JP7478060B2 - 構造体間の接続部止水構造及び止水方法 - Google Patents

構造体間の接続部止水構造及び止水方法 Download PDF

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Description

本発明は、コンクリート構造体と盛土等からなる土製構造体とを接続してなる防潮堤等の構造物における構造体間の接続部止水構造及び止水方法に関する。
従来、防潮堤等の全長の長い構造物では、法線方向に一定長さを有するコンクリート構造体を場所打ちによって順次打継ぎ、各コンクリート構造体を接続することによって法線方向に連続する堤状の構造物を構築している。
また、各コンクリート構造体の打継部には、可撓性を有する止水板が両コンクリート構造体間に跨って埋設され、コンクリート構造体間が止水されている(例えば、特許文献1を参照)。
このコンクリート構造体間の止水構造は、先に構築されたコンクリート構造体(以下、既設コンクリート構造体という)の端部に、板厚方向を前後に向けた止水板の一方を埋設し、止水板の他方をコンクリート構造体の端部接続面より突出させておき、その状態で次のコンクリート構造体(以下、新設コンクリート構造体という)を構築することにより止水板が既設コンクリート構造体と新設コンクリート構造体との間に跨って埋設されるようになっている。
また、この種の防潮堤等の全長の長い構造物では、盛土からなる土製構造体とコンクリート製の躯体とが法線方向に接続された構造のものも知られており、コンクリート構造体と盛土からなる土製構造体間においても止水性の確保が求められている。
特開2013-256816号公報
しかしながら、上述の如き従来の技術では、構造物が盛土からなる土製構造体とコンクリート製の躯体とが法線方向に接続された構造のものである場合、コンクリート製の躯体の両端に翼のように張り出したウイング(土留め擁壁)を設けてコンクリート構造体と土製構造体との接続長を確保すると、構造が複雑になるという問題があった。
また、コンクリート構造体と土製構造体との接続長を確保するためにコンクリート構造体と土製構造体とが重複する構造とすると、重複する分の用地を広く確保しなければならないという問題があった。
さらに、地震発生時には、コンクリート構造体と土製構造体との構造の違いによって両者の挙動が異なるため、接触面が維持できず、止水構造を維持できないおそれがあった。
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑み、簡易な構造でコンクリート構造体と土製構造体との間を止水することができる構造体間の止水構造及び止水方法の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決するための請求項1に記載の発明の特徴は、コンクリート構造体と、該コンクリート構造体に接続される土製構造体との接続部を止水する構造体間の接続部止水構造において、可撓性を有する止水板と、該止水板に一方の端部が固着された柔軟性を有する止水シートとからなる止水部材を備え、前記止水板が厚さ方向を前後に向け、前記コンクリート構造体と前記土製構造体との接続端面間に跨って埋設され、前記止水シートが前記土製構造体内に埋設されていることにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記止水シートが前記止水板に溶着されていることにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記止水シートが前記止水板と一体に形成されていることにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、構築されたコンクリート構造体の端部に連続して盛土し、該コンクリート構造体に接続する土製構造体を構築する際、前記コンクリート構造体と前記土製構造体との接続部を止水する構造体間の接続部止水方法において、板厚方向を前後に向けた止水板の一方を前記コンクリート構造体の端部に埋設し、前記止水板の他方をコンクリート構造体の端部接続面より突出させておくとともに、前記止水板に一端が固着された柔軟性を有する止水シートを、厚み方向を前後に向けて展張し、しかる後、前記止水シートの前後に盛土して前記土製構造体を構築し、前記コンクリート構造体と前記土
