JP7125256B2 - リクレーマ - Google Patents

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Description

本発明は、リクレーマに関する。
リクレーマは、石炭や鉱物などの「ばら物」が山積みされたパイル(山)から、ばら物を切り出して払い出す装置である。下記の特許文献1には、切り出したばら物を一旦ホッパで収容し、ホッパで収容したばら物をベルトコンベヤで払い出すリクレーマが記載されている。そして、ホッパレベルを一定に保つことにより、ばら物の払出し量を一定にできる(定量払出しが行える)として、特許文献1に記載のリクレーマでは、ホッパレベルが一定となるようにパイルからの切り出し量を調整している。なお、ホッパレベルはホッパの重量を直接測定するホッパ荷重計を用いて判断している。
特開2002-240957号公報
特許文献1では、ばら物の払出し量を一定にするには、ホッパレベルを一定にする必要があるかのように記載されているが、実際にはホッパレベルが変わってもばら物の払出し量を一定にすることは可能である。むしろ、ホッパ内のばら物が無くならない状態を維持すること(ホッパが空にならないこと)が重要であり、その場合には切り出し量を細かく制御する必要はない。また、特許文献1に記載のリクレーマで用いるホッパ荷重計は、非常に大きな荷重を測定することになるためホッパ荷重計自体の重量が非常に大きくなる。さらに、ばら物がホッパに供給されたときの振動によって計測精度が低下するおそれがある。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、ホッパ内のばら物が無くならない状態を維持し、ばら物の払出し量を一定にすることができる簡易な構成のリクレーマを提供することを目的としている。
本発明の一態様に係るリクレーマは、山積みされたばら物を切り出すバケットホイールと、前記バケットホイールを先端部分で保持するブームと、前記バケットホイールで切り出したばら物を前記ブームに沿って搬送するブームコンベヤと、前記ブームコンベヤで搬送されたばら物を一時的に収容するホッパと、前記ホッパで収容されたばら物を定量で払い出すフィーダコンベヤと、前記ブームコンベヤで搬送されるばら物の重量を測定するブーム重量計と、前記フィーダコンベヤで搬送されるばら物の重量を測定するフィーダ重量計と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記ブーム重量計が測定した測定重量値に基づいて前記ホッパに供給されたばら物の供給積算重量を算出するとともに、前記フィーダ重量計が測定した測定重量値に基づいて前記ホッパから排出されたばら物の排出積算重量を算出し、算出した前記供給積算重量及び前記排出積算重量に基づいて前記ホッパが収容しているばら物の収容量を推定し、推定した前記収容量が予め設定した上限値を超えたとき、前記バケットホイールによるばら物の切り出しを停止させ、前記バケットホイールによるばら物の切り出しを停止した後、推定した前記収容量が予め設定した下限値を下回ったとき、前記バケットホイールによるばら物の切り出しを再開する。
この構成によれば、ばら物の切り出しを停止した後、ホッパが収容しているばら物の収容量が下限値を下回ったとき、バケットホイールによるばら物の切り出しが再開されるため、ホッパ内のばら物が無くならない状態を維持することができる。また、上記の構成では、切り出し量の細かい制御も不要である。さらに、上記の構成では、ホッパの荷重を直接測定する機器を用いずに、ブーム重量計とフィーダ重量計を用いてホッパの収容量を推定している。したがって、上記の構成によれば、ホッパの荷重を直接測定する機器(ホッパ荷重計)及びこれを支持する架台を省略できるため、リクレーマの総重量を抑えることができるとともに、リクレーマを簡易な構成とすることができる。
上記のリクレーマにおいて、前記制御装置は、前記バケットホイールで切り出すばら物の種類を取得し、取得したばら物の種類に基づいて補正値を決定し、決定した補正値を用いて前記ブーム重量計の測定重量値を補正して実重量を算出し、算出した前記実重量を積算して前記供給積算重量を算出するようにしてもよい。
この構成によれば、ばら物の種類に応じた補正値を用いて実重量を算出し、その実重量に基づいてホッパの収容量を推定するため、収容量をより正確に把握でき、ひいてはより適切な制御を行うことができる。
上記のリクレーマにおいて、バケットホイールがばら物を切り出す切り出し期間とバケットホイールがばら物を切り出さない非切り出し期間とが繰り返し到来し、前記制御装置は、到来する直近の非切り出し期間の長さに応じて前記下限値を設定するようにしてもよい。
この構成によれば、非切り出し期間の長さに応じて下限値を小さく設定できるため、ホッパの収容量を減らすことができる。その結果、リクレーマ全体の重量を抑えることができ、リクレーマにかかる荷重負担を軽減することができる。
上記のリクレーマによれば、簡易な構成でありながら、ホッパ内のばら物が無くならない状態を維持し、ばら物の払出し量を一定にすることができる。
図1は、リクレーマの概略図である。 図2は、リクレーマの制御系のブロック図である。 図3は、切り出し作業プログラムのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。以下では、全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同じ符号を付して、重複する説明は省略する。
<リクレーマの全体構成>
まず、本実施形態に係るリクレーマ100の全体構成について説明する。図1は、リクレーマ100の概略図である。図1に示すように、本実施形態のリクレーマ100は、バケットホイール10と、ブーム20と、ブームコンベア30と、走行装置40と、ホッパ50と、フィーダコンベヤ60と、を備えている。以下、これらの各構成要素について順に説明する。
バケットホイール10は、石炭や鉄鉱石などのばら物101を山積みしてなるパイル102から、ばら物101を切り出す装置である。本実施形態では、同じ種類のばら物101からなるパイル102が図1の紙面に対して垂直の方向に並んで形成されている。バケットホイール10は、複数のバケット11を有しており、これらのバケット11を回転させることによりパイル102からばら物101を切り出す。
ブーム20は、バケットホイール10を先端部分で保持する部分である。ブーム20は、旋回体21に支持されており、起伏装置22により旋回体21の頂部を支点として俯仰角を変更できるように構成されている。さらに、旋回体21は走行装置40に対して旋回できるように構成されている。つまり、ブーム20は、旋回体21の旋回に伴って、走行装置40に対して旋回できるように構成されている。
ブームコンベヤ30は、バケットホイール10で切り出したばら物101をブーム20に沿って搬送し、ホッパ50に供給する装置である。なお、ブームコンベヤ30には、バケットホイール10の各バケット11が切り出したばら物101が断続的に供給される。そのため、ブームコンベヤ30からホッパ50に供給するばら物101の量は変動する。また、ブームコンベヤ30には、長手方向の所定箇所にブーム重量計31が設けられている。ブーム重量計31は、ブームコンベヤ30で搬送されるばら物101のうち、ブーム重量計31上を通過するばら物101の重量を連続的に測定する。
走行装置40は、ブーム20等を搭載した状態で移動する装置である。本実施形態では、走行装置40はパイル102の列に沿って延びるレール41上を移動する。つまり、走行装置40は、図1の紙面に対して垂直の方向に沿って移動する。また、走行装置40の上部には下部架構42が設けられており、前述した旋回体21はこの下部架構42に旋回可能に支持されている。したがって、旋回体21に支持されているブーム20は、走行装置40に対して俯仰角を変更すことができ、走行装置40に対して旋回することができる。そのため、走行装置40の位置、ブーム20の俯仰角、及びブーム20の旋回角度を調整することで、バケットホイール10を任意の位置に位置させることができる。
ホッパ50は、ブームコンベヤ30で搬送されたばら物101を一時的に収容する部分である。ホッパ50で一時的に収容したばら物101は、ホッパ50の下方に位置するフィーダコンベヤ60に排出される。ホッパ50は、下部架構42に取り付けられており、走行装置40とともに移動する。なお、本実施形態に係るリクレーマ100は、ホッパ50の重量を直接測定する機器は備えていない。
フィーダコンベヤ60は、ホッパ50で収容されたばら物101を払い出す装置である。本実施形態では、フィーダコンベヤ60は下方に位置するヤードコンベヤ103にばら物101を払い出す。ヤードコンベヤ103はパイル102が形成されたヤードに設けられており、パイル102の列に沿って延びている。フィーダコンベヤ60は、このヤードコンベヤ103に対して平行に配置されている。つまり、フィーダコンベヤ60は、図1の紙面に対して垂直な方向に延びている。フィーダコンベヤ60は下部架構42に取り付けられている。
