JPH11326857A - 基板の組立て装置及び組立て方法 - Google Patents

基板の組立て装置及び組立て方法

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JPH11326857A
JPH11326857A JP13071698A JP13071698A JPH11326857A JP H11326857 A JPH11326857 A JP H11326857A JP 13071698 A JP13071698 A JP 13071698A JP 13071698 A JP13071698 A JP 13071698A JP H11326857 A JPH11326857 A JP H11326857A
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JP
Japan
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substrates
substrate
sealant
bonding
bonded
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Application number
JP13071698A
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English (en)
Inventor
弘徳 ▲高▼林
Hironori Takabayashi
Sadaaki Shimoyama
禎朗 下山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、高精度で高品質の液晶パネル
を、効率良く製造することを目的とする。 【解決手段】 2枚の基板12,13の、少なくともい
ずれか一方にシール剤17が塗布され、両基板12,1
3は一方の基板12の反転操作によって重ね合わされ
る。その反転操作による重ね合わせでは、例えば弾性部
材51を介して基板12を吸着し重ね合わせるようにし
たので、重ね合わせ時の基板間の間隔の偏りが吸収さ
れ、シール剤17での気泡発生が軽減するので、品質の
良好なセル基板を形成できる。また、基板13を透明プ
レート63(透光性プレート)で保持し、下方から、各
基板の位置合わせマークを認識して位置合わせを行い、
それと同時に、真空ポンプに接続された加圧手段68
(排気手段)により、両基板12,13を密着させるの
で、位置ずれの少ない高精度の基板の組立てが可能とな
った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶セル等の組み
立て製造に好適な基板の組立て装置及び基板の組立て方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーテレビジョン受像機や各種OA機
器等では、一般に図16に示すような構成からなる液晶
表示器1が使用されている。すなわち、液晶表示器1
は、表示面側からそれぞれガラス板状の第1偏光板1
1、カラーフィルタ板12、LCD(液晶ディスプレ
イ)セル板13及び第2偏光板14、それに平板状のバ
ックライト15が順次組合わせ重ねられて構成されてい
る。
【0003】とりわけ、カラーフィルタ板12とLCD
セル板13との2枚のガラス基板からなる液晶セルは、
図17に要部を拡大して示したように、液晶13aやス
ペーサ13bを間に配置し、一方の基板(LCDセル
板)13の対向面の周縁部に沿って環状に塗布された熱
シール剤16を介して貼り合わされるよう構成されてい
る。
【0004】その貼り合わせの際の2枚の基板12,1
3相互間の相対位置精度は、液晶表示器1の性能を直接
左右するものである。従って、表示画面の一層の大型化
や高精細化が要求される中にあって、2枚の基板12,
13に周縁部に予め形成された位置合わせマークによる
高精度の位置決め固定が要望されている。
【0005】従来の2枚の基板を組合わせ接着固定する
装置は、熱シール剤16を介して2枚の基板を重ね合わ
せた状態で仮に固定する工程と、その仮固定後に加熱・
加圧によって最終的に接着固定する本固定の工程とから
なる。
【0006】上下方向に貼り合わされた両基板12,1
3は、図18(a)に示した位置合わせ機構2により、
基板12,13の各位置合わせマークを手掛かりに、相
対的な位置合わせが行われ、その後図18(b)に示し
た剛体のプレス機構3による押圧により、両基板は仮固
定された。
【0007】図18(a)に示した位置合わせ機構2で
は、反転工程を経て上下方向に重ねられた両基板12,
13が下方の吸着プレート21に吸着保持される。吸着
プレート21は、いわゆるX−Y−θ移動回転機構22
に連結されていて、水平面のX−Y方向、及びこれに垂
直なZ軸を中心に回転角(θ)方向にそれぞれ移動並び
に回転が可能に構成されている。
【0008】他方、上方には他の吸着プレート23が矢
印Z方向に移動操作可能な上下移動手段24に連結され
ていて、この上下移動手段24により降下した吸着プレ
ート23によって、上方の基板12は吸着保持されるよ
うに構成されている。
【0009】上下2つの基板12,13相互間の位置合
わせ、すなわち調整(アライメント)は、上の吸着プレ
ート23に切り欠けられた孔から、CCDカメラ等によ
る位置認識手段25による各位置合わせマークの認識並
びに位置検出により行われた。
【0010】すなわち、吸着プレート23が基板12を
