JP7151138B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
従来の定着装置において、ニップ部を通過した記録媒体を定着ベルトから分離させ記録媒体の排出方向を安定させる技術が、特開2005-221533号公報(特許文献1)、特開2014-6317号公報(特許文献2)、および特開2013-186197号公報(特許文献3)、特開2017-9824号公報(特許文献4)に開示されている。
特開2005-221533号公報 特開2014-6317号公報 特開2013-186197号公報 特開2017-9824号公報
上記特許文献1から上記特許文献3に開示される従来の定着装置において、記録媒体と定着ベルトを分離させるまでの間に記録媒体上のトナー像に熱が過剰供給され、光沢度の低下やホットオフセット等が発生する場合がある。
一方、上記特許文献4に開示される従来の定着装置においては、分離ローラーを含む分離部材をニップ部出口付近に配置することにより、分離性とホットオフセット等の抑制とを両立させているが、定着装置全体としての構成が複雑となる。
本開示では、分離性を確保しつつトナー画像への過剰な熱供給を簡易に抑制できる定着装置および画像形成装置を提供する。
本開示に係る定着装置は、記録媒体にトナー像を定着させる。上記定着装置は、回転可能に構成された無端状の定着ベルトと、ニップ形成部材と、回転体と、加熱部とを備えている。上記ニップ形成部材は、上記定着ベルトの内周側に配置されている。上記回転体は、上記ニップ形成部材に対向するとともに上記定着ベルトの外周面に対向することで定着ニップ部を形成する。加熱部は、上記トナー像に熱を供給する。上記ニップ形成部材は、上記記録媒体の搬送方向における上記定着ニップ部の最下流部に相当する部分を有する経路調整面を含む。上記定着ベルトの幅方向に直交する断面において、上記経路調整面に沿う方向における上記経路調整面の長さは、上記搬送方向における上記定着ニップ部の長さの1/3以下である。
上記定着装置において、上記経路調整面は平滑である。
上記定着装置では、上記幅方向に直交する上記断面において、上記経路調整面に沿う方向における上記経路調整面の長さは、1.0[mm]以上3.0[mm]以下である。
上記定着装置において、上記ニップ形成部材は、上記定着ニップ部に対して上記搬送方向の上流側に湾曲面を有する。
上記定着装置において、上記ニップ形成部材は、上記経路調整面に対して上記搬送方向の上流側に湾曲状の曲面部を含む。上記曲面部は、上記幅方向に直交する上記断面において、上記搬送方向の下流に向かうにつれて上記回転体の中心に近づくように延びる形状を有する。
上記定着装置において、上記ニップ形成部材は、上記経路調整面に対して上記搬送方向の上流側に湾曲状の曲面部を含む。上記曲面部の曲率半径は、上記回転体の曲率半径よりも大きい。
上記定着装置において、上記ニップ形成部材は、上記経路調整面に対して上記搬送方向の上流側に平面部を有している。
上記定着装置において、上記経路調整面は、上記平面部に対して傾斜している。
上記定着装置において、上記経路調整面は、上記搬送方向の下流側に向かうにつれて上記回転体に近づく方向に上記平面部に対して傾斜している。上記経路調整面と上記平面部との成す角は、2.3[°]以上4.3[°]以下ある。
上記定着装置において、上記ニップ形成部材は、上記経路調整面の上記搬送方向の上流側に上記経路調整面と滑らかに連なる突出面を含む。上記突出面は、上記回転体に向かって突出する凸形状を有している。
上記定着装置において、上記突出面の曲率半径は、0.5[mm]以上1.5[mm]以下である。
上記定着装置において、上記ニップ形成部材は、上記経路調整面に対して上記搬送方向の下流側に湾曲状の角面を含む。上記角面の曲率半径は、1.5[mm]以上3.0[mm]以下である。
上記定着装置において、上記角面は、上記定着ベルトと接触する部分に接触部を有する。上記幅方向に直交する上記断面において、上記定着ベルトの回転方向における上記接触部の最下流部を通る上記角面の第一接線と、上記回転方向における上記経路調整面の最下流部を通る上記経路調整面の第二接線とが規定されている。上記第一接線と上記第二接線との成す角は、55[°]以上60[°]以下である。
