JP7153868B2 - 真空貼合装置 - Google Patents

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Description

本開示は、真空貼合装置に関する。
特許文献1には、対向配置された上下基板の裏面をそれぞれ吸着する上下定盤と、この上下定盤を収容して真空圧を調整可能な真空チャンバと、上定盤を上下基板の水平方向の位置合わせ位置まで下降させる上定盤下降手段と、位置合わせのために下定盤を水平移動させる水平移動手段と、上下基板間のギャップを測定するギャップ測定手段と、上定盤の4隅部を直接あるいは間接に支持してそれぞれが独立に上下動する移動軸を有する液晶基板の貼り合わせ装置が開示されている。この液晶基板の貼り合わせ装置は、ギャップ測定手段の測定値に応じた移動軸の上下動により、上定盤の高さとあおり位置を調整する上定盤あおり調整手段と、上下定盤を相互に加圧する加圧手段を備える。
日本国特開2003‐43500号公報
本開示は、高精度な貼合位置と平行度を実現し、高品質なダイレクトボンディングを実現できる真空貼合装置を提供する。
本開示は、内部で第1の部材と第2の部材を貼り合わせる真空チャンバと、前記真空チャンバ内の気圧を減圧するための減圧装置と、前記第1の部材を固定する第1のステージと、前記第2の部材を固定する第2のステージと、前記第2のステージに接続された複数の駆動軸と、前記複数の駆動軸を動かすことで前記第2のステージの位置を変化させるステージ駆動部と、前記真空チャンバの外部に設けられ前記第1のステージと前記第2のステージの離間距離を複数の個所で測定する位置測定部と、を備え、前記ステージ駆動部は、前記減圧装置が前記真空チャンバ内を真空にする前に前記位置測定部が測定したステージの離間距離の情報と、真空にした後に前記位置測定部が測定したステージの離間距離の情報を用いて、前記複数の駆動軸を動かす距離をそれぞれ独立して決定する、真空貼合装置を提供する。
本開示によれば、真空貼り合わせにおいて、高精度な貼合位置と平行度を実現し、高品質なダイレクトボンディングを実現できる。
実施の形態1に係る真空貼合装置の正面より見た断面図 図1に示す真空貼合装置の上蓋部材が開かれた状態の側断面図 図1に示す真空チャンバ部分の要部拡大図 第2のステージに対する駆動軸の接続位置を変えた変形例に係る構成の要部拡大図 実施の形態1に係る真空貼合装置による貼り合わせの動作手順の一例を示すフローチャート 貼り合わせ時の正常状態を表す真空チャンバ部分の要部拡大図 ステージ間に平行ズレが生じた状態を表す真空チャンバ部分の要部拡大図 駆動軸移動量の補正を説明する真空チャンバ部分の要部拡大図
(本開示に至る経緯)
従来、液晶モジュールとタッチパネルとを貼り合わせるダイレクトボンディング技術において、民生用途の電子機器(例えば、携帯電話機、タブレット端末あるいはカーナビゲーション装置)を対象とした小型(例えば、パネルサイズが15インチ程度まで)の貼り合わせ技術は確立されている。ところが、中大型(例えば、パネルサイズが15インチ以上)の貼り合わせ技術には未だに課題が多く、高精度な貼り合わせを実現できる技術は確立されていない。確立が遅れている中大型の貼り合わせ時の課題の一つに、気泡の混入がある。特に大型(例えば、パネルサイズが32インチ等)になればなるほど、基板等の貼り合わせ対象部品の高さ方向の位置を高精度に制御できなければ、貼り合わせ時に気泡が混入するというリスクが高まる。
また、気泡の混入の低減手法として、貼り合わせ対象部品が配置されたチャンバ内を真空環境下にして貼り合わせすることが望ましい。しかし、大型のチャンバになればなるほどチャンバの長手方向のサイズが大きくなり、チャンバ内を真空状態に減圧した際に、チャンバ自体に歪が出てしまう。一般的にチャンバ外装にそのまま貼合ステージが取り付いている事が多く、チャンバが歪むことにより貼合ステージの位置が変わり、貼合位置に誤差が生じると同時に、貼合面の平行度が崩れてしまうという課題があった。
そこで、以下の実施の形態では、高精度な貼合位置と平行度とを実現し、高品質なダイレクトボンディングを実現できる真空貼合装置の例について説明する。
(実施の形態1)
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る真空貼合装置を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(真空貼合装置の構成)
図1は、実施の形態1に係る真空貼合装置11の正面より見た断面図である。実施の形態1に係る真空貼合装置11は、真空チャンバ13と、減圧装置15と、第1のステージ17と、第2のステージ19と、駆動軸21と、ステージ駆動部23と、位置測定部25とを主要な部材として有する。
