JP3033208B2 - 端子ピン保持用ハウジング付きモータ - Google Patents
端子ピン保持用ハウジング付きモータInfo
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- JP3033208B2 JP3033208B2 JP3021178A JP2117891A JP3033208B2 JP 3033208 B2 JP3033208 B2 JP 3033208B2 JP 3021178 A JP3021178 A JP 3021178A JP 2117891 A JP2117891 A JP 2117891A JP 3033208 B2 JP3033208 B2 JP 3033208B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内部にモータ本体を収容
し、モータ本体を外力から保護すると共に、モータを機
器に固定するハウジングを有するモータに係り、特にモ
ータの接続用端子ピンをハウジングの壁体の一部で保持
するようにした端子ピン保持用ハウジング付きモータに
関する。
し、モータ本体を外力から保護すると共に、モータを機
器に固定するハウジングを有するモータに係り、特にモ
ータの接続用端子ピンをハウジングの壁体の一部で保持
するようにした端子ピン保持用ハウジング付きモータに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にモータ本体を収容して保護し、モ
ータを機器の取付け用部材に固定できるハウジングを有
するモータは、ハウジングに接続端子を外部に露出させ
る開口部が設けられ、露出した接続端子の端子ピンにリ
ード線コネクタや柔軟な印刷回路基板(以下FPCとい
う)が接続されている。図5は従来のハウジング付きの
モータを分解して示している。ハウジング付きのモータ
21はモータ本体22と、モータ本体22を収容する外
側ハウジング23とを有している。このハウジング23
は二つの半割り部品23a と23b とから構成されてい
る。モータ本体22は側面に接続端子24を備えてい
る。接続端子24は台座25と、台座25に一端を支承
された一対の端子ピン26とから構成されている。前記
ハウジング23の半割り部品23a と23b は、ハウジ
ング23の側面において互いに嵌合し、接続端子24に
対応する側面部分には台座25と整合する切欠部27a
と27b とが設けられている。図6は従来のハウジング
付きのモータ21を機器に取り付けた状態を示してい
る。モータ本体22を内部に配置し、ハウジング23の
半割り部品23a と23b とを嵌合させたハウジング付
きのモータ21は、ハウジング23の側面において機器
の取付用部材28に固定されている。モータ本体22の
接続端子24は、半割り部品23a と23b の切欠部2
7aと27b とによって形成される開口部から直接外部
に露出している。この接続端子24はFPC29の一端
とはんだ付けによって接続されている。FPC29の他
端は回路基板30の接続部とはんだ付けによって接続さ
れている。図示しない電源から電流が供給され、回路基
板30の回路によって制御された後に、FPC29と端
子ピン26とを介してモータ本体22に供給される。こ
の制御された電流によってモータ本体22が制御された
回転を行うように構成されている。
ータを機器の取付け用部材に固定できるハウジングを有
するモータは、ハウジングに接続端子を外部に露出させ
る開口部が設けられ、露出した接続端子の端子ピンにリ
ード線コネクタや柔軟な印刷回路基板(以下FPCとい
う)が接続されている。図5は従来のハウジング付きの
モータを分解して示している。ハウジング付きのモータ
21はモータ本体22と、モータ本体22を収容する外
側ハウジング23とを有している。このハウジング23
は二つの半割り部品23a と23b とから構成されてい
る。モータ本体22は側面に接続端子24を備えてい
る。接続端子24は台座25と、台座25に一端を支承
された一対の端子ピン26とから構成されている。前記
ハウジング23の半割り部品23a と23b は、ハウジ
ング23の側面において互いに嵌合し、接続端子24に
対応する側面部分には台座25と整合する切欠部27a
と27b とが設けられている。図6は従来のハウジング
付きのモータ21を機器に取り付けた状態を示してい
