JP7142478B2 - 遮水シート端縁部の接合構造及び接合方法 - Google Patents

遮水シート端縁部の接合構造及び接合方法 Download PDF

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Description

本発明は、遮水シートの端縁部の接合構造及び接合方法に関するものである。
例えば、海底の原地盤が砂質であるような水域に、管理型海面処分場等を造成するケースでは、その水域を隔壁(本説明において、「隔壁」には、鉛直的な構造物のみならず、石材などで法面を形成した上に底面と同様の遮水シートを敷設して側面を遮水・閉鎖する場合も含まれる広い概念である。)によって閉鎖し、閉鎖領域内の水底に遮水シートを敷設する必要がある。遮水シートを敷設する際には、遮水シートの帯状の原反を施工現場に搬入し、原反を並行に複数広げて、遮水シートが所定幅および所定長、つまり所定の面積となるように原反同士を接合している(例えば、特許文献1)。
特願2017-234286号明細書
遮水シートは、例えばポリエチレンやポリ塩化ビニル等の高分子材で構成されており、原反同士の接合作業は、気中(陸上ヤード上若しくは広幅加工台船(艤装した大型平台船)上)において熱溶着により行われる。管理型海面処分場等に遮水シートを敷設する際、例えばその面積が数万mから数十万mである場合には、気中にて幅2mの原反を並行に並べて接合し、例えば1500mの一定寸法(幅W30m×長さL50m)の帯状のシートパネルを作成し、このシートパネルを水面に複数枚並べて浮かせ、接合する端縁部同士を海上の小型台船上に引き上げて、溶着により接合することで、管理型海面処分場等の面積の全域にわたる、連続した所定の面積の遮水シートが完成する。
しかしながら、上述のような管理型海面処分場のケースでは、遮水シートの敷設面積が広大であり、遮水シートの接合作業には相当の工数と時間とを要することとなる。例えば、工期が数日から数か月にわたることも、更には、工期を複数に分けて行う場合もある。したがって、すべてのシートパネルの接合を完了するまでの間、シートパネルの少なくとも端縁部をブイなどの浮遊手段を用いて海面上に仮係留させる状態を、長期間維持することが必要となるケースもある。
このような場合には、仮係留の間に荒天に伴う風波の影響を受けて、水中に吊り下げられたシートパネルが損傷する恐れがあり、シートパネルの補修作業が必要となる。また、仮係留に使用されるブイなどの浮遊手段を、シートパネルの面積に応じて多数用いる必要があり、浮遊手段の調達や着脱作業に要する工数やコストは相当なものとなる。併せて、シートパネルの端縁部をシートパネル以外の被接合物、例えば、ケーソン、鋼板セル等の鉛直遮水壁体に固定する際には、異種材料間の遮水性を確保すると共に、異種材料間での接合作業の作業性を、より高めることも課題となっている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遮水シートの敷設面積が広大であって、所定の面積のシートパネルを作成するための接合作業に相当の日数を要する場合であっても、シートパネルの仮係留を行うことなく接合作業を完了させることを可能にすることにある。併せて、シートパネルの端縁部をシートパネル以外の被接合物を固定する場合においても、異種材料間の遮水性を確保すると共に接合作業の作業性を高めることにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)遮水シートの端縁部を被接合物に固定するための接合構造であって、前記遮水シートの端縁部から外側へと突出する態様で、前記遮水シートの端縁部に沿って固定される鋼製の接合部材が、前記被接合物との接触範囲の全長にわたり設けられ、前記接合部材が山形鋼であり、その一方の辺の先端が前記遮水シートの端縁部から外側へと突出し、他方の辺が前記遮水シートの表面から起立する態様で前記遮水シートに固定され、前記山形鋼からなる接合部材と前記被接合物とで囲まれる領域に、変形追随性遮水材が充填されている遮水シート端縁部の接合構造(請求項1)。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合構造は、遮水シートと被接合物との接合に、遮水シートの端縁部から外側へと突出する態様で、遮水シートの端縁部に沿って固定される山形鋼からなる接合部材が用いられるものである。そして、この接合部材が遮水シートと被接合物との接触範囲の全長にわたり設けられていることにより、遮水シートと被接合物とがその接触範囲の全長にわたり、山形鋼からなる接合部材を介して接合されるものとなる。
