情報である。強度変化情報は、例えば、ボディーの強度変化に関する情報を含む。また、強度変化情報は、例えば、ボディーを構成する各パーツの強度変化に関する情報をも含むことは好適である。なお、強度変化情報は、ボディー以外の部分(例えば、シャーシ、ドライブトレイン等)の強度変化に関する情報をも含んでもよい。
なお、移動体情報に含まれる1以上の各強度変化情報は、例えば、後述する強度変化情報取得部134によって自動的に取得された情報であるが、ユーザによって入力された情報でもよい。
すなわち、受付部12は、例えば、実寸法情報取得部132が取得した1以上の実寸法情報と、強度変化情報取得部134が取得した1以上の強度変化情報とを含む移動体情報を受け付けることは、より好適である。
ただし、受付部12は、実寸法情報取得部132が取得した1以上の実寸法情報と、ユーザによって入力された1以上の強度変化情報とを含む移動体情報を受け付けてもよい。または、受付部12は、ユーザによって入力された1以上の実寸法情報と、強度変化情報取得部134が取得した1以上の強度変化情報とを含む移動体情報を受け付けてもよい。または、受付部12は、ユーザによって入力された1以上の実寸法情報と、ユーザによって入力された1以上の強度変化情報とを含む移動体情報を受け付けてもよい。
ただし、強度変化情報は、例えば、一の移動体の強度の空間的な変化に関する情報でもよい。空間的な変化とは、一の移動体内で、場所によって強度が変化していることである。場所とは、一の移動体の1以上の各部品でもよいし、一の部品内の異なる位置でもよい。こうした強度の空間的な変化は、例えば、移動体の一部が事故等で破損し、その破損した部分を修理(例えば、部品交換、再塗装等)した場合に、生じることがある。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、初期寸法情報取得部131、実寸法情報取得部132、寸法差異情報取得部133、強度変化情報取得部134、評価部135、および図構成部136などの処理である。また、処理部13は、例えば、フローチャートを用いて説明する各種の判別なども行う。その他の処理については、適時説明する。
初期寸法情報取得部131は、初期寸法情報を取得する。初期寸法情報とは、移動体の初期寸法に関する情報である。初期寸法とは、初期の寸法である。初期寸法は、例えば、カタログに記載されている寸法(つまり、設計値)であるが、新車を実際に計測した寸法(つまり、新車の時点での実寸法)でもよい。寸法は、例えば、長さ、幅、高さ、縦、横、厚み、最大径等であるが、その種類は問わない。なお、最大径とは、当該部品の最も長い差し渡し(例えば、対角線長、長径、直径等)である。
初期寸法情報は、通常、一の移動体の1または2以上の各箇所の初期寸法に関する情報である。なお、箇所とは、前述したように、部分、または部品といってもよい。初期寸法情報取得部131は、通常、一の移動体の1または2以上の箇所に対応する1または2以上の初期寸法情報を取得する。
または、寸法は、例えば、2つの部品の間の距離でもよい。この種の寸法は、例えば、前輪側の車軸と、後輪側の車軸との間の距離(ホイールベース)であるが、2つの前輪の間の距離、または2つの後輪の間の距離などでもよく、2つの部品の組み合わせは問わない。
取得される1以上の初期寸法情報は、例えば、ボディーの初期寸法に関する情報を含む。ボディーの初期寸法とは、例えば、ボディーの初期の長さ(以下では、初期全長と記す場合がある)、またはボディーの初期の幅(以下、初期全幅)のうち1以上である。また、1以上の初期寸法情報は、例えば、ボディーを構成する各パーツ(例えば、左右のドア、ボンネット、トランクリッド等)の初期寸法に関する情報をも含むことは好適である。なお、パーツの初期寸法は、例えば、初期の最大径(以下、初期最大径)等であるが、その種類は問わない。また、2部品間の距離に関する初期寸法は、例えば、初期ホイールベース等である。
初期寸法情報は、例えば、初期全長および初期全幅の組(初期全長,初期全幅)でもよいし、箇所識別子および初期最大径の組(箇所識別子,初期最大径)等でもよく、その形式は問わない。
なお、初期寸法情報取得部131は、上記のような1以上の初期寸法情報を、例えば、メーカーや販売店などのサーバから取得する。メーカー等のサーバには、当該一の移動体を含む1または2以上の各移動体のカタログのデータが格納されており、初期寸法情報取得部131は、当該一の移動体のカタログデータをダウンロードし、当該カタログデータから1以上の初期寸法情報を取得してもよい。
または、1以上の初期寸法情報は、例えば、格納部1に予め格納されており、初期寸法情報取得部131は、1以上の初期寸法情報を、格納部11から取得してもよい。
ただし、初期寸法情報は、新車の時点での実寸法情報であってもよい。詳しくは、例えば、後述する実寸法情報取得部132が、当該一の移動体またはそれと同じ車種の移動体の、新車の時点での1以上の実寸法情報を取得し、処理部13は、その取得された1以上の実寸法情報を、当該一の移動体の1以上の初期寸法情報として格納部11に蓄積してもよい。
実寸法情報取得部132は、1以上の実寸法情報を取得する。実寸法情報は、前述したように、通常、一の移動体の1以上の各箇所の実寸法(例えば、全長、全幅、左右の各ドアの最大径等)を示す情報である。実寸法情報は、例えば、全長および全幅の組(全長,全幅)でもよいし、箇所識別子および最大径の組(箇所識別子,最大径)等でもよく、その形式は問わない。
実寸法情報取得部132は、例えば、1以上の距離画像センサ3が一の移動体を撮影した1以上の距離画像を用いて、当該一の移動体の1以上の実寸法情報を取得する。詳しくは、実寸法情報取得部132は、例えば、撮影された距離画像を構成する2以上の各画素(例えば、(x,y,z,輝度値)等)が有する輝度値を基に、輪郭線を検出する。なお、輪郭線の検出方法は公知であり、説明を省略する。
次に、実寸法情報取得部132は、検出した輪郭線に対応する2以上の三次元位置情報(x,y,z)を基に、2以上の角位置情報を取得する。角位置情報とは、一の移動体の2以上の各角の位置を示す情報である。取得される角位置情報は、例えば、(X1,Y1,Z1),(X2,Y2,Z2),・・・等の座標であるが、その形式は問わない。なお、角位置情報は、三次元の情報であることは好適であるが、二次元の情報でもよい(後述する変形例を参照)。
角とは、曲率が周囲よりも大きい場所である、といってもよい。角は、例えば、隅といってもよい。2以上の角は、例えば、四角形の部品の四隅(例えば、ドアの左上隅・右上隅・左下隅・右下隅等)などであってもよい。または、2以上の角は、四角形の部品の対向する2つの角(例えば、ボンネットの左上角・右下角等)であってもよい。または、角は、最も突き出た部分(例えば、先端、後端、左端、右端等)でもよい。
そして、実寸法情報取得部132は、検出した2以上の角位置情報を用いて、1以上の実寸法情報(例えば、全長,全幅,左ドアの最大径,右ドアの最大径等)を取得する。
実寸法情報取得部132は、例えば、一の移動体を、少なくとも前後左右の4面から撮影した、少なくとも4つの距離画像を用いて、1以上の実寸法情報を取得する。
具体的には、実寸法情報取得部132は、例えば、前面または後面から撮影された距離画像を基に、一の移動体における左端の角位置情報および右端の角位置情報を取得し、取得した2つの角位置情報を用いて、左端と左端の間の距離を計算することにより、全幅を示す実寸法情報を取得する。
なお、左端および右端は、例えば、距離画像を構成する2以上の各画素が有する距離情報の空間的な変化を求め、その変化が閾値より大きい位置の集合(輪郭線といってもよい)のうち、最も左の位置および最も右の位置として求めることができる。また、左端の角位置情報および右端の角位置情報は、当該最も左の位置に対応する画素の三次元位置、および当該最も右の位置に対応する画素の三次元位置として求めることができる。さらに、一の移動体の先端および後端、左右の各ドアの四隅、ボンネットやトランクリッド等の最大径も、このような輪郭線検出により取得できる。
また、実寸法情報取得部132は、例えば、左面または右面から撮影された距離画像を基に、一の移動体における先端の角位置情報および後端の角位置情報を取得し、取得した2つの角位置情報を用いて、先端と後端の間の距離を計算することにより、全長を示す実寸法情報を取得する。
また、実寸法情報取得部132は、例えば、左面から撮影された距離画像を基に、左ドアの4隅のうち対向する2つの隅(例えば、右上隅および左下隅)に対応する2つの角位置情報を取得し、当該2つの隅の間の距離を計算することにより、左ドアの最大径を示す実寸法情報を取得する。
また、実寸法情報取得部132は、例えば、右面から撮影された距離画像を基に、右ドアの4隅のうち対向する2つの隅(例えば、左上隅および右下隅)に対応する2つの角位置情報を取得し、当該2つの隅の間の距離を計算することにより、右ドアの最大径を示す実寸法情報を取得する。
さらに、実寸法情報取得部132は、例えば、前面から撮影された距離画像を用いて、ボンネットの最大径を示す実寸法情報を取得し、後面から撮影された距離画像を用いて、トランクリッドの最大径を示す実寸法情報をも取得してもよい。
なお、全長を示す実寸法情報または全幅を示す実寸法情報のうち1以上は、例えば、上面または下面から撮影された距離画像を用いて取得されてもよい。また、上面から撮影された距離画像からは、ボンネットの最大径等を示す実寸法情報も取得され得る。
また、例えば、ホイールベースに関する実測寸法情報は、例えば、左面または右面から撮影された距離画像を用いて、前輪の中心点および後輪の中心点の各々の位置情報を取得し、当該2つの位置情報を基に算出されてもよい。
また、実寸法情報取得部132は、例えば、1または2以上の各移動体ごとに、1以上の実寸法情報を取得してもよい。取得された1以上の実寸法情報は、例えば、処理部13によって、移動体識別子に対応付けて格納部11に蓄積されてもよい。
寸法差異情報取得部133は、寸法差異情報を取得する。寸法差異情報とは、初期寸法と実寸法との差異に関する情報である。寸法差異情報は、例えば、実寸法から初期寸法を減算した減算結果を示す情報である。減算結果は、0、または正の値、または負の値のいずれかである。なお、0は、実寸法が初期寸法と同じであることを示す。また、正の値は、実寸法が初期寸法に対してその絶対値だけ伸長していることを示し、負の値は、実寸法が初期寸法に対してその絶対値だけ短縮していることを示す。
ただし、寸法差異情報は、例えば、初期寸法から実寸法を減算した減算結果でもよい。この場合、正・負と伸長・短縮の対応は、上記と逆になる。または、寸法差異情報は、いずれかの減算結果の絶対値でもよい。
また、寸法差異情報は、上記のような減算結果等を示す情報に限らず、例えば、減算結果等を初期寸法で除算した結果を示す情報でもよい。これによって、移動体またはその各部分のサイズによらず、寸法の差異を的確に評価できる。
寸法差異情報取得部133は、例えば、初期寸法情報取得部131が取得した1以上の初期寸法情報と、実寸法情報取得部132が取得した1以上の実寸法情報と用いて、1以上の寸法差異情報を取得する。詳しくは、寸法差異情報取得部133は、一の移動体の1以上の各箇所ごとに、初期寸法情報取得部131が取得した初期寸法情報と、実寸法情報取得部132が取得した実寸法情報との差異に関する寸法差異情報を取得してもよい。
または、寸法差異情報取得部133は、例えば、一の移動体の1以上の各箇所ごとに、受付部12が受け付けた移動体情報に含まれる実寸法情報と、初期寸法情報取得部131が取得した初期寸法情報との差異に関する1以上の寸法差異情報を取得してもよい。
なお、取得された1以上の各寸法差異情報は、部分識別子に対応付けて格納部11に蓄積されてもよい。
寸法差異情報取得部133は、例えば、1または2以上の各移動体ごとに、1以上の寸法差異情報(以下、寸法差異情報群と記す場合がある)を取得してもよい。取得された1以上の各寸法差異情報群は、移動体識別子に対応付けて格納部11に蓄積されてもよい。
強度変化情報取得部134は、強度情報を取得する。強度情報とは、移動体の強度に関する情報である。強度情報は、通常、一の移動体の1以上の各部分の強度を示す情報である。部分とは、前述したように、例えば、部品、または箇所といってもよい。強度変化情報取得部134は、通常、一の移動体の1または2以上の部分に対応する1または2以上の強度情報を取得し、取得した1以上の強度情報を用いて、1または2以上の強度変化情報を取得する。
部分とは、例えば、左ドア、右ドア、ボンネット、トランクリッド等でもよい。すなわち、強度変化情報取得部134は、例えば、一の移動体の左ドアの強度を示す強度情報を取得し、取得した強度情報を用いて、当該左ドアの強度変化に関する強度変化情報を取得してもよい。同様にして、当該一の移動体の右ドア、ボンネット、およびトランクリッドの各々の強度変化情報も取得されてよい。
または、部分は、例えば、ボディーでもよい。すなわち、強度変化情報取得部134は、例えば、一の移動体のボディーの強度を示す強度情報を取得し、取得した強度情報を用いて、ボディーの強度変化に関する強度変化情報を取得する。
詳しくは、強度変化情報取得部134は、例えば、一の移動体の2以上の部分(例えば、左ドア、右ドア、ボンネット、およびトランクリッド)に対応する2以上の強度変化情報を取得し、取得した2以上の強度変化情報の代表値(例えば、平均値、中央値等)を、当該一の移動体のボディーの強度変化情報とみなしてもよい。
なお、強度変化情報が取得される1以上の部分は、例えば、実寸法情報が取得される1以上の箇所と同じであるが、異なっていてもよい。つまり、一の部品から、実寸法情報と強度情報が取得されることは好適であるが、実寸法情報と強度情報は、異なる部品から取得されても構わない。
取得される強度情報は、例えば、初期強度情報と実測強度情報の組である。初期強度情報は、例えば、部分識別子に対応付けて、予め格納部11に格納されている。または、初期強度情報は、例えば、初回のみ取得され、格納部11に蓄積され、2回目以降は格納部11から取得されてもよい。実測強度情報とは、実際に測定された強度に関する情報であり、現時点の強度といってもよい。実測強度情報は、例えば、強度センサ4から出力される強度情報である。
詳しくは、例えば、一の移動体の1以上の各部分に強度センサ4が取り付けられており、強度変化情報取得部134は、当該1以上の強度センサ4から部分識別子と対に出力される強度情報を取得する一方、格納部11から、当該1以上の部分識別子に対応する1以上の初期強度情報を取得する。そして、強度変化情報取得部134は、1以上の各部分識別子ごとに、初期強度に対する実測強度の変化を取得し、取得した変化に関する強度変化情報を取得する。
取得される変化は、例えば、実測強度を初期強度で除算した除算結果である。除算結果は、通常、1、または1より小さい値であるが、1より大きい値でもよい。例えば、除算結果が“0.9”であれば、現時点の強度は当初の強度の9割であることを示す。この場合に取得される強度変化情報は、例えば、除算結果を示す“1”や“0.9”等の数値であるが、“1未満”,“1”,“1より大”のいずれかを示す情報でもよい。
ただし、変化は、実測強度から初期強度を減算した減算結果でもよい。この場合の減算結果は、通常、0、または負の値であるが、正の値でもよい。0は、実測強度が初期強度と同じであることを示し、負の値は、実測強度が初期強度に対してその絶対値だけ低下していることを示す。または、変化は、実測強度から初期強度を減算した結果を、さらに初期強度で除算した結果(つまり、正規化された値:以下、正規価値)でもよい。この場合に取得される強度変化情報は、例えば、減算結果等を示す数値であるが、“負”,“0”,“正”のいずれかを示す情報でもよい。
なお、強度変化情報は、初期強度に対する実測強度の変化に限らず、例えば、N回(Nは自然数)前の実測強度に対する、今回の実測強度の変化または変化率でもよい。または、強度変化情報は、同じ車種かつ同じ年式の他の1以上の移動体の実測強度の代表値に対する、当該一の移動体の実測強度の変化でもよく、強度変化情報の種類は問わない。
強度変化情報取得部134は、例えば、一の移動体の1以上の各箇所ごとに、強度変化情報を取得する。取得された1以上の各強度変化情報は、部分識別子に対応付けて格納部11に蓄積されてもよい。
強度変化情報取得部134は、例えば、1または2以上の各移動体ごとに、1以上の強度変化情報(以下、強度変化情報群と記す場合がある)を取得してもよい。取得された1以上の各強度変化情報群は、移動体識別子に対応付けて格納部11に蓄積されてもよい。
評価部135は、一の移動体の評価に関する評価情報を取得する。評価とは、移動体の価値を見積もることである、といってもよい。評価情報とは、一の移動体に対する評価を示す情報である。評価は、例えば、寸法差異情報に基づく評価であるが、強度変化情報に基づく評価でもよい。評価は、例えば、寸法差異情報と強度変化情報とに基づく評価であることは好適である。
すなわち、評価情報は、例えば、寸法に関する評価を有する。また、評価情報は、強度に関する評価をも有することは好適であり、さらに、その他の特性に関する評価をも有することは、より好適である。その他の特性とは、例えば、反射率、色などである。反射率とは、表面の滑らかさといってもよい。反射率は、例えば、距離画像センサ3が撮影した距離画像を構成する2以上の各画素が有する輝度値を基に取得できる。また、色は、各画素が有するRGB等の画素値を基に取得できる。
その他の特性は、例えば、距離画像センサ3または強度センサ4からの出力を基に取得可能な特性であれば何でもよい。さらに、その他の特性は、例えば、情報システムAが有有する図示しないその他のセンサの出力を基に取得可能な特性であってもよく、その種類は問わない。なお、かかる事項は、後述する部分評価情報、後述する全体評価情報にも当てはまる。
評価情報は、例えば、“3”,“2”,“1”等の整数値であるが、かかる整数値に対応する“A”,“B”,“C”等の文字でもよい。または、評価情報は、例えば、“2.5”や“1.9”といった、小数部も有する数値でもよいし、“B+”や“AA−”といった、2以上の文字や記号の配列などでもよい。または、評価情報は、例えば、寸法情報や強度情報でもよいし、“美品”等の用語や“事故痕跡はありません”等の文章などでもよく、その表現形式は問わない。なお、かかる事項は、後述する部分評価情報、後述する全体評価情報にも当てはまる。
評価情報は、例えば、1以上の部分評価情報を有していてもよい。部分評価情報とは、一の移動体の1以上の各部分ごとの評価を示す情報である。部分評価情報は、例えば、寸法に関する評価を有する。また、部分評価情報は、寸法以外の特性に関する評価をも有していてもよい。寸法以外の特性とは、例えば、上述した強度であるが、反射率、色などでもよく、その種類は問わない。なお、反射率は、例えば、距離画像を構成する2以上の各画素が有する輝度値を基に取得できる。また、色は、各画素が有するRGB等の画素値を基に取得できる。