また、フィーダコンベヤ60には、長手方向の所定箇所にフィーダ重量計61が設けられている。フィーダ重量計61は、フィーダコンベヤ60で搬送されるばら物101のうち、フィーダ重量計61上を通過するばら物101の重量を連続的に測定する。なお、本実施形態では、フィーダコンベヤ60の速度を一定にすることにより、ばら物101の払出し量を一定にしている。ただし、払出し量を一定にするにあたり、ホッパ50の出口付近に設けた図外のカットゲートの開度をあわせて調整してもよい。
<切り出し作業>
次に、リクレーマ100がパイル102からばら物101を切り出す「切り出し作業」の概要について説明する。まず、バケットホイール10の高さがパイル102の切り出しを行う部分の高さに一致するようにブーム20の俯仰角を調整する。さらに、ブーム20を旋回させたときバケットホイール10が切り出しを行う部分を通過するように走行装置40の位置を調整する。この状態で、バケットホイール10を回転させながら、ブーム20を少しずつ旋回させれば、パイル102からばら物101を切り出すことができる。以上の動作をパイル102の上方部分から下方部分まで行う。
なお、本実施形態では、図1の紙面手前から紙面奥に向かって切り出しを行う。具体的には、ブーム20をヤードコンベヤ103に近づく方向に旋回させて切り出しを行った後、リクレーマ100を図1の紙面奥に向かって所定距離移動(以下、「前進」と称する)させ、続いてブーム20をヤードコンベヤ103から離れる方向に旋回させて切り出しを行い、さらにリクレーマ100を前進させる。これを繰り返し、パイル101の図1の紙面奥側端部の切り出しが終了すると、今度はリクレーマ100を図1の紙面手前に向かって移動させ、ブーム20の俯仰角を変えてバケットホイール10の位置を低くして「段替え」を行う。そして、段替えを行った後は、再び図1の紙面手前から紙面奥に向かって切り出しを行う。
以上の説明から理解できるように、切り出し作業全体でみると、バケットホイール10がばら物101を常に切り出しているわけではなく、バケットホイール10がばら物101を切り出す「切り出し期間」と、バケットホイール10がばら物101を切り出さない「非切り出し期間」とが、繰り返し到来することになる。しかも、パイル102の上方部分で切り出しを行う場合と、パイル102の下方部分で切り出しを行う場合とでは、「切り出し期間」及び「非切り出し期間」の長さが異なる。
本実施形態のリクレーマ100は、上記の切り出し作業を自動で行っている。つまり、切り出し作業におけるリクレーマ100の動作は、予めプログラムされており、「切り出し期間」及び「非切り出し期間」の回数や長さも事前に設定されている。
<制御系の構成>
次に、リクレーマ100の制御系の構成について説明する。図2は、リクレーマ100の制御系の構成のブロック図である。図2に示すように、リクレーマ100は、全体の制御を行う制御装置70を備えている。制御装置70は、プロセッサ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、及びI/Oインターフェース等を有している。
制御装置70は、ブーム重量計31、フィーダ重量計61、及び、入力装置71と電気的に接続されている。制御装置70は、ブーム重量計31及びフィーダ重量計61からそれらの機器が測定した測定重量値を取得することができる。また、入力装置71は切り出しを行うばら物101の種類を作業者が入力できるように構成されており、制御装置70は入力装置71から切り出しを行うばら物101の種類を取得することができる。
さらに、制御装置70は、バケットホイール10、旋回体21、起伏装置22、ブームコンベヤ30、走行装置40、及び、フィーダコンベヤ60と電気的に接続されている。制御装置70は、これらの機器に制御信号を送信して各機器を制御する。本実施形態では、制御装置70は、不揮発性メモリに後述する「切り出し作業プログラム」及び種々のデータが保存されており、プロセッサがこの切り出し作業プログラムに基づき揮発性メモリを用いて演算処理を行う。
<切り出し作業プログラム>
次に、制御装置70が実行する切り出し作業プログラムについて説明する。図3は、切り出し作業プログラムのフローチャートである。図3で示す処理は、制御装置70によって遂行される。まず、処理が開始されると、制御装置70は、入力装置71から切り出しを行うばら物101の種類を取得する(ステップS1)。
続いて、制御装置70は、ブーム20の俯仰角を取得する(ステップS2)。切り出し作業を進めていったときのブーム20の俯仰角、ブーム20の旋回範囲(旋回角度範囲)、及び、走行装置40の位置が予め設定されており、制御装置70はこれらの値(以下、「設定データ」と称する)を記憶している。制御装置70は、この設定データからブーム20の俯仰角を取得する。ただし、ブーム20に角度計を設け、制御装置70がその角度計からブーム20の俯仰角を取得するようにしてもよい。
