JP7123709B2 - 杭状体周辺の洗掘防止工および杭状体周辺の洗掘防止工の施工方法 - Google Patents

杭状体周辺の洗掘防止工および杭状体周辺の洗掘防止工の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、杭状体周辺の洗掘防止工および杭状体周辺の洗掘防止工の施工方法に関するものである。
従来、着床式の洋上風力発電基礎の洗掘防止工については、石を用いた構造が一般的であり、砂の吸出しを防止する粒径の小さいフィルター層の上に、フィルター層の逸散を防止する粒径の大きいアーマー層を置く2層構造が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
基礎周辺にはケーブルがあり、特にモノパイル基礎ではモノパイルの壁面に穴を開け、ケーブルを杭内に引き込むことが主流である。このとき、ケーブル敷設位置に対して洗掘防止工の天端が高すぎると、アーマー層を再度掘って高さ調整を行う等の手戻りが生じるため、ケーブル敷設箇所の周辺では、厳密な高さ管理が求められる。
特許第5893408号公報
しかしながら、敷き均しを行って洗掘防止工の天端を一定高さにするには、時間とコストがかかる。欧州では専用の石撒き船が用いられているが、このような船の導入や維持には多大なコストがかかる。
また、基礎を設置した後に石を置いて洗掘防止工を構築する場合は、モノパイル、トランジションピース、ジャケット等の基礎構造物や防食用の電極等の付帯設置物に石が当たり、これらを損傷させる可能性がある。
さらに、アーマー層、フィルター層とも、台風などの暴風波浪時には波による作用で石が動いて少しずつ逸散していく。そのため、補充や整形などのメンテナンスが必要となる。加えて、逸散した石が上記の基礎構造物や付帯設置物を傷つける可能性もある。
従来の石による洗掘防止工はある程度厚さがあり、この洗掘防止工の存在によって、洗掘防止工周辺が洗掘される二次洗掘と呼ばれる現象が起きることもある。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすることは、整形が不要で天端高さを容易に管理することができ、基礎構造物や付帯設置物を損傷させることがない杭状体周辺の洗掘防止工および杭状体周辺の洗掘防止工の施工方法を提供することである。
前述した目的を達成するための第1の発明は、杭状体の周囲の水底面の所定の範囲に設置されたシート状ないしはマット状の不透水性の被覆体と、前記被覆体の上面に設置され、水によって生じる外力に対して前記被覆体の安定性を維持する錘と、を具備し、前記被覆体は短冊状に分割され、前記被覆体の継目部分に前記錘が設置されることを特徴とする杭状体周辺の洗掘防止工である。
第2の発明は、杭状体の周囲の水底面の所定の範囲に設置されたシート状ないしはマット状の不透水性の被覆体と、前記被覆体の上面に設置され、水によって生じる外力に対して前記被覆体の安定性を維持する錘と、具備し、前記杭状体と前記被覆体との隙間を覆う範囲に所定の重量と剛性とを備えたリング状の補助被覆体が設置されることを特徴とする杭状体周辺の洗掘防止工である。
第3の発明は、杭状体の周囲の水底面の所定の範囲に設置されたシート状ないしはマット状の不透水性の被覆体と、前記被覆体の上面に設置され、水によって生じる外力に対して前記被覆体の安定性を維持する錘と、具備し、前記被覆体の外周部に孔が設けられ、前記水底面と前記被覆体との間に前記孔を塞ぐように水底の砂を通さない透水性シートが設置されることを特徴とする杭状体周辺の洗掘防止工である。
第4の発明は、杭状体の周囲の水底面の所定の範囲に設置されたシート状ないしはマット状の不透水性の被覆体と、前記被覆体の上面に設置され、水によって生じる外力に対して前記被覆体の安定性を維持する錘と、を具備し、前記被覆体は前記杭状体を貫通させる設置孔を有し、前記杭状体と前記被覆体との隙間を覆う不透水性の補助被覆体が設置されることを特徴とする杭状体周辺の洗掘防止工である。
第1-4の発明では、シート状ないしはマット状の被覆体を用いるので、敷設後に敷均し作業などの整形が不要で、天端高さを容易に管理することができ、工期を短縮できる。また、不透水性の被覆体を用いるので、砂の吸出しをなくすことができる。さらに、被覆体の厚さは通常の石のフィルター層より薄いので、周辺の二次洗掘の発生を抑制することができる。