なお、評価情報は、例えば、全体評価情報をも有していてもよい。全体評価情報とは、一の移動体の全体的な評価を示す情報である。評価部135は、全体評価情報を、通常、1以上の部分評価情報を用いて取得する。評価部135は、例えば、1以上の部分評価情報の代表値を取得し、取得した代表値を示す全体評価情報を取得してもよい。ただし、全体評価情報の取得に用いられない部分評価情報があってもよい。また、全体評価情報も、寸法や強度等の特性ごとの評価値を有していてもよい。さらに、全体評価情報は、特性ごとの評価値に基づく総合的な評価値をも有していてもよい。総合的な評価値は、例えば、特性ごとの評価値の代表値でもよい。
なお、評価情報は、例えば、1以上の部分評価情報を有さず、全体評価情報のみを有していてもよい。全体評価情報は、単に評価情報と呼んでもよい。
評価部135は、かかる評価情報を、例えば、1以上の寸法差異情報を基に取得するが、1以上の寸法差異情報と1以上の強度変化情報とを基に取得してもよい。ただし、評価情報の取得に用いられない寸法差異情報があってもよい。また、評価情報の取得に用いられない強度変化情報もあって構わない。
評価部135は、例えば、一の移動体の1または2以上の部分に対して寸法差異情報取得部133が取得した1以上の寸法差異情報を用いて、当該一の移動体に対する評価情報を取得する。詳しくは、評価部135は、例えば、1以上の寸法差異情報の代表値を取得し、寸法差異情報をパラメータとする関数に、その代表値を代入することより、評価情報を算出してもよい。なお、例えば、各寸法差異情報が絶対値である場合、関数は、減少関数であることは好適である。また、各寸法差異情報が負の値をとり得る場合は、各寸法差異情報の絶対値(または二乗)をパラメータとする減少関数により、評価情報を算出してもよい。
または、例えば、格納部11に、寸法差異情報と評価値との対の集合である第一対応情報が格納されており、評価部135は、取得した代表値をキーとして第一対応情報を検索し、当該代表値に一致する又は最も近い寸法差異情報と対になる評価値を取得してもよい。
または、評価部135は、例えば、1以上の各寸法差異情報を関数に代入することより部分評価値を算出し、算出した1以上の部分評価値を有する評価情報を取得してもよい。なお、各寸法差異情報が代入される関数は、通常、異なる。ただし、例えば、寸法差異情報が、実寸法から初期寸法を減算した結果をさらに初期寸法で除算した正規化値である場合には、各寸法差異情報は、同じ関数に代入されてもよい。
または、評価部135は、例えば、一の移動体の1以上の箇所に対して寸法差異情報取得部133が取得した1以上の寸法差異情報と、当該一の移動体の1以上の部分に対して強度変化情報取得部134が取得した1以上の強度変化情報とを用いて、当該一の移動体に対する評価情報を取得してもよい。
詳しくは、評価部135は、例えば、1以上の寸法差異情報の代表値を取得し、1以上の強度変化情報の代表値をも取得し、寸法差異情報と強度変化情報をパラメータとする関数に、それら2つの代表値を代入することより、評価情報を算出してもよい。
または、例えば、格納部11に、寸法差異情報および強度変化情報の組(以下、組情報)と評価値との対の集合である第二対応情報が格納されており、評価部135は、取得した2つの代表値の組をキーとして第二対応情報を検索し、当該2つの代表値の組に一致する又は最も近い組情報と対になる評価値を取得してもよい。
または、評価部135は、例えば、1以上の各組情報を関数に代入することより部分評価値を算出し、算出した1以上の部分評価値を有する評価情報を取得してもよい。なお、上記と同様、各組情報が代入される関数は、通常、異なるが、各組情報が正規化値である場合には、各組情報は、同じ関数に代入されてもよい。なお、取得された評価値は、例えば、移動体識別子に対応付けて格納部11に蓄積されてもよい。
なお、評価部135は、2以上の特性評価情報を含む評価情報を取得してもよい。特性評価情報とは、移動体の特性に関する評価を示す情報である。特性は、例えば、寸法であるが、強度でもよいし、反射率、色等でもよく、移動体の特性であれば何でもよい。
評価部135は、寸法評価情報を含む2以上の特性評価情報を取得することは好適である。寸法評価情報とは、寸法に関する評価を示す情報である。また、評価部135は、寸法評価情報および強度評価情報を含む2以上の特性評価情報を取得することは、より好適である。強度評価情報とは、強度に関する評価を示す情報である。
詳しくは、評価部135は、例えば、寸法差異情報取得部133が取得した1または2以上の寸法差異情報を用いて、1または2以上の寸法評価情報を取得し、さらに、強度変化情報取得部134が取得した1または2以上の強度変化情報を用いて、1または2以上の強度評価情報を取得し、そして、取得した1または2以上の寸法評価情報と、取得した1または2以上の強度評価情報とを有する評価情報を取得してもよい。
なお、例えば、処理部13が、1または2以上の各部分ごとに、前述した反射率の変化情報、前述した色の変化情報などをも取得し、評価部135は、反射率に関する評価を示す1または2以上の反射率評価情報、色に関する評価を示す1または2以上の色評価情報などをも取得し、取得した1または2以上の反射率評価情報、取得した1または2以上の色評価情報などをも有する評価情報を取得してもよい。
図構成部136は、1または2以上の図を構成する。図とは、例えば、寸法差異表出図である。寸法差異表出図とは、初期の寸法と実寸法とに差がある箇所が移動体図の上で認識可能な図である。差がある箇所とは、例えば、差が閾値以上又は閾値より大きい箇所である。
図構成部136は、例えば、一の移動体に対し、寸法差異情報取得部133が取得した1以上の各箇所の寸法差異情報が閾値より大または閾値以上であるか否かを判別する。そして、図構成部136は、移動体図格納部111から当該一の移動体の移動体図を取得する一方、閾値より大または閾値以上であると判別した1以上の各箇所の寸法差異情報を取得して、取得した1以上の寸法差異情報を、取得した移動体図の対応する箇所に配置することにより、寸法差が大きい箇所が移動体図上に明示された寸法差異表出図を構成する。対応する箇所とは、取得された1以上の各寸法差異情報に対応付いた箇所識別子で識別される箇所である。
または、例えば、移動体図格納部111に、上記一の移動体を含む2種類以上の移動体に対応する2以上の移動体図が格納されており、図構成部136は、例えば、1または2以上の移動体の種類ごとに、上記と同様にして、初期寸法と実寸法とに差がある1以上の各箇所の寸法差異情報を取得する一方、当該種類に対応する移動体図を取得し、取得した1以上の各箇所の寸法差異情報を、取得した移動体図の対応する箇所に配置することにより、1または2種類以上の移動体に対応する1または2以上の寸法差異表出図を構成してもよい。
図構成部136は、例えば、受付部12が移動体情報を受け付け、寸法差異情報取得部133が寸法差異情報を取得したことに応じて、寸法差異表出図を構成する。または、図構成部136は、受付部12が寸法差異表出図の出力指示を受け付けた場合に、寸法差異表出図を構成してもよい。寸法差異表出図の出力指示は、例えば、移動体情報と共に受け付けられるが、移動体情報の受け付け後に受け付けられてもよいし、移動体情報の受け付け前に受け付けられていてもよく、その受け付けのタイミングは問わない。
このように、寸法差異情報取得部133が寸法差異情報を取得した後であれば、図構成部136は、取得された寸法差異情報を利用した法差異表出図を、どのタイミングで構成しても構わない。
出力部14は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、評価情報、寸法差異表出図などである。出力部14は、評価情報等の情報を、例えば、受付部12が受信した移動体情報の送信元である端末装置2に送信する。
ただし、評価情報等の情報は、例えば、ディスプレイに表示されたり、プリンタでプリントアウトされたり、記録媒体に蓄積されたり、他のプログラムに引き渡されたりしてもよく、その出力の態様は問わない。なお、かかる事項は、評価情報出力部141、および図出力部142にも共通する。
評価情報出力部141は、評価部135が取得した評価情報を出力する。例えば、受付部12がキーボード等の入力デバイスを介して移動体情報を受け付けた場合、評価情報出力部141は、取得された評価情報をディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。
または、受付部12が、端末装置2から移動体情報を受信した場合、評価情報出力部141は、取得された評価情報を、当該端末装置2に送信する。詳しくは、受付部12が、移動体情報を端末識別子と対に受信した場合、評価情報出力部141は、取得された評価情報を、受信された端末識別子で識別される端末装置2に送信する。
なお、評価情報出力部141は、通常、評価部135が評価情報を取得したことに応じて、その取得された評価情報を出力する。ただし、評価情報は、例えば、受付部12が評価情報の出力指示を受け付けたことに応じて出力されてもよく、その出力のトリガやタイミングは問わない。
図出力部142は、図構成部136が構成した寸法差異表出図を出力する。例えば、受付部12がキーボード等の入力デバイスを介して移動体情報または寸法差異表出図の出力指示を受け付けた場合、図出力部142は、構成された寸法差異表出図をディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。
または、受付部12が、端末装置2から移動体情報または寸法差異表出図の出力指示を受信した場合、図出力部142は、構成された寸法差異表出図を、当該端末装置2に送信する。詳しくは、受付部12が、移動体情報または寸法差異表出図の出力指示を端末識別子と対に受信した場合、図出力部142は、構成された寸法差異表出図を、受信された端末識別子で識別される端末装置2に送信する。
なお、図出力部142は、通常、図構成部136が寸法差異表出図を構成したしたことに応じて、その構成された評価情報を出力する。ただし、評価情報は、例えば、受付部12が評価情報の出力指示を受け付けたことに応じて出力されてもよく、その出力のトリガやタイミングは問わない。
端末装置2を構成する端末格納部21は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、端末識別子である。
端末受付部22は、各種の情報や指示を受け付ける。各種の情報とは、例えば、移動体情報や、寸法差異表出図の出力指示などである。
端末送信部23は、各種の情報を送信する。端末送信部23は、例えば、端末受付部22が受け付けた移動体情報等の情報を、端末格納部21に格納されている端末識別子と対に、移動体評価装置1に送信する。
端末受信部24は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、評価情報、寸法差異表出図などである。
端末処理部25は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、受け付けられた情報の形式を、送信される情報の形式に変換する処理などである。
端末出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、評価情報、寸法差異表出図などである。端末出力部26は、評価情報等の情報を、通常、ディスプレイに表示するが、例えば、プリンタでプリントアウトしたり、記録媒体に蓄積したり、他のプログラムに引き渡したりしてもよいし、他の装置に送信しても構わない。
格納部11、移動体図格納部111、および端末格納部21は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリといった不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAMなど揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、ネットワークや通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。入力デバイスは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等、何でもよい。
受付部12、および端末受付部22は、入力デバイスを含むと考えても、含まないと考えてもよい。受付部12等は、入力デバイスのドライバーソフトによって、または入力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
処理部13、初期寸法情報取得部131、実寸法情報取得部132、寸法差異情報取得部133、強度変化情報取得部134、評価部135、図構成部136、および端末処理部25は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。ただし、処理手順は、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
出力部14、評価情報出力部141、図出力部142、および端末出力部26は、ディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えてもよい。出力部14等は、出力デバイスのドライバーソフトによって、または出力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
端末送信部23、および出力部14等の送信機能は、通常、有線または無線の通信手段(例えば、NIC(Network interface controller)やモデム等の通信モジュール)で実現されるが、放送手段(例えば、放送モジュール)で実現されてもよい。
端末受信部24、および受付部12等の受信機能は、通常、有線または無線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段(例えば、放送受信モジュール)で実現されてもよい。
次に、情報システムAの動作について図3のフローチャートを用いて説明する。なお、このフローチャートは、一の移動体について評価を行う場合の処理である。2以上の移動体について評価を行う場合は、同様の処理が、2以上の各移動体ごとに実行される。
(ステップS301)処理部13は、受付部12が移動体情報を受け付けたか否かを判別する。
なお、このフローチャートにおいて、受け付けとは、通常、キーボード等の入力デバイスを介して入力された情報の受け付けであるが、端末装置2からの受信等でもよい。端末装置2からの受信である場合、移動体情報等の情報は、通常、端末識別子と対に受信される。また、受け付けられる移動体情報は、実寸法情報取得部132が取得した1以上の実寸法情報と、強度変化情報取得部134が取得した1以上の強度変化情報とを取得する。
受付部12が移動体情報を受け付けたと判別された場合はステップS302に進み、受け付けていないと判別された場合はステップS308に進む。
(ステップS302)初期寸法情報取得部131は、1以上の初期寸法情報を、例えば、一の移動体のメーカー等のサーバから取得する。
(ステップS303)寸法差異情報取得部133は、ステップS301で受け付けられた移動体情報が有する1以上の実寸法情報と、ステップS302で取得された1以上の初期寸法情報と用いて、1以上の寸法差異情報を取得する。
(ステップS304)評価部135は、ステップS303で取得された1以上の寸法差異情報と、ステップS301で受け付けられた移動体情報が有する1以上の強度変化情報とを用いて、一の移動体の評価を行い、評価情報を取得する。
なお、取得される評価情報は、1以上の部分評価情報を含んでいてもよい。また、1以上の各部分評価情報は、寸法特性評価情報と強度特性評価情報とを含んでいてもよい。
(ステップS305)評価情報出力部141は、ステップS305で取得された評価情報を出力する。その後、ステップS301に戻る。
なお、このフローチャートにおいて、出力とは、通常、ディスプレイ等の出力デバイスを介した出力であるが、端末装置2への送信でもよい。後者の場合、移動体情報等の情報は、通常、ステップS301で移動体情報と対に受け付けられた端末識別子で識別される端末装置2に送信される。
(ステップS306)処理部13は、寸法差異表出図を出力するか否かを判断する。例えば、ステップS303で1以上の寸法差異情報が取得されたことに応じて、処理部13は、寸法差異表出図を出力すると判断する。または、受付部12が寸法差異表出図の出力指示を受け付けたことに応じて、処理部13は、寸法差異表出図を出力すると判断してもよい。
寸法差異表出図を出力すると判断された場合はステップS307に進み、出力しないと判断された場合はステップS301に戻る。
(ステップS307)図構成部136は、ステップS303で取得された1以上の寸法差異情報と、移動体図格納部111に格納されている移動体図とを用いて、寸法差異表出図を構成する。
(ステップS308)図出力部142は、ステップS303で構成された寸法差異表出図を出力する。すのと、ステップS301に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、ステップS304の評価は、寸法および強度に関して行われているが、例えば、寸法のみに関してのみ行われてもよい。または、強度に代えて又はこれに加えて、反射率や色といった、その他の特性に関しても、評価が行われてもよい。
また、図3のフローチャートにおいて、移動体評価装置1の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作例について説明する。なお、以下の説明は、種々の変更が可能であり、本発明の範囲を何ら制限するものではない。情報システムAの概念図は図1である。
本例における情報システムAは、移動体評価装置1、4つの距離画像センサ3、および4つの強度センサ4を備える。移動体評価装置1は、移動体の検査を行う検査者の検査室に設置されているPCである。対象となる移動体(以下、移動体Xと記す場合がある)は、セダンである。
なお、本例における部分は、ボディー、左ドア、および右ドアである。また、本例におけるボディーの寸法は、ボディーの全長および全幅である。さらに、本例におけるボディーの強度は、左ドアの強度、右ドアの強度、ボンネットの強度、およびトランクリッドの強度の代表値である。
移動体評価装置1の移動体図格納部111には、移動体Xに対応するセダン型の移動体図が予め格納されている。
格納部11には、例えば、図4に示すような移動体管理情報が格納され得る。図4は、移動体管理情報のデータ構造図である。移動体管理情報は、移動体識別子(例えば、“X”)、1または2以上の部分情報、および全体評価情報(例えば、“寸法B,強度A,総合B+”)を有する。
