JP6550799B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6550799B2
JP6550799B2 JP2015042379A JP2015042379A JP6550799B2 JP 6550799 B2 JP6550799 B2 JP 6550799B2 JP 2015042379 A JP2015042379 A JP 2015042379A JP 2015042379 A JP2015042379 A JP 2015042379A JP 6550799 B2 JP6550799 B2 JP 6550799B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
downstream
endless belt
fixing device
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015042379A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016161858A (ja
Inventor
伸嘉 小松
伸嘉 小松
真生 永田
真生 永田
野谷 基
基 野谷
優介 金井
優介 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2015042379A priority Critical patent/JP6550799B2/ja
Priority to US14/842,901 priority patent/US20160259282A1/en
Publication of JP2016161858A publication Critical patent/JP2016161858A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6550799B2 publication Critical patent/JP6550799B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/206Structural details or chemical composition of the pressure elements and layers thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2003Structural features of the fixing device
    • G03G2215/2009Pressure belt

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
定着装置としては、例えば、下記特許文献1には、トナー像を記録媒体に定着する定着装置であって、トナー像を加熱する加熱手段と、前記加熱手段に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧手段と、を備え、前記加圧手段は、所定方向に走行する無端状のベルト部材と、前記ベルト部材を介して前記加熱手段に圧接する加圧パッドと、前記ベルト部材の姿勢を保持する保持体と、を具備し、前記加熱手段と前記ベルト部材とによって形成される前記ニップ部の入口側の空隙が幅方向両端部よりも幅方向中央部が小さくなるように形成されたことを特徴とする定着装置が開示されている。
特開2009−069226号公報
本発明は、保持体の長手方向の中央部が平坦に形成されている場合に比べ、無端帯状体の走行を安定させると共に、紙しわの発生を少なくすることができる定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、加熱部に対向して設けられた加圧部を有し、前記加圧部は、前記加熱部の回転に従動して走行される無端帯状体と、前記無端帯状体を走行自在に保持する保持体と、を有し、前記保持体は、前記無端帯状体の回転方向における上流側であって、長手方向における中央部が他の部分に比べ最も盛り上がっており、前記中央部から両端側に向かうにつれて低くなるような曲面状となっている上流側調整部を有する定着装置である。
請求項2に係る本発明は、前記上流側調整部の曲面状の形状は、前記両端側に向かうほど形状変化が大きくなる請求項1に記載の定着装置である。
請求項3に係る本発明は、前記上流側調整部の前記無端帯状体の回転方向の上流側であって、前記加熱部と対向する側から前記加熱部とは反対方向に垂下した面にかけて曲面となっている請求項1又は2に記載の定着装置である。
請求項4に係る本発明は、前記保持体の前記無端帯状体の回転方向における下流側であって、前記保持体の長手方向における下流側中央部が他の部分に比べ最も窪んでおり、前記下流側中央部から両端側に向かうにつれて高くなるような曲面状となっている下流側調整部を有している請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置である。
請求項5に係る本発明は、前記下流側調整部の曲面状の形状は、前記両端側に向かうほど形状変化が大きくなる請求項4に記載の定着装置である。
