JP7143958B1 - 籾摺機および籾摺方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】脱ぷロールの摩耗が進行しても脱ぷの効率を適正な範囲に維持することが可能な、籾摺機および籾摺方法を提供すること。【解決手段】籾摺機が、第1の軸周りに回転する第1の脱ぷロールと、第1の軸に平行な第2の軸周りに回転する第2の脱ぷロールと、第1のタイミングにおける第1の脱ぷロールと第2の脱ぷロールとの間の周速度差率よりも第1のタイミングの後の第2のタイミングにおける周速度差率を増加させるように、第1の脱ぷロールおよび第2の脱ぷロールの少なくともいずれかの回転数を変化させる変速機構と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、籾摺機および籾摺方法に関する。
従来から、互いに異なる周速度で回転する一対の脱ぷロールの間に籾を供給して籾摺りを行うロール式の籾摺機が知られている。このような籾摺機では、脱ぷロールと籾との間に摩擦が生じ、籾から籾殻が除去される所謂脱ぷが行われる。
前記籾摺機は籾の脱ぷ処理が行われるにつれ、脱ぷロールが摩耗する。特に、相対的に高速で回転する脱ぷロールは、相対的に低速で回転する脱ぷロールよりも摩耗が早く進む。この場合、相対的に高速で回転する脱ぷロールは、回転数(回転速度)が一定のまま、外径が小さくなり、周速度が遅くなる。このため、一対の脱ぷロールの間の周速度の差(以下、「周速度差率」という)が徐々に小さくなり、脱ぷされる籾が受ける前記摩擦の力が低下する。したがって、籾摺機の使用時間の経過とともに、脱ぷの効率が低下する。
その低下した脱ぷの効率を回復させるために、相対的に高速で回転する脱ぷロールの回転数を上げて、摩耗する前の周速度差率となるように調整することが行われる(例えば、特許文献1)。
特開昭61-090749号公報
しかし、脱ぷロールの周速度差率を摩耗する前の周速度差率に戻したとしても、脱ぷロールの外周部分が摩耗して外径が小さくなると、脱ぷの際に籾と脱ぷロールとが接触する接触長さが短くなる。この場合、籾が上記摩擦を受ける時間も短くなるため、脱ぷの効率が低下してしまう。
本発明は上記問題点に鑑み、脱ぷロールの摩耗が進行しても脱ぷの効率を適正な範囲に維持することが可能な、籾摺機および籾摺方法を提供することを目的とする。
籾摺機が、第1の軸周りに回転する第1の脱ぷロールと、第1の軸に平行な第2の軸周りに回転する第2の脱ぷロールと、第1のタイミングにおける第1の脱ぷロールと第2の脱ぷロールとの間の周速度差率よりも第1のタイミング後の第2のタイミングにおける周速度差率を増加させるように、第1の脱ぷロールおよび第2の脱ぷロールの少なくともいずれかの回転数を変化させる変速機構と、を備える。
籾摺り方法が、第1の軸周りに回転する第1の脱ぷロールと第1の軸に平行な第2の軸周りに回転する第2の脱ぷロールとの間の、第1のタイミングにおける周速度差率よりも第1のタイミング後の第2のタイミングにおける周速度差率を増加させるように、第1の脱ぷロールおよび第2の脱ぷのロールの少なくともいずれかの回転数を変化させることを含む。
本発明の籾摺機および籾摺り方法によれば、脱ぷロールの摩耗が進行しても脱ぷの効率を適正な範囲に維持することができる。
籾の接触長さを説明するための図である。 籾摺機の構造の一例を示す図である。 制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 制御装置の機能の一例を説明するためのブロック図である。 籾摺り中における周速度差率の変化を示すグラフである。 籾摺り中におけるすべり長さの変化を示すグラフである。 籾摺機で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 籾摺り中における周速度差率の変化を示すグラフである。 籾摺り中におけるすべり長さの変化を示すグラフである。 制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。また、以下の実施形態で説明する特徴のすべての組み合わせが課題解決に必ずしも必要であるとは限らない。また、必要以上の詳細な説明を省略する場合がある。以下の実施形態の説明、および図面は、当業者が本発明を十分に理解するために提供されるものであり、特許請求の範囲を限定することを意図していない。
籾摺機は、籾摺りを行う機械である。籾摺機は、例えば、一対の脱ぷロールを備えている。一対の脱ぷロールは、互いに異なる周速度となるように回転する。一対の脱ぷロールの外径が同じ径である場合、一方の脱ぷロールは、他方の脱ぷロールよりも高速で回転する。一対の脱ぷロールの間隙に供給された籾と一対の脱ぷロールとの間にはすべりが生じ、籾の表皮が除去される。
