JP5290688B2 - 引き戸 - Google Patents
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Description
本願発明は、例えばユニット構造の浴室において、その出入口を構成する浴室用の引き戸に関するものである。
ユニット構造の浴室の出入口を構成する浴室用の片引き戸のサッシ枠は、上枠と下枠及び両側の縦枠から方形状に組まれ、両縦枠の中間部位置に縦枠に平行に縦骨が配置され、縦骨の見込み方向の片側を走行する片引き戸を収容し、下枠は戸先側縦枠の見込み幅に相当する見込み幅を持つ一本の形材の内、縦骨から戸尻側縦枠までの区間に亘り、見込み方向に縦骨よりの部分が切り落とされた形をしている。そして、この下枠の切り落とされた部分に縦骨が固定されている(特許文献1参照)。
しかし、サッシ枠を構成する下枠に対して縦骨を固定する際に、縦骨の一部が内倒れを起こし、縦骨が変形することがある。その結果、下枠に固定された縦骨と縦骨に固定されるパネルとの間に空隙が生じ、水密性が低下してしまうおそれがある。
そのため、片引戸本体を開閉自在に支持する枠体が、上枠と下枠と戸先側縦枠と戸尻側縦枠の中間に位置する縦骨とを備えた浴室用片引戸の下枠を、見込み方向において、戸先側縦枠及び縦骨間に配設した浴室側下枠部と、戸先側縦枠及び戸尻側縦枠間に配設され片引戸本体を案内する脱衣室側下枠部とを有し、縦骨は、浴室側下枠部および脱衣室側下枠部に対し縦通しで設けられ、且つ浴室側下枠部及び脱衣室側下枠部を支持してなるものがある(特許文献2参照)。
この下枠は浴室側下枠部および脱衣室側下枠部から構成されるものであって、縦骨は下枠を構成する浴室側下枠部および脱衣室側下枠部に対して互いに直角方向に固定されるので、下枠に対して縦骨を固定しても縦骨の内倒れを防いで、縦骨の変形を防止することができる。
ところが、下枠は浴室側下枠部および脱衣室側下枠部より構成されるため構造が複雑となり、しかも部材点数が多くなる。その結果、製造作業における作業性は低下してしまう結果、製造コストが上昇するものとなる。
解決しようとする問題点は、引き戸の下枠と方立との固定に際して、簡易且つ確実に方立の内倒れを防止しようとするものである。
第1の特徴として、
障子と障子を開閉自在に支持する枠体を備え、枠体は、上枠と、下枠と、戸先側縦枠と、戸尻側縦枠及び戸先側縦枠と戸尻側縦枠との中間に位置して上枠と下枠との間に固定される方立とを有し、
下枠は、長手方向の中間部から戸尻側縦枠に亘って一部を切除して長手方向中間部端縁を形成してあり、
方立は、見込み方向の一方側に延出する一方側板部と下枠の長手方向に沿って延出する他方側板部とで断面略L字形状に形成してあるとともに、一方側板部と他方側板部とのコーナー部の内周側に補強材を有し、一方側板部の外周側面の下端を、下枠の長手方向中間部端縁に当接して固定してあり、他方側板部の外周側面の下端を、下枠の他方側板部当接部に当接し、
補強材は、方立の一方側板部に当接する一方側当接部と方立の他方側板部に当接する他方側当接部とを有するとともに、一方側当接部を方立の一方側板部とともに下枠の長手方向中間部端縁に固定してあり、他方側当接部が方立の他方側板部に当接しているものである。
更に、第2の特徴は、第1の特徴を踏まえて、
他方側当接部の当接面が、方立のコーナー部から他方側板部の先端に向かって見込み方向の他方側に傾斜しているものである。
そのため、下枠の中間部端縁に対して、方立のコーナー部の内周側において補強材の一方側当接部を方立の一方側板部とともに固定することで、補強材の他方側当接部が方立の他方側板部に対して内側から当接する。その結果、方立の他方側板部に対して当接する補強材の他方側当接部の当接面は、方立の他方側板部を内側から支持して内倒れを防いで方立の変形を防止することができる。
本願発明の引き戸は、枠体の下枠に対して方立の一方側板部とともに固定される補強材の他方側当接部によって方立の他方側板部を内側から支持して方立の内倒れを防いで方立の変形を防止することができるので、引き戸の枠体を正確に構成して下枠と方立との間の水密性を十分に確保するとともに、枠体の製造作業における作業性を著しく向上させることができる優れた効果を有するものである。
特に、他方側当接部の当接面を、方立のコーナー部から他方側板部の先端に向かって見込み方向の他方側に傾斜させることで、方立の他方側板部に対して当接する補強材の他方側当接部の当接面は、方立の他方側板部を内側から外側に押圧するように支持するものとなる。その結果、方立の内倒れを防いで方立の変形をより確実に防止することができる優れた効果も有するものである。
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図5は、ユニット構造の浴室の開口部Aにおいて、本願発明の引き戸1の適用した場合の浴室側からの正面図である。
本願発明の引き戸1は、障子2と障子2を開閉自在に支持する枠体3を備え、上枠4と、下枠5と、戸先側縦枠6と、戸尻側縦枠7及び戸先側縦枠6と戸尻側縦枠7の中間に位置して上枠4と下枠5との間に固定される方立8とを有するものである。
そして、障子2を開閉自在に支持する枠体3は、ユニット構造の浴室の開口部Aにおいて水密性を確保しながら固定されるものである。
まず、枠体3を構成する下枠5は、レール12に沿って枠体3を構成する戸先側縦枠6と戸尻側縦枠7との中間に位置する方立8から戸尻側縦枠7に亘り、一部を切除して長手方向中間部端縁5aを形成してなるものである。
また、方立8は、見込み方向の一方側に延出する一方側板部8aと下枠5の長手方向に沿って延出する他方側板部8bとで断面L字形状に形成するものであって、一方側板部8aと他方側板部8bとのコーナー部8cの内周側に補強材9を有し、一方側板部8aの外周側面の下端では、下枠5の長手方向中間部端縁5aに対して当接して一体に固定され、他方側板部の外周側面の下端を、下枠の他方側板部当接部に当接しているものである。