部分情報とは、一の移動体の1または2以上の各部分に関する情報である。部分情報は、例えば、部分識別子、実寸法情報、初期寸法情報、寸法差異情報、強度変化情報、および部分評価情報を有する。なお、実寸法情報、および強度変化情報は、前述した移動体情報の要素である。1以上の各部分情報は、ID(例えば、“1”,“2”等)に対応付いている。
例えば、ID“1”に対応する部分情報(以下、部分情報1と記す場合がある)は、部分識別子“ボディー”、実寸法情報“(全長3895,全幅1700)”、初期寸法情報“(初期全長3900,初期全幅1700)”、寸法差異情報“(全長差異−5,全幅差異0)”、強度変化情報“強度比0.98”および部分評価情報“(寸法評価2,強度評価3)”を有する。
また、ID“2”に対応する部分情報(部分情報2)は、部分識別子“左ドア”、実寸法情報“最大径1204”、初期寸法情報“初期最大径1200”、寸法差異情報“最大径差異+4”、強度変化情報“強度比0.95”および部分評価情報“(寸法評価2,強度評価2)”を有する。
同様に、部分情報3は、部分識別子“右ドア”、実寸法情報“最大径1200”、初期寸法情報“初期最大径1200”、寸法差異情報“最大径差異0”、強度変化情報“強度比1”および部分評価情報“(寸法評価3,強度評価3)”を有する。
いま、検査室において、移動体Xの検査が行われようとしている。この時点で、格納部11には、未だ移動体管理情報は格納されていない。最初、移動体Xを識別する移動体識別子“X”が、キーボード等の入力デバイスを介して入力される。
移動体評価装置1において、受付部12が、入力された移動体識別子を受け付け、処理部13は、受け付けられた移動体識別子を、ID“1”に対応付けて、格納部11に蓄積する。これによって、格納部11に、移動体識別子“X”を有する移動体管理情報が格納される。
なお、この時点の移動体管理情報において、移動体識別子以外の要素は、全て“Null”である。Nullとは、その要素が存在していないことを示す情報である。例えば、評価情報は“(Null,Null,Null)”である。
次に、4つの距離画像センサ3が、移動体の前後左右に配置され、これら4つの距離画像センサ3から、移動体の前面、後面、左側面、および右側面を撮影した4つの距離画像(以下、前面距離画像、後面距離画像、左側面距離画像、および右側面距離画像と記す場合がある)が出力される。
移動体評価装置1において、受付部12が上記4つの距離画像を受け付け、実寸法情報取得部132は、受け付けられた4つの距離画像を基に、4つの実寸法情報を取得する。なお、距離画像から各種の実測値を取得する方法については、前述したので繰り返さない。ここでは、例えば、左側面距離画像から“全長3895”が、前面距離画像から“全幅1700”が、左側面距離画像から“左ドアの最大径1204”が、左側面距離画像から“右ドアの最大径1200”が取得されたとする。
処理部13は、取得された4つの実測値のうち、“全長3895”および“全幅1700”を用いて、部分識別子“ボディー”、実寸法情報“(全長3895,全幅1700)”、初期寸法情報“(Null,Null)”、寸法差異情報“(Null,Null)”、強度変化情報“Null”および部分評価情報“(Null,Null)”を有する部分評価情報を構成する。
また、処理部13は、“左ドアの最大径1204”を用いて、部分識別子“左ドア”、実寸法情報“最大径1204”、初期寸法情報“Null”、寸法差異情報“Null”、強度変化情報“Null”および部分評価情報“(Null,Null)”を有する部分評価情報を構成する。さらに、処理部13は、“右ドアの最大径1200”を用いて、部分識別子“右ドア”、実寸法情報“最大径1200”、初期寸法情報“Null”、寸法差異情報“Null”、強度変化情報“Null”および部分評価情報“(Null,Null)”を有する部分評価情報を構成する。
そして、処理部13は、取得した上記3つの部分評価情報をID“1”,“2”,“3”に対応付けて蓄積する。これにより、移動体管理情報に、3つの部分情報1〜3が追記される。
次に、初期寸法情報取得部131は、メーカーのサーバから、4つの初期寸法情報を取得する。本例では、“初期全長3900”、“初期全幅1700”、“左ドアの初期最大径1200”、“右ドアの初期最大径1200”が取得されたとする。なお、左右のドアについては、例えば、縦横を取得し、縦横から計算される対角線長を最大径と考えてもよい。
処理部13は、取得された4つの初期値のうち、“初期全長3900”および“初期全幅1700”を用いて、評価情報1が有する初期寸法情報“(Null,Null)”を“(初期全長3900,初期全幅1700)”に更新する。また、“左ドアの初期最大径1200”を用いて、評価情報2が有する初期寸法情報“Null”を初期最大径1200”に更新する。さらに、“右ドアの初期最大径1200”を用いて、評価情報3が有する初期寸法情報“Null”を初期最大径1200”に更新する。
次に、寸法差異情報取得部133は、評価情報1に関し、実寸法情報“(全長3895,全幅1700)”から初期寸法情報(初期全長3900,初期全幅1700)”を減算し、その減算結果を基に、寸法差異情報“(Null,Null)”を“(全長差異−5,全幅差異0)”に更新する。また、評価情報2に関し、実寸法情報“(最大径1204)”から初期寸法情報(初期最大径1200)”を減算し、その減算結果を基に、寸法差異情報“Null”を“最大径差異+4”に更新する。さらに、評価情報3に関し、実寸法情報“(最大径1200)”から初期寸法情報(初期最大径1200)”を減算し、その減算結果を基に、寸法差異情報“Null”を“最大径差異0”に更新する。
次に、評価部135は、評価情報1に関し、寸法差異情報“(全長差異−5,全幅差異0”を基に、寸法に関する評価値を取得する。なお、寸法差異情報を基に寸法に関する評価値を取得する方法につては、前述したので繰り返さない。ここでは、“寸法評価2”が取得されたとする。処理部13は、部分評価情報“(Null,Null)”を“(寸法評価2,Null)”に更新する。
また、評価情報2に関して、“寸法評価値2”が取得され、部分評価情報“(Null,Null)”は“(寸法評価2,Null)”に更新される。さらに、評価情報3に関して、“寸法評価値3”が取得され、部分評価情報“(Null,Null)”は“(寸法評価3,Null)”に更新される。以上で、各部分の寸法に関する評価は完了する。
次に、強度に関する評価を行うべく、4つの強度センサ4が、ボンネット、トランクリッド、左ドア、および右ドアに取り付けられる。移動体は、施設内のテストベンチに乗せられ、テストベンチ上でテスト走行する。4つの強度センサ4からは、ボンネットの実測強度情報、トランクリッドの実測強度情報、左ドアの実測強度情報、および右ドアの実測強度情報が出力される。
移動体評価装置1において、格納部11には、ボンネットの初期強度情報、トランクリッドの初期強度情報、左ドアの初期強度情報、および右ドアの初期強度情報初期強度情報が予め格納されている。強度変化情報取得部134は、4つの強度センサ4からの4つの実測強度情報と、格納されている4つの初期強度情報とを基に、上記3部分の強度変化を算出する。本例では、ボンネットの強度変化情報“1”、トランクリッドの強度変化情報“1”、左ドア強度変化情報“0.92”、および右ドア強度変化情報“1”が取得されたとする。
次に、強度変化情報取得部134は、上記4つの強度変化情報の代表値(本例では、平均値0.98)を取得し、その代表値を、ボディーの強度変化情報“強度比0.98”とする。処理部13は、部分情報1が有する強度変化情報“Null”を“0.98”に更新し、部分情報2が有する強度変化情報“Null”を“0.92”に更新し、部分情報3が有する強度変化情報“Null”を“1”に更新する。
次に、評価部135は、評価情報1に関し、強度変化情報“0.98”を基に、強度に関する評価値を取得する。なお、強度変化情報を基に強度に関する評価値を取得する方法につては、前述したので繰り返さない。ここでは、“強度評価2”が取得されたとする。同様に、評価情報2に関し、“強度評価2”が取得され、評価情報3に関し、“強度評価3”が取得されたとする。
処理部13は、部分情報1が有する部分評価情報“(寸法評価2,Null)”を“(寸法評価2,強度評価3)”に更新し、評価情報2が有する部分評価情報“(寸法評価2,Null)”を“(寸法評価2,強度評価2)”に更新し、評価情報3が有する部分評価情報“(寸法評価3,Null)”を“(寸法評価3,強度評価3)”に更新する。以上で、各部分の強度に関する評価は完了する。
次に、評価部135は、部分情報1が有する部分評価情報“(寸法評価2,強度評価3)”、部分情報2が有する部分評価情報“(寸法評価2,強度評価2)”、および部分情報3が有する部分評価情報“(寸法評価3,強度評価3)”を用いて、まず、3つの寸法評価(2,2,3)から代表値(ここでは、モード“2”)を取得し、これに対応する評価情報“寸法B”を取得する。また、評価部135は、3つの強度評価(2,3,3)から代表値“3”を取得し、これに対応する評価情報“強度A”を取得する。さらに、評価部135は、“寸法B”および“強度A”を基に、“全外B+”を取得する。
処理部13は、評価情報“(Null,Null,Null)”を“(寸法B,強度A,総合B+)”に更新する。以上で、図4に示したような移動体管理情報が完成する。
評価情報出力部141は、上記移動体管理情報を用いて、出力用の評価情報を構成し、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。これにより、ディスプレイには、例えば、図5に示すような評価情報が表示される。この評価情報は、“ボディー評価:寸法2,強度3”、“左ドア評価:寸法2,強度2”,および“右ドア評価:寸法3,強度3”と、“全体評価:寸法B,強度A,総合B+”とを含む。
図構成部136は、上記移動体管理情報と、格納されている移動体図とを用いて、寸法評価が“2”以下である箇所が表出された寸法差異表出図を構成し、図出力部142は、構成された寸法差異表出図をディスプレイを介して出力する。これにより、ディスプレイには、例えば、図6に示すような寸法差異表出図が表示される。この寸法差異表出図では、ボディーの全長に対応する寸法線が太線で強調表示され、また、左ドアがハッチングで強調表示されている。
(変形例1)なお、実施の形態では、距離画像センサ3で、移動体の距離画像を撮影したが、測距までは行わず、例えば、移動体にレーザーを照射して、移動体のシルエットを撮影してもよい。
詳しくは、実寸法情報取得部132は、例えば、一の移動体を挟んで対応する位置に配置され、当該一の移動体に対して前後左右に変位可能な、発光素子列および受光素子列によって、当該一の移動体の1または2以上のシルエットを撮影(例えば、ラスタスキャン)してもよい。発光素子列とは、レーザーを発する1または2以上の発光素子の配列である。受光素子列とは、レーザーを受光する1または2以上の受光素子の配列である。
実寸法情報取得部132は、例えば、発光素子列および受光素子列を、一の移動体に対して、左右に配置し、前後に変位させることによって、移動体の左面または右面からのシルエットを撮影し、当該シルエットの先端および後端の間の水平方向の距離を算出することにより、移動体の全長を取得してもよい。または、例えば、発光素子列および受光素子列を、移動体に対して前から後(または後から前)に一定の速度vで変位させつつ、発光素子列からの光の受光素子列による受光の状態が、受光状態から非受光状態に変化した時(つまり、受光素子列から発光素子列が見えなくなった時点)から、非受光状態から受光状態に変化した時(つまり、受光素子列から発光素子列が再び見えるようになった時点)までの時間t1を取得し、速度vと時間t1を乗算することによっても、移動体の全長を求めることができる。なお、発光素子列および受光素子列は固定され、移動体を移動させてもよいことは言うまでもない。
これに加えて又はこれに代えて、実寸法情報取得部132は、発光素子列および受光素子列を、一の移動体に対して、前後に配置し、左右に変位させることによって、移動体の前面または後面からのシルエットを撮影し、当該シルエットの左端および右端の間の水平方向の距離を算出することにより、移動体の全幅を取得してもよい。なお、例えば、発光素子列および受光素子列を、移動体に対して左から右(または右から左)に一定の速度vで移動させつつ、発光素子列からの光の受光素子列による受光状態が、受光状態から非受光状態に変化した時から、非受光状態から受光状態に変化した時までの時間t2を取得し、速度vと時間t2を乗算することによっても、移動体の全幅を求めることができる。
(変形例2)または、レーザー照射によらず、例えば、通常のイメージセンサ(例えば、スチルカメラ、ビデオカメラ、携帯端末の内蔵カメラ等のカメラ)で、1または2以上の二次元画像を撮影し、二次元画像の解析(例えば、輪郭線検出、角位置情報の取得など)により、実寸法情報を取得してもよく、その取得方法は問わない。
詳しくは、実寸法情報取得部132は、例えば、1または2以上のイメージセンサで、一の移動体を前後左右のうち1以上の面から撮影し、撮影した1以上の画像を用いて、輪郭線検出等を行い、一の画像内における輪郭線で囲まれた領域のサイズ、イメージセンサから移動体までの距離等の情報を用いて、2以上の二次元の角位置情報(例えば、(X1,Y1),(X2,Y2),・・・等)を取得してもよい。
ただし、実寸法情報取得部132は、例えば、一の移動体を異なる角度で撮影した2以上の画像から、画像間の視差等を利用して、各画素の三次元位置情報を取得することにより、三次元の角位置情報を取得してもよい。なお、視差を利用した三次元位置情報の取得は公知技術であり、説明を省略する。
以上、本実施の形態によれば、移動体評価装置1は、一の移動体の1以上の各箇所の実寸法である1以上の実寸法情報を含む移動体情報を受け付け、一の移動体の1以上の各箇所の初期の寸法である1以上の初期寸法情報を取得し、一の移動体の1以上の各箇所ごとに、受け付けた移動体情報に含まれる実寸法情報と、取得した初期寸法情報との差異に関する1以上の寸法差異情報を取得し、取得した1以上の寸法差異情報を用いて、一の移動体に対する評価を示す評価情報を取得し、取得した評価情報を出力することにより、移動体の寸法の変化を基に、移動体を的確に評価できる。例えば、事故車は、寸法が変化している可能性が高いため、事故車である可能性を加味した的確な評価ができる。
また、移動体情報は、1以上の実寸法情報と、一の移動体のボディーの強度の変化に関する強度変化情報とを有し、移動体評価装置1は、1以上の寸法差異情報と強度変化情報とを用いて、一の移動体に対する評価を示す評価情報を取得することにより、移動体の寸法の変化とボディー強度の変化とを基に、移動体をより的確に評価できる。例えば、寸法が変化し、かつボディー強度が低下している移動体については評価を下げる一方、寸法が変化していても、ボディー強度が低下していない移動体については評価を下げないことで、事故車である可能性を加味した評価ができる。
また、移動体評価装置1は、一の移動体の1以上の各箇所の実寸法である1以上の実寸法情報を取得し、取得した1以上の実寸法情報を含む移動体情報を取得することにより、実寸法情報の入力の手間が省けるので、簡単に評価が行える。
また、移動体評価装置1は、一の移動体の2以上の角の位置を示す2以上の角位置情報を取得し、2以上の角位置情報を用いて、1以上の各箇所の実寸法である1以上の実寸法情報を取得することにより、実寸法情報を効率的に取得できる。
また、1以上の箇所は、ボディー、ドア、ボンネット、トランクリッドのうち1以上を含むことにより、移動体評価装置1は、事故等で寸法が変化し易い箇所の実寸法情報を取得できる。
また、移動体評価装置1は、一の移動体にレーザーを照射することにより、1以上の実寸法情報を取得することにより、精度の高い実寸法情報を取得できる。
また、移動体評価装置1は、一の移動体を撮影した1以上の距離画像を用いて、1以上の実寸法情報を取得することにより、三次元の実寸法情報を取得できる。特に、一の移動体にレーザーを照射して当該移動体を撮影した1以上の距離画像を用いて、1以上の実寸法情報を取得することにより、精度の高い三次元の実寸法情報を取得できる。
また、移動体評価装置1は、一の移動体を、少なくとも前後左右の4面から撮影した、少なくとも4つの距離画像を用いて、1以上の実寸法情報を取得することにより、三次元の実寸法情報を効率的に取得できる。
また、移動体評価装置1は、一の移動体の1以上の部分の強度を示す強度情報を取得し、強度情報を用いて1以上の強度変化情報を取得し、取得した1以上の強度変化情報を含む移動体情報を取得することにより、強度変化情報の入力の手間が省けるので、簡単に評価が行える。
また、移動体図格納部111に、一の移動体に関する図である移動体図が格納されており、移動体評価装置1は、取得した1以上の各箇所の寸法差異情報を用いて、初期の寸法と実寸法とに差がある箇所が移動体図の上で認識可能な図である寸法差異表出図を構成し、構成した寸法差異表出図を出力することにより、移動体における寸法が変化した箇所の直感的な認識を支援できる。
また、移動体の種類ごとに移動体図が格納されており、移動体評価装置1は、取得した1以上の各箇所の寸法差異情報を用いて、初期の寸法と実寸法とに差がある箇所が一の移動体の種類に対応する移動体図の上で認識可能な図である寸法差異表出図を構成することにより、各種の移動体における寸法変化箇所の直感的な認識を支援できる。
また、移動体評価装置1は、取得した2以上の寸法差異情報を用いて、一の移動体の部分ごとの評価を示す2以上の部分評価情報を有する評価情報を取得することにより、移動体を2以上の各部分ごとに評価できる。
また、移動体評価装置1は、取得した1以上の寸法差異情報を用いて、寸法に関する評価を示す寸法特性評価情報を含む2以上の特性ごとの評価を有する評価情報を取得することにより、移動体を2以上の各特性ごとに評価できる。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現してもよい。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布してもよい。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布してもよい。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。
なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、一の移動体の1以上の各箇所の実寸法である1以上の実寸法情報を含む移動体情報を受け付ける受付部12と、前記一の移動体の1以上の各箇所の初期の寸法である1以上の初期寸法情報を取得する初期寸法情報取得部131と、前記一の移動体の1以上の各箇所ごとに、前記受付部12が受け付けた移動体情報に含まれる実寸法情報と、前記初期寸法情報取得部131が取得した初期寸法情報との差異に関する1以上の寸法差異情報を取得する寸法差異情報取得部133と、前記寸法差異情報取得部133が取得した1以上の寸法差異情報を用いて、前記一の移動体に対する評価を示す評価情報を取得する評価部135と、前記評価部135が取得した評価情報を出力する評価情報出力部141として機能させるためのプログラムである。