真空チャンバ13は、内部27で第1の部材29と第2の部材31を貼り合わせる。実施の形態1において、第1の部材29は、例えば、航空機内に搭載される中大型(例えば32インチ)のシートモニタを構成する液晶モジュールである。第2の部材31は、例えば、航空機内に搭載される中大型(例えば32インチ)のシートモニタを構成するタッチパネルである。なお、第1の部材29、第2の部材31は、上述したものに限定されなくてよい。
真空チャンバ13は、下箱部材33と、上蓋部材35とから外殻が構成される。下箱部材33は、例えば金属の削りだし加工等により壁部を20~30mm程度とした高剛性で製作される。下箱部材33は、上面に開口部37を有する。真空チャンバ13は、下箱部材33の開口部37が上蓋部材35により閉じられることにより、内部27が気密状態に密閉される。
減圧装置15は、真空チャンバ13内を減圧することで真空チャンバ13内を真空状態にすることができる。減圧装置15は、例えば、真空ポンプからなる。減圧装置15は、吸気管39が下箱部材33に接続されて真空チャンバ13内の空気を吸引し、排気管41へ排気する。吸気管39には、真空チャック用配管43が分岐される。真空チャック用配管43は、真空チャンバ13内に配置される第1のステージ17および第2のステージ19のそれぞれに設けられた真空チャック(図示略)に接続される。真空チャックは、減圧装置15による負圧で第1の部材29を第1のステージ17、第2の部材31を第2のステージ19にそれぞれ吸着固定する。
第1のステージ17は、下箱部材33の内方に配置される。第1のステージ17は、略四角形(四角形を含む。以下同様。)の液晶モジュールと略相似形で液晶モジュールよりも大きい略四角形で形成される。第1のステージ17は、真空チャックの吸気孔が開口する上面で液晶モジュールを吸引固定する。第1のステージ17の下面には、昇降軸の上端が固定される。昇降軸は、第1のステージ17の四隅にそれぞれ合計4箇所で配置される。昇降軸は、下箱部材33の底板を気密構造により貫通し、エアシリンダ45により上下方向に移動が可能となる。つまり、第1のステージ17に固定された第1の部材29、貼り合わせ後の第1の部材29および第2の部材31の貼合物は、エアシリンダ45により昇降軸が駆動されることにより、下箱部材33に対して昇降が可能となっている。なお、第1のステージ17に設けられるチャックは必ずしも真空チャックを用いたものである必要はない。同様の効果を奏するのであればメカチャック等の他の機構を用いてもよい。
第2のステージ19は、第1のステージ17と略同一形状の略四角形で外形が形成される。第2のステージ19は、真空チャンバ13内において、下方の第1のステージ17と対向して平行に配置される。第2のステージ19は、第1のステージ17と対向する下面に、第2の部材31を吸引固定する。第2のステージ19は、上蓋部材35を貫通する複数(例えば、4つ)の駆動軸21の貫通先端(言い換えると、下端)に上面の四隅が接続される。すなわち、4つの駆動軸21のそれぞれは、略四角形に形成された第2のステージ19の四隅に応じて、一つずつが接続される。
ステージ駆動部23は、複数の駆動軸21のそれぞれを動かすことで、第2のステージ19の位置を変化させる。ステージ駆動部23は、一つの駆動軸21に対して1つが設けられる。従って、真空貼合装置11では、4つのステージ駆動部23が上蓋部材35に固定される。このステージ駆動部23としては、駆動軸21を軸方向に移動する例えばリニア機構あるいはラック・ピニオン機構を用いることができる。いずれの場合にもステージ駆動部23は、駆動軸21の位置情報を受け取ることにより、その位置情報に基づいて駆動軸21を所定の移動量で進退駆動の制御ができるように構成されている。この駆動軸21の進退駆動の制御は、例えば、公知のフィードバック補正により行われる。
駆動軸21は、上端がステージ駆動部23を貫通する。ステージ駆動部23を貫通した駆動軸21の上端には、軸方向と略垂直方向に伸びた張り出し部47の基端が固定される。張り出し部47は、張り出し部先端が、下箱部材33の側面の上方に延出している。張り出し部先端は、駆動軸21と一体となって昇降する。この張り出し部先端は、後述する位置測定部25により昇降方向の移動量が検出される。
図2は、図1に示す真空貼合装置11の上蓋部材35が開かれた状態の側断面図である。真空チャンバ13は、例えば六面体形状に形成された下箱部材33の開口部37が、上蓋部材35により開閉される。上記のように、ステージ駆動部23は、この開閉される上蓋部材35に上面に固定される。上蓋部材35の上面に固定されたステージ駆動部23は、駆動軸21を上蓋部材35に貫通する。駆動軸21の貫通先端は、第2のステージ19に固定される。したがって、上蓋部材35が揺動回転されて開口部37を開放すれば、第2のステージ19に固定された第2の部材31が上面に配置されることになる。