本発明に係る画像形成装置は、上記のいずれかの局面の定着装置と、記録媒体を収容する収容部とを備える。
本開示に従えば、分離性を確保しつつトナー画像への過剰な熱供給を簡易に抑制できる。
実施の形態1に係る画像形成装置の概略図である。 実施の形態1の定着装置の概略断面図である。 図2中のIII方向から見た際の定着装置の構成の概略を示す図である。 図2に示す領域IVの概略拡大図である。 実施の形態1のニップ形成部材の概略断面図である。 実施の形態2の定着装置を示す概略断面図である。 実施例1および実施例2、並びに、比較例1から比較例4のニップ形成部材に対する評価結果を示す表である。 実施例の結果をまとめたグラフを示す図である。
以下、実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。以下に示す実施の形態においては、画像形成装置および定着装置として、電子写真方式を採用したいわゆるタンデム型のカラープリンターおよびこれに具備された定着装置を例示して説明を行なう。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
<画像形成装置100>
図1は、実施の形態1に係る画像形成装置100の概略図である。図1を参照して、実施の形態の画像形成装置100の概略的な構成および動作について説明する。
画像形成装置100は、装置本体2と、収容部9とを主として備えている。装置本体2は、記録媒体としての用紙Sに画像を形成するための部位である画像形成部2Aと、画像形成部2Aに用紙Sを供給するための部位である給紙部2Bとを含んでいる。収容部9は、画像形成部2Aに供給するための用紙Sを収納するものであり、給紙部2Bに着脱自在に設けられている。
画像形成装置100の内部には、複数のローラー3が設置されており、これにより用紙Sが所定の方向に沿って搬送される搬送経路4が、上述した画像形成部2Aおよび給紙部2Bに跨って構築されている。また、図1中に示すように、装置本体2には、画像形成部2Aに用紙Sを供給するための手差しトレイ9aが別途設けられていてもよい。
画像形成部2Aは、たとえばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色のトナー像を形成可能な作像ユニット5と、当該作像ユニット5に含まれる感光体を露光するための露光ユニット6と、作像ユニット5に張架された中間転写ベルト7aと、搬送経路4上であってかつ中間転写ベルト7aの走路上に設けられた転写部7と、クリーニング部8と、転写部7よりも下流側の部分の搬送経路4上に設けられた、後述する実施の形態に係る定着装置1とを主として備えている。
作像ユニット5は、露光ユニット6からの露光を受けてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色のトナー像あるいはブラック(K)のみからなるトナー像を感光体の表面に形成し、これを中間転写ベルト7aに転写する(いわゆる一次転写)。これにより、中間転写ベルト7aには、カラートナー像あるいはモノクロトナー像が形成されることになる。
中間転写ベルト7aは、その表面に形成されたカラートナー像あるいはモノクロトナー像を転写部7へと移送し、給紙部2Bから転写部7へと搬送されてきた用紙Sとともに転写部7において圧接される。これにより、中間転写ベルト7aの表面に形成されたカラートナー像あるいはモノクロトナー像が用紙Sへと転写される(いわゆる二次転写)。
転写部7により用紙Sにカラートナー像あるいはモノクロトナー像を転写した後、用紙Sを曲率分離した中間転写ベルト7aは、クリーニング部8により残留トナーが除去される。
カラートナー像あるいはモノクロトナー像が転写された用紙Sは、その後、定着装置1によって加圧および加熱され、用紙S上のトナー像を定着される。これにより、用紙Sにカラー画像あるいはモノクロ画像が形成されることになり、当該カラー画像あるいはモノクロ画像が形成された用紙Sは、その後、装置本体2から排出される。
(定着装置1)
図2は、実施の形態1の定着装置1の概略断面図である。図3は、図2中のIII方向から見た際の定着装置1の構成の概略を示す図である。図2および図3を参照して、定着装置1について説明する。定着装置1は、回転可能に構成された無端状の定着ベルト20と、加熱部40と、回転体と、ニップ形成部材10と、固定部材80と、グリス保持部材90とを含んでいる。