(実施の形態2)
図7は、本実施の形態における情報システムBのブロック図である。情報システムBは、情報処理装置10、1または2以上の端末装置20、サーバ装置30、および1または2以上のユーザ端末40を備える。情報処理装置10は、例えば、LANやインターネット等のネットワーク、無線または有線の通信回線などを介して、1以上の端末装置20、サーバ装置30、および1以上のユーザ端末40の各々と通信可能に接続される。
情報処理装置10は、例えば、情報システムBを運営する運営組織のサーバである。運営組織は、例えば、自動車を取り扱う自動車取扱業者(例えば、販売業者、仲介業者、仲介サイトの運営者等)でもよいし、1または2以上の自動車取扱業者が所属する団体でもよいし、車検証等の情報を提供する情報提供機関でもよく、その種類は問わない。サーバは、例えば、運営組織内のサーバであるが、クラウドサーバやASPサーバ等でもよく、そのタイプや所在は問わない。
自動車とは、原動機を用い、かつレールまたは架線によらないで運転する車である。自動車は、通常、四輪車あるが、二輪車(つまり、バイク)でもよい。なお、自動車は、例えば、船舶や航空機等も含む移動体と考えてもよく、広く解し得る。また、自動車は、通常、中古車であるが、新車でもよい。
端末装置20は、受付情報を受け付け、情報処理装置10に送信する端末である。なお、受付情報については、後述する。端末とは、例えば、携帯端末であるが、固定端末でもよく、そのタイプは問わない。なお、携帯端末は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話機、ノートPC等であるが、携帯可能な端末であれば、その種類は問わない。固定端末は、例えば、据え置き型のPCであるが、その種類は問わない。
端末装置20は、例えば、自動車取扱業者の端末であるが、情報提供機関等の端末でもよく、その所属は問わない。
ただし、端末装置20は、例えば、受け付けおよび送信等の機能を有するカード5でもよい。なお、カード5については後述する。または、端末装置20は、例えば、受付情報が格納されたカードから、当該受付情報を読み取る読み取り機を有する端末でもよい。
サーバ装置30は、自動車関連情報またはユーザ関連情報のうち1種類以上の情報が格納されたサーバである。なお、自動車関連情報およびユーザ関連情報については後述する。サーバ装置30は、例えば、自動車関連情報等の情報を管理する役所(例えば、国土交通省、陸運局等)または当該情報の提供を行う情報提供機関(例えば、自動車検査登録情報協会等)等のサーバであるが、自動車の修復歴等が格納された修理工場のサーバや、ユーザの運転歴(例えば、無事故・無違反の情報等)が格納された自動車安全運転センターのサーバなどでもよく、そのタイプや所在は問わない。
ユーザ端末40とは、ユーザの端末である。ユーザは、情報システムBを利用する利用者であり、例えば、自動車を購入する人である。なお、ユーザについては後述する。ユーザ端末40は、例えば、携帯端末であるが、据え置き型のPC等でもよく、そのタイプは問わない。
情報処理装置10は、格納部101、受付部102、受信部103、処理部104、出力部105、および送信部106を備える。格納部101は、販売自動車情報格納部1011を備える。処理部104は、登録情報取得部1041、評価部1042、および評価結果利用処理部1043を備える。
端末装置20は、端末格納部201、端末受付部202、端末処理部203、端末送信部204、端末受信部205、および端末出力部206を備える。
サーバ装置30は、サーバ格納部301、サーバ受信部302、サーバ処理部303、およびサーバ送信部304を備える。
ユーザ端末40は、ユーザ格納部401、ユーザ受付部402、ユーザ処理部403、ユーザ送信部404、ユーザ受信部405、およびユーザ出力部406を備える。
情報処理装置10を構成する格納部101は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、後述する販売自動車情報である。なお、その他の情報については、適時説明する。
販売自動車情報格納部1011には、販売自動車情報が格納される。販売自動車情報とは、販売される自動車に関する情報である。販売自動車情報は、例えば、自動車情報、および後述する評価結果を有する。
自動車情報とは、一の自動車に関する情報である。自動車情報は、自動車識別子を含む。自動車識別子とは、自動車を識別する情報である。自動車識別子は、例えば、ナンバープレートの番号(例えば、自動車登録番号)、車体の番号(例えば、車台番号)等であるが、自動車を識別し得る情報であれば何でもよい。
また、自動車情報は、例えば、車名を含んでいてもよく、その構造は問わない。なお、車名とは、自動車の名称である。車名は、例えば、グレード、排気量等に関する情報を含んでいてもよく、その形式は問わない。
さらに、自動車情報は、例えば、サイズ情報または強度情報のうち1以上の情報も含むことは好適である。サイズ情報とは、自動車のサイズ(例えば、ボディーやパーツの寸法)を特定する情報である。強度情報とは、自動車の強度を特定する情報である。なお、サイズおよび強度については、実施の形態1で説明したので繰り返さない。
自動車情報は、具体的には、例えば、車検証情報でもよい。車検証情報とは、自動車の車検証に関する情報である。車検証情報は、例えば、自動車識別子、所有者情報、使用者情報、サイズ情報などを含む。所有者情報とは、自動車の所有者に関する情報である。所有者情報は、例えば、所有者の氏名又は名称、住所などを含む。使用者情報とは、自動車の使用者に関する情報である。使用者情報は、例えば、使用者の氏名又は名称、住所などを含む。なお、使用者情報と所有者情報とは、同じ情報でもよい。その場合、使用者情報または所有者情報の一方は、省略されてもよい。
また、車検証情報は、例えば、登録年月日、初回登録年月、車名、種別、用途等も含んでいてもよく、その構造は問わない。登録年月日とは、自動車が登録された年月日である。なお、一の自動車が2回以上登録された場合における登録年月日は、直近の登録の年月日である。一の自動車が2回以上登録された場合とは、例えば、車検証が再発行され、当該再発行された車検証に関する車検証情報が登録された場合である。
初回登録年月とは、一の自動車が2回以上登録された場合における、初回の登録の年月である。車名とは、自動車の名称である。種別とは、自動車の大きさ等に基づく分類あり、例えば、普通、小型等であるが、その分類方法は問わない。用途とは、自動車の使い道に基づく分類であり、例えば、乗用、貨物等であるが、その分類方法は問わない。
販売自動車情報が有する自動車情報は、例えば、車検証情報の一部のみを含み、その他の部分を含まなくてもよい。詳しくは、例えば、車検証情報が、自動車識別子、所有者情報、使用者情報、サイズ情報、登録年月日、初回登録年月、車名、種別、および用途を含む場合、一部とは、例えば、自動車識別子、登録年月日、初回登録年月、および車名であり、その他の部分とは、所有者情報、使用者情報、サイズ情報、種別、および用途であってもよい。
または、一部は、例えば、自動車識別子、所有者情報、初回登録年月、および車名であり、その他の部分は、登録年月日、所有者情報、使用者情報、サイズ情報、種別、および用途であってもよく、その内訳は問わない。
評価結果とは、自動車を評価した結果である。評価結果は、例えば、後述する評価部1042が自動車を評価した結果であるが、人手で入力された評価結果でもよい。
評価結果は、例えば、1または2以上の評価値、および後述する査定額を有する。評価値とは、自動車の評価を示す数値である。評価結果が有する1以上の評価値は、例えば、サイズに関する評価値、強度に関する評価値といった特性ごとの評価値、特性ごとの評価値に基づく総合的な評価値などであるが、その種類は問わない。なお、これらの評価値については、実施の形態1で説明したので繰り返さない。評価結果は、例えば、実施の形態1で説明した各種の評価値を含むことは好適であるが、含まなくてもよい。
評価結果は、例えば、自動車関連情報または自動車情報のうち1以上の情報を用いて取得された1以上の評価値を含む。自動車関連情報等に基づく評価値は、例えば、危険度でもよい。危険度とは、自動車の危険の度合いである。危険度は、例えば、リスクの大きさと言ってもよい。
本実施の形態でいう危険とは、査定額に影響する危険である。査定額に影響する危険とは、査定額を下げる要因といってもよい。査定額を下げる要因は、例えば、強度の低下、抵当権の設定等の事象であるが、結果として査定額が下がる事象であれば、その種類は問わない。
危険度は、例えば、査定額を下げる要因(危険の種類といってもよい)と、査定額が下がる可能性の大小(危険の有無といってもよい)とで表現される。または、危険度は、例えば、査定額を下げる要因と、査定額の下落幅(−X万円、−Y%等)とで表現されてもよい。または、危険度は、例えば、査定額を下げる要因の有無または要因の数などで表現されてもよく、その形式は問わない。
危険度は、例えば、物理的な危険度(例えば、事故に伴う強度低下の可能性の大小など)であるが、経済的な危険度(例えば、抵当権の設定に伴う損害発生の可能性)でもよいし、盗難車の可能性などでもよく、危険度の種類は問わない。
危険度は、具体的には、例えば、“事故歴:有”、“事故歴:無”、“抵当権の設定:有”、“盗難車の可能性あり”、“強度低下:危険度1”、“価格下落:10%”等で表現されてもよく、その形式は問わない。なお、事故歴は、例えば、修復歴と考えても構わない。
または、評価結果は、例えば、事故歴に基づく評価値の変化を含んでいてもよい。事故歴に基づく評価値の変化とは、例えば、事故歴の有無に基づく強度評価の変化でもよい。事故歴の有無に基づく強度評価の変化とは、例えば、“事故歴:無”に基づく“強度評価:±0”、“事故歴:有”に基づく“強度評価:−1”等であるが、その形式は問わない。ただし、事故歴に基づく評価値の変化は、例えば、事故歴の有無を示す情報でも構わない。
さらに、評価結果は、例えば、抵当権の設定の有無等に基づく評価値の変化(例えば、“評価値:−2”等)を含んでいてもよく、その構造は問わない。ただし、抵当権の設定の有無等に基づく評価値の変化は、例えば、抵当権の設定の有無を示す情報でも構わない。
または、評価結果は、例えば、ユーザ関連情報またはユーザ情報のうち1以上の情報を用いて取得された1以上の評価値を含んでもよい。ユーザ関連情報等に基づく評価値とは、例えば、盗難車の可能性の有無を示す情報である。盗難車の可能性の有無は、例えば、ユーザ関連情報およびユーザ情報を用いて判断される。詳しくは、例えば、ユーザ情報に対応するユーザと、ユーザ関連情報に対応するユーザとが予め決められた条件を満たすか否かで、盗難車の可能性の有無が判断されてもよい。
査定額とは、自動車を査定した金額である。査定額は、例えば、基本額と、1以上の評価値とを用いて算定される。基本額とは、自動車の基本的な査定額である。基本額は、例えば、車名、年式等を基に算出される。
受付部102は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、後述する受付情報である。また、受付部102は、例えば、販売自動車情報出力指示、評価結果出力指示、査定額出力指示なども受け付ける。販売自動車情報出力指示とは、販売自動車情報の出力の指示である。販売自動車情報出力指示は、通常、自動車識別子を有する。評価結果出力指示とは、評価結果の出力の指示であり、通常、自動車識別子を有する。査定額出力指示とは、査定額の出力の指示である。査定額出力指示は、通常、自動車識別子を有する。ただし、自動車が1台しかない場合、評価結果出力指示等は、自動車識別子を有さなくてもよい。
受付部102は、受付情報等の情報を、通常、端末装置20から端末識別子と対に受信するが、例えば、キーボードやマウスやタッチパネル等の入力デバイスを介して受け付けてもよいし、受付情報等の情報が記録された記録媒体から、当該受付情報等の情報を読み出してもよく、その受け付けの態様は問わない。
端末識別子とは、端末装置20を識別する情報である。端末識別子は、例えば、MACアドレスやIPアドレス等のアドレス、IDなどであるが、端末装置20を識別し得る情報であれば何でもよい。ただし、情報システムBを構成する端末装置20の数が1つだけの場合、端末識別子は送受信されなくてもよい。
受付情報とは、評価の対象となる自動車に関して受け付けられる情報である。受付情報は、通常、端末装置20によって受け付けられるが、例えば、後述するカード5によって受け付けられてもよいし、タッチパネル等の入力デバイスを介して受け付けられてもよく、その受付手段は問わない。
受付情報は、通常、自動車情報を有する。受付情報は、例えば、自動車情報とユーザ情報とを有することは好適であるが、ユーザ情報のみを有し、自動車情報を有さなくてもよい。なお、受付情報が有する自動車情報は、販売自動車情報が有する自動車情報の全部でなくてもよい。受付情報が有する自動車情報は、例えば、自動車識別子のみでも構わない。
ユーザ情報とは、自動車のユーザに関する情報である。自動車のユーザとは、通常、自動車を所有する所有者であるが、例えば、自動車を使用する使用者でもよいし、自動車を購入する購入者でもよいし、自動車を売却する売却者でもよい。一のユーザが、所有者、使用者、購入者、または売却者のいずれにもなり得る、といってもよい。また、自動車のユーザは、ユーザ端末40のユーザでもある。
ユーザ情報は、ユーザ識別子を含む。ユーザ識別子とは、ユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、例えば、氏名・住所、メールアドレス、電話番号、IDなどであるが、ユーザ端末識別子でもよく、ユーザを識別し得る情報であれば何でもよい。ユーザ端末識別子とは、ユーザ端末40を識別する情報である。ユーザ端末識別子は、例えば、MACアドレスやIPアドレス等のアドレス、IDなどであるが、ユーザ端末40を識別し得る情報であれば何でもよい。
また、ユーザ情報は、例えば、生年月日、性別などの情報を含んでいてもよく、その構造は問わない。
受付部102は、通常、受付情報を受け付けた端末装置20から、当該受付情報を受信する。つまり、例えば、端末装置20が、自動車情報とユーザ情報とを受け付け、当該自動車情報と当該ユーザ情報とを有する受付情報を情報処理装置10に送信し、情報処理装置10の受付部102は、こうして端末装置20から送信された受付情報を受信する。
または、受付部102は、例えば、自動車情報とユーザ情報とが記録されたカードから、当該自動車情報と当該ユーザ情報とを有する受付情報を受信してもよい。詳しくは、カードが、例えば、自動車情報とユーザ情報とが記録された記録媒体と、通信モジュールとを有しており、当該自動車情報と当該ユーザ情報とを有する受付情報を、通信モジュールを介して情報処理装置10に送信し、情報処理装置10の受付部102は、こうしてカードから送信された受付情報を受信してもよい。
なお、自動車情報とユーザ情報とを有する受付情報は、例えば、予めカードに記録されていてもよいし、または、外部の端末(例えば、役所や情報提供機関等の端末)によって受け付けられ、カードに蓄積されてもよい。
または、例えば、後述するカード5のように、カード自身が、タッチパネル等の入力デバイスと、半導体メモリ等の記録媒体を含むICチップとを有しており、自動車情報とユーザ情報とを入力デバイスを介して受け付け、当該自動車情報と当該ユーザ情報とを有する受付情報を記録媒体に蓄積してもよい。この種のカードは、記録媒体に格納されている受付情報を、通信モジュールを介して情報処理装置10に送信し、情報処理装置10の受付部102は、当該カードから送信された受付情報を受信してもよい。
また、カードは、例えば、上記のようにして受付情報を記録媒体に蓄積した後、受付情報を送信する旨の指示を入力デバイスを介して受け付けた場合に、記録媒体に格納されている受付情報を情報処理装置10に送信してもよい。こうして、カードから受付情報が1または2回以上送信され、受付部102は、当該受付情報を1または2回以上受信してもよい。
なお、上記のようなカードの機能は、例えば、スマートフォン等の携帯端末によって実現されてもよい。つまり、カードは、携帯端末でもよいし、携帯端末によって実現される仮想的なカードと考えることもできる。
ただし、カードは、記録媒体を有するカードであれば、その形状や実現手段は問わない。例えば、カードが有する記録媒体は、磁気ストライプでもよく、その種類は問わない。カードは、例えば、磁気ストライプまたはICチップのうち1以上のみを有し、通信モジュールを有さないカードでもよい。この場合、例えば、端末装置20が、カードに記録されている情報を読み取る読取機を有し、カードから受付情報を読取機で読み取り、情報処理装置10に送信してもよい。受付部102は、こうして端末装置20によってカードから読み取られ、送信された受付情報を受信してもよい。
または、受付部102は、例えば、ユーザにより選択された自動車の一の自動車情報とユーザ情報とを含む受付情報をカードから受信してもよい。詳しくは、カードには、2以上の自動車の自動車情報とユーザ情報とが格納されており、カードは、ユーザによる一の自動車の選択を受け付け、選択された当該一の自動車の自動車情報とユーザ情報とを有する受付情報を構成し、情報処理装置10に送信してもよい。情報処理装置10の受付部102は、こうしてカードから送信された受付情報を受信する。
なお、上記のような、1または2以上の車検証情報とユーザ情報とが記録されたカードは、例えば、車検証カードと言ってもよい。また、車検証カードは、例えば、運転免許証と兼用でもよい。つまり、カードは、1以上の車検証情報とユーザ情報とが記録されたカードであり、かつ運転免許情報が表出したカードでもよい。
運転免許情報とは、運転免許に関する情報である。運転免許情報は、例えば、許可情報を含む。許可情報とは、自動車の運転を許可するための条件といってもよい。運転免許情報は、例えば、住所・氏名、有効期限、種類情報などを有するが、その構造は問わない。なお、種類情報とは、運転が許可された自動車の種類(例えば、普通、大型等)を示す情報である。
受信部103は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、購入指示、登録情報などである。購入指示とは、自動車を購入する旨の指示である。購入指示は、通常、自動車識別子と、ユーザ識別子とを有する。ただし、自動車が1台のみの場合、購入指示は、自動車識別子を有さなくてもよい。また、例えば、ユーザ端末40が1つしかない場合、購入指示は、ユーザ識別子を有さなくてもよい。
