JP7130742B2 - 回転機器 - Google Patents

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Description

本発明は回転機器に関する。
従来、モータと、モータを収容するハウジングとを備え、外部機器に回転力を伝達する回転機器において、モータと外部とを接続する端子を、いわゆるクランク形状にしたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、モータと、配線が形成された基板と、モータと配線が形成された基板とを電気的に接続するフレキシブル基板とを備えた回転機器において、フレキシブル基板の端子部に設けられたランドを半田接合したものがある。(例えば、特許文献2を参照)。
また、モータにより回転し、回転力を外部に伝達するギアと、ギアの回転数または回転角度を検出するセンサと、これらを収納するハウジングとを備えるものがある。上記センサは、ギアと一体に回転するブラシと、ブラシと電気的に接触する配線パターンが形成された配線基板を備えている(例えば、特許文献3を参照)。
特開2011―41382号公報 特開2015-216844号公報 実開平01-123451号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された回転機器における端子は、抜去方向における外力に対して信頼性が担保されていない場合がある。また、上記特許文献2に開示された回転機器の構成は、フレキシブル基板の接合状態に関する信頼性が担保されていない場合がある。また、上記特許文献3に開示された回転機器の構成は、センサ性能の低下を防止するうえで、配線基板の配置については改良の余地が残されている。
本発明は、上記のいずれかを課題の一例とするものであり、信頼性または性能を高めることのできる回転機器を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
モータと、外部と前記モータとを電気的に接続する複数の接続端子と、前記モータと前記複数の接続端子とを収納するハウジングと、を備え、前記ハウジングは、係合部を有する第1のハウジングと、係合部を有する第2のハウジングと、当該第1のハウジングと当該第2のハウジングとで構成されるコネクタ部と、を備え、前記複数の接続端子は、それぞれ、挿入方向又は抜去方向に延在する第1延在部と、挿入方向又は抜去方向に延在する第2延在部と、挿入方向または抜去方向と交差する方向に屈曲された屈曲部とを有し、前記屈曲部は、第1のコーナおよび第2のコーナと、当該第1のコーナと当該第2のコーナとを繋ぐ中間部と、を備え、前記第1延在部は、挿入方向又は抜去方向において、前記第1のコーナから前記ハウジングの外方に向かって延在し、前記第2延在部は、挿入方向又は抜去方向において、前記第2のコーナから前記ハウジングの内方に向かって延在し、前記複数の接続端子は、前記コネクタ部に配置されており、前記第1のハウジングの係合部と前記第2のハウジングの係合部はそれぞれ凸部を備え、前記第1のコーナおよび前記第2のコーナと、前記第1のハウジングの係合部および前記第2のハウジングの係合部とは、互いに係合しており、前記コネクタ部は、前記屈曲部と係合する凹部を備え、前記凹部は、挿入方向又は抜去方向において、前記屈曲部の中間部と接触する第1接触面を有し、前記第1接触面は、前記中間部に対して、前記ハウジングの内方にある。
また、本発明の回転機器は、モータと、配線が形成された基板と、前記配線が形成された基板と前記モータとを電気的に接続するフレキシブル基板と、を備え、前記フレキシブル基板と前記配線が形成された基板とは、接合部材を介して互いに重なり合っており、前記フレキシブル基板が有する第1のランドは孔部を有し、前記接合部材は、前記孔部を介して前記配線が形成された基板が有する第2のランドに接触している。
また、本発明の回転機器は、ギアと、前記ギアを回転させるモータと、前記ギアの回転数または回転角度を検出するセンサと、前記ギアと、前記モータと、前記センサとを収納するハウジングと、を備え、前記センサは、前記ギアとともに回転するブラシと、前記ブラシと電気的に接触する円弧状の配線が形成された基板と、を有し、前記配線が形成された基板は、前記円弧状の配線の内側に設けられ、前記ギアの回転軸に対して回転自在に設けられる第1の孔部と、前記ハウジングに設けられた凸部が挿通される第2の孔部と、を備える。
図1は、実施形態に係る回転機器における第1のケーシングと第2のケーシングとを分離した状態を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係る回転機器の分解斜視図である。 図3Aは、実施形態に係る回転機器の第2のケーシングを取り外した平面図である。 図3Bは、第2のケーシングの底面図である。 図4Aは、配線が形成された基板の配置状態を断面視で示す説明図である。 図4Bは、第1の支持部を断面視で示す説明図である。 図4Cは、第2の支持部を断面視で示す説明図である。 図4Dは、第3の支持部を断面視で示す説明図である。 図5は、端子の側面図である。 図6Aは、図5のA-A線における断面図である。 図6Bは、変形例に係る接続端子の断面視による説明図である。 図7Aは、第1のケーシングにおける接続端子の固定部を示す斜視図である。 図7Bは、第2のケーシングにおける接続端子の固定部を示す斜視図である。 図7Cは、接続端子の固定部を示す模式図である。 図8は、接続端子の保持部材を示す斜視図である。 図9は、配線が形成された基板とフレキシブル基板との接合状態を示す斜視図である。 図10Aは、配線が形成された基板とフレキシブル基板との接合状態を断面視で示す説明図である。 図10Bは、フレキシブル基板の第1の平面部の一部を示す説明図である。 図11Aは、他の実施形態に係る回転機器の第2のケーシングを取り外した平面図である。 図11Bは、他の実施形態に係る回転機器が備えるフレキシブル基板の斜視図である。 図11Cは、さらなる他の実施形態に係る回転機器の第2のケーシングを取り外した平面図である。 図12は、他の実施形態に係る接続端子を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ構成要素には同じ符号を付している。
図1は、実施形態に係る回転機器における第1のケーシングと第2のケーシングとを分離した状態を示す斜視図、図2は、実施形態に係る回転機器の分解斜視図である。また、図3Aは、実施形態に係る回転機器の第2のケーシングを取り外した平面図、図3Bは、第2のケーシングの底面図である。また、図4Aは、配線が形成された基板の配置状態を断面視で示す説明図、図4Bは、第1の支持部を断面視で示す説明図、図4Cは、第2の支持部を断面視で示す説明図、図4Dは、第3の支持部を断面視で示す説明図である。
実施形態に係る回転機器1は、例えば、車両用の空調システム(図示せず)などに用いられ、風量等を制御するためのルーバを回動させることができる。図1に示すように、回転機器1は、それぞれ後述するモータ3、出力ギア5および複数の伝達ギア6、センサ7等により構成される機能部をハウジング2の内部に収納している。
ハウジング2は、第1のケーシング21と、第2のケーシング22とに分離可能に構成される。なお、第1のケーシング21および第2のケーシング22は、それぞれポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ABS等の樹脂材料で形成される。
第1のケーシング21は、ハウジング2の底部となる第1の面部210(図4A)と、この第1の面部210の外周部に設けられた第1の側壁部211と、開口部212とを有する。また、図2および図3Aに示すように、第1のケーシング21には、センサ(角度センサ)7が備える配線が形成された基板700を位置決めするための凸部218が第1の面部210の内側面に設けられている。
