JP7142493B2 - ミシン - Google Patents

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Description

本発明は、上糸の縫い開始端部の処理を行うミシンに関する。
従来のミシンは、縫い針を上下動させる針上下動機構と、縫い針に通された上糸を捕捉する釜機構と、縫い終わりに上糸及び下糸を切断する糸切り装置とを備え、針上下動機構と釜機構との協働により、縫い目が形成されて縫製が行われていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-029437号公報
上記従来のミシンは、縫製の第一針目において、縫い針の目孔に通された上糸の縫い開始端部が釜機構により布地の下側に引き込まれる。このように布地の下側に上糸の縫い開始端部が引き込まれると、第二針目以降の縫い目に巻き込まれる場合がある。これにより、いわゆる、鳥の巣と呼ばれる糸絡み状態が発生し、縫い品質の低下を生じることが問題となっていた。
本発明は、縫い品質の向上を図ることをその目的とする。
請求項1記載の発明は、ミシンにおいて、
縫い針に上下動を付与する針上下動機構と、
針板の下側で前記縫い針に通された上糸を切断する糸切り装置とを備えるミシンにおいて、
前記糸切り装置は、固定メスと、当該固定メスの糸切断部に前記上糸を寄せて切断を行う動メスと、前記動メスによる前記上糸を寄せる動作の駆動源とを有し、
前記動メスは、前記縫い針を遊挿可能な貫通孔を備え、当該貫通孔の内縁部に糸切断部を有し、
前記駆動源を制御して、
前記縫い針の第一針目の針落ちを、前記動メスの前記貫通孔に対して行わせると共に、
前記縫い針の第二針目の針落ち後に前記上糸の縫い開始端部を前記固定メスと前記動メスとにより切断する位置に前記動メスを移動させる制御装置を備えることを特徴とする。
さらに、請求項1記載の発明は、
前記制御装置は、前記駆動源を制御して、前記縫い針の第一針目の針落ち後に前記上糸の縫い開始端部を前記固定メスの刃先と前記動メスの刃先とにより切断せずに挟持する位置に前記動メスを移動させて前記上糸の縫い開始端部を挟持した状態を維持することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のミシンにおいて、
前記動メスは、
前記固定メスに対する糸切断動作とは逆方向下流側の端部に設けられた、上糸の仕分けを行う仕分け部と、
前記固定メスに対する糸切断動作方向下流側の端部に設けられた、上糸を手繰る糸手繰り部と、を有し、
前記貫通孔は、前記仕分け部と前記糸手繰り部との間に設けられていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のミシンにおいて、
前記上糸の縫い開始端部にエアーを吹き付けるエアーブロー機構を備えることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載のミシンにおいて、
前記エアーブロー機構によるエアーの吹き付けにより飛ばされた前記上糸の縫い開始端部を捕捉する捕捉部とを備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4に記載のミシンにおいて、
前記制御装置は、前記エアーブロー機構を制御して、前記縫い針の第二針目の針落ち後に行われる前記動メスによる前記上糸の縫い開始端部の切断動作の開始前にエアーの吹き付けを開始させ、前記動メスによる前記上糸の縫い開始端部の切断動作の完了後にエアーの吹き付けを終了させることを特徴とする。
本発明は、動メスが縫い針を遊挿可能な貫通孔を備え、当該貫通孔の内縁部に糸切断部を有し、制御装置が駆動源を制御して、縫い針の第一針目の針落ちを、動メスの貫通孔に対して行わせている。
このため、上糸の縫い開始端部を貫通孔内で良好に保持することができ、縫い開始端部の縫い込みによる鳥の巣の発生をより効果的に低減することが可能となる。
本発明の実施形態であるミシンの概略構成図である。 ミシンの針板周辺の斜視図である。 ミシンの制御系のブロック図である。 糸切り装置及び糸回収装置の底面図である。 糸切り装置の斜視図である。 糸切り装置の一部の斜視図である。 動メスの底面図である。 糸回収装置の斜視図である。 縫い開始制御のフローチャートである。 縫い開始制御の際の縫い針の高さ変化と縫い開始制御における各種動作の実行タイミングとを示した線図である。 図11(A)~図11(D)は縫い開始制御における糸切り装置と糸回収装置の動作を順番に示した動作説明図である。 図11(A)に対応する針穴周辺の斜視図である。 図11(B)に対応する針穴周辺の斜視図である。 図11(D)に対応する針穴周辺の斜視図である。
