JP6705630B2 - 防火戸 - Google Patents

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本発明は、建物に設置される防火戸に関する。
従来から、商業施設および病院等の建物に設置される防火戸が知られている。その一例である特許文献1に記載の防火戸は、耐熱ガラス、および、耐熱ガラスを支持している枠体を含むドアを備える。枠体は、耐熱ガラスの縁に沿って延びる框、および、框との間で耐熱ガラスを挟み込む押縁を含む。框と押縁とは、押縁の表面から挿入された複数のねじを介して接続されている。
実開平7−26578号公報
ところで、防火戸が設置されている建物で火災が発生して押縁が熱変形した場合、ガラスが枠体から外れるおそれがある。このため、防火戸は、防火目的で使用されない通常のドアよりも、框と押縁とを接続する複数のねじの間隔を短くして、使用するねじの本数をより多くすることにより、押縁が熱変形することを抑制している。しかし、框と押縁とを接続するねじは、外部から視認されるため、防火戸の美観が低下するおそれがある。
本発明は、框と押縁とを接続するねじが外部から視認されにくい防火戸を提供することを目的とする。
(1)本発明の一形態に従う防火戸は、耐熱ガラス、および、前記耐熱ガラスを支持している枠体を含むドアを備える防火戸であって、前記枠体は、前記耐熱ガラスの縁に沿って延びる框、および、前記框との間で前記耐熱ガラスを挟み込む押縁、および、前記框と前記押縁とを接続する押縁接続ねじを含み、前記押縁は、一部が開放され、前記押縁接続ねじが配置される空間を含む芯材、および、前記芯材の開放されている部分の少なくとも一部を閉じるカバー部材を備え、前記芯材は、前記耐熱ガラスを支持している支持壁、および、前記支持壁と連続し、前記框に接続される框接続壁を含み、前記押縁接続ねじは、前記框と前記框接続壁とを接続し、前記カバー部材は、前記芯材および前記框の少なくとも一方と接続されている。
この防火戸によれば、押縁接続ねじが芯材の内部の空間に配置され、カバー部材が芯材の開放されている部分の少なくとも一部を閉じているため、押縁接続ねじが外部から視認されにくい。
(2)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記カバー部材は、前記芯材を覆う部分を含む。
この防火戸によれば、カバー部材が芯材を覆う部分を含むため、芯材が外部から視認されにくい。このため、防火戸の美観がより高められる。
(3)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記カバー部材は、前記芯材の開放されている部分の全体を覆っている。
この防火戸によれば、カバー部材が芯材の開放されている部分の全体を覆っているため、押縁接続ねじが外部から視認されない。
(4)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記芯材は、前記支持壁と連続し、前記框接続壁と間隔をあけて形成されているカバー接続壁を含み、前記カバー部材は、前記カバー接続壁と接続されている。
この防火戸によれば、カバー部材が芯材のカバー接続壁と接続されているため、カバー部材が芯材から外れにくい。このため、カバー部材が芯材の開放されている部分を覆っている状態が維持されやすい。
(5)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記カバー部材は、前記芯材と接続され、前記カバー部材と前記芯材とを接続するカバー接続ねじをさらに備え、前記カバー接続ねじの数が前記押縁接続ねじの数よりも少ない。
この防火戸によれば、カバー接続ねじの数が押縁接続ねじの数よりも少なく設定されているため、外部から視認されるねじの数が多くなりにくい。このため、防火戸の美観が低下することを抑制できる。