第2のケーシング22は、ハウジング2の天面部となる第2の面部220(図4A)と、この第2の面部220の外周部に設けられた第2の側壁部221と、第2の側壁部221で囲まれた開口部222とを有する。また、図3Bに示すように、第2のケーシング22には、配線が形成された基板700を支持する第1の段部201が第2の面部220の内側面に設けられている。また、第1のケーシング21には、図4Dに示すように、第1の段部201と協働して、配線が形成された基板700を保持する凸部201aが設けられている。
また、図3B、図4Aおよび図4Dに示すように、第2のケーシング22には、出力ギア5の回転軸51の端部を回転自在に支持するとともに、先端部が配線が形成された基板700を支持する第2の段部202となる筒状の支持部228が形成されている。また、図3Bに示すように、第2のケーシング22の外周には、回転機器1を例えば空調システムに組込む際に、所定位置に取り付けるための4つの取付部23、24、25、26が設けられている。
このように、開口部212を有する第1のケーシング21と、同じく開口部222を有する第2のケーシング22とを、開口部212,222同士を突き合わせた状態で連結することでハウジング2が構成される。
なお、第1のケーシング21には、第2のケーシング22の複数の係合部223のそれぞれに対応する複数の突起(以下、係合突起213と称する)が第1の側壁部211に一体に形成されている。一方、第2のケーシング22には、第1のケーシング21側に延出するように、第2の側壁部221の外周に複数の係合部223が一体に形成されており、かかる係合部223に係合突起213が係合する。係合部223の一部には孔(以下、係合段部(段部)224と称する)が設けられるものもあり、一部の係合突起213はかかる係合段部(段部)224に係合する。
こうして、第1のケーシング21と第2のケーシング22とを合わせ、係合突起213と係合部223とを係合させることで、第1のケーシング21と第2のケーシング22とが強固に一体化され、各種部品を含む機能部を収容可能なハウジング2が構成される。
なお、本実施形態では、第1のケーシング21に係合突起213を設け、第2のケーシング22に係合部223を設けるようにしているが、第1のケーシング21に係合部223を設け、第2のケーシング22に係合突起213を設けるようにしてもよい。
また、図1および図2に示すように、第1のケーシング21の第1の側壁部211の一部と第2のケーシング22の第2の側壁部221の一部とには、それぞれ互いに対応する突出部219,229が形成されている。
突出部219,229は、本実施形態では、モータ3の回転軸31が延在する方向に突出しており、これら突出部219,229同士が接合して、後述する複数の接続端子4が内部に配置されるコネクタ部20(図4参照)が形成される。コネクタ部20には、接続端子4をしっかりと保持可能な固定部215(図7C参照)が設けられており、かかる固定部215に保持された接続端子4により、コネクタ部20と外部コネクタとを接続することで、後述するモータ3と外部とを電気的に接続することができる。なお、固定部215については後に詳述する。
実施形態に係る回転機器1は、機能部を構成する各種の部品として、図1~図3Aに示すように、少なくともモータ3と、モータ3の回転を外部に機械的に出力する出力ギア5と、出力ギア5にモータ3の回転を伝達する複数の伝達ギア6と、出力ギア5の回転角または回転数を検出するセンサ7とを備える。回転機器1は、センサ7で検出した出力ギア5の回転角または回転数に基づいて、モータ3の回転制御を行うことができる。
複数の伝達ギア6は、それぞれ多段に構成された第1伝達ギア61と第2伝達ギア62とを有する。モータ3の回転は、回転軸31(図3A)に取付けられたウォームギア32と第1伝達ギア61が噛合し、この第1伝達ギア61から第2伝達ギア62を介して出力ギア5に伝達される。そして、出力ギア5に設けられた回転軸51により、例えば、空調システムのルーバ(不図示)に連結される被駆動部材を回動させることができる。
以下、図1~図4Dに加え、図5~図10を参照しながら、機能部を構成する各要素について、また、各要素の取付構造について具体的に説明する。図5は、接続端子4の側面図、図6Aは、図5のA-A線における断面図、図6Bは、変形例に係る接続端子の断面視による説明図である。また、図7Aは、第1のケーシング21における接続端子4の固定部215を示す斜視図、図7Bは、第2のケーシング22における接続端子4の固定部215を示す斜視図、図7Cは、接続端子4の固定部215を示す模式図であり、図8は、接続端子4の保持部材を示す斜視図である。さらに、図9は、配線が形成された基板とフレキシブル基板との接合状態を示す斜視図、図10Aは、配線が形成された基板とフレキシブル基板との接合状態を断面視で示す説明図、図10Bは、フレキシブル基板の第1の平面部の一部を示す説明図である。
(モータ3)
図1~図3Aに示すように、モータ3は出力ギア5を回転させるための駆動源であり、本実施形態ではモータ3にDCモータを用いている。モータ3は、図2に示すように、角部が湾曲した四角柱状の外形を有する外殻(フレーム)を備える本体部30と、回転軸(シャフト)31と、この回転軸31に取付けられたウォームギア32と、一対のモータ端子33,33とを備えている。
(伝達ギア6)
伝達ギア6は、所定の減速比(ギア比)でモータ3の回転軸31の回転を出力ギア5に伝達させるためのギアであり、本実施形態では、前述したように、それぞれ多段に構成された第1伝達ギア61と第2伝達ギア62とを用いている。
より具体的に説明すると、実施形態における伝達ギア6は、図2に示すように、第1の大径部611と第1の小径部612とを有する第1伝達ギア61と、第2の大径部621と第2の小径部622とを有する第2伝達ギア62とからなる。そして、第1伝達ギア61の第1の大径部611が、モータ3の回転軸31に取付けられたウォームギア32と噛合する。そして、第1の大径部611と連動する第1の小径部612が、第2伝達ギア62の第2の大径部621に噛合し、第2の大径部621と連動する第2の小径部622が出力ギア5に噛合する。
このように、モータ3と出力ギア5との間に、第1伝達ギア61および第2伝達ギア62を介在させることで、モータ3の回転軸31の回転を所定のギヤ比で減速して出力ギア5の回転軸51に伝達することができる。なお、第1伝達ギア61および第2伝達ギア62に加えて、モータ3の回転軸31に装着したウォームギア32を含めて伝達ギアとすることもできる。
なお、本実施形態では、ハウジング2内の少ないスペースを利用して、モータ3の回転軸31の回転を適切な減速比で出力ギア5に伝達できるように、多段に構成された第1伝達ギア61と第2伝達ギア62とからなる伝達ギア6を用いた。しかし、伝達ギア6の構成は、この実施形態に開示されたものに限られず、単一の段で形成された伝達ギアを複数用いるなど、適宜変更することができる。
(出力ギア5)
出力ギア5は、図4に示すように、出力軸となる回転軸51と、回転軸51に一体的に形成された円板状のギア本体52とを備えている。回転軸51は、第2のケーシング22の第2の面部220に回転自在に支持される端部512と、この端部512と反対側に形成され、内周面に歯列511が形成された出力部510とを有する。なお、出力部510は、第1のケーシング21の内部に位置する。
そして、出力部510の外側にギア本体52が設けられる。そして、ギア本体52の外周面に形成された歯列513が、第2伝達ギア62の第2の小径部622に噛合し、モータ3からの回転が出力ギア5に伝達される。
