JP7142478B2 - 遮水シート端縁部の接合構造及び接合方法 - Google Patents
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しかしながら、上述のような管理型海面処分場のケースでは、遮水シートの敷設面積が広大であり、遮水シートの接合作業には相当の工数と時間とを要することとなる。例えば、工期が数日から数か月にわたることも、更には、工期を複数に分けて行う場合もある。したがって、すべてのシートパネルの接合を完了するまでの間、シートパネルの少なくとも端縁部をブイなどの浮遊手段を用いて海面上に仮係留させる状態を、長期間維持することが必要となるケースもある。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合構造は、遮水シートと被接合物との接合に、遮水シートの端縁部から外側へと突出する態様で、遮水シートの端縁部に沿って固定される山形鋼からなる接合部材が用いられるものである。そして、この接合部材が遮水シートと被接合物との接触範囲の全長にわたり設けられていることにより、遮水シートと被接合物とがその接触範囲の全長にわたり、山形鋼からなる接合部材を介して接合されるものとなる。
また、山形鋼からなる接合部材の一方の辺の先端が被接合物の鋼製材にすみ肉溶接されてなるものである。そして、接合部材の他方の辺が遮水シートの表面から起立する態様で遮水シートに固定されていることから、山形鋼からなる接合部材と被接合物とによって、溝形に囲まれた領域が形成されるものである。さらに、山形鋼からなる接合部材と被接合物とで溝形に囲まれる領域に充填される変形追随性遮水材によって、接合部分の遮水性がより高まるものとなる。又、仮に接合部材が被接合物から分離しても、変形追随性遮水材によって、接合部材と被接合物との接合部分の遮水性が維持されるものとなる。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合構造は、被接合物が、接合部材を端縁部に備える遮水シートであり、並べられた遮水シート(シートパネル)同士がその接触範囲の全長にわたり、夫々の端縁部に固定された山形鋼からなる接合部材を介して、溶接により固定されてなるものである。例えば、一定面積のシートパネルを接合して所定の面積の遮水シートを構成する場合に、各シートパネル同士が、接合部材を介して溶接により固定されるものとなる。
また、接合部材が山形鋼であることから、被接合物が、山形鋼からなる接合部材を端縁部に備える遮水シートであり、並べられた遮水シートの、夫々の端縁部に固定された接合部材の端縁部から外側へと突出する一方の辺の先端が、他方の接合部材と突合せ溶接ないし重ね溶接により固定される。各山形鋼からなる接合部材にて溝形に囲まれる領域に充填される変形追随性遮水材によって、接合部分の遮水性がより高まるものとなる。又、仮に各接合部材が分離しても、変形追随性遮水材によって、各接合部材間の接合部分の遮水性が維持されるものとなる。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合構造は、被接合物が鉛直遮水壁体(鉛直遮水壁体とは、鋼矢板等の矢板護岸、鋼板セル護岸、ケーソン護岸である。ここにケーソンは表面がコンクリートに覆われているが、接合部には鋼材(平鋼等)が少なくとも表面に配置されるようにコンクリート内に埋め込む、表面に張り付ける等の措置により取り付けられているものとする。)であり、遮水シートと鉛直遮水壁体の鋼製材とが、その接触範囲の全長にわたり、遮水シートの端縁部に固定された山形鋼からなる接合部材を介して、溶接により固定されてなるものである。例えば、遮水シートの端縁部と鋼板セルとの接合構造として、鋼板セルに山形鋼からなる接合部材が溶接により固定されるものとなる。なお、鋼板セル護岸の気中部分はケーソン護岸と同様に上部コンクリートで覆われた状態となるが、被接合構造体がコンクリートであってもコンクリートの中に鋼材を埋め込み、その一部を表面から突出させることで、またはコンクリート表面に鋼材を貼り付けることで、接合部材とコンクリート表面に配置される鋼製材とが溶接できるように構成する。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合構造は、山形鋼からなる接合部材と被接合物とで溝形に囲まれる領域に配置されるアスファルトマスチックブロックによって、接合部分の遮水性がより高まるものとなる。なお、アスファルトマスチックブロックは、その設置時には自律的に所定のブロック形状を維持するものであることから、山形鋼からなる接合部材と被接合物とで溝形に囲まれる領域に設置される際の作業は、複数のアスファルトマスチックブロックを並べる工程となる。そして、それらのアスファルトマスチックブロックが溝形に追従して変形し、山形鋼とアスファルトマスチックブロックおよびアスファルトマスチックブロック同士が密着して一体化することで溝形内が充填され、接合部分の遮水性が確保されるものとなる。