JP2018055033A - 画像形成装置および定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ニップ幅を切り替える操作部材を動かすためのスペースを小さくすることを目的とする。
【解決手段】アーム部材(加圧アーム60)は、回動中心となる支点部61と、第1定着部材(加圧ローラ42)に作用する作用点部62と、力点部63を有する。力点部63は、ニップ幅が第1幅B1となる第1位置と、ニップ幅が第1幅B1より小さい第2幅となる第2位置に移動可能で、力点部63が第1位置に位置する際に画像形成装置(レーザプリンタ1)が印刷可能となっている。画像形成装置は、所定方向に進退可能であり、アーム部材を回動させるカム部材(直動カム70)を備える。カム部材は、力点部63を第1位置に保持する第1保持面71と、力点部63を第1位置から第2位置に移動させる第1カム面73と、力点部63を第2位置に保持する第2保持面72を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、第1定着部材と第2定着部材の間のニップの幅を切り替え可能な定着装置および画像形成装置に関する。
従来、定着装置として、加熱ローラと、加圧ローラと、加圧ローラを支持する回動可能な加圧アームと、加圧アームを介して加圧ローラを加熱ローラに向けて付勢するバネと、加圧アームに作用するカム面を有する回動可能な操作レバーとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。この技術では、操作レバーを回動させて、カム面で加圧アームをバネの付勢力に抗して回動させることで、加圧ローラを加熱ローラから離れる方向に移動させて、加圧ローラと加熱ローラの間のニップの幅を切り替えることが可能となっている。
特開2004−10952号公報
ところで、従来技術のように回動式の操作レバーを使用した場合には、画像形成装置内において、操作レバーを回動させるために必要なスペースが大きくなってしまう問題が生じる。特に、操作レバーが複数のカム面を有して、ニップの幅を多段階に切り替える場合には、操作レバーの回動角度も大きくなるので、前述した問題が顕著になる。
そこで、本発明は、操作部材を動かすためのスペースを小さくすることができる画像形成装置および定着装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、第1定着部材と、前記第1定着部材に接触し、前記第1定着部材との間でニップを形成する第2定着部材と、前記第1定着部材を前記第2定着部材に向けて付勢するバネと、前記第1定着部材を前記第2定着部材から離れる方向に移動させるために、前記バネの付勢力に抗して回動可能なアーム部材と、を備え、前記アーム部材が、回動中心となる支点部と、前記第1定着部材に作用する作用点部と、力点部と、を有し、前記力点部が、前記ニップの幅が第1幅となる第1位置と、前記ニップの幅が前記第1幅より小さい第2幅となる第2位置とに移動可能であり、前記力点部が前記第1位置に位置する際に印刷可能な画像形成装置である。
画像形成装置は、所定方向に進退可能であり、前記力点部を押圧して前記アーム部材を回動させるカム部材を備える。
前記カム部材は、前記力点部を前記第1位置に保持する第1保持面と、前記力点部を押圧して前記第1位置から前記第2位置に移動させる第1カム面と、前記力点部を前記第2位置に保持する第2保持面とを有する。
また、本発明に係る定着装置は、第1定着部材と、前記第1定着部材に接触し、前記第1定着部材との間でニップを形成する第2定着部材と、前記第1定着部材を前記第2定着部材に向けて付勢するバネと、前記第1定着部材を前記第2定着部材から離れる方向に移動させるために、前記バネの付勢力に抗して回動可能なアーム部材と、を備える。
前記アーム部材は、回動中心となる支点部と、前記第1定着部材に作用する作用点部と、力点部と、を有する。
前記力点部は、前記ニップの幅が第1幅となる第1位置と、前記ニップの幅が前記第1幅より小さい第2幅となる第2位置とに移動可能となっている。
定着装置は、所定方向に進退可能であり、前記力点部を前記第1位置から前記第2位置に向けて押圧するカム面を有するカム部材を備える。
前記カム部材を前記所定方向に投影したときに、前記カム部材が前記支点部と重なる。
前述した各構成によれば、ニップの幅を切り替えるための操作部材が所定方向に進退するカム部材であるため、操作部材を動かすためのスペースを小さくすることができる。
本発明によれば、操作部材を動かすためのスペースを小さくすることができる。