吸着保持した状態で、下方の基板13は位置認識手段2
5による位置ずれ情報に基づき、X−Y−θ移動回転機
構22により位置制御されて、上方の基板12に一致す
るよう微調整が行われた。
【0011】そこで、位置合わせ終了後は、基板12
は、上の吸着プレート23から解放され、上下に重なり
合った両基板12,13は、X−Y−θ移動回転機構2
2とともに搬送機構4により矢印X方向に搬送され、プ
レス機構3に受け渡される。
【0012】プレス機構3には、剛体のプレート31a
を有する加圧手段31が設けられ、両基板12,13に
対し、上方から機械的圧力を加え、熱シール剤16を押
圧することで仮固定が行なわれた。仮固定された両基板
12,13は、前述のように、その後加熱・加圧炉に搬
送され本固定され、液晶材料が充填され液晶セルが完成
する。
【0013】なお、従来の基板の組立て装置では、基板
12は吸着反転ロボットによる反転操作により基板13
への重ね合わせが行われたが、その吸着反転ロボットに
よる反転操作は、基板12を裏面から剛体の吸着プレー
トで保持して反転させ、下方の基板13へ重ね合わせる
ものであった。
【0014】このようにして組立て製造された液晶セル
による表示器では、表示画面の大きさが15インチ程度
の場合、基準値に対し、±20μm程度の精度で、両基
板12,13間の位置合わせが可能とされた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
基板の組立て装置は、反転重ね合わせ機構と、位置合わ
せ機構と、プレス機構との組み合わせで構成され、基板
間の位置合わせ調整は相当の粘度を有する熱シール剤を
介して行われた。
【0016】ところで、シール剤を介して2枚の基板が
重ねられるとき、両基板が傾きつつ重ねられると、シー
ル剤に偏加重が加わり、シール剤の中に気泡が発生し、
いわゆる泡かみ現象による不良基板を生成した。
【0017】特に、従来の反転重ね合わせ機構では、上
方の基板が剛体の吸着プレートで保持されて重ね合わさ
れたが、機械的な回転操作が加わることもあり、剛体プ
レートに吸着保持された基板と下方の基板との間に良好
な平行面を形成することは容易でなく、泡かみによる不
良がしばしば発生した。
【0018】また、従来の基板の組立て装置では、位置
合わせ機構で一旦位置決められた2枚の基板を、次のプ
レス機構まで搬送して仮固定を行うものであったから、
せっかく位置合わせされた2枚の基板間が、搬送時の振
動や加圧手段による加圧操作でずれが生じやすく、所定
の位置精度が得られにくいという欠点があった。
【0019】大型化と高精細化が求められる液晶表示装
置では、高品質で製造上の歩留まりが良く、かつ2枚の
基板間の高度の位置精度も、基準値に対し従来の±20
μm程度から、最近では±3μm程度に収まるよう、基
板組立ての装置の改善が要望されていた。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明による基板の組立
て装置及び組立て方法は、上記課題を解決するためにな
されたもので、第1の発明は、基板の組立て装置におい
て、それぞれ位置合わせマークを有し、少なくともいず
れか一方の基板面に塗布されたシール剤を介して互いに
対向し、貼り合わされる2枚の基板と、この2枚の基板
のうち、一方の基板を弾性部材を介して吸着保持し、こ
の吸着保持した一方の基板を前記シール剤を介して押圧
し、他方の基板と貼り合わす貼り合わせ機構と、この貼
り合わせ機構によって貼り合わされた前記2枚の基板を
載置する透光性プレートと、この透光性プレートを介し
て、前記2枚の基板の各位置合わせマークを認識する位
置認識手段と、この位置認識手段による基板の相対位置
認識結果に基づき前記2枚の基板の相対位置を補正する
位置補正手段と、この位置補正手段により位置補正され
た前記2枚の基板間の空間を排気する排気手段とを具備
することを特徴とする。
【0021】このように、第1の発明では、貼り合わせ
機構において、弾性部材を介して重ね合わせ、押圧する
ので、仮に両基板間の平行がくずれ、若干の傾きを有し
てシール剤を押圧することになっても、弾性部材がその
ずれによる押圧力の偏りを吸収し補正するので、両基板
に対してほぼ均一な押圧力を加えることができる。
【0022】また、前記透光性プレートを介して2枚の
基板の各位置合わせマークを認識する位置認識手段を設
けるとともに、前記2枚の基板間の空間を排気する排気
手段を設けた結果、両基板の位置合わせ及び加圧の操作
を、両基板を何等搬送移動させることなく同じ位置で行
うことが可能となり、構成が小形化されるとともに、位
置ずれが回避され高精度の液晶セルを製造することがで
きる。
【0023】第2の発明は、同じく基板の組立て装置に
おいて、それぞれ位置合わせマークを有し、少なくとも
いずれか一方の基板面に塗布されたシール剤を介して互
いに対向し、貼り合わされる2枚の基板と、この2枚の
基板間の対向距離を順次狭めて貼り合わす過程におい
て、対向距離の異なる複数位置で、前記位置合わせマー
クによる2枚の基板相互間の位置ずれ量の認識と、この
認識に基づく位置ずれ量の補正とを行なった後2枚の基
板を貼り合わす貼り合わせ機構と、この貼り合わせ機構
によって貼り合わされた前記2枚の基板を載置する透光
性プレートと、この透光性プレート上に載置された前記
2枚の基板間の空間を排気する排気手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0024】この第2の発明においては、貼り合わせ機