前記被覆体は、所定の厚さを有する可撓性マットであることが望ましい。前記可撓性マットは、例えばアスファルトマットである。
これにより、被覆体を水底の不陸に追随させて敷設することができる。
前記錘は、例えば、石や砕石を充填した袋体である。
これにより、錘を簡単に製作できる。また、材料費を削減できる。
た前記被覆体は短冊状に分割され、前記被覆体の継目部分が緊結されてもよい。さらに、前記被覆体は短冊状に分割され、前記水底面と前記被覆体との間に前記被覆体の継目部分を塞ぐように不透水性シートが設置されてもよい。
被覆体を短冊状に分割すれば、水底への敷設が容易になる。また、継目部分に錘を設置すれば、敷設後の被覆体の捲り上がりや、継目部分からの砂の吸出しを防止できる。継目部分を緊結すれば、敷設後の被覆体の捲り上がりを防止できる。継目部分を塞ぐように不透水性シートを設置すれば、敷設後の継目部分からの砂の吸出しを防止できる。
の発明は、水底面の所定の範囲にシート状ないしはマット状の不透水性の被覆体を敷設する工程aと、前記被覆体を貫いて、杭状体を水底に設置する工程bと、前記被覆体の上面に、水によって生じる外力に対して前記被覆体の安定性を維持する錘を設置する工程cと、を具備し、前記工程bの後に、前記杭状体と前記被覆体との隙間を覆う範囲に所定の重量と剛性とを備えたリング状の補助被覆体を設置する工程dをさらに具備することを特徴とする杭状体周辺の洗掘防止工の施工方法である。
第6の発明は、水底面の所定の範囲にシート状ないしはマット状の不透水性の被覆体を敷設する工程aと、前記被覆体を貫いて、杭状体を水底に設置する工程bと、前記被覆体の上面に、水によって生じる外力に対して前記被覆体の安定性を維持する錘を設置する工程cと、を具備し、前記工程aで、前記被覆体の設置位置の周縁部の水底に位置決め用架台を設置しておき、前記被覆体の吊り具と前記位置決め用架台とを接触させて前記被覆体の設置位置を決定することを特徴とする杭状体周辺の洗掘防止工の施工方法である。
第7の発明は、水底面の所定の範囲にシート状ないしはマット状の不透水性の被覆体を敷設する工程aと、前記被覆体を貫いて、杭状体を水底に設置する工程bと、前記被覆体の上面に、水によって生じる外力に対して前記被覆体の安定性を維持する錘を設置する工程cと、を具備し、前記工程aで、前記被覆体に、前記杭状体を貫通させる設置孔を設け、前記設置孔の径は前記杭状体の径より大きく、前記工程bの後に、前記杭状体と前記被覆体との隙間を覆う補助被覆体を設置する工程eをさらに具備することを特徴とする杭状体周辺の洗掘防止工の施工方法である。
5-7の発明では、杭状体の設置の前に被覆体を水底に敷設するので、被覆体の敷設時に杭状体やその他の付帯設置物等が破損することがない。また、シート状ないしはマット状の被覆体を用いるので、敷設後に敷均し作業などの整形が不要で、天端高さの管理が容易であり、工期を短縮できる。さらに、不透水性の被覆体を用いるので、砂の吸出しをなくすことができる。被覆体の厚さは従来の石のフィルター層より薄いので、周辺の二次洗掘の発生を抑制することができる。
本発明によれば、整形が不要で天端高さを容易に管理することができ、基礎構造物や付帯設置物を損傷させることがない杭状体周辺の洗掘防止工および杭状体周辺の洗掘防止工の施工方法を提供できる。
洗掘防止工2を示す図 洗掘防止工2を示す図 アスファルトマット3を敷設する工程を示す図 基礎杭9を設置する工程を示す図 リング矩形ハット5を設置する工程を示す図 洗掘防止工2aを示す図 洗掘防止工2aを示す図 アスファルトマット3aを敷設する工程を示す図 洗掘防止工2aの別の施工方法を示す図 不透水性シートの配置例を示す図 洗掘防止工2bを示す図 洗掘防止工2cを示す図 アスファルトマット3cを示す図 洗掘防止工2dの施工方法を示す図 洗掘防止工2eを示す図
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1、図2は本発明の第1の実施形態に係る洗掘防止工2を示す図である。図1は、洗掘防止工2を上方から見た図である。図2(a)は、図1に示す矢印A1-A1による断面図、図2(b)は、図1に示す矢印A2-A2による断面図である。
図1、図2に示すように、洗掘防止工2は、アスファルトマット3、リング矩形ハット5、錘7等からなる。洗掘防止工2は、例えば、洋上風力の基礎である基礎杭9(杭状体)の周辺に施工される。
