JP7138882B2 - スポークホイールの加飾装置 - Google Patents
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Description
このような自動車用車輪では、車輪外側面に取り付ける構造の工夫を要する一方、例えば自転車を典型的な例として、スポークホイールを具えた車輌の場合には、このような手法は取り得ない。即ち、自転車等のスポークホイールでは、その側面に加飾板(オーナメントディスク)を取り付けるとなると、例えば前輪を支持するフロントフォークや、後輪であればチェンステー、シートステー等の部材が近接してあり、取り付けることはできない。
そして上記請求項記載の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
また静止姿勢を得るオーナメントディスクの外側に、車輪の回転とともに回転する別体の固定オーナメントリングが設けられており、静止姿勢を取るオーナメントディスクの外周に回転する固定オーナメントリングが位置することにより、よりバラエティのある装飾効果が得られる。
図中符号1で示すものが本発明の「スポークホイールの加飾装置」(以下、加飾装置1と略記する)であって、このものは車輌の一例たる自転車2におけるスポークホイール3に取り付けられる。
前記加飾装置1の説明に先立ち、車輌の一例である自転車2について説明すると、このものは図1に示すように、フレーム21に対し、フロントフォーク22、ハンドル23、サドルシート24及びチェーン等が具えられた伝動装置25を具えて成る。
そしてフレーム21の前後に具えられるホイールとしては、スポークホイール3が適用されている。なおキャストホイールであってもスポーク自体が構成されていることもあるが、ここに言うスポークホイールとは、いわゆるワイヤースポークが編み込まれたホイールである。
またリム32は一般的な形状であり、その内側にスポーク33の端部がニップル32aにより固定され、スポーク33の基部は、前記ハブフランジ36に形成されるスポーク孔に対し係止される。
なおハブ31については常法に従い、ベアリングを介してシャフト37により支持されて、車体側(例えばフロントフォーク22)に取り付けられる。
なおスポークホイール3を利用した車輌としては、前記自転車2が最も典型的であるが、更に電動アシスト自転車、自動二輪車、人力車、車椅子、等が本発明の適用対象と成り得る。
先ずボス4は図3に示すように、全体としては軸付小径の回転コロ状と表現できるような形状であり、一例として図4(a)に示すように、側面視でほぼ直径方向に二分割したボス要素片4a、4bが組み合わされて構成されている。すなわち、ボス4はボス中心孔41を具えるものであり、このボス中心孔41は前記スポークホイール3におけるハブセンター35に緩く外嵌めできるような径寸法としている。
なおボス中心孔41は、ボス要素片4a、4bとして見ると、実質的にボス要素片4a、4bの合わせ面420側において、中心孔凹部41aとして形成される。
前記ボス要素片4aにおける組立固定部42aは図4(a)に示すように、側面視において中心孔凹部41aと同心円の半円柱状に形成されるものであり、図4(b)に示すように合わせ面420における中心孔凹部41aの両側にナット孔421が形成されるとともに、ここに固定ナット46が圧入される。
一方ボス要素片4bにおける組立固定部42bは図4(a)に示すように、まず組立固定部42aと同様に側面視において中心孔凹部41aと同心円の半円柱状に形成され、中心孔凹部41a両側部を外周側から合わせ面420に向かって垂直方向に切除することにより、ボルト受け部423が形成され、ここにボルト孔422が穿孔されて成るものである。
なおディスク嵌込部431の最深部、実質的にはボス4の軸方向中心付近は芯当部433とされ、後述するオーナメントディスク5の中心孔51と接するように構成されている。
次いで組立固定部42a、42bの中心孔凹部41aをハブセンター35を囲むように位置させてこれらを組み合わせ、組立固定部42bにおけるボルト孔422に対し、ワッシャ45aが挿通された固定ボルト45を挿入するとともに、組立固定部42aの固定ナット46のネジ山に対し締め込むことにより、ボス要素片4a、4bの組み立て状態を得る。
もちろん固定ナット46に関しては、ボス要素片4aにおける組立固定部42aの強度が十分であれば予め雌ネジをタップ形成しておき、固定ナット46を排することも可能である。
またボス中心孔41の軸方向の長さ寸法は、ハブフランジ36間の寸法より僅かに短い寸法とされる。
なお上述のようにボス4として一体化されたボス要素片4a、4bは図3(c)に示すように、側面視において組立固定部42aと組立固定部42bの形状が異なるものであり、体積が大きい組立固定部42aは、体積が小さい組立固定部42bよりも質量が大きくなる。
またディスク本体50の実際の使用状況を考慮すると、このものは既に組み立てられた状態のスポークホイール3に後付けされることが多いことから、二分割された二枚のディスク本体要素50a、50bを組み合わせて構成されるものとし、左右のスポーク33の間に形成される可飾スペースS内に二枚のディスク本体要素50a、50bを挿入した後、可飾スペースS内においてこれらを帯状透明樹脂粘着テープ等の接続片を用いて組み合わせることにより、円盤状のディスク本体50が構成されるような形態が採られる。
この実施例では、このような重心Gの設定は、図6(b)に示すように中心孔51の位置を円盤状のディスク本体50の中心からずらした位置に形成することにより、ディスク本体50の中心に中心孔51′が形成された場合の重心G′とは異なる部位に重心Gが位置するようにした。
この他にも、オーナメントディスク5の外周部を一部径を大きくして重量を増すようにしたり、あるいは前記接続片を利用する等して、ディスク本体50の重量バランスを異ならせることにより、重心Gを所望の箇所に位置させることができる。