また、山形鋼からなる接合部材の一方の辺の先端が被接合物の鋼製材にすみ肉溶接されてなるものである。そして、接合部材の他方の辺が遮水シートの表面から起立する態様で遮水シートに固定されていることから、山形鋼からなる接合部材と被接合物とによって、溝形に囲まれた領域が形成されるものである。さらに、山形鋼からなる接合部材と被接合物とで溝形に囲まれる領域に充填される変形追随性遮水材によって、接合部分の遮水性がより高まるものとなる。又、仮に接合部材が被接合物から分離しても、変形追随性遮水材によって、接合部材と被接合物との接合部分の遮水性が維持されるものとなる。
(2)遮水シートの端縁部を被接合物に固定するための接合構造であって、前記遮水シートの端縁部から外側へと突出する態様で、前記遮水シートの端縁部に沿って固定される鋼製の接合部材が、前記被接合物との接触範囲の全長にわたり設けられ、前記接合部材が山形鋼であり、その一方の辺の先端が前記遮水シートの端縁部から外側へと突出し、他方の辺が前記遮水シートの表面から起立する態様で前記遮水シートに固定され、前記被接合物が、前記山形鋼からなる接合部材を端縁部に備える遮水シートであり、各遮水シートの前記山形鋼からなる接合部材同士が溶接により固定され、各山形鋼からなる接合部材で囲まれる領域に、変形追随性遮水材が充填されている遮水シート端縁部の接合構造(請求項2)。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合構造は、被接合物が、接合部材を端縁部に備える遮水シートであり、並べられた遮水シート(シートパネル)同士がその接触範囲の全長にわたり、夫々の端縁部に固定された山形鋼からなる接合部材を介して、溶接により固定されてなるものである。例えば、一定面積のシートパネルを接合して所定の面積の遮水シートを構成する場合に、各シートパネル同士が、接合部材を介して溶接により固定されるものとなる。
また、接合部材が山形鋼であることから、被接合物が、山形鋼からなる接合部材を端縁部に備える遮水シートであり、並べられた遮水シートの、夫々の端縁部に固定された接合部材の端縁部から外側へと突出する一方の辺の先端が、他方の接合部材と突合せ溶接ないし重ね溶接により固定される。各山形鋼からなる接合部材にて溝形に囲まれる領域に充填される変形追随性遮水材によって、接合部分の遮水性がより高まるものとなる。又、仮に各接合部材が分離しても、変形追随性遮水材によって、各接合部材間の接合部分の遮水性が維持されるものとなる。
(3)上記(1)項において、前記被接合物が鉛直遮水壁体であり、前記山形鋼からなる接合部材と前記鉛直遮水壁体の少なくとも表面に配置される鋼製材とが溶接により固定されている遮水シート端縁部の接合構造(請求項3)。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合構造は、被接合物が鉛直遮水壁体(鉛直遮水壁体とは、鋼矢板等の矢板護岸、鋼板セル護岸、ケーソン護岸である。ここにケーソンは表面がコンクリートに覆われているが、接合部には鋼材(平鋼等)が少なくとも表面に配置されるようにコンクリート内に埋め込む、表面に張り付ける等の措置により取り付けられているものとする。)であり、遮水シートと鉛直遮水壁体の鋼製材とが、その接触範囲の全長にわたり、遮水シートの端縁部に固定された山形鋼からなる接合部材を介して、溶接により固定されてなるものである。例えば、遮水シートの端縁部と鋼板セルとの接合構造として、鋼板セルに山形鋼からなる接合部材が溶接により固定されるものとなる。なお、鋼板セル護岸の気中部分はケーソン護岸と同様に上部コンクリートで覆われた状態となるが、被接合構造体がコンクリートであってもコンクリートの中に鋼材を埋め込み、その一部を表面から突出させることで、またはコンクリート表面に鋼材を貼り付けることで、接合部材とコンクリート表面に配置される鋼製材とが溶接できるように構成する。
(4)上記(1)から(3)項において、前記変形追随性遮水材がアスファルトマスチックブロックである遮水シート端縁部の接合構造(請求項)。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合構造は、山形鋼からなる接合部材と被接合物とで溝形に囲まれる領域に配置されるアスファルトマスチックブロックによって、接合部分の遮水性がより高まるものとなる。なお、アスファルトマスチックブロックは、その設置時には自律的に所定のブロック形状を維持するものであることから、山形鋼からなる接合部材と被接合物とで溝形に囲まれる領域に設置される際の作業は、複数のアスファルトマスチックブロックを並べる工程となる。そして、それらのアスファルトマスチックブロックが溝形に追従して変形し、山形鋼とアスファルトマスチックブロックおよびアスファルトマスチックブロック同士が密着して一体化することで溝形内が充填され、接合部分の遮水性が確保されるものとなる。なおアスファルトマスチックブロックは冷やした状態で設置作業を行い、設置後の現場環境温度になじむように昇温されることで自重変形して隙間を埋める特性を元来有している。
