JP7143788B2 - 設計支援装置、製造支援装置および情報処理端末 - Google Patents
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Description
ネスが配線されている。従来のワイヤハーネスを設計および製造し、製造したワイヤハー
ネスを移動体の所望の位置に配線する作業は、熟練が必要な難しい作業であり、時間を要
する作業であった。
イヤハーネスが配線される車体や機体)を測定した値に基づいた検討が行われていた。こ
の実物の測定で正確な値を取得することは、熟練が必要な難しい作業であった。また、熟
練していない者が測定を行った場合、正確な値を取得するのに長い時間を必要とすること
になった。
取付けを容易にする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
するまで配線経路の設計を行うことができない。そのため、ワイヤハーネスの設計から製
造および配線に至るまでに相当に長い時間が必要になるという問題があった。
に接続する具体的な作業工程が決まっていない。つまり、各ワイヤハーネスの端末をどの
機器に接続するかは決まっているものの、どの順で接続するかは決まっていない。そのた
め、ワイヤハーネスの端末を接続する順番は作業者に任されている。
換えると、熟練していない作業者の当該時間が長くなるという問題があった。さらに、ワ
イヤハーネスの端末を接続する順番が不適切だと、ワイヤハーネスをコンパクトに配線す
ることが難しくなる。言い換えると、ワイヤハーネスを配線するために確保された空間に
、ワイヤハーネスが収まらない場合があるという問題があった。
本発明の第1の態様に係る設計支援装置は、移動体に配線する単数または複数の電線を含むワイヤハーネスを設計し、該設計されたワイヤハーネスを構成する前記電線に関する情報であるワイヤハーネス情報に基づいて、前記ワイヤハーネスの図面情報、および前記移動体に前記ワイヤハーネスを配線する工程に関する情報である配線工程情報を作成し、前記ワイヤハーネスの製造において用いられる製造支援装置に対し、前記図面情報を送信し、前記ワイヤハーネスを配線する工程において用いられる情報処理端末に対し、前記配線工程情報を送信すること、を特徴とする。
本発明の第2の態様に係る製造支援装置は、移動体に配線するワイヤハーネスを構成する単数または複数の電線に関する情報であるワイヤハーネス情報に基づいて、設計支援装置において作成された前記ワイヤハーネスの図面情報、および前記移動体に前記ワイヤハーネスを配線する工程に関する情報である配線工程情報のうち、前記設計支援装置から送信された前記図面情報を表示すること、を特徴とする。
本発明の第3の態様に係る情報処理端末は、移動体に配線するワイヤハーネスを構成する単数または複数の電線に関する情報であるワイヤハーネス情報に基づいて、設計支援装置において作成された前記ワイヤハーネスの図面情報、および前記移動体に前記ワイヤハーネスを配線する工程に関する情報である配線工程情報のうち、前記設計支援装置から送信された前記配線工程情報を表示すること、を特徴とする。
ステムについて、図1から図14を参照しながら説明する。本実施形態では、本発明のト
ータル支援システム1が鉄道車両(移動体)の車体に配線されるワイヤハーネス500の
設計、製造、および、配線を支援するシステムである例に適用して説明する。
つなぐ電線501が複数束ねられたものである。電線501は、接続された機器の間で電
力や電気信号などを伝えるものである。電線501の端部には、接続される機器に対応し
た形状を有するコネクタ502が取り付けられている。
られている。拘束部材503としては、粘着テープや、チューブ、結束バンドなどの樹脂
製の結束部材や、金属製の結束部材や、ロウ引き紐などを例示することができる。なお、
結束部材には貫通孔が設けられていてもよい。貫通孔は、結束部材により束ねられたワイ
ヤハーネス500を、鉄道車両の車体に固定する際に用いられるボルトなどの固定部材が
挿通されるものである。
ーネス500における複数の電線501が束ねられた部分を幹線511、幹線から電線5
01が分かれる位置を分岐点512、幹線から分かれた先の部分を枝線513とも表記す
る。
行う設計支援装置100と、ワイヤハーネス500の製造支援を行う製造支援装置200
と、ワイヤハーネス500の配線作業を支援する情報処理端末300と、が設けられてい
る。設計支援装置100および製造支援装置200の間と、設計支援装置100および情
報処理端末300の間は、専用の情報通信回線または公知の情報通信網を介して情報通信
可能に接続されている。
を行うものである。本実施形態では設計支援装置100が、CPU(中央演算処理ユニッ
ト)、ROM、RAM、入出力インタフェース等を有するパーソナルコンピュータやサー
バなどの情報処理機器である例に適用して説明する。
、ROM、RAM、入出力インタフェースを協働させて空間配置部101、ガイド配置部