製構造体との接続部を止水することにある。
請求項5に記載の発明の特徴は、請求項4の構成に加え、前記止水シートの一端を前記止水板のコンクリート構造体の接続端面より突出した部分に溶着させることにある。
請求項6に記載の発明の特徴は、請求項4の構成に加え、前記止水シートと一体化された前記止水板を前記コンクリート構造体に埋設することにある。
請求項7に記載の発明の特徴は、請求項4~6の何れか一の構成に加え、前記コンクリート構造体の端部接続面と間隔をおいて止水シート支持用支柱を立設し、該止水シート支持用支柱に前記止水シートの他端側を支持させることにある。
請求項8に記載の発明の特徴は、請求項7の構成に加え、前記コンクリート構造体と前記止水シート支持用支柱との間に止水シート支持用横桟材を架設し、該止水シート支持用横桟材に前記止水シートの上縁を支持させることにある。
請求項9に記載の発明の特徴は、請求項8の構成に加え、前記土製構造体が構築された後、前記止水シート支持用横桟材を撤去することにある。
本発明に係る構造体間の止水構造は、請求項1の構成を具備することによって、止水シートが柔軟性に優れ、伸び率も高いため、土製構造体の挙動に追随することができ、コンクリート構造体に埋設された止水板と一体化されているので、地震等によってコンクリート構造体と土製構造体とが異なる挙動をした場合であっても、破損を防止することができ、地震後も両構造体間の止水性能を確保できる。さらには、止水シートを土製構造体内に埋め込むことにより、ウイングを設ける必要がなく、コンクリート構造体と土製構造体とを重複させる必要もないので、止水性能を確保しつつ、防潮堤等の構造物の小型化を図ることができる。
また、本発明は、請求項2の構成を具備することによって、作業現場において止水板と止水シートとを止水性を確保しつつ、容易に一体化することができる。
さらに、本発明は、請求項3の構成を具備することによって、地震時の盛土の挙動に追随しながら塩ビシートとの一体性も維持できるので接続部の止水性を確保することができる。
また、本発明に係る構造体間の止水方法は、請求項4の構成を具備することによって、特性の異なるコンクリート構造体と土製構造体との間に効率よく止水構造を構築することができ、且つ、止水シートが柔軟性に優れ、伸び率も高いため、土製構造体の挙動に追随することができ、コンクリート構造体に埋設された止水板と一体化されているので、地震等によってコンクリート構造体と土製構造体とが異なる挙動をした場合であっても、破損を防止することができ、地震後も両構造体間の止水性能を確保できる。さらには、止水シートを土製構造体内に埋め込むことにより、ウイングを設ける必要がなく、コンクリート構造体と土製構造体とを重複させる必要もないので、止水性能を確保しつつ、防潮堤等の構造物の小型化を図ることができる。
また、本発明は、請求項5の構成を具備することによって、作業現場において止水板と止水シートとを止水性を確保しつつ、容易に一体化することができる。
さらに、本発明は、請求項6の構成を具備することによって、地震時の盛土の挙動に追随しながら塩ビシートとの一体性も維持できるので接続部の止水性を確保することができる。
また、本発明は、請求項7乃至8の構成を具備することによって、効率よく止水シートを展張することができる。
さらに、本発明は、請求項9の構成を具備することによって、構造物上面の美観を維持することができる。
本発明に係る構造体間の止水構造を用いた構造物の一例を示す平面図である。 同上の構造体間の接続部の状態を示す部分拡大平面図である。 図2中のX-X線矢視断面図である。 (a)は同上の止水構造に用いる止水板の一例を示す平面図、(b)は同正面図、(c)は止水板の他の態様を示す平面図である。 本発明に係る構造体間の止水方法の工程におけるコンクリート構造体を構築した状態を示す斜視図である。 同上の支柱ユニットを設置した状態を示す斜視図である。 同上の止水シートの展張作業の状態を示す斜視図である。 同上の土製構造体の構築作業の状態を示す斜視図である。 同上の土製構造体が構築された状態を示す斜視図である。 本発明に係る構造体間の止水構造の他の実施例を示す図であって、構造体間の接続部の状態を示す部分拡大平面図である。