(5)上記(1)から(4)項において、前記遮水シートの前記山形鋼からなる接合部材が固定された領域の内側に、前記遮水シートの端縁部に沿って、前記遮水シートが折り曲げられて管状に仮止めされた管状部が形成されている遮水シート端縁部の接合構造(請求項)。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合構造は、遮水シートが折り曲げられて管状に仮止めされた管状部が、変位追随機能を発揮するものである。例えば、遮水シートが被接合物との接合状態において、地震などにより外力を受けるような場合において、遮水シートの接合部材が固定された領域の内側に、遮水シートの端縁部に沿って形成された管状部が、仮止め状態から解放されることで、遮水シートの破損を防ぐものとなる。特に、被接合物が鉛直遮水壁体であるような場合には、外力を吸収するための変形が鉛直遮水壁体で生じないことから、本構成がより有用に機能するものとなる。
)遮水シートの端縁部を被接合物に固定するための接合方法であって、前記遮水シートの端縁部から外側へと突出する態様で、前記被接合物との接触範囲の全長にわたり前記遮水シートの端縁部に沿って鋼製の接合部材を固定し、その際、前記接合部材に山形鋼を用い、その一方の辺の先端が前記遮水シートの端縁部から外側へと突出し、他方の辺が前記遮水シートの表面から起立する態様で前記遮水シートに固定して、前記山形鋼からなる接合部材を鋼製の被接合物に対して固定して、前記山形鋼からなる接合部材と前記被接合物とで囲まれる領域に、変形追随性遮水材を充填する遮水シート端縁部の接合方法(請求項)。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合方法は、上記(1)項記載の遮水シート端縁部の接合構造を構成するための方法であり、上記(1)項と同等の作用が得られるものである。
)遮水シートの端縁部を被接合物に固定するための接合方法であって、前記遮水シートの端縁部から外側へと突出する態様で、前記被接合物との接触範囲の全長にわたり前記遮水シートの端縁部に沿って鋼製の接合部材を固定し、その際、前記接合部材に山形鋼を用い、その一方の辺の先端が前記遮水シートの端縁部から外側へと突出し、他方の辺が前記遮水シートの表面から起立する態様で前記遮水シートに固定して、また、前記被接合物が、前記山形鋼からなる接合部材を端縁部に備える遮水シートであり、各遮水シートの前記山形鋼からなる接合部材同士を水中溶接により固定して、各山形鋼からなる接合部材で囲まれる領域に、変形追随性遮水材を充填する遮水シート端縁部の接合方法(請求項)。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合方法は、上記(2)項記載の遮水シート端縁部の接合構造を水中溶接により構成するものであり、上記(2)項と同等の作用が得られるものである。
(8)上記(6)項において、前記被接合物が鉛直遮水壁体であり、前記山形鋼からなる接合部材と前記鉛直遮水壁体の少なくとも表面に配置される鋼製材とを水中溶接により固定する遮水シート端縁部の接合方法(請求項)。
本項に記載の遮水シート端縁部の接合方法は、上記(3)項記載の遮水シート端縁部の接合構造を水中溶接により構成するものであり、上記(3)項と同等の作用が得られるものである。
(9)上記(6)から(8)項において、前記変形追随性遮水材にアスファルトマスチックブロックを用いる遮水シート端縁部の接合方法(請求項9)
(10)上記(6)から(9)項において、前記遮水シートの前記山形鋼からなる接合部材を固定する領域の内側に、前記遮水シートの端縁部に沿って、前記遮水シートを管状に折り曲げ仮止めして管状部を形成する遮水シート端縁部の接合方法(請求項10)
そして、(9)項及び(10)項の遮水シート端縁部の接合方法は、上記(4)項及び(5)項記載の遮水シート端縁部の接合構造を構成するための方法であり、上記(4)項及び(5)項と同等の作用が得られるものである。
