JP2023091112A - 液体微細化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】揚水管の回転中において貯水部の止水性を高めることができる技術を提供する。【解決手段】吸込口より吸い込んだ空気に微細化された水を含ませて吹出口より吹き出す液体微細化装置(液体微細化部14)において、揚水管50は、鉛直方向下方に揚水口50aを有し、回転軸55の回転に伴って揚水口50aより揚水した水を遠心方向に放出する。衝突壁17は、揚水管50から放出された水が衝突することにより、その水を微細化する。貯水部16は、揚水管50の鉛直方向下方に設けられ、揚水口50aより揚水される水を貯水する。排水口16bは、貯水部16の底面16aに配置され、貯水された水を排水する。第1エリミネータ56は、貯水部16の鉛直方向上方に配置され、衝突壁17で微細化された水滴の一部を捕集する。水供給部は、第1エリミネータ56に向けて水を供給する。【選択図】図3

Description

本開示は、水を微細化し、吸い込んだ空気にその微細化した水を含ませて吹き出す液体微細化装置に関する。
水を微細化し、吸い込んだ空気にその微細化した水を含ませて吹き出す液体微細化装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この液体微細化装置では、揚水管の回転によって貯水部に貯水された水に渦流を形成し、これにより貯水部に貯水された水を排水するための排水口と揚水管の揚水口との間に空隙を形成し、揚水管の回転中に貯水部の水が排水口から排出されることを抑制している。つまり、この液体微細化装置では、揚水管の回転の有無によって、貯水部の水の止水と排水を制御している。
特許第6476422号公報
上記の液体微細化装置において、貯水部の水位が渇水水位付近まで低下した場合に給水部から貯水部に水を供給する構成では、供給された水により貯水部内の渦流が乱される可能性がある。渦流が乱されると、排水口と揚水管の揚水口との間の空隙が無くなり、排水口から水が漏れ出す可能性がある。
本開示は、こうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、揚水管の回転中において貯水部の止水性を高めることができる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の液体微細化装置は、吸込口より吸い込んだ空気に微細化された水を含ませて吹出口より吹き出す液体微細化装置であって、鉛直方向下方に揚水口を有し、回転軸の回転に伴って揚水口より揚水した水を遠心方向に放出する筒状の揚水管と、揚水管から放出された水が衝突することにより、その水を微細化する衝突壁と、揚水管の鉛直方向下方に設けられ、揚水口より揚水される水を貯水する貯水部と、貯水部の底面に配置され、貯水された水を排水する排水口と、貯水部の鉛直方向上方に配置され、衝突壁で微細化された水滴の一部を捕集する第1エリミネータと、第1エリミネータに向けて水を供給する水供給部と、を備える。揚水管は、揚水管の内部に回転によって貯水部の水に渦を発生させ、その渦中心において揚水口と排水口との間を連通する空隙を形成する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、揚水管の回転中において貯水部の止水性を高めることができる。
実施例の空間浄化システムの構成を示す図である。 図1の空間浄化装置の構成を示す図である。 図2の液体微細化部のA-A線に沿った縦断面図である。
本開示の実施例を具体的に説明する前に、実施例の概要を説明する。本実施例は、液体微細化装置に関する。液体微細化装置は、室内に対して、湿度を調節するとともに、空気浄化を行う成分(以下、「空気浄化成分」という)を含む水を噴霧する空間浄化システムに搭載される。空気浄化成分には、例えば、殺菌性あるいは消臭性を備えた次亜塩素酸が用いられる。これにより、室内の殺菌あるいは消臭を行う。
液体微細化装置は、揚水管を回転させることで、貯水部に貯められた次亜塩素酸水と水との混合水を揚水管の揚水口より揚水し、揚水した混合水を遠心方向に放出して微細化し、空気中に放出する。回転している揚水管は、貯水部の混合水に渦を発生させ、その渦中心において揚水口と排水口との間を連通する空隙を形成し、空隙により貯水部の混合水が止水される。しかし、既述のように、貯水部の混合水が少なくなった時に水が供給された場合、渦流が乱れることで揚水管による揚水が阻害されやすくなり、排水口と揚水口との間の空隙が無くなり、貯水部の混合水が排水口から流れ出る可能性がある。
