JP7141952B2 - 開閉装置の修復方法及び開閉装置 - Google Patents
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Description
このような窓用シャッター装置では、ガイドレールや、収納ケース、下枠等、外部に露出する外装部材について、その一部分が、建物の外壁の裏側に埋め込まれ、シール材の充填等により外壁端部との隙間が水密に塞がれている。
空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体と、前記開閉体を閉鎖方向へ案内するガイド本体部を有する既設ガイドレールとを備えた開閉装置について修復を行う開閉装置の修復方法において、前記既設ガイドレールに、開閉体を閉鎖方向へ案内する修復用ガイドレールを固定する工程を含むみ、前記修復用ガイドレールは、前記既設ガイドレールの前記ガイド本体部と略同形状のガイド本体部と、このガイド本体部の既設ガイドレール側の端部から突出する止着片部とを一体に有し、この止着片部は、前記既設ガイドレールの前記ガイド本体部内へ挿入され、前記既設ガイドレールの前記ガイド本体部の内面に止着されることを特徴とする開閉装置の修復方法。
第一の特徴は、空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体と、前記開閉体を閉鎖方向へ案内する既設ガイドレールとを備えた開閉装置について修復を行う開閉装置の修復方法において、前記既設ガイドレールに、開閉体を閉鎖方向へ案内する修復用ガイドレールを固定する工程を含む(図1及び図4~6参照)。
この構成によれば、既設ガイドレールに変形や摩耗等の損傷を生じた場合に、この既設ガイドレールを交換することなく装着された修復用ガイドレールにより開閉体を閉鎖方向へ案内することができる。
この構成によれば、開閉体の開閉動作性を損ねることなく、修復用ガイドレールを配設することができる。
すなわち、例えば、修復用ガイドレールを既設ガイドレールに対しその開閉体厚さ方向側に設けた場合は、ガイドレールよりも上側において、開閉体が巻取軸へ向かって傾く角度が大きくなるため、開閉動作中において開閉体とガイドレール等との摩擦が増大するおそれがあるが、第三の特徴を具備すれば、このようなことを防いで、良好な開閉動作性を得ることができる。
この構成によれば、既設ガイドレールの機能が損なわれている場合でも、修復用ガイドレールによってガイドレールとしての機能を発揮することができる。
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明において、「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の開閉体の厚さ方向を意味する。また、「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。また、「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
また、以下の説明では、開閉体厚さ方向において、屋外側を前、屋内側を後と表現する場合がある。
ここで、前記外装部材は、本実施の形態の一例によれば、収納ケース31、カバー部材60、既設ガイドレール20等である。
この開閉装置1は、構造物開口部の窓サッシSの屋外側に位置するように、構造物壁面に固定されて窓用シャッター装置を構成する(図2参照)。
符号d1は収納部30の収納ケース31に形成された損傷、符号d2は既設ガイドレール20に形成された損傷、d3は下枠40に形成された損傷である。
なお、損傷d1,d2,d3は、例えば強風時の飛来物等との接触により形成されたものであり、この損傷には、凹みや、欠け、摩耗、塗装剥がれ等を含む。
この開閉体10の幅方向の端部には、必要に応じて、開閉体厚み方向へ突出してガイドレール内から抜けないように係合する抜止め部材13(図4参照)が設けられる。
より詳細に説明すれば、この既設ガイドレール20は、図4に横断面形状を示すように、開閉体10の幅方向の端部を凹状に囲んで上下方向へ案内するガイド本体部21と、このガイド本体部21の後方側(図4の上方側)に設けられて不動部位(例えば、構造物壁面x2やサッシ等)に止着される止着柱部22とを一体的に有し、上下方向へ連続している。
外壁x1の端部と上側部材31a上面の間は、シール材等により水密処理が施されている。
そして、重ね合わせられた凹片部31a2,31b1は、収納ケース31の表面に横幅方向へ連続する長尺な凹溝Gを構成する。
この下枠40は、図3に示すように、手前側で上方へ立ち上がって開閉体幅方向へ連続する立上り片部41と、後側の端部から上方へ立ち上がって開閉体幅方向へ連続する止着片部42と、これら立上り片部41と止着片部42の間で屋外側へ向かって下り傾斜する傾斜面部43と、傾斜面部43と立上り片部41の間に位置する凹溝部44とを有する。
外壁x1の端部と傾斜面部43下面の間は、シール材等により水密処理が施されている。
以下に、各外装部材に対応するカバー部材と、該カバー部材を用いた修復方法について詳細に説明する。
この上側カバー部材51は、図1及び図2に示すように、損傷d1等を隠すようにして、収納ケース31の上側部材31aに重ね合わせられ、ネジやボルト、リベット等の止着具(図示せず)によって固定される。
この際、上側カバー部材51は、折片部51aを収納ケース31の凹溝Gに嵌め合わせて位置決めされ、その天壁部の後側の端部51bを、構造物の外壁x1よりも外側(図2によれば左側)に配置する。したがって、上側カバー部材51の装着作業に伴って構造物の外壁x1を外す必要はない。