[発明の実施形態の概略構成]
以下、図1乃至図14に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本実施形態たるミシン10の概略構成図、図2はミシン10の針板周辺の斜視図、図3は制御系のブロック図である。
ミシン10は、いわゆる電子サイクル縫いミシンであって、ミシンフレーム20と、縫い針11を保持する針棒12を上下動させる針上下動機構30と、ミシンフレーム20のミシンベッド部21の針落ち位置に設けられた針板16と、針板16の下側で縫い針11の上糸Uを下糸Dに絡める釜機構50と、被縫製物である布地Kを縫い針11に対してX-Y平面に沿って任意に移動させる移動機構としての送り機構60と、最終針の針落ち後に上糸U及び下糸Dを切断する糸切り装置80と、針板16の下側において糸切り装置80により切断された上糸Uの縫い開始端部U3を回収する糸回収装置40と、上記各構成の動作制御を行う制御装置120とを備えている。
なお、糸調子装置、天秤及び中押さえ機構等についてはミシンに搭載されている周知の機構であるため図示及び詳細な説明は省略する。
以下、上記各構成について順番に説明する。
[ミシンフレーム]
ミシンフレーム20は、図1に示すように、下部に位置するミシンベッド部21と、ミシンベッド部21の一端部から上方に立ち上げられたミシン立胴部22と、ミシン立胴部22の上部からミシンベッド部21に沿うように延設されたミシンアーム部23とからなる。
ここで、ミシン10の構成を説明するにあたって、後述する針棒12の上下動方向をZ軸方向とし、これと直交する方向であってミシンベッド部21及びミシンアーム部23の長手方向に平行な方向をY軸方向とし、Z軸方向及びY軸方向の双方に直交する方向をX軸方向とする。
なお、ミシン10を水平面上に設置した場合に、Z軸方向は鉛直上下方向となり、X軸方向及びY軸方向は水平方向となる。
また、Y軸方向の一方であってミシンフレーム20の面部24側を「前」、その逆側を「後」とし、X軸方向の一方であって面部24に正対した状態で左手側を「左」、右手側を「右」とし、Z軸方向の一方の鉛直上方を「上」、その逆側を「下」とする。
ミシンベッド部21の前端上部には、水平な作業台14が設けられており、その針落ち位置には針穴161が形成された針板16が面一で設けられている。
ミシンアーム部23の前端部内側では、その長手方向(Y軸方向)に平行に向けられた上軸32(主軸)が回転可能に支持されている。
また、ミシンベッド部21の内側では、その長手方向(Y軸方向)に平行に向けられた下軸51が回動可能に支持されている。
[針上下動機構]
針上下動機構30は、図1に示すように、ミシン立胴部22の上部に設けられたサーボモーターからなるミシンモーター31と、このミシンモーター31の出力軸に接続されて回転を行う上軸32と、当該上軸32のミシン面部側の端部に固定装備された針棒クランク34と、針棒クランク34において上軸32による回転中心から偏心した位置に一端部が連結されたクランクロッド35と、針棒抱き36を介してクランクロッド35の他端部に連結された針棒12とを備えている。
針棒12は、その下端部に縫い針11を保持すると共に、Z軸方向に沿った往復上下動が可能となるようにミシンアーム部23に支持されている。
ミシンモーター31はサーボモーターであり、エンコーダー37を備えている(図3参照)。そして、制御装置120がエンコーダー37からミシンモーター31の回転速度、上軸角度等の検出を行い、ミシンモーター31に対する動作制御を実施するようになっている。
なお、針棒クランク34、クランクロッド35、針棒抱き36等の構成は、周知のものと同じであるため詳細な説明は省略する。
[送り機構]
送り機構60は、図1~図3に示すように、水平な針板16の上面に沿って布地Kを移動させて、縫い針11に対して任意に移動位置決めを行う。
このため、送り機構60は、ミシンベッド部21の上面において、X軸方向及びY軸方向に沿って移動可能に支持された下板61及び土台62と、土台62により昇降可能に支持され、下板61の上から布地Kの保持を行う布押さえ63と、布押さえ63を昇降させる昇降用モーター64と、土台62を介して布押さえ63をX軸方向に沿って移動させるための駆動源となるX軸モーター65と、土台62を介して布押さえ63をY軸方向に沿って移動させるための駆動源となるY軸モーター66とを備えている。