る。モータ本体22を内部に配置し、ハウジング23の
半割り部品23a と23b とを嵌合させたハウジング付
きのモータ21は、ハウジング23の側面において機器
の取付用部材28に固定されている。モータ本体22の
接続端子24は、半割り部品23a と23b の切欠部2
7aと27b とによって形成される開口部から直接外部
に露出している。この接続端子24はFPC29の一端
とはんだ付けによって接続されている。FPC29の他
端は回路基板30の接続部とはんだ付けによって接続さ
れている。図示しない電源から電流が供給され、回路基
板30の回路によって制御された後に、FPC29と端
子ピン26とを介してモータ本体22に供給される。こ
の制御された電流によってモータ本体22が制御された
回転を行うように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のハウジング付きのモータは、接続用端子ピンの一端
が接続端子の台座によって支承され、他端がハウジング
の外部に直接突出しているので、接続用端子ピンの取付
強度が十分でない。そのため、この接続用端子ピンに直
接リード線コネクタやFPC等を接続した場合に、接続
用端子ピンが台座から脱落したり、接続用端子ピンとリ
ード線コネクタやFPCとの接合部が剥離する等の問題
があった。また、上記従来のハウジング付きのモータで
は、接続用端子ピンの突出位置がモータ本体とハウジン
グとの相対的な位置に影響され、常にハウジングに対し
て一定の位置から突出するようにすることができない。
そのため、モータを回路基板等に直接実装する場合に、
上記接続用端子ピンの強度上の問題の他に、接続用端子
ピンと回路基板の接続部の位置が一致せず、回路基板へ
直接実装することができないという問題があった。上記
接続用端子ピンが接続端子の台座から脱落するのを防止
するために、モータ本体を樹脂の内部に配置して一体に
成型する従来の技術があるが、この従来の技術によって
も、接続用端子ピンの取出し位置が一定せず、モータを
直接回路基板に取り付けることができない。そこで本発
明の目的は、常にモータのハウジングの一定の位置から
接続用端子ピンが突出していると共に、接続用端子ピン
の取付強度が十分な端子ピン保持用ハウジング付きモー
タを提供することにある。
来のハウジング付きのモータは、接続用端子ピンの一端
が接続端子の台座によって支承され、他端がハウジング
の外部に直接突出しているので、接続用端子ピンの取付
強度が十分でない。そのため、この接続用端子ピンに直
接リード線コネクタやFPC等を接続した場合に、接続
用端子ピンが台座から脱落したり、接続用端子ピンとリ
ード線コネクタやFPCとの接合部が剥離する等の問題
があった。また、上記従来のハウジング付きのモータで
は、接続用端子ピンの突出位置がモータ本体とハウジン
グとの相対的な位置に影響され、常にハウジングに対し
て一定の位置から突出するようにすることができない。
そのため、モータを回路基板等に直接実装する場合に、
上記接続用端子ピンの強度上の問題の他に、接続用端子
ピンと回路基板の接続部の位置が一致せず、回路基板へ
直接実装することができないという問題があった。上記
接続用端子ピンが接続端子の台座から脱落するのを防止
するために、モータ本体を樹脂の内部に配置して一体に
成型する従来の技術があるが、この従来の技術によって
も、接続用端子ピンの取出し位置が一定せず、モータを
直接回路基板に取り付けることができない。そこで本発
明の目的は、常にモータのハウジングの一定の位置から
接続用端子ピンが突出していると共に、接続用端子ピン
の取付強度が十分な端子ピン保持用ハウジング付きモー
タを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の端子ピン保持用ハウジング付きモータは、内
部にモータ本体を収容し、モータに配設された台座に保
持される接続用端子ピンを突出させた構造のハウジング
を有するモータであって、前記ハウジングは、複数のハ
ウジング部品が嵌合して構成されてなり、これらハウジ
ング部品は前記接続用端子ピンを両側から挟持する嵌合
面を有し、この嵌合面には前記台座から突出した前記接
続用端子ピンの一部を保持する溝が刻設されているを特
徴とするものである。
に本発明の端子ピン保持用ハウジング付きモータは、内
部にモータ本体を収容し、モータに配設された台座に保