本発明はこのように構成したので、遮水シートの敷設面積が広大であって、所定の面積のシートパネルを作成するための接合作業に相当の日数を要する場合であっても、シートパネルの仮係留を行うことなく接合作業を完了させることが可能となる。併せて、シートパネルの端縁部をシートパネル以外の被接合物を固定する場合においても、異種材料間の遮水性を確保すると共に接合作業の作業性を高めることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る遮水シート端縁部の接合構造が用いられる、管理型処分場等施設を部分的に断面で示した鳥観図である。 図1のA部拡大図であり、(a)は遮水壁がケーソンである場合を、(b)は遮水壁が鋼板セルである場合を示すものである。 本発明の実施の形態に係る被接合物が遮水シートである場合の接合構造を示す模式断面図であって、(a)(b)は接合部材に平鋼が用いられる場合を、(c)(d)は接合部材に山形鋼が用いられる場合を、(e)は介在部材として、更に別の鋼材を用いる場合を示すものである。 本発明の実施の形態に係る被接合物が、ケーソン、鋼板セル等の鉛直遮水壁体である場合の接合構造を示す模式断面図である。 本発明の実施の形態に係る遮水シート端縁部の接合構造であって、遮水シートの前記接合部材が固定された領域の内側に、遮水シートが折り曲げられて管状に仮止めされた管状部が形成されている例を示す模式断面図である。 本発明の実施の形態に係る遮水シート端縁部の接合構造における、遮水シートと接合部材との固定構造の一例を示す模式断面図である。 (a)(b)は図3(c)(d)の例において、変形追随性遮水材にアスファルトマスチックブロックが用いられる場合を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明の実施の形態に係る遮水シート端縁部の接合構造及び接合方法は、図1に示されるように、管理型処分場等施設10に用いられるものである。図1の例では、管理型海面処分場が示されており、この管理型処分場等施設10は、底面14と遮水壁16と傾斜面18とで構成されている。底面14と傾斜面18とは遮水シート20で連続的に覆われ、遮水シート20の端縁部20aと遮水壁16とが接合されている。又、遮水シート20は複数のシートパネル22を並べて、隣接するシートパネル22の端縁部22a同士を接合して構成されている。
なお、図1の例では、遮水壁16は、鉛直遮水壁であり、適宜、鋼矢板、鋼管矢板、箱形矢板、溝付矢板等の矢板式構造や、ケーソンや鋼板セル等の重力式構造によって構成されている。図2は図1のA部を拡大図示したものであり、(a)は、遮水壁16がケーソンである場合を、(b)は遮水壁16が鋼板セルである場合を示している。
ここで、図3を参照しながら、隣接するシートパネル22の端縁部22a同士を接合し、所定の面積の遮水シート20を構成するための接合構造及び接合方法について説明する。図3(a)(b)の例では、シートパネル22の端縁部22aから外側へと突出する態様で、シートパネル22の端縁部22aに沿って鋼製の接合部材24が固定されている。この接合部材24は、被接合物としての(同様の構成を有する)シートパネル22との接触範囲の全長にわたり設けられている。
そして、各シートパネル22の接合部材24同士が溶接(溶接部を符号26で示す)により固定されている。なお、接合部材24は、後述するような適切な手法により、シートパネル22に固定されている。又、シートパネル22に対する接合部材24の固定作業は気中で行われる。一方、接合部材24同士の溶接作業は、シートパネル22を傾斜面18および底面14へと敷設した状態で、気中ないし水中にて行われる。なお、図3(a)の例は、平鋼からなる接合部材24同士が突合せ溶接されているものであり、図3(b)の例は、平鋼からなる接合部材24同士が重ね溶接されているものである。
一方、図3(c)(d)の例では、平鋼からなる接合部材24に代えて、山形鋼からなる接合部材124が用いられている。この場合、接合部材124の一方の辺124aの先端がシートパネル22の端縁部22aから外側へと突出し、他方の辺124bがシートパネル22の表面から起立する態様でシートパネル22に固定されている。そして、図3(c)の例は、接合部材124の一方の辺124a同士が突合せ溶接されているものであり、図3(b)の例は、接合部材24の一方の辺124a同士が重ね溶接されているものである。更に、図3(c)(d)の例では、溶接された接合部材124で囲まれる、断面溝状の領域30に、変形追随性遮水材28、例えばアスファルトマスチック等が充填されている。この例では、アスファルトマスチックは断面溝状の領域30に充填されたものである。