下板61はX-Y平面に沿って設けられた長尺な平板であり、その前端部は矩形の枠状を呈しており、中央部が広く開口している。
土台62は下板61の上面後端側に立設されており、土台62と下板61は、布押さえ63と共にX-Y平面に沿って移動を行う。
そして、下板61の前端部の上側には、土台62に支持された布押さえ63が配置されている。この布押さえ63も矩形の枠状であって、土台62の前端部に形成された長穴に沿って昇降可能に支持されている。そして、下板61と布押さえ63は、互いの開口部がほぼ一致するように重ね合わせることができ、当該開口部の内側で縫製が行われる。土台62には、昇降用モーター64により先端部が上下に揺動を行う図示しない昇降レバーが装備されており、布押さえ63は、昇降レバーの先端部に係合して昇降動作が付与される。
X軸モーター65及びY軸モーター66は、いずれも、制御装置120によりその動作量が制御されるステッピングモーターである。ミシンベッド部21には、X軸モーター65及びY軸モーター66のトルクをそれぞれX軸方向及びY軸方向の直動動作に変換する周知の伝達機構が内蔵されており、X軸モーター65及びY軸モーター66から土台62及び下板61にX軸方向及びY軸方向の直動動作が伝達される。
[釜機構]
釜機構50は、半回転釜を有し、大釜54の内側で針棒12の上下動と同期して往復回動を行う図示しない中釜と、中釜の内側に収納された図示しないボビン及びボビンケースと、中釜に往復回動を付与するドライバ55と、上軸32に形成されたクランク部33に一端部が連結されたクランクロッド53と、クランクロッド53の他端部に連結されたアーム部521を有する往復回動軸52と、往復回動軸52により増速されて往復回動を行う下軸51とを備え、当該下軸51はドライバ55を介して中釜を往復回動させるようになっている。また、前述したミシンモーター31は針棒12の上下動と釜機構50の回動動作の駆動源となり、中釜は上軸32と同周期で往復回動を行い、縫い針11の上下動と釜機構50の回動により上糸を下糸に絡める。なお、半回転釜の構造・構成は周知であるため、詳細な説明は省略する。
[糸切り装置]
図4は糸切り装置80及び糸回収装置40の底面図、図5は糸切り装置80の斜視図、図6は糸切り装置80の一部の斜視図、図7は動メス81の底面図である。
この糸切り装置80は、Z軸回りに回動を行う動メス81と、動メス81と協働して上糸U及び下糸Dを切断する固定メス82と、動メス81の回動動作の駆動源となるアクチュエーターとしての糸切りモーター83と、糸切りモーター83の出力軸に設けられた糸切りカム84と、糸切りカム84により揺動動作を行う糸切りリンク85と、糸切りリンク85から前後の往復動作を動メス81側に伝達する連結棒86と、連結棒86に連結されて回動動作を行う回動腕87と、回動腕87と動メス81を連結する連結リンク88とを備えている。
糸切りモーター83は、ミシンフレーム20の後部において、針板16よりも高位置に出力軸をX軸方向(左方)に向けた状態で取り付けられている。
糸切りモーター83の出力軸には、糸切りカム84が固定装備されている。この糸切りカム84は、外周カムであり、その外周には、糸切りリンク85の上端部が図示しないコロを介して当接している。
糸切りリンク85は、Z軸方向に沿った長尺のリンク体であり、ミシンフレーム20内において、長手方向の中間部より幾分上側となる位置でX軸回りに回動可能に支持されている。前述したように、糸切りリンク85の上端部には、糸切りカム84の外周に当接するコロが装備され、下端部は連結棒86の後端部にX軸回りに回動可能に連結されている。
従って、糸切りモーター83が駆動すると、糸切りリンク85は、糸切りカム84を介して、上端部と下端部とが前後方向に揺動を行い、連結棒86に前後の往動を付与することができる。
連結棒86は、Y軸方向に沿った棒状体であり、その後端部は前述した糸切りリンク85の下端部に連結され、その前端部は回動腕87の左端部にZ軸回りに回動可能に連結されている。
回動腕87は、概ねX軸方向に沿ったリンク体であり、針板16の下面側で、その長手方向の中間部が段ネジ871によりZ軸回りに回動可能に支持されている。
そして、回動腕87は左端部が連結棒86に連結されているので、その左右両端部に前後方向の揺動動作が付与される。
回動腕87の右端部は、連結リンク88の前端部にZ軸回りに回動可能に連結されている。