(6)上記防火戸に従属する一形態によれば、前記芯材は、前記耐熱ガラスの縁に沿って延び、前記芯材の長手方向の寸法は、前記カバー部材の長手方向の寸法よりも短い。
この防火戸によれば、芯材の長手方向の寸法がカバー部材の長手方向の寸法よりも短いため、芯材の長手方向の端部と他の枠体との間に隙間が形成される。このため、芯材の温度が上昇して芯材が長手方向に熱膨張したとき、芯材の端部と他の枠体とが接触しにくい。これにより、芯材が座屈しにくく、芯材の支持壁が耐熱ガラスを支持している状態が維持されやすい。
(7)本発明の一形態に従う防火戸は、固定壁が取り付けられる開口溝が形成された無目、前記開口溝を閉じる閉鎖部材、および、前記無目と前記閉鎖部材とを接続するねじを備える防火戸であって、前記閉鎖部材は中空形状であり、前記無目と接続される壁部を含み、前記ねじは、前記無目と前記壁部とを接続し、先端が前記閉鎖部材の内部に位置している。
この防火戸によれば、無目の内部から閉鎖部材の壁部に挿入されたねじの先端が閉鎖部材の内部に位置しているため、ねじが外部から視認されない。このため、防火戸の美観が高められる。
本発明にかかる防火戸によれば、框と押縁とを接続するねじが、外部から視認されにくい。
実施形態の防火戸の外観の正面図。 図1のD2−D2線に沿う断面図。 図2のD3−D3線に沿う断面図。 図1のD4−D4線に沿う断面図。 図4のD5−D5線に沿う断面図。 図1の引戸の背面図。
(実施形態)
図1に示されるように、引き分け式の防火戸1は、建物に形成された長方形状の間口300の長手方向において間隔をあけて配置された一対の縦枠2、および、一対の縦枠2の上方に配置され、一対の縦枠2により支持されている無目100を備える。防火戸1は、さらに、2つの固定壁10と、2つの固定壁10が並べられている方向に沿って移動する2つの引戸20、および、無目100の内部に配置され、引戸20を駆動する駆動部90を備える。駆動部90が引戸20を駆動方向ZBに移動させることにより、2つの引戸20が2つの固定壁10の間の出入口を開閉する。なお、防火戸1は、1つの固定壁10、および、1つの引戸20を備える片引き式であってもよい。また、引戸20は、ドアの一例であり、防火戸1は、引戸20に代えて、駆動部90により駆動される開戸、または、駆動部90により駆動される折戸を備えていてもよい。
縦枠2は、中空形状であり、防火戸1の高さ方向ZAに延びている。
固定壁10は、防火戸1の高さ方向ZAに延びる中空形状の中方立11、および、中方立11と縦枠2との間に配置され、引戸20の駆動方向ZBに延びる巾木12、ならびに、縦枠2、中方立11、および、巾木12に支持されている耐熱ガラス13を備える。
引戸20は、耐熱ガラス30、および、耐熱ガラス30を支持している枠体40を備える。
枠体40は、耐熱ガラス30の上部を支持している第1の枠体50、耐熱ガラス30の下部を支持している第2の枠体60、耐熱ガラス30の一方の側部を支持している第3の枠体70、および、耐熱ガラス30の他方の側部を支持している第4の枠体80を含む。引戸20は、戸車を有するドアハンガ210,220を介して無目100内に配置された走行レール(図示略)に吊り下げられ、ドアハンガ210,220により引戸20の駆動方向ZBにスライド自在に支持されている。
駆動部90は、電気モータ91、電気モータ91の出力軸と減速機(図示略)を介して連結されている駆動スプロケット92、および、引戸20の駆動方向ZBにおいて駆動スプロケット92と間隔をあけて配置されている従動スプロケット93を備える。駆動部90は、さらに、駆動スプロケット92と従動スプロケット93とに巻き掛けられているチェーン94を備える。