続いて、制御装置70は、ブーム重量計31が測定したばら物101の測定重量値から実重量を算出するための補正値を決定する(ステップS3)。補正値は、ばら物101の種類及びブーム20(ブームコンベヤ30)の俯仰角によって異なり、制御装置70はばら物101の種類及びブーム20の俯仰角ごとに補正値を記憶している。そのため、制御装置70はステップS2で取得したブーム20の俯仰角及びステップS1で取得したばら物101の種類に基づいて、補正値を決定することができる。
また、ばら物101の種類及びブーム20の俯仰角と補正値との関係は、事前にキャリブレーションを行うことで設定することができる。なお、ばら物101の種類及びブーム20の俯仰角によって補正値が異なるのは、ばら物101の種類によってブームコンベヤ30との摩擦や密着の程度が異なることに起因すると考えられる。また、フィーダ重量計61に関しては、フィーダコンベヤ60が水平であることから、ばら物101の種類にかかわらず測定重量値と実重量は一致する。そのため、フィーダ重量計61の測定重量値は補正を行わず、フィーダ重量計61に関しては補正値は算出しない。
続いて、制御装置70は、ホッパ50が収容するばら物101の下限値を設定する(ステップS4)。本実施形態では、切り出し作業中においてホッパ50が空にならないように下限値を設定する。例えば、前述したバケットホイール10がばら物101を切り出さない非切り出し期間において、ポッパ50にばら物101が供給されないため、その期間中にホッパ50が空にならないように下限値を設定する。
具体的には、制御装置70は到来する直近の非切り出し期間の長さに応じて下限値を設定する。非切り出し期間が長ければ下限値は大きく設定され、非切り出し期間が短ければ下限値が小さく設定される。すなわち、非切り出し期間が短くなるにしたがって下限値は小さく設定される。一方、ホッパ50が収容するばら物101の上限値は一定であり、ホッパ50からばら物101が溢れ出ない値に設定される。なお、本実施形態の下限値及び上限値は重量値であるが、上限値及び下限値は容積値であってもよい。
続いて、制御装置70は、ブーム20の旋回範囲を取得する(ステップS5)。前述のとおり、制御装置70は、ブーム20の旋回範囲を含む設定データを記憶しているため、当該設定データからブーム20の旋回範囲を取得することができる。そして、バケットホイール10を回転させた状態で、ステップS5で取得した旋回範囲内においてブーム20を旋回させ、切り出しを開始する(ステップS6)。
続いて、制御装置70は、ホッパ50が収容するばら物101の収容量を推定する(ステップS7)。具体的には以下の手順で収容量を推定する。まず、ブーム重量計31が測定した測定重量値にステップS3で決定した補正値を適用した実重量を積算してゆき、ホッパ50に供給されたばら物101の供給積算重量を算出する。さらに、フィーダ重量計61が測定した測定重量値を積算してゆき、ホッパ50から排出されたばら物101の排出積算重量を算出する。そして、供給積算重量から排出積算重量を差し引いた値がホッパ50の収容量であると推定する。
続いて、ステップS7で推定したホッパ50の収容量が、前述したホッパ50の上限値よりも大きいか否かを判定する(ステップS8)。収容量が上限値よりも大きくない場合は(ステップS8においてNO)、ステップS13へ進む。一方、収容量が条件値よりも大きい場合は(ステップS8においてYES)、ホッパ50からばら物101が溢れ出るおそれがあるため、ブーム20の旋回を中止して、切り出しを一時的に停止する(ステップS9)。
切り出しを停止した後は、ホッパ50の収容量を再び推定する(ステップS10)。ホッパ50の収容量を推定する手順はステップS7と同じである。その後、ステップS10で推定した収容量が、ステップS4で算出した下限値よりも小さいか否かを判定する(ステップS11)。収容量が下限値よりも小さい(下回る)場合は(ステップS11においてYES)、ホッパ50内のばら物101が空になるおそれがあるため、ブーム20を旋回させて、切り出しを再開する(ステップS12)。その後、ステップS13に進む。一方、収容量が下限値よりも小さくない場合は(ステップS11においてNO)、ステップS10に戻る。
ステップS13では、ブーム20の旋回が終了しているか否か(つまり、ステップS5で取得した旋回範囲内における切り出しが終了しているか否か)を判定する。ブーム20の旋回が終了していない場合は(ステップS13でNO)、ステップS7に戻る。一方、ブーム20の旋回が終了している場合は(ステップS13でYES)、ステップS14に進む。つまり、ブーム20が旋回している間は、ステップS7からステップS12までを繰り返す。