構において、2枚の基板間の対向距離を順次狭めて貼り
合わす際に、対向距離の異なる複数位置で、位置合わせ
マークによる相互間の位置ずれ量の認識と、この認識に
基づく位置ずれ量の補正とを行なった後貼り合わすの
で、両基板が接触した時の相対位置ずれが少なく、接触
後の位置ずれ補正量を少なくすることができる。
【0025】また、重ね合わされた2枚の基板を透光性
プレート上に載置したので、その状態で下方から基板の
各位置合わせマークを認識することができるとともに、
両基板の位置合わせ及び加圧の操作を、両基板を何等搬
送移動させることなく同じ位置で行うことが可能とな
り、構成の小形化とともに、位置ずれが回避され高精度
の液晶セルを製造することができる。
【0026】第3の発明は、基板の組立て方法におい
て、それぞれ位置合わせマークを有し、少なくともいず
れか一方の基板面に塗布されたシール剤を介して互いに
対向し、貼り合わされる2枚の基板が搬送される搬送工
程と、この搬送工程で搬送された2枚の基板のうち、一
方の基板を弾性部材を介して吸着保持し、この吸着保持
された一方の基板をシール剤を介して他方の基板に押圧
することにより、両基板を貼り合わす貼り合わせ工程
と、この貼り合わせ工程で貼り合わされた前記2枚の基
板を、透光性プレート上に吸着保持する保持工程と、こ
の保持工程で保持された基板を、前記透光性プレートを
介して各基板の位置合わせマークを認識し、両基板の相
対位置を補正する位置補正工程と、前記2枚の基板間で
形成された空間を排気する排気工程とを具備することを
特徴とする。
【0027】この第3の発明によれば、貼り合わせ工程
において、弾性部材を介して2枚の基板を押圧するの
で、第1の発明による作用と同様に、押圧力の偏りも弾
性部材が吸収し補正し、両基板に対して均等な押圧力を
加えることができる。
【0028】また、2枚の基板間の空間を排気すること
によって、外側から圧力を加える排気工程では、透光性
プレートを使用した位置合わせに基づき作動させ得るの
で、装置の小形化を実現し、また位置ずれの少ない高品
質な液晶セルを製造することができる。
【0029】第4の発明は、同じく基板の組立て方法に
おいて、それぞれ位置合わせマークを有し、少なくとも
いずれか一方の基板面に塗布されたシール剤を介して互
いに対向し貼り合わされる2枚の基板が搬送される搬送
工程と、この搬送工程で搬送された2枚の基板の貼り合
わせに際し、前記位置合わせマークによる相互間の位置
ずれ量を認識し、その認識に基づく位置ずれの補正操作
を基板間の対向距離を異にして複数回行った後、両基板
を貼り合わす貼り合わせ工程と、この貼り合わせ工程で
貼り合わされた前記両基板を、透光性プレート上に吸着
保持する保持工程と、この保持工程で保持された前記2
枚の基板の基板間で形成された空間を排気する排気工程
とを具備することを特徴とする。
【0030】この第4の発明によれば、貼り合わせ工程
において、2枚の基板間の対向距離を順次狭めて貼り合
わす際に、対向距離の異なる複数位置で、位置合わせマ
ークによる相互間の位置ずれ量の認識と、この認識に基
づく位置ずれ量の補正とを行なって貼り合わすので、上
記第2の発明と同様に、両基板が接触した時の相対位置
ずれが少なく、接触後の位置ずれ補正量を少なくするこ
とができる。
【0031】また、重ね合わされた2枚の基板を透光性
プレート上に載置したので、その状態で位置合わせマー
クの認識等ができ、簡単な工程で高精度な液晶セルを製
造することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明による基板の組立て
装置及び組立て方法の一実施の形態を、図1ないし図1
5を参照して以下詳細に説明する。なお、図16ないし
図18に示した従来の構成と同一構成には同一符号を付
して、詳細な説明は省略する。
【0033】まず、液晶セル用基板のシール剤として
は、従来から熱シール剤が使用されているが、一般に熱
シール剤は比較的粘度が高く堅いので、位置決め調整す
なわちアライメント時の作業がやりにくいという性質が
ある。そこで、本発明者は、熱シール剤の採用に加え、
粘度が比較的低く柔らかく、仮固定時の位置合わせがや
り易い紫外線(UV)硬化型のシール剤の使用をも考慮
した基板の組立て装置及び組立て方法を発明した。
【0034】そこで、第1の実施の形態による基板の組
立て装置は、図1の正面図に示した構成、すなわち供給
ロボットA及び吸着反転ロボットBからなる貼り合わせ
機構及び位置合わせ及び加圧機構6とから構成され、図
2により説明する組立て工程を形成するものであるが、
組合わせ固定の対象である基板12,13は、従来と同
様に、それぞれ位置合わせマークを有し、基板13側に
は、ここでは紫外線硬化型であるシール剤17が環状に
塗布され、図1に示す供給ロボットAによりそれぞれ矢
印X方向に順次搬送供給される。
【0035】そこで、貼り合わせ機構では、図2に示す
ように、吸着プレート5を備えた吸着反転ロボットBに
より一方の基板12の裏面が吸着保持された状態で反転
されるが、このとき図3(a)にも拡大して示すよう
に、吸着プレート51は基板12を弾性部材51を介し
て保持して降下し、次に搬送されてくる他方の基板13
のシール剤17の上に載置され重ね合わされる。なお、
図3(b)のマーク12a,12bは、基板12に形成
された位置合わせマークを示す。
【0036】このように、貼り合わせ機構は、シール剤
17が塗布された面と対向する位置に設けられた弾性部
材51を介して、2枚の基板12,13を押圧するの
で、仮に両基板12,13間が傾き、若干の平行ずれを