連結リンク88は、Y軸方向に沿ったリンク体であり、その後端部は動メス81の回動端部近傍にZ軸回りに回動可能に連結されている。
動メス81は、針板16の下面側に、段ネジ811によってZ軸回りに回動可能に支持されている。
動メス81の回動端部は概ねX軸方向に向けられており、連結リンク88から前後方向に往復動作が付与されることにより、その回動端部を前後に回動させることができる。
動メス81は、図7に示すように、右端部に段ネジ811が挿通される貫通孔812が形成され、左端部は前後に回動を行う。
そして、動メス81の回動端部における後端部には、後方に向かって尖鋭となる形状の仕分け部813が形成され、回動端部における前端部には、後方に向かって窪んだ糸手繰り部814が形成されている。
また、動メス81の回動端部には回動円周方向に沿った長孔815(貫通孔)が貫通形成されている。そして、この長孔815の内縁部であって、後端部側には、糸切断部816が形成されている。
なお、糸切断部816は、動メス81の上面側(固定メス82との摺接面側)における断面形状が鋭角となるようにエッジが形成されている。
上記動メス81は、回動により、仕分け部813の先端部が針穴161の真下を通過するように針板16の下面に配置されている。
そして、縫製の最終針の針落ちを行った縫い針11が針穴161を上方に通過した後に、動メス81が後方に回動を行い、針穴161より前側から後側に向かって仕分け部813が針穴161の真下を通過すると、針穴161から下側に引き込まれた上糸Uのループにおける縫い針11側の部分U1と布地K側の部分U2とを仕分けることができる。
そして、動メス81が規定の最後退位置まで回動を行うと、上糸Uのループにおける縫い針11側の部分U1は、仕分け部813よりも回動半径方向内側に移動し、上糸Uのループにおける布地K側の部分U2は、下糸Dと共に仕分け部813よりも回動半径方向外側に移動し、動メス81の回動端部の外縁部に沿って糸手繰り部814まで移動する。
このとき、動メス81の糸手繰り部814は、固定メス82の糸切断部821よりも後方まで移動する。
一方、固定メス82は、その刃先となる糸切断部821が後方に向けられた状態で、Z軸方向について動メス81と針板16の間に設けられている。そして、動メス81が規定の最後退位置から前方に回動を行うと、上糸Uのループにおける布地K側の部分U2及び下糸Dを固定メス82の糸切断部821側に向かってたぐり寄せる。糸手繰り部814は、その先端が鋭く研がれていないので、糸手繰り部814の先端部と糸切断部821とが擦れ違う位置では上糸Uの布地K側の部分U2及び下糸Dは切断されず、固定メス82の下面と動メス81の上面との間に入り込む。そして、動メス81がさらに後方に回動すると、上糸Uの布地K側の部分U2及び下糸Dは長孔815の内側に誘導され、固定メス82の糸切断部821と長孔815の糸切断部816とが擦れ違う際に、上糸Uの布地K側の部分U2及び下糸Dが挟み込まれて切断されるようになっている。
また、仕分け部813と糸手繰り部814との間に貫通形成された長孔815は、針穴161よりも大きく開口しており、仕分け部813が針穴161よりも後方となる位置に動メス81を回動させることにより、Z軸方向から見て長孔815の内側に針穴161全体が納まるように重ねることができる。
そして、長孔815の内縁部の後端部には、糸切断部816が形成されているので、前述した長孔815の内側に針穴161を重ねた状態で、針落ちを行い、縫い針11が針穴161よりも上昇した時に、動メス81を前方に回動させた場合にも、上糸Uを切断することができる。
[糸回収装置]
図8は糸回収装置40の斜視図である。
糸回収装置40は、図4及び図7に示すように、糸切り装置80により切断された上糸Uの縫い開始端部U3にエアーを吹き付けるエアーブロー機構41と、エアーの吹き付けにより飛ばされた上糸Uの縫い開始端部U3を捕捉する捕捉部42とを備えている。
エアーブロー機構41は、針板16の下側において、下方から見て、針穴161の右側で幾分後方に配置され、左側で幾分前方に向かって針穴161又はそのすぐ近傍を通過する方向に向かってエアーを吐出するノズル411と、ノズル411に高圧エアーを供給する図示しないエアー供給源とを備えている。
捕捉部42は、下方から見て、ノズル411に対して針穴161を挟んで反対側に配置されており、断面U字状の集塵ガイド421と、集塵ガイド421のエアー吹き付け方向下流側端部に連結された矩形筒状の集塵ダスト422とを備えている。