定着ベルト20の外径は任意であるが、10[μm]以上100[μm]以下が好ましい。定着ベルト20は、基層、弾性層、および離型層を有している。上記基層は、たとえばポリイミド(PI)から構成される。上記基層の厚みは、たとえば5[μm]以上100[μm]以下である。
上記弾性層は、シリコーンゴム、およびフッ素ゴム等の耐熱性の高い材料が好ましい。上記弾性層の厚みは、たとえば10[μm]以上300[μm]以下である。上記離型層は、フッ素チューブおよびフッ素系コーティング等の離型性を付与した構成が好ましい。上記離型層の厚みは、たとえば5[μm]以上100[μm]以下である。
ニップ形成部材10は、定着ベルト20の内周側に配置されている。ニップ形成部材10は固定部材80によって固設されており、定着ベルト20の内周面と摺動する。ニップ形成部材10の詳細については後述する。
実施の形態において、回転体は、加圧ローラー30である。加圧ローラー30は、モーター等の駆動装置(図示しない)によって回転する(図2中のA方向)。加圧ローラー30の回転に従動して定着ベルト20が回転する(図2中のB方向)。
加圧ローラー30は、定着ベルト20を介してニップ形成部材10を押圧する。加圧ローラー30は、ニップ形成部材10に対向するとともに定着ベルト20の外周面に対向することで定着ニップ部Nを形成する。定着ニップ部Nは、加圧ローラー30がニップ形成部材10を押圧することにより形成される領域である。定着ニップ部Nにおいて、用紙S上のトナー像が加熱および加圧され用紙Sに定着される。
加圧ローラー30の表面硬度は、たとえば50[°]である。加圧ローラー30の表面硬度は、40[°]以上60[°]以下(アスカーC)が好ましい。加圧ローラー30の外径の大きさは、たとえば32[mm]である。加圧ローラー30の外径は、20[mm]以上100[mm]以下が好ましい。
加圧ローラー30は、芯金と、弾性層と、離型層とを有している。上記芯金は、アルミ、および鉄等の金属が好ましい。上記芯金の厚みは、0.1[mm]以上10[mm]以下が好ましい。上記芯金は、パイプ形状、中実の棒状、または断面形状が三ツ矢形状等の異形の形状等の場合がある。
上記弾性層は、シリコーンゴム、およびフッ素ゴム等の耐熱性の高い材料が好ましい。上記弾性層の厚みは、1[mm]以上20[mm]以下が好ましい。上記離型層は、フッ素チューブ等の離型性を付与した構成が好ましい。上記離型層の厚みは、5[μm]以上100[μm]以下であることが好ましい。
図2中に示された矢印は、搬送方向DR1を示している。搬送方向DR1は、用紙Sの搬送方向であり、図2中の上方向である。図3中に示された両矢印は、幅方向DR2を示している。幅方向DR2は、搬送方向DR1に直交する方向であり、定着ベルト20の幅方向である。幅方向DR2は、図3中の左右方向であり、加圧ローラー30の軸方向と平行である。
グリス保持部材90は、ニップ形成部材10に対して定着ベルト20の回転方向の下流側に配置されている。グリス保持部材90は、固定部材80によって固定されている。グリス保持部材90は、定着ベルト20の内周側に配置されており、定着ベルト20を支持している。グリス保持部材90は、定着ベルト20の内周面と摺動しながらグリスを定着ベルト20に供給する。
加熱部40は、定着ベルト20の内周側に配置されている。加熱部40は、加熱源41および加熱ローラー42を有している。加熱源41の輻射熱によって、加熱源41は、加熱ローラー42を介して定着ベルト20を加熱する。加熱源41は、定着ベルト20を介してトナー像に熱を供給する。加熱ローラー42、ニップ形成部材10、およびグリス保持部材90は、定着ベルト20を張架している。
定着ベルト20とニップ形成部材10との間には図示しない摺動部材が設けられている。摺動部材は、ガラスクロスを基材としている。摺動部材は、その摺動面をフッ素系樹脂で被覆した構成が一般的である。摺動部材の摺動面は、フッ素繊維の織物、フッ素樹脂シート、およびガラスコートなどが用いられる。摺動部材により定着ベルト20とニップ形成部材10との摺動抵抗が減少し、安定した定着ベルト20の回転性が得られる。
(ニップ形成部材10)