更に、図3(e)の例では、図3(a)(b)の例において、各シートパネル22の接合部材24同士が、更に別の鋼材、即ち、介在部材25としての鋼材を介して溶接により固定されたものである。介在部材25は、図示の例ではH形鋼が用いられ、H形鋼を構成する一辺が底面14から露出する態様で、あらかじめ底面14に設置しておくものである。そして、底面14から露出する一辺の上面に、接合部材24が重ね合わされ、各接合部材24と介在部材25とが重ね溶接されているものである。なお、介在部材25としては、各接合部材24との接合面を有するものであれば、別の形状、例えば溝形鋼、I形鋼等を用いることとしてもよい。又、図示は省略するが、図3(c)(d)の例においても介在部材25を用い、山形鋼からなる各接合部材124と介在部材25とを、溶接により固定することも可能である。
続いて、図4を参照しながら、遮水シート20の端縁部20aと遮水壁16とを接合するための接合構造及び接合方法について説明する。図3(a)(b)の例と同様に接合部材に平鋼を用いる場合の説明は割愛する。この場合も、図3(c)(d)の例と同様に、接合部材224に山形鋼が用いられる。そして、接合部材224の一方の辺224aの先端が遮水シート20の端縁部20aから外側へと突出し、他方の辺224bが遮水シート20の表面から起立する態様で遮水シート20に固定されている。接合部材224と遮水壁16との溶接作業は、気中ないし水中にて行われる。そして、一方の辺224aの先端が遮水壁16に対してすみ肉溶接(溶接部を符号26で示す)により固定されている。更に、接合部材224と遮水壁16で囲まれる、断面溝状の領域32に、図3(c)(d)の例と同様にアスファルトマスチック等の変形追随性遮水材28が充填されている。
なお、被接合物が図2(a)に示されるケーソンのように平壁状である場合には、被接合物としての鋼製材をコンクリート内部から表面に突出させて、接合部材224を溶接する、あるいは、コンクリート表面に、平板状あるいは、図3(e)に示した介在部材25としての鋼材を張り付けるものであり、接合部材224は直線状に延びる山形鋼が用いられる。一方、図2(b)に示される鋼板セルのように湾曲壁状である場合には、被接合物と隙間なく密着するように、被接合物と相補的な形状をなして湾曲して伸びる山形鋼を用いることとしてもよく、もしくは、被接合物としての鋼製材を表面から直線状に突出させるあるいは、コンクリート表面に直線状に突出するように鋼材を張り付ける、あるいは、図3(e)に示した介在部材25としての鋼材を張り付けることで、接合部材224に直線状に延びる山形鋼を用いることとしてもよい。
又、図5に示されるように、図3(a)(b)の例と同様に、平鋼からなる接合部材24を用いることとしてもよい。なお、図5の例では、遮水シート20の接合部材24が固定された領域の内側に、遮水シート20の端縁部20aに沿って、遮水シート20が折り曲げられて管状に仮止めされた管状部(タック)20bが形成されている。
ここでいう「仮止め」とは、遮水シート20が被接合物である遮水壁16との接合状態において外力を受けるような場合において、遮水シート20が破損することなく仮止め部20cが外れて管状から解放される程度の固定強度(例えば遮水シート20には厚さ3mmの遮水シートを用い、仮止め部20cには厚さ1.5mmの同質の遮水シートを用いる。接合部は帯状としても良いし、間隔をあけて部分的に接合してもよい。また遮水シート20を所定間隔毎に直接接合しても良い。厚さ3mmの遮水シート同士の接合部せん断強さの基準が120N/cm以上であることから、本仮固定部の接合強さは120N/cm未満とする。溶着時の温度を例えば550℃以下とする、もしくは溶着速度を1.0m/min以上とすることで、接合強さを基準より弱くできる)となるように、仮止め部20cが溶着等された状態を意味するものである。
なお、必要に応じて、図5の構造を図4の構造と併用しても良い。
図6には、遮水シート20(シートパネル22)に接合部材24を固定するための構造例が示されている。
まず、遮水シート20は、少なくとも表面素材が、高分子材(ポリエチレン、ポリ塩化ビニル)や、合成ゴム等の合成樹脂からなる、遮水性を有する柔軟なシート材であり、これらの素材同士は気中において熱溶着により接合することが可能である。接合部材24には、鉛直遮水壁体である遮水壁16との溶接が可能な材料が用いられる。そして、遮水シート20にシール材40、緩衝材42を介して接合部材24が重ねられる。又、図示の例では、接合部材24が重ねられる側とは反対側(図6では下側)には、接合部材24に代えて角ワッシャー44が重ねられる。そして、これらの各部材に形成された貫通孔にボルト46が挿通され、ボルト46とナット48とにより、各部材が密着固定される。図6中には平鋼からなる接合部材24が示されているが、図3(c)(d)のごとく山形鋼からなる接合部材124を用いる場合であっても、同様である。