受信部103は、通常、ユーザ端末40から購入指示を受信する。ただし、受信部103は、例えば、カード5等のカードから購入指示を受信してもよく、受信部103が受信する購入指示の送信元は問わない。
処理部104は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、登録情報取得部1041、評価部1042、および評価結果利用処理部1043などの処理である。
また、処理部104は、例えば、購入処理も行う。購入処理とは、自動車の購入に関する処理である。処理部104は、例えば、受信部103がユーザ端末40から購入指示を受信したことに応じて購入処理を実行し、購入処理結果を取得する。購入処理結果とは、購入処理の結果に関する情報である。購入処理結果は、例えば、当該購入指示に含まれるユーザ識別子で識別されるユーザが、当該購入指示に含まれる自動車識別子で識別される自動車の所有者となった旨の情報などを有するが、その構造は問わない。
さらに、処理部104は、例えば、フローチャートで説明する各種の判別などの処理も行う。加えて、処理部104は、例えば、実施の形態1における処理部13等と同様の動作を行ってもよい。
登録情報取得部1041は、受付部102が受け付けた受付情報に含まれる自動車識別子を用いて、サーバ装置30から登録情報を取得する。
詳しくは、登録情報取得部1041は、例えば、後述する送信部106を介して、受付情報に含まれる自動車識別子を有する登録情報送信指示をサーバ装置30に送信し、サーバ装置30から登録情報を受信してもよい。登録情報送信指示とは、登録情報の送信の指示である。登録情報送信指示は、通常、自動車識別子を有するが、例えば、自動車が1台のみの場合、自動車識別子を有さなくてもよい。
登録情報とは、受付情報に含まれる自動車識別子で識別される自動車に関して登録されている情報である。登録情報は、例えば、前述した車検証情報であるが、当該自動車に関して登録されている情報であれば、その種類は問わない。また、情報の登録先は、例えば、役所や情報提供機関等であるが、どこでもよい。
登録情報は、通常、自動車関連情報を有する。登録情報は、例えば、自動車関連情報とユーザ関連情報とを有することは好適であるが、ユーザ関連情報のみを有し、自動車関連情報を有さなくてもよい。
自動車関連情報とは、受付情報に含まれる自動車識別子で識別される自動車に関する情報である。自動車関連情報は、例えば、受付情報が有する自動車情報の全部または一部を含んでいてもよい。また、自動車関連情報は、例えば、販売自動車情報が有する自動車情報の全部または一部を含んでいてもよい。さらに、自動車関連情報は、通常、受付情報が有する自動車情報または販売自動車情報が有する自動車情報のいずれの自動車情報にも含まれていない情報を含む。
具体的には、例えば、受付情報が有する自動車情報は、自動車識別子のみを含み、販売自動車情報が有する自動車情報は、車検証情報の一部のみを含み、自動車関連情報は、車検証情報の他の部分を含んでもよい。
また、自動車関連情報は、例えば、車検証情報に含まれていない情報をも含んでいてもよい。車検証情報に含まれていない情報とは、例えば、事故歴、修復歴、抵当権の設定に関する情報などであるが、その種類は問わない。
ユーザ関連情報とは、受付情報に含まれる自動車識別子で識別される自動車のユーザに関する情報である。ユーザ関連情報は、例えば、受付情報が有するユーザ情報の全部または一部を含んでいてもよい。また、ユーザ関連情報は、通常、受付情報が有するユーザ情報には含まれていない情報を含む。
具体的には、例えば、受付情報が有するユーザ情報は、ユーザ識別子のみを含み、ユーザ関連情報は、例えば、車検証情報に含まれる所有者情報と使用者情報を含んでいてもよい。
なお、ユーザ関連情報は、例えば、車検証情報に含まれていない情報をも含んでいてもよい。車検証情報に含まれていない情報とは、例えば、年齢、性別、運転歴などであってもよい。
自動車関連情報は、例えば、再交付関連情報を有していてもよい。再交付関連情報とは、車検証が再交付か否かを判断できる情報である。再交付関連情報は、例えば、車検証が再交付か否かを示す情報である。
または、再交付関連情報は、例えば、車検証情報が有する登録年月日と初回登録年月の組でもよい。登録年月日の年月と初回登録年月とが一致する場合は、車検証が再交付でないと判断され、一致しない場合は、車検証が再交付であると判断される。ただし、再交付関連情報は、車検証が再交付か否かを判断できる情報であれば何でもよい。
自動車関連情報は、例えば、抵当権関連情報を有していてもよい。抵当権関連情報とは、自動車に抵当権が設定されているか否かを判断できる情報である。抵当権関連情報は、例えば、自動車に抵当権が設定されているか否かを示す情報である。
または、抵当権関連情報は、例えば、車検証情報が有する所有者情報と使用者情報の組であってもよい。使用者情報の示す使用者が、所有者情報の示す所有者と異なり、かつ所有者が販売業者である場合、抵当権が設定されていると判断され、そうでない場合は、抵当権が設定されていないと判断される。ただし、抵当権関連情報は、自動車に抵当権が設定されているか否かを判断できる情報であれば何でもよい。
評価部1042は、登録情報取得部1041が取得した登録情報が有する自動車関連情報とユーザ関連情報との少なくとも一方の情報を用いて、受付部102が受け付けた受付情報が有する自動車情報に含まれる自動車識別子で識別される自動車に対する評価を行い、評価結果を取得する。
評価結果を取得することは、例えば、1以上の評価値を取得し、当該取得した1以上の評価値等を用いて査定額をも取得し、当該1以上の評価値および当該査定額を含む評価結果を取得することである。ただし、評価結果は、取得された1以上の評価値および査定額のうち一部(例えば、査定額のみ)を含んでもよい。
評価部1042は、例えば、取得された登録情報が有する自動車関連情報を用いて、受付情報が有する自動車情報に含まれる自動車識別子で識別される自動車に対する評価を行い、自動車関連情報等に基づく1以上の評価値を取得する。そして、評価部1042は、当該取得した1以上の評価値に基づく査定額をも取得し、当該1以上の評価値および当該査定額を含む評価結果を取得する。
または、評価部1042は、例えば、取得された登録情報が有するユーザ関連情報と、受付情報が有するユーザ情報とを用いて、当該自動車が盗難車である可能性についての評価を行い、盗難車である可能性に関する評価値を取得してもよい。そして、評価部1042は、当該取得した評価値を基に査定額を取得し、当該評価値と当該査定額とを含む評価結果を取得してもよい。
または、評価部1042は、例えば、取得された登録情報が有する自動車関連情報を用いて、受付情報が有する自動車情報に含まれる自動車識別子で識別される自動車に対する評価を行い、自動車関連情報等に基づく1以上の評価値を取得し、さらに、当該登録情報が有するユーザ関連情報と、当該受付情報が有するユーザ情報とを用いて、当該自動車が盗難車である可能性についての評価をも行い、盗難車である可能性に関する評価値を取得してもよい。そして、評価部1042は、自動車関連情報等に基づく1以上の評価値と、盗難車である可能性に関する評価値とを基に査定額を取得し、自動車関連情報等に基づく1以上の評価値、盗難車である可能性に関する評価値、および査定額を含む評価結果を取得してもよい。
詳しくは、自動車関連情報は、例えば、車検証情報を構成するサイズ情報、登録年月日、初回登録年月、車名、種別、用途などの情報を含む。また、自動車関連情報は、例えば、事故歴、修復歴に関する情報を含む。また、自動車関連情報は、例えば、再交付関連情報を有する。また、自動車関連情報は、例えば、抵当権関連情報を有する。
ユーザ関連情報は、例えば、車検証情報を構成する所有者情報、使用者情報などを含む。なお、ユーザ関連情報は、例えば、年齢、性別などの情報も含んでいてもよい。
評価部1042は、例えば、取得された登録情報の一部または全部を用いて、受付情報が有する自動車情報に含まれる自動車識別子で識別される自動車の危険度を取得し、当該危険度を示す評価値を取得する。
危険度は、前述したように、例えば、物理的な危険度であり、物理的な危険度は、例えば、事故による強度低下の可能性の大小であってもよい。詳しくは、例えば、格納部101に、“事故歴:有”と“強度低下の可能性:大”との対、および“事故歴:無”と“強度低下の可能性:小”との対が格納されており、取得された登録情報が“事故歴:有”を含む場合に、評価部1042は、“強度低下の可能性:大”を含む評価結果を取得してもよい。また、登録情報が“事故歴:有”を含む場合には、評価部1042は、“強度低下の可能性:小”を含む評価結果を取得してもよい。
または、例えば、格納部101に、サイズ情報または強度情報のうち以上の情報と、危険度との対の集合が格納されている。サイズ情報または強度情報のうち以上の情報とは、例えば、実施の形態1で説明した強度変化情報または寸法差異情報のうち1以上の情報であってもよい。
具体的には、格納部101に格納されている集合が、例えば、強度変化情報と危険度との対の集合である場合、処理部104が、取得された登録情報に含まれる初期強度情報と強度センサによる実測強度情報とを用いて強度変化情報を取得し、評価部1042は、当該取得された強度変化情報と対になる危険度を取得してもよい。
強度変化情報と危険度との対は、例えば、強度変化情報“0.98”と危険度“1”との対、強度変化情報“0.95”と危険度“2”との対などであり、処理部104が、登録情報に含まれる初期強度情報と強度センサによる実測強度情報とを基に強度変化情報“0.95”を取得した場合、評価部1042は、当該取得された強度変化情報と対になる危険度“2”を取得し、“強度低下による危険度2”を示す評価値を取得してもよい。
なお、物理的な危険度は、例えば、タイヤの摩耗等の部品の劣化による事故の危険度などでもよく、その種類は問わない。例えば、格納部101に、タイヤの溝の深さと事故の危険度との対の集合が格納されており、受付情報を構成する自動車情報には、タイヤの溝の深さが含まれており、評価部1042は、当該溝の深さと対になる事故の危険度を取得してもよい。
または、危険度は、経済的な危険度であり、経済的な危険度は、例えば、抵当権の設定による損失発生の可能性の有無であってもよい。詳しくは、例えば、格納部101に、“抵当権の設定:有”と“抵当権設定による損失発生の可能性あり”との対、および“抵当権の設定:無”と“抵当権設定による損失発生の可能性なし”との対が格納されており、取得された登録情報が“抵当権の設定:有”を含む場合に、評価部1042は、危険度“抵当権設定による損失発生の可能性あり”を含む評価結果を取得してもよい。また、登録情報が“抵当権の設定:無”を含む場合には、評価部1042は、“抵当権設定による損失発生の可能性なし”を含む評価結果を取得してもよい。
ただし、危険度は、例えば、盗難車である可能性の有無または大小であってもよい。詳しくは、評価部1042は、例えば、受付情報が有するユーザ情報と登録情報が有するユーザ関連情報とを比較し、当該ユーザ情報に対応する人物と当該ユーザ関連情報に対応する人物とが予め決められた関係にあるか否かを判断し、当該判断結果に対応する評価結果を取得してもよい。
予め決められた関係は、例えば、“同一人物であること”であり、当該ユーザ情報に対応する人物と当該ユーザ関連情報に対応する人物とが、かかる条件を満たさない(つまり、同一人物でない)と判断される場合に、評価部1042は、“盗難車である可能性あり”を示す評価値を取得する。なお、当該2人の人物が同一人物であると判断される場合には、例えば、“盗難車である可能性なし”を示す評価値が取得されてもよいし、何ら評価値が取得されなくてもよい。
または、予め決められた関係は、例えば、“同一人物であること又は所有者と使用者の関係であること”でもよい。評価部1042は、当該ユーザ情報に対応する人物と当該ユーザ関連情報に対応する人物とが、かかる条件を満たさない(つまり、同一人物でなく、かつ所有者と使用者の関係でもない)場合に、“盗難車である可能性大”を示す評価値を取得する。なお、当該2人の人物が同一人物であるか、または所有者と使用者の関係である場合には、例えば、“盗難車である可能性小”を含む評価結果が取得されてもよいし、何ら評価結果が取得されなくてもよい。ただし、当該2人の人物が、同一人物ではないが、所有者と使用者の関係である場合、評価部1042は、“所有者と使用者は別人”を含む評価結果を取得してもよい。
ただし、危険度は、例えば、危険の大きさに応じた値(例えば、“危険度1”や“危険度2”、“価格下落:10%”や“価格下落:30%”)で表現されてもよく、その形式は問わない。
または、登録情報を構成する自動車関連情報は、例えば、事故歴関連情報を有しており、評価部1042は、当該事故歴関連情報が“事故歴:有”を示す場合は、当該“事故歴:有”を示す評価値を取得し、当該事故歴関連情報が“事故歴:無”を示す場合は、当該“事故歴:無”を示す評価値を取得してもよい。
または、例えば、格納部101に、“事故歴:有”と“強度評価:−1”との対、および“事故歴:無”と“強度評価:+1”との対が格納されており、評価部1042は、事故歴関連情報が“事故歴:有”を示す場合は、これと対になる“強度評価:−1”を示す評価値を取得し、事故歴関連情報が“事故歴:無”を示す場合は、これと対になる“強度評価:+1”を示す評価値を取得してもよい。
または、登録情報を構成する自動車関連情報は、例えば、抵当権関連情報を有しており、評価部1042は、当該抵当権関連情報が“抵当権の設定:有”を示す場合は、当該“抵当権の設定:有”を示す評価値を取得し、当該抵当権関連情報が“抵当権の設定:無”を示す場合は、当該“抵当権の設定:無”を示す評価値を取得してもよい。
または、例えば、格納部101に、“抵当権の設定:有”と“価格下落:10%”との対、および“抵当権の設定:無”と“価格下落:0%”との対が格納されており、評価部1042は、抵当権関連情報が“抵当権の設定:有”を示す場合は、“抵当権の設定:有”と対になる“価格下落:10%”を示す評価値を取得し、抵当権関連情報が“抵当権の設定:無”を示す場合は、“抵当権の設定:無”と対になる“価格下落:0%”を示す評価値を取得してもよい。
または、登録情報を構成する自動車関連情報は、例えば、車検証が再交付か否かを示す再交付関連情報を有しており、評価部1042は、当該再交付関連情報が、車検証が再交付であることを示す場合に、車検証が再交付である旨を示す評価値を取得し、車検証が再交付でないことを示す場合には、車検証が再交付でない旨を示す評価値を取得してもよい。
または、例えば、再交付関連情報は、登録年月日と初回登録年月の組であり、評価部1042は、登録年月日の年月と初回登録年月とが一致するか否かを判断し、一致すると判断される場合に、車検証が再交付でない旨の評価値を取得し、一致しない場合と判断される場合には、車検証が再交付である旨の評価値を取得してもよい。
または、評価部1042は、例えば、ユーザ情報とユーザ関連情報とを比較し、ユーザ情報に対応する人物とユーザ関連情報に対応する人物とが予め決められた関係にあるか否かを判断し、判断結果に対応する評価値を取得する。判断結果に対応する評価値を取得することは、例えば、判断結果が肯定的である(つまり、予め決められた関係にあると判断される)場合は“盗難車の可能性:なし”を示す評価値を取得し、判断結果が否定的である(つまり、予め決められた関係にないと判断される)場合は“盗難車の可能性:あり”を示す評価値を取得することであってもよい。
なお、例えば、ユーザ関連情報が年齢を含む場合、格納部101には、例えば、年齢と評価値との対の集合(例えば、“25歳未満”と“−1”との対、“40歳以上55歳未満”と“+1”の対など)が格納されており、評価部1042は、ユーザ関連情報に含まれる年齢(例えば、“45歳”)と対になる評価値(例えば、“年齢:+1”)を取得してもよい。
または、例えば、ユーザ関連情報が年齢を含む場合、格納部101には、例えば、性別と評価値との対の集合(例えば、“女性”と“+1”、“男性”と“±0”との対など)が格納されており、評価部1042は、ユーザ関連情報に含まれる性別(例えば、“女性”)と対になる評価値(例えば、“性別:+1”)を取得してもよい。
または、例えば、ユーザ関連情報が運転歴を含む場合、格納部101には、運転歴と評価値との対の集合(例えば、“無事故・無違反”と“+1”との対、“無事故”と“±0”との対、“事故あり”と“−1”との対など)が格納されており、評価部1042は、ユーザ関連情報に含まれる運転歴(例えば、“無事故・無違反”)と対になる評価値(例えば、“運転歴:+1”等)を取得してもよい。
または、評価部1042は、例えば、サイズ情報、強度情報のうちの1以上の情報を用いて、1以上の評価値を取得してもよい。詳しくは、評価部1042は、例えば、登録情報を構成する自動車関連情報を用いて、自動車の当初のサイズを取得し、受付情報に含まれる現在のサイズと当該当初のサイズとの差分を取得する。そして、評価部1042は、例えば、差分をパラメータとする減少関数を用いて、当該取得した差分が大きいほど低い評価を示す評価値を取得してもよい。
または、評価部1042は、例えば、登録情報を構成する自動車関連情報を用いて、自動車の当初の強度を取得する一方、強度センサで計測された現在の強度を取得して、当該当初の強度に対する当該現在の強度の比率を取得する。そして、評価部1042は、例えば、比率をパラメータとする増加関数を用いて、当該取得した比率が小さいほど低い評価を示す評価値を取得してもよい。
そして、評価部1042は、例えば、上記のようにして取得された1以上の評価値を用いて、当該自動車に対する査定額を算出し、当該1以上の評価値および当該査定額を含む評価結果を取得する。さらに、評価部1042は、当該取得した評価結果を、当該自動車識別子に対応付けて販売自動車情報格納部1011に蓄積することは好適である。
詳しくは、例えば、格納部101に、車名および1以上の評価値の組と査定額との対の集合が格納されており、評価部1042は、受付情報が有する車名、および取得された1以上の評価値の組、と対になる査定額を格納部101から取得し、当該取得した査定額等を含む評価結果を、受付情報が有する自動車識別子を含む自動車情報に対応付けて販売自動車情報格納部1011に蓄積してもよい。
または、例えば、1または2以上の各車名ごとに、1以上の評価値をパラメータとして査定額を算出する関数が格納部101に格納されており、評価部1042は、当該格納されている1または2以上の関数のうち、受付情報が有する車名に対応する関数に、取得された1以上の評価値を代入することにより査定額を算出し、当該算出した査定額等を含む評価結果を、受付情報が有する自動車識別子を含む自動車情報に対応付けて販売自動車情報格納部1011に蓄積してもよい。