そしてこのような接触回避可能ゾーンZの範囲内に収まるように、ディスク本体50の形状が設定される。
更に前記ディスク本体50は、その表面に適宜の表示図柄52を形成する他、適宜全反射リフレクタを設けることも好ましい。
この固定オーナメントリング6は、図7(a)中に拡大して示すように、一部にスリット6aが形成されることにより分断された円環状部材であり、このものは可飾スペースS内のリム32付近において左右のスポーク33間に挟み込むように取り付けられる。
なおこの固定オーナメントリング6の表面にも、適宜の表示図柄62を形成するものとする。
まず図7(a)、(b)に示すように、二分割されたディスク本体50のうち、ディスク本体要素50aを適宜スポーク33間から可飾スペースSに挿入する。
次いで図7(c)に示すように、中心孔51の周辺部をボス4におけるディスク嵌込部431に嵌め込むとともに、図8(b)に示すように最深部の芯当部433に当接させる。
更に図7(d)に示すように、もう一方のディスク本体要素50bを同様に適宜スポーク33間から可飾スペースSに挿入する。
次いで図7(e)に示すように、中心孔51の周辺部をボス4におけるディスク嵌込部431に嵌め込むとともに、図8に示すように最深部の芯当部433に当接させるものであり、この際、ディスク本体要素50aとディスク本体要素50bの端面を付き合せるようにして円盤状とする。
更にディスク本体要素50aとディスク本体要素50bとの当接部周辺を適宜の帯状透明樹脂粘着テープ等の接続片で固定する。
このような装着を行なうことにより、一体化されたボス4とオーナメントディスク5全体での重心Gの位置は、より顕著にディスク本体要素50a側の部位に位置することとなる。
もちろん厳密には、ボス4に対しては、ハブセンター35の回転力が伝わるとともに、走行時の振動も伝わるため、オーナメントディスク5が前後方向にわずかに揺動することは避けられないが、オーナメントディスク5が回転してしまうようなことはない。
なお固定オーナメントリング6は、スポークホイール3とともに回転するため、走行時には外部からの表示図柄62の視認は難しく、専ら図9(a)に示すように停車時に表示図柄62の顕示を行なう。しかしながら、例えばリム32に沿うような渦巻状ライン等であれば、スポークホイール3の回転が強調されたような表現も採り得る。
本発明は上述した実施例を基本となる実施例とするものであるが、本発明の技術思想に基づいて以下に示すような実施例を採ることもできる。
まずボス4自体は、スポークホイール3のハブセンター35との間で自由回転が維持されることが必要であり、且つ予めスポーク組みされて完成したスポークホイール3が提供されたとしても後付けが可能であるような構成が好ましいことから、ボス4を二分割した例を示したが、必ずしもこの構成である必要はない。要は後付けでスポークホイール3におけるハブセンター35に装着することができるような形態であればよい。
具体的には図10(a)に示すように、幾分弾性のある樹脂素材等でボス4を構成し、これをボルト・ナット等で締め込んで構成することも可能である。この場合、その周縁に四箇所程、固定用のブラケット状部材を設け、これを利用して例えば中心補強プレート54等にビス止め等によりオーナメントディスク5を固定するような手法が採り得る。
なおこの中心補強プレート54も、二分割されたリング状部材を適用し、この中心補強プレート54自体はディスク本体50に適宜の粘着手段で固定する。この場合、中心補強プレート54の合わせ面と、ディスク本体要素50a、50bの合わせ面とをずらすことにより、ディスク本体要素50a、50b相互を固定する作用を担わせることもできる。
2 自転車
21 フレーム
22 フロントフォーク
23 ハンドル
24 サドルシート
25 伝動装置
3 スポークホイール
31 ハブ
32 リム
32a ニップル
33 スポーク
34 タイヤ
35 ハブセンター
36 ハブフランジ
37 シャフト
38 軸筒部材
4 ボス
4a ボス要素片
4b ボス要素片
41 ボス中心孔
41a 中心孔凹部
42a 組立固定部
42b 組立固定部
420 合わせ面
421 ナット孔
422 ボルト孔
423 ボルト受け部
43 ディスク固定部
431 ディスク嵌込部
432 ディスク保持フランジ
433 芯当部
45 固定ボルト
45a ワッシャ
46 固定ナット
5 オーナメントディスク
50 ディスク本体
50a ディスク本体要素
50b ディスク本体要素
51 中心孔
52 表示図柄
53 スリット
54 中心補強プレート
55 姿勢設定バランサ
6 固定オーナメントリング
6a スリット
62 表示図柄
G 重心
S 可飾スペース
Z 接触回避可能ゾーン
Claims (1)
- ハブとスポークとリムとを具えたスポークホイールのハブの外周側に回転自在に取り付けられ、フリー回転するボスと、
このボスに支持され、左右スポーク間に配置されるオーナメントディスクとを具え、
前記オーナメントディスクは、オーナメントディスクがスポークホイールの回転に拘わらず静止姿勢を取ることができるように重心が設定されており、
更に前記オーナメントディスクの外周端を間隔を隔てて囲むように、別体の固定オーナメントリングを有し、
この固定オーナメントリングはスポークホイールのリム側において左右スポーク間に挟持されて固定されるものである ことを特徴とするスポークホイールの加飾装置。
Priority Applications (1)
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JP2018046892A JP7138882B2 (ja) | 2018-03-14 | 2018-03-14 | スポークホイールの加飾装置 |
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