JP7318385B2 - 定着装置 - Google Patents

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本発明は、シートに転写されたトナー像をシートに熱定着する定着装置に関する。
従来、定着装置として、加熱ローラと、無端ベルトと、加熱ローラとの間で無端ベルトを挟むゴムパッドと、ゴムパッドに対して用紙搬送方向の上流側で無端ベルトをガイドする上流ガイド面と、を有するものが知られている(特許文献1参照)。この技術では、ゴムパッドが加熱ローラに押圧される方向において、上流ガイド面の下流端が、ゴムパッドの上流端よりも、加熱ローラの回転中心から離れた位置に配置されている。
特開2010-230711号公報
しかしながら、従来技術では、上流ガイド面でガイドされた無端ベルトによって、ゴムパッドの上流端が下流方向に押されることで、ゴムパッドが意図せぬ形状に変形してしまい、ニップ幅が所望の幅にならないおそれがある。
そこで、本発明は、無端ベルトによってゴムパッドが意図せぬ形状に変形してしまうのを抑制することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る定着装置は、ヒータと、前記ヒータによって加熱される回転体と、無端ベルトと、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで上流ニップ部を形成する上流ゴムパッドと、前記上流ゴムパッドに対して、前記上流ニップ部における前記無端ベルトの移動方向の下流側に配置され、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで下流ニップ部を形成する下流ゴムパッドと、前記上流ゴムパッドおよび前記下流ゴムパッドを保持するホルダと、前記移動方向において前記上流ゴムパッドの上流側で前記無端ベルトの内周面をガイドするガイド面を有する上流ガイドと、前記回転体および前記ホルダの一方を他方に向けて所定方向に沿って付勢する付勢部材と、を備える。
前記上流ゴムパッドは、前記回転体側に位置して前記無端ベルトの前記内周面に対向する対向面を有する。
前記対向面の前記移動方向の上流端は、前記所定方向において、前記ガイド面の前記移動方向の下流端よりも前記回転体の回転中心から離れている。
前記対向面は、前記上流端を含み、かつ、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟まない上流部分と、前記上流部分に対して前記移動方向の下流側に位置し、かつ、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで前記上流ニップ部を形成する下流部分と、を有する。
この構成によれば、上流ゴムパッドの上流端がガイド面の下流端よりも回転中心から離れ、かつ、上流ゴムパッドの下流部分と回転体との間で上流ニップ部が形成されるため、無端ベルトによる上流ゴムパッドの意図せぬ変形を抑制することができ、ニップ幅の変動を抑えることができる。また、上流ゴムパッドの一部(下流部分)だけを使って上流ニップ部を形成するので、上流ゴムパッドの全体を使う場合よりもゴムパッドの耐久性を向上させることができる。また、下流ニップ部を下流ゴムパッドで形成することで、例えば樹脂等の硬質部材をパッドとして用いて下流ニップ部を形成する場合と比較して、パッドの形状を高精度に加工しなくても、適正なニップ圧を得ることができる。
また、前記下流ゴムパッドは、前記回転体側に位置して前記無端ベルトの前記内周面に対向する対向面を有し、前記下流ゴムパッドの前記対向面は、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで前記下流ニップ部を形成する上流部分と、前記上流部分に対して前記移動方向の下流側に位置し、かつ、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟まない下流部分と、を有していてもよい。
また、前記回転体が前記無端ベルトから離れているときに、前記所定方向において、前記上流ゴムパッドの前記下流部分が、前記下流ゴムパッドの前記上流部分よりも前記回転体の回転中心に近い位置に配置されていてもよい。
これによれば、回転体と各ゴムパッドを圧接させる際に、上流ゴムパッドの下流部分を、下流ゴムパッドの上流部分よりも先に押し潰すことができるので、上流ニップ部を安定して形成することができる。
また、前記上流ゴムパッドは、前記移動方向において、前記下流ゴムパッドから離れていてもよい。
これによれば、パッドのサイズを大きくすることなく、ニップ幅を広くすることができる。また、各ゴムパッドが互いの熱の影響を受けにくい。
また、前記上流ガイドは、前記移動方向において、前記上流ゴムパッドから離れていてもよい。
これによれば、上流ゴムパッドの熱が上流ガイドに伝わるのを抑えることができる。
また、前記定着装置は、前記移動方向において前記下流ゴムパッドの下流側で前記無端ベルトの前記内周面をガイドする下流ガイドをさらに備え、前記下流ガイドは、前記移動方向において、前記下流ゴムパッドから離れていてもよい。
これによれば、下流ゴムパッドの熱が下流ガイドに伝わるのを抑えることができる。
また、前記所定方向において、前記下流ガイドは、前記下流ゴムパッドよりも前記回転体の回転中心から離れていてもよい。