なお、例えば、格納部101に、車名および年式の組と基本額との対の集合、および1以上の評価値と加算額との対の集合が格納されており、評価部1042は、まず、自動車情報に含まれる車名および年式の組と対になる基準額を格納部101から取得し、次に、取得した1以上の評価値と対になる加算額を格納部101から取得し、そして、当該基準額に当該加算額を加算することにより査定額を算出し、当該査定額等を含む評価結果を、受付情報が有する自動車識別子を含む自動車情報に対応付けて販売自動車情報格納部1011に蓄積してもよい。
これにより、自動車情報と評価結果とを有する1または2以上の販売自動車情報が構成され、販売自動車情報格納部1011に格納される。
評価結果利用処理部1043は、評価部1042が取得した評価結果を用いて処理を行う。
処理は、例えば、評価結果の送信でもよい。詳しくは、評価結果利用処理部1043は、例えば、受付部102が受付情報を受信したことに応じて評価部1042が取得した評価結果を、当該受付情報と対に受信された端末識別子で識別される端末装置20に、送信部106を介して送信してもよい。
ただし、評価結果は、例えば、ユーザ端末40に送信されてもよく、その送信先は問わない。詳しくは、例えば、受付部102がユーザ識別子と対に評価出力指示を受信したことに応じて、評価結果利用処理部1043は、販売自動車情報格納部1011から、当該評価出力指示が有する自動車識別子に対応する評価結果を取得し、当該評価出力指示と対に受信されたユーザ識別子で識別されるユーザのユーザ端末40に、送信部106を介して送信してもよい。なお、処理は、例えば、販売自動車情報の送信でもよいし、査定額の送信でもよい。また、販売自動車情報等の送信先も問わない。
または、処理は、例えば、販売処理でもよい。販売処理とは、自動車の販売を行うための処理である。販売処理は、例えば、評価結果を用いて販売自動車情報を構成し、販売自動車情報格納部1011に蓄積する処理を含む。詳しくは、評価結果利用処理部1043は、例えば、受付部102が受け付けた受付情報が有する自動車情報と、評価部1042が取得した評価結果とを有する販売自動車情報を構成し、販売自動車情報格納部1011に蓄積する。
または、処理は、例えば、仲介処理でもよい。仲介処理とは、自動車の販売の仲介を行うための処理である。仲介処理は、例えば、評価結果を用いて販売自動車情報を構成し、当該構成した販売自動車情報を仲介者識別子に対応付けて販売自動車情報格納部1011に蓄積する処理を含む。仲介者識別子とは、仲介者を識別する情報である。仲介者識別子は、例えば、仲介者の氏名又は名称、電話番号、メールアドレス、ID等であるが、仲介者が利用する端末装置20を識別する端末識別子でもよく、仲介者を識別し得る情報であれば何でもよい。ただし、仲介者が1人または1社のみである場合、仲介者識別子は不要である。
詳しくは、評価結果利用処理部1043は、例えば、受付部102が自動車識別子を含む自動車情報等を有する受付情報を受け付け、評価部1042が当該自動車識別子で識別される自動車に対する評価結果を取得したことに応じて、当該受付情報が有する自動車情報と当該取得された評価結果とを有する販売自動車情報を構成し、販売自動車情報格納部1011に蓄積してもよい。
なお、販売自動車情報を構成する自動車情報は、例えば、受付情報が有する自動車情報の全部でもよいし、自動車識別子を含む一部でもよいし、自動車識別子のみでもよい。また、販売自動車情報を構成する自動車情報は、例えば、登録情報取得部1041が取得した登録情報が有する自動車関連情報の一部または全部をも含んでいてもよい。
なお、評価結果利用処理部1043は、例えば、受付部102が受付情報を受信したことに応じて構成した販売自動車情報を、当該受付情報と対に受信された端末識別子で識別される端末装置20に、送信部106を介して送信してもよい。
または、評価結果利用処理部1043は、例えば、受付部102が、販売自動車情報出力指示を受信したことに応じて、販売自動車情報格納部1011に格納されている1以上の販売自動車情報のうち、当該販売自動車情報出力指示が有する自動識別子に対応する販売自動車情報を取得し、当該販売自動車情報出力指示と対に受信された端末識別子で識別される端末装置20に、送信部106を介して送信してもよい。
または、評価結果利用処理部1043は、例えば、受付部102が、評価結果出力指示を受信したことに応じて、販売自動車情報格納部1011に格納されている1以上の販売自動車情報のうち、当該評価結果出力指示が有する自動識別子に対応する販売自動車情報を構成する評価結果を取得し、当該評価結果出力指示と対に受信された端末識別子で識別される端末装置20に、送信部106を介して送信してもよい。
または、評価結果利用処理部1043は、例えば、受付部102が、査定額出力指示を受信したことに応じて、販売自動車情報格納部1011に格納されている1以上の販売自動車情報のうち、当該査定額出力指示が有する自動識別子に対応する販売自動車情報を構成する評価結果を取得し、当該評価結果出力指示と対に受信された端末識別子で識別される端末装置20に、送信部106を介して送信してもよい。
出力部105は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、評価結果、査定額などである。出力部105は、評価結果等の情報を、通常、端末装置20に送信するが、例えば、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力してもよい。または、評価結果等の情報は、例えば、記録媒体に蓄積されたり、他のプログラムに引き渡されたりしてもよく、その出力態様は問わない。
出力部105は、例えば、受付部102が受付情報を受け付けたことに応じて、評価部1042が取得した評価結果または評価結果利用処理部1043が取得した査定額のうち1以上の情報を出力する。
出力部105は、通常、受付部102が端末識別子と対に受付情報を受信したことに応じて評価部1042が取得した評価結果を、当該端末識別子で識別される端末装置20に送信する。また、出力部105は、例えば、当該取得された評価結果を用いて評価結果利用処理部1043が取得した査定額をも、当該端末装置20に送信してもよい。
または、出力部105は、例えば、受付部102が、評価結果出力指示を端末識別子と対に受信したことに応じて、当該評価結果出力指示が有する自動車識別子で識別される自動車に対する評価結果を販売自動車情報格納部1011から取得し、当該端末識別子で識別される端末装置20に送信してもよい。
または、出力部105は、例えば、査定額出力指示を端末識別子と対に受信したことに応じて、当該査定額出力指示が有する自動車識別子で識別される自動車に対する査定額を販売自動車情報格納部1011から取得し、当該端末識別子で識別される端末装置20に送信してもよい。
送信部106は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、登録情報送信指示、購入処理結果などである。
送信部106は、例えば、受付部102が受付情報を受け付けたことに応じて、当該受付情報が有する自動車識別子を有する登録情報送信指示をサーバ装置30に送信する。
また、送信部106は、例えば、受信部103がユーザ端末40から購入指示を受信したことに応じて処理部104が取得した購入処理結果を、当該ユーザ端末40に送信する。
端末装置20を構成する端末格納部201には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、端末識別子である。
端末受付部202は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、受付情報、評価結果出力指示、査定額出力指示などである。
端末処理部203は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、受け付けられた情報の送信される情報への形式変換などである。
端末送信部204は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、受付情報、評価結果出力指示、査定額出力指示などである。端末送信部204は、例えば、端末受付部202が受け付けた受付情報等の情報を、端末格納部201に格納されている端末識別子と対に情報処理装置10に送信する。
端末受信部205は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、評価結果、査定額などである。端末受信部205は、例えば、端末送信部204が受付情報を端末識別子と対に送信したことに応じて、情報処理装置10から評価結果または査定額のうち1以上の情報を受信する。
または、端末受信部205は、例えば、端末送信部204が評価結果出力指示を端末識別子と対に送信したことに応じて、情報処理装置10から評価結果を受信してもよい。または、端末受信部205は、例えば、端末送信部204が査定額出力指示を端末識別子と対に送信したことに応じて、情報処理装置10から査定額を受信してもよい。
端末出力部206は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、評価結果、査定額などである。端末出力部206は、端末受信部205が受信した評価結果等の情報を、通常、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。ただし、評価結果等の情報は、例えば、記録媒体に蓄積されたり、他のプログラムに引き渡されたり、他の装置に送信されたりしてもよく、その出力態様は問わない。
サーバ装置30を構成するサーバ格納部301には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、登録情報である。
サーバ受信部302は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、登録情報送信指示である。サーバ受信部302は、例えば、情報処理装置10から登録情報送信指示を受信する。
サーバ処理部303は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、格納されている情報の送信される情報への形式変換などである。
サーバ送信部304は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、登録情報などである。サーバ送信部304は、例えば、サーバ受信部302が登録情報送信指示を受信したことに応じて、登録情報送信指示が有する自動車識別子に対応する登録情報をサーバ格納部301から取得し、情報処理装置10に送信する。
ユーザ端末40を構成するユーザ格納部401には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、ユーザ識別子である。
ユーザ受付部402は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、購入指示などである。
ユーザ処理部403は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、受け付けられた情報の送信される情報への形式変換などである。
ユーザ送信部404は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、購入指示などである。ユーザ送信部404は、例えば、端末受付部202が受け付けた購入指示等の情報を、ユーザ格納部401に格納されているユーザ識別子と対に情報処理装置10に送信する。
ユーザ受信部405は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、購入処理結果などである、ユーザ受信部405は、例えば、ユーザ送信部404が購入指示を情報処理装置10に送信したことに応じて、サーバ装置30から購入処理結果を受信する。
ユーザ出力部406は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、購入処理結果である。ユーザ出力部406は、例えば、ユーザ受信部405が受信した購入処理結果等の情報を、通常、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。ただし、購入処理結果等の情報は、例えば、記録媒体に蓄積されたり、他のプログラムに引き渡されたり、他の装置に送信されたりしてもよく、その出力態様は問わない。
格納部101、販売自動車情報格納部1011、端末格納部201、サーバ格納部301、および格納部401は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリといった不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAMなど揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部101等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、ネットワークや通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。入力デバイスは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等、何でもよい。
なお、かかる事項は、後述するカード5のカード格納部51、および後述する情報処理装置10Aの格納部101Aにも当てはまる。
受付部102、端末受付部202、およびユーザ受付部402は、入力デバイスを含むと考えても、含まないと考えてもよい。受付部102等は、入力デバイスのドライバーソフトによって、または入力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。なお、かかる事項は、後述するカード5のカード受付部52、および後述する情報処理装置10の受付部102にも当てはまる。
受信部103、端末受信部205、サーバ受信部302、およびユーザ受信部405は、通常、無線または有線の通信手段(例えば、NICやモデム等の通信モジュール)で実現されるが、放送を受信する手段(例えば、放送受信モジュール)で実現されてもよい。
処理部104、登録情報取得部1041、評価部1042、評価結果利用処理部1043、端末処理部203、サーバ処理部303、およびユーザ処理部403は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部104等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。ただし、処理手順は、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。なお、かかる事項は、後述するカード5のカード蓄積部53とカード商談情報付加部55、および後述する情報処理装置10の処理部104等にも当てはまる。
出力部105、端末出力部206、およびユーザ出力部406は、ディスプレイやスピーカ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えてもよい。出力部105等は、出力デバイスのドライバーソフトによって、または出力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
送信部106、端末送信部204、サーバ送信部304、およびユーザ送信部404は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段(例えば、放送モジュール)で実現されてもよい。なお、かかる事項は、後述するカード5のカード送信部54にも当てはまる。
次に、情報システムBの動作について図8〜図11のフローチャートを用いて説明する。図8は、情報処理装置10の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS801)処理部104は、受付部102が端末装置20から端末識別子と対に受付情報等を受信したか否かを判別する。受付部102が端末装置20から端末識別子と対に受付情報等を受信したと判別された場合はステップS802に進み、受信していないと判別された場合はステップS803に進む。
(ステップS802)登録情報取得部1041は、ステップS801で受信された受付情報に含まれる自動車識別子を有する登録情報送信指示を、送信部106を介してサーバ装置30に送信する。その後、ステップS801に戻る。
(ステップS803)処理部104は、受信部103がサーバ装置30から登録情報を受信したか否かを判別する。受信部103がサーバ装置30から登録情報を受信したと判別された場合はステップS804に進み、受信していないと判別された場合はステップS806に進む。
(ステップS804)評価部1042は、ステップS803で受信された登録情報が有する自動車関連情報とユーザ関連情報の少なくとも一方を用いて、ステップS801で受信された受付情報に含まれる自動車識別子で識別される自動車に対する評価を行い、評価結果を取得する。
(ステップS805)評価結果利用処理部1043は、ステップS804で取得された評価結果を用いた処理を行う。評価結果を用いた処理は、例えば、ステップS804で取得された評価結果の、ステップS801で受付情報と対に受信された端末識別子で識別される端末装置20への送信であってもよい。その後、ステップS801に戻る。
(ステップS806)処理部104は、受信部103がユーザ端末40から購入指示を受信したか否かを判別する。受信部103がユーザ端末40から購入指示を受信したと判別された場合はステップS807に進み、受信していないと判別された場合はステップS801に戻る。
(ステップS807)評価結果利用処理部1043は、ステップS806で受信された購入指示が有する自動車識別子で識別される自動車に対する購入処理を行い、購入処理結果を取得する。
(ステップS808)評価結果利用処理部1043は、ステップS807で取得した購入結果情報を、ステップS806で受信された購入指示が有するユーザ識別子で識別されるユーザのユーザ端末40に送信する。その後、ステップS801に戻る。
なお、図8のフローチャートにおいて、情報処理装置10の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
図9は、端末装置20の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS901)端末処理部203は、端末受付部202が受付情報を受け付けたか否かを判別する。端末受付部202が受付情報を受け付けたと判別された場合はステップS902に進み、受け付けていないと判別された場合はステップS903に進む。
(ステップS902)端末送信部204は、ステップS901で受け付られた受付情報等を情報処理装置10に送信する。その後、ステップS901に戻る。