請求項6に係る本発明は、加熱部に対向して設けられた加圧部を有し、前記加圧部は、前記加熱部の回転に従動して走行される無端帯状体と、前記無端帯状体を走行自在に保持する保持体と、を有し、前記保持体は、前記無端帯状体の回転方向における下流側であって、長手方向における下流側中央部が他の部分に比べ最も窪んでおり、前記下流側中央部から両端側に向かうにつれて高くなるような曲面状となっている下流側調整部を有する定着装置である。
請求項7に係る本発明は、前記下流側調整部の曲面状の形状は、前記両端側に向かうほど形状変化が大きくなる請求項6に記載の定着装置である。
請求項8に係る本発明は、前記請求項1〜7のいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置である。
請求項1に係る本発明によれば、保持体の長手方向の中央部が平坦に形成されている場合に比べ、無端帯状体の走行を安定させると共に、紙しわの発生を少なくすることができる。
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加え、無端帯状体を両端部から中央側に向かうように走行させることができる。
請求項3に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加え、無端帯状体の走行を安定させるための距離を長くすることができる。
請求項4に係る本発明によれば、請求項1〜3のいずれかに係る本発明の効果に加え、無端帯状態の回転方向の上流側から下流側に亘って無端帯状体の走行を安定させることができる。
請求項5に係る本発明によれば、請求項4に係る本発明の効果に加え、無端帯状体を両端部から中央側に向かうように走行させることができる。
請求項6に係る本発明によれば、保持体の長手方向の中央部が平坦に形成されている場合に比べ、無端帯状体の走行を安定させると共に、紙しわの発生を少なくすることができる。
請求項7に係る本発明によれば、請求項6に係る本発明の効果に加え、無端帯状体を両端部から中央側に向かうように走行させることができる。
請求項8に係る本発明によれば、請求項1〜7のいずれかに係る本発明の効果を有する画像形成装置を得ることができる。
実施形態にかかる画像形成装置を示す側面断面図である。 実施形態にかかる定着装置を示す側面断面図である。 図2に示す実施形態にかかる定着装置の部分拡大図である。 保持体の一部を模式的に示した斜視図である。 図5Aは図3のVA側からみた平面図であり、図5Bは図3のVB側からみた正面図である。 無端ベルトの挙動を模式的に示した図5Aに対応する平面図である。 図7Aは保持体の他の例を示した図4に対応する斜視図であり、図7Bは保持体のさらに他の例を示した図4に対応する斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための定着装置及び画像形成装置を例示するものであって、本発明をこれに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。
[実施形態]
図1〜図5を参照して、実施形態にかかる画像形成装置10について説明する。実施形態の画像形成装置10は、図1に示すように、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12の内部に、少なくとも1つの給紙ユニット18と、画像形成手段14と、定着装置36とが搭載され、画像形成装置本体12の上部に排出口34を有し、これらを連通するように被転写材としての記録紙等の記録媒体144が搬送される搬送路32が設けられている。また、実施形態の画像形成装置10は、後述するように、定着装置36に設けられた加圧部としての押圧ユニットに、硬度の異なる2つの加圧部材を備えたフリーベルトニップフュージング(Free Belt Nip Fusing(FBNF))方式の構成を有している。以下、各構成について説明する。
給紙ユニット18は、給紙ユニット本体20と、被転写材としての記録媒体144が収容される給紙カセット22、給紙カセット22に積載された記録媒体144を引き出すピックアップロール24、記録媒体144を捌きながら送り出すフィードロール28及びリタードロール26とが配設されている。このピックアップロール24、フィードロール28及びリタードロール26の回転によって、給紙カセット22に積載された記録媒体144が搬送路32に沿って後述するレジストロール38に搬送される。なお、給紙カセット22は、給紙ユニット本体20に対して着脱自在に装着されている。また、給紙ユニットの数は1つでもよく、また、複数設けられてもよいが、実施形態では、図1に示すように、2つの給紙ユニット18が設けられている。
画像形成手段14は、電子写真方式のもので、感光体からなる像保持体44と、この像保持体44を一様帯電する例えば帯電ロールからなる帯電装置56と、この帯電装置56により帯電された像保持体44に、光により潜像を書き込む光書込み装置58と、この光書込み装置58により形成された像保持体44の潜像をトナーにより可視化するよう現像ロールを有する現像装置60と、この現像装置60によるトナー像を記録媒体144に転写する例えば転写ロールからなる転写装置42と、像保持体44に残存するトナーをクリーニングするクリーニング装置62と、転写装置42により転写された記録媒体上のトナー像を記録媒体に定着させる定着装置36とから構成されている。
光書込み装置58は、例えば走査型のレーザ露光装置からなり、後述するプロセスカートリッジ64を横切り、像保持体44に潜像を形成する。なお、光書込み装置58は、他の実施例としてLEDや面発光レーザ等を用いることができる。