有してシール剤17を押圧することになっても、弾性部
材51がその平行ずれにより生じる押圧力の偏りを吸収
して補正し、均一な押圧力が得られるよう作動する。こ
の結果、両基板12,13はいわゆる片当りが解消さ
れ、均一な押圧力を受けつつ重ね合わせが行われるの
で、従来のようにシール剤17に気泡が生じるような不
具合の発生は軽減される。
【0037】このようにして、貼り合わされた2枚の基
板12,13は、図4及び図5に詳細に示した位置合わ
せ及び加圧機構6に搬送される。すなわち、図4は位置
合わせ及び加圧機構6の正面図、また図5は外観を示し
た要部の分解斜視図である。
【0038】すなわち、シール剤17を介して重ねられ
た上下2枚の基板12,13は、図1に示した供給ロボ
ットAによって位置合わせ及び加圧機構6に搬入され、
図4の位置合わせ及び加圧機構6の、上下動可能な受取
り・受け渡しピン61上に載置される。受取り・受け渡
しピン61上の2枚の基板12,13は、受取り・受け
渡しピン61の下降操作によって、基台62上に固定さ
れた透明な石英からなる吸着プレート63、すなわち透
光性プレート上に受け渡され載置される。
【0039】透光性の吸着プレート63上に載置された
各基板12,13上には、吸着ヘッド64が配置され、
その吸着ヘッド64はX−Y−θ移動回転機構65に結
合されるとともに、X−Y−θ移動回転機構65はさら
にZ軸(矢印Z)方向に上下動可能な上下移動手段66
に連結されている。
【0040】従って、降下した吸着ヘッド64は基板1
2を吸着保持し、図6に示すように、水平面内での移動
及び回転制御及び上下方向での移動により、マーク認識
→調整(アライメント)→マーク認識→調整→マーク認
識の順に複数回繰り返しつつ、シール剤17を介して対
向する下方の基板13との相対位置関係が調整され、最
終的に位置合わせが完了したとき、紫外線照射され固定
される。
【0041】なお、2枚の各基板12、13に設けられ
た位置合わせマークの相対位置は、CCDカメラ等から
なる下方の位置認識手段67が、透光性の吸着プレート
63を透過して撮像することにより認識される。この位
置認識手段67を通して、2枚の基板12,13間の位
置ずれを補正するように、X−Y−θ移動回転機構65
が作動し、上方の基板12は吸着固定された基板13に
対して位置調整が行なわれる。
【0042】このようにして、液晶セル組み立て用のガ
ラス板からなる2枚の基板12,13は、高精度な貼り
合わせが可能であるが、この実施の形態では、その位置
合わせマークとして、図7に示すように、各基板12,
13の左右両縁に、2組の十字マークを形成した位置合
わせマーク12a,12b及び13a,13bを採用し
た。
【0043】図7では、各基板12,13の位置合わせ
マーク12a及び13aをその右側に拡大して示してい
るが、各2組の十字マーク12aa,12ab及び13
aa,13abは、図示のように、それぞれ対角方向略
45度の2カ所にそれぞれオフセットさせて配置した。
この結果、基板12,13を互いに重ね合わせたとき、
図8(a)及び(b)に示したように、ガラス板の透光
部を介して互いに重なることがないので、相互位置が容
易にまた確実に認識できる。
【0044】2組の十字マーク12aa,12ab及び
13aa,13abは、基板12,13が互いにずれて
位置した場合、図8(a)に示すように、それぞれの組
の位置合わせマーク12a,12b及び13a,13b
の各中心位置12ap,13ap間には、横方向にx、
縦方向にyの長さの位置ずれが生ずる。
【0045】従って、図4及び図5に示した位置認識手
段67による撮像映像による各位置合わせマーク12
a,12b及び13a,13bの認識と、位置検出とに
基づき、各基板の2個の位置合わせマーク12a,13
a(及び12b,13b)の中心位置12ap,13a
p(及び12bp,13bp)間のずれがなくなるよう
にX−Y−θ移動回転機構65を制御し、両基板12,
13間の位置調整が行われる。
【0046】この実施の形態によれば、両基板12,1
3の位置決め調整を、位置合わせマーク12a,12
b,及び13a,13bにおける各2組の十字マーク1
2aa,12ab及び13aa,13abの間の中心位
置12ap,13ap(及び12bp,13bp)の算
出処理により行うもので、従来のようにマーク同士の重
ね合わせによるものではないから、マークの線幅や形状
の崩れ等の影響をうけることが少なく、より高精度な位
置決めが可能となる。
【0047】このようにして、位置認識手段67及びX
−Y−θ移動回転機構65による、位置合わせマーク1
2a,12b及び13a,13bに基づく位置合わせに
より、予め設定された規定値内に入るよう位置補正動作
を繰り返し、図8(b)に示すように、中心位置12a
p,13apがほぼ一致した状態で、位置あわせ補正が
完了する。このようにして、自動的に高精度の位置決め
が行なわれ、高精細の液晶セルを組立てることができ
る。
【0048】上記のようにして、2枚の基板12,13
の貼り合わせの後は、2枚の基板12、13は位置が一
致した状態で、図4に示すように、加圧手段68のパッ
ド68aが矢印Z1方向に降下し、2枚の基板12,1
3の周縁部を覆うように構成した。
【0049】すなわち、加圧手段68のパッド68a
は、図9(a)の断面図、断面図のX−X線から矢印方
向を見た図9(b)に示す平面図、及び平面図の左側面
図を示す図9(c)にそれぞれ拡大して示したように、
2枚の基板12,13を載置した吸着プレート63の上