(ステップS903)端末処理部203は、端末受信部205が情報処理装置10から評価結果等を受信したか否かを判別する。端末受信部205が情報処理装置10から評価結果等を受信したと判別された場合はステップS904に進み、受信していないと判別された場合はステップS901に戻る。
(ステップS904)端末出力部206は、ステップS903で受信された評価結果等を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。その後、ステップS901に戻る。
なお、図9のフローチャートにおいて、端末装置20の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
図10は、サーバ装置30の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS1001)サーバ処理部303は、サーバ受信部302が情報処理装置10から登録情報送信指示を受信したか否かを判別する。サーバ受信部302が情報処理装置10から登録情報送信指示を受信したと判別された場合はステップS1002に進み、受信していないと判別された場合はステップS1001に戻る。
(ステップS1002)サーバ処理部303は、ステップS1001で受信された登録情報送信指示に含まれる自動車識別子に対応する登録情報をサーバ格納部301から取得する。
(ステップS1003)サーバ送信部304は、ステップS1002で取得された登録情報を情報処理装置10に送信する。その後、ステップS1001に戻る。
なお、図10のフローチャートにおいて、サーバ装置30の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
図11は、ユーザ端末40の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS1101)ユーザ処理部403は、ユーザ受付部402が購入指示を受け付けたか否かを判別する。ユーザ受付部402が購入指示を受け付けたと判別された場合はステップS1102に進み、受け付けていないと判別された場合はステップS1103に進む。
(ステップS1102)ユーザ送信部404は、ステップS1001で受け付けられた購入指示を情報処理装置10に送信する。その後、ステップS1101に戻る。
(ステップS1103)ユーザ処理部403は、ユーザ受信部405が情報処理装置10から購入処理結果を受信したと判別された場合はステップS1104に進み、受信していないと判別された場合はステップS1101に戻る。
(ステップS1104)ユーザ出力部406は、ステップS103で受信された購入処理結果を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。その後、ステップS1101に戻る。
なお、図11のフローチャートにおいて、ユーザ端末40の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
以下、本実施の形態における情報システムBの具体的な動作について説明する。なお、以下の説明は、種々の変更が可能であり、本発明の範囲を何ら制限するものではない。
本例における情報システムBは、情報処理装置10、2以上の端末装置20、サーバ装置30、および2以上のユーザ端末40を備える。情報処理装置10は、情報システムBを運営する運営企業のサーバである。2以上の端末装置20のうち1つ(以下、「端末装置20X」と記す場合がある)は、仲介者であるX社の固定端末である。サーバ装置30は、車検証情報およびその他の情報を提供する情報提供機関のサーバである。2以上のユーザ端末40のうち1つ(以下、「ユーザ端末40Y」と記す場合がある)は、X社を介して自動車を購入するユーザDの携帯端末である。
情報処理装置10の販売自動車情報格納部1011には、例えば、図12に示すような2以上の販売自動車情報が格納され得る。図12は、販売自動車情報のデータ構造図である。販売自動車情報は、自動車情報、評価結果、および査定額を有する。自動車情報は、自動車識別子、車名、年式などの情報を含む。評価結果は、強度低下の可能性、損失発生の可能性、盗難車の可能性などの情報を含む。査定額には、基準額が付記される。
格納される2以上の各販売自動車情報には、ID(例えば、“1”,“2”等)が対応付いている。例えば、ID“1”に対応する販売自動車情報(以下、販売自動車情報1と記す場合がある)は、自動車情報“大阪500あ○○−○○,サニー,H28”、評価結果“強度低下の可能性:小,損失発生の可能性:大,盗難車の可能性:無,・・・”、および査定額“80万円(基準額:90万円)・・・”を有する。
また、ID“2”に対応する販売自動車情報(販売自動車情報2)は、自動車情報“神戸300い○○−○○,カローラ,H30”、評価結果“強度低下の可能性:大,損失発生の可能性:小,盗難車の可能性:無,・・・”、および査定額“70万円(基準額:100万円)”を有する。
サーバ装置30のサーバ格納部301には、例えば、図13に示すような、2以上の登録情報が格納されている。図13は、登録情報のデータ構造図である。登録情報は、自動車関連情報とユーザ関連情報とを有する。自動車関連情報は、自動車識別子、事故歴の有無を示す情報、および抵当権設定の有無を示す情報などを含む。ユーザ関連情報は、所有者情報、および使用者情報などを含む。格納される2以上の各登録情報には、ID(例えば、“1”,“2”等)が対応付いている。
例えば、ID“1”に対応する登録情報1は、自動車関連情報“大阪500あ○○−○○,事故歴:無,抵当権設定:有,・・・”、およびユーザ関連情報“所有者:A,使用者:A”などを有する。なお、登録情報1は、図示しない車名“サニー”、および図示しない年式“H28”なども有する。
同様に、登録情報2は、自動車情報“神戸300い○○−○○,事故歴:有,抵当権設定:無,・・・”、およびユーザ関連情報“所有者:B,使用者:C”などを有する。なお、登録情報2は、図示しない車名“カローラ”、および図示しない年式“H30”なども有する。
端末装置20Xの端末格納部201には、仲介者識別子を兼ねる端末識別子“X”が格納されている。また、ユーザ端末40Dのユーザ格納部401には、ユーザ端末識別子を兼ねるユーザ識別子“D”が格納されている。
なお、現時点で、販売自動車情報格納部1011には、販売自動車情報2のみが格納され、販売自動車情報1は、未だ格納されていない。
いま、X社の店内において、店員が、端末装置20Xの入力デバイスを介して、自動車識別子“大阪500あ○○−○○”およびユーザ識別子“A”を含む受付情報を入力したとする。
端末装置20Xにおいて、端末受付部202が上記受付情報を受け付け、端末送信部204は、当該受け付けられた受付情報を、端末格納部201に格納されている端末識別子“X”と対に、情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10において、受付部102が端末識別子“X”と対に上記受付情報を受信し、登録情報取得部1041は、受信された受付情報に含まれる自動車識別子“大阪500あ○○−○○”を有する登録情報送信指示を、送信部106を介してサーバ装置30に送信する。
サーバ装置30において、サーバ受信部302が上記登録情報送信指示を受信し、サーバ処理部303は、当該受信された登録情報送信指示に含まれる自動車識別子“大阪500あ○○−○○”に対応する登録情報1をサーバ格納部301から取得し、サーバ送信部304は、当該取得された登録情報1を情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10において、受信部103が上記登録情報1を受信し、評価部1042は、当該受信された登録情報1が有する自動車関連情報“大阪500あ○○−○○,事故歴:無,抵当権設定:有,・・・”とユーザ関連情報“所有者:A,使用者:A”とを用いて、上記受信された受付情報に含まれる自動車識別子“大阪500あ○○−○○”で識別される自動車に対する評価を行い、評価値“強度低下の可能性:大,損失発生の可能性:小,盗難車の可能性:無,・・・”取得する。
詳しくは、例えば、格納部101に、“事故歴:有”と“強度低下の可能性:大”との対、および“事故歴:無”と“強度低下の可能性:小”との対が格納されており、評価部1042は、上記受信された登録情報1に含まれる“事故歴:無”と対になる“強度低下の可能性:小”を格納部101から取得する。
また、格納部101に、“抵当権設定:有”と“損失発生の可能性:大”との対、および“抵当権設定:無”と“損失発生の可能性:小”との対が格納されており、評価部1042は、受信された登録情報1に含まれる“抵当権設定:有”と対になる“損失発生の可能性:大”を格納部101から取得する。
さらに、評価部1042は、上記受付情報に含まれるユーザ識別子“A”が、受信された登録情報1に含まれるユーザ関連情報“所有者:A,使用者:A”が有するユーザ識別子“A”と一致することから、“盗難車の可能性:無”を取得する。これにより、3つの評価値“強度低下の可能性:小”,“損失発生の可能性:大”,および“盗難車の可能性:無”が得られる。
次に、評価部1042は、上記3つの評価値“強度低下の可能性:小”,“損失発生の可能性:大”,および“盗難車の可能性:無”等を用いて、査定額“80万円(基準額:90万円)を取得し、当該3つの評価値および当該査定額を含む評価結果“強度低下の可能性:小,損失発生の可能性:大,盗難車の可能性:無,査定額:80万円(基準額:90万円)”を取得する。
詳しくは、例えば、格納部101に、車名および年式の組と基準額との対の集合(例えば、“(サニー,H28)”と“基準額:90万円”との対、“(カローラ,H30)”と“基準額:100万円”との対など)が格納されており、評価部1042は、当該自動車情報に含まれる車名および年式の組(サニー,H8)と対になる“基準額:90万円”を格納部101から取得する。
また、例えば、格納部101に、“損失発生の可能性:大”と“−10万円”との対、“強度低下の可能性:大”と“−30万円”との対、および“盗難車の可能性:有”と“販売停止”との対などが格納されており、評価部1042は、評価結果“強度低下の可能性:小,損失発生の可能性:大,盗難車の可能性:無,・・・”に対応する“−10万円”を取得し、上記基準額“90万円”に“−10万円”を加算した金額である査定額“80万円”を取得する。
そして、評価部1042は、上記3つの評価結果および上記評価額を含む評価結果“強度低下の可能性:小,損失発生の可能性:大,盗難車の可能性:無,査定額:80万円(基準額:90万円)”を取得する。
他方、評価結果利用処理部1043は、登録情報1から自動車識別子“大阪500あ○○−○○”と図示しない車名“サニー”と図示しない年式“H28”とを取得し、自動車情報“大阪500あ○○−○○,サニー,H28”を構成する。
そして、評価結果利用処理部1043は、上記構成した自動車情報“大阪500あ○○−○○,サニー,H28”と、評価部1042によって取得された評価結果“強度低下の可能性:小,損失発生の可能性:大,盗難車の可能性:無,査定額:80万円(基準額:90万円)”とを有する販売自動車情報1を構成し、販売自動車情報格納部1011に蓄積する。これにより、販売自動車情報格納部1011に、販売自動車情報1が格納される結果となる。
また、評価結果利用処理部1043は、構成した販売自動車情報1を、送信部106を介して端末装置20Xに送信する。
端末装置20Xにおいて、例えば、端末格納部201に、端末受信部205が上記販売自動車情報1を受信し、端末出力部206は、販売自動車情報の雛形が格納されており、当該受信された販売自動車情報1を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。これによって、端末装置20Xのディスプレイには、例えば、図14に示すような情報を有する画面が表示される。
図14は、販売自動車情報の出力例を示す図である。この画面は、販売自動車情報1が有する自動車情報に対応する文字列“自動車情報_登録番号:大阪500あ○○−○○_車名:サニー_年式:H28”と、販売自動車情報1が有する評価結果に対応する文字列“評価結果_事故等による強度低下の可能性:小_抵当権等に伴う損失発生の可能性:大_盗難車の可能性:無”と、販売自動車情報1が有する査定額に対応する文字列“査定額_80万円(基準額:90万円)”とを含む。
店員は、販売自動車情報1を確認し、評価結果等を利用して、登録番号が“大阪500あ○○−○○”である自動車の適正な販売を行える。
その後、ユーザDがX社の店舗を訪れ、店員から上記自動車に関する説明を受けたとする。当該自動車の購入を決めたユーザDは、ユーザ端末40Dの入力デバイスを介して、自動車識別子“大阪500あ○○−○○”とユーザ識別子“D”とを有する購入指示を入力する。
ユーザ端末40Dにおいて、ユーザ受付部402が上記購入指示を受け付け、ユーザ送信部404は、当該受け付けられた購入指示を情報処理装置10に送信する。
情報処理装置10において、受信部103が上記購入指示を受信し、評価結果利用処理部1043は、当該受信された購入指示が有する自動車識別子“大阪500あ○○−○○”で識別される自動車に対する購入処理を行い、購入処理結果を取得する。次に、評価結果利用処理部1043は、当該取得した購入結果情報を、当該購入指示が有するユーザ識別子“D”に対応するユーザ端末40Dに送信する。
ユーザ端末40Dにおいて、ユーザ受信部405が上記購入処理結果を受信し、ユーザ出力部406は、当該受信された購入処理結果を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。これにより、ユーザDによる当該自動車の購入が完了する。
なお、販売自動車情報格納部1011に格納されている販売自動車情報2もまた、受付情報および登録情報2を用いて、上記と同様の手順で構成され、蓄積されたものである。そして、販売自動車情報2を構成する評価結果に含まれる“強度低下の可能性:大”は、登録情報2を構成する自動車関連情報に含まれる“事故歴:有”対になる情報である。
また、販売自動車情報2を構成する評価結果に含まれる“盗難車の可能性:無”は、ここでの受付情報にユーザ識別子“B”が含まれていると仮定して、当該ユーザ識別子“B”が、登録情報2を構成するユーザ関連情報に含まれる2つのユーザ識別子“B”および“C”のうち前者と一致することに基づくものである。
なお、実施の形態2において、端末装置20は、カード5でもよい。カード5は、前述したように、1または2以上の自動車の自動車情報とユーザ情報とが記録された半導体メモリ等の記録媒体を含むICチップ、タッチパネル等の入力デバイス、およびディスプレイ等の出力デバイスを有するカードである。自動車情報は、例えば、車検証情報であり、カード5は、車検証カードといってもよい。また、カード5は、その表面に運転免許情報が表出しており、運転免許証と兼用の車検証カードといってもよい。ただし、カード5は、例えば、スマートフォン等の携帯端末によって実現される仮想カードと考えてもよい。
図15は、カード5のブロック図である。カード5は、カード格納部51、カード受付部52、カード蓄積部53、カード送信部54、およびカード商談情報付加部55を備える。
カード格納部51は、端末格納部201に格納されるものと同様の情報を格納し得る。カード格納部51には、例えば、1以上の自動車の自動車情報と、ユーザ情報とが格納される。
カード受付部52は、端末受付部202が受け付けるものと同様の情報を受け付け得る。また、カード受付部52は、例えば、自動車識別子と対に追記情報を受け付ける。追記情報とは、追記される情報である。追記情報は、例えば、事故歴関連情報を含む。
また、カード受付部52は、自動車情報送信指示も受け付ける。自動車情報送信指示とは、自動車情報を送信する指示である。自動車情報送信指示は、通常、自動車識別子を有する。
カード蓄積部53は、カード受付部52が受け付けた追記情報を、カード格納部51に格納されている1以上の自動車情報のうち、当該追記情報と対に受け付けられた自動車識別子に対応する自動車情報を構成する情報として、カード内の記録媒体に蓄積する。これにより、当該自動車識別子に対応する自動車情報に、事故歴関連情報等の情報が追記される。
カード送信部54は、端末送信部204が送信するものと同様の情報を送信し得る。カード送信部54は、例えば、カード受付部52が自動車情報送信指示を受け付けたことに応じて、記録媒体に格納されている1以上の自動車情報のうち、当該自動車情報送信指示が有する自動車識別子で識別される自動車の一の自動車情報と、ユーザ情報とを情報処理装置10に送信する。
ただし、カード送信部54は、後述する商談情報が付加されている自動車の自動車情報は送信しない。
カード商談情報付加部55は、カード送信部54における一の自動車情報等の送信処理に応じて、カード格納部51に格納されている1以上の自動車情報のうち、当該送信された一の自動車情報に対応する自動車情報に対応付けて、商談情報を付加する。商談情報とは、当該自動車情報に対応する自動車が商談中であることを示す情報である。商談情報は、例えば、フラグであるが、“商談中”等の文字列でもよく、商談中であることを示し得る情報であれば何でもよい。
なお、カード商談情報付加部55は、こうして自動車情報に対応付けて付加した商談情報を、例えば、カード受付部52が、当該自動車情報に対応する自動車識別子と対に、商談が終了した旨の情報を受け付けたことに応じて、削除してもよい。また、商談が終了した旨の情報には、例えば、売買が成立したことを示す情報が付加されていてもよく、その場合、当該自動車情報も、記録媒体から削除されてもよい。
図16は、カード5の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS1601)カード受付部52は、自動車識別子と対に追記情報を受け付けた否かを判別する。自動車識別子と対に追記情報を受け付けたと判別された場合はステップS1602に進み、受け付けていないと判別された場合はステップS1603に進む。
(ステップS1602)カード蓄積部53は、当該自動車識別子に対応する自動車情報に対する当該追記情報の追記を行う。その後、ステップS1601に戻る。
(ステップS1603)カード受付部52は、自動車情報送信指示を受け付けたか否かを判別する。自動車情報送信指示を受け付けたと判別された場合はステップS1604に進み、受け付けていないと判別された場合はステップS1601に戻る。
(ステップS1604)カード送信部54は、ステップS1603で受け付けられた自動車情報送信指示が有する自動車識別子で識別される自動車の一の自動車情報とユーザ情報とをカード格納部51から取得し、情報処理装置10に送信する。
(ステップS1605)カード商談情報付加部55は、カード格納部51に格納されている1以上の自動車情報のうち、ステップS1604で送信された一の自動車情報に対応する自動車情報に、商談情報を付加する。その後、ステップS1601に戻る。