プロセスカートリッジ64は、像保持体44、帯電装置56、現像装置60及びクリーニング装置62を一体化したものであり、これらを一体として交換できるようになっている。このプロセスカートリッジ64は、排出部16を開くことにより、画像形成装置本体12から取り出すことができる。
搬送路32は、下部の給紙ユニット18のピックアップロール24から画像形成装置本体12の上部の排出口34まで連通される記録媒体144の通路である。この搬送路32は、画像形成装置本体12の内部にあって、下部の給紙ユニット18のピックアップロール24から定着装置36まで略鉛直に形成されている部分を有する。
この搬送路32の定着装置36の上流側に転写装置42と像保持体44が配置され、さらに転写装置42と像保持体44の上流側にレジストロール38が配置されている。さらに、搬送路32の排出口34の近傍には排出ロール40が配置されている。
したがって、給紙ユニット18の給紙カセット22からピックアップロール24により送り出された記録媒体144は、リタードロール26及びフィードロール28により捌かれて搬送路32に導かれ、レジストロール38により一次停止され、タイミングをとって転写装置42と像保持体44との間を通って現像剤像が転写され、この転写された現像剤像が定着装置36により定着され、排出ロール40により排出口34から排出部16へ排出されるようになっている。
次に、実施形態の定着装置36について図2〜図5を参照して説明する。実施形態の定着装置36は、加熱部材としての加熱ロール66と、無端帯状体としての無端ベルト72と、無端ベルト72を回転自在に案内するガイド部材74と、無端ベルト72の内部に配置され無端ベルト72を加熱ロール66に押圧する加圧部としての押圧ユニット76と、無端ベルト72の内側に潤滑剤を供給する含浸パッド78とを有する。
ガイド部材74は、無端ベルト72および押圧ユニット76の両端に配置されており、フレーム126、127に支持されている。なお、無端ベルト72と押圧ユニット76との間に、無端ベルト72と押圧ユニット76との摩擦を低減するための摺動シート(図示せず)を設けてもよい。
加熱ロール66は、円筒状のロール部84と、このロール部84内に配置されたヒータ86とを有する。ロール部84は、図示しない加熱ロール用軸受けに回転自在であるように支持されており、矢印A方向に回転する。また、ロール部84は、例えば鉄やステンレス、アルミニウム等の金属材料からなるコア88と、このコア88に被覆又は塗布された離型層90とからなり、弾性層を有さない、いわゆるハードロールとなっている。コア88は、外形が例えば25mm、肉厚が例えば0.7mmである。離型層90は、絶縁性で離型性の優れた材料、例えばPFAからなり、膜厚が例えば20μmである。本実施例では、加熱ロール66が、弾性層を有さないロールで説明しているが、弾性層があるロールであっても本発明は適用可能である。
ロール部84には、複数(例えば5個)の剥離爪92が当接している。ヒータ86は、例えば2本のランプから構成されている。また、加熱ロール66の無端ベルト72とは反対側には、サーモスタット94が加熱ロール66に対向して設けられている。
また、加熱ロールは、フレア形状としてもよい。フレア形状とすると、記録媒体を両端に引っ張りながら搬送するため、加熱ロールの軸方向の両端部を押圧する押幅が中央部よりも広くなり、記録媒体を両端から迎えに行くことで、記録媒体にしわ等ができることが抑制される。
無端ベルト72は、加熱ロール66と押圧ユニット76との間に設けられ、加熱ロール66の回転に従動して矢印C方向に走行する。加熱ロール66と無端ベルト72とが押圧ユニット76によって加圧接触することによって、押圧部102が形成されており、この押圧部102によって記録媒体144にトナー像が定着される。無端ベルト72は、たとえばポリイミド等の合成樹脂によって、たとえば肉厚が75μmの無端ベルト状に形成されており、表面にPFA等からなる離型層90が設けられている。
なお、押圧部102の上流側には、インレットシュート96が設けられている。このインレットシュート96に、矢印B方向に搬送された記録媒体144が案内され、記録媒体144の先端が押圧部102に導かれるようになっている。また、押圧部102の下流側にはアウトレットシュート98が設けられている。
押圧ユニット76は、図2〜図5に示すように、無端ベルト72を介して加熱ロール66を押圧する押圧部を構成する第1加圧部材114及び第2加圧部材116と、第1加圧部材114及び第2加圧部材116を保持する保持体118と、この保持体118とガイド部材74とを支持するフレーム126、127と、無端ベルト72の回転を支持するハウジング124を有する。このとき、押圧ユニット76の保持体118とフレーム126、127とが協働して、第1加圧部材114及び第2加圧部材116を保持体118とともに加熱ロール66側に押圧するように支持されている。
第1加圧部材114は、保持体118の長手方向の長さと略同じ長さであって、たとえばシリコンゴム等の耐熱性のある樹脂材料で形成されており、また、第2加圧部材116は、保持体118の長手方向の長さと略同じ長さであって、たとえばシリコンゴム等の耐熱性のある樹脂材料で形成されている。なお、第1の加圧部材114と第2の加圧部材116の硬度は、第2の加圧部材116に比べ第1の加圧部材114の方が高くなっており、第1の加圧部材114に比べ第2の加圧部材116の方がやわらかくなっている。