籾摺機における脱ぷの効率を示す指標として脱ぷ率が用いられる。脱ぷ率[%]は、(脱ぷされた玄米の粒数/間隙に供給された籾の粒数)×100で求められる。
脱ぷ率は、籾が脱ぷされるときのすべり長さと概ね比例する。したがって、すべり長さが長ければ脱ぷ率が高く、すべり長さが短ければ脱ぷ率は低い。すべり長さは、脱ぷロールと籾との間に生じるすべりの程度を示す指標であり、籾の接触長さl[mm]×周速度差率で求められることが、例えば特開2017-70879号公報に開示されている。
図1は、籾の接触長さを説明するための図である。一対の脱ぷロールの半径がr、一対の脱ぷロール間の間隙の幅がc、籾の厚みがdである場合、籾の接触長さlは、以下の数1式で求められる。なお、籾の接触長さlは、以下の数2式でも求めることができ、Rは高速で回転する脱ぷロールの半径、rは低速で回転する脱ぷロールの半径となる。
Figure 0007143958000002
Figure 0007143958000003
周速度差率は、一対の脱ぷロールの周速度の差率である。周速度差率は、以下の数3式で求められる。ここで、DおよびNは、それぞれ、一対の脱ぷロールのうちの一方の外径および回転数である。また、dおよびnは、それぞれ、一対の脱ぷロールのうちの他方の外径および回転数である。なお、周速度とは、回転している脱ぷロールの外径表面に生じている速度である。
Figure 0007143958000004
次に、籾摺機の構造を説明する。
図2は、籾摺機の構造の一例を示す図である。籾摺機1は、例えば、脱ぷ機構20と、変速機構30と、幅調整機構40と、これらの機構を支持、または収容する機体50とを備えている。
脱ぷ機構20は、籾の脱ぷを行うための機構である。脱ぷ機構20は、主軸201と、副軸202と、第1の脱ぷロール203と、第2の脱ぷロール204とを含む。
主軸201は、第1の脱ぷロール203が取り付けられる軸である。主軸201は、例えば、機体50に取り付けられた軸受け(不図示)によって支持される。主軸201は、第1の軸周りに回転する。第1の軸は、主軸201の中心軸である。
副軸202は、第2の脱ぷロール204が取り付けられる軸である。副軸202は、主軸201と平行に支持されて第2の軸周りに回転する。第2の軸は、副軸202の中心軸である。
第1の脱ぷロール203は、外周部分が弾性部材で形成された円筒状の部材である。弾性部材は、例えば、ゴムおよびポリウレタンで構成することができる。第1の脱ぷロール203は、主軸201に固定される。したがって、第1の脱ぷロール203は、第1の軸周りに回転する。
第2の脱ぷロール204は、外周部分が弾性部材で形成された円筒状の部材である。弾性部材は、例えば、ゴムおよびポリウレタンで構成することができる。第2の脱ぷロール204は、副軸202に固定される。したがって、第2の脱ぷロール204は、第2の軸周りに回転する。第2の脱ぷロール204の外径は、例えば、第1の脱ぷロール203の外径と同じである。
また、脱ぷ機構20は、第1のプーリ205と、第2のプーリ206と、第3のプーリ207と、第4のプーリ208と、ベルト209と、駆動用モータ210とを備えている。
第1のプーリ205は、主軸201に取り付けられる。第1のプーリ205は、例えば、Vプーリである。また、第1のプーリ205は、割りプーリである。割りプーリとは、2つの円錐プレートからなるプーリである。
第2のプーリ206は、副軸202に取り付けられる。第2のプーリ206は、例えば、Vプーリである。
第3のプーリ207は、機体50に対して移動可能な所定の軸に取り付けられる。第3のプーリ207は、例えば、Vプーリである。第3のプーリ207は、テンションプーリである。テンションプーリとは、掛け回されたベルト209の張力を一定に保つ機能を有するプーリである。したがって、第3のプーリ207は、例えば、ばね(不図示)によってベルト209の張力を保つように所定の方向に付勢される。
第4のプーリ208は、駆動用モータ210の軸に取り付けられる。第4のプーリ208は、例えば、Vプーリである。
ベルト209は、第1のプーリ205、第2のプーリ206、第3のプーリ207、および第4のプーリ208に掛け回される。ベルト209は、例えば、Vベルトである。ベルト209は、図2に示す通り、第1のプーリ205、第3のプーリ207、および第4のプーリ208を外側から囲うように掛け回される。つまり、第1のプーリ205、第3のプーリ207、および第4のプーリ208は、ベルト209の内面に接触する。また、第2のプーリ206は、ベルト209の外側面に接触する。