次に、本発明に係る構造体間の接続部止水構造の実施態様を図1~図4に示した実施例に基づいて説明する。尚、図中符号1は防潮堤等の構造物、符号Aは地盤である。
防潮堤等の構造物1は、図1~図3に示すように、コンクリート製のコンクリート構造体2と、コンクリート構造体2と法線方向に連続した盛土等からなる土製構造体3とを備え、コンクリート構造体2と土製構造体3との間が止水構造により止水されている。
尚、構造物1は、海側にコンクリート構造物2と土製構造体3とに亘って連続する法面1aを有し、符号1bは法肩線である。
この止水構造は、コンクリート構造体2と土製構造体3とに跨って埋設される止水部材4を備え、この止水部材4によって両構造体2,3間が止水されている。
止水部材4は、可撓性を有する板状の止水板5(例えば、株式会社カクイチ社製のインダス止水板)と、止水板5に一方の端部が固着された止水シート6(例えば、タキロンシーアイ株式会社製のビノン土木用シート)とによって構成され、止水板5がコンクリート構造体2と土製構造体3との間に跨って天端面から底面まで上下方向に埋設され、止水シート6が土製構造体3内に埋設されている。
止水板5は、図4(a)(b)に示すように、塩化ビニル等の熱可塑性を有する合成樹脂によって一体成形され、可撓性を有する縦長細板状に形成され、施工現場での切断加工も容易に行うことができる。
この止水板5は、両端部に円柱状の抜け止め部5a,5aを備え、抜け止め部5a,5aが構造体に埋設されることによって幅方向の移動を規制するようになっている。
尚、止水板5の態様は、上述の実施例に限定されず、例えば、図4(c)に示すように、中央部に筒状の伸縮部5bを備えたものであってもよい。
止水シート6は、塩化ビニル等の熱可塑性の合成樹脂材からなる複数のシート材6a,6bによって構成され、隣り合う各シート材6a,6bの側縁部が固着されて柔軟性に優れ、且つ、伸縮性の高い一枚のシート状を成している。
各シート材6a,6bは、図3に示すように、隣り合うシート材6a,6bの端部を重複させ、重複部分6cを上下方向の全体に亘って熱溶着させることによって固着され、シート材6a,6b間の止水性が確保されている。
また、この止水シート6は、一方の端部(シート材6aの一方の端部)6dがコンクリート構造体2の端部接続面から突出した止水板5の表面に固着され、止水板5と止水シート6とが一体化された止水部材4を形成している。尚、止水シート6を固着させる止水板5の面は、陸地側海面側のどちらの面でも構わないが、陸地側となる面(図2の上側面)に固着させることがより望ましい。
尚、図中符号10は、止水シート6の一端側を支持する止水シート支持用支柱である。
止水板5と止水シート6とは、重複部分6dを上下方向の天端面から底面までの全体に亘って熱溶着させることによって固着され、止水板5と止水シート6との間に止水性が確保されている。
尚、上述の実施例では、止水板5と止水シート6とを熱溶着により一体化させた例について説明したが、一体成形によって止水板5と止水シート6とを備えた止水部材4を形成するようにしてもよい。
次に、このように止水構造による構造体間の止水方法について図5~図9に基づいて説明する。尚、上述の実施例と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
先ず、図5に示すように、場所打ちコンクリートによって前面に傾斜した法面2aを有するコンクリート構造体2を構築する。
そして、土製構造体3と接続される側のコンクリート構造体2を構築する際には、コンクリート構造体2の端部に、板厚方向を前後に向けた止水板5をコンクリート構造体2の高さ方向全体に亘って配設し、止水板5の一方をコンクリート構造体2の端部に埋設し、止水板5の他方をコンクリート構造体2の端部接続面より突出させておく。尚、止水板5の埋設位置は、コンクリート構造体2の目地部の何れかが好ましく、天端面端部の略中央がより望ましい。
