JP7118863B2 - トナー - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成方法において使用するトナーに関する。
近年、複写機やプリンターなどの画像形成装置の発達に伴い、従来以上の高速化、高画質化、長寿命化、省エネルギー化に対応できるトナーが求められている。高画質化を達成するために、従来のYMCKでは表現できない色をカバーする特色トナーが開発されてきた。その一つとして、金属光沢色(メタリック色)を発するトナーが挙げられる。金属光沢色を発するために、例えば金属アルミニウム顔料を用いたトナーが開発されている。(例えば、特許文献1)
特開2014-157188号公報
金属光沢色を高めるためには、トナー中にアルミニウム顔料を多く含ませる手段がある。しかしながら、その結果、樹脂成分が少なくなることに起因して、定着した画像の耐折り曲げ性が低下することがわかった。
この問題に対し、架橋成分の多い高分子量樹脂を使用することで耐折り曲げ性を改良することはできる。しかしながら、トナーが潰れにくくなってしまうため、アルミニウム顔料が配向しにくくなり、画像の金属光沢性が低下することがわかった。
このような問題に対し、本発明の目的は、画像の金属光沢性、及び耐折り曲げ性に優れたトナーを提供することである。
本発明者らが鋭意検討した結果、トナー粒子中に特定の酸価を有する樹脂と、アルミニウム顔料、さらに脂肪酸金属塩を含有させることで、上記課題を解決しうることを見出した。
脂肪酸金属塩はカルボン酸金属塩部位と長鎖アルキル部位から成る。トナー粒子中に脂肪酸金属塩が存在することで、脂肪酸金属塩のカルボン酸金属塩部位が、酸基を有する樹脂の酸基(例えばカルボキシ基)、及びアルミニウム顔料の表面に存在するアルミナ由来の水酸基と相互作用し、結果として酸基を有する樹脂とアルミニウム顔料間の相互作用を強めると考えられる。
さらに柔軟な長鎖アルキル部位が介在することにより、応力が付加されても緩和することができると推測される。電子写真プロセスにおける定着工程を経た後も上述の相互作用は保たれ、結果として画像の耐折り曲げ性が向上したと考えられる。
即ち、本発明のトナーは、
酸基を有する樹脂、アルミニウム顔料、及び脂肪酸金属塩を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
該酸基を有する樹脂の酸価が、5mgKOH/g以上25mgKOH/g以下であり、該酸基を有する樹脂の該トナー粒子中の含有量が、50質量%以上であり、
該アルミニウム顔料の該トナー粒子中の含有量が、10質量%以上40質量%以下であり、
該脂肪酸金属塩は下記式(1)で示され、
該脂肪酸金属塩の該トナー粒子中の含有量が、該アルミニウム顔料100質量部に対し、1質量部以上10質量部以下であることを特徴とするトナーである。
Figure 0007118863000001
(式(1)中、Rはそれぞれ独立して、炭素数8以上30以下である直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又は炭素数8以上30以下である直鎖状若しくは分岐状のヒドロキシアルキル基であり、Mは、Al、Zn、Mg、Ca、Sr、K、又はNaであり、pは1以上3以下の整数、qは0以上2以下の整数を表す。)
本発明によれば、画像の金属光沢性、及び耐折り曲げ性に優れたトナーを提供することができる。
本発明において、数値範囲を表す「○○以上××以下」や「○○~××」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。
本発明におけるトナーは、トナー粒子中に酸基を有する樹脂、アルミニウム顔料、及び脂肪酸金属塩を含む。
本発明で用いられる酸基を有する樹脂とは、分子鎖の末端や側鎖に、カルボキシル基、スルホ基などの酸基を有する樹脂を意味する。具体的には、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、スチレン-アクリル共重合体、スチレン-メタクリル共重合体、ポリエステル樹脂などが好適に例示できる。これらの中で、本実施の形態を実現しやすいという観点からポリエステル樹脂を用いることが好ましい。
本発明において、酸基を有する樹脂のトナー粒子中の含有量は、50質量%以上であることが必要である。酸基を有する樹脂は単独又は複数の樹脂から成る。上記範囲であると、画像の強度が向上するため折り曲げ性が良好になると考えられる。
酸基を有する樹脂のトナー粒子中の含有量は、好ましくは60質量%以上である。上限は特に制限されないが、好ましくは85質量%以下、より好ましくは80質量%以下である。
酸基を有する樹脂の酸価は5mgKOH/g以上25mgKOH/g以下であることが耐折り曲げ性の観点から必要であり、7mgKOH/g以上20mgKOH/g以下であることが好ましい。上述の範囲であると、後述の脂肪酸金属塩が、酸基を有する樹脂と後述のアルミニウム顔料とバランス良く相互作用し、耐折り曲げ性が良好になると考えられる。
なお、酸価とは、試料1g中に含有されている遊離脂肪酸、樹脂酸などの酸成分を中和するのに要する水酸化カリウムのmg数である。測定方法は、JIS-K0070に準じて測定する。
ポリエステル樹脂は、アルコール成分由来のモノマーユニット及び酸成分由来のモノマーユニットを含有することが好ましい。なお、モノマーユニットとは、ポリマー中のモノマー物質の反応した形態をいう。ポリエステル樹脂を生成するモノマーとしては以下の化合物が挙げられる。
アルコール成分としては、以下のような2価のアルコールが挙げられる。
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタ
ンジオール、2,3-ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、2-エチル-1,3-ヘキサンジオール、水素化ビスフェールA、下記(I)式で表されるビスフェノール及びその誘導体、並びに下記(II)式で表されるジオール類。