105、ルーティング部111、整線部116、ワイヤハーネス定義部121(以後「ハ
ーネス定義部121」とも表記する。)、ワイヤハーネス情報部126(以後「ハーネス
情報部126」とも表記する。)、拘束部材情報部131、ハーネス用デジタルボード情
報部136(以後「ボード情報部136」とも表記する。)、サイズ情報部141、製造
用情報部146、ゲージ情報部151、および、工程情報部156として機能させるもの
である。
601(図3参照。)に対して、電線501が配置される仮想空間611(図4参照。)
を配置する演算処理を行うものである。空間配置部101における演算処理の内容につい
ては後述する。
)データ(3D設計データ)に基づいて生成されるものである。
3次元CADデータには、車体を構成する構造部品の形状の情報である部品形状情報、
車体における構造部品が配置される位置の情報である部品位置情報、車体に配置される機
器が配置される位置の情報である機器位置情報、および、当該機器における電線501が
接続される位置である接続位置情報が少なくとも含まれている。
、設計空間の中に設定される仮想上の空間であって、車体を構成する構造部品の間に設定
される空間である。図4では、仮想空間611にドットでハッチングして表示している。
当該仮想空間611が配置される位置の情報である空間位置情報が少なくとも含まれてい
る。
ものである。ガイド配置部105における演算処理の内容については後述する。ガイド部
621は、図5に示すように、仮想空間611内に配置される仮想上の板状部材である。
ガイド部621には電線501が挿通されるガイド孔622が設けられている。図6に示
すように、ガイド孔622に電線501を挿通させることにより、電線501が配置され
る位置が定められる。ガイド孔622に挿通される電線501は、例えば、電線501の
配置時に定められる。
621が配置される仮想空間611の断面形状に基づいて定めることができる。同様に、
ガイド孔622の大きさは、挿通される電線501の径に基づいて定めることができる。
ガイド部621におけるガイド孔622が設けられる位置も、後述するワイヤハーネス5
00を形成する複数の電線501が隣接するように定めることができる。
る経路の情報である配線経路情報を作成するものである。ルーティング部111における
演算処理の内容については後述する。配線経路情報は、ハーネスルーティングデータとも
表記される。配線経路情報には、設計空間の中で配置された電線501の3次元形状を表
示する図形情報も含まれている。
続される機器(図示せず。)を特定する情報である機器特定情報、当該電線501の種類
を特定する情報、当該電線501の長さを表す情報である長さ情報、当該電線501につ
いて定められた長さの値に対して予め定められた誤差の範囲である公差情報、当該電線5
01の径を表す情報である径情報、および、当該電線501に付与するラベル文字情報を
少なくとも含まれている。
述の長さ情報の代わりとして電線501の目安としての長さの情報が含まれていてもよい
。
により求められる電線501の長さ情報が、上述の長さ情報として配線情報に含められる
。また、目安としての長さの情報が配線情報に含まれている場合には、ハーネス情報部1
26により求められる電線501の長さ情報が上書きされる。
る電線501の長さ情報が配線情報に含められるまで、または、上書きされるまでの状態
をいう。
行うものである。整線部116における演算処理の内容は後述する。
ハーネス定義部121は、仮想空間611に配置された電線501を束ねてワイヤハー
ネス500を定義する演算処理を行うものである。ハーネス定義部121における演算処
理の内容は後述する。
報(2D設計データ)を作成する演算処理を行うものである。ハーネス情報部126にお
ける演算処理の内容は後述する。作成されたワイヤハーネス情報は、設計したワイヤハー
ネス500の承認手続きや、ワイヤハーネス500の製造に用いられる。
イヤハーネス500に用いられる拘束部材503の長さ、言い換えると使用量(拘束部材
の寸法に関する情報)を含む拘束部材情報を作成する演算処理を行うものである。本実施
形態では、拘束部材503が粘着テープである例に適用して説明する。作成された拘束部
材情報は、リスト形式のデータとして出力可能な情報である。拘束部材情報部131にお
ける演算処理の内容は後述する。
を作成する演算処理を行うものである。ハーネス用デジタルボード情報は、後述するハー
ネス用デジタルボード201に表示される図面情報を含む情報である。
定する演算処理を行うものである。ボード表示部202は、ハーネス用デジタルボード2
01におけるワイヤハーネス500を作成する際に電線501が置かれる配置面でもある
。
ワイヤハーネス500の製造に用いられる図面情報を含む製造用情報(製造方法を示す情
報)を作成する演算処理を行うものである。図面情報は、ハーネス用デジタルボード20
1におけるボード表示部202に表示される情報である。