そこで、実施例では、貯水部内に配置された水滴を捕集するためのエリミネータに向けて水供給部から水を供給して、エリミネータを介して貯水部内に水を供給する。これにより、水供給部から供給される水の水圧はエリミネータで弱められ、勢いの弱められた水が貯水部に供給される。そのため、供給された水による貯水部内の渦流の乱れが抑制される。よって、揚水管による揚水を阻害しにくくなるので、貯水部の水の排水口からの漏れ出しを抑制できる。
以下に説明する実施例は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示す。よって、以下の実施例で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、ステップ(工程)及びステップの順序などは、一例であって本開示を限定する主旨ではない。したがって、以下の実施例における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化する。
図1は、実施例の空間浄化システム100の構成を示す。空間浄化システム100は、屋内空間62(「室内」ともいう)の空気を循環させる際に、屋内空間62からの空気(RA:Return Air)に対して微細化された水とともに空気浄化成分を含ませる装置である。空間浄化システム100は、内部を流通した空気(SA:Supply Air)を屋内空間62に供給することで、屋内空間62の殺菌と消臭を行う。ここでは、空気浄化成分として次亜塩素酸が用いられ、空気浄化成分を含む水は次亜塩素酸水である。
図1に示すように、空間浄化システム100は、空間浄化装置10、操作装置70、ダクト64a、ダクト64c、低反応性ダクト67a、及び低反応性ダクト67cを備える。本実施例では、低反応性ダクト67a及び低反応性ダクト67cを総称してダクト67と呼ぶ。
図2は、図1の空間浄化装置10の構成を示す。図2に示すように、空間浄化装置10は、筐体1、浄化風路5、液体微細化部14、次亜塩素酸水生成部19、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタ11、浄化搬送ファン12、及び制御部41を含む。
筐体1は、図2に示すように、空間浄化装置10の外郭を形成する。筐体1は、吸込口2a、吸込口2c、吹出口3a、及び吹出口3cを有する。本実施例では、吸込口2a及び吸込口2cを総称して吸込口2と呼び、吹出口3a及び吹出口3cを総称して吹出口3と呼ぶ。
図2に示すように、吸込口2a及び吸込口2cは、筐体1の一方の側面に配置される。吹出口3a及び吹出口3cは、筐体1の他方の側面(筐体1の一方の側面と対向する側面)に配置される。
吸込口2a及び吸込口2cは、屋内空間62から取得された筐体1外の空気8a及び空気8cをそれぞれ空間浄化装置10に取り入れる取入口である。屋内空間62から取得された空気8a及び空気8cは、屋内空間62の温度調節されていない非温調空気または屋内空間62に別途設置された空調機等により温度調節された温調空気とも呼べる。
図1に示すように、吸込口2aは、屋内空間62の天井等に設けられた屋内吸込口65aとの間でダクト64aを介して連通されている。吸込口2cは、屋内空間62の天井等に設けられた屋内吸込口65cとの間でダクト64cを介して連通されている。これにより、吸込口2aは、屋内吸込口65aから空間浄化装置10内に屋内空間62の空気8aを吸い込むことができる。吸込口2cは、屋内吸込口65cから空間浄化装置10内に屋内空間62の空気8cを吸い込むことができる。
なお、屋内吸込口65cを設けなくてもよく、この場合、ダクト64aの一端を屋内吸込口65aに接続し、ダクト64aの他端側を分岐させて吸込口2aと吸込口2cとに接続してもよい。
吹出口3aは、空間浄化装置10内を流通した空気9a(SA)を屋内空間62に吐き出す吐出口である。空気9aは、微細化された次亜塩素酸水を含む。吹出口3cは、空間浄化装置10内を流通した空気9c(SA)を屋内空間62に吐き出す吐出口である。空気9cもまた、微細化された次亜塩素酸水を含む。
図1に示すように、吹出口3aは、屋内空間62の天井等に設けられた屋内吹出口68aとの間で低反応性ダクト67aを介して連通されている。吹出口3cは、屋内空間62の天井等に設けられた屋内吹出口68cとの間で低反応性ダクト67cを介して連通されている。これにより、吹出口3aは、屋内吹出口68aから屋内空間62に向けて、空間浄化装置10内を流通した空気9aを吹き出すことができる。吹出口3cは、屋内吹出口68cから屋内空間62に向けて、空間浄化装置10内を流通した空気9cを吹き出すことができる。
なお、吹出口3aと吹出口3cとは互いに区別されるものではなく、例えば、吹出口3cを設けなくてもよい。この場合、低反応性ダクト67aの一端を吹出口3aに接続し、低反応性ダクト67aの他端側を分岐させて屋内吹出口68aと屋内吹出口68cとに接続してもよい。
低反応性ダクト67a及び低反応性ダクト67cは、いずれも浄化風路5の下流に接続された、次亜塩素酸水との反応に乏しい低反応性素材を内壁に用いたダクトである。低反応性素材は、例えば、ポリオレフィン系素材である。ポリオレフィン系素材は、例えば、ポリエチレンとポリプロピレンの少なくとも一方を含む。
図2に示すように、浄化風路5は、筐体1内に設けられ、吸込口2(吸込口2a及び吸込口2c)と、吹出口3(吹出口3a及び吹出口3c)とを連通する。
浄化風路5は、空気8a及び空気8cの両方が流通する風路である。浄化風路5は、空気8aと空気8cとが混合して流通する風路であるとも言える。浄化風路5には、その風路内にHEPAフィルタ11、次亜塩素酸水生成部19、浄化搬送ファン12、及び液体微細化部14が上流側から下流側に向けてこの順に設けられている。より詳細には、浄化搬送ファン12の上流には、浄化搬送ファン12の吸込口(図示せず)に隣接する位置に次亜塩素酸水生成部19が配置されている。浄化搬送ファン12の下流には、浄化搬送ファン12の排出口(図示せず)に隣接する位置に液体微細化部14が配置されている。
HEPAフィルタ11は、エアフィルタであり、空間浄化装置10に流入された空気中からゴミ、塵埃などを取り除き、清浄された空気を出力する。HEPAフィルタ11は、吸込口2a及び吸込口2cに隣接して配置される。
浄化搬送ファン12は、HEPAフィルタ11を通過した空気を浄化風路5に沿って液体微細化部14に搬送するための装置である。浄化搬送ファン12は、浄化風路5の空気の流れを生成する。浄化搬送ファン12は、吸込口2から吸い込んだ空気を液体微細化部14、吹出口3を順次介してダクト67へ送風する。より詳細には、浄化搬送ファン12は、両吸込型の遠心ファンで構成される。遠心ファンは、公知の構成を採用することができる。浄化搬送ファン12は、液体微細化部14に向かって左右に設けられた吸込口(図示せず)のそれぞれから空気を吸い込み、排出口(図示せず)から液体微細化部14に空気を搬送する。なお、浄化搬送ファン12の左側に設けられた吸込口(図示せず)の上流側には、電解水生成部19が配置されている。
浄化搬送ファン12では、制御部41からの出力信号に応じて風量、つまり回転数が制御される。浄化搬送ファン12が運転動作することにより、液体微細化部14に対して風が送られる。
次亜塩素酸水生成部19は、浄化風路5における浄化搬送ファン12の上流に配置されている。次亜塩素酸水生成部19は、電解槽20、塩水タンク23、及び塩水搬送ポンプ24を含む。次亜塩素酸水生成部19は、塩水タンク23に貯留する塩水(塩化ナトリウム水溶液)を電解槽20において所定の濃度に希釈して電気分解を行い、予め定められた濃度の次亜塩素酸水を生成する。
塩水タンク23は、塩水(塩化ナトリウム水溶液)を貯めており、制御部41からの出力信号に応じて、塩水搬送ポンプ24を介して電解槽20に塩水を供給する。電解槽20は、塩水タンク23から供給された電気分解対象である塩水を貯める。電解槽20には、制御部41からの出力信号に応じて、空間浄化装置10の外部の水道管から接続口36と第1電磁弁22を介して水道水も供給され、供給された水道水と塩水とが混合され、予め定められた濃度の塩水が貯められる。電解槽20内に配置された電極(図示せず)は、制御部41からの出力信号に応じて、通電により塩水の電気分解を行い、予め定められた濃度の次亜塩素酸水を生成する。
つまり、電解槽20は、一対の電極間で、電解質として塩化物水溶液(例えば、塩水)を電気分解することで次亜塩素酸水を生成する。電解槽20には、一般的な装置が使用されるので、詳細な説明は省略する。ここで、電解質は、次亜塩素酸水を生成可能な電解質であり、少量でも塩化物イオンを含んで入れば特に制限はなく、例えば、溶質として塩化ナトリウム、塩化カルシウム、又は塩化マグネシウム等を溶解した水溶液が挙げられる。また、塩酸でも問題ない。本実施例では、電解質として、水に対して塩化ナトリウムを加えた塩化物水溶液(塩水)を使用している。
液体微細化部14は、浄化風路5内部に取り入れた空気を加湿するためのユニットであり、加湿の際に、空気に対して微細化された水とともに空気浄化成分として次亜塩素酸を含ませる。液体微細化部14は、液体微細化装置とも呼べる。液体微細化部14は、次亜塩素酸水生成部19が生成した次亜塩素酸水を水で希釈し、希釈した次亜塩素酸水を遠心破砕により微細化して空気中に放出する。微細化された次亜塩素酸水は、液体成分が蒸発した状態で筐体1外へ放出される。
液体微細化部14は、次亜塩素酸水を遠心力で吸い上げて周囲(遠心方向)に飛散・衝突・破砕させ、通過する空気に水分を含ませる遠心破砕式の構成をとる。
図3は、図2の液体微細化部14のA-A線に沿った縦断面図である。以下、図2及び図3を参照して液体微細化部14について詳細に説明する。図2及び図3に示すように、液体微細化部14は、吸込口14a、吹出口14b、液体微細化室15、貯水部16、衝突壁17、水位検知部18、次亜塩素酸水供給部28、水供給部32、揚水管50、回転板52、モータ54、第1エリミネータ56、及び第2エリミネータ58を有する。
吸込口14aは、浄化搬送ファン12から送風された空気を吸い込む。吹出口14bは、吸込口14aより吸い込まれた空気を吹き出す。吸込口14aと吹出口14bは、液体微細化部14の側面に設けられている。
液体微細化部14内には、吸込口14aから吹出口14bに至る風路A1,A2,A3(図3参照)が形成されている。また、液体微細化部14は、その風路A1内に設けられた液体微細化室15を備えており、吸込口14aと液体微細化室15と吹出口14bとが連通している。吹出口14bは、空間浄化装置10の吹出口3と連通している。
液体微細化室15は、液体微細化部14の主要部であり、水の微細化を行うところである。液体微細化部14では、吸込口14aから取り込んだ空気が液体微細化室15へ送られる。そして、液体微細化部14は、取り込まれた空気に、液体微細化室15にて微細化された水を含ませて、その水を含んだ空気を、風路A1,A2,A3(図3参照)の順に経由して吹出口14bより吹き出すように構成されている。ここで、図3に示すように、風路A2,A3は、水を含んだ空気の流れる向きが、液体微細化室15の鉛直方向下方に流れる向きから、その外周において鉛直方向上方に流れる向きに変わるように構成されている。図3では、空気の流れる方向を矢印で示す。
液体微細化室15には、上方及び下方が開口された筒状の衝突壁17が設けられている。衝突壁17は、液体微細化室15内に固定されている。また、図3に示すように、液体微細化室15には、衝突壁17に囲まれた内側に、回転しながら水を汲み上げる(揚水する)筒状の揚水管50が備えられている。揚水管50は、逆円錐形の中空構造となっており、下方に円形状の揚水口50aを備えるとともに、揚水管50の上方であって逆円錐形の天面中心に、鉛直方向に向けて配置された回転軸55が固定されている。回転軸55が、液体微細化室15の外面に備えられたモータ54と接続されることで、モータ54の回転運動が回転軸55を通じて揚水管50に伝導され、揚水管50が回転する。モータ54は、制御部41からの制御信号に基づいて、回転運動を実行するように構成されている。なお、図2にモータ54の回転方向R1の一例を示すが、図示する方向とは逆方向に回転してもよい。
揚水管50は、逆円錐形の天面側に、揚水管50の外面から外側に突出するように形成された複数の回転板52を備えている。複数の回転板52は、上下で隣接する回転板52との間に、回転軸55の軸方向に所定間隔を設けて、揚水管50の外面から外側に突出するように形成されている。回転板52は、揚水管50とともに回転するため、回転軸55と同軸の水平な円盤形状が好ましい。なお、回転板52の枚数は、目標とする性能あるいは揚水管50の寸法に合わせて適宜設定されるものである。
また、揚水管50の壁面には、揚水管50の壁面を貫通する複数の開口(図示せず)が設けられている。複数の開口のそれぞれは、揚水管50の内部と、揚水管50の外面から外側に突出するように形成された回転板52の上面とを連通する位置に設けられている。
液体微細化室15の下部には、揚水管50の鉛直方向下方に、揚水管50が揚水口50aより揚水する水を貯水する貯水部16が設けられている。貯水部16の深さは、揚水管50の下部の一部、例えば揚水管50の円錐高さの三分の一から百分の一程度の長さが浸るような深さに設計されている。この深さは、必要な揚水量に合わせて設計できる。また、貯水部16の底面は、揚水口50aに向けて段階的に低くなり、揚水口50a付近の底面16aは、底面16cより一段低く形成されている。