保持体118は、樹脂材料、例えば、耐熱性の高いたとえばガラス入りPETによって形成されている。保持体118には、図2及び図3に示すように、加熱ロール66と対向する側に第1加圧部材114と第2加圧部材116が配置される第1座面128と第2座面130がそれぞれ形成されている。また、第1座面128と第2座面130は、それぞれ保持体118の長手方向に沿って凹んだ溝状に形成されている。なお、第1座面128は、記録媒体144が排出される無端ベルト72の回転方向の下流側70、すなわち出口側70に形成されており、第2座面130は、記録媒体144が挿入される無端ベルト72の回転方向の上流側68、すなわち入口側68に形成されている。
また、保持体118は、図3〜図5に示すように、無端ベルト72の回転方向における上流側68に、無端ベルト72の回転挙動を調整する上流側調整部150が形成されている。
上流側調整部150は、保持体118の加熱ロール66と対向する面、すなわち、上面152から無端ベルト72の回転方向の上流側68であって、加熱ロール66とは反対方向に垂下した側の面、すなわち、前面154にかけて形成されており、保持体118の長手方向において、上流側中央部156が他の部分に比べ最も盛り上がった凸状部158が設けられ、この凸状部158から両端側160、162に向かうにつれて低くなるような曲面状となっている。このとき、上流側調整部150の曲面状の形状は、上流側中央部156の凸状部158から両端側160、162に向かうほど形状変化が大きくなるようにされ、上流側中央部156の曲率に比べ、両端側160、162に向かうにつれて曲率が大きくなっている。
さらに、上流側調整部150は、上面152側から前面154側にかけては、曲面となるように形成されている。
また、保持体118は、図4及び図5Aに示すように、無端ベルト72の回転方向における下流側70に、無端ベルト72の回転挙動を調整する下流側調整部166が形成されている。
下流側調整部166は、無端ベルト72の回転方向の下流側70であって、加熱ロール66とは反対方向に垂下した側の面、すなわち、後面168に形成されており、保持体118の長手方向における下流側中央部169が他の部分に比べ最も窪んだ凹状部170が設けられており、下流側中央部169の凹状部170から両端側172、174に向かうにつれて高くなるような曲面状となっている。このとき、下流側調整部166の曲面状の形状は、凹状部170から両端側172、174に向かうほど形状変化が大きくなるようにされ、下流側中央部169の曲率に比べ、両端側172、174に向かうにつれて曲率が大きくなっている。
フレーム126、127は、ステンレスやアルミ等の金属材料によって形成されており、保持体118を加熱ロール66側に押圧するようになっている。このとき、フレーム126、127は、例えばコイルばね等の付勢手段(図示せず)によって加熱ロール66側に付勢されている。
このとき、押圧ユニット76を軸支する部材(図示省略)には、加圧レバーが連設されており、加圧レバーは、付勢手段により、押圧ユニットが加熱ロール66に押圧するように付勢されている。
ハウジング124は、たとえばPET(ポリエチレンテレフタレート)などの合成樹脂によって形成されており、フレーム127に支持されており、無端ベルト72を支持している。
上述した実施形態の画像形成装置10の定着装置36は、まず、画像形成手段14によりトナー像が転写された記録媒体144が、搬送路32を通り、加熱ロール66と無端ベルト72とが押圧されている押圧ユニット76の第1加圧部材114及び第2加圧部材116により押圧される押圧部102に送り込まれる。このとき、加熱ロール66が回転駆動され、これに従動して無端ベルト72も押圧ユニット76の外周を周回移動することで、記録媒体144が押圧部に送り込まれる。送り込まれた記録媒体144は、その先端が、加熱ロール66と無端ベルト72との間に挟み込まれて、まず、加熱ロール66と第2加圧部材116に押圧され、続いて加熱ロール66と第1加圧部材114に押圧されることで、トナー像が記録媒体144に定着される。
このとき、無端ベルト72は、加熱ロール66の回転に従動して移動されるが、定着装置36の保持体118に上流側調整部150及び下流側調整部166が形成されることで、押圧部102を通過する無端ベルト72は、図6に示す矢印Xのように、回転方向において中央側176に向かうような挙動となる。また、押圧部102と反対側を通過する無端ベルト72は、図6に示す矢印Yのように、回転方向において中央側176から外側178、180に引っ張られるような挙動となる。
すなわち、回転する無端ベルト72が押圧部102の上流側68から下流側70に向かう過程では、上流側調整部150において、無端ベルト72の中央側176が上流側調整部150に形成された上流側中央部156の最も盛り上がった凸状部158上を通過し、また、無端ベルト72の外側178、180は、上流側調整部150の両端側160、162である上流側中央部156から曲面状に低くなった部分を通過する。そのため、無端ベルト72は、図5A、図5Bに示すように、上流側調整部150の形状に沿った形となった状態で回転することになる。
また、下流側調整部166においては、無端ベルト72の中央側176が下流側調整部166に形成された下流側中央部169が最も窪んだ凹状部170を通過し、また、無端ベルト72の外側178、180は、下流側調整部166の両端側172、174である下流側中央部169から曲面状に高くなった部分を通過する。そのため、無端ベルト72は、図5Aに示すように、下流側調整部166の形状に沿った形となった状態で回転することになる。