なおアスファルトマスチックブロックは冷やした状態で設置作業を行い、設置後の現場環境温度になじむように昇温されることで自重変形して隙間を埋める特性を元来有している。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合構造は、遮水シートが折り曲げられて管状に仮止めされた管状部が、変位追随機能を発揮するものである。例えば、遮水シートが被接合物との接合状態において、地震などにより外力を受けるような場合において、遮水シートの接合部材が固定された領域の内側に、遮水シートの端縁部に沿って形成された管状部が、仮止め状態から解放されることで、遮水シートの破損を防ぐものとなる。特に、被接合物が鉛直遮水壁体であるような場合には、外力を吸収するための変形が鉛直遮水壁体で生じないことから、本構成がより有用に機能するものとなる。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合方法は、上記(1)項記載の遮水シート端縁部の接合構造を構成するための方法であり、上記(1)項と同等の作用が得られるものである。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合方法は、上記(2)項記載の遮水シート端縁部の接合構造を水中溶接により構成するものであり、上記(2)項と同等の作用が得られるものである。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合方法は、上記(3)項記載の遮水シート端縁部の接合構造を水中溶接により構成するものであり、上記(3)項と同等の作用が得られるものである。
(10)上記(6)から(9)項において、前記遮水シートの前記山形鋼からなる接合部材を固定する領域の内側に、前記遮水シートの端縁部に沿って、前記遮水シートを管状に折り曲げ仮止めして管状部を形成する遮水シート端縁部の接合方法(請求項10)。
そして、(9)項及び(10)項の遮水シート端縁部の接合方法は、上記(4)項及び(5)項記載の遮水シート端縁部の接合構造を構成するための方法であり、上記(4)項及び(5)項と同等の作用が得られるものである。
本発明の実施の形態に係る遮水シート端縁部の接合構造及び接合方法は、図1に示されるように、管理型処分場等施設10に用いられるものである。図1の例では、管理型海面処分場が示されており、この管理型処分場等施設10は、底面14と遮水壁16と傾斜面18とで構成されている。底面14と傾斜面18とは遮水シート20で連続的に覆われ、遮水シート20の端縁部20aと遮水壁16とが接合されている。又、遮水シート20は複数のシートパネル22を並べて、隣接するシートパネル22の端縁部22a同士を接合して構成されている。
なお、図1の例では、遮水壁16は、鉛直遮水壁であり、適宜、鋼矢板、鋼管矢板、箱形矢板、溝付矢板等の矢板式構造や、ケーソンや鋼板セル等の重力式構造によって構成されている。図2は図1のA部を拡大図示したものであり、(a)は、遮水壁16がケーソンである場合を、(b)は遮水壁16が鋼板セルである場合を示している。
そして、各シートパネル22の接合部材24同士が溶接(溶接部を符号26で示す)により固定されている。なお、接合部材24は、後述するような適切な手法により、シートパネル22に固定されている。又、シートパネル22に対する接合部材24の固定作業は気中で行われる。一方、接合部材24同士の溶接作業は、シートパネル22を傾斜面18および底面14へと敷設した状態で、気中ないし水中にて行われる。なお、図3(a)の例は、平鋼からなる接合部材24同士が突合せ溶接されているものであり、図3(b)の例は、平鋼からなる接合部材24同士が重ね溶接されているものである。
更に、図3(e)の例では、図3(a)(b)の例において、各シートパネル22の接合部材24同士が、更に別の鋼材、即ち、介在部材25としての鋼材を介して溶接により固定されたものである。介在部材25は、図示の例ではH形鋼が用いられ、H形鋼を構成する一辺が底面14から露出する態様で、あらかじめ底面14に設置しておくものである。そして、底面14から露出する一辺の上面に、接合部材24が重ね合わされ、各接合部材24と介在部材25とが重ね溶接されているものである。なお、介在部材25としては、各接合部材24との接合面を有するものであれば、別の形状、例えば溝形鋼、I形鋼等を用いることとしてもよい。又、図示は省略するが、図3(c)(d)の例においても介在部材25を用い、山形鋼からなる各接合部材124と介在部材25とを、溶接により固定することも可能である。