アルコール成分には、3価以上の多価アルコールとして、1,2,3-プロパントリオール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトールなどを用いてもよい。
Figure 0007118863000002

(式中、Rはエチレン基又はプロピレン基を示し、X及びYはそれぞれ0以上の整数であり、かつX+Yの平均値は0以上10以下である。)
Figure 0007118863000003
酸成分としては、以下のような2価のカルボン酸が挙げられる。
フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、無水フタル酸のようなベンゼンジカルボン酸類又はその無水物;こはく酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸のようなアルキルジカルボン酸類又はその無水物;炭素数6以上18以下のアルキル基若しくは炭素数6以上18以下のアルケニル基で置換されたこはく酸又はその無水物;フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、イタコン酸のような不飽和ジカルボン酸又はその無水物。
酸成分には3価以上の多価カルボン酸を用いることも好ましい。例えば、1,2,4-ベンゼントリカルボン酸(トリメリット酸)、1,2,4-シクロヘキサントリカルボン酸、1,2,4-ナフタレントリカルボン酸、ピロメリット酸及びこれらの酸無水物又は低級アルキルエステルが挙げられる。
上記のうち、環境変動による安定性も高い芳香族系化合物が好ましく、例えば1,2,4-ベンゼントリカルボン酸及びその無水物が挙げられる。
アルコール成分としては、(I)式で表されるビスフェノールが好ましく、ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(3.3)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2.0)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(2.0)-ポリオキシエチレン(2.0)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル
)プロパンなどのビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物がより好ましい。すなわち、ポリエステル樹脂が、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物由来のモノマーユニットを含有することが好ましい。さらに好ましくは、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物である。
耐折り曲げ性の観点から、ポリエステル樹脂に含まれるアルコール成分由来のモノマーユニットのうち、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物由来のモノマーユニットの含有割合は70mol%以上100mol%以下であることが好ましく、80mol%以上100mol%以下であることがより好ましい。
ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物由来のユニットの割合は公知の方法にて測定することができるが、例えばNMRにより測定することができる。
ポリエステル樹脂の重量平均分子量Mwは50000以上500000以下であることが好ましく、80000以上300000以下であることがより好ましく、100000以上250000以下であることがさらに好ましい。
ポリエステル樹脂の数平均分子量Mnに対する重量平均分子量Mwの比Mw/Mnは10以上であることが金属光沢性と耐折り曲げ性の観点から好ましく、20以上であることがより好ましい。一方、上限は特に制限されないが、好ましくは80以下、より好ましくは50以下である。
金属光沢性と耐折り曲げ性の観点から、ポリエステル樹脂のテトラヒドロフラン可溶分のGPCにより測定される分子量100以上5000以下の成分の含有割合は、ポリエステル樹脂のテトラヒドロフラン可溶分の全質量を基準として、10質量%以上50質量%以下であることが好ましく、20質量%以上40質量%以下であることがより好ましい。分子量100以上5000以下の成分の含有割合は、例えばポリエステル樹脂の重合条件を調整する、複数の樹脂を混合する等の手段により制御することができる。
本発明のおいては、酸基を有する樹脂以外に、本発明の効果を損なわない程度に、他の重合体を併用してもよい。具体的には、ポリスチレン、ポリ-p-クロルスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単重合体;スチレン-p-クロルスチレン共重合体、スチレン-ビニルトルエン共重合体、スチレン-ビニルナフタリン共重合体、スチレン-アクリル酸エステル共重合体、スチレン-メタクリル酸エステル共重合体などのスチレン系共重合体;ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、天然樹脂変性フェノール樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などが挙げられる。
本発明において、アルミニウム顔料とはメタリック感を発現させるために使用する光輝性顔料であり、金属アルミニウム粉を主成分とする扁平状もしくは鱗片状の顔料である。アルミニウム顔料は必要に応じてシリカのような無機酸化物や、樹脂による表面処理が施されていてもよい。アルミニウム顔料には市販のものを用いることもでき、例えば、PCS900(Eckart社製)などが挙げられる。
アルミニウム顔料のトナー粒子中の含有量は10質量%以上40質量%以下であることが、金属光沢性の観点から必要である。アルミニウム顔料の含有量は、好ましくは15質量%以上35質量%以下である。