その結果、無端ベルト72は、中央側176と外側178、180の移動する速さの違いにより、図6の矢印Xで示すような挙動となり、回転方向の中央側176に向かって移動するようになる。そのため、無端ベルト72は、保持体118の無端ベルト72の回転方向に対して中央側176に向かうように移動しながら回転することにより、無端ベルトの回転挙動が調整され、回転方向の中心からずれることが抑制される。
一方、回転する無端ベルト72の下流側70から上流側68に向かう過程では、図6の矢印Yで示すような挙動となり、無端ベルト72は、回転方向の中央側176から外側178、180に向かって動くようになる。
なお、実施形態では、定着装置の無端ベルト72の回転挙動を調整するために、保持体118の無端ベルト72の回転方向の上流側68に上流側調整部150を形成し、無端ベルト72の回転方向の下流側70に下流側調整部166を形成した場合を説明したが、これに限らず、上流側調整部のみを形成してもよく、また、下流側調整部のみを形成してもよい。
また、実施形態では、無端ベルト72の回転挙動を調整するための上流側調整部150は、保持体の加熱ロールと対向する面(上面)から加熱ロールとは反対方向に垂下した側の面(前面)にかけて形成しているが、これに限らず、保持体118の加熱ロール66と対向する面のみ、すなわち、上面のみに無端ベルト72の回転挙動を調整する上面凸部182を形成してもよく、また、保持体118の加熱ロール66とは反対方向に垂下した側の面、すなわち、前面154にのみ無端ベルト72の回転挙動を調整する前面凸部190を形成してもよい。
具体的には、上面凸部182は、図7Aに示すように、保持体118Aの無端ベルト72の回転方向における上流側68であって、加熱ロール66と対向する側、すなわち、上面152に形成される。そして、上面凸部182は、保持体118Aの無端ベルト72の長手方向における上面中央部184が他の部分に比べ最も盛り上がった凸状部185が設けられ、上面中央部184の凸状部185から両端側186、188に向かうにつれて低くなる曲面状となっている。このとき、上面凸部182の曲面状の形状は、上面中央部184の凸状部185から両端側186、188に向かうほど形状変化が大きくなるように形成されている。また、上面凸部182は、加熱ロール66とは反対方向に垂下した側を曲面に形成してもよい。なお、図7Aでは、上面凸部に加え上述した下流側調整部166を形成した場合を示したが、これに限らず、上面凸部のみを形成してもよい。
また、前面凸部190は、図7Bに示すように、保持体118Bの無端ベルト72の回転方向における上流側68であって、加熱ロール66とは反対方向に垂下した側の面、すなわち、前面154に形成される。そして、前面凸部190は、保持体118Bの無端ベルト72の長手方向における前面中央部192が他の部分に比べ最も盛り上がった凸状部193が設けられ、前面中央部192から両端側194、196に向かうにつれて低くなるような曲面状となっている。このとき、前面凸部190の曲面状の形状は、前面中央部192から両端側194、196に向かうほど形状変化が大きくなるように形成されている。また、前面凸部190は、加熱ロール66と対向する側を曲面に形成してもよい。なお、図7Bでは、前面凸部に加え上述した下流側調整部166を形成した場合を示したが、これに限らず、前面凸部のみを形成してもよい。
10:画像形成装置 12:画像形成装置本体 14:画像形成手段 16:排出部 18:給紙ユニット 20:給紙ユニット本体 22:給紙カセット 24:ピックアップロール 26:リタードロール 28:フィードロール 32:搬送路 34:排出口 36:定着装置 38:レジストロール 40:排出ロール 42:転写装置 44:像保持体 56:帯電装置 58:光書込み装置 60:現像装置 62:クリーニング装置 64:プロセスカートリッジ 66:加熱ロール(加熱部) 68:上流側(入口側) 70:下流側(出口側) 72:無端ベルト(無端帯状体) 74:ガイド部材 76:押圧ユニット(加圧部) 78:含浸パッド 84:ロール部 86:ヒータ 88:コア 90:離型層 92:剥離爪 94:サーモスタット 96:インレットシュート 98:アウトレットシュート 102:押圧部 114:第1加圧部材 116:第2加圧部材 118、118A、118B:保持体 124:ハウジング 126:フレーム 127:フレーム 128:第1座面 130:第2座面 144:記録媒体 150:上流側調整部 152:上面 154:前面 156:上流側中央部 158:凸状部 160、162:両端側 164:曲面 166:下流側調整部 168:後面 169:下流側中央部 170:凹状部 172、174:両端側 176:中央側 178、180:外側 182:上面凸部 184:上面中央部 185:凸状部 186、188:両端側 190:前面凸部 192:前面中央部 193:凸状部 194、196:両端側


Claims (8)

  1. 加熱部に対向して設けられた加圧部を有し、
    前記加圧部は、
    前記加熱部の回転に従動して走行される無端帯状体と、
    前記無端帯状体を走行自在に保持する保持体と、