本実施の形態では、一例として、シール材40にはアスファルト系ブチルテープが、緩衝材42にはラバースポンジ(EPDM)が用いられる。又、耐腐食性等を考慮して、角ワッシャー34、ボルト36及びナット38はステンレス合金(SUS304)製である。そして、ボルト36及びナット38を締め付けることによって、シール材40が遮水シート20に圧着して、厚みが減少してその減少分がはみだすように変形し、十分な遮水性を発揮するものである。更に、図6の例では、ナット48と角ワッシャー44とを、遮水シート20と同材質の樹脂の押し出し溶着による樹脂被覆部50により被覆し、遮水性を向上させている(なお、押し出し溶着は同質材間で接合可能であることから、本応用例の実施の際には、ワッシャー44の被覆のみならず、遮水シート20とも結合するように、広く押し出し溶着するものとする)。なお、角ワッシャー44及び角ワッシャー44と遮水シート20との間に配置されるシール材40、緩衝材42を省略し、ナット48を直接遮水シート20に密着させ、樹脂被覆部50を遮水シート20と一体化させて、遮水性を確保することとしてもよい。 その他の固定方法として、接合部材24の表面にあらかじめ気中にて遮水シート20と同材質の樹脂をコーティングした上で、遮水シート20をこれと同材質の樹脂の押し出し溶着によって接合することしてもよい。
さて、上記構成をなす本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能となる。
まず、本発明の実施の形態では、遮水シート20(シートパネル22)と被接合物(シートパネル22に固定された接合部材24、124又は遮水壁16)との接合に、遮水シート20(シートパネル22)の端縁部20a(22a)から外側へと突出する態様で、遮水シート20の端縁部20aに沿って固定される鋼製の接合部材24、124、224が用いられ、接合部材24、124、224が遮水シート20と被接合物との接触範囲の全長にわたり設けられている。従って、遮水シート20と被接合物とがその接触範囲の全長にわたり、鋼製の接合部材24、124、224を介して固定されるものとなる。
そして、図3に示されるように、シートパネル22を接合して所定の面積の遮水シート20を構成する場合には、各シートパネル22同士が、接合部材24、124を介して溶接により固定されるものとなる。又、図4、図5に示されるように、遮水シート20の端縁部20aとケーソンである遮水壁16との接合構造としては、遮水壁16に鋼製の接合部材224、24が溶接により固定されるものとなる。しかも、接合部材24、124、224が鋼製であることから、鋼製の被接合物に対して水中溶接により固定することが可能となる。従って、シートパネル22同士の接合作業を行う場合において、接合するシートパネル22の端縁部同士を海上の小型台船上に引き上げて、溶着により接合する作業が不要となる。又、処分場の建設を複数の工区に分けて年度ごとに順次施工を行う場合や、隣接工区において連続的に施工が出来ないなど、接合作業が長期にわたって間隔があく場合であっても、すべてのシートパネル22の接合を完了するまでの間、シートパネル22の少なくとも端縁部をブイなどの浮遊手段を用いて海面下に仮係留させる必要が無くなることとなる。よって、仮係留の間に荒天に伴う風波の影響を受けて、水中に吊り下げられたシートパネル22が損傷する恐れもなく、シートパネル22の補修作業も不要となる。また、浮遊手段の調達や着脱作業に要する工数やコストも削減できる。併せて、シートパネル22の端縁部を遮水壁16に固定する際には、異種材料間の遮水性を確保すると共に、作業性をより高めることも可能となる。
又、図3(a)(b)に示されるように、接合部材24が平鋼である場合には、並べられたシートパネル22の、夫々の端縁部に固定された接合部材24が、突合せ溶接ないし重ね溶接により固定されることで、上記作用効果を奏するものとなる。