駆動用モータ210は、第1の脱ぷロール203、および第2の脱ぷロール204に駆動力を付与するモータである。駆動用モータ210が駆動することにより、ベルト209、および各プーリを介して第1の脱ぷロール203、および第2の脱ぷロール204に駆動力が伝達される。例えば、図2において駆動用モータ210が反時計回りに回転すると、第1のプーリ205が反時計回りに回転し、第2のプーリ206が時計回り回転する。
回転する第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204との間に形成される間隙に籾が供給されることにより脱ぷが行われる。
変速機構30は、第1の脱ぷロール203の回転数を変化させる機構である。変速機構30は、第1のプーリ205を含む。すなわち、第1のプーリ205は、駆動機構と変速機構30とを兼ねるものである。
第1のプーリ205は、2つの円錐プレートの間隔を調整する調整機構(不図示)を含む。調整機構は、例えば、サーボモータ(不図示)などの動力を用いて2つの円錐プレートの間隔を調整する。2つの円錐プレートの間隔が変化することにより第1のプーリ205のピッチ径が変化する。これにより、第1のプーリ205の回転速度を変化させることができる。第1のプーリ205は、無段変速機ともいえる。
幅調整機構40は、第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204との間の間隙の幅を調整する機構である。幅調整機構40は、例えば、あらかじめ設定された間隙の幅を脱ぷ作業が行われる期間にわたって維持する。幅調整機構40は、基軸401と、アーム402と、ロッド403と、ナット404と、チェーン405と、調整用モータ406とを含む。また、幅調整機構40として、特開2021-126604号公報に記載されているようなエアシリンダを用いたものを使用してもよい。
基軸401は、機体50に取り付けられる軸部材である。アーム402は、副軸202を支持する部材である。アーム402の一端は、基軸401に取り付けられる。したがって、アーム402は、基軸401を中心に揺動可能である。
ナット404は、内周面にねじ加工が施された部材である。ナット404は、アーム402の他端に取り付けられる。
ロッド403は、機体50に取り付けられた軸受け(不図示)に支持される棒状の部材である。ロッド403の外周面には、ねじ加工が施されている。ロッド403には、ナット404が螺合される。ロッド403の一端には、スプロケット(不図示)が取り付けられる。
調整用モータ406は、第2の脱ぷロール204の位置調整のための駆動力を発生させるモータである。調整用モータ406の軸には、スプロケット(不図示)が取り付けられる。
チェーン405は、ロッド403の一端に取り付けられたスプロケットと調整用モータ406に取り付けられたスプロケットに掛け回される。
調整用モータ406が回転することにより発生する回転力がチェーン405によってロッド403に伝達される。ロッド403が回転すると、ロッド403に螺合されたナット404がロッド403の軸方向に沿って移動する。ナット404が移動することによってアーム402が基軸401周りに回動する。その結果、アーム402に取り付けられた副軸202が主軸201に接近する方向、または、離間する方向に移動する。これにより、主軸201にはめ合わされた第1の脱ぷロール203と副軸202にはめ合わされた第2の脱ぷロール204との間の間隙の幅が調整される。
機体50は、籾摺機1の各種部品を支持、または収容する部材である。機体50は、例えば、直方体の箱状の部材である。
次に、籾摺機1の各部を制御する制御装置について説明する。
図3は、制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。制御装置10は、ハードウェアプロセッサ13と、バス12と、ROM14と、RAM15と、不揮発性メモリ16とを備えている。
ハードウェアプロセッサ13は、システムプログラムに従って制御装置10全体を制御するプロセッサである。ハードウェアプロセッサ13は、バス12を介してROM14に格納されたシステムプログラムを読み出し、システムプログラムに基づいて各種処理を行う。ハードウェアプロセッサ13は、システムプログラムに基づいて、駆動用モータ210、および調整用モータ406を制御する。ハードウェアプロセッサ13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、または電子回路である。
バス12は、制御装置10内の各ハードウェアを互いに接続する通信路である。制御装置10内の各ハードウェアはバス12を介してデータをやり取りする。