さらに、補強材9は、L字形状に板体の一方側当接部10と板体の他方側当接部11とから一体に形成するものであり、一方側当接部10においては下枠5の長手方向中間部端縁5aに対して固定する締結材13を挿嵌する取付孔10aが穿設され、他方側当接部11には、方立8の他方側板部8bに内側から当接する当接面11aが形成されている。その上、両当接部10、11によって補強材9を一体に形成するにあたり、一方側当接部10に対して他方側当接部11をL字形状、即ち互いに直角となるように配置して一体に接合するものである。しかも、補強材9の他方側当接部11の当接面11aは、図(4)において明らかなように、補強材9の一方側当接部10におけるコーナー部8c側の端縁から他方側当接部11の先端方向に延ばした一方側当接部10に対する垂線(方立8の他方側板部8bの仮想位置を点線で示す。)に対して他方当接部11の先端に向う程に当接面11aが徐々に突出している。即ち、補強材9の他方側当接部11の当接面11aは、方立8のコーナー部8cから他方側板部8bの先端に向かって見込み方向の他方側に傾斜して形成されている。
以上のように本願発明の引き戸1の枠体3は構成されるので、下枠5に対して方立8を固定するにあたって、方立8内側のコーナー部8cにおいて、下枠5に対して補強材9の一方側当接部10を方立8の一方側板部8aとともに固定すると、補強材9の他方側当接部11の当接面11aは方立8の他方側板部8bに対して内側から当接するものとなる。その結果、他方側当接部11の当接面11aを当接させる補強材9は、方立8の他方側板部8bを内側から支持して内倒れを防いで、方立8の変形を防止することができる。
特に、補強材9の他方側当接部11の当接面11aは、方立8のコーナー部8cから他方側板部8bの先端に向かって見込み方向の他方側に傾斜しているので、方立8の他方側板部8bに対して外側に向け押圧するように内側から当接するものとなる。その結果、当接する補強材9の他方側当接部11は、当接面11aを方立8の他方側板部8bを内側から外側に押圧するように支持して内倒れを防いで、方立8の変形をより確実に防止することができるものである。
1 引き戸
2 障子
3 枠体
4 上枠
5 下枠
5a 長手方向中間部端縁
5b 他方側板部当接部
6 戸先側縦枠
7 戸尻側縦枠
8 方立
8a 一方側板部
8b 他方側板部
8c コーナー部
9 補強材
10 一方側当接部
10a 取付孔
11 他方側当接部
11a 当接面
12 レール
13 締結材
14 連結具
15 パネル
A (ユニット構造の浴室の)開口部
Claims (2)
-
障子と障子を開閉自在に支持する枠体を備え、枠体は、上枠と、下枠と、戸先側縦枠と、戸尻側縦枠及び戸先側縦枠と戸尻側縦枠との中間に位置して上枠と下枠との間に固定される方立とを有し、
下枠は、長手方向の中間部から戸尻側縦枠に亘って一部を切除して長手方向中間部端縁を形成してあり、
方立は、見込み方向の一方側に延出する一方側板部と下枠の長手方向に沿って延出する他方側板部とで断面略L字形状に形成してあるとともに、一方側板部と他方側板部とのコーナー部の内周側に補強材を有し、一方側板部の外周側面の下端を、下枠の長手方向中間部端縁に当接して固定してあり、他方側板部の外周側面の下端を、下枠の他方側板部当接部に当接し、
補強材は、方立の一方側板部に当接する一方側当接部と方立の他方側板部に当接する他方側当接部とを有するとともに、一方側当接部を方立の一方側板部とともに下枠の長手方向中間部端縁に固定してあり、他方側当接部が方立の他方側板部に当接していることを特徴とする引き戸。
-
他方側当接部の当接面が、方立のコーナー部から他方側板部の先端に向かって見込み方向の他方側に傾斜していることを特徴とする請求項1記載の引き戸。
Priority Applications (1)
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JP2008251948A JP5290688B2 (ja) | 2008-09-30 | 2008-09-30 | 引き戸 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008251948A JP5290688B2 (ja) | 2008-09-30 | 2008-09-30 | 引き戸 |
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JP2010084347A JP2010084347A (ja) | 2010-04-15 |
JP5290688B2 true JP5290688B2 (ja) | 2013-09-18 |
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Family Applications (1)
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JP2008251948A Expired - Fee Related JP5290688B2 (ja) | 2008-09-30 | 2008-09-30 | 引き戸 |
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Family Cites Families (3)
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2008
- 2008-09-30 JP JP2008251948A patent/JP5290688B2/ja not_active Expired - Fee Related
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