JP7119542B2 - 反芻動物用サイレージ - Google Patents

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Description

本発明は、反芻動物用サイレージおよびその製造方法に関する。
一般に、牧畜分野においては、家畜の乳量の増加や増体重などを目的に、栄養価の高い濃厚飼料が、牧草などの粗飼料とともに使用されることが多い。
濃厚飼料は、トウモロコシ、麦類、大豆などの易消化性炭水化物(デンプンなど)を多く含む一方、粗飼料は、牧草を乾燥した干草(乾草、わら類)や、青刈りした牧草を発酵させたもの(サイレージ化したもの)などを主とする。
反芻動物が粗飼料を摂取し消化することが可能であるのは、ルーメン(第一胃)を有するためである。ルーメンは、反芻動物が有する複数の胃のうち最大の容積を占め、粗飼料中のセルロースやヘミセルロースなどの難消化性の多糖類を分解(ルーメン発酵)し得る微生物群(ルーメン微生物)が豊富に含まれている。
しかし、粗飼料は、産地や天候、刈り入れ時期による品質の変動が大きいだけでなく、牧草の収穫量や作柄による影響を受けて供給量が不安定である。特にわが国では粗飼料の多くを輸入に頼っているため、概して価格変動が大きく、また、輸出国の諸事情により輸入困難になる場合もあり、牧場経営を圧迫する場合がある。
このため、牧草に代替でき、供給量や価格、品質が安定した反芻動物用飼料が望まれている。
ここで、飼料中の栄養濃度を高めるため、易消化性の炭水化物(デンプン)を多く含む濃厚飼料を粗飼料に配合することが一般に行われている。乳用家畜の乳量を維持し、或いは、肉用家畜の増体を維持するためは、飼料摂取量をも増加させる必要があるが、乳量の増加や体格の増強にともなうエネルギー要求量の増加率は、摂取飼料量の増加率を超えるためである。ところが、濃厚飼料中のデンプンなどの炭水化物は、第一胃(ルーメン)のpHを急激に低下させることがあり、結果としてルーメンアシドーシスが発生することがある。ルーメンアシドーシスとは、反芻動物の疾病の一種であり、炭水化物に富む穀物、濃厚飼料、果実類などを急激に摂取することにより引き起こされる。ルーメンアシドーシスにおいては、ルーメン内において、グラム陽性乳酸生成菌、特にStreptcoccus bovisおよびLactobacillus属微生物が増加し、乳酸あるいは揮発性脂肪酸(VFA:Volatile Fatty Acid)の異常な蓄積が生じ、ルーメン内のpHが低下する(pH5以下)。その結果、ルーメン内のプロトゾア(原生動物)、及びある種の細菌の減少あるいは消滅を引き起こす。特に急性アシドーシスは、ルーメンの鬱血や脱水症(胃内容浸透圧の上昇に伴い体液が大量に胃内に移動)、さらには昏睡や死をもたらすため、極めて危険である。
ルーメンアシドーシスの予防には、飼料配合の急激な変化を避け、ルーメン発酵を安定化させ、pHの変動を少なくすることが重要である。また、唾液には重曹が含まれpH調節に寄与するため、十分な反芻により唾液分泌のできる飼料を給与することも重要である。ただし、ルーメンアシドーシスを恐れ、飼料の栄養価を低くすると、エネルギーが不足して乳生産量が低下してしまうという懸念もある。
ルーメンアシドーシスを予防する飼料として、特許文献1には、セルロースおよび/またはヘミセルロースを80質量%以上含有する木材パルプを含む反芻動物用飼料が開示されている。また、特許文献2には、水分率15%以下としたカッパー価が90以下のクラフトパルプをペレット化して反芻動物の飼料とすることが記載されている。
特許文献3には食品副産物と乾牧草を乳酸発酵して製造した食品副産物サイレージにさらに食品副産物及び乾牧草含む調整飼料を加えた畜産用混合飼料が記載されている。
特開2011-083281号公報 特開平10-75719号公報 特開2010-284098号公報