持される接続用端子ピンを突出させた構造のハウジング
を有するモータであって、前記ハウジングは、複数のハ
ウジング部品が嵌合して構成されてなり、これらハウジ
ング部品は前記接続用端子ピンを両側から挟持する嵌合
面を有し、この嵌合面には前記台座から突出した前記接
続用端子ピンの一部を保持する溝が刻設されているを特
徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明の端子ピン保持用ハウジング付きモータ
は、嵌合してハウジングを形成する上記ハウジング部品
が嵌合面においてモータの接続用端子ピンを両側から挟
持するので、モータの接続用端子ピンは常に嵌合面に位
置し、したがってハウジングの一定位置から外部に突出
する。また、本発明の端子ピン保持用ハウジング付きモ
ータは、上記接続用端子ピンを挟持する嵌合面に端子ピ
ンを保持する溝を有しているので、接続用端子ピンは台
座とハウジングの嵌合面とによって支承される。このこ
とにより、接続用端子ピンは十分な取付強度を有し、先
端が基板に接合されるような時も傾斜或いは脱落するこ
とがない。
は、嵌合してハウジングを形成する上記ハウジング部品
が嵌合面においてモータの接続用端子ピンを両側から挟
持するので、モータの接続用端子ピンは常に嵌合面に位
置し、したがってハウジングの一定位置から外部に突出
する。また、本発明の端子ピン保持用ハウジング付きモ
ータは、上記接続用端子ピンを挟持する嵌合面に端子ピ
ンを保持する溝を有しているので、接続用端子ピンは台
座とハウジングの嵌合面とによって支承される。このこ
とにより、接続用端子ピンは十分な取付強度を有し、先
端が基板に接合されるような時も傾斜或いは脱落するこ
とがない。
【0006】
【実施例】以下に本発明の一実施例について添付の図面
を参照して説明する。図1は本発明による端子ピン保持
用ハウジング付きモータを分解して示している。端子ピ
ン保持用ハウジング付きモータ1は、ハウジング2とハ
ウジング2の内部に収納されるモータ本体3とから構成
されている。ハウジング2は全体としてほぼ6面体を形
成し、6面体の頂壁と側壁の一部とからなるハウジング
部品2a と、6面体の底壁と一部に切欠部を有する側壁
とからなるハウジング部品2b とから構成されている。
このハウジング部品2a とハウジング部品2b とは、図
中に示すように、ハウジング2の頂面の周縁部分と前記
側壁の一部において互い隙間なく嵌合するように形成さ
れている。モータ本体3の側周面には接続端子4が設け
られている。接続端子4は一対の端子ピン5と端子ピン
5を支承する台座6とを有している。各端子ピン5はモ
ータ本体3の側周面に対してほぼ直角に、かつ、水平方
向に一列に配置されている。 ハウジング部品2a と2
b は前記接続用端子ピン5を両側から挟持するように互
いに嵌合している。接続用端子ピン5を挟持するハウジ
ング部品2a の嵌合面7とハウジング部品2b の嵌合面
8には、それぞれ端子ピン5を保持する溝9が刻設され
ている。図2は端子ピン保持用ハウジング付きモータ1
を回路基板に取り付けた状態を示している。ハウジング
付きのモータ1は接続用端子ピン5を有している取付面
10において回路基板11に取り付けられている。回路
基板11への取付けは、接着剤あるいは図示しないネジ
によって行われている。モータ本体3はハウジング2の
内部に収容され、ハウジング2の内周面に設けられた突
起12によって揺動しないように固定されている。ハウ
ジング2の底面には開口13が設けられており、モータ
本体3の回転軸14がこの開口13から外部に突出して
いる。モータ1の接続用の端子ピン5はハウジング2の
取付面10から長く突出し、回路基板11を貫通し、回
路基板11の裏面の接続部において、回路基板11に対
してはんだ付けされている。図示しない電源からの電流
は回路基板11の電子回路によって制御され、端子ピン
5を介してモータ本体3に供給される。モータ1は前記
制御された電流によって制御された回転を行い、制御さ
れたモータの回転はモータの回転軸14を介して外部に
伝達される。接続用端子ピン5は一端は接続端子4の台
座6の内部に埋設され、中心部分がハウジング2の嵌合
面の前記溝9によって保持されているので、取付強度が
充分であり、モータ1の取付中に台座6から脱落した
り、傾斜してしまうことがない。また、ハウジング2の