この下側カバー部材52は、収納ケース31の下側部材31bにおける図示しない傷や汚れ、塗装剥がれ等を覆うようにして、下側部材31bに重ね合わせられる。この際、凹片部52aが凹溝Gに嵌め合わせられ、凹状の下壁部52bが、下側部材31bの下壁部31b2に嵌め合わせられる。
そして、この下側カバー部材52は、止着具53(例えば、ネジやボルト、リベット等)によって固定される。
詳細に説明すれば、このカバー部材60は、下枠40の上側露出面の形状に沿うように、後側で下枠40の止着片部42に沿う立上り片部61と、立上り片部61の下端から前方へ下り傾斜する傾斜面部62と、この傾斜面部62の更に前側に接続された凹溝部63と、この凹溝部63の前端に接続された折曲片部64とを一体に有する縦断面形状であって、開閉体幅方向へわたって長尺状に連続している。
このカバー部材60は、左右の既設ガイドレール20,20間に嵌り合うように、左右の既設ガイドレール20,20間の長さに横幅寸法が設定されている。
この折曲片部64は、立上り片部61、傾斜面部62、凹溝部63を、それぞれ、下枠40の止着片部42、傾斜面部43、凹溝部44に重ね合わせ、図3(b)に示すように、折曲片部64が折り曲げられ、この折曲片部64の内側部分が、下枠40前端の立上り片部41に嵌め合わせられる。そして、この折曲片部64は、要部が止着具(例えばネジやボルト、リベット等)によって下枠40に止着される。
この止着片部72の他例としては、上下方向において部分的に設けられた態様とすることも可能である。
カバー部材80は、既設ガイドレール20及び修復用ガイドレール70の屋外側の露出面を覆う横断面略L字状の部材であり、上下方向へ連続している。このカバー部材80は、既設ガイドレール20及び修復用ガイドレール70に対し、リベット等の止着具74(図6参照s)によって止着される。
このカバー部材80の後端部80aは、構造物の外壁x1よりも屋外側に位置する。したがって、カバー部材80の装着作業に伴って構造物の外壁x1を外す必要はない。
また、他例としては、巻取軸32を交換せずに、開閉体10のみを修復用開閉体10’に交換する態様とすることも可能である。
また、上記第四の工程は、上記第一の工程の直後、又は上記第二工程の直後に行うことも可能である。
そして、この開閉装置1’は、損傷d1,d2,d3を有する外装部材(具体的には、収納ケース31、カバー部材60、既設ガイドレール20等)の表面が、それぞれ、各外装部材の露出面形状にならう外面形状のカバー部材51,52,60,80によって覆われる(図7参照)。
10:開閉体
10’:修復用開閉体
20:既設ガイドレール(外装部材)
30:収納部
31:収納ケース(外装部材)
40:下枠(外装部材)
51:上側カバー部材
52:下側カバー部材
60:カバー部材
70:修復用ガイドレール
80:カバー部材
d1,d2,d3:損傷
G:凹溝
Claims (5)
- 空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体と、前記開閉体を閉鎖方向へ案内するガイド本体部を有する既設ガイドレールとを備えた開閉装置について修復を行う開閉装置の修復方法において、
前記既設ガイドレールに、開閉体を閉鎖方向へ案内する修復用ガイドレールを固定する工程を含み、
前記修復用ガイドレールは、前記既設ガイドレールの前記ガイド本体部と略同形状のガイド本体部と、このガイド本体部の既設ガイドレール側の端部から突出する止着片部とを一体に有し、
この止着片部は、前記既設ガイドレールの前記ガイド本体部内へ挿入され、前記既設ガイドレールの前記ガイド本体部の内面に止着されることを特徴とする開閉装置の修復方法。 - 前記修復用ガイドレールを、前記既設ガイドレールの内側面に沿って設けることを特徴とする請求項1記載の開閉装置の修復方法。
- 既設の開閉体を取り外す工程と、幅寸法の異なる修復用開閉体を前記修復用ガイドレールによって開閉方向へ案内されるように装着する工程とを含むことを特徴とする請求項2記載の開閉装置の修復方法。
- 前記既設ガイドレールおよび前記修復用ガイドレールの露出面を覆うようにカバー部材を設ける工程を含むことを特徴とする請求項1~3何れか1項記載の開閉装置の修復方法。
- 空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体と、前記開閉体を閉鎖方向へ案内するガイドレールとを備えた開閉装置において、
前記ガイドレールが、開閉体の幅方向端部を閉鎖方向へ案内可能に形成された既設ガイドレールと、この既設ガイドレールに一体的に固定されて開閉体を閉鎖方向へ案内する修復用ガイドレールとから構成され、
前記修復用ガイドレールは、前記既設ガイドレールに形成されたガイド本体部と略同形状のガイド本体部と、このガイド本体部の既設ガイドレール側の端部から突出する止着片部とを一体に有し、
この止着片部が前記既設ガイドレールの前記ガイド本体部の内面に止着具によって止着されていることを特徴とする開閉装置。
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JP2013053418A (ja) | 2011-09-01 | 2013-03-21 | Bunka Shutter Co Ltd | シャッター用ガイドレールの防火構造 |
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