JP7117723B2 - 茶葉の乾燥装置及びその乾燥装置による茶葉の乾燥方法 - Google Patents

茶葉の乾燥装置及びその乾燥装置による茶葉の乾燥方法 Download PDF

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Description

本発明は、熱風流路部から噴出した熱風により搬送手段で搬送される茶葉を乾燥するための茶葉の乾燥装置及びその乾燥装置による茶葉の乾燥方法に関するものである。
茶葉の乾燥装置(乾燥機)から取り出された茶葉は、通常、4.5~5.5%(乾量基準)の水分が適当とされている。水分が多すぎると保管中に色沢、香味が落ち、品質の劣化を招く一方、水分が少なすぎると、平衡水分値になろうとして吸湿が激しくなってしまい、その吸湿により変質して品質が劣化してしまう。このような品質劣化を避けるため、従来、乾燥装置から取り出された茶葉の水分値を計測し得る水分計測装置を具備した乾燥装置について提案されている(特許文献1参照)。
特開平11-169077号公報
しかしながら、上記従来技術においては、連続的に搬送される茶葉に対して熱風を当てて乾燥させた後、乾燥装置から取り出された茶葉の水分値を計測するため、乾燥後の茶葉の乾燥状態を把握することができるものの、乾燥途中の茶葉の乾燥状態について把握しようとする場合、連続的に乾燥装置内を流れる茶葉を所望量だけ取り出して含水率等の乾燥状態を計測(サンプリングによる計測)する必要があった。このため、茶葉の乾燥状態を計測するための手作業が必要とされてしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、連続的に流れつつ熱風が当てられて乾燥される茶葉の乾燥状態をサンプリングしないで把握することができる茶葉の乾燥装置及びその乾燥装置による茶葉の乾燥方法を提供することにある。
請求項1記載の発明は、無端状に形成された網状部材から成る搬送体を有し、当該搬送体上に茶葉を載置しつつ搬送可能な搬送手段と、前記搬送体における茶葉の乾燥加工部を収容した筐体部と、熱風を発生し得る熱風発生手段と、該熱風発生手段で発生した熱風を前記筐体部内に流動させ、前記搬送手段の搬送体にて搬送される茶葉に熱風を噴出し得る熱風流路部とを有し、前記熱風流路部から噴出した熱風により前記搬送手段で搬送される茶葉を乾燥するための茶葉の乾燥装置において、前記熱風流路部から前記筐体部に噴出する前の熱風の温度を計測し得る第1温度計測手段と、前記熱風流路部から前記筐体部に噴出した後の搬送体を通過した排気の温度、又は当該熱風流路部から前記筐体部に噴出した熱風に曝された前記搬送体上の茶葉の温度を計測し得る第2温度計測手段と、前記第1温度計測手段により計測された温度と前記第2温度計測手段により計測された温度とを比較して前記搬送体による搬送過程における茶葉の乾燥状態に関する所定の指標を取得し、当該指標に基づいて前記茶葉の乾燥状態が恒率乾燥状態又は減率乾燥状態であるか推定する比較手段とを具備し、前記第1温度計測手段は、前記熱風流路部に配設されるとともに、前記第2温度計測手段は、前記筐体部内における前記搬送体の上方に取り付けられた熱電対又は非接触式の温度検出センサから成ることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の茶葉の乾燥装置において、前記比較手段で取得された前記所定の指標に基づいて、前記熱風発生手段の熱風の温度を調整することにより前記恒率乾燥状態を維持させて前記減率乾燥状態となるのを抑制可能な制御手段を具備したことを特徴とする。