集塵ガイド421は、X-Y平面に沿った底板と、底板のY軸方向両端部においてX-Z平面に沿って立設された両側の側壁部とを有し、これらの内側で上糸Uの縫い開始端部U3を左方に向かって案内することができる。
この集塵ガイド421の右端部は針板16の左端部近傍まで延びており、集塵ガイド421の左端部は、集塵ダスト422の上端部につながっている。
集塵ダスト422は、上下に開口した矩形の筒状体であり、上端部の右側が切り欠かれて集塵ガイド421に接続されている。
また、集塵ダスト422の上端内側であって、集塵ガイド421の左端部に対向する位置には、左斜め下側に向かって傾斜した払い落とし板423が装備されている。この払い落とし板423は、傾斜角度調節可能であり、集塵ガイド421内を左方に向かって移動してきた上糸Uの縫い開始端部U3を集塵ダスト422内の下方に向かって払い落とし、縫い開始端部U3の回収を良好に行わせることができる。
集塵ダスト422の下端部は開口しており、当該下端部には、取り外し可能な上糸Uの縫い開始端部U3の回収ボックス或いは回収袋が装着される。
[ミシンの制御系]
図3に示すように、制御装置120は、制御用の各種プログラムが記憶、格納されたROM122と、これらの各種プログラムに従って各種演算処理を行うCPU121と、各種処理におけるワークメモリとして使用されるRAM123と、各種の縫製データ及び設定データを格納したEEPROM124とで概略構成されている。
そして、制御装置120には、図示しないシステムバス、インターフェイス及び駆動回路等を介して、針上下動機構30のミシンモーター31及びエンコーダー37、送り機構60のX軸モーター65、エンコーダー651、Y軸モーター66、エンコーダー661、昇降用モーター64、糸切り装置80の糸切りモーター83、エンコーダー831、糸回収装置40のエアーブロー機構41のノズル411に高圧エアーを供給するためのエアー供給用電磁弁412等が接続されている。
上記エンコーダー37は、ミシンモーター31の出力軸の軸角度を検出し、エンコーダー651は、X軸モーター65の出力軸の軸角度を検出し、エンコーダー661は、Y軸モーター66の出力軸の軸角度を検出し、エンコーダー831は、糸切りモーター83の出力軸の軸角度を検出する。
また、制御装置120には、縫製に関する各種の設定を入力するための操作入力部125と縫製の実行等の信号入力手段としてのペダル126とが接続されている。
操作入力部125では、例えば、縫製パターンデータ中の針数、針落ち位置無等の各種のコマンドの設定を行う。
ペダル126は、踏み込みにより縫製の開始を指示入力する。
[縫製における基本的な縫製動作制御]
制御装置120は、基本的な縫製動作制御として、ミシンモーター31の駆動開始と共に、エンコーダー37の出力に基づいて、毎針の規定の上軸角度で縫製パターンデータから針落ち位置の読み込みを実行し、X軸モーター65及びY軸モーター66を制御して、縫製パターンデータから読み込まれた針落ち位置に針落ちが行われるように下板61及び布押さえ63を位置決めする。そして、縫製パターンデータで定められた全ての針数について順番に針落ちが行われると、糸切り装置80の糸切りモーター83を制御して、動メス81全体が針穴161の下を通過するように前後の往復回動を行わせて、糸切断部816による上糸U及び下糸Dの切断動作を行い、ミシンモーター31を停止させて、縫製を終了する。
[縫製における縫い開始制御]
上記基本的な縫製動作制御に並行して、制御装置120は、縫い開始時から数針の間、糸切り装置80と糸回収装置40による縫い開始制御を実行する。
以下、この縫い開始制御について、図9~図14に基づいて説明する。図9は縫い開始制御のフローチャート、図10は縫い開始制御のタイミング線図、図11(A)~図11(D)は縫い開始制御における動作説明図、図12~図14は縫い開始制御中の針穴周辺の斜視図である。
縫い開始制御では、制御装置120は、縫製のためにミシンモーター31の駆動を開始させると共に(ステップS1)、糸切りモーター83を制御して、動メス81を初期位置に位置決めする(ステップS3)。
動メス81の「初期位置」とは、Z軸方向から見て動メス81の長孔815の内側に針穴161全体が納まるように重なる位置である。この「初期位置」は、動メス81の回動角度が、動メス81の長孔815の内側に針穴161全体が収まる範囲内となればいずれの回動角度でも良いが、糸切断部816が固定メス82の糸切断部821により近くなることが望ましい。この条件を満たす糸切りモーター83の軸角度が予めEEPROM124内に登録されており、エンコーダー831の出力がこの軸角度を検出した位置で停止するように糸切りモーター83は制御される。