ステップS14では、予定されていた一連の切り出し作業が終了したか否かを判定する。切り出し作業が終了している場合は(ステップS14でYES)、切り出し作業プログラムを終了する。一方、切り出し作業が終了していない場合は(ステップS14でNO)、ステップS15へ進む。
ステップS15では、切り出し位置の高さを変える「段替え」を行うか否かを判定する。前述のとおり、制御装置70は、切り出し作業を行うための設定データを記憶しているため、この設定データに基づいて段替えを行うか否かを判定することができる。段替えを行う場合は(ステップS15でYES)、リクレーマ100を進行方向(図1の紙面奥に向かう方向)とは逆の方向に向かって所定の位置まで移動させるとともに、ブーム20の俯仰角を変更する(ステップS16)。その後、ステップS2に戻り、切り出し作業が終了するまでステップS2からステップS14を繰り返す。
一方、段替えを行わない場合は(ステップS15でNO)、リクレーマ100を進行方向に向かって一定距離移動させ(ステップS17)、その後ステップS6に戻って、切り出し作業が終了するまでステップS6からステップS14を繰り返す。
以上のように、本実施形態に係るリクレーマ100によれば、ホッパ50の収容量が下限値を下回ったとき、ばら物101の切り出しが行われるため、ホッパ50内のばら物が無くならない状態を維持し、ばら物101の払出量を一定にすることができる。また、ブーム重量計31とフィーダ重量計61を用いてホッパ50の収容量を推定しているため、ホッパ50の重量を直接測定する機器は不要である。これにより、リクレーマ100の総重量の増加を抑えることができるとともに、リクレーマ100の構造が複雑になるのを抑えることができる。
また、本実施形態に係るリクレーマ100によれば、ばら物101の種類に応じた補正値を用いてホッパ50に供給されるばら物101の実重量を算出し、その実重量に基づいてホッパ50の収容量を推定するため、より適切な制御を行うことができる。
さらに、本実施形態に係るリクレーマ100によれば、非切り出し期間の長さに応じて下限値を小さく設定できるため、ホッパ50の収容量を減らすことができる結果、リクレーマ100にかかる荷重負担を軽減することができる。
10 バケットホイール
20 ブーム
30 ブームコンベヤ
31 ブーム重量計
50 ホッパ
60 フィーダコンベヤ
61 フィーダ重量計
70 制御装置
100 リクレーマ
101 ばら物
102 パイル

Claims (2)

  1. 山積みされたばら物を切り出すバケットホイールと、
    前記バケットホイールを先端部分で保持し俯仰角が変化するブームと、
    前記バケットホイールで切り出したばら物を前記ブームに沿って搬送するブームコンベヤと、
    前記ブームコンベヤで搬送されたばら物を一時的に収容するホッパと、
    前記ホッパで収容されたばら物を定量で払い出すフィーダコンベヤと、
    前記ブームコンベヤで搬送されているばら物の重量を搬送されている状態で測定するブーム重量計と、
    前記フィーダコンベヤで搬送されているばら物の重量を搬送されている状態で測定するフィーダ重量計と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記バケットホイールで切り出すばら物の種類を取得し、
    取得したばら物の種類及び前記ブームの俯仰角に基づいて補正値を決定し、
    前記ブーム重量計が測定した測定重量値を、前記補正値を用いて補正して実重量を算出し、算出した前記実重量を積算して前記ホッパに供給されたばら物の供給積算重量を算出するとともに、前記フィーダ重量計が測定した測定重量値に基づいて前記ホッパから排出されたばら物の排出積算重量を算出し、
    算出した前記供給積算重量及び前記排出積算重量に基づいて前記ホッパが収容しているばら物の収容量を推定し、
    推定した前記収容量が予め設定した上限値を超えたとき、前記バケットホイールによるばら物の切り出しを停止させ、前記バケットホイールによるばら物の切り出しを停止した後、推定した前記収容量が予め設定した下限値を下回ったとき、前記バケットホイールによるばら物の切り出しを再開する、リクレーマ。
  2. バケットホイールがばら物を切り出す切り出し期間とバケットホイールがばら物を切り出さない非切り出し期間とが繰り返し到来し、
    前記制御装置は、到来する直近の非切り出し期間の長さに応じて前記下限値を設定する、請求項1に記載のリクレーマ。
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