JP4628906B2 - 遮水シート構造体の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、遮水シート構造体の製造方法に関し、特に、海域に建設される海面廃棄物処分場や、溜池等に用いられる遮水シートにおいて、複数の遮水シートを接続して連続的に展張する際に、接続部における引張強度と遮水性とを確保するための遮水シート構造体の製造方法に関するものである。
遮水シートを広範囲に渡って敷設する場合には、処分場の全域に敷設するため、全体が一体となったシート材を加工することは困難であり、ユニット化された遮水シート同士を接続して全体に展張することが必要となる。これにより、遮水シート同士の現地接続が不可欠となる。ここで、接続部には、遮水シート本体と同等な強度及び遮水性が要求されている。この要求を満たすために、陸上においては、シート材質に応じて接着剤や熱溶着といった方法により接続し、十分な強度と遮水性とを得ている。しかし、海域や溜池といった場所に遮水シートを敷設する場合には、水中では陸上と同様な接続方法は適用できず、十分な強度と遮水性とを得ることは困難である。
このため、従来は水面上に浮力体によって浮上させたシート同士の端部を作業用の台船上に引き上げ、この状態で両シートを陸上と同様な接続方法により接続した後に水底に沈める方法が用いられていた。
この水上接続方法の具体例として、図7は廃棄物処分場1の内面を覆う遮水シート19a、19bの接続状態を示した図である。
図を参照して、遮水シート19a、19bは、それぞれに均等に配置されたフロート20により水面に浮かべられ、それぞれの隣接する端部が台船21の上に載せられた状態でマウンド3側から順に接続される。このように水面上で接続された遮水シート19a、19bは、フロート20が除去された後、水底に沈められ、敷設が完了となる。
このような水面上における接続の方法に対し、水中における接続の具体例として、図8は、水中に設置された隣接する遮水シートの端部上に鋼製やゴム製の型枠、土のう等を配置して、コンクリートやアスファルト混合物等のような遮水材を打設した構造を示すものである。
図を参照して、地表面6上において、遮水シート19aの端縁は、この遮水シート19aに隣接する遮水シート19bの端縁に重ねられている。そして、遮水シート19aの端部上には、この遮水シート19aの端縁に沿うように型枠22aが配置され、また、遮水シート19bの端部上には、遮水シート19bの端縁に沿うように型枠22bが配置されている。そして、配置された型枠22a、22bの間に、遮水材23aが流し込まれている。このように、水中に型枠を配置して、その間に流動性を有する遮水材を打設する技術については、特許文献1に記載がある。
しかし、図8に示したような形状の型枠は上部が開いているため、傾斜した地形では遮水材が上部から流出してしまう。
そこで、傾斜した地形に適用できる水中接続の具体例として、図9は、法面等の斜面に用いる遮水シートの接続構造を示している。
図を参照して、地表面6上において、2枚の隣接する遮水シート19a、19bは、各々の端縁が底板25上に掛かるように且つ間隔をおいて配置されている。そして、底板25上に掛かった遮水シート19a、19bの各々の端縁を、底板25との間に挟みこむように鋼製型枠26が設置されている。ここで、この鋼製型枠26は、所定間隔に設けられたボルトナット等の固定具27a、27b、27c、…により、底板25に固定されている。そして、底板25と鋼製型枠26とによって囲まれた内部にコンクリートやアスファルト混合物等の流動性を有する遮水材23bが流し込まれている。このように、遮水シート19aと19bとが、これら底板25、鋼製型枠26及び遮水材23bからなる構造体を介して接続されている。ここに示した遮水シートの水中接続の技術については、特許文献2に記載がある。
特開2002−227217号公報 特開2004−314046号公報
しかしながら、図7に示した水面上における遮水シートの接続方法は、水面に遮水シートを浮かべるためのフロート20を取り付けたり、接続作業のために台船21を準備したり、また、接続後に遮水シートを水底に沈めるためにフロート20を取り外したり、というように多くの労力と施工期間を必要とし、コストの問題を有している。また、隅角部などの細かな調整が必要な部分の敷設を高い精度で行うことは困難であり、複雑な地表面に対する敷設精度には難点がある。