これによれば、下流ゴムパッドを通った無端ベルトが下流ガイドに引っかかって摩耗してしまうのを抑制することができる。
また、前記ホルダは、前記上流ゴムパッドを支持する上流支持面と、前記下流ゴムパッドを支持する下流支持面と、を有し、前記無端ベルトの幅方向に直交する断面において、前記上流支持面および前記下流支持面は、前記所定方向に対して垂直であってもよい。
これによれば、例えば上流パッドの支持面に対して下流パッドの支持面を斜めにして、各パッドの略全面を回転体に圧接させる構造と比べ、下流ニップ部の下流端における回転体の接線と下流ゴムパッドの回転体側の面とのなす角が大きくなるので、下流ニップ部を通過したシートの回転体からの剥離性を向上させることができる。
また、前記移動方向から見て、前記上流支持面および前記下流支持面は、前記幅方向の中央が端部よりも前記回転体に近い位置に配置されていてもよい。
これによれば、幅方向中央のニップ圧が低くなりすぎるのを抑制することができる。
また、前記定着装置は、前記付勢部材の力を前記ホルダに伝達するステイをさらに備え、前記移動方向において、前記ステイから前記下流ゴムパッドまでの距離は、前記ステイから前記上流ゴムパッドまでの距離よりも小さくてもよい。
これによれば、付勢部材から力を受けるステイが、下流ゴムパッド寄りに配置されるので、下流ニップ部のニップ圧を適正な圧力にすることができる。
また、前記上流ガイドは、前記ガイド面を有する外周壁と、前記外周壁の前記ガイド面とは反対側の面から突出するリブと、を備え、前記外周壁の前記移動方向の下流端部は、前記リブよりも前記移動方向の下流側に突出していてもよい。
これによれば、例えば外周壁の下流端部がリブから下流側に突出していない構造と比べ、外周壁の下流端部を無端ベルトに当たりにくくすることができるので、無端ベルトが外周壁の下流端部に強く押し付けられることを抑えることができ、無端ベルトの摩耗を抑えることができる。
また、前記外周壁の前記下流端部は、前記所定方向において、前記ホルダ側を向く内面を有し、前記内面は、前記所定方向において、前記上流ゴムパッドの前記対向面の前記上流端よりも前記回転体の回転中心から離れていてもよい。
本発明によれば、無端ベルトによって上流ゴムパッドが意図せぬ形状に変形してしまうのを抑制することができる。
実施形態に係る定着装置を備えた画像形成装置の断面図である。 定着装置の断面図である。 ニップ部周りを拡大した断面図であって、加圧ユニットが圧接位置に位置する状態を示す図である。 ニップ部周りを拡大した断面図であって、加圧ユニットがニップ解除位置に位置する状態を示す図である。 ホルダの各支持面とステイが中凸形状であることを示す図である。 上流ガイドの変形例を示す断面図(a),(b)である。 図6の上流ガイドを示す斜視図である。
以下、発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、実施形態に係る定着装置8は、レーザプリンタなどの画像形成装置1で使用される。画像形成装置1は、本体筐体2と、シート供給部3と、露光装置4と、現像剤像形成部5と、定着装置8とを備えている。
シート供給部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、紙などのシートSが収容されるシートトレイ31と、シート供給機構32とを備えている。シートトレイ31内のシートSは、シート供給機構32により現像剤像形成部5に供給される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、図示しない光源装置、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。露光装置4は、光源装置から出射される画像データに基づく光ビーム(一点鎖線参照)を感光体ドラム61の表面で高速走査することで、感光体ドラム61の表面を露光する。
現像剤像形成部5は、露光装置4の下方に配置されている。現像剤像形成部5は、プロセスカートリッジとして構成され、本体筐体2の前部に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能となっている。現像剤像形成部5は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63と、現像ローラ64と、供給ローラ65と、乾式トナーからなる現像剤を収容する現像剤収容部66とを備えている。
現像剤像形成部5は、帯電器62により感光体ドラム61の表面を一様に帯電する。その後、感光体ドラム61は、露光装置4からの光ビームにより表面が露光されることで、表面に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、現像剤像形成部5は、現像剤収容部66内の現像剤を、供給ローラ65を介して現像ローラ64に供給する。
そして、現像剤像形成部5は、現像ローラ64上の現像剤を感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給する。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上に現像剤像が形成される。その後、現像剤像形成部5は、シート供給部3から供給されたシートSを感光体ドラム61と転写ローラ63との間で搬送することにより感光体ドラム61上の現像剤像をシートSに転写する。