一般に、トウモロコシのような濃厚飼料の多給は、発酵性が高いために栄養価が高く、乳量が増加する一方で、反芻刺激の低下に伴い、ルーメンアシドーシスの発症や、分娩前後に種々の代謝障害や繁殖障害を引き起こすことが知られている。
また、飼料の保存性を考慮すると、飼料原料をサイレージ化することが考えられる。ところが、飼料原料の水分が高いと、サイレージ化する際に大量の排汁が発生するのはもちろん、栄養損失だけでなく、排汁の漏洩によって環境汚染にも繋がることが懸念される。また、特許文献1にあるようなクラフトパルプは一般に、木質原料をクラフトパルプ化する際の収率が50質量%程度と言われている。これは木質資源の有効活用が十分であるとは言い難い。
そこで本発明の課題は、サイレージ化する際に排汁の発生が少なく、木質資源の有効活用に資する反芻動物用サイレージを提供することである。
本発明の発明者らは、上記課題について鋭意検討したところ、リグノセルロース材料を機械的に解繊することによって得られる低濾水度のパルプをサイレージの原料として用いると、驚くべきことに上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
これに限定されるものではないが、本発明は、下記の発明を包含する。
(1) リグノセルロース材料を原料とするパルプを含むサイレージであって、該パルプがカナダ標準濾水度750ml以下、かつJIS Z 8801に規定される24メッシュオンで定義される長繊維の含量が90質量%以下である、上記サイレージ。
(2) パルプがJIS Z8801に規定される150メッシュパスで定義される繊維の含量が10質量%以上70質量%以下である、(1)に記載のサイレージ。
(3) リグノセルロース材料が木質を含む、(1)または(2)に記載のサイレージ。
(4) リグノセルロース材料が針葉樹を含む、(1)~(3)のいずれかに記載のサイレージ。
(5) パルプが機械パルプである、(1)~(4)のいずれかに記載のサイレージ。
(6) パルプがクラフトパルプである、(1)~(4)のいずれかに記載のサイレージ。
(7) リグノセルロース材料を原料とするパルプを含むサイレージの製造方法であって、該パルプがカナダ標準濾水度750ml以下、かつJIS Z 8801に規定される24メッシュオンで定義される長繊維の含量が90質量%以下であり、少なくとも該パルプを含む飼料原料のpHが3.5~4.5になるように乳酸発酵させることによってサイレージ化することを特徴とする、上記サイレージの製造方法。
本発明によれば、サイレージ化する際に生じる排汁の量が少ない反芻動物用サイレージであって、木質資源の有効活用に資する反芻動物用サイレージを得ることができる。また、本発明の反芻動物用サイレージは、木材などのリグノセルロース原料から製造できるので、安定的に供給することができる。
反芻動物用サイレージ
本発明の反芻動物用サイレージは、反芻動物に適用される。反芻動物としては、例えば、乳牛及び肥育牛などの牛、羊、山羊などが挙げられる。本発明の飼料を反芻動物に給与する時期、すなわち適用対象である反芻動物の年齢、体格、健康状態等には特に制限はなく、例えば、哺乳期の仔牛から成牛まで用途があると考えられる。
本発明の反芻動物用サイレージは、公知の種々のパルプ化法によって製造されたパルプを使用することができる。例えば、機械パルプ、化学パルプのいずれもが適用可能である。機械パルプとしては、砕木パルプ(GP)、リファイナーグラウンドウッドパルプ(RGP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)等が挙げられる。化学パルプとしては、クラフトパルプ(KP)、溶解クラフトパルプ(DKP)、サルファイトパルプ(SP)、溶解サルファイトパルプ(DSP)等が挙げられる。また、漂白パルプ、未漂白パルプのいずれも使用できる。これらの中では、リファイナーグラウンドウッドパルプ(RGP)や、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)などが好ましく、特にケミサーモメカニカルパルプが好ましい。