チェーン94は、互いに移動方向が異なる第1の部分94Aおよび第2の部分94Bを備える。第1の部分94Aと一方の引戸20の第1の枠体50とは、第1のドアハンガ210を介して接続されている。第2の部分94Bと他方の引戸20の第1の枠体50とは、第2のドアハンガ220を介して接続されている。電気モータ91の駆動力がチェーン94を介してドアハンガ210,220に伝達されることにより、引戸20が開閉する。なお、無目100内には、駆動部90の他に、防火戸1が設置されている建物内で火災が発生したことが検出されたときに、引戸20を閉じ方向に移動させるための自動閉鎖装置(図示略)が配置されている。
図2に示されるように、無目100は、駆動部90を収容しているメインケース110、メインケース110の背面壁111にヒンジ112を介して取り付けられている点検カバー113、および、メインケース110の正面壁114を覆う化粧カバー115を備える。無目100は、メインケース110の一対の側壁116が縦枠2(図1参照)とボルト119により連結され、躯体のアンカー(図示略)により吊り下げられている。なお、図2においては、図面の簡略化のため、駆動部90が配置される領域を二点鎖線で示している。
メインケース110の底壁117には、固定壁10が取り付けられる際に固定壁10が通過する開口溝118が形成され、開口溝118のうちの固定壁10が配置されていない部分は閉鎖部材120が取り付けられている。
メインケース110の内部には、ねじ130が挿入される孔140Aが形成された芯材140が配置されている。芯材140は、正面壁114および底壁117に溶接されている。
閉鎖部材120は、中空形状であり、メインケース110の底壁117と接続される上壁121を備える。上壁121とメインケース110の底壁117とはねじ130により接続され、ねじ130の先端は閉鎖部材120の内部に位置している。
第1の枠体50は、耐熱ガラス30の上縁に沿って延びる上框51、上框51との間で耐熱ガラス30を挟み込む押縁52、および、上框51と押縁52とを接続する押縁接続ねじ53を備える。
上框51は、防火戸1の高さ方向ZAに凹む凹部51Aが形成され、凹部51Aに耐熱ガラス30の上部が挿入されている。凹部51Aには、耐熱ガラス30を挟み込む一対のバックアップ材51B、および、凹部51Aと耐熱ガラス30との隙間をシールする難燃性の一対のシール材51Cが配置されている。
押縁52は、中空形状の芯材54、芯材54に取り付けられるカバー部材55、および、芯材54とカバー部材55とを接続するカバー接続ねじ56を備える。
芯材54は、例えば鉄により形成されている。芯材54は、耐熱ガラス30を支持している支持壁54A、支持壁54Aと連続し、上框51に接続される框接続壁54B、および、カバー部材55と接続されるカバー接続壁54Cを備える。芯材54は、さらに、防火戸1の前後方向ZCにおいて、支持壁54Aと対向する位置に形成されている開放された部分である開口54D、および、押縁接続ねじ53が配置される空間54Eを含む。
カバー部材55は、例えばステンレスにより形成されている。カバー部材55は、カバー接続壁54Cに接続される上壁55A、および、芯材54の開口54Dの全体を閉じる側壁55Bを備える。側壁55Bの一方の端部は上壁55Aと繋がり、他方の端部は、上框51に支持されている。
図3に示されるように、芯材54は、引戸20の駆動方向ZBに延びる形状であり、框接続壁54Bは、複数の押縁接続ねじ53を介して上框51と接続されている。押縁接続ねじ53は、例えば、なべねじである。
カバー接続壁54Cは、引戸20の駆動方向ZBに延び、押縁接続ねじ53を芯材54の内部に配置して防火戸1の高さ方向ZAからドライバ等の工具を差し込むための複数の孔54Fが形成されている。カバー接続壁54Cは、複数のカバー接続ねじ56を介してカバー部材55の上壁55Aと接続されている。カバー接続ねじ56は、例えば、皿ねじである。第1の枠体50で使用されているカバー接続ねじ56の数は、押縁接続ねじ53の数よりも少ない。押縁接続ねじ53およびカバー接続ねじ56は、引戸20の駆動方向ZBにおいて一定の間隔で配置されている。引戸20の駆動方向ZBにおいて隣り合うカバー接続ねじ56の間隔LAは、引戸20の駆動方向ZBにおいて隣り合う押縁接続ねじ53の間隔LBよりも長い。一例によれば、間隔LAは、間隔LBの2倍である。
図2に示されるように、第2の枠体60は、耐熱ガラス30の下縁に沿って延びる下框61、下框61との間で耐熱ガラス30を挟み込む押縁62、および、下框61と押縁62とを接続する押縁接続ねじ63を備える。
下框61と押縁62との間には、耐熱ガラス30の下部を支持するセッティングブロック61A、耐熱ガラス30を挟み込む一対のバックアップ材61B、および、第2の枠体60と耐熱ガラス30との隙間をシールする難燃性の一対のシール材61Cが配置されている。
押縁62は、中空形状の芯材64、芯材64に取り付けられるカバー部材65、および、芯材64とカバー部材65とを接続するカバー接続ねじ66を備える。
芯材64は、例えば鉄により形成されている。芯材64は、耐熱ガラス30を支持している支持壁64A、支持壁64Aと連続し、下框61に接続される框接続壁64B、および、カバー部材65と接続されるカバー接続壁64Cを備える。芯材64は、さらに、防火戸1の前後方向ZCにおいて、支持壁64Aと対向する位置に形成されている開放された部分である開口64D、および、押縁接続ねじ63が配置される空間64Eを含む。
カバー部材65は、例えばステンレスにより形成されている。カバー部材65は、カバー接続壁64Cに接続される上壁65A、および、芯材64の開口64Dの全体を閉じる側壁65Bを備える。側壁65Bの一方の端部は上壁65Aと繋がり、他方の端部は、下框61に支持されている。押縁接続ねじ63は、例えば、なべねじである。カバー接続ねじ66は、例えば、皿ねじである。なお、第2の枠体60に用いられる押縁接続ねじ63の数とカバー接続ねじ66の数の関係、および、隣り合うねじの間隔の関係は、第1の枠体50の場合と同様であるため、説明を省略する。
図4に示されるように、第3の枠体70は、耐熱ガラス30の一方の側縁に沿って延びる戸尻側縦框71、戸尻側縦框71との間で耐熱ガラス30を挟み込む押縁72、および、戸尻側縦框71と押縁72とを接続する押縁接続ねじ73を備える。
戸尻側縦框71は、防火戸1の引戸20の駆動方向ZBに凹む凹部71Aが形成され、凹部71Aに耐熱ガラス30の側部が挿入されている。凹部71Aには、耐熱ガラス30を挟み込む一対のバックアップ材71B、および、凹部71Aと耐熱ガラス30との隙間をシールする難燃性の一対のシール材71Cが配置されている。
押縁72は、中空形状の芯材74、芯材74に取り付けられるカバー部材75、および、芯材74とカバー部材75とを接続するカバー接続ねじ76を備える。
芯材74は、例えば鉄により形成されている。芯材74は、耐熱ガラス30を支持している支持壁74A、支持壁74Aと連続し、戸尻側縦框71に接続される框接続壁74B、および、カバー部材75と接続されるカバー接続壁74Cを備える。芯材74は、さらに、防火戸1の前後方向ZCにおいて、支持壁74Aと対向する位置に形成されている開放された部分である開口74D、および、押縁接続ねじ73が配置される空間74Eを含む。
カバー部材75は、例えばステンレスにより形成されている。カバー部材75は、カバー接続壁74Cに接続される上壁75A、および、芯材74の開口74Dの全体を閉じる側壁75Bを備える。側壁75Bの一方の端部は上壁75Aと繋がり、他方の端部は、戸尻側縦框71に支持されている。
図5に示されるように、芯材74は、防火戸1の高さ方向ZAに延びる形状であり、框接続壁74Bは、複数の押縁接続ねじ73を介して戸尻側縦框71と接続されている。押縁接続ねじ73は、例えば、なべねじである。
カバー接続壁74Cは、防火戸1の高さ方向ZAに延び、押縁接続ねじ73を芯材74の内部に配置して引戸20の駆動方向ZBからドライバ等の工具を差し込むための複数の孔74Fが形成されている。カバー接続壁74Cは、複数のカバー接続ねじ76を介してカバー部材75の上壁75Aと接続されている。カバー接続ねじ76は、例えば、皿ねじである。第3の枠体70で使用されているカバー接続ねじ76の数は、押縁接続ねじ73の数よりも少ない。押縁接続ねじ73およびカバー接続ねじ76は、防火戸1の高さ方向ZAにおいて一定の間隔で配置されている。防火戸1の高さ方向ZAにおいて隣り合うカバー接続ねじ76の間隔LCは、防火戸1の高さ方向ZAにおいて隣り合う押縁接続ねじ73の間隔LDよりも長い。一例によれば、間隔LCは、間隔LDの2倍である。
図4に示されるように、第4の枠体80は、耐熱ガラス30の一方の側縁に沿って延びる戸先側縦框81、戸先側縦框81との間で耐熱ガラス30を挟み込む押縁82、および、戸先側縦框81と押縁82とを接続する押縁接続ねじ83を備える。
戸先側縦框81は、防火戸1の引戸20の駆動方向ZBに凹む凹部81Aが形成され、凹部81Aに耐熱ガラス30の側部が挿入されている。凹部81Aには、耐熱ガラス30を挟み込む一対のバックアップ材81B、および、凹部81Aと耐熱ガラス30との隙間をシールする難燃性の一対のシール材81Cが配置されている。
押縁82は、中空形状の芯材84、芯材84に取り付けられるカバー部材85、および、芯材84とカバー部材85とを接続するカバー接続ねじ86を備える。
芯材84は、例えば鉄により形成されている。芯材84は、耐熱ガラス30を支持している支持壁84A、支持壁84Aと連続し、戸先側縦框81に接続される框接続壁84B、および、カバー部材85と接続されるカバー接続壁84Cを備える。芯材84は、さらに、防火戸1の前後方向ZCにおいて、支持壁84Aと対向する位置に形成されている開放された部分である開口84D、および、押縁接続ねじ83が配置される空間84Eを含む。
カバー部材85は、例えばステンレスにより形成されている。カバー部材85は、カバー接続壁84Cに接続される上壁85A、および、芯材84の開口84Dの全体を閉じる側壁85Bを備える。側壁85Bの一方の端部は上壁85Aと繋がり、他方の端部は、戸先側縦框81に支持されている。押縁接続ねじ83は、例えば、なべねじである。カバー接続ねじ86は、例えば、皿ねじである。なお、第4の枠体80に用いられる押縁接続ねじ83の数とカバー接続ねじ86の数の関係、および、隣り合うねじの間隔の関係は、第3の枠体70の場合と同様であるため、説明を省略する。
図6に示されるように、第1の枠体50の芯材54の長手方向の寸法XAは、カバー部材55の長手方向の寸法XBよりも短い。このため、芯材54の長手方向の一方の端部と第3の枠体70のカバー部材75との間、および、芯材54の長手方向の他方の端部と第4の枠体80のカバー部材85との間には隙間が形成されている。
第2の枠体60の芯材64の長手方向の寸法XCは、カバー部材65の長手方向の寸法XDよりも短い。このため、芯材64の長手方向の一方の端部と第3の枠体70のカバー部材75との間、および、芯材64の長手方向の他方の端部と第4の枠体80のカバー部材85との間には隙間が形成されている。
第3の枠体70の芯材74の長手方向の寸法XEは、カバー部材75の長手方向の寸法XFよりも短い。このため、芯材74の長手方向の一方の端部と第1の枠体50の上框51との間、および、芯材74の長手方向の他方の端部と第2の枠体60の下框61との間には隙間が形成されている。
第4の枠体80の芯材84の長手方向の寸法XGは、カバー部材85の長手方向の寸法XHよりも短い。このため、芯材84の長手方向の一方の端部と第1の枠体50の上框51との間、および、芯材84の長手方向の他方の端部と第2の枠体60の下框61との間には隙間が形成されている。
図2および図4を参照して、防火戸1の作用および効果について説明する。