又、図3(c)(d)のごとく、接合部材124が山形鋼である場合には、並べられたシートパネル22の、夫々の端縁部22aに固定された接合部材124の端縁部22aから外側へと突出する一方の辺124aの先端が、他方の接合部材124の一方の辺124aの先端と突合せ溶接ないし重ね溶接により固定される。一方、図4に示されるように、被接合物が遮水壁16であるような場合には、接合部材224一方の辺224aの先端が遮水壁16にすみ肉溶接されてなるものである。そして、接合部材124、224の他方の辺124b、224bが遮水シート20(シートパネル22)の表面から起立する態様で遮水シート20に固定されていることから、対向する接合部材124、又は接合部材224と遮水壁16とによって溝形に囲まれた領域30、32が形成されるものである。
そして、山形鋼からなる接合部材124、224と遮水壁16とで溝形に囲まれる領域30、32に充填される変形追随性遮水材28によって、接合部分の遮水性をより一層高めることが可能となる。又、仮に接合部材124、224が被接合部材(接合部材124、遮水壁16)から分離しても、変形追随性遮水材28によって、接合部材124、224と被接合部材(接合部材124、遮水壁16)との接合部分の遮水性が維持されるものとなる。
なお、アスファルトマスチックは比較的高価な材料であることから、その使用量は可能な限り少なく抑えることが望ましい。従来、アスファルトマスチックを用いてシートパネル22の接合部の遮水性を確保する場合には、接合部の周囲を広範囲にわたりアスファルトマスチックで覆っているが、本発明の実施の形態によれば、図3(c)(d)のごとく、アスファルトマスチック30を断面溝状の領域30にのみ充填することで、必要な遮水性が確保されることとなる。又、図3(c)の突合せ溶接の例よりも図3(d)の重ね溶接の例のほうが、断面溝状の領域30の断面積が狭くなり、アスファルトマスチック等変形追随性遮水材28の使用量が、より削減されるものとなる。例えば、アスファルトマスチックの設計上の必要厚みは50cm以上とされているが、アスファルトマスチックの透水係数からすれば、5cm以上の厚みで一定の遮水機能を発揮することが可能となる。
又、変形追随性遮水材28として、図7(a)(b)に示されるように、アスファルトマスチックブロック128を用いることとしてもよい。なお、アスファルトマスチックブロック128は、その充填時には自律的に所定のブロック形状を維持するものであることから、山形鋼からなる接合部材124同士で溝形に囲まれる領域30に充填される際の作業は、複数のアスファルトマスチックブロック128を、一つずつ並べることにより行うことができる。そして、それらのアスファルトマスチックブロック128が溝形に追従して変形することで、接合部分のより一層の遮水性が確保されるものとなる。なお、アスファルトマスチックブロック128は、図4の例においても採用可能である。
又、図3(e)に例示されるように、各遮水シートパネル22の接合部材24同士の固定部分に、介在部材25として、更に別の鋼材を介することで、介在部材25の幅の分だけ、各接合部材24同士の位置決めの自由度が高まり、余裕をもって位置決めを行うことが可能となる。この作用効果は、図3(c)(d)の例や、図4、図5の例においても、介在部材25を用いることで同様に得られるものである。
加えて、図5に示されるように、遮水シート20が折り曲げられて管状に仮止めされた管状部20bを形成することで、この管状部20bが変位追随機能を発揮するものとなる。例えば、遮水シート20が遮水壁16との接合状態において地震などにより外力を受けるような場合において、遮水シート20の接合部材24が固定された領域の内側で、管状部20bが仮止め状態から解放されることで、遮水シート20の破損および溶接部26の破断を防ぐことが可能となる。特に、被接合物が遮水壁16等の鉛直遮水壁体であるような場合には、遮水壁16側で外力を吸収するための変形が生じなくとも、また遮水壁16が外側に変形する場合においても、管状部20bが変位追随機能を発揮することから、本構成がより有用に機能するものとなる。
なお、本発明の実施の形態では、管理型海面処分場10の施工現場において、遮水シート20を施工する場合を例示して説明したが、これと同様に、遮水シート20の敷設面積が広大であり、遮水シートの接合作業に相当の工数と時間とを要する施設において、本発明が同様に適用可能であることは、理解されるであろう。又、本発明は、遮水シート20が水中(水底)に敷設される場合に限らず、気中に敷設される場合においても適用可能であることも理解されるであろう。
10:管理型海面処分場、14:隔壁、16:遮水壁、18:傾斜面、20:遮水シート、20a:(遮水シートの)端縁部、20b:管状部、20c:仮止め部、22:シートパネル、22a:(シートパネルの)端縁部、24、124、224:接合部材、25:介在部材、26:溶接部、28:変形追随性遮水材、30、32:断面溝状の領域、128:アスファルトマスチックブロック