なお、被接合物が図2(a)に示されるケーソンのように平壁状である場合には、被接合物としての鋼製材をコンクリート内部から表面に突出させて、接合部材224を溶接する、あるいは、コンクリート表面に、平板状あるいは、図3(e)に示した介在部材25としての鋼材を張り付けるものであり、接合部材224は直線状に延びる山形鋼が用いられる。一方、図2(b)に示される鋼板セルのように湾曲壁状である場合には、被接合物と隙間なく密着するように、被接合物と相補的な形状をなして湾曲して伸びる山形鋼を用いることとしてもよく、もしくは、被接合物としての鋼製材を表面から直線状に突出させるあるいは、コンクリート表面に直線状に突出するように鋼材を張り付ける、あるいは、図3(e)に示した介在部材25としての鋼材を張り付けることで、接合部材224に直線状に延びる山形鋼を用いることとしてもよい。
ここでいう「仮止め」とは、遮水シート20が被接合物である遮水壁16との接合状態において外力を受けるような場合において、遮水シート20が破損することなく仮止め部20cが外れて管状から解放される程度の固定強度(例えば遮水シート20には厚さ3mmの遮水シートを用い、仮止め部20cには厚さ1.5mmの同質の遮水シートを用いる。接合部は帯状としても良いし、間隔をあけて部分的に接合してもよい。また遮水シート20を所定間隔毎に直接接合しても良い。厚さ3mmの遮水シート同士の接合部せん断強さの基準が120N/cm以上であることから、本仮固定部の接合強さは120N/cm未満とする。溶着時の温度を例えば550℃以下とする、もしくは溶着速度を1.0m/min以上とすることで、接合強さを基準より弱くできる)となるように、仮止め部20cが溶着等された状態を意味するものである。
なお、必要に応じて、図5の構造を図4の構造と併用しても良い。
まず、遮水シート20は、少なくとも表面素材が、高分子材(ポリエチレン、ポリ塩化ビニル)や、合成ゴム等の合成樹脂からなる、遮水性を有する柔軟なシート材であり、これらの素材同士は気中において熱溶着により接合することが可能である。接合部材24には、鉛直遮水壁体である遮水壁16との溶接が可能な材料が用いられる。そして、遮水シート20にシール材40、緩衝材42を介して接合部材24が重ねられる。又、図示の例では、接合部材24が重ねられる側とは反対側(図6では下側)には、接合部材24に代えて角ワッシャー44が重ねられる。そして、これらの各部材に形成された貫通孔にボルト46が挿通され、ボルト46とナット48とにより、各部材が密着固定される。図6中には平鋼からなる接合部材24が示されているが、図3(c)(d)のごとく山形鋼からなる接合部材124を用いる場合であっても、同様である。
まず、本発明の実施の形態では、遮水シート20(シートパネル22)と被接合物(シートパネル22に固定された接合部材24、124又は遮水壁16)との接合に、遮水シート20(シートパネル22)の端縁部20a(22a)から外側へと突出する態様で、遮水シート20の端縁部20aに沿って固定される鋼製の接合部材24、124、224が用いられ、接合部材24、124、224が遮水シート20と被接合物との接触範囲の全長にわたり設けられている。従って、遮水シート20と被接合物とがその接触範囲の全長にわたり、鋼製の接合部材24、124、224を介して固定されるものとなる。
又、図3(c)(d)のごとく、接合部材124が山形鋼である場合には、並べられたシートパネル22の、夫々の端縁部22aに固定された接合部材124の端縁部22aから外側へと突出する一方の辺124aの先端が、他方の接合部材124の一方の辺124aの先端と突合せ溶接ないし重ね溶接により固定される。一方、図4に示されるように、被接合物が遮水壁16であるような場合には、接合部材224一方の辺224aの先端が遮水壁16にすみ肉溶接されてなるものである。そして、接合部材124、224の他方の辺124b、224bが遮水シート20(シートパネル22)の表面から起立する態様で遮水シート20に固定されていることから、対向する接合部材124、又は接合部材224と遮水壁16とによって溝形に囲まれた領域30、32が形成されるものである。
そして、山形鋼からなる接合部材124、224と遮水壁16とで溝形に囲まれる領域30、32に充填される変形追随性遮水材28によって、接合部分の遮水性をより一層高めることが可能となる。又、仮に接合部材124、224が被接合部材(接合部材124、遮水壁16)から分離しても、変形追随性遮水材28によって、接合部材124、224と被接合部材(接合部材124、遮水壁16)との接合部分の遮水性が維持されるものとなる。
又、変形追随性遮水材28として、図7(a)(b)に示されるように、アスファルトマスチックブロック128を用いることとしてもよい。なお、アスファルトマスチックブロック128は、その充填時には自律的に所定のブロック形状を維持するものであることから、山形鋼からなる接合部材124同士で溝形に囲まれる領域30に充填される際の作業は、複数のアスファルトマスチックブロック128を、一つずつ並べることにより行うことができる。そして、それらのアスファルトマスチックブロック128が溝形に追従して変形することで、接合部分のより一層の遮水性が確保されるものとなる。なお、アスファルトマスチックブロック128は、図4の例においても採用可能である。