嵌合面の溝9によって限定された接続用端子ピン5の位
置は、ハウジング2に対して常に一定であるので、モー
タの接続用端子ピン5の突出位置の不一致によって回路
基板11への取付けができないという問題を防止するこ
とができる。
を参照して説明する。図1は本発明による端子ピン保持
用ハウジング付きモータを分解して示している。端子ピ
ン保持用ハウジング付きモータ1は、ハウジング2とハ
ウジング2の内部に収納されるモータ本体3とから構成
されている。ハウジング2は全体としてほぼ6面体を形
成し、6面体の頂壁と側壁の一部とからなるハウジング
部品2a と、6面体の底壁と一部に切欠部を有する側壁
とからなるハウジング部品2b とから構成されている。
このハウジング部品2a とハウジング部品2b とは、図
中に示すように、ハウジング2の頂面の周縁部分と前記
側壁の一部において互い隙間なく嵌合するように形成さ
れている。モータ本体3の側周面には接続端子4が設け
られている。接続端子4は一対の端子ピン5と端子ピン
5を支承する台座6とを有している。各端子ピン5はモ
ータ本体3の側周面に対してほぼ直角に、かつ、水平方
向に一列に配置されている。 ハウジング部品2a と2
b は前記接続用端子ピン5を両側から挟持するように互
いに嵌合している。接続用端子ピン5を挟持するハウジ
ング部品2a の嵌合面7とハウジング部品2b の嵌合面
8には、それぞれ端子ピン5を保持する溝9が刻設され
ている。図2は端子ピン保持用ハウジング付きモータ1
を回路基板に取り付けた状態を示している。ハウジング
付きのモータ1は接続用端子ピン5を有している取付面
10において回路基板11に取り付けられている。回路
基板11への取付けは、接着剤あるいは図示しないネジ
によって行われている。モータ本体3はハウジング2の
内部に収容され、ハウジング2の内周面に設けられた突
起12によって揺動しないように固定されている。ハウ
ジング2の底面には開口13が設けられており、モータ
本体3の回転軸14がこの開口13から外部に突出して
いる。モータ1の接続用の端子ピン5はハウジング2の
取付面10から長く突出し、回路基板11を貫通し、回
路基板11の裏面の接続部において、回路基板11に対
してはんだ付けされている。図示しない電源からの電流
は回路基板11の電子回路によって制御され、端子ピン
5を介してモータ本体3に供給される。モータ1は前記
制御された電流によって制御された回転を行い、制御さ
れたモータの回転はモータの回転軸14を介して外部に
伝達される。接続用端子ピン5は一端は接続端子4の台
座6の内部に埋設され、中心部分がハウジング2の嵌合
面の前記溝9によって保持されているので、取付強度が
充分であり、モータ1の取付中に台座6から脱落した
り、傾斜してしまうことがない。また、ハウジング2の
嵌合面の溝9によって限定された接続用端子ピン5の位
置は、ハウジング2に対して常に一定であるので、モー
タの接続用端子ピン5の突出位置の不一致によって回路
基板11への取付けができないという問題を防止するこ
とができる。
【0007】図3は本発明の他の実施例による端子ピン
保持用ハウジング付きモータを分解して示している。図
2と同一部分に同一符号を付した図3において、端子ピ
ン保持用ハウジング付きモータ1の接続用の端子ピン1
5は、図中に示すように、クランク状に折り曲げられて
いる。端子ピン15の基部は接続端子4の台座6の内部
に埋設され、中心部分はハウジング2の壁面と平行に折
り曲げられ、先端部分はハウジング2の側壁に対して直
角に折り曲げられている。図4はこの実施例の端子ピン
保持用ハウジング付きモータ1を回路基板に取り付けた
状態を示している。図3と同一な部分には図3と同一の
符号が付されている。接続用端子ピン15はクランク状
に折り曲げられており、基部は台座6の内部に埋設さ
れ、中心部分はハウジングの2の取付面10の側壁に沿
って延設され、先端部分はハウジング2の側壁と回路基
板11とを貫通している。前記端子ピン15の中心部分
と対応するハウジング2の内周面の部分には、図中に示
すように、端子ピン15の外径とほぼ等しい深さの案内
溝16が刻設されている。さらに、ハウジング2のハウ
ジング部品2a と2b とが嵌合する面にはそれぞれ端子
ピン15の先端部を保持する溝9が刻設されている。溝
9によって形成される端子ピン15のための貫通孔は前