Claims (10)

  1. 遮水シートの端縁部を被接合物に固定するための接合構造であって、
    前記遮水シートの端縁部から外側へと突出する態様で、前記遮水シートの端縁部に沿って固定される鋼製の接合部材が、前記被接合物との接触範囲の全長にわたり設けられ
    前記接合部材が山形鋼であり、その一方の辺の先端が前記遮水シートの端縁部から外側へと突出し、他方の辺が前記遮水シートの表面から起立する態様で前記遮水シートに固定され、
    前記山形鋼からなる接合部材と前記被接合物とで囲まれる領域に、変形追随性遮水材が充填されていることを特徴とする遮水シート端縁部の接合構造。
  2. 遮水シートの端縁部を被接合物に固定するための接合構造であって、
    前記遮水シートの端縁部から外側へと突出する態様で、前記遮水シートの端縁部に沿って固定される鋼製の接合部材が、前記被接合物との接触範囲の全長にわたり設けられ
    前記接合部材が山形鋼であり、その一方の辺の先端が前記遮水シートの端縁部から外側へと突出し、他方の辺が前記遮水シートの表面から起立する態様で前記遮水シートに固定され、
    前記被接合物が、前記山形鋼からなる接合部材を端縁部に備える遮水シートであり、各遮水シートの前記山形鋼からなる接合部材同士が溶接により固定され、各山形鋼からなる接合部材で囲まれる領域に、変形追随性遮水材が充填されていることを特徴とする遮水シート端縁部の接合構造。
  3. 前記被接合物が鉛直遮水壁体であり、前記山形鋼からなる接合部材と前記鉛直遮水壁体の少なくとも表面に配置される鋼製材とが溶接により固定されていることを特徴とする請求項1記載の遮水シート端縁部の接合構造。
  4. 前記変形追随性遮水材がアスファルトマスチックブロックであることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項記載の遮水シート端縁部の接合構造。
  5. 前記遮水シートの前記山形鋼からなる接合部材が固定された領域の内側に、前記遮水シートの端縁部に沿って、前記遮水シートが折り曲げられて管状に仮止めされた管状部が形成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項記載の遮水シート端縁部の接合構造。
  6. 遮水シートの端縁部を被接合物に固定するための接合方法であって、
    前記遮水シートの端縁部から外側へと突出する態様で、前記被接合物との接触範囲の全長にわたり前記遮水シートの端縁部に沿って鋼製の接合部材を固定し
    その際、前記接合部材に山形鋼を用い、その一方の辺の先端が前記遮水シートの端縁部から外側へと突出し、他方の辺が前記遮水シートの表面から起立する態様で前記遮水シートに固定して、
    前記山形鋼からなる接合部材を鋼製の被接合物に対して固定して、前記山形鋼からなる接合部材と前記被接合物とで囲まれる領域に、変形追随性遮水材を充填することを特徴とする遮水シート端縁部の接合方法。
  7. 遮水シートの端縁部を被接合物に固定するための接合方法であって、
    前記遮水シートの端縁部から外側へと突出する態様で、前記被接合物との接触範囲の全長にわたり前記遮水シートの端縁部に沿って鋼製の接合部材を固定し
    その際、前記接合部材に山形鋼を用い、その一方の辺の先端が前記遮水シートの端縁部から外側へと突出し、他方の辺が前記遮水シートの表面から起立する態様で前記遮水シートに固定して、
    また、前記被接合物が、前記山形鋼からなる接合部材を端縁部に備える遮水シートであり、各遮水シートの前記山形鋼からなる接合部材同士を水中溶接により固定して、各山形鋼からなる接合部材で囲まれる領域に、変形追随性遮水材を充填することを特徴とする遮水シート端縁部の接合方法。
  8. 前記被接合物が鉛直遮水壁体であり、前記山形鋼からなる接合部材と前記鉛直遮水壁体の少なくとも表面に配置される鋼製材とを水中溶接により固定することを特徴とする請求項記載の遮水シート端縁部の接合方法。
  9. 前記変形追随性遮水材にアスファルトマスチックブロックを用いることを特徴とする請求項6~8のいずれか1項記載の遮水シート端縁部の接合方法。
  10. 前記遮水シートの前記山形鋼からなる接合部材を固定する領域の内側に、前記遮水シートの端縁部に沿って、前記遮水シートを管状に折り曲げ仮止めして管状部を形成することを特徴とする請求項6~9のいずれか1項記載の遮水シート端縁部の接合方法。
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