加えて、図5に示されるように、遮水シート20が折り曲げられて管状に仮止めされた管状部20bを形成することで、この管状部20bが変位追随機能を発揮するものとなる。例えば、遮水シート20が遮水壁16との接合状態において地震などにより外力を受けるような場合において、遮水シート20の接合部材24が固定された領域の内側で、管状部20bが仮止め状態から解放されることで、遮水シート20の破損および溶接部26の破断を防ぐことが可能となる。特に、被接合物が遮水壁16等の鉛直遮水壁体であるような場合には、遮水壁16側で外力を吸収するための変形が生じなくとも、また遮水壁16が外側に変形する場合においても、管状部20bが変位追随機能を発揮することから、本構成がより有用に機能するものとなる。
Claims (10)
- 遮水シートの端縁部を被接合物に固定するための接合構造であって、
前記遮水シートの端縁部から外側へと突出する態様で、前記遮水シートの端縁部に沿って固定される鋼製の接合部材が、前記被接合物との接触範囲の全長にわたり設けられ、
前記接合部材が山形鋼であり、その一方の辺の先端が前記遮水シートの端縁部から外側へと突出し、他方の辺が前記遮水シートの表面から起立する態様で前記遮水シートに固定され、
前記山形鋼からなる接合部材と前記被接合物とで囲まれる領域に、変形追随性遮水材が充填されていることを特徴とする遮水シート端縁部の接合構造。 - 遮水シートの端縁部を被接合物に固定するための接合構造であって、
前記遮水シートの端縁部から外側へと突出する態様で、前記遮水シートの端縁部に沿って固定される鋼製の接合部材が、前記被接合物との接触範囲の全長にわたり設けられ、
前記接合部材が山形鋼であり、その一方の辺の先端が前記遮水シートの端縁部から外側へと突出し、他方の辺が前記遮水シートの表面から起立する態様で前記遮水シートに固定され、
前記被接合物が、前記山形鋼からなる接合部材を端縁部に備える遮水シートであり、各遮水シートの前記山形鋼からなる接合部材同士が溶接により固定され、各山形鋼からなる接合部材で囲まれる領域に、変形追随性遮水材が充填されていることを特徴とする遮水シート端縁部の接合構造。 - 前記被接合物が鉛直遮水壁体であり、前記山形鋼からなる接合部材と前記鉛直遮水壁体の少なくとも表面に配置される鋼製材とが溶接により固定されていることを特徴とする請求項1記載の遮水シート端縁部の接合構造。
- 前記変形追随性遮水材がアスファルトマスチックブロックであることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項記載の遮水シート端縁部の接合構造。
- 前記遮水シートの前記山形鋼からなる接合部材が固定された領域の内側に、前記遮水シートの端縁部に沿って、前記遮水シートが折り曲げられて管状に仮止めされた管状部が形成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項記載の遮水シート端縁部の接合構造。
- 遮水シートの端縁部を被接合物に固定するための接合方法であって、
前記遮水シートの端縁部から外側へと突出する態様で、前記被接合物との接触範囲の全長にわたり前記遮水シートの端縁部に沿って鋼製の接合部材を固定し、
その際、前記接合部材に山形鋼を用い、その一方の辺の先端が前記遮水シートの端縁部から外側へと突出し、他方の辺が前記遮水シートの表面から起立する態様で前記遮水シートに固定して、
前記山形鋼からなる接合部材を鋼製の被接合物に対して固定して、前記山形鋼からなる接合部材と前記被接合物とで囲まれる領域に、変形追随性遮水材を充填することを特徴とする遮水シート端縁部の接合方法。 - 遮水シートの端縁部を被接合物に固定するための接合方法であって、
前記遮水シートの端縁部から外側へと突出する態様で、前記被接合物との接触範囲の全長にわたり前記遮水シートの端縁部に沿って鋼製の接合部材を固定し、
その際、前記接合部材に山形鋼を用い、その一方の辺の先端が前記遮水シートの端縁部から外側へと突出し、他方の辺が前記遮水シートの表面から起立する態様で前記遮水シートに固定して、
また、前記被接合物が、前記山形鋼からなる接合部材を端縁部に備える遮水シートであり、各遮水シートの前記山形鋼からなる接合部材同士を水中溶接により固定して、各山形鋼からなる接合部材で囲まれる領域に、変形追随性遮水材を充填することを特徴とする遮水シート端縁部の接合方法。 - 前記被接合物が鉛直遮水壁体であり、前記山形鋼からなる接合部材と前記鉛直遮水壁体の少なくとも表面に配置される鋼製材とを水中溶接により固定することを特徴とする請求項6記載の遮水シート端縁部の接合方法。
- 前記変形追随性遮水材にアスファルトマスチックブロックを用いることを特徴とする請求項6~8のいずれか1項記載の遮水シート端縁部の接合方法。
- 前記遮水シートの前記山形鋼からなる接合部材を固定する領域の内側に、前記遮水シートの端縁部に沿って、前記遮水シートを管状に折り曲げ仮止めして管状部を形成することを特徴とする請求項6~9のいずれか1項記載の遮水シート端縁部の接合方法。
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