なお、図16のフローチャートにおいて、カード5の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
なお、実施の形態2において、情報処理装置10は、スタンドアロンでもよい。図17は、スタンドアロンである情報処理装置10Aのブロック図である。情報処理装置10Aは、格納部101A、受付部102、および処理部104を備える。処理部104は、登録情報取得部1041、評価部1042、評価結果利用処理部1043を備える。なお、情報処理装置10Aは、出力部105も備えていてもよい。
格納部101Aには、登録情報が格納される。なお、格納部101Aには、例えば、販売自動車情報なども格納されてもよい。
受付部102は、例えば、キーボードやタッチパネル等の入力デバイスを介して、受付情報を受け付ける。なお、受付部102は、例えば、販売自動車情報出力指示、評価結果出力指示、査定額出力指示なども受け付けてもよい。
処理部104、登録情報取得部1041、評価部1042、および評価結果利用処理部1043の動作は、前述したものと同様でよい。
図18は、情報処理装置10Aの動作を説明するフローチャートである。
(ステップS1801)処理部104は、受付部102が受付情報を受け付けたか否かを判別する。受付部102が受付情報を受け付けと判別された場合はステップS1802に進み、受け付けられていないと判別された場合はステップS1801に戻る。
(ステップS1802)登録情報取得部1041は、ステップS1801で受け付けられた受付情報に含まれる自動車識別子に対応する登録情報を格納部101Aから取得する。
(ステップS1803)評価部1042は、ステップS1802で取得された登録情報が有する自動車関連情報とユーザ関連情報の少なくとも一方を用いて、当該自動車識別子で識別される自動車に対する評価を行い、評価結果を取得する。
(ステップS1804)評価結果利用処理部1043は、ステップS1803で取得された評価結果を用いた処理を行う。その後、ステップS1801に戻る。
なお、図18のフローチャートにおいて、情報処理装置10Aの電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
以上、本実施の形態によれば、情報処理装置10,10Aは、自動車を識別する自動車識別子を含む自動車情報を有する受付情報を受け付け、自動車識別子を用いて、サーバ装置30等から、自動車識別子で識別される自動車に関する自動車関連情報を有する登録情報を取得し、登録情報が有する自動車関連情報を少なくとも用いて、自動車識別子で識別される自動車に対する評価を行い、評価結果を取得し、評価結果を用いて処理を行うことによって、自動車を的確に評価できる。また、的確な評価結果を用いることで、例えば、自動車の販売、販売の仲介などの処理を適正に行える。
また、情報処理装置10,10Aは、登録情報の一部または全部を用いて、自動車識別子で識別される自動車の危険度合いを示す危険度を取得し、危険度を含む評価結果を取得することにより、販売等の処理をより適正に行える。
また、上記構成において、自動車関連情報は、車検証が再交付か否かを判断できる再交付関連情報を有し、情報処理装置10,10Aは、再交付関連情報を用いて、評価結果を取得する。こうして、車検証の再交付の有無を考慮した評価結果を用いることで、販売等の処理をより適正に行える。
また、上記構成において、自動車関連情報は、自動車に抵当権が設定されているか否かを判断できる抵当権関連情報を有し、情報処理装置10,10Aは、抵当権関連情報を用いて、評価結果を取得する。こうして、抵当権の設定の有無を考慮した評価結果を用いることで、販売等の処理をより適正に行える。
また、上記構成において、受付情報は、ユーザに関するユーザ情報をさらに有し、登録情報は、自動車識別子で識別される自動車のユーザに関するユーザ関連情報をさらに有し、情報処理装置10,10Aは、ユーザ情報とユーザ関連情報とを比較し、ユーザ情報に対応する人物とユーザ関連情報に対応する人物とが予め決められた関係にあるか否かを判断し、判断結果に対応する評価結果を取得する。こうして、受け付けられたユーザ情報に対応する人物と、登録されているユーザ関連情報に対応する人物との関係を考慮した評価結果を用いることで、販売等の処理をより適正に行える。
また、上記構成において、自動車関連情報は、事故歴に関する事故歴関連情報を有し、情報処理装置10,10Aは、事故歴関連情報を用いて、評価結果を取得する。こうして、事故歴を考慮した評価結果を用いることで、販売等の処理をより適正に行える。
また、上記構成において、自動車情報は、自動車のサイズを特定するサイズ情報、自動車の強度を特定する強度情報のうちの1以上の情報を有し、情報処理装置10,10Aは、サイズ情報、強度情報のうちの1以上の情報を用いて、評価結果を取得する。こうして、サイズまたは強度のうち1以上を考慮した評価結果を用いることで、販売等の処理をより適正に行える。
また、情報処理装置10,10Aは、自動車情報とユーザ情報とが記録されたカード5から受付情報を受信することにより、ユーザによる自動車情報とユーザ情報の入力の手間が省ける。
また、上記構成において、カード5には、2以上の自動車の自動車情報とユーザ情報とが記録されており、情報処理装置10,10Aは、ユーザにより選択された自動車の一の自動車情報とユーザ情報とを含む受付情報をカード5から受信する。こうして、一のカードに2以上の自動車の自動車情報とユーザ情報が記録されることで、一のユーザが持つカードの枚数を削減できる。
また、情報処理装置10,10Aは、評価結果を用いて、自動車の販売の仲介を行うための仲介処理を行う。従って、的確な評価結果を用いて、自動車の販売の仲介を適正に行える。
また、カード5は、1または2以上の自動車の自動車情報と、ユーザ情報とが記録されているカードであることにより、一のユーザが持つカードの枚数が削減される。
また、カード5は、自動車の運転を許可するための条件である許可情報を含む運転免許情報が表出したカードであることにより、一のカードが運転免許証を兼ねる結果、一のユーザが持つカードの枚数を一層削減できる。
また、カード5は、事故歴関連情報を含む追記情報を受け付け、追記情報を自動車情報を構成する情報としてカード内の記録媒体に蓄積する。こうして、カードに事故歴を追記することで、サーバ装置30等に事故歴関連情報が登録されていなくても、事故歴を考慮した評価結果を取得できる。
また、カード5は、記録媒体に格納されている自動車情報とユーザ情報とを、情報処理装置10,10Aに送信し、当該送信処理に応じて、自動車情報に対応付けて、自動車情報に対応する自動車が商談中であることを示す商談情報を付加する。こうして、送信済みの自動車情報に商談情報を付加することで、商談中か否かの判別をカード内で行える。
また、カード5は、商談情報が付加されている自動車の自動車情報は送信しないことにより、商談中でない自動車のみが販売等の対象となり、商談中の自動車は販売等の対象とならないようにできる。
なお、本実施の形態における情報処理装置10を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、自動車を識別する自動車識別子を含む自動車情報を有する受付情報を受け付ける受付部102と、前記自動車識別子を用いて、サーバ装置30から、当該自動車識別子で識別される自動車に関する自動車関連情報を有する登録情報を取得する登録情報取得部1041と、前記登録情報が有する自動車関連情報を少なくとも用いて、前記自動車識別子で識別される自動車に対する評価を行い、評価結果を取得する評価部1042と、前記評価結果を用いて処理を行う評価結果利用処理部1043として機能させるためのプログラムである。
図19は、各実施の形態におけるプログラムを実行して、移動体評価装置1、情報処理装置10等を実現するコンピュータシステム900の外観図である。本実施の形態は、コンピュータハードウェアおよびその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現され得る。図19において、コンピュータシステム900は、ディスクドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、ディスプレイ904とを備える。なお、キーボード902やマウス903やディスプレイ904をも含むシステム全体をコンピュータと呼んでもよい。
図20は、コンピュータシステム900の内部構成の一例を示す図である。図20において、コンピュータ901は、ディスクドライブ905に加えて、MPU911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するストレージ914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915と、外部ネットワークや内部ネットワーク等のネットワークへの接続を提供するネットワークカード916と、を備える。ストレージ914は、例えば、ハードディスク、SSD、フラッシュメモリなどである。
コンピュータシステム900に、移動体評価装置1、情報処理装置10等の機能を実行させるプログラムは、例えば、DVD、CD−ROM等のディスク921に記憶されて、ディスクドライブ905に挿入され、ストレージ914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、ネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ストレージ914に記憶されてもよい。プログラムは、実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、ディスク921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。また、ディスク921に代えて他の着脱可能な記録媒体(例えば、DVDやメモリカード等)を介して、プログラムがコンピュータシステム900に読み込まれてもよい。
プログラムは、コンピュータの詳細を示す901に、移動体評価装置1、情報処理装置10等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能やモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上述したコンピュータシステム900は、サーバまたは据え置き型のPCであるが、例えば、端末装置2、端末装置20、ユーザ端末40等は、例えば、タブレット端末やスマートフォンやノートPCといった、携帯端末で実現されてもよい。この場合、例えば、キーボード902およびマウス903はタッチパネルに、ディスクドライブ905はメモリカードスロットに、ディスク921はメモリカードに、それぞれ置き換えられてもよい。ただし、以上は例示であり、移動体評価装置1、情報処理装置10等を実現するコンピュータのハードウェア構成は問わない。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(受信部103、送信部106など)は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる情報処理装置は、自動車を的確に評価できるという効果を有し、情報処理装置等として有用である。また、的確な評価結果を用いることで、例えば、自動車の販売、販売の仲介などの処理を適正に行えるという効果も有し、情報処理装置等として有用である。
1 移動体評価装置
2、20 端末装置
3 距離画像センサ
4 強度センサ
5 カード
10 情報処理装置
11 格納部
12、102 受付部
13、104 処理部
14、105 出力部
21、201 端末格納部
22、202 端末受付部
23、204 端末送信部
24、205 端末受信部
25、203 端末処理部
26、206 端末出力部
30 サーバ装置
40 ユーザ端末
51 カード格納部
52 カード受付部
53 カード蓄積部
54 カード送信部
55 カード商談情報付加部
103 受信部
106 送信部
111 移動体図格納部
131 初期寸法情報取得部
132 実寸法情報取得部
133 寸法差異情報取得部
134 強度変化情報取得部
135、1042 評価部
136 図構成部
141 評価情報出力部
142 図出力部
301 サーバ格納部
302 サーバ受信部
303 サーバ処理部
304 サーバ送信部
401 ユーザ格納部
402 ユーザ受付部
403 ユーザ処理部
404 ユーザ送信部
405 ユーザ受信部
406 ユーザ出力部
1011 販売自動車情報格納部
1041 登録情報取得部
1043 評価結果利用処理部

Claims (17)

  1. 自動車を識別する自動車識別子を含む自動車情報を有する受付情報を受け付ける受付部と、
    前記自動車識別子を用いて、サーバ装置から、当該自動車識別子で識別される自動車に関する自動車関連情報を有する登録情報を取得する登録情報取得部と、
    前記登録情報が有する自動車関連情報を少なくとも用いて、前記自動車識別子で識別される自動車に対する評価を行い、評価結果を取得する評価部と、
    前記評価結果を用いて処理を行う評価結果利用処理部とを具備する情報処理装置。
  2. 前記評価部は、
    前記登録情報の一部または全部を用いて、前記自動車識別子で識別される自動車の危険度合いを示す危険度を取得し、当該危険度を含む評価結果を取得する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記自動車関連情報は、車検証が再交付か否かを判断できる再交付関連情報を有し、
    前記評価部は、
    前記再交付関連情報を用いて、評価結果を取得する請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記自動車関連情報は、前記自動車に抵当権が設定されているか否かを判断できる抵当権関連情報を有し、
    前記評価部は、
    前記抵当権関連情報を用いて、評価結果を取得する請求項1から請求項3いずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記受付情報は、ユーザに関するユーザ情報をさらに有し、
    前記登録情報は、前記自動車識別子で識別される自動車のユーザに関するユーザ関連情報をさらに有し、
    前記評価部は、
    前記ユーザ情報と前記ユーザ関連情報とを比較し、前記ユーザ情報に対応する人物と前記ユーザ関連情報に対応する人物とが予め決められた関係にあるか否かを判断し、当該判断結果に対応する評価結果を取得する請求項1から請求項4いずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記自動車関連情報は、事故歴に関する事故歴関連情報を有し、
    前記評価部は、
    前記事故歴関連情報を用いて、評価結果を取得する請求項1から請求項5いずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記自動車情報は、前記自動車のサイズを特定するサイズ情報、前記自動車の強度を特定する強度情報のうちの1以上の情報を有し、
    前記評価部は、
    前記サイズ情報、前記強度情報のうちの1以上の情報を用いて、評価結果を取得する請求項1から請求項6いずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記受付部は、
    自動車情報とユーザ情報とが記録されたカードから受付情報を受信する請求項1から請求項7いずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記カードには、2以上の自動車の自動車情報とユーザ情報とが記録されており、
    前記受付部は、
    ユーザにより選択された自動車の一の自動車情報とユーザ情報とを含む受付情報を前記カードから受信する請求項8記載の情報処理装置。
  10. 前記評価結果利用処理部は、
    前記評価結果を用いて、前記自動車の販売の仲介を行うための仲介処理を行う請求項1から請求項9いずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 1または2以上の自動車の自動車情報と、ユーザ情報とが記録されているカード。
  12. 自動車の運転を許可するための条件である許可情報を含む運転免許情報が表出した請求項11記載のカード。
  13. 事故歴関連情報を含む追記情報を受け付けるカード受付部と、
    前記追記情報を前記自動車情報を構成する情報としてカード内の記録媒体に蓄積するカード蓄積部とを具備する請求項11または請求項12記載のカード。
  14. 記録媒体に格納されている自動車情報とユーザ情報とを、請求項1から請求項9いずれか一項に記載の情報処理装置に送信するカード送信部と、
    前記カード送信部における送信処理に応じて、前記自動車情報に対応付けて、当該自動車情報に対応する自動車が商談中であることを示す商談情報を付加するカード商談情報付加部とをさらに具備する請求項11から請求項13いずれか一項に記載のカード。
  15. 前記カード送信部は、
    商談情報が付加されている自動車の自動車情報は送信しない請求項14記載のカード。
  16. 受付部、登録情報取得部、評価部、評価結果利用処理部によって実現される情報処理方法であって、
    前記受付部が、自動車を識別する自動車識別子を含む自動車情報を有する受付情報を受け付ける受付ステップと、
    前記登録情報取得部が、前記自動車識別子を用いて、サーバ装置から、当該自動車識別子で識別される自動車に関する自動車関連情報を有する登録情報を取得する登録情報取得ステップと、
    前記評価部が、前記登録情報が有する自動車関連情報を少なくとも用いて、前記自動車識別子で識別される自動車に対する評価を行い、評価結果を取得する評価ステップと、
    前記評価結果利用処理部が、前記評価結果を用いて処理を行う評価結果利用処理ステップとを含む情報処理方法。
  17. コンピュータを、
    自動車を識別する自動車識別子を含む自動車情報を有する受付情報を受け付ける受付部と、
    前記自動車識別子を用いて、サーバ装置から、当該自動車識別子で識別される自動車に関する自動車関連情報を有する登録情報を取得する登録情報取得部と、
    前記登録情報が有する自動車関連情報を少なくとも用いて、前記自動車識別子で識別される自動車に対する評価を行い、評価結果を取得する評価部と、
    前記評価結果を用いて処理を行う評価結果利用処理部として機能させるためのプログラム。
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