定着装置8は、現像剤像形成部5の後方に配置されている。定着装置8の詳細については後述する。定着装置8は、現像剤像が転写されたシートSを通過させることにより現像剤像をシートSに熱定着する。画像形成装置1は、現像剤像が熱定着されたシートSを搬送ローラ23と排出ローラ24により本体筐体2の外の排紙トレイ22上に排出する。
図2に示すように、定着装置8は、加熱ユニット81と、加圧ユニット82と、付勢部材SPとを備えている。加圧ユニット82は、付勢部材SPによって加熱ユニット81に向けて所定方向に沿って付勢されている。所定方向は、後述する幅方向および移動方向と直交する方向であり、加熱ユニット81と加圧ユニット82が向かい合う方向である。
なお、本実施形態では、付勢部材SPを、圧縮コイルバネとして簡略的に図示しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、付勢部材は、定着装置8のフレームに回動可能に支持されるアームの端部を引っ張る引張コイルバネであってもよい。この場合には、引張コイルバネは、アームを介して加圧ユニット82を加熱ユニット81に向けて付勢する。
加熱ユニット81は、ヒータ110と、回転体120とを備えている。また、加圧ユニット82は、無端ベルト130と、上流ゴムパッドP1と、下流ゴムパッドP2と、ホルダ140と、ステイ150と、上流ガイド160と、下流ガイド170と、摺動シート180とを備えている。なお、以下の説明では、無端ベルト130の幅方向を単に「幅方向」という。幅方向は、回転体120の回転軸線が延びる方向である。
ここで、本実施形態では、ホルダ140、上流ガイド160および下流ガイド170は、ステイ150に組み付けられていることとする。なお、本発明はこれに限定されず、ホルダ140、ステイ150、上流ガイド160および下流ガイド170の幅方向の両端部を、図示せぬサイドガイドで支持してもよい。
ヒータ110は、ハロゲンランプであり、通電によって発光するとともに発熱し、輻射熱によって回転体120を加熱する。ヒータ110は、回転体120の回転軸線に沿って回転体120の内側を通るように配置されている。
回転体120は、幅方向に長い筒状のローラであり、ヒータ110によって加熱される。回転体120は、金属などからなる素管121と、素管121の外周面を覆う弾性層122とを有している。弾性層122は、シリコンゴムなどのゴムからなる。なお、本実施形態において、回転体120は、幅方向両端の外径が幅方向中央の外径よりも大きくなっており、幅方向の中央から両端に向かうにつれて外径が徐々に大きくなるコンケーブ形状を有している。但し、回転体の形状はこれに限定されない。回転体は、例えば、幅方向における外径が均一な円筒形状を有していてもよい。また、回転体は、幅方向の中央から両端に向かうにつれて外径が徐々に小さくなるクラウン形状を有していてもよい。
回転体120は、定着装置8の図示しないフレームに回転可能に支持されており、本体筐体2内に設けられた図示しないモータから駆動力が入力されることで図2の反時計回りに回転駆動する。
無端ベルト130は、長尺筒状の部材であり、可撓性を有している。図示は省略するが、無端ベルト130は、金属や樹脂などからなる基材と、基材の外周面を覆う離型層とを有している。無端ベルト130は、回転体120が回転したときに回転体120またはシートSとの摩擦によって図2の時計回りに従動回転する。無端ベルト130の内周面には、グリスなどの潤滑剤が付けられている。無端ベルト130の内側には、上流ゴムパッドP1、下流ゴムパッドP2、ホルダ140、ステイ150、上流ガイド160、下流ガイド170および摺動シート180が配置されている。
上流ゴムパッドP1は、幅方向に長い直方体状の部材である。上流ゴムパッドP1は、シリコンゴムなどのゴムからなる。上流ゴムパッドP1は、回転体120との間で無端ベルト130を挟んで上流ニップ部NP1を形成する。
なお、以下の説明では、上流ニップ部NP1における無端ベルト130の移動方向を単に「移動方向」という。なお、本実施形態において、移動方向は、回転体120の外周面に沿った方向であるが、この方向は、おおよそ所定方向と幅方向に直交する方向に沿った方向であるため、所定方向と幅方向に直交する方向として図示することとする。なお、移動方向は、ニップ部NPでのシートSの搬送方向と同じ方向である。
下流ゴムパッドP2は、幅方向に長い直方体状の部材である。下流ゴムパッドP2は、シリコンゴムなどのゴムからなる。下流ゴムパッドP2は、回転体120との間で無端ベルト130を挟んで下流ニップ部NP2を形成する。
下流ゴムパッドP2は、上流ゴムパッドP1に対して移動方向の下流側に配置されている。下流ゴムパッドP2は、移動方向において、上流ゴムパッドP1から離れている。
このため、上流ニップ部NP1と下流ニップ部NP2との間には、加圧ユニット82からの圧力が直接作用しない中間ニップ部NP3が存在する。この中間ニップ部NP3では、無端ベルト130は回転体120に接触するものの、回転体120との間で無端ベルト130を挟む部材が存在しないため、圧力はほとんど加わらない。従って、シートSは、回転体120によって加熱されつつ、ほぼ加圧されることなく中間ニップ部NP3を通過する。本実施形態では、上流ニップ部NP1の上流端から下流ニップ部NP2の下流端までの領域、即ち、無端ベルト130の外周面と回転体120とが接触する全ての領域をニップ部NPと称する。つまり、本実施形態では、ニップ部NPは、上流ゴムパッドP1および下流ゴムパッドP2からの押圧力が加わらない部分を含む。