そして、動メス81が初期位置に位置する状態で、縫い開始からの第一針目の針落ちが行われ、図12に示すように、縫い針11が針穴161を介して、動メス81の長孔815内に突入する。
このとき、図11(A)に示すように、縫い針11に通された上糸Uの縫い開始端部U3は、釜機構50の外釜の剣先に捕捉されて、動メス81の長孔815を介してその下側に引き込まれた状態となる。
次に、縫い針11が上死点(上軸角度0°)まで上昇すると、制御装置120は、縫い針の第二針目をカウントする。このとき、上糸Uの縫い開始端部U3は動メス81の長孔815に挿通された状態を維持している。
そして、縫い針11が第二針目の下降動作を開始して、エンコーダー37により、所定の上軸角度P1(図10参照)が検出されると、制御装置120は、糸切りモーター83を制御して、動メス81を切断前位置に位置決めする(ステップS5)。
動メス81の「切断前位置」とは、図11(B)及び図13に示すように、動メス81が初期位置から前進移動し、Z軸方向から見て、動メス81が針穴161と全く重ならない位置であって、Z軸方向から見て、動メス81の第二の糸切断部816と固定メス82の糸切断部821との間に上糸Uが切断されないで軽く挟むことができる程度の隙間を生じる位置である。
この条件を満たす糸切りモーター83の軸角度が予めEEPROM124内に登録されており、エンコーダー831の出力がこの軸角度を検出した位置で停止するように糸切りモーター83は制御される。
これにより、上糸Uの縫い開始端部U3は、動メス81の長孔815内に挿通された状態を維持することができる。
また、上述した「所定の上軸角度P1」は、縫い針11の二針目の開始となる上死点から布地Kに到達するまでの間であれば良いが、ここでは、天秤上死点となる上軸角度(上死点を0°、下死点を180°とした場合の52°)を例示する。
そして、動メス81が切断前位置に位置する状態で、縫い開始からの第二針目の針落ちが行われ、縫い針11が針穴161内に突入する。
さらに、エンコーダー37により、所定の上軸角度P2(図10参照)が検出されると、制御装置120は、糸回収装置40のエアー供給用電磁弁412を制御して、ノズル411から高圧エアーを吐出させる(ステップS7、図11(C))。
上述した所定の上軸角度P2は、縫い針11の二針目の布地Kの到達以降であって、上糸Uの縫い開始端部U3の切断を実行する前であれば良いが、ここでは、縫い針11の下死点近くの上軸角度(例えば、152°)を例示する。
また、高圧エアーの吐出と共に、制御装置120は、高圧エアーの吐出継続時間のカウントを開始する。この吐出継続時間は、少なくとも上糸Uの縫い開始端部U3の切断が完了するまで継続する時間とする。例えば、縫い針11の上下動の一周期分程度とする。ここでは、100msecを例示する。
次に、縫い針11が上死点(上軸角度0°)まで上昇すると、制御装置120は縫い針11の第三針目をカウントする。この時点で、上糸Uと下糸Dとにより二針目の縫い目が形成されるが、上糸Uの縫い開始端部U3は、針穴161から離れた位置(固定メス82の糸切断部821の位置)で保持されているので、当該縫い目に巻き込まれることが回避される。
また、エアーにより縫い開始端部U3は、針穴161とは逆側に吹き付けられているので、この点からも縫い開始端部U3の縫い目への巻き込みを回避することができる。
そして、縫い針11が第三針目の下降動作を開始して、エンコーダー37により、所定の上軸角度P3(図10参照)が検出されると、制御装置120は、糸切りモーター83を制御して、動メス81を切断位置に位置決めして、上糸Uの縫い開始端部U3を切断する(ステップS9)。
動メス81の「切断位置」とは、図11(D)及び図14に示すように、動メス81が切断前位置から前進移動し、動メス81の糸切断部816が固定メス82の糸切断部821とすれ違って、糸切断部821よりも前側となる位置である。
この条件を満たす糸切りモーター83の軸角度が予めEEPROM124内に登録されており、エンコーダー831の出力がこの軸角度を検出した位置で停止するように糸切りモーター83は制御される。