また、図8に示したような型枠を水中に配置して遮水材を流し込む方法は、法面などの傾斜した地形では、型枠の上部から遮水材が流れ出してしまうため適用することはできない。更に、凹凸のある地表面に対しては、型枠22a、22bにコンクリート等の剛性の高い材質を用いた場合、型枠22a、22bは地表面6に追従できないため、この凹凸のある地表面6に沿った遮水シートと型枠との間に隙間が生じる。このため、その隙間から流動性を有する遮水材23aが流出してしまう。また、ゴム等の弾性を有する型枠22a、22bを用いた場合であっても、地表面6の凹凸に完全に追従することはできず、流動性を有する遮水材23aは流出してしまう。加えて、ここでは、遮水シート19aと遮水シート19bとは、シート端縁同士を単に重ね合わせているだけの構造であるため、接続部の引張強度が期待できない。
次に、図9に示した遮水シートの水中接続構造では、法面等の傾斜面に適用できると共に、地表面6に凹凸がある場合でも遮水シート19a、19bと鋼製型枠26との間に隙間が生じないように、遮水シート19a、19bの下に平らな底板25を敷いている。しかし、ここで用いられる底板25は、板厚が厚ければ取り扱いが不便であり、逆に、薄ければ変形し易いためシール効果が低下し、遮水材23bが流出してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、水中に設置する場合にも低コストであり、設置する地表面の形状に関わらず遮水性が高い遮水シートの接続構造体の製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項記載の発明は、地表面上に設置される遮水シート構造体の製造方法であって、地表面上にシート状の第1の遮水シートと、第1の遮水シートとは反対方向に延びるシート状の第2の遮水シートとを、互いの端縁を配列するように地表面上に配置する第1の工程と、第1の枠体を、第1の遮水シートの端縁に沿うと共に第1の遮水シートの上面に密着状態で且つ該端縁から所定距離離れた位置に形成し、第2の枠体を、第2の遮水シートの端縁に沿うと共に第2の遮水シートの上面に密着状態で且つ該端縁から所定距離離れた位置に形成する第2の工程と、流動性を有する遮水材を、第1の枠体と第2の枠体との間に充填し、これを硬化させる第3の工程とを備え、第2の工程は、第1の遮水シートの端縁に沿うように第1の遮水シートの上面に一対の第1の型枠を配置すると共に、第2の遮水シートの端縁に沿うように第2の遮水シートの上面に一対の第2の型枠を配置する型枠配置工程と、配置された一対の第1の型枠の中に流動性を有する材料を充填し、これを硬化させて第1の枠体を形成すると共に、配置された一対の第2の型枠の中に流動性を有する材料を充填し、これを硬化させて第2の枠体を形成する材料充填工程と、形成された第1の枠体を残して一対の第1の型枠を取り除くと共に、形成された第2の枠体を残して一対の第2の型枠を取り除く型枠の除去工程とを含むものである。
このように構成すると、第1の枠体と第1の遮水シートとの隙間、及び第2の枠体と第2の遮水シートとの隙間がなくなる。又、流動性を有する材料が、地表面の形状に沿って一対の第1の型枠内の第1の遮水シート上に流れ込み、第1の遮水シートとの間を隙間なく埋めると共に、流動性を有する材料が、地表面の形状に沿って一対の第2の型枠内の第2の遮水シート上に流れ込み、第2の遮水シートとの間を隙間なく埋める。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明の構成において、第3の工程は、第1の枠体の上端部と、第2の枠体の上端部とに架け渡すようにシート体を取り付ける工程を含み、遮水材は第1の枠体と第2の枠体とシート体との間に充填されるものである。
このように構成すると、遮水材を流し込む第1の枠体と第2の枠体との間の上部を、シート体によって塞ぐので、これらによって、遮水材は囲まれる。
請求項記載の発明は、請求項1又は請求項記載の発明の構成において、第1の工程は、第1の遮水シート及び第2の遮水シートの配列される各々の端部を所定の間隔毎に係止具により連結する遮水シート連結工程を含み、連結された第1の遮水シート及び第2の遮水シートが地表面に配置されるものである。
このように構成すると、第1及び第2の遮水シート同士が、連結状態で地表面上に配置される。