ROM14は、制御装置10全体を制御するためのシステムプログラムなどを記憶する記憶装置である。ROM14は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
RAM15は、各種データを一時的に格納する記憶装置である。RAM15は、ハードウェアプロセッサ13が各種データを処理するための作業領域として機能する。
不揮発性メモリ16は、籾摺機1の電源が切られ、制御装置10に電力が供給されない状態でもデータを保持する記憶装置である。不揮発性メモリ16は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。不揮発性メモリ16は、例えば、SSD(Solid State Drive)で構成される。
制御装置10は、さらに、第1のインタフェース17と、第2のインタフェース18と、第3のインタフェース19とを備えている。
第1のインタフェース17は、バス12と駆動用モータ210とを接続する。第1のインタフェース17は、例えば、ハードウェアプロセッサ13からの制御指令を駆動用モータ210に送る。
第2のインタフェース18は、バス12と調整用モータ406とを接続する。第2のインタフェース18は、例えば、ハードウェアプロセッサ13からの制御指令を調整用モータ406に送る。また、第2のインタフェース18は、調整用モータ406において検出された電流値を示す情報をハードウェアプロセッサ13に送る。
第3のインタフェース19は、バス12と変速機構30とを接続する。第3のインタフェース19は、例えば、ハードウェアプロセッサ13からの変速制御指令を変速機構30に送る。
図4は、制御装置10の機能の一例を説明するためのブロック図である。制御装置10は、駆動用モータ制御部101と、間隙幅検出部102と、調整用モータ制御部103と、周速度差率算出部104と、接触長さ算出部105と、すべり長さ算出部106と、変速機構制御部107と、を備える。
駆動用モータ制御部101は、駆動用モータ210の回転を制御する。駆動用モータ制御部101は、例えば、あらかじめ定められた回転数で駆動用モータ210を回転させる。
間隙幅検出部102は、第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204との間の間隙の幅を検知する。間隙幅検出部102は、例えば、駆動用モータ210に流れる電流の電流値に基づいて間隙幅を検出する。例えば、第1の脱ぷロール203の摩耗が進んで、間隙の幅が大きくなると、第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204との間に掛かる負荷が小さくなり、駆動用モータ210に流れる電流値が低下する。間隙幅検出部102は、低下した電流値に基づいて間隙の幅を検出する。間隙幅検出部102は、第1の脱ぷロール203および第2の脱ぷロール204の摩耗の度合いを検出するともいえる。
調整用モータ制御部103は、間隙幅検出部102によって検出された間隙幅に基づいて、調整用モータ406を制御する。間隙幅検出部102によって間隙幅が大きくなったことが検出された場合、調整用モータ制御部103は、調整用モータ406を回転させて、間隙幅をあらかじめ定められた幅に戻す。したがって、籾摺りが行われることによって第1の脱ぷロール203、または第2の脱ぷロール204が摩耗しても間隙幅は一定の幅に保たれる。この幅は、例えば1.0mmに設定すればよい。
周速度差率算出部104は、周速度差率を算出する。周速度差率算出部104は、前述した数2式に基づいて周速度差率を算出する。周速度差率算出部104は、例えば、調整用モータ制御部103によって第2の脱ぷロール204を移動させた量を第1の脱ぷロール203の摩耗量として周速度差率を算出してもよい。
なお、一方のロールと他方のロールの外径を求める方法は、上記したような方法に限定されるものではなく、適宜、公知の検出方法を用いればよい。例えば、特開平9-313959号公報(段落0019等参照)などに開示されているような光電センサによる方法のほか、電波式や超音波式、他の光学センサを第1の脱ぷロール203及び第2の脱ぷロール204の近傍も設置し、各ロールの外径(外径「D」及び外径「d」)を求めるようにしてもよい。
接触長さ算出部105は、籾の接触長さを算出する。接触長さ算出部105は、前述した数1式に基づいて籾の接触長さを算出する。接触長さ算出部105は、例えば、周速度差率が算出される際に用いられたDの値を数1式のrとして利用してよい。
すべり長さ算出部106は、周速度差率算出部104によって算出された周速度差率、および接触長さ算出部105によって算出された籾の接触長さに基づいてすべり長さを算出する。