前記アルミニウム顔料の体積平均粒径は0.5μm以上30μm以下であることが金属光沢性の観点から好ましく、1.0μm以上20μm以下であることがより好ましい。
本発明において、脂肪酸金属塩とは下記式(1)で示される化合物を示す。
Figure 0007118863000004
式(1)中、Rはそれぞれ独立して、炭素数8以上30以下(好ましくは9以上25以下)である直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又は炭素数8以上30以下(好ましくは9以上25以下)である直鎖状若しくは分岐状のヒドロキシアルキル基であり、MはAl、Zn、Mg、Ca、Sr、K、又はNaであり、pは1以上3以下(好ましくは2以上3以下)の整数、qは0以上2以下(好ましくは0以上1以下)の整数を表す。金属Mは、好ましくはAl、Zn、Mg、Ca、又はSrである。
脂肪酸金属塩はトナー粒子に含まれ、好ましくはトナー粒子の内部に存在している。脂肪酸金属塩のトナー粒子中の含有量は、アルミニウム顔料100質量部に対し、1質量部以上10質量部以下であることが耐折り曲げ性の観点から必要である。好ましくは1質量部以上5質量部以下である。
脂肪酸金属塩単体0.01gを用いて示差走査熱量計(DSC)により測定される脂肪酸金属塩単体の融点T(℃)における吸熱ピーク面積をS1(J)とし、トナー0.01gを用いて示差走査熱量計(DSC)により測定されるT-10(℃)以上T+10(℃)以下の温度範囲における最大吸熱ピークのピーク面積をS2(J)とし、トナー0.01gに含まれる脂肪酸金属塩の質量をW(g)としたとき、0≦(S2/W)/(S1/0.01)≦0.5であることが好ましい。より好ましくは、0≦(S2/W)/(S1/0.01)≦0.3であり、さらに好ましくは、0≦(S2/W)/(S1/0.01)≦0.2である。
上述の範囲であると、トナー粒子へ相溶している脂肪酸金属塩の割合が適切となり、耐折り曲げ性の観点から好ましい。S2は、例えば樹脂種の選択や、製造条件を調整する(例えば粉砕法においては混練や冷却条件)等の手段により制御することができる。
なお、示差走査熱量計(DSC)の具体的な測定方法は、以下の通りである。測定装置は、TA Instruments社製示差走査熱量分析装置「Q2000」を使用する。0.01gの試料をアルミニウム製パンに精秤し、昇温速度10℃/分で、0℃から200℃まで昇温し、DSC曲線を得る。
トナーからの測定では、以下の方法で脂肪酸金属塩を分離して測定することができる。
(トナーからの、脂肪酸金属塩の分離)
イオン交換水100mLにスクロース(キシダ化学製)160gを加え、湯せんをしながら溶解させ、ショ糖濃厚液を調製する。遠心分離用チューブに上記ショ糖濃厚液を31gと、コンタミノンN(非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、有機ビルダーからなるpH7の精密測定器洗浄用中性洗剤の10質量%水溶液、和光純薬工業社製)を6mL入れ分散液を作製する。この分散液にトナー1.0gを添加し、スパチュラなどでトナーのかたまりをほぐす。次に、遠心分離用チューブをシェイカーにて振とうする。振とう後、溶液をスイングローター用ガラスチューブ(50mL)に入れ替えて、遠心分離機にて3500rpm、30minの条件で分離する。
この操作により、トナー粒子と外れた外添剤が分離する。トナー粒子と水溶液が十分に分離されていることを目視で確認し、トナー粒子を採取して減圧濾過器で濾過した後、乾燥機で1時間以上乾燥し、外添剤が分離されたトナー粒子を得る。
更に、得られたトナー粒子をテトラヒドロフランやトルエン及びヘキサン等の溶媒によってアルミニウム顔料と脂肪酸金属塩以外の可溶分を溶解させ分離し、さらに加熱したキシレンやトルエン等の溶剤により脂肪酸金属塩を抽出し、ろ液を濃縮及び乾固することに
より、脂肪酸金属塩を分離する。
酸基を有する樹脂の酸価をA(mgKOH/g)とし、トナー粒子1g中に含まれる酸基を有する樹脂の含有量をa(g)とし、トナー粒子1g中に含まれる脂肪酸金属塩に含まれる金属Mの含有量をb(mol)としたとき、[A×a/(56.1×1000)]/bが0.10以上0.50以下であることが耐折り曲げ性の観点から好ましい。より好ましくは0.20以上0.40以下である。
[A×a/(56.1×1000)]/bは、酸基を有する樹脂の酸基と脂肪酸金属塩の金属のモル比を示しており、上記範囲であると酸基を有する樹脂と脂肪酸金属塩間の相互作用が適度となり、結果としてアルミニウム顔料を含めた三物質間の相互作用が有効に働くため、耐折り曲げ性が良好になる。
トナーのX線光電子分光法(ESCA)による表面分析によって測定される脂肪酸金属塩に含まれる金属原子の検出量をc[atom%]とし、トナー100g中に含まれる脂肪酸金属塩に含まれる金属Mの含有量をd[mol]としたとき、c及びdが、c/d≦1を満たすことが好ましい。より好ましくは0≦c/d≦0.5を満たす。
c/dは、トナーに含まれる脂肪酸金属塩が、トナー粒子の最表面にどの程度存在するかを表す指数である。c/dが上記範囲であると、脂肪酸金属塩はトナー粒子内部に存在していることになり、結果として酸基を有する樹脂及びアルミニウム顔料と脂肪酸金属塩が相互作用しやすくなるため、耐折り曲げ性が良好になる。
X線光電子分光法(ESCA)の具体的な測定方法は以下の通りである。装置はX線光電子分光法分析装置(PHI(登録商標)5000 VERSAPROBE II、アル
バック・ファイ(株)製)を用いて行う。
試料台のくぼみにトナーを乗せて押しつけてすり切り後、チャンバー内へ導入し、X-Raysettingを100μm(ビーム径)25W15kV、PassEnergyを58.7eV、Stepを0.125eVの条件にて測定を行う。測定結果を解析し、脂肪酸金属塩に含まれる金属のピーク強度からc[atom%]を算出する。
トナーは離型剤を含有してもよい。離型剤としては、例えば、以下のものが挙げられる。