    前記加熱部を押圧する押圧部を構成し、前記保持体に保持された加圧部材と、を有し、
    前記保持体は、前記無端帯状体の回転方向における前記加圧部材の上流側であって、長手方向における無端帯状体側の面の中央部が他の部分に比べ最も盛り上がっており、前記中央部から両端側に向かうにつれて低くなるような曲面状となっている上流側調整部とを有し、前記上流側調整部と接触する無端状体の前記加熱部側の面が前記加熱部に接触せずに離れている定着装置。
  2. 前記上流側調整部の曲面状の形状は、前記両端側に向かうほど形状変化が大きくなる請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記上流側調整部の前記無端帯状体の回転方向の上流側であって、前記加熱部と対向する側から前記加熱部とは反対方向に垂下した面にかけて曲面となっている請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記保持体の前記無端帯状体の回転方向における前記加圧部材の下流側であって、前記保持体の長手方向における無端帯状体側の面の中央部が他の部分に比べ最も窪んでおり、前記下流側中央部から両端側に向かうにつれて高くなるような曲面状となっている下流側調整部を有している請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記下流側調整部の曲面状の形状は、前記両端側に向かうほど形状変化が大きくなる請求項4に記載の定着装置。
  6. 加熱部に対向して設けられた加圧部を有し、
    前記加圧部は、
    前記加熱部の回転に従動して走行される無端帯状体と、
    前記無端帯状体を走行自在に保持する保持体と、
    前記加熱部を押圧する押圧部を構成し、前記保持体に保持された加圧部材と、を有し、
    前記保持体の前記無端帯状体の回転方向における前記加圧部材の下流側であって、前記保持体の長手方向における無端帯状体側の面の中央部が他の部分に比べ最も窪んでおり、前記下流側中央部から両端側に向かうにつれて高くなるような曲面状となっている下流側調整部を有し、前記下流側調整部と接触する無端状体の前記加熱部側の面が前記加熱部に接触せずに離れている定着装置。
  7. 前記下流側調整部の曲面状の形状は、前記両端側に向かうほど形状変化が大きくなる請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記請求項1〜のいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置。
JP2015042379A 2015-03-04 2015-03-04 定着装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP6550799B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015042379A JP6550799B2 (ja) 2015-03-04 2015-03-04 定着装置及び画像形成装置
US14/842,901 US20160259282A1 (en) 2015-03-04 2015-09-02 Fixing device and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015042379A JP6550799B2 (ja) 2015-03-04 2015-03-04 定着装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016161858A JP2016161858A (ja) 2016-09-05
JP6550799B2 true JP6550799B2 (ja) 2019-07-31

Family

ID=56847076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015042379A Expired - Fee Related JP6550799B2 (ja) 2015-03-04 2015-03-04 定着装置及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20160259282A1 (ja)
JP (1) JP6550799B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6844485B2 (ja) * 2017-09-27 2021-03-17 ブラザー工業株式会社 定着装置
JP7215217B2 (ja) * 2019-02-22 2023-01-31 ブラザー工業株式会社 定着装置
US10928762B2 (en) * 2019-02-22 2021-02-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Fixing device
JP7215290B2 (ja) * 2019-02-22 2023-01-31 ブラザー工業株式会社 定着装置
JP7318385B2 (ja) * 2019-03-28 2023-08-01 ブラザー工業株式会社 定着装置