なお、上流ゴムパッドP1の硬さは、回転体120の弾性層122の硬さよりも大きい。また、下流ゴムパッドP2の硬さは、上流ゴムパッドP1の硬さよりも大きい。
ここで、硬さとは、ISO7619-1に規定されているデュロメータ硬さのことである。デュロメータ硬さは,規定した条件下で試験片に規定の押針を押し込んだときの押針の押込み深さから得られる値である。例えば、弾性層122のデュロメータ硬さが5の場合、上流ゴムパッドP1のデュロメータ硬さは6~10、下流ゴムパッドP2のデュロメータ硬さは70~90であることが好ましい。
なお、シリコンゴムの硬さは、製造時に添加する添加物(シリカ系充填剤やカーボン系充填剤)の比率を変えることで調整することができる。具体的には、添加物の比率を大きくすると、ゴムの硬さが大きくなる。また、シリコン系のオイルを添加することで、硬さを小さくすることもできる。ゴムの製法としては、液状射出成型や押出成型を採用することができる。一般的には、低硬度ゴムは、液状射出成型が適しており、高硬度ゴムは、押出成形が適している。
上流ガイド160は、移動方向において上流ゴムパッドP1の上流側で無端ベルト130の内周面131をガイドするガイド面Fgを有している。上流ガイド160は、移動方向において、上流ゴムパッドP1から離れている。上流ガイド160は、耐熱性を有する樹脂などからなる。
下流ガイド170は、移動方向において下流ゴムパッドP2の下流側で無端ベルト130の内周面131をガイドする部材である。下流ガイド170は、移動方向において、下流ゴムパッドP2から離れている。下流ガイド170は、所定方向において、下流ゴムパッドP2よりも回転体120の回転中心X1から離れている。より詳しくは、無端ベルト130の内周面131をガイドする下流ガイド170のガイド面Fdの移動方向の上流端Edは、所定方向において、後述する下流ゴムパッドP2の対向面Fp2よりも回転体120の回転中心X1よりも遠い位置に配置されている。下流ガイド170は、耐熱性を有する樹脂などからなる。
摺動シート180は、各ゴムパッドP1,P2と無端ベルト130との摩擦抵抗を低減するための矩形のシートである。摺動シート180は、無端ベルト130の内周面131と各ゴムパッドP1,P2との間で挟まれている。摺動シート180の一端は、上流ガイド160の内壁面に固定されている。内壁面は、上流ガイド160のガイド面Fgの反対側の面であり、ガイド面Fgよりも無端ベルト130の内周面131から離れた面である。そして、摺動シート180は、上流ガイド160のガイド面Fgを覆うように巻き掛けられて、他端が下流ガイド170と無端ベルト130の内周面131との間に配置されている。
なお、本実施形態では、摺動シート180の他端をフリーとしているが、本発明はこれに限定されず、他端を下流ガイド170に固定してもよい。また、摺動シート180の材料は、どのようなものであってもよいが、本実施形態では、ポリイミドを含有した樹脂シートを採用している。
ホルダ140は、上流ゴムパッドP1および下流ゴムパッドP2を保持する部材であり、耐熱性を有する樹脂などからなる。ホルダ140は、幅方向に長く形成されている。ホルダ140は、支持壁141と、上流壁142と、中央壁143と、下流壁144とを有している。
支持壁141は、上流ゴムパッドP1を支持する上流支持面F1と、下流ゴムパッドP2を支持する下流支持面F2とを有している。幅方向に直交する断面において、上流支持面F1および下流支持面F2は、所定方向に対して垂直となっている。上流支持面F1および下流支持面F2は、所定方向において同じ位置に配置されている。
上流壁142、中央壁143および下流壁144は、支持壁141から回転体120に向けて突出している。上流壁142は、支持壁141の上流端に配置されている。
下流壁144は、支持壁141の下流端に配置されている。中央壁143は、移動方向において、上流壁142と下流壁144との間であって、上流壁142および下流壁144から離れた位置に配置されている。
そして、上流壁142と中央壁143の間に、前述した上流支持面F1が配置されている。また、中央壁143と下流壁144の間に、前述した下流支持面F2が配置されている。
上流ゴムパッドP1は、上流壁142と接触し、中央壁143から離れた位置に配置されている。下流ゴムパッドP2は、下流壁144と接触し、中央壁143から離れた位置に配置されている。
ステイ150は、付勢部材SPの力をホルダ140に伝達する部材である。ステイ150は、金属などからなる。ステイ150は、幅方向に長く形成されている。ステイ150は、支持壁141の各支持面F1,F2とは反対側の面F3に接触する接触面Ftを有している。
ステイ150は、移動方向において、下流ゴムパッドP2寄りの位置に配置されている。詳しくは、図4に示すように、移動方向において、ステイ150から下流ゴムパッドP2までの距離D2は、ステイ150から上流ゴムパッドP1までの距離D1よりも小さい。詳しくは、ステイ150の接触面Ftの移動方向における中心から下流ゴムパッドP2の移動方向の上流端までの距離D2は、接触面Ftの移動方向における中心から上流ゴムパッドP1の移動方向の下流端までの距離D1よりも小さい。なお、本実施形態では、所定方向に投影したステイ150が下流ゴムパッドP2と重なるように、ステイ150が配置されている。