これにより、上糸Uの縫い開始端部U3は切断される。そして、切断された上糸Uの縫い開始端部U3は、糸回収装置40のノズル411からの高圧エアーにより捕捉部42の集塵ガイド421側に吹き飛ばされ、集塵ダスト422を通じて回収される。
また、上述した所定の「上軸角度P3」は、縫い針11の三針目の開始となる上死点以降であれば良いが、天秤上死点以降であって、送り機構60による布地Kの移動開始前となる上軸角度が望ましい。ここでは、二針目の縫い目が結節するタイミングである64°を例示する。
そして、制御装置120は、高圧エアーの吐出継続時間をカウントアップし、糸回収装置40のエアー供給用電磁弁412を制御して、ノズル411への高圧エアーの供給を停止する(ステップS11)。
そして、制御装置120は、縫い開始制御を終了する。
[発明の実施形態の技術的効果]
ミシン10は、動メス81が縫い針11を遊挿可能な長孔815を備え、当該長孔815の内縁部に糸切断部816を有し、制御装置120が糸切りモーター83を制御して、縫い針11の第一針目の針落ちを、動メス81の長孔815に対して行わせている。
このため、縫い開始端部U3を長孔815内で良好に保持することができ、縫い開始端部U3の縫い込みによる鳥の巣の発生をより効果的に低減することが可能となる。
また、長孔815内に針落ちさせることで、次の針落ちの際には、少ない回動角度で固定メス82との挟持位置まで移動させることができ、次の針落ちの際に、動メス81が縫い針11と干渉することを容易に回避することが可能となる。
また、動メス81は回動可能であることから、上糸Uの縫い開始端部U3を動メス81の長孔815に遊挿させた状態で動メス81を回動させておけば、二針目の縫い目の形成時に、上糸Uの縫い開始端部U3を針穴161から離すことが容易であり、縫い開始端部U3の縫い込みによる鳥の巣の発生をより効果的に低減することが可能となる。
また、縫い開始端部U3が切断されるので、布地Kに残る上糸Uの端部の長さを短くすることができ、これらから、縫い品質の向上を図ることが可能となる。
さらに、糸切り装置80により、上糸Uの縫い開始端部U3の切断を行うので、縫い開始端部U3を切断するための専用の装置を不要とすることができる。
特に、針板16の下側は、釜機構50、糸切り装置80等の数多くの機器が配置されるので、新たな機器の設置スペースを確保することが困難であり、専用の装置を不要とすることは特に有効である。
また、ミシン10は、制御装置120が、糸切りモーター83を制御して、縫い針11の第一針目の針落ち後(例えば、二針目の上軸角度52°)に上糸Uの縫い開始端部U3を固定メス82と動メス81とにより切断せずに挟持する切断前位置に動メス81を移動させ、縫い針11の第二針目の針落ち後(例えば、三針目の上軸角度64°)に上糸Uの縫い開始端部U3を固定メス82と動メス81とにより切断する切断位置に動メス81を移動させる縫い開始制御を行っている。
これにより、二針目の縫い目の形成時に、上糸Uの縫い開始端部U3を針穴161から離れて保持することができ、縫い開始端部U3の縫い込みによる鳥の巣の発生をより効果的に低減することが可能となる。
さらに、糸切り装置80により、上糸Uの縫い開始端部U3の保持を行うので、縫い開始端部U3を保持するための専用の装置を不要とすることができる。
また、ミシン10は、糸切り装置80により切断された上糸Uの縫い開始端部U3を回収する糸回収装置40を備えているので、切断後の縫い開始端部U3を一定の決まった場所に回収することができ、清掃作業やメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。
また、糸回収装置40は、上糸Uの縫い開始端部U3にエアーを吹き付けるエアーブロー機構41を備えている。
このエアーブロー機構41のエアーの吹き付けにより、縫い開始端部U3を一定の方向になびかせることができるので、縫い開始端部U3の縫い込みによる鳥の巣の発生を効果的に低減することが可能となる。
また、糸回収装置40は、上糸Uの縫い開始端部U3にエアーを吹き付けるエアーブロー機構41と、縫い開始端部U3を捕捉する捕捉部42とを備えているので、積極的に縫い開始端部U3を誘導して回収することができ、回収漏れを低減し、より効果的に縫い開始端部U3を回収することが可能となる。
また、制御装置120は、エアーブロー機構41を制御して、縫い針の第二針目の針落ち後に行われる動メス81による上糸Uの縫い開始端部U3の切断動作の開始前にエアーの吹き付けを開始させ、動メス81による上糸Uの縫い開始端部U3の切断動作の完了後にエアーの吹き付けを終了させる制御を行っている。