図4は、図2に示す領域IVの概略拡大図である。図5は、実施の形態1のニップ形成部材10の概略断面図である。図4では、弾性変形後の加圧ローラー30を記載しているが、弾性変形前における加圧ローラー30の形状がわかるように、弾性変形部の変形前形状を2点鎖線で示しており、定着ベルト20を線で図示している。図4および図5を参照して、ニップ形成部材10について説明する。
ニップ形成部材10は、対向面17を有している。対向面17は、定着ベルト20の内周面に対向している。対向面17は、加圧ローラー30に向く面である。加圧ローラー30の表面は、対向面17の表面形状に倣うように弾性変形する。対向面17は、湾曲面11と、平面部12と、曲面部13と、突出面14と、経路調整面15と、角面16とを有している。
湾曲面11は、定着ニップ部Nに対して搬送方向DR1の上流側に設けられている。湾曲面11は、対向面17のうち搬送方向DR1の最上流部に設けられている。湾曲面11は、湾曲状の形状を有している。湾曲面11は、加圧ローラー30側に突出する凸形状を有している。湾曲面11に対して搬送方向DR1の下流側には、湾曲面11と滑らかに連なる平面部12が設けられている。
平面部12は、平滑である。「平滑」とは、本明細書中において、幾何学的に平面度がゼロである場合だけでなく、わずかに湾曲している場合(ほぼ平滑である場合)も含むものとする(以下、「平滑」について同じ)。平面部12は、幅方向DR2に直交する断面(以下、断面Z)において、真っ直ぐに延びる形状を有している。
平面部12は、搬送方向DR1における定着ニップ部Nの最上流部(以下、ニップ入口Ni)に相当する部分を有している。「ニップ入口Niに相当する部分」とは、本明細書中において、対向面17のうちニップ入口Niに対向している部分を意味するものとする。実施の形態において、ニップ入口Niに相当する部分は、平面部12と湾曲面11との境目に設けられているが、平面部12のうち上記境目に対して搬送方向DR1の下流側に設けられていてもよい。平面部12に対して搬送方向DR1の下流側には、曲面部13が設けられている。
曲面部13は、断面Zにおいて、搬送方向DR1の下流に向かうにつれて加圧ローラー30の中心Cに近づく(加圧ローラー30の外周面に食い込む)ように延びる形状を有する。曲面部13は、凹状に湾曲する形状を有している。曲面部13は、固定部材80に向かって窪む(突出する)形状を有している。対向面17が固定部材80に向かって窪むことにより、曲面部13が形成されている。曲面部13の曲率半径は、加圧ローラー30の曲率半径よりも大きい。実施の形態において、曲面部13の曲率半径はたとえば25[mm]であり、加圧ローラー30の曲率半径は、16[mm]である。
曲面部13は、上流端13aおよび下流端13bを有している。上流端13aは、搬送方向DR1の上流側の曲面部13の端部である。下流端13bは、搬送方向DR1の下流側の曲面部13の端部である。曲面部13は、上流端13aで平面部12と滑らかに連なっている。
曲面部13と加圧ローラー30との接触する領域における加圧ローラー30の弾性変形量は、搬送方向DR1の下流側に向かうにつれて大きくなっていく。下流端13bにおける加圧ローラー30の弾性変形量(図4中のX)は、上流端13aにおける加圧ローラー30の弾性変形量(図4中のY)よりも大きい。
上記の構成により、曲面部13におけるニップ圧は、搬送方向DR1の下流側に向かうにつれて大きくなっていく。曲面部13に対して搬送方向DR1の下流側には、突出面14が設けられている。曲面部13は、下流端13bで突出面14と滑らかに連なっている。
突出面14は、加圧ローラー30に向かって突出する凸形状を有している。突出面14は、加圧ローラー30に食い込むように突出している。突出面14は、曲面部13が突出する方向と逆方向に突出している。突出面14の曲率は、曲面部13の曲率と逆向きである。
突出面14は、湾曲状である。突出面14の曲率半径は、0.5[mm]以上1.5[mm]以下が好ましい。突出面14の曲率半径は、たとえば1.0[mm]である。断面Zにおいて、搬送方向DR1における突出面14の最下流部には、突出下流端14bが設けられている。突出面14に対して搬送方向DR1の下流側には、経路調整面15が設けられている。突出面14は、突出下流端14bにおいて経路調整面15と滑らかに連なっている。