アスファルトマット3は被覆体であり、図1に示すように基礎杭9の周囲の水底1の所定の範囲に敷設される。アスファルトマット3は、不透水性の可撓性マットであり、30~200mm程度の厚さを有する。アスファルトマット3は、短冊状のアスファルトマット3-1-1、3-1-2、3-2、3-3、3-4、3-5に分割される。図2(b)に示すように、分割されたアスファルトマット3の継目部分には重なり部分が設けられる。
リング矩形ハット5は補助被覆体であり、図2(a)に示すように基礎杭9とアスファルトマット3との隙間12を覆う範囲に設置される。リング矩形ハット5は、不透水性で所定の重量と剛性とを備えるものとする。リング矩形ハット5は、例えば改質アスファルトシートであり、形状を保持し設置後の捲れ上がりを防ぐための図示しない鋼製フレームが設けられる。リング矩形ハット5は、外周部がアスファルトマット3の上面に重なるように設置される。
図1、図2に示すように、錘7は、錘7-1、7-2、7-3からなり、アスファルトマット3の上面に設置される。錘7-1は、短冊状に分割されたアスファルトマット3の重なり部分を押さえるように継目部分に設置される。錘7-2は、アスファルトマット3とリング矩形ハット5に跨るように設置される。錘7-3は、アスファルトマット3の外周部(アスファルトマット3の外縁から50~100cm程度内側に入った位置)に設置される。錘7は、例えば、石又は砕石を充填した袋体である。充填される石の粒径は特定の範囲に限られない。
錘7は、波浪や潮流などによって生じる外力に対して移動せず、アスファルトマット3を押さえて安定性を維持する。錘7-1は、短冊状のアスファルトマット3の継目部分からの砂の吸出しや捲れ上がりを防止する。錘7-2は、アスファルトマット3とリング矩形ハット5との重なり部分からの砂の吸出しや捲れ上がりを防止するが、上述したようにリング矩形ハット5は所定の重量と剛性を備えているので錘7-2の設置は必須ではない。錘7-3は、アスファルトマット3の外周部の捲れ上がりを防止する。錘7-3をアスファルトマット3の外縁に沿って配置すると洗掘防止工2の外縁の高さが増して洗掘防止工2の周辺に二次洗掘が生じるおそれがあるが、第1の実施形態では錘7-3をアスファルトマット3の外縁から離して設置するので、洗掘防止工2の外縁の高さがアスファルトマット3の厚さとなり二次洗掘を防げる。
次に、洗掘防止工2の施工方法について説明する。図3は、アスファルトマット3を敷設する工程を示す図である。図3(a)(b)は、アスファルトマット3を敷設している状態を側方から見た図、図3(c)は、アスファルトマット3を敷設した状態を上方から見た図である。
図4は、基礎杭9を設置する工程を示す図である。図4(a)は図4(b)に示す矢印B-Bによる断面図、図4(b)は基礎杭9を設置した状態を上方から見た図である。
図5は、リング矩形ハット5を設置する工程を示す図である。図5(a)は図5(b)に示す矢印C-Cによる断面図、図5(b)はリング矩形ハット5を設置した状態を上方から見た図である。
洗掘防止工2を施工するには、まず、図3(a)に示す位置決め用の架台13を、起重機船等を用いてアスファルトマット3の設置位置の周縁部の水底1に設置する。架台13は、図示しない水中測位装置により適切な位置に設置される。
架台13を設置したら、図3(a)に示すように吊金具15を用いてアスファルトマット3-1-1、3-1-2を水中に吊り降ろし、吊金具15と架台13とを接触させてアスファルトマット3-1-1、3-1-2の設置位置を決定する。そして、アスファルトマット3-1-1、3-1-2を水底1に敷設する。
吊金具15は、架台13との接触時の衝撃を抑えるための衝撃吸収材16を有する。また、設置位置の確認のための図示しない水中カメラを備えてもよい。さらに、吊金具15は、図示しないオートリリース機構を有してもよい。オートリリース機構を用いれば、ダイバーによる作業を行うことなくアスファルトマット3を吊金具15から取り外すことができる。
次に、図3(b)に示すように、吊金具15を用いてアスファルトマット3-2を吊り降ろし、吊金具15と架台13とを接触させて設置位置を決定し、図2(b)や図3(c)に示す位置にアスファルトマット3-2を設置する。同様の手順で、アスファルトマット3-3、3-4、3-5を水底1に順次設置し、アスファルトマット3の敷設を完了する。アスファルトマット3は、中央に設置孔11が形成される。