情報であるゲージ情報を作成する演算処理を行うものである。ゲージ情報は、ボード表示
部202に公差ゲージ631を表示させる情報であり、作成されたゲージ情報は図面情報
に含まれる。
1のボード表示部202に配置した際に、当該電線501の一方の端部および他方の端部
が配置される位置の許容範囲を表すものである。
500の配線工程に応じた配線工程情報を作成する演算処理を行うものである。配線工程
情報は、情報処理端末300の端末表示部321に、ワイヤハーネス500の配線工程に
応じた表示を可能とする情報である。例えば、配線作業を行うワイヤハーネス500の枝
線513またはコネクタ502の順序を表示したり、ワイヤハーネス500の3次元図面
を表示するとともに配線作業を行う枝線513をハイライト表示したりすることが可能な
情報である。また、工程情報部156は、配線経路情報に基づいて、配線工程情報を作成
する演算処理を行うものであってもよい。また、工程情報部156は、配線経路情報およ
び後述するハーネス3次元情報に基づいて、配線工程情報を作成する演算処理を行うもの
であってもよい。
105、ルーティング部111、整線部116、ハーネス定義部121、ハーネス情報部
126、拘束部材情報部131、ボード情報部136、サイズ情報部141、製造用情報
部146、ゲージ情報部151、および、工程情報部156として機能する例に適用して
説明するが、これらを複数の設計支援装置100に分散させてもよい。
ング部111、整線部116、ハーネス定義部121、ハーネス情報部126、および、
拘束部材情報部131、として機能し、他の設計支援装置100がボード情報部136、
サイズ情報部141、製造用情報部146、ゲージ情報部151、および、工程情報部1
56として機能するように分散させる方法を挙げることができる。一の設計支援装置10
0および他の設計支援装置100の間は、情報通信可能に直接接続されていてもよいし、
サーバを介して情報通信可能に接続されていてもよい。
0には、図2および図7に示すように、ハーネス用デジタルボード(ハーネスボード)2
01と、制御用コンピュータ211と、データサーバ221と、が主に設けられている。
更に、製造支援装置200には、読み取り部231、電線切断機241および印刷機25
1を含むワイヤハーネス500の製造に用いられる機器も設けられている。
形成されたものである。ハーネス用デジタルボード201には、ワイヤハーネス500が
製造される作業台でもあるボード表示部202が設けられている。
面である。ボード表示部202は、ワイヤハーネス500が製造される面であるとともに
、デジタル情報である図面情報が表示される表示面でもある。ボード表示部202は制御
用コンピュータ211と情報通信可能に接続され、表示する図面情報に関する情報が制御
用コンピュータ211から送られている。なお、制御用コンピュータ211は、図面情報
を含む製造用情報をデータサーバ221から読み込んでもよい。
説明する。なお、ボード表示部202の表示面は、上述の液晶ディスプレイに限られるも
のではなく、有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイであってもよいし、プ
ロジェクターにより図面情報が投影される投影面であってもよい。
子を光学的に読み取るものである。読み取り部231は、制御用コンピュータ211と情
報通信可能に接続され、読み取った識別子の情報を制御用コンピュータ211に出力する
ものである。
ンピュータ211と公知の無線通信技術を用いて情報通信可能に接続されている例に適用
して説明する。また、識別子としては、公知の方式や形式のものを用いることができる。
められた所望の長さに切断するものである。電線切断機241は、制御用コンピュータ2
11と情報通信可能に接続され、制御用コンピュータ211から入力される制御信号に基
づいて電線501の切断を行うものである。なお、切断される電線501は、供給リール
(図示せず)から繰り出されたものである。
ルを印刷するものである。ラベルは、電線501の識別等に用いられるものである。印刷
機251は、制御用コンピュータ211と情報通信可能に接続され、制御用コンピュータ
211から入力される情報に基づいてラベルに印刷を行うものである。
示を制御するものである。また、ワイヤハーネス500の製造に用いられる電線切断機2
41や印刷機251などの他の機器の制御や、作業履歴や検査結果などのワイヤハーネス
500の製造に関する情報を取得するものでもある。
M、RAM、入出力インタフェース等を有するパーソナルコンピュータなどの情報処理機
器である例に適用して説明する。
、ROM、RAM、入出力インタフェースを協働させて入出力部212、制御部213と
して機能させるものである。
線切断機241、印刷機251、およびデータサーバ221と情報通信可能に接続される
ものである。本実施形態では、ボード表示部202、電線切断機241、印刷機251お
よびデータサーバ221との間は、LAN(Local Area Network)ケ