面と、上側基板12の上面との間の空間と、2枚の基板
12,13の周縁部とを覆うように構成されている。従
って、パッド68aにより封鎖した吸着プレート63の
上面と上側基板13の上面との間の空間は、吸排パイプ
68bを介して図示しない真空ポンプ、すなわち排気手
段に接続される。
【0050】吸着プレート63の上面と上側基板12の
上面との間の空間が密閉された状態で、シール剤17に
設けられた液晶注入口17aを吸排パイプ68bの開口
部に対向位置される。従って、上下基板12,13間の
空間は液晶注入口17aを介して排気され、上下両基板
12,13間の空間を減圧させることから、両基板1
2,13は相対的に外部の大気圧を受け、加圧され圧接
されるよう機能する。これにより、両基板12,13間
の間隔がさらに短縮される。
【0051】このように、位置認識手段67による基板
12,13の相対位置の認識と位置検出に基づき位置補
正が行われ、相対位置が一致した状態で加圧手段68に
より圧縮されるので、両基板12,13間の間隔(ギャ
ップ)5μmに対し、±1μm以内の精度を確保するこ
とができた。
【0052】この加圧手段68により、シール剤17を
介して圧接状態となった2枚の基板12、13は、図4
に示すように、吸着プレート63の下方に位置して設け
た紫外線照射手段69によるシール剤17への紫外線の
全面照射により、シール剤17を硬化させ仮固定するこ
とができる。
【0053】紫外線照射により、両基板12,13の仮
固定が完了し、その後に吸着パッド68aに接続された
真空ポンプを、排気から吸入に転換させることによっ
て、上側基板12の吸着保持は解放され、これとともに
上下移動手段66による吸着ヘッド64及び加圧手段6
8の上昇操作と、受取り・受け渡しピン61の上昇によ
り両基板12,13は吸着プレート63面から解放さ
れ、供給ロボットAにより次の本固定工程へと搬送移動
される。
【0054】以上詳述したように、この第1の実施の形
態による基板の組立て装置及び方法によれば、シール剤
17を介して固定される2枚の基板12,13が、基板
13の下方から透明な吸着プレート63を介して吸着保
持され、その透明プレート63を介して各基板12,1
3の位置合わせマーク12a,12b及び13a,13
bを認識し、各基板12,13間の位置が一致するよう
位置調整し、一致した状態で、加圧されまた必要に応じ
紫外線照射による固定を可能とするものであり、位置ず
れの極めて少ない液晶セルを製造することができる。
【0055】上記説明のように、第1の実施の形態で
は、位置認識手段67及びX−Y−θ移動回転機構65
による基板の位置補正は、2枚の基板を貼り合わせた後
にのみ行うように説明したが、2枚の基板間には、図示
しないが隙間を一定量に保つために球粒状でない支柱状
のスペーサ材を介在させる場合がある。
【0056】従って、2枚の基板間にスペーサ材を介在
させた状態で貼り合わせ、その後位置補正操作を行った
場合は、その補正操作時にスペーサ材がずれて基板面を
擦り、基板膜面を傷つけてしまう恐れがある。
【0057】そのようなスペーサ材による膜面の傷つき
を回避するため、2枚の基板の貼り合わせに際し、上方
の基板を降下させて下方の基板に近付け接触するまでの
間に、位置認識とその位置認識に基づく位置補正の操作
を複数回行うことによって、両基板接触後の位置補正時
の補正量を軽減させ、ペーサ材による膜面の損傷を回避
することができる。
【0058】そこで第2の実施の形態では、上方の基板
の降下途中に、複数回に位置認識及び位置補正操作を実
施するもので、その基板の組立て装置及び組立て方法を
図10及び図11を参照して説明する。
【0059】図10はこの第2の実施の形態による基板
の組立て装置を示す外観図で、まず吸着反転搬送ロボッ
トC1は、上方の基板12を受取り、上下反転させた
後、隣接の位置合わせ及び加圧機構6への搬送を行な
う。
【0060】すなわち、吸着反転搬送ロボットC1は、
載置された基板12を吸着反転機構C13の吸着プレー
トC13aに吸着して受け取った後、その姿勢で降下
し、受取り・受け渡しピンC11上に一旦載置する。
【0061】受取り・受け渡しピンC11上に載置され
た基板12は、ゲージC12で寸法・形状が計測された
後、再び吸着反転機構C13の吸着プレートC13aで
吸着保持され、反転された後、隣接する位置合わせ及び
加圧機構6の受取り・受け渡しピン61上に載置され
る。ここで必要に応じゲージ61aにより再度寸法・形
状の計測による確認の後、透光性の吸着プレート63上
に一旦載置される。
【0062】そこで、この上方の基板12は、上方から
降下した吸着ヘッド64に吸着され、上方に引上げられ
て待機状態となる。
【0063】次に、下方の基板13は、上記上方の基板
12と同様な手順で、吸着反転搬送ロボットC1で渡し
受け、位置合わせ及び加圧機構6側に搬送され、吸着プ
レート63上に載置され、ここで吸着固定される。
【0064】さて、この位置合わせ及び加圧機構6にお
いて、上方の基板12を吸着保持した吸着ヘッド64
は、X−Y−θ移動回転機構65に接続され、さらに上
下方向に粗動させる上下粗移動手段66a及び同じく上
下方向に微移動させる上下微移動手段66bが連結され
ている。
【0065】一方、透光性の吸着プレート63の下方に
は、第1の実施の形態と同様に、両基板12,13にお
ける十字マーク12aa,12ab及び13aa,13
abを認識する位置認識手段67が設けられ、その位置
認識手段67による認識結果は、上記X−Y−θ移動回