なお、出力部510には、例えばスプラインが形成された駆動軸を嵌合させることができる。そして、かかる駆動軸を回動させることにより、例えば、車両用の空調システムのルーバを回動させることができる。
また、図4Aに示すように、出力ギア5の回転軸51には、第2のケーシング22との間で、後に詳述するセンサ7が備える配線が形成された基板700を支持する段差部515が形成されている。すなわち、センサ7の配線が形成された基板700には、出力ギア5の回転軸51に隙間嵌めされる第1の孔部710が形成されており(図2および図9参照)、かかる第1の孔部710に回転軸51を挿通した際に、段差部515によって配線が形成された基板700が支持されることになる。よって、第1の孔部710が回転軸51に固定されている。
なお、回転機器1としては、回転対象となる駆動軸を出力ギア5に直接接続させる態様に限定されることはない。例えば、回転機器1と回転対象となる駆動軸との間に、さらに他の減速ギアなどを介在させてもよい。
(センサ7)
前述してきたように、例えば車載用の空調システムにおけるルーバを所定の状態に回動させるためには、回転機器1は、センサ7を用いて出力ギア5の回転角等の検出を行う必要がある。
センサ7は、図2に示すように、配線が形成された基板700とブラシ75とを備えている。ブラシ75は、導電性を有する材料で形成され、出力ギア5における第2のケーシング22側の面に取付けられ、当該出力ギア5とともに回転する。また、配線が形成された基板700は、図9に示すように、ブラシ75の接点751,752と電気的に接触する第1の円弧状の配線(以下、配線パターンと呼称する)701および第2の円弧状の配線(以下、配線パターンと呼称する)702が形成されている。
配線が形成された基板700は、例えば、厚さを約300μm~約1600μmとしたエポキシ系樹脂により、一方が矩形形状、他方が円形形状に形成されている。そして、図9に示すように、円形状に形成された領域に、電気抵抗の大きな第1の配線パターン701および電気抵抗の小さな第2の配線パターン702が、それぞれ第1の孔部710を中心とする円弧状に形成されている。すなわち、第1の配線パターン701および第2の配線パターン702は、第1の孔部710に対して同心円状に配置されている。
そして、外側に位置する第1の配線パターン701の両端部の各々と、矩形形状に形成された領域の端縁側に設けられたランド部703a,703c(第2のランド)とを電気的にパターン接続している。同様に、第1の配線パターン701の内側に位置する第2の配線パターン702の一部についても、ランド部703a,703cの間に設けられたランド部703b(第2のランド)に電気的にパターン接続している。後に詳述するが、ランド部703は、基板としてのフレキシブル基板8に形成されたランド部である第1のランド803に半田接合される。なお、以下では、ランド部703a,703b,703cを総称して第2のランド703と記す場合がある。
上述の第1の配線パターン701と第2の配線パターン702とは、ロータリ型の可変抵抗部を構成する。すなわち、ブラシ75の接点751,752が接触する接触位置が出力ギア5の回転に伴って周方向に変化すると、一方のランド部703aから他方のランド部703cに至る経路の抵抗値が変わる。
そのため、一方のランド部703aと他方のランド部703cとの間に、例えば所定の電圧を印加した状態で、ブラシ75の接触位置が周方向に変位すると、一方のランド部703aと他方のランド部703cとの間の電圧が変化する。その際、ブラシ75の接触位置の変位と、電圧の変化が直線的な比例関係にあるため、かかる電圧の変化によって出力ギア5の回転角を検出することができる。
ところで、配線が形成された基板700には、図3Aに示すように、第1の孔部710の他に、この第1の孔部710を頂点とする二等辺三角形を描くように、第2の孔部720と第3の孔部730とが形成されている(図2および図9参照)。
第2の孔部720は、第1のケーシング21に設けた凸部218(図2)を挿通するための孔であり、円柱状に形成された凸部218に対して所定の間隙を有する長孔状に形成されている。
第3の孔部730は、後述するフレキシブル基板8と半田接続する際の位置決めするために形成されている。
前述したように、第2のケーシング22には、配線が形成された基板700を支持する第1の段部201と第2の段部202とが形成されており、また、本実施形態では、第2のケーシング22における第3の孔部730の近傍に前述の第1の段部201が設けられている。
したがって、配線が形成された基板700は、第1支持部a1、第2支持部a2、第3支持部a3よって三点支持されることになる。すなわち、第1支持部a1は、出力ギア5の回転軸51に設けられた段差部515および第2のケーシング22の筒状の支持部228に設けられる第2の段部202により構成される。また、第2支持部a2は、第1のケーシング21に設けられた凸部218および第2のケーシング22に設けられた筒状部203により構成される。そして、第3支持部a3は、第2のケーシング22に設けられた第1の段部201および第1のケーシング21に設けられた凸部201aにより構成される。こうして、配線が形成された基板700は、三点支持されることになるため、平行度の精度が高い状態でハウジング2内に配置することができる。
なお、第1支持部a1では、出力ギア5の回転軸51と第1の孔部710との間で、径方向に間隙が設けられた隙間嵌めとし、第2支持部a2では、凸部218と第1の孔部710との間で、径方向に間隙が設けられた隙間嵌めとし、第3支持部a3では、配線が形成された基板700と第1の段部201および凸部201aとの間で、回転軸51方向に隙間が設けられた隙間嵌めとなっている。
このように、配線が形成された基板700は、第1の配線パターン701および第2の配線パターン702の円弧の中心に設けられた第1の孔部710に出力ギア5の回転軸51が隙間嵌めされ、なおかつ第2の孔部720にはハウジング2に設けた凸部218を挿通している。
しかも、出力ギア5の回転軸51と第1の孔部710との間、凸部218と第2の孔部720との間には所定の公差内にある間隙を設け、さらに、配線が形成された基板700と、凸部218、第1の段部201、および第2の段部202のそれぞれとの間に所定の公差内にある間隙を設けている。
したがって、可変抵抗部を構成する2つの配線パターン701,702の中心とブラシ75の回転中心との片寄りをできるだけ小さくした状態で、配線が形成された基板700をハウジング2内に正確に位置決め固定することができる。そのため、配線パターン701,702に対するブラシ75の接触位置の変位と電圧の変化との直線性(リニアな比例関係)を低下させることがなく、センサ7としての機能を良好に発揮させることができる。
なお、直線性(リニアな比例関係)は、出力ギア5の回転角度と可変抵抗部の抵抗値とで決まる。詳細には、ブラシ75の回転角度と配線パターン701、702の抵抗値とで決まる。よって、配線が形成された基板700の第1の孔部710を出力ギア5の回転軸51に合わせることで、直線性を向上させることができる。
(接続端子4)
接続端子4は、回転機器1に接続される外部コネクタに接続される端子であり、図1に示すように、コネクタ部20に配置されている。本実施形態に係る回転機器1は、図2、図3Aおよび図9に示すように、5本の接続端子4を備えており、後述するフレキシブル基板8を介して2本はモータ3に、3本はセンサ7の配線が形成された基板700に接続している。
接続端子4は、図5に示すように、第1延在部(接続端子4の一部分)41と屈曲部40と第2延在部(接続端子4の他の一部分)42とを有するクランク形状に形成されている。