図5に示すように、ステイ150の接触面Ftは、移動方向から見て、幅方向の中央が端部よりも回転体120に近い位置に配置されるような、断面視円弧状(中凸形状)に形成されている。また、ステイ150の幅方向の両端部には、付勢部材SPが配置されている。
各付勢部材SPによってステイ150の両端部を回転体120に向けて付勢した場合には、ステイ150の幅方向の中央部分が回転体120からの反力を受けて、回転体120から離れる方向に変形する。この場合、ステイ150の接触面Ftが、仮に平面状であると、幅方向の中央におけるニップ圧が低くなりすぎることがある。しかしながら、接触面Ftが前述したような中凸形状に形成されることで、幅方向中央のニップ圧が低くなりすぎてしまうのを抑制することが可能となっている。
なお、各付勢部材SPによってステイ150の両端部を回転体120に向けて付勢した状態において、ホルダ140の支持壁141は、ステイ150の接触面Ftに倣うように変形する。そのため、この状態において、支持壁141の上流支持面F1および下流支持面F2は、移動方向から見て、幅方向の中央が端部よりも回転体120に近い位置に配置される。
図3および図4に示すように、上流ゴムパッドP1は、回転体120側に位置して無端ベルト130の内周面131に対向する対向面Fp1を有する。詳しくは、対向面Fp1は、摺動シート180を介して、無端ベルト130の内周面131に対向している。
対向面Fp1の移動方向の上流端Epは、所定方向において、上流ガイド160のガイド面Fgの移動方向の下流端Egよりも回転体120の回転中心X1から離れている。言い換えると、加圧ユニット82が図3に示す圧接位置に位置する場合、所定方向において、回転中心X1から上流ゴムパッドP1の上流端Epまでの距離Dpは、回転中心X1から上流ガイド160の下流端Egまでの距離Dgよりも大きい。また、加圧ユニット82が図4に示すニップ解除位置に位置する場合にも、所定方向において、回転中心X1から上流ゴムパッドP1の上流端Epまでの距離Dsは、回転中心X1から上流ガイド160の下流端Egまでの距離Dgよりも大きい。
対向面Fp1は、上流部分Fp11と、下流部分Fp12とを有している。
上流部分Fp11は、対向面Fp1の上流端Epを含む部分である。上流部分Fp11は、摺動シート180から離れている。つまり、上流部分Fp11は、回転体120との間で無端ベルト130および摺動シート180を挟んでいない。
下流部分Fp12は、上流部分Fp11に対して移動方向の下流側に位置している。下流部分Fp12は、回転体120との間で無端ベルト130および摺動シート180を挟んで上流ニップ部NP1を形成している。
なお、ホルダ140の上流壁142の上面は、所定方向において、上流ガイド160の下流端Egおよび上流ゴムパッドP1の対向面Fp1よりも回転中心X1から離れている。これにより、上流ガイド160は、少なくとも各ゴムパッドP1,P2に力が加わっていない状態(図4の状態)において、上流壁142の移動方向の厚み以上の間隔を持って、上流ゴムパッドP1から移動方向に離れて配置される。
下流ゴムパッドP2は、回転体120側に位置して無端ベルト130の内周面131に対向する対向面Fp2を有している。詳しくは、対向面Fp2は、摺動シート180を介して、無端ベルト130の内周面131に対向している。
対向面Fp2は、上流部分Fp21と、下流部分Fp22とを有している。上流部分Fp21は、対向面Fp2の上流端を含む部分である。上流部分Fp21は、回転体120との間で無端ベルト130および摺動シート180を挟んで下流ニップ部NP2を形成している。
下流部分Fp22は、上流部分Fp21に対して移動方向の下流側に位置している。下流部分Fp22は、摺動シート180から離れている。つまり、下流部分Fp22は、回転体120との間で無端ベルト130および摺動シート180を挟んでいない。
なお、ホルダ140の下流壁144の上面は、所定方向において、下流ガイド170のガイド面Fdの移動方向の上流端Edおよび下流ゴムパッドP2の対向面Fp2よりも回転中心X1から離れている。これにより、下流ガイド170は、少なくとも各ゴムパッドP1,P2に力が加わっていない状態(図4の状態)において、下流壁144の移動方向の厚み以上の間隔を持って、下流ゴムパッドP2から移動方向に離れて配置される。
図4に示すように、回転体120が無端ベルト130から離れているとき、つまり各ゴムパッドP1,P2に力が加わっていない状態において、上流ゴムパッドP1の所定方向の大きさは、下流ゴムパッドP2の所定方向の大きさよりも大きい。これにより、回転体120が無端ベルト130から離れているときには、所定方向において、上流ゴムパッドP1の下流部分Fp12が、下流ゴムパッドP2の上流部分Fp21よりも回転体120の回転中心X1に近い位置に配置されている。
なお、加圧ユニット82は、図示せぬカムと付勢部材SPとにより、図3に示す圧接位置と、図4に示すニップ解除位置との間を移動可能となっている。ここで、カムは、例えば、ステイ150の幅方向の両端部を付勢部材SPの付勢力に抗して押圧することが可能な位置に配置すればよい。