転機構65に供給され、上方の基板12のX−Y−θ方
向への位置調整が可能に構成されている。
【0066】また、位置認識手段67は、上下両基板1
2,13が間隔を隔てた状態でも、位置合わせマークを
認識できるようにするため、この実施の形態では、位置
認識手段67には焦点合わせのための上下移動手段67
aを付加して構成した。
【0067】なお、この実施の形態では、吸着プレート
63は透光性としたが、非透光性のもので構成し、十字
マーク12aa,12ab及び13aa,13abを認
識できる位置を切り欠いた構成としても良い。また、両
基板12,13の相対位置調整用のX−Y−θ移動回転
機構を吸着ヘッド64側に設けたが、吸着プレート63
側をX−Y−θ方向に位置調整を行なうように下方に設
けることもできる。
【0068】そこで、吸着ヘッド64に吸着保持された
上方の基板12は、まず上下粗移動手段66aにより下
降させ、下方の基板13に対して10数mmの距離とな
ったときから上下微移動手段66bに切替え操作し、図
11(a)に示すように、数100μm離れた位置まで
徐々に下降させる。
【0069】この上下両基板12,13の間の距離が数
100μmの位置で、位置認識手段67により両基板の
位置合わせマーク12a,13aをより正確に認識すべ
く、上下移動手段67aによりカメラの焦点合わせを行
ない、位置合わせマーク12a,13aを読み取る。こ
の読み取ったデータをもとに、X−Y−θ方向の移動回
転機構65により、下方の基板13との間の位置ずれを
補正する。
【0070】次に、上下微移動手段66bにより、上方
の基板12をさらに下方の基板13に近付けた後、同様
にカメラの焦点調整、位置合わせマーク12a,13a
の読み取り、同様にX−Y−θ方向の移動回転機構65
による位置ずれ補正操作を行なう。
【0071】この補正操作を、上方の基板12を順次降
下させ、図11(b)に示すように両基板12,13が
接触するまで複数回行なうものである。この複数回の位
置補正操作を、この実施の形態では、非接触の状態での
両基板12,13間の距離を等比級数的に分割した位置
で順次行うようにした。
【0072】例えば、基板12と基板13との間の距離
が100μmから基板12の降下を開始する場合は、図
11(c)に示すように、まず100μmのとき第1回
のマーク認識及びその認識結果に基づく第1回の位置調
整を行ない、次に上方の基板12を降下させ、基板12
と基板13との間の距離が50(=100/2)μmの
位置で、2回目のマーク認識及び位置調整を行ない、3
回目は12.5(=25/2)μmの位置で行なうとい
うように、基板12と基板13とが接触する位置まで、
位置認識及び調整を距離が等比級数的に、順次1/2に
分割した長さの距離位置で行なった。
【0073】両基板12,13が接触したかどうかは、
図10に示したように、上下微移動手段66bのヘッド
部分に取付けたリニアセンサ66cで検出することがで
きる。
【0074】従って、両基板12,13が接触した後
も、第1の実施の形態と同様に、マーク位置の最終認識
を行い、両基板12,13の相対位置ずれがゼロになる
ように移動回転機構65による最終位置ずれ補正操作を
行ない、一致したとき、吸着ヘッド64を押し下げ、加
圧を行うものである。
【0075】また、吸着ヘッド64と同様の加圧手段に
よる加圧貼り合わせ後は、図示しないが第1の実施の形
態と同様に、加圧手段68により、2枚の基板12、1
3を圧接状態とし、紫外線照射手段69によるシール剤
17への紫外線の全面照射による硬化により仮固定し、
次の本固定工程へ搬送移動を行なうものである。
【0076】なお、上記第1及び第2の実施の形態で
は、シール剤17はいずれか一方の基板の周縁部で環状
に塗布されたことを説明したが、補助シール剤を予めい
ずれか一方の基板の周縁部において間隔をなして複数箇
所に塗布し、吸着ヘッド64による加圧貼り合わせにお
いては、その補助シール剤の塗布された領域に限定し、
その領域に対して個々に押圧力を加えることによって、
2枚の基板の平行度がより容易に得られるようにするこ
とができる。
【0077】すなわち、図12及び図13は本発明によ
る基板の組立て装置の第3の実施の形態の要部を説明す
るもので、特に上記第1及び第2の実施の形態との相違
点は、図11に示すように、シール剤17とは別に下方
の基板13には周縁部の4箇所に幅が約1mm程度に補
助シール剤17´(仮固定用のもの)が塗布されてい
る。
【0078】一方、2枚の基板12,13を貼り合わす
ために、上方から押圧するための吸着ヘッド64の構造
は図13(a)(b)に示すように、補助シール剤17
´が塗布された位置にそれぞれ対応する位置に加圧溝6
4aが開口するように形成され、その加圧溝64aの形
状は塗布された補助シール剤17´の各塗布領域をそれ
ぞれカバーする大きさとした。
【0079】また、吸着ヘッド64には加圧溝64aに
つらなる高圧気体の供給口64bが設けられ、この供給
口64b図示しない加圧ポンプが接続されている。
【0080】従って、吸着ヘッド64が降下し、上方の
基板12が下方の基板13に接触した状態で位置決めさ
れ、両基板12,13は押圧されるが、図12(b)に
示すように吸着ヘッド64が基板12を吸着した状態で
は、加圧ポンプからの高圧空気の供給により、補助シー
ル剤17´が塗布された領域がそれぞれ個々に加圧さ
れ、両基板12,13は貼り合わされる。
【0081】2枚の基板12,13間のギャップ(間
隔)の平行度が崩れた場合は、押圧によるシール剤17
の潰れ状態にむらが生じ、シール剤17に気泡が入り込