屈曲部40は、コネクタ部20における外部コネクタに対する挿入方向または抜去方向と交差する方向に屈曲されており、それぞれ抜去方向と直交する方向に、互いに逆向きに屈曲された第1のコーナ401および第2のコーナ402と、かかる第1のコーナ401と第2のコーナ402とを繋ぐ中間部403とを有する。
すなわち、コネクタ部20に設けられる接続端子4は、屈曲部40と、それぞれ抜去方向に延在する第1延在部41と、第2延在部42とを有するクランク状に形成されている。第1延在部41は、抜去方向に延在し、一端が第1のコーナ401からハウジング2の外方に向かって延在する。第2延在部42は、第1延在部41と平行に形成され、第2のコーナ402からハウジング2の内方に向けて延在する。そして、第1延在部41の端部が外部と電気的に接続し、第2延在部42の端部がモータ3やセンサ7と電気的に接続する。
図6Aに示すように、本実施形態における接続端子4は、断面が矩形形状、いわゆる平角の棒状の金属部材を折り曲げ加工して形成される。したがって屈曲部40の形成が容易であり、しかも、接続端子4の強度アップを図ることができる。また、接続端子4の材料コストおよび製造コストを抑えることができるため、回転機器1としてのコストダウンを図ることも可能となる。なお、接続端子4は、断面形状が矩形形状に限定されるものではなく、図6Bに示すように正方形であってもよいし、五角形以上の多角形であってもよいし、丸形であっても構わない。
実施形態に係る接続端子4は、屈曲部40がハウジング2に形成された接触面216に接触した状態で配置される。すなわち、図7Aに示すように、コネクタ部20を構成する第1のケーシング21の突出部219の奥部に形成された壁部219aの開口部212側には、第1の接触面216aを有する第1の固定部215aが設けられている。他方、図7Bに示すように、コネクタ部20を構成する第2のケーシング22の突出部229の奥部側に位置する第2の面部220には、第1の固定部215aに対応する位置に第2の接触面216bを有する凸状の第2の固定部215bが設けられている。そして、第1のケーシング21と第2のケーシング22とを突き合わせた際に、図7Cに示すように、対向する第1の固定部215aと第2の固定部215bとにより、接触面216を有する固定部215がハウジング2の内部に形成される。
また、図7Cに示すように、第2のケーシング22には凸部22c、段差部22d、凹部22eが設けられており、これら凸部22c、段差部22d、凹部22eは係合部22fを形成している。第1のケーシング21の第1の固定部215aは凸部により形成され、係合部22fと係合する係合部21f(図1参照)となっている。このため、第1のケーシング21の係合部21fと第2のケーシング22の係合部22f、第1のコーナ401と、第2のコーナ402とは互いに係合している。
このように、本実施形態におけるハウジング2は、接続端子4の屈曲部40と接触する接触面216を有する。したがって、接続端子4の挿入方向または抜去方向への力をハウジング2の面で受けることができ、接続端子4の挿入方向または抜去方向における外力に対する抵抗力を容易かつ確実に向上させることができる。
また、図7Cに示すように、固定部215は、接続端子4の屈曲部40が係合する凹部217を有する。すなわち、第1のケーシング21に形成された第1の固定部215aと、第2のケーシング22に形成された第2の固定部215bとの間に、接続端子4が配置できるだけの間隙が形成されるように凹部217を形成し、かかる凹部217に接続端子4の屈曲部40を係合させるようにしている。したがって、接続端子4を固定部215に配置するだけで、当該接続端子4の屈曲部40は凹部217に簡単に係合するため、接続端子4の固定が容易かつ確実に行える。
ところで、本実施形態では、図2および図8~図10Bに示すように、複数(5本)の接続端子4を列状に保持する矩形板状の保持部材9を備えている。保持部材9は、保持する接続端子4の数に応じて挿通孔91が設けられる。本実施形態においては、接続端子4を5本としているため、図8に示すように、保持部材9には長手方向に所定間隔をあけて5つの挿通孔91が設けられている。
かかる保持部材9は、第1のケーシング21の第1の固定部215aが形成される壁部219aの内側面に接触した状態で配置される。したがって、5本の接続端子4をハウジング2の固定部215に、まとめて簡単に配置することができるとともに、5本の接続端子4の抜去方向における外力に対する抵抗力をまとめて向上させることができる。
(フレキシブル基板8)
基板としてのフレキシブル基板8は、可撓性を有するフィルムで形成されている。例えば、厚さが約12μmから50μmのフィルム(樹脂基板)の上に接着層を形成し、接着層の上に例えば厚みが約12μm~約50μmの導体を印刷または貼り合わせた構造を有する。フィルムとしては、ポリイミドやポリエステルなどの、絶縁性を有する樹脂材料で形成される。また、導体は銅などの金属材料で形成される。なお、接着層は、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂で形成される。かかるフレキシブル基板8は、90度以上の角度で折り曲げても折り曲げ前の形態に復元することができる。
したがって、モータ3が回転して振動が生じ、かかる振動がフレキシブル基板8に伝わったとしても、振動を吸収することができる。そのため、モータ3やセンサ7や接続端子4と半田78等の接続部材で電気接続していても、これらの間に強い応力が加わることが回避でき、接続部分に亀裂や破損が発生して断線することを未然に防止することができる。
フレキシブル基板8は、図2に示すように、大きく3つの平面部81,82,83を有する。すなわち、配線が形成された基板700と接続するための第1のランド803が設けられた第1の平面部81と、モータ端子33に接続される第2の平面部82と、第1の平面部81と第2の平面部82とを繋ぐ第3の平面部83とを備えている。第2の平面部82は、フレキシブル基板8の側部を形成し、モータ3の端部を逃がすように、略半円状の凹部802が形成されている。
第1の平面部81は、配線が形成された基板700に対向する面であり、図10Bに示すように、接続端子4に接続する部分と、第1のランド803を介して配線が形成された基板700に接続する部分804、孔部805とを有する。配線が形成された基板700に接続する部分804は、配線が形成された基板700に対向する面となっている。そして、図10Aに示すように、接続端子4に接続する部分の端部81a(一端部)と、配線が形成された基板700に接続する部分の端部81b(他端部)との間には屈曲部800が形成されている。
かかる屈曲部800が設けられているために、第1のランド803を介して配線が形成された基板700と半田接続する際には、接続端子4の抜去方向における位置ずれを吸収することができる。また、フレキシブル基板8を半田接続する際の大まかな位置決めの目安とするためには、図9に示すように、第1の平面部81の端部に設けた孔を、配線が形成された基板700に設けられた位置決め用の第3の孔部730に合わせるとよい。
また、フレキシブル基板8の第1の平面部81に設けられた第1のランド803は、図10Aおよび図10Bに示すように、孔部805が設けられている。したがって、半田接続した際には、接合部材である半田78は、孔部805を介して配線が形成された基板700に設けられた第2のランド703に接触する。
ところで、半田78を用いてフレキシブル基板8と配線が形成された基板700とを接合する際に、半田78は、第1のランド803の一部と第2のランド703の一部とに跨って設けるようにするとよい。こうすることで、フレキシブル基板8と配線が形成された基板700との半田78による接合が簡単に行えるとともに、半田78を第1のランド803の孔部805に容易に案内して半田78を第2のランド703に接触させることができる。