請求項記載の発明は、無端状に形成された網状部材から成る搬送体を有し、当該搬送体上に茶葉を載置しつつ搬送可能な搬送手段と、前記搬送体における茶葉の乾燥加工部を収容した筐体部と、熱風を発生し得る熱風発生手段と、該熱風発生手段で発生した熱風を前記筐体部内に流動させ、前記搬送手段の搬送体にて搬送される茶葉に熱風を噴出し得る熱風流路部とを有し、前記熱風流路部から噴出した熱風により前記搬送手段で搬送される茶葉を乾燥するための茶葉の乾燥装置による茶葉の乾燥方法において、前記乾燥装置は、前記熱風流路部から前記筐体部に噴出する前の熱風の温度を計測し得る第1温度計測手段と、前記熱風流路部から前記筐体部に噴出した後の搬送体を通過した排気の温度、又は当該熱風流路部から前記筐体部に噴出した熱風に曝された前記搬送体上の茶葉の温度を計測し得る第2温度計測手段とを具備し、前記第1温度計測手段は、前記熱風流路部に配設されるとともに、前記第2温度計測手段は、前記筐体部内における前記搬送体の上方に取り付けられた熱電対又は非接触式の温度検出センサから成るとともに、前記第1温度計測手段により計測された温度と前記第2温度計測手段により計測された温度とを比較して茶葉の乾燥状態に関する所定の指標を取得し、当該指標に基づいて前記茶葉の乾燥状態が恒率乾燥状態又は減率乾燥状態であるか推定することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の茶葉の乾燥装置による茶葉の乾燥方法において、前記所定の指標に基づいて、前記熱風発生手段の熱風の温度を調整することにより前記恒率乾燥状態を維持させて前記減率乾燥状態となるのを抑制することを特徴とする。
請求項1、の発明によれば、第1温度計測手段により計測された温度と第2温度計測手段により計測された温度とを比較して茶葉の乾燥状態に関する所定の指標を取得し、当該指標に基づいて茶葉の乾燥状態が恒率乾燥状態又は減率乾燥状態であるか推定するので、連続的に流れつつ熱風が当てられて乾燥される茶葉の乾燥状態をサンプリングしないで把握することができる。
さらに、第1温度計測手段は、熱風流路部に配設されるとともに、第2温度計測手段は、筐体部内における搬送体の上方に取り付けられた熱電対又は非接触式の温度検出センサから成るので、第1温度計測手段により計測された温度と第2温度計測手段により計測された温度との比較を適切に行わせることができ、より適切な茶葉の乾燥状態に関する所定の指標を取得することができる。
請求項2、の発明によれば、所定の指標に基づいて、熱風発生手段の熱風の温度を調整することにより恒率乾燥状態を維持させて減率乾燥状態となるのを抑制するので、連続的に流れる茶葉に対して適切な温度の熱風を当てることができる。
本発明の第1の実施形態に係る茶葉の乾燥装置の内部構成を示す断面図 同茶葉の乾燥装置を示す平面図 同茶葉の乾燥装置における筐体部内部を正面側から見た構成を示す模式図 同茶葉の乾燥装置における均し手段を側面から見た状態を示す模式図 同均し手段を正面から見た状態を示す模式図 同茶葉の乾燥装置における撹拌手段を側面から見た状態を示す模式図 同撹拌手段を正面から見た状態を示す模式図 同茶葉の乾燥装置における第1温度計測手段、第2温度計測手段、比較手段及び制御手段の接続関係を示すブロック図 本発明の第2の実施形態に係る茶葉の乾燥装置の内部構成を示す断面図 同茶葉の乾燥装置を示す平面図 同茶葉の乾燥装置における筐体部内部を正面側から見た構成を示す模式図 同茶葉の乾燥装置における上面(筐体部の天井面)を示す模式図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
第1の実施形態に係る茶葉の乾燥装置1(乾燥機)は、熱風により搬送手段で搬送される茶葉を乾燥するためのもので、図1~3に示すように、無端状に形成された網状(メッシュ状)部材から成る搬送体2を有し、当該搬送体2上に茶葉を載置しつつ搬送可能な搬送手段と、搬送体2における茶葉の乾燥加工部Bを収容した筐体部4と、熱風を発生し得る熱風発生手段5と、該熱風発生手段5で発生した熱風を筐体部4内に流動させ、搬送手段の搬送体2にて搬送される茶葉に熱風を噴出し得る熱風流路部6と、第1温度計測手段7a及び第2温度計測手段7bと、均し手段8と、攪拌手段9と、比較手段10と、制御手段11とを有している。
搬送体2は、例えば耐熱性の合成樹脂やステンレス等の金属材料を網状に形成することにより熱風を透過させ得る無端状部材から成り、プーリR1~R4に懸架されるとともに、図1、2に示すように、駆動部3を駆動させることにより投入部A、乾燥加工部B及び搬出部Cの順に往路を回動可能とされている。なお、搬送体2は、投入部A、乾燥加工部B及び搬出部Cを回動した後、プーリR3、R4及びプーリR1で懸架される復路を回動し、再び投入部Aに至って循環(無端状に回動)することとなる。これら搬送体2、プーリR1~R4及び駆動部3は、本発明の搬送手段を構成するとともに、搬送体2は、ベルトコンベアの無端状ベルトに相当する。
搬送体2の投入部Aは、打圧工程を経た後の茶葉(蒸葉)が投入される部位であり、所定角度傾斜して配設されるとともに、途中に均し手段8が取り付けられている。また、乾燥加工部Bは、投入部Aの後端から略水平に延びた部位であり、その途中には攪拌手段9が所定間隔離間して複数取り付けられている。なお、搬出部Cは、乾燥加工部Bの後端側に位置し、乾燥加工部Bにて搬送された茶葉を搬送体2から落下させて搬出するための部位である。しかして、投入部Aにおける搬送体2上に投入された茶葉は、搬送体2が乾燥加工部Bを通過する過程で熱風流路部6から噴出した熱風に曝されて乾燥し、搬出部Cから搬出されて次工程に移送されるのである。
また、本実施形態に係る搬送体2の乾燥加工部Bは、その側方が筐体部4にて覆われている。この筐体部4は、フレームFの上部に設置された箱状部材から成り、その内部に搬送体2を収容して乾燥加工部Bを構成している。特に、本実施形態に係る筐体部4は、図3に示すように、その両側方に側壁部4aが形成されるとともに上方にパンチングメタル4bが取り付けられており、下方から噴出された熱風がパンチングメタル4bの網目を通過して上方に放出されるようになっている。
熱風発生手段5は、内部にバーナ等の加熱手段を有して熱風を発生し得るもので、熱風流路部6と接続されている。かかる熱風流路部6は、第1流路部6a、第2流路部6b及び第3流路部6cにて構成されており、第1流路部6aの一端部が熱風発生手段5に接続されている。この第1流路部6aの他端部は、屈曲した流路を有する第2流路部6bの一端部と接続されるとともに、当該第2流路部6bの他端は、第3流路部6cの一端部と接続されている。
また、第3流路部6cの他端部は、筐体部4の下部に接続されており、熱風発生手段5で発生した熱風が、第1流路部6a、第2流路部6b及び第3流路部6cを介して筐体部4内に流動し得るよう構成されている。こうして、熱風流路部6から噴出した熱風が搬送手段の搬送体2で搬送される茶葉に当たることにより乾燥させることができるようになっている。
一方、均し手段8は、投入部Aにおける茶葉の搬送経路上に取り付けられ、搬送体2上に積層状態にて載置された搬送過程の茶葉(蒸葉)を一定の厚さに揃えるためのもので、図4、5に示すように、モータ8cの駆動により回転可能な回転軸8aと、該回転軸8aに取り付けられた複数のブレード8bとを有して構成されている。回転軸8aは、投入部Aに位置する搬送体2の上方において幅方向に亘って延設されており、モータ8cの駆動力を受けてα方向に回転可能とされている。なお、同図中符号γは、茶葉の搬送方向を示している。
ブレード8bは、回転軸8aに対して複数枚(本実施形態においては4枚)取り付けられた羽根状部材から成り、図4に示すように、当該回転軸8aの径方向に向かって延設された延設部8baと、該延設部8baの先端から所定角度折れ曲がって延設された先端部8bbとを有して構成されている。先端部8bbは、延設部8baに対して回転軸8aの回転方向に向かって折れ曲がって延設されるとともに、先端が鋸刃状に形成され、その刃先と搬送体2の搬送面との隙間が、2~3枚の茶葉が重なる程度の寸法に設定されている。
上記構成により、搬送体2により茶葉の搬送が行われた状態においてモータ8cを駆動して回転軸8aを回転させると、ブレード8bによって搬送体2上の茶葉を掻き均すことができ、当該搬送体2上において広く略均一に積層させて乾燥加工部Bまで搬送することができる。なお、本実施形態に係る均し手段8は、4枚のブレード8bを有しているが、それとは異なる枚数のブレード8bが形成されたものとしてもよく、或いはブレード8bの先端が鋸刃状に形成されないものとしてもよい。