以上説明したように、請求項記載の発明は、第1の枠体と第1の遮水シートとの間、及び第2の枠体と第2の遮水シートとの間が各々密着状態となるため、第1及び第2の枠体の間に充填する遮水材が、枠体と遮水シートとの間から漏れ出すのを防止することができ、これにより、遮水性が確実に発揮される。又、流動性を有する材料が、第1の型枠内において地表面に沿って流れ込むため、第1の遮水シートに対して密着状態の第1の枠体が形成できる。更に、流動性を有する材料が、第2の型枠内において地表面に沿って流れ込むため、第2の遮水シートに対して密着状態の第2の枠体が形成できる。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明の効果に加えて、シート体が、第1の枠体と第2の枠体との間の上部を塞ぐため、遮水材が枠体の上部を越えて流出することがなくなり、法面等の傾斜面にも用いることが可能となる。
請求項記載の発明は、請求項1又は請求項記載の発明の効果に加えて、第1の遮水シートと第2の遮水シートとが係止具により連結されるため、これら両シートの接続部における引張強度が向上する。また、遮水シートを水中に設置する場合、連結作業は水上で可能なため作業効率が向上する。
図1は、この発明の第1の実施の形態による海面に建設される廃棄物処分場の概要形状を示した斜視図である。
図を参照して、廃棄物処分場1は、石材を積み上げたマウンド3の上に、ケーソン2と呼ばれる函体を連続的に配置した外周護岸によって囲まれ、海域が外海に対して仕切られている。このケーソン2で囲われた内側の区域が廃棄物の捨場となるが、ケーソン2を設置しているマウンドの隙間や海底面の土質を通して有害な物質が溶出した保有水が外海に流出する危険がある。このため、水底面には遮水性を有する遮水シート4a、4bが敷設され、また、マウンド3の傾斜面には、遮水シート4c、4dが敷設されている。ただし、遮水シート4a及び4cと、遮水シート4b及び4dとはそれぞれ1枚の連続する遮水シートであり、図では2枚の遮水シートが連結されている様子が示されている。このように、広範囲の廃棄物処分場1に対しては、1枚の遮水シートにより内面全てを覆うことはできないため、複数枚の遮水シートが用いられる。この場合、各々の遮水シートの間は、隙間の生じないように接続されなければならない。図では、遮水シート構造体5を介して、水底面では遮水シート4aと4bの部分が接続され、また、マウンド3の傾斜面では遮水シート4cと4dの部分が接続されている。
図2は、図1で示したII−IIラインの拡大断面図である。
図を参照して、遮水シート4a(第1の遮水シート)と遮水シート4b(第2の遮水シート)とが、それぞれの端縁を配列するように、且つ、反対方向に延びるように地表面6上に配置されている。そして、遮水シート4aの端縁は、遮水シート4bの端縁上に重ねられており、これら両シートの端縁は、図を貫通する方向に対して所定間隔毎に係止具9aにより結束されている。この係止具9aの具体的構造については後述する。これら両シートの重なり部分は、遮水シート構造体5aの遮水材8aにより覆われて遮水されている。そして、この遮水材8aを両側から挟むように、第1の枠体としての枠体7a及び第2の枠体としての枠体7bが形成されている。これら枠体7a、7bは初期流動性を有する経時硬化型の遮水材8aを充填する際に、遮水材8aの流出を防止するために用いられたものである。
図3は、図2の遮水シート構造体5aを形成する工程を示した図である。
図を参照して、まず、シート連結工程(1)において、遮水シート4a及び4bの配列された端縁同士が、所定の間隔毎に係止具9aを用いて連結される。
図4は、図2及び図3の係止具9aの拡大斜視図である。
図を参照して、係止具9aは、遮水シート4aに取り付けられた結束用フック13aと、遮水シート4bに取り付けられた結束用フック13bと、これら結束用フック13a及び13bを結束する結束ロープ12とから構成されている。このような係止具9aが、遮水シート4a、4bの重ね合わせ部分の所定間隔毎に取り付けられている。この所定間隔は、具体的には、遮水シート4a及び4bからなる接続部が、シート本体部と同等の強度、又は、所定の基準を満足する強度が得られる間隔である。また、この所定間隔で接続された結束ロープ12と結束用フック13a、13bとには、遮水シート4a及び4bからなる接続部が、シート本体部と同等の強度、又は、所定の基準を満足する強度を実現できる材質が用いられている。ここで、この連結作業を水中で行うことは可能である。しかし、図7の従来例に示したように両シートを水面に浮かべて、台船21上にて連結作業を行うと作業効率が良い。