ポリエチレンのような低分子量ポリオレフィン類;加熱により融点(軟化点)を有するシリコーン類;オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミドのような脂肪酸アミド類;ステアリン酸ステアリルのようなエステルワックス類;カルナバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油のような植物系ワックス;ミツロウのような動物系ワックス;モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス、エステルワックスのような鉱物・石油系ワックス;及びそれらの変性物が挙げられる。
離型剤の含有量は酸基を有する樹脂100質量部に対して、1質量部以上25質量部以下であることが好ましい。
離型剤の融点は50℃以上100℃以下であることが好ましく、70℃以上100℃以下であることがより好ましい。
トナー粒子を製造する方法としては、公知の方法を用いることができる。酸基を有する樹脂、脂肪酸金属塩、アルミニウム顔料を混合して加熱混練する工程を有することが好ましい。すなわち、トナー粒子が粉砕トナー粒子であることが好ましい。
以下、例として粉砕法でのトナー製造手順について説明する。
原料混合工程では、トナー粒子を構成する材料として、例えば、酸基を有する樹脂、脂肪酸金属塩、アルミニウム顔料、必要に応じて離型剤や荷電制御剤等の他の成分を所定量
秤量して配合し、混合する。混合装置の一例としては、ダブルコン・ミキサー、V型ミキサー、ドラム型ミキサー、スーパーミキサー、ヘンシェルミキサー、ナウタミキサ、メカノハイブリッド(日本コークス工業株式会社製)などが挙げられる。
次に、混合した材料を溶融混練する。溶融混練工程では、加圧ニーダー、バンバリィミキサーのようなバッチ式練り機や、連続式の練り機を用いることができ、連続生産できる優位性から、1軸又は2軸押出機が好ましい。溶融混練の温度は、100~200℃程度が好ましい。
例えば、KTK型2軸押出機(神戸製鋼所社製)、TEM型2軸押出機(東芝機械社製)、PCM混練機(池貝鉄工製)、2軸押出機(ケイ・シー・ケイ社製)、コ・ニーダー(ブス社製)、ニーデックス(日本コークス工業株式会社製)などが挙げられる。さらに、溶融混練することによって得られる樹脂組成物は、2本ロール等で圧延され、冷却工程で水などによって急冷する。
ついで、樹脂組成物の冷却物は、粉砕工程で所望の粒径にまで粉砕される。粉砕工程では、例えば、クラッシャー、ハンマーミル、フェザーミルのような粉砕機で粗粉砕した後、さらに、例えば、クリプトロンシステム(川崎重工業社製)、スーパーローター(日清エンジニアリング社製)、ターボ・ミル(ターボ工業製)やエアージェット方式による微粉砕機で微粉砕する。
その後、必要に応じて慣性分級方式のエルボージェット(日鉄鉱業社製)、遠心力分級方式のターボプレックス(ホソカワミクロン社製)、TSPセパレータ(ホソカワミクロン社製)、ファカルティ(ホソカワミクロン社製)のような分級機や篩分機を用いて分級し、分級品(トナー粒子)を得る。
得られたトナー粒子は、そのままトナーとして使用してもよい。必要に応じて、トナー粒子の表面に外添剤を外添処理してトナーとしてもよい。外添剤を外添処理する方法としては、トナー粒子と公知の各種外添剤を所定量配合し、ダブルコン・ミキサー、V型ミキサー、ドラム型ミキサー、スーパーミキサー、ヘンシェルミキサー、ナウタミキサ、メカノハイブリッド(日本コークス工業株式会社製)、ノビルタ(ホソカワミクロン株式会社製)等の混合装置を外添機として用いて、撹拌・混合する方法が挙げられる。
本発明のトナーは、体積基準のメジアン径が、3.0μm以上30.0μm以下が好ましく、4.0以上20.0μm以下であることがより好ましい。
以下、本発明に関連する物性の測定方法について記載する。
<トナー粒子中の酸基を有する樹脂の含有量の測定>
上述の方法で外添剤を分離したトナー粒子からテトラヒドロフラン等の溶媒によって酸基を有する樹脂を溶解させ、ろ過し、ろ液を抽出する。ろ液を遠心分離後、濃縮及び乾固することにより、酸基を有する樹脂の含有量を測定する。
<トナー粒子中のアルミニウム顔料の含有量の測定>
上述の方法で外添剤を分離したトナー粒子からアルミニウム顔料と脂肪酸金属塩を分離し、さらに加熱したキシレンやトルエンなどの溶剤により脂肪酸金属塩を抽出し、残存したアルミニウム顔料の量を測定する。
<トナー粒子中の脂肪酸金属塩の含有量の測定>
上述の方法で脂肪酸金属塩を抽出し、量を測定する。残存分の脂肪酸金属塩の構造については、核磁気共鳴分光法(NMR)、赤外分光法(IR)、蛍光X線測定を用いて決定する。
<トナー粒子中の脂肪酸金属塩に含まれる金属Mの含有量の測定>
上述の方法で脂肪酸金属塩を抽出した後、蛍光X線測定やICP発光分析法を用いて定量する。
<酸基を有する樹脂などの数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)の測定>
数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により、以下のようにして測定する。
まず、室温で24時間かけて、試料(樹脂)をテトラヒドロフラン(THF)に溶解する。そして、得られた溶液を、ポア径が0.2μmの耐溶剤性メンブランフィルター「マエショリディスク」(東ソー社製)で濾過してサンプル溶液を得る。なお、サンプル溶液は、THFに可溶な成分の濃度が約0.8質量%となるように調整する。このサンプル溶液を用いて、以下の条件で測定する。
装置 :HLC8120 GPC(検出器:RI)(東ソー社製)
カラム :Shodex KF-801、802、803、804、805、806、807の7連(昭和電工社製)
溶離液 :テトラヒドロフラン(THF)
流速 :1.0ml/min
オーブン温度 :40.0℃
試料注入量 :0.10ml
試料の分子量の算出にあたっては、標準ポリスチレン樹脂(例えば、商品名「TSKスタンダード ポリスチレン F-850、F-450、F-288、F-128、F-80、F-40、F-20、F-10、F-4、F-2、F-1、A-5000、A-2500、A-1000、A-500」、東ソー社製)を用いて作成した分子量校正曲線を使用する。