また、攪拌手段9は、乾燥加工部Bにおける茶葉の搬送経路上に取り付けられ、搬送体2上に積層状態にて載置された搬送過程の茶葉(蒸葉)を掻き上げて、茶葉の表裏を反転(天地返し)可能なもので、図6、7に示すように、モータ9cの駆動により回転可能な回転軸9aと、該回転軸9aに取り付けられた複数のブレード9bとを有して構成されている。回転軸9aは、乾燥加工部Bに位置する搬送体2の上方において幅方向に亘って延設されており、モータ8cの駆動力を受けてβ方向に回転可能とされている。なお、同図中符号γは、茶葉の搬送方向を示している。
ブレード9bは、回転軸9aに対して複数枚(本実施形態においては4枚)取り付けられた羽根状部材から成り、図6に示すように、当該回転軸9aの径方向に向かって延設された延設部9baと、該延設部9baの先端から所定角度折れ曲がって延設された先端部9bbとを有して構成されている。先端部9bbは、延設部9baに対して回転軸9aの回転方向に向かって折れ曲がって延設されるとともに、先端が鋸刃状に形成され、その刃先と搬送体2の搬送面との隙間が微小寸法に設定されている。
上記構成により、搬送体2により茶葉の搬送が行われた状態においてモータ9cを駆動して回転軸9aを回転させると、ブレード9bによって搬送体2上の茶葉を掻き上げることができ、当該搬送体2上の茶葉の表裏を反転させることができる。なお、本実施形態に係る攪拌手段9は、4枚のブレード9bを有しているが、それとは異なる枚数のブレード9bが形成されたものとしてもよく、或いはブレード9bの先端が鋸刃状に形成されないものとしてもよい。
ここで、本実施形態に係る茶葉の乾燥装置1(乾燥機)は、熱風流路部6から筐体部4に噴出する前の熱風の温度を計測し得る第1温度計測手段7aと、熱風流路部6から筐体部4に噴出した後の搬送体2を通過した排気の温度、又は当該熱風流路部6から筐体部4に噴出した熱風に曝された搬送体2上の茶葉の温度を計測し得る第2温度計測手段7bと、乾燥装置1の近傍に設置されたマイコン等から成る比較手段10及び制御手段11とを有して構成されている。
第1温度計測手段7aは、例えば熱電対から成るもので、本実施形態においては熱風流路部6を構成する第1流路部6aの内部(図3参照)に取り付けられている。そして、熱風発生手段5にて発生した熱風が熱風流路部6を通過して筐体部4内に噴出される前、その温度(熱風温度)が第1温度計測手段7aにて計測されるようになっている。なお、第1温度計測手段7aは、熱電対に代えて他の温度計測手段を用いるようにしてもよく、第1流路部6aの他、例えば第2流路部6b又は第3流路部6c等、熱風流路部6を構成する他の流路部に取り付けるようにしてもよい。
また、第2温度計測手段7bは、例えば熱電対又は非接触式の温度検出センサから成るもので、筐体部4の上方を覆うパンチングメタル4bに対して紐や鎖等を介して吊り下げられることにより配設されている。かかる第2温度計測手段7bは、筐体部4内における搬送体2の上方に取り付けられており、熱電対から成るものの場合、排気温度を計測し得るとともに、非接触式の温度検出センサから成るものの場合、搬送体2上の茶葉の温度を計測し得るようになっている。
そして、第2温度計測手段7bを熱電対から成るものとした場合、熱風流路部6から筐体部4に噴出した後の搬送体2を通過した排気の温度(排気温度)が第2温度計測手段7bにて計測され、或いは第2温度計測手段7bを非接触式の温度検出センサとした場合、熱風流路部6から筐体部4に噴出した熱風に曝された搬送体2上の茶葉の温度(茶温)が第2温度計測手段7bにて計測されるようになっている。なお、第2温度計測手段7bは、熱電対や非接触式の温度検出センサに代えて他の温度計測手段を用いるようにしてもよい。