ーブル等を用いた公知の方式による有線情報通信が可能に接続され、読み取り部231と
の間で無線LAN等の公知の方式による無線情報通信が可能に接続される例に適用して説
明する。設計支援装置100との間は、公知の情報通信網を用いた情報通信が可能に接続
される例に適用して説明する。
制御する制御信号を生成するものである。また、データサーバ221に作業履歴や検査結
果などのワイヤハーネス500の製造に関する情報を記憶させるものである。
ピュータ211と情報通信可能に接続されたサーバである。本実施形態ではデータサーバ
221が、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAM、入出力インタフェース等
を有するサーバなどの情報処理機器である例に適用して説明する。
、ROM、RAM、入出力インタフェースを協働させて記憶部222として機能させるも
のである。記憶部222は、制御用コンピュータ211が取得した作業履歴や検査結果な
どのワイヤハーネス500の製造に関する情報を記憶するものである。また、記憶部22
2は、図面情報を含む製造用情報を記憶するものであってもよい。
のである。本実施形態では、情報処理端末300がCPU(中央演算処理ユニット)、R
OM、RAM、入出力インタフェース等を有する作業者が携帯して移動可能なタブレット
型やノート型の情報処理機器である例に適用して説明する。
、ROM、RAM、入出力インタフェース等を協働させて端末記憶部301、端末制御部
311、および、端末表示部321として機能させるものである。
報を記憶するものである。端末制御部311は、ワイヤハーネス500の配線工程に応じ
た配線工程情報および配線経路情報を表示させる制御を行うものである。端末制御部31
1による制御内容については後述する。
を表示するものである。また端末表示部321は、作業者による情報処理端末300への
操作が入力されるタッチスクリーン等の入力部でもある。本実施形態では、端末表示部3
21が液晶ディプレイとタッチスクリーンが組み合わされたものである例に適用して説明
する。
ータル支援方法について図8から図14を参照しながら説明する。 本実施形態のトータ
ル支援システム1においてワイヤハーネス500の配線支援が開始されると、図8に示す
ように、設計支援装置100は仮想空間作成の処理を行う(S100:設計支援ステップ
)。
処理を行う。まず、設計支援装置100は、3次元CADデータおよび配線情報を入手す
る処理を行う(S101)。設計支援装置100は、予め3次元CADデータおよび配線
情報を保存しているサーバ等に対して3次元CADデータおよび配線情報の出力を要請す
る信号を送信する。出力の要請信号に応じて出力された3次元CADデータおよび配線情
報は、設計支援装置100に入力され記憶される。
ル101の部品情報に基づいて仮想空間611を作成する処理を行う(S102)。仮想
空間611の形状は、車両のモデル601を参照しながら定められる。例えば、仮想空間
611は、車両の車体を構成する構造部品の間に配置される。さらに、車体に配置される
機器に電線501が接続可能な位置に仮想空間611が配置される。
空間611が配置される位置の情報である空間位置情報を含む仮想空間情報を作成する。
ると、仮想空間作成の処理は終了する。トータル支援システム1の設計支援装置100は
、図8に戻り、電線ルーティング作業の処理を行う(S200:設計支援ステップ)。
に説明する処理を行う。まず、設計支援装置100の空間配置部101は、設計空間の中
に車両のモデル601および仮想空間611を配置する処理を行う(S201)。車体の
モデル601は、3次元CADデータに基づいて設計空間の中に生成されるものである。
仮想空間611は、S100の仮想空間作成の処理で承認されたものであり、仮想空間情
報に基づいて設計空間の中に生成されるものである。
ド配置部105は、仮想空間611にガイド部621を配置する処理を行う(S202)
。ガイド部621が配置される位置は、仮想空間611の曲がり角や、仮想空間611が
枝分かれする分岐点や、仮想空間611の断面積が拡大または減少するテ―パ部の近傍を
例示することができる。
イド部621を配置する処理と同時に行ってもよいし、S202の処理よりも前に行って
もよい。S202の処理よりも前にガイド部621の形状等を設定する処理を行う場合、
設計支援装置100とは別のコンピュータにおいて当該設定処理を行ってもよい。この場
合、当該設定処理により設定されたガイド部621の形状等は、S202の処理を行う際
に設計支援装置100に入力される。
空間611に電線501を配線する処理であるルーティング作業を行う(S203)。ル
ーティング作業は、3次元配線設計とも表記する。ルーティング作業および後述する整線
処理により、電線501の3次元形状を表示する図形情報を含む配線経路情報が作成され
る。
タに含まれる機器位置情報および接続位置情報等に基づいて行われる。つまり、配線情報