本発明の反芻動物用サイレージにおいて、パルプは1種類のものから成るものでもよく、複数のパルプを混合したものでもよい。例えば、原料や製造方法の異なる化学パルプ(広葉樹クラフトパルプ、針葉樹クラフトパルプ、広葉樹溶解クラフトパルプ、針葉樹溶解クラフトパルプ、広葉樹サルファイトパルプ、針葉樹サルファイトパルプ)、あるいは機械パルプ(砕木パルプ、リファイナーグラウンドウッドパルプ、サーモメカニカルパルプ、ケミサーモメカニカルパルプ)を2種以上混合して使用してもよい。
本発明の反芻動物用サイレージにおいて、パルプを10質量%以上含有することが好ましく、50質量%以上含有することがより好ましく、80質量%以上がさらに好ましく、パルプのみからなっていてもよい。パルプの含有率が10質量%未満であると、サイレージ化する際に生じる排汁の量の低減が不十分である。必要に応じて、他の飼料成分を含有させてもよい。
原料の木材としては、例えば、広葉樹、針葉樹、雑木、タケ、ケナフ、バガス、パーム油搾油後の空房が使用できる。具体的には、広葉樹としては、ブナ、シナ、シラカバ、ポプラ、ユーカリ、アカシア、ナラ、イタヤカエデ、センノキ、ニレ、キリ、ホオノキ、ヤナギ、セン、ウバメガシ、コナラ、クヌギ、トチノキ、ケヤキ、ミズメ、ミズキ、アオダモ等が例示される。針葉樹としては、スギ、エゾマツ、カラマツ、クロマツ、トドマツ、ヒメコマツ、イチイ、ネズコ、ハリモミ、イラモミ、イヌマキ、モミ、サワラ、トガサワラ、アスナロ、ヒバ、ツガ、コメツガ、ヒノキ、イチイ、イヌガヤ、トウヒ、イエローシーダー(ベイヒバ)、ロウソンヒノキ(ベイヒ)、ダグラスファー(ベイマツ)、シトカスプルース(ベイトウヒ)、ラジアータマツ、イースタンスプルース、イースタンホワイトパイン、ウェスタンラーチ、ウェスタンファー、ウェスタンヘムロック、タマラック等が例示される。
本発明で使用するパルプは、カナダ標準濾水度が750ml以下、かつJIS Z8801で規定される標準篩い24メッシュオンで定義される長繊維の含量が90質量%以下である必要がある。カナダ標準濾水度が750ml以下であれば、リグノセルロース材料が十分に解繊され十分な水分を保持する能力があると判断できる。一方、カナダ標準濾水度が750mlを超えた場合は、十分に繊維化されておらず保水性が悪くなるため、サイレージ製造時に排汁の流出が増える可能性がある。また、JIS Z8801で規定される標準篩い24メッシュオンで定義される長繊維の含量が90質量%を超えた場合は、十分に繊維化されておらず保水性が悪くなるため、サイレージ製造時に排汁の流出が増える可能性がある。
また、本発明で使用するパルプは、JIS Z8801で規定される標準篩い150メッシュパスで定義される繊維の含量が10質量%以上70質量%以下であることが好ましい。これらの範囲にある場合、サイレージ製造時に水分と共に微細繊維が流出することを防ぐことができる。
ケミサーモメカニカルパルプ
以下に、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)の製造方法について説明する。亜硫酸ナトリウムによるチップの予備処理工程 - 一次リファイニングによる解繊工程 - 二次リファイニングによる叩解工程を含む製造工程を経て、CTMP化される。亜硫酸ナトリウムによるチップの予備処理により、木材チップの柔軟化と膨潤化が起こり、後続の一次リファイニングによるパルプ繊維の損傷や切断が著しく低減されるので、長繊維含有率が高いパルプを得ることができる。