変速機構制御部107は、変速機構30を制御する。変速機構制御部107は変速機構30を制御することにより、第1の脱ぷロール203および第2の脱ぷロール204の少なくともいずれかの回転数を変化させる。変速機構制御部107は、例えば、第1のタイミングにおける第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204との間の周速度差率よりも第2のタイミングにおける周速度差率を増加させるように、第1の脱ぷロール203および第2の脱ぷロール204の少なくともいずれかの回転数を変化させる。言い換えれば、変速機構30は、第1のタイミングにおける第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204との間の周速度差率よりも第2のタイミングにおける周速度差率を増加させるように、第1の脱ぷロール203および第2の脱ぷロール204の少なくともいずれかの回転数を変化させる。
第1のタイミングとは、例えば、未使用の第1の脱ぷロール203、および未使用の第2の脱ぷロール204が籾摺機1に取り付けられたときである。すなわち、第1のタイミングとは、未だ摩耗がない新品の第1の脱ぷロール203、および第2の脱ぷロール204が使用されるタイミングである。第2のタイミングとは、第1のタイミングよりも後のタイミングである。すなわち、第2のタイミングは、籾摺機1において籾摺りがある程度行われたタイミングである。
変速機構制御部107は、すべり長さ算出部106によって算出されるすべり長さが適正範囲に収まるように変速機構30を制御する。
図5および図6はそれぞれ、籾摺り中における周速度差率の変化およびすべり長さの変化を示すグラフである。図5の縦軸は周速度差率、横軸は摩耗度を示す。摩耗度は、未使用時が0%、摩耗によって使用不可となる状態が100%である。図6の縦軸はすべり長さ、横軸は摩耗度を示す。なお、摩耗度は、主軸201に取り付ける第1の脱ぷロール203及び副軸202に取り付ける第2の脱ぷロール204の両方のロールが、未使用である時を摩耗度0%とし、摩耗によって上記両方のロールが使用不可となる状態を摩耗度100%としている。したがって、図5及び図6における摩耗度50%とは、第1の脱ぷロール203にける新品時からの摩耗割合を示すものではなく、両方のロールが使用不可となる状態までの中間における摩耗状態を示すものである(なお、後述する図8及び図9に示される「摩耗度」も同様である)。そして、籾摺機1での籾摺り作業では、一対の脱ぷロール(第1の脱ぷロール203及び第2の脱ぷロール204)が、摩耗によって同時に使用不可となるように、籾摺り作業の途中(上記摩耗度50%の時点)で、主軸201に取り付けた脱ぷロールと副軸202に取り付けた脱ぷロールとを交換することが行われる。
変速機構制御部107は、変速機構30を制御することにより、すべり長さが所定の値に維持されるように周速度差率を上昇させる。変速機構制御部107は、例えば、すべり長さが5.2[mm]程度に維持されるように周速度差率を増加させる。変速機構制御部107は、すべり長さが適正範囲に含まれるように周速度差率を増加させてもよい。変速機構制御部107は、例えば、すべり長さが4.5[mm]以上、6.0[mm]以下の範囲に含まれるように周速度差率を増加させてもよい。
摩耗度が50%に到達した場合は、第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204とを交換することが望ましい。すなわち、摩耗の激しい第1の脱ぷロール203を副軸202に取り付け、前記第1の脱ぷロール203よりも摩耗の少ない第2の脱ぷロール204を主軸201に取り付ける。このような交換を行うことにより、第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204とを、同じタイミングで使用限界となるように利用することができる。
次に、籾摺機1の制御装置10が実行する処理について説明する。
図7は、制御装置10において実行される処理の一例を示すフローチャートである。制御装置10では、まず、駆動用モータ制御部101が、駆動用モータ210の制御を開始する(ステップS1)。これにより、第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204とが回転し、籾摺りの開始が可能となる。
次に、第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204とで形成される間隙に籾が供給される(ステップS2)。籾は、籾供給装置(不図示)によって、単位時間当たりにあらかじめ定められた量が供給される。