経路調整面15は、緩やかな曲面であってもよいが、実施の形態1においては平滑である。経路調整面15は、突出下流端14bにおける突出面14の接線L1方向(図4中のL1)に沿って延びている。実施の形態において、搬送方向DR1における定着ニップ部Nの長さ(図4中のa。以下、定着ニップ部Nの長さa)は、10[mm]である。
断面Zにおいて、経路調整面15に沿う方向における経路調整面15の長さ(図4中のb。以下、経路調整面15の長さb)は、1[mm]以上3[mm]以下が好ましい。経路調整面15の長さbは、たとえば2.5[mm]である。断面Zにおいて、経路調整面15の長さbは、定着ニップ部Nの長さaの1/3以下である。
経路調整面15は、搬送方向DR1における定着ニップ部Nの最下流部(以下、ニップ出口No)に相当する部分を有している。「ニップ出口Noに相当する部分」とは、本明細書中において、対向面17のうちニップ出口Noに対向している部分を意味するものとする。ニップ出口Noに相当する部分は、突出下流端14bに設けられていてもよい。
経路調整面15の一部は、定着ニップ部Nの一部と対向している。経路調整面15には、定着ニップ部Nと対向する部分と、定着ニップ部Nと対向しない部分とが設けられている。
用紙Sが搬送される経路は、対向面17の表面形状に従って規定される。ニップ入口Niから突入した用紙Sは、定着ニップ部Nを通過して、ニップ出口Noから排出される。その後、用紙Sは、経路調整面15の表面に沿って搬送される。経路調整面15は、用紙Sの搬送経路を規定して調整する。
経路調整面15に対して搬送方向DR1の下流側には、湾曲状の角面16が設けられている。角面16は、経路調整面15と滑らかに連なっている。角面16は、対向面17の面取り部を構成している。角面16の曲率半径は、1.5[mm]以上3.0[mm]以下であることが好ましい。実施の形態において、角面16の曲率半径は、2.75[mm]である。
角面16は、定着ベルト20と接触する部分に接触部16bを有する。断面Zにおいて、定着ベルト20の回転方向(図4中のB方向)における接触部16bの最下流部16cを通る角面16の第一接線L4と、定着ベルト20の回転方向における経路調整面15の最下流部15aを通る経路調整面15の第二接線L5とが規定されている。第一接線L4と第二接線L5との成す角βは、55[°]以上60[°]以下である。実施の形態において、上記成す角βは、57[°]である。
図5に示すように、断面Zにおいて、経路調整面15は、平面部12に対して傾斜している。経路調整面15は、搬送方向DR1の下流側に向かうにつれて加圧ローラー30に近づく方向に平面部12に対して傾斜している。断面Zにおいて、平面部12に沿う方向の延長線L2と経路調整面15に沿う方向の延長線L3との成す角αは、たとえば3.3[°]である。上記成す角αは、2.3[°]以上4.3[°]以下であることが好ましい。
(作用効果)
図4に示すように、ニップ出口Noに対向する部分に経路調整面15が設けられていることにより、ニップ出口Noから排出される用紙Sの排出方向が規定される。用紙Sは、経路調整面15の表面形状に沿うように搬送される。これにより、用紙Sの搬送経路を安定させることができる。したがって、用紙Sを狙いの排出方向へ搬送することができる。そのため、用紙Sと定着ベルト20との良好な分離性を確保することができる。ゆえに、紙詰まりを抑制することができる。
経路調整面15の長さbが長すぎると、経路調整面15において、ニップ出口Noから排出された後の用紙Sに定着されたトナー画像に過剰に熱が供給され、光沢度の低下やホットオフセット(一度定着したトナー画像が再度加熱され用紙からはがれる現象)などの問題が発生する場合がある。
断面Zにおいて、経路調整面15の長さbは、定着ニップ部Nの長さaの1/3以下である。これにより、定着時において、定着ニップ部Nを用紙Sが通過する時間と比較して経路調整面15と用紙Sとが接触する時間を小さく保つことができる。したがって、経路調整面15に沿って用紙Sが搬送される間における用紙Sへの過剰な熱供給を抑制することができる。そのため、用紙Sの光沢度の低下やホットオフセットの発生を抑制することができる。