図3に戻って、遮水シートを地表面上に配置する工程(2)において、互いの端縁同士を配列するように結束された遮水シート4a、4bが水底の地表面6上に設置される。
このように、第1の工程としての、シート連結工程(1)及び遮水シートを地表面に配置する工程(2)により、隣り合う遮水シート同士が互いの端縁を配列するように地表面上に配置される。
続いて、型枠配置工程(3)において、遮水シート4aの端縁に沿った一対のH型鋼材(第1の型枠)11a、11bの配置(第1の型枠配置工程)と、遮水シート4bの端縁に沿った一対のH型鋼材(第2の型枠)11c、11dの配置(第2の型枠配置工程)とが行われる。
次に、材料充填工程(4)において、H型鋼材11aとH型鋼材11bとの間に枠体7aとなる流動性を有した材料が充填(第1の材料充填工程)され、また、H型鋼材11cとH型鋼材11dとの間に枠体7bとなる流動性を有した材料が充填(第2の材料充填工程)される。そして、充填された各々の材料が、硬化して、枠体7a及び枠体7bとなる。このように、枠体7a及び枠体7bは、流動性を有する材料の状態で、遮水シート4a及び4b上に流し込まれるので、枠体7aと遮水シート4a、また、枠体7bと遮水シート4bとの間は密着状態となる。
ここで枠体7a及び7bは、後の工程において流し込まれる遮水材8aの漏出を防止するために、遮水シートとの間を密着状態にすることを目的として形成される。したがって、これら枠体7a、7bを形成する材料は、少なくとも、遮水材8aの浸透を防ぐものであれば良く、遮水性まで有している必要はない。そして、H型鋼材11a、11b、11c及び11dからなる型枠内に枠体7a、7bの材料を流し込む際における、型枠と遮水シートとの間のこの材料自体の漏出については、遮水材8aに比較して流入量が少ない分だけ漏出量は少なくて済み、また、流入量が少ない分だけ硬化が早く進むことから漏出量も少なく抑えられる。このため、この材料充填工程(4)では、型枠と遮水シートとの間から枠体7a、7bの材料が多少漏れ出しても問題はない。
そして、型枠除去工程(5)では、前の材料充填工程(4)にて経時硬化した枠体7aを残してH型鋼材11a、11bが取り除かれ(第1の型枠の除去工程)、また、経時硬化した枠体7bを残してH型鋼材11c、11dが取り除かれる(第2の型枠の除去工程)。
このように、第2の工程としての、一連の型枠配置工程(3)、材料充填工程(4)及び型枠除去工程(5)において、枠体7aが遮水シート4aの上面に密着状態で且つこの遮水シート4aの端縁から所定距離離れた位置に形成され、同様に、枠体7bが遮水シート4bの上面に密着状態で且つこの遮水シート4bの端縁から所定距離離れた位置に形成される。
最後に、第3の工程としての遮水材充填工程(6)において、枠体7aと枠体7bとの間に流動性を有する遮水材8aが流し込まれ、流し込まれた遮水材8aは、所定時間経過した後に硬化して、枠体7a、7bと一体となる。これにより、遮水シート4aと4bとの接続部は遮水材8aの漏出を生ずることなく、遮水材8aにより完全に覆われ、この接続部において高い遮水性が得られる。
このように、この実施の形態では、遮水材8aを流し込むための型枠として、流動性を有した材料を用いた現地施工により枠体7a、7bを形成している。したがって、地表面6に凹凸がある場合であっても、枠体7aと遮水シート4aとの密着性、及び枠体7bと遮水シート4bとの密着性がよくなり、遮水シートと枠体との間から遮水材8aが漏れ出すことを防止することが可能となる。
また、接続する遮水シート同士は、所定間隔毎に係止具9aを用いて結束されるので、接続部における引張強度を向上させることが可能となる。
図5は、この発明の第2の実施の形態による遮水シート構造体であって、図1のV−Vラインに相当する断面図である。
図を参照して、遮水シート4cの端縁は遮水シート4dの端縁上に重ねられており、これら両シートの端縁は所定間隔毎に係止具9bにより結束されている。ここで、この係止具9bは、第1の実施の形態において図4に示した係止具と同様のものである。これら両シートの重なり部分は、遮水シート構造体5bの遮水材8bにより覆われて遮水されている。そして、この遮水材8bを両側から挟むように枠体7c及び7dが形成されている。ここまでの構成は、第1の実施の形態において図2に示した遮水シート構造体5aと同様であるが、この第2の実施の形態においては、遮水材8bの上部は天井材(シート体)15により囲まれている。この天井材15は、一方の端部が枠体7cの上端に配置され、押え板16aで押さえ付ける形で打鋲17aを打ち付けることにより固定されている。また、天井材15のもう一方の端部も、枠体7dの上端に同様に配置され、押え板16bで押さえ付ける形で打鋲17bにより固定されている。そして、これら打鋲17a、17bは、それぞれ、図を貫通する方向に対して所定の間隔毎に打ち付けられている。このように、遮水材8bの周りは、枠体7c、7dと天井材15とにより完全に囲まれ、遮水材8bが外部に流れ出さない構成となっている。ここで、この実施の形態では、天井材15としてシート状の膜材を用いている。