本発明の実施形態に係るレーザプリンタを示す断面図である。 直動カムがロック位置に位置するときの定着装置を示す図である。 直動カムが押圧位置に位置するときの定着装置を示す図である。 第1保持面で力点部を保持しているときの定着装置を示す図である。 第2保持面で力点部を保持しているときの定着装置を示す図である。 直動カムを示す拡大図である。 直動カムの係合部を係合凸部に係合させる動作を示す図(a)〜(c)である。 本発明の変形例に係る定着装置を示す図である。 図8の定着装置を加圧ローラの軸線方向外側から見た図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の概略構成について説明した後、定着装置18の詳細な構成について説明する。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2と、記録シートの一例としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
フィーダ部4は、本体筐体2内の下部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6から用紙3を画像形成部5へ搬送する用紙供給機構7とを主に備えている。
画像形成部5は、スキャナ部16と、プロセスカートリッジ17と、定着装置18とを備えている。
スキャナ部16は、本体筐体2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20,21、反射鏡22,23,24などを備えている。そして、スキャナ部16では、レーザビームが図の鎖線で示す経路を通って、プロセスカートリッジ17の感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ17は、スキャナ部16の下方に配設され、本体筐体2に対して着脱可能に装着される構造となっている。プロセスカートリッジ17は、感光ドラム27、帯電器29、転写ローラ30、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33、トナーホッパ34などを備えて構成されている。
このプロセスカートリッジ17では、帯電器29で帯電された感光ドラム27の表面が、スキャナ部16からのレーザビームで露光されることで、感光ドラム27上に静電潜像が形成される。この静電潜像に、トナーホッパ34内のトナーが供給ローラ33や現像ローラ31を介して供給されることで、感光ドラム27上にトナー像が形成される。その後、感光ドラム27と転写ローラ30との間で用紙3が搬送される際に、感光ドラム27上のトナー像が、転写ローラ30に引き寄せられて用紙3に転写される。
定着装置18は、ハロゲンランプ43と、第2定着部材の一例としての加熱ローラ41と、第1定着部材の一例としての加圧ローラ42とを主に備えている。なお、定着装置18の詳細な構造については、後で詳述する。
ハロゲンランプ43は、円筒状の加熱ローラ41内に配設されており、加熱ローラ41を内側から加熱している。
加熱ローラ41は、略円筒状に形成される金属製の部材であり、加圧ローラ42の上方に回転可能に配置されている。
加圧ローラ42は、加熱ローラ41に圧接されており、回転する加熱ローラ41と接触して従動回転するようになっている。加圧ローラ42は、加熱ローラ41との間で用紙3を熱定着するためのニップNPを形成している。なお、この加圧ローラ42としては、例えば、芯金の周囲にシリコンゴムを設け、このシリコンゴムの表面をPTFEチューブで覆ったものを採用することができる。
本体筐体2は、定着装置18から排出される用紙3を排紙ローラ45に向けて案内するガイドリブ2Aを有するリアカバー2Bを有している。リアカバー2Bは、本体筐体2に形成された開口2Cを開閉するためのカバーであり、下端部を中心に回動可能となっている。
定着装置18では、ハロゲンランプ43によって加熱ローラ41が加熱されることで、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に用紙3に転写されたトナー像が熱定着される。リアカバー2Bが閉じている状態において、定着装置18から用紙3が排出されると、排出された用紙3は、ガイドリブ2Aに案内されて排紙パス44に搬送され、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。また、リアカバー2Bが開いている状態において、定着装置18から用紙3が排出されると、排出された用紙3は、開口2Cを通って外部に排紙される。
図2に示すように、定着装置18は、前述した加熱ローラ41や加圧ローラ42等の他、樹脂からなる筐体50と、アーム部材の一例としての加圧アーム60と、バネの一例としてのコイルスプリングCSと、カム部材の一例としての、樹脂からなる直動カム70とを備えている。
加圧アーム60は、筐体50に回動可能に支持される支点部61と、加圧ローラ42を回転可能に支持する作用点部62と、作用点部62を挟んで支点部61とは反対側に位置する力点部63とを有している。力点部63は、作用点部62とともに支点部61を中心に回動可能となっている。支点部61から作用点部62までの第1距離D1は、支点部61から力点部63までの第2距離D2よりも小さい。