次に、間隙幅検出部102によって、第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204との間の間隙幅が検出される(ステップS3)。この検出は、駆動用モータ210に流れる電流の電流値に基づいて行うことができる。
次に、調整用モータ制御部103が、間隙幅検出部102によって検出された間隙幅に基づいて調整用モータ406を制御する(ステップS4)。調整用モータ制御部103は、間隙幅があらかじめ定められた幅を維持するように調整用モータ406を制御する。間隙幅を駆動用モータ210に流れる電流の電流値に基づいて検出する場合は、その電流値が、あらかじめ設定した値に維持されるように、調整用モータ406を制御する。前記値は、事前に、間隙幅をあらかじめ定められた幅(例:1mm)にした状態で籾摺機を稼働したときの電流値を測定したものを用いることができる。
次に、周速度差率算出部104が周速度差率を算出する(ステップS5)。周速度差率算出部104は、前述した数2式を利用して周速度差率を算出する。
次に、接触長さ算出部105が籾の接触長さを算出する(ステップS6)。接触長さ算出部105は、前述した数1式を利用して籾の接触長さを算出する。
次に、すべり長さ算出部106は、すべり長さを算出する(ステップS7)。
次に、変速機構制御部107は、変速機構30を制御する(ステップS8)。変速機構制御部107は、籾摺り中においてすべり長さが一定の値となるように変速機構30を制御する。すべり長さは、籾摺り時の籾の脱ぷ率との相関が高い。
未だ籾摺りされる籾がある場合は(ステップS9においてNoの場合)、籾摺りを継続する。籾摺りが終了すると(ステップS9においてYesの場合)、処理が終了する。なお、脱ぷロールの摩耗度が50%となったときに第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204とが交換されてもよい。
以上説明したように、籾摺機1は、第1の軸周りに回転する第1の脱ぷロール203と、第1の軸に平行な第2の軸周りに回転する第2の脱ぷロール204と、第1のタイミングにおける第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204との間の周速度差率よりも第1のタイミングの後の第2のタイミングにおける周速度差率を増加させるように、第1の脱ぷロール203および第2の脱ぷロール204の少なくともいずれかの回転数を変化させる変速機構30と、を備える。変速機構30は、例えば、無段変速機である。
したがって、籾摺機1は、籾摺り中にすべり長さを一定に保つことができる。すなわち、籾摺機1の脱ぷロールの未使用時から使用限界に達するまで、脱ぷ率をほぼ一定に維持することができる。
また、籾摺機1は、第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204との間の間隙の幅を第1のタイミングにおける幅に調整する幅調整機構40をさらに備える。すなわち、第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204との間の間隙の幅を、脱ぷロールの未使用時から使用限界に達するまで、一定の幅に維持することができる。これにより、脱ぷロールの未使用時から使用限界に達するまで、籾摺りが行われた玄米の品質を高品質に保つことができる。
前述した実施形態では、間隙幅検出部102は、駆動用モータ210の電流値に基づいて間隙幅を検出する。しかし、間隙幅検出部102が間隙幅を検出する方法はこれに限られない。例えば、間隙幅検出部102は、レーザ光や超音波を用いるセンサから取得される信号を利用して間隙幅を検出してもよい。
また、すべり長さを一定にするために周速度差率をどのように変化させればよいかが予め定められている場合は、籾摺り中に必ずしもすべり長さを算出する必要はない。すなわち、予め定められた周速度差率の変化速度となるように変速機構30が制御されればよい。
前述した実施形態では、変速機構30として無段変速機が利用される。しかし、変速機構30は、これに限られず、有段変速機が利用されてもよい。有段変速機は、例えば、変速段付きの変速プーリである。変速段付きの変速プーリは、例えば、低速、中速及び高速の3段の変速段を有する変速プーリである。
図8および図9はそれぞれ、籾摺り中における周速度差率の変化およびすべり長さの変化を示すグラフである。図8の縦軸は周速度差率、横軸は摩耗度を示す。図9の縦軸はすべり長さ、横軸は摩耗度を示す。なお、図8及び図9に示される「摩耗度」は、前述した図5及び図6の「摩耗度」と同じものである。