<酸価の測定方法>
酸価は試料1gに含まれる酸を中和するために必要な水酸化カリウムのmg数である。酸基を有する樹脂などの材料の酸価はJIS K 0070-1992に準じて測定されるが、具体的には、以下の手順に従って測定する。
(1)試薬の準備
フェノールフタレイン1.0gをエチルアルコール(95体積%)90mlに溶かし、イオン交換水を加えて100mlとし、フェノールフタレイン溶液を得る。
特級水酸化カリウム7gを5mlの水に溶かし、エチルアルコール(95体積%)を加えて1Lとする。炭酸ガス等に触れないように、耐アルカリ性の容器に入れて3日間放置後、ろ過して、水酸化カリウム溶液を得る。得られた水酸化カリウム溶液は、耐アルカリ性の容器に保管する。前記水酸化カリウム溶液のファクターは、0.1モル/l塩酸25mlを三角フラスコに取り、前記フェノールフタレイン溶液を数滴加え、前記水酸化カリウム溶液で滴定し、中和に要した前記水酸化カリウム溶液の量から求める。前記0.1モル/l塩酸は、JIS K 8001-1998に準じて作製されたものを用いる。
(2)操作
(A)本試験
試料2.0gを200mlの三角フラスコに精秤し、トルエン/エタノール(2:1)の混合溶液100mlを加え、5時間かけて溶解する。次いで、指示薬として前記フェノールフタレイン溶液を数滴加え、前記水酸化カリウム溶液を用いて滴定する。なお、滴定の終点は、指示薬の薄い紅色が約30秒間続いたときとする。
(B)空試験
試料を用いない(すなわちトルエン/エタノール(2:1)の混合溶液のみとする)以外は、上記操作と同様の滴定を行う。
(3)得られた結果を下記式に代入して、酸価を算出する。
A=[(C-B)×f×5.61]/S
ここで、A:酸価(mgKOH/g)、B:空試験の水酸化カリウム溶液の添加量(m
l)、C:本試験の水酸化カリウム溶液の添加量(ml)、f:水酸化カリウム溶液のファクター、S:試料の質量(g)である。
(トナーから測定する場合)
上述の方法で外添剤を分離したトナー粒子からテトラヒドロフラン等の溶媒によって酸基を有する樹脂を溶解させ、ろ過し、ろ液を抽出する。ろ液を遠心分離後、濃縮及び乾固することにより得た酸基を有する樹脂の酸価を測定する。
<酸基を有する樹脂のTHF可溶分のGPCにより測定される分子量100以上5000以下の成分の含有割合の測定>
GPC測定により得られた積分分子量分布曲線より分子量100以上5000以下の範囲の分子量の積算濃度を求め、含有割合を計算する。
以下、本発明を実施例と比較例を用いて更に詳細に説明するが、本発明の態様はこれらに限定されない。なお、実施例及び比較例の部数及び%は特に断りが無い場合、すべて質量基準である。各トナー粒子の構成条件を表1に示す。
<実施例1>
・ポリエステル樹脂1: 64部
[組成(モル%)〔ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:ポリオキシエチレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:テレフタル酸:ドデシルコハク酸:トリメリット酸=80:20:75:10:15〕、Mw=152,000、Mw/Mn=32、分子量100以上5000以下の成分量=25質量%、酸価=12mgKOH/g]
・アルミニウム顔料(PCS900、シリカ処理金属アルミニウム顔料、Eckart社製): 30部
・フィッシャートロプシュワックス(融点78℃): 5部
・ジステアリン酸カルシウム: 1部
[式(1)中、R=C1735、M=Ca、p=2、q=0]
上記材料をヘンシェルミキサー(FM-75型、三井鉱山(株)製)を用いて、回転数20s-1、回転時間5minで混合した後、温度130℃に設定した二軸混練機(PCM-30型、株式会社池貝製)にて混練した。得られた混練物25℃まで冷却し、ハンマーミルにて1mm以下に粗粉砕し、粗砕物を得た。得られた粗砕物を、機械式粉砕機(T-250、ターボ工業(株)製)にて微粉砕した。さらにファカルティF-300(ホソカワミクロン社製)を用い、分級を行い、トナー粒子1を得た。
得られたトナー粒子100部に対して、一次粒子径が10nmの疎水化処理されたシリカ微粉体1.5部及び1次粒子径が100nmの疎水化処理されたシリカ微粉体2.5部をヘンシェルミキサー(三井鉱山製)で乾式混合してトナー1を得た。トナー1の体積基準のメジアン径は9.3μmであった。
<実施例2>
ポリエステル樹脂1を84部、アルミニウム顔料を10部に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー2を得た。トナー2の体積基準のメジアン径は9.3μmであった。
<実施例3>
ポリエステル樹脂1を54部、アルミニウム顔料を40部に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー3を得た。トナー3の体積基準のメジアン径は9.5μmであった。
<実施例4>
ポリエステル樹脂1をポリエステル樹脂2[組成(モル%)〔ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:ポリオキシエチレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:フマル酸:トリメリット酸=72:28:90:10〕、Mw=91,000、Mw/Mn=25、分子量100以上5000以下の成分量=31質量%、酸価=7mgKOH/g]に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー4を得た。トナー4の体積基準のメジアン径は9.0μmであった。
<実施例5>