図9に示すように、配線が形成された基板700には、この配線が形成された基板700に形成された第1の配線パターン701に接続された第3の配線704と、第2の配線パターン702に接続された複数の第4の配線705とが形成されている。これら第3の配線704および第4の配線705のそれぞれの延長線上には、図10Bに示すように、複数の凹部806がフレキシブル基板8の側部84に形成されている。
フレキシブル基板8に孔部805と複数の凹部806とを設けることで、フレキシブル基板8と配線が形成された基板700とに跨る半田78に2種類の稜線L1、L2が形成される。これら2種類の稜線L1、L2を長くすることで、フレキシブル基板8と、配線が形成された基板700との接合力を向上でき、フレキシブル基板8の浮き上がりを抑止することができる。なお、複数の凹部806を、第3の配線704と、第2の配線パターン702に接続された複数の第4の配線705と複数の孔部707の位置合わせに用いても構わない。
このように、本実施形態におけるフレキシブル基板8は、簡単な構成でありながらも、フレキシブル基板8の第1のランド803と配線が形成された基板700の第2のランド703との間は、孔部805を介して半田78により直接接合された状態となるため、接合力が向上している。したがって、フレキシブル基板8は、浮き上がることなく、容易かつ確実に配線が形成された基板700に接合することができる。特に、本実施形態では、上述したように屈曲部800が設けられているため、その撓みによって、フレキシブル基板8には、接合された配線が形成された基板700から浮き上がる方向へ力が加わるが、十分な接合力により浮き上がりを防止して、断線などのおそれも防止することができる。
ここで、他の実施形態に係る回転機器1について、説明する。図11Aは、他の実施形態に係る回転機器の第2のケーシングを取り外した平面図、図11Bは、他の実施形態に係る回転機器が備えるフレキシブル基板の斜視図である。また、図11Cは、さらなる他の実施形態に係る回転機器の第2のケーシングを取り外した平面図である。なお、図11A~図11Cにおいて、上述してきた実施形態と同一形状の構成要素や同一機能を有する構成要素については、同一の符号を付して細かな説明等は省略する場合がある。
図11Aに示す回転機器1は、先に説明してきた回転機器1とはハウジング2の形状が異なるとともに、配線が形成された基板700とモータ3とを電気的に接続するフレキシブル基板810の形状が異なっており、さらに、フレキシブル基板810には、裂け目部の一例であるスリット820が形成されている点が異なる。
すなわち、図示するように、他の実施形態に係る回転機器1のハウジング2を構成する第1のケーシング21の対向する短辺側の両端部には、それぞれ外方へ突出する片93が形成されている。そして、各片93には、図示しない緊締具が挿通される孔部(連結孔)94が形成されている。
他の実施形態に係る回転機器1が備えるフレキシブル基板810は、図11Bに示すように、複数の接続端子4(図11A参照)とそれぞれ接合する複数のランド(以下「端子側ランド」とする)832と、配線が形成された基板700と接続するための複数の第1のランド831とを備える。各端子側ランド832と各第1のランド831とは、配線833により接続されている。複数設けられた端子側ランド832は、それぞれ接続端子4に接続するほか、たとえば、所定の電子部品が取付けられた基板のランドと接続される。他方、複数設けられた第1のランド831は、たとえば、センサ7の端子またはモータ3の端子に接続される。
かかるフレキシブル基板810において、図11Bに示すように、端子側ランド832から第1のランド831に沿って、複数のスリット820が回転軸31の方向にて各配線833と平行に設けられている。図示するように、スリット820は、所定の長さに形成されるとともに、両端には、端部から亀裂が生じることを防止する孔部(円孔部)820aが形成されている。スリット820に対して交差する方向(例:配線833の延在方向に対して直交する方向)において、2つの端部820b、820cが対向している。これら2つの端部820b、820cの間にスリット820がある。このため、スリット820に対して交差する方向において、フレキシブル基板810はスリット820を有する不連続な面または不連続な部位を備えている。
フレキシブル基板810は、たとえばモータ3が回転して振動が生じた場合、あるいは外力が作用した場合、振動や力をある程度吸収することができる。本実施形態においては、かかるフレキシブル基板810にスリット820を設けたことにより、たとえばフレキシブル基板810に応力が作用しても、配線833の割れなどの不具合が生じたり、第1のランド831や端子側ランド832における接続不良が発生したりすることを抑止することができる。
また、モータ3の回転軸31の方向(配線833の延在方向)における振動については、撓んだフレキシブル基板810にて確実に吸収しつつ、モータ3の回転軸31の方向や配線833の延在方向に対して直交する方向の振動については、スリット820の両側にある2つの端部820b、820cが第1のケーシング21から第2のケーシング22に向かう方向(フレキシブル基板810の面を貫く方向)において相対的な変位をすることにより吸収することができる。したがって、フレキシブル基板810を、モータ3やセンサ7や接続端子4との間で半田78等の接続部材で接続していても、これらの間に強い応力が加わることを回避して、接続部分に亀裂や破損が発生して断線することを未然に防止することができる。
次に、さらなる他の実施形態に係る回転機器1が備えるフレキシブル基板811について説明する。図11Cに示す回転機器1は、先に説明してきた回転機器1や図11Aに示した回転機器1とはハウジング2の形状が異なるとともに、フレキシブル基板811の形状が異なっている。そして、このフレキシブル基板811にも裂け目部の一例となる複数のスリット830が設けられている。このスリット830も、スリット830に対して交差する方向(例:配線833の延在方向に対して平行な方向または直交する方向)において、2つの端部830b、830cが対向している。これら2つの端部830b、830cの間にスリット830がある。このため、スリット830に対して交差する方向において、フレキシブル基板810はスリット830を有する不連続な面または不連続な部位を備えている。
図11Cに示す本実施形態におけるフレキシブル基板811に設けられた配線833は、中途で屈曲した形に形成されている。そして、複数のスリット830のうちの一部は、屈曲した配線833における接続端子4の軸方向に延在する部分に平行に形成され、残りは、接続端子4の軸方向と直交する方向に延在する部分に平行に形成されている。
また、図11Cに示すように、スリット830は、単純な線状の裂け目により形成されており、円孔部820a(図11B)などは設けられていない。すなわち、フレキシブル基板810,811に設けられる裂け目部の形状は、何ら限定されるものではない。
このように、回転機器1は、モータ3と、配線が形成された基板700と、配線が形成された基板700とモータ3とを電気的に接続するフレキシブル基板811とを備え、フレキシブル基板811は、接続端子4と接合する端子側ランド832と、第1のランド831と当該第1のランド831と端子側ランド832を接続する配線833と、裂けた部分を備える構成とすることができる。
また、フレキシブル基板811の一部分は裂けており、裂けた一部分は、端子側ランド832から第1のランド831に向かって延びていても構わない。
また、フレキシブル基板811は、第1のランド831を含む複数の第1のランドと、端子側ランド832を含む複数の端子側ランドと、当該複数の第1のランドと当該複数の端子側ランドを接続する複数の配線833とを備え、複数の配線833の間に裂けた一部分があっても構わない。