支点部61は、筐体50に形成される円柱状のボス51で回動可能に支持される環状の部分である。環状の支点部61の軸線61Aは、加圧アーム60の回動中心となっている。なお、筐体50に円筒状の軸受が形成される場合には、支点部は、円柱状に形成されていてもよい。
作用点部62は、加圧ローラ42の回転軸部42Aを回転可能に支持する環状の部分である。作用点部62は、加圧アーム60の回動に応じて、加圧ローラ42を、加熱ローラ41から離間させる方向または加熱ローラ41に近づける方向に移動させるように、加圧ローラ42に作用する。
加圧アーム60は、支点部61と作用点部62とを連結する第1連結部64と、作用点部62と力点部63とを連結する第2連結部65とをさらに有している。第2連結部65は、第1連結部64に対して傾斜している。第1連結部64と第2連結部65のなす角は、鈍角となっている。
本実施形態では、加圧アーム60は、金属板からなる略V形状のアーム本体60Aと、アーム本体60Aの一端部に被せられる樹脂製のキャップ60Bとを備えている。そして、アーム本体60Aは、前述した支点部61、作用点部62、第1連結部64および第2連結部65を有している。また、キャップ60Bは、前述した力点部63を有している。
コイルスプリングCSは、金属または樹脂からなる引張コイルバネであり、一端部が筐体50に連結され、他端部が第2連結部65に連結されている。コイルスプリングCSは、加圧アーム60を介して加圧ローラ42を加熱ローラ41に向けて付勢している。
力点部63は、図2および図3に示す第3位置と、図4に示す第1位置と、図5に示す第2位置とに移動可能となっている。力点部63が第3位置に位置するときにおいて、ニップNPの幅は、第3幅B3となっている。力点部63が第1位置に位置するときにおいて、ニップNPの幅は、第3幅B3より小さい第1幅B1となっている。力点部63が第2位置に位置するときにおいて、ニップNPの幅は、第1幅B1より小さい第2幅の一例としての0mmとなっている。つまり、本実施形態においては、力点部63が第3位置に位置するときには、ニップNPの幅が最大となり、力点部63が第2位置に位置するときには、加圧ローラ42が加熱ローラ41から離間している。
力点部63が第3位置に位置する際には、レーザプリンタ1は、比較的薄い普通紙などを印刷可能となっている。また、力点部63が第1位置に位置する際には、レーザプリンタ1は、普通紙よりも厚い厚紙などを印刷可能となっている。なお、厚紙を印刷する際には、リアカバー2Bを開くことで、厚紙を開口2Cから外部に排出することが可能となっている。このように厚紙の印刷時においてリアカバー2Bを開くことで、厚紙がカールしてしまうのを抑えることができる。
力点部63が第2位置に位置する際には、加熱ローラ41と加圧ローラ42との間で詰まった用紙3を、開口2Cから取り出すことが可能となっている。
直動カム70は、力点部63を押圧して加圧アーム60をコイルスプリングCSの付勢力に抗して回動させるための楔形状の部材である。直動カム70は、所定方向に直線的に進退するカム部材である。ここで、直線的な進退とは、直線でなくても緩やかな曲線に沿った進退も含む。図6に示すように、直動カム70は、力点部63を第1位置に保持する第1保持面71と、力点部63を第2位置に保持する第2保持面72と、力点部63を押圧して第1位置から第2位置に移動させる第1カム面73と、力点部63を押圧して第3位置から第1位置に移動させる第2カム面74とを有している。
第1保持面71および第2保持面72は、直動カム70で力点部63を押圧するときの直動カム70の移動方向、つまり所定方向に沿っている。以下の説明では、直動カム70で力点部63を押圧するときの直動カム70の移動方向を、単に「移動方向」とも称する。また、力点部63を押圧するように直動カム70を移動させることを「前進」とも称し、前進させる方向とは逆方向に直動カム70を移動させることを「後退」とも称する。さらに、移動方向の一方側を、「前進側」とも称し、移動方向の他方側を「後退側」とも称する。また、本実施形態では、移動方向は、鉛直方向に対して傾斜する方向とする。
第1保持面71は、移動方向に直交する第1方向において、第2保持面72とは異なる位置に配置されている。詳しくは、図5に示すように、第2保持面72で力点部63を第2位置に保持している状態において、第1保持面71は、第2保持面72よりも力点部63から遠い位置に配置されている。
第1カム面73は、第1保持面71の後退側の端縁から移動方向に対して傾斜するように延びて第2保持面72に繋がっている。第2カム面74は、第1保持面71の前進側の端縁から移動方向に対して傾斜するように延びている。また、第2カム面74は、第1方向において、第1保持面71に対して第1カム面73とは反対側に配置されている。
なお、以下の説明では、第1方向において第1保持面71に対して第1カム面73が配置される側を、「第1方向の一方側」とも称し、第1保持面71に対して第2カム面74が配置される側を、「第1方向の他方側」とも称する。また、移動方向および第1方向に直交する方向を「第2方向」とも称する。
図6に示すように、第1カム面73の移動方向に対する傾斜角θ2は、第2カム面74の移動方向に対する傾斜角θ1よりも小さい。また、移動方向における第1カム面73の寸法L1は、移動方向における第2カム面74の寸法L2よりも大きい。
また、直動カム70は、前述した各面71〜74を有する本体部78と、筐体50に係合する係合部76と、ユーザによって操作される操作部77とを有している。本体部78は、第2保持面72の後退側の端縁から第1方向の一方側および後退側に向けて斜めに延びる第3傾斜面78Aと、第3傾斜面78Aの後退側の端縁から移動方向に沿って後退側に延びる第1平面78Bとを有している。また、本体部78は、第1平面78Bに第1方向で対向する第2平面78Cと、第2平面78Cの前進側の端縁から前進側および第1方向の一方側に向けて斜めに延びる第4傾斜面78Dと、移動方向に直交し、かつ、第4傾斜面78Dおよび第2カム面74の前進側の各端縁を繋ぐ先端面78Eとを有している。
また、本体部78は、前述した各面71〜74,78A〜78Eの第2方向の一方側の端縁を繋ぐ連結面78Fと、連結面78Fに形成される溝75とを有している。溝75は、図2に示す筐体50に形成された二股突起52が係合する溝である。二股突起52は、先端部が二股に分かれた円柱状の突起であり、二股の先端部を挟み込むように力を加えると、二股の先端部が開いた状態から閉じたい状態に弾性変形するようになっている。
溝75は、移動方向に沿った第1溝部75Aと、第1溝部75Aの後退側の端部から第1方向の一方側に延びる第2溝部75Bとを有している。第1溝部75Aおよび第2溝部75Bは、開いた状態の二股突起52の直径と略同じ長さの幅となっている。第1溝部75Aは、移動方向および第1方向に直交する第2方向の一方側に向けて開口している。第2溝部75Bは、第2方向の一方側に向けて開口するとともに、第1方向の一方側にも開口している。これにより、二股突起52を第2溝部75Bにおける第1方向の一方側の開口から取り付けることが可能となっている。
第1溝部75Aの前進側の端部は、開いた状態の二股突起52に回動可能に係合する第1湾曲部75Cとなっている。第1湾曲部75Cは、前進側に向けて凸となる円弧形状となっている。第1湾曲部75Cの第1方向の他方側には、前進側に向けて凸となる略半円状の第2湾曲部75Dが形成されている。第2湾曲部75Dは、閉じた状態の二股突起52の一部を収容可能となっている。第2湾曲部75Dの深さは、二股突起52の半径よりも小さい。
係合部76は、本体部78の後退側の端部から第1方向の一方側に延びた後、前進側に向けて延びるように形成されている。操作部77は、本体部78の後退側の端部のうち係合部76とは反対側の部位から後退側に向けて突出している。
図7(a)に示すように、筐体50は、直動カム70の係合部76に係合する係合凸部53を有している。係合凸部53は、直動カム70を筐体50に対して動かないように保持するための部位である。図2に示すように、係合凸部53は、直動カムの係合部76の先端と本体部78との間に入り込むことで、直動カム70を保持している。
図7(a)に戻って、直動カム70は、開いた状態の二股突起52と第1湾曲部75Cとが接触した状態において、力点部63を押圧可能な押圧位置(2点鎖線の位置)と、係合部76が係合凸部53に当接する当接位置(実線の位置)との間で回動可能となっている。つまり、直動カム70を押圧位置から図示時計回りに回動させただけでは、係合部76が係合凸部53に当接して、それ以上回動することができなくなっている。
図7(b)に示すように、二股突起52が閉じて第2湾曲部75D内に入り込んだ場合には、係合部76は、係合凸部53から図示下側に離れるようになっている。これにより、図7(c)に示すように、直動カム70を再び図示時計回りに回動させることが可能となるので、係合部76を、係合凸部53の裏側(本体部78とは反対側)に回り込ませることが可能となっている。
その後は、直動カム70に対して図示下側へ加えていた力を解除すると、二股突起52が弾性力により元の開いた状態に戻ろうとする。この際、第2湾曲部75Dの深さが二股突起52の半径よりも小さいため、二股突起52が第2湾曲部75Dを図示上側に押圧する。これにより、直動カム70が図示上側に移動して、係合部76が係合凸部53の裏側に係合する。
以下の説明では、係合部76が係合凸部53の裏側に係合しているときの直動カム70の位置を、ロック位置とも称する。なお、本実施形態では、ロック位置において、直動カム70の第1保持面71は、鉛直方向に沿うこととする。
図2に示すように、筐体50は、直動カム70を移動方向に案内するガイド部材54と、直動カム70の前進を規制するストッパ55とを有している。ガイド部材54は、直動カム70の第2平面78Cに接触するガイド面54Aを有している。ガイド面54Aは、移動方向に沿っている。直動カム70は、ガイド部材54と加圧アーム60の力点部63との間に入り込み、加圧アーム60の力点部63とガイド部材54との距離を拡大または縮小する。ストッパ55は、直動カム70の先端面78Eに当接する当接面55Bを有している。なお、ストッパ55の当接面55Bに直動カム70の先端面78Eが当接しているときには、直動カム70は、第2保持面72で力点部63を保持している(図5参照)。
図3に示すように、直動カム70は、押圧位置において、当該直動カム70を移動方向に投影したときに、支点部61と重なるように配置されている。詳しくは、直動カム70は、押圧位置において、当該直動カム70を移動方向に投影したときに、支点部61の軸線61Aと重なるように配置されている。ここで、図3では、投影線を2点鎖線で図示している。また、直動カム70が押圧位置に位置するときにおいて、直動カム70の移動方向の一端縁と他端縁を通る直線SLが、コイルスプリングCSの付勢力Fsの方向に対して垂直となっている。
また、直動カム70は、コイルスプリングCSを挟んで支点部61とは反対側に位置している。さらに、直動カム70は、第1保持面71で力点部63を保持しているとき(図4参照)よりも第2保持面72で力点部63を保持しているとき(図5参照)の方がコイルスプリングCSに近くに配置される。
次に、直動カム70の操作方法について説明する。
普通紙などの薄めの用紙3を印刷する場合には、図2に示すように、ユーザは、直動カム70をロック位置に位置させておく。つまり、直動カム70を、加圧アーム60の力点部63から離間させておく。また、ユーザは、リアカバー2B(図1参照)を閉じた状態とする。これにより、ニップNPの幅が第3幅B3となり、普通紙上にトナー像を良好に熱定着させることができる。
図2の状態から、厚紙などの厚めの用紙3への印刷に切り替える場合には、ユーザは、まず、リアカバー2Bを開ける。その後、ユーザは、図7(c)に示すように、直動カム70を下側へ移動させる。これにより、直動カム70の係合部76が係合凸部53から外れて、直動カム70が図示反時計回りに回動可能となる。
その後、ユーザは、図7(b),(a)の順で示すように、直動カム70をロック位置から押圧位置まで回動させる。詳しくは、図3に示すように、直動カム70の第2カム面74が加圧アーム60の力点部63に当接することで、直動カム70が押圧位置に規制される。
その後、ユーザは、直動カム70を前進させることで、第2カム面74によって力点部63を第3位置から第1位置に向けて押圧する。これにより、加圧アーム60が図示時計回りに回動して、加圧ローラ42が加熱ローラ41から離れる方向に移動していくので、ニップNPの幅が徐々に小さくなっていく。
そして、図4に示すように、第1保持面71が力点部63に接触したときに、ユーザが直動カム70の操作を終了することで、ニップNPの幅が第1幅B1に保持される。その後は、リアカバー2Bを開けた状態のままにして、印刷動作を行うことで、厚紙を定着装置18で熱定着した後、定着装置18から略ストレートに延びる排紙経路を通して厚紙を開口2C(図1参照)から排紙することができる。
図4の状態において、ニップNPで用紙3が詰まった場合には、ユーザは、印刷動作の一時停止後に、直動カム70を前進させる。これにより、第1カム面73が力点部63を第1位置から第2位置に向けて押圧するので、ニップNPの幅が第1幅B1から0に向けて変化していく。
そして、図5に示すように、第2保持面72が力点部63に接触したときに、ユーザが直動カム70の操作を終了することで、ニップNPの幅が0(第2幅)に保持される。そのため、ユーザは、ニップ圧が解放された用紙3をニップNPから容易に引き抜くことができる。
なお、ニップNPを、0から第1幅B1または第3幅B3に変更するときや、第1幅B1から第3幅B3に変更するときの直動カム70の操作は、前述した操作を適宜逆の順序で行えばよい。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
ニップNPの幅を切り替えるための操作部材が直線移動する直動カム70であるため、操作部材の操作に必要な力を小さくすることができるとともに、操作部材を動かすためのスペースを小さくすることができる。なお、従来のように回動式の操作レバーでは、操作レバーの回動中心から力点部までの長さを大きくすると、てこの原理により、操作の負荷が小さくなるが、操作レバーを回動させるための領域が非常に大きくなってしまうが、本実施形態の構造では、このような問題を解決することができる。
直動カム70を移動方向に投影したときに、直動カム70が支点部61と重なるので、加圧アーム60を小さな力で動かすことができる。
直動カム70の移動方向の一端縁と他端縁を通る直線SLが、コイルスプリングCSの付勢力Fsの方向に対して垂直であるので、加圧アーム60を小さな力で動かすことができる。
直動カム70がコイルスプリングCSを挟んで支点部61とは反対側に位置するので、加圧アーム60を小さな力で動かすことができる。
直動カム70の移動方向に対する第1カム面73の傾斜角θ2が、移動方向に対する第2カム面74の傾斜角θ1よりも小さいので、第1カム面73で力点部63を押圧するときの力を小さくすることができる。ここで、第2カム面74で力点部63を押圧するときよりも第1カム面73で力点部63を押圧するときの方が、コイルスプリングCSが伸ばされているので、コイルスプリングCSの付勢力Fsが強くなる。これに対し、第1カム面73の傾斜角θ2を小さくすることで、第1カム面73で力点部63を押圧するときにおいて、直動カム70を前進させるための力が極端に大きくなるのを抑えることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、第1定着部材として加圧ローラ42、第2定着部材として加熱ローラ41を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、加熱ローラを加圧ローラに向けて付勢する構造では、第1定着部材が加熱ローラに相当し、第2定着部材が加圧ローラに相当することになる。また、第1定着部材を、図8に示すような加熱ユニット100とし、第2定着部材を加圧ローラ200としてもよい。
詳しくは、図8の形態において、定着装置18Aは、加熱ユニット100と、加圧ローラ200とを備えている。加熱ユニット100は、定着ベルト110と、ハロゲンランプ120と、ニップ部材130と、反射部材140と、ステイ160とを備えている。
定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する無端状(筒状)のフィルムであり、その両端部がガイド部材170(図9参照)により回転が案内されている。
ハロゲンランプ120は、ニップ部材130および定着ベルト110を加熱することで用紙3上のトナーを加熱する発熱体であり、定着ベルト110の内側において定着ベルト110およびニップ部材130の内面から所定の間隔をあけて配置されている。
ニップ部材130は、ハロゲンランプ120からの輻射熱を受ける部材であり、筒状の定着ベルト110の内面に摺接するように配置されている。そして、このニップ部材130は、ハロゲンランプ120から受けた輻射熱を定着ベルト110を介して用紙3上のトナーに伝達する。このニップ部材130は、後述するスチール製のステイ160より熱伝導率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。
反射部材140は、ハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ部材130に向けて反射する部材であり、定着ベルト110の内側においてハロゲンランプ120を取り囲むように、ハロゲンランプ120から所定の間隔をあけて配置されている。
反射部材140は、赤外線および遠赤外線の反射率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視略U形状に湾曲させて形成されている。なお、熱反射率を高めるため、反射部材140は、鏡面仕上げを施したアルミニウム板などを用いて形成してもよい。
ステイ160は、ニップ部材130を支持することでニップ部材130の剛性を確保する部材である。ステイ160は、反射部材140の外面形状に沿った形状(断面視略U形状)を有して反射部材140を覆うように配置されている。このようなステイ160は、比較的剛性が大きい、例えば、鋼板などを断面視略U形状に折り曲げることで形成されている。ステイ160は、係合部を有しており、係合部を介してニップ部材130および反射部材140を支持している。
そして、ニップ部材130および反射部材140を支持するステイ160と、ハロゲンランプ120は、図9に示すガイド部材170に固定されている。すなわち、ガイド部材170は、ニップ部材130、反射部材140、ステイ160およびハロゲンランプ120を一体的に支持している。
図9に示すように、定着装置18の筐体180は、左右一対の側壁181と、側壁181の下部を連結する下壁(図示略)とを備えており、各側壁181には、ガイド部材170を上下に移動可能に支持する支持溝182が上方に開口するように形成されている。また、筐体180の各側壁181には、加圧ローラ200を回転可能に支持する軸受190と、第1コイルバネ400と、揺動アーム410と、アーム部材の一例としての切替部材500と、前記実施形態と略同じ構造の直動カム70とが設けられている。