み、その後の工程で不具合発生が発生する要因となる
が、この第3の実施の形態によれば、局所的に加圧する
ため良好な平行度のもとで気泡が生じなくシール剤17
を効率良く形成することができる。
【0082】なお、第3の実施の形態では、図12及び
図13に示したように、部分的に塗布された補助シール
剤17´の塗布領域に、吸着ヘッド64の加圧溝64a
を介して、高圧気体により加圧するように構成したが、
図14に示すように、塗布領域に対応する位置に対し、
吸着ヘッド64とは別に、別途加圧プレート17bを配
置し、基板12が補助シール剤17´に接触した後に、
各加圧プレート17bをプレス機構により押圧するよう
に構成しても良い。
【0083】すなわち、図14はこの発明による基板の
組立て装置の第4の実施の形態の要部を示すもので、第
3の実施の形態とは相違し、補助シール剤17´に対応
する位置の吸着ヘッド64の周縁部を予め切り欠き、別
途加圧プレート17bを設け、図示しないプレス機構に
より、補助シール剤17´に対応した領域に対して、上
方の基板12を押圧するよう構成した。従って、この実
施の形態においても、補助シール剤17´に対応し、局
所的に押圧するのでムラなく、第3の実施の形態と同様
に、平行度の優れた両基板の間隙(ギャップ)を容易に
形成することができる。
【0084】なお、上記各実施の形態では、シール剤1
7として紫外線硬化型を採用するものとして説明した
が、紫外線硬化型に代え熱硬化型のシール剤16を採用
しても良い。
【0085】また、上記各実施の形態では、単一の組立
て装置を説明したが、実際に製造ラインを構成するとき
には、図1に示した供給ロボットAによる搬送路を中心
に設置し、両側には組立て装置を配置し、製造工程の効
率化向上を実現することができる。
【0086】すなわち、図15は上記各実施の形態によ
る組立て装置を2台併設した製造ラインを示した平面図
で、供給ロボットAによる基板12,13の搬送路7を
中央に2つの基板の組立て装置71,72を配置して構
成した。
【0087】この結果、例えば一方の基板の組立て装置
71を熱硬化型のシール剤16による装置とし、他方
(装置72)を紫外線硬化型のシール剤17による組立
て装置で構成し、搬送路7と基板12,13の供給を共
有化することで、製造ラインのコンパクト化と、製造工
程の短縮化が可能となる。
【0088】いずれにしても、本発明装置及び方法によ
れば、貼り合わせ機構において、弾性部材を介して重ね
合わされる2枚の基板を押圧したり、あるいは段階的に
複数回の位置認識・位置調整操作、さらには部分的に押
圧により、従来に比して両基板間の平行度が容易にまた
より高精度に得られるものである。
【0089】また、基板13が載置されるプレート63
の下方に位置認識手段を設けたので、構成が小形化され
るとともに、位置ずれのない高精度な基板の組立てが可
能となる。
【0090】
【発明の効果】本発明は、基板の組立て装置及び組立て
方法において、一方の基板を弾性部材を介して他方の基
板に重ねる等の構成を採用したので、シール剤に対しほ
ぼ均一な押圧力を加えることができ、シール剤での気泡
の発生を軽減させ、高精度の組立て基板を得ることがで
きる。
【0091】また、2枚の基板の位置調整と固定操作
を、基板を何等移動させることなく同時に実施できるの
で、基板間のずれの発生が大幅に減少し、装置の小形化
と製造効率を向上させることができ、実用上の効果大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基板の組立て装置の第1の実施の
形態を示す正面図である。
【図2】図1に示す装置の工程図である。
【図3】図1に示す装置の貼り合わせ機構の拡大説明図
である。
【図4】図1に示す装置の位置合わせ及び加圧機構の正
面図である。
【図5】図4に示す機構の斜視図である。
【図6】図5に示す装置の工程図である。
【図7】図1に示す装置の基板を示す平面図である。
【図8】図7に示す基板の位置マークによる位置合わせ
を示す説明図である。
【図9】図9(a)は図1に示す装置の加圧機構の要部
拡大断面図、図9(b)は図8(a)のX−Xから矢印
方向を見た平面図、図9(c)は図9(b)の左側面図
である。
【図10】本発明による基板の組立て装置の第2の実施
の形態を示す正面図である。
【図11】図10に示す装置の動作の説明図である。
【図12】本発明による基板の組立て装置の第3の実施
の形態を説明する基板の平面図である。
【図13】図13(a)は図12に示す実施の形態にお
ける吸着ヘッドの底面図、図13(b)はその断面図で
ある。
【図14】図14(a)は本発明による基板の組立て装
置の第4の実施の形態を説明する吸着ヘッドの底面図、
図14(b)はその正面図である。
【図15】本発明装置を適用した製造ラインの構成図で
ある。
【図16】液晶表示器の構成を示す分解斜視図である。
【図17】図15に示す液晶表示器の要部を示す一部断
面図である。
【図18】従来の基板の組立て装置の位置合わせ機構及
びプレス機構を示す正面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示器 12 基板(カラーフィルタ板) 13 基板(LCDセル板) 13a 液晶 13b スペーサ 16,17 シール剤 2 位置合わせ機構 12a,12b,13a,13b 位置合わせマーク 12ap,13ap 中心位置 21,24,63 吸着プレート 23,66 上下移動手段 22,65 X−Y−θ移動回転機構 25,67 位置認識手段 3 プレス機構 31,68 加圧手段 4 搬送機構 6 位置合わせ及び加圧機構 61 受取り・受け渡しピン 62 基台 64 吸着ヘッド 67 位置認識手段 69 紫外線照射手段 A 供給ロボット B 吸着反転ロボット C 吸着反転搬送ロボット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ位置合わせマークを有し、少な