US10948858B2 (en) 2019-03-28 2021-03-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Device including rotator and belt, such as a fixing device for an image forming apparatus

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3753223B2 (ja) * 2000-02-14 2006-03-08 富士ゼロックス株式会社 定着装置
JP2005010609A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Seiko Epson Corp 定着装置および画像形成装置
JP5354439B2 (ja) * 2008-03-07 2013-11-27 富士ゼロックス株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP4915433B2 (ja) * 2009-05-28 2012-04-11 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 定着装置及び画像形成装置
KR101756679B1 (ko) * 2010-11-01 2017-07-12 에스프린팅솔루션 주식회사 정착장치 및 이를 갖춘 화상형성장치
JP2012128332A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2013186197A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Ricoh Co Ltd 定着装置、画像形成装置
JP5966628B2 (ja) * 2012-05-31 2016-08-10 富士ゼロックス株式会社 定着装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20160259282A1 (en) 2016-09-08
JP2016161858A (ja) 2016-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6550799B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5526520B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6493743B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2016057528A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US8831492B2 (en) Image heating apparatus
JP6528568B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2016218356A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2016057527A (ja) 定着装置用の押圧装置、定着装置及び画像形成装置
JP6493742B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6171563B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2009216799A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2020149013A (ja) 加熱装置、定着装置および画像形成装置
JP5660345B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6171357B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2006232442A (ja) シート搬送装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2019049762A (ja) 定着装置
JP2018105963A (ja) 画像加熱装置
JP7151138B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5435164B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5867434B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5354439B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2010008684A (ja) 定着装置、及び画像形成装置
JP6524710B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6500510B2 (ja) 定着装置
JP2013044930A (ja) 画像加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6550799

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees