JP2005047693A - エレベータ乗場のドア開閉部構造 - Google Patents

エレベータ乗場のドア開閉部構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 メンテナンスや調整等のための煩雑な作業を要することなく、ドアパネル周囲の密閉性を高く維持できるようにする。
【解決手段】 硬質の板状部材10,16をドアパネル2,3の上下に突出させ、一対のガイド面12を有する弾性ガイド部材8を、敷居部材6の案内溝7A,7B内と、ドア開口部1の上部フレームとに取付ける。ドアパネル2,3の上下の板状部材8をガイド面12,12間に挿入し、板状部材8の側面をガイド面12に対して密接若しくは近接状態に維持する。ドアパネル2,3の戸袋側の端部に第1支持プレート18を取付け、シール材20を保持する第2支持プレート19を、ドア開閉方向にスライド調整可能にプレート18に取り付ける。シール材20はドア閉時に縦枠部4b等の折り返しフランジ21に密接させる。第2支持プレート19のスライド調整によってシール材20の当接状態を調整する。
【選択図】 図1

Description

この出願の発明は、エレベータ乗場のドア開閉部構造に関し、とりわけ、ドアパネルを閉じた状態でのドアパネル周囲の密閉性を高めたエレベータ乗場のドア開閉部構造に関する。
エレベータ乗場のドア開口部には、上辺と両側辺に枠部材が設置されると共に、下辺に敷居部材が設置され、上辺側の枠部材にはヘッダブラケットを介してドアレールが取り付けられている(以下、上記上辺側の枠部材とヘッダブラケットを併せて「上部フレーム」と呼ぶものとする。)。そして、前記ドアレールには、ドア開口部を幅方向にスライド開閉するドアパネルがハンガーローラを介して吊り下げ支持されている。また、敷居部材の上面には長手方向に沿って案内溝が形成され、ドアパネルの下端に突設されたガイドシューがこの案内溝内に摺動自在に収容されている。
このようなエレベータ乗場のドア開閉部構造においては、ドアパネルが閉じられた状態においてドアパネルの周囲に比較的大きな隙間ができ、その隙間を通して昇降路内の騒音や火災発生時の煙が乗場側に漏れ易いことが問題となる。
従来、この問題に対処するドア開閉部構造として特許文献1に記載されているようなものが案出されている。
このドア開閉部構造は、ドアパネルの下面側と上面側、側面側に夫々ドア閉時に密閉性を高めるべく工夫が為されており、ドアパネルの下面側については、弾性シール材を保持する塞ぎ板をドアパネルから下方に向かって延設し、敷居部材の案内溝内にその塞ぎ板をガイドシューと共に挿入するようにしている。この場合、塞ぎ板と弾性シール材はドアパネルの幅方向に亙って配置され、弾性シール材が案内溝の内壁側面に密接することによってドアパネル下面側の密閉性が維持される。
また、ドアパネルの上面側については、ドアパネルの上部と上部フレーム側にドア閉方向に上方傾斜した塞ぎ板を設置すると共に、上部フレーム側の塞ぎ板に弾性シール材を取り付け、ドアパネルが完全に閉じられたときに、ドアパネル側の塞ぎ板が上部フレーム側の塞ぎ板に対して弾性シール材を介して密接するようになっている。
さらに、ドアパネルの側面側については、戸袋側側辺の枠部材にドア開方向に延出する当て板を設ける一方で、ドアパネルの戸袋側の端部に、枠部材の背面側に回り込むように屈曲した支持プレートを取り付け、その支持プレートにドア閉時に前記当て板に弾接するシール材を取り付けた構造となっている。
特許第3129916号公報
しかし、この従来のドア開閉部構造の場合、ドアパネルの下面側、上面側、側面側の夫々について以下のような不具合がある。
<下面側について>
この構造の場合、ドアパネルの下端に塞ぎ板を介して弾性シール材が取り付けられ、その弾性シール材が敷居部材の案内溝内に密接するようになっているため、ドアパネルの開閉操作時に、弾性シール材がそのほぼ全域で案内溝の内壁に常時摺接することとなり、弾性シール材の早期の摩耗を招き易い。そして、弾性シール材が早期に摩耗すると、弾性シール材による充分な密閉性能が得られなくなるため、この密閉性能を回復するために弾性シール材を交換せざるを得い。
<上面側について>
この構造の場合、ドアパネルが完全に閉じられた時点で、ドアパネル側の塞ぎ板を上部フレーム側の弾性シール材に確実に面で接触させなければならないが、この面接触を確実にするためにはドアパネルや塞ぎ板等の位置調整を精度良く行う必要があり、このため、装置の立ち上げ時やメンテナンス時における調整作業が煩雑になる。
<側面側について>
この構造の場合、シール材を保持する支持プレートがドアパネルの戸袋側の端部の一定位置に固定されるものであるため、枠部材側の当て板とシール材との当り調整は、ドアパネル自体の取付位置調整によって行わなければならない。したがって、位置調整が大掛かりになることから、この場合も、装置の立ち上げ時やメンテナンス時における調整作業が煩雑になる。
そこでこの出願の発明は、メンテナンスや調整等のための煩雑な作業を要することなく、ドアパネル周囲の密閉性を高く維持できるようにして、遮音性及び遮煙性に優れたエレベータ乗場のドア開閉部構造を提供しようとするものである。
上述した課題を解決するための手段として、請求項1〜6に記載の発明は、ドア開口部を幅方向にスライド開閉するドアパネルの下縁に、ドアパネルの幅方向に亙る硬質の板状部材を下方に向けて突設する一方、対向する一対のガイド面を有する弾性ガイド部材を敷居部材の案内溝内に長手方向に亙って取り付け、前記弾性ガイド部材の一対のガイド面間に前記板状部材を挿入するようにした。
この発明の場合、ドアパネルが開閉操作されると、ドアパネル側に突設された硬質の板状部材が案内溝内の弾性ガイド部材の一対のガイド面によって案内される。このとき、弾性部材から成るガイド面にはドアパネル側の板状部材が摺接するが、ガイド面はドアパネル幅よりも充分に長い案内溝側に設けられているため、ガイド面側の接触点はドアパネルの開閉動作に伴って移動する。したがって、ガイド面の摺動摩耗は少なくなる。
また、請求項2に記載の発明は、さらに前記弾性ガイド部材を、案内溝の断面形状に略沿う断面略コ字状の基部と、その基部の開口端に内向きに突設された略中空状の一対のガイド凸部と、を備えた断面形状に形成し、前記ガイド凸部の先端面を前記ガイド面とするようにした。
請求項3に記載の発明は、前記敷居部材の案内溝内に凹状嵌合部を設け、前記弾性ガイド部材の外面に前記凹状嵌合部に嵌合される係止突起を設けるようにし、請求項4に記載の発明は、前記弾性ガイド部材を、前記敷居部材の上面よりも低くなるように案内溝内に配置するようにした。
また、請求項5に記載の発明は、前記弾性ガイド部材を難燃性材料によって形成するようにし、請求項6に記載の発明は、前記板状部材の弾性ガイド部材と摺接する面に滑性材を設けるようにした。
請求項7〜12に記載の発明は、ドア開口部を幅方向に開閉するドアパネルの上縁に、ドアパネルの幅方向に亙る硬質の板状部材を上方に向けて突設する一方、対向する一対のガイド面を備えた弾性ガイド部材を前記ドアパネルのスライド幅に亙るように前記上部フレーム側に取り付け、前記弾性ガイド部材の一対のガイド面間に前記板状部材を挿入するようにした。
この発明の場合、ドアパネルが開閉操作されると、ドアパネル側に突設された硬質の板状部材が案内溝内の弾性ガイド部材の一対のガイド面によって案内される。このとき、弾性部材から成るガイド面にはドアパネル側の板状部材が摺接するが、ガイド面はドアパネルのスライド幅に亙るように上部フレーム側に設置されているため、ガイド面側の接触点はドアパネルの開閉動作に伴って移動する。したがって、ガイド面の摺動摩耗は少なくなる。
請求項8に記載の発明は、さらに、前記弾性ガイド部材を、断面略コ字状の基部と、その基部の開口端に内向きに突設された略中空状の一対のガイド凸部と、を備えた断面形状に形成し、前記ガイド凸部の先端面を前記ガイド面とするようにした。
請求項9に記載の発明は、前記上部フレームに、ドアパネルのスライド方向に沿う断面コ字状の案内溝部材を取り付け、その案内溝部材の内側に凹状嵌合部を設けると共に、前記弾性ガイド部材の外面に前記凹状嵌合部に嵌合される係止突起を設けるようにし、請求項10に記載の発明は、前記弾性ガイド部材または案内溝部材の側面を上部フレームに当接させるようにした。
請求項11に記載の発明は、前記弾性ガイド部材を難燃性材料によって形成するようにし、請求項12に記載の発明は、前記板状部材の弾性ガイド部材と摺接する面に滑性材を設けるようにした。
請求項13〜16に記載の発明は、ドア開口部を幅方向にスライド開閉するドアパネルの戸袋側の端部にシール材を設け、そのシール材を、ドア閉時に、ドア開口部の戸袋側の当て板または別のドアパネルの戸袋側の当て板にドアパネルの閉動作方向から弾接するようにしたドア開閉部構造にあって、ドアパネルの戸袋側の端部に第1支持プレートを設け、前記シール材を保持する第2支持プレートを、ドア開閉方向にスライド調整可能に前記第1支持プレートに取り付けるようにした。
この発明の場合、当て板に対するシール材の当たりは、第1,第2支持プレートのスライド位置調整によって調整することが可能となる。
請求項14に記載の発明は、さらに、前記第1支持プレートと第2支持プレートの少なくともいずれか一方に、前記シール材と当て板の当接状態を確認するための点検窓を設けるようにした。
請求項15に記載の発明は、前記点検窓に脱着可能に蓋部材を取り付けるようにし、請求項16に記載の発明は、前記シール材を難燃性材料によって形成するようにした。
請求項1〜6に記載の発明は、弾性ガイド部材を敷居部材の案内溝内に設置し、弾性ガイド部材の一対のガイド面によってドアパネル側の板状部材をガイドするようにしたため、弾性ガイド部材の摺動摩耗をより少なくし、ドア閉時における密閉性を長期に亙って維持することができる。したがって、この発明によれば、煩雑なメンテナンスの頻度をできるだけ少なくしつつ、高い遮音性と遮煙性を確実に得ることができる。
請求項2に記載の発明は、略中空状のガイド凸部の先端面がガイド面となって板状部材の側面に近接、乃至、密接して対峙するため、ドアパネルの開閉動作時のガタ付き等を弾性ガイド部材の素材のもつ弾性とガイド凸部の略中空構造による弾性とによって確実に吸収することができる。したがって、ドアパネルが閉じられたときにガイド面が板状部材の側面に充分に近接するように設定しても、ドアパネルの開閉動作に支障を来すことがない。また、弾性ガイド部材の内部は基部の底面側が広がり入り口側がガイド凸部によって狭められた形状となっているため、敷居部材上に落ちた大きなゴミや埃は弾性ガイド部材の内部に入り込みにくく、小さなゴミや埃は弾性ガイド部材の内部に入り込んでも、基部底面側の広い内部スペースに収まってドアパネルの開閉動作に支障を来すことがない。さらに、弾性ガイド部材の入口側がガイド凸部によって狭められているため、その内部にゴミや埃が入り込んでもエレベータの利用者からそのゴミや埃が見え難くなる。
請求項3に記載の発明は、係止突起を凹状嵌合部に嵌合することによって弾性ガイド部材を案内溝内の規定位置に確実に設置することができるため、取り付け、取り外し作業が容易であるうえ、弾性ガイド部材が案内溝からはみ出したり、歪んで取り付けられる不具合を無くすことができる。したがって、この発明によれば、弾性ガイド部材のはみ出しや歪みによってドアパネルの円滑な開閉動作に支障を来したり、エレベータの利用者が躓くのを防止することができるうえ、美観の低下を無くすことができる。
請求項4に記載の発明は、弾性ガイド部材が敷居部材の上面から突出しなくなるため、エレベータ利用者が弾性ガイド部材に躓く不具合を無くすことができると共に、弾性ガイド部材が利用者に踏まれることによってずれや変形を起こし、ドアパネルの開閉動作に支障来すのを未然に防止することができる。
請求項5に記載の発明は、火災発生時に弾性ガイド部材が火炎に充分に耐え、ドアパネル回りの密閉性を維持することができるため、昇降路から乗場への煙の侵入を確実に阻止することができる。
請求項6に記載の発明は、板状部材と弾性ガイド部材が滑性材を介して接触するため、弾性ガイド部材の早期摩耗を防止することができるうえ、ドアパネルの開閉動作時の摺動音の発生を抑制することができる。
請求項7〜12に記載の発明は、弾性ガイド部材をドアパネルのスライド幅に亙るように上部フレーム側に設置し、弾性ガイド部材の一対のガイド面によってドアパネル側の板状部材をガイドするようにしたため、弾性ガイド部材の摺動摩耗をより少なくし、ドア閉時における密閉性を長期に亙って維持することができる。また、この発明の場合、ドアパネルが閉じられた時点でシール部が面接触するものでなく、ドアパネル側の板状部材と弾性ガイド部材が常にほぼ接触状態に維持されるため、ドアパネル等の高精度の組付けが必要なく、その分組付調整作業が容易になるという利点もある。したがって、この発明によれば、メンテナンス作業を含む煩雑な作業を必要とすることなく、高い遮音性と遮煙性を得ることができる。
請求項8に記載の発明は、ドアパネルの開閉動作時のガタ付き等を弾性ガイド部材の素材のもつ弾性とガイド凸部の略中空構造による弾性とによって確実に吸収することができるため、ドアパネルが閉じられたときにガイド面が板状部材の側面に充分に近接するように設定しても、ドアパネルの開閉動作に支障を来すことがない。
請求項9に記載の発明は、係止突起を凹状嵌合部に嵌合することによって、弾性ガイド部材を上部フレーム側の案内溝部材の規定位置に確実に設置することができるため、取り付け、取り外し作業が容易であるうえ、弾性ガイド部材が案内溝部材からはみ出したり、歪んで取り付けられる不具合を無くすことができる。
請求項10に記載の発明は、弾性ガイド部材や案内溝部材の上方側を回り込んで騒音や煙が乗場側に漏れるのを、別の遮蔽部材を設けることなく上部フレーム部分で効率良く阻止することができると共に、ドアパネルの開閉に伴う振れを上部フレームによって抑制することができる。
請求項11に記載の発明は、火災発生時に弾性ガイド部材が火炎に充分に耐え、ドアパネル回りの密閉性を維持することができるため、昇降路から乗場への煙の侵入を確実に阻止することができる。
請求項12に記載の発明は、板状部材に設けた滑性材によって弾性ガイド部材の早期摩耗を防止することができるうえ、ドアパネルの開閉動作時の摺動音の発生を抑制することができる。
請求項13〜16に記載の発明は、第1,第2支持プレートのスライド位置調整によって当て板に対するシール材の当接状態を調整することができるため、装置の立ち上げ時やメンテナンス時に、シール材を当て板に容易にかつ正確に当接させることができる。したがって、この発明によれば、煩雑な作業を強いられることなく、ドアパネルを閉じた状態での密閉性をより高めることができる。
請求項14に記載の発明は、シール材と当て板の当接状態を調整するときに点検窓を通して実際の当接状態を目視確認することができるため、シール材と当て板とを容易にかつ確実に当接させることができる。
請求項15に記載の発明は、点検窓を脱着可能な蓋部材で閉塞することにより、点検窓を通して騒音や煙が乗場側に漏れ出る不具合を無くすことができるうえ、メンテナンス時に蓋部材を外して容易にシール材と当て板の当接状態を確認することができる。
請求項16に記載の発明は、火災発生時に弾性ガイド部材が火炎に充分に耐え、ドアパネル回りの密閉性を維持することができるため、昇降路から乗場への煙の侵入を確実に阻止することができる。
次に、この出願の発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図13はこの発明の一実施形態を示すものであり、この実施形態のエレベータ乗場には、図1,図2に示すように、ドア開口部1を幅方向にスライド開閉する2枚ドアパネル2,3を持つドア開閉部構造が採用されている。この2枚のドアパネル2,3は、戸袋からドア開口部略中央位置までの間を低速で開閉動作する低速ドアと、戸袋から戸当たり部までの間を高速で開閉動作する高速ドアを夫々構成している。
ドア開口部1には三方枠の上枠部4aと両側の縦枠部4b,4cとが取付けられ、ドア開口部1の上辺側には、さらに前記上枠部4aに連結されたヘッダブラケット5が取り付けられている。ヘッダブラケット5の縦壁には図示しないドアレールが取り付けられ、そのドアレールにハンガーローラ(図示せず。)を介して前記二つのドアパネル2,3が走行可能に吊り下げ支持されている。尚、図示は省略されているが、2枚のドアパネル2,3の上部には前記ローラを有するハンガーが取り付けられている。
ドア開口部1の下辺には、三方枠の上枠部4aや縦枠部4b,4cよりも昇降路側に張り出して敷居部材6が設置され、その敷居部材6の上面側には長手方向に沿う平行な2本の案内溝7A,7Bが形成されている。これらの案内溝7A,7Bは、ドアパネル2,3の幅方向のスライド開閉を下端側でガイドする部分であるが、これらの案内溝7A,7Bには後述する弾性ガイド部材8が収容配置されている。
各ドアパネル2,3は、パネル基板の両端が裏側(昇降路側)に断面コ字状に折り曲げられることによって側部フレーム9a,9bが一体に形成され、パネル基板の下縁部の裏面には、図3に示すように金属等の硬質材料から成る板状部材10が取り付けられている。この板状部材10は、その取付基部10aがパネル基板の側部フレーム9a,9b間に納まる幅に形成されると共に、ドアパネル2,3と同幅の拡幅部10bが取付基部10aから鉛直下方に延出し、その拡幅部10bの全域がドアパネル2,3の下面から突出している。そして、この拡幅部10bの先端側両面にはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)樹脂等の滑性材11貼着されている。
前記案内溝7A,7Bに収容される弾性ガイド部材8は塩化ビニル樹脂等の難燃性の弾性材料から成り、図4に示すような断面形状が長手方向に連続するように形成されている。弾性ガイド部材8の断面は、案内溝7A,7Bの底部側内側形状に略沿う略コ字状の基部8aと、その基部8aの両側の開口縁に内向きに(相互に近接する方向に)突設された略中空状のガイド凸部8b,8bと、この各ガイド凸部8b,8bの背面側に外向きに突設された係止突起8cと、を備えている。各ガイド凸部8bは、基部8aの先端部から方形状を成すように屈曲して形成され、最終的に基部8a側に近接する位置まで折り曲げられた先端部に前記係止突起8cが外側側方に屈曲して形成されている。そして、両ガイド凸部8b,8bの相互に対向する先端面は偏平に形成されており、その先端面が前記板状部材10の拡幅部10bの側面(滑性材11部分)に対峙するガイド面12を成すようになっている。即ち、ドアパネル2,3から突出した板状部材10は弾性ガイド部材8のガイド面12,12間に挿入され、ガイド面12,12との間で密接若しくは近接状態が常時維持されるようになっている。
また、案内溝7A,7Bの両側壁には凹状嵌合部としての嵌合溝13が形成され、この嵌合溝13に弾性ガイド部材8の係止突起8cが嵌合されるようになっている。弾性ガイド部材8はこのようにして案内溝7A,7B内に取り付けられるが、弾性ガイド部材8は、案内溝7A,7B内に取り付けられた状態において、敷居部材6の上面から上方に突出しないように寸法設定されている。即ち、このような設定により、エレベータ利用者が弾性ガイド部材8に躓く不具合を無くし、利用者の安全確保と、弾性ガイド部材8自体のずれや変形の防止とを図っている。
尚、この実施形態の例では、弾性ガイド部材8のガイド凸部8bの屈曲端に側方に向かって突出する係止突起8cを形成し、その係止突起8cを案内溝7A,7Bの側壁の嵌合溝13(凹状嵌合部)に嵌合するようにしてあるが、図5の変形例のように、弾性ガイド部材108の基部108aの底面に矢先状の頭部を有する係止突起108cを形成し、その係止突起108cを、案内溝7A,7Bの底面に形成した入口側にくびれ部を有する嵌合溝113(凹状嵌合部)に嵌合するようにしても良い。
また、ドア開口部1の上辺部では、前述の三方枠4の上枠部4aとヘッダブラケット5等によって上部フレームが構成されているが、この上部部フレームを成すヘッダブラケット5の縦壁には、図1,図6に示すように複数のL字ブラケット14を介して断面略コ字状の2本の案内溝部材15A,15Bが取り付けられている。この案内溝部材15A,15Bは、敷居部材6の2本の案内溝7A,7Bに対応して配置され、その内部には案内溝7A,7B内に取り付けたものと同様の弾性ガイド部材8が取り付けられている。
案内溝部材15A,15Bの両側壁は、図8,図9に示すように弾性ガイド部材8の側壁よりも低く形成され、乗場側に配置された弾性ガイド部材8の下端側側面には、上部フレームを構成する上枠部4aの側面が密接している。これにより、上枠部4aと乗場側の弾性ガイド部材8の間が長手方向に亙って密閉されると共に、弾性ガイド部材8の側面が上枠部4aによって強固に支持される。尚、弾性ガイド部材8と案内溝部材15A,15Bの結合手段は任意であるが、敷居部材6側と同様に係止突起と嵌合溝(凹状嵌合部)による凹凸係合を採用するようにしても良い。また、昇降路側の案内溝部材15Bは、図7に示すように乗場側の案内溝部材15Aと同長さに形成されている
一方、ドアパネル2,3の上端部には、図6に示すように金属等の硬質材料から成る板状部材16が形成されている。この板状部材16はドアパネル2,3の幅方向全域に亙るように形成され、その先端部が鉛直上方に延出している。板状部材16の先端部は、各弾性ガイド部材8のガイド面12,12間に挿入され、その両側面がガイド面12,12に対して密接若しくは近接状態に維持されるようになっている。尚、板状部材16の先端側の両側面には、ドアパネル2,3の下端側の板状部材10と同様の滑性材が貼着されている。
ここで、前記2つの案内溝部材15A,15Bはいずれも長手方向に同長さに形成されているが、低速側ドアパネル2は最大でもドア開口部幅のほぼ中間位置までしか移動しないため、ドアが全閉状態にされたときに高速側ドアパネル3の前面上方の案内溝部材15A,15B間(弾性ガイド部材8,8間)の隙間d(図8参照)が乗場側に露出してしまう。このため、図7に示すように2つの案内溝部材15A,15Bのうちの、ドア閉状態でドアパネル3の前面上方に位置される部位の上面には、前記の隙間dの上部を覆うように閉塞部材17が取付けられている。したがって、前記の隙間dを通した昇降路側と乗場側の連通は閉塞部材17によって阻止されている。
また、ドアパネル2,3の戸袋側の側部フレーム9aには、図10,図11に示すように断面略L字状の第1,第2支持プレート18,19を介して弾性シール材20が取付けられている。この弾性シール材20は難燃性材料によって形成されている。第1,第2支持プレート18,19のL字の一辺は相互に接合される接合壁18a,19aとされ、第1支持プレート18の他辺は側部フレーム9aに取付けられる取付壁18b、第2支持プレート19の他辺は前記シール材20を支持する支持壁19bとされている。低速側ドアパネル2の支持壁19bは、三方枠の縦枠部4bの折り返しフランジ21の背部側に回り込むように延出し、同様に、高速側ドアパネル3の支持壁19bは、低速側ドアパネル2の戸当り側(図11中左側)の折り返しフランジ22の背部側に回り込むように延出している。尚、折り返しフランジ21,22はこの発明における当て板を構成し、ドア閉時には、各ドアパネル2,3のシール材20がその先端部に密接するようになっている。
第1支持プレート18と第2支持プレート19は接合壁18a,19a相互が一部重合されて結合されているが、第1支持プレート18側の接合壁18aには、図12に示すように、ドアパネル2,3の幅方向に延びる長孔23が形成され、この長孔23に、第2支持プレート19の接合壁19aに突設されたボルト24の軸部がスライド可能に挿入されている。両接合壁18a,19aはボルト24の軸部に螺合されるナット25の締付によって結合されている。この実施形態の場合、長孔23とボルト24は第1,第2支持プレート18,19の上下端の近傍に夫々設けられている。
また、図12,図13に示すように、第2支持プレート19の接合壁19aのうちの、第1支持プレート18が重合されない位置には、シール材20と折り返しフランジ21(または、22)の当接状態を目視確認するための円形状の点検窓26が形成されている。この点検窓26には樹脂等から成る蓋部材27が脱着可能に取付けられ、エレベータのドア開閉部の組付け時やメンテナンス時にのみ点検窓26を開口し得るようになっている。
尚、ドア閉時には、低速側と高速側のドアパネル2,3の間が前述のシール材20と折り返しフランジ22の当接によってほぼ閉塞されるが、両ドアパネル2,3の重合部の上方側には、両案内溝部材15A,15B間、及び、両弾性ガイド部材8,8間に跨る幅の広い隙間ができてしまうため、図1及び図6,図7,図9に示すように、ヘッダブラケット5に取付けられる略中央のL字ブラケット14にはこの隙間を埋めるための弾性シール材28が取付けられている。この弾性シール材28も他のシール材と同様に難燃性材料によって形成されている。
また、戸当り側の縦枠部4cの高速側ドアパネル3に対峙する面には、図10,図11に示すように、上下方向に沿って凸状断面の弾性シール材29(難燃性材料によって形成。)が取り付けられ、ドア閉時には、ドアパネル3の端面がこのシール材29に密接するようになっている。尚、この弾性シール材29はドアパネル3の端面に取付けても良く、また、ドアパネル3と縦枠部4cの両方に相互に当接する弾性シール材を取付けるようにしても良い。この場合には、一方の弾性シール材を凸状断面に形成し、他方の弾性シール材をこれに嵌合可能な凹状断面に形成することが望ましい。
このドア開閉部構造は以上のような構成であるため、ドアパネル2,3が閉じられた状態での周囲の密閉は以下のようにして為される。
ドアパネル2,3の下辺側と上辺側では、夫々パネル2,3の全幅に亙って突設された板状部材10,16が、敷居部材6側と上部フレーム側に夫々取り付けられた弾性ガイド部材8のガイド面12に密接若しくは近接するため、密着効果や部材相互間の屈曲した狭い隙間によるラビリンス効果等によってこの部分からの騒音や煙の通過が阻止される。
また、低速側ドアパネル2の戸袋側の端部は、ドアパネル2側のシール材20が縦枠部4bの折り返しフランジ21の端部に密接することによって縦枠部4bとの間を密閉され、ドアパネル2,3の間は、高速側ドアパネル3のシール材20が低速側ドアパネル2の折り返しフランジ22の端部に密接することによって相互に密閉される。そして、高速側ドアパネル3の戸当たり側の端部は、ドア開口部1の縦枠部4cに取り付けられた弾性シール材29に当接することによって縦枠部4cとの間を密閉される。
ここで、このドア開閉部構造においては、ドアパネル2,3の上辺側と下辺側が上述のように板状部材10,16と弾性ガイド部材8によってほぼ密閉されるが、この上辺側と下辺側の密閉はドアパネル2,3が完全に閉じられた時点でシール部を面接触させるものでなく、ドアパネル2,3の開閉動作の間、板状部材10,16の側面が弾性ガイド部材8のガイド面12に対してほぼ一様に密接若しくは近接状態に維持されるようにしてあるため、ドアパネル2,3等をさして高精度に組付調整しなくても充分な密閉性能を得ることができる。
また、このドア開閉部構造の場合、ドアパネル2,3の開閉動作時には、板状部材10,16が弾性ガイド部材8のガイド面12に摺接するが、弾性材料から成り摩耗を生じ易いガイド面12は、ドア開口部1側のスライド幅全域に亙って設けられているため、ドア開閉時における摺動摩耗を少なくすることができる。即ち、ガイド面12上の接触点はドアパネル2,3の開閉動作に伴なって移動するため、ガイド面12の摺動頻度を少なくすることができる。したがって、弾性ガイド部材8の交換を頻繁に行うことなく、騒音や煙に対する遮断性能を長期に亙って維持することができる。
さらに、この実施形態においては、弾性ガイド部材8として、断面略コ字状の基部8aの開口縁に相互に対向する略中空状のガイド凸部8bが一体形成されたものを採用したため、ガイド面12と板状部材10,16との接触時に、素材のもつ弾性に加えて中空構造による弾性機能を作用させることができる。したがって、ドアパネル2,3の開閉動作時等に同パネル2,3が幅方向に振れることがあっても、上記の二つの弾性機能でもって柔軟に吸収することができる。このため、ガイド面12を板状部材10,16に充分に近接させてもドアパネル2,3の開閉動作に支障を来すことはない。また、板状部材10,16はその側面に貼着された滑性材11を介してガイド面12と摺接するため、滑性材11の作用によってガイド面12の摩耗を低減することができると共に、摺動異音の発生をも抑制することができる。
また、敷居部材6の案内溝7A,7B内に配置した弾性ガイド部材8は、開口部側が一対のガイド凸部8b,8bによって充分に狭められているため、敷居部材6上に落下したゴミや埃が弾性ガイド部材8の内部に入りにくく、小さなゴミや埃が仮に内部に入り込んでも基部8aの底面側の広いスペースに収まってドアパネル2,3の開閉動作に支障を来すことがない。さらに、この弾性ガイド部材8にあっては、入口側が狭められているため、内部に入りこんだゴミや埃がエレベータ利用者から見え難く、美観の低下を招ことがないという利点もある。
さらに、この実施形態の弾性ガイド部材8は、案内溝7A,7Bの嵌合溝13に係止突起8cを嵌合することによって規定位置に正確に取り付けることができるため、取り付け、取り外し作業が容易であるうえ、取付け時における弾性ガイド部材8自体のずれや変形をも無くすことができる。したがって、取り付け、取り外しの作業性を向上させることができると共に、美観の低下やエレベータ利用者の躓きを未然に防止することができる。さらに、弾性ガイド部材8は案内溝7A,7Bから容易に取り外すことができるため、メンテナンス時等に案内溝7A,7Bから取り外して弾性ガイド部材8の底部に溜まっているゴミや埃を簡単に取り除くことができる。
また、このドア開閉部構造は、低速側ドアパネル2の戸袋側端部と縦枠部4bの間、及び、高速側ドアパネル3の戸袋側端部と低速側ドアパネル2の間を、折り返しフランジ21,22の端部にシール材20を当接させることによって密閉しているが、折り返しフランジ21,22とシール材20の当接状態は、ナット25の締め付けを緩めて第1支持プレート18に対して第2支持プレート19をドア開閉方向に適宜スライドさせることで容易に調整することができる。しかも、この実施形態においては、点検窓26から上記の当接状態を目視確認しつつ調整作業を行うことができるため、シール材20を折り返しフランジ21,22に対して正確に当接させることができる。
また、この実施形態においては、弾性ガイド部材8や他の弾性シール材28,29をすべて難燃性材料から形成するようにしているため、火災発生時の火炎によって遮煙性能が早期に低下する不具合を無くすことができる。
尚、この発明の実施形態は以上で説明したものに限るものではなく、例えば、上記の実施形態では、図12に示すように第2支持プレート19の接合壁19a上の第1支持プレート18に重合されない部分に点検窓26を形成したが、図14に示すように、第2支持プレート19の接合壁19a上の第1支持プレート18に重合される部分にドア開閉方向に沿う長孔26bを形成する一方で、第1支持プレート18に、第2支持プレート19のスライド調整範囲の全域で長孔26bとオーバーラップする円形状の孔26aを形成し、これらの長孔26bと孔26aによって点検窓を構成するようにしても良い。
また、三方枠の上枠部4aの側面を乗場側の弾性ガイド部材8の下端側面に当接させるのに代え、上枠部4aの側面を乗場側の案内溝部材15Aの側面に当接させるようにしても良い。
また、以上では2枚のドアパネル2,3がドア開口部1を片側にスライド開閉するタイプのドア開閉部構造について説明したが、図15に示すように、ドアパネル2,3がドア開口部1を両側にスライド開閉するタイプに同様の構造を採用するようにしても良い。この実施形態では、各ドアパネル2,3に第1,第2支持プレート18,19を介して取付けられたシール材20は両側の縦枠部4b,4cの折り返しフランジ21に対して夫々当接させ、ドアパネル2,3相互は一方のパネル2に取付けた断面凸状の弾性シール材29aと他方のパネル3に取付けた断面凹状の弾性シール材29bを介して当接させるようにしている。
さらに、上記の実施形態では別体の板状部材10,16をドアパネル2,3の上下に夫々取付けたが、これらの板状部材10,16はドアパネルを構成するパネル基材を上下に延出させて、同基材と一体に成形するようにしても良い。
この出願の発明の一実施形態を示すものであり、昇降路側から見たドア開閉部の斜視図 同実施形態を示すドア開閉部の正面図。 同実施形態を示すドアパネル下端の背面図。 同実施形態を示すドアパネル下部側の拡大断面図。 同実施形態の変形例を示す図4と同様の断面図。 同実施形態を示すドアパネル上部側の分解斜視図。 同実施形態を示すものであり、ヘッダブラケットの上部を破断してドア開閉部を上方から見た平面図。 同実施形態を示すものであり、図1のA−A断面に対応する断面図。 同実施形態を示すものであり、図1のB−B断面に対応する断面図。 同実施形態を示すものであり、上部側の部材を一部を取り去って昇降路側から見たドア開閉部のドア閉状態の斜視図。 同実施形態を示すドア開閉部のドア閉状態の水平断面図。 同実施形態を示す図10のC部の拡大断面図。 同実施形態を示す図12のD部の水平断面図。 この出願の発明の他の実施形態を示す図12に対応の斜視図。 この出願の発明さらに他の実施形態を示す図11に対応の水平断面図。
符号の説明
1…ドア開口部
2,3…ドアパネル
4a…上枠部(上部フレーム)
5…ヘッダブラケット(上部フレーム)
6…敷居部材
7A,7B…案内溝
8…弾性ガイド部材
8a…基部
8b…ガイド凸部
8c…係止突起
10…板状部材
11…滑性材
12…ガイド面
13…嵌合溝(凹状嵌合部)
15A,15B…案内溝部材
16…板状部材
18…第1支持プレート
19…第2支持プレート
20…シール材
21,22…折り返しフランジ(当て板)
26…点検窓
27…蓋部材

Claims (16)

  1. エレベータ乗場のドア開口部の下辺に配置された敷居部材の上面に長手方向に沿って案内溝が形成され、前記ドア開口部を幅方向にスライド開閉するドアパネルが前記案内溝にガイドされるドア開閉部構造において、
    前記ドアパネルの下縁に、ドアパネルの幅方向に亙る硬質の板状部材を下方に向けて突設する一方、対向する一対のガイド面を有する弾性ガイド部材を前記案内溝内に長手方向に亙って取り付け、前記弾性ガイド部材の一対のガイド面間に前記板状部材を挿入したことを特徴とするエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  2. 前記弾性ガイド部材を、案内溝の断面形状に略沿う断面略コ字状の基部と、その基部の開口端に内向きに突設された略中空状の一対のガイド凸部と、を備えた断面形状に形成し、前記ガイド凸部の先端面を前記ガイド面としたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  3. 前記敷居部材の案内溝内に凹状嵌合部を設け、前記弾性ガイド部材の外面に前記凹状嵌合部に嵌合される係止突起を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  4. 前記弾性ガイド部材を、前記敷居部材の上面よりも低くなるように案内溝内に配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  5. 前記弾性ガイド部材を難燃性材料によって形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  6. 前記板状部材の弾性ガイド部材と摺接する面に滑性材を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  7. エレベータ乗場のドア開口部の上辺に配置された上部フレームに、ドア開口部を幅方向に開閉するドアパネルがスライド自在に吊り下げ支持されたドア開閉部構造において、
    前記ドアパネルの上縁に、ドアパネルの幅方向に亙る硬質の板状部材を上方に向けて突設する一方、対向する一対のガイド面を備えた弾性ガイド部材を前記ドアパネルのスライド幅に亙るように前記上部フレーム側に取り付け、前記弾性ガイド部材の一対のガイド面間に前記板状部材を挿入したことを特徴とするエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  8. 前記弾性ガイド部材を、断面略コ字状の基部と、その基部の開口端に内向きに突設された略中空状の一対のガイド凸部と、を備えた断面形状に形成し、前記ガイド凸部の先端面を前記ガイド面としたことを特徴とする請求項7に記載のエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  9. 前記上部フレームに、ドアパネルのスライド方向に沿う断面コ字状の案内溝部材を取り付け、その案内溝部材の内側に凹状嵌合部を設けると共に、前記弾性ガイド部材の外面に前記凹状嵌合部に嵌合される係止突起を設けたことを特徴とする7または8に記載のエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  10. 前記弾性ガイド部材または案内溝部材の側面を上部フレームに当接させたことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載のエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  11. 前記弾性ガイド部材を難燃性材料によって形成したことを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載のエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  12. 前記板状部材の弾性ガイド部材と摺接する面に滑性材を設けたことを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載のエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  13. エレベータ乗場のドア開口部に、その開口部を幅方向にスライド開閉するドアパネルが設けられ、そのドアパネルの戸袋側の端部に、ドア閉時に、ドア開口部の戸袋側の当て板または別のドアパネルの戸袋側の当て板にドアパネルの閉動作方向から弾接するシール材が設けられたドア開閉部構造において、
    ドアパネルの戸袋側の端部に第1支持プレートを設け、前記シール材を保持する第2支持プレートを、ドア開閉方向にスライド調整可能に前記第1支持プレートに取り付けたことを特徴とするエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  14. 前記第1支持プレートと第2支持プレートの少なくともいずれか一方に、前記シール材と当て板の当接状態を確認するための点検窓を設けたことを特徴とする請求項13に記載のエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  15. 前記点検窓に脱着可能に蓋部材を取り付けたことを特徴とする請求項14に記載のエレベータ乗場のドア開閉部構造。
  16. 前記シール材を難燃性材料によって形成したことを特徴とする請求項13〜15のいずれかに記載のエレベータ乗場のドア開閉部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017176608A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 日清食品ホールディングス株式会社 蒸煮装置
CN107285175A (zh) * 2016-04-13 2017-10-24 奥的斯电梯公司 电梯厅门总成和电梯系统
CN109081227A (zh) * 2018-05-14 2018-12-25 南通中尧特雷卡电梯产品有限公司 一种电梯门底板及其保护装置

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