ポリエステル樹脂1をポリエステル樹脂3[組成(モル%)〔ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:ポリオキシエチレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:フマル酸:ドデシルコハク酸:トリメリット酸=77:23:65:5:30〕、Mw=121,000、Mw/Mn=35、分子量100以上5000以下の成分量=32質量%、酸価=21mgKOH/g]に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー5を得た。トナー5の体積基準のメジアン径は9.3μmであった。
<実施例6>
ポリエステル樹脂1を64.5部、ジステアリン酸カルシウムを0.5部に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー6を得た。トナー6の体積基準のメジアン径は9.2μmであった。
<実施例7>
ポリエステル樹脂1を63部、ジステアリン酸カルシウムを2部に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー7を得た。トナー7の体積基準のメジアン径は9.1μmであった。
<実施例8>
ジステアリン酸カルシウムをトリステアリン酸アルミニウム[式(1)中、R=C1735、M=Al、p=3、q=0]に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー8を得た。トナー8の体積基準のメジアン径は9.3μmであった。
上述に記載の方法の通り、トナー8からシリカ微粉体とポリエステル樹脂を除去し、さらに110℃に加熱したキシレンを用いてトリステアリン酸アルミニウムを抽出し、乾燥後、トリステアリン酸アルミニウムを蛍光X線測定により定量した。
残存したアルミニウム顔料を乾燥させて、質量を測定した。以上の方法で得られたトナー粒子中におけるアルミニウム顔料の含有量は30質量%、アルミニウム顔料に対するトリステアリン酸アルミニウムの含有量は3.3質量%であった。
<実施例9>
ジステアリン酸カルシウムをステアリン酸ナトリウム[式(1)中、R=C1735、M=Na、p=1、q=0]に、二軸混練機の温度を180℃に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー9を得た。トナー9の体積基準のメジアン径は9.4μmであった。
<実施例10>
ジステアリン酸カルシウムを12-ヒドロキシジステアリン酸カルシウム[式(1)中、R=C13-CH(OH)-C1020、M=Ca、p=2、q=0]に、二軸混練機の温度を160℃に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー10を得た。トナー10の体積基準のメジアン径は8.9μmであった。
<実施例11>
ジステアリン酸カルシウムをベヘン酸カルシウム[式(1)中、R=C2143、M=Ca、p=2、q=0]に、二軸混練機の温度を140℃に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー11を得た。トナー11の体積基準のメジアン径は9.3μmであった。
<実施例12>
ジステアリン酸カルシウムをデカン酸カルシウム[式(1)中、R=C19、M=Ca、p=2、q=0]に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー12を得た。トナー12の体積基準のメジアン径は9.1μmであった。
<実施例13>
ポリエステル樹脂1をポリエステル樹脂4[組成(モル%)〔ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:ポリオキシエチレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:フマル酸:トリメリット酸=55:45:85:15〕、Mw=132,000、Mw/Mn=36、分子量100以上5000以下の成分量=33質量%、酸価=11mgKOH/g]に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー13を得た。トナー13の体積基準のメジアン径は9.2μmであった。
<実施例14>
ポリエステル樹脂1をポリエステル樹脂5[組成(モル%)〔ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:ポリオキシエチレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:フマル酸:トリメリット酸=74:26:95:5〕、Mw=52,000、Mw/Mn=12、分子量100以上5000以下の成分量=29質量%、酸価=14mgKOH/g]に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー14を得た。トナー14の体積基準のメジアン径は9.2μmであった。
<実施例15>
ポリエステル樹脂1をポリエステル樹脂6[組成(モル%)〔ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:ポリオキシエチレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:テレフタル酸:フマル酸:トリメリット酸=80:20:35:55:10〕、Mw=110,000、Mw/Mn=11、分子量100以上5000以下の成分量=18質量%、酸価=15mgKOH/g]に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー15を得た。トナー15の体積基準のメジアン径は9.0μmであった。
<実施例16>
二軸混練機の温度を100℃に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー16を得た。トナー16の体積基準のメジアン径は9.3μmであった。
<実施例17>
ポリエステル樹脂1を64.6部、ジステアリン酸カルシウムを0.4部に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー17を得た。トナー17の体積基準のメジアン径は9.3μmであった。