まず、チップをチップウオッシャーで洗浄し、チップに付着している土砂などの異物を充分に洗浄除去する。次いで、洗浄チップをスチーミングすることにより、チップ中の空気を完全に除去できると同時に、チップが柔軟化され圧縮されやすくなり、後工程での亜硫酸ナトリウム水溶液の含浸が容易となる。
亜硫酸ナトリウム水溶液の含浸処理は、チップを圧縮し、圧縮した状態、或いは圧縮した後に亜硫酸ナトリウム水溶液に浸漬させ、圧を解放しチップを膨張させながら亜硫酸ナトリウムを含浸させることで達成できる。この亜硫酸ナトリウム水溶液含浸段階では、薬液をチップ中に十分含浸させることが重要である。亜硫酸ナトリウム水溶液の含浸を完全にするため、プレックススクリューまたはインプレッサーの後にサージビンを設けることもできる。
亜硫酸ナトリウムの添加率は、絶乾チップに対して0.5~2.0固形分重量%である。亜硫酸ナトリウム水溶液を含浸させたチップは、解繊を良好とする目的で一次リファイニングに先立って予熱処理することが好ましい。この場合の温度は100~135℃ が好ましい。プレヒーティングされたチップは1 次加圧リファイナーで解繊される。用いる装置は加圧リファイニング装置であり、リファイナープレート(リファイナセグメント)を除き、他の条件は公知の方法でパルプ繊維に解繊される。リファイニング装置は、シングルディスクリファイナー、コニカルディスクリファイナー、ダブルディスクリファイナー、ツインディスクリファイナー等を用いることができるが、解繊時の濃度が高いほどパルプ繊維のフィブリル化が進行し高品質のパルプを得られることから、好適にはシングルディスクリファイナーが用いられる。リファイニング工程中のチップの濃度は約20~60固形分重量%で実施するのが好ましく、処理温度は100~180℃が好ましい。更に好ましくは120~135℃である。
次いで、解繊パルプは常圧下で二次リファイナーに送られ、目標濾水度まで叩解される。装置としては、公知のリファイニング装置を用い、公知の条件で精砕し、所望のパルプ濾水度まで低下させる。この工程は常圧下で行い、リファイニング装置は一般の常圧型装置を用いるのが好ましく、濃度は約4~60%で実施することができる。二次リファイナーは1段でも良いし、複数段であっても良い。
二次リファイニング後、必要に応じて漂白処理を施しても良い。漂白剤としては、BCTMPの製造に使用されている公知の漂白剤を使用でき、特に限定はない。好ましくは、過酸化水素などの過酸化物を使用する。この場合、金属イオンによる過酸化物の分解を防止する目的で、エチレンジアミンテトラアセテート(EDTA)などのキレート剤を併用することもできる。これらの処理は公知の条件で実施することができる。
尚、本願のCTMPの製造方法は、カラマツと他の樹種(例えばスギなど)との混合チップにも適用でき、配合率には特に限定は無い。また、他樹種のみのチップにも問題なく適用できる。
機械パルプの木材からのパルプ収率は一般に、80質量%程度と言われており、化学パルプと比較すると高い。
クラフトパルプ
本発明における反芻動物用飼料は、リグノセルロース原料をクラフト蒸解して得られるクラフトパルプを含み、特に好ましくは木材由来のクラフトパルプを含む。特に本発明においては、カナダ標準濾水度(CSF)が300ml以上のクラフトパルプを使用することによって反芻動物のルーメンにおける消化速度を緩やかにし、ルーメンにおける反芻を促進するような飼料を製造することが可能になる。好ましい態様において、本発明に用いるクラフトパルプのカナダ標準濾水度は450ml以上であり、500ml以上や550ml以上としてもよい。一般に、クラフトパルプのカナダ標準濾水度は、公知の方法によって低下させることができる。なお、上述したようにクラフトパルプのカナダ標準濾水度(CSF)を750ml以下、かつJIS Z8801で規定される標準篩い24メッシュオンで定義される長繊維の含量が90%以下にすることにより、サイレージ製造時に排汁の流出を抑制する可能性がある。