アスファルトマット3を敷設したら、図4に示すように、アスファルトマット3の設置孔11に基礎杭9を挿入し、基礎杭9を水底1に設置する。基礎杭9は、アスファルトマット3を貫通するように設置される。設置孔11の径は基礎杭9の径よりも大きく、基礎杭9の外周面とアスファルトマット3との間には隙間12が形成される。
基礎杭9を設置したら、図5に示すように、基礎杭9とアスファルトマット3との隙間12を覆うようにリング矩形ハット5を設置する。その後、図1、図2に示すようにアスファルトマット3上に錘7を設置して、洗掘防止工2を完成する。
このように、第1の実施形態によれば、被覆体としてアスファルトマット3を用いるので、施工時に敷均し作業などの整形が不要であり、天端高さを容易に管理することができる。また、アスファルトマット3は設置孔11を有するので、基礎杭9を所定の位置に確実に且つ容易に設置することができる。さらに、基礎杭9を設置するより先にアスファルトマット3を敷設するので、敷設時に基礎杭9やその他の付帯設置物等を傷つけることがない。
第1の実施形態では、可撓性を有するアスファルトマット3を水底1の不陸に追随させて敷設することができる。また、補助被覆体であるリング矩形ハット5で基礎杭9とアスファルトマット3との隙間12を確実に覆うことができる。アスファルトマット3やリング矩形ハット5は不透水性なので、基礎杭9の周辺の砂の吸出しを防止できる。また、アスファルトマット3は厚さが従来の石のフィルター層より薄く流れの障害になりにくいので、周辺の二次洗掘の発生を抑制することができる。アスファルトマット3は耐久性に優れ、形状も変化しないので、維持管理が容易である。
第1の実施形態では、アスファルトマット3を短冊状に分割するので、現場まで運搬しやすく、狭い作業ヤードでの保管が可能であり、吊金具15で簡単に吊り下げることができる。また、水底1に位置決め用の架台13を設置することにより、吊金具15と架台13とを接触させてアスファルトマット3の敷設位置を容易に決定することができる。
アスファルトマット3の上面に設置した錘7は、波浪や潮流による洗掘や、不透水性のアスファルトマット3に揚圧力がかかることによる浮き上がりや捲り上がりなどを防止する。錘7として石や砕石を充填した袋体を用いることにより、錘7を簡単に製作でき、材料費を削減できる。
なお、第1の実施形態では錘7-1、7-2、7-3をそれぞれ隙間なく列状に並置したが、錘7の数量は、アスファルトマット3やリング矩形ハット5の重量を考慮して決定すればよい。錘7は、アスファルトマット3の捲れ上がりや砂の吸出しを防止できるように配置すればよい。
以下、本発明の別の例について、第2~第5の実施形態として説明する。各実施形態はそれまでに説明した実施形態と異なる点について説明し、同様の構成については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。また、第1の実施形態も含め、各実施形態で説明する構成は必要に応じて組み合わせることができる。
[第2の実施形態]
図6、図7は本発明の第2の実施形態に係る洗掘防止工2aを示す図である。図6は、洗掘防止工2aを上方から見た図である。図7(a)は図6に示す矢印D1-D1による断面図、図7(b)は図6に示す矢印D2-D2による断面図である。
図6、図7に示す洗掘防止工2aは、アスファルトマット3a、リング矩形ハット5、不透水性シート17等からなる。アスファルトマット3aは、厚さ50~200mm程度であり所定の重量を有する。アスファルトマット3aは、短冊状のアスファルトマット3a-1、3a-2、3a-3、3a-4、3a-5に分割される。図7(b)に示すように、分割されたアスファルトマット3aの継目部分では、アスファルトマット3a同士が重ならないように突き合わせて敷設される。
図7に示すように、不透水性シート17は、アスファルトマット3aと水底1との間に設けられる。図7(b)に示すように、不透水性シート17は、アスファルトマット3a-1、3a-2、3a-3、3a-4、3a-5に対応するように不透水性シート17-1、17-2、17-3、17-4、17-5に分割される。分割されたアスファルトマット3aの継目部分では、少なくとも一方のアスファルトマット3aに対応する不透水性シート17が他方のアスファルトマット3aの方向に延びて他方のアスファルトマット3aと重なる。これにより、アスファルトマット3aの継目部分が不透水性シート17で塞がれる。