<実施例18>
ポリエステル樹脂1を61.5部、ジステアリン酸カルシウムを3.5部に変更した以
外は、実施例1と同様にして、トナー18を得た。トナー18の体積基準のメジアン径は9.1μmであった。
<実施例19>
ジステアリン酸カルシウムをジステアリン酸亜鉛[式(1)中、R=C1735、M=Zn、p=2、q=0]に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー19を得た。トナー19の体積基準のメジアン径は9.2μmであった。
<実施例20>
ポリエステル樹脂1をスチレンアクリル樹脂S1[組成(モル%)スチレン:nブチルアクリレート:アクリル酸=76:22:2〕、Mw=51,000、Mw/Mn=3、分子量100以上5000以下の成分量=10質量%、酸価=9mgKOH/g]に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー20を得た。トナー20の体積基準のメジアン径は9.4μmであった。
<比較例1>
ポリエステル樹脂1を89.8部、アルミニウム顔料を5部、ジステアリン酸カルシウムを0.2部に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー21を得た。トナー21の体積基準のメジアン径は9.0μmであった。
<比較例2>
ポリエステル樹脂1を44部、アルミニウム顔料を50部、ジステアリン酸カルシウムを1部に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー22を得た。トナー22の体積基準のメジアン径は9.6μmであった。
<比較例3>
ポリエステル樹脂1を64.8部、ジステアリン酸カルシウムを0.2部に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー23を得た。トナー23の体積基準のメジアン径は9.1μmであった。
<比較例4>
ポリエステル樹脂1を60部、ジステアリン酸カルシウムを5部に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー24を得た。トナー24の体積基準のメジアン径は9.4μmであった。
<比較例5>
ポリエステル樹脂1をポリエステル樹脂7[組成(モル%)〔ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:テレフタル酸:トリメリット酸=100:90:10〕、Mw=185,000、Mw/Mn=36、分子量100以上5000以下の成分量=27質量%、酸価=3mgKOH/g]に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー25を得た。トナー25の体積基準のメジアン径は9.2μmであった。
<比較例6>
ポリエステル樹脂1をポリエステル樹脂8[組成(モル%)〔ポリオキシプロピレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:ポリオキシエチレン(2.2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン:フマル酸:トリメリット酸=75:25:80:20〕、Mw=154,000、Mw/Mn=39、分子量100以上5000以下の成分量=28質量%、酸価=27mgKOH/g]に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー26を得た。トナー26の体積基準のメジアン径は9.
0μmであった。
<比較例7>
ジステアリン酸カルシウムを安息香酸カルシウムに変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー27を得た。トナー27の体積基準のメジアン径は9.2μmであった。
<比較例8>
ジステアリン酸カルシウムをプロピオン酸カルシウムに変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー28を得た。トナー28の体積基準のメジアン径は9.3μmであった。
<比較例9>
ポリエステル樹脂1を65部、ジステアリン酸カルシウムを0部に変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子27を得た
得られたトナー粒子100部に対して、一次粒子径が10nmの疎水化処理されたシリカ微粉体1.5部および1次粒子径が100nmの疎水化処理されたシリカ微粉体2.5部及びステアリン酸カルシウム1部をヘンシェルミキサー(三井鉱山製)で乾式混合してトナー29を得た。トナー29の体積基準のメジアン径は10.1μmであった。
上記各トナーを用いて、下記の評価試験を行った。評価結果を表1に示す。
<金属光沢性>
上記各トナーと、シリコーン樹脂で表面コートしたフェライトキャリア(平均粒径42μm)とを、トナー濃度が8質量%になるように混合し、二成分現像剤を調製した。市販のフルカラーデジタル複写機(CLC1100、キヤノン社製)を使用し、コート紙(OKトップコート+、王子製紙製、127g/m)上に未定着のトナー画像(0.9mg/cm)を形成した。
市販のフルカラーデジタル複写機(imageRUNNER ADVANCE C5051、キヤノン製)から取り外した定着ユニットを定着温度が調節できるように改造し、室温15℃、湿度10%下、プロセススピードを357mm/秒に設定し、前記未定着画像を定着させた。定着可能な最高温度における定着物の画像を、朝日分光社製の変角光度計GH-100S(入射角45°、受光角315°)にて正反射率を測定し、目視観察と合わせて金属光沢性を評価した。
(評価基準)
A:正反射率が1%以上であり、目視上、金属光沢感が高い
B:正反射率が0.5%以上1%未満であり、目視上、金属光沢感が観察される
C:正反射率が0.5%未満であり、目視上、金属光沢感はほとんどない
<耐折り曲げ性>