次に、本実施形態に係る定着装置8の作用効果について説明する。
加圧ユニット82を、図4に示すニップ解除位置から図3に示す圧接位置に移動させると、上流ゴムパッドP1の下流部分Fp12が、下流ゴムパッドP2の上流部分Fp21よりも押し潰される。これにより、上流ゴムパッドP1の下流部分Fp12と回転体120との間で、上流ニップ部NP1を安定して形成することができる。
図2に示すように、定着装置8が駆動している状態では、回転体120が図示反時計回りに回転し、無端ベルト130が図示時計回りに回転する。この際、上流ゴムパッドP1の上流端Epが上流ガイド160のガイド面Fgの下流端Egよりも回転中心X1から離れ、かつ、上流ゴムパッドP1の上流端Epと回転体120との間に無端ベルト130等が挟まれていないことから、無端ベルト130が摺動シート180を介して上流ゴムパッドP1の上流端Epを押すことはない。これにより、上流ゴムパッドP1が意図せぬ形状に変形することを抑制することができる。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
上流ゴムパッドP1が意図せぬ形状に変形することを抑制することができるので、ニップ部NPのニップ幅(移動方向の長さ)が変動してしまうのを抑えることができる。また、上流ゴムパッドP1の一部(下流部分Fp12)だけを使って上流ニップ部NP1を形成するので、例えば上流ゴムパッドP1の全体を使う場合よりも上流ゴムパッドP1の耐久性を向上させることができる。また、下流ニップ部NP2を下流ゴムパッドP2で形成することで、例えば樹脂等の硬質部材をパッドとして用いて下流ニップ部を形成する場合と比較して、パッドの形状を高精度に加工しなくても、適正なニップ圧を得ることができる。
回転体120と各ゴムパッドP1,P2を圧接させる際に、上流ゴムパッドP1の下流部分Fp12を、下流ゴムパッドP2の上流部分Fp21よりも先に押し潰すことができるので、上流ニップ部NP1を安定して形成することができる。
上流ゴムパッドP1が移動方向において下流ゴムパッドP2から離れているので、パッドのサイズを大きくすることなく、ニップ部NPのニップ幅を広くすることができる。また、各ゴムパッドP1,P2が互いの熱の影響を受けにくい。
上流ガイド160が移動方向において上流ゴムパッドP1から離れているので、上流ゴムパッドP1の熱が上流ガイド160に伝わるのを抑えることができる。
下流ガイド170が移動方向において下流ゴムパッドP2から離れているので、下流ゴムパッドP2の熱が下流ガイド170に伝わるのを抑えることができる。
所定方向において、下流ガイド170が下流ゴムパッドP2よりも回転体120の回転中心X1から離れているので、下流ゴムパッドP2を通った無端ベルト130が下流ガイド170に引っかかって摩耗してしまうのを抑制することができる。
幅方向に直交する断面において、上流支持面F1および下流支持面F2が、所定方向に対して垂直であるので、例えば上流パッドの支持面に対して下流パッドの支持面を斜めにして、各パッドの略全面を回転体に圧接させる構造と比べ、下流ニップ部NP2の下流端における回転体120の接線と下流ゴムパッドP2の対向面Fp2とのなす角が大きくなる。そのため、下流ニップ部NP2を通過したシートSの回転体120からの剥離性を向上させることができる。
移動方向から見て、上流支持面F1および下流支持面F2の幅方向の中央が端部よりも回転体120に近い位置に配置されているので、幅方向中央のニップ圧が低くなりすぎるのを抑制することができる。
付勢部材SPから力を受けるステイ150が、下流ゴムパッドP2寄りに配置されるので、下流ニップ部NP2のニップ圧を適正な圧力にすることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
上流ガイドは、前記実施形態のような形状に限らず、どのような形状であってもよい。例えば、図6(a)に示すような形状の上流ガイド260を採用してもよい。具体的に、この形態に係る上流ガイド260は、外周壁261と、リブ262とを備えている。外周壁261は、前記実施形態と同様のガイド面Fgを有している。また、外周壁261は、ガイド面Fgとは反対側の面である内周面Fbを有している。
図7に示すように、リブ262は、外周壁261の内周面Fbから突出している。リブ262は、幅方向に間隔を空けて複数設けられている。
図6(a)に戻って、外周壁261の移動方向の下流端部261Aは、リブ262よりも移動方向の下流側に突出している。言い換えると、外周壁261は、無端ベルト130の回転方向において、リブ262の上流端から下流端にかけて形成されるベース部261Bと、リブ262よりも下流側に突出する下流端部261Aとを有している。
図6(b)に示すように、下流端部261Aの厚みT1は、ベース部261Bの厚みT2以下、本実施形態ではベース部261Bの厚みT2よりも小さくなっている。下流端部261Aは、移動方向の下流側に向かうにつれて徐々に厚みが小さくなる先細りの形状となっている。
下流端部261Aは、所定方向において、ヒータ110側を向く外面Foと、ホルダ140側を向く内面Fiを有している。外面Foは、断面視略円弧状に形成され、内面Fiの移動方向の下流端に接続されている。