記案内溝16の一端に位置し、端子ピン15が案内溝1
6の内部を通った後に連続してハウジング2の側壁を貫
通し、溝9によって保持されるように形成されている。
端子ピン15の先端部はハウジング2の側壁と回路基板
11とを貫通して回路基板11の裏面において回路基板
11の接続部とはんだ付けによって接続されている。こ
の実施例による端子ピン保持用ハウジング付きモータ1
において、前記第一の実施例と同様に、図示しない電源
から電流が供給され、回路基板11の電子回路によって
制御された後に、端子ピン15を介してモータ本体3に
供給される。モータ1は前記制御された電流によって制
御された回転を行い、制御されたモータの回転はモータ
の回転軸14を介して外部に取り出される。この実施例
による端子ピン15は案内溝16とハウジング部品2a
と2b の嵌合面の溝9とによって保持されているので、
充分な取付強度を有している。したがってこの端子ピン
保持用ハウジング付きモータ1を回路基板11に取り付
ける作業中に、端子ピン15が台座6から脱落したり、
傾斜してしまうことがない。また、ハウジング部品2a
と2b の嵌合面の溝9によって形成される貫通孔から端
子ピン15が取り出されるので、端子ピン15の位置は
ハウジング2に対して常に一定である。この結果、接続
用端子ピン15の突出位置の不一致という問題を防止
し、この端子ピン保持用ハウジング付きモータを回路基
板11に直接実装することができる。
保持用ハウジング付きモータを分解して示している。図
2と同一部分に同一符号を付した図3において、端子ピ
ン保持用ハウジング付きモータ1の接続用の端子ピン1
5は、図中に示すように、クランク状に折り曲げられて
いる。端子ピン15の基部は接続端子4の台座6の内部
に埋設され、中心部分はハウジング2の壁面と平行に折
り曲げられ、先端部分はハウジング2の側壁に対して直
角に折り曲げられている。図4はこの実施例の端子ピン
保持用ハウジング付きモータ1を回路基板に取り付けた
状態を示している。図3と同一な部分には図3と同一の
符号が付されている。接続用端子ピン15はクランク状
に折り曲げられており、基部は台座6の内部に埋設さ
れ、中心部分はハウジングの2の取付面10の側壁に沿
って延設され、先端部分はハウジング2の側壁と回路基
板11とを貫通している。前記端子ピン15の中心部分
と対応するハウジング2の内周面の部分には、図中に示
すように、端子ピン15の外径とほぼ等しい深さの案内
溝16が刻設されている。さらに、ハウジング2のハウ
ジング部品2a と2b とが嵌合する面にはそれぞれ端子
ピン15の先端部を保持する溝9が刻設されている。溝
9によって形成される端子ピン15のための貫通孔は前
記案内溝16の一端に位置し、端子ピン15が案内溝1
6の内部を通った後に連続してハウジング2の側壁を貫
通し、溝9によって保持されるように形成されている。
端子ピン15の先端部はハウジング2の側壁と回路基板
11とを貫通して回路基板11の裏面において回路基板
11の接続部とはんだ付けによって接続されている。こ
の実施例による端子ピン保持用ハウジング付きモータ1
において、前記第一の実施例と同様に、図示しない電源
から電流が供給され、回路基板11の電子回路によって
制御された後に、端子ピン15を介してモータ本体3に
供給される。モータ1は前記制御された電流によって制
御された回転を行い、制御されたモータの回転はモータ
の回転軸14を介して外部に取り出される。この実施例
による端子ピン15は案内溝16とハウジング部品2a
と2b の嵌合面の溝9とによって保持されているので、
充分な取付強度を有している。したがってこの端子ピン
保持用ハウジング付きモータ1を回路基板11に取り付
ける作業中に、端子ピン15が台座6から脱落したり、
傾斜してしまうことがない。また、ハウジング部品2a
と2b の嵌合面の溝9によって形成される貫通孔から端
子ピン15が取り出されるので、端子ピン15の位置は
ハウジング2に対して常に一定である。この結果、接続
用端子ピン15の突出位置の不一致という問題を防止
し、この端子ピン保持用ハウジング付きモータを回路基
板11に直接実装することができる。
【0008】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の端子ピン保持用ハウジング付きモータは、嵌合してハ