上記で得られた二成分現像剤を、市販のフルカラーデジタル複写機(CLC1100、キヤノン社製)を使用し、受像紙(64g/m)上に未定着のトナー画像(0.9mg/cm)を形成した。市販のフルカラーデジタル複写機(imageRUNNER ADVANCE C5051、キヤノン製)から取り外した定着ユニットを定着温度が調節できるように改造し、室温15℃、湿度10%下、プロセススピードを357mm/秒に設定し、前記未定着画像を定着させた。
定着可能な最高温度における定着画像を十字に折り曲げ、4.9kPaの荷重をかけつつ柔和な薄紙(商品名「ダスパー」、小津産業社製)により5往復摺擦した。ついで、800ピクセル/インチの解像度で十字の部分の512ピクセル四方の領域をCCDカメラで撮影した。閾値を60%に設定し画像を二値化し、トナーが剥離した部分である白部の面積率を測定した。白部の面積率が小さいほど、折り曲げ耐性に優れていることを表す。(評価基準)
A:白部の面積率が2.0%未満
B:白部の面積率が2.0%以上4.0%未満
C:白部の面積率が4.0%以上6.0%未満
D:白部の面積率が6.0%以上
Figure 0007118863000005

表中、Aは、「[A×a/(56.1×1000)]/b」の値であり、Bは「(S2/W)/(S1/0.01)」であり、Cはc/dの値である。酸基を有する樹脂及びアルミニウム顔料の含有量は、トナー粒子中の含有量であり、脂肪酸金属塩の含有量はアルミニウム顔料100質量部に対する質量部数を示す。「PO率」は、アルコール成分由来のモノマーユニットのうち、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物由来のモノマーユニットの含有割合を示す。「低分子量成分量」は、ポリエステル樹脂のTHF可溶分のGPCにより測定される分子量100以上5000以下の成分の含有割合を示す。酸価の単位はmgKOH/gである。

Claims (11)

  1. 酸基を有する樹脂、アルミニウム顔料、及び脂肪酸金属塩を含有するトナー粒子を有するトナーであって、
    該酸基を有する樹脂の酸価が、5mgKOH/g以上25mgKOH/g以下であり、
    該酸基を有する樹脂の該トナー粒子中の含有量が、50質量%以上であり、
    該アルミニウム顔料の該トナー粒子中の含有量が、10質量%以上40質量%以下であり、
    該脂肪酸金属塩は下記式(1)で示され、
    該脂肪酸金属塩の該トナー粒子中の含有量が、該アルミニウム顔料100質量部に対し、1質量部以上10質量部以下であることを特徴とするトナー。
    Figure 0007118863000006

    (式(1)中、Rはそれぞれ独立して、炭素数8以上30以下である直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又は炭素数8以上30以下である直鎖状若しくは分岐状のヒドロキシアルキル基であり、Mは、Al、Zn、Mg、Ca、Sr、K、又はNaであり、pは1以上3以下の整数、qは0以上2以下の整数を表す。)
  2. 前記酸基を有する樹脂の酸価をA(mgKOH/g)とし、
    前記トナー粒子1g中に含まれる前記酸基を有する樹脂の含有量をa(g)とし、
    前記トナー粒子1g中に含まれる前記脂肪酸金属塩に含まれる金属Mの含有量をb(mol)としたとき、[A×a/(56.1×1000)]/bが0.10以上0.50以下である請求項1記載のトナー。
  3. 前記脂肪酸金属塩に含まれる金属MがAl、Zn、Mg、Ca、又はSrである請求項1又は2に記載のトナー。
  4. 前記酸基を有する樹脂が、ポリエステル樹脂である請求項1~3のいずれか1項に記載のトナー。
  5. 前記ポリエステル樹脂が、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物由来のモノマーユニットを含有する請求項4に記載のトナー。
  6. 前記ポリエステル樹脂に含まれるアルコール成分由来のモノマーユニットのうち、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物由来のモノマーユニットの含有割合が、70mol%以上100mol%以下である請求項4又は5に記載のトナー。
  7. 前記ポリエステル樹脂の重量平均分子量Mwが50000以上500000以下であり、
    前記ポリエステル樹脂の数平均分子量Mnに対する該重量平均分子量Mwの比Mw/Mnが20以上である請求項4~6のいずれか1項に記載のトナー。
  8. 前記ポリエステル樹脂のテトラヒドロフラン可溶分のゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定される分子量100以上5000以下の成分の含有割合が、前記ポリエステル樹脂のテトラヒドロフラン可溶分の全質量を基準として、20質量%以上である請求項4~7のいずれか1項に記載のトナー。
  9. 前記脂肪酸金属塩単体0.01gを用いて示差走査熱量計(DSC)により測定される前記脂肪酸金属塩単体の融点T(℃)における吸熱ピーク面積をS1(J)とし、
    前記トナー0.01gを用いて示差走査熱量計(DSC)により測定されるT-10(℃)以上T+10(℃)以下の温度範囲における最大吸熱ピークのピーク面積をS2(J)とし、
    前記トナー0.01gに含まれる前記脂肪酸金属塩の質量をW(g)としたとき、
    0≦(S2/W)/(S1/0.01)≦0.3を満たす請求項1~8のいずれか1項に記載のトナー。
  10. 前記トナーのX線光電子分光法(ESCA)による表面分析によって測定される前記脂肪酸金属塩に含まれる金属原子の検出量をc[atom%]とし、前記トナー100g中に含まれる前記脂肪酸金属塩に含まれる金属Mの含有量をd[mol]としたとき、c及びdが、c/d≦1の関係を満たす請求項1~9のいずれか1項に記載のトナー。
  11. 前記トナー粒子が、粉砕トナー粒子である請求項1~10のいずれか1項に記載のトナー。
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