に基づいて、所定の電線501の一方の端部である起点(From)に接続される機器お
よび他方の端部である終点(To)に接続される機器が特定される。特定された起点側の
機器および終点側の機器が配置される位置、および、当該機器における電線501が接続
される位置が特定される。ルーティング部111は、当該電線501が仮想空間611を
経由して特定された機器に接続するように配線する処理を行う。この際に電線501は、
ガイド部621の設定されたガイド孔622に挿通される。
う(S204)。整線処理では、仮想空間611に電線501が入りきらない場合の調整
処理と、仮想空間611が曲げられている箇所や、直線状に延びている箇所に配置された
電線501を整理する処理が行われる。まず、仮想空間611に電線501が入りきらな
い場合の調整処理について説明する。
まず、仮想空間情報に基づいて、仮想空間611の判定を行う箇所である所定領域におけ
る形状である配置部形状と、配線情報に基づいて当該所定領域に配置された電線501の
形状である電線形状を取得する。次いで、配置部形状および電線形状に基づいて、当該所
定領域において、電線501が仮想空間611の内側と外側の境である境界面と干渉する
か否かを判定する。干渉する場合には、仮想空間611に電線501が入らないと判定さ
れる。干渉しない場合には、仮想空間611に電線501が入らないと判定される。
説明する整線処理の少なくとも1つを行う。仮想空間611に電線501が入ると判定さ
れた場合には、これらの整線処理を行わない。
が行われる。車体のモデル601と仮想空間611との間には、予め定められた余裕空間
が確保されており、当該余裕空間に仮想空間611を広げる処理が行われる。
の配線ルートに迂回させる処理が行われる。言い換えると、電線501が入らないと判定
された仮想空間611とは異なる他の仮想空間611へ迂回させる処理が行われる。
位置を変更する処理が行われる。径の異なる複数の電線501が仮想空間611に配置さ
れている場合、間に隙間が多いことにより仮想空間611に全ての電線501が入らない
と判定されることがある。この場合に、電線501の配置位置を変更して電線501の間
の隙間を減らすことにより、全ての電線501を仮想空間611に入れることが可能にな
ることがある。
電線501が入らないと判定された際に行われる処理である。本整線処理では、車両の車
体を構成する構造部品の形状や、電線501が接続される機器の配置を変更する処理が行
われる。構造部品の形状の変更により仮想空間611を広げる変更が可能となり、全ての
電線501を仮想空間611に入れることが可能になる。また、機器の配置の変更により
電線501が配置されるルートが変更され、全ての電線501を仮想空間611に入れる
ことが可能になる。
場合に、第1の整線処理から第4の整線処理を行ってもよいし、作業者が処理の実行を入
力した場合に行ってもよい。
電線501を整理する処理について説明する。本実施形態では、作業者が実行を入力した
場合に当該処理が行われる例に適用して説明するが、整線部116が当該処理の実行可否
を判断してもよい。
を整理する処理を行う。例えば、仮想空間611の中心線と並行に電線501を配置させ
る処理や、隣接する電線501との距離を所望の範囲内とする処理などが行われる。
報を作成する処理を行う(S205)。まず、設計支援装置100のハーネス定義部12
1により行われるワイヤハーネス500を定義する処理が行われる。その後、ハーネス情
報部126によるワイヤハーネス情報の作成処理、および、拘束部材情報部131による
拘束部材情報の作成処理が行われる。
る演算処理を行う。所定数の電線501は、仮想空間611に配置された複数の電線50
1から、所定の規則に従い選択されたものである。
ば100本までとする、同じ機器に接続される電線501をワイヤハーネス500にまと
める、電気種類に基づいてワイヤハーネス500にまとめる電線501を選択する、など
を例示することができる。なお電気種類に基づく選択方法としては、電線501の種類(
例えば、交流用電線、直流用電線、シールド回線)が同じものを選択する方法を例示する
ことができる。
ハーネス500の3次元形状の情報であるハーネス3次元情報に基づいてワイヤハーネス
情報を作成する処理を行う。ここで、ハーネス3次元情報は、ワイヤハーネス500を構
成する電線501の配線経路情報に基づく情報である。
512の位置情報や、枝線513の長さ情報などのワイヤハーネス500の形状に関する
情報である。またワイヤハーネス情報は、当該ワイヤハーネス500を2次元図面として
表示可能な情報も含む。
定する情報や、当該電線501の長さ情報や、当該電線501の径情報や、枝線513を
構成する電線501を特定する情報など、ワイヤハーネス500を構成する電線501に
関する情報が含まれる。
部材情報を作成する演算処理を行う。拘束部材情報は、ワイヤハーネス500に用いられ