本発明で使用するクラフトパルプのカッパー価は、40以下であることが好ましく、30以下がより好ましく、20以下や15以下としてもよい。カッパーの下限は特に制限されないが、0.1以上とすることができる。
木材チップからクラフトパルプを製造する場合、木材チップは蒸解液と共に蒸解釜へ投入され、クラフト蒸解に供する。また、MCC、EMCC、ITC、Lo-solidなどの修正クラフト法の蒸解に供しても良い。また、1ベッセル液相型、1ベッセル気相/液相型、2ベッセル液相/気相型、2ベッセル液相型などの蒸解型式なども特に限定はない。すなわち、本願のアルカリ性水溶液を含浸し、これを保持する工程は、従来の蒸解液の浸透処理を目的とした装置や部位とは別個に設置してもよい。好ましくは、蒸解を終えた未晒パルプは蒸解液を抽出後、ディフュージョンウォッシャーなどの洗浄装置で洗浄する。
クラフト蒸解工程は、木材チップをクラフト蒸解液とともに耐圧性容器に入れて行うことができるが、容器の形状や大きさは特に制限されない。木材チップと薬液の液比は、例えば、1.0~5.0L/kgとすることができ、1.5~4.5L/kgが好ましく、2.0~4.0L/kgがさらに好ましい。
また、本発明においては、絶乾チップ当たり0.01~1.5質量%のキノン化合物を含むアルカリ性蒸解液を蒸解釜に添加することもできる。キノン化合物の添加量が0.01質量%未満であると添加量が少なすぎて蒸解後のパルプのカッパー価が低減されず、カッパー価とパルプ収率の関係が改善されない。さらに、粕の低減、粘度の低下の抑制も不十分である。また、キノン化合物の添加量が1.5質量%を超えてもさらなる蒸解後のパルプのカッパー価の低減、及びカッパー価とパルプ収率の関係の改善は認められない。
使用されるキノン化合物はいわゆる公知の蒸解助剤としてのキノン化合物、ヒドロキノン化合物又はこれらの前駆体であり、これらから選ばれた少なくとも1種の化合物を使用することができる。これらの化合物としては、例えば、アントラキノン、ジヒドロアントラキノン(例えば、1,4-ジヒドロアントラキノン)、テトラヒドロアントラキノン(例えば、1,4,4a,9a-テトラヒドロアントラキノン、1,2,3,4-テトラヒドロアントラキノン)、メチルアントラキノン(例えば、1-メチルアントラキノン、2-メチルアントラキノン)、メチルジヒドロアントラキノン(例えば、2-メチル-1,4-ジヒドロアントラキノン)、メチルテトラヒドロアントラキノン(例えば、1-メチル-1,4,4a,9a-テトラヒドロアントラキノン、2-メチル-1,4,4a,9a-テトラヒドロアントラキノン)等のキノン化合物であり、アントラヒドロキノン(一般に、9,10-ジヒドロキシアントラセン)、メチルアントラヒドロキノン(例えば、2-メチルアントラヒドロキノン)、ジヒドロアントラヒドロアントラキノン(例えば、1,4-ジヒドロ-9,10-ジヒドロキシアントラセン)又はそのアルカリ金属塩等(例えば、アントラヒドロキノンのジナトリウム塩、1,4-ジヒドロ-9,10-ジヒドロキシアントラセンのジナトリウム塩)等のヒドロキノン化合物であり、アントロン、アントラノール、メチルアントロン、メチルアントラノール等の前駆体が挙げられる。これら前駆体は蒸解条件下ではキノン化合物又はヒドロキノン化合物に変換する可能性を有している。
蒸解液は、対絶乾木材チップ重量当たりの活性アルカリ添加率(AA)を10~35質量%とすることが好ましい。活性アルカリ添加率を10質量%未満であるとリグニンやヘミルロースの除去が不十分となり、35質量%を超えると収率の低下や品質の低下が起こる。ここで活性アルカリ添加率とは、NaOHとNaSの合計の添加率をNaOの添加率として換算したもので、NaOHには0.775を、NaSには0.795を乗じることでNaOの添加率に換算できる。また、硫化度は20~35%の範囲が好ましい。硫化度20%未満の領域においては、脱リグニン性の低下、パルプ粘度の低下、粕率の増加を招く。