図2に示すように、次亜塩素酸水供給部28は、制御部41からの出力信号に応じて、電解槽20から液体微細化部14の貯水部16に次亜塩素酸水を供給する。次亜塩素酸水供給部28は、次亜塩素酸水搬送ポンプ29と送水管30とを有する。次亜塩素酸水搬送ポンプ29は、制御部41からの出力信号に応じて電解槽20の次亜塩素酸水を送水管30に送り出す。送水管30は、次亜塩素酸水搬送ポンプ29と貯水部16との間に接続され、次亜塩素酸水を貯水部16に向けて送水する。送水管30の流出口30aは、後述する第1エリミネータ56の上方に配置される。
水供給部32は、制御部41からの出力信号に応じて、貯水部16に水を供給する。水供給部32は、第2電磁弁33と給水管34とを有する。第2電磁弁33は、制御部41からの出力信号に応じて、空間浄化装置10の外部の水道管から接続口36に供給される水を給水管34に流すか否か制御する。給水管34は、第2電磁弁33と貯水部16との間に接続され、水を貯水部16に向けて送水する。給水管34の流出口34aも、第1エリミネータ56の上方に配置される。
このようにして、液体微細化部14の貯水部16で次亜塩素酸水と水とが混合される。次亜塩素酸水と水との混合水も次亜塩素酸水と呼べる。
また、図3に示すように、液体微細化部14には、貯水部16の水位を検知する水位検知部18が設けられている。水位検知部18は、フロートスイッチを有して構成されている。フロートスイッチは、貯水部16内の混合水が一定の満水水位L1に達していない場合はオフとなり、貯水部16内の混合水が満水水位L1に達した場合にオンとなる。つまり、水位検知部18は、フロートスイッチによって貯水部16の混合水が満水水位L1か否かを検知する。そして、水位検知部18は、フロートスイッチのオンまたはオフに関する情報を制御部41に出力する。
制御部41は、フロートスイッチがオフとなり、オフの状態が所定時間継続した場合には、水供給部32から貯水部16へ水が供給され、次亜塩素酸水供給部28から貯水部16へ所定量の次亜塩素酸水が供給されるように制御し、フロートスイッチがオンの場合には、水供給部32による水の供給が停止されるように制御する。次亜塩素酸水供給部28による次亜塩素酸水の供給は、所定量が供給されると停止される。ここで、所定時間は、加湿処理によって貯水部16内の混合水が満水水位L1から概ね渇水水位L2に達するまでの時間に設定される。渇水水位L2における水量は、揚水管50が揚水可能な水量である。なお、貯水部16の水位が渇水水位L2まで減少したか否かを検知する別の水位検知部を設けてもよく、水位が渇水水位L2まで減少したことが検知された場合に、水供給部32から貯水部16へ水が供給され、次亜塩素酸水供給部28から貯水部16へ所定量の次亜塩素酸水が供給されるように制御してもよい。
図3に示すように、円形状の排水口16bは、貯水部16の最も低い底面16aに設けられている。排水口16bによる止水及び排水は、揚水管50の回転によって実現される。即ち、排水口16bと揚水管50とで、貯水部16の止水機構及び揚水機構を構成する。詳細は後述する。
遠心方向における衝突壁17と貯水部16の側壁との間の空間に、微細化された水滴の一部を捕集する第1エリミネータ56が設けられている。図2及び図3では、理解を容易にするために第1エリミネータ56にハッチングを付けている。第1エリミネータ56は、空気が流通可能な多孔体で構成されている。平板状の第1エリミネータ56は、満水水位L1より上方において、回転板52に対して略水平に風路A3に配置されている。第1エリミネータ56の底面と、満水水位L1の位置との間には空間が形成され、この空間が風路A3となる。図2に示すように、平面視で、第1エリミネータ56は、衝突壁17と貯水部16の側壁との間の主に吹出口14b側の空間を覆っている。第1エリミネータ56は、衝突壁17と貯水部16の側壁との間の空間の全体を覆ってもよい。
衝突壁17の下方に第2エリミネータ58が設けられている。図3では、理解を容易にするために第2エリミネータ58にもハッチングを付けている。第2エリミネータ58も、空気が流通可能な多孔体で構成されている。第1エリミネータ56及び第2エリミネータ58として、公知のものを採用できる。図2に示すように、平面視で、第2エリミネータ58は、衝突壁17の吹出口14b側において、衝突壁17に沿って曲面状に配置される。つまり、第2エリミネータ58は、揚水管50の周囲の一部に配置される。第2エリミネータ58は、揚水管50を囲い揚水管50の周囲の全部に配置されてもよい。平面視で、第2エリミネータ58は、衝突壁17の吸込口14a側において、貯水部16の側壁に沿って直線状に配置される。図3に示すように、第2エリミネータ58は、貯水部16の底面16aより一段高い底面16cと、第1エリミネータ56との間に、鉛直方向に延在する。底面16cは、渇水水位L2より下方に位置する。そのため、第2エリミネータ58は、下方の一部が貯水部16の混合水に浸かり、残りの上方の部分が風路A2に配置される。
風路A1を通過した水滴を含む空気が第2エリミネータ58内と第1エリミネータ56内を流通することによって、空気に含められた相対的に大きい水滴を捕集する。これにより、風路A2と風路A3を流れた空気から相対的に大きい水滴を取り除くことができる。
また、貯水部16の外側には、貯水部16の底部全面に亘ってドレンパン38が設けられている。ドレンパン38は、例えば、装置に異常が生じて水漏れが発生した際に、装置から漏れた水を一時的に溜めることができる。ドレンパン38は、排水口16bから排水された混合水も一時的に溜めることができる。ドレンパン38には、内部に溜めた水を外部に排水するための排水管(図示せず)が接続されている。
次に、液体微細化部14における加湿(水の微細化)の動作原理を説明する。
モータ54により回転軸55が回転し、それに合わせて揚水管50が回転すると、その回転によって生じる遠心力により、貯水部16に貯水された混合水が揚水管50によって汲み上げられる。揚水管50の回転数は、例えば、1000rpm-5000rpmの間に設定される。揚水管50は、逆円錐形の中空構造となっているため、回転によって汲み上げられた混合水は、揚水管50の内壁を伝って上部へ揚水される。そして、揚水された混合水は、揚水管50の開口(図示せず)から回転板52を伝って遠心方向に放出され、水滴として飛散する。
回転板52から飛散した水滴は、衝突壁17に囲まれた空間(液体微細化室15)を飛翔し、衝突壁17に衝突し、微細化される。一方、液体微細化室15を通過する空気は、衝突壁17によって破砕(微細化)された水滴を含みながら下方から衝突壁17の外部へ移動する。そして、水滴を含んだ空気は、第2エリミネータ58及び第1エリミネータ56をこの順に通過する。これにより、液体微細化部14は、吸込口14aより吸い込んだ空気に対して加湿を行い、吹出口14bより加湿された空気を吹き出すことができる。第1エリミネータ56と第2エリミネータ58により、相対的に大きい水滴が捕集され、捕集された水滴は、貯水部16内の混合水に再び戻る。よって、風路A2,A3の風に含まれる相対的に大きい水滴を液体微細化部14の外に出さないようにできる。
液体微細化部14は、制御部41からの出力信号に応じてモータ54の回転数を変化させ、加湿能力(加湿量)を調整する。加湿量は、空気に対して空気浄化成分を付加する付加量ともいえる。制御部41は、温湿度センサ72で検出された温度計測値と湿度計測値に基づいて、モータ54の回転数を制御する。
次に、排水口16bと揚水管50とによる貯水部16の止水機構及び排水機構について説明する。
液体微細化部14では、加湿動作が開始され、モータ54が回転すると、その回転の遠心力によって、揚水管50の内部で貯水部16の混合水に渦が発生する。そして、揚水管50は、その回転によって発生する渦中心において、揚水口50aと排水口16bとの間を連通する空隙を形成する。これにより、空隙が排水口16bを塞ぐ状態となり、貯水部16の混合水が排水口16bに流れ込むことが抑制される。つまり、液体微細化部14では、加湿動作中に、貯水部16の混合水が排水口16bから排水されることを抑制できる。
一方、モータ54(揚水管50)の回転が停止されると、渦とともに空隙がなくなり、排水口16bから貯水部16の混合水が流れ出す。つまり、液体微細化部14では、加湿動作(モータ54の回転動作)を停止することにより、貯水部16の混合水を排水口16bから排水できる。
このように、液体微細化部14は、排水口16bに排水弁を用いなくても、加湿動作中は、貯水部16の混合水が排水口16bから排水されることを抑制(止水)でき、加湿動作の停止後は、貯水部16の混合水を排水口16bから排水できる。よって、液体微細化部14は、排水弁を不要とできる。
ここで、加湿により混合水が渇水水位L2付近まで減少しても、モータ54の回転中、貯水部16の混合水には渦が発生しており、排水が抑制され続ける。混合水が渇水水位L2付近まで減少すると、既述のように水供給部32が給水を開始し、次亜塩素酸水供給部28が所定量の次亜塩素酸水の供給を開始する。本実施例では、第1エリミネータ56に向けて水と次亜塩素酸水を供給するので、流出口30aから流出した水と流出口34aから流出した次亜塩素酸水は、最初に第1エリミネータ56の上面に当たる。そのため、供給される水と次亜塩素酸水の勢い(水圧)は、第1エリミネータ56で弱められ、勢いの弱められた水と次亜塩素酸水が第1エリミネータ56を通過して貯水部16の混合水に足される。