内面Fiは、所定方向に対して略垂直となる平面状に形成されている。内面Fiは、所定方向において、上流ゴムパッドP1の対向面Fp1の上流端Epよりも回転体120の回転中心X1から離れている。
この形態によれば、例えば外周壁の下流端部がリブから下流側に突出していない構造と比べ、先細りの下流端部261Aを摺動シート180に接触しにくくすることができるので、摺動シート180の摩耗を抑えることができる。
なお、摺動シート180を用いない構成とすることもできるが、その場合も同様に、先細りの下流端部261Aを無端ベルト130に当たりにくくすることができる。したがって、無端ベルト130が先細りの下流端部261Aに強く押し付けられることを抑えることができ、無端ベルト130の摩耗を押えることができる。
前記実施形態では、付勢部材SPによって、ホルダ140を回転体120に向けて付勢したが、本発明はこれに限定されず、付勢部材によって、回転体をホルダに向けて付勢してもよい。また、付勢部材SPは、圧縮コイルバネに限らず、例えば、引張コイルバネ、板バネ、トーションバネなどであってもよい。
前記実施形態では、ヒータとしてハロゲンランプを例示したが、ヒータは、例えばカーボンヒータなどであってもよい。
前記実施形態では、回転体として、ヒータ110を内蔵した円筒状のローラを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ヒータによって内周面が加熱される無端状のベルトであってもよい。また、ヒータを回転体の外部に配置し、回転体の外周面を加熱する外部加熱方式や、IH(Induction Heating)方式でもよい。また、無端ベルトの内部にヒータを配置し、無端ベルトの外周面に接触する回転体を間接的に加熱してもよい。また、回転体と無端ベルトがそれぞれヒータを内蔵していてもよい。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
8 定着装置
110 ヒータ
120 回転体
130 無端ベルト
131 内周面
140 ホルダ
160 上流ガイド
Eg 下流端
Ep 上流端
Fg ガイド面
Fp1 対向面
Fp11 上流部分
Fp12 下流部分
NP1 上流ニップ部
NP2 下流ニップ部
P1 上流ゴムパッド
P2 下流ゴムパッド
SP 付勢部材
X1 回転中心

Claims (11)

  1. ヒータと、
    前記ヒータによって加熱される回転体と、
    無端ベルトと、
    前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで上流ニップ部を形成する上流ゴムパッドと、
    前記上流ゴムパッドに対して、前記上流ニップ部における前記無端ベルトの移動方向の下流側に配置され、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで下流ニップ部を形成する下流ゴムパッドと、
    前記上流ゴムパッドおよび前記下流ゴムパッドを保持するホルダと、
    前記移動方向において前記上流ゴムパッドの上流側で前記無端ベルトの内周面をガイドするガイド面を有する上流ガイドと、
    前記回転体および前記ホルダの一方を他方に向けて所定方向に沿って付勢する付勢部材と、を備え、
    前記上流ゴムパッドは、前記回転体側に位置して前記無端ベルトの前記内周面に対向する対向面を有し、
    前記対向面の前記移動方向の上流端は、前記所定方向において、前記ガイド面の前記移動方向の下流端よりも前記回転体の回転中心から離れ、
    前記対向面は、
    前記上流端を含み、かつ、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟まない上流部分と、
    前記上流部分に対して前記移動方向の下流側に位置し、かつ、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで前記上流ニップ部を形成する下流部分と、を有し、
    前記ホルダは、前記上流ゴムパッドを支持する上流支持面と、前記下流ゴムパッドを支持する下流支持面と、を有し、
    前記無端ベルトの幅方向に直交する断面において、前記上流支持面および前記下流支持面は、前記所定方向に対して垂直であることを特徴とする定着装置。
  2. 前記下流ゴムパッドは、前記回転体側に位置して前記無端ベルトの前記内周面に対向する対向面を有し、
    前記下流ゴムパッドの前記対向面は、
    前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで前記下流ニップ部を形成する上流部分と、
    前記上流部分に対して前記移動方向の下流側に位置し、かつ、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟まない下流部分と、を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記回転体が前記無端ベルトから離れているときに、前記所定方向において、前記上流ゴムパッドの前記下流部分が、前記下流ゴムパッドの前記上流部分よりも前記回転体の回転中心に近いことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記上流ゴムパッドは、前記移動方向において、前記下流ゴムパッドから離れていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記上流ガイドは、前記移動方向において、前記上流ゴムパッドから離れていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記移動方向において前記下流ゴムパッドの下流側で前記無端ベルトの前記内周面をガイドする下流ガイドをさらに備え、