図6は、図5の遮水シート構造体5bを形成する工程を示した図である。ただし、ここに示したものより前の工程については、第1の実施の形態において、図3に示した工程(1)から工程(5)まで、すなわち、第1の工程及び第2の工程と同じであるため、ここでは省略し、第1の実施の形態とは異なる第3の工程のみについて示している。
図を参照して、シート体を取り付ける工程(1)において、遮水シート4cの端部上に形成された枠体7cと、遮水シート4dの端部上に形成された枠体7dとの各々の上端に架け渡すように天井材15が取り付けられる。ここで、天井材15の一端は、押え板16aにて枠体7cの上端に押さえつけられ、更に打鋲17aを打ち付けることにより密着状態に固定される。また、天井材15の別の一端も同様に、押え板16bにて枠体7dの上端に押さえつけられ、打鋲17bを打ちつけることにより密着状態に固定される。
続いて、遮水材充填工程(2)において、枠体7c、7dと天井材15と、遮水シート4c及び4dとにより囲まれた内部に、初期流動性を有する経時硬化型の遮水材8bが流し込まれる。そして、この流し込まれた遮水材8bは、所定時間経過後に硬化して、枠体7c、7d及び天井材15と一体となる。
第1の実施の形態においては、第3の工程として、遮水材を充填する工程を示したが、この第2の実施の形態では、第3の工程には、遮水材充填工程(2)に加えて、シート体を取り付ける工程(1)も含まれる。
この実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、先ず、遮水シートと密着状態となる枠体を形成する。そしてこの後、第1の実施の形態とは異なり、これら枠体の上端部に天井材を架け渡すように用いて、枠体間を完全に囲んでしまう。これにより、内部に遮水材を流し込んだ際に、この遮水材が枠体の上部を越えて外部に漏れ出すことを防止することができるので、地表面6の凹凸に関わらず、また、法面等の傾斜した地形に対しても適用することが可能となる。
更に、図1に示したように、マウンド3の法面から水底に到るまで、同一の遮水シート構造体により連続的に一体形成することができるので、法面と水底との間のような隅角部においても一定の遮水性を得ることが可能となる。
また、第1の実施の形態と同様に、接続する遮水シート同士は、所定間隔毎に係止具9bを用いて結束されるので、引張強度を向上させることが可能となる。
以上のように、各実施の形態によると、ユニット毎に配置して敷設された遮水シートが一体化し、強度と遮水性とを有した一面の遮水構造が得られることになるので、廃棄物による有害な物質が処分場の外部に漏出することがなく、安全な廃棄物処分場を構築することができる。
尚、上記の各実施の形態では、遮水シートを水中において接続する例を示したが、陸上に遮水シートを設置する場合にも同様に適用できることは言うまでもない。
また、上記の各実施の形態では、遮水材を流し込むための枠体を作る一次型枠として、H型断面を有する鋼材を用いたが、枠体となる硬化材料を安定して保持できるものであれば、いずれの形状や材料でもよく、更に、斜面で用いる一時型枠には、逆U字形状等を有する材料を用いてトンネル状にした状態で使用することにより適用が可能となる。
更に、遮水材を流し込むための枠体は、一時型枠を用いずとも、凹凸のある地表面上の遮水シートと密着状態に形成でき、遮水材の漏出を防げるものであれば、同様に適用することは可能であるが、枠体自体が不透水性を有してもよいことは言うまでもない。
更に、上記の各実施の形態では、隣り合う遮水シート同士を直接接続する手段として、所定間隔毎に係止具を用いたが、これは、所定間隔に限らず、連続的に結束しても遮水シート構造体に適用できることは言うまでもない。