真空貼合装置11は、上蓋部材35が下箱部材33における開口部37の一辺に沿う揺動軸回りに、回転自在に支持されて開口部37を開閉する。これにより、真空貼合装置11は、上蓋部材35を開放位置へ揺動することにより、ステージ駆動部23を退避させながら、上下反転した上蓋部材35の上面に第2の部材31を上向きに表出させて配置できる。これと同時に、下箱部材33の開口部37を全開することができる。
上蓋部材35には、アライメントテーブル49が積層して備えられている。アライメントテーブル49は、全てのステージ駆動部23および駆動軸21のそれぞれを、第2のステージ19と平行な面方向(XY方向)に移動可能としている。なお、XY方向とは、駆動軸21に直交する面内方向である。本明細書中、このXY方向に直交する方向は、Z方向とする。このZ方向は、真空チャンバ内に対する駆動軸21の進退方向となる。
真空貼合装置11は、真空チャンバ13の上方にX方向あるいはY方向に延在する直線移動機構51を備える。直線移動機構51は、例えば、ボールねじ機構により構成される。直線移動機構51は、アームユニット53をX方向あるいはY方向に沿う直線方向に移動自在に支持する。アームユニット53には、カメラ55、厚み測定センサ57、ディスペンサ59等が搭載される。カメラ55は、第1の部材29、第2の部材31を撮像する。以下、第1の部材29あるいは第2の部材31を「ワーク」と称する場合がある。カメラ55により撮像された画像を含む撮像情報は、カメラ55からアライメントテーブル49へ送られる(図2参照)。アライメントテーブル49は、カメラ55から送られた撮像情報に基づき、第2のステージ19をXY方向に移動して第2の部材31を第1の部材29に対してアライメント(つまり、第1の部材29に対する第2の部材31の相対的な位置を調整)する。これらのワーク位置測定とアライメントテーブル49のXY移動とは、例えば、公知のフィードバック補正により行われる。
厚み測定センサ57は、第1の部材29、第2の部材31のそれぞれの厚みを複数箇所ごとに測定する。厚み測定センサ57により検出されたワークごとの厚み情報は、ステージ駆動部23へ送られる(図1参照)。ステージ駆動部23は、厚み測定センサ57から受け取ったそれぞれのワークの厚み情報に基づき、駆動軸21の移動量をフィードバック補正する。つまり、ステージ駆動部23は、それぞれのワークの厚みのバラツキに応じて、各駆動軸21の移動量を適応的に補正することができる。
ディスペンサ59は、ワークの貼り合わせ面(つまり、第1の部材29と第2の部材31との貼り合わせ面)に接着剤61を供給する接着剤塗布ノズル(図示略)を備える。ディスペンサ59は、例えば、第1のステージ17の上面に固定された第1の部材29の上面に接着剤61を塗布する。この接着剤61が塗布された第1の部材29に、上方から第2のステージ19に固定された第2の部材31を平行に接近させながら、貼り合わせが行われる。つまり、第1の部材29と第2の部材31とは、ダイレクトボンディングされる。
ここで、液晶モジュール(第1の部材29の一例)にカバーガラスあるいはタッチパネル(第2の部材31の一例)を積層する場合、間に空気層が存在すると、空気層と液晶モジュールのガラスの上面との屈折率の差、およびタッチパネルの裏面と空気層との屈折率の差により界面反射が起こり、液晶モジュールの輝度の低下、反射率が増えてしまうことによる見た目の悪化が生じる。液晶モジュールとカバーガラスあるいはタッチパネルとの間で空気層をなくして接着することをダイレクトボンディングと称する。ダイレクトボンディングは、液晶モジュールあるいはタッチパネルに近い屈折率を持つ透明な樹脂を充てんすることにより、光学的には界面がほとんどないような状態とする。このため、ダイレクトボンディングは、オプティカルボンディング(光学接着)とも称される。ダイレクトボンディングには、例えば、紫外線硬化型の接着剤61が用いられる。
ディスペンサ59は、最初に第1の部材29の上面に、略四角枠状のダム(言い換えると、壁)としての接着剤61を塗布する。このダムは、略四角枠状の四隅部分に気泡排出用の不連続部が設けられる。次いで、ダムの内側に貼り合わせ用の接着剤61が塗布される。接着剤61は、ダムの内方において、いわゆるフィシュボーン状に塗布される。これら接着剤61およびダムは、第1の部材29に第2の部材31が押しつけられることにより、徐々に平坦に延展して均される。これにより、ワークの貼り合わせ面は、第1の部材29に第2の部材31が押し付けられたことで生じる気泡をダムの不連続部から最終的に排出して、気泡の無い状態で貼り合わされることになる。