第1温度計測手段7a及び第2温度計測手段7bは、図8に示すように、比較手段10に電気的に接続されている。かかる比較手段10は、第1温度計測手段7aの計測値及び第2温度計測手段7bの計測値がそれぞれ入力されるとともに、第1温度計測手段7aにより計測された温度と第2温度計測手段7bにより計測された温度とを比較して搬送体2による搬送過程における茶葉の乾燥状態に関する所定の指標を取得可能なものである。
すなわち、茶葉(蒸葉)を乾燥させる際、一定の面積から蒸発する水分量が同じである状態の「恒率乾燥」においては、与えた熱の全てが茶葉を乾燥することに使われるため、排気温度(茶温)が一定(第1温度計測手段7aの計測値に対して第2温度計測手段7bの計測値が一定)となる一方、茶葉が上乾きする状態「減率乾燥」においては、与えた熱が茶温の上昇に使われると同時に逃げてしまい、排気温度(茶温)が上昇(第1温度計測手段7aの計測値に対して第2温度計測手段7bの計測値が上昇)することが知られているので、比較手段10にて第1温度計測手段7aにより計測された温度と第2温度計測手段7bにより計測された温度とを比較すれば、茶葉の乾燥状態(「恒率乾燥」状態又は「減率乾燥」状態)を把握することができるのである。
しかして、第1温度計測手段7aにより計測された温度と第2温度計測手段7bにより計測された温度との比較により、搬送体2による搬送過程における茶葉の乾燥状態に関する所定の指標を取得することができる。かかる所定の指標は、「恒率乾燥」状態又は「減率乾燥」状態を示す指標の他、含水率を示す指標等、乾燥状態に関する他の指標であってもよい。本実施形態に係る比較手段10は、図8に示すように、制御手段11と電気的に接続されている。
制御手段11は、比較手段10で取得された所定の指標に基づいて、熱風発生手段5の熱風の温度又は風量を調整可能なものである。具体的には、制御手段11は、熱風発生手段5のコントローラと電気的に接続されており、比較手段10で取得された所定の指標に応じて、熱風発生手段5におけるバーナ等の発熱手段の発熱量(火炎量)を調整して熱風の温度を上昇又は低下させ、或いはファン等の風力発生手段の駆動量(風量)を調整して熱風の風量を上昇又は低下させるよう構成されている。これにより、例えば「恒率乾燥」状態を維持させて「減率乾燥」状態となるのを抑制することができる。
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る茶葉の乾燥装置1(乾燥機)は、第1の実施形態と同様、熱風により搬送手段で搬送される茶葉を乾燥するためのもので、図9~12に示すように、無端状に形成された網状(メッシュ状)部材から成る搬送体2を有し、当該搬送体2上に茶葉を載置しつつ搬送可能な搬送手段と、搬送体2における茶葉の乾燥加工部Bを収容した筐体部4と、熱風を発生し得る熱風発生手段5と、該熱風発生手段5で発生した熱風を筐体部4内に流動させ、搬送手段の搬送体2にて搬送される茶葉に熱風を噴出し得る熱風流路部6と、第1温度計測手段7a及び第2温度計測手段7bと、均し手段8と、攪拌手段9と、比較手段10と、制御手段11とを有している。なお、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付すこととし、それらの詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る搬送体2の乾燥加工部Bは、その側方及び上方が筐体部4にて覆われている。この筐体部4は、フレームFの上部に設置された箱状部材から成り、その内部に搬送体2を収容して乾燥加工部Bを構成している。特に、本実施形態に係る筐体部4は、図11に示すように、その両側方に側壁部4aが形成されるとともに上方に天井部Hが形成されており、搬送体2を収容する内部空間が閉空間Sとされている。
また、第2温度計測手段7bは、第1の実施形態と同様、例えば熱電対又は非接触式の温度検出センサから成るもので、筐体部4の側方を覆う側壁部4aに対して当該筐体部4の内部に向かって延設された棒状部材等の先端部に取り付けられている。かかる第2温度計測手段7bは、筐体部4内における搬送体2の上方に取り付けられており、熱電対から成るものの場合、排気温度を計測し得るとともに、非接触式の温度検出センサから成るものの場合、搬送体2上の茶葉の温度を計測し得るようになっている。なお、第2温度計測手段7bを非接触式の温度検出センサとした場合、当該温度検出センサを筐体部4の天井部Hに固定させるようにしてもよい。