また、フレキシブル基板811の端子側ランド832は、接続端子4または電子部品が取り付けられた基板のランドに接続され、フレキシブル基板811の第1のランド831は、センサ7の端子またはモータ端子33に接続されていても構わない。
上述した構成の回転機器1であれば、回転機器1が振動したり、外力が作用したりして、フレキシブル基板811に応力が作用しても、配線833の割れ、ランド(第1のランド831や端子側ランド832)における接続不良の発生を抑止することができる。
なお、裂けた部分は、端子側ランド832から第1のランド831に向かって延びていることに限定されず、端子側ランド832から第1のランド831に向かう方向に交差する方向に延在していても構わない。また、配線833に沿って、裂けた部分が形成されていても構わない。
図12は、他の実施形態に係る接続端子を示す斜視図であり、例えば、いわゆる伸線ヘッダつば付きの接続端子400を用いることもできる。図12に示すように、接続端子400は、角棒状の端子本体410の一端側に屈曲部420が形成され、中途部にはつば部430が形成されている。かかるつば部430を保持部材9(図8参照)の挿通孔91に係合させることで、保持部材9により、複数の接続端子400をまとめて保持することができる。なお、伸線ヘッダつば付きの接続端子としては、図示したように屈曲部420を有する曲げありタイプに限らず、屈曲部420のない、直線状の曲げなしタイプを用いることもできる。
また、図5に示す接続端子4における第1のコーナ401と第2のコーナ402とがハウジング2に一体成形されていても構わない。これにより、接続端子4を単純な形状で形成でき、回転機器1の小型化が図れる。また、接続端子4の抜去方向における外力に対する抵抗力を容易かつ確実に向上させ、信頼性の向上を図れる。
上述してきた実施形態によれば、以下に示す回転機器1が実現される。
(1)モータ3と、外部とモータ3とを電気的に接続する接続端子4と、モータ3と接続端子4とを収納するハウジング2と、を備え、接続端子4は、挿入方向または抜去方向と交差する方向に屈曲された屈曲部40を有し、ハウジング2は、屈曲部40と接触する接触面216を有する回転機器1。
かかる回転機器1によれば、接続端子4の抜去方向への力をハウジング2の面で受けることができるため、接続端子4の抜去方向における外力に対する抵抗力を容易かつ確実に向上させることができる。
(2)上記(1)において、ハウジング2は、屈曲部40が固定される固定部215を備え、固定部215が接触面216を有する回転機器1。
かかる回転機器1によれば、接続端子4をハウジング2に確実に固定することができる。
(3)上記(2)において、固定部215は、屈曲部40が係合する凹部217を有する回転機器1。
かかる回転機器1によれば、接続端子4を固定部215に載置するだけで接続端子4の屈曲部40を凹部217に簡単に係合させることができ、接続端子4の固定が容易に行える。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、接続端子4は、棒状の部材で形成されている回転機器1。
かかる回転機器1によれば、接続端子4を屈曲させることも容易で、接続端子4の材料コストおよび製造コストを抑えることで、回転機器1としてのコストダウンを図ることが可能となる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、接続端子4の断面形状は、多角形である回転機器1。
かかる回転機器1によれば、接続端子4における屈曲部の形成の容易性を維持しつつ、接続端子4の強度アップを図ることが可能となる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、モータ3の回転を外部に伝達するギア(伝達ギア6および出力ギア5)と、モータ3の回転角度を検出するセンサ7と、モータ3、センサ7、および接続端子4を電気的に接続する基板(例えばフレキシブル基板8)とを備え、基板は、可撓性を有するフィルムで形成されている回転機器1。
かかる回転機器1によれば、外部へ出力する回転力の制御を行いつつ、例えば振動が加わったとしても、柔軟な基板で振動を吸収することができ、モータ3、センサ7、および接続端子4を半田等で電気接続していても、これらの間に強い応力が加わることが回避でき、接続部分に亀裂や破損が発生して断線することを回避することができる。
(7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、接続端子4を含む複数の端子と、複数の接続端子4を列状に保持する板状の保持部材9とを備える回転機器1。
かかる回転機器1によれば、複数の接続端子4の抜去方向における外力に対する抵抗力をまとめて向上させることができる。
(8)上記(1)から(7)のいずれかにおいて、屈曲部40は、それぞれ抜去方向と直交する方向に、互いに逆向きに屈曲された第1のコーナ401および第2のコーナ402と、第1のコーナ401と第2のコーナ402とを繋ぐ中間部403と、を有し、接続端子4は、屈曲部40と、抜去方向に延在し、一端が第1のコーナ401からハウジング2の外方に向かって延在する第1延在部41と、抜去方向に延在し、第2のコーナ402からハウジング2の内方に向けて延在する第2延在部42と、を有する、回転機器1。
かかる回転機器1によれば、抜去方向における外力に対する抵抗力が向上した接続端子4を、例えば曲げ加工により容易に形成することができるため、製造コストを抑えることが可能となる。
(9)モータ3と、外部とモータ3とを電気的に接続する複数の接続端子4と、モータ3と接続端子4とを収納するハウジング2と、を備え、複数の接続端子4を一体に保持する保持部材9が、ハウジング2の固定部215に配置されている回転機器1。
かかる回転機器1によれば、接続端子4の形状に拘わらず、複数の接続端子4の抜去方向における外力に対する抵抗力をまとめて向上させることができる。
(10)モータ3と、外部とモータ3とを電気的に接続する接続端子4と、モータ3と接続端子4とを収納するハウジング2とを備え、接続端子4は、外部と電気的に接続される一端部と、モータ3と電気的に接続される他端部と、一端部と他端部との間に配置された第1のコーナ401および第2のコーナ402とを備え、ハウジング2は第1のコーナ401および第2のコーナ402と接触する、回転機器1。
かかる回転機器1によれば、接続端子4の抜去方向への力をハウジング2の面で受けることができるため、接続端子4の抜去方向における外力に対する抵抗力を容易かつ確実に向上させることができる。
(11)上記(10)において、ハウジング2は、第1のケーシング21と第2のケーシング22とで構成され、第1のケーシング21は係合部21fを有し、第2のケーシング22は係合部22fを有し、第1のコーナ401と第2のコーナ402と、ハウジング2の係合部21fと係合部22fとが係合している回転機器1。
かかる回転機器1によれば、上記(10)の効果をより高めることができる。
(12)上記(11)において、係合部21fおよび係合部22fは、凹部22e、凸部22c(215a)、段差部22dの組み合わせで形成されている回転機器1。
かかる回転機器1によれば、接続端子の抜去方向における外力に対する抵抗力を向上させる構成を、ハウジングの形成と同時に実現することができる。
(13)上記(10)から(12)のいずれかにおいて、フレキシブル基板8を備え、接続端子4とモータ3をフレキシブル基板8で電気接続している回転機器1。
かかる回転機器1によれば、フレキシブル基板8で振動を吸収することができるため、接続端子4の接続部分に強い応力が加わることを回避でき、接続部分に亀裂や破損が発生して断線することを未然に防止することができる。