図3は、図1に示す真空チャンバ部分の要部拡大図である。実施の形態1では、位置測定部25は、真空チャンバ13の外部に設けられる。位置測定部25には、例えば、押圧量(言い換えると、変化量)を測定可能な押圧センサが用いられる。実施の形態1では、それぞれの駆動軸21に固定された張り出し部先端の直下となるように、下箱部材33の側面に固定される。位置測定部25は、検出子63が張り出し部47に接触することで、第1のステージ17と第2のステージ19との離間距離を測定する。つまり、第1のステージ17と第2のステージ19との離間距離は、駆動軸21と位置測定部25とにより、複数の個所で測定される。
ステージ駆動部23は、減圧装置15が真空チャンバ13内を真空にする前に位置測定部25が測定したステージの離間距離の情報と、減圧装置15が真空チャンバ13内を真空にした後に位置測定部25が測定したステージの離間距離の情報を用いて、複数の駆動軸21を動かす距離をそれぞれ独立して決定する。
つまり、実施の形態1に係る真空貼合装置11は、真空前後の離間距離の情報(すなわち、変化量)を用いて、減圧装置15が真空チャンバ13内を真空にした後に、第1の部材29と第2の部材31との貼り合わせる面が平行になるように複数の駆動軸21を独立して動かす。
なお、真空貼合装置11は、ステージ間の距離の測定を、位置測定部25以外の手段を用いて行ってもよい。例えば、ステージ間の距離は、レーザー光の反射で距離を直接測定する方法、あるいはカメラ(図示略)の撮像により得られた画像の解析処理を用いる方法等により行ってもよい。
図4は、第2のステージ19に対する駆動軸21の接続位置を変えた変形例に係る構成の要部拡大図である。図4に示すように、真空貼合装置11では、第2のステージ19は、第2の部材31を固定するための貼合有効エリア65を有する。貼合有効エリア65は、少なくとも第2の部材31と同等かそれ以上の大きさの略四角形の大きさを有する。図4に示す変形例では、4つの駆動軸21のそれぞれは、この貼合有効エリア65よりも外側の第2のステージ19に接続されている。4つの駆動軸21が貼合有効エリア65よりも外側の第2のステージ19に接続されている理由については後述する。
(真空貼合装置の動作)
次に、真空貼合装置11による第1の部材29と第2の部材31との貼り合わせ時の動作手順について、図5を参照して説明する。
図5は、実施の形態1に係る真空貼合装置11による貼り合わせの動作手順の一例を示すフローチャートである。図5に示すそれぞれの処理は、主に図1あるいは図2に示す真空貼合装置11により実行される。
図5において、ワークである第1の部材29(例えば、液晶モジュール)と第2の部材31(例えば、タッチパネル)とを張り合わせるために、先ず、これらワークの設置が行われる(St1)。例えば、ワークの設置では、第1のステージ17に液晶モジュール(LCD:Liquid Crystal Display)が固定され、第2のステージ19にタッチパネルが固定される。
例えば真空貼合装置11のユーザ(以下、単に「ユーザ」と称する)の操作(ユーザが設定した動作プログラムによる操作を含む)により、アームユニット53がそれぞれのワークの上方に移動する。同様に、ユーザの操作により、アームユニット53に搭載される厚み測定センサ57は、タッチパネルの厚み、液晶モジュールの厚みをそれぞれ測定する(St2)。ユーザの操作により、アームユニット53は、それぞれのワークの上方に移動する。同様に、ユーザの操作により、アームユニット53に搭載されるカメラ55は、タッチパネル、液晶モジュールの位置をそれぞれ検出する(St3)。
ユーザの操作により、アライメントテーブル49は、ステップSt3にて検出されたワークの位置情報に基づき、第2のステージ19を移動し、タッチパネルのXY位置をアライメント(つまり、液晶モジュールの位置に対するタッチパネルの相対的な位置のXY補正)を行う(St4)。
ユーザの操作により、アームユニット53は、液晶モジュールの上方に移動し、接着剤塗布ノズルを用いて接着剤61を液晶モジュールの貼り合わせ面に供給し、液晶モジュールの貼り合わせ面にダムを形成する(St5)。次いで、アームユニット53は、接着剤塗布ノズルを用いて液晶モジュールの貼り合わせ面に形成されたダムの内側に、接着剤61(フィル)を更に塗布する。これにより、液晶モジュールの貼り合わせ面に、フィシュボーン状の接着剤61が形成される(St6)。
ユーザの操作により、揺動軸67を中心に上蓋部材35が回転し、下箱部材33の開口部37を閉鎖する(St7)。この後、ユーザの操作により、減圧装置15が駆動される。つまり、減圧装置15は、真空チャンバ13内から空気を排気する(真空引き)。この真空引きと同時に、位置測定部25は、駆動軸21の位置変動量(言い換えると、位置測定部25の変化量)を測定する(St8)。
ユーザの操作により、真空貼合装置11は、ステージ駆動部23を駆動し、各駆動軸21をZ方向へ移動し、ワークの貼り合わせを開始する(St9)。この際、ステージ駆動部23は、ステップSt2により検出されたワークの厚みの情報と、ステップSt8により検出された駆動軸21の変化量の情報とにより、Z方向の移動量を補正する(Z補正)。
ステップSt9においてZ補正された各駆動軸21により液晶モジュールとタッチパネルとが貼り合わされた後、ユーザの操作により開放バルブ等が開放されることにより、真空チャンバ13が大気開放される(St10)。つまり、ステップSt10において、真空チャンバ13内に大気が導入されることになる。この後、第1のステージ17および第2のステージ19のそれぞれの真空チャックが開放され、各ワークとステージとの固定が解除される(St11)。
ユーザの操作により、揺動軸67を中心に上蓋部材35が回転されることにより、上蓋部材35が退避位置へ移動する(St12)。これにより、下箱部材33の開口部37が開放される(St13)。ユーザの操作により、開放された下箱部材33の第1のステージ17に載置された貼り合せ済みワーク(いわゆる、貼合物)に、タッチパネル側からUV光を複数箇所にスポット照射し、貼り合せ済みワークが固定される(St14)。最後に、ユーザの操作により、厚み測定センサ57は、上述した貼合物の厚みを測定し(St15)、真空貼合装置11による液晶モジュールとタッチパネルの貼り合わせ工程が終了する。
次に、上述した真空貼合装置11による作用を詳細に説明する。
実施の形態1に係る真空貼合装置11は、内部27で第1の部材29と第2の部材31を貼り合わせる真空チャンバ13と、真空チャンバ内の気圧を減圧するための減圧装置15と、第1の部材29を固定する第1のステージ17と、第2の部材31を固定する第2のステージ19と、第2のステージ19に接続された複数の駆動軸21と、複数の駆動軸21を動かすことで第2のステージ19の位置を変化させるステージ駆動部23と、真空チャンバ13の外部に設けられ第1のステージ17と第2のステージ19の離間距離を複数の個所で測定する位置測定部25と、を備える。ステージ駆動部23は、減圧装置15が真空チャンバ13内を真空にする前に位置測定部25が測定したステージの離間距離の情報と、減圧装置15が真空チャンバ13内を真空にした後に位置測定部25が測定したステージの離間距離の情報とを用いて、複数の駆動軸21を動かす距離をそれぞれ独立して決定する。
真空貼合装置11では、真空チャンバ13が、内部27に、第1のステージ17と、第2のステージ19とを有する。第1のステージ17には、第1の部材29(例えば液晶モジュール)が固定される。第2のステージ19には、第2の部材31(例えばタッチパネル)が固定される。第1の部材29および第2の部材31とは、第1のステージ17と第2のステージ19とによって貼り合わせ面が対向して配置される。
真空チャンバ13は、減圧装置15により内部27がほぼ真空に減圧される。真空チャンバ13の外部には、複数(例えば4つ)のステージ駆動部23が設けられる。それぞれのステージ駆動部23は、真空チャンバ13を貫通する駆動軸21を有する。駆動軸21は、気密シールされて真空チャンバ内に対して進退自在となる。それぞれの駆動軸21は、貫通先端が第2のステージ19に固定される。例えば略四角形のタッチパネルを固定する略四角形の第2のステージ19は、略四角形の四隅のそれぞれが駆動軸21の貫通先端に固定される。
図6は、貼り合わせ時の正常状態を表す真空チャンバ部分の要部拡大図である。ステージ駆動部23は、第1の部材29と第2の部材31との離間距離だけ第2のステージ19を第1のステージ17へ接近させることにより、予め接着剤61の塗布された第1の部材29と第2の部材31とを貼り合わせる。即ち、ステージ駆動部23は、駆動軸21を第1の部材29と第2の部材31との離間距離だけ真空チャンバ13の内部27へ進出する方向に駆動する。これにより、第1の部材29は、第2の部材31に対し、正しい位置かつ交差内の平行度Pで位置あわせされることになる。その後、更に駆動軸21が真空チャンバ13内へ移動されることにより、接着剤61が中心部から外側へ向かう方向に延展され、第1の部材29と第2の部材31とが気泡の混入しない接着層により貼り合わせが可能となる。
図7は、ステージ間に平行ズレが生じた状態を表す真空チャンバ部分の要部拡大図である。ここで、真空チャンバ13は、貼り合わせ時の気泡の混入を抑制するため、ほぼ真空まで減圧される。この際、真空チャンバ13は、大気圧により内部27へ押される方向に変形する(言い換えると、ひしゃげる)。特に、ステージ駆動部23(例えば図1参照)が設けられている部分が内側へ変形すると、駆動軸21と共に第2のステージ19に固定された第2の部材31も、第1の部材29へ接近する方向へ移動することになる(図7参照)。ここで図7においては上蓋部材35が変形しているように図示している理由について説明する。前述のように下箱部材33は金属に削り出しで作られるため、剛性が高く変形しにくい構造の実現が比較的容易に可能である。一方、上蓋部材35は前述のようにステージ駆動部23および駆動軸21を移動可能とするアライメントテーブル49を含むため平板である必要があり、また、蓋として開閉するためにある程度軽量である必要がある。そのため剛性の確保が非常に難しいという設計制約がある。つまり、下箱部材33に比して、上蓋部材35の方が相対的に圧倒的に変形しやすいという特徴を持っている。
図8は、駆動軸移動量の補正を説明する真空チャンバ部分の要部拡大図である。そこで、真空チャンバ13の外部には、第1のステージ17と第2のステージ19の離間距離を複数の個所で測定する位置測定部25が設けられている。位置測定部25は、減圧装置15が真空チャンバ13内を真空にする前におけるステージの離間距離の情報と、減圧装置15が真空チャンバ13内を真空にした後におけるステージの離間距離の情報とをそれぞれ測定する。これにより、真空チャンバ13の歪による駆動軸21の変化量ΔGの検出が可能になる。
ステージ駆動部23は、これら真空前後における離間距離の情報を用いて、複数の駆動軸21を動かす距離をそれぞれ独立して決定する。つまり、位置測定部25は、真空にした後にどのくらい両ステージの位置関係が歪んでいるのかを測定する。ステージ駆動部23は、その情報を使ってステージの動かし方を決定する。これにより、ステージ駆動部23は、複数の駆動箇所それぞれを移動させる距離を個別に決定し、微調整(言い換えると、位置の補正)を行うことができる。
また、真空貼合装置11では、真空チャンバ13内に貫通する駆動軸21のZ方向の位置変化が、真空チャンバ13の外部に設けられた位置測定部25により検出される。これにより、真空貼合装置11は、位置測定部25が真空チャンバ13内に設けられる場合に比べ、真空による位置測定部25への影響を回避できる。このため、位置測定部25は、接触型センサ、非接触型センサ、パッシブ型センサ、アクティブ型センサ等の選択の自由度を高めることができる。その結果、真空貼合装置11は、簡素な構造で高精度かつ安価な位置測定部25を用いることができるようになる。
更に、位置測定部25が真空チャンバ13の外部に設けられることにより、位置測定部25の校正(キャリブレーション)を簡単に行うことができるようになる。例えばスケール等の簡便な部材を設けることにより移動量の0点補正(言い換えると、原点検出)を容易に実現できる。これにより、真空貼合装置11は、ステージの平行度と位置とを毎回の位置測定において高精度に維持することが可能となる。また、仮に位置測定部25を構成するセンサ類を真空チャンバ13内に設けた場合、センサ類は常に圧力変化が存在する環境下に晒されるため、大きな外的ダメージを受け易い。そのため、位置測定部25の出力値の精度の保証が困難になるなどの課題があるが、その課題も、位置測定部25を真空チャンバ13外に置くことで解決できる。
また、この真空貼合装置11は、機構が簡便なために既存の真空貼合装置に対する変更点が比較的少なくて済む。このため、既存の真空貼合装置への後付けも容易に行うことができる。従って、実施の形態1に係る真空貼合装置11によれば、高精度な貼合位置と平行度を実現し、ひいては高品質なダイレクトボンディングを実現できる。
また、真空貼合装置11において、ステージ駆動部23は、減圧装置15が真空チャンバ13内を真空にする前に位置測定部25が測定したステージの離間距離の情報と減圧装置15が真空チャンバ13内を真空にした後に位置測定部25が測定したステージの離間距離の情報とを用いて、減圧装置15が真空チャンバ13内を真空にした後に、第1の部材29と第2の部材31の貼り合わせる面が平行になるように複数の駆動軸21を動かす。
この真空貼合装置11では、ステージ駆動部23が、複数の駆動軸21それぞれを移動させる距離を個別に決定し、微調整(位置補正)することにより、両ステージを平行にする。その結果、真空貼合装置11は、真空チャンバ13が真空減圧により歪をもったとしても、貼り合わせ面の位置と平行度の確保が可能になる。
また、真空貼合装置11は、駆動軸21は、軸方向と略垂直方向に伸びた張り出し部47を備える。位置測定部25は、張り出し部47に接触することで第1のステージ17と第2のステージ19の離間距離を測定する。
この真空貼合装置11では、真空チャンバ13を貫通する駆動軸21が、真空チャンバ13の外部において、軸方向と略垂直方向に伸びる張り出し部47を備える。真空チャンバ13の外部には、上記の位置測定部25が設けられる。位置測定部25には、例えば接触型のセンサが好適に用いられる。接触型のセンサは、張り出し部47に接触することにより、駆動軸21の軸方向の移動量を検出する。
すなわち、駆動軸21は、真空チャンバ内の貫通先端で第2のステージ19に固定される。第2のステージ19は、第2の部材31を固定する。駆動軸21は、真空チャンバ13に固定されているステージ駆動部23により軸方向に移動される。ステージ駆動部23は、非駆動時、駆動軸21と真空チャンバ13との相対移動を規制して真空チャンバ13に支持固定する。従って、ステージ駆動部23の非駆動時、減圧装置15による減圧により真空チャンバ13に生じた歪(位置変化)は、それぞれの駆動軸21の位置変化(変位)としてそれぞれの位置測定部25により検出が可能となる。
また、真空貼合装置11は、第2のステージ19が第2の部材31を固定する貼合有効エリア65を有する。駆動軸21が貼合有効エリア65よりも外側の第2のステージ19に接続されている。
この真空貼合装置11では、第2のステージ19が第2の部材31を固定する貼合有効エリア65を有する。駆動軸21は、真空チャンバ13内において、貫通先端が貼合有効エリア65よりも外側の第2のステージ19に接続される。つまり、駆動軸21は、第2のステージ19の端に接続されている。駆動軸21は、第2のステージ19の端に接続されることにより、真空チャンバ13の端を貫通する。駆動軸21を移動自在に支持するステージ駆動部23も、この真空チャンバ13の端に固定される。
従って、駆動軸21は、真空チャンバ13に減圧による歪が生じた際、歪の大きくなる真空チャンバ13の中央よりも、歪の小さい真空チャンバ13の端にステージ駆動部23を介して支持されているので、駆動軸21が貼合有効エリア65の内側の第2のステージ19に接続される場合に比べて、相対的に歪の影響を小さくすることができる。また、駆動軸21は、真空チャンバ13の端に配置されることで、真空チャンバ13の外部に設けられる位置測定部25との距離を短くできる。これにより、位置測定部25と駆動軸21とを連結する連結部材(例えば、張り出し部47等)の長さも短縮でき、真空チャンバ13の歪に伴う駆動軸21の検出精度も高めることができる。
また、真空貼合装置11は、4つの駆動軸21のそれぞれが略四角形に形成された第2のステージ19の四隅に一つずつ接続される。
この真空貼合装置11では、略四角形に形成される第2のステージ19における四隅のそれぞれに、駆動軸21が接続される。従って、略四角形の第2の部材31は、任意の一組の駆動軸21を通る直線を揺動軸67とした揺動方向で、姿勢の微調整が可能となる。ここで、一組の駆動軸21を通る直線とは、4つの駆動軸21を結ぶ略四角形の各辺となる4つの直線と、2組の対角を通る2つの直線との合計6つの直線となる。すなわち、第2のステージ19は、この6つの揺動軸回りに姿勢の微調整が可能となる。
真空貼合装置11では、4つの駆動軸21のうち、1つのみの駆動軸21が移動することもある。この場合、第2のステージ19の平面度は低下する。このような場合においても、ステージ駆動部23が、該当する1つの駆動軸21のみの移動距離を微調整(位置補正)することにより平面度を高精度に維持することが可能となる。
また、真空貼合装置11は、真空チャンバ13が上面に開口部37を有する六面体形状の下箱部材33と開口部37を開閉する上蓋部材35を有し、ステージ駆動部23が上蓋部材35に設けられる。
この真空貼合装置11では、真空チャンバ13の外殻が、下箱部材33と、上蓋部材35とからなる。下箱部材33は、上面に開口部37を有する六面体形状で形成される。上蓋部材35は、下箱部材33の開口部37に開閉自在に取り付けられる。下箱部材33は、例えば金属の削りだし加工等により壁部を20~30mm程度とした高剛性で製作できる。これにより、下箱部材33は、減圧による変形を貼り合わせに影響しない程度に抑制できる。位置測定部25は、この下箱部材33の外部に固定される。上蓋部材35は、開閉可能な構造であり、第2の部材31を平面方向に移動して位置決めするアライメントテーブル49や、駆動軸21を進退自在に支持するステージ駆動部23を搭載する。このため、下箱部材33に比べ減圧時における歪量が大きくなりやすい。そこで、真空貼合装置11では、下箱部材33よりも変形量の大きくなる上蓋部材35に設けられる駆動軸21を微調整可能としている。これにより、真空貼合装置11は、真空チャンバ13に生じる減圧に伴う変形による第2の部材31の位置ズレや、平行度の低下が補正によりキャンセルされるようになされている。
また、真空貼合装置11は、上蓋部材35が下箱部材33における開口部37の一辺に沿う揺動軸回りに回転自在に支持されて開口部37を開閉する。
この真空貼合装置11では、アライメントテーブル49や、駆動軸21を支持するステージ駆動部23を搭載した上蓋部材35が、下箱部材33の一辺に沿う揺動軸67を介して揺動自在に設けられる。真空チャンバ13は、揺動軸回りに回転することにより、アライメントテーブル49やステージ駆動部23を一括して下箱部材33から退避位置へ移動させて、下箱部材33の開口部37を全開放できる。開放方向へ揺動された上蓋部材35は、第2のステージ19を上面として配置が可能となる。すなわち、上面に配置された第2のステージ19に上方より第2の部材31の載置が容易に可能となる。
また、真空貼合装置11は、上蓋部材35を揺動して開放できるので、第1の部材29と第2の部材31との双方の貼着面を上側にして表出でき、各部材の画像処理による位置確認や厚み測定、接着剤61の塗布等を容易に行うことが可能となる。
これにより、真空貼合装置11は、貼り合わせ前の第1の部材29および第2の部材31のセットや、貼り合わせ後の第1の部材29および第2の部材31の取りだし作業を容易かつ短時間に行うことができ、生産効率を高めることができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、本溶接あるいはリペア溶接等の各種の溶接工程において製造あるいは不良箇所が修正されるワークの識別子の効率的かつ簡易な管理を支援する識別子管理方法、ロボット制御装置および統括制御装置として有用である。
11 真空貼合装置
13 真空チャンバ
15 減圧装置
17 第1のステージ
19 第2のステージ
21 駆動軸
23 ステージ駆動部
25 位置測定部
27 内部
29 第1の部材
31 第2の部材
33 下箱部材
35 上蓋部材
37 開口部
47 張り出し部
65 貼合有効エリア

Claims (7)

  1. 内部で第1の部材と第2の部材とを貼り合わせる真空チャンバと、
    前記真空チャンバ内の気圧を減圧する減圧装置と、
    前記第1の部材を固定する第1のステージと、
    前記第2の部材を固定する第2のステージと、
    前記第2のステージに接続された複数の駆動軸と、
    前記複数の駆動軸を動かすことで前記第2のステージの位置を変化させるステージ駆動部と、
    前記真空チャンバの外部に設けられ、前記第1のステージと前記第2のステージとの離間距離を複数の個所で測定する位置測定部と、
    を備え、
    前記ステージ駆動部は、
    前記減圧装置が前記真空チャンバ内を真空にする前に前記位置測定部が測定したステージの離間距離の情報と、真空にした後に前記位置測定部が測定したステージの離間距離の情報とを用いて、前記複数の駆動軸を動かす距離をそれぞれ独立して決定する、
    真空貼合装置。
  2. 前記ステージ駆動部は、
    前記減圧装置が前記真空チャンバ内を真空にする前に前記位置測定部が測定したステージの離間距離の情報と真空にした後に前記位置測定部が測定したステージの離間距離の情報を用いて、前記減圧装置が前記真空チャンバ内を真空にした後に、前記第1の部材と前記第2の部材との貼り合わせる面が平行になるように前記複数の駆動軸を動かす、
    請求項1に記載の真空貼合装置。
  3. 前記駆動軸は、軸方向と略垂直方向に伸びた張り出し部を備え、
    前記位置測定部は、前記張り出し部に接触することで前記第1のステージと第2のステージとの離間距離を測定する、
    請求項1に記載の真空貼合装置。
  4. 前記第2のステージは、前記第2の部材を固定する貼合有効エリアを有し、
    前記駆動軸は、前記貼合有効エリアよりも外側の前記第2のステージに接続されている、
    請求項1に記載の真空貼合装置。
  5. 4つの前記駆動軸のそれぞれは、略四角形に形成された前記第2のステージの四隅のそれぞれに一つずつ対応して接続される、
    請求項1~4のうちいずれか一項に記載の真空貼合装置。
  6. 前記真空チャンバは、上面に開口部を有する六面体形状の下箱部材と前記開口部を開閉する上蓋部材とを有し、
    前記ステージ駆動部は、前記上蓋部材に設けられる、
    請求項1に記載の真空貼合装置。
  7. 前記上蓋部材は、前記下箱部材における前記開口部の一辺に沿う揺動軸回りに回転自在に支持されて前記開口部を開閉する、
    請求項6に記載の真空貼合装置。
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