次に、図6に示すように、コンクリート構造体2の端部接続面と間隔をおいて止水シート支持用支柱10を立設するとともに、コンクリート構造体2の上面と止水シート支持用支柱10との間に止水シート支持用横桟材11を架設する。
止水シート支持用支柱10は、鋼管等によって構成され、下端を地盤Aに貫入させることによって立設されるようになっている。尚、止水シート支持用支柱10の設置位置は、コンクリート構造体2と土製構造体3間で要求される止水幅に応じて決定する。
止水シート支持用横桟材11は、鋼管等によって構成され、一端が止水シート支持用支柱10の上端に支持され、他端がコンクリート構造体2の上面に固定された短尺のコンクリート構造体側支柱12に支持されている。
コンクリート構造体側支柱12は、下端にフランジ12aを備え、特に図示しないが、フランジ12aがコンクリート構造体2の上面部に突設されたボルト等によって固定されるようになっている。
尚、本実施例では、止水シート支持用支柱10、止水シート支持用横桟材11及びコンクリート構造体側支柱12が一体化された支柱ユニット13を使用し、同時に止水シート支持用支柱10、止水シート支持用横桟材11及びコンクリート構造体側支柱12を設置できるようにしている。
支柱ユニット13の設置は、クレーン等によって支柱ユニット13を所定の位置に移動させ、位置調整しつつコンクリート構造体側支柱12がコンクリート構造体2の上面に至るまで止水シート支持用支柱10の下端を地盤Aに貫入させることによって行う。
尚、止水シート支持用支柱10、止水シート支持用横桟材11及びコンクリート構造体側支柱12をそれぞれ別体として用意し、止水シート支持用支柱10及びコンクリート構造体側支柱12をそれぞれ設置した後に、止水シート支持用横桟材11の両端をそれぞれ止水シート支持用支柱10及びコンクリート構造体側支柱12に固定するようにしてもよい。
次に、図7に示すように、止水シート6を展張するとともに、止水シート6の端部を止水板5に固着させる。
具体的には、複数のシート材6a,6bを吊り具14,14によって止水シート支持用横桟材11に吊り下げた状態とし、互いに隣り合うシート材6a,6bの端部を互いに重複させ、この重複部分6c全体を熱溶着によって隙間なく固着させ、一枚の止水シート6を形成する。
次に、止水シート6の一方の端部をコンクリート構造体2の端部接続面より突出した止水板5の表面に重複させ、この重複部分6d全体を熱溶着によって隙間なく固着させ、止水板5と止水シート6とを一体化させる。
そして、止水シート6を止水シート支持用支柱10側に展張させ、その状態で止水シート6の他方の端部を止水シート支持用支柱10に固定し、展張が完了する。尚、止水シート6は、止水板5の陸地側又は海面側のどちらの面に固着してもよいが、陸地側の面がより望ましい。
尚、図中符号15は、止水シート6の縁部を止水シート支持用支柱10に固定するための固定具である。
尚、止水シート6は、止水シート支持用横桟材11に吊り下げる前に、予め複数のシート材6a,6bを熱溶着して一枚のシート状としておいてもよい。
止水シート6の展張が完了したら、図8、図9に示すように、盛土によって土製構造体3を構築する。
土製構造体3は、図8に示すように、一定の高さ毎に盛土材3aを打設し、その上面を均した後、転圧して締め固める一連の作業を上端がコンクリート構造体2と同じ高さになるまで繰り返すことにより構築する。
その際、盛土材3aの打設及び転圧は、止水シート6を巻き込んだり、破損させたりしないように慎重に行う。
土製構造体3の構築が完了したら、止水シート支持用支柱10の上端部より止水シート支持用横桟材11を切断して切り離し、しかる後、止水シート支持用横桟材11及びコンクリート構造体側支柱12を撤去する。
尚、止水シート支持用支柱10は、土製構造体3内に埋め殺しとし、必要に応じて止水シート支持用支柱10内にモルタル等の充填材を充填する。
そして、必要に応じて土製構造体3の表面にモルタル等の吹き付け等を行い、作業が完了する。
このように構成された構造体間の止水構造は、特性の異なるコンクリート構造体2と土製構造体3とに間に止水部材4が跨って配設されたことによって両構造体間が止水されている。
