JP7129600B2 - 液体微細化装置及びそれを用いた熱交換気装置、空気清浄機又は空気調和機 - Google Patents

液体微細化装置及びそれを用いた熱交換気装置、空気清浄機又は空気調和機 Download PDF

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Description

本発明は、液体微細化装置及びそれを用いた熱交換気装置、空気清浄機又は空気調和機に関する。
従来より、水を微細化し、吸い込んだ空気にその微細化した水を含ませて吹き出す液体微細化装置がある(例えば、特許文献1)。このような液体微細化装置は、空気を吸い込む吸込口とその吸い込んだ空気を吹き出す吹出口との間の風路内に、水を微細化する液体微細化室が設けられている。液体微細化室は、回転モータの回転軸に固定された揚水管を備えており、揚水管が回転モータによって回転されることで、貯水部に貯水された水が揚水管により揚水され、揚水された水が遠心方向に放射される。この放射された水が衝突壁に衝突することで、水が微細化される。
また、従来の液体微細化装置では、運転中に貯水部において一定量の水が貯水されていることを担保するべく、貯水部に水を供給する給水部と、貯水部の水位を検知する水位検知部とが設けられている。
特開2009-279514号公報
しかしながら、従来の液体微細化装置では、給水部により水が貯水部へ供給される場合に、供給された水が給水部から一旦離れた位置に移動するため、貯水部内の位置によって水面が盛り上がる等の変動が生じる。よって、水位検出部が、この変動した水面に基づいて水位を検知してしまうと、精度よく水位の検知ができないという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、貯水部の水位を精度よく検知できる液体微細化装置及びそれを用いた熱交換気装置、空気清浄機又は空気調和機を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の液体微細化装置は、吸込口より吸い込んだ空気に微細化された水を含ませて吹出口より吹き出す液体微細化装置であって、回転することにより揚水し、その揚水した水を遠心方向に放出する筒状の揚水管と、揚水管の鉛直方向下方に設けられ、揚水管により揚水される水を貯水する貯水部と、貯水部に水を供給する給水部と、貯水部の水位を検知する水位検知部と、給水部から貯水部へ水を案内する第1水路と、給水時に貯水部から水位検知部へ水が流れ込む第2水路と、を備え、第1水路の貯水部側の出口と第2水路の貯水部側の入口とは、互いに隣接して配置されていることを特徴とするものである。
また、本発明の熱交換気装置、空気清浄機又は空気調和機は、本発明の液体微細化装置を備えたものである。
本発明の液体微細化装置及びそれを用いた熱交換気装置、空気清浄機又は空気調和機によれば、給水部から貯水部へ水を案内する第1水路の貯水部側の出口と、給水時に貯水部から水位検知部へ水が流れ込む第2水路の貯水部側の入口とが互いに隣接して配置されている。これにより、貯水部よりも給水部側に水位検知部が存在することとなるので、水位検知部において、給水による水面の変位の影響を抑制できる。よって、貯水部の水位を精度よく検知できるという効果がある。
本発明の実施の形態1に係る液体微細化装置の鉛直方向の概略断面図である。 同液体微細化装置の動作原理を説明するための説明図である。 同液体微細化装置の液体微細化室における衝突壁よりも下方の水平方向の概略断面図である。 (a)は、同液体微細化装置において、貯水部に水が貯水されていない場合の水の動きを示した図であり、(b)は、同液体微細化装置において、水位検知部により検知される一定の水位に達する前の水の動きを示した図であり、(c)は、同液体微細化装置において、水位検知部により一定の水位が検知された場合の水の動きを示した図である。 同液体微細化装置を備えた熱交換気装置の概略斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る液体微細化装置における衝突壁よりも下方の水平方向の概略断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
まず、図1、図2を参照して、本発明の実施の形態1に係る液体微細化装置50の概略構成について説明する。図1は、その液体微細化装置50の鉛直方向の概略断面図である。図2は、液体微細化装置50の動作原理を説明するための説明図である。
この液体微細化装置50は、空気を吸い込む吸込口2と、その吸込口2より吸い込まれた空気を吹き出す吹出口3と、を備え、液体微細化装置50内で、吸込口2と吹出口3との間で風路15~17を形成している。また、液体微細化装置50は、その風路15~17内に設けられた液体微細化室1を備えており、吸込口2と液体微細化室1と吹出口3とが連通している。
液体微細化室1は、液体微細化装置50の主要部であり、水の微細化を行うところである。液体微細化装置50では、吸込口2で取り込んだ空気が、風路15を経由して液体微細化室1へ送られる。そして、液体微細化装置50は、風路16を通る空気に、液体微細化室1にて微細化された水を含ませて、その水の含んだ空気を、風路17を経由して吹出口3より吹き出すように構成されている。
液体微細化室1には、上方及び下方が開口された筒状の衝突壁12を備えている。衝突壁12は、液体微細化室1内に固定されることで設けられている。また、液体微細化室1には、衝突壁12に囲まれた内側において、回転しながら水を汲み上げる(揚水する)筒状の揚水管11が備えられている。揚水管11は、逆円錐形の中空構造となっており、逆円錐形状の天面中心に、鉛直方向に向けて配置された回転軸10が固定されている。回転軸10が、液体微細化室1の外面に備えられた回転モータ9と接続されることで、回転モータ9の回転運動が回転軸10を通じて揚水管11に伝導され、揚水管11が回転する。
図2に示す通り、揚水管11は、揚水管11の外面から外側に突出するように形成された回転板14を複数備えている。複数の回転板14は、上下で隣接する回転板14との間に、回転軸10の軸方向に所定間隔を設けて、揚水管11の外面から外側に突出するように形成されている。回転板14は揚水管11とともに回転するため、回転軸10と同軸の水平な円盤形状が好ましい。なお、回転板14の枚数は、目標とする性能や揚水管11の寸法に合わせて適宜設定されるものである。
また、揚水管11の壁面には、揚水管11の壁面を貫通する開口13を複数備えている。揚水管11の開口13のそれぞれは、揚水管11の内部と、揚水管11の外壁から外側に突出するように形成された回転板14の上面とを連通する位置に設けられている。開口13の周方向の大きさ(開口割合)は、揚水管11の開口13が備えられた部位の外径に合わせてそれぞれ設計する必要があり、例えば揚水管11の外径の5%から50%に相当する割合、より好ましくは、揚水管11の外径の5%から20%に相当する割合が挙げられる。なお、上記範囲内において、各開口13の寸法を同一のものとしてもよい。
図1に示す通り、液体微細化室1の下部には、揚水管11の鉛直方向下方に、揚水管11により揚水される水を貯水する貯水部4が設けられている。貯水部4は、揚水管11の下部の一部、例えば揚水管11の円錐高さの三分の一から百分の一程度の長さが浸るように、貯水部4の底部までの深さがとられている。この深さは必要な揚水量に合わせて設計できる。
貯水部4への水の供給は、給水部7により行われる。給水部7には、給水管(図示せず)が接続されており、例えば水道から水圧調整弁を通じて、給水管により直接給水する。なお、給水部7は、あらかじめ液体微細化室1外に備えられた水タンクからサイフォンの原理で必要な水量のみ汲みあげて、貯水部4へ水を供給するように構成されてもよい。この給水部7は、貯水部4の底面よりも鉛直方向上方に設けられている。なお、給水部7は、貯水部4の底面だけでなく、貯水部4の上面(貯水部4に貯水され得る最大水位の面)よりも鉛直方向上方に設けられるのが好ましい。
液体微細化室1には、貯水部4の水位を検知する水位検知部8が設けられている。水位検知部8は、フロートスイッチ20を有している。フロートスイッチ20は、貯水部4が一定の水位に達していない場合はオフし、貯水部4が一定の水位に達した場合にオンする。この一定の水位は、揚水管11の下部が貯水部4に貯水された水に浸る程度の水位に設定されている。フロートスイッチ20がオフの場合は、給水部7より貯水部4へ水を供給し、フロートスイッチ20がオンの場合に、給水部7からの貯水部4への水の供給を停止することで、貯水部4の水を一定の水位に保たせることができる。この水位検知部8は、貯水部4の底面よりも鉛直方向上方に設けられている。
貯水部4の底面には、排水管18が接続されている。排水管18が接続される位置に設けられた貯水部4の排水口は、貯水部4の最も低い位置に設けられている。水の微細化の運転を停止させた場合に、排水管18に設けられた弁(図示せず)を開けることで、貯水部4に貯水された水が、排水管18から排水される。
ここで、液体微細化装置50における水の微細化の動作原理を説明する。回転モータ9により回転軸10が回転し、それに合わせて揚水管11が回転すると、その回転によって生じる遠心力により、貯水部4に貯水された水が揚水管11によって汲み上げられる。揚水管11の回転数は、1000-5000rpmの間に設定される。揚水管11は、逆円錐形の中空構造となっているため、回転によって汲み上げられた水は、揚水管11の内壁を伝って上部へ揚水される。そして、揚水された水は、揚水管11の開口13から回転板14を伝って遠心方向に放出され、水滴として飛散する。
回転板14から飛散した水滴は、衝突壁12に囲まれた空間を飛翔し、衝突壁12に衝突し、微細化される。一方、液体微細化室1を通過する空気は、衝突壁12の上方から衝突壁12内部へ移動し、衝突壁12によって破砕(微細化)された水滴を含みながら下方から衝突壁12外部へ移動する。これにより、液体微細化装置50の吸込口2より吸い込まれた空気に対して加湿を行い、吹出口3より加湿された空気を吹き出すことができる。
回転板14から飛散した水の運動エネルギーは衝突壁12内部の空気との摩擦により減衰するため、回転板14はなるべく衝突壁12に近づけたほうが好ましい。一方で、衝突壁12と回転板14を近づけるほど、衝突壁12内部を通過する風量が減少するため、距離の下限値は衝突壁12内部を通過する圧力損失と風量とで、任意に決まる。
なお、微細化される液体は水以外でもよく、例えば、殺菌性/消臭性を備えた次亜塩素酸水等の液体であってもよい。微細化された次亜塩素酸水を液体微細化装置50の吸込口2より吸い込まれた空気に含ませ、その空気を吹出口3より吹き出すことで、液体微細化装置50が置かれた空間の殺菌/消臭を行うことができる。
図3は、液体微細化室1における衝突壁12よりも下方の水平方向の概略断面図である。なお、図3は、揚水管11を省略して図示している。
図3に示す通り、液体微細化室1には、第1水路21と第2水路22とが設けられている。第1水路21は、給水部7から貯水部4へ給水する水を案内するための水路である。第2水路22は、第1水路21と水位検知部8とを連通するための水路である。即ち、水位検知部8は、第2水路22を介して第1水路21と連通している。また、第2水路22は、水の流れる方向を変更する曲がり水路23を備えている。
ここで、図4を参照して、給水部7により貯水部4へ給水を行う場合の水の動きについて説明する。図4(a)は、貯水部4に水が貯水されていない場合の水の動きを示した図であり、図4(b)は、水位検知部8により検知される一定の水位に達する前の水の動きを示した図であり、図4(c)は、水位検知部8により一定の水位が検知された場合の水の動きを示した図である。
図4(a)に示す通り、給水部7による貯水部4への水の給水を開始した直後は、給水部7に接続された給水管から給水された水が、第1水路21を通って、貯水部4へ供給される。貯水部4に水が貯水され始め、水位が上昇すると、図4(b)に示す通り、その水位の分だけ第1水路21にも水が貯まる。水位が更に上昇すると、図4(c)に示す通り、給水部7より供給された水が、貯水部4を経て、第1水路21と接続された第2水路22にも水が貯まり、曲がり水路23を経由して水位検知部8内に水が浸入する。そして、貯水部4に貯水された水が一定の水位に達すると、水位検知部8内のフロートスイッチ20がオンし、給水部7による水の供給が、停止する。
ここで、給水部7により貯水部4への水の供給が行われる場合、供給された水が給水部7から一旦離れた位置(第1水路21の出口と対向する貯水部4の内壁面)に移動するため、貯水部4内の給水部7から離れた位置で、水面が盛り上がる等の変動が生じる。これに対し、水位検知部8は、給水部7から貯水部4へ水を案内する第1水路21に、第2水路22を介して連通している。すなわち、給水部7と連通する第1水路21の出口の近くに水位検知部8と連通する第2水路22の入口が存在することとなるので、水位検知部8において、給水による水面の変位の影響を抑制できる。よって、貯水部4の水位を精度よく検知できる。
また、給水部7と水位検知部8とは、少なくとも貯水部4の底面よりも鉛直方向上方に設けられている。また、図4に示す通り、水位検知部8は、第1水路21の底面よりも鉛直方向上位に設けられている。よって、第1水路21と水位検知部8とが連通していても、給水部7より供給した水を一旦貯水部4へ貯水させ、その後、水位が徐々に上昇して、貯水部4を経て水位検知部8へ水を満たすことができる。つまり、給水部7より給水された水が、貯水部4に貯まる前に水位検知部8へ逆流することを抑制できる。また、給水部7からの給水の過程で、第1水路21から貯水部4へ供給されるはずの水が、貯水部4へ供給される前に水位検知部8へ逆流することを確実に抑制できる。よって、貯水部4の水位を精度よく検知できる。なお、上記した第1水路21の底面とは、第1水路21の底面のうち、最も鉛直方向上方に位置する底面部分を意図する。本実施の形態1では、第1水路21の底面は、給水部7側の第1水路21の底面に相当する。
更に、給水部7により貯水部4へ水を供給する場合には、その給水の勢いで貯水部4の水面に波が発生する。また、液体微細化装置50を運転する場合にも、揚水管11の回転によって、貯水部4の水面に波が発生する。これに対し、第2水路22に設けられた曲がり水路23により、貯水部4から水位検知部8へ流れる水において、給水時や運転時に発生する波が伝搬することを抑制できるので、水位検知部8にて、貯水部4における水面の変動を抑制できる。具体的には、曲がり水路23により、液体微細化装置50の運転時に貯水部4で発生して第2水路22に伝播してくる水面変動の波は、曲がり水路23の水路壁面にて反射して伝播の向きを変更されるので、水位検知部8に波が直接伝播しにくくすることができる。よって、貯水部4の水位を精度よく検知できる。
図5は、本発明の実施の形態1に係る液体微細化装置50を備えた熱交換気装置60の概略斜視図である。熱交換気装置60は、建物の室内に設けられた室内吸込口61及び給気口64と、建物の屋外に設けられた排気口62及び外気吸込口63と、本体内に設けられた熱交換素子65とを備えている。
室内吸込口61は、室内の空気を吸い込み、その吸い込まれた空気が排気口62より屋外へ排気される。また、外気吸込口63は、屋外の外気を吸い込み、その吸い込まれた外気が給気口64より室内へ給気される。このとき、室内吸込口61から排気口62へ送られる空気と、外気吸込口63から給気口64へ送られる外気との間で、熱交換素子65により熱交換が行われる。
熱交換気装置の機能の一つとして、加湿目的の水気化装置や、殺菌/消臭目的での次亜塩素酸気化装置といった液体を気化させる装置が組み込まれたものがある。熱交換気装置60は、この液体を気化させる装置として、液体微細化装置50が組み込まれている。具体的には、熱交換気装置60の給気口64側に、液体微細化装置50が設けられている。なお、液体微細化装置50への水の供給及び排水は、給排水配管51によって行われる。
液体微細化装置50を備えた熱交換気装置60は、熱交換素子65による熱交換が行われた外気に対して、液体微細化装置50により微細化された水又は次亜塩素酸を含め、給気口64より室内へ供給する。これらの液体を気化させるための機構として液体微細化装置50を用いることで、より小型でエネルギー効率のよい熱交換気装置60を得ることができる。
この液体微細化装置50は、熱交換気装置60に代えて、空気清浄機や空気調和機に備えられてもよい。空気清浄機や空気調和機における機能の一つとして、加湿目的の水気化装置や、殺菌/消臭目的での次亜塩素酸気化装置といった液体を気化させる装置が組み込まれたものがある。この装置として、液体微細化装置50を用いることで、より小型でエネルギー効率のよい空気清浄機又は空気調和機を得ることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、水位検知部8の構成と、給水部7から貯水部4へ供給する水を案内する第1水路21と、第1水路21と水位検知部8とを連通する第2水路22を含む水路構成が実施の形態1と異なる。これ以外の液体微細化装置50の構成は、実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1で説明した内容は再度の説明を適宜省略し、実施の形態1と異なる点を主に説明する。
図6を参照して、本発明の実施の形態2に係る液体微細化装置50における水位検知部8と水路構成(後述する第3水路26、第4水路27)について説明する。図6は、本発明の実施の形態2に係る液体微細化装置50における衝突壁12よりも下方の水平方向の概略断面図である。なお、特に図示していないが、本実施の形態2に係る液体微細化装置50の水位検知部8および給水部7は、実施の形態1と同様、貯水部4の底面よりも鉛直方向上方に設けられている。また、水位検知部8は、実施の形態1と同様、第1水路21に対応する第3水路26の底面よりも鉛直方向上方に設けられている。
まず、本実施の形態2に係る液体微細化装置50の水位検知部8について説明する。本実施の形態2の水位検知部8は、2つの温度センサ24(満水位センサ24a、参照センサ24b)を用いて、空気温度と水温を比較することで水位を検知する構成を有している。ここで、満水位センサ24aは、貯水部4の水位が満水となった状態を検知するためのセンサであり、参照センサ24bは、水位検知部8内の空気温度を測定するセンサである。
水位検知部8内の水位が、満水位センサ24aの取り付け位置(水位検出位置)まで達していない場合には、満水位センサ24aと参照センサ24bはいずれも空気の温度を検出し、満水位センサ24aと参照センサ24bとの間には温度差が生じない。一方、水位検知部8内の水位が、満水位センサ24aの取り付け位置(水位検出位置)まで上昇すると、満水位センサ24aが水温を検出するので、満水位センサ24aと参照センサ24bとの間に温度差が生じる。水位検知部8は、こうした温度差の有無を評価して水位を検出している。
また、本実施の形態2の水位検知部8は、上記した2つ温度センサ24以外に、オーバーフロー水位センサ24cを含む構成としている。オーバーフロー水位センサ24cは、何らかの原因により満水位以上の水位となった際に異常を検出するためのセンサである。これにより、後述するオーバーフロー管25から強制排水されている状態を確実に検出することができる。
水位検知部8の内部での3つの温度センサ24の取り付け位置は、図6に示すように、貯水部4から近い順に、満水位センサ24a、オーバーフロー水位センサ24c、参照センサ24bである。また、3つの温度センサ24の取り付け高さは、低い順に、満水位センサ24a、オーバーフロー水位センサ24c、参照センサ24bである。すなわち、水平方向から見て斜め配列となっている。このように配列することで、それぞれの温度センサ24に付着した水滴が落下しても他の温度センサ24にその水滴がかからないようになる。これにより、温度センサ24の誤検知を抑制することができる。
次に、本実施の形態2に係る液体微細化装置50での水路構成について説明する。図6に示す通り、液体微細化室1には、第3水路26と第4水路27とが設けられている。第3水路26は、実施の形態1の第1水路21に相当し、給水部7から貯水部4へ供給する水を案内するための水路である。第4水路27は、実施の形態1の第2水路22に相当し、第3水路26と水位検知部8とを連通するための水路である。即ち、水位検知部8は、第4水路27を介して第3水路26と連通している。
また、第4水路27は、貯水部4と連通する貯水部側水路27aと、水位検知部8と連通する水位検知部側水路27bとによって構成されている。貯水部側水路27aと水位検知部側水路27bは、いずれも直線的な水路であり、互いの向きが異なるように接続され、実施の形態1の曲がり水路23に相当する曲がり水路28を構成している。これにより、液体微細化装置50の運転時に貯水部4で発生して貯水部側水路27aに伝播してくる水面変動の波は、曲がり水路28の水路壁面にて反射して伝播の向きを変更されるので、水位検知部8に波が直接伝播しにくくすることができる。
また、水位検知部側水路27bの水路幅は、貯水部側水路27aの水路幅よりも広く形成している。具体的には、水位検知部側水路27bの水路幅は、貯水部側水路27aの水路幅に対して、1.5倍~2.5倍の範囲としている。これにより、貯水部側水路27aに伝播してくる水面変動の波は、貯水部側水路27aから水位検知部側水路27bに移動する際に水路幅が急に広がるため、水位変動の振幅を小さくすることができる。例えば、水位検知部側水路27bの水路幅を貯水部側水路27aの水路幅の1.5倍とした場合、水路幅を貯水部側水路27a内では、貯水部側水路27a内での波の振幅の3分の2以下に抑えることができる。
また、液体微細化室1には、第3水路26と第4水路27(貯水部側水路27a)を鉛直方向上下に貫通するオーバーフロー管25が形成されている。また、オーバーフロー管25は、貯水部側水路27aの水路長に対して、半分よりも水位検知部8側(貯水部4とは反対側)の位置に形成されている。このオーバーフロー管25を設けたことで、貯水部側水路27aには、水路に対して突出する突出部29が形成され、水路幅が狭くなっている。より詳細には、この突出部29により、貯水部側水路27aの水路幅は、突出部29がない部分に対して2分の1から3分の1の範囲で狭くなっている。こうした構成により、貯水部側水路27aに伝播してくる水面変動の波の一部を突出部29が反射し、水位検知部8側に伝播しにくくすることができる。