変速機構制御部107は、すべり長さが適正範囲内に維持されるように変速機構30を制御する。すべり長さの適正範囲は、例えば、4.5[mm]以上、6.0[mm]以下である。
変速機構制御部107は、第1の脱ぷロール203、および第2の脱ぷロール204の未使用時において変速機構30を中速に設定する。変速機構制御部107は、籾摺りの開始時において、例えば、すべり長さが5.5[mm]となるように周速度差率を決定する。
籾摺りが開始されると、第1の脱ぷロール203が第2の脱ぷロール204よりも摩耗が進むので、第1の脱ぷロール203の外径が第2の脱ぷロール204の外径よりも小さくなっていく。この際、第1の脱ぷロール203及び第2の脱ぷロール204の回転数は変化しないので、周速度差率も小さくなっていき、これに合わせてすべり長さも小さくなる。つまり、脱ぷ率が低下する。このため、摩耗度が25%に達した時点で、変速機構制御部107は、変速機構30を中速から高速に変化させ、第1の脱ぷロール203の回転数を上げる。これにより、第1の脱ぷロール203の外径が小さくなったことが原因で低下した周速度差率を大きくすることができる。また、変速機構30を中速から高速に変化させたときの周速度差率は、未使用時の脱ぷロールを用いて籾摺りを開始したときの周速度差率よりも大きい値となるようにする。これは、第1の脱ぷロール203の外径が小さくなり、籾の接触長さlが低下しているので、この低下による脱ぷ率への影響を、周速度差率を大きくすることで補うためである。以上のようにして、すべり長さが適正範囲内に保たれる様に脱ぷロールの回転数を制御する。
次に、摩耗度が50%に達すると、第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204との交換が行われる。この交換は、摩耗の激しい第1の脱ぷロール203を副軸202に取り付け、摩耗の少ない第2の脱ぷロール204を主軸201に取り付けるものである。この交換の目的は、第1の脱ぷロール203及び第2の脱ぷロール204の摩耗による使用限界が同じタイミングでくるようにするためである。加えて、上記交換時に、変速機構制御部107は、変速機構30を高速から低速に変化させ、主軸201の回転数を下げる。前記交換の直後は、主軸201に取り付けた第2の脱ぷロール204の外径が、副軸202に取り付けた第1の脱ぷロール203の外径よりも大きい。このため、主軸201の回転数を下げないと周速度差率が大きくなりすぎて許容範囲の上限を超えてしまう。なお、上記交換直後の周速度差率は、変速機構30を中速から高速に変化させたとき(摩耗度が25%)の周速度差率よりも大きくする必要がある。これは、第1の脱ぷロール203及び第2の脱ぷロール204の外径が摩耗により小さくなったことで、籾の接触長さlが短くなっているためであり、この短くなった籾の接触長さlによる影響で低下した籾の脱ぷ率の減少を、周速度差率を大きくすることで補う必要があるからである。
摩耗度が75%に達すると、変速機構制御部107は、変速機構30を低速から中速に変化させる。これにより、周速度差率は、変速機構30が高速から低速に変化したとき(摩耗度が50%)の周速度差率よりも大きい値となる。上記交換後の籾摺り作業で、主軸201に取り付けた第2の脱ぷロール204と副軸202に取り付けた第1の脱ぷロール203は徐々に摩耗し、両方のロールの外径が小さくなる。このため、籾の接触長さlが短くなる。また、上記交換直後は、第2の脱ぷロール204の方が第1の脱ぷロール203よりも外径が大きいが、主軸201に取り付けた第2の脱ぷロール204の方が、摩耗が早く進むため、第2の脱ぷロール204と第1の脱ぷロール203の外径の大きさの差が徐々に小さくなり、周速度差率も徐々に減少する。これら籾の接触長さl及び周速度差率の二つの要因で低下した籾の脱ぷ率(すべり長さ)を回復させるために、変速機構30が高速から低速に変化したとき(摩耗度が50%)の周速度差率よりも大きい周速度差率となるようにする必要がある。
このように、変速機構30として3段(低速・中速・高速)の変速段を有する変速プーリを利用することにより、変速機構30は、第1のタイミングにおける第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204との間の周速度差率よりも第1のタイミングよりも後の第2のタイミングにおける周速度差率を増加させるように、第1の脱ぷロール203および第2の脱ぷロール204の少なくともいずれかの回転数を変化させることができる。