る拘束部材503である粘着テープの長さ(拘束部材の寸法に関する情報)、言い換える
と使用量を含む情報である。
用いる拘束部材503の種類、および、拘束する位置において拘束部材503を巻き付け
る回数である巻き数の情報である拘束部材配置情報を取得する。これらの情報は、作業者
により入力されてもよいし、予め記憶されていたものを取得してもよい。
拘束位置における電線501の束(ワイヤハーネス500)の外径を算出する処理を行う
。
を行う。当該乗算により、当該拘束位置において使用される拘束部材503の長さ(使用
量)が求められる。使用量を求める処理は、拘束位置毎に行われる。
られると、拘束部材情報部131は、ワイヤハーネス500を特定する情報、拘束位置、
拘束部材503の種類、巻き数、および、使用量などの情報を含む拘束部材情報を作成す
る。拘束部材情報は、公知のフォーマット形式を有する出力可能なデータとして作成され
る。
データ)を作成する処理を行う(S206)。ハーネス配線図情報は、ワイヤハーネス5
00に関する2次元図面の情報であり、車体に対してどのようにワイヤハーネス500を
配線するかを示す図面の情報である。
ル支援システム1の設計支援装置100は、図8に戻り、ハーネス設計図作成の処理を行
う(S300:設計支援ステップ)。
説明する処理を行う。まず、設計支援装置100は、配線情報およびワイヤハーネス情報
に基づいてハーネス設計図(2D設計データ)を作成する処理を行う(S301)。なお
、ハーネス設計図は、ワイヤハーネス情報の代わりにハーネス配線図情報に基づいて作成
されてもよい。
サイズ)に作成される。1つのワイヤハーネス500は、1図面(1品番の図面)で記載
される。ただし、大きなワイヤハーネス500の場合には、複数の図面(複数品番の図面
)に分割して記載される。
大きさである実寸大(1/1スケール)で記載される。但し、予め定められた用紙サイズ
(例えばA3サイズ)の枠内にワイヤハーネス500の形状を記載するために、形状はデ
フォルメ(変形・縮尺)される。
イズ等に基づいて、ハーネス設計図の縮尺や、幹線511に対する分岐した枝線513の
角度等を求める演算を行い、ハーネス設計図として出力する。
に分割される図面数にも基づいて、縮尺や、幹線511に対する分岐した枝線513の角
度等を求める演算を行う。
ス用デジタルボード情報(ハーネスボード図面データ)を作成する処理を行う(S302
)。ハーネス用デジタルボード情報には、例えば、ワイヤハーネス情報に基づき作成され
たワイヤハーネス500の2次元図面の情報や、ワイヤハーネス500を構成する電線5
01を特定する情報や、電線501に取り付けられるコネクタ502を特定する情報が含
まれる。
作成の処理は終了する。トータル支援システム1の設計支援装置100は、図8に戻り、
ハーネスボード図面作成の処理を行う(S400:製造支援ステップ)。
下に説明する処理を行う。まず、設計支援装置100のサイズ情報部141は、ボードサ
イズを検討する処理を行う(S401)。
算処理を行う。ボード表示部202は、後述する図面情報が表示される表示面であり、ハ
ーネス用デジタルボード201におけるワイヤハーネス500を作成する際に電線501
が置かれる配置面でもある。
含む製造用情報を作成する処理を行う(S402)。図面情報は、ハーネス用デジタルボ
ード201のボード表示部202に表示される情報である。
において、実物のワイヤハーネス500と同じ長さ(実寸大または1/1スケール)で表
示される。
ーネス500の長さをL2とした場合に、下記の式(1)を満たすことを意味する。つま
り、実物のワイヤハーネス500の長さL1と、表示されるワイヤハーネス500の長さ
L2との差の絶対値が、実物のワイヤハーネス500の長さL1に対して0.1%未満で
あることを意味する。
と同じ太さ、または、同じ径でボード表示部202に表示されてもよい。この場合には、
ワイヤハーネス500が、どの程度の太さのケーブルから構成されるか視覚的に認識する
ことが可能となる。
0を製作する際に、ボード表示部202上に配置した電線501の本数が多すぎること、
または、少なすぎることに作業者が気付きやすくなる。その結果、ワイヤハーネス500
を製作する際の作業ミスを低減しやすくなる。
示されるワイヤハーネス500の太さをD2とした場合に、下記の式(2)を満たすこと
を意味する。つまり、実物のワイヤハーネス500の太さD1と、表示されるワイヤハー
ネス500の太さD2との差の絶対値が、実物のワイヤハーネス500の太さD1に対し
て1%未満であることを意味する。
ネス500に基づかない大きさの表示であってもよい。この場合は特に、ボード表示部2
02に表示されるすべての幹線511および枝線513における径方向(幅方向)の大き
さを同一にすると、図面情報の作成が容易なる。
0の太さD2が大きく(太く)てもよい。具体的には、実物のワイヤハーネス500の太
さD1と、表示されるワイヤハーネス500の太さD2との差の絶対値が、実物のワイヤ
ハーネス500の太さD1に対して1%以上であってもよい。