このエアーの吹き付けにより、縫い開始端部U3を一定の方向になびかせることができるので、より適正なタイミングで、縫い開始端部U3の縫い込みによる鳥の巣の発生を効果的に低減することが可能となる。
また、より確実に縫い開始端部U3を誘導して回収することができ、回収漏れをさらに低減し、さらに効果的に縫い開始端部U3を回収することが可能となる。
[その他]
本実施形態では電子サイクル縫いミシンを例示したが、これに限らず、糸切り装置を備える他の形式のミシンにも、上糸Uの縫い開始端部を切断する制御を適用することは可能である。例えば、一例として、送り歯で一定方向に布地Kを一定のピッチで送る本縫いミシンにも適用可能である。
また、釜機構50として、半回転釜を備えるものを例示したが、釜の種類は他のいかなるものであっても良い。
また、糸切り装置80は、動メス81が垂直軸回りに回動するものを例示したが、これに限らず、固定メスと動メスを備え、動作量を制御して縫い開始端部U3を挟持することができる構造の糸切り装置であれば上糸Uの縫い開始端部を挟持する制御を適用することは可能である。従って、例えば、直動式の動メスや水平軸回りに回動する動メスを備える糸切り装置であっても適用可能である。
また、制御装置120は、エアーの吹き付け開始からの一定時間の経過によってエアーの吹き付けを終了させる制御を行っているが、予め定められた所定の上軸角度が検出されたらエアーの吹き付けを終了させる制御を行ってもよい。
10 ミシン
11 縫い針
12 針棒
16 針板
161 針穴
30 針上下動機構
31 ミシンモーター
32 上軸
40 糸回収装置
41 エアーブロー機構
411 ノズル
412 エアー供給用電磁弁
42 捕捉部
421 集塵ガイド
422 集塵ダスト
80 糸切り装置
81 動メス
813 仕分け部
814 糸手繰り部
815 長孔(貫通孔)
816 糸切断部
82 固定メス
821 糸切断部
83 糸切りモーター
120 制御装置
K 布地(被縫製物)
D 下糸
U 上糸
U1 縫い針側の部分
U2 布地側の部分
U3 縫い開始端部

Claims (5)

  1. 縫い針に上下動を付与する針上下動機構と、
    針板の下側で前記縫い針に通された上糸を切断する糸切り装置とを備えるミシンにおいて、
    前記糸切り装置は、固定メスと、当該固定メスの糸切断部に前記上糸を寄せて切断を行う動メスと、前記動メスによる前記上糸を寄せる動作の駆動源とを有し、
    前記動メスは、前記縫い針を遊挿可能な貫通孔を備え、当該貫通孔の内縁部に糸切断部を有し、
    前記駆動源を制御して、
    前記縫い針の第一針目の針落ちを、前記動メスの前記貫通孔に対して行わせると共に、前記縫い針の第一針目の針落ち後に前記上糸の縫い開始端部を前記固定メスの刃先と前記動メスの刃先とにより切断せずに挟持する位置に前記動メスを移動させて前記上糸の縫い開始端部を挟持した状態を維持し、
    前記縫い針の第二針目の針落ち後に前記上糸の縫い開始端部を前記固定メスと前記動メスとにより切断する位置に前記動メスを移動させる制御装置を備えることを特徴とするミシン。
  2. 前記動メスは、
    前記固定メスに対する糸切断動作とは逆方向下流側の端部に設けられた、上糸の仕分けを行う仕分け部と、
    前記固定メスに対する糸切断動作方向下流側の端部に設けられた、上糸を手繰る糸手繰り部と、を有し、
    前記貫通孔は、前記仕分け部と前記糸手繰り部との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記上糸の縫い開始端部にエアーを吹き付けるエアーブロー機構を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のミシン。
  4. 前記エアーブロー機構によるエアーの吹き付けにより飛ばされた前記上糸の縫い開始端部を捕捉する捕捉部とを備えることを特徴とする請求項3に記載のミシン。
  5. 前記制御装置は、前記エアーブロー機構を制御して、前記縫い針の第二針目の針落ち後に行われる前記動メスによる前記上糸の縫い開始端部の切断動作の開始前にエアーの吹き付けを開始させ、前記動メスによる前記上糸の縫い開始端部の切断動作の完了後にエアーの吹き付けを終了させることを特徴とする請求項3又は4に記載のミシン。
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