上述した実施形態では、未使用時の第1の脱ぷロール203の外径と第2の脱ぷロール204の外径は同じである。しかし、互いに異なる大きさの外径であってもよい。すなわち、第2の脱ぷロール204の外径よりも大きい外径の第1の脱ぷロール203を用いることにより、第1の脱ぷロール203の周速度と第2の脱ぷロール204の周速度との間に差をつけることができる。
また、変速機構30の変速段の数は3段に限られず、2段、または4段以上であってもよい。
籾摺機1は、第1の脱ぷロール203または第2の脱ぷロール204の摩耗度を検出する検出部と、検出部が検出する摩耗度に基づいて、第2のタイミングを報知する報知部と、をさらに備えていてもよい。
図10は、制御装置10の機能の一例を示すブロック図である。図10に示す制御装置10は、図4に示す制御装置10の機能に加えて、検出部108と、報知部109とを備えている。
検出部108は、第1の脱ぷロール203または第2の脱ぷロール204の摩耗度を検出する。検出部108は、例えば、センサを用いて第1の脱ぷロール203または第2の脱ぷロール204の摩耗度を検出する。センサは、例えば、レーザ光や超音波を用いたセンサである。
報知部109は、検出部108が検出する摩耗度に基づいて、第2のタイミングを報知する。ここで、第2のタイミングとは、第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204とを交換するタイミングである。第1の脱ぷロール203と第2の脱ぷロール204とを交換するタイミングは、例えば、摩耗度が50%となったタイミングである。また、第2のタイミングは、例えば、変速機構30の変速段を変速するタイミングである。変速機構30の変速段を変速するタイミングは、例えば、摩耗度が25%、50%および75%に到達したタイミングである。
報知部109は、例えば、スピーカ、表示装置などを用いて第2のタイミングを報知する。これにより、籾摺機1を利用する作業者に第2のタイミングを報知することができる。
1 籾摺機
10 制御装置
11 ハードウェアプロセッサ
12 バス
13 ハードウェアプロセッサ
14 ROM
15 RAM
16 不揮発性メモリ
17 第1のインタフェース
18 第2のインタフェース
19 第3のインタフェース
101 駆動用モータ制御部
102 間隙幅検出部
103 調整用モータ制御部
104 周速度差率算出部
105 接触長さ算出部
106 すべり長さ算出部
107 変速機構制御部
108 検出部
109 報知部
20 脱ぷ機構
201 主軸
202 副軸
203 第1の脱ぷロール
204 第2の脱ぷロール
205 第1のプーリ
206 第2のプーリ
207 第3のプーリ
208 第4のプーリ
209 ベルト
210 駆動用モータ
30 変速機構
40 幅調整機構
401 基軸
402 アーム
403 ロッド
404 ナット
405 チェーン
406 調整用モータ
50 機体

Claims (7)

  1. 第1の軸周りに回転する第1の脱ぷロールと、
    前記第1の軸に平行な第2の軸周りに回転する第2の脱ぷロールと、
    第1のタイミングにおける前記第1の脱ぷロールと前記第2の脱ぷロールとの間の周速度差率よりも前記第1のタイミングの後の第2のタイミングにおける前記周速度差率を増加させるように、前記第1の脱ぷロールおよび前記第2の脱ぷロールの少なくともいずれかの回転数を変化させる変速機構と、を備える
    ことを特徴とする籾摺機。
  2. 前記変速機構は、無段変速機を含む
    請求項1に記載の籾摺機。
  3. 前記変速機構は、変速段付きの変速プーリを含む
    請求項1に記載の籾摺機。
  4. 前記変速段は、3段である
    請求項3に記載の籾摺機。
  5. 前記第1の脱ぷロールと前記第2の脱ぷロールとの間の間隙の幅を、前記第1のタイミングにおける前記間隙の幅に調整する幅調整機構をさらに備える
    請求項1~4のいずれか1項に記載の籾摺機。
  6. 前記第1の脱ぷロールまたは前記第2の脱ぷロールの摩耗度を検出する検出部と、
    前記検出部が検出する前記摩耗度に基づいて、前記第2のタイミングを報知する報知部と、をさらに備える
    請求項1~5のいずれか1項に記載の籾摺機。
  7. 第1の軸周りに回転する第1の脱ぷロールと前記第1の軸に平行な第2の軸周りに回転する第2の脱ぷロールとの、第1のタイミングにおける周速度差率よりも前記第1のタイミングの後の第2のタイミングにおける周速度差率を増加させるように、前記第1の脱ぷロールおよび前記第2の脱ぷのロールの少なくともいずれかの回転数を変化させる
    ことを特徴とする籾摺方法。
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