洗掘防止工2aで用いられるアスファルトマット3aおよびリング矩形ハット5は、波浪や潮流などによって生じる外力に対して安定性を維持するのに十分な重量を有する。そのため、洗掘防止工2aでは、アスファルトマット3aの上面に錘を設置せず、アスファルトマット3aやリング矩形ハット5の自重によって、短冊状のアスファルトマット3aの継目部分、アスファルトマット3aとリング矩形ハット5との重なり部分、アスファルトマット3aの外縁の捲れ上がりを防止する。不透水性シート17は、短冊状のアスファルトマット3aの継目部分からの砂の吸出しを防止する。
次に、洗掘防止工2aの施工方法について説明する。図8は、アスファルトマット3aを敷設する工程を示す図である。図8(a)はアスファルトマット3aを敷設している状態を側方から見た図、図8(b)はアスファルトマット3aを敷設した状態を上方から見た図である。
洗掘防止工2aを施工するには、まず、第1の実施形態と同様にして、図8(a)に示す位置決め用の架台13を水底1に設置する。架台13を設置したら、図8(a)に示す吊金具15を用いて不透水性シート17-1を吊り降ろし、水底1に敷設する。そして、図8(a)に示すように吊金具15を用いてアスファルトマット3a-1を水中に吊り降ろし、水底1に敷設する。
その後、同様の手順で、不透水性シート17-2とアスファルトマット3a-2、不透水性シート17-3とアスファルトマット3a-3…を水底1に順次設置し、アスファルトマット3aの敷設を完了する。不透水性シート17やアスファルトマット3aの敷設位置は、吊金具15と架台13とを接触させて決定する。
図8(b)に示すようにアスファルトマット3aには、基礎杭9の設置位置がマーキング11aによって示されている。アスファルトマット3aを敷設したら、マーキング11aを目印として基礎杭9でアスファルトマット3aを打ち抜き、図7(a)に示すようにアスファルトマット3aを貫通させて基礎杭9を水底1に設置する。
基礎杭9を設置したら、図7(a)に示すように、基礎杭9の周囲を覆う範囲にリング矩形ハット5を設置して、洗掘防止工2aを完成する。
第2の実施形態においても、被覆体として不透水性で可撓性を有するアスファルトマット3aを敷設した後、基礎杭9を設置することにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。アスファルトマット3aやリング矩形ハット5は不透水性なので、基礎杭9の周辺の砂の吸出しを防止できる。
第2の実施形態では、基礎杭9でアスファルトマット3aを打ち抜くため、基礎杭9とアスファルトマット3aとの間に隙間ができにくい。また、アスファルトマット3a上に錘7を設置しないため、洗掘防止工2aの高さの管理が容易であり、錘7の製作にかかる工費を削減できる。
なお、第2の実施形態ではアスファルトマット3a上に錘を設置しない例を示したが、錘を設置してもよい。また、基礎杭9とアスファルトマット3aとの隙間が小さい場合には、リング矩形ハット5は必ずしも必要ではない。第2の実施形態では、短冊状に分割されたアスファルトマット3aとそれに対応する不透水性シート17とを別々に敷設したが、施工方法はこれに限らない。図9は、洗掘防止工2aの別の施工方法を示す図である。図9に示すように、短冊状に分割されたアスファルトマット3a-1の下面に対応する不透水性シート17-1を一体化してもよい。図9に示す例では、分割されたアスファルトマット3aと対応する不透水性シート17とを同時に水底1に敷設する作業を繰り返して、アスファルトマット3aの敷設を完了する。
また、不透水性シートの配置は第2の実施形態に示すものに限らない。図10は、不透水性シートの配置例を示す図である。図10(a)は洗掘防止工2a’を示す図、図10(b)は洗掘防止工2a’’を示す図である。
図10(a)に示す洗掘防止工2a’では、短冊状に分割されたアスファルトマット3aの継目部分付近のみに帯状に不透水性シート17’が敷設される。図10(b)に示す洗掘防止工2a’’では、アスファルトマット3aとほぼ同等の大きさの1枚の不透水性シート17’’が敷設される。図10に示す各例においても、不透水性シートがアスファルトマット3aの継目部分からの砂の吸出しを防止する。
[第3の実施形態]
図11は、第3の実施形態にかかる洗掘防止工2bを示す図である。図11(a)は洗掘防止工2bを上方から見た図、図11(b)は図11(a)に示す矢印E-Eによる断面図である。