(14)上記(13)において、伝達ギア6および出力ギア5と、出力ギア5の回転角度を検出するための角度センサ7を備え、接続端子4とモータ3と角度センサ7とを、フレキシブル基板8により電気接続している回転機器1。
かかる回転機器1によれば、フレキシブル基板8で振動を吸収することができるため、モータ3や角度センサ7との接続部分に強い応力が加わることを回避でき、亀裂や破損による断線を未然に防止することができる。
(15)上記(10)から(14)のいずれかにおいて、接続端子4を含む複数個の接続端子4と、所定の方向に並んだ複数個の接続端子4を保持する保持部材9とを備える回転機器1。
かかる回転機器1によれば、複数の接続端子4をまとめて整然と保持しつつ、接続端子4の抜去方向における外力に対する抵抗力を向上させることができる。
(16)モータ3と、外部とモータ3とを電気的に接続する接続端子4と、モータ3と接続端子4とを収納するハウジング2とを備え、接続端子4は、外部と電気的に接続される一端部と、モータ3と電気的に接続される他端部と、一端部と他端部との間に配置された第1の屈曲部である第1のコーナ401および第2の屈曲部である第2のコーナ402を備え、第1のコーナ401と第2のコーナ402とがハウジング2に一体成形されている回転機器1。
かかる回転機器1によれば、接続端子を単純な形状で形成でき、回転機器の小型化が図れる。また、接続端子4の抜去方向における外力に対する抵抗力を容易かつ確実に向上させ、信頼性の向上を図れる。
(17)モータ3と、配線が形成された基板700と、配線が形成された基板700とモータ3とを電気的に接続するフレキシブル基板8と、を備え、フレキシブル基板8と配線が形成された基板700とは、半田78(接合部材)を介して互いに重なり合って接合されており、フレキシブル基板8が有する第1のランド(ランド部)803は孔部805を有し、半田78は、孔部805を介して配線が形成された基板700が有する第2のランド(ランド部)703に接触している回転機器1。
かかる回転機器1によれば、簡単な構成でありながらフレキシブル基板8を、浮き上がることなく配線が形成された基板700に確実に接合することができ、断線などを防止することができる。
(18)上記(17)において、半田78(接合部材)は、第1のランド803の一部と第2のランド703の一部とに跨って設けられている回転機器1。
かかる構成によれば、半田78による接合が簡単に行えるとともに、半田78を第1のランド803の孔部805に容易に案内することができる。
(19)上記(17)または(18)において、フレキシブル基板8は、配線が形成された基板700に対向する面と、側部とを備え、側部には、凹部が形成されている回転機器1。
かかる構成によれば、フレキシブル基板8を配線が形成された基板700により確実に接合することができる。
(20)上記(17)から(19)のいずれかにおいて、外部とモータ3とを電気的に接続する接続端子4を備え、フレキシブル基板8の第1のランド803は、接続端子4に電気的に接続している回転機器1。
かかる構成によれば、フレキシブル基板8および接続端子4を介して、モータ3と外部との電気的接続を容易に行うことができる。しかも、振動が発生してもフレキシブル基板8で吸収できるため、振動による断線などを未然に防止することができる。
(21)上記(20)において、フレキシブル基板8は、接続端子4と接続する一方の端部と第1のランド803が設けられた他方の端部との間に屈曲部800が形成される回転機器1。
かかる構成によれば、フレキシブル基板8を配線が形成された基板700と接続する際に、接続端子4の抜去方向における位置ずれを吸収することができる。
(22)上記(20)または(21)において、フレキシブル基板810,811の一部分は裂けており、裂けた一部分は、接続端子4と接合する端子側ランド832から第1のランド831に向かって延びている回転機器1。
かかる構成によれば、回転機器1が振動したり、外力が作用したりして、フレキシブル基板810,811に応力が作用しても、配線833の割れ、ランド(第1のランド831や端子側ランド832)における接続不良の発生を抑止することができる。
(23)上記(22)において、フレキシブル基板810,811は、第1のランド831を含む複数の第1のランドと、端子側ランド832を含む複数の端子側ランドと、当該複数の第1のランドと当該複数の端子側ランドを接続する複数の配線833と、を備え、複数の配線833の間に裂けた一部分がある回転機器1。
(24)上記(22)または(23)において、モータ3の回転を外部に伝達するギア(伝達ギア6および出力ギア5)と、出力ギア5の回転角度または回転数を検出するセンサ7と、を備え、フレキシブル基板810,811の端子側ランド832は、接続端子4または電子部品が取り付けられた基板のランドに接続され、フレキシブル基板810,811の第1のランド831は、センサ7の端子またはモータ端子33に接続される回転機器1。
(25)上記(24)において、フレキシブル基板8は、モータ3、センサ7、および接続端子4を電気的に接続する回転機器1。
かかる構成によれば、モータ3の振動がフレキシブル基板8に伝わったとしても、振動を吸収することができるため、モータ3やセンサ7や接続端子4との接続部分に強い応力が加わることが回避でき、亀裂や破損などによる断線を防止することができる。
(26)上記(25)において、センサ7は、出力ギア5と一体に回転する導電部材で形成されたブラシ75と配線が形成された基板700とを備え、配線が形成された基板700は、ブラシ75と電気的に接触する複数の配線(第1の配線パターン701および第2の配線パターン702)が形成されている回転機器1。
かかる構成によれば、配線に対するブラシ75の接触位置の変位と電圧が変化とが、直線的な比例関係になり、かかる電圧の変化によって出力ギア5の回転角を容易に検出することができる。
(27)回転力を外部に伝達する出力ギア5と、出力ギア5を回転させるモータ3と、出力ギア5の回転数または回転角度を検出するセンサ7と、ギアと、モータ3と、センサ7とを収納するハウジング2と、を備え、センサ7は、出力ギア5と一体に回転するブラシ75と、ブラシ75と電気的に接触する円弧状の第1の配線パターン701および第2の配線パターン702が形成される配線が形成された基板700と、を有し、配線が形成された基板700は、配線パターンの円弧の中心に設けられ、出力ギア5の回転軸51に隙間嵌めされる第1の孔部710と、ハウジング2に設けられた凸部218が挿通される第2の孔部720と、を備える回転機器1。
かかる構成によれば、円弧状の配線パターンの中心とブラシ75の回転中心との片寄りをできるだけ小さくした状態で配線が形成された基板700を正確に位置決め固定することができる。そのため、配線パターンに対するブラシ75の接触位置の変位と電圧の変化との直線性(リニアな比例関係)を低下させることがない。
(28)上記(27)において、ハウジング2は、対向する第1のケーシング21および第2のケーシング22を有し、第1のケーシング21内に出力ギア5、モータ3、センサ7を収納し、第2のケーシング22は、第1のケーシング21と第2のケーシング22との間に配置される第1の段部201を有し、第1の段部201は、配線が形成された基板700を支持する回転機器1。
かかる構成によれば、配線が形成された基板700を、ハウジング2内においてより正確に平行な状態で配置することができる。
(29)上記(28)において、出力ギア5の回転軸51は、第2のケーシング22との間で配線が形成された基板700を支持する段差部515を有する回転機器1。
かかる構成により、第1の孔部710に回転軸51を挿通するだけで配線が形成された基板700は段差部515により支持される。そのため、配線が形成された基板700の位置決め固定が極めて容易に行える。