202に電線501を配置しても、表示されたワイヤハーネス500が配置した電線50
1に隠れにくくなる。そのため、ワイヤハーネス500を製作する際の作業性を向上させ
やすくなる。
、幹線511や、枝線513の形状が変形される。なお、複数のワイヤハーネス500が
同時にボード表示部202に表示される場合もある。
631の情報であるゲージ情報を作成する演算処理を行う。ゲージ情報は、ボード表示部
202に公差ゲージ631を表示させる情報である。作成されたゲージ情報は図面情報に
含まれる。
1のボード表示部202に配置した際に、当該電線501の一方の端部である起点および
他方の端部である終点が配置される位置の許容範囲を表すものである。公差ゲージ631
を表示する位置は、ゲージ情報部151により指定されてもよいし、作業者が表示する位
置を変更または指定してもよい。
れる例に適用して説明する。所定のピッチとしては5mmピッチを例示することができる
。図6に示す公差ゲージ631は、プラス公差およびマイナス公差を表示している。この
他に、プラス公差のみ、または、マイナス公差のみを表示させてもよい。
差ゲージ631のように格子としての表示態様に限定されるものではない。例えば、線分
の組み合わせであってもよいし、格子の外枠である大枠のみの表示態様であってもよい。
(S403)。アウトプット情報は、製造用情報に基づいて作成される情報である。アウ
トプット情報には、図面情報から作成されたCADデータおよび各種の情報端末で図面情
報を表示可能な電子データ(例えば、PDF(Portable Document F
ormat)と、材料表情報と、製造用の配線情報とが含まれる。
を行う(S404)。作成されたアウトプット情報は、製造支援装置200が設けられた
生産拠点に配信される。
支援システム1は、図8に戻り、ワイヤハーネス製造の処理を行う(S500:製造支援
ステップ)。
下に説明する処理を行う。まず、図13に示すように、製造支援装置200の制御用コン
ピュータ211は、配信されたアウトプット情報に基づいて、ワイヤハーネス500の製
作準備であるセットアップ処理を行う(S501)。
の製作処理を行う(S502)。製作処理において制御用コンピュータ211は、ワイヤ
ハーネス500の製作工程に応じた図面情報、ゲージ情報、および識別子をボード表示部
202に表示する処理を行う。
ード表示部202上の所定位置に表示される。具体的には、電線501の一方の端部であ
る起点、および、他方の端部である終点が配置される位置の近傍に表示される。
ワイヤハーネス500を特定する情報、製造日時、製造場所などの情報とともにデータサ
ーバ221に記憶させる処理を行う。なお、読み取り部231が読み取る識別子としては
、電線501や、電線501に取り付けられるコネクタ502を特定する情報を有するも
のなどを例示することができる。
および印刷機251を制御し、所望の種類の電線501を所望の長さに切断して供給する
。供給された電線501は、ボード表示部202の上に配置されワイヤハーネス500の
製作が進められる。
な電線501やコネクタ502など部材準備に用いられる。製造用の配線情報は、ワイヤ
ハーネス500の生産時における加工順に合わせて情報の配列が変更されている。製造用
の配線情報はレシピとも呼ばれる。
の車体が生産されている拠点に輸送される。トータル支援システム1の情報処理端末30
0は、図14に示すように、ワイヤハーネス500の配線を支援する処理を行う(S60
0:配線支援ステップ)。
端末300へ配線工程情報および配線経路情報の配信が行われる(S601)。配信され
た配線工程情報および配線経路情報は、端末記憶部301に記憶される。
配線工程情報および配線経路情報を表示させる制御を行う(S602)。具体的には、ワ
イヤハーネス500の組み付け順序STEPとして大分類して、作業の順番に従って端末
表示部321に表示する制御を行う。
末表示部321に表示することもできる。情報処理端末300は、配線の現場での作業に
使用できる。また、配線作業者への教育にも用いることができる。
ヤハーネス500の設計が可能となる。つまり、鉄道車両の車体の実物がない状況であっ
てもワイヤハーネス500の設計が可能となり、設計に要する時間の低減が図りやすくな
る。車体の実物を測定しながらワイヤハーネス500の設計を行う場合と比較して、設計
の難易度を低下させやすい。
。つまり、紙に印刷したワイヤハーネス500の図面を用いることなく、ワイヤハーネス
500の製造が可能となり製造の難易度を低下させやすい。
ワイヤハーネス500の配線工程に応じた配線工程情報および配線経路情報を表示可能と
なる。つまり、ワイヤハーネス500の配線を行う場所に情報処理端末300を持ち込む
ことができ、持ち込んだ情報処理端末300に配線工程に応じた配線工程情報を表示させ
ることができる。そのため、工程の確認の時間の短縮が可能となり、ワイヤハーネス50