加えて、本実施形態に係る筐体部4は、図10、12に示すように、閉空間Sを任意に開放して排気可能な排気ダンパ12が形成されている。かかる排気ダンパ12は、筐体部4の天井部Hにおける所定部位に形成された開閉扉から成り、蝶番12aを中心に揺動することにより、図12中二点鎖線で示すように、開状態とされて筐体部4の閉空間Sを開放して排気を上方に排出可能とされている。
そして、第2温度計測手段7bを熱電対から成るものとした場合、熱風流路部6から筐体部4に噴出した後の搬送体2を通過した排気の温度(排気温度)が第2温度計測手段7bにて計測され、或いは第2温度計測手段7bを非接触式の温度検出センサとした場合、熱風流路部6から筐体部4に噴出した熱風に曝された搬送体2上の茶葉の温度(茶温)が第2温度計測手段7bにて計測されるようになっている。なお、第2温度計測手段7bは、熱電対や非接触式の温度検出センサに代えて他の温度計測手段を用いるようにしてもよい。
しかして、第1の実施形態と同様、比較手段10によって、第1温度計測手段7aにより計測された温度と第2温度計測手段7bにより計測された温度とを比較して搬送体2による搬送過程における茶葉の乾燥状態に関する所定の指標を取得し得るとともに、制御手段11によって、比較手段10で取得された所定の指標に基づいて、熱風発生手段5の熱風の温度又は風量を調整することが可能とされている。
上記第1の実施形態及び第2の実施形態によれば、第1温度計測手段7aにより計測された温度と第2温度計測手段7bにより計測された温度とを比較して茶葉の乾燥状態に関する所定の指標を取得するので、連続的に流れつつ熱風が当てられて乾燥される茶葉の乾燥状態をサンプリングしないで把握することができる。なお、比較手段10によって把握された茶葉の乾燥状態を所定の表示手段(制御盤のモニタ等)に表示するよう構成してもよい。
また、比較手段10で取得された所定の指標に基づいて、熱風発生手段5の熱風の温度又は風量を調整するので、連続的に流れる茶葉に対して適切な温度及び風量の熱風を当てることができる。さらに、本実施形態に係る第1温度計測手段7aは、熱風流路部6に配設されるとともに、第2温度計測手段7bは、筐体部4内における搬送体2の上方に取り付けられたので、第1温度計測手段7aにより計測された温度と第2温度計測手段7bにより計測された温度との比較を適切に行わせることができ、より適切な茶葉の乾燥状態に関する所定の指標を取得することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば制御手段11を具備せず、比較手段10で取得された茶葉の乾燥状態に関する所定の指標を専ら報知(例えば表示手段による表示等)するものに適用してもよい。また、乾燥する茶葉は、荒茶や碾茶等、種々の茶葉に適用することができる。さらに、第2の実施形態の如く筐体部4の内部が閉空間Sとされる場合、その閉空間S内における搬送体2上の茶葉に赤外線又は遠赤外線を照射し得る碾茶炉に適用するようにしてもよい。
第1温度計測手段により計測された温度と第2温度計測手段により計測された温度とを比較して茶葉の乾燥状態に関する所定の指標を取得し、当該指標に基づいて茶葉の乾燥状態が恒率乾燥状態又は減率乾燥状態であるか推定する比較手段を具備し、第1温度計測手段は、熱風流路部に配設されるとともに、第2温度計測手段は、筐体部内における搬送体の上方に取り付けられた熱電対又は非接触式の温度検出センサから成る茶葉の乾燥装置及びその乾燥装置による茶葉の乾燥方法であれば、他の種々形態のものに適用することができる。
1 茶葉の乾燥装置(乾燥機)
2 搬送体(搬送手段)
3 駆動部(搬送手段)
4 筐体部
4a 側壁部
4b パンチングメタル