実施の形態の定着装置1は、新たな機構を設けずとも、用紙Sへの過剰な熱供給を抑制することができる。したがって、分離性を確保しつつトナー画像への過剰な熱供給を簡易に抑制することができる。
経路調整面15は、平坦(曲率≒0)であることが好ましい。用紙Sは、経路調整面15の表面形状に倣って搬送される。経路調整面15が平坦であることにより、用紙Sが経路調整面15に沿って真っ直ぐ搬送される。これにより、用紙Sの搬送経路をより安定させることができる。さらに、用紙Sが経路調整面15に沿って曲がる量を抑制することができる。
経路調整面15は、加圧ローラー30または曲面部13よりも小さい曲率を有する緩やかな曲面であってもよい。緩やかな曲面であっても、分離性を確保しつつトナー画像への過剰な熱供給を抑制する効果が得られる。
経路調整面15の長さbが1.0[mm]よりも小さい場合、用紙Sの経路調整面15に接触する時間が短く、経路調整面15に沿った方向に搬送されにくくなり、狙いの排出方向に排出されにくい。経路調整面15の長さbが3.0[mm]よりも大きい場合は、経路調整面15と用紙Sとの接触時間が大きくなりすぎるため、用紙S上に既に定着されたトナー画像に対して、過剰に熱供給されうる。断面Zにおいて、経路調整面15の長さbを1[mm]以上3[mm]以下に設定することにより、分離性を確保しつつトナー画像への過剰な熱供給を確実に抑制することができる。
ニップ入口Niよりも搬送方向DR1の上流側に湾曲面11を設けることにより、ニップ入口Niに向かって搬送される用紙Sが定着ベルト20に接触した際に、定着ベルト20の回転に引き込まれ、用紙Sが定着ニップ部Nに突入しやすくなる。
平面部12は、経路調整面15に対して搬送方向DR1の上流側に設けられている。平面部12は、用紙S上のトナー像に熱を供給しトナー像を溶融するための領域である。ニップ入口Niに対向する部分を有する平面部12を設けることにより、定着ニップ部Nの上流側(ニップ入口Niの近傍)のニップ圧を低圧に保つことができる。
ニップ形成部材10に曲面部13を設けることにより、曲面部13の上流端13aから下流端13bに向かうにつれて徐々に圧力が増加する圧力分布を定着ニップ部Nに形成することができる。
曲面部13の曲率半径は、加圧ローラー30の曲率半径よりも大きい。これにより、ニップ形成部材10加圧ローラー30への食い込みを緩やかにすることができる。したがって、急激な圧力上昇を抑制することができる。
経路調整面15の搬送方向DR1の上流側には突出面14が設けられている。突出面14は、定着ニップ部Nで、最も高圧な部分であり、突出面14は、平面部12および曲面部13で溶融されたトナーを高圧状態で用紙Sに押し込む。これにより、良好な定着性を確保することができる。
定着ニップ部Nでは、平面部12は比較的低圧で、曲面部13から圧力が増大し、突出面14で最も高圧となるニップ圧力分布となっている。用紙Sに転写された未定着トナー像が、平面部12および曲面部13で熱供給されて溶融され、突出面14の高圧領域において、上記溶融されたトナー像が用紙Sに押し込まれて定着される。このように定着ニップ部Nの上流部(低圧領域)、および下流部(高圧領域)で機能分離した構成をニップ形成部材10に採用することで、定着ニップ部Nに作用する荷重が低荷重であっても、良好な定着性を得ることができる。
突出面14の曲率半径は、0.5[mm]以上1.5[mm]以下が好ましい。これにより、定着ベルト20へのダメージを軽減することができる。
角面16の曲率半径が小さい場合は、定着ベルト20に割れが生じやすく、角面16の曲率半径が大きい場合は、用紙Sの分離性が悪化する。角面16の曲率半径を1.5[mm]以上3.0[mm]以下に設定することにより、定着ベルト20の耐久性を維持しつつ分離性を確保することができる。
第一接線L4と第二接線L5との成す角βが小さい場合、用紙Sと定着ベルト20との分離性が悪化し、上記成す角βが大きい場合、定着ベルト20の屈曲による割れが生じる。上記成す角βを55[°]以上60[°]以下に設定することにより、定着ベルト20の耐久性を維持しつつ分離性を向上させることができる。
図5に示すように、経路調整面15は、平面部12に対して傾斜している。これにより、用紙Sを定着ベルト20から効果的に分離させることができる。