0を配線する作業に要する時間の低減が図りやすくなる。また、ワイヤハーネス500を
配線する作業の難易度を低下させやすい。
11を用いない場合と比較して、ワイヤハーネス500の設計が行いやすくなる。電線5
01を配置できる領域である仮想空間611を予め設定するため、電線501の配線時に
は、電線501を配線する経路の選定作業に集中することができる。
線501の配置位置を定めやすくなる。電線501の配置位置が定まることにより、配置
位置を定めない場合と比較して、電線501を配置する経路の設計精度を向上させやすく
なる。
形状と、を用いて干渉を検討することにより、鉄道車両の車体の実物がない状況であって
もワイヤハーネス500を配置する経路の検証が可能となる。そのため、車体の実物がな
い状況であってもワイヤハーネス500の検証および修正が可能となり、検証および修正
に要する時間の低減が図りやすくなる。
の製造が容易となる。また、製造用情報は、製造されるワイヤハーネス500の実寸大で
表示されるため、さらに製造が容易となる。
該電線501の一方および他方の端部が配置される位置に、ゲージ情報に基づく公差ゲー
ジ631が表示される。ワイヤハーネス500を構成する電線501をハーネス用デジタ
ルボード201に配置する際に、公差ゲージ631を参照することにより、当該電線50
1の配置位置を容易に決めることができる。そのため、ワイヤハーネス500を製造する
際の難易度を低下させやすくなる。
のであるため、情報処理端末300は、ワイヤハーネス500や、ワイヤハーネス500
を構成する電線501の三次元形状を表示可能となる。ワイヤハーネス500の配線作業
を行う作業者は、ワイヤハーネス500の配線経路を直感的に把握しやすくなる。
する電線501を束ねる拘束部材503の寸法に関する情報を含む拘束部材情報が作成さ
れる。拘束部材503の寸法に関する情報に基づくことにより、粘着テープのように個数
換算できない部材である拘束部材503であっても、ワイヤハーネス500を作成する際
に使用される拘束部材503の量を高い精度で推定しやすくなる。そのため、精度の高い
ワイヤハーネスの設計を行いやすくなる。
512の位置情報、枝線513の長さ情報を取得することができる。これらの情報を予め
定められた用紙サイズの枠内に表示できる縮尺を求めてハーネス設計図を作成することに
より、ハーネス設計図を設計支援装置100により作成することができる。言い換えると
、設計支援装置100により3次元図面(ハーネス3次元情報)から2次元図面(ハーネ
ス設計図)への自動変換を行うことができる。
脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記の実施の形態
においてワイヤハーネス500が配線される対象は、自動車の車体や、航空機の機体や、
船舶の船体などであってもよく、鉄道車両に限られるものではない。
ハーネス用デジタルボード(ハーネスボード)、300…情報処理端末、500…ワイヤ
ハーネス、501…電線、503…拘束部材、S100…設計支援ステップ、S200…
設計支援ステップ、S300…設計支援ステップ、S400…製造支援ステップ、S50
0…製造支援ステップ、S600…配線支援ステップ
Claims (7)
- 移動体に配線する単数または複数の電線を含むワイヤハーネスを設計し、該設計されたワイヤハーネスを構成する前記電線に関する情報であるワイヤハーネス情報に基づいて、前記ワイヤハーネスの図面情報、および前記移動体に前記ワイヤハーネスを配線する工程に関する情報である配線工程情報を作成し、
前記ワイヤハーネスの製造において用いられる製造支援装置に対し、前記図面情報を送信し、
前記ワイヤハーネスを配線する工程において用いられる情報処理端末に対し、前記配線工程情報を送信し、
前記移動体における前記電線が配置される空間に関する仮想空間に前記電線が入らないと判定した場合、前記仮想空間の形状を変更し、前記電線を前記仮想空間に入れる処理を行う設計支援装置。 - 前記製造支援装置は、前記図面情報により前記ワイヤハーネスの長さ方向を実寸大で表示する請求項1記載の設計支援装置。
- 前記製造支援装置は、前記図面情報により前記ワイヤハーネスの幅方向を実寸大よりも1%以上大きく表示する請求項1または2に記載の設計支援装置。
- 前記情報処理端末は、前記ワイヤハーネスの配線支援を行う携帯可能な端末である請求項1から3のいずれか1項に記載の設計支援装置。
- 前記情報処理端末に対し、前記図面情報を送信する請求項1から4のいずれか1項に記載の設計支援装置。
- 請求項1から5のいずれかに記載の設計支援装置とともに用いられる製造支援装置であって、
前記設計支援装置から送信される前記図面情報を表示する製造支援装置。 - 請求項1から5のいずれかに記載の設計支援装置とともに用いられる情報処理端末であって、
前記設計支援装置から送信された前記配線工程情報を表示する情報処理端末。
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