5 熱風発生手段
6 熱風流路部
6a 第1流路部
6b 第2流路部
6c 第3流路部
7a 第1温度計測手段
7b 第2温度計測手段
8 均し手段
8a 回転軸
8b ブレード
8c モータ
9 攪拌手段
9a 回転軸
9b ブレード
9c モータ
10 比較手段
11 制御手段
12 排気ダンパ
12a 蝶番
H 天井部
S 閉空間

Claims (4)

  1. 無端状に形成された網状部材から成る搬送体を有し、当該搬送体上に茶葉を載置しつつ搬送可能な搬送手段と、
    前記搬送体における茶葉の乾燥加工部を収容した筐体部と、
    熱風を発生し得る熱風発生手段と、
    該熱風発生手段で発生した熱風を前記筐体部内に流動させ、前記搬送手段の搬送体にて搬送される茶葉に熱風を噴出し得る熱風流路部と、
    を有し、前記熱風流路部から噴出した熱風により前記搬送手段で搬送される茶葉を乾燥するための茶葉の乾燥装置において、
    前記熱風流路部から前記筐体部に噴出する前の熱風の温度を計測し得る第1温度計測手段と、
    前記熱風流路部から前記筐体部に噴出した後の搬送体を通過した排気の温度、又は当該熱風流路部から前記筐体部に噴出した熱風に曝された前記搬送体上の茶葉の温度を計測し得る第2温度計測手段と、
    前記第1温度計測手段により計測された温度と前記第2温度計測手段により計測された温度とを比較して前記搬送体による搬送過程における茶葉の乾燥状態に関する所定の指標を取得し、当該指標に基づいて前記茶葉の乾燥状態が恒率乾燥状態又は減率乾燥状態であるか推定する比較手段と、
    を具備し、前記第1温度計測手段は、前記熱風流路部に配設されるとともに、前記第2温度計測手段は、前記筐体部内における前記搬送体の上方に取り付けられた熱電対又は非接触式の温度検出センサから成ることを特徴とする茶葉の乾燥装置。
  2. 前記比較手段で取得された前記所定の指標に基づいて、前記熱風発生手段の熱風の温度を調整することにより前記恒率乾燥状態を維持させて前記減率乾燥状態となるのを抑制可能な制御手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の茶葉の乾燥装置。
  3. 無端状に形成された網状部材から成る搬送体を有し、当該搬送体上に茶葉を載置しつつ搬送可能な搬送手段と、
    前記搬送体における茶葉の乾燥加工部を収容した筐体部と、
    熱風を発生し得る熱風発生手段と、
    該熱風発生手段で発生した熱風を前記筐体部内に流動させ、前記搬送手段の搬送体にて搬送される茶葉に熱風を噴出し得る熱風流路部と、
    を有し、前記熱風流路部から噴出した熱風により前記搬送手段で搬送される茶葉を乾燥するための茶葉の乾燥装置による茶葉の乾燥方法において、
    前記乾燥装置は、
    前記熱風流路部から前記筐体部に噴出する前の熱風の温度を計測し得る第1温度計測手段と、
    前記熱風流路部から前記筐体部に噴出した後の搬送体を通過した排気の温度、又は当該熱風流路部から前記筐体部に噴出した熱風に曝された前記搬送体上の茶葉の温度を計測し得る第2温度計測手段と、
    を具備し、前記第1温度計測手段は、前記熱風流路部に配設されるとともに、前記第2温度計測手段は、前記筐体部内における前記搬送体の上方に取り付けられた熱電対又は非接触式の温度検出センサから成るとともに、前記第1温度計測手段により計測された温度と前記第2温度計測手段により計測された温度とを比較して茶葉の乾燥状態に関する所定の指標を取得し、当該指標に基づいて前記茶葉の乾燥状態が恒率乾燥状態又は減率乾燥状態であるか推定することを特徴とする茶葉の乾燥装置による茶葉の乾燥方法。
  4. 前記所定の指標に基づいて、前記熱風発生手段の熱風の温度を調整することにより前記恒率乾燥状態を維持させて前記減率乾燥状態となるのを抑制することを特徴とする請求項記載の茶葉の乾燥装置による茶葉の乾燥方法。
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