    くともいずれか一方の基板面に塗布されたシール剤を介
    して互いに対向し、貼り合わされる2枚の基板と、 この2枚の基板のうち、一方の基板を弾性部材を介して
    吸着保持し、この吸着保持した一方の基板を前記シール
    剤を介して押圧し、他方の基板と貼り合わす貼り合わせ
    機構と、 この貼り合わせ機構によって貼り合わされた前記2枚の
    基板を載置する透光性プレートと、 この透光性プレートを介して、前記2枚の基板の各位置
    合わせマークを認識する位置認識手段と、 この位置認識手段による基板の相対位置認識結果に基づ
    き前記2枚の基板の相対位置を補正する位置補正手段
    と、 この位置補正手段により位置補正された前記2枚の基板
    間の空間を排気する排気手段とを具備することを特徴と
    する基板の組立て装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ位置合わせマークを有し、少な
    くともいずれか一方の基板面に塗布されたシール剤を介
    して互いに対向し、貼り合わされる2枚の基板と、 この2枚の基板間の対向距離を順次狭めて貼り合わす過
    程において、対向距離の異なる複数位置で、前記位置合
    わせマークによる2枚の基板相互間の位置ずれ量の認識
    と、この認識に基づく位置ずれ量の補正とを行なった後
    2枚の基板を貼り合わす貼り合わせ機構と、 この貼り合わせ機構によって貼り合わされた前記2枚の
    基板を載置する透光性プレートと、 この透光性プレート上に載置された前記2枚の基板間の
    空間を排気する排気手段とを具備することを特徴とする
    基板の組立て装置。
  3. 【請求項3】 前記排気手段により貼り合わされた前記
    2枚の基板間のシール剤に、前記透光性プレートを介し
    て紫外線を照射する紫外線照射手段を具備したことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の基板の組立て
    装置。
  4. 【請求項4】 前記シール剤は、前記基板の周縁部に所
    定間隔をなして断続的に複数箇所に塗布され、 前記貼り合わせ機構は、前記一方の基板を介して、前記
    複数箇所に塗布された各シール剤個々に対応する押圧力
    を加えることにより前記2枚の基板を貼り合わすことを
    特徴とする請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1
    項に記載の基板の組立て装置。
  5. 【請求項5】 それぞれ位置合わせマークを有し、少な
    くともいずれか一方の基板面に塗布されたシール剤を介
    して互いに対向し、貼り合わされる2枚の基板が搬送さ
    れる搬送工程と、 この搬送工程で搬送された2枚の基板のうち、一方の基
    板を弾性部材を介して吸着保持し、この吸着保持された
    一方の基板をシール剤を介して他方の基板に押圧するこ
    とにより、両基板を貼り合わす貼り合わせ工程と、 この貼り合わせ工程で貼り合わされた前記2枚の基板
    を、透光性プレート上に吸着保持する保持工程と、 この保持工程で保持された基板を、前記透光性プレート
    を介して各基板の位置合わせマークを認識し、両基板の
    相対位置を補正する位置補正工程と、 前記2枚の基板間で形成された空間を排気する排気工程
    とを具備することを特徴とする基板の組立て方法。
  6. 【請求項6】 それぞれ位置合わせマークを有し、少な
    くともいずれか一方の基板面に塗布されたシール剤を介
    して互いに対向し貼り合わされる2枚の基板が搬送され
    る搬送工程と、 この搬送工程で搬送された2枚の基板の貼り合わせに際
    し、前記位置合わせマークによる相互間の位置ずれ量を
    認識し、その認識に基づく位置ずれの補正操作を基板間
    の対向距離を異にして複数回行った後、両基板を貼り合
    わす貼り合わせ工程と、 この貼り合わせ工程で貼り合わされた前記両基板を、透
    光性プレート上に吸着保持する保持工程と、 この保持工程で保持された前記2枚の基板の基板間で形
    成された空間を排気する排気工程とを具備することを特
    徴とする基板の組立て方法。
  7. 【請求項7】 前記排気工程で接合された2枚の基板の
    間のシール剤に、前記透光性プレートを介して紫外線を
    照射する紫外線照射工程を付加したことを特徴とする請
    求項5または請求項6に記載の基板の組立て方法。
  8. 【請求項8】 前記搬送工程で搬送される基板は、基板
    の周縁部に所定間隔をなして断続的に複数箇所にシール
    剤が塗布され、 前記貼り合わせ工程は、前記複数箇所に塗布された各シ
    ール剤個々に対応する押圧力を加えることを特徴とする
    請求項5ないし請求項7のうちのいずれか1項に記載の
    基板の組立て方法。
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