また、止水シート6は、柔軟性に優れ、伸び率も高いため、盛土の挙動に追随することができ、コンクリート構造体2に埋設された止水板5と一体化されているので、地震等によってコンクリート構造体2と土製構造体3とが異なる挙動をした場合であっても、破損を防止することができ、地震後も両構造体間の止水性能を確保できる。
さらには、止水シート6を土製構造体3内に埋め込むことにより、ウイングを設ける必要がなく、コンクリート構造体2と土製構造体3とを重複させる必要もないので、止水性能を確保しつつ、構造物1の小型化を図ることができる。
尚、上述の実施例では、止水シート6を2枚のシート材6a,6bによって構成した例について説明したが、止水シート6は止水シート6の製品巾寸法に応じて一枚のシート材からなるものであってもよく、三枚以上の複数のシートを使用してもよく、土製構造体3内に要求される止水部4の長さと用いる止水シート6の製品巾寸法に応じて使用する止水シートの枚数を決めればよい。
また、構造物1の態様は上述の実施例に限定されず、コンクリート構造体2及び土製構造体3の形状は任意に設定することができる。
さらに、土製構造体3は、図10に示すように、陸地側にコンクリート構造体2と重複する部分を設けてもよい。
さらにまた、構造物1の態様も防潮堤等の堤構造に限定されず、例えば、ダム等を構成するコンクリート躯体に接続される土製構造体3との間の止水構造にも適用することができる。
1 構造物
2 コンクリート構造体
3 土製構造体
4 止水部材
5 止水板
6 止水シート
10 止水シート支持用支柱
11 止水シート支持用横桟材
12 コンクリート構造体側支柱
13 支柱ユニット
14 吊り具
15 固定具

Claims (9)

  1. コンクリート構造体と、該コンクリート構造体に接続される土製構造体との接続部を止水する構造体間の接続部止水構造において、
    可撓性を有する止水板と、該止水板に一方の端部が固着された柔軟性を有する止水シートとからなる止水部材を備え、
    前記止水板が厚さ方向を前後に向け、前記コンクリート構造体と前記土製構造体との接続端面間に跨って埋設され、前記止水シートが前記土製構造体内に埋設されていることを特徴とする構造体間の接続部止水構造。
  2. 前記止水シートが前記止水板に溶着されている請求項1に記載の構造体間の接続部止水構造。
  3. 前記止水シートが前記止水板と一体に形成されている請求項1に記載の構造体間の接続部止水構造。
  4. 構築されたコンクリート構造体の端部に連続して盛土し、該コンクリート構造体に接続する土製構造体を構築する際、前記コンクリート構造体と前記土製構造体との接続部を止水する構造体間の接続部止水方法において、
    板厚方向を前後に向けた止水板の一方を前記コンクリート構造体の端部に埋設し、前記止水板の他方をコンクリート構造体の端部接続面より突出させておくとともに、
    前記止水板に一端が固着された柔軟性を有する止水シートを、厚み方向を前後に向けて展張し、
    しかる後、前記止水シートの前後に盛土して前記土製構造体を構築し、前記コンクリート構造体と前記土製構造体との接続部を止水することを特徴とする構造体間の接続部止水方法。
  5. 前記止水シートの一端を前記止水板のコンクリート構造体の接続端面より突出した部分に溶着させる請求項4に記載の構造体間の接続部止水方法。
  6. 前記止水シートと一体化された前記止水板を前記コンクリート構造体に埋設する請求項4に記載の構造体間の接続部止水方法。
  7. 前記コンクリート構造体の端部接続面と間隔をおいて止水シート支持用支柱を立設し、該止水シート支持用支柱に前記止水シートの他端側を支持させる請求項4~6の何れか一に記載の構造体間の接続部止水方法。
  8. 前記コンクリート構造体と前記止水シート支持用支柱との間に止水シート支持用横桟材を架設し、該止水シート支持用横桟材に前記止水シートの上縁を支持させる請求項7に記載の構造体間の接続部止水方法。
  9. 前記土製構造体が構築された後、前記止水シート支持用横桟材を撤去する請求項8に記載の構造体間の接続部止水方法。
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