ウジングを形成するハウジング部品の嵌合面に接続用端
子ピンを保持する溝が刻設され、このハウジング部品の
嵌合面の溝によって端子ピンを挟持するので、端子ピン
は充分な取付強度を有し、モータを回路基板等に取り付
ける時に端子ピンが接続端子の台座から脱落することが
ない。また本発明によれば、モータの接続用端子ピンが
前記ハウジング部品の嵌合面の溝によって形成された貫
通孔から外部に突出しているので、ハウジングに対する
接続用端子ピンの取り出し位置が常に一定とすることが
できる。このことにより、端子ピンの位置が回路基板の
接続部と整合し、回路基板に直接実装できる端子ピン保
持用ハウジング付きのモータを得ることができる。
の端子ピン保持用ハウジング付きモータは、嵌合してハ
ウジングを形成するハウジング部品の嵌合面に接続用端
子ピンを保持する溝が刻設され、このハウジング部品の
嵌合面の溝によって端子ピンを挟持するので、端子ピン
は充分な取付強度を有し、モータを回路基板等に取り付
ける時に端子ピンが接続端子の台座から脱落することが
ない。また本発明によれば、モータの接続用端子ピンが
前記ハウジング部品の嵌合面の溝によって形成された貫
通孔から外部に突出しているので、ハウジングに対する
接続用端子ピンの取り出し位置が常に一定とすることが
できる。このことにより、端子ピンの位置が回路基板の
接続部と整合し、回路基板に直接実装できる端子ピン保
持用ハウジング付きのモータを得ることができる。
【図1】本発明の端子ピン保持用ハウジング付きモータ
を分解して示した斜視図。
を分解して示した斜視図。
【図2】本発明の端子1ピン保持用ハウジング付きモー
タを回路基板に取り付けた状態を示した側断面図。
タを回路基板に取り付けた状態を示した側断面図。
【図3】本発明の他の実施例による端子ピン保持用ハウ
ジング付きモータを分解して示した斜視図。
ジング付きモータを分解して示した斜視図。
【図4】本発明の他の実施例による端子ピン保持用ハウ
ジング付きモータを回路基板に取り付けた状態を示した
側断面図。
ジング付きモータを回路基板に取り付けた状態を示した
側断面図。
【図5】従来のハウジング付きのモータを分解して示し
た斜視図。
た斜視図。
【図6】従来のハウジング付きのモータを機器に取り付
けた状態を示した側断面図。
けた状態を示した側断面図。
1 端子ピン保持用ハウジング付きモータ 2 ハウジング 2a ハウジング部品 2b ハウジング部品 3 モータ本体 4 接続端子 5 端子ピン 7 ハウジング部品の嵌合面 8 ハウジング部品の嵌合面 9 溝 15 端子ピン 16 案内溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−271245(JP,A) 実開 昭63−191855(JP,U) 実開 昭57−149655(JP,U) 実開 平4−14474(JP,U) 実開 昭54−60213(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/04 H02K 5/22
Claims (2)
- 【請求項1】内部にモータ本体を収容し、モータに配設
された台座に保持される接続用端子ピンを突出させた構
造のハウジングを有するモータであって、前記ハウジン
グは、複数のハウジング部品が嵌合して構成されてな
り、これらハウジング部品は前記接続用端子ピンを両側
から挟持する嵌合面を有し、この嵌合面には前記台座か
ら突出した前記接続用端子ピンの一部を保持する溝が刻
設されていることを特徴とする端子ピン保持用ハウジン
グ付きモータ。 - 【請求項2】前記モータの接続用端子ピンはクランク状
に折り曲げられ、前記ハウジング部品の内周面には前記
クランク状に折り曲げられた端子ピンを案内する案内溝
が刻設されていることを特徴とする請求項1記載の端子
ピン保持用ハウジング付きモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3021178A JP3033208B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 端子ピン保持用ハウジング付きモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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