更に、隣り合う遮水シート同士を接着又は熱融着により重ね合わせたり、また、非接着又は仮止め程度で単に重ねるだけというように、係止具を用いずとも遮水シート構造体を構成することは可能である。
更に、上記の各実施の形態では、係止具を結束用フックと結束ロープとにより構成したが、シート本体に強固に取り付けることが可能で、隣接する互いのシートを結束できるものであれば、材質及び取り付け構造は如何なるものでも構わない。
更に、上記の各実施の形態では、隣り合う遮水シート同士が各々の端部を重ね合わせた状態で配列させて接続する例を示したが、これに限らず、配列とは各々のシート端面を突き合わせるように並べたり、また、遮水材に覆われる範囲内において所定の間隔を有する場合も含むものである。尚、上記に示した重ね合わせの場合と同様に、各々のシート端面を突き合わせる際に、接着、熱融着、非接着又は仮止めのいずれの手段を用いてもよいことは言うまでもない。
更に、上記の第2の実施の形態では、天井材として膜材を用いた例を示したが、この天井材には、木製や鋼製の板状材を用いても良く、取り付け構造も型枠と天井材とが密着するように固定でき、遮水材が漏出しないものであれば如何なる構造でも同様に適用できる。
更に、上記の第2の実施の形態で用いた天井材、及び各実施の形態で用いた枠体は、最後に除去しても構わない。
この発明の第1の実施の形態による海面に建設される廃棄物処分場の概要形状を示した斜視図である。 図1で示したII−IIラインの拡大断面図である。 図2で示した遮水シート構造体を形成する工程の断面図である。 図2で示した係止具の拡大斜視図である。 この発明の第2の実施の形態による遮水シート構造体であって、図1のV−Vラインに相当する断面図である。 図5で示した遮水シート構造体を形成する工程の一部の断面図である。 従来の遮水シートを水面上で接続する場合の概略斜視図である。 従来の遮水シート構造体の概略形状を示した斜視図である。 従来の遮水シート構造体の別の概略形状を示した斜視図である。
符号の説明
4…遮水シート
5…遮水シート構造体
6…地表面
7…枠体
8…遮水材
9…係止具
15…天井材
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

  1. 地表面上に設置される遮水シート構造体の製造方法であって、
    前記地表面上にシート状の第1の遮水シートと、前記第1の遮水シートとは反対方向に延びるシート状の第2の遮水シートとを、互いの端縁を配列するように前記地表面上に配置する第1の工程と、
    第1の枠体を、前記第1の遮水シートの端縁に沿うと共に前記第1の遮水シートの上面に密着状態で且つ該端縁から所定距離離れた位置に形成し、第2の枠体を、前記第2の遮水シートの端縁に沿うと共に前記第2の遮水シートの上面に密着状態で且つ該端縁から所定距離離れた位置に形成する第2の工程と、
    流動性を有する遮水材を、前記第1の枠体と前記第2の枠体との間に充填し、これを硬化させる第3の工程とを備え
    前記第2の工程は、
    前記第1の遮水シートの端縁に沿うように前記第1の遮水シートの上面に一対の第1の型枠を配置すると共に、前記第2の遮水シートの端縁に沿うように前記第2の遮水シートの上面に一対の第2の型枠を配置する型枠配置工程と、
    前記配置された前記一対の第1の型枠の中に流動性を有する材料を充填し、これを硬化させて前記第1の枠体を形成すると共に、前記配置された前記一対の第2の型枠の中に流動性を有する材料を充填し、これを硬化させて前記第2の枠体を形成する材料充填工程と、
    前記形成された前記第1の枠体を残して前記一対の第1の型枠を取り除くと共に、前記形成された前記第2の枠体を残して前記一対の第2の型枠を取り除く型枠の除去工程とを含む、遮水シート構造体の製造方法。
  2. 前記第3の工程は、前記第1の枠体の上端部と、前記第2の枠体の上端部とに架け渡すようにシート体を取り付ける工程を含み、
    前記遮水材は前記第1の枠体と前記第2の枠体と前記シート体との間に充填される、請求項記載の遮水シート構造体の製造方法。
  3. 前記第1の工程は、前記第1の遮水シート及び前記第2の遮水シートの配列される各々の端部を所定の間隔毎に係止具により連結する遮水シート連結工程を含み、
    前記連結された前記第1の遮水シート及び前記第2の遮水シートが前記地表面に配置される、請求項1又は請求項記載の遮水シート構造体の製造方法。
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