クラフト蒸解は、120~180℃の温度範囲で行うことが好ましく、140~160℃がより好ましい。温度が低すぎると脱リグニン(カッパー価の低下)が不十分である一方、温度が高すぎるとセルロースの重合度(粘度)が低下する。また、本発明における蒸解時間とは、蒸解温度が最高温度に達してから温度が下降し始めるまでの時間であるが、蒸解時間は、60分以上600分以下が好ましく、120分以上360分以下がさらに好ましい。蒸解時間が60分未満ではパルプ化が進行せず、600分を超えるとパルプ生産効率が悪化するために好ましくない。
また、本発明におけるクラフト蒸解は、Hファクター(Hf)を指標として、処理温度及び処理時間を設定することができる。Hファクターとは、蒸解過程で反応系に与えられた熱の総量を表す目安であり、下記の式によって表わされる。Hファクターは、チップと水が混ざった時点から蒸解終了時点まで時間積分することで算出する。Hファクターとしては、300~2000が好ましい。
Hf=∫exp(43.20-16113/T)dt
[式中、Tはある時点の絶対温度を表す]
本発明においては、蒸解後得られた未漂白(未晒)パルプは、必要に応じて、種々の処理に供することができる。例えば、クラフト蒸解後に得られた未漂白パルプに対して、漂白処理を行うことができる。
クラフト蒸解で得られたパルプについて、酸素脱リグニン処理を行うことができる。本発明に使用される酸素脱リグニンは、公知の中濃度法あるいは高濃度法がそのまま適用できる。中濃度法の場合はパルプ濃度が8~15質量%、高濃度法の場合は20~35質量%で行われることが好ましい。酸素脱リグニンにおけるアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムを使用することができ、酸素ガスとしては、深冷分離法からの酸素、PSA(Pressure Swing Adsorption)からの酸素、VSA(Vacuum Swing Adsorption)からの酸素等が使用できる。
酸素脱リグニン処理の反応条件は、特に限定はないが、酸素圧は3~9kg/cm、より好ましくは4~7kg/cm、アルカリ添加率はパルプ絶乾重量当たり0.5~4質量%、処理温度80~140℃、処理時間20~180分、この他の条件は公知のものが適用できる。なお、本発明において、酸素脱リグニン処理は、複数回行ってもよい。また、酸素脱リグニン処理などを施した後のクラフトパルプのカッパー価は30以下であることが好ましい。
さらなるカッパー価の低下、白色度の向上を目的とする場合、酸素脱リグニン処理が施されたパルプは、例えば、次いで洗浄工程へ送られ、洗浄後、多段漂白工程へ送られ、多段漂白処理を行うことができる。本発明の多段漂白処理は、特に限定されるものではないが、酸(A)、二酸化塩素(D)、アルカリ(E)、酸素(O)、過酸化水素(P)、オゾン(Z)、過酸等の公知の漂白剤と漂白助剤を組み合わせるのが好適である。例えば、多段漂白処理の初段は二酸化塩素漂白段(D)やオゾン漂白段(Z)を用い、二段目にはアルカリ抽出段(E)や過酸化水素段(P)、三段目以降には、二酸化塩素や過酸化水素を用いた漂白シーケンスが好適に用いられる。三段目以降の段数も特に限定されるわけではないが、エネルギー効率、生産性等を考慮すると、合計で三段あるいは四段で終了するのが好適である。また、多段漂白処理中にエチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)等によるキレート剤処理段を挿入してもよい。
サイレージ化