図11に示す洗掘防止工2bは、アスファルトマット3b、リング矩形ハット5、緊結材21等からなる。アスファルトマット3aは、短冊状のアスファルトマット3b-1、3b-2、3b-3、3b-4、3b-5に分割される。分割されたアスファルトマット3bは、図11(b)に示すように継目部分でアスファルトマット3b同士が突き合わせて敷設され、アスファルトマット3bと水底1との間に継目部分からの砂の吸出しを防止する不透水性シート17’等が敷設される。または、第1の実施形態のアスファルトマット3と同様に継目部分に重なり部分を設けて敷設される。緊結材21は、隣接するアスファルトマット3b同士を緊結する。緊結材21は、例えば、繊維製のベルト、なまし鉄線、なまし鉄線とワイヤロープを組み合わせたもの等が用いられる。緊結材21の必要個数や配置は、図11に示すものに限らず、緊結材の種類やアスファルトマットの大きさ(水中重量)に応じて決定される。
洗掘防止工2bを施工する際には、短冊状に分割されたアスファルトマット3bを水底1に1枚ずつ敷設した後に緊結材21で緊結してもよいし、短冊状に分割されたアスファルトマット3bを陸上で緊結材21で緊結した後にアスファルトマット3bを水底1に敷設してもよい。
アスファルトマット3bを敷設したら、水底に基礎杭9を設置して、基礎杭の周囲にリング矩形ハット5を設置する。基礎杭9は、あらかじめアスファルトマット3bに形成された設置孔に設置してもよいし、アスファルトマット3bを打ち抜いて設置してもよい。図11ではアスファルトマット3b上に錘を設置しない例を示したが、必要に応じて錘を設置してもよい。
第3の実施形態においても、被覆体として不透水性で可撓性を有するアスファルトマット3bを敷設した後、基礎杭9を設置することにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。アスファルトマット3bやリング矩形ハット5は不透水性なので、基礎杭9の周辺の砂の吸出しを防止できる。第3の実施形態では、アスファルトマット3bを緊結材21で緊結することにより、継目部分からの捲れ上がりを防止できる。
[第4の実施形態]
図12は本発明の第4の実施形態に係る洗掘防止工2cを示す図である。図12(a)は洗掘防止工2cを上方から見た図、図12(b)は図12(a)に示す矢印F-Fによる断面図である。図13はアスファルトマット3cを示す図である。
図12に示す洗掘防止工2cは、アスファルトマット3c、リング矩形ハット5、錘7-3等からなる。図13に示すように、アスファルトマット3cは複数に分割されず、中央に設置孔11cを有する。
洗掘防止工2cを施工するには、アスファルトマット3cを水中に吊り降ろし、図12(b)に示すように水底1に敷設する。そして、設置孔11cに基礎杭9を貫通させて基礎杭9を水底1に設置した後、基礎杭9とアスファルトマット3cとの隙間12を覆うようにリング矩形ハット5を設置する。その後、アスファルトマット3c上に錘7-3を設置する。
第4の実施形態においても、被覆体として不透水性で可撓性を有するアスファルトマット3bを敷設した後、基礎杭9を設置することにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。アスファルトマット3cやリング矩形ハット5は不透水性なので、基礎杭9の周辺の砂の吸出しを防止できる。
第4の実施形態では、アスファルトマット3cに継目部分がないので錘7-1を省略できる。また、リング矩形ハット5が十分な重量を有するので錘7-2も省略できる。第4の実施形態では、第1の実施形態と比較して錘7の個数が少ないため、洗掘防止工2cの高さの管理が容易であり、錘7の製作にかかる工費を削減できる。
[第5の実施形態]
図14は本発明の第5の実施形態に係る洗掘防止工2dの施工方法を示す図である。図14(a)は洗掘防止工2dを上方から見た図、図14(b)は図14(a)に示す矢印G-Gによる断面図である。
図14に示す洗掘防止工2dは、アスファルトマット3d、リング矩形ハット5、錘7-3、透水性シート23等からなる。アスファルトマット3dは、図14(a)に示すように外周部に所定の間隔をおいて孔19が設けられ、図14(b)に示すように中央部に設置孔11dが設けられる。透水性シート23は例えば不織布である。透水性シート23は、アスファルトマット3dと水底1との間に設けられる。透水性シート23は、孔19を塞ぐように配置される。