第1コイルバネ400は、揺動アーム410を介して加熱ユニット100を加圧ローラ200へ向けて付勢させる部材であり、一端が筐体180に固定されるとともに、他端が揺動アーム410の先端部411に固定されている。この第1コイルバネ400の付勢力によって、加熱ユニット100が加圧ローラ200に圧接されて、加熱ユニット100と加圧ローラ200との間にニップNPが形成されている。
揺動アーム410は、筐体180に対して揺動可能に設けられており、揺動する先端部411と回転中心となる基端部412との間の中間部で、ガイド部材170を第2コイルバネ420を介して支持している。
なお、揺動アーム410の中間部には、当該揺動アーム410の長手方向に延びる長孔(図示略)が形成されている。一方、ガイド部材170の上面には、上方に突出して長孔を貫通する突起部176が形成され、この突起部176の上端部には、突起部176の突出方向に直交する方向に延びる被支持部材177が固定されている。
そして、第2コイルバネ420が、突起部176と同軸となるように突起部176の外側に配置されるとともに、揺動アーム410の上面と被支持部材177の下面との間に配置されることで、ガイド部材170が第2コイルバネ420を介して揺動アーム410で支持されている。これにより、第2コイルバネ420が、揺動アーム410の揺動方向に変形可能となっている。
切替部材500は、回動中心となる支点部510と、加熱ユニット100に揺動アーム410を介して作用する作用点部520と、作用点部520を挟んで支点部510とは反対側に位置する力点部530とを有している。力点部530は、図9に示す位置と、図9の位置よりも図示上方の位置とに移動可能となっている。力点部530が図9に示す位置から上方に移動すると、揺動アーム410が上方に揺動して、加熱ユニット100が上方に移動するようになっている。つまり、力点部530は、ニップNPの幅が第3幅となる第3位置と、ニップNPの幅が第3幅より小さい第1幅となる第1位置と、ニップNPの幅が第1幅より小さい第2幅となる第2位置とに移動可能となっている。
直動カム70は、前記実施形態と同様の第1保持面71、第2保持面72、第1カム面73および第2カム面74を有している。また、直動カム70は、移動方向に投影したときに、支点部510の軸線511と重なっている。以上のような構成の定着装置18Aでも、直動カム70の操作によってニップNPの幅を切り替えることができるので、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
前記実施形態では、第2幅を0としたが、本発明はこれに限定されず、第1幅よりも小さい値であれば0でなくてもよい。つまり、力点部が第2位置に位置するときにおいて、第1定着部材と第2定着部材とが接触していてもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙3を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記実施形態では、バネの一例として引張コイルバネを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばトーションバネ、板バネ、圧縮コイルバネなどであってもよい。また、前記実施形態では、バネが第1定着部材を間接的に付勢する構造を例示したが、本発明はこれに限定されず、バネが第1定着部材を直接付勢してもよい。
また、アーム部材の力点部と直動カムとの間に別の部材が介在しており、別の部材を介して間接的に直動カムの力がアーム部材の力点部に作用する構成であってもよい。別の部材は、例えば、バネ等の弾性体やシート状の部材であってもよい。
また、直動カムをモータにより進退させてもよい。また、直動カムをリアカバーの開閉に連動して進退するように構成してよい。
また、ガイド部54は、回転体であっても良いし、回転可能なカムであってもよい。
また、各カム面の傾斜角や寸法は、前記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1カム面の傾斜角は、第2カム面の傾斜角と同じであってもよいし、第2カム面よりも大きくてもよい。また、例えば、第1カム面の移動方向における寸法は、第2カム面の移動方向における寸法と同じであってもよいし、第2カム面の移動方向における寸法よりも小さくてもよい。
また、直動カムの移動方向に直動カムを投影したときに、直動カムが支点部の軸線と重ならなくてもよい。また、画像形成装置は、力点部が第1位置に位置する際に印刷不能となっていてもよい。
また、アーム部材を、ヒータにより加熱される加熱ローラと対向する加圧ベルトの内周面に接触する加圧パッドを加熱ローラへ向けて付勢するように構成し、直動カムをこのアーム部材に作用させるように構成してもよい。
また、図8のニップ部材130とハロゲンランプ120の代わりに、セラミックヒータを用いたベルト定着方式の定着装置に本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