    前記下流ガイドは、前記移動方向において、前記下流ゴムパッドから離れていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記所定方向において、前記下流ガイドは、前記下流ゴムパッドよりも前記回転体の回転中心から離れていることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記移動方向から見て、前記上流支持面および前記下流支持面は、前記幅方向の中央が端部よりも前記回転体に近いこと特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. ヒータと、
    前記ヒータによって加熱される回転体と、
    無端ベルトと、
    前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで上流ニップ部を形成する上流ゴムパッドと、
    前記上流ゴムパッドに対して、前記上流ニップ部における前記無端ベルトの移動方向の下流側に配置され、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで下流ニップ部を形成する下流ゴムパッドと、
    前記上流ゴムパッドおよび前記下流ゴムパッドを保持するホルダと、
    前記移動方向において前記上流ゴムパッドの上流側で前記無端ベルトの内周面をガイドするガイド面を有する上流ガイドと、
    前記回転体および前記ホルダの一方を他方に向けて所定方向に沿って付勢する付勢部材と、を備え、
    前記上流ゴムパッドは、前記回転体側に位置して前記無端ベルトの前記内周面に対向する対向面を有し、
    前記対向面の前記移動方向の上流端は、前記所定方向において、前記ガイド面の前記移動方向の下流端よりも前記回転体の回転中心から離れ、
    前記対向面は、
    前記上流端を含み、かつ、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟まない上流部分と、
    前記上流部分に対して前記移動方向の下流側に位置し、かつ、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで前記上流ニップ部を形成する下流部分と、を有し、
    前記付勢部材の力を前記ホルダに伝達するステイをさらに備え、
    前記移動方向において、前記ステイから前記下流ゴムパッドまでの距離は、前記ステイから前記上流ゴムパッドまでの距離よりも小さいことを特徴とする定着装置。
  10. ヒータと、
    前記ヒータによって加熱される回転体と、
    無端ベルトと、
    前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで上流ニップ部を形成する上流ゴムパッドと、
    前記上流ゴムパッドに対して、前記上流ニップ部における前記無端ベルトの移動方向の下流側に配置され、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで下流ニップ部を形成する下流ゴムパッドと、
    前記上流ゴムパッドおよび前記下流ゴムパッドを保持するホルダと、
    前記移動方向において前記上流ゴムパッドの上流側で前記無端ベルトの内周面をガイドするガイド面を有する上流ガイドと、
    前記回転体および前記ホルダの一方を他方に向けて所定方向に沿って付勢する付勢部材と、を備え、
    前記上流ゴムパッドは、前記回転体側に位置して前記無端ベルトの前記内周面に対向する対向面を有し、
    前記対向面の前記移動方向の上流端は、前記所定方向において、前記ガイド面の前記移動方向の下流端よりも前記回転体の回転中心から離れ、
    前記対向面は、
    前記上流端を含み、かつ、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟まない上流部分と、
    前記上流部分に対して前記移動方向の下流側に位置し、かつ、前記回転体との間で前記無端ベルトを挟んで前記上流ニップ部を形成する下流部分と、を有し、
    前記上流ガイドは、
    前記ガイド面を有する外周壁と、
    前記外周壁の前記ガイド面とは反対側の面から突出するリブと、を備え、
    前記外周壁の前記移動方向の下流端部は、前記リブよりも前記移動方向の下流側に突出することを特徴とする定着装置。
  11. 前記外周壁の前記下流端部は、前記所定方向において、前記ホルダ側を向く内面を有し、
    前記内面は、前記所定方向において、前記上流ゴムパッドの前記対向面の前記上流端よりも前記回転体の回転中心から離れていることを特徴とする請求項10に記載の定着装置。
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