経路調整面15は、平面部12に対して、搬送方向DR1の下流側に向かうにつれて加圧ローラー30に近づく方向に傾斜している。これにより、特に薄紙が定着ベルト20に張り付くことにより発生するジャムを抑制することができる。
延長線L2と延長線L3との成す角αが4.3[°]より大きい場合、ニップ出口Noから排出される用紙Sが加圧ローラー30に巻き込まれやすくなる。そのため、断面Zにおいて、成す角αは、2.3[°]以上4.3[°]以下であることが好ましい。これにより、用紙Sを定着ベルト20からより効果的に分離させることができる。
[実施の形態2]
図6は、実施の形態2の定着装置1を示す概略断面図である。実施の形態1と異なり、定着ベルト20は、張架されていない。実施の形態1の定着装置1は、定着ベルト20がニップ形成部材10と加熱ローラー42によって張架される2軸ベルト構成であったが、実施の形態2の定着装置1のように1軸ベルト構成でもよい。
実施の形態2の定着装置1においても、実施の形態1の定着装置1と同様に、分離性を確保しつつトナー画像への過剰な熱供給を簡易な構成で抑制できる効果が得られる。
以下、実施例について説明する。実施例として、経路調整面の長さbの定着ニップ部の長さaに対する比(以下、ニップ比(b/a))が異なるニップ形成部材を作製し(実施例1および実施例2、並びに、比較例1から比較例4)、上記ニップ形成部材を評価機に搭載し、分離性と光沢度を評価する試験を行なった。
図7は、実施例1および実施例2、並びに、比較例1から比較例4のニップ形成部材に対する評価結果を示す表である。図7中の分離性の欄における「不可」は、用紙の分離性が不十分であったことを示しており、「可」は分離性が良好であったことを示している。
図7中の光沢度の欄における「不可」は、光沢度が許容値未満であり、品質不良(ホットオフセットが発生)となったことを示している。「可」は光沢度の基準を満たしており、品質が良好であったことを示している。光沢度の判定結果の欄には、光沢度の値をかっこ書きで記載している。
比較例2および比較例4(ニップ比0)は、経路調整面が設けられていないニップ形成部材を採用している。経路調整面が設けられていない比較例2および比較例4では、分離性が不十分であった。ニップ比(b/a)が1/3よりも大きい比較例1および比較例3では、分離性は良好であったが、光沢度が許容値未満であった。ニップ比(b/a)が1/3よりも小さい実施例1および実施例2では、分離性および光沢度ともに良好な結果が得られた。
図8は、光沢度の基準を満たすニップ比を導くためのグラフを示す図である。実施例および比較例の結果(ニップ比が0、0.25、0.35)から近似曲線(図8中の点線)を作成し、光沢度の基準を満たす(許容値を超える)ニップ比を求めた。図8に示すように、ニップ比(b/a)が1/3よりも大きいときには、光沢度の許容値を超えており、光沢度の基準を満たしていることがわかる。
以上により、経路調整面15の長さbを定着ニップ部Nの長さaの1/3以下にすることにより、分離性を確保した上でトナー画像への過剰な熱供給を抑制でき、光沢度の低減を抑制することができることが示された。
(その他)
なお、実施の形態の定着装置1において、無端状の定着ベルト20の内周側に配置されたニップ形成部材10に対向するとともに定着ベルト20の外周面と対向する加熱ローラーが設けられている構成であってもよい。上記構成である場合、回転体は、加熱ローラーとなる。
今回開示された実施の形態および実施例は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲はした説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 定着装置、2 装置本体、2A 画像形成部、2B 給紙部、3 ローラー、4 搬送経路、5 作像ユニット、6 露光ユニット、7 転写部、7a 中間転写ベルト、8 クリーニング部、9 収容部、9a 手差しトレイ、10 ニップ形成部材、11 湾曲面、12 平面部、13 曲面部、14 突出面、14b 突出下流端、15 経路調整面、16 角面、16b 接触部、17 対向面、20 定着ベルト、30 加圧ローラー、40 加熱部、41 加熱源、42 加熱ローラー、80 固定部材、90 グリス保持部材、100 画像形成装置、DR1 搬送方向、DR2 幅方向、L4 第一接線、L5 第二接線、Ni ニップ入口、No ニップ出口、S 用紙。