そのため、供給された水と次亜塩素酸水の勢いで貯水部16内の渦流を乱すことを抑制できる。よって、揚水管50による揚水を妨げにくくなり、揚水口50aと排水口16bとの間を連通する空隙を維持できるので、貯水部16の混合水が排水口16bから漏れ出すことを抑制できる。従って、貯水部16の混合水を無駄にすることなく有効に活用できる。
特に、水供給部32では水道管から水道圧が加えられるので、水供給部32から貯水部16に供給される水の勢いは、次亜塩素酸水供給部28から貯水部16に供給される次亜塩素酸水の勢いよりも強い。そのため、第1エリミネータ56により水供給部32からの給水の勢いが弱められる効果が大きい。
また、第2エリミネータ58の一部が貯水部16の混合水に浸かっているので、渦流が第2エリミネータ58の遠心方向の外側に作られにくくできる。これにより、渦流の乱れをさらに抑制しやすくなる。
屋内空間62の壁面には、図1に示すように、操作装置70が設置される。操作装置70は、ユーザが操作可能なユーザインターフェースを備え、ユーザから湿度設定値、及び運転モードの設定を受けつける。運転モードは、脱臭モード、殺菌モード、通常モードなどの空気中の次亜塩素酸量を指定するモードを含む。操作装置70には、温湿度センサ72が含まれており、温湿度センサ72は、屋内空間62の空気の温度及び湿度を計測する。温湿度センサ72における温度及び湿度の計測には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
操作装置70は、制御部41に対して有線あるいは無線で接続されており、湿度設定値、湿度計測値、及び運転モード情報を制御部41に送信する。これらの情報は、すべてまとめて送信されてもよく、任意の2つ以上をまとめて送信されてもよく、それぞれを送信されてもよい。
制御部41は、浄化搬送ファン12、次亜塩素酸水生成部19、及び液体微細化部14を制御する。制御部41は、液体微細化部14への次亜塩素酸水の供給量と水の供給量とを制御することで、液体微細化部14の混合水における次亜塩素酸の濃度を制御する。より詳細には、制御部41は、要求される加湿量に基づいて混合水における次亜塩素酸の濃度を制御する。例えば、制御部41は、少量の加湿量の要求となる場合、混合水における次亜塩素酸の濃度を高くする。これにより、要求される次亜塩素酸量を満たした上で、湿度を適正に保つことができる。一方、多量の加湿量の要求がある場合、混合水における次亜塩素酸の濃度が高いと、多量の水分と共に多量の次亜塩素酸が屋内空間62に供給されてしまい、屋内空間62の次亜塩素酸濃度が上昇してしまう。これにより、屋内空間62で次亜塩素酸の臭いが強くなり、量によっては利用者にとって不快になる可能性もある。このため、このような要求される加湿量が多い場合には、混合水における次亜塩素酸の濃度を低くすることで、屋内空間62に送り込む加湿量を多くしつつ、次亜塩素酸量を少なくできる。よって、制御部41は、放出される次亜塩素酸量と湿度を同時にコントロールできる。
なお、制御部41は、要求される次亜塩素酸量に基づいて微細化部14の混合水における次亜塩素酸の濃度を制御してもよい。例えば、制御部41は、要求される加湿量が少ない場合、要求される次亜塩素量が多くなるほど混合水における次亜塩素酸の濃度を高くする。一方、制御部41は、要求される加湿量が多い場合、要求される次亜塩素量が多くなるほど混合水における次亜塩素酸の濃度を低くする。
本開示における装置、システム、または方法の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムにしたがって動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、またはLSI(Large Scale Integration)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM(Read Only Memory)、光ディスク、又はハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
本実施例によれば、水供給部32が第1エリミネータ56に向けて水を供給することで、供給された水による貯水部16内の渦流の乱れを抑制でき、貯水部16内の混合水が排水口16bから漏れ出すことを抑制できる。よって、揚水管50の回転中において貯水部16の止水性を高めることができる。