オーバーフロー管25は、何らかの原因により貯水部4の水位が満水位以上となった際、液体微細化装置50本体を保護するため強制的に排水する機構である。なお、オーバーフロー管25は、オーバーフロー水位センサ24cの取り付け位置(水位検知位置)よりも僅かに鉛直方向上方に設けられている。
以上、本実施の形態2に係る液体微細化装置50によれば、実施の形態1と同様、貯水部4から水位検知部8へ流れる水において、給水時や運転時に発生する波が伝搬することを抑制できるので、水位検知部8にて、貯水部4における水面の変動を抑制できる。よって、貯水部4の水位を精度よく検知できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、上記実施の形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
本発明に係る液体微細化装置は、加湿目的での水気化装置や、殺菌/消臭目的での次亜塩素酸気化装置といった液体を気化させる装置に適用可能である。また、熱交換気装置、空気清浄機又は空気調和機において、その機能の一つとして組み込まれた水気化装置や次亜塩素酸気化装置等に、本発明に係る液体微細化装置は適用可能である。
1 液体微細化室
2 吸込口
3 吹出口
4 貯水部
7 給水部
8 水位検知部
9 回転モータ
10 回転軸
11 揚水管
12 衝突壁
13 開口
14 回転板
15 風路
16 風路
17 風路
18 排水管
20 フロートスイッチ
21 第1水路
22 第2水路
23 曲がり水路
24 温度センサ
24a 満水位センサ
24b 参照センサ
24c オーバーフロー水位センサ
25 オーバーフロー管
26 第3水路
27 第4水路
27a 貯水部側水路
27b 水位検知部側水路
28 曲がり水路
29 突出部
50 液体微細化装置
51 給排水配管
60 熱交換気装置
61 室内吸込口
62 排気口
63 外気吸込口
64 給気口
65 熱交換素子

Claims (8)

  1. 吸込口より吸い込んだ空気に微細化された水を含ませて吹出口より吹き出す液体微細化装置であって、
    回転することにより揚水し、その揚水した水を遠心方向に放出する筒状の揚水管と、
    前記揚水管の鉛直方向下方に設けられ、前記揚水管により揚水される水を貯水する貯水部と、
    前記貯水部に水を供給する給水部と、
    前記貯水部の水位を検知する水位検知部と、
    前記給水部から前記貯水部へ水を案内する第1水路と、
    給水時に前記貯水部から前記水位検知部へ水が流れ込む第2水路と、
    を備え、
    前記第1水路の前記貯水部側の出口と前記第2水路の前記貯水部側の入口とは、互いに隣接して配置されていることを特徴とする液体微細化装置。
  2. 前記第2水路は、水の流れる方向を変更する曲がり水路を備えることを特徴とする請求項1に記載の液体微細化装置。
  3. 前記水位検知部は、前記給水部側の前記第1水路の底面よりも鉛直方向上方に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体微細化装置。
  4. 前記第2水路は、前記貯水部と連通する貯水部側水路と、前記水位検知部と連通する水位検知部側水路とを含み、
    前記水位検知部側水路の水路幅は、前記貯水部側水路の水路幅よりも広く形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の液体微細化装置。
  5. 前記第2水路は、水路に対して突出する突出部が形成され、水路幅が狭くなっていることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の液体微細化装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の液体微細化装置を備えたことを特徴とする熱交換気装置。
  7. 請求項1から5のいずれかに記載の液体微細化装置を備えたことを特徴とする空気清浄機。
  8. 請求項1から5のいずれかに記載の液体微細化装置を備えたことを特徴とする空気調和機。
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