Claims (13)

  1. 記録媒体にトナー像を定着させる定着装置であって、
    回転可能に構成された無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの内周側に配置されたニップ形成部材と、
    前記ニップ形成部材に対向するとともに前記定着ベルトの外周面に対向することで定着ニップ部を形成する回転体と、
    前記トナー像に熱を供給する加熱部と、を備え、
    前記ニップ形成部材は、前記記録媒体の搬送方向における前記定着ニップ部の最下流部に相当する部分を有する経路調整面を含み、
    前記定着ベルトの幅方向に直交する断面において、前記経路調整面に沿う方向における前記経路調整面の長さは、前記搬送方向における前記定着ニップ部の長さの1/3以下であり、
    前記ニップ形成部材は、前記経路調整面に対して前記搬送方向の上流側に湾曲状の曲面部を含み、
    前記曲面部の曲率半径は、前記回転体の曲率半径よりも大きい、
    定着装置。
  2. 前記経路調整面は、平滑である、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記幅方向に直交する前記断面において、前記経路調整面に沿う方向における前記経路調整面の長さは、1[mm]以上3[mm]以下である、請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記ニップ形成部材は、前記定着ニップ部に対して前記搬送方向の上流側に湾曲面を有する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記ニップ形成部材は、前記経路調整面に対して前記搬送方向の上流側に湾曲状の曲面部を含み、
    前記曲面部は、前記幅方向に直交する前記断面において、前記搬送方向の下流に向かうにつれて前記回転体の中心に近づくように延びる形状を有する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記ニップ形成部材は、前記経路調整面に対して前記搬送方向の上流側に平面部を有している、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記経路調整面は、前記平面部に対して傾斜している、請求項に記載の定着装置。
  8. 前記経路調整面は、前記搬送方向の下流側に向かうにつれて前記回転体に近づく方向に前記平面部に対して傾斜しており、
    前記経路調整面と前記平面部との成す角は、2.3[°]以上4.3[°]以下ある、請求項に記載の定着装置。
  9. 前記ニップ形成部材は、前記経路調整面の前記搬送方向の上流側に前記経路調整面と滑らかに連なる突出面を含み、
    前記突出面は、前記回転体に向かって突出する凸形状を有している、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の定着装置。
  10. 前記突出面の曲率半径は、0.5[mm]以上1.5[mm]以下である、請求項に記載の定着装置。
  11. 前記ニップ形成部材は、前記経路調整面に対して前記搬送方向の下流側に湾曲状の角面を含み、
    前記角面の曲率半径は、1.5[mm]以上3.0[mm]以下である、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の定着装置。
  12. 前記角面は、前記定着ベルトと接触する部分に接触部を有し、
    前記幅方向に直交する前記断面において、前記定着ベルトの回転方向における前記接触部の最下流部を通る前記角面の第一接線と、前記回転方向における前記経路調整面の最下流部を通る前記経路調整面の第二接線とが規定され、
    前記第一接線と前記第二接線との成す角は、55[°]以上60[°]以下である、請求項11に記載の定着装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載された定着装置と、
    前記記録媒体を収容する収容部と、を備える、画像形成装置。
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