図2に示されるように、第1の枠体50は、カバー部材55が芯材54の開口54Dを覆っているため、芯材54の内部に配置されている押縁接続ねじ53が外部から視認されない。同様に、第2の枠体60は、カバー部材65が芯材64の開口64Dを覆っているため、芯材64の内部に配置されている押縁接続ねじ63が外部か視認されない。
図4に示されるように、第3の枠体70は、カバー部材75が芯材74の開口74Dを覆っているため、芯材74の内部に配置されている押縁接続ねじ73が外部からされない。同様に、第4の枠体80は、カバー部材85が芯材84の開口84Dを覆っているため、芯材84の内部に配置されている押縁接続ねじ83が外部から視認されない。
以上のように、防火戸1は、押縁接続ねじ53,63,73,83が外部から視認されないため、美観が高められる。
本実施形態の防火戸1は、さらに以下の効果を奏する。
(1)第1の枠体50のカバー部材55が芯材54を覆っているため、芯材54が外部から視認されない。このため、防火戸1の美観がより高められる。なお、第2の枠体60のカバー部材65、第3の枠体70のカバー部材75、および、第4の枠体80のカバー部材85についても同様である。
(2)カバー部材55がカバー接続壁54Cと接続されているため、カバー部材55が芯材54から外れにくい。このため、カバー部材55が開口54Dを覆っている状態が維持されやすい。なお、第2の枠体60のカバー部材65、第3の枠体70のカバー部材75、および、第4の枠体80のカバー部材85についても同様である。
(3)カバー接続ねじ56を取り外すことにより、上框51と芯材54とを分離することができる。このため、芯材54の交換作業を容易に行うことができる。なお、第2の枠体60、第3の枠体70、および、第4の枠体80についても同様である。
(4)カバー接続ねじ56の数が押縁接続ねじの数53の数よりも少ないため、外部から視認されるカバー接続ねじ56の数が多くなりにくい。このため、防火戸1の美観が低下することを抑制できる。なお、第2の枠体60のカバー接続ねじ66、第3の枠体70のカバー接続ねじ76、および、第4の枠体80のカバー接続ねじ86についても同様である。
(5)芯材54の長手方向の寸法XAがカバー部材55の長手方向の寸法XBよりも短いため、芯材54の端部と第3の枠体70のカバー部材75、および、第4の枠体80のカバー部材85との間に隙間が形成されている。このため、芯材54の温度が上昇して芯材54が長手方向に熱膨張しても芯材54の端部と第3の枠体70のカバー部材75、および、第4の枠体80のカバー部材85とが接触しにくい。このため、芯材54が座屈しにくく、芯材54の支持壁54Aが耐熱ガラス30を支持している状態が維持されやすい。なお、第2の枠体60の芯材64、第3の枠体70の芯材74、および、第4の枠体80の芯材84についても同様である。
(6)従来の防火戸の一例である、特開平8−284544号公報に記載の防火戸は、固定壁が取り付けられる開口溝が形成された無目、および、開口溝を閉じる閉鎖部材を備える。閉鎖部材は、閉鎖部材の表面から挿入された複数のねじを介して無目に接続されている。この防火戸によれば、無目と閉鎖部材とを接続するねじが外部から視認されるおそれがある。一方、防火戸1は、無目100の内部から閉鎖部材120の上壁121に挿入されたねじ130の先端が閉鎖部材120の内部に位置しているため、ねじ130が外部から視認されない。このため、防火戸1の美観が高められる。
(7)カバー接続ねじ56として皿ねじが用いられているため、カバー部材55がカバー接続ねじ56により芯材54と接続された状態において、カバー部材55の上壁55Aの形状が平面となる。このため、防火戸1の美観が高められる。なお、第2の枠体60のカバー接続ねじ66、第3の枠体70のカバー接続ねじ76、および、第4の枠体80のカバー接続ねじ86についても同様である。