以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、実施例では、液体微細化部14は空気浄化成分を含む水を微細化して空気に含ませるが、微細化される水は空気浄化成分を含まなくてもよい。この場合、空間浄化装置10は加湿装置として機能する。
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の液体微細化装置(14)は、吸込口(14a)より吸い込んだ空気に微細化された水を含ませて吹出口(14b)より吹き出す液体微細化装置(14)であって、鉛直方向下方に揚水口(50a)を有し、回転軸(55)の回転に伴って揚水口(50a)より揚水した水を遠心方向に放出する筒状の揚水管(50)と、揚水管(50)から放出された水が衝突することにより、その水を微細化する衝突壁(17)と、揚水管(50)の鉛直方向下方に設けられ、揚水口(50a)より揚水される水を貯水する貯水部(16)と、貯水部(16)の底面(16a)に配置され、貯水された水を排水する排水口(16b)と、貯水部(16)の鉛直方向上方に配置され、衝突壁(17)で微細化された水滴の一部を捕集する第1エリミネータ(56)と、第1エリミネータ(56)に向けて水を供給する水供給部(32)と、を備える。記揚水管(50)は、揚水管(50)の内部に回転によって貯水部(16)の水に渦を発生させ、その渦中心において揚水口(50a)と排水口(16b)との間を連通する空隙を形成する。
揚水管(50)の周囲の少なくとも一部に配置され、貯水部(16)の水に一部が浸かる第2エリミネータ(58)を備えてもよい。
第1エリミネータ(56)に向けて次亜塩素酸水を供給する次亜塩素酸水供給部(28)を備えてもよい。
本開示に係る液体微細化装置は、液体を微細化して空気に含ませる装置として有用である。
1 筐体、 2,2a,2c 吸込口、 3,3a,3c 吹出口、 5 浄化風路、 8a,8c,9a,9c 空気、 10 空間浄化装置、 11 HEPAフィルタ、 12 浄化搬送ファン、 14 液体微細化部、 14a 吸込口、 14b 吹出口、 15 液体微細化室、 16 貯水部、 16a 底面、 16b 排水口、 16c 底面、 17 衝突壁、 18 水位検知部、 19 次亜塩素酸水生成部、 20 電解槽、 22 第1電磁弁、 23 塩水タンク、 24 塩水搬送ポンプ、 28 次亜塩素酸水供給部、 29 次亜塩素酸水搬送ポンプ、 30 送水管、 32 水供給部、 33 第2電磁弁、 34 給水管、 36 接続口、 38 ドレンパン、 41 制御部、 50 揚水管、 50a 揚水口、 52 回転板、 54 モータ、 55 回転軸、 56 第1エリミネータ、 58 第2エリミネータ、 62 屋内空間、 64a,64c ダクト、 65a,65c 屋内吸込口、 67 ダクト、 67a,67c 低反応性ダクト、 68a,68c 屋内吹出口、 70 操作装置、 72 温湿度センサ、 100 空間浄化システム、 A1,A2,A3 風路。

Claims (3)

  1. 吸込口より吸い込んだ空気に微細化された水を含ませて吹出口より吹き出す液体微細化装置であって、
    鉛直方向下方に揚水口を有し、回転軸の回転に伴って前記揚水口より揚水した水を遠心方向に放出する筒状の揚水管と、
    前記揚水管から放出された水が衝突することにより、その水を微細化する衝突壁と、
    前記揚水管の鉛直方向下方に設けられ、前記揚水口より揚水される水を貯水する貯水部と、
    前記貯水部の底面に配置され、貯水された水を排水する排水口と、
    前記貯水部の鉛直方向上方に配置され、前記衝突壁で微細化された水滴の一部を捕集する第1エリミネータと、
    前記第1エリミネータに向けて水を供給する水供給部と、
    を備え、
    前記揚水管は、前記揚水管の内部に前記回転によって前記貯水部の水に渦を発生させ、その渦中心において前記揚水口と前記排水口との間を連通する空隙を形成する液体微細化装置。
  2. 前記揚水管の周囲の少なくとも一部に配置され、前記貯水部の水に一部が浸かる第2エリミネータを備える請求項1に記載の液体微細化装置。
  3. 前記第1エリミネータに向けて次亜塩素酸水を供給する次亜塩素酸水供給部を備える請求項1または2に記載の液体微細化装置。
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