洗掘防止工2dを施工するには、透水性シート23とアスファルトマット3dを水中に順に吊り降ろし、図14(b)に示すように水底1に敷設する。または、透水性シート23が貼付されたアスファルトマット3dを水中に吊り降ろして水底1に敷設する。そして、設置孔11dに基礎杭9を貫通させて基礎杭9を水底1に設置した後、基礎杭9とアスファルトマット3dとの隙間12を覆うようにリング矩形ハット5を設置する。その後、アスファルトマット3d上に錘7-3を設置する。
第5の実施形態においても、被覆体として不透水性で可撓性を有するアスファルトマット3dを敷設した後、基礎杭9を設置することにより、第1の実施形態と同様の効果が得られる。アスファルトマット3dやリング矩形ハット5は不透水性なので、基礎杭9の周辺の砂の吸出しを防止できる。第5の実施形態においても、アスファルトマット3dに継目部分がないので錘7の設置数を減らすことができ、第4の実施形態と同様の効果が得られる。
第5の実施形態の洗掘防止工2dでは、アスファルトマット3dの周囲の水底1に二次洗掘が生じそうになると、水だけが透水性シート23および孔19を通過する。洗掘防止工2dでは、水底1の砂が透水性シート23を通らないので孔19から吸出されることがなく、二次洗掘を防止することができる。
なお、第1から第5の実施形態では、被覆体として矩形のアスファルトマットを用いたが、アスファルトマットの形状はこれに限らない。図15は洗掘防止工2eを示す図である。図15は、洗掘防止工2eを上方から見た図である。
図15に示すように、洗掘防止工2eのアスファルトマット3eは八角形である。アスファルトマット3eは角と基礎杭9の設置範囲とを結ぶ線によって、略台形の8つの部分に分割される。錘7-1は、分割されたアスファルトマット3eの継目部分に設置され、継目部分からの砂の吸出しや捲れ上がりを防止する。錘7-3は、アスファルトマット3eの外周部に設置され、アスファルトマット3eの外縁部周辺の捲れ上がりを防止する。
第1~第5の実施形態では、杭状体として洋上風力の基礎杭9を示したが、杭状体はこれに限らない。また、杭状体を設置するための設置孔は矩形でなくてもよい。リング状の補助被覆体の材質は改質アスファルトシートに限らず、形状は杭状体の周囲の隙間を覆うことができるものであればよい。
錘7は、石や砕石を充填した袋体でなくてもよい。錘7は、製作が簡単で水中で設置しやすいものであればよく、例えば、コンクリートブロックや、筒状の袋体の内部にモルタル等を打設したものであってもよい。
被覆体はアスファルトマット3に限らない。被覆体は厚さ30mm程度までのシート状の部材でもよく、例えばパレスシート(登録商標)を用いることもできる。また、コンクリートブロックなどを線状材で連結して可撓性を有するマット状としたものを用いることもできる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………水底
2、2a、2a’、2a’’、2b、2c、2d、2e………洗掘防止工
3、3-1-1、3-1-2、3-2、3-3、3-4、3-5、3a、3a-1、3a-2、3a-3、3a-4、3a-5、3b、3b-1、3b-2、3b-3、3b-4、3b-5、3c、3d、3e………アスファルトマット
5………リング矩形ハット
7、7-1、7-2、7-3………錘
9………基礎杭
11、11c、11d………設置孔
11a………マーキング
12………隙間
13………架台
15………吊金具
16………衝撃吸収材
17、17-1、17-2、17-3、17-4、17-5、17’、17’’………不透水性シート
19………孔
21………緊結材
23………透水性シート

Claims (14)

  1. 杭状体の周囲の水底面の所定の範囲に設置されたシート状ないしはマット状の不透水性の被覆体と、
    前記被覆体の上面に設置され、水によって生じる外力に対して前記被覆体の安定性を維持する錘と、
    を具備し、
    前記被覆体は短冊状に分割され、前記被覆体の継目部分に前記錘が設置されることを特徴とする杭状体周辺の洗掘防止工。
  2. 杭状体の周囲の水底面の所定の範囲に設置されたシート状ないしはマット状の不透水性の被覆体と、
    前記被覆体の上面に設置され、水によって生じる外力に対して前記被覆体の安定性を維持する錘と、