サイレージ化は他の飼料原料を混合しても行うことができる。他の飼料原料は特に限定されるものではないが、乾草(例えば、アルファルファ、イタリアンライグラス、ペレニアルライグラス、チモシー、オーチャードグラスなど)、濃厚飼料(例えば、トウモロコシ、麦などの穀類、大豆などの豆類、ふすまや大豆粕などの糟糠類)が挙げられる。また、乳酸発酵を促進させるために廃糖蜜、ショ糖、グルコース、フルクトース等の糖類を添加してもよい。なお、サイレージ化の際の飼料の水分は50~80%が好ましい。
乳酸発酵を促すため、前記の飼料原料に乳酸菌を加えるのが好ましい。添加する乳酸菌は、市販されている各種の乳酸菌製剤を使用できる。前記した飼料原料の発酵それ自体には公知の方法を適用できる。例えば、切断した乾草と他の飼料原料と混合し、更に乳酸菌を加えたものを容器に詰め密閉し、数週間又は数ヶ月間貯蔵する方法が挙げられる。サイレージの方式としては、タワーサイロ、バンカサイロ、スタックサイロ等のサイロ方式、ロールベール方式、スチールやプラスチックス容器を用いる方式等が挙げられる。いずれの方法でも、サイレージすなわち発酵物のpHが3.5~4.5となるまで発酵させるのが好ましい。
サイレージの反芻動物への給餌
本発明の反芻動物用サイレージは、他の飼料と併せて反芻動物に給与することができる。他の飼料成分としては、粗飼料(例えば牧草)、濃厚飼料(例えばトウモロコシ、麦などの穀類、大豆などの豆類)、ふすま、米糠、おから、蛋白質、脂質、ビタミン、ミネラルなどや添加剤(保存料、着色料、香料等)、等が挙げられる。
具体的な例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は下記の具体例によって何ら限定されるものではない。なお、本明細書において、濃度や%は特に断らない限り質量基準であり、数値範囲はその端点を含むものとして記載される。
実験1:サンプルの製造
[実施例1]
亜硫酸ナトリウムを対絶乾チップ1.5固形分重量%含浸させたカラマツ材100%のチップを、蒸気を吹き込み135℃、15分間予備加熱した。予備加熱後、ラボ用加圧リファイナー(熊谷理器工業BRP45-300SS)を用いて、濃度25固形分重量% で1次リファイニングを行い、パルプ濾水度が(カナダ標準フリーネス)674mLのパルプを得た。
<篩分け組成の測定>
JIS P 8207に従って篩い分けを行い、篩分け組成を調べた。
[実施例2]
濾水度508mlとした以外は実施例1と同様に製造し、各試験に供した。
[実施例3]
実施例2で得られたパルプを、ラボ用常圧リファイナー(熊谷理器工業BR-300CB)を用いてパルプ濃度20固形分重量%で、濾水度266mlまで2次リファイニングで叩解した以外は実施例1と同様に製造し、各試験に供した。
[実施例4]
実施例2で得られたパルプを、ラボ用常圧リファイナー(熊谷理器工業BR-300CB)を用いてパルプ濃度20固形分重量%で、濾水度95mlまで2次リファイニングで叩解した以外は実施例1と同様に製造し、各試験に供した。
[比較例1]
濾水度766mlとした以外は実施例1と同様に製造し、各試験に供した。
[比較例2]
カラマツ材のチップを160℃、5気圧の圧力下で90分間蒸煮処理を行った後、ラボ用加圧リファイナー(熊谷理器工業BRP45-300SS)によりリファイニングし、濾水度885mlとなるように処理をした以外は、実施例1と同様に試験に供した。
[比較例3]
カラマツ材のチップをカッターミルで処理後に0.3mm以下に篩分けし、40℃下、一晩減圧乾燥を行うことにより、水分を徹底的に除去した。乾燥後の木粉を粉砕機(フリッチュ社製、遊星型ボールミル装置(P-5))に直径20mmのジルコニアボールを25個と共に充填し、20分粉砕と10分休止を繰り返し、24時間処理した。得られた微粉末を、実施例1と同様に試験に供した。
[比較例4]