(変形例)
上記実施形態に関する説明は、本発明に従う防火戸が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う防火戸は、例えば以下に示される実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
上記実施形態において、第1の枠体50の構成を、例えば以下の(a)〜(h)のようにしてもよい。なお、本変形例の内容は、第2の枠体60、第3の枠体70、および、第4の枠体80についても同様に適用することができる。
(a)カバー部材55は芯材54の開口54Dの少なくとも一部を覆っていればよい。
(b)カバー部材55は、上壁55Aを有さなくてもよい。
(c)カバー部材55の側壁55Bと上框51とをねじにより接続してもよい。
(d)押縁接続ねじ53として、皿ねじを用いることもできる。
(e)カバー接続ねじ56としてなべねじを用いることもできる。
(f)芯材54の長手方向の寸法XAを上框51の長手方向の寸法XBと実質的に等しい寸法としてもよい。
(g)カバー部材55を芯材54および上框51の少なくとも一方と接着することにより固定してもよい。すなわち、この変形例の防火戸1はカバー接続ねじ56を有さない。
(h)カバー部材55を芯材54および上框51の少なくとも一方に嵌め込むことにより固定してもよい。すなわち、この変形例の防火戸1はカバー接続ねじ56を有さない。
1 :防火戸
10 :固定壁
20 :引戸(ドア)
30 :耐熱ガラス
40 :枠体
50 :第1の枠体
52,62,72,82 :押縁
53,63,73,83 :押縁接続ねじ
54,64,74,84 :芯材
54A,64A,74A,84A:支持壁
54B,64B,74B,84B:框接続壁
54C,64C,74C,84C:カバー接続壁
54E,64E,74E,84E:空間
55,65,75,85 :カバー部材
56,66,76,86 :カバー接続ねじ
60 :第2の枠体
70 :第3の枠体
80 :第4の枠体
100 :無目
118 :開口溝
120 :閉鎖部材
121 :上壁(壁部)
130 :ねじ

Claims (5)

  1. 耐熱ガラス、および、前記耐熱ガラスを支持している枠体を含むドアを備える防火戸であって、
    前記耐熱ガラスの縁に沿って延びる框と接続され前記框との間で前記耐熱ガラスを挟み込み前記耐熱ガラスを支持する芯材と、
    前記芯材と接続され前記芯材を覆うカバー部材と、
    前記芯材と前記框とを接続する押縁接続ねじと、
    前記芯材と前記カバー部材とを接続するカバー接続ねじとを備え、
    前記カバー接続ねじの数が、前記押縁接続ねじの数よりも少ない
    防火戸。
  2. 前記芯材は、前記框との間で前記耐熱ガラスを支持する支持壁と、前記支持壁と連続して前記押縁接続ねじによって前記框に接続される框接続壁と、前記押縁接続ねじが配置される空間とを含むように構成され、
    前記空間は、一部が開放され、
    前記カバー部材は、前記開放されている部分の少なくとも一部を閉じる
    請求項1に記載の防火戸。
  3. 前記カバー部材は、前記芯材の開放されている部分の全体を覆っている
    請求項2に記載の防火戸。
  4. 前記芯材は、前記支持壁と連続し、前記框接続壁と間隔をあけて形成されているカバー接続壁を含み、
    前記カバー部材は、前記カバー接続壁と接続されている
    請求項2または3に記載の防火戸。
  5. 前記芯材の長手方向の寸法は、前記カバー部材の長手方向の寸法よりも短い
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の防火戸。
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