    を具備し、
    前記杭状体と前記被覆体との隙間を覆う範囲に所定の重量と剛性とを備えたリング状の補助被覆体が設置されることを特徴とする杭状体周辺の洗掘防止工。
  3. 杭状体の周囲の水底面の所定の範囲に設置されたシート状ないしはマット状の不透水性の被覆体と、
    前記被覆体の上面に設置され、水によって生じる外力に対して前記被覆体の安定性を維持する錘と、
    を具備し、
    前記被覆体の外周部に孔が設けられ、前記水底面と前記被覆体との間に前記孔を塞ぐように水底の砂を通さない透水性シートが設置されることを特徴とする杭状体周辺の洗掘防止工。
  4. 杭状体の周囲の水底面の所定の範囲に設置されたシート状ないしはマット状の不透水性の被覆体と、
    前記被覆体の上面に設置され、水によって生じる外力に対して前記被覆体の安定性を維持する錘と、
    を具備し、
    前記被覆体は前記杭状体を貫通させる設置孔を有し、
    前記杭状体と前記被覆体との隙間を覆う不透水性の補助被覆体が設置されることを特徴とする杭状体周辺の洗掘防止工。
  5. 前記錘が前記被覆体と前記補助被覆体に跨るように配置されることを特徴とする請求項4に記載の杭状体周辺の洗掘防止工。
  6. 前記被覆体は八角形であり、放射状に分割されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の杭状体周辺の洗掘防止工。
  7. 前記被覆体は短冊状に分割され、前記被覆体の継目部分が緊結されることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の杭状体周辺の洗掘防止工。
  8. 前記被覆体は短冊状に分割され、前記水底面と前記被覆体との間に前記被覆体の継目部分を塞ぐように不透水性シートが設置されることを特徴とする請求項1から請求項5および請求項7のいずれかに記載の杭状体周辺の洗掘防止工。
  9. 前記被覆体は、所定の厚さを有する可撓性マットであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の杭状体周辺の洗掘防止工。
  10. 前記可撓性マットがアスファルトマットであることを特徴とする請求項記載の杭状体周辺の洗掘防止工。
  11. 前記錘は、石又は砕石を充填した袋体であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の杭状体周辺の洗掘防止工。
  12. 水底面の所定の範囲にシート状ないしはマット状の不透水性の被覆体を敷設する工程aと、
    前記被覆体を貫いて、杭状体を水底に設置する工程bと、
    前記被覆体の上面に、水によって生じる外力に対して前記被覆体の安定性を維持する錘を設置する工程cと、
    を具備し、
    前記工程bの後に、前記杭状体と前記被覆体との隙間を覆う範囲に所定の重量と剛性とを備えたリング状の補助被覆体を設置する工程dをさらに具備することを特徴とする杭状体周辺の洗掘防止工の施工方法。
  13. 水底面の所定の範囲にシート状ないしはマット状の不透水性の被覆体を敷設する工程aと、
    前記被覆体を貫いて、杭状体を水底に設置する工程bと、
    前記被覆体の上面に、水によって生じる外力に対して前記被覆体の安定性を維持する錘を設置する工程cと、
    を具備し、
    前記工程aで、前記被覆体の設置位置の周縁部の水底に位置決め用架台を設置しておき、前記被覆体の吊り具と前記位置決め用架台とを接触させて前記被覆体の設置位置を決定することを特徴とする杭状体周辺の洗掘防止工の施工方法。
  14. 水底面の所定の範囲にシート状ないしはマット状の不透水性の被覆体を敷設する工程aと、
    前記被覆体を貫いて、杭状体を水底に設置する工程bと、
    前記被覆体の上面に、水によって生じる外力に対して前記被覆体の安定性を維持する錘を設置する工程cと、
    を具備し、
    前記工程aで、前記被覆体に、前記杭状体を貫通させる設置孔を設け、前記設置孔の径は前記杭状体の径より大きく、
    前記工程bの後に、前記杭状体と前記被覆体との隙間を覆う補助被覆体を設置する工程eをさらに具備することを特徴とする杭状体周辺の洗掘防止工の施工方法。
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