処理時間を12時間とした以外は比較例3と同様に製造し、実施例1と同様に試験に供した。
[比較例5]
デントコーン(品種:パイオニア、70日)を約5cmの長さに切断し、実施例1と同様に試験に供した。
Figure 0007119542000001
実験2:混合サイレージ調製
各サンプルと約5cmの長さに切断したデントコーン(品種:パイオニア、70日)を3:7の割合で混合した後、乾燥や水分添加により水分65%、75%、85%に調製した。サイレージ用乳酸菌(雪印種苗株式会社製、サイマスター・AC、パウダータイプ)を使用しサンプル1kg当り0.5g相当を均一に添加し、パウチ法によりサイレージを調製した。サンプル100gをバリア性の高いナイロンポリ袋(旭化成、飛竜KNタイプ、200mm×300mm)に入れ、業務用卓上密封包装機(シャープ社製SQ-202)によって脱気密封し、25℃で30日間保管した。保管後、サイレージのpHを測定したのち、袋の下部に5mmの切り込みを入れて排汁を回収し、排汁の重量を測定した。原料水分85%のサイレージの排汁をろ紙(ADVANTEC、No.5A)で濾過し、濾過残渣を105℃で一晩乾燥して重量を測定した。濾過残渣量から排汁の固形分濃度を算出した。
Figure 0007119542000002
実験3:サイレージ調製
各サンプルを乾燥や水分添加により水分65%、75%、85%に調製した。サイレージ用乳酸菌(雪印種苗株式会社製、サイマスター・AC、パウダータイプ)を使用しサンプル1kg当り0.5g相当を均一に添加し、パウチ法によりサイレージを調製した。サンプル100gをバリア性の高いナイロンポリ袋(旭化成、飛竜KNタイプ、200mm ×300mm)に入れ、業務用卓上密封包装機(シャープ社製SQ-202)によって脱気密封し、25℃で30日間保管した。保管後、サイレージのpHを測定したのち、袋の下部に5mmの切り込みを入れて排汁を回収し、排汁の重量を測定した。原料水分85%のサイレージの排汁をろ紙(ADVANTEC、No.5A)で濾過し、濾過残渣を105℃で一晩乾燥して重量を測定した。濾過残渣量から排汁の固形分濃度を算出した。
Figure 0007119542000003
濾水度750ml以下の実施例1~4は濾水度750ml以上の比較例1、2よりも、水を保持する能力が高いため、保水能力の低い飼料と混合してサイレージ化しても排汁が少なくなった。
また、標準篩150メッシュパスの繊維の含量が70%以下の実施例1~4は150メッシュパスの繊維の含量が70%以上の比較例3、4よりも繊維が排汁と一緒に流出し難いため、排汁の固形分濃度が小さくなりサイレージの栄養損失を押さえるとともに、排汁の漏洩による環境負荷が小さくなった。

Claims (3)

  1. 木質を原料とする機械パルプを含むサイレージであって、該パルプがカナダ標準濾水度750ml以下、かつJIS Z 8801に規定される24メッシュオンで定義される長繊維の含量が90質量%以下、JIS Z8801に規定される150メッシュパスで定義される繊維の含量が10質量%以上70質量%以下である、上記サイレージ。
  2. 木質が針葉樹を含む、請求項1に記載のサイレージ。
  3. 木質を原料とする機械パルプを含むサイレージの製造方法であって、該パルプがカナダ標準濾水度750ml以下、かつJIS Z 8801に規定される24メッシュオンで定義される長繊維の含量が90質量%以下、JIS Z8801に規定される150メッシュパスで定義される繊維の含量が10質量%以上70質量%以下であり、少なくとも該パルプを含む飼料原料のpHが3.5~4.5になるように乳酸発酵させることによってサイレージ化することを特徴とする、上記サイレージの製造方法。
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