第1定着部材および第2定着部材は、前記実施形態に示したものに限らず、どのようなものであってもよい。例えば、金属等からなる円筒状の加熱ローラと、加熱ローラとの間で記録シートを熱定着するためのニップを形成する第1エンドレスベルトと、加熱ローラの外周面上の第1エンドレスベルトとは異なる位置に配置され、加熱ローラとの間で熱伝達用のニップを形成する第2エンドレスベルトと、第2エンドレスベルト内に配置される熱源と、を備える定着装置においては、第2エンドレスベルトを第1定着部材とし、加圧ローラを第2定着部材としてもよい。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 レーザプリンタ
3 用紙
18 定着装置
41 加熱ローラ
42 加圧ローラ
60 加圧アーム
61 支点部
61A 軸線
62 作用点部
63 力点部
70 直動カム
71 第1保持面
72 第2保持面
73 第1カム面
B1 第1幅
CS コイルスプリング
NP ニップ

Claims (8)

  1. 第1定着部材と、
    前記第1定着部材に接触し、前記第1定着部材との間でニップを形成する第2定着部材と、
    前記第1定着部材を前記第2定着部材に向けて付勢するバネと、
    前記第1定着部材を前記第2定着部材から離れる方向に移動させるために、前記バネの付勢力に抗して回動可能なアーム部材と、を備え、
    前記アーム部材が、回動中心となる支点部と、前記第1定着部材に作用する作用点部と、力点部と、を有し、
    前記力点部が、前記ニップの幅が第1幅となる第1位置と、前記ニップの幅が前記第1幅より小さい第2幅となる第2位置とに移動可能であり、
    前記力点部が前記第1位置に位置する際に印刷可能な画像形成装置であって、
    所定方向に進退可能であり、前記力点部を押圧して前記アーム部材を回動させるカム部材を備え、
    前記カム部材は、前記力点部を前記第1位置に保持する第1保持面と、前記力点部を押圧して前記第1位置から前記第2位置に移動させる第1カム面と、前記力点部を前記第2位置に保持する第2保持面とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カム部材を前記所定方向に投影したときに、前記カム部材が前記支点部と重なることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記カム部材の前記所定方向の一端縁と他端縁を通る直線が、前記バネの付勢力の方向に対して垂直であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記カム部材は、前記バネを挟んで前記支点部とは反対側に位置することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記直動アームは、前記第1保持面で前記力点部を保持しているときよりも前記第2保持面で前記力点部を保持しているときの方が前記バネに近いことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記力点部が、前記ニップの幅が前記第1幅より大きい第3幅となる第3位置に移動可能であり、
    前記カム部材は、前記力点部を押圧して前記第3位置から前記第1位置に移動させる第2カム面を有し、
    前記所定方向に対する前記第1カム面の傾斜角は、前記所定方向に対する前記第2カム面の傾斜角よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記所定方向における前記第1カム面の寸法は、前記所定方向における前記第2カム面の寸法よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 第1定着部材と、
    前記第1定着部材に接触し、前記第1定着部材との間でニップを形成する第2定着部材と、
    前記第1定着部材を前記第2定着部材に向けて付勢するバネと、
    前記第1定着部材を前記第2定着部材から離れる方向に移動させるために、前記バネの付勢力に抗して回動可能なアーム部材と、を備え、
    前記アーム部材が、回動中心となる支点部と、前記第1定着部材に作用する作用点部と、力点部と、を有し、
    前記力点部が、前記ニップの幅が第1幅となる第1位置と、前記ニップの幅が前記第1幅より小さい第2幅となる第2位置とに移動可能となる定着装置であって、
    所定方向に進退可能であり、前記力点部を前記第1位置から前記第2位置に向けて押圧するカム面を有するカム部材を備え、
    前記カム部材を前記所定方向に投影したときに、前記カム部材が前記支点部と重なることを特徴とする定着装置。
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