(30)上記(29)において、第2のケーシング22は、回転軸51の端部を回転自在に支持するとともに、第2の段部202が形成された筒状の支持部228を有し、第2の段部202と出力ギア5の回転軸51に設けられた段差部515との間に、配線が形成された基板700の第1の孔部710が位置する回転機器1。
かかる構成により、配線が形成された基板700のより正確な位置決めと固定とが可能になる。
(31)上記(30)において、凸部218は第1のケーシング21に設けられており、配線が形成された基板700は、凸部218、第1の段部201、および第2の段部202によって支持される回転機器1。
かかる構成により、配線が形成された基板700の平行度の精度を高く維持した状態で配置することが可能となる。
(32)上記(30)または(31)において、出力ギア5の回転軸51と第1の孔部710との間、ハウジング2に設けられた凸部218と第2の孔部720との間、さらに、凸部218、第1の段部201、および第2の段部202と、配線が形成された基板700との間には、それぞれ所定の公差内にある間隙が設けられる回転機器1。
かかる構成により、配線パターンに対するブラシ75の接触位置の変位と電圧の変化との直線性(リニアな比例関係)の低下を可及的に抑制することができ、より正確な回転制御が可能となる。
ところで、上述してきた実施形態では、端子としてはクランク形状の接続端子4を用いたが、例えば、上記(9)の保持部材9については、いかなる形状の端子にも適用可能である。また、上記(10)のような配線が形成された基板700とフレキシブル基板8との半田78による接合構造についても、端子の形状は何ら限定されるものではない。
本願は、2018年5月29日に提出された日本出願2018-102696、2018年5月29日に提出された特願2018-102697、2018年5月29日に提出された特願2018-102698の利益を享受する。
1 回転機器、2 ハウジング、3 モータ、4 接続端子、5 出力ギア、6 伝達ギア、7 センサ、8 フレキシブル基板、9 保持部材、20 コネクタ部、21 第1のケーシング、22 第2のケーシング、23,24,25,26 取付部、30 本体部、31 回転軸、32 ウォームギア、33 モータ端子、40 屈曲部、41 第1延在部、42 第2延在部、51 回転軸、52 ギア本体、61 第1伝達ギア、62 第2伝達ギア、75 ブラシ、78 半田(接合部材)、81 第1の平面部、82 第2の平面部、83 第3の平面部、91 挿通孔、201 第1の段部、202 第2の段部、210 第1の面部、211 第1の側壁部、212 開口部、215 固定部、215a 第1の固定部、215b 第2の固定部、216 接触面、216a 第1の接触面、216b 第2の接触面、217 凹部、218 凸部、219 突出部、219a 壁部、220 第2の面部、221 第2の側壁部、222 開口部、223 係合部、224 係合段部(段部)、228 支持部、229 突出部、401 第1のコーナ、402 第2のコーナ、403 中間部、510 出力部、511 歯列、512 端部、513 歯列、515 段差部、611 第1の大径部、612 第1の小径部、621 第2の大径部、622 第2の小径部、700 配線が形成された基板、701 第1の配線パターン(配線)、702 第2の配線パターン(配線)、703 第2のランド 703a,703b,703c ランド部、710 第1の孔部、720 第2の孔部、730 第3の孔部、751,752 接点、800 屈曲部、803 第1のランド、805 孔部、810,811 フレキシブル基板、831 第1のランド、832 端子側ランド、833 配線、a1 第1支持部、a2 第2支持部、a3 第3支持部

Claims (6)

  1. モータと、
    外部と前記モータとを電気的に接続する複数の接続端子と、
    前記モータと前記複数の接続端子とを収納するハウジングと、
    を備え、
    前記ハウジングは、係合部を有する第1のハウジングと、係合部を有する第2のハウジングと、当該第1のハウジングと当該第2のハウジングとで構成されるコネクタ部と、を備え、
    前記複数の接続端子は、それぞれ、
    挿入方向又は抜去方向に延在する第1延在部と、
    挿入方向又は抜去方向に延在する第2延在部と、
    挿入方向または抜去方向と交差する方向に屈曲された屈曲部とを有し、
    前記屈曲部は、第1のコーナおよび第2のコーナと、当該第1のコーナと当該第2のコーナとを繋ぐ中間部と、を備え、
    前記第1延在部は、挿入方向又は抜去方向において、前記第1のコーナから前記ハウジングの外方に向かって延在し、
    前記第2延在部は、挿入方向又は抜去方向において、前記第2のコーナから前記ハウジングの内方に向かって延在し
    記複数の接続端子は、前記コネクタ部に配置されており、
    前記第1のハウジングの係合部と前記第2のハウジングの係合部はそれぞれ凸部を備え、
    前記第1のコーナおよび前記第2のコーナと、前記第1のハウジングの係合部および前記第2のハウジングの係合部とは、互いに係合しており、
    前記コネクタ部は、前記屈曲部と係合する凹部を備え、
    前記凹部は、挿入方向又は抜去方向において、前記屈曲部の中間部と接触する第1接触面を有し、
    前記第1接触面は、前記中間部に対して、前記ハウジングの内方にある、回転機器。
  2. モータと、
    外部と前記モータとを電気的に接続する複数の接続端子と、
    前記モータと前記複数の接続端子とを収納するハウジングと、
    を備え、
    前記ハウジングは、係合部を有する第1のハウジングと、係合部を有する第2のハウジングと、当該第1のハウジングと当該第2のハウジングとで構成されるコネクタ部と、を備え、
    前記複数の接続端子は、それぞれ、
    挿入方向又は抜去方向に延在する第1延在部と、
    挿入方向又は抜去方向に延在する第2延在部と、
    挿入方向または抜去方向と交差する方向に屈曲された屈曲部とを有し、
    前記屈曲部は、第1のコーナおよび第2のコーナと、当該第1のコーナと当該第2のコーナとを繋ぐ中間部と、を備え、
    前記第1延在部は、挿入方向又は抜去方向において、前記第1のコーナから前記ハウジングの外方に向かって延在し、
    前記第2延在部は、挿入方向又は抜去方向において、前記第2のコーナから前記ハウジングの内方に向かって延在し、
    前記複数の接続端子は、前記コネクタ部に配置されており、
    前記第1のハウジングの係合部と前記第2のハウジングの係合部はそれぞれ凸部を備え、
    前記第1のコーナおよび前記第2のコーナと、前記第1のハウジングの係合部および前記第2のハウジングの係合部とは、互いに係合している、回転機器。
  3. 前記第1のコーナおよび前記第2のコーナは互いに逆向きに屈曲している、請求項1又は2に記載の回転機器。
  4. 前記接続端子は、棒状の部材で形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の回転機器。
  5. 前記モータの回転を外部に伝達するギアと
    前記モータの回転角度を検出するセンサと、
    前記モータ、前記センサ、および前記接続端子を電気的に接続する基板と、
    を備え、
    前記基板は、可撓性を有するフィルムで形成されている、請求項1からのいずれか一項に記載の回転機器。
  6. 前記接続端子を含む複数の端子と、複数の前記接続端子を列状に保持する保持部材とを備える、請求項1からのいずれか一項に記載の回転機器。
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